本発明の機能を実現する日中走行灯モジュールおよびシステムは、本開示の一部をなす添付図面で次のように描かれている。
図1を参照すると、多くの代表的な自動車用に共通して見られる電源12と自動車ライト11、14および16のセットとの間の従来の接続が図示されている。電源12は、12ボルトバッテリー等の従来型車両用電源である。ライトのセットは、1または2対のヘッドライト11(2対として図示)と、デュアルフィラメント電球を有する1対の前部車両灯14、16とを含む。ヘッドライト11は一般に、1対のロービーム電球または構成部品11aと、1対のハイビーム電球または構成部品11bとからなり、ロービームとハイビーム間の切替は、ヘッドライトハイ/ロービームディマースイッチ10によって制御する。従来の国産および一部の輸入新車設計には、前部パーキングライト/ターンシグナルとされる1対の前部デュアルフィラメント車両灯14、16が含まれる。これら前部車両灯14、16は一般に、車両の右前角および左前角において、車両に一体化されるのが普通である。前部車両灯14、16の位置により、運転者は自車に近づく他の車両に対して、車両運転における運転者の方向指示の意図に関し可視の信号を発することができる。例えば、同一車両の前部に面して見て、右前車両灯14は、車両右側に見え、左前車両灯16は、車両の左側に見える。
第1車両灯14は、車両の右側に対応し、フィラメント14aと14bとを含む。第2車両灯16は車両の左側に対応し、フィラメント16aと16bとを含む。それぞれの電球14、16の各フィラメント14a、14b、16aおよび16bは、低強度光または高強度光いずれかに対応する独自の輝度を有する。特に、各第1フィラメント14a、16aは、第1フィラメントが従来、ターンシグナル方向指示灯として用いられるため、第2フィラメント14b、16bより照明が明るく、各第2フィラメント14b、16bは、第2フィラメントが従来、パーキングライトとして用いられるため、第1フィラメント14a、16aより照明が柔らかい。従来のデュアルフィラメント車両電球14、16の通電したターンシグナルフィラメント14a、16aは、同じ電球14、16の通電したパーキングライトフィラメント14a、16aの約3倍の明るさに特徴的に設計されている。その結果、点滅ターンシグナルライト14a、16aは、車両の夜間運転中の通電したパーキングライトより高いコントラストを有する。デュアルフィラメント電球14、16の場合、両光源が同じ相対位置および同じランプハウジングから光を放出するため、夜間車両運転中はこれが必要となる。
引き続き図1を参照すると、電源12は、この車両のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18を介して、ヘッドライト11と車両灯14、16の第2の暗いフィラメント14b、16bとに接続されている。すなわち、車両のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が、ヘッドライト11と暗いフィラメント14b、16bとをいつ電源12に接続するかを決定する。その一方で、電源12はターンシグナルスイッチ20と、イグニッションキースイッチ13と、電球切れ表示フラッシャ21とを介して車両灯14、16の第1の明るいフィラメント14a、16aに接続される。ライト11,14,16の負側コネクタは、車両シャーシグラウンド25において接地される。
イグニッションキースイッチ13は一般に車両のエンジンを始動するものと同じである。電源12に関して、車両灯14、16の第1の明るいフィラメント14a、16aは、車両のイグニッションキースイッチ13が通電されるか、「オン」位置にある場合、電圧にのみ接続する(すなわち、車両のイグニッションキーが「走行」位置にある時)。
各車両灯14、16の第1フィラメント14a、16aは、各ターンシグナルコネクタ19a、19bを介してターンシグナルスイッチ20に接続され、各車両灯14、16の第2フィラメント14b、16bは、各パーキングライトコネクタ17a、17bを介して従来のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。ターンシグナルスイッチ20は、中央「オフ」または休止位置を有する単極双投スイッチである。ターンシグナルスイッチ20は、車両運転者の希望により、右方向指示シグナルについてターンシグナルコネクタ20aで、または左方向指示シグナルについてターンシグナルコネクタ20bで回路を完成してもよい。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18は、「オフ」または休止位置を有する単極双投スイッチである。動作中、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18がパーキングライト専用位置18aまたはヘッドライト・パーキングライト併用位置18bどちらかに閉じられると、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18は、第2フィラメント14bと16bとを電源12に接続し、第2フィラメント14b、16bを通電する。また、ターンシグナルスイッチ20がコネクタ20aを通して右折のために起動されると、右車両灯14の第1フィラメント14aが、電球切れ表示フラッシャ21とイグニッションキースイッチ13とを通し電源12に接続し、第1フィラメント14aがパルスオン/オフ方式で交互に通電および非通電される。同様に、ターンシグナルスイッチ20がコネクタ20bを通し左折のために起動されると、車両灯16の第1フィラメント16aが、電球切れ表示フラッシャ21とイグニッションキースイッチ13とを通し電源12に接続し、第1フィラメント16aがパルスオン/オフ方式で交互に通電および非通電される。電球切れ表示フラッシャ21は、ターンシグナルスイッチ20が作動し、右折方向指示シグナルを表示する時に第1フィラメント14aに送られる交互オン/オフ点滅電圧を生成し、また電球切れ表示フラッシャ21は、ターンシグナルスイッチ20が作動し、左折方向指示シグナルを表示する時に、第1フィラメント16aに送られる、同じだがリダイレクトされた交互オン/オフ点滅電圧を生成する。
電球切れ表示フラッシャ21は可変負荷装置とみなされ、電流または負荷支持とその後の負荷転送能力により、オン/オフ点滅12ボルト出力を達成する。主要な従来フラッシャ設計には接点が2個しかなく、1個の接点はイグニッションキースイッチ13を通し電源12と、他方の接点は、ターンシグナルスイッチ20の入力への接続を介して、電球切れ表示フラッシャ21の出力コネクタから電流を引くことなく「点滅」を開始せず、右ターンコネクタ20aまたは左ターンコネクタ20bに接続する。一部の最新の電子電球切れ表示フラッシャは第3の端子を有し、これは単にフラッシャに12ボルト接地接続与える。電球切れ表示フラッシャ21が電流を引いたり「感知」したりする抵抗負荷がないと、電球切れ表示フラッシャ21はまったく点滅しない。フラッシャ21からの電流量が変化すると、従来型フラッシャの点滅速度も通常は変化する。一般に、車両の片側の前部後部ターンシグナル電球両方が機能し、切れていない場合、点滅速度は一般に1秒オン、1秒オフで、これを繰り返す。一個の電球が切れると、この電球は回路導通に関して開回路になり、この電球切れ表示フラッシャ21は一般に高速点滅モードに入り、車両運転者に電球が切れたことを知らせる。この電球切れ表示フラッシャ21は、そこから引いている電流が車両片側あたり2個の電球の通常負荷より低いことを「感知」し、これによって電池切れイベントが発生した車両側で同一フラッシャから電球切れ表示機能がトリガされる。電球切れ表示は、実際には次の3種類の動作モードによって達成することができる。すなわち、高速点滅、オン一定またはオフ一定で、車両のダッシュボードの右または左方向指示インジケータによって車両運転者に指示される。
次に図2を参照し、日中走行灯(「DRL」)モジュール22の本発明の一実施例の概略図を図解する。日中走行モジュール22は、車両灯14、16とターンシグナルコネクタ19a、19bとの間に電気接続され、また、パーキングライトコネクタ17a、17bと、車両電源12と、車両シャーシグラウンド27とに接続される。その結果、DRLモジュール22は車両灯14、16によって作成する光の強度を制御する。特に、DRLモジュール22は、前部車両方向指示灯14、16と電源12との間に相互接続された1対の光度スイッチ30、50を含み、各種時間中および同一車両の運転条件において車両灯14、16から放出される光を制御する。
各光度スイッチ30、50は、リレー、より詳しくは二極双投リレーを備えるのが望ましい。第1光度スイッチ30は第1車両灯14とターンシグナルスイッチ20の右側コネクタ20aとの間に接続される。同様に、第2光度スイッチ50は、第2車両灯16と、ターンシグナルスイッチ20の左側コネクタ20bとの間に接続される。各光度スイッチ30、50は電磁コイル30a、50aを有し、各コイルの一端はグラウンド27に接続される。電磁コイル30a、50aを通電することにより、各光度スイッチ30、50が通電され、2組または極の内部可動接点が切替わり、その結果、リレー端子に接続される。このような端子の間の接点「リレー」またはスイッチ導通は従来、「共通」、「常閉」および「常開」と記述される。切替セット30b、30cおよび50b、50cは一般に、対応するスイッチが通電されていない時、「共通」端子を対応する「常閉」端子に接続する。電圧トリガが適用され、対応する光度スイッチ30、50のコイル30a、50aで維持されると、スイッチの電磁コイル30a、50aが通電され、スイッチ接点に取り付けた鋼板が磁気的に前記コイル30a、50aに引かれ、磁気吸引力により接点が電磁コイルに向かって移動する。これら内部接点はコイル通電と並行して移動し、その結果、各スイッチコイルが通電すると、「共通」端子を対応する「常開」端子に接続する。コイル30a、50aが通電されなくなると、接点はバネ負荷され緩和し当初の「休止」位置に戻り、切替接点はその緩和「常閉」切替接続に戻る。言い換えると、可動接点切替は、リレーの緩和状態で閉じていた切替接点が、リレーの通電状態中に開き、リレーの緩和状態で開いていた切替接点がリレーの通電状態中に閉じることによって特徴付けられる。
図2に示す実施例では、第1光度スイッチ30は二極双投スイッチで、第1車両ライト14と方向ターンシグナルスイッチ20の右ターンコネクタ20aとの間の潜在的に2つの接続を作りおよび/または切断することができる。前部車両灯14、16とDRLモジュール22の光度スイッチ30、50との間は、3本撚りの18ゲージシールドケーブル23を用いて接続いてもよい。DRLモジュール22は、パーキングライトコネクタ17aとパーキングライト入力コネクタ36を介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。第1光度スイッチ30は、ターンシグナル入力コネクタ32とターンシグナルコネクタ19aを通してターンシグナルスイッチ20の右ターンコネクタ20aに接続され、第1光度スイッチ30はまた、ターンシグナル出力コネクタ34を通して第1の明るい方のライトフィラメント14aにも接続される。第1光度スイッチ30が通電されない(すなわち、「オフ」にされる)と、第1光度スイッチ30はターンシグナル入力コネクタ32を、回路経路コネクタ33と、第1光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30bおよび30cとを介してターンシグナル出力コネクタ34に接続する。その結果、非通電状態の第1光度スイッチ30は、第1の明るい方のライトフィラメント14aをその当初のターンシグナルコネクタ19aに接続する。従って、右車両灯14は以前の車両工場出荷時の接続に再接続され、第1光度スイッチ30は通電されない。
従来、前部電球と並列配線されているパーキングライト、ターンシグナル、ブレーキライトデューティのある右後部電球(後部電球、図示せず)があることに注意すべきである。電球切れ表示フラッシャ21もまた、ターンシグナルスイッチ20が作動し右折を指示する時と、第1光度スイッチ30が非通電(すなわち、「オフ」)の時、第1の明るい方のフィラメント14aと並列する後部ターンシグナル(明るい方)のフィラメントの抵抗負荷がわかる。このように、典型的なツインバルブ型電球切れ表示フラッシャ21は、通常前部および通常後部右ターンシグナルフィラメントの組み合わせた電球電流負荷を正しく「感知」し、車両の右電球フィラメントがいずれも開回路または「飛んで」いない限り、通常右ターンシグナル動作を生じさせる。右ターンシグナルが起動された時、1個の右電球のみが電球切れ表示フラッシャ21から電流を引いている場合、電球切れ表示フラッシャ21は、正しくない(通常未満)電流負荷が引かれていることを「感知」し、電球切れ表示フラッシャ21は内部的に電球切れ表示をトリガし、点滅速度を変更して、電球切れ状態の発生を表示する。
第1光度スイッチ30が通電されると(すなわち、「オン」にされると)、ターンシグナル出力コネクタ34は次のように電源12に接続される。イグニッションキースイッチ13とモジュールヒューズ15、次いでメイン電源回路コネクタ70と、ターンシグナルリルートスイッチ40の「常閉」切替接点セット40b、そして回路経路コネクタ35および最後に、通電された第1光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30cを通る。その結果、光度スイッチ30が通電されると、ターンシグナル出力コネクタ34に接続された第1の明るい方のフィラメント14aが、イグニッションキースイッチ13が通電されている限り常に電源「オン」とされ、ターンシグナルリルートスイッチ40は非通電のままとなる(すなわち、「オフ」のまま)。
同様に、図2に示す実施例の第2光度スイッチ50は二極双投スイッチで、第2車両ライト16と方向指示ターンシグナルスイッチ20の左ターンシグナルコネクタ20bとの間の潜在的に2つの接続を作りおよび/または切断することができる。DRLモジュール22は、パーキングライトコネクタ17bとパーキングライト入力コネクタ56を介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。第2光度スイッチ50は、ターンシグナル入力コネクタ52とターンシグナルコネクタ19bとを通してターンシグナルスイッチ20の左ターンコネクタ20bに接続され、第2光度スイッチ50は、ターンシグナル出力コネクタ54を通して第2の明るい方のフィラメント16aにも接続される。第2光度スイッチ50が通電されないと(すなわち、「オフ」にされると)、第2光度スイッチ50はターンシグナル入力コネクタ52を、回路経路コネクタ53と、第2光度スイッチ50の「常閉」切替接点セット50bおよび50cとを介してターンシグナル出力コネクタ54に接続する。その結果、非通電状態の第2光度スイッチ50は、第2の明るい方のライトフィラメント16aをその当初のターンシグナルコネクタ19bに接続する。従って、左車両灯16は以前の車両工場出荷時の接続に再接続され、第2光度スイッチ50は通電されない。
従来、前部電球と並列配線されているパーキングライト、ターンシグナル、ブレーキライトデューティのある左後部電球が(図示せず)あることに注意すべきである。電球切れ表示フラッシャ21もまた、ターンシグナルスイッチ20が作動し左折を指示する時と、第2光度スイッチ50が非通電(すなわち、「オフ」)の時、第1の明るい方のフィラメント16aと並列する後部ターンシグナル(明るい方)のフィラメントの抵抗負荷がわかる。このように、典型的なツインバルブ型電球切れ表示フラッシャ21は、通常前部および通常後部左ターンシグナルフィラメントの組み合わせた電球電流負荷を正しく「感知」し、車両の左電球フィラメントがいずれも開回路または「飛んで」いない限り、通常左ターンシグナル動作を生じさせる。左ターンシグナルが起動された時、1個の左電球のみが電球切れ表示フラッシャ21から電流を引いている場合、電球切れ表示フラッシャ21は、正しくない(通常未満)電流負荷が引かれていることを「感知」し、フラッシャは内部的に電球切れ表示をトリガし、点滅速度を変更して、電球切れ状態の発生を表示する。
第2光度スイッチ50が通電されると(すなわち、「オン」にされると)、ターンシグナル出力コネクタ54は次のように電源12に接続される。イグニッションキースイッチ13とモジュールヒューズ15、次いでメイン電源回路コネクタ70と、ターンシグナルリルートスイッチ60の「常閉」切替接点セット60b、そして回路経路コネクタ55および最後に、通電された第2光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50cを通る。その結果、光度スイッチ50が通電されると、ターンシグナル出力コネクタ54に接続された第2の明るい方のフィラメント16aが、イグニッションキースイッチ13が通電されている限り常に電源「オン」とされ、ターンシグナルリルートスイッチ60は非通電のままとなる(すなわち、「オフ」のまま)。尚、光度スイッチ30,50が通電されている時、モジュール22は、ここで述べるように「オン」とみなされることに注意すべきである。
図2では、DRLモジュール22はその上、ターンシグナルスイッチ20および電球切れ表示フラッシャ21と連携して動作する第1および第2ターンシグナルリルートスイッチ40,60を含み、車両方向転換状況で各車両灯14、16の輝度を振動させる。各ターンシグナルリルートスイッチ40、60は、リレーなどの単極双投スイッチであることが望ましい。
第1ターンシグナルリルートスイッチ40を見ると、電磁コイル40aと切替接点セット40bの「常開」接点の両方が、第1光度スイッチ30の「常開」切替接点30b(モジュールが通電または「オン」の時、閉じる)と、回路コネクタ37とを通してターンシグナル入力コネクタ32に接続される。その上、回路コネクタ37からの電磁コイル40aへの接続が右リルートダイオード43を通過し、右リルートコンデンサ45の正側端に接続してから、回路コネクタ47を通る。右リルートコンデンサ45の負側端は、コイル40aの他端であるグラウンド27に接続する。ターンシグナルリルートスイッチ40の「共通」接点は、回路コネクタ35と通電された第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30c(モジュールが「オン」の時、閉じる)を介して、ターンシグナル出力コネクタ34と第1の明るいフィラメント14aとに接続する。従って、DRLモジュール22が「オン」で(そのため、第1光度スイッチ30が通電されている)、ターンシグナルスイッチ20が起動して、コネクタ20aで回路を完成することにより右方向指示シグナルを表示すると、ターンシグナル入力コネクタ32はパルス右ターンシグナル入力(または「信号」)を第1ターンシグナルリルートスイッチ40のコイル40aに接続する。ターンシグナルスイッチ20からの右ターンシグナルパルス出力は最初に第1ターンシグナルリルートスイッチ40を通電し、従って、メイン回路電源コネクタ70を介する電源12と、回路コネクタ35と通電された第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30cを介するターンシグナル出力コネクタ34との間の接点セット40bの「常閉」接続を切る一方で、ターンシグナル出力コネクタ34は、第1の明るい方のフィラメント14aに接続される。右リルートコンデンサ45は蓄電池として働き、電圧を蓄積し、電磁コイル40aを常に通電に保ち、右ターンシグナルパルス出力の各正のパルスにより、充電および再充電されるようにする。右リルートコンデンサ45は、ターンシグナルがオンである限り、第1ターンシグナルリルートスイッチ40を通電し続ける大きさでなければならない。右側パルス信号が消えて、1秒後に再出現すると(ターンシグナルスイッチ20が右折のため起動する時、一般的)、右リルートコンデンサ45に蓄電されたエネルギーが正の電圧をコイル40aに放出し、次の正のパルスが出現するまで、コイル40aを常に通電したままに保つ。また、右リルートダイオード43は、一般的に同一ダイオード間の電圧ロスを最小限にする大きさで、一方向電流バルブとして作用、右リルートコンデンサ45が第1光度スイッチ30に向かって蓄えたエネルギーを逆に放出しないように動作する。パルス信号が存在し、かつ第1光度スイッチ30が「オン」の時、第1ターンシグナルリルートスイッチ40の電磁コイル40aは、右リルートコンデンサ45の蓄電効果のため、パルス信号と合わせてオンとオフをパルスせず、通電されたままである。すると、通電されたターンシグナルリルートスイッチ40は、ターンシグナル出力を、第1ターンシグナルリルートスイッチ40の「常開」接点40b(今は「閉」)を通して回路コネクタ37から、回路コネクタ35を介して第1の明るいフィラメント14aへ、第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30c(今は「閉」)とターンシグナル出力コネクタ34とを通してルーティングする。すると、電球切れ表示フラッシャ21は内部的にイグニッションキースイッチ13とターンシグナルスイッチ20のターンシグナルスイッチ接点20aとの間の接続の開閉を交互にする。そのため、第1の明るい方のフィラメント14aがオンになってからオフをパルスし、またオンとなり、ターンシグナルスイッチ20が通電、または「オン」の間、これを繰り返す。右ターンシグナルが動作中である限り、電球切れ表示フラッシャ21が機能的に維持されるため、右ターンシグナルが動作中の電球切れ表示フラッシャ21からの出力の第1の明るいフィラメント14aへの「リルート」によって、電球切れ表示が可能になる。言い換えると、第1光度スイッチ30が通電され、ターンシグナルスイッチ20が右折について作動する時、車両の右ターンシグナル出力を第1の明るいターンシグナルフィラメント14aにリルートすることで、車両の既存電球切れ表示フラッシャ21が右側開回路または「断線」電球発生をモニタできるようになる。その上、車両の後部右ターンシグナル電球フィラメント(図2に図示せず)も、その通常接続(図示せず)を通して電球切れ表示フラッシャ21から信号を送られ、同車両前部の第1の明るいフィラメント14aと合わせて右折をシグナリングするよう動作する。
方向転換が完了し、ステアリングホイールがターンシグナルスイッチ20での接続をキャンセルする時に一般的であるように、作動したターンシグナルスイッチ20がオフにされると、右リルートコンデンサ45はパルス信号を受けなくなり、常に充電されたままでいられなくなる。1秒の約2分の1以下の間に、右リルートコンデンサ45はその蓄積エネルギーを完全に電磁コイル40aに放出する。右リルートスイッチ40は通電されたままではなくなり、緩和すると、イグニッションキースイッチ13と、モジュールヒューズ15、メイン電源回路コネクタ70とターンシグナルリルートスイッチ40の「常閉」切替接点セット40bを通して、上述のように、第1の明るいフィラメント14aを電源12に再接続する。この再接続により、第1光度スイッチ30がまだ「オン」であり、故にモジュール22がまだ「オン」である場合、右ターンシグナル動作終了後に再びDRL動作モードで「オン」になる第1の明るいフィラメント14aにより、日中走行灯動作が再び可能になる。
第2ターンシグナルリルートスイッチ60を見ると、電磁コイル60aと切替接点セット60bの「常開」接点の両方が、通電された第2光度スイッチ50の「常開」切替接点50b(モジュール22が「オン」の時は閉じる)と、回路コネクタ57とを通してターンシグナル入力コネクタ52に接続される。さらに、回路コネクタ57から電磁コイル60aへの接続は、左リルートダイオード63を通過し、左リルートコンデンサ65の正側端に接続してから、回路コネクタ67を通過する。左リルートコンデンサ65の負側端は、コイル60aの他端と同様にグラウンド27に接続される。ターンシグナルリルートスイッチ60の「共通」接点は、回路コネクタ55と、第2光度スイッチ50の「常開」の接点セット50c(モジュールが通電または「オン」の時は閉じる)を介して、ターンシグナル出力コネクタ54と第2の明るいフィラメント16aに接続される。故に、DRLモジュール22が「オン」の時(従って、第2光度スイッチ50が通電されている時)、ターンシグナルスイッチ20が作動して、コネクタ20bで回路を完成することにより左方向指示シグナルを表示すると、ターンシグナル入力コネクタ52は、パルス左ターンシグナル入力(または「信号」)を第2ターンシグナルリルートスイッチ60のコイル60aに接続する。ターンシグナルスイッチ20からの左ターンシグナルパルス出力は、最初に第2ターンシグナルリルートスイッチ60をまず通電し、従って、メイン回路電源コネクタ70を介する電源12と、回路コネクタ55と通電された第2光度スイッチ50の「常開」接点セット50cを介するターンシグナル出力コネクタ54との間の接点セット60bの「常閉」接続を切る一方で、ターンシグナル出力コネクタ54は第2の明るいフィラメント16aに接続される。左リルートコンデンサ65は蓄電池として働き、電圧を蓄積し、電磁コイル60aを常に通電に保ち、左ターンシグナルパルス出力の各正のパルスにより、充電および再充電されるようにする。左リルートコンデンサ65は、ターンシグナルがオンである限り、第2ターンシグナルリルートスイッチ60を通電し続ける大きさでなければならない。左側パルス信号が消えて、1秒後に再出現すると(ターンシグナルスイッチ20が右折のため起動する時、一般的)、左リルートコンデンサ65に蓄電されたエネルギーが正の電圧をコイル60aに放出し、次の正のパルスが出現するまで、そのコイルを常に通電したままに保つ。また、左リルートダイオード63は、一般的に同一ダイオード間の電圧ロスを最小限にする大きさで、一方向電流バルブとして作用、右リルートコンデンサ65が第2光度スイッチ50に向かって蓄えたエネルギーを逆に放出しないように動作する。パルス信号が存在し、かつ第2光度スイッチ50が「オン」の時、第2ターンシグナルリルートスイッチ60の電磁コイル60aは、コンデンサ65の蓄電効果のため、パルス信号と合わせてオンとオフをパルスせず、通電されたままである。すると、通電されたターンシグナルリルートスイッチ60は、ターンシグナル出力を、第2ターンシグナルリルートスイッチ60の「常開」接点60b(今は「閉」)を通して回路コネクタ57から、回路コネクタ55を介して第2の明るいフィラメント16aへ、第2光度スイッチ50の「常開」接点セット50c(今は「閉」)とターンシグナル出力コネクタ54とを通してルーティングする。すると、電球切れ表示フラッシャ21は内部的にイグニッションキースイッチ13とターンシグナルスイッチ20のターンシグナルスイッチ接点20aとの間の接続の開閉を交互にする。そのため、第2の明るい方のフィラメント16aがオンになってからオフをパルスし、またオンとなり、ターンシグナルスイッチ20が通電、または「オン」の間、これを繰り返す。右ターンシグナルが動作中である限り電球切れ表示フラッシャ21が機能的に維持されるため、左ターンシグナルが動作中の電球切れ表示フラッシャ21からの出力の第2の明るいフィラメント16aへの「リルート」によって、電球切れ表示が可能になる。言い換えると、第2光度スイッチ50が通電され、ターンシグナルスイッチ20が左折について作動する時、車両の左ターンシグナル出力を第2の明るいターンシグナルフィラメント16aにリルートすることで、車両の既存電球切れ表示フラッシャ21が左側開回路または「断線」電球発生をモニタできるようになる。その上、車両の後部左ターンシグナル電球フィラメント(図2に図示せず)も、その通常接続(図示せず)を通して電球切れ表示フラッシャ21から信号を送られ、同車両前部の第2の明るいフィラメント16aと合わせて左折をシグナリングするよう動作する。
方向転換が完了し、ステアリングホイールがターンシグナルスイッチ20での接続をキャンセルする時に一般的であるように、作動したターンシグナルスイッチ20がオフにされると、左リルートコンデンサ65はパルス信号を受けなくなり、常に充電されたままでいられなくなる。1秒の約2分の1以下の間に、コンデンサ65はその蓄積エネルギーを完全に電磁コイル60aに放出する。左リルートスイッチ60は通電されたままではなくなり、緩和すると、イグニッションキースイッチ13と、モジュールヒューズ15、メイン電源回路コネクタ70とターンシグナルリルートスイッチ40の「常閉」切替接点セット40bを通して、上述のように、第2の明るいフィラメント16aを電源12に再接続する。この再接続により、第2光度スイッチ50がまだ「オン」であり、故にモジュール22がまだ「オン」である場合、左ターンシグナル動作終了後に再びDRL動作モードで「オン」になる第2の明るいフィラメント16aにより、日中走行灯動作が再び可能になる。
まとめると、通電されたDRLモジュール22内の左右リルートスイッチ40,60の機能は、車両の明るい前部ターンシグナルフィラメント14a、16aに2個の信号のうち1個、デフォルトのDRL一定出力電圧か、適切にターンシグナルシステムによって作動する場合は、切替論理システムによって送られる通常ターンシグナルパルス出力電圧のいずれかを供給することであり、これはターンシグナルシステム自体によってトリガされる。これらリルートスイッチ40、60は、モジュール22の正しいターンシグナル動作を提供し、車両が連邦車両ターンシグナルガイドラインおよび規則への準拠の継続を可能にする。この機能により、本発明には、その車両が電球切れ表示システムを装備する場合、車載システムが常に電球14、16の故障をモニタできるという他のDRL装置に比べて有利な利点がもたらされる。その上、パルスハザードライトシグナルも同じ方法で適切な電球フィラメントにリルートされるが、この場合両側が同調して動作することを除き、車両のデュアルハザード照明システムが、DRLモジュール22が動作中でも正しく動作できるようになる。DRLモジュール22が動作していない時、全ての機能は、再び当初設計された通りに作用する。
DRLモジュール22はその上、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が、パーキングライト専用位置18aまたはヘッドライト・パーキングライト併用位置18bのいずれかにある時、第1および第2光度スイッチ30、50を自動的に非起動にする自動オーバライドスイッチ80を含む。この自動オーバライドスイッチ80は、操作上、モジュール22をオーバライドまたは無効化し、明るい車両灯が望ましくないか必要でない夜間に、車両灯14、16の照明を低減させる。
図2に示すようなDRLモジュール22の実施例は、望ましくはリレー等の単極双投スイッチの自動オーバライドスイッチ80を含む。自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接点セット80bにより、自動オーバライドスイッチ80が「オフ」のままである限り、電源12は第1および第2光度スイッチ30,50の各コイル入力30a、50aを通電することができる。さらに図2を見ると、電源12はイグニッションキースイッチ13に接続され、モジュールヒューズ15を通してメイン電源回路コネクタ70と、メインモジュール電源スイッチ90(同スイッチが閉として、後述する)、回路コネクタ75と、自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接点セット80bとを通して、さらに補助電源回路コネクタ71に接続され、補助電源回路コネクタ71は第1および第2光度スイッチ30、50の両コイル入力30a、50a双方に同時に接続される。上述のように、各電磁コイル30a、50aの他端はグラウンド27に接続される。この接続により、イグニッションキースイッチ13が通電され、メインモジュール電源スイッチ90が閉じられると、モジュール22は「オン」になる。それは、通電した光度スイッチ30、50は、モジュール22が「オン」の状態にあると考えられるからである。自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aは、次のようにパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。すなわち、パーキングライトコネクタ17aと、パーキングライト入力コネクタ36と、回路コネクタ39を通して、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aに接続される。コイル80aの他端はグラウンド27に接続される。代わりに、自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aはまた、次のようにパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。すなわち、パーキングライトコネクタ17bと、パーキングライト入力コネクタ56とを通して、回路コネクタ/出力59に、そしてパーキングライトループ74と、回路コネクタ/入力73と、回路コネクタ39の後に、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aに接続される。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18の起動により、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aが通電される。パーキングライトがオンになると、自動オーバライドスイッチ80が通電され、自動オーバライドスイッチ80の接点セット80bの「常閉」接点を開くことにより、回路コネクタ75と補助電源回路コネクタ71との間の接続が切断される。これにより、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50のコイル30a、50aとの間の接続が切断される。その結果、第1および第2光度スイッチ30、50は通電されず、これらスイッチはいずれも実質的に「オフ」となる。その結果、DRLモジュール22は、車両パーキングライトが通電すると非起動とされ、車両ターンシグナルフィラメント14a、16aは、通常の非日中走行灯動作に戻り、車両メーカーによって当初接続されたように機能する。従来の工場設置の日中走行灯システムは現在このように、車両パーキングライトおよび/またはヘッドライトが「オン」になると「オフ」となるよう動作する。従来の多くの車両外部パーキングライトシステムは、車両全体を通じて共通または並列に配線されており、これは、自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aに接続するパーキングライト入力コネクタ36、56からの2つの接続が、電気的に同一であることを意味する。ドイツ車のような一部の車は、独立したパーキングライト配線を有する。すなわち、車両の左側と異なる車両の右側用の独自のパーキングライト配線を有する。このような車では、モジュール22の動作に影響せずに、モジュール22の設置の際にカットされるパーキングライトループ74が利用可能である。このような場合、自動オーバライドスイッチ80の通電による自動夜間オーバライドの電源は、右パーキングライト入力36によってのみ供給される。
図2を見ると、ユーザが第1および第2光度スイッチ30、50の動作を制御できるようにするため、本発明においてはメインモジュール電源スイッチ90を、オプションとして含めてもよい。特に、メインモジュール電源スイッチ90は、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50との間を接続する「オフ」または休止位置のある従来の単極単投スイッチが望ましい。このように、メインモジュール電源スイッチ90が閉じると、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50の電磁コイル30a、50aとの間の接続は維持され、モジュール22は「オン」になる。接続自体は、イグニッションキースイッチ13からモジュールヒューズ15を通し、メイン電源回路コネクタ70へ、そしてメインモジュール電源スイッチ90(同スイッチが閉とする)と、回路コネクタ75と、自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接点セット80bを通して、補助電源回路コネクタ71に接続され、補助電源回路コネクタ71は第1および第2光度スイッチ30、50の入力コイル30a、50双方に同時に接続される。反対に、メインモジュール電源スイッチ90が開の時、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50の電磁コイル30a、50aとの間の電気接続は切断される。この場合、DRLモジュール22は車両灯14、16を制御しないため、これらを当初の工場出荷時の接続に再接続することが可能で、これにより、DRLモジュール22の制御なしに車両灯14、16が通常動作で機能する。多くの工場出荷時の日中走行灯システムは、このような運転者制御機能性がなく、このような制御特性は、早朝に車両を用いて森に入り、到着時に車両への注意を引きたくない狩猟ハンターにとって特に有利である。
本発明には、モジュールのメイン電源配線と切替に関して、非常に重要かつ有意な安全上の利点もある。この利点とは、モジュール22が何らかの理由で電源を失った場合、全ての車両の工場出荷時の照明配線が直ちに各電球14、16に再接続されるため、車両のターンシグナルシステムがモジュール電源動作不良によって無効となることが全くないことである。これは、第1および第2光度スイッチ30、50が非通電または緩和して、DRLモジュール22が本質的に車両から見えなくなる場合に、工場出荷時の配線の全てが安全フェイルセーフとして通常電球と再接続されるために発生する。モジュール22の最も基本的な動作レベルでモジュール22に設計されたこの自動安全再接続機能は、次のシナリオの全てにおいて即座に発生する。すなわち、車両イグニッションキー13がオフになった場合、モジュールヒューズ15が開回路になるか「飛んだ」場合、メインモジュール電源スイッチ90が、車両動作中に「オフ」になる場合、車両の工場出荷時のヒューズボックス(図示せず)からのメインイグニッションキーによる電力を供給するシングルワイヤが何らかの理由で不意に切断する場合などである。
本発明の図2は、1個の正電圧入力、1個のカラー発光ダイオード(「LED」)等の動作インジケータ95をオプションで含む。動作インジケータ95は、DRLモジュール22の動作状態に関して、ユーザにフィードバックまたは注意を与える。動作インジケータ95は、1個のドロッピング抵抗器98を含み、グラウンド27に接続する負側端子を有する。抵抗器98は、インジケータの正の入力と回路コネクタ/出力99とインラインまたは直列に接続され、回路コネクタ/出力99が12ボルトである時、LEDを点灯させる。抵抗器98は、モジュール回路コネクタ/出力99からの12ボルト出力を、ほぼすべてのLEDの電圧要件である約2ボルトまで低減、または「ドロップ」させるよう機能する。
この動作インジケータ95が点灯される時、DRLモジュール22は「オン」である。これは、車両のイグニッションキースイッチ13とモジュール22自体が共に「オン」である場合にのみ発生する。再び図2を参照すると、続く接続は、イグニッションキースイッチ13から、モジュールヒューズ15を通してメイン電源回路コネクタ70へ、そしてメインモジュール電源スイッチ90と、回路コネクタ75と、自動オーバライドスイッチ80の接点セット80bの「常閉」接点を通して、回路コネクタ71と、回路コネクタ/出力99を通して、さらに抵抗器98に、そして動作インジケータ95に接続される。これは、以下の4つの条件のいずれか1つが発生し、回路コネクタ/出力99に電圧を供給する完成した回路が切断され、モジュール22が「オン」になった場合にのみ発生する可能性がある。すなわち、イグニッションキースイッチ13がオフの場合、モジュールヒューズ15が「飛んだ」、または開回路である場合、メインモジュール電源スイッチ90が「オフ」になった場合、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18がパーキングライト専用位置18aか、ヘッドライト・パーキングライト併用位置18bのいずれかに切り替わった結果、自動オーバライドスイッチ80が通電し、回路コネクタ75と回路コネクタ71との間の自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接続が切断された場合である。動作インジケータ95には、様々な色のLEDを選ぶことができるが、緑色が望ましい色として選択され、それは、安全システムモジュール22が動作中であることを表す。
図3に示すDRLモジュール22の実施例では、DRLモジュール22の設計は、メイン光度スイッチ31を1個のみを含み、簡略化されている。このメイン光度スイッチ31は、リレー、より具体的には、4極双投リレーを含むことが望ましい。本発明の動作は、図2の動作と同一であるが、ここでは、前の図2に示すように、第2光度スイッチ接点50bおよび50cにより実行された切替機能が、メイン光度スイッチ31の内部接点セット31dおよび31eにより実行される点が異なる。このDRLモジュール22のエコノミーバージョンは、フリートまたはレンタカー適用の可能性のために設計されたもので、ここでは車両運転者がモジュール22の動作を制御することはない。図2に示した以前のオプションのメインモジュール電源スイッチ90は、メイン電源ループ91に差換えられる。このメイン電源ループ91により、運転者が日中に装置を「オフ」に切替えられなくともDRLモジュール22の継続的動作が可能となり、自動車保険業者にとって有利である。理論的には、これは自動武装自動車用防犯警報器に関する保険契約と同様に、当該車両は車両運転者による行為を必要とせずに常に保護される。車両運転者が意図的にモジュール22を「オフ」にできないことにより、日中全時間を通じて装置が「保証された」動作である場合、保険会社が割引を提供することができる。
図3に示す本発明の実施例は、2個の別々の動作インジケータを含む。動作インジケータ95aは、DRLモジュール22の回路基板レベルで含まれ、設置トラブルシューティングに用いられ、このようなインジケータは内蔵と称される。DRLモジュール22は、一般に車両の運転者側のダッシュボードの後ろに取り付けられる。オプションの遠隔動作インジケータ95bは、車両運転者に、モジュールが「オン」であるという表示および確信を与え、車両ダッシュボード下の一般に運転者側の運転者の視界内に取り付けられる。図3の両動作インジケータ95a、95bは、モジュール22が動作中の時、同調して動作し、「緑色」が点灯する。最も基本的な設置適用では、オプションの遠隔動作インジケータ95bは含まれない。
DRLモジュール22を、前部デュアルフィラメント方向指示ターンシグナル電球付き車両のフォグライトモジュールとして利用する場合、両フィラメントに電源が入る可能性のある夜間に、このような電球からの熱は、最小限に抑えなければならない。夜間は、パーキングライトが同時に起動される間に、モジュール22が夜間通電モードで動作するような条件では、両パーキングライトフィラメント14b、16bとターンシグナルフィラメント14a、16aが同時にオンになる可能性がある。以前は、車両は一般にメーカー段階で設計されていたため、ターンシグナルライトは、パルスオンオフ動作モードしか持たず、パーキングライトは通常、常に「オン」モードで動作するため、ターンシグナルライトとパーキングライトは、通常の車両の夜間動作中、互いに直接競合することはなかった。DRLモジュール22としてのみ構成される本発明は、図2および図3に示すように、パーキングライトまたはヘッドライトが通電されるたびに自動的にオフにされ、この場合、同時に明るいフィラメントと暗いフィラメントの両方に電源が入ることが問題になることはない。モジュール22によって常に通電される場合、ターンシグナルフィラメント14a、16aは、一般に、夜間のパーキングライトフィラメント14b、16bより約3倍明るく、両フィラメントは同じ電球内および、デュアルフィラメント電球の場合では同じランプハウジング内にあるため、両フィラメントを同時に連続してオンにする必要性は存在しない。パーキングライトフィラメントは、ターンシグナルフィラメントが連続的に通電される時に同時に電力供給されると、ターンシグナルフィラメントの明るさが優位であるため、見えなくなる可能性がある。しかし、明るい方のターンシグナルフィラメントに同時に連続して電力供給される時、連続的に電力供給されるパーキングライトフィラメントがランプハウジングに加える熱負荷を制御しなければならない。それは両フィラメントが同時に連続して通電される場合、パーキングライトは輝度を増すことができず、内部ランプハウジング温度に不要な熱を加えるだけであるためである。
図4を見ると、フォグライト専用動作として厳密に構成可能なDRLモジュール22の本発明の一実施例の概概略図が示されている。フォグライト専用動作は、本書では、バンパー下フォグライトを自動車パーツストアから購入し、アフターマーケットで車両に設置した時の動作として生ずることと定義される。具体的には、アフターマーケットフォグライトシステムは一般に、車両のイグニッションスイッチ13が「オン」で、1つのメイン電源スイッチが、かかるフォグライトをオンまたはオフにした場合、動作準備が完了する。図4に示す実施例では、第1および第2光度スイッチ30、50は、ここでは3極双投スイッチで、第1および第2車両灯14、16のフィラメント14a、14bおよび16a、16bの両対と、方向指示ターンシグナルスイッチ20の両ターンシグナルコネクタ20a、20b並びにヘッドライトスイッチ18の両パーキングライトコネクタ17a、17bとの間の潜在的に3つの接続をつなぐ、および/または切断できるようになる。図4のフォグライト専用モジュール22の前部車両灯14、16と光度スイッチ30、50からの全ての接続は、対の4本撚り18ゲージシールドケーブル29を用いてつないでもよい。図4に示す本発明の実施例では、第1および第2光度スイッチ30、50は、前述し、図2に示すように、第1および第2の明るいフィラメント14a、16aと両ターンシグナルスイッチ20およびイグニッションキー電源13との間の接続を制御し続ける。その上、第1および第2光度スイッチ30、50はまた、第1および第2の暗いフィラメント14b、16bとパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18との間の接続を制御する。
図4を見ると、第1光度スイッチ30はその上、パーキングライト入力コネクタ36とパーキングライトコネクタ17aとを介して、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と、パーキングライト出力コネクタ38を介して第1の暗い方のフィラメント14bとの間で接続される。第1光度スイッチ30が「オフ」の時、光度スイッチ30はまた、第1光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30dを用いて、パーキングライト入力コネクタ36をパーキングライト出力コネクタ38に接続する。その結果、非通電状態の第1光度スイッチ30は、第1の暗い方のライトフィラメント14bをその当初のパーキングライトコネクタ17aに接続する。従って、前に図2において記述した第1光度スイッチ30の動作と組合せると、右デュアルフィラメント車両灯14への両接続、すなわち、パーキングライトフィラメント14bとターンシグナルフィラメント14aとの接続は、第1光度スイッチ30が「オフ」の間、以前の車両接続に再接続される。また、第1光度スイッチ30が通電されると(モジュール22が「オン」の時)、パーキングライト出力入力コネクタ36とパーキングライト出力コネクタ38との間の接続は、「常閉」から「常開」への第1光度スイッチ30の接点セット30dの切替を介して、切れ(切断され)る。しかし同時に、第1光度スイッチ30が通電または「オン」の時、前述のように、第1の明るいフィラメント14aは常に電力供給される。これにより、図4のフォグライト専用モジュール22の動作中はいつでも、第1の暗い方のフィラメント14bは切断され、モジュール22が動作中とは、第1の明るい方のフィラメント14aが常に電力供給されていることを意味する。要するに、常に燃焼するターンシグナルフィラメントが、ここでは、モジュール22の夜間動作が発生すると、常に燃焼するパーキングライトフィラメントになるか、または取って代わる。両フィラメントが同時にオンとならないこの状況は、モジュール22をフォグライト夜間動作に、特にデュアルフィラメント前部電球ターンシグナルシステムと共に用いる場合、夜間のパーキングライトフィラメントの加熱を制限する望ましい効果がある。また、モジュール22の「二者択一」切替論理は、正規パーキングライトフィラメントまたは夜間フォグライト/ターンシグナルフィラメント11a、11bのいずれか一方が夜間に常に燃焼することを、実質的に保証する事になる。言い換えると、夜間は、いずれか1対のフィラメントが常に電力供給されており、コア機能レベルでモジュール22に内蔵された切替論理により、他のいかなる夜間動作の可能性もなくなる。これとモジュール22の自動安全再接続機能との組合せは全て、このようなシステムの安全を全体として強化するよう設計されている。
同様に、図4の第2光度スイッチ50を見ると、第2光度スイッチ50はその上、パーキングライト入力コネクタ56とパーキングライトコネクタ17bとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と、パーキングライト出力コネクタ58を第2の暗い方のフィラメント16bとの間で接続される。第2光度スイッチ50が「オフ」の時、第2光度スイッチ50は、第2光度スイッチ50の「常閉」切替接点セット50dを用いて、パーキングライト入力コネクタ56をパーキングライト出力コネクタ58に接続する。その結果、非通電状態の第2光度スイッチ50は、第2の暗い方のライトフィラメント16bをその当初のパーキングライトコネクタ17bに接続する。従って、これが図2において前述した第2光度スイッチ50の動作と組合わされた時、左デュアルフィラメント車両灯16への両接続、すなわち、パーキングライトとターンシグナルライトとの両接続は、第2光度スイッチ50が「オフ」の間、以前の車両接続に再接続される。また、第2光度スイッチ50が通電されると(モジュール22が「オン」の時)、パーキングライト出力入力コネクタ56とパーキングライト出力コネクタ58との間の接続が、「常閉」から「常開」への第2光度スイッチ50の接点セット50dの切替により、切れ(切断され)る。同時に、前述のように第2光度スイッチ50が通電または「オン」の時、第2の明るいフィラメント16aは常に電力供給される。これにより、図4のフォグライト専用モジュール22が動作中の時はいつでも第2の暗い方のフィラメント16bは切断され、モジュール22が動作中とは、第2の明るい方のフィラメント16aが常に電力供給されていることを意味する。要するに、常に燃焼しているターンシグナルフィラメント16aがここでは、モジュール22の夜間動作が発生すると、常に燃焼しているパーキングライトフィラメント16bになるか、または取って代わる。両フィラメント16a、16bが決して同時にオンとならないこの状況は、モジュール22をフォグライト夜間動作のために、特にデュアルフィラメント前部電球ターンシグナルシステムと共に用いる場合、夜間のパーキングライトフィラメントの加熱を制限する望ましい効果がある。また、モジュール22の「二者択一」切替論理は、正規パーキングライトフィラメント16bまたは夜間フォグライト/ターンシグナルフィラメント16aのいずれか一方が、夜間に常に燃焼することを実質的に保証する事になる。言い換えると、夜間は、いずれか1対のフィラメントが常に電力供給されており、コア機能レベルでモジュール22に内蔵された切替論理により、他のいかなる夜間動作の可能性もなくなる。これとモジュール22の自動安全再接続機能との組合せは全て、このようなシステムの安全を全体として強化するよう設計されている。
最後に、図4を参照すると、車両右前および左前側からの各パーキングライト入力36、56は、上述のように第1および第2光度スイッチ30、50によって独立して処理および制御されているため、図2および図3に示したパーキングライトループ74は、もはや含まれていない。これは、前述のように、望ましくない熱を制御するためにのみ行われる。自動オーバライドスイッチ80は、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18がパーキングライト専用位置18aまたはヘッドライト・パーキングライト併用位置18bにある時、図4に差し込みで示すように、夜間動作ループ72が「保持」または継続中である場合、第1および第2光度スイッチ30、50を自動的に非起動にする電位を有する。自動オーバライドスイッチ80を通電するために必要なパーキングライトシグナルはここでは、パーキングライトループ74が働いた、または切断された時、図2で発生するように、右パーキングライト入力36のみによって与えられる。この接続は、図4を見ると、パーキングライト電圧(または信号)が、次のようにパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18から自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aに達する時に、次のように発生する。すなわち、パーキングライトコネクタ17aと、パーキングライト入力コネクタ36を通して、回路コネクタ/出力39、夜間動作ライトループ72(連続または保持の時)、回路コネクタ/入力77、そして自動オーバライドスイッチ80のコイル80aまでである。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18の起動により、夜間動作ループ72が保持されている限り、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aが通電される。夜間動作ループ72が切られると、自動オーバライドスイッチ80は、もはや通電できず、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50のコイル30a、50aとの間の接続は、切断されない。その結果、第1および第2光度スイッチ30、50は通電されたままとなり、パーキングライト/ヘッドライト18が起動されると、事実上「オン」のままとなる。これにより、パーキングライト/ヘッドライト18が起動されると、実際にはモジュール22は「オン」のままでいられるようになる。それは、光度スイッチ30、50が「オン」の場合、モジュール22自体が「オン」であるためである。夜間動作ループ72が恒久的に切断されると、モジュール22はフォグライトモジュールとして日中および夜間専用で動作し、メインモジュール電源スイッチ90は、イグニッションキースイッチ13が「オン」になるよう、全ての状況でモジュール22を制御する。
図5は、前述した図4のモジュール22外部に付加されるオプションを示す。この場合、図示したように、リレー等の補助の12ボルト単極双投ハイビーム/補助動作スイッチ100を含む必要がある。現在、切断されている夜間動作ループ72は、外部回路コネクタ101、102を介してハイビーム/補助動作スイッチ100の接点セット100bの「常閉」接点に接続される。ハイビーム/補助動作スイッチ100の電磁コイル100aの1端は、ヘッドライトハイ/ロービームディマースイッチ10から、外部回路コネクタ103を介して車両のハイビーム出力に接続される一方、電磁コイル100aの他端は、グラウンド27に接続される。車両のハイビームがオンの時は常に、ハイビーム/補助動作スイッチ100は、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aと、パーキングライト入力36からモジュール22に入るパーキングライト電圧との間の接続は切られる。メインモジュール電源スイッチ90が閉、または「オン」の場合、このオプションのハイビーム/補助動作スイッチ100の追加により、モジュール22の第1および第2の明るいフィラメント14a、16aは、同車両のハイビームと並行して連続的に動作し、同車両のハイビームが、パーキングライト/ヘッドライト18と連動するヘッドライトハイ/ロービームディマースイッチ10を介してオンおよびオフに切り替わると、このような夜間の照明がオンとオフに切り替わる。ここで、通常のモジュール動作は、日中のDRLではモジュール22は「オン」、パーキングライトまたはロービームは、内蔵自動オーバライドによりオンになる夜間は「オフ」、そしてハイビーム使用中は「オン」に戻るというものである。このオプションの接続および配置により、一般にハイビームが使用され必要とされるような、暗い道路での孤独な車両運転中、白色ハイビームと共に黄色照明を追加することにより、車両のハイビームの動作を増強および強化する。この場合、DRL/フォグモジュール22の夜間の「オン」動作と同時に働く車両のハイビーム動作は、車両のハイビームは一般に、夜間の人気のない道路上等、高いグレア状況が他の人の支障とならない時にのみ使用されるため、他に車両運転者がいない時にのみ望ましい。
図6をさらに見ると、前述ではモジュール22に外付けされていたハイビーム/補助動作スイッチ100が、ここではモジュール22に内蔵されている。モジュールハイビーム回路コネクタ/入力109が本実施例に追加され、ハイビーム電圧が存在する時、モジュール22の夜間動作が可能になる。車両のダッシュボード110は、ダッシュボードハイビームインジケータ115を含むが、これは実質的に、電球であり、車両のヘッドライトハイビームが、ハイビームダッシュ回路コネクタ111を通してオンになると、通常は正の電圧が供給される。ダッシュボードハイビームインジケータ115の他の側は、車両シャーシグラウンド25に接続される。外部コネクタ112を利用してハイビーム回路コネクタ/入力109をハイビームダッシュ回路コネクタ111に接続すると、モジュール22は、車両のハイビーム動作を利用して、図5に示し前述したように、DRL/フォグモジュールの夜間「オン」動作と同時に働くよう機能する。
州によっては、スクールバスは法律上、安全のため日中ヘッドライトをオンにして走行しなければならない。さらに、日中走行灯ガイドラインは、夜間、特にヘッドライトやパーキングライトを点ける時は、夜間、過度のグレアが他の運転者に影響を与えないよう、DRL装置のスイッチを切ることを求めている。図7は、図6に示すのと同一の基本モジュール22を、多くの場合光電アイ125と呼ばれるものと共に示す。光電アイ125を利用すると、モジュール22を、本発明をDRL法の精神と意図に合わせて、このようなスクールバスにおいて、日中動作が可能になる。このような光電アイ125は、車両(スクールバス等)のダッシュボード上等、装置が日光に有意にアクセス可能な場所に設置される。光電アイ125は、約200ミリアンペアで12ボルトの出力を持つソーラーパネル等の基本的なものでも、自己の電源と12ボルト切替出力を有する装置のような複雑なものでもよい。アイ125は、外部回路コネクタ121を介してハイビーム回路コネクタ/入力109に接続される。光電アイ125の他方の端子は、車両シャーシグラウンド27に接続される。このような装置に当たる日光は、モジュール22に内蔵して示されるハイビーム/補助動作スイッチ100をトリガし、パーキングライトシグナルを切り、夜間自動オーバライドスイッチ80を機能させる。ハイビーム/補助動作スイッチ100のコイル100aは、同スイッチをラッチ開に保つために光電アイ125から約0.15アンペア、または150ミリアンペアを必要とするが、その代わりに回路コネクタ39を介するパーキングライト入力電圧と夜間自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aとの間の接続は切れる。これにより、同車両のヘッドライトが日中オンの間は,モジュールは動作可能であるが、光電アイ125が、日光の形で可視光の存在をもはや「感知」できなくなると、モジュール22は、夜間オーバライドの条件に戻れるようになる。
車両メーカーは、通常対象車両をより高級または独特な外見とするため、車両のスタイリングにアクセントをつけ、標準または一般的な前部パーキングライト/ターンシグナル照明配置を変更する柔軟性を持つ。別のパーキングライト/ターンライト構成を図8に示すが、これは国産高級車両、および/または必ずしも高級車両ではない輸入または国産車にも見られるが、前部照明システムのスタイリングが、片側2個ずつの4個のデュアルフィラメント電球を使用して強調されている。「クワッド」前部シグナル電球システムとも呼ばれるこのようなシステムは、車両の前部両側に2個のデュアルフィラメント電球を利用して設計される。図8を見ると、電球14および44は、図示のように、工場出荷時に車両の右前側に並列に配線される。電球16および66は、車両の左前側に同様に配線される。ライト14、44、16、66の負側コネクタは、車両シャーシグラウンド25に接地される。このタイプのシステムは常に、特に電球44および66の追加によってもたらされる追加電流負荷のため設計された、特殊設計フラッシャ21aを使用することに注意すべきである。この車両は、工場出荷時のターンシグナル電球切れ表示フラッシャ21aを必要とするが、これは車両の右側の動作可能な3個の電球(右前部の2個の電球〔図8の14および44〕と、右後部の1個の電球〔図示せず〕)と、車両の左側の動作可能な3個のターンシグナル電球(左前部の2個の電球〔図8の16および66〕と、左後部の1個の電球〔図示せず〕)とを「感知」する。この「感知」は、いずれかの側の3個の電球のうちのどの1個に関しても電球断線をモニタし、かかるイベントを車両運転者に警告するよう機能する。
長年、米国に輸入される多くの車両は、図9に示すような「スプリット(分割)」パーキングライト/ターンシグナルライトシステムと呼ばれる、異なる前部パーキングライト/ターンライト構成を共に利用してきた。最近になってやっと、一部輸入車メーカーが、デュアルフィラメント電球を利用する従来型国産前部パーキングライト/ターンシグナル照明構成とみなされるものに切り替え始めたが、輸入車の一部新車種でさえ、まだこの種のスプリット設計構成を使用している。図9に示すように配線された、古いスタイルの輸入車は、通常は各ヘッドライトの脇の、暗い電球フィラメント4a、6aを含む、別々のランプハウジングの別々のパーキングライト電球4、6を使用し、これらの電球は、パーキングライト機能のみを果たす。そしてこのような車両は、一般的には前部バンパー領域において、別々のランプハウジングの、明るい方のフィラメント24a、26aを含む、追加であるが別々のターンシグナル電球24、26を利用し、これら電球は、一般的なデュアルフィラメント電球装置の最も明るいフィラメントと同等の輝度を有する。故に、ターンシグナル電球とパーキングライト電球とは、同じランプハウジング内にはなく、互いに「分割」されており、それぞれが各自の別々のランプハウジングにある。この分割照明タイプの配置を持つ車両は一般に、パーキングライト電球4,6を利用して、接近する交通に対して前向きにパーキングライトを投射し、多くの場合、これらのライトは同時に、同車両に側方から近づく交通に対して警告する、前部点灯黄色サイドマーカーライトに利用される。これについては、この中でさらに詳しく述べる。尚、米国の車両の約80%以上が、デュアルフィラメント前部電球システムを装備しており、20%以下は分割電球システムで設計されていることに注意すべきである。また、今日、米国の道路上には、約1億8千万から1億9千万台の車両があることにも注意すべきである。
図10は、図8で論じたように「クワッド」前部電球車両配置に一体化されたDRLモジュール22を示す。その上、図10に示すこのような車両用のモジュール22を、夜間のフォグライトモジュールと組合せた日中のDRLモジュール等の組み合わせ、またはデュアル機能製品として提供する場合、米国日中走行灯法は現在、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18のいずれかの位置を「オン」位置に起動した時、本発明の日中走行灯部分を必ず「オフ」にすることを求めている。ここで、本発明を、夜間フォグ/悪天候/緊急照明装置として利用する場合、動作の特定の論理をモジュール22の動作に組み入れて設計し、前述のガイドラインに準拠するようにする。まず第1に、モジュール22は、パーキングライト/ヘッドライトが点いている時は、100%スイッチがオフになっている必要がある。その後、モジュール22を任意に作動させて夜間フォグライト動作をさせるには、この二次夜間動作機能を「オン」にするため、車両運転者による押しボタンを介した何らかの手動動作をする必要があるが、この動作をするのは、パーキングライト/ヘッドライトが「オン」になった後のみである。この機能は、ヘッドライト/パーキングライトが起動される限り「オン」にラッチし、ヘッドライト/パーキングライトが非起動または「オフ」にされると「オフ」になる。そして、パーキングライト/ヘッドライトが一度「オフ」になると、夜間動作システムのラッチ機能は「リセット」され、次にパーキングライト/ヘッドライトがオンになった時、再び「オフ」になるよう、基本的にDRLの動作システムを準備する。言い換えると、オプションの夜間機能付きデュアル機能装置またはモジュール22は、パーキングライトまたはパーキングライト/ヘッドライトが点いた時は毎回、オフにならなければならず、これは例外なしに生じる。すると、あらゆる夜間機能は、オンにラッチしてオンのままにする1回限りのイベントを介して押しボタン起動され、パーキングライトのスイッチが切れると、このような夜間動作回路系はリセットされる。車両のヘッドライトが「オフ」だと、このパーキングライトシステム電圧は夜間機能のラッチに用いるラッチ電圧のソースであるため、「夜間」機能が生じない場合があることに注意すべきである。フォグ照明は政府管轄下にあるため、その車両のフォグライトモードが個々の州の法律に準拠し、その法令が車両ランプ配置やビーム照準等について構成されている場合、装置は、モジュール22のDRLモードがオフになった後に、フォグライトモードでオンになる可能性がある。この二次夜間フォグライト機能は、連邦や州にいかなる要件も存在しない、「オフロード」状況で常に利用することができる。本発明の次の実施例は、図8に示す、特に前部「クワッド」電球車両ターンシグナル照明システムのために記述したデュアル機能装置(DRL/夜間フォグ照明共)の適応を示す。
引き続き図10を見ると、デュアル機能DRL/フォグライト動作付きDRLモジュール22の、本発明の一実施例の概略図を示す。図10に示す実施例では、第1および第2光度スイッチ30、50は、4極双投スイッチで、前部車両灯14、16、44、66と、方向指示ターンシグナルスイッチ20の両ターンシグナルコネクタ20a、20bおよびヘッドライトスイッチ18のパーキングライトコネクタ17a、17bとの間で可能な4種の接続をつないだりおよび/または切ったりすることができる。図示の本発明の実施例では、第1および第2光度スイッチ30、50は、前述のように、車両前部の明るいフィラメント14a、16a、44a、66aと、両ターンシグナルスイッチ20とイグニッションキー電源13との間の接続を制御し続ける。第1および第2光度スイッチ30、50は、図4に示し前述したように、車両前部の暗い方のフィラメント14b、16b、44b、66bとパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18との間の接続を制御し続ける。その上、第1および第2光度スイッチ30、50はまた、追加動作表示切替を提供し、車両運転者が、日中「オン」動作と、夜間「オン」動作と、モジュール「オフ」表示とを区別できるようにする。
前述のように、デュアル電球のパーキングライトフィラメントからの追加熱は、両フィラメントに電力供給される可能性のある夜間は制御しなければならない。出力の観点からすると、これらのランプは熱という副産物付きの光を生成する。夜間のパーキングライトからの光出力は、デュアル電球フィラメントシステムにとっては、問題ではない。それは、連続して電力供給される場合、約3倍明るいターンシグナルフィラメントは、明るい方のターンシグナルフィラメントのはるかに大きい光出力によってパーキングライトを上回ることにより、暗い方のパーキングライトフィラメントを事実上動作不能とするが、両者はいずれもデュアル電球構成車両の同じ電球および同じ電球ハウジング内に収納されていることに留意する。パーキングライトの熱は、前述のように、ターンシグナルフィラメントが連続して電力供給される時、夜間モードの第1および第2光度スイッチ30、50の接点セット30d、50dが、パーキングライトフィラメントをオフにすることによって制御される。論理的には、夜間切替によって、明るい方のフィラメントか暗い方のフィラメントのいずれかが夜間に通電されるが、両フィラメントまたはフィラメントセットは同時に通電することはできない。この機能は、モジュール22が夜間動作を備える場合にのみ必要で、装置をDRLモジュールとしてのみ利用する時、モジュール22は、パーキングライトが「オン」になると自動的に「オフ」になるため、この熱制限機能の必要はない。図10のこのモジュール22を、夜間フォグライトオプションなしにDRLモジュールとしてのみ利用する場合、方向指示電球14、16、44、66の配線は、パーキングライトの暗い方のフィラメント14b、16b、44bおよび66bを制御せず、単に夜間オーバライド動作のためパーキングライトシステム自体からの信号入力を捕捉するよう変更される。このような特定の適用では、パーキングライト配線は任意で、図2に示すように「電球における」パーキングライト配線と同様に電球において配線されることになる。また、夜間動作切替は、もはや必要でなくなる。
引き続き図10を見ると、モジュール22は、前述のようにパーキングライトが点くと自動的に切れ、これは、パーキングライト電圧(または信号)がパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18からの自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aに達するために生じる。図10に示す実施例では、リレー等の夜間動作ラッチスイッチ85と、押しボタンスイッチ等の夜間動作モーメンタリスイッチ84を本発明に導入する。モジュール22は、日中動作時、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が作動すると常に「オフ」になるが、これは次のように行われる。パーキングライト電圧(または信号)がパーキングライトコネクタ17a、パーキングライト入力コネクタ36を通して回路コネクタ/出力39に転送され、さらに夜間動作ライトループ72を通して回路コネクタ/入力79へ、夜間動作ラッチスイッチ85の「常閉」接点セット85bを通して回路コネクタ77へ、そして最後に自動オーバライドスイッチ80のコイル80aへと転送される。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18の起動により、夜間動作ループ72が保持され、夜間動作ラッチスイッチ85が休止(非通電)である限り、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aは通電される。
モジュール22の夜間動作は、図10に示す本発明では自動的またはデフォルトでは生じえない。それは、前述のように、モジュール22が常にパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18のいずれかの位置の起動により、瞬時に「オフ」になるためである。車両運転者はここで、装置の夜間操作を初期化する何らかの行動を行わなければならず、このオプションの夜間動作モードは、次の2つのことが発生する時にのみ生じる可能性がある。すなわち、運転者が夜間動作モーメンタリスイッチ84の作動を選択し、パーキングライトがオンの時のみである。このような夜間動作モーメンタリスイッチ84は、バネ負荷がかかる瞬時単極単投押しボタンスイッチであり、回路コネクタ/出力39から回路コネクタ86を介してモジュール22にパーキングライトシグナル形式で入る入力電圧を受ける。夜間動作モーメンタリスイッチ84からの出力は、回路コネクタ87を介して夜間動作ラッチスイッチ85の電磁コイル85aと接点セット85bの「常閉」接点に接続されるが、夜間動作モーメンタリスイッチ84が、一回限りのイベントとして瞬間的に押される時のみである。コイル85aの他の側はグラウンド27に接続される。
図10のモジュール22の夜間動作が生じる可能性がある時、モジュール22には、イグニッションキースイッチ13からの電力があるが、パーキングライトまたはヘッドライトがオンであるため、自動オーバライドスイッチ80が通電されることによる夜間動作のために非起動である。自動オーバライドスイッチ80は、第1および第2光度スイッチ30、50のコイルの間の正のコイル電圧と、メインモジュール電源スイッチ90からの電力を制御する。自動オーバライドスイッチ80の役割は、夜間のモジュール動作を常に確実にオーバライドすることに注意すべきである。そこで、車両運転者が夜間の深い霧や雨に遭遇し、車両のパーキングライト/ヘッドライトが起動したまま夜間動作モーメンタリスイッチ84を押すことにより、モジュール22の夜間動作モードを起動することにした場合を想定する。パーキングライトスイッチ18から発生するパーキングライト電圧は、夜間動作モーメンタリスイッチ84を通過し、夜間動作ラッチスイッチ85の電磁コイル85aを瞬間的に通電する。コイル85aの通電により、夜間動作ラッチスイッチ85の切替接点セット85bは、その緩和状態の「常閉」接続を切り、通電状態で「常開」通電接続になる。この接点セット85bの接続が切れると、自動オーバライドスイッチ80は、緩和または「オフ」となる。これにより、第1および第2光度スイッチ30、50は再通電可能になり、モジュール22は再び「オン」になる。また、接点セット85bの「共通」接点からのパーキングライト電圧は、接点セット85bの「常開」接点を介して回路コネクタ87を通して夜間動作ラッチスイッチ85の電磁コイル85aに送られるため、この夜間動作ラッチスイッチ85(またはリレー)は、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18からのパーキングライト電圧が存在する限り、有効に「オン」にラッチする。これは、夜間動作モーメンタリスイッチ84により一度起動されると、パーキングライトがオンである限り、モジュール22は夜間動作モードであることを意味する。それは、夜間動作ラッチスイッチ85は、夜間動作モーメンタリスイッチ84に生じることとは独立に、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18から発生するラッチ電圧により「オンにラッチ」されたままであるためである。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18を切ることにより、パーキングライトが一度オフになると、以前は「オンにラッチ」したままにできた夜間動作ラッチスイッチ85の「常開」接点セット85bと回路コネクタ87を介して通して供給されるパーキングライト電圧を失い、夜間動作ラッチスイッチ85は緩和され「オフ」となる。本実施例の夜間動作モード中、運転者がモジュール22を「オフ」にしたいと望めばいつでも、運転者はメインモジュール電源スイッチ90を「オフ」にするか、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18を「オフ」にすることによってこれをしてもよい。夜間動作モーメンタリスイッチ84によって起動され夜間動作モードにあるモジュール22が、メインモジュール電源スイッチ90によって「オフ」にされると、モパーキングライト電圧が利用可能な状態で、夜間動作ラッチスイッチ85がオンにラッチしたままであっても、ジュール22自体は、夜間および日中両方の車両運転中で「オフ」となる。夜間動作モーメンタリスイッチ84により起動され夜間動作モードにあるモジュール22が、車両のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18を(瞬時であっても)「オフ」にすることにより「オフ」になると、モジュール22は、パーキングライト/ヘッドライトスイッチが「オフ」にされた時「オン」にのみリセットされ、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が「オン」にされた時、モジュール22は再び「オフ」になる。言い換えると、夜間モジュール動作は、パーキングライトがオンである限り、一回限りの操作として夜間動作モーメンタリスイッチ84を使用した運転者によって開始することができるが、たとえ瞬時であっても運転者がパーキングライトをオフにすると、モジュール22は、パーキングライトが再度点いた時、再び無効になる。つまり、運転者がデュアル機能DRL/フォグライトモジュール22の夜間機能を使用するには、最初は「オフ」になっているパーキングライトが、再び「オン」になる毎に、夜間動作モーメンタリスイッチ84を押すことにより、夜間機能を「オン」にするという、運転者による意識的な努力が発生しなければならない。このように、ターンシグナルランプは、車両運転者が夜間に別々のスイッチを物理的に選択作動し、これらのライトを動作させない限り、他の通過車両に対して不要な夜間グレアを生じさせることはない。このようなライトの最も適切な使用は、他の運転者にグレアを感じさせる可能性があるため、オフロード、悪天候、または緊急使用に限り、必要になるまで保留し、慎重に利用しなければならない。
図10に示す本実施例では、デュアル機能DRL/フォグライトモジュール22がその時のどのような動作状態で動作しているかに関して、車両運転者に対してより詳細なフィードバックを与える必要がある。図10に示す本発明は、2入力3色LED等のマルチ機能動作インジケータ96を含む。この動作インジケータ96は、DRLモジュール22の動作状態に関して常にフィードバックまたは通知をユーザに提供する。動作インジケータ96は、2個のドロッピング抵抗器98を含み、グラウンド27に接続される負側端子を有する。これら抵抗器98の一方はインジケータ96の第1入力と回路コネクタ/出力99に直列に接続され、回路コネクタ/出力99に12ボルトが存在する時、LEDを緑色に点灯させる。他方の抵抗器98はLEDの第2入力と回路コネクタ/出力97に直列に接続され、回路コネクタ/出力97に12ボルトが存在する時、LEDを赤色に点灯させる。これら抵抗器98は、モジュール回路コネクタ/出力99、97からの12ボルト出力を、LEDに必要な約2ボルトに下げ、あるいは「ドロップ」させる。
動作インジケータ96が緑色に点灯する時、DRLモジュール22は「オン」である。これは、車両のイグニッションキースイッチ13とモジュール22自体が両方「オン」である場合にのみ発生する。これに続く接続は、イグニッションキースイッチ13から、モジュールヒューズ15を通しメイン電源回路コネクタ70へ、そしてフィードバック防止ダイオード83と、拡張性ループ93と、回路コネクタ/出力76と、通電された光度スイッチ50の接点セット50eの「常開」接点と、回路コネクタ/出力99とを通し、抵抗器98と、動作インジケータ96へとつながる。第2光度スイッチ50を通電し、回路コネクタ/出力99が出力を作成できるようにしなければならないことに注意すべきである。これは、モジュール22が「オフ」の時は、回路コネクタ/出力99に電圧を供給する完成回路が、光度スイッチ50の接点セット50eで切断されるため、モジュール22が「オン」である場合のみ発生可能である。また、フィードバック防止ダイオード83は、車両のヘッドライトが切れる前に車両自体がオフになる時にフィードバックが発生する可能性がある場合、パーキングライト電圧がモジュール22の内部メインイグニッションキー電源回路にフィードバックするのを防ぐための一方向電流バルブとして作用する。
動作インジケータ96がオレンジ色に点灯する時、DRLモジュール22は、パーキングライト(および/またはヘッドライト)もオンである間、独自に「オン」である。このオレンジ色のLEDは、モジュール22の二次手動起動夜間フォグライト機能を表し、前述のように、パーキングライト回路が通電されている間、夜間動作モーメンタリスイッチ84を手動で押すことにより達成される。LEDからのオレンジ色の照明は、動作インジケータ96の緑色と赤色の照明が両方とも同時に通電される時にのみ発生する。モジュール22がこのモードにあると、デュアルLEDの入力電圧の半分は次の接続から供給される。イグニッションキースイッチ13とモジュールヒューズ15から、メイン電源回路コネクタ70へ、フィードバック防止ダイオード83と、拡張性ループ93と、回路コネクタ/出力76と、通電された光度スイッチ50の接点セット50eの「常開」接点、さらに回路コネクタ/出力99とを通して、抵抗器98へ、さらに動作インジケータ96へ接続され、緑色の照明を作成する。同時に、パーキングライト電圧は、パーキングライト入力コネクタ36でモジュール22に入り、回路コネクタ39と、通電された光度スイッチ30の接点セット30eの「常開」接点と、回路コネクタ73と、拡張性ループ78とを通し、回路コネクタ/出力97へ、さらに抵抗器98と、動作インジケータ96へ接続されて、赤色の照明を作成する。赤色と緑色の照明の組み合わせ色が、同時に通電されることで、モジュール22の夜間フォグライト「オン」状態を示すオレンジ色のLED照明となる。回路コネクタ/出力99および98を同時に通電できるようにするには第1および第2光度スイッチ30および50を両方通電しなければならず、パーキングライトもオンでなければならないことに留意されたい。このような状況は、モジュール22が「オン」で、パーキングライトが同時に「オン」であるような、前述のように、夜間動作モーメンタリスイッチ84が作動しており、夜間モジュール動作を生じさせる時にのみ発生する。
動作インジケータ96が赤色に点灯する時、DRLモジュール22は「オフ」である。これは次の2つの場合に発生する。メイン電源スイッチ90がオフにされるか、パーキングライトおよび/またはヘッドライトが「オン」にされたため、自動夜間オーバライド80スイッチがモジュール22を自動的に「オフ」にした時である。いずれの場合も、動作インジケータ96はイグニッションキースイッチ13から、モジュールヒューズ15を通しメイン電源回路コネクタ70へ、フィードバック防止ダイオード83と、拡張性ループ93と、回路コネクタ/出力76と、光度スイッチ50の接点セット50eの「常閉」接点と、回路コネクタ/出力97とを通して、抵抗器98へ、そして動作インジケータ96へ接続されることによって電力を受け、赤色の照明を作成する。第2光度スイッチ50は、回路コネクタ/出力97がこのような出力を作成できるようにするため「オフ」でなければならないことに注意すべきである。これは、モジュール22が「オフ」で、イグニッションキーが「オン」である場合のみ発生可能である。
最後に、動作インジケータ96が全く点灯しないならば、DRLモジュール22は、イグニッションキースイッチ13への接続を失ったか、イグニッションキースイッチ13がオフにされたか、モジュールヒューズ15が飛んだか、グラウンド接続27が失われたかである。動作インジケータ96の照明状態は、各光度スイッチ30、50の接点セット30e、50eの一方または両方からの切替接点論理フィードバックを用いて達成されるため、動作インジケータ96は、アクティブなフィードバックを用いて、いつでもモジュール22の動作状態を車両運転者に知らせると言える。
図11は、図9に示す輸入車「分割」システム等の「分割」パーキングライト/ターンシグナルライトシステムを持つ輸入車に一体化された組み合わせDRL/フォグライトモジュール22を示す。本構成では、モジュール22は、デュアルフィラメントの従来の国産車両/システムの場合のように、パーキングライト電球4,6を制御したり、さらに詳細にはモジュール22が夜間に通電されている間、これら電球4,6の生成する熱を制御したりする必要はない。なぜなら、これら電球4,6は別々のランプハウジングにあり、ターンシグナルランプとターンシグナルランプハウジングから独立しているためである。このような前部パーキングライト電球4,6をまた、側面から車両に近づく交通のため、点灯前部サイドマーカーライトになるよう設計する場合、これらライトはモジュール22によってオフにされることは決してない。米国法では、1968年以来、安全のため、車両の点灯サイドマーカーを義務付けており、これらライトを通常モジュールのデュアルフィラメント電球/車両適用によって妨害することは望ましくないため、これを正す別の構成を図11に示す。
図11を見ると、モジュール22のパーキングライト回路コネクタ出力38、58は、輸入車の照明システムに接続されていない。輸入車は前部ターンシグナルライトから独立した前部パーキングライトを有するため、モジュール22は前部パーキングライトを処理する必要はない。そのため、パーキングライトを制御またパーキングライトに出力するためのモジュール22からの出力は該当しない。前述のように、デュアル電球システムのパーキングライトフィラメントを「処理」または制御する唯一の理由は、モジュールのフォグライトの夜間動作とパーキングライト動作が同時に発生する可能性のある夜間にランプハウジング内の熱を最小限に抑えることである。
図11に示す適用では、前部車両灯4、24、6、26とDRLモジュール22自体の光度スイッチ30、50からの接続は、3本撚り18ゲージシールドケーブル23を用いて行われている。図2に示す接続同様、図11のDRLモジュール22は、パーキングライト入力コネクタ36とパーキングライトコネクタ17aとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続され、これはまた、パーキングライトコネクタ17aの並列電気接続を介してパーキングライトシグナルに接続される。第1光度スイッチ30は、ターンシグナル入力コネクタ32とターンシグナルコネクタ19aとを介してターンシグナルスイッチ20の右ターンコネクタ20aに接続され、第1光度スイッチ30はまた、ターンシグナル出力コネクタ34を介して第1の明るいフィラメント24aに接続される。
ここでも図2に示す接続同様、DRLモジュール22はまた、パーキングライト入力コネクタ56と、パーキングライトコネクタ17bとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続され、パーキングライトコネクタ17bの並列電気接続を介してパーキングライトシグナルに接続される。第2光度スイッチ50は、ターンシグナル入力コネクタ52とターンシグナルコネクタ19bとを通してターンシグナルスイッチ20の左ターンコネクタ20bに接続され、第2光度スイッチ50はまた、ターンシグナル出力コネクタ54を通して第2の明るいフィラメント26aに接続される。このような接続により、この種の輸入車のパーキングライトランプは、図11に示す動作DRL/フォグライトモジュールから独立して、当初の機能性を保持することができる。
その上図11に示すように、図10に示す実施例と対比して、オプションの夜間動作ラッチスイッチ85はモジュール22自体に内蔵されない。むしろ、スイッチ85と二次夜間動作モーメンタリスイッチ84aは外部、またはベースモジュール22の外側に、場合によってはベースモデルのDRL専用モジュールへのアドオンキットとして設置される。これにより、車両所有者が、エコノミーバージョンの日中モジュール22を購入し、オプションの夜間動作ラッチスイッチ85と、これと適合する二次夜間動作もーメンタリスイッチ84aを別々に追加設置することで、後で夜間動作にアップグレードする可能性が生まれる。夜間動作ループ72を切り、夜間動作外部コンポーネントを切断したループの両端に直接つなぎ、追加接続を接地する。この場合、モジュール22の夜間動作は、前述のものと同一である。他の全ての接続は前述と同一である。ベースモデルモジュール22が夜間動作ラッチスイッチ85を内蔵していないが、夜間動作ループ72を有する限前部ドオン付属品としてこのオプションの夜間キットでアップグレードすることができる。
図12には、組み合わせDRL/フォグライトモジュールを図1の先行技術に示すような標準デュアルフィラメントの2個の前部ランプ車両システムに一体化して示す。下記に記述する適用は再び、前述のように夜間動作用にパーキングライトの熱を制御する。この実施例は、図3の単一内蔵動作インジケータ95aと同様の、内蔵デュアルLED動作インジケータ96aを含み、図5で記述し示したような、オプションのハイビーム/補助動作スイッチ100も含む。夜間動作ループ72を切り、ハイビーム/補助動作スイッチ100を外部から本発明/システムに一体化し、前述のように、ヘッドライトハイビーム/モジュール「オン」同時動作を制御する。この機能を示したようにオプションの夜間動作ラッチスイッチ85と組み合わせると、再びヘッドライトハイビームのオンとオフを点滅させることで、「ラッチした」夜間フォグライト動作モードがオフになる。パーキングライト入力コネクタ36から夜間動作ラッチスイッチ85に供給されるパーキングライト電圧は、ここではハイビーム/補助動作スイッチ100を通過し、あらゆるハイビームの始動は、ハイビーム/補助動作スイッチ100を切り替えることになる。したがって、モジュール22がオプションの夜間動作モードの間に車両のハイビームのスイッチをオンすることで、夜間動作ラッチスイッチ85がその「ラッチ」電圧を失って緩和することになり、これが、車両のヘッドライトハイビームのスイッチがその後オフにされた時、モジュール22を日中専用動作モードに戻すことになる。
図13に、図9の先行技術に示す、輸入車分割パーキングライト/ターンシグナルライトシステムに一体化してターンシグナルを強化した本発明のDRL/フォグライトモジュール22を示す。本実施例は、車両の既存の前部パーキングライトを強化する追加機能を含み、モジュール22が「オン」の場合、日中および夜間車両動作の両方で、正規車両ターンシグナルに追加し補完して、これらが補助ターンシグナルとして機能するようにする。車両運転者による手動制御のような意図的なものか、車両パーキングライト/ヘッドライトがオンになった時に自動的かを問わず、モジュール22が「オフ」の時は常に、前部パーキングライトはその通常動作に戻る。この構成は、正規の前部パーキングライト動作やその安全面を無効にせず、これらライトの機能性を追加し、結果として車両の安全性を増すようにのみ動作を強化する点が非常に重要である。
図13を見ると、前部パーキングライトおよびターンシグナルライトとの接続は再び、モジュール22への全てのターンシグナルおよびパーキングライトの入力と出力を利用して行われる。第1および第2光度スイッチ30、50は引き続き、前述のように、第1および第2の明るいフィラメント24a、26aと、ターンシグナルスイッチ20およびイグニッションキー電源13両方との間の接続を制御する。第1および第2光度スイッチ30、50はまた、第1および第2の暗い方のフィラメント4a、6aとパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18との間の接続も制御する。第1および第2の暗い方のフィラメント4a、6aは、しばしば二重のデューティを負い、この場合、これらは前部パーキングライトであるだけではなく、前部サイドマーカーパーキングライトでもあることに留意することが重要である。これは、輸入車分割システム用の標準配線が前部パーキングライトを制御しない図11とは対照的である。前部車両灯4、24、6、26と、強化パーキングライト付きDRL/フォグライトモジュール22の光度スイッチ30、50からの接続はすべてツイン4本撚り18ゲージシールドケーブル29を用いて行う。ここでも、第1および第2光度スイッチ30、50は四極双投スイッチであり、第1および第2車両灯4、24、6、26と方向指示ターンシグナルスイッチ20の両ターンシグナルコネクタ20a、20bならびにヘッドライトスイッチ18のパーキングライトコネクタ17a、17bとの間の潜在的に4種の接続を作りおよび/または切断することができる。
前述し、図2に示すターンシグナルリルートと電球切れ表示に関する標準ターンシグナル機能とモジュール22の動作は、図13に示す本発明と同じである。また、前述し、図5に示すオプションの夜間フォグライト動作もまた、図13に示す発明と機能的および動作的に同じである。本実施例に導入したターンシグナル強化変更は、第1強化ターンシグナルスイッチ86と、第2強化ターンシグナルスイッチ88とを含む。第1および第2強化ターンシグナルスイッチ86,88はいずれも、リレー等、単極双投スイッチから成る。また、夜間動作ラッチスイッチ85はここでは、二極双投スイッチ(リレー等)に変更されているが、前の例では同スイッチは単極双投スイッチである。
図13に示す本発明の実施例では、第1光度スイッチ30は、パーキングライト入力コネクタ36とパーキングライトコネクタ17aとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と、パーキングライト出力コネクタ38を介して第1パーキングライトの暗い方のフィラメント4aとの間に接続される。第1光度スイッチ30が「オフ」の時、光度スイッチ30は、光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30dを用いて、パーキングライト入力コネクタ36をパーキングライト出力コネクタ38に接続する。その結果、非通電状態の第1光度スイッチ30は、第1の暗い方のライトフィラメント4aを当初のパーキングライトコネクタ17aに接続するが、これはモジュール22が存在しないならば、第1の暗い方のフィラメント4aの正常接続であり、本パーキングライトは、車両のパーキングライトがオンになると正常に動作する。
第1光度スイッチ30が「オン」の時、パーキングライト出力コネクタ38は通電された第1光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30dを通して、回路コネクタ49を介して第1強化ターンシグナルスイッチ86の「共通」接点に接続される。第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常閉」接点は、回路コネクタ39を介してパーキングライト入力36に接続する。第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常開」接点は、回路コネクタ82と、夜間動作ラッチスイッチ85の「常閉」接点セット85cを通じた接続を介してメイン電源回路コネクタ70に接続する。第1強化ターンシグナルスイッチ86の電磁コイル86aは、回路コネクタ37を介してターンシグナルフィードまたは「信号」に接続し、前述のターンシグナルリルートスイッチ40にもパルス信号を供給する。この信号はターンシグナル入力コネクタ32と、ここでは通電された第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30bとから、回路コネクタ37に入る。電磁コイル86aの他端はグラウンド27に接続される。その結果、第1光度スイッチ30のみが通電されると、モジュール22が日中動作である限り、第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常閉」接点は回路コネクタ49を介してパーキングライト出力コネクタ38に送る電圧がないため、第1の暗い方のフィラメント4aはオフのままとなる。
第1光度スイッチ30が通電され、車両のターンシグナルスイッチ20で右ターンシグナルが起動されると、パルス信号が次のような接続を通して第1強化ターンシグナルスイッチ86を交互に通電および非通電とする。すなわち、ターンシグナルスイッチ20の端子20aからのターンシグナル出力は、ターンシグナルコネクタ19aに進んでから、モジュール22とターンシグナル入力コネクタ32に入り、第1光度スイッチ30の「常閉」接点セット30bと、回路コネクタ37とを通して第1強化ターンシグナルスイッチ86の電磁コイル86aにつながる。第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常開」接点には、メイン電源回路コネクタ70と、回路コネクタ82とを介し、夜間動作ラッチスイッチ85bの「常閉」接点セット85cを通して電圧が存在するため、また第1強化ターンシグナルスイッチ86はコイルがパルス起動されるため、反復的にオンとオフの切替を開始するため、以前はオフだった第1の暗い方のフィラメント4aは、日中「強化」ターンシグナルランプとして、繰り返しオンとオフをパルスするようになる。パルス信号はモジュール22から出てパーキングライト電球4へと通過し、パーキングライト出力コネクタ38を通した接続を介し、通電された第1光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30dを通して、回路コネクタ49を介して、そして第1強化ターンシグナルスイッチ86の「共通」接点に流れる。この新しいパルス信号は、接点セット86bの「常閉」接点に電圧が存在しないこと、同じ接点セットの「常開」接点に存在する供給電圧、回路コネクタ49を介してパーキングライト出力コネクタ38に接続され、第1の暗い方のフィラメント4aに接続する前記接点セットの「共通」接点に加えて、第1強化ターンシグナルスイッチ86のその後の通電および非通電によって生じる。
引き続き図13を見ると、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が通電されると、モジュール22は、前述のように動作上、夜間自動オーバライドモードに入ると共に自動的にスイッチが「オフ」となる。パーキングライト電圧は、パーキングライト入力コネクタ36を、非通電の第1光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30dを用いてパーキングライト出力コネクタ38に接続することにより、第1光度スイッチ30を介してルーティングされ、これにより右前部パーキングライト4を通常通り「オン」に動作させる。第1強化ターンシグナルスイッチ86の電磁コイル86aに送るパルスターンシグナル電圧は、通電された第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30bを通過しなければならず、車両のパーキングライトが起動すると、第1光度スイッチ30は「オフ」になるため、モジュール22が「オフ」になると強化日中ターンシグナル機能は無効とされる。尚、夜間自動オーバライドモジュール非起動、またはメインモジュール電源スイッチ90を介し手動でモジュール22のスイッチを「オフ」することのいずれかにより、モジュール22が「オフ」の時、パーキングライトとターンシグナル機能のすべては通常工場出荷時の動作に戻ることに注意すべきである。
分割輸入車照明システム用ターンシグナル強化を有するDRL/フォグライトモジュール22の夜間動作中、車両運転者は、前述のようにモーメンタリプッシュボタンを瞬間的に押す1回限りのイベントを介し、夜間動作モーメンタリスイッチ84をアクティブに作動させなければならない。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が起動すると、夜間動作ラッチスイッチ85が起動し、夜間動作モーメンタリスイッチ84を介して「オン」に通電され、これにより、第1光度スイッチ30が通電され、モジュール22によって制御される第1の暗い方のフィラメント4aのパーキングライト動作を発生させる。このモジュール22に制御される第1の暗い方のフィラメント4aのパーキングライト/夜間動作は、ターンシグナル強化付きシステムには必須の機能である。なぜなら、パーキングライトがオンで、モジュール22はターンシグナル強化用分割照明システムにおいて前部パーキングライト4における前部パーキングライト動作を無効化してはならないからである。このランプはまた多くの場合、一般的な分割輸入車前部照明システムにおいて右前部点灯サイドマーカーとして利用され、デュアルフィラメントモジュール/システム一体式のように熱出力によって「オフ」に制御されるため、これを「オフ」にしてはならない。このライトは、夜間またはモジュール22自体が「オフ」の時はいつでも通常通りに接続されていることに注意することがここでも重要である。第1の暗い方のフィラメント4aへの夜間接続でのモジュール22「オン」は次のように発生する。パーキングライト電圧または「信号」がパーキングライト入力コネクタ36を通してモジュール22に入り、回路コネクタ39へ、第1強化ターンシグナルスイッチ86の「常閉」接点セット86bを通して、回路コネクタ49へ、通電された第1光度スイッチ30の「常開」接点セット30dを通して、そしてパーキングライト出力コネクタ38に接続する。
さらに、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が起動すると、夜間動作ラッチスイッチ85が、夜間動作モーメンタリスイッチ84を介して起動し、第1光度スイッチ30が通電され、右ターンシグナルが車両のターンシグナルスイッチ20で起動すると、パルス信号が第1強化ターンシグナルスイッチ86を交互に通電および非通電とし、それにより同スイッチをオンオフし、ターンシグナルがオンである限り繰り返す。ターンシグナル動作中のこの夜間動作モードでは、第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常閉」および「常開」接点の電圧により、前述の日中強化ターンシグナル動作に比べて、位置が交換されている。パーキングライト電圧はここでは、回路コネクタ39とパーキングライト入力コネクタ36から供給されるので、回路コネクタ39を介して第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常閉」接点に存在する。また、この動作モードでは夜間動作ラッチスイッチ85が通電され「オン」にラッチされているため、第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常開」接点にはもはや電圧は存在しない。以前、日中モジュール動作中にメイン電源回路コネクタ70を介して夜間動作ラッチスイッチ85の「常閉」接点セット85cを通して回路コネクタ82へ流れ第1強化ターンシグナルスイッチ86の接点セット86bの「常開」接点に供給されていた電圧は、夜間動作ラッチスイッチ85の接点85cがここでは「オン」にラッチされるため、特にここにおいて中断される。第1の暗い方のフィラメント4aは、通電された第1光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30dから、回路コネクタ49を介して第1強化ターンシグナルスイッチ86の「共通」接点へ、パーキングライト出力コネクタ38を介してモジュール22から出るパルス信号を介して夜間「強化」ターンシグナルランプとしてパルスする。これは、接点セット86bの「常閉」接点に存在するパーキングライト電圧、同じ接点セットの「常開」接点には電圧が存在しないこと、回路コネクタ49を介してパーキングライト出力コネクタ38に接続され、第1の暗い方のフィラメント4aに接続する前記接点セットの「共通」接点に加えて、第1強化ターンシグナルスイッチ86のその後の通電および非通電によって生じる。
引き続き図13を見ると、第2光度スイッチ50は、パーキングライト入力コネクタ56とパーキングライトコネクタ17bとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と、パーキングライト出力コネクタ58を介して第2パーキングライトの暗い方のフィラメント6aとの間に接続される。第2光度スイッチ50が「オフ」の時、光度スイッチ50は、光度スイッチ50の「常閉」切替接点セット50dを用いて、パーキングライト入力コネクタ56をパーキングライト出力コネクタ58に接続する。その結果、非通電状態の第2光度スイッチ50は、第2の暗い方のライトフィラメント6aを当初のパーキングライトコネクタ17bに接続するが、これはモジュール22が存在しない場合、第2の暗い方のフィラメント6aの正常接続で、このパーキングライトは、車両のパーキングライトがオンになると正常に動作する。
第2光度スイッチ50が「オン」の時、パーキングライト出力コネクタ58は通電された第2光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50dを通じて、回路コネクタ69を介して第2強化ターンシグナルスイッチ88の「共通」接点に接続される。第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常閉」接点は、回路コネクタ59を介してパーキングライト入力56に接続する。第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常開」接点は、回路コネクタ82と、夜間動作ラッチスイッチ85の「常閉」接点セット85cを通じた接続の両方を介してメイン電源回路コネクタ70に接続する。第2強化ターンシグナルスイッチ88の電磁コイル88aは、回路コネクタ57を介して、ターンシグナルリルートスイッチ60にも前述のパルス信号を供給するターンシグナルフィードまたは「信号」に接続する。この信号はターンシグナル入力コネクタ52と、ここで通電される第2光度スイッチ50の「常開」接点セット50bとから、回路コネクタ57に入る。電磁コイル88aの他端はグラウンド27に接続される。その結果、第2光度スイッチ50のみが通電されると、モジュール22が日中動作状態である限り、第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常閉」接点は回路コネクタ69を介して、パーキングライト出力コネクタ58に送る電圧がないため、第2の暗い方のフィラメント6aはオフのままとなる。
第2光度スイッチ50が日中通電され、車両のターンシグナルスイッチ20で左ターンシグナルが起動されると、パルス信号が次の接続を介して第2強化ターンシグナルスイッチ88を交互に通電および非通電とする。ターンシグナルスイッチ20の端子20bからのターンシグナル出力は、ターンシグナルコネクタ19bに進んでから、モジュール22内に向かってターンシグナル入力コネクタ52に進み、第2光度スイッチ50の「常閉」接点セット50bと、回路コネクタ57とを介して第2強化ターンシグナルスイッチ88の電磁コイル88aにつながる。第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常開」接点には、メイン電源回路コネクタ70と、回路コネクタ82とを介し、夜間動作ラッチスイッチ85bの「常閉」接点セット85cを通して電圧が存在するため、また第2強化ターンシグナルスイッチ88はコイルがパルス起動されるため、反復的にオンとオフの切替を開始するため、以前はオフだった第2の暗い方のフィラメント6aは、日中「強化」ターンシグナル灯として、繰り返しオンとオフをパルスするようになる。パルス信号はモジュール22から出て、パーキングライト出力コネクタ58と通電された第2光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50dとを通した接続を介して、パーキングライト電球6に流れ、回路コネクタ69を介して、第2強化ターンシグナルスイッチ88の「共通」接点に流れる。これは、接点セット88bの「常閉」接点に電圧が存在しないことと第2強化ターンシグナルスイッチ88のその後の通電および非通電、同じ接点セットの「常開」接点にある供給電圧と、回路コネクタ69を介してパーキングライト出力コネクタ58に接続され、第2の暗い方のフィラメント6aに接続する前記接点セットの「共通」接点によるものである。
引き続き図13を見ると、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が通電されたので、モジュール22は、前述のように動作上、夜間自動オーバライドモードに入ると共に自動的に「オフ」となる。パーキングライト電圧は、パーキングライト入力コネクタ56を、非通電の第2光度スイッチ50の「常閉」切替接点セット50dを用いて、パーキングライト出力コネクタ58に接続する第2光度スイッチ50を介してルーティングされる。これが次に左前部パーキングライト6を通常通り「オン」に動作する。第2強化ターンシグナルスイッチ88の電磁コイル88aに送るパルスターンシグナル電圧は、通電された第2光度スイッチ50の「常開」接点セット50bを通過しなければならず、車両のパーキングライトが起動すると、第2光度スイッチ50は「オフ」になるため、モジュール22が「オフ」になると強化日中ターンシグナル機能は無効とされる。尚、夜間自動オーバライドモジュール非起動またはメインモジュール電源スイッチ90を介した手動のモジュール22の「オフ」切替のいずれかにより、モジュール22が「オフ」になると、パーキングライトとターンシグナル機能のすべては通常工場出荷時の動作に戻ることに注意するべきである。
分割輸入車照明用ターンシグナル強化のあるDRL/フォグライトモジュールの夜間動作中、車両運転者は、前述のように、夜間動作モーメンタリスイッチ84を起動しなければならない。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が作動すると、夜間動作ラッチスイッチ85が起動し、夜間動作モーメンタリスイッチ84を介して「オン」に通電され、これにより、第2光度スイッチ50が通電され、モジュール22によって制御される第2の暗い方のフィラメント6aのパーキングライト動作を発生させる。ここでも、このモジュール22に制御される第2の暗い方のフィラメント6aのパーキングライト/夜間動作は、パーキングライトがオンで、モジュール22はターンシグナル強化用分割照明システムの前部パーキングライト6における前部パーキングライト動作を無効化してはならないため、ターンシグナル強化付きシステムには必須の機能である。このランプはまた多くの場合、代表的な分割式輸入車前部照明システムで左前部点灯サイドマーカーとして利用される。従って、デュアルフィラメントモジュール/システム一体式のように熱出力によって「オフ」に制御される場合のように、これを「オフ」にしてはならない。このライトは、夜間またはモジュール22自体が「オフ」の時はいつも通常通りに接続されていることがここでも重要である。第2の暗い方のフィラメント6aへの夜間接続でのモジュール22「オン」は次のように発生する。パーキングライト電圧または「信号」がパーキンライト入力コネクタ56を通してモジュール22に入り、第2強化ターンシグナルスイッチ88の「常閉」接点セット88bを通して回路コネクタ59へ、通電された第2光度スイッチ50の「常開」接点セット50dを通して回路コネクタ69へ、そしてパーキングライト出力コネクタ58に接続する。最後に、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が起動されることを考慮し、夜間動作ラッチスイッチ85が夜間動作モーメンタリスイッチ84を介して起動され、第2光度スイッチ50を通電し、左ターンシグナルが車両のターンシグナルスイッチ20で起動すると、パルス信号が第2強化ターンシグナルスイッチ88を交互に通電および非通電とし、同スイッチをオンオフし、ターンシグナルがオンである限り繰り返す。ターンシグナル動作中のこの夜間動作モードでは、第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常閉」および「常開」接点の電圧は、前述の日中強化ターンシグナル動作に比べて、位置が交換されている。パーキングライト電圧はここでは、回路コネクタ59とパーキングライト入力56から供給される時、回路コネクタ59を介して第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常閉」接点に存在する。また、この動作モードでは、夜間動作ラッチスイッチ85が通電され「オン」にラッチされているため、第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常開」接点にはもはや電圧は存在しない。以前、日中モジュール動作中に夜間動作ラッチスイッチ85の「常閉」接点セット85cを通し、メイン電源回路コネクタ70を介して回路コネクタ82へ流れる第2強化ターンシグナルスイッチ88の接点セット88bの「常開」接点に供給されていた電圧は、夜間動作ラッチスイッチ85の接点85cがここでは「オン」にラッチされるため、特にここにおいて中断される。第2の暗い方のフィラメント6aは、通電された第2光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50dから、回路コネクタ69を介して第2強化ターンシグナルスイッチ88の「共通」接点へ、パーキングライト出力コネクタ58を介してモジュール22を出るパルス信号を介して、夜間「強化」ターンシグナルランプとしてパルスする。これは、接点セット88bの「常閉」接点に存在するパーキングライト電圧とその後の第2強化ターンシグナルスイッチ88の通電および非通電、同接点セットの「常開」接点に電圧が存在しないことと、およびパーキングライト出力コネクタ58に回路コネクタ69を介して接続され、第2の暗い方のフィラメント6aに接続する前記接点セットの「共通」接点によって生じる。
図13のターンシグナル強化機能をまとめると、分割輸入車照明システムのパーキングライトにおいて、これらパーキングライトを追加ターンシグナルとすると共に、同ライトが通常機能を保持できるようにして、ターンシグナル強化を実行する。このターンシグナル強化機能は日中および夜間モードの両方で任意に動作するが、いずれの場合もモジュール22が「オン」の時のみである。日中モジュールDRL動作中、通常は「オフ」のパーキングライトがオン・オフ・オンとパルスし、二次日中ターンシグナルとして繰り返す。夜間モジュールフォグライト動作中、通常は「オン」のパーキングライトはオフ・オン・オフをパルスし、二次夜間ターンシグナルとして繰り返す。日中か夜間車両動作かを問わず、ターンシグナル強化付きモジュール22が「オフ」の時、前部パーキングライトは、当初の車両メーカーの設計通りに機能し続ける。
本発明はまた、自動二輪に関して複数の興味深い適用を有する。図14は、先行技術の代表的な自動二輪の配線構成を示す。自動二輪は、通常は単一のヘッドライト電球またはフィラメント7aが、イグニッションスイッチが「オン」にされると自動的に「オン」になるよう配線され、単一パーキングライトランプフィラメント9bも同時に自動二輪の後部で照明されるように、何年もの間、日中走行灯を有していた。ターンシグナルランプ3、5は、多くの場合、図示のように単一フィラメントで、同一車両の前部と後部で同じである(2対存在するが、図14には1対のみ示す)。自動二輪は一般に、後部に単一ブレーキ/パーキングライト9を有し、これはデュアルフィラメント電球である。自動二輪はまた、前輪ブレーキライトスイッチ6と、後輪ブレーキライトスイッチ8とを有し、いずれも、ブレーキの一方または両方がかかると、ブレーキ/パーキングライト9の第1の明るいフィラメント9aに信号を送る。第1の暗い方のフィラメント9bは、同車両の後部パーキングライトフィラメントである。
図15は、ある自動二輪1(1aは正面図)の前部ターンシグナルシステムに組み込まれた図3の基本モジュール22で、黄色の前部ターンシグナル3、5を追加の明るい日中および夜間走行灯とし、車両が動作中さらに目立つようにする。統計的に、自動二輪は手製の航空機の次に危険な輸送形態であり、かかる車両の視認性をよくすることで、このような危険な輸送モードの全体的な安全性を高めることになる。この利用では、単一ヘッドライト7と両前部ターンシグナル電球3,5を車両動作中点灯する一方、前部ターンシグナル自体は動作を続け、同車両運転中の車両運転者の方向的意図を示す。自動二輪動作中の、前部ヘッドライト7に追加する前部ターンシグナル電球3,5からの明るい前部黄色ターンシグナル照明は、自動二輪のパッシングライトに類似する。自動二輪のパッシングライトは、既存のターンシグナルランプハウジングに類似する、これに近接して取り付けたツインストーク付き白色光アドオン製品で、追加白色「日中走行灯」として作用する。パッシングライトは、同自動二輪の外部視認性により安全性を高めるため自動二輪に追加されるが、全ての種類およびブランドの自動二輪に利用可能なわけではない。
図15に示すような自動二輪利用では、自動二輪のライトが常にオンであるため、モジュール22を自動夜間オーバライドモードに入れる必要はない。これにより、モジュールのパーキングライト入力端子36、56への入力を配線する必要はなくなり、モジュール22とターンシグナルライトとの間のツイン2本撚り18ゲージケーブル28を介した接続が可能になる。特に「自動二輪専用」に作られた専用モジュールにも自動オーバライドスイッチ80の必要はないが、含まれる場合もある。DRLシステムとして販売されるモジュールは、ターンシグナルランプの設計が過度の夜間輝度を生じるようなもので、パーキングライト入力36に夜間イグニッション電圧を供給するトグルスイッチ(図示せず)で夜間に日中機能が非起動となる可能性がある場合、常に夜間オーバライド機能を内蔵しなければならない。図7に示したような光電アイシステムを前述のような場合に用いて、DRLシステムが夜間と日中の動作モードを区別して変更できるようにすることが可能である。夜間の群衆整理に用いられる一部の新しい小型警察用自動二輪は、同様の前部夜間フォグライトまたはDRLターンシグナル駆動効果を持つことが知られる。この機能性はおそらく自動二輪OEM(相手先商標製品製造者)によって供給され、移動車両での利用を可能にするため本発明が制御する効果と類似である。
ターンシグナルランプ3,5を前部ではなく後部ターンシグナルランプとして考え、ライト3,5の両セットが多くの自動二輪で機能および設計が同一であることから、図16に自動二輪1(1bは背面図)の後部ターンシグナルシステムに組み込み、黄色後部ターンシグナル3,5を補助後部ブレーキライトとして、停止中の視認性と安全性を高めた基本モジュール22を示す。図15と比べて、図16に示すモジュール22は図3の基本モジュールであるが、あらゆる夜間動作機能性コンポーネントを欠いている。この適用では、メイン電源ループ91を切り、回路コネクタ/出力75を、外部回路コネクタ16を介してメインブレーキライト回路コネクタ2に接続する。この適用では、自動二輪1の赤色ブレーキライト9が、前部ブレーキライトスイッチ6または後方ブレーキライトスイッチ8を介して作動するたびに、モジュール22が通電され、後方ターンシグナル電球3,5もブレーキライト9と同時に黄色に点灯し、停止中または停止の際、同車両への注意を引き付けるよう動作する。言い換えると、黄色の後方ターンシグナルはここでは、工場出荷時のブレーキライトと一致してブレーキライトとして追加的に機能し、他の運転者による視認性を高めている。後方ターンシグナルは、停止中も非停止条件でも通常通り機能し続ける。本発明は、補助的ブレーキライト/ターンシグナル制御システムとして採用され、交通状況で他者が見る自動二輪の後部の工場出荷時のブレーキライトシステムを強化する。今日の一部警察用自動二輪はこのスタイルの後方の3個のランプ/2色ブレーキライト機能(交換レンズなし)を持っているが、これは、既存の自動二輪ターンシグナルシステムを用いて、次のような2つの状況においてかかる自動二輪に搭乗する警察官の安全性を高めるためである。すなわち、運転中ブレーキをかけている間、または信号機のそばにいる間ブレーキをかけている時である。赤色信号で待っている間の追突は自動二輪にとって重大かつ時には致命的な問題である。このような事故は夜間に多く、その一部は、自動二輪が同自動二輪に近づく交通内の他運転者によく見えていたら避けられるものもある。図15および16で記述するモジュールは、1個のデュアル作用ターンシグナル制御モジュール/パッケージに組み込んで、自動二輪の前部と後部両方の安全性を同時に高めることができる。DRLとして販売されるモジュール22は、常に夜間オーバライド機能を内蔵する場合があるが、補助ブレーキライトとして販売されるモジュール22は、図16に示し前述したように、夜間オーバライド回路を取り外している可能性がある。
また、自動二輪は車両の前部にデュアルフィラメント電球を有する場合があり、パーキングライトフィラメントを制御して電球ハウジングの熱問題を制限する図4に示すモジュール22は、この種の自動二輪前部ターンシグナル照明配置(デュアルフィラメント前部自動二輪モジュールの実施例および適用は図示しない)での使用により適している。
その上、DRLモジュール22は拡張性を念頭に設計されており、小規模および大規模拡張性イベント両方の能力を有する。図17に、通常は動作インジケータ96に送られるアクティブなフィードバック信号を用いた小規模拡張性イベントを示す。この場合、図示のように補助の12ボルト単極双投拡張スイッチ130(リレー等)を含む必要がある。この例では、車両は、ソースコネクタ135から制御電圧を供給され、車両シャーシグラウンド25から接地電位を受けるドライビングライト137を有する。ソースコネクタ135は中断または切断され、ソースフィード回路コネクタ135aとライトコネクタ135bは、二本撚り18ゲージシールドケーブル134を用いて、拡張スイッチ130に接続される。ライトコネクタ135bは接点セット130bの「共通」切替端子に接続され、ソースフィードコネクタ135aは接点セット130bの「常閉」切替端子に接続される。これにより、ドライビングライト137が、拡張スイッチ130が非通電あるいは「オフ」位置である限り、通常の工場出荷時の接続に接続される。接点セット130bの「常開」切替端子は、補助ヒューズ132と外部回路コネクタ133とを通して電源12に接続される。拡張スイッチ130の電磁コイル130aの一端は、外部回路コネクタ131を介して、回路コネクタ/出力99に接続される。コイル130aの他端は、グラウンド27に接続される。その結果、動作インジケータ96が緑色に光ると(すなわち、モジュール22が「オン」)、回路コネクタ/出力99から供給される12ボルトが拡張スイッチ130を通電し、ドライビングライト137を起動せしめるが、これらのライトが電源12から補助ヒューズ132と外部回路コネクタ133とを介して、電圧を供給されているためである。この起動は、ソースコネクタ135の通電または非通電状態にかかわらず発生する。
DRLモジュールに追加できる他の拡張性イベントは、車両に既に存在する可能性のあるヘッドライト駆動工場出荷時のDRL装置をモジュールに「オフ」にさせることである。車両のヘッドライトは一般に高電流消費装置で、同一車両のターンシグナル電球は低電流消費装置であるため、本発明の寿命燃費節約と低車両汚染物質排出量は、既存の工場出荷時のまたはOEMヘッドライト駆動DRLシステム150やヘッドライト駆動DRL製品のアフターマーケット製造業者に対する2つの利点となる。図18に示すモジュール拡張性イベントでは、本発明のアフターマーケットDRLシステム150を用いて、より経済的な本発明/システムが「オン」になると、工場出荷時のシステムを「オフ」にすることにより、車両の既存の工場出荷時のDRLシステムを制御する。これにより、同車両の長期燃費が改善すると同時に、車両の汚染物質排出量が長い間で低減し、A−B燃料消費量および視認性比較を可能にする。
OEMまたは工場出荷時のDRLモジュール150は、個々の工場出荷時のDRLヘッドライト回路コネクタ155、156を通して、一般に20%削減された電圧出力で車両のハイビームヘッドライト11bに電力を送る。このようなライトへの20%削減された電圧入力は、電球自体の通常のライト出力の80%を作成することに注意すべきである。連邦DRLガイドラインでは、ハイビームヘッドライトを日中走行灯として用いる場合、他の運転者へのグレアを防ぐため、低減出力で用いなければならないと示唆している。そのため、車両のハイビームヘッドライトに接続する全工場出荷時のDRLモジュールは、これら電球に直列接続された大ワット量電力削減抵抗を内蔵し、このようなヘッドライトに送る低減出力電圧を実現している。このような一般的な工場出荷時のDRLモジュール150は、一般に次のような4種の入力を有する。すなわち、外部回路コネクタ151を介して、図示のように接続した電源12などの高電流源から同じヘッドライトとOEMモジュールに送る供給電圧と、車両が始動したことをOEMモジュールが感知し、車両が始動すると、外部回路コネクタ152を介して、図示のように接続したイグニッションキースイッチ13から工場出荷時の安全照明を「オン」にできるようにする電圧と、OEMモジュールがパーキングライト/ヘッドライトスイッチが起動したことを感知し、外部回路コネクタ153を介して、図示のように接続したパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18から夜間の工場出荷時の安全照明を「オフ」にできるようにする電圧と、電源グラウンド25である。
図18に示す拡張性イベントはまた、動作インジケータ96に送られるアクティブなフィードバック信号を用いる。この場合、図示のような2個の補助12ボルト単極双投拡張スイッチ140、141(リレー等)を含むことが必要である。拡張スイッチ140、141の電磁コイル140a、141aの一端は、外部回路コネクタ142を介して回路コネクタ/出力99に接続される。コイル140a、141aの他端は、グランウンド27に接続される。DRLヘッドライト回路コネクタ155、156は図示のように中断または切断され、ソースフィード回路コネクタ145、146と、ライトフィード回路コネクタ143、144は切断された両回路コネクタ155、156に接続され、また、4本撚り18ゲージシールドケーブル148を用いて拡張スイッチ140、141につなぎ戻す。拡張スイッチ140では、拡張スイッチ140の接点セット140bの「常閉」接点がソースフィード回路コネクタ146に接続され、拡張スイッチ140の接点セット140bの「共通」接点がライトフィード回路コネクタ144に接続される。同様に、拡張スイッチ141では、拡張スイッチ141の接点セット141bの「常閉」接点がソースフィード回路コネクタ145に接続され、拡張スイッチ141の接点セット141bの「共通」接点がライトフィード回路コネクタ143に接続される。その結果、動作インジケータ96が緑色に点灯すると(すなわち、モジュール22が「オン」になると)、回路コネクタ/出力99から供給される12ボルトが拡張スイッチ140、141を通電し、工場出荷時のDRLヘッドライト回路コネクタ155、156を中断させて、車両のハイビームヘッドライト11bへの工場出荷時のDRLモジュール150接続を切る一方、モジュール22の本実施例は「オン」になる。本発明のモジュール22が「オフ」になると、工場出荷時のDRLモジュール150はその結果、ハイビームヘッドライト11bに再接続される。
前述のように、モジュール22は大規模拡張性イベントのための能力を有する。このような拡張性の例を図19に示す。大規模拡張性イベントでは、モジュール22は、切断された時に第2光度スイッチ50の接点セット50e全体にシステムインテグレータ/インストーラがアクセスできるようにする2個の拡張性ループ78、93を有する。このスペア配置と、「常閉」、「常開」および「共通」内部接点の利用は、一般に、建造物セキュリティ/警報業界で家庭内および営業用防犯警報を指す時、「ドライ接点」と呼ばれる。これら接点は、前記では電圧で「ウェット」だったが、2個の拡張性ループ78、93の切断により、「ドライ」あるいは電圧なしとなる。ここでモジュール22は、切り替え中の付属品または装置が、第2光度スイッチ50の個々の接点セットの定格接点電流容量未満を引く場合、電源またはグラウンドを切り替える能力がある。現行設計では、この切替電流容量は6アンペアに制限されている。図示のモジュール22は、図12で前述したバージョンである。ここで図19を見ると、拡張性ループ78と93は切られ、メイン電源スイッチ90に給電するメイン電源回路コネクタ70からの電力もまた外部回路コネクタ165を通して回路コネクタ/出力99に接続される。回路コネクタ/出力99は、拡張性ループ93が切られる前は、モジュール22から出る電圧出力リードだった。ここでは、回路コネクタ/出力99は、単なる「ドライ」接点であるため、出力でも入力でもある必要はなく、両方の機能について利用可能である。この例では、カーステレオ160からのイグニッションキー正リード162は、外部回路コネクタ164を通して拡張性リード76に接続される。カーステレオのバッテリー正リード161は、電源12に接続され、同じカーステレオ160は車両シャーシグラウンド25に接続される。モジュール22が「オフ」の時、カーステレオ160のイグニッションキー正リード162への電力は、緩和中の第2光度スイッチ50の接点セット50eのため、電力に接続されず、カーステレオ160を「オン」にすることができない。モジュール22が「オン」だと、カーステレオ160のイグニッションキー正リード162への電力は、第2光度スイッチ50が通電されているため、第2光度スイッチ50の接点セット50eによって接続される。拡張性ループ78、93が切れると、前に示した動作インジケータ96は利用されない。車両を洗車場および/または自動車ディーラーのサービスセンターに送る時にこのような構成は有利である。洗車場でモジュール22を「オフ」にすることで、車両を洗車している間、日中走行灯が動作しないようにし、車両洗浄中に洗車場職員がステレオを大きい音で再生することを防ぐ。サービスセンターでは、モジュール22を「オフ」にすることで、ディーラーが「オン」で止まっているため、損傷しており修理が必要なように見えるターンシグナルライトを修理しようとするのを防ぐ。また、サービスマンが大きな音でステレオを再生し、場合によってはスピーカーを損傷してしまうことも防ぐ。これは、モジュールの「ドライ接点」を用いて可能な大規模拡張性イベントのほんの一例である。
自動安全性再接続機能を正しく働かせるための設置資格が存在する。この前述した自動安全性再接続機能は、全ての工場出荷時の配線を、偶発的または意図的にモジュール22の電力をなくした工場出荷時の電球と瞬間的に再接続するフェイルセーフ機能である。そのため、各モジュール22はモジュールグラウンド27に供給するためツイングラウンドケーブルで構成されている。これらグラウンドケーブルは、対象車両のダッシュボードの下の2個の別々の負側シャーシグラウンドポイントに設置する。その理由は、電力がランダムで失われた時、常に自動安全性再接続機能が働く可能性を高めるには、モジュール22がグラウンドを失ってはならないからである。モジュール22は理論的には一方のグラウンドを失うが、第2グラウンドのため、電気的には完全に接地されたままとなっている。モジュール22がグラウンドを失うと、この装置は、ありとあらゆる工場出荷時の照明配線から地電位を探そうとするため、モジュールが誤った行動を生じることがある。電力を失うことで、正しく接地されたモジュール内部コンポーネントスイッチの全電磁コイルが緩和し、再接続機能が発生する。モジュールの内部コンポーネントの電磁コイルが正しく、ほぼ「保証された」接地を行うことで、モジュールが何年も正しく動作できるようにする。高品質の市販コンポーネントを内蔵したこのような装置の工学計算上のライフスパンは、設置された車両の予想寿命をはるかに越える。スイッチングコンポーネントと、高品質コンポーネントを用いた故障までの平均動作に関して、本発明のライフスパンは計算上、ヘビーデューティの営業用車両利用で数十年の信頼性高いサービスに匹敵する。
また、本発明はリレースイッチの利用法を開示するが、本設計のスイッチは、スイッチングトランジスタを含むソリッドステートリレーやその同等物などの電子スイッチングに置き換えることもできる点にさらに注意しなければならない。設計から、リレースイッチングはより堅牢で、半導体故障も少ない。また、PICチップやBASICスタンプなどのマイクロプロセッサをプログラミングして利用し、ターンシグナルルーチングのコンデンサ効果を重複させ、ターンシグナルイベントが終わるまでリルートリレーを開に保持することもできる。このコンデンサ方法論もまた堅牢で、高信頼性スイッチングより持続し、コンポーネント故障も少ない。
図20を参照すると、電源12と車両の自動車灯11、14および16のセットの間の従来の接続が図示される。電源12は、12ボルトバッテリーなどの従来の車両用電源である。ライトセットには、1対のヘッドライト11および、デュアルフィラメント電球を有する1対の前部車両灯14、16を含む。従来のアメリカ車および多くの輸入車設計が、前部パーキングライト/ターンライトとみなされる1対の前部車両灯14、16を含む。これら前部車両灯14、16は従来、一般に車両の右前角と左前角に車両に一体化されていた。前部車両灯14、16の位置により、運転者は交通内で同車に近づくほかの車両に対し、運転者の車両動作に関する意図を示す目に見える信号を提供することができる。例えば、右前部車両灯14は車両の右側に見え、左前部車両灯16は車両の左側に見える。
第1車両灯14は車両の右側に対応し、フィラメント14aおよび14bを含む。第2車両灯16は車両の左側に対応し、フィラメント16aおよび16bを含む。各電球14、16の各フィラメント14a、14b、16aおよび16bは、低強度ライトまたは高強度ライトのいずれかに対応する独自の輝度を有する。特に、各第1フィラメント14a、16aは、従来からターンシグナル方向指示灯として用いられるため、第2フィラメント14b、16bより明るい照明で、各第2フィラメント14b、16bは、従来からパーキングライトとして用いられるため、第1フィラメント14a、16aより柔らかい照明である。従来の車両電球の通電したターンシグナルフィラメントは、同一電球の通電したパーキングライトフィラメントの約3倍の明るさで特徴的に設計される。そのため、点滅するターンシグナルライトは、特にこの場合は両光源が同じ位置および同じランプハウジングから光を放出するため、車両の夜間動作中は通電したパーキングライトよりはるかに高いコントラストを有する。
引き続き図20を参照すると、電源12はヘッドライト11と、車両灯14、16の第2の暗いフィラメント14b、16bに、車両のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18を介して接続される。すなわち、車両のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18が、ヘッドライト11と暗いフィラメント14b、16bをいつ電源12に接続するかを決定する。一方、電源12は、ターンシグナルスイッチ20と、イグニッションキースイッチ13と、可変負荷サーマルフラッシャ21を介して車両灯14、16の第1の明るいフィラメント14a、16aに接続される。ライト14、16の負側コネクタは、車両シャーシグラウンド25で接地される。
イグニッションキースイッチ13は、一般的に車両のエンジンを始動することについては同じである。車両灯14、16の第1の明るいフィラメント14a、16aに対して、電源12は車両のイグニッションキースイッチ13が通電されているか、「オン」位置にある時(すなわち、車両のイグニッションキーが「ラン」位置にある時)のみ電圧に接続する。
各車両灯14、16の第1フィラメント14a、16aは、各ターンシグナルコネクタ19a、19bを介してターンシグナルスイッチ20に接続され、各車両灯14、16の第2フィラメント14b、16bは、各パーキングライトコネクタ17a、17bを介して従来のパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。ターンシグナルスイッチ20は、センターオフまたは「休止」位置を有する単極双投スイッチである。ターンシグナルスイッチ20は、車両運転者の希望により、右方向指示シグナルについてはターンシグナルコネクタ20aで、左方向指示シグナルについてはターンシグナルコネクタ20bで回路を完成してもよい。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18は「オフ」位置のある双極三投スイッチである。動作中、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18をパーキングライト専用位置18aまたはヘッドライト・パーキングライト併用位置18bに閉じると、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18は、第2フィラメント14b、16bが通電するよう、電源12に第2フィラメント14bと16bを接続する。また、ターンシグナルスイッチ20を、コネクタ20aを通して右折について起動すると、右車両灯14の第1フィラメント14aが電源12と(後述するように、サーマルフラッシャ21とイグニッションキースイッチ13を通じて)接続され、第1フィラメント14aがオン/オフパルス式に交互に通電および非通電される。同様に、ターンシグナルスイッチ20を、左折のためのコネクタ20bを通して起動すると、車両灯16の第1フィラメント16aがサーマルフラッシャ21とイグニッションキースイッチ13とを通して電源12に接続され、第1フィラメント16aは同様に交互に通電をオンとオフにされる。サーマルフラッシャ21は、ターンシグナルスイッチ20を作動して右折方向指示シグナルを表示すると第1フィラメント14aに送る交互オン/オフ点滅電圧を生成し、ターンシグナルスイッチ20を作動して左折方向指示シグナルを表示すると、同一であるがリダイレクトされた第1フィラメント16aに送る交互オン/オフ点滅電圧を生成する。
サーマルフラッシャ21は可変負荷装置と考えられ、その負荷転送および搬送機能によりオン/オフ点滅12ボルト出力を実現する。主な従来型フラッシャ設計には接点が2個しかなく、一方はイグニッションキースイッチ13を通して電源12に、他方はサーマルフラッシャ21の出力コネクタから電流を引くことなく「点滅」を開始しない(ターンシグナルスイッチ20の入力まで進み、右ターンコネクタ20aまたは左ターンコネクタ20bに接続する)。サーマルフラッシャ21が感知する抵抗負荷がないと、サーマルフラッシャ21はまったく点滅しない。フラッシャ21の電流量が変化すると、従来型フラッシャの点滅速度も通常は変化し、このために可変負荷フラッシャとしても知られる。
ここで図21を見ると、日中走行モジュール22の本発明の一実施例の概略図が図示されている。日中走行モジュール22は、電源12と車両灯14、16との間でパーキングライトコネクタ17a、17bとターンシグナルコネクタ19a、19bに電気接続される。その結果、日中走行灯モジュール22は車両灯14、16によって作成された光の強度を制御する。特に、日中走行灯モジュール22は、前部車両方向指示灯14、16と電源12との間に相互接続される1対の光度スイッチ30、50を含み、車両灯14、16から放出される光を制御するが、昼間運転中必要なように、イグニッションキースイッチ13がイグニッション「オン」または「ラン」位置にある時のみである。
各光度スイッチ30、50はリレーからなるのが望ましく、さらに詳しくは、四極双投リレーが望ましい。第1光度スイッチ30は、第1車両灯14と両パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と、ターンシグナルスイッチ20の右側コネクタ20aとの間に接続される。同様に、第2光度スイッチ50は、第2車両灯16と両パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18とターンシグナルスイッチ20の左側コネクタ20bとの間に接続される。また、各光度スイッチ30、50は電磁コイル30a、50aを有し、各コイルの一端はグラウンド27に接続される。コイル30a、50aの他端を通電すると、各光度スイッチ30、50が通電し、4組の接点を切り替えるが、これらの端子は従来、「共通」、「常閉」および「常開」と記述される。切替セット30b、30c、30d、30eと、50b、50c、50d、50eは一般に、対応するスイッチが非通電の時、「共通」端子を一致する「常閉」端子に接続する。これらはまた、対応するスイッチが通電の時、「共通」端子を一致する「常開」端子に接続する。対応する光度スイッチ30または50のコイル30aまたはコイル50aに電圧トリガが付加され、維持されると、対応するスイッチ接点は「閉じる」。
図21に示す実施例では、第1光度スイッチ30は四極双投スイッチで、第1車両灯14と両パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と方向指示ターンシグナルスイッチ20の右ターンコネクタ20aの間の潜在的に4つの接続をつなぎ、および/または切断することができる。前部車両灯14、16と光度スイッチ30、50からの全ての接続は、四本撚り18ゲージシールドケーブル23を用いて行われる。第1光度スイッチ30は、パーキングライト入力コネクタ32とパーキングライトコネクタ17aとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続され、パーキングライト出力コネクタ34を介して第2の暗い方のフィラメント14bに接続される。第1光度スイッチ30は、ターンシグナル入力コネクタ36とターンシグナルコネクタ19aとを通してターンシグナルスイッチ20の右ターンコネクタ20aに接続され、ターンシグナル出力コネクタ38を通して第1の明るい方のフィラメント14aに接続される。第1光度スイッチ30が非通電である(すなわち「オフ」される)と、光度スイッチ30はターンシグナル入力コネクタ36を、回路経路コネクタ33と光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30cおよび30dを介してターンシグナル出力コネクタ38に接続する。また、第1光度スイッチ30が「オフ」だと、光度スイッチ30は、光度スイッチ30の「常閉」切替接点セット30bを用いて、パーキングライト入力コネクタ32をパーキングライト出力コネクタ34に接続する。その結果、非通電状態の第1光度スイッチ30は第1の明るい方のライトフィラメント14aを当初のターンシグナルコネクタ19aに接続し、第1の暗い方のライトフィラメント14bを当初のパーキングライトコネクタ17aに接続する。故に、右車両灯14は、光度スイッチ30が「オフ」の間、以前の車両接続に再接続される。
第1光度スイッチ30が通電されると(すなわち、「オン」になると)、ターンシグナル出力コネクタ38は、イグニッションキースイッチ13とヒューズ15、そしてメイン電源回路コネクタ70と、ターンシグナル中断スイッチ40の「常閉」切替接点セット40b、そして回路経路コネクタ35と、最後に光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30dを通って、電源12に接続される。その結果、光度スイッチ30が通電すると、イグニッションキースイッチ13が通電または起動する限り、第1の明るい方のフィラメント14aが点灯され、ターンシグナル中断スイッチ40は非通電のままとなる(すなわち、「オフ」のまま)。また、第1光度スイッチ30が通電されると、パーキングライト出力コネクタ34は、回路経路コネクタ31と光度スイッチ30の「常開」切替接点セット30bおよび30cを用いて、ターンシグナル入力コネクタ36に接続される。これにより、ターンシグナルスイッチ20の右ターンシグナルコネクタ20aは、第1光度スイッチ30が通電されると、第1の暗い方のフィラメント14bに接続される。第1の暗い方のフィラメント14bは、運転者が右折を示すためにターンシグナルスイッチ20が作動する場合サーマルフラッシャ21から電流を引くことと、第1光度スイッチ30が通電される前、第1の明るい方のフィラメント14aに接続されていたパルスターンシグナル出力を同様に受けることを準備完了状態で待つ。動作上は、この第1の暗い方のフィラメント14bは代理または「新しい」ターンシグナルフィラメントとなり、第1光度スイッチ30が通電される限り、その同じフィラメントに車両のターンシグナル回路系をリルートする。
車両の右ターンシグナル出力を暗い方のパーキングライトフィラメントにリルートすることで、ターンシグナルスイッチ20が右折について作動し右ターンシグナルコネクタ20aを通して回路を完成すると、第2の暗い方のフィラメント14bで表される抵抗負荷が電流を引き、ターンシグナルスイッチ20を通してサーマルフラッシャ21の交互のオン/オフ出力作用を生じさせる。従来から、前部電球と並列に配線されたパーキングライト、ターンシグナルおよびブレーキライトデューティ(図示せず)を持つ右後部電球があることに注意しなければならない。サーマルフラッシャ21もまた、第1光度スイッチ30が通電されると、サーマルフラッシャ21が代替前部および通常後部右ターンシグナルフィラメントシステムの組み合わせた総電流負荷を「感知」するよう、第2の暗い方のフィラメント14bと並列する後部ターンシグナル(明るい方)フィラメントの抵抗負荷を見ることになる。
同様に、図21に示す実施例の第2光度スイッチ50は四極双投スイッチで、第2車両灯16と両パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18と方向ターンシグナルスイッチ20の左ターンコネクタ20bの間の潜在的に4つの接続をつなぎ、および/または切断することができる。第2光度スイッチ50は、パーキングライト入力コネクタ52とパーキングライトコネクタ17bとを介してパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続され、パーキングライト出力コネクタ54を介して第2の暗い方のフィラメント16bに接続される。第1光度スイッチ50は、ターンシグナル入力コネクタ56とターンシグナルコネクタ19bとを通してターンシグナルスイッチ20の左ターンコネクタ20bに接続され、ターンシグナル出力コネクタ58を通して第2の明るい方のフィラメント16aに接続される。第2光度スイッチ50が非通電である(すなわち「オフ」にされる)と、光度スイッチ50はターンシグナル入力コネクタ56を、回路経路コネクタ53と光度スイッチ50の「常閉」切替接点セット50cおよび50dを介してターンシグナル出力コネクタ58に接続する。また、第2光度スイッチ50aが「オフ」だと、光度スイッチ50は、光度スイッチ50の「常閉」内部切替接点セット50bを用いて、パーキングライト入力コネクタ52をパーキングライト出力コネクタ54に接続する。その結果、非通電状態の第2光度スイッチ50は第2の明るい方のライトフィラメント16aを当初のターンシグナルコネクタ19bに接続し、第2の暗い方のライトフィラメント16bを当初のパーキングライトコネクタ17bに接続する。故に、左車両灯16は、光度スイッチ50が非通電の(すなわち、「オフ」にされる)間、以前の車両接続に再接続される。
第2光度スイッチ50が通電されると(すなわち、「オン」になると)、ターンシグナル出力コネクタ58は、イグニッションキースイッチ13とヒューズ15、そしてメイン電源回路コネクタ70と、ターンシグナル中断スイッチ60の「常閉」切替接点セット60b、そして回路経路コネクタ55と、最後に光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50dを通して、電源12に接続される。その結果、光度スイッチ50が通電すると、イグニッションキースイッチ13が通電される限り、第2の明るい方のフィラメント16aが点灯され、ターンシグナル中断スイッチ60は非通電のまま(すなわち、「オフ」のまま)となる。また、第2光度スイッチ50aが通電されると、パーキングライト出力コネクタ54は、回路コネクタ51と光度スイッチ50の「常開」切替接点セット50bおよび50cを用いて、ターンシグナル入力コネクタ56に接続される。これにより、ターンシグナルスイッチ20の左ターンシグナルコネクタ20bは、第2光度スイッチ50が通電されると、第2の暗い方のフィラメント16bに接続される。第2の暗い方のフィラメント16bは、運転者が右折を示すためにターンシグナルスイッチ20が作動する場合サーマルフラッシャ21から電流を引くことと、第2光度スイッチ50が通電される前、第2の明るい方のフィラメント16aに接続されていたパルスターンシグナル出力を受けることを準備完了状態で待つ。動作上は、この第2の暗い方のフィラメント16bは代理または「新しい」ターンシグナルフィラメントとなり、第2光度スイッチ50が通電される限り、第2の暗い方のフィラメント16bに車両のターンシグナル回路系をリルートする。
車両の左ターンシグナル出力を第2の暗い方のパーキングライトフィラメント16bにリルートすることで、ターンシグナルスイッチ20が左折について作動し、左ターンシグナルコネクタ20bを通して回路を完成すると、第2の暗い方のフィラメント16bによって表される抵抗負荷を、ターンシグナルスイッチ20を通してサーマルフラッシャ21に検出させる。従来から、前部電球と並列に配線されたパーキングライト、ターンシグナルおよびブレーキライトデューティ(図示せず)を持つ左後部電球があることに注意しなければならない。サーマルフラッシャ21もまた、第2光度スイッチ50が通電されると、サーマルフラッシャ21が代替前部および通常後部左ターンシグナルフィラメントシステムの組み合わせた総電流負荷を「感知」するよう、第2の暗い方のフィラメント16bと並列する後部ターンシグナル(明るい方の)フィラメントの抵抗負荷を見ることになる。尚、光度スイッチ30、50が通電されると、モジュール22は「オン」とみなされるが、この発生についてはさらに下記で述べる。
日中走行灯モジュール22はその上、ターンシグナルスイッチ20と共に動作して、各車両灯14、16の輝度を振動させる第1ターンシグナル中断スイッチ40と第2ターンシグナル中断スイッチ60を含む。各ターンシグナル中断スイッチ40、60は、単極双投スイッチ(リレー等)が望ましい。第1ターンシグナル中断スイッチ40を見ると、ターンシグナル中断スイッチ40の電磁コイル40aは、回路コネクタ37を通してターンシグナル入力コネクタ36に接続される。コイル40aの他端はグラウンド27に接続される。ターンシグナルスイッチ20が作動して、コネクタ20aで回路を完成することにより右方向指示シグナルを表示すると、ターンシグナル入力コネクタ36はパルス右ターンシグナル入力(または「信号」)を第1ターンシグナル中断スイッチ40のコイル40aに接続する。
ターンシグナルスイッチ20からのターンシグナルパルス出力が第1ターンシグナル中断スイッチ40をまず通電させ、従って電源12とターンシグナル出力コネクタ38との間の接点セット40bの「常閉」接続を(第1光度スイッチ30が通電されている場合)瞬間的に切断する一方、ターンシグナル出力コネクタ38は第1の明るい方のフィラメント14aに接続される。そしてサーマルフラッシャ21は内部的にイグニッションキースイッチ13とターンシグナルスイッチ20のターンシグナルスイッチ接点20aとの間の接続の開閉を交互に行う。さらに、サーマルフラッシャ21からの振動信号はターンシグナルスイッチ20を通してターンシグナル入力コネクタ36へ、回路コネクタ37を通してターンシグナル中断スイッチ40のコイル40aを交互に通電および緩和させる。これにより、電源12と第1の明るい方のフィラメント14aとの間の接続が交互に再接続および切断される。車両動作中、ターンシグナルスイッチ20からの出力が「オフ」になると第1の明るい方のフィラメント14aが通電または「オン」になり、ターンシグナルスイッチ20からの出力が通電されるか「オン」になると、第1の明るい方のフィラメント14aは「オフ」に振動、このサイクルを繰り返す。そのため、第1の明るい方のフィラメント14aがオンで、オフをパルス、またオンになり、ターンシグナルスイッチ20が通電または「オン」の間繰り返す。
前述のように、第1の暗い方のフィラメント14bは接続され、第1光度スイッチ30が通電される間、車両の既存ターンシグナルシステムの代替または交換用ターンシグナルフィラメントとなる。第1の暗い方のフィラメント14bは、通電されたモジュール22によってターンシグナル入力コネクタ36に接続されるため、第1の暗い方のフィラメント14bは、第1の明るいフィラメント方の14aが切れるのと同時に、サーマルフラッシャ21からのパルス信号から通電する。前述のように、第1の暗い方のフィラメント14bへのターンシグナル入力コネクタ36の接続は、サーマルフラッシャ21が動作するため、サーマルフラッシャ21に電流ドレインまたは「負荷」を与えるのに役立つ。まとめると、日中走行灯モジュール22が動作中に右ターンシグナルが加えられると、対応する車両灯14は一定の明るい出力から、第1の通電された暗い方のフィラメント14bと第1の通電された明るい方のフィラメント14aとの間を交互に繰り返す点滅出力に変化する。すなわち、第1車両灯14は、ターンシグナル動作中、明るいライトと暗いライトとの間を振動して、他の車両運転者に方向通知を提供する。これによって、日中走行灯モジュール22の動作中、車両灯14から放出される右ターンシグナル方向指示照明が車両に復元される。
同様に、第2ターンシグナル中断スイッチ60を見ると、第2ターンシグナル中断スイッチ60の電磁コイル60aは、回路コネクタ57を通してターンシグナル入力コネクタ56に接続される。コイル60aの他端はグラウンド27に接続される。ターンシグナルスイッチ20が作動して、コネクタ20bで回路を完成することにより左方向指示シグナルを表示すると、ターンシグナル入力コネクタ56はパルス左ターンシグナル入力(または「信号」)を第2ターンシグナル中断スイッチ60のコイル60aに接続する。ターンシグナルスイッチ20からのターンシグナルパルス出力が第2ターンシグナル中断スイッチ60をまず通電し、従ってイグニッションキースイッチ13とターンシグナル出力コネクタ58との間の接点セット60bの「常閉」接続を(光度スイッチ50が通電されている場合)瞬間的に切断する一方、ターンシグナル出力コネクタ58は第2の明るい方のフィラメント16aに接続される。そしてサーマルフラッシャ21は内部的に電源12とターンシグナルスイッチ20のターンシグナルスイッチ接点20bとの間の接続の開閉を交互に行う。さらに、サーマルフラッシャ21からの振動信号はターンシグナルスイッチ20を通してターンシグナル入力コネクタ56へ、回路コネクタ57を通してターンシグナル中断スイッチ60のコイル60aを交互に通電および緩和させる。これにより、電源12と第2の明るい方のフィラメント16aとの間の接続が交互に再接続および切断される。車両動作中、ターンシグナルスイッチ20からの出力が「オフ」になると第2の明るい方のフィラメント16aが通電または「オン」になり、ターンシグナルスイッチ20からの出力が通電されるか「オン」になると、第2の明るい方のフィラメント16aは「オフ」に振動し、そのサイクルを繰り返す。そのため、第2の明るいフィラメント16aがオンで、オフをパルス、またオンになり、ターンシグナルスイッチ20が通電の間繰り返す。
前述のように、第2の暗い方のフィラメント16bは接続され、第2光度スイッチ50が通電される間、車両の既存ターンシグナルシステムの代替または交換用ターンシグナルフィラメントとなる。第2の暗い方のフィラメント16bは、通電されたモジュール22によってターンシグナル入力コネクタ36に接続されるため、第2の暗い方のフィラメント16bは、第2の明るい方のフィラメント16aが切れるのと同時に、サーマルフラッシャ21からのパルス信号から通電する。前述のように、第2の暗い方のフィラメント16bへのターンシグナル入力コネクタ56の接続は、サーマルフラッシャ21が動作するため、サーマルフラッシャ21に電流ドレインまたは「負荷」を与えるのに役立つ。まとめると、日中走行灯モジュール22が動作中に左ターンシグナルが加えられると、対応する車両灯16は一定の明るい出力から、第2の通電された暗い方のフィラメント16bと第2の通電された明るい方のフィラメント16aとの間を交互に繰り返す点滅出力に変化する。すなわち、第2車両灯16は、ターンシグナル動作中、明るいライトと暗いライトとの間を振動して、他の車両運転者に方向通知を提供する。これによって、日中走行灯モジュール22の動作中、車両灯16から放出される左ターンシグナル方向指示照明が車両に復元される
日中走行灯モジュール22はその上、パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18がパーキングライト専用位置18aまたはヘッドライト・パーキングライト併用位置18bにある時、第1および第2光度スイッチ30、50を自動的に非起動にする自動オーバライドスイッチ80を含む。自動オーバライドスイッチ80は、より明るい車両灯14、16が望ましくない、あるいは必要でない一定の夜間中に、車両灯14、16の照明を通常出力に下げ戻すために望ましい。
図21に示すような日中走行灯モジュール22の実施例は、望ましくはリレー等の単極双投スイッチの自動オーバライドスイッチ80を含む。自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接点セット80bにより、自動オーバライドスイッチ80が「オフ」である限り、電源12は第1および第2光度スイッチ30、50の各コイル入力30a、50aを通電できる。再び図21を見ると、電源12はイグニッションキースイッチ13と、メイン電源回路コネクタ70とに接続してから、メインモジュール電源スイッチ90(さらに本書に述べるように同スイッチが閉じている場合)と、回路コネクタ75と、自動オーバライドスイッチ80の「常閉」の接点セット80bとを通して補助電源回路コネクタ71に接続し、補助電源回路コネクタは第1および第2光度スイッチ30、50の両コイル入力30a、50aに同時に接続される。この接続により、光度スイッチ30、50が通電されるのはモジュールが「オン」の状態とみなされるため、イグニッションキースイッチ13が通電されるとモジュール22が「オン」になる。自動オーバライドスイッチ80の電磁コイル80aは次のようにパーキングライト/ヘッドライトスイッチ18に接続される。パーキングライトコネクタ17aと、パーキングライト入力コネクタ32と、さらに回路コネクタ39と、手動夜間オーバライドスイッチ84(同スイッチが閉じている場合)とを通して、さらに回路コネクタ77を通して自動オーバライドスイッチ80のコイル80aに接続される。コイル80aの他端はグラウンド27に接続される。パーキングライト/ヘッドライトスイッチ18の起動で、手動夜間オーバライドスイッチ84が閉じている場合、自動オーバライドスイッチ80のコイル80aが通電される。パーキングライトがオンになると、自動オーバライドスイッチ80は、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50のコイル30a、50aとの間の接続を通電および切断する。その結果、第1および第2光度スイッチ30、50は通電されず、有効に「オフ」になる。その結果、日中走行灯モジュール22は非起動になり、車両灯14、16は車両メーカーによる当初の接続通りに動作する。多くの従来型工場設置の日中走行灯システムは現在、車両灯が「オン」の時に「オフ」になるように動作する。
運転者が自動オーバライドスイッチ80を非起動にしたい状況では、前述の手動夜間オーバライドスイッチ84がパーキングライト入力コネクタ32からのパーキングライトソース電圧と自動オーバライドスイッチ80のコイル80aとの間に接続される。霧や霞の状況など、追加ライトおよび道路視認性が望まれる時に、この自動オーバライドスイッチ80を含むことが望まれ、)夜間視力の落ちた人も追加夜間照明を望む可能性がある。手動夜間オーバライドスイッチ84は、オフまたは「休止」位置のある標準単極双投スイッチである。パーキングライトが「オン」で手動夜間オーバライドスイッチ84が閉じると、モジュール22は夜間オーバライドになり、これにより、モジュールが「オフ」になり車両灯14、16が工場出荷時の配線に再接続される。しかしながら、パーキングライトが「オン」の間に手動夜間オーバライドスイッチ84が開に切り替えられると(すなわち、潜在的に閉じた回路を切断する)、自動オーバライドスイッチ80と第1および第2光度スイッチ30、50との間の接続が再接続され(すなわち、昼間動作中と同じ)、車両灯14、16がより明るい照明を保持する。手動夜間オーバライドスイッチ84によるオプションの「夜間モード」状態は、車両の運転者によってのみ制御される。これにより、夜間、夜明けや夕方でも、および夜間/霧または夜間/雨天条件でも運転者の視認性が潜在的に強化されることになる。その上、車両の他の車両運転者に対する外向きの視認性が高まり、最適環境条件でない場合も同車両をより明確に見えるようになる。工場出荷時のシステムにはパーキングライトが点くと「オフ」にするようなこの機能性がない。
前述のように、本発明は、第1および第2光度スイッチ30、50の動作をユーザが制御できるよう、メインモジュール電源スイッチ90を含んでもよい。特に、メインモジュール電源スイッチ90は、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50との間を接続する(オフまたは「休止」位置のある)従来型単極双投スイッチが望ましい。そのため、メインモジュール電源スイッチ90が閉じると、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30、50の電磁コイル30a、50aとの間の接続が保持される。接続自体は、イグニッションキースイッチ13からメイン電源回路コネクタ70へ、そしてメインモジュール電源スイッチ90(同スイッチが閉じている場合)と、回路コネクタ75と、自動オーバライドスイッチ80の「常閉」接点セット80bとを通して、補助電源回路コネクタ71に接続し、補助電源回路コネクタは第1および第2光度スイッチ30、50の両コイル入力30a、50aに同時に接続される。逆に、メインモジュール電源スイッチ90が開くと、イグニッションキースイッチ13と第1および第2光度スイッチ30,50との間の接続が切れる。この場合、日中走行灯モジュール22は車両灯14、16を制御せず、これらが当初または工場出荷時の接続に再接続し、それによって日中走行灯モジュール22の制御なしに、車両灯14、16の同じ動作で機能できるようにする。工場出荷時の日中走行灯システムはこの機能性も欠いており、このような制御機能は、車両を利用して早朝に森に入り、同車両が到着時に注意を引かないようにする狩猟家にとって特に有利である。
本発明は、2入力3色発光ダイオードなどの動作インジケータ96を含む。この動作インジケータ96は、日中走行灯モジュールの動作状態に関して常にフィードバックまたは通知をユーザに与える。動作インジケータ96は、2個の「ドロッピング」抵抗器98を含み、グラウンド27に接続される負側端子を有する。これら抵抗器98の一方はインジケータの第1入力と回路コネクタ/出力99に直列に接続され、回路コネクタ/出力99に12ボルトが存在する時、発光ダイオードを緑色に光らせる。他方の抵抗器98はダイオードの第2入力と回路コネクタ/出力97に直列に接続され、回路コネクタ/出力97に12ボルトが存在する時、発光ダイオードを赤色に光らせる。これら抵抗器98は、モジュール回路コネクタ/出力99、97からの12ボルト出力を、一般にLEDとして知られる発光ダイオードに必要な約2ボルトに低減、あるいは「ドロップ」させる。
動作インジケータ96が緑色に点灯する時、日中走行灯モジュール22は「オン」である。これは、車両のイグニッションキースイッチ13とモジュール22自体が両方「オン」である場合にのみ発生する。これに続く接続は、イグニッションキースイッチ13からメイン電源回路コネクタ70へ、そして拡張性ループ74と、回路コネクタ/出力76と、通電された光度スイッチ50の接点セット50eの「常開」接点と、さらに回路コネクタ/出力99を通して、抵抗器98と、動作インジケータ96へとつながる。第2光度スイッチ50を通電し、回路コネクタ/出力99が出力を作成できるようにしなければならないことに注意すべきである。これは、モジュール22が「オフ」の時は、回路コネクタ/出力99に電圧を供給する完成回路が、光度スイッチ50の接点セット50eで切断されるため、モジュール22が「オン」である場合のみ発生可能である。
動作インジケータ96がオレンジ色に点灯する時、日中走行灯モジュール22は、パーキングライト(および/またはヘッドライト11)もオンである間、独自に「オン」である。このオレンジ色のLEDは、モジュールの夜間オーバライド機能の手動キャンセルを表し、前述のように、手動夜間オーバライドスイッチ84を手動で「開」に切り替えることにより達成される。LEDからのオレンジ色の照明は、動作インジケータ96の緑色と赤色の照明が両方とも同時に通電される時にのみ発生する。モジュール22がこのモードにあると、デュアルLEDの入力接続自体の半分は、イグニッションキー電源12から、イグニッションキースイッチ13を通してメイン電源回路コネクタ70へ、そして拡張性ループ74と、回路コネクタ/出力76と、通電された光度スイッチ50の接点セット50eの「常開」接点と、さらに回路コネクタ/出力99を通して抵抗器98へ、さらに動作インジケータ96へ接続され、緑色の照明を作成する。同時に、パーキングライト電圧はパーキングライト入力コネクタ32でモジュール22に入り、回路コネクタ39と、通電された光度スイッチ30の接点セット30eの「常開」接点と、回路コネクタ73と、拡張性ループ72とを通して回路コネクタ/出力97へ、さらに抵抗器98と、動作インジケータ96へ接続され、赤色の照明を作成する。同時に通電された原色両方の照明により、モジュールの夜間「オン」状態を示すオレンジ色の照明となる。なお、光度スイッチ30および50を両方通電しなければならず、回路コネクタ/出力99および98を同時に通電できるようにするにはパーキングライトもオンでなければならないことに注意すべきである。このような状況は、モジュール22が「オン」で、パーキングライトが同時に「オン」であるような時にのみ発生する。
動作インジケータ96が赤色に点灯する時、日中走行灯モジュール22は「オフ」である。これは次の2つの場合に発生する。メイン電源スイッチ90がオフにされるか、パーキングライト(および/またはヘッドライト11)が(手動夜間オーバライドスイッチ84の閉じた回路接続を介して)「オン」にされたため、自動夜間オーバライド80スイッチがモジュールを自動的に「オフ」にした時である。いずれの場合も、動作インジケータ96は電源12からイグニッションキースイッチ13を通してメイン電源回路コネクタ70へ、拡張性ループ74と、回路コネクタ/出力76と、光度スイッチ50の接点セット50eの「常閉」接点と、回路コネクタ/出力97とを通して抵抗器98へ、そして動作インジケータ96へ接続されることによって電力を受け、赤色の照明を作成する。第2光度スイッチ50は、回路コネクタ/出力97がこのような出力を作成できるようにするため「オフ」でなければならないことに注意すべきである。これは、モジュールが「オフ」で、イグニッションキーが「オン」である場合のみ発生可能である。
最後に、動作インジケータ96が全く点灯しないならば、日中走行灯モジュール22は、イグニッションキースイッチ13との接続を失ったか、ヒューズ15が飛んだか、グラウンド接続27が失われている。動作インジケータ96の照明状態は、各光度スイッチ30、50の接点セット30e、50eの一方または両方からの切替接点論理フィードバックを用いて達成されるため、動作インジケータ96は、アクティブなフィードバックを用いて、いつでもモジュール22の動作状態を車両運転者に知らせると言える。
図22に示す日中走行灯モジュール22の実施例では、日中走行灯モジュール22の設計は、モジュール22の動作を制御するメインモジュール電源スイッチ90のみを含むよう簡易化されている。図21に示すようなモジュール22からの「自動」日中および夜間切替機能性を取り外し、モジュール22の制御を運転者に依存する。すなわち、運転者が、追加ライトがいつ必要かを決定し、イグニッションキースイッチ13が「オン」の時いつでもこれを行ってもよい。手動動作走行灯モジュール22が所望の場合、運転者がメインモジュール電源スイッチ90をオンにするだけで、これがモジュール22をイグニッションキースイッチ13と電源12に接続する。具体的には、イグニッションキースイッチ13はメイン電源回路コネクタ70をメインモジュール電源スイッチ90の一端に接続するが、これが「閉じている」時、補助電源回路コネクタ71aに接続し、これは第1および第2光度スイッチ30、50の両コイル入力30a、50aに同時に接続される。
図2と図3を比較すると、自動オーバライドスイッチ80と手動夜間オーバライドスイッチ84を図21から取り外し、図22に示す手動動作走行灯モジュール22の実施例を実現する。これは、図22に示す「オンデマンド」手動動作走行灯モジュール22の実施例では自動動作の必要がないためである。様々な理由から日中走行灯を嫌い、車両でアフターマーケットのフォグライトを購入および利用する自動車運転者がいるが、この運転者が補助ライトの通電の場所および時間を制御できればよい。図22に示す実施例は、運転者に車両灯14、16の総合制御を提供する日中走行灯モジュール22の簡易化あるいは経済的バージョンである。すなわち、この実施例により、ユーザは、車両の運転中、いつ車両灯14、16をより明るい照明にするかを手動で決定することができる。
ここで図23を見ると、日中走行灯モジュール22の別の実施例が図示されている。本実施例のこのモジュール22は、営業車両または「フリート」バージョンと考えられる。すなわち、一般に日中に運転する単一車両または車両群(フリート)の運転者は、モジュール22とインタフェースしたり制御したりする必要がほとんどない。そのため、モジュール22は完全に自動的に機能することができる。ここで、動作インジケータ96が回路基板レベルでモジュール22に内蔵され、第2のオプションの動作インジケータ96aが、運転者がモジュール22の動作状態を見ることのできる場所に取り付けられる。図21のような前述の車両運転者スイッチング90、84は、ここでは2個のループ、83および89に取って代わる。第1は、メイン電源ループ89で、第2ループは夜間オーバライドループ83である。図23に示すモジュール22の実施例は、工場出荷時のシステムのように非常に密接に動作する。すなわち、モジュール22は車両灯がオフになると通電し、車両灯がオンになる夜間には「オフ」になる。さらに、この実施例は、車両走行中、日中走行灯を「オフ」にする制御装置がなく、パーキングライトおよび/またはヘッドライト11が起動した時いつでも日中走行灯を「オン」にする制御装置もない。
多くの輸入車両は一般に、図24に示すものと似た、異なるパーキングライト/ターンライト構成を有する。これらの車両は、暗い方の電球フィラメント4a、6aを含む別々のパーキングライト電球4、6を用いる。そしてこれらの車両は、明るい方のフィラメント24a、26aを含む追加だが別々のターンシグナル電球24、26を利用する。この種の配置を持つ車両は、パーキングライト電球4、6を、接近する交通に対する前向き投影パーキングライトと、側面から車両に近づく交通に対する前部点灯サイドマーカーライトとの両方に利用することができる。詳しいことについてはさらに下記に述べる。
別の独自に異なるパーキングライト/ターンライト構成は、一部高級車両、および/または前部照明システムのスタイリングを強調した車両に見ることができる。このようなシステムを図25に示すが、2個のデュアルフィラメント電球が車両前部の両側に利用されている。電球14および44を、図示のように車両の前部右側について並列に共に配線する。電球16および66は、車両の前部左側について同様に配線される。この種のシステムはほぼ常に、電球44および66の追加によって表される追加電流負荷について特に設計される、特殊設計フラッシャ21aを用いることに注意すべきである。
図26は、図24に述べる輸入車両に一体化した日中走行灯モジュール22を示す。その上、日中走行灯モジュール22は拡張性を念頭に置いて設計されており、小規模および大規模拡張性イベントの両方の能力を有する。図26に、通常は動作インジケータ96に送られるアクティブなフィードバック信号を用いた小規模拡張性イベントを示す。この場合、図示のように補助の12ボルト単極双投拡張スイッチ78(リレー等)を含む必要がある。この例では、車両は、ソースコネクタ8から制御電圧を供給されるドライビングライト7を有する。ソースコネクタ8は中断され、ソースフィード回路コネクタ8aとライトコネクタ8bは、二本撚り18ゲージシールドケーブル23bを用いて拡張スイッチ78につなぎ戻される。ライトコネクタ8bは接点セット78bの「共通」切替端子に接続され、ソースフィードコネクタ8aは接点セット78bの「共通」切替端子に接続される。これにより、拡張スイッチ78が非通電あるいは「オフ」位置にとどまる限り、ドライビングライト7が通常の工場出荷時の接続に接続される。接点セット78bの「常開」切替端子は、補助ヒューズ9を通して電源12に接続され、コイル78aの一端は、回路コネクタ/出力99に接続される。コイル78aの他端は、グラウンド27に接続される。その結果、動作インジケータ96が緑色に点灯すると(すなわち、モジュールが「オン」になると)、回路コネクタ/出力99から供給される12ボルトが拡張スイッチ78を通電し、ソースコネクタ8の状態にかかわりなくドライビングライト7を起動させる。
前述のように、一部輸入車両は図24に示すようなパーキングライト電球4、6を、接近する交通に対する前向き投影パーキングライトと、側面から車両に近づく交通に対する前部点灯サイドマーカーライトとの両方に利用する。この特定の例では、通常構成での日中走行灯モジュール22の接続は、代理または代替ターンシグナル電球としてオリジナルのパーキングライトフィラメント4a、6aを接続し、車両のターンシグナル回路は、日中走行灯モジュール22が通電される限り、同じフィラメントにリルートされる。パーキングライトがオフの時は、ターンシグナルが起動すると車両のその側の高強度と低強度の電球が両方交互にオンとオフで通電するため、モジュール22のこの機能は有利である。しかしながら、パーキングライトが起動し、モジュール22が「オン」の時は、車両からのパーキングライト出力がもはやパーキングライト電球4、6に接続されないため、不利である。米国法では1968年以来、車両の点灯サイドマーカーを義務化しているため、モジュールの通常米国車両動作によってこれらライトを無効にすることは許容不可能であり、これを補正するための適合が必要である。
図27はこのような適合を示し、この場合、望ましくは単極双投スイッチ(リレー等の)2個の二次ライトスイッチ120、140を含む必要がある。右パーキングライト側では、パーキングライト入力コネクタ32からのパーキングライトソース電圧は、外部回路コネクタ32aを介して、二次ライトスイッチ120のコイル120aの一端と接点セット120bの「常開」端子との両方に接続される。二次ライトスイッチ120のコイル120aの他端はグラウンド27に接続される。第1光度スイッチ30のパーキングライト入力コネクタ34は、外部回路コネクタ34bを介して接点セット120bの「常閉」端子に接続される。また、二次ライトスイッチ120の接点セット120bの「共通」端子は、外部回路コネクタ34bを介してパーキングライト電球4の暗い方のフィラメント4aに接続される。パーキングライトが「オフ」の時、パーキングライト入力34とパーキングライトの暗い方のフィラメント4aとの間のモジュール22の通常接続は、二次ライトスイッチ120が緩和または非通電である限り、接点セット120bを通して復元される。パーキングライトが起動されると、二次ライトスイッチ120が通電され、外部回路コネクタ32bからのパーキングライト電圧を接点セット120bと外部回路コネクタ34bとを通して接続し、パーキングライト電球4の暗い方のフィラメント4aを通電する。
左パーキングライト側では、パーキングライト入力コネクタ52からのパーキングライトソース電圧は、外部回路コネクタ52aを介して二次ライトスイッチ140のコイル140aの一端と接点セット140bの「常開」端子の両方に接続される。二次ライトスイッチ140のコイル140aの他端はグラウンド27に接続される。第2光度スイッチ50のパーキングライト入力コネクタ54は、外部回路コネクタ54bを介して接点セット140bの「常閉」端子に接続される。また、二次ライトスイッチ140の接点セット140bの「共通」端子は、外部回路コネクタ54bを介してパーキングライト電球6の暗い方のフィラメント6aに接続される。パーキングライトが「オフ」の時、パーキングライト入力54とパーキングライトの暗い方のフィラメント6aとの間のモジュール22の通常接続は、二次ライトスイッチ140が緩和または非通電である限り、接点セット140bを通して復元される。パーキングライトが起動されると、二次ライトスイッチ140が通電され、外部回路コネクタ52bからのパーキングライト電圧を接点セット140bと外部回路コネクタ54bとを通して接続し、パーキングライト電球6の暗い方のフィラメント6aを通電する。また、二次ライトスイッチ120、140はオプションで、輸入車の回路基板レベルでモジュール22に内蔵することもできる。
図27では、通常の工場出荷時のサーマルフラッシャ21を、ヘビーデューティ用トレーラーフラッシャ21bとして通常知られるものに交換している。可変負荷の工場出荷時のサーマルフラッシャ21は、一般に2つのターンシグナルフィラメントの電流要件について設計されている。すなわち、1個は前部電球用の明るいフィラメント、1個は後部電球用の明るいフィラメントである(オリジナル装備フラッシャは対象の特定車両に組み込む電球の数について設計されるため、常にこのようであるとは限らない)。これらフィラメントの一方が切れると、工場出荷時のサーマルフラッシャ21を流れる電流が変化し、単純装置の点滅速度が上がるか(すなわち、高速または急速点滅状況)、「オン」で凍結するか、常に接続された(すなわち、点滅なし)状態のいずれかになる。これは車両運転者に、影響を受けた側のシステム機能変化によって表示される、車両の特定の側の電球切れ条件の存在を知らせるためである。オプションで、工場出荷時のサーマルフラッシャ21を、広く入手可能で安価なヘビーデューティトレーラーフラッシャ21bに交換することは、車両をトレーラーで牽引するために用いる時や、フラッシャ自体が切れてしまった時に非常によく行われる。トレーラーを車両の後ろで牽引する時、トレーラーのブレーキおよびターンシグナルライトは車両の照明システムに接続される。これにより、工場出荷時のフラッシャ21が誤って電球切れ条件の信号を送ることが多く、ヘビーデューティトレーラーフラッシャ21bが必要になる。フラッシャが断線したり故障したりした場合、一般に市販されているのはヘビーデューティトレーラーフラッシャである。このようなヘビーデューティトレーラーフラッシャは電球切れ通知能力を有さず、1個またはあらゆる数のフィラメントで絶えず点滅する。場合により、日中走行灯モジュール22を車両に組み込み、モジュールのターンシグナル回路をパーキングライトフィラメントにリルートすることは自己補正であり、フラッシャ交換の必要はない。日中走行灯モジュール22の追加により高速点滅電球切れ条件が発生する場合、工場出荷時のフラッシャをヘビーデューティトレーラーフラッシャ21bに交換することで、非常に高い割合でこの問題が解決する。前述し、図27に示すように、夜間動作でパーキングライトフィラメントに接続がない場合、前述のこのようなフラッシャ交換が必要である。
図28に示す実施例は、図25に示す4電球8フィラメントシステムに組み込んだモジュール22を示す。工場出荷時のサーマルフラッシャは、前述のように図28のヘビーデューティトレーラーフラッシャ21bに交換されており、ターンシグナルシステムで高抵抗パーキングライトフィラメントと交換した2個の低抵抗フィラメントの抵抗負荷ドロップを補償する(すなわち、低抵抗フィラメントは高ライト出力に等しい)。図28はその上、別の小規模拡張性イベントを示し、このインスタンスでは、モジュール起動の黄色の日中走行灯が通電または「オン」にされた時、工場出荷時の白色日中走行灯47を「オフ」にする。ここでも、単極双投スイッチ(リレー等)等の拡張スイッチ78を含むことが必要である。車両は、ソースコネクタ48から制御電圧を供給される白色工場出荷時の日中走行灯47を有する。ソースコネクタは遮断され、ソースフィード回路コネクタ48aとライトコネクタ48bは、二本撚り18ゲージシールドケーブル23bを用いて拡張スイッチ78につなぎ戻される。ライトコネクタ48bは接点セット78bの「共通」端子に接続され、供給フィードコネクタ48aは、接点セット78bの「常閉」端子に接続される。これにより、拡張スイッチ78が非通電または「オフ」位置にとどまる限り、白色工場出荷時のドライビングライト47はその通常ソースコネクタ48に接続される。接点セット78bの「常開」端子には接続はない。コイル78aの一端は回路コネクタ/出力99に接続される。コイル78aの他端はグラウンド27に接続される。その結果、動作インジケータ96が回路コネクタ/出力99から供給される12ボルト電圧で緑色に点灯すると(すなわち、モジュールが「オン」になると)、拡張スイッチ78は通電され、ソースコネクタ48の状態にかかわらず、白色工場出荷時の日中走行灯47を非起動にする。
場合により、車両の工場出荷時のサーマルフラッシャ21aは、前述のようにヘビーデューティトレーラーフラッシャ21bと交換できない方法で設計されることがある。図29の実施例は、2部電球抵抗補償回路を加えたこのような場合を示す。図示の補償回路は、エンジンコンパートメントに取り付けたヒートシンク抵抗パック100aと、日中走行灯モジュール22と共にダッシュ下に取り付けた補償スイッチダイオードパック100bとから成る。ヒートシンク抵抗パック100aは、2個の電球補償抵抗104および106と、2個のサーモスタット107および108とから成り、全てはアルミ製ヒートシンク101に取り付けられる。補償スイッチダイオードパック100bは、補償スイッチ102(リレー等)と、2個のダイオード109および110から成る。ヒートシンク抵抗パック100aと補償スイッチダイオードパック100bとの間の全ての接続は、4本撚り18ゲージワイヤ23cを用いて行われる。
補償スイッチ102のコイル102aの一端は回路コネクタ/出力99に接続される。コイル102aの他端と補償スイッチ102の接点セット102bの「常開」端子は両方ともグラウンド27に接続される。補償スイッチ102の接点セット102bの「共通」端子は、ダイオード109および110を通してヒートシンク抵抗パック100a内側の補償抵抗104および106の一端に接続される。第1補償抵抗104の他端は、サーモスタット107を通してパーキングライト出力コネクタ34に接続される。第2補償抵抗106の他端は、サーモスタット108を介してパーキングライト出力コネクタ54に接続される。補償抵抗104および106は、リルートされた暗い方のパーキングライトフィラメントによりターンシグナル回路に与えられる抵抗に加えて、同回路に二次電球抵抗を提供するよう動作するが、次の3つの条件が存在する場合となる。すなわち、モジュール22が「オン」の時、回路コネクタ/出力99からの出力により補償スイッチ102が通電される時、ターンシグナルの一方が「オン」の時である。モジュール22が「オフ」であると、補償抵抗104、106は、補償スイッチ102が通電されていないため、グラウンド接続を受けることができず、上述のように抵抗を加えることができない。その上、ダイオード109、110は補償抵抗104、106を互いとの接続から隔離し、車両パーキングライトが「オン」でモジュールが「オフ」の時、パーキングライトのエネルギーを排出する。通電された時、補償抵抗104、106の副産物は熱で、アルミ製ヒートシンク101を利用してこの熱を消散させる。サーモスタット107、108は、モジュール22が「オン」の間、右または左ターンシグナルが誤って長い間ついたままになっている場合、補償抵抗104、106それぞれの回路接続を切り、熱散逸を防ぐためにある。
前述のように、モジュール22は大規模拡張性イベントの能力を有する。このような拡張性の例を図30に示す。大規模拡張性イベントでは、モジュールは、切断された時、システムインテグレータ/インストーラが第2光度スイッチ50の接点セット50e全体にアクセスできるようにする2個の拡張性ループ72,74を有する。このスペア配置と、「常閉」、「常開」および「共通」内部接点の利用は、一般に、防犯警報業界で「ドライ接点」と呼ばれる。これら接点は、以前は電圧で「ウェット」だったが、2個の拡張性ループ72、74の切断により、「ドライ」あるいは電圧なしとなる。ここでモジュールは、切り替え中の付属品または装置が現在モジュールに設計されている6アンペア未満または以下を引く場合、電源またはグラウンドを切り替える能力がある。図示のモジュール22は、図22で前述した手動バージョンである。拡張性ループ72と74は切断され、メイン電源スイッチ90に給電するメイン電源回路コネクタ70からの電力もまた、回路コネクタ/出力99に接続される。この例では、カーステレオ3からのイグニッションキー正リード3bは、拡張性リード76に接続される。カーステレオのバッテリー正リード3aは、電源12に接続され、同じカーステレオ3は車両シャーシグラウンド26に接続される。モジュール22が「オフ」の時、カーステレオ3のイグニッションキー正リード3bへの電力は、緩和中の第2光度スイッチ50の接点セット50eのため接続されず、カーステレオ3を「オン」にすることができない。モジュールが「オン」の時、カーステレオ3のイグニッションキー正リード3bへの電力は、第2光度スイッチ50が通電されているため、第2光度スイッチ50の接点セット50eによって接続される。拡張性ループ72、74が切断されると、前に示した動作インジケータ96は利用されない。車両を洗車場および/または自動車ディーラーのサービスセンターに送る時に、このような構成は有利である。洗車場でモジュール22を「オフ」にすることで、車両を洗車している間、日中走行灯が動作しないようにし、車両洗浄中に洗車場係員がステレオを大きい音で再生することを防ぐ。サービスセンターでは、モジュールを「オフ」にすることで、「オン」で止まっているため損傷しており修理が必要なように見えるターンシグナルライトを、ディーラーが修理しようとするのを防ぐ。また、サービスマンが大きな音でステレオを再生し、スピーカーを損傷してしまうことも防ぐ。これは、モジュールの「ドライ接点」を用いることにより可能な、大規模拡張性イベントのほんの一例である。
本発明はリレースイッチの利用を開示しているが、本設計のスイッチは、理論的にソリッドステートリレーその他同等物等の電子スイッチに置き換えることもできることにさらに注意すべきである。設計のように、リレースイッチはより堅牢で、半導体故障も少ない。
そのため、新しく有益な「方向指示灯DRLモジュール、フォグライトシステムおよび車両用ターンシグナル制御システム」という本発明の特定の実施例を記述したが、かかる参照は以下の特許請求の範囲の記載を除き、本発明の範囲を限定すると解釈してはならない。