JP4689993B2 - 振動波モータ - Google Patents

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Description

本発明は、超音波振動子を用いてリニア駆動を行う振動波モータに関し、特に簡単な構成で小型化を可能にした振動波モータに関する。
近年、電磁型モータに代わる新しいモータとして、超音波モータ(振動波モータ)が注目されている。この超音波モータは、従来の電磁型モータに比べて、a:ギヤ無しで低速高推力が得られ、b:保持力が大きく、c:ストロークが長く高分解能であり、d:静穏性に富み、e:磁気的ノイズを発生せずノイズの影響も受けない、などの利点を有している。
このような利点を有する従来の超音波モータとしては、移動部に2個の振動子板を設け、これら振動子板の対向面に形成されたそれぞれ1個の突起部の対向部間に1本のガイドシャフトを挟み、2個の振動子板の振動により、ガイドシャフトに沿って移動部が移動するリニア超音波モータが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開平09−051687号公報(段落[0011]〜[0012]、図1)
しかしながら、特許文献1の技術は、ガイドシャフトを挟んで向かい合う振動子板のそれぞれの駆動突起部が1個であるため、被駆動体であるシャフト外径が大きくなった場合、それに合わせて2個の振動子板の接続部も大きくする必要があり、部品全体が大型化してしまうという問題を有している。
更に、ガイドシャフトを挟んで向かい合う振動子板のそれぞれの駆動突起部が1個であるため、被駆動体の傾きを押さえるためにガイドも必要であり、ガイド部材も大型化し、装置全体を小型化することが困難である。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、装置全体を大型化することなく振動子を被駆動体へ付勢し且つ振動子で被駆動体を駆動方向へガイドして可及的に全体的小型化を可能とした振動波モータを提供することである。
先ず、第1の発明の振動波モータは、外周面に突設されたレール部を備えた被駆動体と、上記被駆動体の被駆動方向に沿って、該被駆動体本体に挿通された回転止め用ガイドピンと、基台にそれぞれ連結して配置され上記被駆動体の上記レール部を挟み付けて配置された2個の振動子と、を備え、上記2個の振動子のそれぞれの長手方向と上記レール部の長手方向とが一致した状態で上記基台と上記被駆動体とが相対的にリニア駆動されることを特徴とする振動波モータ。
次に、第の発明の振動波モータは、外周面に突設されたレール部と、該レール部の対向する2面に該レール部の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた凸条とを備えた被駆動体と、基台にそれぞれ連結して配置され上記被駆動体の上記レール部の凸条にそれぞれ外嵌する駆動接触部を備えた2個の振動子と、を備え、上記2個の振動子のそれぞれの長手方向と上記凸条の長手方向とが一致した状態で上記基台と上記被駆動体とが相対的にリニア駆動されるように構成される。
更に、第の発明の振動波モータは、外周面に突設された溝付きの突設部を備えた被駆動体と、上記突設部の溝に挿通されたガイド軸と、該突設部と対向する位置に上記被駆動体の被駆動方向に沿って、該被駆動体本体に挿通された回転止め部材と、上記被駆動体の周りに配置されて基台にそれぞれ連結された複数の振動子と、を備え、上記複数の振動子のそれぞれの長手方向と上記ガイド軸の長手方向とが一致した状態で上記基台と上記被駆動体とが相対的にリニア駆動されるように構成される。この振動波モータは、例えば上記ガイド軸及び回転止め部材と上記被駆動体との間に生じる摩擦力が上記複数の振動子による駆動力を越えないように設定されている。
第1乃至第4の発明によれば、基台と被駆動体との間に駆動用の複数の振動子を配置する構成であるので、被駆動体の大きさと比較して振動子を小型化できるため、装置全体の小型化が可能となる。
また、複数に振動子のうちの基台に固定されている、振動子が被駆動体のガイドとなるため、被駆動体は傾くことなく一方向への相対的駆動が可能となる。
また、第1、第2又は第4の発明によれば、駆動部分がガイド部分も兼ねる構成であるので、専用のガイド部品が不要となり装置の小型化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は第1の実施形態における振動波モータの正面図であり、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示すように、この振動波モータ1は、円柱状の被駆動体2と、この被駆動体2の周りに配置された複数(図1(a),(b) では2個)の振動子3とを備えている。
これらの振動子3は、それぞれ振動子本体4と、この振動子本体4に固設されて被駆動体2の外形面2−1に接触する駆動接触部5とを有し、それぞれ連結部6を介して基台7に連結されている。連結部6は、同図の例では、ピン部材8と保持部材9と押し付勢部材11とで構成される。
ピン部材8は、詳しくは後述するが、振動子本体4の振動の節となる位置に挿通されて固定されており、その外部に突出する両端部が、断面がコの字型の保持部材9の両側にV字型に切り込まれている溝の谷部に係合している。この保持部材9は、保持部材9と基台7との間に介装されている押し付勢部材11により被駆動体2の方向に付勢されている。
これにより、振動子3は、保持部材9のV字型の溝の谷部とピン部材8とを介して押し付勢力を受けて被駆動体2の外形面2−1に押圧されている。すなわち、被駆動体2と振動子3とは相互に圧接している。
この振動波モータ1は、振動子3の長手方向(同図(a) では紙面奥行き方向、同図(b) では図の左右方向)と被駆動体2の被駆動方向とが一致した状態で、基台7と被駆動体2とが振動子3によって相対的にリニア駆動される。
ここで、本例における振動波モータ1の振動子本体4の構成を説明する。
図2(a) は、上記振動波リニアモータの振動子本体4の正面図であり、同図(b) は、その側面図、同図(c) は、同図(a),(b) に示す振動子本体4の圧電体シートと電極配置を示する図、同図(d),(e) は、振動子本体の他の構成例を2例示す図である。
同図(a),(b) に示すように、振動子本体4は、積層された圧電体シート12から成る圧電体シート層13とその下方に積層された弾性体シート14から成る弾性体シート層15とで構成される。
圧電体シート層13の上面と、弾性体シート層15の下面には、それぞれ絶縁体シート16が貼着されている。尚、この絶縁体シート16は、元来が絶縁体である弾性体シート14と同一部材を用いることもできる。また、図1(a),(b) に示した駆動接触部5は、いずれか一方の絶縁体シート16のそれぞれ外側面に密着して形成されている。
上記振動子本体4の圧電体シート層13は、主に強制振動を与えるための圧電体部を構成しており、弾性体シート層15は、圧電体部と合わせて特定の振動モードを励起する励起部を構成している。ただし、圧電体部だけで所望の振動モードを励起することができれば、励起部は必ずしも必要ではない。
圧電体シート層13を形成する圧電体シート12と、弾性体シート層15の弾性体シート14は、内部電極処理が施されているかいないかの違いだけで、本来は例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の同一材質から成る薄い矩形状のシート部材である。具体的には例えば縦10mm、横2.5mm、高さ(積層方向の厚さ)80μmの形状を有している。
尚、本例において使用するPZT材は、Qm値が2000というように大きいハード系材料が選択されて使用される。弾性体シートも同様である。また、圧電体シート層13と弾性体シート層15を上下から挟持する絶縁体シート16は、同じPZT材で、厚さは40μmの形状である。これらの絶縁体シートは圧電体シートと同一材料ではあるが電極が設けられていないので未分極状態であり、圧電性は無く、したがって、実質的に絶縁体としての特性を有している。
圧電体シート層13の圧電体シート12は、内部電極処理が施された電極のパターンのみが異なる2種類のシート状圧電素子で構成される。これら2種類の圧電体シート12は同図(c) に示すように、一方は左右二方に分けてほぼ全面にA+内部電極箔17とB−内部電極箔18を形成された圧電体シート12mである。
上記A+内部電極箔17とB−内部電極箔18には、それぞれ左右両端に近い位置に、外部と接続するための端子17−1と端子18−1が圧電体シート12mの一方の側方に突出して形成されている
2種類の圧電体シート12の他方は同じく左右二方に分けてほぼ前面にA−内部電極箔19とB+内部電極箔21を形成された圧電体シート12nである。上記A−内部電極箔19とB+内部電極箔21には、それぞれ左右の中央に近い位置に、外部と接続するための端子19−1と端子21−1が圧電体シート12nの上記と同じ一方の側方に突出して形成されている。
上記の内部電極箔は、その電極材料としては銀パラジウム合金もしくは銀が用いられ、例えば蒸着とフォトリソグラフィー技術によって、厚さ4μmの形状となるように形成されている。
本例では、圧電体シート層13は、これら2種類の圧電体シート12mと12nとを、それぞれ24枚づつ合計48枚のシート層として、交互に重ねて構成されている。
このようにして、最上部と最下部を除く中間部では、一枚の内部電極箔が自身が形成されている圧電体シート12(12n又は12m)と、自身に接する圧電体シート12(12m又は12n)の両方へ反対電位の電圧を印加する内部電極を構成している。
上記のA+内部電極箔17、A−内部電極箔19、B+内部電極箔21、及びB−内部電極箔18からそれぞれ圧電体シート12(12m、12n)の一方の側方に突出して形成されている外部接続用の端子17−1、18−1、19−1及び21−1は、同図(a) に示す振動子本体4の一方の側面において、焼き付け銀より成るA+電極接続外部端子22、A−電極接続外部端子23、B+電極接続外部端子24、及びB−電極接続外部端子25にそれぞれ接続されている。
上記の一方のA+電極接続外部端子22とA−電極接続外部端子23はA相電極として構成され、他方のB+電極接続外部端子24とB−電極接続外部端子25はB相電極として構成されている。尚、この場合、A−電極接続外部端子23とB−電極接続外部端子25は、それぞれA相とB相のグラウンド(GND)接続用として構成するものであるので、その場合は同一のリード線等に接続して電気的に同電位となるように構成しても良い。これらA相とB相の電極接続外部端子を介して特には図示しない駆動回路から電圧が圧電体シート層13に印加されて、振動子本体4は後述する超音波楕円振動を発生する。
尚、本例における振動子本体4の寸法は、例えば、長手方向の寸法が10mm、短手方向の寸法が2mm、そして高さが2.5mmの形状で構成されている。この振動子本体4には、図2(a) に示すように、上記のA相電極とB相電極のほぼ中間つまり後述する振動の節部となる中央部の位置に、図1(a),(b) に示したピン部材8の取り付け孔26が形成されている。
また、圧電体部としては必ずしも圧電体シート層13でなくても以下のようなものでもよい。図2(d) は圧電体部として、積層圧電体又は圧電素子からなる圧電体27と、たとえば真鍮材からなる振動子本体主要部28、振動子本体部品29とを接着結合して振動子本体4´としたものである。振動子本体主要部28、振動子本体部品29が励起部をなす。
また、図2(e) は、直方体形状のたとえば真鍮部材の弾性体部31に薄い単板圧電体32を接着した振動子本体4″の構成を示している。弾性体部31が励起部をなす。これらの部材の接着時には十分な押圧をかけて接着することが、振動伝達効率を上げるために重要である。
図3(a),(b) は、上記の構成において電極への電圧印加により発振駆動される振動波リニアモータ1の振動子本体4の超音波楕円振動を模式的に説明する斜視図であり、同図(c) は、同図(b) の2次の屈曲振動を分かり易く振動子本体の輪郭線のみで示す図である。
先ず、図2(a) に示した振動子本体4のA相電極22,23、及びB相電極24、25に、同位相である共振周波数近傍の交番電圧を印加すると、図3(a) に示すように、振動子本体4には、静止位置33と共振縦振動位置34からなる1次の縦振動が励起される。この場合、振動子本体4は長手方向に伸縮すると共に、中央部の上下左右の寸法が伸縮する。
また、図2(a) において、上記A相電極22,23、及びB相電極24、25に、逆位相である共振周波数近傍の交番電圧を印加すると、図3(b) に示すように、振動子本体4には、静止位置35と共振屈曲振動位置36からなる2次の屈曲振動が励起される。
これらの振動は、有限要素法を用いてコンピュータ解析することにより予想されたものであるが、実際の超音波振動測定の結果でも、それらの予想が実証された。
尚、図3(c) では、静止位置35と共振屈曲振動位置36のほかに、図1(a),(b) に示す構成の振動子本体4に配置された2つの駆動接触部5の動きを上部に示し、図1(a),(b) では示していなかったが、2つの駆動接触部5を振動子本体4の長手方向両端に配置した場合の2つの駆動接触部5の動きを下部に示している。
また、図3(a),(b) には、同図(c) に示す振動の節部(振動が極小になる節の位置)となる中央部の位置に形成された図2(a),(d),(e) に示したピン部材取り付け孔26に取り付けられたピン部材8を示している。
このように、振動子から被駆動体に効率良く動力を伝達するためには、駆動接触部は、振動子の被駆動体との対向方向の振動が最も高くなる位置又はその近傍に固定されて配置されることが望ましい。
尚、本実施の形態では、共振周波数に関して、屈曲2次振動の共振周波数を縦1次振動の共振周波数より数%程度(望ましくは3%程度)低くなるように設計している。このように構成することで、振動波モータとしてのリニア出力特性を大幅に向上させることができる。
次に、振動子本体4のA相電極22,23、及びB相電極24、25に位相がπ/2だけ異なる共振周波数近傍の交番電圧を印加すると、振動子本体4の図3(c) に示す振動子本体長手方向の両端に配置した2個の駆動接触部5の位置と、振動子本体4の図3(c) に示す端部と中央とのほぼ中間に配置した2個の駆動接触部5の位置とで、楕円振動を観測することが出来た。
この場合、振動子本体4の底面にある駆動接触部5の位置での超音波振動による楕円振動の回転の向きと、振動子本体4の上面に配置してある駆動接触部5の位置での超音波振動による楕円振動の回転の向きとは逆になる(後述する図4参照)。
図4(a),(b) は、位相がπ/2だけ異なる共振周波数近傍の交番電圧を印加したときの振動子の駆動接触部の楕円振動を模式的に示す図である。尚、同図(a),(b) には2個の駆動接触部5が連結された形状の連結型駆動接触部37を示しており、それらの駆動接触部5の配置が上下で異なるが、同一の番号で連結型駆動接触部37として示している。また、駆動接触部5が、それぞれが単独の駆動接触部である場合も以下に説明する楕円振動の動きは同一である。
図4(a) は、A相電極22,23が、B相電極24、25よりも、印加される交番電圧の位相がπ/2だけ進んでいる場合の動作を示しており、振動子本体4の底面の駆動接触部5は時計回り方向の回転をしており、他方、振動子本体4の上面の駆動接触部5は反時計回り方向の回転をしている。
そして、図4(b) は、A相電極22,23が、B相電極24、25よりも、印加される交番電圧の位相がπ/2だけ遅れている場合の動作を示しており、振動子本体4の底面の駆動接触部5は反時計回り方向の回転をしており、他方、振動子本体4の上面の駆動接触部5は時計回り方向の回転をしている。
このように、同じ振動子の駆動接触部は同じ向きに回転するような位置に配置し、且つ対向側の振動子の駆動接触部は反対向きに回転する位置に配置されることが好ましい。これにより最も効率よく被駆動体2に対する駆動力を取り出すことができるようになる。
すなわち、上記振動子本体4及び4の縦振動と屈曲振動とから合成される楕円振動が、4個の駆動接触部5を介して被駆動体2に作用し、被駆動体2が、振動子本体4の各駆動接触部5の接触面によるガイドに従って、図1(a),(b) で示した同図(a) の図面奥行き方向、同図(b) では図面左右方向に進退移動する。これが、本発明における振動波モータの動作原理である。
尚、本実施の形態では、圧電体部が、A相電極22,23が配設されるA相とB相電極24、25が配設されるB相の2個所で構成されているが、圧電体部は2個所と限ることなく、縦振動と屈曲振動を起こさせることができれば3個所以上であってもよい。
また、本例では、振動子本体4が、ほぼ直方体形状であるので、このような場合は、縦振動と屈曲振動により上記の駆動力が得られるが、駆動接触部に楕円振動を起こして駆動力を得られるのであれば、振動子は他の形状でもよい。また、1または複数の、同じまたは整数倍の周波数のモードを同時に励起しても、同じような振動運動を得ることができる。
更に、駆動接触部は、振動波リニアモータとして最も高レベルの出力特性が得られる任意の位置、すなわち、振動子本体4の最も高レベルの超音波楕円振動が行われる位置に設けられるのが望ましいが、一般には、楕円振動を行うことが駆動の源となるため少なくとも1個以上の駆動接触部では楕円振動が起こっており、少なくとも全ての駆動接触部の部位で生ずる振動による駆動力の総和が0にならないように駆動接触部を配置すればよい。
また、全ての駆動子の位置で楕円運動が起こっている必要はなく、単振動または逆方向の振動が起こってもいても、各振動子からの駆動力の総計が0でなく、ある1方向への駆動力となっていればよい。
いずれにしても、電極の配置位置、交番電圧の印加タイミング、駆動接触部の配置位置を適宜に設定することにより、上下2つの振動子を用いて最小限の入力電圧で被駆動体2の駆動が可能である。
図5(a),(b),(c) はそれぞれ第2の実施形態としての被駆動体2の外形面の形状と駆動接触部5の形状とが相互に倣った形状に形成されていることを示す図である。同図(a) は被駆動体2の外形面2−1と振動子4の駆動接触部5との接触部において、外形面2−1の接触部が凸状円弧2−2であり、駆動接触部5の接触部が凹状円弧5−1となっていて互に相手の形状に倣った形状となっている。
また、同図(b) は被駆動体2の外形面2−1と振動子4の駆動接触部5との接触部において、外形面2−1の接触部が凸状に縁が切立った切立ち凸部2−3に形成され、駆動接触部5の接触部が凹状に縁が切り下がった切れ下がり凹部5−2に形成されて、被駆動体2の切立ち凸部2−3に外嵌している。すなわち、これも互に相手の形状に倣った形状となっている。
そして、同図(c) は同図(b) と逆になっており、被駆動体2の外形面2−1の接触部の方が凹状に縁が切り下がった切れ下がり凹部2−4に形成され、駆動接触部5の接触部の方が凸状に縁が切立った切立ち凸部5−3に形成されて、被駆動体2の切れ下がり凹部2−4に嵌入している。すなわち、これも互に相手の形状に倣った形状となっている。
上記いずれの場合も、互に相手の形状に倣った形状で係合し、且つ図1(a),(b) で述べたように被駆動体2と振動子3とは相互に圧接しているので、被駆動体2には駆動方向からの回転が禁止される。
尚、図5(a) の場合、被駆動体2の径が小さいときは双方とも急峻な円弧となるので、この形状でも被駆動体2には駆動方向からの回転が禁止されるが、被駆動体2の径が大きいときは、同図(b) 又は同図(c) の形態が好ましいといえる。
このように被駆動体2には駆動方向からの回転が禁止されるので、これらの接触部において振動子3だけで被駆動体2を正確に一方向へ駆動することができる。つまり振動子3だけで被駆動体2の駆動方向へのガイド性を持たせることがきるようになっている。
尚、このように被駆動体2の外形面2−1との接触部の形状に倣う駆動接触部5を有する振動子3は、複数のうちいずれか1個のみでも被駆動体2へのガイド性は得られる。
このように、本実施の形態によれば、被駆動体2をガイドする別部品を設ける必要がないので、装置全体を小型化することができる。
図6は、第3の実施形態としての、被駆動体2の周りに3個以上(同図の例では3個)の振動子3を配置する例を示す図である。同図において、振動子3が連結部6から被駆動体2方向へ受ける付勢力は均等になるように設定されている。これにより被駆動体2は基台7の内部で中心位置を保つことができる。
すなわち、このように被駆動体2の周りに少なくとも3個の振動子3を等間隔で配置することにより、図5(a),(b),(c) で説明たような駆動接触部5の形状を考慮しなくても、3個の振動子3のみで被駆動体2を基台7内部の中心位置に保って、被駆動体2の駆動方向へのガイド性を保つことができるため、構成が簡単であると共にガイド部材が不要であり、この場合も装置の小型化が可能となる。また、この構成は、3個以上の振動子3を使用するため、駆動力が向上する
図7(a) は第4の実施形態としての振動波モータの正面図であり、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示す振動波モータ40は、被駆動体2に下方で圧接する振動子3の連結部6の構成は図1(a),(b) の場合と同一であるが、被駆動体2に上方で相対的に圧接する振動子3の連結部を構成する保持部材38は、固定間隔維持部材39を介して基台7に固設されている。
被駆動体2は、下方の連結部6から振動子3を介して加えられる押し上げ押圧力と、上方の振動子3の保持部材38と基台7との間に介装されている固定間隔維持部材39の間隔維持機能により、基台7の内部において中心位置に維持されている。
また、上方の振動子3は、下方の連結部6から振動子3を介して加えられる押し上げ押圧力により、被駆動体2に相対的に圧接している。また、上方の振動子3は、固定間隔維持部材39を介して基台7に固設されていることにより、上記相対的圧接と相伴って被駆動体2をより強固に一定方向(駆動方向)にガイドすることができる。
尚、上方の振動子3は、保持部材38を介することなく、振動子3の上面(駆動接触部5が固定されている面の反対面)を直接固定間隔維持部材39を介して基台7に固設するようにしてもよい。ただし、その場合は固定間隔維持部材39の被駆動体2方向への寸法を、保持部材38が無い分だけ長く設定するようにする。
また、このように一個の振動子3を基台7に固定した場合は、この固定された振動子3と対向する位置に押し付勢部材11によって揺動自在に位置固定された振動子3(同図の例では下方の振動子3)の駆動接触部5は、基台7に固定されている振動子3の2つの駆動接触部5の間に位置するように配設されていれば、1個だけであってもよい。
また、このように振動子3を基台7に固定するのは、図7のように振動子3が2個のときと限るものではなく、被駆動体2の周りにある振動子3が3個以上の場合でも、どれか一つの振動子3を基台7に固定するようにしてもよい。そうすれば、少なくとも一個の振動子3が、揺動しないように固定されているため、被駆動体2が駆動方向で傾くことなく駆動されるようになり、ガイド性がより向上する。
図8(a) は第5の実施形態としての振動波モータの正面図であり、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示す振動波モータ41は、円環状の被駆動体42と、この被駆動体42本体に挿通された回転止め用ガイドピン43及び被駆動体42の外周面に突設されたレール部44とを備えている。
更に、基台45(45−1、45−2)にそれぞれ連結して配置され、被駆動体42のレール部44を上下から挟み付けて配置された2個の振動子3とを備えている。
これら2個の振動子3及びそれらの振動子3をそれぞれ保持して支持する連結部6の構成は、図1(a),(b) に示した振動子3と連結部6の構成と全く同様の構成である。
この振動波モータ41は、2個の振動子3のそれぞれの長手方向(同図(a) では紙面奥行き方向、同図(b) では図の左右方向)とレール部44の長手方向とが一致した状態で、基台45と被駆動体42とが振動子3によってレール部44を介して相対的にリニア駆動される。
図9(a) は第6の実施形態としての振動波モータの正面図であり、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示す振動波モータ46は、先ず、円環状の被駆動体47を備えている。この被駆動体47は、本体外周面に突設されたレール部48と、このレール部48の対向する2面にレール部48の長手方向(同図(a) では紙面奥行き方向、同図(b) では図の左右方向)に沿ってそれぞれ設けられた凸条49とを備えている。
そして、この振動波モータ46は、基台51(51−1、51−2)にそれぞれ連結して配置され、被駆動体47のレール部48の凸条49にそれぞれ外嵌する駆動接触部5´を備えた2個の振動子3´を備えている。
この振動波モータ46は、2個の振動子3´のそれぞれの長手方向(同図(a) では紙面奥行き方向、同図(b) では図の左右方向)と凸条49の長手方向とが一致した状態で、基台51と被駆動体47とが2個の振動子3´によりレール部48を介して相対的にリニア駆動される。
このようにレール部48の凸条49に2個の振動子3´の駆動接触部5´が外嵌する形状で駆動が行われるので、レール部48の凸条49によって駆動方向が一定に維持され、したがって、被駆動体47本体に挿通する回転止めピンが不要となる。
また、この場合も、レール部48に振動子3´を配置するため、被駆動体47の外周を囲むように基台を設ける必要がなく、この構成は装置全体の小型化に有効である。
尚、レール部48の凸条49は、これに限ることなく、溝としてもよく、この溝に振動子の駆動接触部に形成された凸部が嵌入する形態にしても良い。
図10(a) は第7の実施形態としての振動波モータの正面図、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示すように、この振動波モータ52は、先ず、円環状の被駆動体53を備えている。この被駆動体53は、本体にガイド軸54を挿通され、このガイド軸54の挿通位置に対向する位置となる本体外周面に溝付き突設部55が設けられ、その溝付き突設部55の溝56に、回転止めシャフト57が係合している。
そして、被駆動体53の、上記ガイド軸54の挿通部と溝56に係合する回転止めシャフト57とを結ぶ水平面に直角な上下方向の外周面に、被駆動体53を取り囲む円環状の基台58に連結部6を介して連結された振動子3が圧接している。
この振動波モータ52においては、2個の振動子3の被駆動体53への押圧力ベクトルの和がゼロになるように、そして被駆動体53とガイド軸54及び回転止めシャフト57との摩擦力が2個の振動子3の駆動力を越えないように設定されている。
この振動波モータ52も、2個の振動子3のそれぞれの長手方向と被駆動体53の長手方向とが一致した状態で、基台58と被駆動体53とが2個の振動子3により相対的にリニア駆動される。
尚、上記の被駆動体53の構成は、被駆動体53にガイド軸54が設けられているので振動子3の駆動接触部5の形状を、ガイド性を持たせるように変更する必要がない(図5(a),(b),(c) 参照)。
このように、本例の振動波モータ52は、簡略化した構成で被駆動体53の駆動方向へのガイドが出来るため、全体の装置を小型化することができる。
図11(a) は第8の実施形態としての振動波モータの正面図、同図(b) はその側面図である。同図(a),(b) に示すように、この振動波モータ60は、比較的大径の円環状の被駆動体61を備え、この被駆動体61の内部中央に比較的小径の円環状の基台62を備えている。基台62の上下で対向する位置の外周面に連結部6を介して連結された2個の振動子3が、被駆動体61の内面に圧接している。
円環状の基台62には、内空部を通して、振動子3に駆動電圧を供給する配線を配置するようにする。
この振動波モータ60も、2個の振動子3のそれぞれの長手方向と被駆動体61の長手方向とが一致した状態で、基台62と被駆動体61とが2個の振動子3により相対的にリニア駆動される。
尚、振動子3は、図7(a),(b) に示したように、いずれか1個を基台に固定し、他の1個を揺動自在として配置してもよい。また、振動子3を等間隔で3個以上の配設するようにしてもよい。
いずれにしても、被駆動体61は、振動子3の被駆動体61への付勢力で位置決めされて、駆動方向にガイドされる。よって、本例の構成ではガイド部材は不要であり、装置の小型化が可能である。
図12(a) は上記第8の実施形態の変形例としての振動波モータの正面図、同図(b) はその側面図である。本例は、図11(a),(b) の円環状の基台62に代わって、断面が長方形のレール状の基台63が被駆動体61の内部に配置され、振動子3はレール状の基台63の断面が対向する短辺を成す面に、連結部6を介して連結される。振動子3に駆動電圧を供給する配線は、基台63の振動子3が配置されていない面に沿って配置することができる。
(a) は第1の実施形態における振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は振動波リニアモータの振動子本体の正面図、(b) はその側面図、(c) は(a),(b) に示す振動子本体の圧電体シートと電極配置を示する図、(d),(e) は振動子本体の他の構成例を2例示す図である。 (a),(b) は電極への電圧印加により発振駆動される振動波リニアモータの振動子本体の超音波楕円振動を模式的に説明する斜視図、(c) は(b) の2次の屈曲振動を分かり易く振動子本体の輪郭線のみで示す図である。 (a),(b) は位相がπ/2だけ異なる共振周波数近傍の交番電圧を印加したときの振動子の駆動接触部の楕円振動を模式的に示す図である。 (a),(b),(c) はそれぞれ第2の実施形態としての被駆動体の外形面の形状と駆動接触部の形状とが相互に倣った形状に形成されていることを示す図である。 第3の実施形態としての被駆動体の周りに3個以上(図の例では3個)の振動子を配置する例を示す図である。 (a) は第4の実施形態としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は第5の実施形態としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は第6の実施形態としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は第7の実施形態としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は第8の実施形態としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。 (a) は第8の実施形態の変形例としての振動波モータの正面図、(b) はその側面図である。
符号の説明
1 振動波モータ
2 被駆動体
2−1 外形面
2−2 凸状円弧
2−3 切立ち凸部
2−4 切れ下がり凹部
3、3´ 振動子
4、4´、4″ 振動子本体
5、5´ 駆動接触部
5−1 凹状円弧
5−2 切れ下がり凹部
5−3 切立ち凸部
6 連結部
7 基台
8 ピン部材
9 保持部材
11 押し付勢部材
12 圧電体シート
13 圧電体シート層
14 弾性体シート
15 弾性体シート層
16 絶縁体シート
17 A+内部電極箔
17−1、18−1 端子
18 B−内部電極箔
19 A−内部電極箔
19−1、21−1 端子
21 B+内部電極箔
22 A+電極接続外部端子
23 A−電極接続外部端子
24 B+電極接続外部端子
25 B−電極接続外部端子
26 ピン部材取り付け孔
27 圧電体
28 振動子本体主要部
29 振動子本体部品
31 弾性体部
32 単板圧電体
33 1次の縦振動の静止位置
34 1次の縦振動の共振縦振動位置
35 2次の屈曲振動の静止位置
36 2次の屈曲振動の共振屈曲振動位置
37 連結型駆動接触部
38 保持部材
39 固定間隔維持部材
40、41 振動波モータ
42 被駆動体
43 回転止め用ガイドピン
44 レール部
45(45−1、45−2) 基台
46 振動波モータ
47 被駆動体
48 レール部
49 凸条
51(51−1、51−2) 基台
52 振動波モータ
53 被駆動体
54 ガイド軸
55 溝付き突設部
56 溝
57 回転止めシャフト
58 基台
60 振動波モータ
61 被駆動体
62 基台

Claims (4)

  1. 外周面に突設されたレール部を備えた被駆動体と、
    前記被駆動体の被駆動方に沿って、該被駆動体本体に挿通された回転止め用ガイドピンと、
    基台にそれぞれ連結して配置され前記被駆動体の前記レール部を挟み付けて配置された2の振動子と、
    を備え、
    前記2の振動子のそれぞれの長手方向と前記レール部の長手方向とが一致した状態で前記基台と前記被駆動体とが相対的にリニア駆動されることを特徴とする振動波モータ。
  2. 外周面に突設されたレール部と、該レール部の対向する2面に該レール部の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた凸条とを備えた被駆動体と、
    基台にそれぞれ連結して配置され前記被駆動体の前記レール部の凸条にそれぞれ外嵌する駆動接触部を備えた2個の振動子と、
    を備え、
    前記2個の振動子のそれぞれの長手方向と前記凸条の長手方向とが一致した状態で前記基台と前記被駆動体とが相対的にリニア駆動されることを特徴とする振動波モータ。
  3. 外周面に突設された溝付きの突設部を備えた被駆動体と、
    前記突設部の溝に挿通されたガイド軸と、
    該突設部と対向する位置に前記被駆動体の被駆動方向に沿って、該被駆動体本体に挿通された回転止め部材と、
    前記被駆動体の周りに配置されて基台にそれぞれ連結された複数の振動子と、
    を備え、
    前記複数の振動子のそれぞれの長手方向と前記ガイド軸の長手方向とが一致した状態で前記基台と前記被駆動体とが相対的にリニア駆動されることを特徴とする振動波モータ。
  4. 前記ガイド軸及び回転止め部材と前記被駆動体との間に生じる摩擦力が前記複数の振動子による駆動力を越えないように設定されていることを特徴とする請求項記載の振動波モータ。
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