JP2003126403A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126403A
JP2003126403A JP2001327152A JP2001327152A JP2003126403A JP 2003126403 A JP2003126403 A JP 2003126403A JP 2001327152 A JP2001327152 A JP 2001327152A JP 2001327152 A JP2001327152 A JP 2001327152A JP 2003126403 A JP2003126403 A JP 2003126403A
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game
game ball
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specific winning
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JP2001327152A
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English (en)
Inventor
Norikazu Takeuchi
則一 竹内
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定条件下で、特別装置作動領域への遊技球
の入賞を助長することができる遊技機を提供する。 【解決手段】 第三種のパチンコ機の遊技盤に設けられ
た特定入賞口役物20には、左開閉羽21及び右開閉羽
22が設けられており、普通図柄が当たりとなると開放
される。また、特定入賞口役物20内には、遊技球停留
部材23が水平に設けられ、遊技球停留部材23には、
左遊技球停留部23a及び右遊技球停留部23bが形成
され、遊技球停留部材23の下方には、左右方向に移動
可能な特別装置作動領域24が設けられ、その移動方向
は、特定遊技状態時には、予告図柄表示部25に矢印で
表示されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関し、詳細には、特別装置作動領域への遊技球の
入賞を助長する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機の一例であるパチンコ機に
は、所謂第三種のパチンコ機と言われる遊技機が存在す
る。この第三種のパチンコ機について図18を参照して
説明する。図18は従来の第三種のパチンコ機101の
正面図である。この従来のパチンコ機101では、上半
分に遊技盤102が設けられ、遊技盤102には、ガイ
ドレール103で囲まれた遊技領域104が形成されて
いる。この遊技領域104には、普通図柄が変動表示さ
れる普通図柄表示部L1、普通図柄表示部L2、普通図
柄表示部L3が設けられた普通図柄表示装置108が設
けられ、普通図柄表示装置108の下方には、遊技球の
通過を検出する普通図柄始動ゲート109が設けられ、
普通図柄始動ゲート109の下方には、普通入賞口11
0が設けられ、普通入賞口110の下方には、特定入賞
口111が設けられている。また、普通図柄表示装置1
08の右斜め下には、遊技球受け入れ口が形成された回
転体を内蔵した第三種入賞口112が設けられ、第三種
入賞口112の下方には、大入賞口113が設けられて
いる。
【0003】上記のように構成されたパチンコ機101
では、発射された遊技球が普通図柄始動ゲート109を
通過すると、乱数を用いた抽選が行われ、普通図柄表示
装置108に抽選結果に基づいた図柄が表示されて、当
たりの場合には、特定入賞口111が所定時間だけ開放
されて、その間に特定入賞口111内の遊技球停留部
(図示外)に遊技球が停留し、特定入賞口111が閉鎖
された後に、その遊技球が特別装置作動領域(図示外)
を通過すると、当たりの権利が発生するようになってい
る。この状態で、第三種入賞口112に遊技球が入賞す
ると、大入賞口113が1回開放され、これが、例えば
16回繰り返されて、当たり遊技が行えるようになって
いる。
【0004】この従来のパチンコ機101では、遊技者
が手持ちの遊技球を増やすことができるのは、大当たり
の権利を獲得して、大入賞口113が所定回数開放され
る場合であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
チンコ機101では、遊技者は大当たりとなった場合し
か手持ちの遊技球を増やすことができず、遊技者に有利
となる遊技状態のバリエーションが少なく、遊技者がそ
の遊技機を直ぐに飽きてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、所定条件下で、特別装置作動領域への
遊技球の入賞を助長することができるようにして、趣向
性の向上を図り、新しいゲーム性を実現し、遊技者の遊
技意欲を高めることができる遊技機を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機では、遊技盤の表面に
設けられ遊技球が入賞する普通図柄始動口と、当該普通
図柄始動口への遊技球の入賞により抽選を行う抽選手段
と、当該抽選手段の抽選結果に基づいて図柄が変動表示
される普通図柄表示部と、前記抽選手段の抽選結果が当
たりの場合に開放される特定入賞口と、当該特定入賞口
へ入賞した遊技球が通過することがある特別装置作動領
域とを備え、当該特別装置作動領域への遊技球の通過に
より、当たりの権利が発生する遊技機において、前記遊
技盤の表面に設けられ、前記特定入賞口を複数備え、当
該複数の特定入賞口から入賞した遊技球を選択的に前記
特別装置作動領域に案内する遊技部材と、前記特別装置
作動領域に遊技球を通過させるためには前記遊技部材の
前記複数の特定入賞口の何れの特定入賞口を狙えば良い
かを報知する報知手段と、当該報知手段により報知を行
うか否かを決定する報知決定手段と、当該報知決定手段
が報知を行うと決定した場合に、前記報知手段を作動さ
せる報知制御手段とを備えている。
【0008】この構成の遊技機では、遊技盤の表面に設
けられた遊技部材は、特定入賞口を複数備え、当該複数
の特定入賞口から入賞した遊技球を選択的に特別装置作
動領域に案内し、報知手段は、特別装置作動領域に遊技
球を通過させるためには前記遊技部材の前記複数の特定
入賞口の何れの特定入賞口を狙えば良いかを報知し、報
知決定手段は当該報知手段により報知を行うか否かを決
定し、報知制御手段は、報知決定手段が報知を行うと決
定した場合に、報知手段を作動させる。
【0009】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の構成に加え、前記複数の特定入
賞口は、前記遊技部材に左右一対設けられた特定入賞口
であり、前記報知手段は、当該左右一対の特定入賞口の
何れを狙えば良いかを報知することを特徴とする構成と
なっている。
【0010】この構成の遊技機では、請求項1に記載の
発明の作用に加え、報知手段は左右一対の特定入賞口の
何れを狙えば良いかを報知する。
【0011】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記遊技部
材は内部に左右方向に移動する前記特別装置作動領域を
備え、さらに、前記特別装置作動領域の移動方向を判定
する移動方向判定手段を備え、前記報知手段は、前記移
動方向判定手段の判定結果に基づいて、前記特別装置作
動領域の移動方向を報知することを特徴とする構成とな
っている。
【0012】この構成の発明の遊技機では、請求項1又
は2に記載の発明の作用に加え、特別装置作動領域は、
遊技部材の内部で左右方向に移動し、移動方向判定手段
は特別装置作動領域の移動方向を判定し、報知手段は、
移動方向判定手段の判定結果に基づいて、特別装置作動
領域の移動方向を報知する。
【0013】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記遊技部
材の左右一対の特定入賞口は、各々個別に開放され、前
記報知手段は、前記左右一対の特定入賞口の何れが開放
されるかを報知することを特徴とする構成となってい
る。
【0014】この構成の発明の遊技機では、請求項1又
は2に記載の発明の作用に加え、遊技部材の左右一対の
特定入賞口は、各々個別に開放され、報知手段は、左右
一対の特定入賞口の何れが開放されるかを報知する。
【0015】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項2乃至4の何れかに記載の発明の構成に加え、前
記遊技部材は、内部に前記左右一対の特定入賞口から入
賞した遊技球を各々一旦停留させる左右一対の遊技球停
留部を備えている。
【0016】この構成の発明の遊技機では、請求項2乃
至4の何れかに記載の発明の作用に加え、遊技部材の内
部に設けられた左右一対の遊技球停留部は、左右一対の
特定入賞口から入賞した遊技球を各々一旦停留させる。
【0017】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項5に記載の発明の構成に加え、前記各遊技球停留
部に停留した遊技球は、前記特別装置作動領域が設けら
れている下方に向けて流下されることを特徴とする構成
となっている。
【0018】この構成の発明の遊技機では、請求項5に
記載の発明の作用に加え、各遊技球停留部に停留した遊
技球は、特別装置作動領域が設けられている下方に向け
て流下される。
【0019】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項3又は5又は6の何れかに記載の発明の構成に加
え、前記特別装置作動領域が左右何れの方向に移動する
かを抽選により決定する移動方向抽選手段を備えてい
る。
【0020】この構成の発明の遊技機では、請求項3又
は5又は6の何れかに記載の発明の作用に加え、移動方
向抽選手段は特別装置作動領域が左右何れの方向に移動
するかを抽選により決定する。
【0021】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項4乃至6の何れかに記載の発明の構成に加え、前
記左右一対の特定入賞口の何れを開放するかを抽選によ
り決定する開放方向抽選手段を備えている。
【0022】この構成の発明の遊技機では、請求項4乃
至6に記載の発明の作用に加え、開放方向抽選手段は左
右一対の特定入賞口の何れを開放するかを抽選により決
定する。
【0023】また、請求項9に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至8の何れかに記載の発明の構成に加え、前
記報知手段は、前記遊技部材に設けられていることを特
徴とする構成となっている。
【0024】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至8の何れかに記載の発明の作用に加え、遊技部材に設
けられた報知手段が報知を行うことができる。
【0025】また、請求項10に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至9の何れかに記載の発明の構成に加
え、前記報知手段は、前記遊技部材の左右一対の特定入
賞口の何れを狙えば良いかを矢印で表示する表示手段で
あることを特徴とする構成となっている。
【0026】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至9の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段であ
る表示手段は、遊技部材の左右一対の特定入賞口の何れ
を狙えば良いかを矢印で表示する。
【0027】また、請求項11に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の構成に加
え、前記報知手段は、前記遊技部材の左右一対の特定入
賞口の何れを狙えば良いかを音声により報知する発音手
段であることを特徴とする構成となっている。
【0028】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至10の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段で
ある発音手段は、遊技部材の左右一対の特定入賞口の何
れを狙えば良いかを音声により報知する。
【0029】また、請求項12に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の構成に加
え、前記遊技盤の表面に設けられ、遊技球が入賞する第
三種始動口と、前記当たりの権利の発生状態において、
前記第三種始動口への遊技球の入賞により開放される大
入賞口とを備えている。
【0030】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至11の何れかに記載の発明の作用に加え、当たりの権
利の発生状態において、遊技盤の表面に設けられた第三
種始動口に遊技球が入賞すると、大入賞口が開放され
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発
明の一実施の形態のパチンコ機1についての機械的構成
の概略について図面を参照して説明する。このパチンコ
機1は、所謂「第三種」のパチンコ機又は「権利物」と
言われるものである。図1はパチンコ機1の正面図であ
る。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の
部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2に
は、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設
けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、
図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける
上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける
下皿6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7
が、下皿6の上側にはスピーカー48が設けられてい
る。
【0032】次に、遊技盤2の機械的構造について図1
及び図2を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊
技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3
で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技
領域4の略中央には普通図柄始動口12が設けられ、普
通図柄始動口12の上方には、LCDから構成された普
通図柄表示装置8が設けられている。また、普通図柄表
示装置8の右側には電飾風車9が設けられ、普通図柄表
示装置8の左側にも電飾風車10が設けられている。
【0033】さらに、電飾風車9の下方には、遊技球受
け入れ口が形成された回転体を内蔵した第三種始動口1
1が設けられ、第三種始動口11の直下には大入賞口1
6が設けられている。また、普通図柄始動口12の直下
には、略長方形の特定入賞口役物20が設けられてい
る。特定入賞口役物20の直下には入賞しなかった遊技
球を回収するアウト球回収口17が設けられている。
【0034】次に、特定入賞口役物20の構造を図3
(1)及び(2)を参照して、説明する。図3(1)
は、開閉羽21,22が開いた状態の特定入賞口役物2
0の正面図であり、図3(2)は、開閉羽21,22が
閉じた状態の特定入賞口役物20の正面図である。
【0035】図3(1)に示すように、特定入賞口役物
20は、正面視、縦長の長方形の箱状をしており、その
左側面には、左開閉羽21が開閉可能に設けられ、ま
た、右側面には、右開閉羽22が開閉可能に設けられて
いる。この左開閉羽21及び右開閉羽22が特定入賞口
に該当する。特定入賞口役物20は、通常時は、図3
(2)に示すように、左開閉羽21及び右開閉羽22が
閉じている。この左開閉羽21及び右開閉羽22は、普
通図柄表示装置8に普通図柄の当たり図柄が表示された
場合に、左右同時に5秒間開放され、遊技球が特定入賞
口役物20内へ案内されるようになっている。
【0036】特定入賞口役物20内には、遊技球停留部
材23が水平に設けられ、遊技球停留部材23の左側に
は、遊技球が停留できる窪みからなる左遊技球停留部2
3aが形成され、左遊技球停留部23aの底部23c
は、図示外のアクチュエータにより開閉できるようにな
っている。また、遊技球停留部材23の右側には、遊技
球が停留できる窪みからなる右遊技球停留部23bが形
成され、右遊技球停留部23bの底部23dは、図示外
のアクチュエータにより開閉できるようになっている。
【0037】さらに、遊技球停留部材23の下方には、
左右方向(矢印A方向又は矢印B方向)に移動可能な特
別装置作動領域24が設けられている。この特別装置作
動領域24は、通常時は、図3(1)及び(2)に示す
ように、中央に位置しており、後述する特別装置作動領
域移動方向決定処理により移動方向が2分の1の確率で
右か左かが決定されると、左方向(矢印A方向)又は右
方向(矢印B方向)に移動し、端部まで行くと中央に戻
るようになっている。尚、この特別装置作動領域24
は、遊技球の入賞を検出して大当たりの権利を発生させ
るための特別装置作動領域遊技球検出手段として機能す
るものである。
【0038】この特別装置作動領域24は上面及び背面
が開放された略直方体形状の箱状に形成されており、左
遊技球停留部23aに遊技球が停留した状態で、直下に
特別装置作動領域24が移動し、底部23cが開放され
ると、特別装置作動領域24に遊技球が案内されるよう
になっている。また、右遊技球停留部23bに遊技球が
停留した状態で、直下に特別装置作動領域24が移動
し、底部23dが開放されると、特別装置作動領域24
に遊技球が案内されるようになっている。特別装置作動
領域24の底面は、背面側に傾斜しており、遊技球は背
面側に排出されるようになっている。また、特別装置作
動領域24の背面側には、図4に示す特別装置作動領域
スイッチ77が設けられており、特別装置作動領域24
の背面側から排出される遊技球を検出できるようになっ
ている。
【0039】さらに、特別装置作動領域24の上部の内
部の奥壁部は、多数の発光ダイオード(以下、「LE
D」という。)が一面に配列された予告図柄表示部25
となっており、後述する特定遊技状態で、特別装置作動
領域24が左右の何れの方向に移動するかが矢印で表示
されるようになっている。
【0040】尚、図2に示す普通図柄表示装置8は、液
晶の表示画面から構成され、左から右に向けて順に、普
通図柄表示部L1、普通図柄表示部L3、普通図柄表示
部L2が設けられている。この普通図柄表示部L1〜L
3には、普通図柄が所定時間変動表示され、その後、確
定表示されて、普通図柄の当たりはずれを示すようにな
っている。普通図柄表示部L1〜L3に「7、7、7」
等の同じ数字が一列に表示されたときが、普通図柄の当
たりの表示であり、異なる数字の組み合わせが表示され
たときが、はずれの表示である。
【0041】また、普通図柄表示装置8の上部には、4
個のLEDから成る普通図柄記憶数表示LED59が設
けられており、普通図柄始動口12に入賞した所謂保留
球の数をLEDの点灯で表示できるようになっている。
尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、そ
の他のLED、多数の障害釘等が設けられている。
【0042】尚、パチンコ機1では、後述する特定遊技
状態中は、普通図柄表示装置8に当たり図柄が表示され
ると、左開閉羽21及び右開閉羽22が開放されるタイ
ミングの所定時間前に予告図柄表示部25に、矢印が表
示されて、特別装置作動領域24が左右の何れの方向に
移動するかが報知されるようになっている。尚、この所
定時間は、発射ハンドル7を操作して、遊技球が発射さ
れ、当該発射された遊技球が左開閉羽21又は右開閉羽
22へ到達する時間である。従って、特定遊技状態中
は、左開閉羽21及び右開閉羽22が開放される場合に
は、少なくとも発射ハンドル7を操作して、遊技球が発
射され、当該発射された遊技球が左開閉羽21又は右開
閉羽22へ到達する時間だけ前のタイミングに、特別装
置作動領域24が何れの方向に移動されるかを報知する
ようにできる。
【0043】次に、普通図柄表示装置8の表示画面上の
普通図柄表示部L1〜L3に表示される図柄を説明す
る。本実施の形態では、普通図柄表示装置8の表示画面
上の普通図柄表示部L1〜L3に表示される図柄の可変
表示の一例として、図柄が上から下又は下から上にスク
ロールされて表示される図柄の変動表示を例に説明す
る。図2に示すように、普通図柄表示装置8の表示画面
の普通図柄表示部L1〜L3には、後述する図柄が上か
ら下方向にスクロールするように変動表示され、また、
表示画面上には、普通図柄表示部L1〜L3の背景画像
やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっ
ている。
【0044】普通図柄表示部L1〜L3に表示される図
柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのス
クロール)がなされて、普通図柄表示部L1、普通図柄
表示部L2、普通図柄表示部L3の順に停止するように
なっている。尚、この普通図柄表示部L1〜L3の配置
及び停止表示させる順序などは任意に変更しても良い。
また、普通図柄表示装置8は、上記の普通図柄表示部L
1〜L3に普通図柄が常に表示されているわけではな
く、これらの表示に代えて動画等も表示できるようにな
っている。また、普通図柄表示装置8は、裏面に図5に
示す図柄表示基板44を備えている。
【0045】上記の普通図柄表示部L1〜L3に各々表
示される図柄としては、本実施の形態の例では数字の
「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、
「6」、「7」、「8」、「9」の10種類があり、普
通図柄始動口12に遊技球が入賞して普通図柄の当たり
の判定が行われると、これら10種類の図柄が原則とし
てこの順序で順次変動表示される。尚、普通図柄の当た
りの確率は、本実施の形態のパチンコ機1では、200
分の1である。当たりである場合には、横1列に表示さ
れた3つの普通図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状
態(例えば、「7」、「7」、「7」のように3つ揃っ
た場合)で当たり図柄が確定表示され、遊技者に普通図
柄の当たりが報知される。そして、所定のタイミング
で、特定入賞口である左開閉羽21及び右開閉羽22
が、5秒間開放される。
【0046】左開閉羽21及び右開閉羽22が開放され
た状態で、遊技球が左開閉羽21又は右開閉羽22に拾
われると、当該遊技球は、特定入賞口役物20内に案内
されるようになっている。左開閉羽21に拾われた遊技
球は左遊技球停留部23aに停留し易くなっており、右
開閉羽22に拾われた遊技球は右遊技球停留部23bに
停留し易くなっている。左遊技球停留部23a又は右遊
技球停留部23bの何れにも停留しなかった遊技球は、
図示外の排出口へ排出されるようになっている。左遊技
球停留部23a又は右遊技球停留部23bの何れかに停
留した遊技球が巧く特別装置作動領域24に案内される
と、権利が発生し、第三種始動口11へ遊技球が入賞す
ると大入賞口16が1回、所定時間開放されることにな
る。大入賞口16の開放は、所定回数(例えば、16
回)まで繰り返される。
【0047】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図4を参照して説明する。図4はパチン
コ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチ
ンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾
基板46、中継基板47から構成され、主基板41に
は、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニッ
ト50が設けられている。このCPUユニット50に
は、各種の演算処理を行うCPU51と、フラグやカウ
ンタ値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログ
ラム及び各種の初期値のデータや普通図柄表示装置8へ
の表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したR
OM53とが設けられており、これらは一つのLSIと
して一体にモールディングされている。
【0048】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57が接続され、割込リセット回路57は、
0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込
信号をCPU51に与えるようになっており、CPU5
1は、ROM53に記憶された制御プログラムに従っ
て、パチンコ機1の制御を行うようになっている。
【0049】また、主基板41には、音基板43、図柄
表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継
基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインター
フェース54が設けられている。このI/Oインターフ
ェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続さ
れている。
【0050】ここで、図5を参照して、図柄表示基板4
4の電気的構成について説明する。図5は図柄表示基板
44の電気的構成を示すブロック図である。図5に示す
ように、図柄表示基板44には、主基板41からのコマ
ンドを受信する入力インターフェース44bが設けられ
ており、入力インターフェース44bには、図柄表示基
板44の制御を司るCPU44aが接続され、CPU4
4aには、受信したコマンドデータ等を記憶するRAM
44cと、図柄変動のデータ等を記憶したROM44d
と、図柄表示装置駆動回路44eと、割込リセット回路
44fとが接続されている。図柄表示装置駆動回路44
eには、普通図柄表示装置8と、予告図柄表示部25と
が接続されている。
【0051】また、音基板43、払出制御基板45及び
電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示
外)、ROM(図示外)、入力インターフェース(図示
外)等が各々搭載されている。尚、主基板41はパチン
コ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電
流を供給し、音基板43はパチンコ機1の効果音の発生
を制御し、図柄表示基板44は普通図柄表示装置8の表
示画面に表示される図柄の制御及び予告図柄表示部25
に表示される報知図柄の制御を行い、払出制御基板45
は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパ
チンコ機1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47
は各センサーの配線の中継を行っている。
【0052】尚、図4に示すように電飾基板46には、
普通図柄記憶数表示LED59と、電飾風車9,10
と、電飾ランプ63とが接続され、図柄表示基板44に
は、普通図柄表示装置8及び予告図柄表示部25が接続
されている。さらに、音基板43には、スピーカー48
が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出
装置49が接続され、さらに、中継基板47には、特別
装置作動領域24を左右方向に移動させる特別装置作動
領域移動装置24a、大入賞口開放ソレノイド70、左
開閉羽21又は右開閉羽22を開閉する特定入賞口開放
ソレノイド71、第三種始動口11に入賞した遊技球を
検出する第三種始動口スイッチ72、普通図柄始動口1
2に入賞した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ7
3、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検出
するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球数
を計数するためのカウントスイッチ75、図示外の普通
入賞口に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部
に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76、及
び左開閉羽21又は右開閉羽22に拾われて特定入賞口
役物20内に案内され、特別装置作動領域24を通過す
る遊技球を検出する特別装置作動領域スイッチ77が接
続されている。
【0053】また、電源基板42は、主基板41、音基
板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基
板46に各々接続されて、直流の安定化された電流が供
給されるようになっている。尚、電源基板42には、交
流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外
のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コ
ンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる
安定化回路等が設けられており、安定化された直流の1
2V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図
4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板4
2、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースライ
ンで接続されている。
【0054】次に、図6を参照して、RAM52の記憶
エリアについて説明する。図6はRAM52の記憶エリ
アの模式図である。RAM52には、ループカウンタ記
憶エリア52a、権利発生フラグ記憶エリア52b、普
通図柄乱数記憶エリア52c、普通図柄始動入賞数記憶
エリア52e、普通図柄当たりフラグ記憶エリア52
f、初期設定記憶エリア52l、入賞球フラグ記憶エリ
ア52m、第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図
柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52q、
図柄変動コマンド記憶エリア52r、ランプコマンド記
憶エリア52s、音コマンド記憶エリア52t、及び移
動方向コマンド記憶エリア52u等が設けられている。
【0055】また、ループカウンタ記憶エリア52aに
は、図示外の普通図柄当たり判定用ループカウンタLC
2、普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウン
タLC4、普通図柄作成カウンタLC5、リーチ判定カ
ウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7、移
動方向決定カウンタLC8等が各々記憶されている。こ
れらのカウンタは設定された範囲の数値内を循環するよ
うに、図4に示す割込リセット回路57からのリセット
信号に従って、一定間隔の時間(例えば、2ms)毎に
所定量ずつインクリメントされ、各々設定されている最
大値になると、次は、「0」に戻るように構成されてい
る。これらのカウント値は、普通図柄始動口12に遊技
球が入賞したときに、普通図柄乱数記憶エリア52cに
各々取り込まれて格納されるようになっている。
【0056】次に、各カウンタについて以下に詳述す
る。まず、普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2
のカウント値は、普通図柄の当たりを判定するために使
用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込
毎(2ms毎)に1加算され「200」以上で「0」ク
リアされる。従って、普通図柄当たり判定用ループカウ
ンタLC2のカウント値は、「0」から「199」まで
の何れかの値を取り、1周期は、400msとなる。
【0057】普通図柄作成カウンタLC3のカウント値
は、普通図柄の当たりが表示される場合には、当たり図
柄を決定するために使用される。また、はずれリーチの
場合は、普通図柄表示部L1、普通図柄表示部L2に表
示される図柄を決定するために使用される。さらに、は
ずれ表示の場合は、普通図柄表示部L1に表示される第
1停止図柄を決定するために使用される。この普通図柄
作成カウンタLC3のカウント値は、電源投入時は
「0」からスタートし、1割込毎(2msのリセット
毎)に1加算され「10」以上で「0」クリアされる。
従って、普通図柄作成カウンタLC3のカウント値は、
「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は2
0msとなる。
【0058】また、普通図柄作成カウンタLC4のカウ
ント値は、はずれの場合、普通図柄表示部L2に表示さ
れる第2停止図柄を決定するために使用される。電源投
入時は「0」からスタートし、10割込毎(20ms
毎、普通図柄作成カウンタLC3の1周期毎)に「1」
加算され、「10」以上で「0」クリアされる。従っ
て、普通図柄作成カウンタLC4のカウント値は、
「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は、
200msとなる。
【0059】さらに、普通図柄作成カウンタLC5のカ
ウント値は、はずれの場合、普通図柄表示部L3に表示
される第3停止図柄を決定するために使用される。電源
投入時は「0」からスタートし、100割込毎(200
ms毎、普通図柄作成カウンタLC4の1周期毎)に1
加算され「10」以上で「0」クリアされる。従って、
普通図柄作成カウンタLC5のカウント値は、「0」か
ら「9」までの何れかの値を取り、1周期は、2000
msとなる。
【0060】次に、リーチ判定カウンタLC6のカウン
ト値は、はずれの場合にリーチ動作を行うかどうか(は
ずれリーチ)を判定するために使用される。電源投入時
は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加
算され「160」以上で「0」クリアされる。従って、
リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、「0」から
「159」までの何れかの値を取り、1周期は、320
msとなる。尚、リーチ判定カウンタLC6のカウント
値が、「20」から「35」までの間の場合には、はず
れリーチの動作が行われる。このはずれリーチでは、普
通図柄表示部L1に停止表示される第1停止図柄(左図
柄)と、普通図柄表示部L2に停止表示される第2停止
図柄(右図柄)とが、同じ図柄となり、普通図柄表示部
L3の図柄が所定時間だけ変動表示され、結局、普通図
柄表示部L3に停止表示される第3停止図柄(中図柄)
は、第1停止図柄及び第2停止図柄とは異なる図柄とな
るものである。
【0061】また、リーチパターン決定カウンタLC7
のカウント値は、当たり又ははずれリーチと判定された
場合のリーチパターンを決定するために使用される。電
源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms
毎)に1加算され「60」以上で「0」クリアされる。
従って、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント
値は、「0」から「59」までの何れかの値を取り、リ
ーチのパターンは60通りとなる。尚、1周期は、12
0msとなる。
【0062】また、移動方向決定カウンタLC8のカウ
ント値は、特別装置作動領域24が左右方向の何れへ移
動するかを決定するために使用される。電源投入時は
「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算
され「10」以上で「0」クリアされる。従って、移動
方向決定カウンタLC8のカウント値は、「0」から
「9」までの何れかの値を取り、「0〜4」の場合に
は、特別装置作動領域24が左方向に移動すると決定さ
れ、「5〜9」の場合には、特別装置作動領域24が右
方向に移動すると決定されることになる。
【0063】次に、図7を参照して、普通図柄乱数記憶
エリア52cについて説明する。図7は、普通図柄乱数
記憶エリア52cの模式図である。普通図柄乱数記憶エ
リア52cには、普通図柄始動口12への遊技球の入賞
時に、普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2、普
通図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判
定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC
7、移動方向決定カウンタLC8の各々のカウント値を
乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エ
リア4の4つの記憶エリアと、普通図柄の当たりの判定
処理を行うために記憶エリア1に記憶された各乱数をシ
フトして記憶する判定エリアが1つ設けられており、合
わせて5つの記憶エリアが設けられている。
【0064】次に、図8を参照して、図柄表示基板44
のRAM44cの記憶エリアについて説明する。図8は
図柄表示基板44のRAM44cの記憶エリアの模式図
である。図8に示すように、図柄表示基板44のRAM
44cには、特定遊技状態決定カウンタ記憶エリア44
c1、特定遊技状態フラグ記憶エリア44c2、移動方
向コマンド記憶エリア44c3、及び矢印表示コマンド
記憶エリア44c4等が設けられている。このRAM4
4cの特定遊技状態決定カウンタ記憶エリア44c1に
は、特定遊技状態決定カウンタLC9のカウント値が記
憶されており、この特定遊技状態決定カウンタLC9の
カウント値は、特定遊技状態に入る場合の抽選及び特定
遊技状態から抜ける場合の抽選に使用される。電源投入
時は「0」からスタートし、図5に示す割込リセット回
路44fからのリセット信号に従って、1割込毎(4m
s毎)に1加算され150以上で「0」クリアされる。
従って、特定遊技状態決定カウンタLC9のカウント値
は、「0」から「149」までの何れかの値を取り、1
周期は、600msとなる。また、移動方向コマンド記
憶エリア44c3には、主基板41から送信された特別
装置作動領域24の移動方向を指示するコマンドが記憶
される。
【0065】次に、図9を参照して、ROM53の記憶
エリアについて説明する。図9はROM53の記憶エリ
アの模式図である。図9に示すように、ROM53に
は、制御プログラム記憶エリア53a、当たりリーチパ
ターンテーブル記憶エリア53b、及びはずれリーチパ
ターンテーブル記憶エリア53c等が設けられている。
さらに、ROM53には、図示外の各種の記憶エリアが
設けられている。
【0066】次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作
の詳細について、図10乃至図15に示すフローチャー
トに従って説明する。フローチャートの各ステップにつ
いては、以下、「S」と略す。尚、図10はパチンコ機
1のメインルーチンのフローチャートであり、図11は
パチンコ機1の普通図柄の当たり判定処理のフローチャ
ートであり、図12は権利発生判定処理のフローチャー
トであり、図13は特別装置作動領域移動方向決定処理
のフローチャートであり、図14は特定遊技状態移行決
定処理のフローチャートであり、図15は特別装置作動
領域移動方向判定処理のフローチャートである。
【0067】図10に示すメインルーチンのフローチャ
ートは、一定間隔の時間(例えば、2ms)で、図4に
示す割込リセット回路57が発生するリセット信号に従
って、主基板41のCPU51がスタートから順に処理
を行い、スタートから終了までの処理を、2ms以内で
行うようになっている。従って、2ms間隔でリセット
信号が入力されるごとに、スタートから処理が繰り返し
行われる。尚、図10に示すフローチャートの処理を行
うプログラムは図9に示すROM53の制御プログラム
記憶エリア53aに記憶されている。
【0068】図10に示すパチンコ機1のメインルーチ
ンのフローチャートでは、まず、最初のリセット信号が
入ると、スタックポインタの指定アドレスをセットする
ためのスタックポインタセット処理を行う(S1)。次
いで、RAM52の記憶内容をチェックするRAMチェ
ックが行われる(S2)。このRAMチェック(S2)
は、電源投入時の初期設定処理が行われているか否かを
判断するものである。このとき、RAM52の初期設定
記憶エリア52lにS3に示す電源投入時初期設定処理
で書き込まれる所定の数値が書き込まれているか否かが
判断される。初期設定記憶エリア52lに所定の数値が
書き込まれていない場合は(S2:NO)、電源投入後
の初期設定処理が行われていない状態であるので、電源
投入時初期設定処理が行われる(S3)。この処理で
は、RAM52の各記憶エリアの記憶値をリセットし、
さらに、ループカウンタ記憶エリア52aに記憶されて
いる各ループカウンタの値を各々初期値(例えば、
「0」)にセットし、初期設定記憶エリア52lに所定
の数値を記憶させる。その後、処理を終了する。
【0069】次のリセット信号で、また、スタートから
処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、
初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれて
いるので、RAM52は正常と判断され(S2:YE
S)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行す
る。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/
Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44に
普通図柄表示装置8を制御する信号が送られる。次い
で、音コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コ
マンド出力処理(S5)では、I/Oインターフェース
54を介して、音基板43にスピーカー48を駆動する
ための信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処
理(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S
6)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプ
の点滅の制御を行うランプコマンドを電飾基板46へ出
力する。次いで、ポート出力処理を行う(S7)。この
ポート出力処理(S7)では、図示外のホール管理用コ
ンピュータにパチンコ機1の当たり情報、始動情報、時
間短縮情報等の各種の情報を出力ポート55を介して出
力する。
【0070】次いで、スイッチ読込処理(S8)が行わ
れる。このスイッチ読込処理(S8)では、第三種始動
口11、普通図柄始動口12、大入賞口16、特別装置
作動領域24等への遊技球の入賞を検出するものであ
る。このスイッチ読込処理(S8)では、具体的には、
第三種始動口11に設けられている第三種始動口スイッ
チ72、普通図柄始動口12に設けられている普通図柄
作動スイッチ73、大入賞口16のVゾーンに設けられ
ているVスイッチ74、大入賞口16に設けられている
カウントスイッチ75、図示外の普通入賞口からの遊技
球の入賞を検出する入賞口スイッチ76、及び特定入賞
口役物20に設けられた特別装置作動領域スイッチ77
が遊技球を各々検出した場合には、RAM52の入賞球
フラグ記憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグ
が立つ。
【0071】また、普通図柄始動口12に設けられてい
る普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出した
場合には、4個まで、入賞数がRAM52の普通図柄始
動入賞数記憶エリア52eに記憶されると同時に、RA
M52のループカウンタ記憶エリア52aに記憶されて
いる普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2、普通
図柄作成カウンタLC3、LC4、LC5、リーチ判定
カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7、
及び移動方向決定カウンタLC8の各値を普通図柄乱数
記憶エリア52cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順
次記憶させ、それに対応した普通図柄記憶数表示LED
59が点灯する。従って、最大の保留数は4個である。
【0072】スイッチ読込処理(S8)が終了すると、
次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。この
ループカウンタ更新処理(S9)では、RAM52のル
ープカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている普
通図柄当たり判定用ループカウンタLC2、普通図柄作
成カウンタLC3、LC4、LC5,リーチ判定カウン
タLC6、リーチパターン決定カウンタLC7、及び移
動方向決定カウンタLC8の値を上記の所定量
(「1」)だけ増加する(インクリメントする)。尚、
各ループカウンタに設定されている最大値を越える場合
には、各ループカウンタの値は「0」クリアされ、
「0」に戻るようにプログラムされている。
【0073】次に、図10に示すパチンコ機1のメイン
ルーチンでは、ループカウンタ更新処理(S9)が終了
すると、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが
判断され(S10)、パチンコ機1にエラーが発生して
いる場合には(S10:YES)、条件装置処理(S1
1)、普通図柄処理(S12)を飛ばして処理を行い、
普通図柄表示装置8にエラー表示等をさせる。エラーが
発生していないときには(S10:NO)、条件装置処
理(S11)に進む。
【0074】次いで、この条件装置処理(S11)で
は、RAM52の普通図柄当たりフラグ記憶エリア52
fに当たりフラグが「ON」となっていた場合、即ち、
普通図柄当たりの場合には、普通図柄表示装置8への当
たり図柄の表示及び特定入賞口役物20の開閉羽21,
22の開放が行われる。一巡目の処理では、後述する普
通図柄処理(S12)での普通図柄の当たり判定処理が
まだ行われていないので、条件装置処理(S11)で
は、何も行われず次の処理に進む。次いで、普通図柄処
理(S12)が行われる。
【0075】この普通図柄処理(S12)では、後述す
る普通図柄の当たり判定処理等が行われる。また、この
普通図柄処理(S12)が終了すると、次に、賞品球の
払い出しを行う払出制御(S13)が行われ、枠ランプ
を点滅させる枠ランプ制御(S14)を経てメインルー
チンの処理が終了する。尚、このメインルーチンの処理
は各サブルーチンの処理を含めて、2ms以内に終了す
る。そして、割込リセット回路57からのリセット信号
により、CPU51は、図10に示すメインルーチンの
処理を、スタートから繰り返し行う。従って、図10に
示すメインルーチンの処理が、2ms単位で繰り返され
ていることになる。先の一巡目のメインルーチンの処理
の普通図柄処理(S12)で普通図柄当たりと判定され
れば、RAM52の普通図柄当たりフラグ記憶エリア5
2fに「1」が記憶され、当たりフラグが「ON」し、
次の二巡目の条件装置処理(S11)では、普通図柄当
たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されていれ
ば、特定入賞口役物20の開閉羽21,22の開放が所
定時間(例えば、5秒間)行われることになる。
【0076】例えば、遊技者が、遊技盤2の下側に設け
られた発射ハンドル7を操作することによって、遊技球
を遊技領域4に打ち込み、遊技球が普通図柄始動口12
に入賞すると、図10に示すメインルーチンのスイッチ
読込処理(S8)において、遊技球の普通図柄始動口1
2への入賞が検出される。具体的には、普通図柄始動口
12に設けられている普通図柄作動スイッチ73が遊技
球の通過を検出したときに、RAM52のループカウン
タ記憶エリア52aに各々記憶されている普通図柄当た
り判定用ループカウンタLC2、普通図柄作成カウンタ
LC3、LC4、LC5、リーチ判定カウンタLC6、
リーチパターン決定カウンタLC7、及び移動方向決定
カウンタLC8の値を乱数としてRAM52の普通図柄
乱数記憶エリア52cに記憶する。そして、ループカウ
ンタ更新処理(S9)を経てS10に進む。通常時はパ
チンコ機1にエラーが発生していないので(S10:N
O)、条件装置処理(S11)に進むが、まだ、普通図
柄の当たりの判定がなされていないので、条件装置処理
(S11)では何もされず、普通図柄処理(S12)を
行う。
【0077】この普通図柄処理(S12)では、図11
に示すフローチャートの普通図柄当たり判定処理を行
う。この普通図柄の当たり判定処理では、まず、普通図
柄始動口12へ入賞しているか否かが判断される(S2
1)。この判断は、普通図柄始動入賞数記憶エリア52
eに記憶されている入賞球の数が「0」か否かで行われ
る。普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されて
いる入賞球の数が「0」の場合には(S21:NO)、
普通図柄の当たり判定処理を終了し、メインルーチンに
リターンする。
【0078】普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記
憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜
4の何れかであると判断された場合には(S21:YE
S)、普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1に
記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて
読み出し、普通図柄乱数記憶エリア52c中の記憶エリ
ア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶
エリアをシフトする(S22)。すなわち、普通図柄乱
数記憶エリア52cの記憶エリア2の記憶値を記憶エリ
ア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、記憶
エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次い
で、普通図柄始動入賞数記憶エリア52eの記憶数を
「1」減算、すなわち保留球数を減算する(S23)。
【0079】次に普通図柄表示部L1,L2,L3に変
動表示される図柄の変動開始から確定表示までの時間を
短縮する短縮変動を行うか否かを判断する(S24)。
この判断は、普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記
憶されている保留球数(普通図柄の当たり判定が行われ
ていない入賞球数)に基づいて行う。具体的には、保留
球数が0〜2個の場合は、短縮変動を行わず(S24:
NO)、保留球数が3又は4個の場合は、短縮変動を行
う(S24:YES)。
【0080】短縮変動を行う場合には(S24:YE
S)、主基板41から図柄表示基板44に短時間ベース
変動コマンドを出力する(S25)。また、短縮変動を
行わない場合には(S24:NO)、主基板41から図
柄表示基板44に長時間ベース変動コマンドを出力する
(S26)。
【0081】短時間ベース変動コマンドの出力(S2
5)又は長時間ベース変動コマンドの出力(S26)が
終了すると、次いで、普通図柄の当たり判定を行う(S
28)。普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の
値は、本実施の形態では、「0」〜「199」の間をと
るので、S22で判定エリアに読み出した普通図柄当た
り判定用ループカウンタLC2の乱数の値も「0」〜
「199」の何れかになっている。ここで、S22で読
み出した普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の
値(乱数の値)が当たりの値として決められている特定
の値、例えば、「7」であるか否かが判定される。S2
2で読み出した普通図柄当たり判定用ループカウンタL
C2の値が「7」である場合には(S28:YES)、
当たりフラグをONするためにRAM52の普通図柄当
たりフラグ記憶エリア52fに「1」を記憶し(S2
9)、次いで、S22で読み出したリーチパターン決定
カウンタLC7の値に基づいて、当たりリーチパターン
選択処理が行われる(S30)。
【0082】この当たりリーチパターン選択処理(S3
0)では、図9に示す当たりリーチパターンテーブル記
憶エリア53bに記憶されている当たりリーチパターン
テーブルを参照して、リーチの変動パターンコマンドが
選択され、当該リーチの変動パターンコマンドがRAM
52の図柄変動コマンド記憶エリア52rに記憶される
(S30)。尚、S30の処理では、リーチの変動パタ
ーンコマンドの記憶以外に、リーチ時に電飾風車9,1
0や電飾ランプ63等を点灯又は点滅させるランプコマ
ンドをRAM52のランプコマンド記憶エリア52sに
記憶させ、スピーカー48から発する効果音の音コマン
ドをRAM52の音コマンド記憶エリア52tに記憶さ
せる。
【0083】次いで、当たり図柄選択処理を行う(S3
1)。普通図柄の当たり表示を行う場合、普通図柄乱数
記憶エリア52cに記憶されている普通図柄作成カウン
タLC3の値に基づいて当たり図柄を選択する。普通図
柄作成カウンタLC3は、「0」〜「9」の間の何れか
の数値である。
【0084】ここで、普通図柄乱数記憶エリア52cに
記憶されている普通図柄作成カウンタLC3の値に対応
して、次のように普通図柄の当たり図柄が選択される
(S31)。普通図柄作成カウンタLC3の値と普通図
柄表示部L1に表示される第1停止図柄(左図柄)、普
通図柄表示部L2に表示される第2停止図柄(右図
柄)、普通図柄表示部L3に表示される第3停止図柄
(中図柄)との関係は、0:「0、0、0」、1:
「1、1、1」、2:「2、2、2」、3:「3、3、
3」、4:「4、4、4」、5:「5、5、5」、6:
「6、6、6」、7:「7、7、7」、8:「8、8、
8」、9:「9、9、9」となる。選択された当たり図
柄を示すデータは、RAM52の第1停止図柄記憶エリ
ア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図
柄記憶エリア52qに各々記憶される(S31)。その
後、特定入賞口役物20の特別装置作動領域24の移動
方向を決定する後述する特別装置作動領域移動方向決定
処理を行う(S39)。
【0085】尚、S28の判定で、S22で読み出した
普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の乱数の値
が例えば、当たりとされる「7」以外の場合には(S2
8:NO)、S22で読み出したリーチ判定カウンタL
C6の値によりはずれリーチ動作を行うか否かが判定さ
れる(S32)。リーチ判定カウンタLC6の値が、
「20〜35」の場合には、はずれリーチと判定される
(S32:YES)。はずれリーチと判定された場合に
は(S32:YES)、S22で読み出した普通図柄作
成カウンタLC3、普通図柄作成カウンタLC4に基づ
いて、はずれリーチの停止図柄をRAM52の第1停止
図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p
及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶させ(S
33)、また、ROM53のはずれリーチパターンテー
ブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリーチパ
ターンテーブルを参照して、はずれリーチの変動パター
ンコマンドが選択され、当該リーチの変動パターンコマ
ンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶エリア52r
に記憶される(S38)。
【0086】尚、S38の処理では、リーチの変動パタ
ーンコマンドの記憶以外に、リーチ時に電飾風車9,1
0や電飾ランプ63等を点灯又は点滅させるランプコマ
ンドをRAM52のランプコマンド記憶エリア52sに
記憶させ、スピーカー48から発する効果音の音コマン
ドをRAM52の音コマンド記憶エリア52tに記憶さ
せる。
【0087】次に、S32の判断処理でリーチと判定さ
れなかった場合(S32:NO)には、S22で読み出
した普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウン
タLC4、普通図柄作成カウンタLC5の乱数に基づい
て、はずれ停止図柄選択処理(S34)を行い、RAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各
々記憶する(S34)。S39又はS38又はS34の
処理が終了すると、次に、普通図柄表示部L1,L2,
L3の図柄に確定表示する停止図柄を指定する図柄指定
コマンドを図柄表示基板44に出力する(S35)。こ
の図柄指定コマンドは、RAM52の第1停止図柄記憶
エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p及び第3
停止図柄記憶エリア52qに各々記憶している停止図柄
に基づいて出力される。
【0088】次いで、移動方向コマンド出力及び変動パ
ターンコマンド出力(S36)を行う。具体的には、移
動方向コマンド出力は、S39の特別装置作動領域移動
方向決定処理で、後述するように、RAM52の移動方
向コマンド記憶エリア52uに記憶した特別装置作動領
域24を右又は左の何れかに移動させる移動方向コマン
ドを特別装置作動領域移動装置24a及び図柄表示基板
44に出力する(S36)。また、変動パターンコマン
ド出力は、主基板41のRAM52の図柄変動コマンド
記憶エリア52rに記憶した図柄の変動パターンコマン
ドを図柄表示基板44に出力する。RAM52の図柄変
動コマンド記憶エリア52rに、当たりの変動パターン
コマンドが記憶されている場合には、その当たりの変動
パターンコマンドを、リーチの変動パターンコマンドが
記憶されている場合には、そのリーチの変動パターンコ
マンドを主基板41から図柄表示基板44に出力し、当
たりやリーチの変動パターンコマンドが記憶されていな
い場合には、通常変動の変動パターンコマンドを主基板
41から図柄表示基板44に出力する(S36)。尚、
変動パターンには、変動パターン1から変動パターン6
4までの64通りがある。図柄表示基板44では、主基
板41から受信した変動パターンコマンドに基づいて、
ROM44dに記憶した図柄変動データに従って、普通
図柄表示装置8の液晶画面の普通図柄表示部L1,L
2,L3の図柄の変動を制御する。
【0089】次いで、主基板41から図柄表示基板44
に普通図柄表示部L1,L2,L3に変動表示されてい
る第1停止図柄乃至第3停止図柄を停止する全図柄停止
コマンドを出力する(S37)。全図柄停止コマンドを
受信すると、図柄表示基板44は、既に受信している図
柄指定コマンドに基づいて、所定のタイミングで普通図
柄表示装置8の普通図柄表示部L1〜L3に第1停止図
柄〜第3停止図柄を順次停止する。以上の普通図柄の当
たり判定処理が終了した場合には、図10に示すパチン
コ機1のメインルーチンにリターンする。
【0090】次に、図13を参照して、図11のフロー
チャートのS39に示す特別装置作動領域移動方向決定
処理について説明する。特定入賞口役物20の特別装置
作動領域24は、通常は、図3に示すように中央に位置
しており、移動方向決定カウンタLC8の値により2分
の1の確率で右に移動するか左に移動するかが決定され
る。尚、特別装置作動領域24は左方向又は右方向に移
動し、端部まで行くと中央に戻るようになっている。こ
の特別装置作動領域移動方向決定処理では、まず、普通
図柄が当たりになったか否かを判断する(S81)。具
体的には、RAM52の普通図柄当たりフラグ記憶エリ
ア52fに普通図柄当たりフラグ「ON」が記憶されて
いる場合には、普通図柄が当たりなので(S81:YE
S)、普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアに記
憶されている移動方向決定カウンタLC8から取り込ん
だ乱数値が「5」以上か否かを判断する(S82)。当
該乱数値が「5」以上の場合には(S82:YES)、
右方向移動コマンドをRAM52の移動方向コマンド記
憶エリア52uに記憶する(S83)。また、当該乱数
値が「5」未満の場合には(S82:NO)、左方向移
動コマンドをRAM52の移動方向コマンド記憶エリア
52uに記憶する(S84)。その後、図11のフロー
チャートにリターンする。
【0091】次に、図12を参照して、パチンコ機1の
権利発生判定処理について説明する。普通図柄の当たり
となった後には、まず、特定入賞口役物20の開閉羽2
1,22が開放される。従って、遊技者は特定入賞口役
物20の開閉羽21,22めがけて遊技球を発射する。
ここで、特別装置作動領域24が左に移動する場合に
は、特定入賞口役物20の左開閉羽21に拾われて、特
定入賞口役物20内に入賞し、左遊技球停留部23aに
遊技球が停留すると、特別装置作動領域24を遊技球が
通過し易くなる。また、特別装置作動領域24が右に移
動する場合には、特定入賞口役物20の右開閉羽22に
拾われて、特定入賞口役物20内に入賞し、右遊技球停
留部23bに遊技球が停留すると、特別装置作動領域2
4を遊技球が通過し易くなる。特別装置作動領域24に
設けられている特別装置作動領域スイッチ77を遊技球
が通過すると(S71:YES)、権利発生フラグON
をRAM52の権利発生フラグ記憶エリア52bに記憶
する(S72)。その後、大入賞口16の開放回数をカ
ウントする大入賞口開放回数カウンタRを「R=0」と
して、リセットする(S73)。
【0092】次いで、第三種始動口11に遊技球が入賞
すると(S74:YES)、大入賞口16が開放され
(S75)、所定個数(例えば、10個)の遊技球が入
賞すると大入賞口16が閉鎖される。次いで、大入賞口
開放回数カウンタRの値を「1」増加し、「R=R+
1」とする(S76)。大入賞口開放回数カウンタRの
カウント数が「16」になっていなければ(S77:N
O)、S74にリターンする。大入賞口開放回数カウン
タRのカウント数が16になった場合(S77:YE
S)、即ち、大入賞口16が16回開放されると権利発
生判定処理を終了する。尚、特別装置作動領域24に設
けられている特別装置作動領域スイッチ77を遊技球が
通過できなかったときは(S71:NO)、権利発生判
定処理を終了する。
【0093】次に、図14を参照して、パチンコ機1の
特定遊技状態移行決定処理について説明する。図14
は、図柄表示基板44のCPU44aが行う特定遊技状
態移行決定処理のフローチャートである。図14に示す
ように、この特定遊技状態移行決定処理では、まず、図
柄表示基板44が主基板41から図柄変動コマンドを受
信すると(S51:YES)、特定遊技状態中か否かを
判断する(S52)。具体的には、図柄表示基板44の
特定遊技状態フラグ記憶エリア44c2に記憶されてい
る特定遊技状態フラグがONか否かを判断する。
【0094】特定遊技状態中でない場合には(S52:
NO)、受信した図柄変動コマンドの変動パターンは、
特定遊技モード入りの範囲内か否かを判断する(S5
3)。具体的には、S51で受信した図柄変動コマンド
の変動パターンには、変動パターン1から変動パターン
64までの64通りがあり、この内、変動パターン17
〜33の場合に(S53:YES)、特定遊技状態に入
るか否かの抽選を行うため、RAM44cの特定遊技状
態決定カウンタ記憶エリア44c1に記憶されている特
定遊技状態決定カウンタLC9を取得する(S54)。
次いで、この取得した特定遊技状態決定カウンタLC9
の値が、特定遊技状態に入る値である「3」、「7」、
「77」であるか否かを判断する(S55)。特定遊技
状態決定カウンタLC9の値は、「0〜149」までの
150通りであるので、特定遊技状態に入る確率は50
分の1となる。
【0095】S54の処理で取得した特定遊技状態決定
カウンタLC9の値が、特定遊技状態に入る値である
「3」、「7」、「77」である場合には(S55:Y
ES)、RAM44cの特定遊技状態フラグ記憶エリア
44c2に特定遊技状態フラグONを記憶して、特定遊
技状態のモードに入る(S56)。この特定遊技状態で
は、図柄表示基板44が主基板41から受信した図柄変
動コマンドが普通図柄の当たりの場合の図柄変動コマン
ドである場合には(S57:YES)、特別装置作動領
域移動方向判定処理を行う(S58)。また、図柄表示
基板44が主基板41から受信した図柄変動コマンドが
普通図柄の当たりの場合以外の図柄変動コマンドである
場合には(S57:NO)、S51に戻る。
【0096】この特別装置作動領域移動方向判定処理
(S58)について、図15に示す特別装置作動領域移
動方向判定処理のフローチャートに基づいて説明する。
まず、図柄表示基板44のRAM44cの移動方向コマ
ンド記憶エリア44c3に記憶された特別装置作動領域
24の移動方向のコマンドは、右に移動か左に移動かを
判断する(S91)、右に移動のコマンドの場合には
(S91:右)、右向き矢印表示コマンドを図柄表示基
板44のRAM44cの矢印表示コマンド記憶エリア4
4c4に記憶する(S92)。左に移動のコマンドの場
合には(S91:左)、左向き矢印表示コマンドを図柄
表示基板44のRAM44cの矢印表示コマンド記憶エ
リア44c4に記憶する(S93)。その後、図14に
示すフローチャートにリターンし、特別装置作動領域移
動方向報知(S59)を行う。
【0097】この特別装置作動領域移動方向報知(S5
9)では、RAM44cの矢印表示コマンド記憶エリア
44c4に記憶した右向き矢印表示コマンド又は左向き
矢印表示コマンドにより、特定入賞口役物20の特別装
置作動領域24が左右何れの方向に移動するかを、少な
くとも発射ハンドル7を操作して、遊技球が発射され、
当該発射された遊技球が特定入賞口役物20の左開閉羽
21又は右開閉羽22へ到達する時間だけ前のタイミン
グに、予告図柄表示部25に矢印で表示する(S5
9)。例えば、特定入賞口役物20の特別装置作動領域
24が右に移動する場合には、図16に示すように予告
図柄表示部25に右向きの矢印を表示する。また、特定
入賞口役物20の特別装置作動領域24が左に移動する
場合には、図17に示すように予告図柄表示部25に左
向きの矢印を表示する。その後、S51に戻る。
【0098】また、図柄変動コマンドを受信した場合に
(S51:YES)、特定遊技状態中の場合には(S5
2:YES)、受信した図柄変動コマンドの変動パター
ンは、特定遊技モード抜けの範囲内か否かを判断する
(S60)。具体的には、S51で受信した図柄変動コ
マンドの変動パターンには、変動パターン1から変動パ
ターン64までの64通りがあるので、この内、変動パ
ターン1〜33の場合に(S60:YES)、特定遊技
状態から抜けるか否かの抽選を行うため、RAM44c
の特定遊技状態決定カウンタ記憶エリア44c1に記憶
されている特定遊技状態決定カウンタLC9を取得する
(S61)。次いで、この取得した特定遊技状態決定カ
ウンタLC9の値が、特定遊技状態から抜ける値である
「99」であるか否かを判断する(S62)。特定遊技
状態決定カウンタLC9の値は、「0〜149」までの
150通りであるので、特定遊技状態から抜ける確率は
150分の1となる。
【0099】S61の処理で取得した特定遊技状態決定
カウンタLC9の値が、特定遊技状態から抜ける値であ
る「99」である場合には(S62:YES)、RAM
44cの特定遊技状態フラグ記憶エリア44c2に特定
遊技状態フラグOFFを記憶して、特定遊技状態のモー
ドから抜け(S63)、S51に戻る。この遊技状態で
は、普通図柄が当たりとなっても、特定入賞口役物20
の特別装置作動領域24が左右何れの方向に移動するか
は報知されない。尚、S60の判断処理で、S51で受
信した図柄変動コマンドの変動パターンが、変動パター
ン34〜64の場合には(S60:NO)、S57に移
行し、特定遊技状態から抜けない。また、S61の処理
で取得した特定遊技状態決定カウンタLC9の値が、特
定遊技状態から抜ける値である「99」以外の場合には
(S62:NO)、S57に移行し、特定遊技状態から
抜けない。
【0100】以上説明したように上記実施の形態のパチ
ンコ機1では、特定遊技状態に移行すると、特定入賞口
役物20の特別装置作動領域24が左右何れの方向に移
動するかを、少なくとも発射ハンドル7を操作して、遊
技球が発射され、当該発射された遊技球が特定入賞口役
物20の左開閉羽21又は右開閉羽22へ到達する時間
だけ前のタイミングに、予告図柄表示部25に矢印で表
示することができる。従って、遊技者は、予告図柄表示
部25に右向きの矢印が表示された場合には、右開閉羽
22に向けて遊技球を発射すれば、開放される右開閉羽
22に遊技球が拾われて、右遊技球停留部23bに遊技
球が停留し、底部23dが開放され、右方向に移動して
来た特別装置作動領域24に遊技球を入賞させて当たり
の権利を発生させることができる。また、予告図柄表示
部25に左向きの矢印が表示された場合には、左開閉羽
21に向けて遊技球を発射すれば、開放される左開閉羽
21に遊技球が拾われて、左遊技球停留部23aに遊技
球が停留し、底部23cが開放され、左方向に移動して
来た特別装置作動領域24に遊技球を入賞させて当たり
の権利を発生させることができる。
【0101】尚、上記実施の形態では、特別装置作動領
域24の移動方向を予告図柄表示部25に矢印で表示し
たが、必ずしも矢印に限られず、「右」、「左」等の文
字で表示したりしても良い。また、音基板43の制御に
よりスピーカー48から「右」、「左」等の音声を発し
ても良い。
【0102】また、上記の実施の形態では、普通図柄の
当たり時には、特定入賞口役物20の左開閉羽21及び
右開閉羽22を同時に開放するようにしたが、2分の1
の確率の乱数を用いた抽選により、左開閉羽21又は右
開閉羽22の何れか一方のみが開放されるようにして、
特別装置作動領域24を移動させずに、特定入賞口役物
20内に案内された遊技球は、必ず、特別装置作動領域
24を通過するようにしても良い。この場合には、特定
遊技状態時には、左開閉羽21又は右開閉羽22の何れ
かが開放されるかを、予告図柄表示部25を用いて報知
したり、音基板43の制御によりスピーカー48から
「右」、「左」等の音声を発して報知するようにしても
良い。
【0103】また、特定遊技状態に移行するか否かを主
基板41で判断するようにしても良い。この場合には、
普通入賞口(図示外)等に遊技球が入賞した場合に、乱
数を用いた抽選を行って、当たりの場合には、少なくと
も発射ハンドル7を操作して、遊技球が発射され、当該
発射された遊技球が特定入賞口役物20へ到達する時間
だけ前のタイミングに、普通図柄表示装置8の表示画面
に予告図柄や所定のキャラクター等表示して、特定入賞
口役物20の特別装置作動領域24の移動方向や開閉羽
21,22の何れが開放されるかを報知するようにして
も良い。
【0104】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パ
チコン機等の開放される電動役物を備えた遊技機に適用
できることは、言うまでもない。更に、特別装置作動領
域24の移動方向を報知するモードから抜けるか否か
は、抽選で決定するものに限られず、50回、100
回、200回、500回等の任意の所定回数を予め設定
して、設定された回数報知したら特定遊技状態から抜け
るようにしても良い。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、遊技盤の表面に設けられた遊技部材
は、特定入賞口を複数備え、当該複数の特定入賞口から
入賞した遊技球を選択的に特別装置作動領域に案内し、
報知手段は前記特別装置作動領域に遊技球を通過させる
ためには遊技部材の複数の特定入賞口の何れの特定入賞
口を狙えば良いかを報知し、報知決定手段は当該報知手
段により報知を行うか否かを決定し、報知制御手段は、
報知決定手段が報知を行うと決定した場合に、報知手段
を作動させることができる。従って、遊技者は、報知決
定手段の報知に従って、複数の特定入賞口の何れかの特
定入賞口を狙うことにより、特別装置作動領域に遊技球
を通過させ易くすることができる。従って、従来の遊技
性に加えて特別装置作動領域へ遊技球が入賞するように
助長する特定遊技状態という新しい遊技状態を遊技者に
提供できるので、趣向性の向上を図り、新しいゲーム性
を実現し、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0106】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の効果に加え、報知手段は当該左
右一対の特定入賞口の何れを狙えば良いかを報知するこ
とができる。従って、遊技者は、報知決定手段の報知に
従って、左右一対の何れかの特定入賞口を狙うことによ
り、特別装置作動領域に遊技球を通過させ易くすること
ができる。
【0107】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、特別装置作
動領域は、遊技部材の内部で左右方向に移動し、移動方
向判定手段は特別装置作動領域の移動方向を判定し、報
知手段は、移動方向判定手段の判定結果に基づいて、特
別装置作動領域の移動方向を報知することができる。従
って、遊技者は特別装置作動領域の移動方向側の特定入
賞口の開放を狙って遊技球を発射することができる。
【0108】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、前記遊技部
材の左右一対の特定入賞口は、各々個別に開放され、報
知手段は、左右一対の特定入賞口の何れが開放されるか
を報知することができる。従って、遊技者は開放される
側の特定入賞口を狙って遊技球を発射することができ
る。
【0109】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項2乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、遊
技部材の内部に設けられた左右一対の遊技球停留部は、
左右一対の特定入賞口から入賞した遊技球を各々一旦停
留させることができる。
【0110】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項5に記載の発明の効果に加え、各遊技球停留部に
停留した遊技球は、特別装置作動領域が設けられている
下方に向けて流下されるので、特別装置作動領域に入賞
させることができる。
【0111】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項3又は5又は6の何れかに記載の発明の効果に加
え、移動方向抽選手段は特別装置作動領域が左右何れの
方向に移動するかを抽選により決定することができる。
従って、通常状態では、特別装置作動領域の移動方向を
予想することは困難となる。
【0112】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項4乃至6の何れかに記載の発明の効果に加え、開
放方向抽選手段は左右一対の特定入賞口の何れを開放す
るかを抽選により決定することができる。従って、通常
状態では、左右一対の特定入賞口の何れが開放されるか
を予測することは難しい。
【0113】また、請求項9に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加え、遊
技部材に設けられた報知手段が報知を行うことができ
る。従って、遊技者は遊技部材から視線を移動させる必
要がない。
【0114】また、請求項10に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至9の何れかに記載の発明の効果に加
え、報知手段である表示手段は、遊技部材の左右一対の
特定入賞口の何れを狙えば良いかを矢印で表示すること
ができる。従って、遊技者に分かり易い表示を実現でき
る。
【0115】また、請求項11に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の効果に加
え、報知手段である発音手段は、遊技部材の左右一対の
特定入賞口の何れを狙えば良いかを音声により報知する
ことができる。従って、遊技者は、表示手段を見る必要
がない。
【0116】また、請求項12に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の効果に加
え、当たりの権利の発生状態において、遊技盤の表面に
設けられた第三種始動口に遊技球が入賞すると、大入賞
口が開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のパチンコ機1
の正面図である。
【図2】図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図であ
る。
【図3】図3(1)は、開閉羽21,22が開いた状態
の特定入賞口役物20の正面図であり、図3(2)は、
開閉羽21,22が閉じた状態の特定入賞口役物20の
正面図である。
【図4】図4はパチンコ機1の電気的回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図5は図柄表示基板44の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図6はRAM52の記憶エリアの模式図であ
る。
【図7】図7は普通図柄乱数記憶エリア52cの模式図
である。
【図8】図8は図柄表示基板44のRAM44cの記憶
エリアの模式図である。
【図9】図9はROM53の記憶エリアの模式図であ
る。
【図10】図10はパチンコ機1のメインルーチンのフ
ローチャートである。
【図11】図11はパチンコ機1の普通図柄の当たり判
定処理のフローチャートである。
【図12】図12は権利発生判定処理のフローチャート
である。
【図13】図13は特別装置作動領域移動方向決定処理
のフローチャートである。
【図14】図14は特定遊技状態移行決定処理のフロー
チャートである。
【図15】図15は特別装置作動領域移動方向判定処理
のフローチャートである。
【図16】図16は特定入賞口役物20の予告図柄表示
部25の矢印の表示例である。
【図17】図17は特定入賞口役物20の予告図柄表示
部25の矢印の表示例である。
【図18】図18は従来のパチンコ機101の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 遊技領域 7 発射ハンドル 8 普通図柄表示装置 11 第三種始動口 12 普通図柄始動口 16 大入賞口 20 特定入賞口役物 21 左開閉羽 22 右開閉羽 23 遊技球停留部材 23a 左遊技球停留部 23b 右遊技球停留部 24 特別装置作動領域 24a 特別装置作動領域移動装置 25 予告図柄表示部 41 主基板 43 音基板 44 図柄表示基板 45 払出制御基板 46 電飾基板 77 特別装置作動領域スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月31日(2002.5.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の表面に設けられ遊技球が入賞す
    る普通図柄始動口と、当該普通図柄始動口への遊技球の
    入賞により抽選を行う抽選手段と、当該抽選手段の抽選
    結果に基づいて図柄が変動表示される普通図柄表示部
    と、前記抽選手段の抽選結果が当たりの場合に開放され
    る特定入賞口と、当該特定入賞口へ入賞した遊技球が通
    過することがある特別装置作動領域とを備え、当該特別
    装置作動領域への遊技球の通過により、当たりの権利が
    発生する遊技機において、 前記遊技盤の表面に設けられ、前記特定入賞口を複数備
    え、当該複数の特定入賞口から入賞した遊技球を選択的
    に前記特別装置作動領域に案内する遊技部材と、 前記特別装置作動領域に遊技球を通過させるためには前
    記遊技部材の前記複数の特定入賞口の何れの特定入賞口
    を狙えば良いかを報知する報知手段と、 当該報知手段により報知を行うか否かを決定する報知決
    定手段と、 当該報知決定手段が報知を行うと決定した場合に、前記
    報知手段を作動させる報知制御手段とを備えたことを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数の特定入賞口は、前記遊技部材
    に左右一対設けられた特定入賞口であり、 前記報知手段は、当該左右一対の特定入賞口の何れを狙
    えば良いかを報知することを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技部材は内部に左右方向に移動す
    る前記特別装置作動領域を備え、 さらに、前記特別装置作動領域の移動方向を判定する移
    動方向判定手段を備え、 前記報知手段は、前記移動方向判定手段の判定結果に基
    づいて、前記特別装置作動領域の移動方向を報知するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技部材の左右一対の特定入賞口
    は、各々個別に開放され、 前記報知手段は、前記左右一対の特定入賞口の何れが開
    放されるかを報知することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技部材は、内部に前記左右一対の
    特定入賞口から入賞した遊技球を各々一旦停留させる左
    右一対の遊技球停留部を備えたことを特徴とする請求項
    2乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記各遊技球停留部に停留した遊技球
    は、前記特別装置作動領域が設けられている下方に向け
    て流下されることを特徴とする請求項5に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記特別装置作動領域が左右何れの方向
    に移動するかを抽選により決定する移動方向抽選手段を
    備えたことを特徴とする請求項3又は5又は6の何れか
    に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記左右一対の特定入賞口の何れを開放
    するかを抽選により決定する開放方向抽選手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】 前記報知手段は、前記遊技部材に設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記報知手段は、前記遊技部材の左右
    一対の特定入賞口の何れを狙えば良いかを矢印で表示す
    る表示手段であることを特徴とする請求項1乃至9の何
    れかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記報知手段は、前記遊技部材の左右
    一対の特定入賞口の何れを狙えば良いかを音声により報
    知する発音手段であることを特徴とする請求項1乃至1
    0の何れかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記遊技盤の表面に設けられ、遊技球
    が入賞する第三種始動口と、 前記当たりの権利の発生状態において、前記第三種始動
    口への遊技球の入賞により開放される大入賞口とを備え
    たことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の
    遊技機。
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