JP4690146B2 - 水晶振動子、発振器及び電子機器 - Google Patents

水晶振動子、発振器及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4690146B2
JP4690146B2 JP2005245684A JP2005245684A JP4690146B2 JP 4690146 B2 JP4690146 B2 JP 4690146B2 JP 2005245684 A JP2005245684 A JP 2005245684A JP 2005245684 A JP2005245684 A JP 2005245684A JP 4690146 B2 JP4690146 B2 JP 4690146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
electrode
bonding
base
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005245684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007060484A (ja
Inventor
潔 荒武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005245684A priority Critical patent/JP4690146B2/ja
Priority to TW095129666A priority patent/TWI406499B/zh
Priority to US11/505,693 priority patent/US7531945B2/en
Priority to CN200610121645.6A priority patent/CN1921298B/zh
Priority to CH01372/06A priority patent/CH698830B1/de
Publication of JP2007060484A publication Critical patent/JP2007060484A/ja
Priority to US12/360,409 priority patent/US7589458B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4690146B2 publication Critical patent/JP4690146B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1035Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by two sealing substrates sandwiching the piezoelectric layer of the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0542Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a lateral arrangement
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0595Holders; Supports the holder support and resonator being formed in one body
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/21Crystal tuning forks
    • H03H9/215Crystal tuning forks consisting of quartz
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

本発明は、水晶振動子、発振器及び電子機器に関するものである。
近年、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号のタイミング源等として種々の水晶振動子が利用されている。これら水晶振動子の中には、水晶振動子片が枠状部によって囲まれて形成された水晶振動板と、この水晶振動板を、板状の蓋部材及びベース部材によって厚さ方向に挟み込んで構成された密閉容器と、を備えたものがある。これら水晶振動子は、例えば以下のようにして製造される。すなわち、水晶振動板となるウエハの外面に、アルミなどからなる接合電極を形成し、この水晶振動板を、蓋部材及びベース部材となる二つのウエハで挟み込む。それから、各ウエハに所定の電圧を印加して陽極接合し、次いでダイシング工程によって、一つ一つの水晶振動子となるように切断する。
ここで、接合されたウエハを切断すると、それら密閉容器の側面から、接合電極の端部が露出してしまう。接合電極は、アルミなどの耐食性の低い部材からなっているため、その端部を外気にさらしたままにしておくと、接合電極が腐食してしまう。腐食が起こるとリークが発生し、密閉容器中に形成された空洞部に大気が微小量流入し始めて、空洞部の圧力が変化する。この結果、水晶振動子の振動周波数や共振抵抗値は規定値以上の変動をきたす。そこで、これを防ぐため、密閉容器の側面に、接合電極の端部を覆い保護するフッ素樹脂層を形成したものが周知となっている(特許文献1参照。)。
特開2003−264447号公報
しかしながら、上記のような構成では、フッ素樹脂層の外力に対する強度が不十分であるため、何らかの要因によりフッ素樹脂層に欠損などが生じるおそれがある。また、強度を上げるために、フッ素樹脂層を厚く形成することが考えられるが、フッ素樹脂層を厚くすると、外気の温度変化による膨張、収縮などによって生じる応力により、フッ素樹脂層にクラックなどが生じてしまう。このような欠損やクラックなどが生じると、それら欠損やクラックの隙間から外気や水分などが侵入し、接合電極が腐食してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、接合電極の腐食を防止し、その接合電極の健全性を長期にわたって容易に維持することができる水晶振動子、発振器及び電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る水晶振動子は、水晶振動子片が枠状部によって囲まれて形成された水晶振動板と、前記水晶振動子片に設けられ、前記水晶振動子片に電圧を印加するための内部電極と、前記水晶振動板を厚さ方向に挟み込む板状の蓋部材及びベース部材を有する密閉容器と、前記蓋部材と前記水晶振動板との間、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間に設けられ、前記内部電極に電気的に接続された接合用の接合電極と、前記密閉容器の外面に設けられ、前記接合電極を保護する保護膜と、を備え、前記蓋部材と前記水晶振動板との間の外縁部、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間の外縁部に、前記密閉容器の内方に没する凹部が設けられ、この凹部に前記保護膜が設けられるとともに、前記接合電極が、前記凹部よりも前記内方に位置していることを特徴とする。
この発明に係る水晶振動子においては、接合電極が保護膜よりも前記内方に位置していることから、その接合電極は外気にさらされることなく保護される。また、保護膜が前記内方に没する凹部に設けられていることから、保護膜の前記内方に対する強度が増大し、欠損などが生じることを防止することができるだけでなく、保護膜にクラックなどが生じても、それらクラックが前記内方の端部にまで到達することを防止することができる。
また、本発明に係る水晶振動子は、前記接合電極に電気的に接続され、かつ前記接合電極よりも耐食性の高い補助電極を備え、この補助電極が、前記蓋部材と前記水晶振動板との間の外縁部、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間の外縁部まで延在していることを特徴とする。
この発明に係る水晶振動子においては、接合電極よりも耐食性の高い補助電極が、接合電極に電気的に接続されるとともに、外縁部まで延ばされる。
ここで、水晶振動子を製造する際には、ウエハを利用して複数の水晶振動子を一括で製造するのが一般的である。すなわち、複数のウエハが重ね合わされて、複数の水晶振動子が行列方向に連続的に形成される。そして、それら複数のウエハが、陽極接合される。すなわち、蓋部材及びベース部材となる上下のウエハのそれぞれに、外部の電圧印加装置などによって、例えば負の電圧を印加し、接合電極にはそれとは反対の正の電圧を印加する。このとき、一の水晶振動子の接合電極は、凹部より前記内方に位置しているため、行列方向に隣り合う他の水晶振動子の接合電極には接続されておらず、それぞれの接合電極は、水晶振動子一つ一つ分で絶縁された状態となる。そのため、ウエハの縁に位置する水晶振動子の接合電極には、電圧印加装置などの電極端子をそれぞれ接続して電圧を印加することができるものの、ウエハの内方に位置する水晶振動子の接合電極には電極端子を接続することができない。
本発明においては、補助電極が前記縁部にまで延ばされていることから、それぞれの補助電極同士は、行列方向に隣り合う他の補助電極と電気的に接続された状態となる。そして、それら補助電極は、それぞれの接合電極に電気的に接続されていることから、外部の電極端子を補助電極の一点に接続するだけで、補助電極を介してウエハ上の全ての接合電極に電圧を印加することができる。そのため、複数の水晶振動子を、効率よく容易に製造することができる。なお、補助電極は、接合電極よりも耐食性が高いことから、補助電極が外気に触れてもその腐食を防止することができる。
また、本発明に係る水晶振動子は、前記凹部の開口径が、前記凹部の内部の径よりも大きく設定されていることを特徴とする。
この発明に係る水晶振動子においては、開口部を介して凹部に溶融した液状の保護膜が注入される。このとき、開口径が大きく設定されていることから、保護膜を凹部内に容易に注入することができる。
また、本発明に係る発振器は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水晶振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする。
また、本発明に係る電子機器は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水晶振動子を備えることを特徴とする
これらの発明に係る発振器及び電子機器においては、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水晶振動子と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、保護膜に欠損などが生じることを防止することができるだけでなく、保護膜にクラックなどが生じても、それらクラックが前記内方の端部にまで到達することを防止することができることから、接合電極の腐食を防止し、その接合電極の健全性を長期にわたって容易に維持することができる。さらに、接合電極の腐食が防止されるため、リークが発生せず、密閉容器中に形成された空洞部の圧力変化が抑えられ、水晶振動子の振動周波数や共振抵抗値の変動が、長期間規定値以内で維持される。
(実施形態1)
以下、本発明の第1実施形態における水晶振動子について、図面を参照して説明する。
図1において、符号1は水晶振動子を示すものである。
水晶振動子1は、水晶からなり矩形に形成された水晶振動板2と、この水晶振動板2を厚さ方向に挟み込む板状の蓋部材6及びベース部材7を有する密閉容器3とを備えている。
水晶振動板2は、平行に延びる二つの振動腕部9aがそれぞれ基端側で一体的に接続された音叉型の水晶振動子片9と、この水晶振動子片9を囲む矩形枠状の枠状部10(図4に示す)とを備えている。水晶振動子片9と枠状部10とは、水晶振動子片9の基端部を介して一体的に形成されている。水晶振動子片9の外面には、図2及び図3に示すように、水晶振動子片9に電圧を印加するための内部電極24が形成されている。内部電極24は、例えばアルミなどの導電性部材からなっている。そして、これら内部電極24を介して水晶振動子片9に電圧を印加することにより、水晶振動子片9は所定の周波数で振動するようになっている。なお、図2及び図3においては、内部電極24を簡略化して示しているが、実際には、内部電極24は各種仕様や形状に応じてパターニングされているのはいうまでもない。
また、蓋部材6の両主面のうち、一方の主面6aには、略矩形の蓋側凹部11が形成されている。同様にして、ベース部材7の一方の主面7aには、略矩形のベース側凹部14が形成されている。そして、蓋部材6とベース部材7とは、それら蓋側凹部11とベース側凹部14とが対向した状態で、一方の主面6aと一方の主面7aとが、水晶振動板2を介して重ね合わされて接合されている。このように、蓋側凹部11とベース側凹部14とを対向させることにより、密閉容器3の中に空洞部15が形成され、この空洞部15により、水晶振動子片9の振動が許容されるようになっている。密閉容器3の中は気密封止されており、空洞部15は真空状態に保持されている。
また、密閉容器3の外周面には、底面(ベース部材7の他方の主面)を除いて、保護膜16が形成されている。保護膜16は、トリメチルシロキサンを末端に有するフッ素系コート剤の0.1wt%フルオロカーボンからなっている。保護膜16としては、例えば、オプツールDSX(製品名:ダイキン工業(株)製)などが使用される。
また、蓋部材6と水晶振動板2との間、並びに、ベース部材7と水晶振動板2との間のそれぞれには、例えばアルミなどの導電性部材からなる接合電極19が設けられている。接合電極19は、蓋部材6及びベース部材7と、水晶振動板2とを接合するためのものであり、かつ、内部電極24を枠状部10にまで延在させるための引き出し電極として機能するものである。すなわち、接合電極19は、内部電極24と一体的に形成されており、内部電極24と電気的に接続されている。また、接合電極19には、密閉容器3の底面に設けられた外部端子20が電気的に接続されている。外部端子20は、下地として形成されたCr層の上に、Au層が形成されて構成されている。
さらに、本実施形態においては、蓋部材6と水晶振動板2との間の外縁部、並びに、ベース部材7と水晶振動板2との間の外縁部の全周から、密閉容器3の内方に没する凹部21が設けられている。すなわち、枠状部10に形成される接合電極19は、水晶振動板2の両主面のうち、外縁部全周を除いて形成されており、それら接合電極19の設けられていない両外縁部が凹部21として構成される。そのため、接合電極19は、凹部21よりも密閉容器3の内方に位置している。また、凹部21には、上述の保護膜16が充填されている。
さらに、本実施形態においては、接合電極19と水晶振動板2(枠状部10)の一方の主面との間、並びに、接合電極19と水晶振動板2(枠状部10)の他方の主面との間には、下地電極(補助電極)25が形成されている。下地電極25は、接合電極19よりも耐食性の高い部材、例えばCr、Ti、NiまたはW(タングステン)などの導電性部材からなっている。下地電極25は、密閉容器3の内部において、それぞれの接合電極19に電気的に接続されており、それぞれ外縁部まで延在している。
また、蓋部材6及びベース部材7は、例えばソーダライムガラスなどのガラスからなっており、これら蓋部材6とベース部材7とが、下地電極25及び接合電極19を介して陽極接合されている。
次に、本実施形態における水晶振動子1の製造方法について説明する。
まず、蓋部材6及びベース部材7を形成加工する。すなわち、図4に示すように、ガラスかならなる蓋部用ウエハ30を所定の厚さになるまで研磨加工して洗浄する。そして、最表面の加工変質層をエッチングなどによって除去する。さらに、蓋部用ウエハ30の一方の主面30aに、エッチングなどにより、複数の蓋側凹部11を形成する。なお、図4には、簡略化のため、一つの蓋側凹部11しか明示されていないが、実際には蓋部用ウエハ30の一方の主面30a全面に、複数の蓋側凹部11が行列方向に連続的に形成される。つまり、蓋部用ウエハ30は、蓋部材6が複数配列されて一体的に形成されたものであり、ここでは蓋部用ウエハ30は蓋部材6に相当するものである。さらに、蓋部用ウエハ30の一方の主面30aは、蓋部材6の一方の主面6aに相当する。
さらに、ベース部材7を形成加工する。すなわち、蓋部材6と同様にして、ガラスからなるベース用ウエハ31の一方の主面31aにベース側凹部14を複数形成する。ここでもベース用ウエハ31はベース部材7に相当するものであり、ベース用ウエハ31の一方の主面31aは、ベース部材7の一方の主面7aに相当するものである。
次いで、それぞれのベース側凹部14を所定の大きさで矩形に取り囲んだときの、その矩形の四隅のそれぞれに不図示のスルーホールを設ける。
さらに、水晶ウエハ32にエッチングなどを施して、複数の音叉型の水晶振動子片9と枠状部10とを一体的に形成加工する。ここでも水晶ウエハ32は水晶振動板2に相当するものである。
それから、水晶ウエハ32の全面にスパッタリングや蒸着などによって、下地電極層を形成したのち、フォトリソグラフィ及びエッチングなどによりパターニングを行い、枠状部10の内側面35や振動腕部9aなどの下地電極層を取り除く。このようにパターニングされた下地電極層が、上述の下地電極25となる。この下地電極25は、枠状部10の両面全面に形成されており、枠状部10の外縁部にまで延在している。そのため、下地電極25は、図5に示すように、水晶振動板2の行列方向の複数にわたって一体的に形成され、水晶ウエハ32上の下地電極25の全てが導通した状態になる。
それから、下地電極25の上から、水晶振動板2の全体に、スパッタリングや蒸着などによって、アルミの層を形成する。そして、フォトリソグラフィ及びエッチングなどによりパターニングを行い、振動腕部9aにアルミからなる電極を形成するとともに、枠状部10の内側面35やそれぞれの水晶振動板2の外縁部など、不要な箇所のアルミ層を取り除く。このとき、振動腕部9aにパターニングされた電極が内部電極24となり、枠状部10にパターニングされた電極が接合電極19となる。さらに、外縁部でアルミ層が取り除かれ下地電極25が露出した部位は上述の凹部21となる。
次いで、真空中において、図4に示すように、水晶ウエハ32を、蓋部用ウエハ30とベース用ウエハ31とで厚さ方向に挟み込むようにして、それぞれのウエハを重ね合わせる。このとき、それぞれの蓋側凹部11とベース側凹部14とが対向し、これによって空洞部15が形成される。
この状態で、それぞれのウエハを所定の温度に加熱する。それとともに、外部の電圧印加装置などによって、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31に負の電圧を印加するとともに、下地電極25に正の電圧を印加する。このとき、下地電極25は、水晶ウエハ32上で全てが導通しているため、下地電極25に対する外部の電極端子との接点を一つにして、全ての下地電極25に電圧が印加される。そして、これら下地電極25を介して接合電極19に電圧が印加される。この結果、接合電極19と一方の主面30aとの間、並びに、接合電極19と一方の主面31aとの間に、静電引力が生じて両者が強く密着し、陽極接合される。これにより、空洞部15が気密封止され、行列方向に連続した密閉容器3が形成される。それから、各電圧の印加を停止し、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31を除冷して常温に戻す。これら蓋部用ウエハ30、ベース用ウエハ31及び水晶振動板2などの温度が上昇してから常温に戻されるまでの間、蓋部用ウエハ30、ベース用ウエハ31及び水晶振動板2は、温度上昇によって熱膨張し、除冷によって収縮して元に戻される。このとき、ガラスと水晶とでは熱膨張係数が異なることから、各ウエハの変形量がそれぞれ異なってしまうため、あまり温度を高くするとことは好ましくない。そのため、接合電極19としては、前記ガラスがソーダライムガラスの場合には、300℃以下の温度においても陽極接合が可能なアルミが用いられる。
それから、それぞれの密閉容器3に外部端子20を設ける。すなわち、ベース用ウエハ31の他方の主面に、金属マスクを施し、スパッタリングや蒸着などによって薄膜を形成する。これにより、スルーホールの内面からベース用ウエハ31の他方の主面にまで延在する一対の外部端子20が設けられる。この外部端子20は、スルーホールを介して、接合電極19に接続されている。
さらに、ベース用ウエハ31の他方の主面をテープに貼り付けた状態で、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31などを切断する。すなわち、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31などを、ダイシングソーに設置し、スルーホールを結ぶ直線上を行列方向にダイシングブレードによって切断する。これにより、下地電極25が密閉容器3の側面から露出する。このとき接合電極19は、凹部21よりも内方に位置した状態になる。
それから、テープに貼り付けた状態のまま、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31など全体をフルオロカーボンの溶液中に浸漬する。それから、蓋部用ウエハ30及びベース用ウエハ31などを取り出し、所定の時間置いた後加熱する。すると、各密閉容器3の外面や凹部21に保護膜16が形成される。なお、各ウエハを浸漬したときに、溶液がテープの隙間から浸入する場合があるが、外部端子20の表面がAuからなり、溶液がフルオロカーボンからなっていることから、外部端子20に保護膜が形成されるのが防止される。
それから、テープを剥がすと、一つ一つの水晶振動子1が、図1から図3に示す水晶振動子1となる。
次に、このように構成された本実施形態における水晶振動子1の作用について説明する。
外部端子20に所定の電圧を印加すると、その電圧は、接合電極19及び内部電極24を介して、水晶振動子片9に印加される。すると、圧電効果により、振動腕部9aが互いに接近または離隔する方向に、即ち逆相のモードで、所定の周期を持って屈曲運動する。
ここで、従来の保護膜としてのフッ素樹脂層などは、欠損やクラックなどが生じ易かった。本実施形態においては、以下のようにして、それら欠陥やクラックなどの発生が防止される。すなわち、蓋部材6と水晶振動板2との間の外縁部、並びに、ベース部材7と水晶振動板2との間の外縁部の全周に、密閉容器3の内方に没する凹部21が設けられており、その凹部21に保護膜16が充填される。そのため、凹部21内の保護膜16は、密閉容器3の内方に延びる寸法が充分大きくなる。そのため、凹部21内の保護膜16の外力に対する強度が増大し、例えば水晶振動子1をピンセットなどでつまんでも、凹部21内の保護膜16が欠損することが防止される。また、凹部21内の保護膜16にクラックなどが生じ難くなり、仮にクラックが生じたとしても、そのクラックが凹部21内の保護膜16の前記内方の端部にまで到達し難くなる。
以上より、本実施形態における水晶振動子1によれば、凹部21内の保護膜16に欠損やクラックなどが発生することを防止することができ、そのため、接合電極19の腐食を防止し、その接合電極19の健全性を長期にわたって容易に維持することができる。さらに、接合電極19の腐食が防止されるため、リークが発生せず、密閉容器3中に形成された空洞部15の圧力変化が抑えられ、水晶振動子1の振動周波数や共振抵抗値の変動が、長期間規定値以内で維持される。
また、枠状部10に、外縁部まで延びる下地電極25が設けられていることから、水晶ウエハ32上に複数の水晶振動板2を形成したときに、水晶ウエハ32上の全ての下地電極25を電気的に接続することができる。そのため、陽極接合時において、下地電極25に対する外部の電極端子との接点を一つにしつつも、それら下地電極25を介して水晶ウエハ32上の全ての接合電極19に電圧を印加することができる。したがって、複数の水晶振動子1を、効率よく容易に製造することができる。なお、下地電極25は、接合電極19よりも耐食性が高いことから、下地電極25に接する保護膜16に欠損やクラックが生じたとしても、下地電極25の腐食を防止することができる。
なお、本実施形態においては、凹部21を設けるとしたが、この凹部21の形状等は適宜変更可能である。例えば、図6に示すように、凹部21の開口径dを、その内部の径よりも大きく設定してもよい。これにより、凹部21内にフルオロカーボンの溶液を浸入させ易くすることができ、凹部21内一杯に溶液を迅速に充填させることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図7において、図1から図6に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
本実施形態においては、下地電極25が枠状部10の内縁部の全周において取り除かれており、その取り除かれた部位にまで接合電極19が延在している。すなわち、接合電極19は、蓋部材6及びベース部材7の一方の主面6a,7aのそれぞれから枠状部10の内縁部まで階段状に延在している。
ここで、枠状部10の内側面35に、下地電極層が取り除かれずに残っていると、蓋部材6側の接合電極19と、ベース部材7側の接合電極19とが短絡してしまう。そこで、下地電極25の形成時において、露光のためのマスクを枠状部10の内縁部にかからないようにする。そして、オーバー露光により下地電極25をパターニングする。そのため、枠状部10の内側面35から内縁部にかけて下地電極層が取り除かれる。そして、パターニングされた下地電極25の上から上述のように接合電極19を形成する。
これにより、内側面35における下地電極層の残留を防止することができ、歩留まりを向上させることができる。
また、下地電極25を枠状部10の両面全面に設けるとしたが、これに限ることはなく、枠状部10における下地電極25の形成箇所、寸法及び形状などは適宜変更可能である。すなわち、下地電極25は、接合電極19に電気的に接続されて、かつ水晶ウエハ32上の行列方向に隣り合う下地電極25同士の少なくとも一部に電気的に接続されていればよい。例えば、下地電極25を行列方向に線状に形成してもよい。
さらに、下地電極25を設けるとしたが、この下地電極25は無くてもよい。ただし、ウエハなどを用いて複数の水晶振動子1を一括で製造する場合には、下地電極25を設けることが好ましいのは上述のとおりである。
また、保護膜16が、オプツールDSXからなるとしたが、これに限ることはなく、その部材は適宜変更可能である。
また、接合電極19や下地電極25の部材についても適宜変更可能である。
さらに、蓋部用ウエハ30とベース用ウエハ31とにより、複数の水晶振動子1を一括で製造しているが、これに限ることはなく、個別に製造してもよい。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について、図8を参照して説明する。
図8において、符号38は、本発明の第3の実施形態に係る発振器を示すものである。
発振器38は、上記第1または第2の実施形態の水晶振動子1が発振子として用いられて構成されたものである。
発振器38は、コンデンサなどの電子部品39が実装された基板40を備えている。基板40には、発振器用の集積回路43が実装されており、この集積回路43の近傍に、水晶振動子1が実装されている。そして、これら電子部品39、集積回路43及び水晶振動子1は、不図示の配線パターンによって電気的に接続されている。なお、各構成部品は、不図示の樹脂によりモールドされている。
このような構成のもと、水晶振動子1に電圧を印加すると、上述の水晶振動子片9が振動し、その振動が、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換されて、集積回路43に電気信号として入力される。この入力された電気信号は、集積回路43によって、各種処理がなされ、周波数信号として出力される。これにより、水晶振動子1が発振子として機能する。
また、集積回路43の構成を、例えばRTC(リアルタイムクロック)モジュール等を要求に応じて選択的に設定することにより、時計用単機能発振器などの他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、時刻やカレンダーなどを提供したりする機能を付与することができる。
以上より、本実施形態における発振器38によれば、上記第1または第2の実施形態に係る水晶振動子1と同様の効果を奏することができるだけでなく、長期にわたって安定した高精度な周波数信号を得ることができる。
(実施形態4)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
本実施形態では、上記第1または第2の実施形態における水晶振動子1を備える電子機器として、携帯情報機器について説明する。
図9において、符号46は、携帯情報機器を示すものであり、図9を参照して、携帯情報機器46の機能的構成について説明する。
携帯情報機器46は、電力を供給するための電源部47を備えている。電源部47は、例えばリチウム二次電池からなっている。
電源部47には、各種制御を行う制御部48と、時刻等のカウントを行う計時部51と、外部との通信を行う通信部52と、各種情報を表示する表示部56と、それぞれの機能部の電圧を検出する電圧検出部53と、が並列に接続されている。そして、電源部47によって、各機能部に電力が供給されるようになっている。
制御部48は、各機能部を制御して、音声データの送信及び受信、現在時刻の計測や表示など、システム全体の動作制御を行う。また、制御部48は、あらかじめプログラムが書き込まれたROMと、このROMに書き込まれたプログラムを読み出して実行するCPUと、このCPUのワークエリアとして使用されるRAMなどを備えている。
計時部51は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路及びインターフェイス回路などを内蔵する集積回路と、水晶振動子1とを備えている。水晶振動子1に電圧を印加すると、上述の水晶振動子片が振動し、その振動が、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換されて、発振回路に電気信号として入力される。発振回路の出力は2値化され、レジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。そして、インターフェイス回路を介して、制御部48と信号の送受信が行われ、表示部56に、現在時刻や現在日付あるいはカレンダー情報などが表示される。
通信部52は、従来の携帯電話と同様の機能を有し、無線部57、音声処理部58、切替部61、増幅部62、音声入出力部63、電話番号入力部66、着信音発生部67及び呼制御メモリ部68を備えている。
無線部57は、音声データ等の各種データを、アンテナを介して基地局と送受信のやりとりを行う。音声処理部58は、無線部57または増幅部62から入力された音声信号を符号化及び復号化する。増幅部62は、音声処理部58または音声入出力部63から入力された信号を所定のレベルまで増幅する。音声入出力部63は、スピーカやマイクロフォンなどからなり、着信音や受話音声を拡声したり、話者音声を集音したりする。
また、着信音発生部67は、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部61は、着信時に限って、音声処理部58に接続されている増幅部62を着信音発生部67に切り替えることによって、着信音発生部67において生成された着信音が、増幅部62を介して音声入出力部63に出力される。なお、呼制御メモリ部68は、通信の発着呼制御に係るブログラムを格納する。また、電話番号入力部66は、例えば0から9の番号キー及びその他のキーを備えており、これら番号キーなどを押下することにより、通話先の電話番号などが入力される。
電圧検出部53は、電源部47によって制御部48などの各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に、その電圧降下を検出して制御部48に通知する。このときの所定の電圧値は、通信部52を安定して動作させるために必要な最低限の電圧としてあらかじめ設定されている値であり、例えば3V程度となる。電圧検出部53から電圧降下の通知を受けた制御部48は、無線部57、音声処理部58、切替部61及び着信音発生部67の動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部57の動作停止は必須となる。さらに、表示部56に、通信部52が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
すなわち、電圧検出部53と制御部48とによって、通信部52の動作を禁止し、その旨を表示部56に表示することができる。この表示は、文字メッセージであってもよいが、より直感的な表示として、表示部56の表示面の上部に表示された電話アイコンに、×(バツ)印を付けるようにしてもよい。
なお、水晶振動子1は、通信部52の機能に係る部分の電源を、選択的に遮断することができる電源遮断部69を備えており、この電源遮断部69によって、通信部52の機能が確実に停止される。
以上より、本実施形態における携帯情報機器46によれば、上記第1または第2の実施形態に係る水晶振動子1と同様の効果を奏することができるだけでなく、長期にわたって安定した高精度な計時情報を表示することができる。
(実施形態5)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
本実施形態では、上記第1または第2の実施形態における水晶振動子1を備える電子機器として、電波時計について説明する。
図10において、符号71は、電波時計を示すものである。
電波時計71は、時刻情報を含む標準の電波を受信して、正確な時刻に自動修正して表示する機能を備えた時計である。日本国内には、福島県(40kHz)と佐賀県(kHz)に標準の電波を送信する送信所(送信局)があり、それぞれ標準電波を送信している。40kHzもしくは60kHzのような長波は、地表を伝播する性質と、電離層と地表を反射しながら伝播する性質を併せ持つため、伝播範囲が広く、上記の2つの送信所で日本国内を全て網羅している。
図10を参照して、電波時計71の機能的構成について説明する。
アンテナ74は、前記40kHzもしくは60kHzの長波の標準電波を受信する。長波の標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を、前記40kHzもしくはkHzの搬送波にAM変調をかけたものである。
受信された長波の標準電波は、アンプ75によって増幅され、複数の水晶振動子1を有するフィルター80によって濾波、同調される。本実施形態における水晶振動子1は、上記搬送周波数と同一の40kHz及び60kHzの共振周波数を有する水晶振動子部76,79をそれぞれ備えている。
さらに、濾波された所定周波数の信号は、検波、整流回路81により検波復調される。続いて、波形成形回路84を介してタイムコードが取り出され、CPU85でカウントされる。CPU85では、現在の年、積算日、曜日、時刻等の情報を読み取る。読み取られた情報は、RTC86に反映され、正確な時刻情報が表示される。
搬送波は、40kHzもしくは60kHzであるから、水晶振動子部76,79は、前述した音叉型の構造を持つ振動子が好適である。40kHzを例にとれば、音叉型振動片の寸法例として全長が約2.8mm、基部の幅寸法が約0.5mmの寸法で構成することが可能である。
以上より、本実施形態における電波時計71によれば、上記第1または第2の実施形態に係る水晶振動子1と同様の効果を奏することができるだけでなく、長期にわたって安定して高精度に時刻をカウントすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明の第1の実施形態としての水晶振動子を示す平面図である。 図1のBB線矢視断面図である。 図1のAA線矢視断面図である。 図1の水晶振動子の製造の様子を示す説明図である。 図4の水晶ウエハの要部を拡大して示す説明図である。 図1の水晶振動子における凹部の変形例を示すAA線矢視断面図である。 本発明の第2の実施形態としての水晶振動子の要部を示す図であって、図1に対応するAA線矢視断面図である。 本発明の第3の実施形態としての発振器を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態としての携帯情報機器を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態としての電波時計を示すブロック図である。
符号の説明
1 水晶振動子
2 水晶振動板
3 密閉容器
6 蓋部材
7 ベース部材
9 水晶振動子片
10 枠状部
16 保護膜
19 接合電極
21 凹部
24 内部電極
25 下地電極(補助電極)
38 発振器
43 集積回路
46 携帯情報機器(電子機器)
71 電波時計(電子機器)
d 開口径

Claims (4)

  1. 水晶振動子片が枠状部によって囲まれて形成された水晶振動板と、
    前記水晶振動子片に設けられ、前記水晶振動子片に電圧を印加するための内部電極と、
    前記水晶振動板を厚さ方向に挟み込む板状の蓋部材及びベース部材を有する密閉容器と、
    前記蓋部材と前記水晶振動板との間、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間に設けられ、前記内部電極に電気的に接続された接合用の接合電極と、
    前記密閉容器の外面に設けられ、前記接合電極を保護する保護膜と、を備え、
    前記蓋部材と前記水晶振動板との間の外縁部、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間の外縁部に、前記密閉容器の内方に没する凹部が設けられ、この凹部に前記保護膜が設けられるとともに、
    前記接合電極が、前記凹部よりも前記内方に位置している水晶振動子であって、
    前記接合電極に電気的に接続され、かつ前記接合電極よりも耐食性の高い補助電極を備え、
    この補助電極が、前記蓋部材と前記水晶振動板との間の外縁部、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間の外縁部まで延在していることを特徴とする水晶振動子。
  2. 水晶振動子片が枠状部によって囲まれて形成された水晶振動板と、
    前記水晶振動子片に設けられ、前記水晶振動子片に電圧を印加するための内部電極と、
    前記水晶振動板を厚さ方向に挟み込む板状の蓋部材及びベース部材を有する密閉容器と、
    前記蓋部材と前記水晶振動板との間、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間に設けられ、前記内部電極に電気的に接続された接合用の接合電極と、
    前記密閉容器の外面に設けられ、前記接合電極を保護する保護膜と、を備え、
    前記蓋部材と前記水晶振動板との間の外縁部、並びに、前記ベース部材と前記水晶振動板との間の外縁部に、前記密閉容器の内方に没する凹部が設けられ、この凹部に前記保護膜が設けられるとともに、
    前記接合電極が、前記凹部よりも前記内方に位置している水晶振動子であって、
    前記凹部の開口径が、前記凹部の内部の径よりも大きく設定されていることを特徴とする水晶振動子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の水晶振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする発振器。
  4. 請求項1または請求項2に記載の水晶振動子を備えることを特徴とする電子機器。
JP2005245684A 2005-08-26 2005-08-26 水晶振動子、発振器及び電子機器 Expired - Fee Related JP4690146B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005245684A JP4690146B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 水晶振動子、発振器及び電子機器
TW095129666A TWI406499B (zh) 2005-08-26 2006-08-11 石英晶體振動器,振盪器及電子裝置
US11/505,693 US7531945B2 (en) 2005-08-26 2006-08-17 Quartz crystal vibrator, oscillator and electronic apparatus
CN200610121645.6A CN1921298B (zh) 2005-08-26 2006-08-25 石英晶体振动器、振荡器以及电子设备
CH01372/06A CH698830B1 (de) 2005-08-26 2006-08-28 Quarzkristallvibrator und Oszillator.
US12/360,409 US7589458B2 (en) 2005-08-26 2009-01-27 Quartz crystal vibrator, oscillator and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005245684A JP4690146B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 水晶振動子、発振器及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007060484A JP2007060484A (ja) 2007-03-08
JP4690146B2 true JP4690146B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=37778913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005245684A Expired - Fee Related JP4690146B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 水晶振動子、発振器及び電子機器

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7531945B2 (ja)
JP (1) JP4690146B2 (ja)
CN (1) CN1921298B (ja)
CH (1) CH698830B1 (ja)
TW (1) TWI406499B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2144309B1 (en) * 2007-04-24 2014-06-04 Panasonic Corporation Piezoelectric device and its manufacturing method
JP5085240B2 (ja) * 2007-09-03 2012-11-28 日本電波工業株式会社 水晶デバイス及び水晶デバイスの製造方法
CN101939910B (zh) * 2007-12-04 2013-12-25 精工电子有限公司 电压振动器的制造方法、压电振动器、振荡器、电子设备及电波钟
JP5048471B2 (ja) * 2007-12-05 2012-10-17 セイコーインスツル株式会社 パッケージの製造方法、パッケージ、電子デバイス、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5134357B2 (ja) * 2007-12-20 2013-01-30 セイコーインスツル株式会社 圧電振動子の製造方法
JP5101369B2 (ja) * 2008-03-31 2012-12-19 京セラクリスタルデバイス株式会社 圧電デバイス
JP5310725B2 (ja) * 2008-06-30 2013-10-09 株式会社大真空 圧電振動デバイス、圧電振動デバイスの製造方法
JP5288116B2 (ja) * 2008-12-17 2013-09-11 セイコーエプソン株式会社 圧電振動子およびその製造方法
JP5454134B2 (ja) 2008-12-27 2014-03-26 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動子、センサー及び電子部品
JP4851549B2 (ja) * 2009-02-10 2012-01-11 日本電波工業株式会社 圧電デバイス
CN102334287B (zh) * 2009-02-25 2015-04-29 精工电子有限公司 封装件、封装件的制造方法以及压电振动器的制造方法
JP5281144B2 (ja) * 2009-02-25 2013-09-04 セイコーインスツル株式会社 圧電振動子、及び圧電振動子の実装体
TW201110275A (en) * 2009-05-13 2011-03-16 Seiko Instr Inc Electronic component, manufacturing method for electronic component, and electronic device
JP5435625B2 (ja) * 2009-05-13 2014-03-05 エスアイアイ・クリスタルテクノロジー株式会社 電子部品、及び電子部品製造方法
JP5529463B2 (ja) * 2009-08-25 2014-06-25 セイコーインスツル株式会社 パッケージの製造方法および圧電振動子の製造方法
JP4988799B2 (ja) * 2009-09-16 2012-08-01 日本電波工業株式会社 圧電振動デバイス及び圧電振動デバイスの製造方法
JP5073772B2 (ja) * 2009-09-16 2012-11-14 日本電波工業株式会社 圧電デバイス
JP4880050B2 (ja) * 2009-09-24 2012-02-22 日本電波工業株式会社 圧電振動デバイス及び圧電振動デバイスの製造方法
JP2011142374A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、圧電デバイスの製造方法
JP5611615B2 (ja) * 2010-02-18 2014-10-22 セイコーインスツル株式会社 パッケージ及びパッケージの製造方法
JP2011199673A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Seiko Instruments Inc 水晶基板のエッチング方法、圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器、および電波時計
JP5155352B2 (ja) * 2010-03-25 2013-03-06 日本電波工業株式会社 圧電デバイス
JP5134045B2 (ja) * 2010-06-23 2013-01-30 日本電波工業株式会社 圧電デバイス及びその製造方法
JP5852390B2 (ja) * 2011-01-25 2016-02-03 日本電波工業株式会社 振動検出装置
JP2012169376A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Seiko Instruments Inc 陽極接合装置、パッケージ製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP5773418B2 (ja) * 2011-05-06 2015-09-02 日本電波工業株式会社 圧電振動片、圧電振動片を有する圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP5186059B1 (ja) * 2012-09-20 2013-04-17 セイコーインスツル株式会社 圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP2014175899A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
JP6382626B2 (ja) * 2014-08-05 2018-08-29 日本電波工業株式会社 圧電振動片及び圧電デバイス
JP6312256B2 (ja) * 2014-12-09 2018-04-18 Ngkエレクトロデバイス株式会社 電子部品収納用パッケージ
EP3168695B1 (fr) * 2015-11-13 2021-03-10 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Procédé de test de la marche d'une montre à quartz
WO2018008198A1 (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社村田製作所 共振子及び共振装置
CN107560787A (zh) * 2017-08-25 2018-01-09 中国电子科技集团公司第四十九研究所 具有无电极谐振音叉的石英真空传感器
JP2020036063A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、電子機器、および移動体

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5696731U (ja) * 1979-12-24 1981-07-31
JPH10190397A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Kyocera Corp 圧電共振子
JP2000223996A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Seiko Epson Corp 水晶振動子及びその製造方法
JP2000286671A (ja) * 1999-01-29 2000-10-13 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2001230651A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の電極構造
JP2001358417A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Nec Corp フレキシブル配線基板及びその製造方法並びに表示装置
JP2002050939A (ja) * 2000-08-03 2002-02-15 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2003133894A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Citizen Watch Co Ltd 水晶振動子構造体
JP2003264447A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Seiko Instruments Inc 圧電振動子およびその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5478693A (en) * 1977-12-05 1979-06-22 Matsushima Kogyo Co Ltd Crystal vibrator
CH625372A5 (ja) * 1979-07-06 1981-09-15 Ebauchesfabrik Eta Ag
CH655423GA3 (ja) * 1984-02-15 1986-04-30
JPH11150153A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP3887137B2 (ja) * 1999-01-29 2007-02-28 セイコーインスツル株式会社 圧電振動子の製造方法
JP2001060843A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Murata Mfg Co Ltd チップ型圧電部品
JP3772760B2 (ja) * 2002-02-25 2006-05-10 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5696731U (ja) * 1979-12-24 1981-07-31
JPH10190397A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Kyocera Corp 圧電共振子
JP2000286671A (ja) * 1999-01-29 2000-10-13 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2000223996A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Seiko Epson Corp 水晶振動子及びその製造方法
JP2001230651A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の電極構造
JP2001358417A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Nec Corp フレキシブル配線基板及びその製造方法並びに表示装置
JP2002050939A (ja) * 2000-08-03 2002-02-15 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2003133894A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Citizen Watch Co Ltd 水晶振動子構造体
JP2003264447A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Seiko Instruments Inc 圧電振動子およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1921298B (zh) 2012-09-05
JP2007060484A (ja) 2007-03-08
TWI406499B (zh) 2013-08-21
CN1921298A (zh) 2007-02-28
US7531945B2 (en) 2009-05-12
CH698830B1 (de) 2009-11-13
US20090140611A1 (en) 2009-06-04
US20070046151A1 (en) 2007-03-01
US7589458B2 (en) 2009-09-15
TW200721671A (en) 2007-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690146B2 (ja) 水晶振動子、発振器及び電子機器
JP4777744B2 (ja) 圧電振動子用ウェハ体及び圧電振動子の製造方法
JP5121493B2 (ja) 圧電振動子の製造方法
JP4777745B2 (ja) 圧電振動子及びこれを備える発振器、電波時計並びに電子機器
JP2007089117A (ja) 圧電振動子、発振器、電子部品、電子機器、圧電振動子の製造方法及び電子部品の製造方法
JP2006157872A (ja) 圧電振動子とその製造方法、発振器、電子機器及び電波時計
JP2009194630A (ja) 圧電振動片の製造方法、圧電振動片、ウエハ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5479931B2 (ja) 圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP5529463B2 (ja) パッケージの製造方法および圧電振動子の製造方法
JP5162675B2 (ja) 圧電振動子の製造方法、並びに圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5385037B2 (ja) 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動片の製造方法
US8516669B2 (en) Method of manufacturing piezoelectric vibrating reed, piezoelectric vibrator, oscillator, electronic equipment and radio-controlled timepiece
JP4699866B2 (ja) 圧電振動子とその製造方法、発振器、電波時計及び電子機器
JP2012209617A (ja) 圧電振動子の製造方法、該製造方法によって製造される圧電振動子、該圧電振動子を有する発振器、電子機器及び電波時計
JP5421690B2 (ja) パッケージの製造方法
JP2011114692A (ja) 圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計
JP5048471B2 (ja) パッケージの製造方法、パッケージ、電子デバイス、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP2009194629A (ja) 圧電振動片の製造方法、圧電振動片、ウエハ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5827088B2 (ja) 電子部品の端子接続構造、パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP7144943B2 (ja) 圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
US20110305119A1 (en) Package manufacturing method, piezoelectric vibrator manufacturing method, oscillator, electronic device and radio timepiece
JP2015159367A (ja) 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器、及び電波時計
JP5680163B2 (ja) 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動片の製造方法
JP6216213B2 (ja) 圧電振動片、及び圧電振動子
JP2009182555A (ja) 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080408

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees