JP2003341426A - 自動車の追突防止装置 - Google Patents
自動車の追突防止装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緊急停止時の警告としての認識性が高い追突
防止装置を提供する。 【構成】 追突防止装置２０は、ハザードスイッチ５の
オンによって各ターンシグナルランプ８、９、１１、１
２を点滅させるハザードユニット１４からのパルス出力
Ｘと直流電源出力Ｂに各々接続された追突防止スイッチ
１５と、その直流電源出力Ｂの通電状態で直流電源１に
接続された接点が閉じる補助リレー１６と、追突防止ス
イッチ１５のパルス出力Ｘの通電状態で左右ストップラ
ンプ２２、２３に接続された接点と前記補助リレー１６
を介して印加される直流電源１の接点が開き、遮断状態
で前記２接点が閉じて直流電源１が前記ストップランプ
２２、２３に通電して点灯するストップランプ点滅用リ
レー１７と、を備え、ハザードスイッチ５と追突防止ス
イッチ１５をオンにすると左右ストップランプ２２、２
３がターンシグナルランプ８、９、１１、１２と交互に
点滅する構成。
防止装置を提供する。 【構成】 追突防止装置２０は、ハザードスイッチ５の
オンによって各ターンシグナルランプ８、９、１１、１
２を点滅させるハザードユニット１４からのパルス出力
Ｘと直流電源出力Ｂに各々接続された追突防止スイッチ
１５と、その直流電源出力Ｂの通電状態で直流電源１に
接続された接点が閉じる補助リレー１６と、追突防止ス
イッチ１５のパルス出力Ｘの通電状態で左右ストップラ
ンプ２２、２３に接続された接点と前記補助リレー１６
を介して印加される直流電源１の接点が開き、遮断状態
で前記２接点が閉じて直流電源１が前記ストップランプ
２２、２３に通電して点灯するストップランプ点滅用リ
レー１７と、を備え、ハザードスイッチ５と追突防止ス
イッチ１５をオンにすると左右ストップランプ２２、２
３がターンシグナルランプ８、９、１１、１２と交互に
点滅する構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のハザードラ
ンプ点灯時に作動する自動車の追突防止装置に関する。
ンプ点灯時に作動する自動車の追突防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】所謂ハザード（hazard）ランプは自動車
の故障等による緊急停止時の追突防止を主たる目的とし
て、自動車の前部及び後部の左右のターンシグナルラン
プ（黄色発光）を同時に一定時間間隔で点滅させる警告
灯である。
の故障等による緊急停止時の追突防止を主たる目的とし
て、自動車の前部及び後部の左右のターンシグナルラン
プ（黄色発光）を同時に一定時間間隔で点滅させる警告
灯である。
【０００３】上記ハザードランプ回路は、前記ターンシ
グナルランプのウィンカー回路とともに、例えば図４に
示されるようなハザードランプ回路１３の構成となって
いる。
グナルランプのウィンカー回路とともに、例えば図４に
示されるようなハザードランプ回路１３の構成となって
いる。
【０００４】即ち、バッテリー１（＋１２Ｖ）、イグニ
ッションスイッチ２、フラッシャーリレー３とハザード
リレー４（共に一定時間間隔で入力端子Ｌから入力され
るバッテリー電圧１２Ｖと０Ｖの電圧を交互にパルス出
力（Ｘ端子）するリレーである。Ｐ端子はパイロットラ
ンプ出力である。）、ハザードスイッチ５（図４はオフ
状態を示している。）、ウィンカースイッチ６、パイロ
ットランプ７、前部左ターンシグナルランプ８、後部左
ターンシグナルランプ９、前部右ターンシグナルランプ
１１、後部右ターンシグナルランプ１２、パワーリレー
１０ａと１０ｂ（リレーコイルに通電されると接点が閉
じて直流電源１の電流が前記左右の各ターンシグナルラ
ンプに流れて点灯するリレー）で構成されている。
ッションスイッチ２、フラッシャーリレー３とハザード
リレー４（共に一定時間間隔で入力端子Ｌから入力され
るバッテリー電圧１２Ｖと０Ｖの電圧を交互にパルス出
力（Ｘ端子）するリレーである。Ｐ端子はパイロットラ
ンプ出力である。）、ハザードスイッチ５（図４はオフ
状態を示している。）、ウィンカースイッチ６、パイロ
ットランプ７、前部左ターンシグナルランプ８、後部左
ターンシグナルランプ９、前部右ターンシグナルランプ
１１、後部右ターンシグナルランプ１２、パワーリレー
１０ａと１０ｂ（リレーコイルに通電されると接点が閉
じて直流電源１の電流が前記左右の各ターンシグナルラ
ンプに流れて点灯するリレー）で構成されている。
【０００５】通常は、ハザードスイッチ５はオフ状態
で、フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘの接点のみが
閉じており、直流電源１がウィンカースイッチ６と接続
していて、ウィンカースイッチ６の左右何れかのオンに
よって前記フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘがパワ
ーリレー１０ａ、１０ｂの何れかに通電して左右何れか
の前後のターンシグナルランプ（前部左ターンシグナル
ランプ８と後部左ターンシグナルランプ９又は前部右タ
ーンシグナルランプ１１と後部右ターンシグナルランプ
１２）が点滅する。
で、フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘの接点のみが
閉じており、直流電源１がウィンカースイッチ６と接続
していて、ウィンカースイッチ６の左右何れかのオンに
よって前記フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘがパワ
ーリレー１０ａ、１０ｂの何れかに通電して左右何れか
の前後のターンシグナルランプ（前部左ターンシグナル
ランプ８と後部左ターンシグナルランプ９又は前部右タ
ーンシグナルランプ１１と後部右ターンシグナルランプ
１２）が点滅する。
【０００６】一方、ハザードスイッチ５をオンにする
と、前記フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘのスイッ
チＳＷ１は開く一方、ハザードリレー４のパルス出力Ｘ
と前記パワーリレー１０ａ、１０ｂのリレーコイルとを
接続するスイッチＳＷ２が閉じて、前記ハザードリレー
４のパルス出力Ｘが前記ウィンカースイッチ６に優先し
てパワーリレー１０ａ、１０ｂのリレーコイルに通電し
てパワーリレー１０ａ、１０ｂの接点を一定時間間隔で
開閉して直流電源１が前部左ターンシグナルランプ８、
後部左ターンシグナルランプ９、前部右ターンシグナル
ランプ１１、後部右ターンシグナルランプ１２の全てを
同時に同じタイミングで点滅させている。
と、前記フラッシャーリレー３のパルス出力Ｘのスイッ
チＳＷ１は開く一方、ハザードリレー４のパルス出力Ｘ
と前記パワーリレー１０ａ、１０ｂのリレーコイルとを
接続するスイッチＳＷ２が閉じて、前記ハザードリレー
４のパルス出力Ｘが前記ウィンカースイッチ６に優先し
てパワーリレー１０ａ、１０ｂのリレーコイルに通電し
てパワーリレー１０ａ、１０ｂの接点を一定時間間隔で
開閉して直流電源１が前部左ターンシグナルランプ８、
後部左ターンシグナルランプ９、前部右ターンシグナル
ランプ１１、後部右ターンシグナルランプ１２の全てを
同時に同じタイミングで点滅させている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
比較的小さなハザードランプ（前後左右のターンシグナ
ルランプ）の黄色発光のみの点滅では警告灯として必要
十分な識別性が必ずしも得られていない。
比較的小さなハザードランプ（前後左右のターンシグナ
ルランプ）の黄色発光のみの点滅では警告灯として必要
十分な識別性が必ずしも得られていない。
【０００８】例えば、雨や雪の降っている日、霧の出て
いる夜間、日差しの強い日中等の状況では、当該ハザー
ドランプを点灯させて停止中の自動車の小さな後方の左
右のターンシグナルランプの点滅は後続車の運転手にさ
ほど目を引く警告としてはっきりと認知されるほどの識
別性を与えていない。
いる夜間、日差しの強い日中等の状況では、当該ハザー
ドランプを点灯させて停止中の自動車の小さな後方の左
右のターンシグナルランプの点滅は後続車の運転手にさ
ほど目を引く警告としてはっきりと認知されるほどの識
別性を与えていない。
【０００９】現に、高速道路でハザードランプを点滅さ
せながら路肩等に緊急停止している自動車に後続車が追
突する事故が多発している。
せながら路肩等に緊急停止している自動車に後続車が追
突する事故が多発している。
【００１０】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、自動車の緊急停止時等において、後続車の追突防
止をより確実にする警告としてはっきりと素早く察知さ
れる識別性の高い新しい点灯方式のハザードランプ表示
を実現する自動車の追突防止装置を提供するものであ
る。
あり、自動車の緊急停止時等において、後続車の追突防
止をより確実にする警告としてはっきりと素早く察知さ
れる識別性の高い新しい点灯方式のハザードランプ表示
を実現する自動車の追突防止装置を提供するものであ
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、（１）ハザードスイッチのオン状態にお
ける自動車のターンシグナルランプの点滅に対して互い
違いにストップランプを点滅させるストップランプ点滅
手段を備えることを特徴とする自動車の追突防止装置を
提供する。
成するために、（１）ハザードスイッチのオン状態にお
ける自動車のターンシグナルランプの点滅に対して互い
違いにストップランプを点滅させるストップランプ点滅
手段を備えることを特徴とする自動車の追突防止装置を
提供する。
【００１２】（２）ハザードスイッチのオンによって自
動車のターンシグナルランプがハザードランプとして一
定時間間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における
前記ハザードスイッチのオン状態におけるパルス出力と
直流電源出力に各々接続された追突防止スイッチと、前
記追突防止スイッチの直流電源出力端子にリレーコイル
が接続されるとともにその通電状態で直流電源に接続さ
れた接点が閉じる補助リレーと、前記追突防止スイッチ
のパルス出力端子にリレーコイルが接続されるとともに
その通電状態でストップランプに接続された接点と前記
補助リレーを介して印加される直流電源の接点が開き、
遮断状態で前記２接点が閉じて直流電源が前記ストップ
ランプに通電して点灯するストップランプ点滅用リレー
と、を備えて、前記ハザードスイッチのオン状態で前記
追突防止スイッチをオンにすることによって前記ストッ
プランプが前記ターンシグナルランプの点滅と互い違い
に点滅することを特徴とする自動車の追突防止装置を提
供する。
動車のターンシグナルランプがハザードランプとして一
定時間間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における
前記ハザードスイッチのオン状態におけるパルス出力と
直流電源出力に各々接続された追突防止スイッチと、前
記追突防止スイッチの直流電源出力端子にリレーコイル
が接続されるとともにその通電状態で直流電源に接続さ
れた接点が閉じる補助リレーと、前記追突防止スイッチ
のパルス出力端子にリレーコイルが接続されるとともに
その通電状態でストップランプに接続された接点と前記
補助リレーを介して印加される直流電源の接点が開き、
遮断状態で前記２接点が閉じて直流電源が前記ストップ
ランプに通電して点灯するストップランプ点滅用リレー
と、を備えて、前記ハザードスイッチのオン状態で前記
追突防止スイッチをオンにすることによって前記ストッ
プランプが前記ターンシグナルランプの点滅と互い違い
に点滅することを特徴とする自動車の追突防止装置を提
供する。
【００１３】（３）ハザードスイッチのオンによって自
動車のターンシグナルランプがハザードランプとして一
定時間間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における
前記ハザードスイッチのオン状態における直流電源出力
端子にリレーコイルが接続されるとともにその通電状態
で直流電源に接続された接点が閉じる補助リレーと、前
記ハザードスイッチのオン状態におけるパルス出力端子
にリレーコイルが接続されるとともにその通電状態でス
トップランプに接続された接点と前記補助リレーを介し
て印加される直流電源の接点とが開き、リレーコイルの
遮断状態で前記２つの接点が閉じて直流電源が前記スト
ップランプと通電して点灯させるストップランプ点滅用
リレーと、を備えて、前記ハザードスイッチをオンする
ことによって前記ストップランプが前記ターンシグナル
ランプの点滅と互い違いに点滅することを特徴とする自
動車の追突防止装置を提供する。
動車のターンシグナルランプがハザードランプとして一
定時間間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における
前記ハザードスイッチのオン状態における直流電源出力
端子にリレーコイルが接続されるとともにその通電状態
で直流電源に接続された接点が閉じる補助リレーと、前
記ハザードスイッチのオン状態におけるパルス出力端子
にリレーコイルが接続されるとともにその通電状態でス
トップランプに接続された接点と前記補助リレーを介し
て印加される直流電源の接点とが開き、リレーコイルの
遮断状態で前記２つの接点が閉じて直流電源が前記スト
ップランプと通電して点灯させるストップランプ点滅用
リレーと、を備えて、前記ハザードスイッチをオンする
ことによって前記ストップランプが前記ターンシグナル
ランプの点滅と互い違いに点滅することを特徴とする自
動車の追突防止装置を提供する。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明に係る自動車の追突防止装
置の実施の形態について図面に基づいて説明する。
置の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【００１５】図１は本発明に係る自動車の追突防止装置
２０を既存のハザードランプ回路とストップランプ回路
に組み込んだ回路構成図である。
２０を既存のハザードランプ回路とストップランプ回路
に組み込んだ回路構成図である。
【００１６】図２は本発明に係る自動車の追突防止装置
が点滅させる自動車の後方のストップランプとハザード
ランプとの具体例を示す自動車後方の斜視図である。
が点滅させる自動車の後方のストップランプとハザード
ランプとの具体例を示す自動車後方の斜視図である。
【００１７】図３は本発明に係る自動車の追突防止装置
によるハザードスイッチがオン状態のワゴン車のランプ
点滅状態を従来例と比較して示す図である。
によるハザードスイッチがオン状態のワゴン車のランプ
点滅状態を従来例と比較して示す図である。
【００１８】先ず、本発明の実施の形態の例において
は、前述の図４に示した従来のハザードランプ回路１３
のように、ハザードスイッチ５のオンによって前後左右
の黄色のターンシグナルランプ（方向指示ランプ、ウィ
ンカーランプとも称する。）８、９、１１、１２をウィ
ンカースイッチ６に関係なく一定時間間隔で点滅させる
回路構成を前提として、これに加えて、ハザードスイッ
チのオン状態における上記ハザードランプとしてのター
ンシグナルランプ８、９、１１、１２の点滅に対してこ
れと互い違いに（即ち、交互に）自動車後方の既存の赤
色発光のストップランプ（ブレーキランプとも称す
る。）である左側ストップランプ２２、右側ストップラ
ンプ２３、更にはハイマウントストップランプ２５を点
滅させるストップランプ点滅手段を備えることにより、
後方から赤色灯と黄色灯の交互の点滅によって素早く且
つはっきりと警告として認識することができるので、追
突防止の効果が従来のハザードランプの黄色点滅のみよ
りも遥かに高い優れた警告認識度が得られる。
は、前述の図４に示した従来のハザードランプ回路１３
のように、ハザードスイッチ５のオンによって前後左右
の黄色のターンシグナルランプ（方向指示ランプ、ウィ
ンカーランプとも称する。）８、９、１１、１２をウィ
ンカースイッチ６に関係なく一定時間間隔で点滅させる
回路構成を前提として、これに加えて、ハザードスイッ
チのオン状態における上記ハザードランプとしてのター
ンシグナルランプ８、９、１１、１２の点滅に対してこ
れと互い違いに（即ち、交互に）自動車後方の既存の赤
色発光のストップランプ（ブレーキランプとも称す
る。）である左側ストップランプ２２、右側ストップラ
ンプ２３、更にはハイマウントストップランプ２５を点
滅させるストップランプ点滅手段を備えることにより、
後方から赤色灯と黄色灯の交互の点滅によって素早く且
つはっきりと警告として認識することができるので、追
突防止の効果が従来のハザードランプの黄色点滅のみよ
りも遥かに高い優れた警告認識度が得られる。
【００１９】図１に示される枠で囲まれた具体例の追突
防止装置２０の回路では、ハザードスイッチ５のオンに
よって自動車の各ターンシグナルランプ８、９、１１、
１２をハザードランプとして一定時間間隔で点滅させる
ハザードユニット１４（ハザードランプ点灯回路１３の
フラッシャーリレー３、ハザードリレー４を含むユニッ
ト）からのパルス出力Ｘと直流電源出力Ｂに各々接続さ
れた追突防止スイッチ１５と、前記追突防止スイッチ１
５の直流電源出力端子にリレーコイルＬ１が接続される
とともにその通電状態で直流電源１に接続された接点が
閉じる補助リレー１６と、前記追突防止スイッチ１５の
パルス出力Ｘの端子にリレーコイルＬ２が接続されると
ともにその通電状態（ハイレベル＝＋１２Ｖ）で左右ス
トップランプ２２、２３及びハイマウントストップラン
プ２５に接続された接点と前記補助リレー１６を介して
印加される直流電源１の接点が開き、遮断状態（ローレ
ベル＝０Ｖ）で前記２接点が閉じて直流電源１が前記ス
トップランプ２２、２３、２５に通電して点灯するスト
ップランプ点滅用リレー１７と、を備えて、前記ハザー
ドスイッチ５のオン状態で前記追突防止スイッチ１５を
オンにすることによって前記左右ストップランプ２２、
２３及びハイマウントストップランプ２５が前記ターン
シグナルランプ８、９、１１、１２の点滅と互い違いに
点滅する構成である。なお、図１中のストップランプス
イッチ２１はフットブレーキに連動してオン／オフして
ストップランプを点灯させるスイッチである。また、符
号Ｅはボディアース回路に接続されていることを示す。
防止装置２０の回路では、ハザードスイッチ５のオンに
よって自動車の各ターンシグナルランプ８、９、１１、
１２をハザードランプとして一定時間間隔で点滅させる
ハザードユニット１４（ハザードランプ点灯回路１３の
フラッシャーリレー３、ハザードリレー４を含むユニッ
ト）からのパルス出力Ｘと直流電源出力Ｂに各々接続さ
れた追突防止スイッチ１５と、前記追突防止スイッチ１
５の直流電源出力端子にリレーコイルＬ１が接続される
とともにその通電状態で直流電源１に接続された接点が
閉じる補助リレー１６と、前記追突防止スイッチ１５の
パルス出力Ｘの端子にリレーコイルＬ２が接続されると
ともにその通電状態（ハイレベル＝＋１２Ｖ）で左右ス
トップランプ２２、２３及びハイマウントストップラン
プ２５に接続された接点と前記補助リレー１６を介して
印加される直流電源１の接点が開き、遮断状態（ローレ
ベル＝０Ｖ）で前記２接点が閉じて直流電源１が前記ス
トップランプ２２、２３、２５に通電して点灯するスト
ップランプ点滅用リレー１７と、を備えて、前記ハザー
ドスイッチ５のオン状態で前記追突防止スイッチ１５を
オンにすることによって前記左右ストップランプ２２、
２３及びハイマウントストップランプ２５が前記ターン
シグナルランプ８、９、１１、１２の点滅と互い違いに
点滅する構成である。なお、図１中のストップランプス
イッチ２１はフットブレーキに連動してオン／オフして
ストップランプを点灯させるスイッチである。また、符
号Ｅはボディアース回路に接続されていることを示す。
【００２０】而して、前記ハザードスイッチ５及び前記
追突防止スイッチ１５が共にオンさせた状態では、前記
ストップランプ点滅用リレー１７が上記ストップランプ
スイッチ２１とは無関係にハザードユニット１４からの
パルス出力Ｘのローレベルで接点を通電しハイレベルで
遮断するというタイミングで、即ち、前記ターンシグナ
ルランプ８、９、１１、１２の点滅とは逆のタイミング
で図２に示される前記左右ストップランプ２２、２３及
びハイマウントストップランプ２５を点滅させるのであ
る。
追突防止スイッチ１５が共にオンさせた状態では、前記
ストップランプ点滅用リレー１７が上記ストップランプ
スイッチ２１とは無関係にハザードユニット１４からの
パルス出力Ｘのローレベルで接点を通電しハイレベルで
遮断するというタイミングで、即ち、前記ターンシグナ
ルランプ８、９、１１、１２の点滅とは逆のタイミング
で図２に示される前記左右ストップランプ２２、２３及
びハイマウントストップランプ２５を点滅させるのであ
る。
【００２１】次に、上記追突防止装置２０では、ハザー
ドスイッチ５の他に追突防止装置２０を作動させるため
の追突防止スイッチ１５が別途設けられている構成であ
るが、ハザードスイッチ５をオンにすれば自動的に本追
突防止装置２０が作動するように構成してもよい。
ドスイッチ５の他に追突防止装置２０を作動させるため
の追突防止スイッチ１５が別途設けられている構成であ
るが、ハザードスイッチ５をオンにすれば自動的に本追
突防止装置２０が作動するように構成してもよい。
【００２２】即ち、図１における追突防止装置２０の追
突防止スイッチ１５を省略して、ハザードスイッチ５の
直流電源出力Ｂに直接にリレーコイルＬ１が接続された
前記補助リレー１６と、前記ハザードスイッチ５のオン
状態におけるパルス出力Ｘ端子に直接リレーコイルＬ２
が接続されるとともにその通電状態で左右ストップラン
プ２２、２３及びハイマウントストップランプ２５に接
続された接点と前記補助リレー１６を介して印加される
直流電源Ｂの接点とが開き、リレーコイルＬ２の遮断状
態で前記２つの接点が閉じて直流電源Ｂが前記左右スト
ップランプ２２、２３及びハイマウントストップランプ
２５と通電して点灯させるストップランプ点滅用リレー
１７と、を備える回路構成とし、前記ハザードスイッチ
５をオンすることによって直ちに前記左右ストップラン
プ２２、２３及びハイマウントストップランプ２５が前
記ターンシグナルランプ８、９、１１、１２の点滅と互
い違いに（即ち、逆のタイミングで）点滅する構成とし
ても良い。
突防止スイッチ１５を省略して、ハザードスイッチ５の
直流電源出力Ｂに直接にリレーコイルＬ１が接続された
前記補助リレー１６と、前記ハザードスイッチ５のオン
状態におけるパルス出力Ｘ端子に直接リレーコイルＬ２
が接続されるとともにその通電状態で左右ストップラン
プ２２、２３及びハイマウントストップランプ２５に接
続された接点と前記補助リレー１６を介して印加される
直流電源Ｂの接点とが開き、リレーコイルＬ２の遮断状
態で前記２つの接点が閉じて直流電源Ｂが前記左右スト
ップランプ２２、２３及びハイマウントストップランプ
２５と通電して点灯させるストップランプ点滅用リレー
１７と、を備える回路構成とし、前記ハザードスイッチ
５をオンすることによって直ちに前記左右ストップラン
プ２２、２３及びハイマウントストップランプ２５が前
記ターンシグナルランプ８、９、１１、１２の点滅と互
い違いに（即ち、逆のタイミングで）点滅する構成とし
ても良い。
【００２３】以上、詳述した本発明に係る追突防止装置
２０を自動車の既存のハザードランプ回路１３のハザー
ドスイッチ５と直流電源１と左右ストップランプ２２、
２３及びハイマウントストップランプ２５のストップラ
ンプスイッチ２１に至る配線に接続して組み込むこと
で、極めて低コストでありながら、図３の（ｂ）のよう
な左右のターンシグナルランプ９、１２の黄色点滅と、
図３の（ｃ）のような左右のストップランプ２２、２３
及びハイマウントストップランプ２５の赤色点滅が逆の
タイミングで交互に繰り返すことにより、図３の（ａ）
の従来のワゴン車の後方の左右のターンシグナルランプ
９、１２の黄色点滅のみによる警告と比較して飛躍的に
警告の認識性、識別性が高まり、緊急停止時のハザード
ランプ点滅における追突防止効果の格段の向上が図られ
るのである。
２０を自動車の既存のハザードランプ回路１３のハザー
ドスイッチ５と直流電源１と左右ストップランプ２２、
２３及びハイマウントストップランプ２５のストップラ
ンプスイッチ２１に至る配線に接続して組み込むこと
で、極めて低コストでありながら、図３の（ｂ）のよう
な左右のターンシグナルランプ９、１２の黄色点滅と、
図３の（ｃ）のような左右のストップランプ２２、２３
及びハイマウントストップランプ２５の赤色点滅が逆の
タイミングで交互に繰り返すことにより、図３の（ａ）
の従来のワゴン車の後方の左右のターンシグナルランプ
９、１２の黄色点滅のみによる警告と比較して飛躍的に
警告の認識性、識別性が高まり、緊急停止時のハザード
ランプ点滅における追突防止効果の格段の向上が図られ
るのである。
【００２４】なお、ハザードランプとハザードスイッチ
及びストップランプは国産車、外国車を問わず、セダ
ン、バン、ワゴン車、バス、トラック、特殊車，二輪車
等々、全ての種類の自動車に備わっており、本発明の自
動車の追突防止装置はこれら全てに適用可能であること
は言うまでもない。
及びストップランプは国産車、外国車を問わず、セダ
ン、バン、ワゴン車、バス、トラック、特殊車，二輪車
等々、全ての種類の自動車に備わっており、本発明の自
動車の追突防止装置はこれら全てに適用可能であること
は言うまでもない。
【００２５】また、本追突防止装置２０は既存の自動車
に対して運転席の近傍に追突防止スイッチ１５を設け、
また回路基板をケースに入れてヒューズ回路ボックス近
傍に設置することで簡単にセットすることが可能である
し、自動車製造段階でハザードランプ点灯回路の一部と
して予め組み込むことも勿論可能である。
に対して運転席の近傍に追突防止スイッチ１５を設け、
また回路基板をケースに入れてヒューズ回路ボックス近
傍に設置することで簡単にセットすることが可能である
し、自動車製造段階でハザードランプ点灯回路の一部と
して予め組み込むことも勿論可能である。
【００２６】
【発明の効果】本発明に係る自動車の追突防止装置は既
存のハザードランプ回路の付加装置として、上記のよう
に簡単な回路構成であるものの、ハザードランプ点灯時
に自動車の後方の赤色発光のストップランプと黄色発光
のターンシグナルランプが互い違いに点滅するというコ
ンビネーションで構成されているために、日中は元よ
り、夜間や霧の深い状態であっても極めてはっきりと後
方から警告を認識することができ、警告としての認識
性、識別性が高いという優れた効果を有する。
存のハザードランプ回路の付加装置として、上記のよう
に簡単な回路構成であるものの、ハザードランプ点灯時
に自動車の後方の赤色発光のストップランプと黄色発光
のターンシグナルランプが互い違いに点滅するというコ
ンビネーションで構成されているために、日中は元よ
り、夜間や霧の深い状態であっても極めてはっきりと後
方から警告を認識することができ、警告としての認識
性、識別性が高いという優れた効果を有する。
【００２７】また、簡単な回路構成からなるので低コス
トで実現できる。
トで実現できる。
【図１】本発明に係る自動車の追突防止装置２０を既存
のハザードランプ回路とストップランプ回路に組み込ん
だ回路構成図である。
のハザードランプ回路とストップランプ回路に組み込ん
だ回路構成図である。
【図２】本発明に係る自動車の追突防止装置が点滅させ
る自動車の後方のストップランプとハザードランプとの
具体例を示す自動車後方の斜視図である。
る自動車の後方のストップランプとハザードランプとの
具体例を示す自動車後方の斜視図である。
【図３】本発明に係る自動車の追突防止装置によるハザ
ードスイッチがオン状態のワゴン車のランプ点滅状態を
従来例と比較して示す図である。
ードスイッチがオン状態のワゴン車のランプ点滅状態を
従来例と比較して示す図である。
【図４】従来のハザードランプの点灯回路とウィンカー
回路の構成例を示す回路図である。
回路の構成例を示す回路図である。
１ バッテリー（直流電源）
２ イグニッションスイッチ
３ フラッシャーリレー
４ ハザードリレー
５ ハザードスイッチ
６ ウィンカースイッチ
７ パイロットランプ
８ 前部左ターンシグナルランプ
９ 後部左ターンシグナルランプ
１０ａ、１０ｂ パワーリレー
１１ 前部右ターンシグナルランプ
１２ 後部右ターンシグナルランプ
１３ ハザードランプ回路
１４ ハザードユニット
１５ 追突防止スイッチ
１６ 補助リレー
１７ ストップランプ点滅用リレー
２０ 追突防止装置
２１ ストップランプスイッチ
２２ 左側ストップランプ
２３ 右側ストップランプ
２５ ハイマウントストップランプ
Ｘ パルス出力
Ｂ 直流電源出力
Ｅ ボディアース回路
Ｌ１、Ｌ２ リレーコイル
Claims (3)
- 【請求項１】ハザードスイッチのオン状態における自動
車のターンシグナルランプの点滅に対して互い違いにス
トップランプを点滅させるストップランプ点滅手段を備
えることを特徴とする自動車の追突防止装置。 - 【請求項２】ハザードスイッチのオンによって自動車の
ターンシグナルランプがハザードランプとして一定時間
間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における前記ハ
ザードスイッチのオン状態におけるパルス出力と直流電
源出力に各々接続された追突防止スイッチと、前記追突
防止スイッチの直流電源出力端子にリレーコイルが接続
されるとともにその通電状態で直流電源に接続された接
点が閉じる補助リレーと、前記追突防止スイッチのパル
ス出力端子にリレーコイルが接続されるとともにその通
電状態でストップランプに接続された接点と前記補助リ
レーを介して印加される直流電源の接点が開き、遮断状
態で前記２接点が閉じて直流電源が前記ストップランプ
に通電して点灯するストップランプ点滅用リレーと、を
備えて、前記ハザードスイッチのオン状態で前記追突防
止スイッチをオンにすることによって前記ストップラン
プが前記ターンシグナルランプの点滅と互い違いに点滅
することを特徴とする自動車の追突防止装置。 - 【請求項３】ハザードスイッチのオンによって自動車の
ターンシグナルランプがハザードランプとして一定時間
間隔で点滅するハザードランプ点灯回路における前記ハ
ザードスイッチのオン状態における直流電源出力端子に
リレーコイルが接続されるとともにその通電状態で直流
電源に接続された接点が閉じる補助リレーと、前記ハザ
ードスイッチのオン状態におけるパルス出力端子にリレ
ーコイルが接続されるとともにその通電状態でストップ
ランプに接続された接点と前記補助リレーを介して印加
される直流電源の接点とが開き、リレーコイルの遮断状
態で前記２つの接点が閉じて直流電源が前記ストップラ
ンプと通電して点灯させるストップランプ点滅用リレー
と、を備えて、前記ハザードスイッチをオンすることに
よって前記ストップランプが前記ターンシグナルランプ
の点滅と互い違いに点滅することを特徴とする自動車の
追突防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002154423A JP2003341426A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 自動車の追突防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002154423A JP2003341426A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 自動車の追突防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003341426A true JP2003341426A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29771234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002154423A Pending JP2003341426A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 自動車の追突防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003341426A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012006573A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012006574A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012006572A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012025377A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-02-09 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012030764A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-02-16 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2013248906A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Hiroshi Yoshida | 車両非常点滅制御システム |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002154423A patent/JP2003341426A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012025377A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-02-09 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012030764A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-02-16 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012006572A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012006573A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2012006574A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-01-12 | Shogo Tsuchida | 変色可能式等ウインカーランプ＆フォグランプ＆ブレーキランプ |
| JP2013248906A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Hiroshi Yoshida | 車両非常点滅制御システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061122 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |