JP4679417B2 - 建設現場における通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建設現場における通信方法に関する。
建物の建設現場では、作業員間の情報伝達手段として無線通信が多用されており、作業者は無線通信機器を携帯している。建設現場における無線通信では、特に高層階において地上からの電波が届きにくいことがある。このような場合に通信不能な状況を回避するべく、高出力の通信機器を用いることや、基地局を高所に設置することなどが行われている。例えば、特許文献1では、気球に中継機器を設置することにより、中継機器を高所に配置する仕組みが開示されている。
特開2000−49677号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、新たに気球を導入する必要があり、中継機器の設置にコストがかかる。また、建設対象物は建設工程が進むにつれて高さが高まるので、特許文献1に記載されている方法では、建設対象物の高さにあわせて気球の高さを調整する必要がある。したがって、気球の設定作業という建設作業とは別個の作業が発生してしまい、作業員にとって作業負担が増えてしまう。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、建設対象の建物の高層部における通信状況を向上することのできる通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のうち請求項1に記載の発明は、タワーに載置される旋回台と、前記旋回台を支点とするジブとを備え、建物に隣接して設置され、前記建物の建設が進むにつれ前記旋回台の高さが変化するタワークレーンを用いた前記建物の建設現場における通信方法であって、前記建物の内部で作業する作業者が使用する携帯端末と無線通信を行い前記携帯端末と前記建物の外部の通信機器との間の通信信号を中継する基地局に接続されるアンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置することとする。
本発明の通信方法によれば、建設対象となる建物の高層部分に対する作業に用いられるタワークレーンの旋回台近傍に基地局のアンテナが設けられるので、建設が進むにつれて高くなる建物の高層部分に、アンテナを常に近づけておくことができる。したがって、基地局は作業員の携帯端末との無線通信を安定的に行うことができる。よって、建設対象となる建物の高層階において、建物の外部との安定的な通信を行うことができる。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建設現場における通信方法であって、複数の前記アンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置し、前記アンテナがそれぞれ前記建物の異なる部位を指向するように設置することとする。この場合、アンテナに指向性があっても、複数のアンテナの指向方向をずらすことにより、建物において受信不能な範囲を減らすことができる。よって、建設現場において、良好かつ安定的な無線通信環境を提供することができる。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の建設現場における通信方法であって、複数の前記アンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置し、入力される信号に応じて各前記アンテナの指向方向を制御するアンテナ角度調整器を付設し、CPU及びメモリを有する情報処理装置を前記アンテナ角度調整器に通信可能に接続し、前記情報処理装置は、前記建物の高さを記憶し、前記情報処理装置は、記憶している前記建物の高さに応じて、前記アンテナがいずれも前記建物の異なる部位を指向するように、前記アンテナの指向方向を求め、前記情報処理装置は、前記アンテナが算出した指向方向を向くように制御するための前記信号を前記アンテナ角度調整器に出力することとする。
この場合、建物の高さに応じて複数のアンテナの指向方向をずらして設定することができる。したがって、建物において受信不能な範囲を減らすことができる。よって、建設現場において、良好かつ安定的な無線通信環境を提供することができる。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の建設現場における通信方法であって、前記情報処理装置は、前記建物の高さ方向の基準位置から前記アンテナが設置されている位置までの鉛直方向距離βを記憶し、前記情報処理装置は、m番目(m=1,・・・,n)の前記アンテナの指向方向を、前記建物の高さをC、前記アンテナの本数をn、前記建物から前記アンテナまでの水平距離をxとした場合の、水平方向に対する角度θm(=tan−1[{(C/2n)+(C/n)×(m−1)−β}/x])として求めることとする。
この場合、n本のアンテナが建物の全体を均等に担当し、アンテナが建物の全体を満遍なく指向することになる。したがって、アンテナの受信範囲を効果的に設定することができる。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の建設現場における通信方法であって、前記情報処理装置に、前記アンテナが設置されている高さを測定する測定器を通信可能に接続し、前記情報処理装置は、前記測定器が測定した前記アンテナの高さを前記測定器から受信し、前記情報処理装置は、前記建物の高さから前記アンテナの高さを減じて前記鉛直方向距離βを算出することとする。この場合、建設工程が進んでタワークレーンが伸延し、アンテナが設置される高さが変化した場合にも、測定器がアンテナの高さを測定することができるので、作業員がアンテナの高さを設定する必要がない。そして、情報処理装置により、変化した基地局の高さにあわせてアンテナの指向方向が調整される。したがって、アンテナの高さが変化しても、安定した無線通信環境を実現することができる。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の建設現場における通信方法であって、前記基地局と前記情報処理装置とを通信可能に接続し、前記基地局は、前記アンテナ毎に前記携帯端末からの着呼数をカウントし、前記情報処理装置は、前記基地局から前記アンテナ毎の前記着呼数を受信し、前記情報処理装置は、前記着呼数が最も多い前記アンテナの現在の指向方向に一致するように、前記着呼数が最も少ない前記アンテナの指向方向を制御するための前記信号を前記アンテナ角度調整器に出力することとする。この場合、着呼数が多い建物の部位に向けてより多くのアンテナが指向することになる。したがって、より混み合う建物の部分からより多くのアンテナが利用可能となるので、同時通信可能な携帯端末数を増やすことができる。したがって、各層により発呼数に偏りがある場合であっても、より安定した無線通信環境を実現できる。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、建設対象の建物の高層部における通信状況を向上することができる。
図1は、本実施形態に係る建設現場における通信システムの構成例を示す図である。本実施形態の通信システムは、ビル等の建設物10を建設する建設現場において、建設物10の内部で作業を行う作業員が、携帯端末(不図示)を用いて、例えば本部や施工主などの建設物10の外部に設置される通信機器(不図示)との間で通話やデータ通信などを行うことを想定したものである。
図1に示すように、建設物10に隣接して、建設物10の高層部に対して作業を行うタワークレーン20が設置されている。タワークレーン20は、ベース22及びタワー23(マストとも呼ばれる。)により旋回台21が支えられており、旋回台21上に運転室24やブーム25が配置されている。
また、本実施形態の通信システムでは、タワークレーン20の旋回台21に基地局30が設けられている。本実施形態において、基地局30は、作業員が携帯する携帯端末が無線通信を行う際に、無線通信網と有線通信網との間の中継を行う機器である。基地局30としては、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)との間の通話信号を公衆電話回線に中継する中継装置や、無線LAN(Local Area Network)において、ある携帯端末から受信した通信データを他の端末に送信する転送装置(いわゆるアクセスポイント)などを用いることができる。また、基地局30は、タワークレーン20の運転室24から操作可能な距離に設置されており、後述するように運転室24から基地局30に対する設定値の入力を行うことができるようになっている。
基地局30には通信ケーブル40が接続されており、作業員の携帯端末は基地局30を介して外部の端末と通信可能となっている。通信ケーブル40としては、作業員の携帯端末に合わせて、例えば、携帯電話やPHSの音声データ用の伝送ケーブルや、TCP/IP通信等のデータ通信用のLANケーブルなどを用いることができる。通信ケーブル40は、旋回台21に設置された基地局30から、タワー23に沿って配線される。タワー23に沿って配線することにより、通信ケーブル40がタワークレーン20の作業の邪魔になることを防ぐことができる。
また、通信ケーブル40は、建設物10が完成したときに地上からタワークレーン20の旋回台21に設置された基地局30まで到達可能な長さになっており、建設途中には、通信ケーブル40に余長部41が形成される。
上記のように、本実施形態の通信システムでは、建設物10の高層部に対して作業を行うタワークレーン20に基地局30が設けられているので、常に基地局30を建設物10の高層部に近い高さに設置しておくことが可能となる。これにより、基地局30が、建設物10の高層部で作業を行う作業員の携帯端末からの電波を安定して受信することができる。したがって、建設物10の高層部において基地局30を用いた無線通信が不能となる可能性を低減し、建設物10において、良好かつ安定的な無線通信環境を提供することができる。
また、基地局30から地上までは通信ケーブル40による有線通信が行われるので、基地局30から外部への通信状態は無線通信に比べて良好である。したがって、本実施形態の通信システムは、建設物10の高層階における無線通信環境のみならず、建設現場全体の無線通信環境を良好かつ安定的なものにすることができる。例えば、建設現場においては、建設物の高層階を建設中に中層階においても同時並行的に他の作業が行われることが多く、作業内容によっては中層階に電波の障害物が設置され、高層部と地上との間の無線通信が困難になることもある。しかしながら、本実施形態の通信システムによれば、高層部と地上との間の通信を安定的に行うことが可能となる。
また、基地局30は高い位置に設置されることになるので、地上に設置した場合などに比べて、基地局30からの見通し範囲が広く、基地局30からの直接波が作業員の携帯端末に届きやすくなる。よって、建設物10の高層部において電界強度を高め、通信状況を向上することができる。
図2は基地局30の構成の概略を示す図である。同図に示すように、基地局30は、アンテナ31、アンテナ角度調整器32、制御装置33、及び距離測定器34を含んで構成されている。
本実施形態では、基地局30は複数のアンテナ31を備え、各アンテナ31は指向性を有するものとする。また、各アンテナ31は回転軸35を中心に回転可能に配置されている。また、図2の例では、基地局30の右側に建設物10があり、アンテナ31が垂直に配置されている場合、アンテナ31の指向方向36は右方向に水平になるものとする。
アンテナ角度調整器32は、アンテナ31のそれぞれの傾きを調整して、アンテナ31の指向方向36を調整する。なお、アンテナ角度調整器32は、アンテナ31の傾きを調整する以外にも、その他の周知の方法によってアンテナ31の指向方向を調整するようにしてもよい。
距離測定器34は、旋回台21の下面側に配置され、旋回台21からベース22までの距離、すなわちベース22から旋回台21の高さを測定する。距離測定器34は、例えば、超音波やレーザー、赤外線等をベース22に向けて発射し、その反射を受けて距離測定器34からベース22までの距離を測定することができる。
制御装置33は、距離測定器34及びアンテナ角度調整器32の制御を行う。制御装置33としては、例えば、パーソナルコンピュータなどの一般的なコンピュータを用いることができる。
制御装置33に用いられる一般的なコンピュータの構成例を図3に示す。同図に示すように、制御装置33は、CPU331、メモリ332、記憶装置333、第1I/Oインタフェース334、第2I/Oインタフェース335、入力装置336、出力装置337を備えている。記憶装置333は、プログラムやデータを記憶する、例えば、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブ、フラッシュメモリなどである。CPU331は、記憶装置333に記憶されているプログラムをメモリ332に読み出して実行することにより各種の機能を提供する。第1I/Oインタフェース334は、アンテナ角度調整器32に接続するためのインタフェースである。第2I/Oインタフェース335は、距離測定器34に接続するためのインタフェースである。第1I/Oインタフェース334及び第2I/Oインタフェース335は、例えば、RS232CやRS485、USBなどの規約に従ってアンテナ角度調整器32及び距離測定器34との間の通信を行う。入力装置336は、利用者からのデータの入力を受け付ける、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、マイクロフォンなどである。出力装置337は、データを出力する、例えば、ディスプレイやスピーカなどである。
図4は、制御装置33の機能ブロック図である。同図に示すように、制御装置33は、距離測定器制御部311、旋回台高取得部312、設定値記憶部313、設定値入力部314、指向方向算出部315、及びアンテナ制御部316を備えている。なお、上記の距離測定器制御部311、旋回台高取得部312、設定値入力部314、指向方向算出部315、及びアンテナ制御部316はそれぞれ、基地局30が備えるCPU331が記憶装置333に記憶されているプログラムをメモリ332に読み出して実行することにより実現され、設定値記憶部313は、メモリ332や記憶装置333が提供する記憶領域として実現される。
設定値記憶部313は、アンテナ31の指向方向を決定するために用いられる設定値を記憶する。図5に設定値記憶部313の構成例を示す。また、図6は、アンテナ31の指向方向を決定するために用いられる各種の距離を説明するための図である。図5に示すように、設定値記憶部313には、ベース22の高さ(h1)、距離測定器34からアンテナ31までの鉛直距離(α)、アンテナ31から建設物の頂部までの鉛直距離(β)、アンテナ31から建設物までの水平距離(x)、及び距離測定器34からベース22までの鉛直距離(以下、旋回台高ともいう。)(h)を記憶する。
設定値入力部314は、利用者から入力される設定値h1、α、β、及びxを受け付け、受け付けた設定値を設定値記憶部313に記憶する。
距離測定器制御部311は、旋回台高hを測定するように距離測定器34を制御し、旋回台高取得部312は、距離測定器制御部311による制御に応じて距離測定器34が測定した旋回台高hを取得して、取得した旋回台高hを設定値記憶部313に記憶する。
指向方向算出部315は、設定値記憶部313に記憶されている各設定値と、旋回台高取得部312が取得した旋回台高hとを用いて、各アンテナ31の指向方向を決定し、アンテナ制御部316は、各アンテナ31の指向方向が指向方向算出部315により決定された指向方向となるように、アンテナ角度調整器32を制御する。
図7に制御装置33によるアンテナ31の指向方向を変更する処理の流れを示す。なお、制御装置33は、所定間隔で定期的に図7に示す処理を行うものとする。
距離測定器制御部311が距離測定器34を制御して旋回台高hを測定させ、旋回台高取得部312は、距離測定器34が測定した旋回台高hを取得する(S501)。ここで測定した旋回台高hが、設定値記憶部313に記憶されている旋回台高hと同じ値であれば(S502:NO)、処理を終了する。
一方、測定した旋回台高hが、設定値記憶部313に記憶されている旋回台高hと異なる場合(S502:YES)、旋回台高取得部312は、取得した旋回台高hを設定値記憶部313に登録する(S503)。
指向方向算出部315は、設定値記憶部313に記憶されているベース22の高さh1、距離測定器34からアンテナ31までの鉛直距離α、アンテナ31から建設物の頂部までの鉛直距離β、及び旋回台高hを加算して、建設物の高さ(地上から建設物までの鉛直距離)Cを算出する(S504)。指向方向算出部315は、アンテナ31の数をnとして(S505)、m番目(m=1〜n)の各アンテナ31について以下の処理を行う。
指向方向算出部315は、次の式(1)により、m番目のアンテナ31の鉛直方向に対する傾斜角θを算出する(S506)。なお、傾斜角θは、アンテナ31が鉛直方向に垂直である状態を0度とし、アンテナ31の指向方向36は、傾斜角θが0度の場合、アンテナ31から建設物10に向かって水平となり、−90度の場合鉛直方向上向きとなり、90度の場合鉛直方向下向きとなるものとする。
Figure 0004679417
アンテナ制御部316は、アンテナ31の傾斜が、指向方向算出部315が算出した傾斜角θとなるように、アンテナ角度調整器32を制御する(S507)。
図8に、アンテナ31の指向方向を変更した一例を示す。図8の例は、基地局30が3つのアンテナ31を備えており(n=3)、ベースの高さh1=1m、距離測定器34からアンテナ31までの鉛直距離α=2m、アンテナ31から建設物10の頂部までの鉛直距離β=3m、アンテナ31から建設物10までの垂直距離x=5mであり、距離測定器34が測定した旋回台高h=30mであることを示している。この場合に、上記の式(1)により、1番目(m=1)のアンテナ31の傾斜角θは30.964度≒約31度、2番目(m=2)のアンテナ31の傾斜角θは71.565度≒約72度、3番目(m=3)のアンテナ31の傾斜角θは79.509度≒約80度になる。これにより、1番目のアンテナ31は建設物10の頂部から6mの箇所を指向し、2番目のアンテナ31は建設物10の頂部から18mの箇所を指向し、3番目のアンテナ31は建設物10の頂部から30mの箇所を指向することになる。すなわち、建設物10の高さC(α+β+h+h1=36m)を3つのアンテナ31のそれぞれで12m(36m÷3)ずつ分担し、1番目のアンテナ31が建設物10の高層部(頂部から0m〜12m)を担当し、2番目のアンテナ31が建設物10の中層部(12m〜24m)を担当し、3番目のアンテナ31が建設物10の低層部(24m〜36m)を担当するべく、アンテナ31のそれぞれが、担当する各層の中心部を指向していることが分かる。
上記のようにして、本実施形態の基地局30によれば、n個のアンテナ31のそれぞれが互いに異なる指向方向となるように設定することができる。したがって、アンテナ31が受信可能な電波の範囲を広げることができる。
また、本実施形態のように、アンテナ31の指向方向を建設物10の各層に向けることにより、作業員は建設物10の全体で基地局30を用いた無線通信を行うことができる。よって、建設現場における円滑なコミュニケーションを実現することができる。
また、本実施形態の基地局30は、建設作業の進度に応じて変化しうる建設物10の高さCに応じて、各層からの電波を満遍なく受信できるようにアンテナ31の指向方向を調整することができる。したがって、アンテナ31の建設物10からの電波受信感度を高めることが可能となる。例えば、建物が高くなった場合にも、頂部付近からの電波の受信感度が落ちるようなことを防ぐことが可能となり、建設物10の全体における良好かつ安定的な無線通信環境を実現することができる。
また、本実施形態の基地局30は、距離測定器34により定期的に基地局30が設置されている高さを測定し、高さが変化した場合には、アンテナ31の指向方向を再度調整するようにしている。したがって、タワークレーン20の伸縮に伴い変化する基地局30の高度の変化を自動的に検知し、基地局30が置かれている高さに応じて、アンテナ31の指向方向を適切に調整することができる。よって、タワークレーン20の動作に伴い基地局30が設置される高度が変化することにより指向性のあるアンテナ31の感度が低下することを防ぎ、建設物10の全体において良好かつ安定的な無線通信環境を実現することができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、タワークレーン20の旋回台21に基地局30を設置するものとしたが、これ以外にも、例えば、ブームや運転室24、タワー23に設置するようにしてもよい。すなわち、建設作業の進捗に伴って建設物10が高くなっていくのに合わせて位置が高くなっていくような場所であればよい。
また、本実施形態では、基地局30の制御装置33に直接設定値を入力するものとしたが、例えば、制御装置33は通信インタフェースを備えるようにして、通信ケーブル40経由で制御装置33に対して外部装置から設定値を送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、基地局30は、無線通信網と有線通信網との間の中継を行うものとしたが、基地局30を無線通信により外部と接続する無線通信間の中継を行う中継機器としてもよい。この場合、通信ケーブル40を敷設する必要がないので、容易に無線通信環境を構築することができる。また、無線中継を行う複数の基地局30をタワー23に設け、各基地局30間で電波の中継を行って、建設物10の上層部と地上との間の電波の中継を行うようにしてもよい。これにより、通信ケーブル40を用いなくても、確実に電波を中継することができる。
また、本実施形態では、基地局30の全てが旋回台21に設置されるものとしたが、これに限らず、例えば、制御装置33を地上に設置するようにしてもよい。この場合、制御装置33とアンテナ角度調整器32及び距離測定器34とは、通信ケーブル40により通信可能に接続するようにすることもできる。
また、距離測定器34は、旋回台21の下面に設置されて、旋回台高hを測定するものとしたが、これに限らず、例えば、ベース22や地上に距離測定器34を設置して、アンテナ31の高さ(C−β)を測定するようにしてもよい。また、建設物10の頂部に距離測定器34を設置して、距離測定器34からアンテナ31までの距離を測定し、距離測定器34からアンテナ31に向かう角度や、水平距離xに基づいて、鉛直距離βを算出するようにしてもよい。
また、距離測定器34が、鉛直距離hを測定するとともに、水平距離xや建設物10の高さCなどを測定するようにしてもよい。
また、建設物10の頂部に距離測定器を設置して、建設物10の高さを測定し、測定した高さを基地局30に無線通信により送信するようにしてもよい。
また、本実施形態ではタワークレーン20は、建設物10から独立して設置されるものとしたが、建設物10の頂部に設置される形態としてもよい。この場合、例えば、通信ケーブル40は、タワー23に沿って建設物10の頂部まで配線し、建設物10の内部を通じて地上まで配線するようにすることができる。
また、本実施形態では全てのアンテナ31はそれぞれ互いに指向方向が異なるように設置するものとしたが、例えば、通信量や通話量の多い層に指向するアンテナ31を複数設けるようにしてもよい。この場合、例えば、基地局30は、アンテナ31毎に所定時間の通信量を測定し、最も通信量の少なかったアンテナ31の指向方向を、最も通信量の多かったアンテナ31の指向方向と同じにするように設定する。このように通信量の多い場所に対して複数のアンテナ31を指向させることにより、同時通信可能な端末数を増加させることができる。したがって、より多くの携帯端末が利用可能な無線通信環境を提供することができる。
また、本実施形態では、アンテナ31の指向方向を鉛直上下方向について調整するものとしたが、これに限らず、水平方向の調整を行うようにしてもよい。この場合、例えば、建設物の同一の階層でも場所によって無線通信の電波強度が変化するような状況でも、安定した無線通信環境を提供することができる。さらに、アンテナ31の指向性を、鉛直上下方向及び水平方向の両方について調整するようにすることもできる。
本実施形態に係る建設現場における通信システムの構成例を示す図である。 基地局30の構成の概略を示す図である。 制御装置33に用いられる一般的なコンピュータの構成例を示す図である。 制御装置33の機能ブロック図である。 設定値記憶部313の構成例を示す。 アンテナ31の指向方向を決定するために用いられる各種の距離を説明する図である。 制御装置33によるアンテナ31の指向方向を変更する処理の流れを示す図である。 アンテナ31の指向方向を変更した一例を示す図である。
符号の説明
10 建設物、20 タワークレーン、21 旋回台、22 ベース、
23 タワー、24 運転室、25 ブーム、30 基地局、31 アンテナ、
32 アンテナ角度調整器、33 制御装置、34 距離測定器、
35 回転軸、36 指向方向、40 通信ケーブル、41 余長部、
311 距離測定器制御部、312 旋回台高取得部、313 設定値記憶部、
314 設定値入力部、315 指向方向算出部、316 アンテナ制御部、
331 CPU、332 メモリ、333 記憶装置、
334 第1I/Oインタフェース、335 第2I/Oインタフェース、
336 入力装置、337 出力装置

Claims (6)

  1. タワーに載置される旋回台と、前記旋回台を支点とするジブとを備え、建物に隣接して設置され、前記建物の建設が進むにつれ前記旋回台の高さが変化するタワークレーンを用いた前記建物の建設現場における通信方法であって、
    前記建物の内部で作業する作業者が使用する携帯端末と無線通信を行い前記携帯端末と前記建物の外部の通信機器との間の通信信号を中継する基地局に接続されるアンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置すること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
  2. 請求項1に記載の建設現場における通信方法であって、
    複数の前記アンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置し、
    前記アンテナがそれぞれ前記建物の異なる部位を指向するように設置すること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
  3. 請求項1に記載の建設現場に
    おける通信方法であって、
    複数の前記アンテナを、前記旋回台近傍の高さの前記タワークレーンの部位に設置し、
    入力される信号に応じて各前記アンテナの指向方向を制御するアンテナ角度調整器を付設し、
    CPU及びメモリを有する情報処理装置を前記アンテナ角度調整器に通信可能に接続し、
    前記情報処理装置は、前記建物の高さを記憶し、
    前記情報処理装置は、記憶している前記建物の高さに応じて、前記アンテナがいずれも前記建物の異なる部位を指向するように、前記アンテナの指向方向を求め、
    前記情報処理装置は、前記アンテナが算出した指向方向を向くように制御するための前記信号を前記アンテナ角度調整器に出力すること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
  4. 請求項3に記載の建設現場における通信方法であって、
    前記情報処理装置は、前記建物の高さ方向の基準位置から前記アンテナが設置されている位置までの鉛直方向距離βを記憶し、
    前記情報処理装置は、m番目(m=1,・・・,n)の前記アンテナの指向方向を、前記建物の高さをC、前記アンテナの本数をn、前記建物から前記アンテナまでの水平距離をxとした場合の、水平方向に対する角度θm(=tan−1[{(C/2n)+(C/n)×(m−1)−β}/x])として求めること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
  5. 請求項4に記載の建設現場における通信方法であって、
    前記情報処理装置に、前記アンテナが設置されている高さを測定する測定器を通信可能に接続し、
    前記情報処理装置は、前記測定器が測定した前記アンテナの高さを前記測定器から受信し、
    前記情報処理装置は、前記建物の高さから前記アンテナの高さを減じて前記鉛直方向距離βを算出すること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
  6. 請求項3に記載の建設現場における通信方法であって、
    前記基地局と前記情報処理装置とを通信可能に接続し、
    前記基地局は、前記アンテナ毎に前記携帯端末からの着呼数をカウントし、
    前記情報処理装置は、前記基地局から前記アンテナ毎の前記着呼数を受信し、
    前記情報処理装置は、前記着呼数が最も多い前記アンテナの現在の指向方向に一致するように、前記着呼数が最も少ない前記アンテナの指向方向を制御するための前記信号を前記アンテナ角度調整器に出力すること、
    を特徴とする建設現場における通信方法。
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