JP3934987B2 - 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、画像を変動表示する画像表示装置により所定の画像が確定表示された場合に、遊技状態が遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態に変化する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機として、たとえば図13に示すパチンコ機が知られている。図13は、そのパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た説明図である。
パチンコ機に設けられた発射ハンドルを操作して発射された遊技球が、遊技盤500に設けられた普通図柄作動ゲート506を通過すると、赤色または緑色に発光する3個のLEDから構成された普通図柄表示装置503が点滅を開始する。そして、所定時間(たとえば30秒)経過後にそれら3個のLEDの点滅が停止し、そのときの3個のLEDの発光色(普通図柄)の組合せが、所定の組合せの場合に当りとなり、普通電動役物508が所定時間(たとえば0.2秒)両翼を開放する。
【0003】
また、センターケース501の右側には右流入口511が設けられており、左側には左流入口512が設けられている。右流入口511または左流入口512から流入した遊技球は、センターケース501の内部に通路状に形成されたワープルートを通過し、センターケース501の奥まった個所に設けられた排出口から排出され、クルーン513の上に流下する。クルーン513は、円板形状に形成されており、モータ駆動装置により、後端を軸にして前端を上下動させている。つまり、水平状態にあるクルーン513の上に流下した遊技球は、クルーン513の上で停留し、クルーン513の前端の下降により、第1種始動口507の方向に流下する。
【0004】
そして、遊技球が第1種始動口507または両翼を開放した普通電動役物508に入賞すると、センターケース501に設けられた特別図柄表示器502が、画面上の横方向3個所において複数の図柄(たとえば、0〜9)を上下方向に変動表示する(スクロールさせる)。そして、所定時間経過後に上記3個所において大当り図柄(たとえば、「777」など)が確定表示されると、大当りが発生し、開閉部材509,509が開作動し、大入賞口510,510が開口する。そして、大入賞口510に遊技球が入賞すると、入賞球1個に付き、所定個数(たとえば、15個)の賞球が払出される。また、大入賞口510に入賞した入賞球の数が所定数(たとえば、10個)に達するか、あるいは、大入賞口510が開口してから所定時間(たとえば、30秒)経過するか、いずれかの条件が満たされると、開閉部材509,509が閉作動し、大入賞口510,510が閉口する。
【0005】
さらに、大入賞口510に入賞した遊技球が大入賞口510の内部に設けられた特定領域を通過すると、大入賞口510,510が連続して開口する権利が発生する。このように、大入賞口510,510が開口してから閉口するまでを1ラウンドとし、遊技球が特定領域を通過することを条件として、複数のラウンド(たとえば、15ラウンド)の遊技を行うことができる。
また、大当り図柄が特定の図柄(以下、確変図柄と称する)、たとえば奇数図柄であった場合には、その大当りの遊技が終了してから所定の期間、特別図柄および普通図柄の変動開始から確定表示までの時間が短縮された遊技状態(以下、時短と称する)および大当りの発生する確率の高い遊技状態(以下、確変と称する)に変化する権利が発生する。
【0006】
なお、普通図柄の変動中に遊技球が普通図柄作動ゲート506を通過した場合は、普通図柄始動記憶として最大4つまで記憶され、その記憶数(以下、普通図柄始動記憶数と称する)は、普通図柄始動記憶数表示装置505を構成する4つのLEDの点灯数により表示される。そして、現在行われている普通図柄の変動表示が終了したときに普通図柄始動記憶数が「1」以上ある場合は、その普通図柄始動記憶に基いて次の普通図柄の変動表示を行う。
また、特別図柄の変動中に遊技球が両翼を開放した普通電動役物508、あるいは、第1種始動口507に入賞した場合は、特別図柄始動記憶として最大4つまで記憶され、その記憶数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)は、特別図柄始動記憶数表示装置504を構成する4つのLEDの点灯数により表示される。そして、現在行われている特別図柄の変動表示が終了したときに特別図柄始動記憶数が「1」以上ある場合は、その特別図柄始動記憶に基いて次の特別図柄の変動表示を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワープルートの本来の役割は、センターケース501の近傍を流下していた遊技球が、突然目の前から消え、センターケース501の奥まった個所から突然現れるという意外性を出し、遊技に変化を付けることにある。
しかし、前記従来のパチンコ機は、右流入口511または左流入口512から流入した遊技球は、ワープルートを通過した後、常に同じタイミングで排出口から排出されるため、遊技球の流入と排出とが常に同じリズムで繰り返される。このため、遊技者は、最初の内は、前記の意外性を感じる遊技を行うことができるが、同じリズムの繰り返しであるため、すぐに飽きてしまうという問題がある。
【0008】
そこでこの発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、遊技の変化に富み、飽き難い遊技機を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1ないし請求項14に記載の発明では、遊技盤と、この遊技盤へ遊技球を発射する発射装置と、前記遊技盤に設けられたハウジングと、このハウジングに備えられており、画像を変動表示する画像表示装置とを備えており、前記画像表示装置により所定の画像が確定表示された場合に、遊技状態が遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態に変化する遊技機において、前記ハウジングに備えられており、前記発射装置により発射された遊技球を前記ハウジングの内部に流入させる流入口と、この流入口から流入した遊技球が流下する通路と、この通路の近傍に設けられた複数の発光手段と、前記通路を流下する遊技球の流下を阻止する第1の状態、または、阻止しない第2の状態に変化する阻止手段と、この阻止手段よりも下流に設けられており、前記通路を流下した遊技球を前記通路の外部へ排出する排出口と、遊技球が前記流入口に流入したことを検出する検出手段と、予め設定された所定の条件に基づいて、前記阻止手段を前記第1の状態、または、前記第2の状態に制御するとともに、前記阻止手段を前記第1の状態に制御しているときに前記検出手段により前記遊技球が検出された場合は、前記阻止手段を前記第2の状態に変化させる流下制御手段と、この流下制御手段が前記阻止手段を前記第1の状態、または、前記第2の状態に制御する場合に前記複数の発光手段を順次発光させる発光制御手段とが備えられたという技術的手段を用いる。
【0010】
流下制御手段は、予め設定された所定の条件に基づいて、阻止手段を、通路を流下する遊技球の流下を阻止する第1の状態、または、阻止しない第2の状態に制御する。
つまり、ハウジングに備えられた流入口から流入した遊技球は、予め設定された所定の条件に基づいて、通路内で流下を阻止されたり、阻止されなかったりするため、流入口から流入した遊技球が排出口から排出されるタイミングを変化させることができる。
また、流下制御手段は、遊技球が通路内で流下を阻止されている場合に、次の遊技球が流入口から流入した場合は、先に阻止されている遊技球の阻止を解除することができるため、複数の遊技球が通路内で流下を阻止されている状態を作らないようにすることができる。
したがって、従来の遊技機のように、遊技球の流入から排出までが同じタイミングのものよりも変化に富んだ遊技を行うことができる。
また、発光制御手段は、流下制御手段が阻止手段を第1の状態、または、第2の状態に制御する場合に、通路の近傍に設けられた複数の発光手段を順次発光させる。
つまり、遊技球が通路内で流下を阻止されたり、阻止されなかったりすることに対応して複数の発光手段を順次発光させることができる。
したがって、従来の遊技機のように、通路内の遊技球の状態に対応して複数の発光手段が順次発光するような構成を備えていないものよりも、斬新な装飾効果を生むことができるし、変化に富んだ遊技を行うことができる。
以上のように、請求項1に記載の遊技機によれば、従来よりも飽き難い遊技機を実現することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の遊技機において、前記発光制御手段は、前記流下制御手段が前記阻止手段を前記第1の状態に制御している場合と、前記第2の状態に制御している場合とでは、前記複数の発光手段を異なる発光パターンにて発光させるという技術的手段を用いる。
【0012】
つまり、遊技球が通路内で流下を阻止されたり、阻止されなかったりすることに対応して複数の発光手段を異なる発光パターンにて発光させることができる。
したがって、発光パターンの相違を識別することにより、遊技球が流下を阻止されている状態にあるか否かを知ることができるし、より一層変化に富み、飽き難い遊技機を実現することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記複数の発光手段が、前記通路に沿って設けられており、前記発光制御手段は、前記通路を流下する遊技球の流れに対応して前記複数の発光手段を順次発光させるという技術的手段を用いる。
【0014】
つまり、通路を流下する遊技球の流れに対応して、通路に沿って設けられた複数の発光手段を順次発光させることができるため、発光手段から出る光が、あたかも遊技球の流下状態を表しているような演出を行うことができる。
したがって、従来にはない斬新な光の演出を生むことができるため、飽き難い遊技機を実現することができる。
【0017】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機において、前記流下制御手段は、前記阻止手段を前記第1の状態に制御している時間が第1の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させるという技術的手段を用いる。
【0018】
つまり、遊技球が通路内において流下を阻止されている状態が第1の所定時間を超えて続く場合は、その阻止を解除することにより、阻止されていた遊技球を流下させることができる。
したがって、必要以上の遊技球が通路内で流下を阻止され、遊技球が排出口から排出されない状態を作らないようにすることができる。
【0019】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機において、前記流下制御手段は、前記阻止手段を前記第1の状態に制御している場合に、前記発射装置により遊技球が発射されない時間が第2の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させるという技術的手段を用いる。
【0020】
つまり、遊技球が通路内において流下を阻止されているときに、発射装置により遊技球が発射されない時間が第2の所定時間を超えた場合は、阻止を解除し、阻止されていた遊技球を流下させることができる。
したがって、遊技の中断または中止により、遊技球が通路内に残ったままの状態にならないようにすることができるため、それにより遊技者が不利益を被るおそれがない。
【0021】
請求項に記載の発明では、請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機において、前記流下制御手段は、前記検出手段により前記遊技球が前記流入口に流入したことが検出されない時間が第3の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第1の状態に変化させるという技術的手段を用いる。
【0022】
つまり、遊技球が流入口に流入しない状態が第3の所定時間を超えた場合には、流入口から流入した遊技球の流下を通路内において阻止する状態にすることができる。
したがって、遊技球が流入口に流入し難いような場合には、折角流入した遊技球を通路内において阻止しないでそのまま流下させては、つまらないため、そのような遊技球は通路内において流下を阻止することにより、遊技に変化を付けることができる。
【0023】
請求項に記載の発明では、請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機において、前記流下制御手段は、前記検出手段により前記遊技球が前記流入口に流入したことが検出されない時間が第3の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させるという技術的手段を用いる。
【0024】
つまり、遊技球が流入口に流入しない状態が第3の所定時間を超えた場合には、流入口から流入した遊技球の流下を通路内において阻止する状態から阻止しない状態にすることができる。
したがって、1個目の遊技球が流入口から流入し、通路内において流下が阻止されているような場合に、2個目の遊技球がなかなか流入口から流入しないようなときは、1個目の遊技球の阻止を解除して流入させることができるため、流下されないことにより遊技者に不利益が及ばないようにすることができる。
【0025】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機において、前記排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その流下した遊技球を受入れたことに起因して前記画像表示装置が前記画像の変動表示を開始する受入れ口が備えられたという技術的手段を用いる。
【0026】
つまり、排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その流下した遊技球を受入れたことに起因して画像表示装置が画像の変動表示を開始する受入れ口が備えられている。また、遊技球が排出口から排出されるタイミングは、予め設定された所定の条件に基づいて変化する。このため、画像表示装置が画像の変動表示を開始することに対して期待する遊技者は、流入口から流入した遊技球が、いつ排出口から排出されるのか、ハラハラドキドキするスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、より一層変化に富んだ遊技を行うことができるため、より一層飽き難い遊技機を実現することができる。
【0027】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の遊技機において、前記遊技盤には、遊技球が前記遊技盤に設けられたゲートを通過したことに起因して前記画像とは役割の異なる別画像を変動表示する別画像表示装置が備えられており、前記受入れ口の下方には、前記別画像表示装置により所定の別画像が確定表示された場合に開放動作して前記受入れ口を拡大する役物が備えられているという技術的手段を用いる。
【0028】
つまり、受入れ口の下方には、別画像表示装置により所定の別画像が確定表示された場合に開放動作して受入れ口を拡大する役物が備えられている。また、遊技球が排出口から排出されるタイミングは、予め設定された所定の条件に基づいて変化する。このため、拡大された受入れ口に遊技球が受入れられ、画像表示装置が画像の変動表示を開始することに対して期待する遊技者は、流入口から流入した遊技球が、いつ排出口から排出されるのか、ハラハラドキドキするスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、より一層変化に富んだ遊技を行うことができるため、より一層飽き難い遊技機を実現することができる。
【0029】
請求項10に記載の発明では、請求項に記載の遊技機において、前記流下制御手段は、前記役物が開放動作するタイミングと、前記排出口から排出される遊技球が前記受入れ口に到達するタイミングとが一致するように前記阻止手段を前記第2の状態に制御するという技術的手段を用いる。
【0030】
つまり、役物が開放動作するタイミングと、排出口から排出される遊技球が受入れ口に到達するタイミングとが一致するように阻止手段を、通路を流下する遊技球の流下を阻止する状態から阻止しない状態に制御する。これにより、阻止手段により流下を阻止されていた遊技球が拡大された受入れ口に受入れられる確率を高めることができる。
したがって、役物が開放動作するタイミングに関係なく、遊技球の流下の阻止を制御する場合よりも変化に富んだ遊技をすることができるため、より一層飽き難い遊技機を実現することができる。
【0031】
請求項11に記載の発明では、請求項ないし請求項10のいずれか1つに記載の遊技機において、前記排出口から排出された遊技球が流下する方向には、前記排出された遊技球が前記制御手段により制御された状態に対応して前記受入れ口に流下し易い第1の流下経路と、流下し難い第2の流下経路とが備えられたという技術的手段を用いる。
【0032】
つまり、排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その排出された遊技球が制御手段により制御された状態に対応して受入れ口に流下し易い第1の流下経路と、流下し難い第2の流下経路とが備えられているため、遊技者は、排出された遊技球が、はたしてどちらの流下経路を流下するであろうか、ハラハラドキドキしたスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、上記流下経路が備えられていない遊技機よりも変化に富み、飽き難い遊技機を実現することができる。
【0033】
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の遊技機において、前記第2の流下経路は、前記阻止手段が前記第2の状態に制御されている場合に前記流入口から流入し、前記排出口から排出された遊技球が流下し、前記第1の流下経路は、前記第1の状態に制御されている前記阻止手段により阻止されている遊技球が、前記阻止手段が前記第2の状態になることにより阻止状態が解除され、前記排出口から排出された遊技球が流下するという技術的手段を用いる。
【0034】
流入口から流入し、通路内において阻止され、その阻止が解除されてから排出口から排出された遊技球は、受入れ口に流下し易い第1の流下経路を流下し、通路内において阻止されることなく流下し、排出口から排出された遊技球は、受入れ口に流下し難い第2の流下経路を流下する。
つまり、遊技球が通路内において阻止されるか否かにより、排出口から排出された遊技球が受入れ口に受入れられる確率が変化するため、変化に富み、飽き難い遊技機を実現することができる。
【0035】
請求項13に記載の発明では、請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載の遊技機において、前記阻止手段は、前記通路の内部へ突出可能な突出部材と、この突出部材を動作させるアクチュエータとを備えるという技術的手段を用いる。
【0036】
つまり、アクチュエータ(たとえば、ソレノイド、モータなど)を駆動し、突出部材を通路の内部へ突出させることにより、通路内を流下する遊技球の流下を阻止することができる。また、突出部材を通路の内部から退避させることにより、通路内を流下する遊技球の流下を阻止しないようにすることができる。
【0037】
請求項14に記載の発明では、請求項ないし請求項13のいずれか1つに記載の遊技機において、遊技球が前記排出口から前記受入れ口に流下する途中には、前記第1の流下経路を流下した遊技球が越え易く、かつ、前記第2の流下経路を流下した遊技球が越え難い障害が設けられているという技術的手段を用いる。
【0038】
つまり、障害を越えなかった遊技球は受入れ口に受入れられ易く、障壁を越えた遊技球は受入れ口に受入れられ難いことになるため、遊技者は、遊技球が障害を越えるか否かに着目するようになる。
したがって、そのような障害が設けられていない遊技機よりも変化に富み、飽き難い遊技機を実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面説明図である。
パチンコ機1には、開閉可能なガラス枠4が設けられており、そのガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられている。また、ガラス枠4の上方には、装飾用のLEDなどが内側に設けられたコーナー飾り11が備えられている。パチンコ機1の右下には、遊技球の遊技盤5への発射を操作するための発射ハンドル15が取付けられている。ガラス枠4の左下には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられている。
【0044】
上受け皿6の前面には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、パチンコ機1の左側に設置されたプリペイドカードユニット(図示省略)のカード挿入口に挿入されたプリペイドカードを挿入前の状態に押し出すための返却ボタン83と、プリペイドカードユニットにより読取られたプリペイドカードの残り度数を表示する度数表示部82とが備えられている。
上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、下受け皿7の前面下部には、下受け皿7に収容されている遊技球を底面から抜くための下受け皿球抜きレバー7bが設けられている。
【0045】
[遊技盤5の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成について図2を参照して説明する。図2は、遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。
遊技盤5の略中央には、センターケース30が設けられており、センターケース30には、特別図柄の変動表示から確定表示など、各種の画像を表示する画像表示器34aが設けられている。画像表示器34aは、複数種類の特別図柄、この実施形態では「0」〜「9」の数字からなる図柄列を画面の横右方の3個所において、それぞれ上から下方向へ変動表示(スクロール表示)する。
また、画像表示器34aは、特別図柄の背景に表示する背景画像、リーチになったときの演出画像、大当りが発生したときの演出画像などを表示する。
なお、特別図柄の確定表示とは、最終的に確定した特別図柄を表示したという意味であり、確定表示の態様には、変動が完全に停止した状態の他、完全に停止しないで上下または左右に振動するなど、所定の動きを伴っている状態などが含まれる。また、以下の説明では、画像表示器34aの画面左側に変動表示される図柄列を左図柄列、画面中央に変動表示される図柄列を中図柄列、画面右側に変動表示される図柄列を右図柄列と称する。また、左図柄列を構成する特別図柄を左図柄、中図柄列を構成する特別図柄を中図柄、右図柄列を構成する特別図柄を右図柄と称し、画面左側に確定表示される特別図柄を左確定図柄、画面中央に確定表示される特別図柄を中確定図柄、画面右側に確定表示される特別図柄を右確定図柄と称する。
【0046】
画像表示器34aの上方には、3個のLEDからなる普通図柄表示装置32が設けられている。左右のLEDは赤色LEDであり、中央のLEDは緑色LEDである。この実施形態では、普通図柄表示装置32は、3個のLEDを「●○○」、「○●○」および「○○●」(●は点灯、○は消灯を示す)の3通りの点灯パターンをランダムに実行する。また、「○●○」のように中央のLEDが1つだけ点灯した場合がハズレであり、それ以外の点灯は当りである。以下、当りの普通図柄を当り普通図柄といい、ハズレの普通図柄をハズレ普通図柄という。
普通図柄表示装置32の下方には、普通図柄の変動表示から確定表示までを1回とした場合の表示を保留している回数(以下、普通図柄始動記憶数と称する)を4個のLEDにより表示する普通図柄始動記憶数表示LED33が設けられている。LEDの点灯数が普通図柄始動記憶数に対応する。
画像表示器34aの下方には、特別図柄の変動表示から確定表示までを1回とした場合の表示を保留している回数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)を4個のLEDにより表示する特別図柄始動記憶数表示LED34bが設けられている。LEDの点灯数が特別図柄始動記憶数に対応する。
【0047】
センターケース30の右側には、普通図柄作動右ゲート(単に普通図柄作動ゲートともいう)25が設けられており、センターケース30の左側には、普通図柄作動左ゲート(単に普通図柄作動ゲートともいう)26が設けられている。遊技球が、いずれかの普通図柄作動ゲートを通過すると、普通図柄表示装置32が普通図柄の変動表示を開始し、その変動表示中に遊技球が普通図柄作動ゲートを通過した場合は、普通図柄始動記憶数が1個増加する。
センターケース30の下方には、第1種始動口27が設けられており、その第1種始動口27の下部には普通電動役物28が設けられている。普通電動役物28は、普通図柄表示装置32が当り普通図柄を確定表示した場合に両翼を開放し、遊技球が第1種始動口27または普通電動役物28の両翼から入賞すると、特別図柄始動記憶数が1個増加する。
【0048】
普通電動役物28の下方には、大当りが発生した場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。この変動入賞装置40には、各ラウンドの開始時に開放動作して大入賞口を開口する板状の開閉部材43が扉式に開閉可能に取り付けられている。開閉部材43が開放すると、開閉部材43の形状に対応した横長で長方形状の大入賞口が開口する。変動入賞装置40の右斜め上には、右下入賞口21が設けられており、その右斜め上には右袖入賞口12が設けられている。変動入賞装置40の左斜め上には、左下入賞口22が設けられており、その左斜め上には左袖入賞口13が設けられている。各普通図柄作動ゲートの下方には、風車24がそれぞれ設けられており、センターケース30の両側上方には、LEDにより装飾された装飾風車19がそれぞれ設けられている。
遊技盤5の両側には、複数のLEDにより装飾されたサイド飾り20がそれぞれ設けられている。また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領域へ案内する発射レール16が取付けられており、その発射レール16により、円形の遊技領域が区画されている。さらに、遊技盤5の最下部には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口14が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘17が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘17の間を乱舞しながら流下し、普通図柄作動ゲート25,26を通過したり、第1種始動口27または普通電動役物28の両翼から入賞したり、あるいは、アウト口14から回収されたりする。
【0049】
[センターケース30の主要構造]
次に、センターケース30の主要構造について図3ないし図7を参照して説明する。
図3は、センターケース30の主要構造を示す斜視説明図である。図4は、図3に示すセンターケース30の一部を拡大して示す説明図である。図5は、図3に示すセンターケース30を右側面から透視した説明図である。図6(A)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部に突出している状態を示す説明図であり、図6(B)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部から退避している状態を示す説明図であり、図6(C)は、遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図であり、図6(D)は、次の遊技球が流入し、先の遊技球が阻止を解除されて流下する状態を示す説明図であり、図6(E)は、次の遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図である。図7(A)〜(C)は、センターケース30の右側に設けられたLEDの発光パターンを示す説明図である。
なお、以下の説明において、センターケース30を正面から見た場合に、その正面に向かう方向を前方とし、背面に向かう方向を後方とする。また、前方に位置する部分を前部とし、後方に位置する部分を後部とする。
【0050】
図3に示すように、センターケース30は、前部ハウジング30aと、この前部ハウジング30aの後部に取付けられる後部ハウジング30bとを備える。前部ハウジング30aの頂部には、遊技球Pが流入する流入口31が設けられている。後部ハウジング30bの前面右側には、流入口31から流入した遊技球Pが流下する右側通路35が形成されており、前面左側には、流入口31から流入した遊技球Pが流下する左側通路36が形成されている。右側通路35および左側通路36は、それぞれ樋状に形成されており、その直径は、遊技球Pが流下できる大きさに形成されている。
右側通路35は、正面から見て右下がりに傾斜した右側傾斜通路35aと、この右側傾斜通路35aと連通する垂直状の右側垂直通路35bと、この右側垂直通路35bの下端に貫通形成された右側排出口35cとを備える。左側通路36は、正面から見て左下がりに傾斜した左側傾斜通路36aと、この左側傾斜通路36aと連通する垂直状の左側垂直通路36bと、この左側垂直通路36bの下端に貫通形成された左側排出口36cとを備える。
右側傾斜通路35aの底面には、右側傾斜通路35aを流下する遊技球を検出する右側検出スイッチSW1が設けられており、左側傾斜通路36aの底面には、左側傾斜通路36aを流下する遊技球を検出する左側検出スイッチSW2が設けられている。この実施形態では、右側検出スイッチSW1および左側検出スイッチSW2は、それぞれ変流器を用いたセンサである。なお、遊技球の重みにより下方に撓む薄肉板状部材と、この板状部材の撓みにより接点を閉じる接点部材とを備えるマイクロスイッチなどを用いることもできる。
【0051】
流入口31から流入した遊技球Pは、矢印F1で示すように後部ハウジング30bに向けて流下し、右側通路35または左側通路36を流下する。右側通路35に流下した場合は、矢印F2で示すように、右側傾斜通路35a、右側垂直通路35bを流下して右側排出口35cから排出される。また、左側通路36に流下した場合は、矢印F2で示すように、左側傾斜通路36a、左側垂直通路36bを流下して左側排出口36cから排出される。
図4に示すように、右側排出口35cおよび左側排出口36cの各排出方向には、排出された遊技球の勢いに対応して流下方向を変化させる転動面91がそれぞれ形成されている。各転動面91には、後方に下り傾斜した段差91aを介して通路91bがそれぞれ形成されている。各転動面91の中央寄りの端部には、障壁91cがそれぞれ立上がり形成されている。各障壁91cの後方には、通路91bを流下した遊技球が通過可能な大きさの隙間91dがそれぞれ形成されている。
【0052】
障壁91cと障壁91cとの間に形成された空間であって、隙間91dを通過した遊技球の流下方向には、クルーン90が設けられている。クルーン90は、円板形状に形成されており、その上面は、すり鉢状に形成されている。クルーン90は、クルーン駆動モータ90a(図6)の駆動により、後端を軸にして前端を上下動させる。クルーン90の前端が上昇している場合は、遊技球Pはクルーン90の上面に滞留し、その滞留している遊技球Pは、クルーン90の前端の下降により、流下経路F5で示すように、下方へ流下する。
【0053】
図5に示すように、後部ハウジング30bの右側垂直通路35bの背面下方には、突出部材94が設けられている。突出部材94は、鷹の爪形状に形成されており、その基端の前部は、右側垂直通路35bの背面の外壁に突出形成された軸受95に軸部材94aを介して回動可能に軸止されている。突出部材94の基端の後部には切り込みが形成されており、その切り込みには、リンク部材97の先端が挿入されている。リンク部材97は、軸部材97aを介して後部ハウジング30bの所定個所に回動可能に軸止されている。リンク部材97の後部には切り込みが形成されており、その切り込みには、連結部材93の先端が挿入されている。連結部材93の内部には、流下制御ソレノイド92のプランジャ92aの先端がはめ込まれている。つまり、プランジャ92aの伸縮により、リンク部材97を介して突出部材94が回動する構造になっている。
流下制御ソレノイド92がOFFの状態にある場合は、図5に示すように、プランジャ92aが伸張した状態にあり、突出部材94が、軸部材94aを軸にして図5において反時計方向に回動され、右側垂直通路35bの内部に突出した状態になる。つまり、右側垂直通路35bを流下する遊技球Pの流下を阻止する状態になる。
【0054】
また、流下制御ソレノイド92がONした状態にある場合は、図6(B)に示すように、プランジャ92aが退縮した状態にあり、突出部材94が軸部材94aを軸にして図6(B)において時計方向に回動され、突出部材94の先端が右側垂直通路35bの内部から退避した状態になる。つまり、右側垂直通路35bを流下する遊技球Pの流下を阻止しない状態になる。
さらに、図5には示されていないが、左側垂直通路36bを流下する遊技球を阻止したり、阻止しなかったりするための突出部材94、軸部材94a、軸受95、リンク部材97、軸部材97a、連結部材93および流下制御ソレノイド92が設けられている。
なお、突出部材94の動作を制御する手段としてモータや圧電素子などの駆動源を使用することもできる。
【0055】
図6(B)に示すように、流下制御ソレノイド92がONしており、突出部材94が通路内に突出していない場合に流入口31から流入した遊技球Pは、勢いよく流下するため、図4において流下経路F4で示すように、段差91aを乗り越えて転動面91に乗り上げ、障壁91cに衝突し、クルーン90上に流下することなく下方に流下する。つまり、第1種始動口27に向かう方向とは異なる方向に流下するため、第1種始動口27または両翼を開放した普通電動役物28に入賞し難い。
また、図6(A)に示すように、流下制御ソレノイド92がOFFになっており、突出部材94が通路内に突出している場合に流入口31から流入した遊技球Pは、突出部材94の先端に衝突し、流下が阻止される。その後、流下制御ソレノイド92がONになり、突出部材94による阻止が解除されると、その阻止されていた遊技球Pは、その位置から流下するため、一度も阻止されることなく流下する遊技球Pよりも流下の勢いがない。このため、その遊技球Pは、段差91aを乗り越えることができず、通路91bを流下し、隙間91dを通過し、クルーン90の上面に斜めに流下する。そして、クルーン90のすり鉢状に形成された上面を円弧状の軌跡を描いて転がる。このとき、クルーン90の前端が上昇している場合は、遊技球Pはクルーン90の上面中央に滞留し、前端が下降したときに流下経路F5で示すように、クルーン90の前端中央から下方に流下する。また、クルーン90の前端が下降している場合にクルーン90の上面に斜めに流下した遊技球Pは、円弧状の軌跡を描いた後、その遠心力により、クルーン90から脱出し、流下経路F5で示すように、クルーン90の前端中央から下方に流下する。
つまり、クルーン90の前端中央から下方に流下する遊技球Pは、第1種始動口27に向けて流下するため、第1種始動口27または両翼を開放した普通電動役物28に入賞し易い。
【0056】
図3に示すように、前部ハウジング30aの右側であって、右側通路35の近傍には、その右側通路35に沿うように複数のLED96が収容されたLEDケース37が設けられており、同様に、前部ハウジング30aの左側であって、左側通路36の近傍には、その左側通路36に沿うように複数のLED96が収容されたLEDケース38が設けられている。LEDケース37,38は、合成樹脂などにより形成されており、透光性を有する。図7に示すように、各LEDケースに備えられたLED96の配列構造は、LED96を円形に配列した構造を上下方向に2組備えた配列構造になっている。
流入口31から流入した遊技球P1が、右側傾斜通路35aを流下し、右側検出スイッチSW1がONすると(図6(A))、右側の流下制御ソレノイド92は、所定時間(この実施形態では0.2秒間)ONし(図6(B))、OFFになる(図6(C))。なお、遊技球が右側検出スイッチSW1により検出されてから突出部材94に衝突するまでにかかる時間(この実施形態では、0.5秒)は、流下制御ソレノイドがONしてOFFするまでにかかる時間よりも長いため、右側検出スイッチSW1により検出された遊技球の流下を突出部材94により阻止することができる。
【0057】
このように、右側垂直通路35bの内部に突出した突出部材94により遊技球P1の流下が阻止されいる状態になると、図7に示すように、右側のLEDケース37に収容されたLED96の最上部のLED96から最下部のLED96に向けて順次発光して行く。このとき、LEDは、途中で左回りの円を上部で1回、連続して下部で1回描いた後、最下部に到達するように順番に連続して発光して行く。続いて、LEDは、最下部から最上部に向かって順番に連続して発光して行く。この場合、LEDの発光は、途中で右周りの円を下部で1回、連続して上部で1回描いた後、最上部に到達する。
このように、LEDは、最上部から最下部へ順番に連続して発光して行く発光パターンと、最下部から最上部へ順番に連続して発光して行く発光パターンとを繰り返す。この発光パターンの繰り返しを見ることにより、遊技者は、右側通路35の内部において遊技球が流下を阻止されたことを知ることができる。また、従来にはない面白い光の演出を行うことができる。
なお、LEDの発光パターンには、複数種類の発光パターンが用意されている。たとえば、発光の移動する速度が不規則な発光パターン、発光を開始する位置が異なる発光パターン、発光を終了する位置が異なる発光パターン、それらの発光パターンを組み合わせた発光パターン、全LEDを同時に点滅させる発光パターンなどが用意されている。各発光パターンは、遊技状態に対応して選択され、実行される。
【0058】
そして、次の遊技球P2が右側検出スイッチSW1により検出されると、右側の流下制御ソレノイド92が0.2秒間ONし、今まで阻止されていた遊技球P1が流下する(図6(D))。このとき、LEDは、最上部あるいは上下方向の途中から最下部に向かって順番に連続して発光して行き、遊技球P1が右側排出口35cから排出されたタイミングと一致するようにして、最下部のLEDが発光し、発光パターンを終了する。つまり、全LEDが消灯の状態になる。このように、遊技球の流下に合わせてLEDの発光が移動して行くため、その様子を見ることにより、通路内部において遊技球が流下する様子を想像することができる。また、従来にはない面白い光の演出を行うことができる。
また、次に流入した遊技球P2は、右側垂直通路35bの内部に突出した突出部材94により流下を阻止される(図6(E))。このとき、遊技球P1が流下を阻止された場合(図6(C))と同じように、LEDの発光が上下方向に移動する発光パターンが繰り返される。
また、左側の流下制御ソレノイド92がONからOFFになった場合も、上記右側の流下制御ソレノイド92がONからOFFになった場合と同様にLEDの発光が行われる。
【0059】
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図8を参照して説明する。
パチンコ機には、主基板100が設けられており、この主基板100には、メインCPU112、ROM114およびRAM116を備えたマイクロプロセッサ110が搭載されている。メインCPU112は、大当りかハズレかの決定、入賞の検出、大当りの遊技におけるラウンドの制御、流下制御ソレノイド92,92の制御など、遊技の主な制御を実行する。ROM114には、メインCPU112が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されており、RAM116は、遊技球が第1種始動口27に入賞したこと、普通図柄作動ゲート25,26を通過したこと、大当りが発生したことなどの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納する。
主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が第1種始動口27または普通電動役物28の両翼から入賞したことを検出する第1種始動口スイッチ27a、画像表示器34aを制御する画像制御装置34、電源基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板200、RAMクリアスイッチ10、賞球払出数や大当りの発生などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータへ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0060】
払出制御基板200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球および貸球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、払出制御基板200には、RAMクリアスイッチ10、電源基板80、発射モータ15bを駆動するための発射モータ駆動基板15a、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15aには、発射モータ駆動基板15aから発射モータ15bへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15cと、遊技者の手が触れたことを検出したときに発射スイッチ15cをONするタッチセンサ15dとが接続されている。
【0061】
遊技枠中継基板53には、下受け皿7が遊技球で満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッチ72、賞球切れを検出する賞球切れ検出スイッチ73およびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。払出中継基板55には、貸球切れを検出する貸球切れ検出スイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されている。
盤面中継基板51には、普通図柄表示装置32、普通電動役物28の両翼を開閉駆動する普通電動役物ソレノイド28a、クルーン90を動作させるクルーン駆動モータ90a、左右の流下制御ソレノイド92,92、普通図柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ(単にゲートスイッチともいう)25a、普通図柄作動左ゲート26を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ(単にゲートスイッチともいう)26a、大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ42a、右袖入賞口12に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ12a、左袖入賞口13に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ13a、右下入賞口21に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ21a、左下入賞口22に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ22aおよび大入賞口中継基板50である。
【0062】
大入賞口中継基板50には、大入賞口内部の特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ41aと、開閉部材42を駆動する大入賞口ソレノイド42bと、特定領域を変化させる部材を駆動する特定領域ソレノイド41bとが電気的に接続されている。電源基板80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を度数表示部82(図1)に表示する度数表示基板やプリペイドカードユニットなどから構成される遊技機外装置部分71と電気的に接続されている。電源基板80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受け、各基板および装置へ必要電源を供給する。
なお、このパチンコ機1には、停電が発生した際に、停電直前の遊技中のデータをRAM116およびRAM216にバックアップする機能が備えられており、電源が復帰したときに、バックアップされているデータに基づいて停電直前の遊技を再開することができる機能が備えられている。また、工場出荷時や開店前に試射を行った後に電源を遮断すると、上記バックアップ機能が働き、そのままの状態で開店すると不具合が発生するため、電源基板80に設けられたRAMクリアスイッチ10をONしながら電源スイッチ18をONすることにより、RAM116およびRAM216にバックアップされているデータを消去することができるようになっている。
【0063】
[ソレノイド制御およびLED制御]
次に、メインCPU112が実行するソレノイド制御およびLED制御の流れについて、それを示す図9のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、流入口31から流入した遊技球が右側通路を流下する場合を説明する。
発射装置により発射された遊技球が、流入口31から流入し、右側傾斜通路35aを流下すると、右側検出スイッチSW1がONする。これにより、メインCPU112は、右側検出スイッチSW1がONしたと判定する(図9のステップ(以下、Sと略す)10:Yes)。続いてメインCPU112は、右側の流下制御ソレノイド92がONからOFFになり、突出部材94が遊技球を阻止している状態にあることを示す阻止状態フラグがセットされているか否かを判定する(S12)。この段階では、初めて右側検出スイッチSW1がONしたばかりであり、突出部材94が遊技球を阻止している状態ではないとすると(S12:No)、右側の流下制御ソレノイド92を0.2秒間ONした後にOFFする(S14)。これにより、突出部材94が右側垂直通路35bの内部に突出し、右側検出スイッチSW1により検出された遊技球の流下を阻止する。
【0064】
続いてメインCPU112は、阻止状態フラグをセットし(S16)、遊技球が突出部材94により流下を阻止されていることを示す発光パターン(以下、発光パターン1と称する)にて右側のLEDケース37内の各LEDを発光させる(S18)。続いてメインCPU112は、遊技球が突出部材94により阻止されている時間T1を計測するタイマT1をスタートさせる(S20)。時間T1は、たとえば30秒である。
そしてメインCPU112は、タイマT1がタイムアップしたか否かを判定し(S22)、タイムアップしていないと判定した場合は(S22:No)、S10に戻り、右側検出スイッチSW1がONしたか否かを判定する。ここで、ONしたと判定した場合は(S10:Yes)、阻止状態フラグがセットされているか否かを判定する(S12)。ここでは、前回のS16において阻止状態フラグがセットされているため、次のS24に進み(S12:Yes)、右側の流下制御ソレノイド92を0.2秒間ONした後にOFFする。
つまり、突出部材94により流下を阻止されている遊技球が存在する場合に、次の遊技球が右側通路35に流下した場合は、先に阻止されている遊技球の阻止を解除して流下させる。
【0065】
続いてメインCPU112は、阻止状態フラグをリセットし(S26)、発光パターン1を終了し、流下が阻止されていた遊技球が阻止を解除され、流下することを示す発光パターン(以下、発光パターン2と称する)にて右側のLEDケース37内の各LEDを発光させる(S28)。続いてメインCPU112は、発光パターン2の実行を終了するタイミングであるか否かを判定し(S30)、終了するタイミングであると判定した場合は(S30:Yes)、発光パターン2の実行を終了する(S32)。発光パターン2を終了するタイミングは、流下を阻止されていた遊技球が阻止を解除され、右側排出口35cから排出されるまでにかかる時間と一致するように設定する。このように設定することにより、遊技球の流下と対応させてLEDを発光させるという演出を行うことができる。
【0066】
また、メインCPU112は、S22においてタイマT1がタイムアップしたと判定した場合は(S22:Yes)、S12へ進むが、先のS16において阻止状態フラグがセットされているため、S24へ進み(S12:Yes)、右側の流下制御ソレノイド92を0.2秒間ONした後にOFFし、阻止状態フラグをリセットし(S26)、発光パターン1を終了するとともに発光パターン2を実行する(S28)。
つまり、遊技球が突出部材94により流下を阻止されてから、たとえば30秒もの間、次の遊技球が右側通路35に流入しないような状態になった場合は、流下を阻止されている遊技球の阻止を解除して流下させる。これにより、遊技者が発射した遊技球が、右側通路35の内部において長時間流下を阻止され、右側排出口35cから排出されないことにより、遊技者に不利益が及ぶことがない。
なお、上述のソレノイド・LED制御は、左側の流下制御ソレノイド92および左側のLEDケース38に収容された各LEDの制御についても同様に実行される。この場合、S10は、左側検出スイッチSW2がONしたか否かという判定内容になり、S14およびS24は、左側の流下制御ソレノイド92を0.2秒間ONした後にOFFするという制御内容になる。
また、上記ソレノイド・LED制御は、ROM114に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0067】
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、メインCPU112は、流下制御ソレノイド92,92をON・OFFすることにより、突出部材94を右側垂直通路35bおよび左側垂直通路36bの内部にそれぞれ突出させたり、退避させたりすることができるため、流入口31から流入した遊技球Pの流下を阻止したり、阻止しないように制御することができる。
つまり、流入口31から流入した遊技球Pが右側排出口35cまたは左側排出口36cから排出されるタイミングを変化させることができる。
したがって、従来のパチンコ機のように、遊技球の流入から排出までが同じタイミングのものよりも変化に富んだ遊技を行うことができるため、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
しかも、遊技球が突出部材94により流下を阻止されているか否かに対応させて複数のLED96を流下通路に沿って順番に連続して発光させることができる。
したがって、そのような発光の手段を備えていない従来のパチンコ機よりも、視覚的効果に優れ、見ていて面白い遊技を行うことができる。
【0068】
(2)また、遊技球が突出部材94により流下を阻止されている場合と、阻止されてない場合とでは、LED96を異なる発光パターンにて発光させることができる。
したがって、発光パターンの相違を識別することにより、遊技球が流下を阻止されている状態にあるか否かを知ることができるし、より一層変化に富み、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(3)さらに、通路を流下する遊技球の流れに対応して、通路に沿って設けられた複数のLED96を順次発光させることができるため、LED96から出る光が、あたかも遊技球の流下状態を表しているような演出を行うことができる。
したがって、従来にはない斬新な光の演出を生むことができるため、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(4)さらに、遊技球が通路内で流下を阻止されている場合に、次の遊技球が流入口31から流入した場合は、先に阻止されている遊技球の阻止を解除することができるため、複数の遊技球が通路内で流下を阻止されている状態を作らないようにすることができる。
【0069】
(5)遊技球が通路内において流下を阻止されている状態、あるいは遊技球が流入口31に流入しない状態が所定時間を超えて続く場合は、その阻止を解除することにより、阻止されていた遊技球を流下させることができる。
したがって、必要以上の遊技球が通路内で流下を阻止され、遊技球が排出口から排出されない状態を作らないようにすることができる。
(6)排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その流下した遊技球を受入れたことに起因して画像表示器34aが特別図柄の変動表示を開始する第1種始動口27が備えられているため、画像表示器34aが特別図柄の変動表示を開始することに対して期待する遊技者は、流入口31から流入した遊技球が、いつ排出口から排出されるのか、ハラハラドキドキするスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、より一層変化に富んだ遊技を行うことができるため、より一層飽き難いパチンコ機を実現することができる。
【0070】
(7)第1種始動口27の下方には、普通電動役物28が備えられているため、普通電動役物28の開放された両翼に入賞することにより画像表示器34aが特別図柄の変動表示を開始することに対して期待する遊技者は、流入口31から流入した遊技球が、いつ排出口から排出されるのか、ハラハラドキドキするスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、より一層変化に富んだ遊技を行うことができるため、より一層飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(8)排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その排出された遊技球が、流下途中で阻止されていたか否かに対応して第1種始動口27に流下し易い流下経路F3,F5と、流下し難い流下経路F4とが備えられているため、遊技者は、排出された遊技球が、はたしてどちらの流下経路を流下するであろうか、ハラハラドキドキしたスリルのある遊技を楽しむことができる。
したがって、上記流下経路が備えられていないパチンコ機よりも変化に富み、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
【0071】
(9)流入口31から流入した遊技球が通路内において阻止されるか否かにより、排出口から排出された遊技球が第1種始動口27に入賞する確率が変化するため、変化に富み、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(10)障壁91cを越えなかった遊技球は第1種始動口27に入賞し易く、障壁91cを越えた遊技球は第1種始動口27に入賞し難いことになるため、遊技者は、遊技球が障壁91cを越えるか否かに着目するようになる。
したがって、そのような障壁91cが設けられていないパチンコ機よりも変化に富み、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
【0072】
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について図10を参照して説明する。
図10は、メインCPU112が実行する発射停止検出処理の流れを示すフローチャートである。この実施形態のパチンコ機は、所定時間遊技球が発射されない場合に、流下を阻止されている遊技球の阻止を解除することを特徴とする。
なお、メインCPU112が実行する発射停止検出処理以外は、前記第1実施形態と同一の構成および機能であるため、その同一部分の説明を省略し、同一の構成については同一の符号を使用する。
【0073】
メインCPU112は、ソレノイド・LED制御(図9)を実行し、その割込み処理として発射停止検出処理を実行する。メインCPU112は、遊技球の発射が停止したか否かを監視する(図10のS40)。発射停止の検出は、たとえばタッチセンサ15dまたは発射スイッチ15c(図8)がOFFになっていることを検出することにより行う。そしてメインCPU112は、発射停止と判定すると(S40:Yes)、発射が停止している時間T2の計測を開始し(S42)、その計測時間T2が3秒以上になったと判定すると(S44:Yes)、左右の流下制御ソレノイド92を0.2秒間ONした後にOFFする(S46)。これにより、突出部材94により流下を阻止されていた遊技球が存在している場合は、その阻止が解除され、その阻止されていた遊技球は流下し、排出口から排出される。
そしてメインCPU112は、計測時間をリセットし(S48)、ソレノイド・LED制御のS26(図9)へ進む。なお、S28において発光パターン2が開始されるため、その発光パターン2を見ることにより、阻止されていた遊技球が流下して排出されることを知ることができる。
なお、上記発射停止検出処理は、ROM114に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0074】
[第2実施形態の効果]
以上のように、第2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、発射装置により遊技球が発射されない時間が3秒以上になった場合は、流下制御ソレノイドをON・OFFすることにより、突出部材94による阻止を解除することができる。
したがって、遊技の中断または中止により、遊技球が通路内に残ったままの状態にならないようにすることができるため、それにより遊技者が不利益を被るおそれがない。
【0075】
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について図11を参照して説明する。
図11は、メインCPU112が実行する普通図柄作動ゲート処理の流れを示すフローチャートである。この実施形態のパチンコ機は、阻止を解除された遊技球が普通電動役物28の近傍に到達するタイミングと、普通電動役物28が両翼を開放するタイミングとを一致させることができることを特徴とする。
なお、メインCPU112が実行する普通図柄作動ゲート処理以外は、前記第1実施形態と同一の構成および機能であるため、その同一部分の説明を省略し、同一の構成については同一の符号を使用する。
【0076】
遊技球が普通図柄作動ゲートを通過すると、メインCPU112は、ゲートスイッチがONしたと判定する(図11のステップ(以下、この第3実施形態においてAと略す)10:Yes)。続いてメインCPU112は、流下制御ソレノイド92,92がONするまでの時間T3(たとえば、12秒)を計測するタイマT3をスタートさせる(A12)。時間T3は、普通図柄が変動を開始してから、当りであった場合に普通電動役物28が両翼を開放するまでにかかる時間(たとえば、約14秒)から、流下を阻止されたいた遊技球がその阻止を解除されてから普通電動役物28の近傍に到達するまでにかかる時間(たとえば、約2秒)を差し引いた時間(たとえば、約12秒)に基づいて設定する。
【0077】
そしてメインCPU112は、タイマT3がタイムアップしたか否かを判定し(A14)、タイムアップしたと判定すると(A14:Yes)、流下制御ソレノイド92,92を0.2秒間ONした後にOFFする(A16)。これにより、左右の突出部材94,94は、それぞれ通路外へ退避する。このとき、突出部材94により流下を阻止されていた遊技球が存在する場合は、その遊技球は、阻止を解除され、通路内を流下し、右側排出口35cまたは左側排出口36cから排出され、流下経路F3,F5を経由して第1種始動口27または両翼を開放した普通電動役物28に向かって流下する。
したがって、普通図柄の変動が停止し、当り普通図柄が確定表示された場合は、普通電動役物28の両翼が開放するため、そのとき阻止を解除された遊技球が流下している場合は、その遊技球は上記両翼から入賞することになる。
そしてメインCPU112は、タイマT3をリセットし(A18)、ソレノイド・LED制御のS26(図9)へ進む。なお、S28において発光パターン2が開始されるため、その発光パターン2を見ることにより、阻止されていた遊技球が流下して排出されることを知ることができる。
なお、上記普通図柄作動ゲート処理は、ROM114に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0078】
[第3実施形態の効果]
以上のように、ゲートスイッチがONすると普通図柄の変動表示が開始され、当り普通図柄が確定表示された場合は、普通電動役物28の両翼が開放することになるため、そのような場合を想定し、普通電動役物28の両翼が開放したときに遊技球がその近傍に流下するように遊技球の阻止を解除することができる。
したがって、普通電動役物28の開放された両翼から入賞する確率を高めることができるため、普通電動役物28の開放タイミングに関係なく、遊技球の流下を阻止する場合よりも変化に富み、飽き難いパチンコ機を実現できる。
【0079】
[他の実施形態]
(1)図12(A)は、突出部材94が右側垂直通路35bの外に退避している状態を示す説明図であり、図12(B)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部に突出している状態を示す説明図であり、図12(C)は、遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図であり、図12(D)は、次の遊技球が流入し、先の遊技球が阻止を解除されて流下する状態を示す説明図であり、図12(E)は、次の遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図である。
つまり、前記各実施形態とは逆に、流下制御ソレノイド92がOFFになっている場合は、突出部材94は通路外へ退避し、遊技球の流下を阻止しない状態になり、流下制御ソレノイド92がONすると突出部材94は通路内へ突出し、遊技球の流下を阻止する状態になるように制御することもできる。
【0080】
(2)各LED96としては、赤色発光LED、緑色発光LED、黄色発光LEDおよび青色発光LEDのうち、どのLEDを用いることもできる。また、それらのLEDを混在させて用いることもできるし、左右のLEDを色分けすることもできる。さらに、赤色発光LED、緑色発光LEDおよび黄色発光LEDを一体化し、各LEDから発光される光の三原色を組み合わせることにより、様々な色を発光することもできる。
【0081】
(3)遊技球が突出部材94により阻止されている時間に対応させてLED96の発光が移動して行く速度を次第に速くするように制御することもできる。この制御を用いれば、各LED96の発光が移動して行く速度を認識することにより、遊技球の阻止が解除されるタイミングを推測することができる。また、この場合、前記の赤色発光LED、緑色発光LEDおよび黄色発光LEDを一体化したものを使用すれば、時間の経過と共に、緑色、黄色、赤色というように、交通の信号機と同じように、時間切れを発光色により知らせることができる。
【0082】
(4)LED96の発光が移動して行くに伴って、音声制御装置79により効果音をスピーカから出力することもできる。たとえば、発光が移動する毎に、効果音の音階を上げて行ったり下げて行ったりする。
(5)通常は、流入口31から流入した遊技球の流下を阻止しない状態にしておき、遊技球が流入口31に流入しない状態が所定時間を超えた場合に、流入口31から流入した遊技球の流下を通路内において阻止する状態にすることができる。この制御によれば、遊技球が流入口31に流入し難いような場合には、折角流入した遊技球を通路内において阻止しないでそのまま流下させては、つまらないため、そのような遊技球は通路内において流下を阻止することにより、遊技に変化を付けることができるという効果を奏することができる。なお、この制御を行うパチンコ機が請求項6に記載の遊技機に対応し、上記所定時間(たとえば、10秒)が第3の所定時間に対応する。
【0083】
(6)前記各実施形態では、流入口31から流入した遊技球Pの流下を阻止した後にその阻止を解除した場合の方が、一度も阻止されることなく流下した場合よりも、遊技球Pは第1種始動口27または普通電動役物28の開放された両翼に入賞し易い流下経路に沿って流下する場合を説明したが、逆に、流下を一度も阻止されることなく流下した場合の方が、流下を一度阻止された場合よりも入賞し易い構造に設計することもできる。
このように設計した場合は、前記各実施形態における流下制御ソレノイド92,92をON・OFFする順序およびタイミングを変更することにより、上記設計に対応する効果を奏することができる。
【0084】
(7)遊技球が衝突した力によりONし、遊技球が離れることによりOFFするスイッチを左右の突出部材94自身にそれぞれ設け、右側検出スイッチSW1および左側検出スイッチSW2を省略することもできる。
(8)通路内で遊技球の流下を阻止する位置は、前記各実施形態において説明した位置以外でもよい。たとえば、右側傾斜通路35aおよび左側傾斜通路36aの途中にそれぞれ設けることもできる。
(9)右側通路35および左側通路36の一方のみで遊技球の流下を阻止する構成にすることもできる。
【0085】
(10)右側通路35または左側通路36において交互に遊技球の流下を阻止する構成にすることもできる。
(11)遊技中に所定の条件が成立した場合に右側通路35および左側通路36の一方において遊技球の流下を阻止し、次の条件が成立した場合に他方において遊技球の流下を阻止する構成にすることもできる。
(12)右側通路35を流下する場合と、左側通路36を流下する場合とで、流下経路を異ならせる構造にすることもできる。
【0086】
(13)右側通路35および左側通路36の途中に遊技球が流出可能な窓をそれぞれ形成し、通路内で流下を阻止された遊技球が所定個数を超えた場合に、その超えた遊技球を上記窓から通路外へ流出させる構造にすることもできる。
(14)遊技球が第1種始動口27または普通電動役物28の開放された両翼から入賞した場合に流下制御ソレノイド92,92をON・OFFするように制御することもできる。この制御によれば、遊技球が無駄に第1種始動口27または普通電動役物28の開放された両翼から入賞する状況を回避することができる。
(15)特別図柄の変動表示が開始されてから所定時間経過後に流下制御ソレノイド92,92をON・OFFするように制御することもできる。この制御によれば、遊技球が無駄に第1種始動口27または普通電動役物28の開放された両翼から入賞する状況を回避することができる。
【0087】
(16)特別図柄の変動表示が停止してから所定時間経過後に流下制御ソレノイド92,92をON・OFFするように制御することもできる。この制御によれば、通路内を流下した遊技球が第1種始動口27または普通電動役物28の開放された両翼から入賞し、特別図柄の変動表示が開始され易い状況を作ることができる。
(17)流下を阻止されていた遊技球が流下する方向に、第1種始動口27および普通電動役物28に代えて普通入賞装置、変動入賞装置、あるいは普通図柄作動ゲートが設けられている構成でもよい。
【0088】
(18)前記各実施形態におけるパチンコ機1の構成は、他の構成に設計変更することができる。各LED96の配列、数、大きさ、発光パターンなどは適宜設計変更することができる。また、メインCPU112が実行する処理および制御の内容も他の内容に設計変更することができる。
(19)前記各実施形態では、この発明に係る遊技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、この発明は、第2種パチンコ機にも適用することができる。この場合、大入賞口からハウジングの内部に流入した遊技球の流下を阻止し、あるいは阻止しないようにすることにより、特定領域または一般領域を通過する遊技球を制御することができる。なお、第2種パチンコ機に備えられた普通図柄表示装置が、請求項1に記載の画像表示装置に対応し、普通図柄表示装置が表示する普通図柄が画像に対応する。
また、この発明は、第1種パチンコ機および第2種パチンコ機を組み合わせたパチンコ機などにも適用することができる。
【0089】
[各請求項と実施形態との対応関係]
発射ハンドル15、発射モータ駆動基板15a、発射モータ15b、発射スイッチ15cおよびタッチセンサ15dが、請求項1に記載の発射装置に対応する。センターケース30がハウジングに対応し、特別図柄が画像に対応し、画像表示器34aが画像表示装置に対応する。大当り図柄が所定の画像に対応し、大当りが発生した遊技状態が、遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態に対応する。流下制御ソレノイド92、プランジャ92a、連結部材93、突出部材94、軸部材94aおよび軸受95が、阻止手段に対応し、LED96が発光手段に対応する。また、メインCPU112が流下制御手段および発光制御手段として機能する。
右側検出スイッチSW1および左側検出スイッチSW2が、請求項に記載の検出手段に対応し、第1種始動口27が請求項に記載の受入れ口に対応する。普通図柄作動ゲートが請求項に記載のゲートに対応し、普通図柄が別画像に対応し、普通図柄表示装置32が別画像表示装置に対応し、普通電動役物28が役物に対応する。
流下経路F3およびF5が請求項11に記載の第1の流下経路に対応し、流下経路F4が第2の流下経路に対応する。流下制御ソレノイド92が請求項13に記載のアクチュエータに対応する。障壁91cが請求項14に記載の障害に対応する。ソレノイド・LED制御における時間T1が、請求項に記載の第1の所定時間に対応し、発射停止検出処理における3秒が、請求項に記載の第2の所定時間に対応する。
【0090】
そして、メインCPU112が実行するS14およびS24が、請求項1に記載の流下制御手段として機能する。また、メインCPU112が実行するS18,S28〜S32が、請求項1に記載の発光制御手段として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。
【図3】センターケース30の主要構造を示す斜視説明図である。
【図4】図3に示すセンターケース30の一部を拡大して示す説明図である。
【図5】図3に示すセンターケース30を右側面から透視した説明図である。
【図6】図6(A)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部に突出している状態を示す説明図であり、図6(B)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部から退避している状態を示す説明図であり、図6(C)は、遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図であり、図6(D)は、次の遊技球が流入し、先の遊技球が阻止を解除されて流下する状態を示す説明図であり、図6(E)は、次の遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図である。
【図7】図7(A)〜(C)は、センターケース30の右側に設けられたLEDの発光パターンを示す説明図である。
【図8】パチンコ機1の電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図9】メインCPU112が実行するソレノイド・LED制御の流れを示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態においてメインCPU112が実行する発射停止検出処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】第3実施形態においてメインCPU112が実行する普通図柄作動ゲート処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図12(A)は、突出部材94が右側垂直通路35bの外に退避している状態を示す説明図であり、図12(B)は、突出部材94が右側垂直通路35bの内部に突出している状態を示す説明図であり、図12(C)は、遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図であり、図12(D)は、次の遊技球が流入し、先の遊技球が阻止を解除されて流下する状態を示す説明図であり、図12(E)は、次の遊技球が突出部材94により流下を阻止されている状態を示す説明図である。
【図13】従来のパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
27 第1種始動口(受入れ口)
30 センターケース(ハウジング)
34a 画像表示器(画像表示装置)
92 流下制御ソレノイド(阻止手段)
94 突出部材(阻止手段)
112 メインCPU(制御手段)
114 ROM(記録媒体)

Claims (14)

  1. 遊技盤と、
    この遊技盤へ遊技球を発射する発射装置と、
    前記遊技盤に設けられたハウジングと、
    このハウジングに備えられており、画像を変動表示する画像表示装置とを備えており、前記画像表示装置により所定の画像が確定表示された場合に、遊技状態が遊技者に所定の利益を付与可能な遊技状態に変化する遊技機において、
    前記ハウジングに備えられており、前記発射装置により発射された遊技球を前記ハウジングの内部に流入させる流入口と、
    この流入口から流入した遊技球が流下する通路と、
    この通路の近傍に設けられた複数の発光手段と、
    前記通路を流下する遊技球の流下を阻止する第1の状態、または、阻止しない第2の状態に変化する阻止手段と、
    この阻止手段よりも下流に設けられており、前記通路を流下した遊技球を前記通路の外部へ排出する排出口と、
    遊技球が前記流入口に流入したことを検出する検出手段と、
    予め設定された所定の条件に基づいて、前記阻止手段を前記第1の状態、または、前記第2の状態に制御するとともに、前記阻止手段を前記第1の状態に制御しているときに前記検出手段により前記遊技球が検出された場合は、前記阻止手段を前記第2の状態に変化させる流下制御手段と、
    この流下制御手段が前記阻止手段を前記第1の状態、または、前記第2の状態に制御する場合に前記複数の発光手段を順次発光させる発光制御手段とが備えられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光制御手段は、前記流下制御手段が前記阻止手段を前記第1の状態に制御している場合と、前記第2の状態に制御している場合とでは、前記複数の発光手段を異なる発光パターンにて発光させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記複数の発光手段が、前記通路に沿って設けられており、
    前記発光制御手段は、前記通路を流下する遊技球の流れに対応して前記複数の発光手段を順次発光させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記流下制御手段は、前記阻止手段を前記第1の状態に制御している時間が第1の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 前記流下制御手段は、前記阻止手段を前記第1の状態に制御している場合に、前記発射装置により遊技球が発射されない時間が第2の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 前記流下制御手段は、前記検出手段により前記遊技球が前記流入口に流入したことが検出されない時間が第3の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第1の状態に変化させることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機。
  7. 前記流下制御手段は、前記検出手段により前記遊技球が前記流入口に流入したことが検出されない時間が第3の所定時間を超えた場合に前記阻止手段を前記第2の状態に変化させることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機。
  8. 前記排出口から排出された遊技球が流下する方向には、その流下した遊技球を受入れたことに起因して前記画像表示装置が前記画像の変動表示を開始する受入れ口が備えられたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の遊技機。
  9. 前記遊技盤には、遊技球が前記遊技盤に設けられたゲートを通過したことに起因して前記画像とは役割の異なる別画像を変動表示する別画像表示装置が備えられており、
    前記受入れ口の下方には、前記別画像表示装置により所定の別画像が確定表示された場合に開放動作して前記受入れ口を拡大する役物が備えられていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  10. 前記流下制御手段は、前記役物が開放動作するタイミングと、前記排出口から排出される遊技球が前記受入れ口に到達するタイミングとが一致するように前記阻止手段を前記第2の状態に制御することを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  11. 前記排出口から排出された遊技球が流下する方向には、前記排出された遊技球が前記流下制御手段により制御された状態に対応して前記受入れ口に流下し易い第1の流下経路と、流下し難い第2の流下経路とが備えられたことを特徴とする請求項ないし請求項10のいずれか1つに記載の遊技機。
  12. 前記第2の流下経路は、前記阻止手段が前記第2の状態に制御されている場合に前記流入口から流入し、前記排出口から排出された遊技球が流下し、
    前記第1の流下経路は、前記第1の状態に制御されている前記阻止手段により阻止されている遊技球が、前記阻止手段が前記第2の状態になることにより阻止状態が解除され、前記排出口から排出された遊技球が流下することを特徴とする請求項11に記載の遊技機。
  13. 前記阻止手段は、
    前記通路の内部へ突出可能な突出部材と、この突出部材を動作させるアクチュエータとを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載の遊技機。
  14. 遊技球が前記排出口から前記受入れ口に流下する途中には、前記第1の流下経路を流下した遊技球が越え易く、かつ、前記第2の流下経路を流下した遊技球が越え難い障害が設けられていることを特徴とする請求項ないし請求項13のいずれか1つに記載の遊技機。
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