JP4695821B2 - Cvdにより造られた単結晶ダイヤモンド - Google Patents

Cvdにより造られた単結晶ダイヤモンド Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
この発明はダイヤモンドに関し、さらに特定的には化学蒸着(以後、CVDと称される)により生成されたダイヤモンドに関する。
【0002】
(発明の背景)
CVDにより基体上にダイヤモンドのような物質を付着させる方法は、今日では十分に確立されており、特許や、他の文献に広く記載されてきた。ダイヤモンドが基体上に付着される場合、その方法は一般に、解離の際に水素又は原子の形態でハロゲン(例えばF、Cl)そしてCまたは炭素含有ラジカル及び他の反応性種、例えばCHx、CFx(但し、xは1〜4であることができる)を提供できるガス混合物を用意することを包含する。また、窒素のための及び硼素のための供給源のように、酸素含有供給源が存在することができる。多くの方法において、ヘリウム、ネオン又はアルゴンのような不活性ガスがまた存在する。したがって、典型的な供給源ガス混合物は、炭化水素Cxy(但しx及びyは各々1〜10であることができる)、又はハロカーボンCxyHalz(但し、Hal=ハロゲンであり、x及びzは各々1〜10であることができ、yは0〜10であることができる)、そして場合により以下の1種又はそれ以上を含有するであろう:COx(但し、xは0.5〜2であることができる)、O2、H2、N2、NH3、B26及び不活性ガス。各々のガスはその天然の同位体比で存在することができるか、又は相対的同位体比は人工的に制御することができる;例えば水素は重水素又は三重水素として存在することができ、そして炭素は12C又は13Cとして存在することができる。供給源ガス混合物の解離はマイクロ波、RFエネルギー、火炎、ホットフィラメントのようなエネルギー源により、又は噴射をベースとする技術によりもたらされ、そしてそのようにして生成した反応性ガス種は基体上に付着され、そしてダイヤモンドを形成する。
【0003】
CVDダイヤモンドは種々の基体上に製造することができる。基体の性質及び処理化学の細部に依存して、多結晶質の又は単結晶質のCVDダイヤモンドを製造することができる。ホモエピタキシャルCVDダイヤモンド層の製造が文献に報告された。
【0004】
ヨーロッパ特許公告第0,582,397号は、少なくとも7ミクロンの平均粒子寸法、そして10kV/cmの電場強度で少なくとも10μmの収集距離を生ずる、抵抗率、キャリヤー移動度及びキャリヤー寿命を有する多結晶CVDダイヤモンドフイルムを製造する方法を記載している。これは放射線検出器としてそれを使用するために適当にさせる品質のダイヤモンドフィルムである。しかしながら、7μmほどの低さの収集距離を有するフイルムのための応用は非常に制限される。
【0005】
ヨーロッパ特許公告第0,635,584号は低いメタン水準(0.07%未満)及び酸化剤を用いるアークジェット法を用いてCVD多結晶ダイヤモンドを製造する方法を記載している。そのダイヤモンド材料は、狭いラマンピーク、比較的に大きな格子定数、及び25μmより大きな電荷キャリヤー収集距離を有する。しかしながら、電子的応用における多結晶ダイヤモンドフィルムの性能は結晶粒界の存在により有害に影響されると信じられている。
【0006】
高い性能の検出器材料を達成するために、十分な制御を用いて単結晶CVDダイヤモンドが成長できることは以前には、報告されていなかった。10kV/cmで約28μmの、そして26kV/cmのバイアス電圧で60μmの、天然の単結晶ダイヤモンドについて測定された収集距離が、報告された。約10kV/cmで収集距離の飽和を典型的に示す多結晶材料とは異なって、高い品質のタイプ11a天然単結晶ダイヤモンドにおいて、収集距離は25kV/cmまでのバイアス電圧を用いてほぼ直線的に変化することが示された。
【0007】
その収集距離は、キャリヤーの自由キャリヤー移動度及び自由キャリヤー再結合寿命を減少させる不純物及び格子欠陥の存在により単結晶ダイヤモンドにおいて有害に影響される可能性がある。
先行技術は一般に、CVDダイヤモンドの熱的、光学的及び機械的性質にそれ自体関係していた。
【0008】
発明の概要
本発明の第1の面に従えば、CVDにより造られ、そして以下の特性の少なくとも1つを有する単結晶ダイヤモンドが提供される:
【0009】
(i)オフ状態において、すべて50V/μmの印加電場及び300K(即ち20℃、この発明の目的のために均等であると考えられる)で測定された、1x 1012Ωcmより大きな、好ましくは2x1013Ωcmより大きな、さらに好ましくは5x1014Ωcmより大きい抵抗率R1
【0010】
(ii)オフ状態で高い破壊電圧、及びオン状態で長いキャリヤー寿命を有する高い電流、さらに特定的には、すべてが50V/μmの印加電圧及び300Kで測定された、1.5x10-6cm2/Vより大きな、好ましくは4.0x10-6cm2/Vより大きな、さらに好ましくは6.0x10-6cm2/Vより大きなμτ積。μは電荷キャリヤーの移動度であり、そしてτは電荷キャリヤーの寿命であり、その積は、合計電荷変位又は電流への電荷キャリヤーによる寄与を表す。この特性はまた電荷収集距離として測定され、そして表現することができる。
【0011】
(iii)300Kで測定された、2400cm2-1-1より大きな、好ましくは3000cm2-1-1より大きな、さらに好ましくは4000cm2-1-1より大きな電子移動度(μe)。高い品質のタイプIIa天然ダイヤモンドにおいて電子移動度は300Kで典型的には1800cm2-1-1であると報告されており、報告された例外的な値は2200cm2-1-1までである。
【0012】
(iv)300Kで測定された、2100cm2-1-1より大きな、好ましくは2500cm2-1-1より大きな、さらに好ましくは、3000cm2-1-1より大きな正孔移動度(μh)。高い品質のタイプIIa天然ダイヤモンドにおいて、正孔移動度は、300Kで、典型的には1200cm2-1-1であると報告されており、報告された例外的な値は1900cm2-1-1までである。
【0013】
(v)すべての収集距離が1V/μmの印加電場及び300Kで測定されて、150μmより大きな、好ましくは少なくとも400μm、さらに好ましくは少なくとも600μmの高い電荷収集距離。高い品質のタイプIIa天然ダイヤモンドにおいて電荷収集距離は300K及び1V/μmの印加電場で、実質的には100μm未満、さらに典型的には約40μmであると報告されている。
【0014】
ダイヤモンドから造られた装置のような、広い禁止帯幅の装置において、平衡条件下に存在する自由電荷キャリヤーの数は極度に少なく、そして格子欠陥及び不純物からの誘因により支配され、そのような装置は、“オフ状態”にあると言われる。装置は、(禁止帯の幅に近いか又はそれよりも大きい光学エネルギーを主として用いる)光学励起のような手段によるか又は帯電した粒子励起(例えば、アルファ又はベータ粒子)による電荷キャリヤーの付加された励起により“オン状態”に入ることができる。オン状態において、自由キャリヤー密度は平衡水準を超え、そして励起の源が取り除かれたときに、装置はオフ状態に戻る。
【0015】
本発明のダイヤモンドは、天然の高品質ダイヤモンドにおいて存在する特性よりも実質的に大きな電子特性を有することが上記記載から認識されるだろう。これは驚くべきことであり、そして例えば電子的応用のために及び検出器のために、有用である性質を有するダイヤモンドを提供する。
【0016】
本発明の単結晶CVDダイヤモンドは高い化学的純度のダイヤモンドであり、そして結晶欠陥が実質的に存在しない。
【0017】
a)抵抗率
したがって、本発明の単結晶CVDダイヤモンドは、本発明の1つの形態において、オフ状態で、高い印加電場で高い抵抗率を有しており、さらに特定的には、300Kで測定された、50V/μmの印加電場で、1x1012Ωcmより大きな、好ましくは2x1013Ωcmより大きな、さらに好ましくは5x1014Ωcmより大きな抵抗率R1を有する。そのような高い印加電場でのそのような抵抗率はダイヤモンドの純度を示し、そして不純物及び欠陥の実質的な不存在を示す。低い純度又は低い結晶完全性の材料は低い印加電場、例えば、30V/μm未満で高い抵抗率を示すが、しかし30V/μmより大きい印加電場で、そして一般に45V/μmにより、迅速に上昇する漏れ電流と共に絶縁破壊挙動を示す。抵抗率は、当業界において知られている方法により漏れ(暗)電流の測定から決定することができる。試験下にあるサンプルは均一な厚さのプレートとして造られ、電圧供給に対する外部接続を作ることができる適当な接触子(蒸着された、スパッタリングされた、又はドーピングされたダイヤモンド)を受け入れるために、標準のダイヤモンドクリーニング技術を用いてクリーニングされ、そして次にフラッシュオーバー(破裂放電)の危険を避けるために部分的に又は全体的にカプセル化される。カプセル化は測定される漏れ電流に有意に追加しないことを確実にすることが重要である。典型的なサンプルの寸法は0.01〜0.5mmの厚さ、横方向に3x3mm〜50x50mmであるが、しかしより小さいか又はより大きい寸法がまた用いられることができる。
【0018】
b)μτ積
本発明の単結晶CVDダイヤモンドは、すべて300Kで測定された、1.5x10-6cm2/Vより大きなμτ積、好ましくは4.0x10-6cm2/Vより大きなμτ積、さらに好ましくは、6.0x10-6cm2/Vより大きなμτ積を有することができる。そのμτ積は、以下の式を用いて電荷収集距離に関連づけられる:
μτE=CCD
(cm2/Vs)x(s)x(V/cm)=cm
(但し、E=印加電場である)
【0019】
特にその好ましい形態において、本発明の単結晶CVDダイヤモンドは、他のすべての既知の単結晶CVDを用いて達成されたよりもずっと高い、高い電荷収集距離に翻訳する高いμτ積を有する。
【0020】
電極を用いて電場がサンプルに印加される場合、サンプルの光量子照射により生成した電子−正孔対を分離することが可能である。正孔はカソードに向かって運ばれ、そして電子はアノードに向かって運ばれる。短い波長を有する光線(紫外線、即ちUV光)及びダイヤモンドの禁止帯幅以上の光量子エネルギーは、ダイヤモンド中への非常に小さな透過深さを有し、そしてこのタイプの光を用いることにより、1つのタイプのキャリヤーだけに依存して電極がイルミネートされるそのタイプのキャリヤーの寄与を確認することが可能である。
【0021】
この明細書において言及されるμτ積は以下の方法で測定される:
Figure 0004695821
を超える厚さのプレートとしてダイヤモンドのサンプルが造られる。
(ii)半透明の接触子がダイヤモンドプレートの両面上にスパッタリングされ、次に標準の写真製版技術を用いてパターン化される。この方法は適当な接触子を形成する。
【0022】
(iii)10μsパルスの単色Xe光(波長218nm)がキャリヤーを励起するために用いられ、生成した光電流は、外部回路において測定される。10μsのパルス長は、走行時間及びキャリヤー寿命のような他の過程よりもはるかに長く、そしてそのシステムはパルス中に全ての時間において平衡にあると考えることができる。この波長でのダイヤモンド中への光線の透過はほんの数ミクロンである。N0が比較的に低く、そしてそのときに、内部電場が印加電場により合理的に推定されるように、比較的に低い光強度(約0.1W/cm2)が用いられる。印加電場はあるしきい値より下に維持され、そのしきい値より上では移動度が電場依存性となる。印加電場はまた、或る値より下に維持され、その値より上では電荷キャリヤーの重大な割合がダイヤモンドの遠い面に到達し、集められた合計の電荷が飽和を示す(接触子をブロッキングした状態で;非ブロッキング接触子はこの値の点で利得を示すことができる)。
【0023】
(iv)μτ積は、下記のヘクト(Hecht)関係を用いて、集められた電荷を印加電圧に関連させることにより誘導される:
Q=NoeμτE/D〔1−exp{−D/(μτE)}〕
この方程式において、Qはイルミネートされていない接触子で集められた電荷であり、Noは光パルスにより生成した電子正孔対の合計数であり、Eは印加された電場であり、Dはサンプルの厚さであり、そしてμτは決定されるべき移動度及び寿命の積である。
【0024】
(v)例として、もしイルミネートされた電極がアノード(カソード)であるならば、そのときは電荷キャリヤーは表面の数ミクロン内に生成し、そして隣接の電極への電子(正孔)の電荷移動は無視できる。それに反して、対向する接触子への正孔(電子)の電荷移動は重大であり、そしてμ及びτの両方が照射されていない電極に向かって移動している特定の電荷キャリヤーに特異的である、μτ積により限定される。
【0025】
c)高い収集距離
本発明の単結晶CVDダイヤモンドは、高い収集距離を有し、すべての距離が1V/μmの印加電場および300Kにおいてであるとして、典型的には150μmより大きな、好ましくは400μmより大きな、さらに好ましくは600μmより大きな収集距離を有している。
【0026】
収集距離及びその測定は当業界において知られている。ダイヤモンドに衝突するUV、X−線及びガンマ線のような照射線は、電極間での印加電圧下に移動(ドリフト)する電子正孔対を形成する可能性がある。典型的にはベータ線及びガンマ線のように透過する照射線のために、厚さが典型的には200〜700μmであるが、100μm未満から1000μmより大までの範囲にわたることができるダイヤモンド層の対向する表面上に電極が置かれ、そして電荷キャリヤー(電子/正孔)が、その層の厚さにわたって移動(ドリフト)する。禁止帯の幅のエネルギーに近いか又はそれ以上のエネルギーを有するアルファ線、UV線のような、ダイヤモンド中に数μmだけ透過する高度に吸収された照射線のために、そのときはダイヤモンド層の同じ面上に互いにかみ合わされた電極配列を用いることができる:この面は平らであることができるか、又は電極は溝(グルーブ)のように、表面構造と関係して置かれる。
【0027】
しかしながら、電極及び正孔は有限の移動度及び寿命を有し、その結果、それらは再結合するまえに或る距離だけ移動する。電荷キャリヤーを形成する事象(例えばベータ粒子の衝突)が起こるときに、そのときは、一次までは、検出器からの合計シグナルは、電荷キャリヤーにより移動された平均距離により左右される。この電荷変位(displacement)は、キャリヤー移動度及び(電荷移動(ドリフト)速度を提供する)印加電場、そしてトラッピング及び再結合がその移動(ドリフト)を停止させるまえのキャリヤーの再結合寿命の積である。これは電極に掃引された電荷の容量としても考えられる収集距離である。ダイヤモンドが純粋であればあるほど(又は補償されていないトラップの水準が低ければ低いほど)又は結晶不完全の水準が低ければ低いほど、そのときはキャリヤーの移動度及び/又はそれらの寿命はそれだけ高い。測定された収集距離は、試験下にあるサンプルの厚さにより一般に限定される:もし収集距離測定がサンプルの厚さの約80%を超えるならば、測定された値は実際の値よりもむしろ低い限界にあると思われる。
【0028】
この明細書において称される収集距離は以下の方法により決定された:
【0029】
1)試験下にある層のどちらかの側の上にオームスポット接触子が置かれる。この層は典型的には約300〜700μmの厚さ及び5〜10平方ミリメートルであり、2〜6mm直径のスポット接触子を可能にする。(ダイオード挙動を示す接触子よりもむしろ)オーム接触子の形成は、信頼できる測定のために重要である。これは幾つかの方法で達成することができるが、典型的にはその方法は以下のとおりである:
i)例えば、酸素プラズマアッシュ(ash)を用いてダイヤモンドの表面が酸素末端化され、表面電気伝導性を最小にする(装置の“暗電流”を減少させる):
【0030】
ii)先ず炭化物形成剤(例えばTi、Cr)、次に保護材料、典型的にはAuの厚い層(それに対してワイヤを造ることができる)からなる金属被覆が、スパッタリング、蒸着又は同様な方法によりダイヤモンド上に付着される。その接触子は次に、典型的には約1時間400〜600℃でアニーリングされる。
【0031】
2)典型的には2〜10kV/cmのバイアス電圧を用いて、接触子へのワイヤ結合が作られ、そしてダイヤモンドは、回路に接続される。“暗電流”又は漏れ電流が特徴づけられ、そして良好なサンプルにおいて、3mm直径のスポット接触子を用いて、2.5kV/cmで5nA未満、さらに典型的には100pA未満であるべきである。
【0032】
3)収集距離測定は、a)事象が起こったことを示し、そしてb)ベータ粒子がダイヤモンドフィルム内に停止されず、その結果非常に大きな数の電荷キャリヤーが形成されることを確実にするために、出口面上にSi起動(trigger)検出器を用いて、サンプルをベータ放射線に暴露させることにより行われる。次にダイヤモンドからのシグナルは高い利得(ゲイン)電荷増幅器により、そしてベータ粒子により通過された直線μm当たり約36電子/正孔対の電荷キャリヤーの既知の形成割合に基づいて読み取られ、その収集距離は下記の方程式により、測定された電荷から計算することができる:
CCD=CCE x t
(式中、t=サンプルの厚さであり、
CCE=電荷収集効率=集められた電荷/生成された合計電荷であり、
CCD=電荷収集距離である)
【0033】
4)完全なものにするために、収集距離は前及び後の両方への印加バイアス電圧の値の範囲にわたって測定され、そして特性収集距離は、10kV/cmバイアスまでのバイアス電圧についての十分に機能した直線的挙動を示すサンプルについてのみ10kV/cmのバイアス電圧において引用される。また、全体的な測定方法は、貧弱なサンプルについて測定された値が時間及び処理履歴と共に低下する可能性があるので、挙動の繰り返し精度を確実にするために数回繰り返される。
【0034】
5)収集距離の測定における別の問題は、材料がポンピングされた状態にあるか又はポンピングされていない状態にあるかである。材料を“ポンピング”(“プライミング”とも呼ばれる)するとは、測定された収集距離が典型的には多結晶CVDダイヤモンドにおいて1.6のファクターだけ(これは変化し得るが)上昇する可能性がある場合、その材料が、十分な期間にわたって或る種のタイプの放射線(ベータ線、ガンマ線等)にそれを暴露することからなる。プライミングの効果は高度に純粋な単結晶において、一般に低い:1.05〜1.2のファクターによるプライミングは若干のサンプルにおける測定不可能なプライミングと共通している。脱ポンピング(de−pumping)は十分に強い白色光又は選ばれた波長の光に暴露することにより達成することができ、その過程は完全に可逆的であると信じられる。この明細書において言及されている収集距離は、その材料の最終的応用が何であれ、すべてポンピングされていない状態にある。ある応用(例えば高エネルギー粒子物理学実験)において、ポンピングに伴う収集距離における増大は何らかの脱ポンピング放射線から検出器を遮蔽することにより、個々の事象の検出可能性を高めるために有利に用いることができる。他の応用において、ポンピングに伴う装置利得(ゲイン)における不安定性は非常に有害である。
【0035】
d)電子移動度
本発明の単結晶CVDダイヤモンドはまた、高い電子移動度(μe)を有し、さらに特定的には、300Kで測定された、2400cm2-1-1より大きな、好ましくは、3000cm2-1-1より大きな、さらに好ましくは、4000cm2-1-1より大きな電子移動度を有する。高い品質のタイプIIa天然ダイヤモンドにおいて電子移動度は、300Kで、典型的には、1800cm2-1-1であると報告されており、報告された例外的な値は、2200cm2-1-1までである。
【0036】
e)正孔移動度
本発明の単結晶CVDダイヤモンドはまた高い正孔移動度(μh)を有し、さらに特定的には300Kで測定された、2100cm2-1-1より大きな、好ましくは、2500cm2-1-1より大きな、さらに好ましくは、3000cm2-1-1より大きな正孔移動度を有する。高い品質のタイプIIa天然ダイヤモンドにおいて、正孔移動度は、典型的には300Kで測定された、1200cm2-1-1であると報告されており、報告された例外的な値は1900cm2-1-1までである。
【0037】
上に記載された特性は、ダイヤモンドの大部分の体積において観察することができる。特定の特性を観察することができない、一般には10体積%未満の、体積の部分が存在する可能性がある。
【0038】
本発明の単結晶CVDダイヤモンドは電子的応用において、さらに特定的には検出器素子又はスイッチ用素子として特定の適用を有する。そのダイヤモンドのオフ状態における高い破壊電圧は、それを光−電気スィッチにおける構成要素として特に適当なものにする。これらの適用におけるダイヤモンドの使用は本発明の他の面を形成する。
【0039】
本発明の新規な単結晶CVDダイヤモンドは、本発明のなお他の面を形成する方法により造ることができる。この方法は、結晶欠陥が実質的に存在しない表面を有するダイヤモンド基体を用意し、供給源ガスを用意し、その供給源ガスを解離させ、そして10億分の300部未満(300ppb未満)の窒素を含有する雰囲気中で、結晶欠陥が実質的に存在しない該表面上にホモエピタキシャルダイヤモンド成長をさせる工程を包含する。
【0040】
態様の記載
上に記載された特性に加えて、本発明の単結晶CVDダイヤモンドは以下の特性の1つ又はそれ以上を有することができる:
【0041】
1. 5ppm以下のいずれか1種の不純物のレベル、及び10ppm以下の合計不純物含有量。好ましくは、いずれかの不純物の水準は0.5ppm以下〜1ppm、そして合計不純物含有量は2ppm以下〜5ppm。不純物の濃度は二次イオン質量分光分析(SIMS)、グロー放電質量分光分析(GDMS)、又は燃焼質量分光分析(CMS)、電子常磁性共鳴(EPR)及びIR(赤外線)吸収により、そしてさらに、単一置換窒素について(燃焼分析により分解的に分析されたサンプルから得られた標準値に対して較正された)270nmでの光学吸収測定により測定されることができる。上記記載において“不純物”は水素及びその同位体を除外している。
【0042】
2. 514nmArイオンレーザー励起(名目上300mW入射ビーム)下77Kで測定されて低いか又は存在しない、そして光ルミネセンス(PL)ラインを伴っている、575nmバンドでの陰極ルミネセンス(CL)ラインであって、これは、1332cm-1でのダイヤモンドラマンピークの<1/1000のピーク高さを有する。これらのバンドは窒素/空格子欠陥に関連しており、そしてそれらの存在はフイルム中に窒素の存在を示す。競合する消光(quenching)メカニズムの可能性ある存在に起因して、575nmラインの正規化された強度は窒素の定量的測定ではなく、そしてまたその不存在は、フイルム中の窒素の不存在の明確な表示でもない。CLは、サンプル表面中に約30nmから10ミクロンまで透過する10〜40keVの典型的なビームエネルギーで電子ビームによる励起から生ずるルミネセンスである。光ルミネセンスはサンプル体積にわたって、より一般的に励起される。
【0043】
3. i)77Kで集められたCLスペクトルにおいて235nmで均一な強い自由励起子(FE)ピーク。強い自由励起子ピークの存在は、転位及び不純物のような欠陥の実質的な不存在を示す。低い欠陥及び不純物の密度と、高いFEとの間のつながりは、多結晶CVDダイヤモンド合成においてそれぞれの結晶について以前に報告されていた。
【0044】
ii)室温UV−励起された光ルミネセンススペクトルにおける強い自由励起子放出。
自由励起子放出はまた、禁止帯の幅(band gap)以上の放射線により、例えばArFエキシマーレーザーからの193nm放射線により励起されることができる。この方法で励起された光ルミネセンススペクトルにおける強い自由励起子放出の存在は、転位及び不純物の実質的な不存在を示す。室温で193nm ArFエキシマーレーザーにより励起された自由励起子放出の強度は、自由励起子放出のための量子収率が少なくとも10-5であるような強度である。
【0045】
4. 電子常磁性共鳴(EPR)における、窒素導入の低い水準を示す<40ppb、さらに典型的には<10ppbの濃度での単置換窒素中心〔N−C〕0
【0046】
5. EPRにおいて、g=2.0028で、<1x1017cm-3のスピン密度、さらに典型的には<5x1016cm-3のスピン密度。単結晶ダイヤモンドにおいて、このラインは格子欠陥濃度に関連しており、天然タイプIIaダイヤモンドにおいて、くぼみにより可塑的に変形されたCVDダイヤモンドにおいて、そして貧弱な品質のホモエピタキシャルダイヤモンドにおいて、典型的に大きい。
【0047】
6. ダイヤモンドについて理論的に最大に近いUV/可視光及びIR(赤外線)透明度を有し、そしてさらに特定的にはUVにおいての270nmでの単置換窒素吸光度が低いか又は存在しない、そしてIRにおいての2500〜3400cm-1波数のスペクトル範囲におけるC−H伸縮結合が低いか又は存在しない、優れた光学的性質。
【0048】
本発明のCVDダイヤモンドは(基体が合成ダイヤモンド、天然ダイヤモンド又はCVDダイヤモンドのいずれかである)ダイヤモンド基体に付着されることができる。この方法の利点は、厚さが応用を限定する、より大きな全体的な厚さを提供すること、又は厚さが処理により減少されたCVDダイヤモンドのための支持体を提供することを包含する。また、この発明のCVDダイヤモンドは、多重層装置における1つの層を形成してもよく、その場合に他のダイヤモンド層は、例えば該CVDダイヤモンドへの電気的接触又は電子接続を提供するために、ドーピングされてもよく、又は該CVDダイヤモンドのための支持体を提供するために単に存在してもよい。
【0049】
成長は、結晶欠陥が実質的に存在しないダイヤモンド表面上で行われることが高品質の単結晶CVDダイヤモンド層の製造のために重要である。これに関連して、欠陥は、主として転位、及び微小ひび割れ(マイクロクラック)を意味するだけでなく、また双境界線、点欠陥、低角度境界線及び結晶格子に対する何らかの他の分断をまた包含する。好ましくは基体は低い複屈折タイプのIa又はIIb天然ダイヤモンド、Ib又はIIa高圧/高温合成ダイヤモンド、又はCVD合成単結晶ダイヤモンドである。
【0050】
欠陥密度は、例えば下に記載されたタイプのブリーフ(brief)プラズマエッチングを用いて、(示現プラズマエッチング(revealing plasma etch)として称される)欠陥を現出するために最適化されたプラズマ又は化学エッチングを用いた後に光学的評価により最も容易に特徴づけられる。2つのタイプの欠陥が現出されることができる:
【0051】
1)基体材料の品質に固有な欠陥。選ばれた天然のダイヤモンドにおいて、これらの欠陥の密度は50/mm2ほどの低さであることができ、さらに典型的な値は102/mm2であるのに対して、他のダイヤモンドにおいてそれは106/mm2以上である可能性がある。
【0052】
2)転位構造、及び研磨線に沿っての“びびり形跡(chatter tracks)”の形での微小ひび割れを包含する、研磨から生ずる欠陥。これらの欠陥の密度はサンプルにわたってかなり変化する可能性があり、典型的な値は約102/mm2から、貧弱に研磨された領域又はサンプルにおいて104/mm2より多くまでの範囲にある。
【0053】
したがって、好ましい低い欠陥の密度は、上に記載されたとおりの、欠陥に関連した表面エッチング特徴の密度が5x103/mm2以下、さらに好ましくは102/mm2以下である。
【0054】
したがって、CVD成長が行われる基体表面での及びその下での欠陥水準は、基体の注意深い製造により最小化することができる。この際、製造は、(天然ダイヤモンドの場合において)採鉱所採取からの、又は(合成材料の場合において)合成からの材料に適用したすべての過程を包含するが、これは各々の段階が、基体を形成するための処理が完了するときに最後に基体表面を形成する平面で材料内の欠陥密度に影響する可能性があるからである。特定の処理工程は、機械的のこ引き、ラッピング及び研磨調整のような慣用のダイヤモンド処理、及びレーザー処理又はイオン注入のような慣用でない技術、及びリフトオフ技術、化学的/機械的研磨、そして液体及びプラズマ化学的の両方の加工技術を包含することができる。また、表面RA(好ましくは0.08mm長さにわたって針粗面形により測定された平均線からの表面形状の絶対偏差値の算術平均)は、最小であるべきであり、何らかのプラズマエッチングの前の典型的な値は、数ナノメートル、即ち10nm未満である。
【0055】
基体の表面損傷を最小化する1つの特定的方法は、表面上でホモエピタキシャルダイヤモンド成長が起こるべきであるその表面上のその場での(in situ)プラズマエッチングを包含することである。原理において、このエッチングはその場である必要はなく、成長過程の直前である必要もないが、しかしその場でのエッチングは追加の物理的損傷又は化学的汚染のすべての危険を避けるので、その場のエッチングであるならば、最も大きな利点が達成される。その場でのエッチングはまた、成長方法がまたプラズマに基づいている場合に一般に最も都合がよい。プラズマエッチングは付着又はダイヤモンド成長方法に類似の条件を用いることができるが、しかし炭素含有供給源ガスの不存在下で、そして一般に僅かに低い温度でエッチング速度の良好な制御を提供する。例えば、それは以下の1つ又はそれ以上からなることができる:
【0056】
(i) 場合により少量のAr及び必要とされる少量のO2と共に主として水素を用いる酸素エッチング。典型的な酸素エッチングの条件は、50〜450x102Paの圧力、1〜4パーセントの酸素含有量、0〜30パーセントのアルゴン含有量、残りが水素を含有するエッチング用ガス(すべてのパーセンテージは体積による)、600〜1100℃(さらに典型的には800℃)の基体温度、及び3〜60分の典型的な持続時間である。
【0057】
(ii) (i)と同様であるが、酸素が存在しない水素エッチング。
(iii) もっぱらアルゴン、水素及び酸素だけに基づいているのではないエッチングのための別の方法、例えばハロゲン類、他の不活性ガス又は窒素を使用するエッチング方法が使用されることができる。
【0058】
典型的にはエッチングは、酸素エッチング、次に水素エッチングからなり、そして次に炭素源ガスの導入による合成に直接に移動する。エッチング時間/温度は、処理からの何らかの残留する表面損傷を除去させ、そしてすべての表面について汚染物を除去させることを可能にするように選ばれるが、高度に粗い表面を形成することがないように、そして表面を横断する(転位のような)広がった欠陥に沿って広くエッチングして、かくして深い穴を生じさせることがないように選ばれる。エッチングは攻撃的であるので、室のデザイン及びその構成部品のための材料の選択はプラズマにより、その室からの材料がガス相中に又は基体表面に移送されないようなものであることが、この段階のために特に重要である。酸素エッチングの後の水素エッチングは、結晶欠陥に対して特異性が少なく、(そのような欠陥を積極的に攻撃する)酸素エッチングにより起こされた尖った角を丸くし、そして後での成長のためのより滑らかなより良好な表面を提供する。
【0059】
CVDダイヤモンドの成長が起こるダイヤモンド基体のその1つの表面又は複数の表面は、好ましくは{100}、{110}、{113}又は{111}表面である。処理の制約に起因して実際のサンプル表面の配向が、これらの理想的配向から5°までだけ異なる可能性があり、そして或る場合において10°まで異なる可能性があるけれども、これはそれが再現性に有害に影響するので、あまり好ましくはない。
【0060】
CVD成長が行われる環境の不純物含有量が適当に制御されることは本発明の方法においてまた重要である。さらに特定的には、ダイヤモンドの成長は、実質的に窒素を含有しない雰囲気、即ち、10億分の300部未満(300ppb未満、合計のガス体積の分子分画として)、好ましくは10億分の100部未満(100ppb未満)の窒素を含有する雰囲気の存在下で行わなければならない。CVDダイヤモンド、特定的には、多結晶CVDダイヤモンドの合成における窒素の役割が文献に報告されている。例えば、100万分の10部(10ppm)以上のガス相窒素水準は、成長速度の全体的な増加と共に、{100}面と{111}面との間の相対的成長速度を変更し、或る場合において品質を変更することがこれらの報告において示された。さらに或るCVDダイヤモンド合成方法のために100万分の数部以下(数ppm以下)の低い窒素含有量が用いられることができることが示唆された。しかしながら、これらの報告された方法は、窒素含有量が実質的に100万分の1部以下(1ppm以下)にあり、10億分の300部(300ppb)以下の領域においてであることを確実にするために十分に感受性である窒素分析の方法を全く開示していない。これらの低い値の窒素水準の測定は、例えば、ガスクロマトグラフイにより達成することができるモニタリングのような、高性能のモニタリングを必要とする。さて、そのような方法の例を以下に記載する:
【0061】
(1)標準のガスクロマトグラフイ(GC)技術は以下からなる:狭い内径のサンプル配管を用いて当該関与の点からガスのサンプル流が抜き取られ、最大流速及び最小死空間(デッドボリューム)について最適化され、廃棄まで行く前にGCサンプル採取コイル中に通される。GCサンプル採取コイルは固定され且つ既知の容量(典型的には標準気圧注入のために1cm3)を有するコイル巻きされたチューブの部分であり、これはサンプル配管におけるその位置からキャリヤーガス(高純度のHe)配管に移されて、ガスクロマトグラフィカラム中に供給することができる。これはカラムに入ってくるガス流中に既知の体積のガスのサンプルを入れる:当業界において、この方法はサンプル注入と呼ばれる。
【0062】
注入されたサンプルは、(単純な無機ガス類の分離のために最適化された分子ふるいで充たされた)第1GCカラム中を通してキャリヤーガスにより運ばれ、部分的に分離されるが、しかし高い濃度の一次ガス(例えばH2、Ar)はカラム飽和を起こし、これは窒素の完全な分離を困難にする。第1カラムからの流出物の関連部分は、次に第2カラムの供給流中に移され、それにより、主要量の他のガスが第2カラム中に送られるのを防ぎ、カラム飽和を防ぎ、そして標的ガス(N2)の完全な分離を可能にする。この方法は“ハートカッテイング(heart−cutting)”と呼ばれる。
【0063】
第2カラムの産出流は、サンプルの存在により生じたキャリヤーガス中の漏れ電流の増大を検出する、放電イオン化検出器(DID)中に置かれる。化学的同一性は、標準ガス混合物から較正されるガス滞留時間により決定される。DIDの応答は5より大きな次数の大きさにわたって線型であり、重量分析により行われた典型的には10〜100ppmの範囲における、特別の較正されたガス混合物の使用により較正され、次いで供給者により確認される。DIDの直線性は、注意深い希釈実験により確認することができる。
【0064】
(2)ガスクロマトグラフィのこの公知の技術は、以下のとおりにして、この出願のためにさらに修正し且つ発展させた:ここにおいて、分析される過程は、50〜500x102Paで典型的に作動する。普通のGC操作はサンプル配管をとおしてガスを駆動させるために供給源ガスの、大気圧以上の過剰の圧力を用いる。ここにおいて、サンプルは配管の廃棄末端で真空ポンプを取り付けることにより移動し、大気圧以下でサンプルが引き入れられる。しかしながら、ガスが流れている間に、配管障害物が配管において重大な圧力低下を起こす可能性があり、較正及び感度に影響する。したがって、サンプルコイルと真空ポンプとの間にバルブが置かれ、このバルブは、サンプルコイルでの圧力が安定化することを可能にするために、そして圧力ゲージにより測定することができるように、サンプル注入前の短い期間閉じられる。十分な質量のサンプルガスが注入されることを確実にするために、サンプルコイル容量は約5cm3に増大される。サンプル配管のデザインに依存して、この技術は約70x102Paの圧力に有効に低下させて操作することができる。GCの較正は注入されるサンプルの質量に依存し、そして最も大きな精度は、分析下にある供給源から手に入れることができる圧力と同じサンプル圧力を用いてGCを較正することにより得られる。非常に高い標準の真空及びガス取扱の実際は、測定が正しいことを確実にするように観察しなければならない。
【0065】
サンプル採取の点は、入ってくるガスを特性化するために合成室の上流、室環境を特性化するために室内、又は室内の窒素濃度の最も悪い場合の値を測定するために室の下流、であることができる。
【0066】
供給源ガスは当業界で知られている任意のものであることができ、解離してラジカル又は他の反応性種を生成する炭素含有物質を含有するであろう。ガス混合物はまた、水素又は原子形のハロゲンを提供するために適当なガス類を一般に含有するだろう。
【0067】
供給源ガスの解離は、好ましくは、その例が当業界において知られている反応器中でマイクロ波エネルギーを用いて行われる。しかしながら、反応器からのすべての不純物の移送は最小化されるべきである。マイクロ波システムは、ダイヤモンド成長が起こり得る基本表面及びその台(マウント)以外は、プラズマがすべての表面からは離れて置かれることを確実にするために用いることができる。好ましい台材料の例は、モリブデン、タングステン、珪素及び炭化珪素である。好ましい反応器室材料の例はステンレススチール、アルミニウム、銅、金、白金である。
【0068】
高いマイクロ波出力(典型的には、50〜150mmの基体直径について、3〜60kW)及び高いガス圧(50〜500x102Pa、好ましくは、100〜450x102Pa)から生ずる高いプラズマ出力密度を用いるべきである。
【0069】
上に記載された条件を用いて、1.5x10-6cm2/Vより過剰で、移動度及び寿命の積μτ、例えば電子について320x10-6cm2/V及び正孔について390x10-6cm2/Vを有する、高い品質の単結晶CVDダイヤモンド層を生成することが可能であった。
【0070】
さて、本発明の例が以下に記載される。
例 1
本発明の単結晶CVDダイヤモンドを合成するために適当な基体は以下のとおりにして造ることができる:
【0071】
i)石材料(Ia天然石及びIb HPHT石)の選択はひずみ及び欠陥が存在しなかったことを、基体を確認するために顕微鏡調査及び複屈折映像に基づいて最適化された。
ii)レーザーのこ引き(laser sawing)、ラッピング、及び研磨処理は、処理により導入される欠陥水準を調べるために示現(revealing)プラズマエッチングの方法を用いて、基体欠陥を最小化するために用いられた。
【0072】
iii)示現エッチングの後に測定可能な欠陥の密度が主として材料の品質に依存性であり、そして5x103/mm2以下、一般に102/mm2以下である基体を製造することはごく普通に可能であった。この方法により造られた基体は次に、この後に続く合成のために用いられる。
【0073】
高温/高圧合成タイプIbダイヤモンドを高圧プレス中で成長させ、次に基体欠陥を最小にするために上に記載された方法を用いて基体として造った。完成形態においてその基体はすべての面{100}を有する5x5平方ミリメートルで、500μmの厚さのプレートであった。この段階での表面粗度は1nm未満のRAであった。その基体はダイヤモンドのために適当な高温ろうづけを用いてタングステン基体上に載せられた。これは反応器中に導入され、そしてより上に記載されたとおりにしてエッチング及び成長サイクルが開始され、そしてより特定的には:
【0074】
1)反応器は、使用精製装置の点と予め適合化されており、上に記載された修正GC法により測定されたとき、入ってくるガス流中の窒素水準を80ppb以下までに減少させた。
2)333x102Pa及び800℃の基体温度で、O2/Ar/H2の30/150/1200sccm(秒当たり標準立方センチメートル)を用いて、その場での酸素プラズマエッチングが行われた。
【0075】
3)これは、中断することなしに、ガス流からO2の除去と共に、水素エッチングに移行させた。
4)これはこの場合において30sccmで流れているCH4であった炭素源の添加による成長処理に移行した。この段階で成長温度は980℃であった。
【0076】
5)成長が行われた雰囲気は、上に記載された修正GC法により測定されたときに100ppb未満の窒素を含有した。
6)成長期間の完了の際、基体を反応器から取り出し、そしてCVDダイヤモンド層をその基体から取り出した。
【0077】
7)次にこの層を平らに研磨して410μmの厚さの層にし、クリーニングし、そして酸素灰化してOにより末端化された表面を生成し、そしてその電荷収集距離について試験した。これは1V/μmの印加電場で380μm(サンプルの厚さによって不変的に限定された値)であり、3.8x10-6cm2/Vの、移動度と寿命との積μτについてのより低い限界を与えることが見い出された。
【0078】
8)50V/μmの印加電場で20℃で測定されたときに、オフ状態で、ダイヤモンド層の抵抗は6x1014Ωcmであることが分かった。
【0079】
9)HDS−1として確認された層は、下に提供された、そして添付図面1〜8において提供されたデータによりさらに特徴づけられた:
i)低い青色バンド、低い575nm強度及び高いFEを放出する、CLスペクトル(図1及び2)。
ii)低い置換窒素、及び弱いg=2.0028ラインを示すEPRスペクトル(図3〜5)。
iii)理論値に近い透過度を示す光学スペクトル(図6)。
【0080】
vi)10arc sec未満である、サンプルの角拡がりを示す、X線ロッキング曲線マップ(図7)。
v)約2cm-1である線幅(FWHM)を示すラマンスペクトル(図8)。
【0081】
例 2
条件において以下の変更を用いて、例1に示す方法を繰り返した:
Ar 75sccm、H2 600sccm、CH4 30sccm、
820℃、7.2kW、上に記載された修正GC法により測定されたときに
200ppb未満の窒素。
【0082】
生成されたCVDダイヤモンド層は、試験のために390μmの厚さの層に加工された。μτ積は、(300Kで測定されて)電子について320x10-6cm2/Vであり、正孔について390x10-6cm2/Vであると分かり、355x10-6cm2/Vの平均値を提供する。
【0083】
例 3
条件において以下の変更を用いて、例1に示す方法を繰り返した:
Ar 150sccm、H2 1200sccm、CH4 30sccm、237x102Pa、822℃の基体温度、そして上に記載された修正GC法により測定されたとき100ppb未満の窒素。
【0084】
生成されたCVDダイヤモンド層は、試験のために420μmの厚さの層に加工された。その層の収集距離は、>400μmであると測定された。50V/μmの印加電場で、その層の抵抗は1x1014Ωcmを超えた。
【0085】
例 4
条件において以下の変更を用いて、例1に示す方法をさらに繰り返した:
酸素プラズマエッチングはO2/Ar/H2の15/75/600sccmを用いた。このあとに続いて75/600sccmのAr/H2を用いて水素エッチングが行われた。この場合において30sccmで流れるCH4であった炭素源の添加により成長を開始した。この段階での成長温度は780℃であった。
【0086】
生成したCVDダイヤモンド層は1500μmの厚さを有し、そして試験のために500μmの厚さの層に加工された。
【0087】
1)電荷収集距離は、1V/μmの印加電場及び300Kで480μm(サンプル厚さにより限定された値)であり、4.8x10-6cm2/Vの、移動度及び寿命の積μτに、より低い限界を与えることが分かった。
2)上に記載されたとおりにして、ヘクト(Hecht)関係を用いて300Kで測定されたμτ積は、電子について1.7x10-3cm2/Vであり、そして正孔について7.2x10-4cm2/Vであった。
【0088】
3)空間電荷制限時間の飛行(flight)実験は300Kのサンプル温度で電子移動度μeを4400cm2/Vsであると測定した。
4)空間電荷制限時間の飛行(flight)実験は300Kのサンプル温度で正孔移動度μhを3800cm2/Vsであると測定した。
【0089】
5)SIMS測定は(H及びその同位体を除いて)5x1016cm-3以上の濃度で存在する単一欠陥を何ら示していなかった。
6)測定された抵抗は、300Kで測定されたとき100V/μmの印加電場で5x1014Ωcmを超えた。
【0090】
7)PLスペクトルは低い青色バンド及び低い575nm強度(ラマンピークの<1/1000)を示した。ラマンFWHM線幅は、1.5cm-1であった。CLスペクトルは強いFEピークを示した。
8)EPRスペクトルは、置換窒素を示さなかった(<7ppb)。そしてg=2.0028ラインを示さなかった(<10ppb)。
【0091】
例4に示す方法を数回繰り返して50〜3200μmの範囲の厚さを有する自立形高品質の高純度単結晶CVD層を生成した。
ダイヤモンドの種々の性質が(300Kで)測定され、そしてその結果が表に示される。サンプルの絶縁破壊電圧は100V/μmを超えた。
【0092】
Figure 0004695821
【0093】
Figure 0004695821

【図面の簡単な説明】
【図1】 235nmで強い放出を示す、77KでのHDS−1の自由励起子陰極ルミネセンススペクトル(横(トランスバース)光学モード)。
【図2】 約420nmで中心を有する広い弱いバンド、533nm及び575nmで非常に弱い線、及び(470nmで二次で示される)非常に強い自由励起子放出。
【図3】 (1)単置換窒素の約0.6ppmを含有するホモエピタキシャルCVDダイヤモンド、及び(2)HDS−1、の室温EPRスペクトル。同じ条件下にスペクトルが測定され、サンプルはおよそ同じ寸法であった。
【図4】 (i)切り込みにより形成される構造的欠陥のEPRシグナルに対する影響を示すために、成長後に可塑的に変形された、HDS−1と同時に成長した高い純度のホモエピタキシャルCVDダイヤモンド及び(ii)HDS−1の、4.2Kで記録されたEPRスペクトル。そのスペクトルは同じ条件下に測定された。
【図5】 タイプIIaの天然ダイヤモンド及びHDS−1の室温EPR。そのスペクトルは同じ条件で測定され、そしてサンプルは同じ寸法のものであった。
【図6】 固有の吸光端及び単置換窒素に起因する270nmに中心を有する吸光バンドの不存在を示すHDS−1の室温紫外線吸収スペクトル。
【図7】 HDS−1の二重軸X線ロッキング曲線。
【図8】 アルゴンイオンレーザーの488nm線を用いて300Kで測定されたHDS−1のラマンスペクトル。

Claims (33)

  1. CVDにより造られ、そして下記の特性の少なくとも1つを有する単結晶ダイヤモンド:
    (i)オフ状態で、300Kで測定された、50V/μmの印加電場で、1x1012Ωcmより大きな抵抗率R1
    (ii)300Kで測定された、1.5x10 -6 cm 2 -1 より大きなμτ積(但し、μは電荷キャリヤーの移動度であり、τは電荷キャリヤーの寿命である)
    (iii)300Kで測定された、2400cm2-1-1より大きな電子移動度(μe);
    (iv)300Kで測定された、2100cm2-1-1より大きな正孔移動度(μh);及び
    (v)1V/μmの印加電場で300Kで測定された、150μmより大きな収集距離。
  2. 300Kで測定された、50V/μmの印加電場で、2x 1013Ωcmより大きな抵抗率を有する、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンド。
  3. 300Kで測定された、50V/μmの印加電場で、5x 1014Ωcmより大きな抵抗率R1を有する、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンド。
  4. 300Kで測定された、4.0x10-6cm2-1より大きなμτ積を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  5. 300Kで測定された、6.0x10-6cm2-1より大きなμτ積を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  6. 300Kで測定された、3000cm2-1-1より大きな電子移動度(μe)を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  7. 300Kで測定された、4000cm2-1-1より大きな電子移動度(μe)を有する、請求項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  8. 300Kで測定された、2500cm2-1-1より大きな正孔移動度を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  9. 300Kで測定された、3000cm2-1-1より大きな正孔移動度を有する、請求項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  10. 300Kで測定された、400μmより大きな収集距離を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  11. 300Kで測定された、600μmより大きな収集距離を有する、請求項10に記載の単結晶ダイヤモンド。
  12. 特性(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)の各々を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンド。
  13. 結晶欠陥が実質的に存在しない表面を有するダイヤモンド基体を用意し、供給源ガスを用意し、その供給源ガスを解離させ、そして10億分の300部(300ppb)未満の窒素を含有する雰囲気中で結晶欠陥が実質的に存在しない該表面上にホモエピタキシャルダイヤモンド成長をさせる工程を包含する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンドを製造する方法。
  14. 基体が、低い複屈折タイプのIa若しくはIIb天然ダイヤモンド又はIb若しくはIIa高圧/高温合成ダイヤモンドである、請求項13に記載の方法。
  15. 基体がCVD合成単結晶ダイヤモンドである、請求項13に記載の方法。
  16. ダイヤモンド成長が起こる表面が5x103/mm2以下の欠陥に関連する表面エッチング特徴の密度を有する、請求項1315のいずれか1項に記載の方法。
  17. ダイヤモンド成長が起こる表面が102/mm2以下の欠陥に関連する表面エッチング特徴の密度を有する、請求項1315のいずれか1項に記載の方法。
  18. ダイヤモンド成長が起こる表面が、ダイヤモンド成長の前に、表面の表面損傷を最小化するためにプラズマエッチングに付される、請求項1317のいずれか1項に記載の方法。
  19. プラズマエッチングが、その場でのエッチングである、請求項18に記載の方法。
  20. プラズマエッチングが、水素及び酸素を含有するエッチング用ガスを用いる酸素エッチングである、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 酸素エッチングの条件が、50〜450x102Paの圧力、1〜4%の酸素含有量、30%までのアルゴン含有量及び残りが水素(すべてのパーセンテージは体積による)を含有するエッチング用ガス、600〜1100℃の基体温度、及び3〜60分のエッチング持続時間である、請求項20に記載の方法。
  22. プラズマエッチングが水素エッチングである、請求項18又は19に記載の方法。
  23. 水素エッチングの条件が、50〜450x102Paの圧力、水素及び30体積%までのアルゴンを含有するエッチング用ガス、600〜1100℃の基体温度、及び3〜60分のエッチング持続時間である、請求項22に記載の方法。
  24. ダイヤモンド成長が起こる表面が、ダイヤモンド成長の前に、表面の表面損傷を最小化するために酸素エッチング及び水素エッチングの両方に付される、請求項1823のいずれか1項に記載の方法。
  25. 酸素エッチングの後に続いて水素エッチングが行われる、請求項24に記載の方法。
  26. ダイヤモンド成長が起こる表面の表面RAは、表面がプラズマエッチングに付される前に10ナノメートル未満である、請求項1825のいずれか1項に記載の方法。
  27. 100ppb未満の窒素を含有する雰囲気中で、ダイヤモンド成長が行われる、請求項1326のいずれか1項に記載の方法。
  28. ダイヤモンド成長が起こる表面が、実質的に{100}、{110}、{113}又は{111}表面である、請求項1327のいずれか1項に記載の方法。
  29. 供給源ガスの解離が、マイクロ波エネルギーを用いて起こる、請求項1328のいずれか1項に記載の方法。
  30. 電子応用分野における請求項1〜12のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンドの使用。
  31. 検出器素子又はスイッチ用素子として、請求項1〜12のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンドの使用。
  32. 光−電気スイッチにおける構成要素として、請求項1〜12のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンドの使用。
  33. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の単結晶ダイヤモンドを含む、検出器素子又はスイッチ用素子。
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