JP4697723B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
球体を用いて遊技を行うパチンコ類遊技機には、特定入賞口を内部に備えた入賞装置が配設されたものがある。入賞装置に流入した球体は装置内で様々な経路を経た後、特定入賞口に球体が至ると所定の特別な入賞状態となる。従って、遊技者にとって入賞装置内で球体がどのように移動するかは、大きな関心事であり、遊技機の娯楽性を決定する重要な要素と言える。従来から球体の流動又は移送に係わる様々な部材が試みられている。これらの一つとして、例えば特許文献1に開示されているように、左右方向に軸支された円筒形の回転体を設け、円筒形体下部の球体を円周面上に配置した磁石で磁着しながら回転させ、球体を円筒形体上部に揚送する方法がある。
特開2002−177511号公報
しかしながら、こうしたアクチュエータを用いて遊技球を揚送することは、一時的にせよ遊技球本来の動きが中断されてしまう。そうすると、遊技球の動きは多様な可能性のある動きから、ある程度限定された動作に制限されてしまう。この制限により、遊技者にとっては、転動、流下するという遊技球の本来の動きに対する興趣が大きく減退してしまうのである。
また、遊技球が転動、流下するスピーディな動きに対する興奮は、遊技球保持動作により一息ついてしまい、ここでも興趣を損なっている。
そこで、本発明は、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能な遊技機を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、遊技盤に形成された遊技領域に、凹室を形成したセンターケースを配設した遊技機において、
前記センターケースは、
遊技球が転動可能で、当該センターケースの比較的下部に設けられた案内棚と、
前記遊技領域を流下する遊技球を、当該センターケース内へ誘導し、所定の落差を持って前記案内棚に落下させる誘導部と、
反発係数の異なる複数の床部材を有し、これら床部材のうちの何れかを、前記誘導部からの遊技球の落下位置に切換可能に配置できる反発係数切換床部と、を備え、
前記案内棚として、
入賞口へ遊技球を案内する転動経路を有し、前記反発係数切換床部が配置される第1案内棚と、
前記入賞口へ遊技球を案内する転動経路を有し、前記第1案内棚より高い位置にある第2案内棚と、を備え、
前記入賞口へ遊技球を案内する確率が前記第1案内棚の転動経路よりも前記第2案内棚の転動経路の方が高い構成とされ、
前記床部材の中で反発係数が所定範囲にある特定の床部材が前記落下位置に配置されているときに、前記誘導部から落下した遊技球は、前記特定の床部材で適度に弾むことにより前記第2案内棚上に案内され、
前記特定の床部材以外の床部材が前記落下位置に配置されているときに、前記誘導部から落下した遊技球は、前記第1案内棚上に案内される構成であり、
前記第2案内棚は、
上面が全体として水平よりも湾曲し、凹んだ形状となっており、遊技球を奥側に流下させる案内溝が形成され、
前記案内溝に案内されて奥側に流下した遊技球は、案内路の入口に流入し、
前記案内路は、
前記第2案内棚の奥側から第1案内棚の下面側に亘って形成され、前記入口から流入した遊技球を、第1案内棚の下面側に形成された出口から流出させ、前記第1案内棚の転動経路から遊技球が流出する場合よりも高い確率で前記入賞口に入賞させ、
前記反発係数切換床部は、
相当の厚さを持ち、透明又は半透明の樹脂である基材と、
前記基材の上面の位置にそれぞれ固定される第1床部材及び第2床部材と、
前記第1床部材及び第2床部材の相互の違いを識別困難に上面を覆うように取り付けられるカバーと、を備え、
水平回転により、前記第1床部材又は第2床部材のうちの何れかが前記落下位置に配置可能とし、
前記落下位置に発光部を設けるとともに、前記落下位置に配置される床部材の反発係数に応じて前記基材の側面を異なる発光態様で発光させる床部発光制御手段を設けたことを特徴とする。
なお、「第2案内棚上に案内され」とは、第2案内棚上に遊技球が載る可能性が比較的高いことを意味する。
請求項1に記載の遊技機によれば、誘導部から落下した遊技球が、反発係数切換床部の特定の床部材で弾んで高い確率で所定の入賞口に入賞する状態と、反発係数切換床部の反発係数の異なる床部材で弾んで所定の入賞口に入賞する確率が低い状態と、が切換え可能である。このため、入賞に対する遊技球の動きが従来にない斬新なものとなるとともに、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
また請求項1に記載の遊技機では、誘導部から特定の床部材に落下した遊技球は、適度に弾んで比較的高い位置にある第2案内棚へ案内される。このため、遊技球を高い位置にスピーディーに揚送する面白い球見せの動きを実現しながら、この遊技球の動きに停滞はなく、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
また請求項1に記載の遊技機によれば、発光部の発光態様によってのみ反発係数の違いを報知することができ、この報知以外で反発係数を知ることによる興趣低下を防止するとともに、報知時の遊技者の期待感向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ装置に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
(第1形態例)
まず、第1形態例を説明する。
A.遊技機の正面構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
遊技盤1には、アウト球流入口4、変動表示装置11、第1始動入賞口12、普通電動役物タイプの第2始動入賞口13、変動入賞装置14、普図始動ゲート15、普図始動ゲート15に似せた飾り16、一般入賞口17,18,19,20、特図表示器21、特図記憶表示器22、普図表示器23、普図記憶表示器24、風車と呼ばれる打球方向変換部材25(一部のみ符号付けて他は省略)、多数の障害釘(符号省略、一部図示省略)などが設けられている。そして、変動表示装置11の前面及び周囲には、センターケース40が設けられている。なお、特図表示器21は、変動表示装置11による特図に対応した装飾図柄の変動表示に同期した変動表示を7セグメントの表示器で行う。
ここで、センターケース40の左右両側部には、遊技球をセンターケース40内に誘導する筒状の誘導部41,42がそれぞれ設けられている。また、センターケース40の下辺部(変動表示装置11の下方)には、球見せを行うための第1ステージ43(第1案内棚)が形成され、上記誘導部41,42に誘導された遊技球が、それぞれ第1ステージ43上の左側と右側に所定の落差を持って落下する構成となっている。また、センターケース40内の中央下部(第1ステージ43よりも上方で、変動表示装置11の画面よりも下方の位置)には、第1ステージ43よりも横幅の狭い第2ステージ44(第2案内棚)が設けられている(詳細は後述する)。
変動表示装置11は、数字や文字などの識別情報(以下、場合により特図という)を表示可能な画面を備え、それぞれ複数列の特図を表示可能である。例えば、左側と中央と右側に特図を縦3列に表示し、各列において数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(即ち、変動表示)したりすることが可能である。また、変動表示装置11の画面には、上記特図とは別個に背景画像やキャラクタ画像などの演出用又は情報報知用の画像が表示可能となっている。
また、変動入賞装置14は、後述する大当りになったことを条件として開放される左大入賞口14aと右大入賞口14bとを有する。左大入賞口14aは、後述する確率変動状態でないときに開放され、右大入賞口14bは、後述する確率変動状態であるときに開放される。
また、第1始動入賞口12と第2始動入賞口13は、後述するように何れも特図の始動入賞口として機能するものであるが、この場合、第2始動入賞口13は、入賞口としての開口部分を開閉する開閉部材13aを有し、第1始動入賞口12はこのような開閉部材を持たない。またこれら始動入賞口は、1個の遊技球の入賞に対する賞球数が異なっていてもよい。例えば、第1始動入賞口12は3個賞球、第2始動入賞口13は5個賞球といったように、異なっていてもよい。
またこの場合、第1始動入賞口12は、センターケース10の中央部下方に配置され、第2始動入賞口13は、第1始動入賞口12の下方であって変動入賞装置14の上方に配置されている。
B.センターケースの構成
次に、本例のセンターケース40の構成について、図2〜図4や図6(b)を参照して説明する。
なお、図2はセンターケースの正面図、図3は第1ステージ43と第2ステージ44を上面から見た図、図4は反発係数切換床部の分解斜視図である。また図6(b)は、誘導部から落下した遊技球の動作を説明する図である。
(正面構成)
まず、センターケース40の正面構成を説明する。
センターケース40は、図2に示すように、変動表示装置11の表示部(画面)の周囲を囲むようにこの表示部よりも前面側に突出する部材であり、前面に開口する凹室を内部に形成しているが、この凹室の底部が第1ステージ43となっている。このセンターケース40の上辺部には、遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニア)の前面(遊技盤面)よりも前方に突出する鎧部45が形成され、センターケース40の上に流下した遊技球Kがこの鎧部45の上面(傾斜面)を転がって左方又は右方に流下するようになっている。なおこの場合、鎧部45は、遊技盤1の前面を覆うガラス板(図示省略)の内面に僅かな隙間で対向する位置まで突出していて、センターケース40の上に流下した遊技球は、鎧部45によって必ず左方又は右方に流下する。
そして前述の誘導部41,42は、変動表示装置11の両側に配置され、その上端開口(遊技球の入口)が斜め上方(センターケース10の外側)に向かっており、下端開口(遊技球の出口)が斜め下方(センターケース10の内側)に向かっている。この誘導部41,42の上端開口には、センターケース40の上に流下して左右に流れ落ちた遊技球等が、図示しない障害釘に当って、相当の確率で流入するようになっている。また、このように流入した遊技球は、誘導部41,42の下端開口から、第1ステージ43の所定の落下位置(第2ステージ44の左右両側の位置)に、それぞれ所定の落差を持って落下する構成となっている。
また第1ステージ43は、遊技球が円滑に転動可能なように、上面が全体として水平よりも若干湾曲しており、中央部が僅かに凹んだ形状となっている。この第1ステージ43の左右両側の前記落下位置には、反発係数切換床部46,47が設けられ、誘導部41,42の下端開口から落下した遊技球は、この反発係数切換床部46,47の上面に衝突して弾む構成となっている(図6(b)参照)。
また第2ステージ44は、遊技球が円滑に転動可能なように、やはり上面が全体として水平よりも湾曲しており(この場合、第1ステージ43に比較して湾曲度が大きい)、中央部が凹んだ形状となっている。この第2ステージ44の奥側には、始動口案内路48の入口48aが設けられている。ここで、始動口案内路48は、第1ステージ43と第2ステージ44の奥側から第1ステージ43の下面側に渡って形成された遊技球の案内路で、入口48aから流入した遊技球を、第1ステージ43の中央下面側に形成された出口48bから流出させるものである。なお、この始動口案内路48の出口48bから流出した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口12に入賞する構成となっている。
(ステージ上面構成)
次に、各ステージ43,44の上面構成を説明する。なお、図3において符号40aで示す線は、センターケースの左右方向の中央を示す線である。
第1ステージ43上の反発係数切換床部46,47は、図3に示すように、円盤状のもので、前側の半円形部分だけが第1ステージ43上の前記落下位置に露出している。また、第1ステージ43の上面における反発係数切換床部46,47の左右方向内側の位置には、遊技球を前方に流下させる案内溝49が左右両側に形成されている。この案内溝49に案内されて前方に流下してセンターケース40から落下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口12に入らず、第1始動入賞口12の左側又は右側を流下する構成となっている。
また、第2ステージ44の上面における左右中央位置には、遊技球を奥方に流下させる案内溝50が形成されている。この案内溝50に案内されて奥方に流下した遊技球は、前述した始動口案内路48の入口48aに流入し、始動口案内路48を経て、高い確率で第1始動入賞口12に入賞する構成となっている。
(反発係数切換床部の構成)
次に、反発係数切換床部46,47の構成を説明する。
反発係数切換床部46,47は、図4に示すように、相当の厚さを持つ円盤状の基材51と、この基材51の上面各半分の位置にそれぞれ固定される蒲鉾形(半円盤状)の第1床部材52及び第2床部材53と、これら第1床部材52及び第2床部材53の上面を覆うように取り付けられる薄い円盤状のカバー54とよりなる。また、これら反発係数切換床部46,47は、水平回転可能に支持されており、モータ55(図5に示す)によって回転駆動され、位置検出センサ56(図5に示す)によって回転位置を検出される構成となっている。なお、反発係数切換床部46,47の水平回転により、第1床部材52又は第2床部材53のうちの何れかが、前述の特定位置(誘導部41,42から遊技球が落下する位置)に配置可能となっている。即ち、反発係数切換床部46,47は、平盤上に領域を区分して各床部材52,53を設けてなり、該平盤を回転させることにより、前記落下位置に配置される床部材を切換える構成である。なおここでは、円盤状のものを例示したが、必ずしも円形でなくてもよい。
ここで、基材51は、透明又は半透明の樹脂であり、側面はLEDの光を乱反射させるようにシボ加工されている。シボ加工とは、狭義には、金属の表面に模様を付ける金属微細加工法(主に薬品によって金属を溶解するため化学腐食(エッチング))を意味するが、この場合には、成型又は表面処理(エッチング等)によって樹脂の表面に微小な凹凸を形成することを意味する。なお基材51は、樹脂で構成されていてもよいが、必ずしも限定されるものではなく、例えば金属でもよいことはいうまでもない。
またカバー54は、遊技球が衝突したときの反発係数にほとんど影響を与えないよう、柔軟な材質よりなる薄いもので、第1床部材52や第2床部材53の回転位置を遊技者が視認により識別できないように隠すためのものである。
次に、第1床部材52は、例えば一枚の金属板よりなり、第2床部材53よりも格段に高い反発係数を持ち、本発明の特定の床部材に相当する。
また、第2床部材53は、例えば2枚の金属板で樹脂をサンドイッチしてなる制振鋼板よりなり、反発係数が第1床部材52に比較して格段に低い(遊技球はほとんど弾まない)。
このため、第1床部材52が前記落下位置に配置されているときに、誘導部41,42から落下した遊技球は、図6(b)に符号K1で示す如く、第1床部材52上で適度に弾むことにより、第2ステージ44(第二案内棚)上に案内される(即ち、第2ステージ44上に載る可能性が高く、入賞口へ遊技球を案内する確率の高い転動経路である)。また、第2床部材53が前記落下位置に配置されているときに、誘導部41,42から落下した遊技球は、図6(b)に符号K2で示す如く、第2床部材53上に衝突して僅かに弾むことにより、第1ステージ43(第一案内棚)上に案内される(即ち、第2ステージ44上に案内されない、入賞口へ遊技球を案内する確率の低い転動経路である)。
なお、床部材52,53は、金属で構成されていてもよいが、必ずしも限定されるものではなく、反発係数が適度に設定できれば、例えば樹脂でもよいことはいうまでもない。さらにいうと、ゴムやバネなどの弾性体、ウレタンなどの衝撃吸収体などを用いて所定の反発係数を持つ床部材を構成してもよい。
また、誘導部41,42から第1床部材52上に落下して第2ステージ44上に載った遊技球は、図3(a)に矢印で示すように、案内溝50に案内されて奥方に流下し易く、この場合には前述したように高い確率で第1始動入賞口12に入賞する。一方、誘導部41,42から第2床部材53上に落下して第1ステージ43上に流れた遊技球は、図3(b)に矢印で示すように、案内溝49に案内されて前方に流下し易く、この場合には前述したように高い確率で第1始動入賞口12には入賞しない。つまり、誘導部41,42から落下した遊技球の第1始動入賞口12(所定の入賞口)への入賞率は、第1床部材52と第2床部材53とで格段に異なる。
また、反発係数切換床部46,47には、それぞれ2色(例えば、赤と緑)の発光が可能な発光手段が設けられ、基材51の側面が何れかの色で光る構成となっている。なお、そのために基材51は、相当の厚さをもつ構成となっている。本例では、反発係数切換床部46に対してLED57(図5に示す)が設けられ、反発係数切換床部47に対してLED58(図5に示す)が設けられている。なお本例では、LED57,58はそれぞれ、各色毎のLED(例えば、赤色に発色するLED1と、緑色に発色するLED2)よりなる。なお、各色毎にLEDを設けずに、多色発光LEDで置換することもできる。
C.制御系の構成
次に、本例のパチンコ機の制御系統について、図5を参照して説明する。
図5において、遊技制御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用のICとして製造)と、入力インターフェース102と、出力インターフェース103と、外部通信端子104を含んで構成されている。
ここで、遊技制御装置100の入力インターフェース102には、第1特図始動センサ(始動口SW1)131、第2特図始動センサ(始動口SW2)132、普図始動センサ(ゲートSW)133、第1カウントセンサ(カウントSW1)134、第2カウントセンサ(カウントSW2)135、前述の位置検出センサ56、及び入賞口センサ136からの検出信号が入力される。
ここで、入賞口センサ136は、一般入賞口17〜20に入賞した入賞球をそれぞれ検出するセンサであり、遊技盤に一般入賞口がN個ある場合には、N個配置される。
また、第1特図始動センサ131は、特図の第1始動入賞口12に入賞した入賞球を検出するセンサであり、第2特図始動センサ132は、特図の第2始動入賞口13(普通電動役物タイプ)に入賞した入賞球を検出するセンサである。また、普図始動センサ133は、普図始動ゲート15を通過した球を検出するセンサである。
また、第1カウントセンサ134は、変動入賞装置14の左大入賞口14aに入賞した遊技球を検出し、第2カウントセンサ135は、変動入賞装置14の右大入賞口14bに入賞した遊技球を検出するセンサである。このセンサの出力に基づき、遊技制御装置100は、変動入賞装置14の各大入賞口に入賞した遊技球の総数をカウント可能である。
また、位置検出センサ56は、モータ55(即ち、反発係数切換床部46,47)の回転位置制御のためのセンサである。
一方、遊技制御装置100の出力インターフェース103からは、前述の特図表示器21、特図記憶表示器22、普図表示器23、普図記憶表示器24、第2始動入賞口13のチューリップ型の開閉部材13aを駆動する普電ソレノイド61、前述の反発係数切換床部46,47を駆動するモータ55、前述のLED57,58、左大入賞口14aの開閉部材を駆動する左大入賞口開閉ソレノイド(大入賞口開閉SOL1)62、右大入賞口14bの開閉部材を駆動する右大入賞口開閉ソレノイド(大入賞口開閉SOL2)63、遊技店の管理装置に対して盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するための盤用外部接続端子64に信号が出力される。
また、出力インターフェース103からは、排出制御装置65に対して、賞球データ等の信号が出力される。即ち、遊技制御装置100は、遊技盤1の各入賞口毎に設けられた特図始動センサ131〜132,カウントセンサ134,135,入賞口センサ136により遊技球の入賞が検出されると、入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球データ)を、排出制御装置65へ送信する。そして、排出制御装置65では、この賞球データを受信して、それに応じた賞球排出制御を行う。
また、出力インターフェース103からは、前述の変動表示装置11を制御する表示制御装置としても機能する演出制御装置120に対して、制御情報が送信される。
ここで、演出制御装置120は、やはりCPU(図示省略)を含むマイクロコンピュータよりなり、遊技制御装置100から送信される表示制御情報などの制御情報に基づき変動表示装置11の画像表示制御等を実行する。例えば、変動表示ゲームを実行する際には、遊技制御装置100から変動表示装置11の停止図柄の組合せ(停止表示態様)のデータと、変動時間のデータとを含む表示制御情報が、この場合送信される構成となっており、演出制御装置120では、この停止態様と変動時間を満足する変動態様を選択して、変動表示装置11に特図(識別情報)を変動表示させて最終的に特定の図柄の組合せを導出表示する変動表示ゲームを行う構成となっている。なお、演出制御装置120の制御で実際に実施される特図の変動表示の態様(変動態様)は、遊技制御装置100からの表示制御情報によって一義的に決定されてもよいが、この場合には上記表示制御情報で与えられた条件の範囲で、演出制御装置120が乱数抽出などによって変動態様を最終的に選択する構成(演出制御装置120にも変動態様を選択するある程度の裁量が与えられた構成)となっている。
また、演出制御装置120は、音制御装置141を介して遊技機に設けられたスピーカ142を制御して所定の音響効果を実現し、さらに、装飾制御装置143を介して遊技盤1等に設けられたLED/ランプ(LEDやランプ)144の点灯制御も実行する。なお、LED/ランプ144は、装飾用又は表示用として、実際には複数ある。
D.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から演出制御装置120に送信され、変動表示装置11の画面には客待ち画面(動画又は静止画)が表示される。
そして、ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、何れかの始動入賞口12又は13に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、特図の変動表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から演出制御装置120に送信され、変動表示装置11の画面において特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。
なお、打ち込まれた遊技球は、多くの場合、センターケース40の上面(鎧部45上)にまず流下し、ここに当った後にセンターケース40の左側又は右側に流下し、打ち込んだ位置(遊技球が当った鎧部材の位置)等によっては、遊技球が誘導部41,42によってセンターケース内に導入される。
そして、この変動表示ゲームの停止表示態様(変動表示により導出された特図の組合せ)が特定の態様(例えば、「3、3、3」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応じて上記変動表示ゲームが開始される。また、変動表示ゲームの停止表示態様が特定の態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、上記大当りになるとともに、大当り遊技後(後述する開放動作後)に、大当りになる確率を高める制御が行われる状態(確率変動状態)となる。
この大当りになると、変動入賞装置14の何れかの大入賞口14a又は14bが、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば、15ラウンドまで行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から演出制御装置120に送信され、変動表示装置11の画面では、このような大当たり中の表示が実行される。
また、上記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中に、何れかの始動入賞口にさらに遊技球が入賞したときには、特図記憶表示器22で特図始動記憶表示が行われてこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
即ち、変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート15を通過したときは、普図表示器23上での普図(例えば、一桁の数字)の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様(例えば、「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値(特典)が付与される。
この普図当りになると、第2始動入賞口13の一対の開閉部材13aが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、第2始動入賞口13に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート15にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器24で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
E.反発係数切換床部の制御
次に、遊技制御装置100が実行する反発係数切換床部46,47の制御内容について、図6(a)のタイミングチャートにより説明する。
遊技制御装置100は、図6(a)の最上段に示すように、モータ55を定期的に一方向に作動させ、反発係数切換床部46,47をそれぞれ半回転させる制御を繰り返す。前述の位置検出センサ56は、例えば第1床部材52が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態(例えば図3(a)に示すような状態)で検出信号がオンとなり、第2床部材53が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態(例えば図3(b)に示すような状態)で検出信号がオフとなる。そして遊技制御装置100は、図6(a)の最上段と2段目に示すように、定期的にモータ55を一方向に駆動し、上記位置検出センサ56の検出信号がオンからオフ又はオフからオンに変化するまで、この駆動状態を継続させる制御動作を繰り返し行う。
また、遊技制御装置100は、図6(a)の3段目と4段目に示すように、LED57,58を制御する。即ち、位置検出センサ56の検出信号がオンとなっている状態(例えば第1床部材52が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態)では、赤色に発光するLED1を点滅させ、位置検出センサ56の検出信号がオフとなっている状態(例えば第2床部材53が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態)では、緑色に発光するLED2を点滅させる。
以上の制御によれば、第1床部材52が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態「a」と、第2床部材53が第1ステージ43の前記落下位置に配置された状態「b」と、が交互に繰り返される。また、この状態の切換えに応じて、反発係数切換床部46,47が異なる色(例えば赤と緑)で発光する。
ここで、上記状態「a」(反発係数切換床部46,47が例えば赤色に発光した状態)で誘導部41,42から落下した遊技球は、図6(b)に符号K1で示す如く、第1床部材52上で適度に弾むことにより、第2ステージ44(第二案内棚)上に案内され(即ち、第2ステージ44上に載る可能性が高く)、その後、前述の案内溝50と始動口案内路48を経由して、高い確率で第1始動入賞口12に入賞する。
しかし、上記状態「b」(反発係数切換床部46,47が例えば緑色に発光した状態)で誘導部41,42から落下した遊技球は、図6(b)に符号K2で示す如く、第2床部材53上で僅かに弾むことにより、第1ステージ43(第一案内棚)上に案内され(即ち、第1ステージ43上に載る可能性が高く)、その後、前述の案内溝49を経由して、高い確率で第1始動入賞口12の左右外側に流下する(第1始動入賞口12には入賞しない)。
以上説明した本例の遊技機によれば、誘導部41,42から落下した遊技球が、反発係数切換床部46,47(反発係数の高い床部材52)で適度に弾んで高い確率で第1始動入賞口12に入賞する状態と、反発係数切換床部46,47(反発係数の低い床部材53)でほとんど弾まないで第1始動入賞口12に入賞する確率が低い状態と、が切換え可能である。このため、始動入賞に対する遊技球の動きが従来にない斬新なものとなるとともに、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
特に本例では、誘導部41,42から反発係数切換床部46,47(反発係数の高い床部材52)に落下した遊技球は、適度に弾んで比較的高い位置にある第2ステージ44(第二案内棚)へ案内される。このため、遊技球をスピーディーに高い位置に揚送する面白い球見せの動きを実現しながら、この遊技球の動きに停滞はなく、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
また本例では、反発係数切換床部46,47は、平盤上に領域を区分して各床部材52,53を設けてなり、該平盤を回転させることにより、前記落下位置に配置される床部材を切換える構成である。このため、第一床部材52と第二床部材53との切り替えを滑らかに行うことができる。また、床部材の動作(切換)時に遊技球に与える運動方向変化を抑制することができる。また、切換時に第一床部材52と第二床部材53との区別が遊技者にとって困難になる利点も得られる。
また本例では、反発係数切換床部の複数の床部材52,53は、相互の違いが識別困難な構成(この場合、上面をカバー54で覆うことにより実現している構成)とし、前記落下位置に発光部(LED57,58)を設けるとともに、前記落下位置に配置される床部材の反発係数に応じて前記発光部を異なる発光態様(この場合、異なる色)で発光させる床部発光制御手段(遊技制御装置100による図6(b)に示す前述の制御機能)を設けた。このため、上記発光部の発光態様によってのみ反発係数の違いを報知することができ、この報知以外で反発係数を知ることによる興趣低下を防止するとともに、報知時の遊技者の期待感向上を図ることができる。
(他の形態例)
次に、他の形態例を図7〜図9によって説明する。なお、第1形態例と同様の構成要素については同符号を使用して重複する説明を省略する。
まず図7は、反発係数切換床部の変形例を示す図である。この反発係数切換床部70は、第1ステージ43上の前記落下位置に固定状態に設けられた第一床部材71と、第1ステージ43に対して前後方向に移動可能に設けられた第二床部材72とよりなる。
ここで、第二床部材72は、図示省略したソレノイド等の駆動源とスライド機構によって、第一床部材71の上面に重なるように前記落下位置に配置される前進状態(図7(a)に示す状態)と、前記落下位置よりも奥方に後退した後退状態(図7(b)に示す状態)とに移動可能であり、例えば遊技制御装置100の制御により、前進状態と後退状態とを定期的に繰り返す動作を行う。
そして、第一床部材71と第二床部材72は、第1形態例の第一床部材52や第二床部材53と同様に、一方が低反発で他方が高反発に設定されている。これにより、高反発の床部材が前記落下位置に露出しているときに誘導部から落下した遊技球は、適度に弾んで第2ステージ44に案内され、低反発の床部材が前記落下位置に露出しているときに誘導部から落下した遊技球は、僅かに弾んで第2ステージ44に案内されない。
したがってこのような態様であっても、第1形態例と同様の効果が得られる。
次に図8は、誘導部の変形例を示す図であり、図において左斜め手前側が遊技機の正面側である。前述の第1形態例では、単なる筒状の誘導部41,42を例示したが、これに限られず、図8に示すような誘導部75であってもよい。この誘導部75は、遊技領域を流下する遊技球を受け止める皿状部76と、この皿状部76から下方に伸びる誘導路77とよりなる。そして、皿状部76の底面中央には、誘導路77への入口である流入穴78が形成され、皿状部76の底面は、この流入穴78に遊技球が最終的に流れ落ちるように中央に向かって僅かに傾斜している。
この場合、遊技領域から障害釘に当るなどして誘導部75に飛び込んだ遊技球は、まず皿状部76内に落ち、皿上部76内を円弧を描くように転動した後、最終的に流入穴78から誘導路77へ流入し、その後誘導路77から前述の落下位置に落ちる。この際、皿状部76は、飛び込んできた遊技球の勢い(飛込勢)を緩和する減勢部として機能する。このため本形態例によれば、反発係数切換床部に落下する遊技球の落下勢を均一化でき、床部で反発した遊技球の案内方向(この場合、第1ステージ44か第2ステージ43か)を床部材の反発係数に従って確実に振り分けることが可能になる。
なお、本発明の減勢部としては、例えば、誘導部を構成する筒状部の内面に遊技球が当る突起を互い違いに複数形成して、この突起に遊技球が交互に当りながらジグザグに筒状部内を流下してくるうちに、遊技球の勢いが緩和されるものでもよい。
次に図9は、いわゆる2種のパチンコ機に本発明を適用した形態例の変動入賞装置80を示す図であり、図において左斜め手前側が遊技機の正面側である。2種のパチンコ機とは、センターケース内に変動入賞装置が形成され、この変動入賞装置に入賞した遊技球が、この変動入賞装置内の特別の入賞領域(いわゆるV入賞口)に入賞すると、例えば変動入賞装置の開閉部材がより有利な態様で開放される大当り遊技が実行されるタイプのパチンコ機である。
この変動入賞装置80は、上部に遊技球が流入する開口部(図示省略)を有し、また、この開口部を開閉する開閉部材(図示省略)を上部両側に備える。そして内部には、前記開口部から流入した遊技球を受け止めて一時保持する断面半円状の保持部81が設けられ、この保持部81の奥側には演出用のキャラクタを模した飾り部材82を有する。なお、保持部81には、前記開口部から変動入賞装置80内に流入した遊技球が例えば1/3の確率で入り込む構成となっている。また、保持部81の内面は、前方に向かって僅かに傾斜しており、この保持部81内に流入した遊技球は、ゆっくりと前方に転がり、この保持部81の前端から所定の落差を持って後述するステージ83上に落下する構成となっている。つまり、この場合の保持部81は、本発明の誘導部として機能する。
また、保持部81の下方には、遊技球が転動可能なステージ83(案内棚)が設けられ、このステージ83において、保持部81から落ちた遊技球が落下する落下位置には、反発係数切換床部84が設けられている。反発係数切換床部84は、例えば、前述の第1形態例の反発係数切換床部46と同様の構成であり、この場合、飾り部材82の奥側上方に設けられるモータ85によって駆動される。モータ85には、位置検出センサが付設されている。この位置検出センサは、発光素子に対向配置された受光素子よりなるフォトセンサ86と、モータ85の出力軸と一体に回転して、フォトセンサ86の発光素子からの光を、回転位置に応じて遮断したり遮断しなかったりする遮光板87とよりなる。また、モータ85の出力軸の回転は、図示省略した内部機構によって反発係数切換床部84に伝えられ、反発係数切換床部84が第1形態例と同様に回転駆動される構成となっている。
また、上記ステージ83の前側には、中央にV入賞口88(所定の入賞口)が設けられ、このV入賞口88の左右両側には、一般入賞口89,90が設けられている。なお、ステージ83は前方に向かって僅かに下り傾斜しており、変動入賞装置80に流入した遊技球は全て、このステージ83上を流下して、これら入賞口88〜90のうちの何れかに入賞する構成となっている。
また、上記ステージ83における、前記落下位置の前方位置(反発係数切換床部84の前方位置)であって、V入賞口88よりも奥側の位置には、V入賞口88への入賞を妨害する妨害壁91が設けられている。
そして、反発係数切換床部84の床部材の中で反発係数が所定範囲にある特定の床部材(反発係数が比較的高いもの)が前記落下位置に配置されているときに、保持部81(誘導部)から落下した遊技球は、前記特定の床部材で適度に弾んで妨害壁91を超えてV入賞口88に案内され、V入賞口88に高い確率で入賞する。
一方、前記特定の床部材以外の床部材が前記落下位置に配置されているときに、保持部81(誘導部)から落下した遊技球は、V入賞口88に案内されない構成となっている。即ち、保持部81から特定の床部材以外の床部材(反発係数が比較的低いもの)に落下した遊技球は、僅かしか弾まないので、妨害壁91を超えられず、妨害壁91に衝突して左右に振り分けられてしまい、高い確率で一般入賞口89又は90に入賞する。
本例の遊技機によれば、誘導部である保持部81から落下した遊技球が、反発係数切換床部84(反発係数の比較的高い床部材)で適度に弾んで高い確率でV入賞口88に入賞する状態と、反発係数切換床部84(反発係数の低い床部材)でほとんど弾まないでV入賞口88に入賞する確率が低い状態と、が交互に切換え可能である。このため、V入賞に対する遊技球の動きが従来にない斬新なものとなるとともに、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
特に本例では、保持部81から反発係数切換床部84(反発係数の高い床部材)に落下した遊技球は、適度に弾んで妨害壁91を超えてV入賞口88へ案内される。このため、遊技球をスピーディーに上方に動かして妨害壁91を超えさせる面白い球見せの動きを実現しながら、この遊技球の動きに停滞はなく、遊技球が転動流下するという本来の動きに対する興趣を十分に発揮可能である。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、反発係数の異なる床材は、弾性体と非弾性体で構成してもよいし、加熱や冷却等の処理によって反発係数を設定したものでもよい。
また、第2始動入賞口13が無い態様でもよい。なお、第2始動入賞口13が無い場合、普図当りが発生すると、例えば特定の床材(所定入賞口への入賞率が高いもの)が強制的に前記落下位置に所定期間配置される構成としてもよい。
また、前記第1形態例では、高い位置にある第2案内棚(第2ステージ44)に誘導された遊技球が所定の入賞口(第1始動入賞口12)に入賞し易い構成としたが、逆に、高い位置にある第2案内棚に誘導された遊技球が所定の入賞口に入賞し難い構成としてもよい。
また、反発係数切換床部に関し、上記形態例では床部材を基盤上に2分割して配置したが、3分割またはそれ以上であってもよい。また、上記形態例では等分にして床部材を配置したが、不等分割であっても構わない。また、上記形態例では床部材の領域を明確に区分しているが、床部材を市松模様状に配置するなどして遊技球の落下位置をより不明確にするようにしてもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 センターケースの正面図である。 各ステージ(案内棚)を上面から見た図である。 反発係数切換床部の分解斜視図である。 制御系を示すブロック図である。 (a)は反発係数切換床部等の制御を説明するタイミングチャートであり、(b)は誘導部から落下した遊技球の動きを説明する図である。 反発係数切換床部の変形例を示す図である。 誘導部の変形例を示す図である。 別形態例の変動入賞装置を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
11 変動表示装置
12 第1始動入賞口(所定の入賞口)
13 第2始動入賞口
14 変動入賞装置
40 センターケース
41,42,75 誘導部
43 第1ステージ(第1案内棚)
44 第2ステージ(第2案内棚)
46,47,70,84 反発係数切換床部
52,71 第1床部材
53,72 第2床部材
57,58 LED(発光部)
76 皿状部(減勢部)
81 保持部(誘導部)
91 妨害壁
100 遊技制御装置(床部発光制御手段)

Claims (1)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に、凹室を形成したセンターケースを配設した遊技機において、
    前記センターケースは、
    遊技球が転動可能で、当該センターケースの比較的下部に設けられた案内棚と、
    前記遊技領域を流下する遊技球を、当該センターケース内へ誘導し、所定の落差を持って前記案内棚に落下させる誘導部と、
    反発係数の異なる複数の床部材を有し、これら床部材のうちの何れかを、前記誘導部からの遊技球の落下位置に切換可能に配置できる反発係数切換床部と、を備え、
    前記案内棚として、
    入賞口へ遊技球を案内する転動経路を有し、前記反発係数切換床部が配置される第1案内棚と、
    前記入賞口へ遊技球を案内する転動経路を有し、前記第1案内棚より高い位置にある第2案内棚と、を備え、
    前記入賞口へ遊技球を案内する確率が前記第1案内棚の転動経路よりも前記第2案内棚の転動経路の方が高い構成とされ、
    前記床部材の中で反発係数が所定範囲にある特定の床部材が前記落下位置に配置されているときに、前記誘導部から落下した遊技球は、前記特定の床部材で適度に弾むことにより前記第2案内棚上に案内され、
    前記特定の床部材以外の床部材が前記落下位置に配置されているときに、前記誘導部から落下した遊技球は、前記第1案内棚上に案内される構成であり、
    前記第2案内棚は、
    上面が全体として水平よりも湾曲し、凹んだ形状となっており、遊技球を奥側に流下させる案内溝が形成され、
    前記案内溝に案内されて奥側に流下した遊技球は、案内路の入口に流入し、
    前記案内路は、
    前記第2案内棚の奥側から第1案内棚の下面側に亘って形成され、前記入口から流入した遊技球を、第1案内棚の下面側に形成された出口から流出させ、前記第1案内棚の転動経路から遊技球が流出する場合よりも高い確率で前記入賞口に入賞させ、
    前記反発係数切換床部は、
    相当の厚さを持ち、透明又は半透明の樹脂である基材と、
    前記基材の上面の位置にそれぞれ固定される第1床部材及び第2床部材と、
    前記第1床部材及び第2床部材の相互の違いを識別困難に上面を覆うように取り付けられるカバーと、を備え、
    水平回転により、前記第1床部材又は第2床部材のうちの何れかが前記落下位置に配置可能とし、
    前記落下位置に発光部を設けるとともに、前記落下位置に配置される床部材の反発係数に応じて前記基材の側面を異なる発光態様で発光させる床部発光制御手段を設けたことを特徴とする遊技機。
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