JP2024068246A - 制御方法、プログラム、及び制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の置かれる種々の状況に応じて車両が備える前照灯を含む光源を制御しやすくすること。【解決手段】制御方法では、車両に搭載された複数のノードN1がバスラインBL1に接続されて構築されている車載ネットワークNW1から伝送される、車両の置かれている状況に関する状況情報を取得する。また、制御方法では、取得した状況情報に基づいて、車両が備える前照灯を含む光源2を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両が備える前照灯を含む光源の制御方法、プログラム、及び制御システムに関する。
特許文献1には、ヘッドランプの光量制御装置が開示されている。この光量制御装置は、方向指示器が作動したときに信号を出力する回路と、車速が所定値以下となったときに信号を出力する回路と、を備える。また、この光量制御装置は、これら両方の回路の出力信号が同時に入力されたときにヘッドランプの光量を切り替える制御回路を備える。
本発明は、車両の置かれる種々の状況に応じて車両が備える前照灯を含む光源を制御しやすい制御方法、プログラム、及び制御システムを提供する。
本発明の一態様に係る制御方法では、車両に搭載された複数のノードがバスラインに接続されて構築されている車載ネットワークから伝送される、前記車両の置かれている状況に関する状況情報を取得する。前記制御方法では、取得した前記状況情報に基づいて、前記車両が備える前照灯を含む光源を制御する。
本発明の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、前記制御方法を実行させる。
本発明の一態様に係る制御システムは、取得部と、制御部と、を備える。前記取得部は、車両に搭載された複数のノードがバスラインに接続されて構築されている車載ネットワークから伝送される、前記車両の置かれている状況に関する状況情報を取得する。前記制御部は、前記取得部が取得した前記状況情報に基づいて、前記車両が備える前照灯を含む光源を制御する。
本発明の制御方法、プログラム、及び制御システムは、車両の置かれる種々の状況に応じて車両が備える前照灯を含む光源を制御しやすい、という利点がある。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
また、本明細書において、同じなどの要素間の関係性を示す用語、ならびに、数値、及び、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度(例えば、5%程度)の差異をも含むことを意味する表現である。例えば、「水平方向」とは、完全に水平方向である場合だけでなく、製造または配置の際に生じる例えば5%などの数%程度の誤差を含むことを意味する。
また、本明細書において、「第1」、「第2」などの序数詞は、特に断りのない限り、構成要素の数または順序を意味するものではなく、同種の構成要素の混同を避け、構成要素を区別する目的で用いられている。
(実施の形態)
[1.構成]
以下、実施の形態に係る制御システム100について図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る制御システム100の機能構成を示す概要図である。図2は、実施の形態に係る制御システム100が搭載された車両3の一例を示す外観図である。実施の形態では、車両3は、自動車である。図2は、車両3を前方から見た図である。したがって、図2においては、紙面手前側が車両3の前方であり、紙面奥側が車両3の後方である。
[1.構成]
以下、実施の形態に係る制御システム100について図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る制御システム100の機能構成を示す概要図である。図2は、実施の形態に係る制御システム100が搭載された車両3の一例を示す外観図である。実施の形態では、車両3は、自動車である。図2は、車両3を前方から見た図である。したがって、図2においては、紙面手前側が車両3の前方であり、紙面奥側が車両3の後方である。
制御システム100は、車両3が備える光源、特には車両3が備える前照灯(ヘッドランプ)を含む光源2を制御するためのシステムである。光源2は、図2に示すように、車両3を前方から見た場合において左方にある光源2Aと、右方にある光源2Bと、の両方を含む。
光源2は、例えば1以上のLED(Light Emitting Diode)等の固体発光素子を有する光源である。なお、光源2が有する固体発光素子は、LEDに限らず、有機EL(Electro-Luminescence)素子等であってもよい。
実施の形態では、光源2は、図1に示すように、前照灯として一対の第1光源21と、一対の第2光源22と、を有している。また、実施の形態では、光源2は、一対の方向指示器23を有している。つまり、光源2のうち車両3を前方から見た場合において左方にある光源2Aは、左用の第1光源21と、左用の第2光源22と、左用の方向指示器23と、を有している。また、光源2のうち車両3を前方から見た場合において右方にある光源2Bは、右用の第1光源21と、右用の第2光源22と、右用の方向指示器23と、を有している。図1では、一対の第1光源21のうちの一方の第1光源21と、一対の第2光源22のうちの一方の第2光源22と、一対の方向指示器23のうちの一方の方向指示器23を図示している。
一対の第1光源21は、前照灯におけるロービーム、言い換えればすれ違い用前照灯、更に言い換えれば近距離照射用の前照灯に相当する光源であって、同時に点灯することにより車両3の前方に白色光を放射する。
一対の第2光源22は、前照灯におけるハイビーム、言い換えれば走行用前照灯、更に言い換えれば長距離(遠方又は広範囲)照射用の前照灯に相当する光源であって、同時に点灯することにより車両3の前方に第1光源21よりも光束の大きい白色光を放射する。また、車両3の前方において、一対の第2光源22による照射範囲は、一対の第1光源21による照射範囲よりも更に車両3から離れた位置となる。
一対の方向指示器23は、それぞれ右折、左折、又は進路変更の際に、その方向を周囲に示すために用いられる光源であって、例えば橙色等の白色光とは異なる色の光を放射する。また、一対の方向指示器23は、両方を同時に点滅させることで、非常点滅表示灯(ハザードランプ)としても用いられる。
実施の形態では、制御システム100は、点灯回路1により構成されている。点灯回路1は、例えばプロセッサ又は専用回路によって実現される。点灯回路1は、プロセッサ等のハードウェアがメモリに記憶されているコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、種々の機能を実現する。なお、上記コンピュータプログラムは、上記ハードウェアが備えるメモリに記憶されていてもよいし、点灯回路1とは別に設けられた外部記憶装置に記憶されていてもよい。実施の形態では、点灯回路1は、LDM(LED Driver Module)である。なお、点灯回路1は、例えば電子制御ユニット(Electronic Control Unit)等、他のモジュールであってもよい。
点灯回路1には、点灯回路1に動作電力を供給する電源ライン、及び点灯回路1の基準電位となるGNDラインが接続されている。また、点灯回路1には、第1指示信号を供給するライン、第2指示信号を供給するライン、第3指示信号を供給するライン、及び第4指示信号を供給するライン等、光源2に含まれる各種の光源の点灯又は消灯を指示する指示信号を供給するラインが接続されている。
第1指示信号は、一対の第1光源21の点灯又は消灯を指示する信号であって、例えばステアリングホイールに備え付けの第1スイッチをユーザが操作することにより、点灯回路1に供給される。
第2指示信号は、一対の第2光源22の点灯又は消灯を指示する信号であって、例えばステアリングホイールに備え付けの第2スイッチをユーザが操作することにより、点灯回路1に供給される。
第3指示信号は、一対の方向指示器23のいずれか一方の点滅又は消灯を指示する信号であって、例えばステアリングホイールに備え付けの第3スイッチをユーザが操作することにより、点灯回路1に供給される。
第4指示信号は、一対の方向指示器23の両方の点滅又は消灯を指示する信号であって、例えばダッシュボードに備え付けの第4スイッチをユーザが操作することにより、点灯回路1に供給される。
また、点灯回路1には、一対の第1光源21の各々に電力を供給するライン、一対の第2光源22の各々に電力を供給するライン、及び一対の方向指示器23の各々に電力を供給するライン等、光源2に含まれる各種の光源に電力を供給するラインが接続されている。
また、点灯回路1は、バスラインBL1に接続されることで、車載ネットワークNW1に接続されている。車載ネットワークNW1は、車両3に搭載された複数のノードN1がバスラインBL1に接続され構築されている。
ノードN1は、例えば電子制御ユニットであって、車両3が有する複数の機能のうちの対応する機能を司る。車両3が有する複数の機能は、例えば電動ウインドウの制御、ドアロックの制御、電動シートの制御、電子メータの制御、エアーコンディショナの制御、各種装置の故障診断、エンジンの制御、トランスミッションの制御、ブレーキの制御、サスペンションの制御、カーナビゲーションシステムの制御、又はオーディオの制御等である。
複数のノードN1の各々は、車載ネットワークNW1を介して他の1以上のノードN1に対して情報を送信することが可能である。また、複数のノードN1の各々は、車載ネットワークNW1を介して他の1以上のノードN1から送信される情報を受信することが可能である。また、複数のノードN1のうちの一部のノードN1には、例えば加速度センサ、舵角センサ、又は温度センサ等の車両3の状態を検知するためのセンサが接続されている。センサが接続されているノードN1は、当該センサで検知された情報を、車載ネットワークNW1を介して他のノードN1へ送信することが可能である。図1では、複数のノードN1のうちの一部のノードN1のみを図示している。実際には、バスラインBL1には、更に多数のノードN1が接続され得る。
実施の形態では、車載ネットワークNW1は、CAN(Controller Area Network)に準拠したネットワークであって、マルチマスタ方式を採用した車載ネットワークである。なお、CANは、1線式であってもよいし、2線式の差動電圧方式であってもよい。
点灯回路1(制御システム100)は、図1に示すように、取得部11と、制御部12と、を備えている。
取得部11は、車載ネットワークNW1から伝送される、車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得する。具体的には、取得部11は、車載ネットワークNW1を介して複数のノードN1のうちの1以上のノードN1の各々から伝送される信号を受信することにより、状況情報を取得する。
状況情報は、車両3の置かれている状況に直接的に関係する情報の他に、車両3の置かれている状況に間接的に関係する情報を含み得る。また、状況情報は、単に車両3の状態(例えば、車両3が走行している状態、又は車両3が停止している状態等)を判定し得る情報ではなく、車両3がどのような状況にあるか(例えば、車両3が交差点で右折しようとしている状況にあるか等)を判定し得る情報を含む。
実施の形態では、状況情報は、車両3の移動速度(以下、「車速」ともいう)を示す情報を含む。取得部11は、例えば車両3に備え付けの加速度センサで検知された車両3の加速度を示す情報を、対応するノードN1及び車載ネットワークNW1を介して取得し、取得した車両3の加速度に基づいて車両3の移動速度を算出することにより、車両3の移動速度を示す情報を取得することが可能である。
また、実施の形態では、状況情報は、車両3が備えるステアリングホイールの舵角(以下、単に「舵角」ともいう)を示す情報を含む。取得部11は、例えばステアリングホイールに備え付けの舵角センサで検知された舵角を示す情報を、対応するノードN1及び車載ネットワークNW1を介して取得することにより、舵角を示す情報を取得することが可能である。
その他、状況情報は、車両3の周辺の状況を示す情報を含み得る。取得部11は、例えば車両3が備えるカメラ、レーダー、又はレーザー等で検知された車両3の周辺の状況を示す情報を、対応するノードN1及び車載ネットワークNW1を介して取得することにより、車両3の周辺の状況を示す情報を取得することが可能である。
制御部12は、光源2を制御する。例えば、制御部12は、第1指示信号に基づいて一対の第1光源21を制御する。具体的には、制御部12は、一対の第1光源21が消灯している状態で点灯の指示を受け付けると、一対の第1光源21を所定の調光率(例えば、100%)で点灯させる。また、制御部12は、一対の第1光源21が点灯している状態で消灯の指示を受け付けると、一対の第1光源21を消灯させる。
また、例えば、制御部12は、第2指示信号に基づいて一対の第2光源22を制御する。具体的には、制御部12は、一対の第2光源22が消灯している状態で点灯の指示を受け付けると、一対の第2光源22を点灯させる。また、制御部12は、一対の第2光源22が点灯している状態で消灯の指示を受け付けると、一対の第2光源22を消灯させる。
また、例えば、制御部12は、第3指示信号に基づいて一対の方向指示器23を制御する。具体的には、制御部12は、一対の方向指示器23が消灯している状態でいずれか一方の方向指示器23の点灯の指示を受け付けると、当該一方の方向指示器23を点灯させる。また、制御部12は、いずれか一方の方向指示器23が点灯している状態で消灯の指示を受け付けると、当該一方の方向指示器23を消灯させる。
また、例えば、制御部12は、第4指示信号に基づいて一対の方向指示器23を制御する。具体的には、制御部12は、一対の方向指示器23が消灯している状態で一対の方向指示器23の両方の点滅の指示を受け付けると、一対の方向指示器23を点滅させる。また、制御部12は、一対の方向指示器23が点滅している状態で消灯の指示を受け付けると、一対の方向指示器23を消灯させる。
また、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、光源2を制御する。具体的には、一対の第1光源21が点灯している状態において、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて車両3の置かれている状況を判定し、判定した状況に応じて一対の第1光源21の光量(照度)を調整する。実施の形態では、制御部12は、一対の第1光源21をPWM(Pulse Width Modulation)制御することにより、一対の第1光源21を減光する。なお、減光は、消灯を含み得る。制御部12による状況情報に基づく光源2(ここでは、一対の第1光源21)の制御については、[2.制御]にて詳細に説明する。
[2.制御]
以下、実施の形態に係る制御システム100の動作について説明する。以下では、制御部12による状況情報に基づく光源2の制御について詳細に説明する。
以下、実施の形態に係る制御システム100の動作について説明する。以下では、制御部12による状況情報に基づく光源2の制御について詳細に説明する。
[2-1.基本制御例]
まず、実施の形態に係る制御システム100の基本制御例について図3を用いて説明する。図3は、実施の形態に係る制御システム100の基本制御例を示すフローチャートである。以下に示す基本制御例においては、制御部12が既に一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させていることとして説明する。
まず、実施の形態に係る制御システム100の基本制御例について図3を用いて説明する。図3は、実施の形態に係る制御システム100の基本制御例を示すフローチャートである。以下に示す基本制御例においては、制御部12が既に一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させていることとして説明する。
まず、取得部11は、車載ネットワークNW1を介して、複数のノードN1のうちのいずれか1以上のノードN1から送信される状況情報を取得する(S1)。
次に、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、車両3の置かれている状況を判定する(S2)。なお、取得部11が取得した状況情報が、車両3の置かれている状況を直接的に示す場合は、制御部12は、ステップS2を実行しなくてもよい。
そして、制御部12は、判定した車両3の置かれている状況に応じて、光源2(ここでは、一対の第1光源21)を制御する(S3)。以下、上記一連の処理を、制御部12が第1指示信号に基づいて一対の第1光源21を消灯するまで、繰り返す。
以下、制御部12による車両3の置かれている状況に応じた光源2(ここでは、一対の第1光源21)の第1制御例~第4制御例について列挙する。なお、制御部12は、以下に列挙する第1制御例~第4制御例で示す車両3の置かれている状況とは異なる状況において、当該状況に応じて光源2を制御してもよい。
[2-2.第1制御例]
まず、実施の形態に係る制御システム100の第1制御例について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態に係る制御システム100の第1制御例を示すフローチャートである。第1制御例は、信号機が停止を指示する光源(例えば、赤信号)を点灯している等して、車両3が停止している状況での制御例である。第1制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
まず、実施の形態に係る制御システム100の第1制御例について図4を用いて説明する。図4は、実施の形態に係る制御システム100の第1制御例を示すフローチャートである。第1制御例は、信号機が停止を指示する光源(例えば、赤信号)を点灯している等して、車両3が停止している状況での制御例である。第1制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
まず、制御部12は、第1指示信号に基づいて、一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させる(S11)。ここでは、一対の第1光源21は、点灯照度(言い換えれば、調光率)100%で点灯する。
次に、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、舵角が所定範囲内(例えば、車両3の直進方向を示す範囲内)にあるか否か(S12)、及び車速が所定速度(例えば、時速数km/h)を下回るか否か(S13)を判定する。舵角が所定範囲から外れている場合(S12:No)、又は車速が所定速度以上である場合(S13:No)、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S15)。また、制御部12は、舵角が所定範囲内であって(S12:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回る場合(S13:Yes)であっても、これらの条件を満たしてから所定時間(例えば、数秒)が経過するまでにいずれか1つの条件を満たさなくなれば(S14:No)、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S15)。
一方、舵角が所定範囲内であって(S12:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回っており(S13:Yes)、これらの条件を満たした状態で所定時間が経過した(S14:Yes)、という条件を満たしたとする。この場合、制御部12は、車両3が信号機のある場所に差し掛かっており、当該信号機が赤信号であるために車両3が停止している状況である、と判定する。そして、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を低減(つまり、一対の第1光源21を減光)するように、一対の第1光源21を制御する(S16)。
ここで、信号機が赤信号であるために車両3が停止している状況においては、以下のような問題が生じ得る。例えば、車両3が車列の先頭で停止している場合、車両3に対して対向車線にいる車両は、車両3から照射される一対の第1光源21の光を受けることになる。そして、一対の第1光源21の照度の如何によっては、対向車線にいる車両の運転手の不快感を誘発したり、運転手の眩惑を誘発したりする可能性がある。特に、車両3と対向車線にいる車両との間の距離が比較的短くなる交差点等では、対向車線にいる車両の運転手が眩惑を覚えやすくなったり、当該運転手の前方の視認性が悪化したりする可能性がある。
また、例えば、車両3が車列の中で停止している場合、車両3の前方にいる車両は、車両3から照射される一対の第1光源21の光を受けることになる。そして、一対の第1光源21の照度の如何によっては、車両3の前方にいる車両の運転手がバックミラー又はサイドミラーで後方を確認する際に、ミラーで一対の第1光源21からの光が反射することで、運転手の不快感を誘発したり、運転手の眩惑を誘発したりする可能性がある。
これに対して、第1制御例では、制御部12は、上述のように、信号機が赤信号であるために車両3が停止している状況においては、一対の第1光源21を減光するように制御する。このため、第1制御例では、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手、及び車両3の前方にいる車両の運転手のいずれも、一対の第1光源21からの光を受けても不快感及び眩惑を覚えにくくなる。また、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手は、一対の第1光源21からの光を受けても、前方の視認性が悪化しにくくなる。そして、運転手が眩惑を覚えにくくなり、かつ、前方の視認性が悪化しにくくなることから、交通事故の発生の抑止効果も期待できる。
また、第1制御例では、一対の第1光源21を減光することで、消費電力を低減することができるので、車両3の燃費及び電費の向上が期待できる。さらに、第1制御例では、一対の第1光源21を減光することで他の車両の運転手に対して配慮していることから、車両3自体、又は車両3を製造若しくは販売する業者のイメージの向上、及び車両3の商品力の向上が期待できる。
[2-3.第2制御例]
次に、実施の形態に係る制御システム100の第2制御例について図5を用いて説明する。図5は、実施の形態に係る制御システム100の第2制御例を示すフローチャートである。第2制御例は、車両3が交差点にて右折すべく待機している状況での制御例である。第2制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
次に、実施の形態に係る制御システム100の第2制御例について図5を用いて説明する。図5は、実施の形態に係る制御システム100の第2制御例を示すフローチャートである。第2制御例は、車両3が交差点にて右折すべく待機している状況での制御例である。第2制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
まず、制御部12は、第1指示信号に基づいて、一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させる(S21)。ここでは、一対の第1光源21は、点灯照度(言い換えれば、調光率)100%で点灯する。
次に、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、舵角が所定範囲内(例えば、車両3の右折方向を示す範囲内)にあるか否か(S22)、車速が所定速度(例えば、時速数km/h)を下回るか否か(S23)、及び右折を示す方向指示器23の点灯指示を点灯回路1が受けているか否か(S24)を判定する。舵角が所定範囲から外れている場合(S22:No)、車速が所定速度以上である場合(S23:No)、又は右折を示す方向指示器23の点灯指示を点灯回路1が受けていない場合(S24:No)、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S26)。また、制御部12は、舵角が所定範囲内であって(S22:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回っており(S23:Yes)、かつ、右折を示す方向指示器23の点灯指示を点灯回路1が受けている場合(S24:Yes)であっても、これらの条件を満たしてから所定時間(例えば、数秒)が経過するまでにいずれか1つの条件を満たさなくなれば(S25:No)、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S26)。
一方、舵角が所定範囲内であって(S22:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回っており(S23:Yes)、かつ、右折を示す方向指示器23の点灯指示を点灯回路1が受けており(S24:Yes)、これらの条件を満たした状態で所定時間が経過した(S25:Yes)、という条件を満たしたとする。この場合、制御部12は、車両3が交差点にて右折すべく待機している状況である、と判定する。そして、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を低減(つまり、一対の第1光源21を減光)するように、一対の第1光源21を制御する(S27)。
ここで、車両3が交差点にて右折すべく待機している状況においては、以下のような問題が生じ得る。例えば、第1光源21と方向指示器23とが互いに近い位置に配置されている等した場合、第1光源21の照度の如何によっては、方向指示器23の発する光が第1光源21の発する光に紛れてしまう。すると、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手は、車両3の方向指示器23の視認性が悪化することで、車両3が右折しようとしていることを把握するのが遅れてしまう、という可能性がある。また、場合によっては、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手は、車両3が右折しようとしていることを把握することができない、という可能性もある。
これに対して、第2制御例では、制御部12は、上述のように、車両3が交差点にて右折すべく待機している状況においては、前照灯(ここでは、一対の第1光源21)の制御と方向指示器23の制御とを連携させ、一対の第1光源21を減光するように制御する。このため、第2制御例では、方向指示器23の発する光が第1光源21の発する光に紛れにくくなり、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手は、方向指示器23の視認性が悪化しにくくなる。そして、車両3に対して対向車線にいる車両の運転手は、車両3が右折しようとしていることを把握しやすくなるので、交通事故の発生の抑止効果も期待できる。
また、第2制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで、消費電力を低減することができるので、車両3の燃費及び電費の向上が期待できる。さらに、第2制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで他の車両の運転手に対して配慮していることから、車両3自体、又は車両3を製造若しくは販売する業者のイメージの向上、及び車両3の商品力の向上が期待できる。
なお、第2制御例において、制御部12は、一対の第1光源21のうち、方向指示器23が点滅している側の第1光源21のみを減光するように制御してもよい。
[2-4.第3制御例]
次に、実施の形態に係る制御システム100の第3制御例について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態に係る制御システム100の第3制御例を示すフローチャートである。第3制御例は、車両3が路肩等において前照灯を点灯させた状態で駐車又は停車している状況での制御例である。第3制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
次に、実施の形態に係る制御システム100の第3制御例について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態に係る制御システム100の第3制御例を示すフローチャートである。第3制御例は、車両3が路肩等において前照灯を点灯させた状態で駐車又は停車している状況での制御例である。第3制御例では、取得部11は、舵角を示す情報と、車速を示す情報と、を状況情報として取得している。
まず、制御部12は、第1指示信号に基づいて、一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させる(S31)。ここでは、一対の第1光源21は、点灯照度(言い換えれば、調光率)100%で点灯する。
次に、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、舵角が所定範囲内(例えば、車両3が駐車又は停車している状態であることを示す範囲内)にあるか否か(S32)、及び車速が所定速度(例えば、時速数km/h)を下回るか否か(S33)を判定する。舵角が所定範囲から外れている場合(S32:No)、又は車速が所定速度以上である場合(S33:No)、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S36)。また、制御部12は、舵角が所定範囲内であって(S32:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回っており(S33:Yes)、かつ、ハザードランプの点灯指示を点灯回路1が受けていない場合(S34:No)、舵角及び所定速度の条件を満たしてから所定時間(例えば、数秒)が経過するまでにいずれか1つの条件を満たさなくなれば(S35:No)、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S36)。
一方、舵角が所定範囲内であって(S32:Yes)、かつ、車速が所定速度を下回っており(S33:Yes)、かつ、ハザードランプの点灯指示を点灯回路1が受けている場合(S34:Yes)、制御部12は、車両3が路肩等において前照灯を点灯させた状態で駐車又は停車している状況である、と判定する。そして、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を低減(つまり、一対の第1光源21を減光)するように、一対の第1光源21を制御する(S37)。また、ハザードランプの点灯指示を点灯回路1が受けていない場合(S34:No)であっても、所定時間が経過した場合(S35:Yes)、制御部12は、一対の第1光源21を減光するように、一対の第1光源21を制御する(S37)。
ここで、車両3が路肩等において前照灯を点灯させた状態で駐車又は停車している状況においては、以下のような問題が生じ得る。例えば、車両3の前方にいる車両、及び車両3の前方にいる歩行者は、車両3から照射される一対の第1光源21の光を受けることになる。そして、一対の第1光源21の照度の如何によっては、車両3の前方にいる車両の運転手及び歩行者の不快感を誘発したり、運転手及び歩行者の眩惑を誘発したりする可能性がある。
これに対して、第3制御例では、制御部12は、上述のように、車両3が路肩等において前照灯を点灯させた状態で駐車又は停車している状況においては、前照灯(ここでは、一対の第1光源21)の制御と方向指示器23(ここでは、ハザードランプ)の制御とを連携させ、一対の第1光源21を減光するように制御する。このため、第3制御例では、車両3の前方にいる車両の運転手、及び車両3の前方にいる歩行者のいずれも、一対の第1光源21からの光を受けても不快感及び眩惑を覚えにくくなる。
また、第3制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで、消費電力を低減することができるので、車両3の燃費及び電費の向上が期待できる。さらに、第3制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで他の車両の運転手及び歩行者に対して配慮していることから、車両3自体、又は車両3を製造若しくは販売する業者のイメージの向上、及び車両3の商品力の向上が期待できる。
[2-5.第4制御例]
次に、実施の形態に係る制御システム100の第4制御例について図7を用いて説明する。図7は、実施の形態に係る制御システム100の第4制御例を示すフローチャートである。第4制御例は、車両3が夜間において繁華街を走行している等、車両3の周囲が比較的明るい状況での制御例である。第4制御例では、取得部11は、車速を示す情報と、車両3の周囲の照度を示す情報と、を状況情報として取得している。
次に、実施の形態に係る制御システム100の第4制御例について図7を用いて説明する。図7は、実施の形態に係る制御システム100の第4制御例を示すフローチャートである。第4制御例は、車両3が夜間において繁華街を走行している等、車両3の周囲が比較的明るい状況での制御例である。第4制御例では、取得部11は、車速を示す情報と、車両3の周囲の照度を示す情報と、を状況情報として取得している。
まず、制御部12は、第1指示信号に基づいて、一対の第1光源21を所定の調光率で点灯させる(S41)。ここでは、一対の第1光源21は、点灯照度(言い換えれば、調光率)100%で点灯する。
次に、制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、車速が所定速度(例えば、時速数km/h)を下回るか否か(S42)、及び車両3の周囲の照度が所定照度を上回るか否か(S43)を判定する。車速が所定速度以上である場合(S42:No)、又は車両3の周囲の照度が所定照度以下である場合(S43:No)、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S45)。また、制御部12は、車速が所定速度を下回る場合であって(S42:Yes)、かつ、車両3の周囲の照度が所定照度を上回る場合(S43:Yes)であっても、これらの条件を満たしてから所定時間(例えば、数秒)が経過するまでにいずれか1つの条件を満たさなくなれば(S44:No)、一対の第1光源21の点灯照度を100%で維持するように、一対の第1光源21を制御する(S45)。
一方、車速が所定速度を下回る場合であって(S42:Yes)、かつ、車両3の周囲の照度が所定照度を上回っており(S43:Yes)、これらの条件を満たした状態で所定時間が経過した(S44:Yes)、という条件を満たしたとする。この場合、制御部12は、車両3が夜間において繁華街を走行している等、車両3の周囲が比較的明るい状況である、と判定する。そして、制御部12は、一対の第1光源21の点灯照度を低減(つまり、一対の第1光源21を減光)するように、一対の第1光源21を制御する(S46)。
ここで、車両3が夜間において繁華街を走行している等、車両3の周囲が比較的明るい状況においては、以下のような問題が生じ得る。例えば、車両3の前方にいる車両、及び車両3の前方にいる歩行者は、車両3から照射される一対の第1光源21の光を受けることになる。そして、一対の第1光源21の照度の如何によっては、車両3の前方にいる車両の運転手及び歩行者の不快感を誘発したり、運転手及び歩行者の眩惑を誘発したりする可能性がある。
これに対して、第4制御例では、制御部12は、上述のように、車両3が夜間において繁華街を走行している等、車両3の周囲が比較的明るい状況においては、一対の第1光源21を減光するように制御する。このため、第4制御例では、車両3の前方にいる車両の運転手、及び車両3の前方にいる歩行者のいずれも、一対の第1光源21からの光を受けても不快感及び眩惑を覚えにくくなる。
また、第4制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで、消費電力を低減することができるので、車両3の燃費及び電費の向上が期待できる。さらに、第4制御例では、第1制御例と同様に、一対の第1光源21を減光することで他の車両の運転手及び歩行者に対して配慮していることから、車両3自体、又は車両3を製造若しくは販売する業者のイメージの向上、及び車両3の商品力の向上が期待できる。
[3.利点]
以下、実施の形態に係る制御システム100の利点について、特許文献1に記載のシステム(以下、「比較例の制御システム」という)との比較を交えて説明する。比較例の制御システムは、方向指示器が作動したときに信号を出力する回路と、車速が所定値以下となったときに信号を出力する回路とを備え、これら両方の回路の出力信号が同時に入力された場合に、ヘッドランプの光量を切り替えている。
以下、実施の形態に係る制御システム100の利点について、特許文献1に記載のシステム(以下、「比較例の制御システム」という)との比較を交えて説明する。比較例の制御システムは、方向指示器が作動したときに信号を出力する回路と、車速が所定値以下となったときに信号を出力する回路とを備え、これら両方の回路の出力信号が同時に入力された場合に、ヘッドランプの光量を切り替えている。
比較例の制御システムでは、車両が置かれる種々の状況に対応してヘッドランプ(光源)を制御するには、想定される状況の数に応じてハードウェアを準備しなければならず、設計が容易ではない、という問題がある。また、比較例の制御システムでは、新たに想定される状況に対応した光源の制御を導入しようとした場合に、ハードウェアの設計から見直さなければならない、という問題がある。
これに対して、実施の形態に係る制御システム100では、車載ネットワークNW1を介して車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得することで、状況情報に基づいて車両3の置かれている状況をソフトウェアにより判定することが可能である。したがって、実施の形態に係る制御システム100では、車両3の置かれる種々の状況に応じて車両3が備える前照灯を含む光源2を制御しやすい、という利点がある。更に言えば、実施の形態に係る制御システム100では、比較例の制御システムと比較して、車両3の置かれる種々の状況に応じて、多彩で複雑な光源2の制御を実行し得る、という利点がある。
(変形例)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。以下、実施の形態の変形例について列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせてもよい。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。以下、実施の形態の変形例について列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせてもよい。
実施の形態において、取得部11は、車両3の外部からの情報を状況情報として更に取得してもよい。言い換えれば、状況情報は、車両3の外部から無線通信により伝送される情報を更に含んでいてもよい。例えば、取得部11は、GPS(Global Positioning System)等の測位システムにより測位された車両3の位置情報、又は車両3とは異なる他の車両の位置情報を、車両3の外部ネットワークと通信可能なノードN1及び車載ネットワークNW1を介して取得してもよい。また、例えば、取得部11は、道路等に設置されている監視カメラで撮像された画像を、車両3の外部ネットワークと通信可能なノードN1及び車載ネットワークNW1を介して取得してもよい。
このように、車両3の外部からの情報を状況情報として更に参照することで、車両3の置かれる状況を更に精度良く判定しやすくなり、車両3の置かれる状況に応じた光源2の制御の精度の向上を図ることができる、という利点がある。
実施の形態では、制御部12は、光源2を減光することにより光源2を制御しているが、これに限られない。例えば、制御部12は、車両3の置かれる状況によっては、光源2の光量を増大させるように光源2を制御してもよい。また、制御部12は、車両3が光源2の照射角度を調整する機構を備えている場合であれば、車両3の置かれる状況に応じて光源2の照射角度を変更させることで光源2を制御してもよい。
また、制御部12は、例えば取得部11が、車載ネットワークNW1を介して、車両3がブレーキを駆動させたことを示す情報を状況情報として取得した場合、光源2の光量を調整するように光源2を制御してもよい。
実施の形態では、車載ネットワークNW1は、CANに準拠したネットワークであるが、これに限られない。車載ネットワークNW1は、車両3の置かれている状況に関する状況情報を伝送可能なネットワークであればよい。例えば、車載ネットワークNW1は、LIN(Local Interconnect Network)に準拠したネットワークであってもよい。
実施の形態では、制御部12は、車両3の置かれる状況に応じて、光源2のうちの一対の第1光源21を制御しているが、これに限られない。制御部12は、車両3の置かれる状況に応じて光源2に含まれる各種光源を制御すればよく、例えば一対の第2光源22を制御してもよい。
実施の形態では、光源2は制御システム100の構成要素に含まれていないが、光源2が制御システム100の構成要素に含まれていてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、制御システム100は、点灯回路1という単一の装置によって実現されたが、複数の装置として実現されてもよい。制御システム100が複数の装置によって実現される場合、制御システム100が備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、制御システム100等のコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよいし、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る制御方法では、車両3に搭載された複数のノードN1がバスラインBL1に接続されて構築されている車載ネットワークNW1から伝送される、車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得する。また、制御方法では、取得した状況情報に基づいて、車両3が備える前照灯を含む光源2を制御する。
以上述べたように、第1の態様に係る制御方法では、車両3に搭載された複数のノードN1がバスラインBL1に接続されて構築されている車載ネットワークNW1から伝送される、車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得する。また、制御方法では、取得した状況情報に基づいて、車両3が備える前照灯を含む光源2を制御する。
このような制御方法によれば、車載ネットワークNW1を介して車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得することで、状況情報に基づいて車両3の置かれている状況をソフトウェアにより判定することが可能である。したがって、実施の形態に係る制御システム100では、車両3の置かれる種々の状況に応じて車両3が備える前照灯を含む光源2を制御しやすい、という利点がある。
また、第2の態様に係る制御方法では、第1の態様において、車載ネットワークNW1は、CANに準拠したネットワークである。
このような制御方法によれば、例えば車載ネットワークNW1がLINである場合と比較して、車両3についての多様な情報を取得しやすい、という利点がある。
また、第3の態様に係る制御方法では、第1又は第2の態様において、状況情報は、車両3の外部から無線通信により伝送される情報を更に含む。
このような制御方法によれば、車両3の外部からの情報を状況情報として更に参照することで、車両3の置かれる状況を更に精度良く判定しやすくなり、車両3の置かれる状況に応じた光源2の制御の精度の向上を図ることができる、という利点がある
また、第4の態様に係る制御方法では、第1~第3のいずれか1つの態様において、状況情報は、車両3の移動速度を示す情報を含む。
また、第4の態様に係る制御方法では、第1~第3のいずれか1つの態様において、状況情報は、車両3の移動速度を示す情報を含む。
このような制御方法によれば、車両3が走行しているか停止しているかを把握することができるので、車両3の置かれている状況を判定しやすくなる、という利点がある。
また、第5の態様に係る制御方法では、第1~第4のいずれか1つの態様において、状況情報は、車両3が備えるステアリングホイールの舵角を示す情報を含む。
このような制御方法によれば、車両3の進行方向を把握することができるので、車両3の置かれている状況を判定しやすくなる、という利点がある。
また、第6の態様に係る制御方法では、第1~第5のいずれか1つの態様において、光源2は、方向指示器23を更に有している。制御方法では、取得した状況情報に基づいて、前照灯の制御と方向指示器23の制御とを連携させる。
このような制御方法によれば、例えば方向指示器23が点灯している状態で光源2の光量を調整することができるので、方向指示器23の視認性の向上を図りやすい、という利点がある。
また、第7の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第1~第6のいずれか1つの態様の制御方法を実行させる。
このようなプログラムによれば、車載ネットワークNW1を介して車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得することで、状況情報に基づいて車両3の置かれている状況をソフトウェアにより判定することが可能である。したがって、実施の形態に係る制御システム100では、車両3の置かれる種々の状況に応じて車両3が備える前照灯を含む光源2を制御しやすい、という利点がある。
また、第8の態様に係る制御システム100は、取得部11と、制御部12と、を備える。取得部11は、車両3に搭載された複数のノードN1がバスラインBL1に接続されて構築されている車載ネットワークNW1から伝送される、車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得する。制御部12は、取得部11が取得した状況情報に基づいて、車両3が備える前照灯を含む光源2を制御する。
このような制御システム100によれば、車載ネットワークNW1を介して車両3の置かれている状況に関する状況情報を取得することで、状況情報に基づいて車両3の置かれている状況をソフトウェアにより判定することが可能である。したがって、実施の形態に係る制御システム100では、車両3の置かれる種々の状況に応じて車両3が備える前照灯を含む光源2を制御しやすい、という利点がある。
100 制御システム
1 点灯回路
11 取得部
12 制御部
2,2A,2B 光源
21 第1光源
22 第2光源
23 方向指示器
3 車両
BL1 バスライン
N1 ノード
NW1 車載ネットワーク
1 点灯回路
11 取得部
12 制御部
2,2A,2B 光源
21 第1光源
22 第2光源
23 方向指示器
3 車両
BL1 バスライン
N1 ノード
NW1 車載ネットワーク
Claims (8)
- 車両に搭載された複数のノードがバスラインに接続されて構築されている車載ネットワークから伝送される、前記車両の置かれている状況に関する状況情報を取得し、
取得した前記状況情報に基づいて、前記車両が備える前照灯を含む光源を制御する、
制御方法。 - 前記車載ネットワークは、CAN(Controller Area Network)に準拠したネットワークである、
請求項1に記載の制御方法。 - 前記状況情報は、前記車両の外部から無線通信により伝送される情報を更に含む、
請求項1又は2に記載の制御方法。 - 前記状況情報は、前記車両の移動速度を示す情報を含む、
請求項1又は2に記載の制御方法。 - 前記状況情報は、前記車両が備えるステアリングホイールの舵角を示す情報を含む、
請求項1又は2に記載の制御方法。 - 前記光源は、方向指示器を更に有しており、
取得した前記状況情報に基づいて、前記前照灯の制御と前記方向指示器の制御とを連携させる、
請求項1又は2に記載の制御方法。 - 1以上のプロセッサに、
請求項1又は2に記載の制御方法を実行させる、
プログラム。 - 車両に搭載された複数のノードがバスラインに接続されて構築されている車載ネットワークから伝送される、前記車両の置かれている状況に関する状況情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記状況情報に基づいて、前記車両が備える前照灯を含む光源を制御する制御部と、を備える、
制御システム。
Priority Applications (1)
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