JP2012055145A - 超音波モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て容易性が良好な超音波モータを提供すること。
【解決手段】超音波モータを次のように構成する。すなわち、縦振動と捻れ振動とが同時に励起されることで楕円振動が励起される積層圧電素子40と、積層圧電素子40の捻れ振動の節位置近傍において一体的に固定された回転規制部材42a1,42a2と、積層圧電素子40の楕円振動が励起される面に当接し、楕円振動を駆動源として回転駆動されるロータ機構部10と、積層圧電素子40の楕円振動が励起される面をロータ機構部10に圧接させる押圧機構部20と、積層圧電素子40を保持する回転規制フレーム31a1,31a2と、回転規制フレーム31a1,31a2に設けられ、回転規制部材42a1,42a2と係合することで、押圧機構部20による押圧方向に対して垂直な面内における積層圧電素子40の回転を規制する溝部32a1,32a2と、を超音波モータに具備させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば圧電素子等の振動子の振動を利用する超音波モータに関する。
近年、電磁型モータに代わる新しいモータとして、圧電素子等の振動子の振動を利用した超音波モータが注目されている。この超音波モータは、従来の電磁型モータと比較して、ギア無しで低速高推力が得られる点、保持力が高い点、ストロークが長く高分解能である点、静粛性に富む点、及び磁気的ノイズを発生させない点等の利点を有している。
超音波モータでは、超音波振動子を、摩擦部材である駆動子を介して、相対運動部材である被駆動部材に押し付けることで、前記駆動子と前記被駆動部材との間に摩擦力を発生させ、この摩擦力によって前記被駆動部材を駆動する。
例えば、縦振動と捻れ振動とを超音波振動子に同時に発生させることで、それらの振動が合成された楕円振動を当該超音波振動子に発生させ、該楕円振動を利用して前記被駆動部材を駆動する超音波モータが知られている。このような超音波モータに関連する技術としては、例えば特許文献1に次のような技術が開示されている。
この特許文献1に開示されている技術によれば、棒状弾性体の側面において互いに対向して配置された2個の積層圧電素子の伸縮振動を利用して、前記棒状弾性体に縦振動と捻じれ振動とを同時に励起し、前記棒状弾性体の端面に設けられた駆動子に楕円運動を励起させて、駆動子によりロータを回転させる超音波モータが開示されている。
詳細には、特許文献1に開示されている超音波モータでは、縦振動の周波数と、捻れ振動の周波数と、を略一致させる為に、前記棒状弾性体に溝部を設けている。そして、この溝部の位置を調整することで、縦振動の周波数と捻れ振動の周波数との共振周波数を略一致させている。
さらに、前記棒状弾性体の中央部には長さ方向に沿った貫通孔が設けられ、該貫通孔にシャフトが挿入されて固定されている。そして、このシャフトを基準にして支持されたロータを、上述した楕円振動から駆動力を得た前記駆動子によって回転させている。
特開平9−117168号公報
ところで、特許文献1に開示されている超音波モータは、以下の理由により、組み立て容易性が良好であるとは言い難い。
すなわち、特許文献1に開示されている超音波モータでは、積層圧電素子と棒状弾性体とを接着固定しなければならない点、及び、縦振動の周波数と捻れ振動の周波数とを略一致させる為に棒状弾性体に溝部を形成しなくてはならない点、が組み立て容易性を低下させている。そして、このような組立性の不良が、当該超音波モータのモータ性能のばらつきや低下を招くことがある。
本発明は、前記の事情に鑑みて為されたものであり、組み立て容易性が良好な超音波モータを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一態様による超音波モータは、
中心軸に垂直な断面が矩形状を呈し、該矩形状を構成する短辺と長辺との比率が所定の値に設定され、前記中心軸方向に伸縮する縦振動と、前記中心軸を捻れ軸とする捻れ振動と、が同時に励起されることで楕円振動が励起される振動子と、
前記振動子のうち前記捻れ振動の節位置近傍において一体的に固定された振動子側係合部と、
前記振動子のうち前記楕円振動が励起される面に当接し、前記楕円振動を駆動源として、前記中心軸を回転軸として回転駆動されるロータ機構部と、
前記振動子を前記ロータ機構部に向かって押圧し、前記振動子の前記楕円振動が励起される面を前記ロータ機構部に圧接させる押圧機構部と、
前記ロータ機構部と前記押圧機構部と共に前記振動子を保持するフレームと、
前記フレームに設けられ、前記振動子側係合部と係合することで、前記押圧機構部による押圧方向に対して垂直な面内における前記振動子の回転を規制するフレーム側被係合部と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、組み立て容易性が良好な超音波モータを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図。 第1実施形態に係る超音波モータの斜視図。 第1実施形態に係る超音波モータの正面図。 第1実施形態に係る超音波モータの側面図。 積層圧電素子の一構成例を示す図。 縦1次振動モードにおける積層圧電素子の振動状態を破線で示す斜視図。 捻れ2次振動モードにおける積層圧電素子の振動状態を破線で示す斜視図。 積層圧電素子の各振動モードにおける共振周波数特性の一例を示す図。 組立時に積層圧電素子を回転規制フレームの溝部に挿入する様子を示す図。 本発明の第2実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図。 第2実施形態に係る超音波モータの斜視図。 第2実施形態に係る超音波モータの正面図。 組立時に積層圧電素子を回転規制フレームの溝部に挿入する様子を示す図。 スペーサ部材の一構成例を示す図。 本発明の第3実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図。 第3実施形態に係る超音波モータの押圧機構部近傍の拡大図(斜視図)。 第3実施形態に係る超音波モータの押圧機構部近傍の拡大図(正面図)。 組立時に積層圧電素子を回転規制フレームに挿入する様子を示す図。 押圧機構部を構成する押圧軸の固定板への組み付け例を示す斜視図。 第3実施形態に係る超音波モータの側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る超音波モータについて、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図である。図2は、第1実施形態に係る超音波モータの斜視図である。図3は、第1実施形態に係る超音波モータの正面図である。図4は、第1実施形態に係る超音波モータの側面図である。
図1に示すように、本第1実施形態に係る超音波モータ1は、ロータ機構部10と、押圧機構部20と、フレーム30と、積層圧電素子40と、を具備する。
前記ロータ機構部10は、中心軸11と、軸受け12と、歯車13と、摺動板14と、を有する。
前記中心軸11は、後述するロータ機構収容フレーム31bに対して固定された軸部材である。なお、ロータ機構部10における各構成部材は、この中心軸11に対して同心状に配設されている。
前記軸受け12は、中心軸11に挿通されたベアリング部材である。
前記歯車13は、軸受け12に結合され、この軸受け12を介して中心軸11に対して回転自在に設けられている。
前記摺動板14は、後述する駆動子41に接触するよう配置され、該駆動子による駆動力を歯車13に伝達する。
前記押圧機構部20は、バネ21と、押圧軸22aが設けられた固定板22と、を有する。
前記バネ21は、後述する積層圧電素子40を、ロータ機構部10に対して押圧する為のバネ部材である。このバネ21は、後述する押圧軸22aによって位置決めされている。具体的には、このバネ21は、例えば板バネやコイルバネ等である。
前記固定板22は、後述する一対の回転規制フレーム31a1,31a2の底面に対して螺子止め或いは接着等により固定された板状部材である。この固定板22と積層圧電素子40とによって挟み込まれたバネ21は、撓んだ状態で積層圧電素子40をロータ機構部10に対して押圧する。
前記押圧軸22aは、バネ21の中空領域に挿入されて当該バネ21を位置決めし、ロータ機構部10の回転軸と積層圧電素子40の回転軸とを一致させる略円柱状の部材である。この押圧軸22aの一方端は固定板22に対して挿通され、他方端は積層圧電素子40の底面のうち捻り振動の節位置に対応する位置(幅方向及び厚み方向の中心位置近傍)に接着等により固定されている。
前記フレーム30は、回転規制フレーム31a1,31a2と、ロータ機構収容フレーム31bと、を有する。
前記回転規制フレーム31a1,31a2は、対向する一対の略板状部材であり、これら回転規制フレーム31a1と回転規制フレーム31a2との間に積層圧電素子40が挿入される。これら回転規制フレーム31a1,31a2は、後述の係合構造により、積層圧電素子40を回転規制(歯車13の回転方向についての回転規制)する。
詳細には、回転規制フレーム31a1,31a2のうち積層圧電素子40に対向する面には、図2乃至図4に示すように、回転規制フレーム31a1,31a2の長手方向に沿って長孔形状の溝部32a1,32a2が形成されている。詳細は後述するが、この溝部32a1,32a2は、積層圧電素子40に設けられた回転規制部材42a1,42a2と係合して当該積層圧電素子40の回転動作を規制する。
前記ロータ機構収容フレーム31bは、前記中心軸11が固定され、前記中心軸11が挿通された軸受け12と歯車13と摺動板14とを収容する。
前記積層圧電素子40は、圧電シートが積層されて成る振動体であり、駆動子41と、回転規制部材42a1,42a2と、位置決めピン43と、が設けられている。この積層圧電素子40の積層構造については後述する。
前記駆動子41は、前記積層圧電素子40のうちロータ機構部10に対向する面に設けられ、摺動板14に接触している。
前記位置決めピン43は、前記積層圧電素子40の上面(ロータ機構部10に対向する面)のうち長辺方向且つ短辺方向の中心上に、当該上面に対して垂直に凸となるように当該上面に接着固定されている。この位置決めピン43は、ロータ機構部10を構成する部材の回転中心に設けられた孔に挿入される。この位置決めピン43によって、ロータ機構部10の回転中心と、当該積層圧電素子40上面の中心とが一致する。
前記回転規制部材42a1,42a2は、積層圧電素子40の主平面(回転規制フレーム31a1,31a2に対向する面)のうち、捻り振動の節位置(当該積層圧電素子40の振動を阻害せず且つ当該積層圧電素子40の長手方向端面に励起される捻り振動の振幅を最大とするような位置)に、例えば接着等により固定されている。
詳細には、前記回転規制部材42a1,42a2は、積層圧電素子40と回転規制フレーム31a1,31a2との間に嵌って積層圧電素子40と回転規制フレーム31a1,31a2との相対位置を固定する位置決め部材42a1s,42a2sと、回転規制フレーム31a1,31a2の溝部32a1,32a2に挿入される棒状部材42a1b,42a2bと、から成る。
図2乃至図4に示すように、回転規制フレーム31a1,31a2の溝部32a1,32a2と、回転規制部材42a1,42a2の棒状部材42a1b,42a2bとが係合することで、積層圧電素子40の回転(歯車13の回転と同方向の回転、バネ21の押圧力の方向に対して垂直な面内の回転)が規制される。換言すれば、図4において両矢印Dで示す方向への移動が規制される。
また、回転規制部材42a1,42a2の位置決め部材42a1s,42a2sが、積層圧電素子40と回転規制フレーム31a1,31a2との間で積層圧電素子40を位置決めする為、図3において両矢印Wで示す方向への積層圧電素子40の移動を規制する。
他方、図4において両矢印Hで示す方向については、積層圧電素子40は、回転規制フレーム31a1,31a2に形成されている溝部32a1,32a2の範囲内で移動自在である。
以下、積層圧電素子40の積層構造の一例について説明する。図5は、積層圧電素子40の一構成例を示す図である。
同図に示すように、積層圧電素子40は、第1積層部位411と、第2積層部位412と、第3積層部位413と、第4積層部位414と、第5積層部位415と、から成る。
詳細には、これら各積層部位(第1積層部位411、第2積層部位412、第3積層部位413、第4積層部位414、第5積層部位415)の積層構成は、次のような積層構成である。なお、各積層部位を構成する第1の圧電シート401、第2の圧電シート402、及び第3の圧電シート403の構成については後述する。
《第1積層部位411》
第1積層部位411は、少なくとも1枚の第3の圧電シート403から成る(複数枚の第3の圧電シート403から成る場合は、第3の圧電シート403がその厚み方向に積層されて成る)。
《第2積層部位412》
第2積層部位412は、第1積層部位411上に積層された部位であって、第1の圧電シート401と第2の圧電シート402とがその厚み方向に交互に積層されて成る。
《第3積層部位413》
第3積層部位413は、第2積層部位412上に積層された部位であって、少なくとも1枚の第3の圧電シート403から成る(複数枚の第3の圧電シート403から成る場合は、第3の圧電シート403がその厚み方向に積層されて成る)。
《第4積層部位414》
第4積層部位414は、第3積層部位413上に積層された部位であって、第1の圧電シート401と第2の圧電シート402とがその厚み方向に交互に積層されて成る。
《第5積層部位415》
第5積層部位415は、第4積層部位414上に積層された部位であって、少なくとも1枚の第3の圧電シート403から成る(複数枚の第3の圧電シート403から成る場合は、第3の圧電シート403がその厚み方向に積層されて成る)。
以下、前記第1の圧電シート401、第2の圧電シート402、及び第3の圧電シート403について詳細に説明する。
これら第1の圧電シート401、第2の圧電シート402、及び第3の圧電シート403は、矩形のシート状の圧電素子であり、例えばハード系のチタン酸ジルコン酸鉛の圧電セラミックス素子(PZT)から成る。
詳細には、前記第1の圧電シート401の電極形成面上には、その長手方向における略中央位置に、+相の第1内部電極401aと+相の第2内部電極401cとが、中心線C(短辺を2等分する線)に対して対称に設けられている。
同様に、前記第2の圧電シート402の電極形成面上には、その長手方向における略中央位置に、−相の第1内部電極402aと−相の第2内部電極402cとが、中心線C(短辺を2等分する線)に対して対称に設けられている。
ここで、前記+相の第1内部電極401aは、矩形形状を呈する第1の圧電シート401の一方短辺に向かって延びて露出する端部401aeを備えている。前記+相の第2内部電極401cは、矩形形状を呈する第1の圧電シート401の一方短辺に向かって延びて露出する端部401ceを備えている。
同様に、前記−相の第1内部電極402aは、矩形形状を呈する第2の圧電シート402の一方短辺に向かって延びて露出する端部402aeを備えている。前記−相の第2内部電極402cは、矩形形状を呈する第2の圧電シート402の一方短辺に向かって延びて露出する端部402ceを備えている。
そして、積層圧電素子40の外形部位(外形面)には、端部401ae同士,端部401ce同士,端部402ae同士,端部402ce同士をそれぞれ接続(短絡)する外部電極(不図示)が設けられている。ここで、積層圧電素子40のうち、少なくとも、+相の第1内部電極401aと−相の第1内部電極402aとが互いに対向する部分、及び、+相の第2内部電極401cと−相の第2内部電極402cとが互いに対向する部分、に活性化領域が形成されている。
詳細には、+相の第1内部電極401aと−相の第1内部電極402aとの間、及び、+相の第2内部電極401cと−相の第2内部電極402cとの間には高電圧が印加され、各電極が分極されて圧電的に活性化されている。
なお、上述の各内部電極401a,401c,402a,402cは、例えば厚さ4μmの銀パラジウム合金である。
前記第3の圧電シート403は、第1の圧電シート401及び第2の圧電シート402と同形状であって、且つ、内部電極が設けられていないシート状の部材である。
以上説明したように、積層圧電素子40においては、積層方向(積層圧電素子40の厚み方向)における中央部位には内部電極の無い絶縁層が設けられており、これにより積層方向(積層圧電素子40の厚み方向)について圧電活性化領域が2分割されている。また、積層方向における最下位部位及び最上位部位にも内部電極の無い絶縁層が設けられている。ここで、第4積層部位414に対応する電極層をA相と称し、第2積層部位412に対応する電極層をB相と称する。
図6Aは、縦1次振動モードにおける積層圧電素子40の振動状態を破線で示す斜視図である。図6Bは、捻れ2次振動モードにおける積層圧電素子40の振動状態を破線で示す斜視図である。図6A及び図6Bにおいては、振動前の積層圧電素子40の状態(形状)を実線で示し、各振動モードにおける振動時の積層圧電素子40の状態(形状)を破線で示している。
ここで、図6A及び図6Bに示すように、略直方体形状の積層圧電素子40の中心軸100cに直交する断面を構成する短辺の長さをaとし、長辺の長さをbとし、中心軸100cに沿った高さをcとする。但し、短辺a、長辺b、高さcの大小関係は、
a<b<c
であるとする。以降の説明においては、高さc方向を、縦1次振動モードの振動の方向とし、且つ、捻れ振動の捻れの軸方向とする。
本第1実施形態に係る超音波モータにおいては、積層圧電素子40のうち短辺a、長辺b、高さcの各寸法の値を適宜設定することで、縦1次振動モードの共振周波数と、捻れ2次振動モードまたは捻れ3次振動モードの共振周波数と、を略一致させる。
図6A及び図6Bにおいてp1,p2で示すのは捻れ振動の方向であり、qで示すのは縦振動の方向であり、Nで示すのは振動の節である。
前記節Nは、図6Aに示す縦1次振動においては、積層圧電素子40の高さc方向の中心位置に1つ存在する。また、図6Bに示す捻れ2次振動においては、前記節Nは、高さc方向の2つの位置に存在する。
ここで、積層圧電素子40の高さcを一定として、(短辺の長さa/長辺の長さb)の値を横軸にとり、各振動モードにおける共振周波数の値を縦軸にとると、図7に示す特性を得ることができる。具体的には下記のような特性となる。すなわち、
・縦1次振動モードにおける共振周波数の値は、(a/b)の値に依存せず、略一定の値をとる。
・捻れ1次振動モード、捻れ2次振動モード、及び捻れ3次振動モードにおける共振周波数の値は、(a/b)の値の増加に従って、増加していく。
・捻れ1次振動モードにおける共振周波数は、(a/b)の値がどのような値であっても、縦1次振動モードにおける共振周波数と一致することは無い。
・捻れ2次振動モードにおける共振周波数は、(a/b)の値が0.6となる近傍で、縦1次振動モードにおける共振周波数と一致する。
・捻れ3次振動モードにおける共振周波数は、(a/b)の値が0.3となる近傍で、縦1次振動モードにおける共振周波数と一致する。
上述したような特性の為、本第1実施形態においては下記のように(a/b)の値を設定する。すなわち、
・縦1次振動モードと捻れ2次振動モードとを利用する場合、(a/b)の値が0.55〜0.65となるように、積層圧電素子40の短辺の長さa及び長辺の長さbを設定する。
つまり本第1実施形態に係る超音波モータにおいては、積層圧電素子40の中心軸100c方向に伸縮する縦1次共振振動と、中心軸100cを捻れ軸とする捻れ2次共振振動と、の共振周波数が略一致するように、積層圧電素子40における短辺の長さaと長辺の長さbとの比(比率)を設定する。
このようにして共振周波数の調整を行うことができるので、従来の技術では必要とされている共振周波数の調整の為の特別な加工等は一切不要になる。
積層圧電素子40においては、中心軸100c(回転軸)方向に沿って伸縮する縦1次共振振動と、中心軸100cを捻れ軸とする捻れ2次共振振動と、が同時に励起されることで、それらの振動が合成されて楕円振動が励起される。
具体的には、上述した第4積層部位414に対応する電極層であるA相、及び第2積層部位412に対応する電極層であるB相の各内部電極に、互いに位相が異なる交番電圧を印加することで、積層圧電素子40の厚み方向(積層方向)に分極されてなる活性化領域において縦1次共振振動と捻れ2次共振振動とが励起され、積層圧電素子40の端面において楕円振動が励起され、駆動子41によって摺動板14が回転駆動される。このように、本第1実施形態に係る超音波モータでは、積層圧電素子40の圧電横効果を利用して駆動を行う。
詳細には、A相とB相とに同位相の交番電圧を印加することで、積層圧電素子40には縦振動が励起される。また、A相とB相とに位相差が180度(逆位相)の交番電圧を印加することで、積層圧電素子40には捻れ振動が励起される。そして、A相とB相とに位相差が90度の交番電圧を印加することで、積層圧電素子40には縦振動と捻れ振動とが同時に励起され、その端面において楕円振動が励起される。
ところで、本第1実施形態に係る超音波モータでは、図5、図6A、及び図6Bに示すように、内部電極401a,401c,402a,402cが各圧電シートにおいて設けられている位置は、当該積層圧電素子40に励起させる捻れ2次振動の腹部に対応する位置である。換言すれば、各内部電極401a,401c,402a,402cは、捻り2次振動の応力が最大となる位置に設けられている。
図8は、本第1実施形態に係る超音波モータの実際の組立時に、積層圧電素子40を回転規制フレーム31a1,31a2に挿入する様子を示す図である。同図に示すように、回転規制部材42a1,42a2の棒状部材42a1b,42a2bを、回転規制フレーム31a1,31a2の溝部32a1,32a2に、押圧機構部20が配設される側(下方側)から挿入することで、積層圧電素子40をフレーム30内に収容する。その後、押圧機構部20を組み付ける。
以上説明したように、本第1実施形態によれば、組み立て容易性が良好な超音波モータを提供することができる。具体的には、本第1実施形態に係る超音波モータは、例えば下記のような効果を奏する。
・簡易な構成で、押圧機構部20による押圧方向に対して垂直な平面内での積層圧電素子40の回転動作(ロータ機構部10の歯車13の回転方向と同方向への回転動作)を規制することができる。
・縦・屈曲方式のモータを利用する場合であっても、押圧方向に対して垂直な平面内での回転を規制する支持構成が不要となる。
・積層圧電素子40を上述のように構成することで、組立工数の削減及び低コスト化が実現する。
・組立工程を削減したことで、モータ性能のばらつきが低下し、性能の安定性が向上する。
・回転規制部材42a1,42a2と回転規制フレーム31a1,31a2との係合によって回転規制及び位置決めを行うという簡易な構成を採る為、組立工数を大きく削減することができる。
・回転規制部材42a1,42a2を、超音波モータの出力に直接的に寄与すると考えられる捻り振動を可能な限り阻害しない位置(換言すれば、積層圧電素子40の長手方向端面に励起される捻り振動振幅を最大にする位置;捻り振動の節位置)に配設することで、良好な駆動効率を実現している。
・内部電極を設けた板状の圧電シートを積層して振動体(積層圧電素子40)を構成することで、低電圧駆動に適した構成としている。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る超音波モータについて説明する。説明の重複を避ける為、上述の第1実施形態に係る超音波モータとの相違点について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図である。図10は、第2実施形態に係る超音波モータの斜視図である。図11は、第2実施形態に係る超音波モータの正面図である。図12は、組立時に積層圧電素子を回転規制フレームに挿入する様子を示す図である。図13は、スペーサ部材の一構成例を示す図である。
前記第1実施形態に係る超音波モータと本第2実施形態に係る超音波モータとの主な相違点の一つは、積層圧電素子40の回転規制構造である。
具体的には、前記第1実施形態に係る超音波モータでは、積層圧電素子40に設けられた回転規制部材42a1,42a2と、回転規制フレーム31a1,31a2に形成された溝部32a1,32a2とが係合することで、押圧機構部20による押圧方向に対して垂直な平面内での積層圧電素子40の回転動作(ロータ機構部10の歯車13の回転方向と同方向への回転動作)を規制している。
一方、本第2実施形態に係る超音波モータでは、図9乃至図11に示すように積層圧電素子40の捻り振動の節位置に、断面コ字状の回転規制部材43a1,43a2が、当該積層圧電素子40の両側面方向から例えば接着等により固定されている。
より詳細には、本第2実施形態に係る超音波モータの積層圧電素子40には、押圧機構部20による押圧方向に対して垂直な平面内で、当該積層圧電素子40の捻り振動の節位置における略全周を回転規制フレーム31a1,31a2と共に覆うように、回転規制部材43a1,43a2が設けられている。
ここで、断面コ字状の回転規制部材43a1,43a2と、回転規制フレーム31a1,31a2との隙間は、図12において矢印Hで示す方向に積層圧電素子40が移動可能な程度の最小の隙間である。
図12は、本第1実施形態に係る超音波モータの実際の組立時に、積層圧電素子40を回転規制フレーム31a1,31a2内に挿入する様子を示す図である。同図に示すように、積層圧電素子40の主平面のうち回転規制部材43a1と回転規制部材43a2とに覆われていない部位に、回転規制フレーム31a1,31a2が位置するように、押圧機構部20が配設される側から積層圧電素子40を挿入する。その後、押圧機構部20を回転規制フレーム31a1,31a2の底面に組み付ける。
ところで、積層圧電素子40のうち回転規制フレーム31a1と対向する主平面には、回転規制フレーム31a1との間に嵌って当該積層圧電素子40と回転規制フレーム31a1との相対位置を固定するスペーサ部材45が設けられている。同様に、積層圧電素子40のうち回転規制フレーム31a2と対向する主平面には、回転規制フレーム31a2との間に嵌って当該積層圧電素子40と回転規制フレーム31a2との相対位置を固定するスペーサ部材45が設けられている。これらスペーサ部材45により、図11において矢印Wで示す方向の位置決めが為される(移動規制が為される)。
上述の構成により、本第2実施形態に係る超音波モータでは、断面コ字状の回転規制部材43a1,43a2と回転規制フレーム31a1,31a2とが、押圧機構部20による押圧方向に対して垂直な平面内で接触することで、上述の積層圧電素子40の回転規制が為される。
なお、本第2実施形態に係る超音波モータでは、回転規制フレーム31a1,31a2に溝部を形成することは不要である。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、第1実施形態に係る超音波モータと同様の効果を奏する上に、次の効果を奏する超音波モータを提供することができる。すなわち、本第2実施形態に係る超音波モータによれば、第1実施形態に係る超音波モータに比べて、捻り振動の中心位置からより離れた位置で積層圧電素子40を支持するので、上述の回転規制が更に容易となる。
なお、回転規制部材43a1,43a2及びスペーサ部材45については、積層圧電素子40よりも振動伝達性が小さい材料(例えば、樹脂材料や硬質ゴム等)で構成してもよい。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る超音波モータについて説明する。説明の重複を避ける為、上述の第1実施形態に係る超音波モータとの相違点について説明する。
図14は、本発明の第3実施形態に係る超音波モータの一構成例を示す分解斜視図である。図15は、第3実施形態に係る超音波モータの押圧機構部近傍の拡大図(斜視図)である。図16は、第3実施形態に係る超音波モータの押圧機構部近傍の拡大図(正面図)である。図17は、組立時に積層圧電素子を回転規制フレームに挿入する様子を示す図である。図18は、押圧機構部を構成する押圧軸の固定板への組み付け例を示す斜視図である。図19は、第3実施形態に係る超音波モータの側面図である。
前記第1実施形態に係る超音波モータと本第3実施形態に係る超音波モータとの主な相違点の一つは、積層圧電素子40の回転規制構造である。
具体的には、本第3実施形態に係る超音波モータでは、押圧機構部20を下記のように構成することで、積層圧電素子40の回転動作(ロータ機構部10の歯車13の回転方向と同方向への回転動作)を規制する。すなわち、本第3実施形態に係る超音波モータの押圧機構部20は、押圧軸25aと、突起部25t1,25t2と、圧電素子保持部25b1,25b2と、バネ21と、を備える。
前記バネ21は、後述する押圧軸25aによって位置決めされており、積層圧電素子40をロータ機構部10に対して押圧する。具体的には、このバネ21は、例えば板バネやコイルバネ等である。
前記固定板22は、一対の回転規制フレーム31a1,31a2の底面に対して螺子止め或いは接着等により固定された板状部材であり、フレーム30に対向する面の中心部位には底面まで貫通している中心孔22hが形成されている。この中心孔22hは、後述する押圧軸25の径と略同径の貫通孔である。固定板22と積層圧電素子40とによって挟み込まれたバネ21は、撓んだ状態で積層圧電素子40をロータ機構部10に向かって押圧する。
前記押圧軸25aは、バネ21の中空領域に挿入されてバネ21を位置決めし、且つ、ロータ機構部10の回転軸と積層圧電素子40の回転軸とを一致させる略円柱状の部材である。この押圧軸25aの一方端は、図18に示すように固定板22の中心孔22hに挿入され、他方端は積層圧電素子40を載置可能な形状に形成されている。
前記圧電素子保持部25b1,25b2は、押圧軸25a上に載置された積層圧電素子40を、回転規制フレーム31a1,31a2側から挟持し、且つ、積層圧電素子40と回転規制フレーム31a1,31a2との間に嵌ることで、図16において矢印Wで示す方向における積層圧電素子40の移動を規制する。
前記突起部25t1,25t2は、積層圧電素子40の主平面に対して垂直を成し、回転規制フレーム31a1,31a2に向かって凸の突起部であり、回転規制フレーム31a1,31a2の溝部32a1,32a2に挿入される。
図17に示すように、突起部25t1,25t2を、回転規制フレーム31a1,31a2の溝部32a1,32a2に、押圧機構部20が配設される側から挿入することで、積層圧電素子40をフレーム30内に収容する。その後、押圧機構部20を回転規制フレーム31a1,31a2の底面に組み付ける。
図19に示すように、回転規制フレーム31a1の溝部32a1と突起部25t1とが係合することで(図19においては不図示であるが、同様に回転規制フレーム31a2と突起部25t2とが係合する)、積層圧電素子40の回転(歯車13の回転と同方向への回転、バネ21の押圧力の方向に対して垂直な平面内の回転)が規制される。換言すれば、図19において両矢印Dで示す方向への積層圧電素子40の移動が規制される。
以上説明したように、本第3実施形態によれば、第1実施形態に係る超音波モータと同様の効果を奏する上に、次の効果を奏する超音波モータを提供することができる。すなわち、本第3実施形態に係る超音波モータによれば、押圧機構部20を上述のように構成するだけで、振動体である積層圧電素子40の支持及び回転止めを行うことができるので、部品点数の削減が実現する。
以上、第1実施形態乃至第3実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示した複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示す全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
10…ロータ機構部、 11…中心軸、 13…歯車、 14…摺動板、 20…押圧機構部、 21…バネ、 22a…押圧軸、 22…固定板、 22h…中心孔、 25a…押圧軸、 25t1,25t2…突起部、 25b1,25b2…圧電素子保持部、 25…押圧軸、 30…フレーム、 31b…ロータ機構収容フレーム、 31a1,31a2…回転規制フレーム、 32a1,32a2…溝部、 40…積層圧電素子、 41…駆動子、 42a1,42a2…回転規制部材、 42a1s,42a2s…位置決め部材、 42a1b,42a2b…棒状部材、 43…ピン、 43a1,43a2…回転規制部材、 45…スペーサ部材、 401…第1の圧電シート、 402…第2の圧電シート、 403…第3の圧電シート。

Claims (5)

  1. 中心軸に垂直な断面が矩形状を呈し、該矩形状を構成する短辺と長辺との比率が所定の値に設定され、前記中心軸方向に伸縮する縦振動と、前記中心軸を捻れ軸とする捻れ振動と、が同時に励起されることで楕円振動が励起される振動子と、
    前記振動子のうち前記捻れ振動の節位置近傍において一体的に固定された振動子側係合部と、
    前記振動子のうち前記楕円振動が励起される面に当接し、前記楕円振動を駆動源として、前記中心軸を回転軸として回転駆動されるロータ機構部と、
    前記振動子を前記ロータ機構部に向かって押圧し、前記振動子の前記楕円振動が励起される面を前記ロータ機構部に圧接させる押圧機構部と、
    前記ロータ機構部と前記押圧機構部と共に前記振動子を保持するフレームと、
    前記フレームに設けられ、前記振動子側係合部と係合することで、前記押圧機構部による押圧方向に対して垂直な面内における前記振動子の回転を規制するフレーム側被係合部と、
    を具備することを特徴とする超音波モータ。
  2. 前記フレーム側被係合部は、前記押圧方向を長手方向として前記フレームに形成された長孔部であり、
    前記振動子側係合部は、
    前記振動子と前記フレームとの間に嵌って前記振動子と前記フレームとの相対位置を固定するスペーサ部材と、
    前記フレーム部に形成された前記長孔部に挿入される係合部材と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。
  3. 前記振動子側係合部は、前記押圧方向に対して垂直な面内で、前記振動子の捻れ振動の節位置における略全周を前記フレームと共に覆うように前記振動子の周面に配設された回転規制部材であり、
    前記フレーム側被係合部は、前記フレームのうち前記回転規制部材と接触する部位であり、
    前記振動子のうち前記フレームと対向する主平面には、前記フレームとの間に嵌って前記振動子と前記フレームとの相対位置を固定するスペーサ部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。
  4. 前記振動子側係合部及び前記スペーサ部材は、前記振動子よりも振動伝達性が小さい材質から成る
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の超音波モータ。
  5. 前記フレーム側被係合部は、前記押圧方向を長手方向として前記フレーム部に形成された長孔部であり、
    前記振動子側係合部は、
    前記フレーム側から前記振動子を挟持し、前記振動子と前記フレームとの間に嵌って前記振動子と前記フレームとの相対位置を固定する振動子保持部と、
    前記長孔部に挿入される係合突起部材と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。
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