JP4688486B2 - 金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 - Google Patents

金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 Download PDF

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Description

本発明は、一液型でポットライフの制限がなく、しかも硬化性、塗膜硬度、密着性、耐熱性、貯蔵安定性に優れた放射線硬化型樹脂組成物に関し、更には、各種成型体に対して金属蒸着を行うためのアンカーコート剤として有用な放射線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体に関するものである。
従来より、放射線硬化型樹脂組成物は、ごく短時間の放射線の照射により硬化が完了するため各種基材へのコーティング剤や接着剤、又はアンカーコート剤等として幅広く用いられている。
中でも近年では、自動車ライトの反射鏡等のアンカーコート剤として放射線硬化型樹脂組成物が検討されている。即ち、自動車ライトの反射鏡等はFRP(繊維強化複合材料)で成型される成型体の表面にアルミニウム等の金属を真空蒸着することによって作製されており、このようなFRPの表面に金属を蒸着するに当たって、FRPと金属蒸着膜との密着性を高め、又、蒸着金属の光沢を良くして蒸着面の反射効率を高めるために、金属を蒸着するに先だってFRPの表面に放射線硬化型樹脂組成物をアンカーコートすることが行われる。
このような放射線硬化型樹脂組成物として、ジペンタエリスリトールの多官能アクリレートと、イソシアヌレート型ポリイソシアネートとを含有して成るFRP金属蒸着用紫外線硬化型下塗り樹脂組成物(例えば、特許文献1参照。)や、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物20〜80重量部、油変性アルキド樹脂80〜20重量部、及び、増感剤2〜15重量部を含有してなるFRP用金属蒸着用紫外線硬化型下塗り樹脂組成物(例えば、特許文献2参照。)が、提案されている。
特開平7−26167号公報 国際公開WO95/32250号公報
しかしながら、上記特許文献1の開示技術では、2液型であるため必然的にポットライフの制限がある上、密着性、耐熱性についてもまだまだ不充分であった。また、上記特許文献2の開示技術では、1液型ではあるものの、その貯蔵安定性は不充分であり、更に各種成型体に対する硬化性、塗膜硬度、密着性、耐熱性についてもまだまだ満足のいくものではなく、更なる改良が求められるものであった。
そこで、本発明ではこのような背景下において、一液型でポットライフの制限がなく、しかも硬化性、塗膜硬度、密着性、耐熱性、貯蔵安定性に優れた金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体を提供することを目的とするものである。
しかるに、本発明者等はかかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ガラス転移温度(Tg)が0〜130℃であるアクリル系樹脂(A)、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)、及び分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物(C)(但し、(B)を除く。)を含有してなり、(A)と(B)の合計100重量部に対して、(C)5〜100重量部を含有してなり、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)が、重量平均分子量(Mw)5,000〜30,000のポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)であることを特徴とする金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物が上記目的に合致することを見出し、本発明を完成した
に本発明では、上記の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物を成型体表面に塗布し、放射線硬化させた後、該塗膜上に、金属蒸着層及びトップコート層が形成されてなる多層構造体提供するものである。
本発明の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物は、ガラス転移温度(Tg)が0〜130℃であるアクリル系樹脂(A)、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)、及び分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物(C)(但し、(B)を除く。)を含有してなり、(A)と(B)の合計100重量部に対して、(C)5〜100重量部を含有してなり、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)が、重量平均分子量(Mw)5,000〜30,000のポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)であるため、一液型でポットライフの制限がなく、しかも硬化性、塗膜硬度、密着性、耐熱性、貯蔵安定性に優れた効果を有するものであり、特に各種成型体に金属蒸着を行うためのアンカーコート剤として有用である。
以下に、本発明を詳細に述べる。
本発明で用いるアクリル系樹脂(A)としては、特に限定されず、アクリル酸エステル系モノマー(a1)の単独重合体や、アクリル酸エステル系モノマー(a1)、リン酸機含有エチレン性不飽和モノマー(a2)及びカルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)から選ばれる少なくとも1種、及び必要に応じてその他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を共重合成分とするアクリル系樹脂などが挙げられる。
アクリル酸エステル系モノマー(a1)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられ、中でもアルキル基の炭素数が1〜12のアクリル酸アルキルエステルが好ましく、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好ましく用いられる。
リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)としては、例えば、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、リン酸エチレン(メタ)アクリレート、リン酸トリメチレン(メタ)アクリレート、リン酸1−クロロメチルエチレン(メタ)アクリレートが挙げられ、中でも2−メタクリロイロキシエチルアシッドフォスフェートが金属蒸着膜の密着性の点で好適である。
カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)としては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸、アクリルアミドN−グリコール酸、ケイ皮酸等が挙げられ、中でも(メタ)アクリル酸が好ましく用いられる。
その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の水酸基含不飽和モノマー、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルメタクリレート等のグリシジル基含有不飽和モノマー、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート等のイソシアネート基含有不飽和モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−(n−ブトキシアルキル)アクリルアミド、N−(n−ブトキシアルキル)メタクリルアミド等のアミド基含有不飽和モノマー、アクリルアミド−3−メチルブチルメチルアミン、ジメチルアミノアルキルアクリルアミド、ジメチルアミノアルキルメタクリルアミド等のアミノ基含有不飽和モノマー、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン参等のオレフィンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸あるいはその塩等のスルホン酸基含有不飽和モノマー、スチレン、酢酸ビニル、アクリルニトリル、アクリルアミド等が挙げられる。
かかるアクリル酸エステル系モノマー(a1)、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)及びその他のエチレン性不飽和モノマー(a4)の配合割合(共重合比)は特に限定されないが、例えば、
[I]アクリル酸エステル系モノマー(a1)、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を配合する場合は、アクリル酸エステル系モノマー(a1)を70〜99重量%(さらには80〜98重量%)、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)を0.01〜1重量%(さらには0.05〜0.5重量%)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を29.99重量%以下(さらには0.1〜19.95重量%)とすることが好ましい。
[II]アクリル酸エステル系モノマー(a1)、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を配合する場合は、アクリル酸エステル系モノマー(a1)を70〜99重量%(さらには80〜98重量%)、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)を0.01〜2重量%(さらには0.05〜1重量%)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を29.99重量%以下(さらには0.1〜19.95重量%)とすることが好ましい。
[III]アクリル酸エステル系モノマー(a1)、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を配合する場合は、アクリル酸エステル系モノマー(a1)を70〜99重量%(さらには80〜98重量%)、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)を0.01〜1重量%(さらには0.05〜0.5重量%)、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)を0.01〜2重量%(さらには0.05〜1重量%)、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)を29.98重量%以下(さらには0.1〜19.9重量%)とすることが好ましい。
[I]の場合、アクリル酸エステル系モノマー(a1)が70重量%未満では耐湿熱性が低下し、99重量%を越えると金属蒸着膜の密着性が低下し好ましくなく、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)が0.01重量%未満では金属蒸着膜との密着性が低下し、1重量%を越えると樹脂が反応中にゲル化が起こり好ましくなく、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)が29.99重量%を越えると耐湿熱性が低下し好ましくない。
[II]の場合、アクリル酸エステル系モノマー(a1)が70重量%未満では耐湿熱性が低下し、99重量%を越えると金属蒸着膜との密着性が低下し好ましくなく、カルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)が0.01重量%未満では金属蒸着膜との密着性が低下し、2重量%を越えると金属蒸着膜の酸化・変色が起こり好ましくなく、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)が29.99重量%を越えると耐湿熱性が低下し好ましくない。
[III]の場合、アクリル酸エステル系モノマー(a1)が70重量%未満では耐湿熱性が低下し、99重量%を越えると金属蒸着膜との密着性が低下し、リン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a2)が0.01重量%未満では金属蒸着膜との密着性が低下し、1重量%を越えると樹脂反応中にゲル化が起こるため好ましくない。更にカルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマー(a3)が0.01重量%未満では金属蒸着膜との密着性が低下し、2重量%を越えると金属蒸着膜の酸化、変色が起こり好ましくなく、その他のエチレン性不飽和モノマー(a4)が29.98重量%を越えると耐湿熱性が低下し好ましくない。
上記のアクリル系樹脂(A)は、前記(a1)〜(a4)を有機溶剤中でラジカル共重合させる如き、当業者周知の方法によって容易に製造される。
かかる重合に用いられる有機溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の脂肪族アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等が挙げられる。
かかるラジカル共重合に使用する重合触媒としては、通常のラジカル重合触媒であるアゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が具体例として挙げられる。
かくして本発明で用いるアクリル系樹脂(A)が得られるわけであるが、かかるアクリル系樹脂(A)のガラス転移温度(Tg)が0〜130℃であることが必要で、好ましくは10〜120℃、更に好ましくは15〜110℃である。
本発明で用いられるアクリル系樹脂(A)のガラス転移温度(Tg)が0℃未満であると基材との密着性が低下し、逆に130℃を越えると塗面が硬く割れやすくなり、また金属蒸着膜の密着性が低下する。
また、アクリル系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が、10,000〜500,000であることが好ましく、更には20,000〜100,000、特には30,000〜80,000であることが好ましい。
本発明で用いられるアクリル系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が、10,000未満であると塗工時の造膜性が劣りハジキが出やすくなり、逆に500,000を越えるとスプレー適性に劣ることとなり好ましくない。
更に、アクリル系樹脂(A)のSP値が9.5以上であることが好ましく、更には9.7〜12.0、特には10.0〜11.0であることが相溶性及び基材密着性の点で好ましい。
かかるSP値が9.5未満であるとコーティング剤が白濁するかもしくは基材との密着性が低下し好ましくない。かかるSP値を有するアクリル系樹脂は、例えば、アルキル基の炭素数が5以上のアルキルアクリレートの共重合割合を減らすことにより得られる。
本発明で用いられる不飽和基含有化合物(B)としては、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物であって重量平均分子量(Mw)5,000〜30,000のポリエステル系ウレタンアクリレート(B1)であることが必要である。
本発明で用いられるポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)としては、ポリエステル系ポリオール(b1)とポリイソシアネート(b2)とヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)を反応させてなるウレタン(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられる。
かかるポリエステル系ポリオール(b1)としては、特に限定されることなく、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA、ポリカプロラクトン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ポリトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリテトラメチレングリコール等の多価アルコールや、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドのブロック又はランダム共重合の少なくとも1種の構造を有するポリエーテルポリオールと、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸、無水イタコン酸、イタコン酸、アジピン酸、イソフタル酸などの多塩基酸との縮合物であるポリエステル系ポリオールが挙げられる。
中でも特に、分子量が200〜10,000であることが反応性の点で好ましく、好ましくは500〜10,000、更に好ましくは1,000〜4,000である。
ポリイソシアネート(b2)としては、特に限定されることなく、例えば芳香族系、脂肪族系、環式脂肪族系、脂環式系等のポリイソシアネートが挙げられ、中でもトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネート、変性ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン等のポリイソシアネート或いはこれらポリイソシアネートの三量体化合物、これらポリイソシアネートとポリオールの反応生成物等が好適に用いられる。該ポリイソシアネート(b2)の分子量は500未満が好ましく、500を越えるとジオールとの反応性が低下して好ましくない。
ヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)としては、特に限定されることなく、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、4−ブチルヒドロキシ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられ、中でも2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートが好適に用いられる。
上記ポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)の製造方法については、ポリエステル系ポリオール(b1)、ポリイソシアネート(b2)、ヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)を反応させる方法であれば特に限定されず、公知の方法が採用される。例えば
(1)ポリエステル系ポリオール(b1)、ポリイソシアネート(b2)、ヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)の3成分を一括に混合して反応させる方法、
(2)ポリエステル系ポリオール(b1)とポリイソシアネート(b2)を反応させて、1分子当たり1個以上のイソシアネート基を含有するウレタン(メタ)アクリレート中間体を形成した後に該中間体とヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)を反応させる方法
(3)ポリイソシアネート(b2)とヒドロキシ(メタ)アクリレート(b3)を反応させて1分子当たり1個以上のイソシアネート基を含有するウレタン(メタ)アクリレート中間体を形成した後に該中間体とポリエステル系ポリオール(b1)を反応させる方法等が挙げられる。
中でも反応制御の安定性と製造時間の短縮の点で(2)の方法が好ましい。
例えば、ポリエステル系ポリオール(b1)とポリイソシアネート(b2)をn:n+1(モル比)(理論値)(nは1以上の整数である。)の反応モル比で反応させた後、更に、該反応生成物にヒドロキシ(メタ)アクリレートを1:2(モル比)(理論値)の反応モル比で反応させることが好ましい。(実際の仕込みにあたっては、数%程度の誤差は許される。)
上記反応においては、反応を促進する目的でジブチルチンジラウレート等の触媒を用いることも好ましい。
かくしてポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)が得られるが、本発明では該ポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)として、標準ポリスチレン分子量換算による重量平均分子量(Mw)が5,000〜30,000であることが必要であり、更には10,000〜25,000、特には12,000〜22,000であることが好ましい。
かかる重量平均分子量が5,000未満では、塗膜が硬くなり金属蒸着膜の密着性が低下し、30,000を越えると硬化性が悪くなりベタツキが生じることとなり好ましくない。
また、上記のポリエステル系ウレタンアクリレート(B1)のガラス転移温度(Tg)が−5℃以下であることが基材の伸縮に追随するといった可とう性の点で好ましく、更に好ましくは−20℃以下、特に好ましくは−30℃以下である。
本発明で用いられる分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物(C)としては特に限定されず、例えば、
(1)ポリオールと(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリル系モノ マー
(2)分子内に末端イソシアネート基を有する化合物に、水酸基及び(メタ)アクリロイ ル基を有する化合物を付加して得られるウレタン(メタ)アクリレート(但し、 (B1)を除く。)
(3)分子内に少なくとも2個のエポキシ基又はグリシジル基を有する化合物と(メタ) アクリル酸とを反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート
(4)ポリオールと多塩基酸又はその酸無水物を縮重合してなるポリエステルポリオール に(メタ)アクリル酸を反応させて得られるポリエステル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
上記(1)の(メタ)アクリル系モノマーにおいて、ポリオールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールAジオキシプロポキシエーテル、ビスフェノールAジポリオキシプロポキシエーテル、ビスフェノールAジオキシエトキシエーテル、ビスフェノールAジポリオキシエトキシエーテル、1,9−ノナンジオール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン−ジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。
かかる(メタ)アクリル系モノマーの具体例としては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等[以上、2官能の(メタ)アクリル系モノマー];トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロイルオキシエトキシトリメチロールプロパン、グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート等[以上、3官能以上の(メタ)アクリル系モノマー]が挙げられる。
上記(2)のウレタン(メタ)アクリレートにおいて、上記分子内に末端イソシアネート基を有する化合物としては、例えば、ポリイソシアネート、又は、上記(1)の化合物におけるポリオールとして例示されているものにポリイソシアネートを反応させて得られるもの等を挙げることができる。
上記(2)のウレタン(メタ)アクリレートのうち、上記ポリオールとして、上記分子内に少なくとも2個のエポキシ基又はグリシジル基を有する化合物と一価の酸又は一価のアミンとを反応させて得られるものを使用したものは、例えば、予め分子内に1個の水酸基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物とポリイソシアネートとを反応させて得られる1分子中に1個のイソシアネート基を有する化合物に、分子内に少なくとも2個のエポキシ基又はグリシジル基を有する化合物と一価の酸又は一価のアミンとを反応させて得られるポリオールを反応させて、エステル結合及びウレタン結合を有するウレタン変性エポキシアクリレートとして得ることができる。
上記(2)におけるポリイソシアネートとしては、例えば、脂肪族系、脂環式系、芳香族系及び芳香族−脂肪族系等のうちのいずれのものであっても良く、このようなものとしては、例えば、トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,6−ジイソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、イソホロンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、フェニルジイソシアネート、ハロゲン化フェニルジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、オクタデシレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシーアネート、ナフチレンジイソシアネート、3−フェニル−2−エチレンジイソシアネート、クメン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキシ−1,3−フュニレンジイソシアネート、4−エトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、2,4′−ジイソシアネートジフェニルエーテル、5,6−ジメチル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジイソシアネートジフェニルエーテル、ベンジジンジイソシアネート、9,10−アンスラセンジイソシアネート、4,4′−ジイソシアネートジベンジル、3,3−ジメチル−4,4′−ジイソシアネートジフェニル、2,6−ジメチル−4,4′−ジイソシアネートジフェニル、3.3−ジメトキシ−4.4′−ジイソシアネートジフェニル、1,4−アンスラセンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,10−デカンメチレンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイソシアネート等のジイソシアネート類;これらジイソシアネート類のヌレート体、ビュレット体、アダクト体;2,4,6−トリレントリイソシアネート、2,4,4′−トリイソシアネートジフェニルエーテル等のトリイソシアネート類等を挙げることができる。
上記(2)における水酸基及び(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、例えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクレリート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、及び、これらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン等を付加して得られるアルキレンオキサイド変性又はラクトン変性の化合物等を挙げることができ、また、これらの化合物にポリイソシアネートを付加した化合物を用いることもできる。
上記(3)における分子内に少なくとも2個のエポキシ基又はグリシジル基を有する化合物としては特に限定されず、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、2,6−キシレノール、臭素化ビスフェノールA、フェノールノボラック等を含有するグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ダイマー酸等を含有するグリシジルエステル型エポキシ樹脂、芳香族又は複素環族アミン等を含有するグリシジルエステル型エポキシ樹脂、脂環型のエポキシ樹脂、エポキシ基又はグリシジル基を有するアクリル樹脂等を挙げることができる。
上記(4)において、ポリオールとしては上記と同様のものが挙げられる。
上記(4)において、多塩基酸又はその酸無水物としては特に限定されず、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ハイミック酸、コハク酸、ドデシニルコハク酸、メチルグルタル酸、ピメリン酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、クロロマレイン酸、ジクロロマレイン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、テトラヒドロフタル酸、カービック酸、ヘット酸、アコニット酸、グルタコン酸、これらの酸無水物等を挙げることができる。
上記の分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(C)は1種又は2種以上を併用して用いられる。
本発明においては、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(C)として、上記(1)〜(4)等のものを使用することができ、これらのものは、含有する不飽和結合の関与によって重合反応が生じて放射線硬化されるが、必要に応じて、更にその他の不飽和結合を有する化合物、例えばジアリルフマレート、トリアリルイソシアヌレート等を含有することもできる。
本発明においては、上記分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(C)は、分子内に少なくとも3個の(メタ)アクリロイル基を有するものであることが耐熱性の点で好ましい。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、上記のアクリル系樹脂(A)、不飽和基含有化合物(B)、重合性化合物(C)を含有してなるが、かかる重合性化合物(C)の含有量は、アクリル系樹脂(A)と不飽和基含有化合物(B)の合計100重量部に対して、5〜100重量部、更には10〜50重量部、特には15〜40重量部であることが好ましい。重合性化合物(C)が5重量部未満では硬化性が悪く、耐熱性に劣り、逆に100重量部を越えると硬化塗膜が脆くなり好ましくない。
ここで、アクリル系樹脂(A)と不飽和基含有化合物(B)との重量比は、特に限定されないが50/50〜99/1(重量比)であることが好ましく、更には60/40〜99/1、(重量比)特には65/35〜99/1(重量比)が好ましい。アクリル系樹脂(A)と不飽和基含有化合物(B)との重量比が50/50未満であると硬化収縮による塗膜縮みが発生し、逆に99/1を越えると金属蒸着膜との密着性が低下し好ましくない。
本発明では、上記(A)〜(C)成分に加えて、更に必要に応じて、増感剤(D)を含有させることが紫外線硬化の点で好ましい。
増感剤(D)としては、光の作用によりラジカルを発生するものであれば特に限定されず、具体的には、ベンジルメチルケタール、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピレンフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルサルファイド、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、カンファーキノン、ジベンゾスベロン、2−エチルアンスラキノン、4′,4″−ジエチルイソフタロフェノン、3,3′,4,4′−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、α−アシロキシムエステル、アシルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、ジメチルアミノ安息香酸、ジメチルアミノ安息香酸アルキルエステル等が挙げられ、中でもベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾイルイソプロピルエーテル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ジメチルアミノ安息香酸、ジメチルアミノ安息香酸アルキルエステルが好ましく、特にはジメチルアミノ安息香酸、ジメチルアミノ安息香酸アルキルエステルが好ましく用いられる。これら増感剤(D)は1種又は2種以上併用して用いられる。
増感剤(D)の含有量としては特に限定されないが、アクリル系樹脂(A)、不飽和基含有化合物(B)及び重合性化合物(C)の合計100重量部に対して2〜10重量部、更には2〜5重量部、特には3〜5重量部であることが好ましい。増感剤(D)の含有量がアクリル系樹脂(A)、不飽和基含有化合物(B)及び重合性化合物(C)の合計100重量部に対して2重量部未満であると紫外線硬化性が悪くなり、逆に10重量部を越えても効果は変わらず経済上不利であり好ましくない。
本発明においては、上記(A)〜(C)、更に(D)成分に加えて、必要に応じて更に、溶剤、表面調整剤、重合禁止剤等を添加することができる。
かかる溶剤は本発明の樹脂組成物を希釈して塗装しやすくする作用を有する。該溶剤としては特に限定されないが、例えば、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤等を挙げることができ、更に、これらに加えて、蒸発速度やコスト等に鑑み、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン等を併用することもできる。かかる溶剤の配合量は、必要に応じて増減することができる。
表面調整剤としては特に限定されず、例えば、セルロース系添加剤、タッキファイアー、アルキッド樹脂等を挙げることができる。
かかるセルロース系添加剤、タッキファイアー、アルキッド樹脂は、塗布時の造膜性を付与する作用や、金属蒸着面との接着性を上げる作用を有する。該セルロース系添加剤としては、流動性を低下させるために数平均分子量15000以上の高分子量品が好ましく、このようなものとしては、例えば、セルロースーアセテート−ブチレート樹脂等を挙げることができる。
該添加量が上記(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.5重量部未満であると塗膜表面が均一にならず、逆に5.0重量部を越えると蒸着アルミニウムやトップコートの密着性が低下し好ましくない。
重合禁止剤としては、例えばp−ベンゾキノン、ナフトキノン、トルキノン、2,5−ジフェニル−p−ベンゾキノン、ハイドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、モノ−t−ブチルハイドロキノン、p−t−ブチルカテコール等を挙げることができる。
又、本発明の放射線硬化型樹脂組成物には、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、充填剤、レベリング剤、安定剤、補強剤、艶消し剤、研削剤、シリカなどの無機粒子等を配合することも可能である。
かくして本発明の放射線硬化型樹脂組成物が得られ、各種基材へのコーティング剤やアンカーコート剤として有効に用いられる。
基材への放射線硬化型樹脂組成物の塗工に際しては、溶剤に溶解して溶液状態としたり、加熱して溶融状態としたりして一般のアプリケーターあるいはロールコーター、バーコーター等により塗工することができる。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、基材に塗工後、放射線によって硬化されるのである。放射線照射により硬化するに当たっては、電子線照射や紫外線照射など種々選択できるが、中でも紫外線照射が利便性の点で好ましく、紫外線照射による硬化方法としては、150〜450nm波長域の光を発する高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカルランプ等を用いて、100〜3000mJ/cm程度、好ましくは200〜1000mJ/cm程度照射すればよいが、本発明の放射線硬化型樹脂組成物の場合は、硬化性に非常に優れるため、200〜700mJ/cm程度であっても優れた塗膜硬度、密着性、耐熱性を奏するのである。
そして、本発明では、かかる放射線硬化型樹脂組成物を硬化塗膜とした場合に、硬化塗膜の硬度がJIS K 5400で測定される鉛筆硬度で2B〜2Hであることが好ましく、特には2B〜H、更にはHB〜Hであることが好ましい。かかる塗膜硬度が2B未満では金属蒸着面が均一にならず、2Hを越えると金属蒸着面が剥離しやすくなり好ましくない。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリスチレン系樹脂等やそれらの成型品(フィルム、シート、カップ、等)、金属、ガラス等に対しても優れた密着性能を有する。
また、本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、金属蒸着のアンカーコート剤として用いるものであり、具体的には、本発明の放射線硬化型樹脂組成物を成型体表面に塗布し、放射線硬化させた後、塗膜上に、金属が蒸着され、更にその上にトップコート層が形成され、多層構造体とするのに好ましく用いられる。
そして更に、自動車反射鏡用途にも有効で、かかる放射線硬化型樹脂組成物を用いて、自動車反射鏡を製造するにあたっては、例えば、FRP成型体を水系洗浄剤で洗浄した後、該放射線硬化型樹脂組成物を成型体表面に塗工し、その後放射線照射してアンカーコート層の塗膜を形成し、該塗膜上に金属を真空蒸着し、更にその上にトップコート層を形成するのである。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物のFRP成型体表面への塗工は、エアースプレー塗装、静電塗装、浸潰塗装等によって行うことができる。
上記塗工においては、乾燥膜厚が10〜40μmとなるように行い、上記放射線照射の前に、必要に応じて、70〜130℃で、5〜25分、好ましくは10〜20分の条件で、プレヒートして溶剤を蒸発させる。上記プレヒートの温度が70℃未満であると、耐水性、耐熱性に劣り、130℃を超えると性能に影響はないが、経済上不利である。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物を塗工し硬化した硬化塗膜の上には、例えば、アルミニウム等の金属が真空蒸着されるが、必要に応じて、更に、腐食防止のために、蒸着された金属の上にクリヤー塗装を施し、紫外線硬化、もしくは100〜120℃で5〜15分程度の条件で焼き付け、乾燥膜厚3〜15μmのトップコート層を形成することにより、自動車反射鏡を得ることができる。
上記クリヤー塗装に使用されるクリヤー塗料としては、例えば、アクリル系ラッカー塗料、アクリルメラミン硬化系クリヤー塗料、アルミキレート硬化型アクリル系塗料、UV硬化型アクリル系塗料等を挙げることができる。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物を適用することができるFRP成型体としては特に限定されず、例えば、ヘッドランブ、テイルランブ、サイドランブ等の自動車反射鏡等を挙げることができ、中でも、比較的大光量が必要なヘッドランプに好適に用いることができる。
又、上記(A)〜(C)成分を含有した本発明の組成物は、上記自動車反射鏡等のみならず、更には、例えば、オフセット印刷を施した印刷紙等に適用することができ、印刷紙を保護し美粧効果を付与することによってオフセットインキ及び紙との密着性に優れた紙加工品を得ることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
尚、実施例中で「%」、「部」とあるのは、特に断りのない限り重量基準を表す。
[アクリル系樹脂(A)]
アクリル系樹脂(A)として下記のアクリル系樹脂(A−1)〜(A−6)及び(A’−1)を用意した。
(A−1)
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート=65/25/9.9/0.1(重量比)からなる共重合体(ガラス転移温度(Tg):74℃、重量平均分子量(Mw):50,000、SP値:10.15)
(A−2)
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/ブチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート=65/15/15/9.9/0.1(重量比)からなる共重合体(ガラス転移温度(Tg):62℃、重量平均分子量(Mw):46,000、SP値:10.18)
(A−3)
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/ブチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート=65/5/20/9.9/0.1(重量比)からなる共重合体(ガラス転移温度(Tg):51℃、重量平均分子量(Mw):30,000、SP値:10.21)
(A−4)
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/ブチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリル酸=65/5/20/9.9/0.1(重量比)からなる共重合体(ガラス転移温度(Tg):51℃、重量平均分子量(Mw):30,000、SP値:10.22)
(A−5)
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート/ブチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート/アクリル酸=65/5/20/9.8/0.1/0.1(重量比)(ガラス転移温度(Tg):50℃、重量平均分子量(Mw):30,000、SP値:10.23)
(A−6)
メチルメタクリレート(Tg;105℃、Mw:32,000、SP値:9.9)
(A’−1)
メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリル酸=30/64.9/5/0.1(重量比)(ガラス転移温度(Tg):−13℃、重量平均分子量(Mw):47,500、SP値:10.0)
[不飽和基含有化合物(B)]
不飽和基含有化合物(B)として下記の(B1−1)〜(B1−2)を用意した。
(B1−1)
温度計、攪拌機、水冷コンデンサー、窒素ガス吹き込み口を備えた4つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート66.6g(0.3モル)、平均分子量2000のポリオール(エチレングリコール/1,4−ブタンジオール/アジピン酸縮合体(旭電化社製「アデカニューエースV14−90」)400g(0.2モル)酢酸エチル74.3gを仕込み、Air雰囲気下、90℃で反応させ、残存イソシアネート基が2.5%となった時点で、温度を70℃に下げ、重合禁止剤ハイドロキノンモノメチルエーテル0.2g(400ppm)及び2−ヒドロキシエチルアクリレート23.2g(0.2モル)を加え反応させ、残存イソシアネート基が0.3%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート系樹脂(B1−1)溶液を得た。
得られたウレタンアクリレート系樹脂(B1−1)の樹脂分は79.6%、イソシアネート含有率は0.3%、重量平均分子量は18,000、ガラス転移温度(Tg)は−53℃であった。
(B1−2)
温度計、攪拌機、水冷コンデンサー、窒素ガス吹き込み口を備えた4つ口フラスコに、水添化キシリレンジイソシアネート163g(0.84モル)、平均分子量1725のポリオール(イソフタル酸/アジピン酸/メチルペンタンジオール縮合体、旭電化社製「アデカニューエースYG226」)737g(0.42モル)を仕込み、Air雰囲気下、90℃で反応させ残存イソシアネート基が3.9%となった時点で温度を70℃に下げ、重合禁止剤ハイドロキノンモノメチルエーテル0.2g(400ppm)及び2−ヒドロキシエチルアクリレート99g(0.85モル)を加え反応させ、残存イソシアネート基が0.3%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(B1−2)を得た。得られたウレタンアクリレート系樹脂(B1−2)の樹脂分は99%イソシアネート含有率は0.25%、重量平均分子量は10,000、ガラス転移温度(Tg)は−8℃であった。
重合性化合物(C)として、下記の(C−1)及び(C−2)を用意した。
(C−1)
トリメチロールプロパントリアクリレート
(C−2)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
増感剤(D)として、下記の(D−1)及び(D−2)を用意した。
(D−1)
2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、「イルガキュア907」)
(D−2)
ベンジルメチルケタール(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、「イルガキュア651」)
実施例1〜、比較例1〜4
表1に示す如きアクリル系樹脂(A)、不飽和基含有化合物(B)、重合性化合物(C)及び増感剤(D)を配合し、更に、酢酸エチル/トルエン(重量比=50/50)で、固形分25%となるように希釈し、放射線硬化型樹脂組成物の溶液を得た。
次いで、得られた放射線硬化型樹脂組成物溶液を用いて、以下の要領で多層構造体を作製して評価を行った。
[多層構造体の製造]
各種成型体〔(1)未処理ポリエチレンテレフタレート(東レ社製、「ルミラーT−60」)、(2)ポリカーボネート基材、(3)アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)基材、(4)ポリプロピレン基材、(5)FRP基材〕をイソプロピルアルコールで洗浄し、乾燥後、上記で得られた放射線硬化型樹脂組成物溶液を、乾燥膜厚が10〜20μmになるようにその表面にエアースプレー塗工した。その後、100℃で10分の条件でプレヒートして溶剤を除去し、80W/cmの高圧水銀灯を使用し、600mJ/cmの照射量で放射線を照射することによって硬化させ、成型体の表面にアンカーコート層を形成した。
次に、得られたアンカーコート層の表面にアルミニウムを真空蒸着した後、更に、その上から、ユピカコート3002A(日本ユピカ社製)を20部、トルエンを35部、ソルベッソ#100を40部、n−ブタノールを5部の組成によって調製した上塗り塗料を、乾燥膜厚が3μmになるようにエアースプレー塗工し、120℃で10分間の条件で焼き付けてトップコート層を形成し、多層構造体を作製した。
得られた多層構造体において、以下の評価を行った。
(塗膜硬度)
上記のアンカーコート層について、JIS K 5400に準じて鉛筆硬度を測定した。
(密着性)
カッターナイフで多層構造体面(トップコート層側)を100個の1mm巾の碁盤目に切り、この上からセロハン粘看テープを貼って急速に剥したときの剥離しないで残った碁盤目の数を測定した。
(耐熱性)
180℃の熱風循環式乾燥炉の中に100時間放置してから取り出し、室温まで放冷した後、密着性を上記と同様の方法で評価した。
(貯蔵安定性)
上記で得られた放射線硬化型樹脂組成物溶液を50℃で保存し、粘度が上昇しゲルが発生するまでの期間を測定した。
Figure 0004688486
比較例5
油長41%の大豆油変性アルキド樹脂(荒川化学社製、「アラキード3101X−60」)(Tg:7℃Mw:45、489)/C−1/C−2/D−2=100/20/20/4.2(重量比)更に表面調整剤として「メガファックF−117」(大日本インキ化学工業社製、パーフルオロアルキル基含有ノニオンモノマー)0.001部、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.04部を配合し、更に、酢酸エチル/トルエン(重量比=80/20)で、固形分25%となるように希釈し、放射線硬化型樹脂組成物の溶液を得て、実施例1と同様に多層構造体を作製して同様に評価を行った。
実施例及び比較例の評価結果を表2及び表3に示す。
Figure 0004688486
Figure 0004688486
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、ガラス転移温度(Tg)が0〜130℃であるアクリル系樹脂(A)、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)、及び分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物(C)(但し、(B)を除く。)を含有してなり、(A)と(B)の合計100重量部に対して、(C)5〜100重量部を含有してなり、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)が、重量平均分子量(Mw)5,000〜30,000のポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)であるため、一液型でポットライフの制限がなく、しかも硬化性、硬度、密着性、耐熱性、貯蔵安定性に優れた効果を有するものであり、特に各種成型体に金属蒸着を行うためのアンカーコート剤として有用である。

Claims (9)

  1. ガラス転移温度(Tg)が0〜130℃であるアクリル系樹脂(A)、酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)、及び分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物(C)(但し、(B)を除く。)を含有してなり、(A)と(B)の合計100重量部に対して、(C)5〜100重量部を含有してなり、
    酸基又はエステル構造を有する不飽和基含有化合物(B)が、重量平均分子量(Mw)5,000〜30,000のポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)であることを特徴とする金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  2. アクリル系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が、10,000〜500,000であることを特徴とする請求項1記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  3. アクリル系樹脂(A)のSP値が9.5以上であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  4. アクリル系樹脂(A)がリン酸基含有エチレン性不飽和モノマー及びカルボン酸基含有エチレン性不飽和モノマーから選ばれる少なくとも1種を共重合成分としてなることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  5. ポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレート(B1)のガラス転移温度(Tg)が−5℃以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  6. アクリル系樹脂(A)と不飽和基含有化合物(B)との重量比が50/50〜99/1であることを特徴とする請求項1〜いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  7. 更に、増感剤(D)をアクリル系樹脂(A)、不飽和基含有化合物(B)及び重合性化合物(C)の合計100重量部に対して2〜10重量部含有してなることを特徴とする請求項1〜いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  8. 硬化塗膜の硬度がJIS K 5400に準じて測定される鉛筆硬度で2B〜2Hであることを特徴とする請求項1〜いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物。
  9. 請求項1〜いずれか記載の金属蒸着のアンカーコート用放射線硬化型樹脂組成物を成型体表面に塗布し、放射線硬化させた後、該塗膜上に、金属蒸着層及びトップコート層が形成されてなることを特徴とする多層構造体。
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