JP6517257B2 - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測定装置及び測定方法に関する。
従来から、移動通信事業者は、安定した移動通信サービスを提供するため、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)等で用いられる移動通信ネットワークの通信品質を確認し、ネットワーク設備の設計及び保守等を行っている。近年では、高層化した建築物又は他の移動通信事業者の電波等の影響によって変化する移動体通信ネットワークの通信品質を細密に測定する必要が生じている。
例えば、特許文献1には、基地局から送信された電波の受信電力を実測し、実測結果に基づいて、受信品質を把握すべき対象のエリア内の受信電力を等高線別色彩表示する受信品質測定装置が開示されている。この受信品質測定装置は、対象のエリア内の複数の測定地点のそれぞれにおいて実際に測定機によって測定された電波の受信電力を表示する。例えば、受信品質測定装置は、測定された電波の受信電力に基づいて、ハンドオーバが行われるエリアを地図上にマッピングしてディスプレイ等に出力することができる。
特開2006−352385号公報
一般に、受信電波には、基地局等の送信機から直進した電波の他に、ビル等の壁面に反射した電波等があるため、電波測定装置は、様々な垂直入射角(仰俯角)のパス(経路)を辿ってきた電波を測定する必要がある。しかしながら、特許文献1の従来技術では、所望の垂直入射角を設定するたびに測定を実施しなければならず、電波測定実施者の労力が掛かるだけでなく、電波測定に要する時間の長さが問題となっていた。また、室内の測定地点によっては、壁面や什器等に反射して複数のパスからの電波が受信される可能性もあるため、正確な受信電力を把握するためには、多数の垂直入射角に対する電波を短時間で測定する必要があった。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定を可能とする測定方法及び測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る測定装置は、所定の最大感度方向を有する指向性受信アンテナと、指向性受信アンテナを保持するアンテナ保持部材と、指向性受信アンテナの最大感度方向が回転するように、アンテナ保持部材を回転させる回転機構部と、指向性受信アンテナによって受信された電波の受信電力を測定する電力測定部と、最大感度方向の回転角に関する回転角関連情報を取得する回転角関連情報取得部と、回転機構部によって最大感度方向が回転しているときに、電力測定部によって測定された電波の受信電力と、回転角関連情報取得部によって取得された回転角関連情報とを出力する出力部と、を備える。
また、本発明に係る測定装置において、アンテナ保持部材に接続する回転軸部を更に備え、アンテナ保持部材は、指向性受信アンテナが一端に配置される第1腕部と、第1腕部の他端に配置され且つ回転軸部が固定される回転軸固定部と、回転軸固定部が一端に配置される第2腕部と、第2腕部の他端に配置された錘部材とを有する。
また、本発明に係る測定装置において、第2腕部は、第1腕部と同一の形状を有し、錘部材は、指向性受信アンテナと同一の指向性受信アンテナであることが好ましい。
また、本発明に係る測定装置において、回転機構部は、回転軸部に対して所定の回転角速度で回転させる動力を供給する動力供給部を更に有し、回転角関連情報取得部は、回転機構部が指向性受信アンテナの回転を開始してからの時間を計時するタイマを含むことが好ましい。
また、本発明に係る測定装置において、アンテナ保持部材の高さを調節する高さ調整部を更に有することが好ましい。
本発明に係る測定方法は、所定の最大感度方向を有する指向性受信アンテナをアンテナ保持部材に保持させるステップと、指向性受信アンテナの最大感度方向が回転するように、アンテナ保持部材を回転させるステップと、指向性受信アンテナの最大感度方向が回転しているときに、指向性受信アンテナによって受信された電波の受信電力を測定するとともに、最大感度方向の回転角に関する回転角関連情報を取得するステップと、測定された電波の受信電力と、取得された回転角関連情報とを出力するステップと、を有する。
本発明に係る測定方法及び測定装置によって、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定を行うことが可能となる。
測定装置1の斜視図の一例である。 (a)は、アンテナ保持部材3の斜視図の一例であり、(b)は、アンテナ保持部材3の取り付け方法の一例を説明するための斜視図である。 指向性受信アンテナ2を保持するアンテナ保持部材3の取り付け方法の一例を説明するための斜視図である。 指向性受信アンテナ2及びアンテナ保持部材3の鉛直断面図の一例である。 指向性受信アンテナの最大感度方向21の回転方向を説明するための鉛直断面図の一例である。 (a)は、測定処理装置6の概略構成の一例を示す図であり、(b)は、回転駆動部53の概略構成の一例を示す図である。 処理装置8の概略構成の一例を示す図である。 測定装置1を用いた測定方法のフローの一例を示す図である。 測定装置10の斜視図の一例である。 アンテナ保持部材30の斜視図の一例である。 アンテナ保持部材300の斜視図の一例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
図1は、測定装置1を用いた測定方法の概要を説明するための模式図である。
図1に示されるように、第1の実施形態における測定方法を実施する測定装置1は、指向性受信アンテナ2、アンテナ保持部材3、回転軸部4、回転機構部5、測定処理装置6、基部7、処理装置8等を有する。第1の実施形態における測定方法は、指向性受信アンテナ2が回転している場合において、回転中の指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を測定する方法である。
指向性受信アンテナ2は、送信機から送信された所定周波数の電波を受信する。また、指向性受信アンテナ2は、電波の受信感度が最も高い所定の最大感度方向21を有する。送信機は、特定の移動通信事業者によって運営及び管理される移動通信ネットワークを構成する基地局に備えられ、特定の移動通信事業者によって事前に定められた所定周波数の電波を送信する。所定周波数は、特定の移動通信事業者に割り当てられた周波数帯域(「LTE(Long Term Evolution)バンド1」等)の搬送周波数である。なお、送信機は、特定の移動通信事業者によって運営及び管理される移動通信ネットワークを構成する基地局に備えられたものに限らず、測定試験用の搬送周波数の電波を送信する試験電波送信装置等であってもよい。
アンテナ保持部材3は、指向性受信アンテナ2を保持するための部材であり、回転機構部5は、アンテナ保持部材3を回転させるための構成を有する。回転機構部5によってアンテナ保持部材3が回転することにより、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21は回転する。本実施形態における測定方法においては、回転軸部4の回転軸方向は、水平方向に延伸するように備えられる。そして、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21は、回転軸部4の回転軸方向に直交するように回転軸部4に接続される。これにより、回転機構部5によって回転軸部4が回転することにより、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21は、回転軸部4に直交し且つ鉛直方向に平行な面上を回転する。
測定処理装置6は、指向性受信アンテナ2と接続され、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21が回転している場合において、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を所定時間毎に測定する。なお、所定時間は、例えば、0.1秒である。図1に示される例では、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21が、回転軸部4を中心として回転方向Rに回転を開始するとともに、測定処理装置6は、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力の測定を開始する。そして、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21が1回転すると、測定処理装置6は、電波の受信電力の測定を終了する。
また、測定処理装置6は、所定時間毎に測定された電波の受信電力と、最大感度方向21の回転角に関する回転角関連情報とを関連付けて記憶する。回転角関連情報は、例えば、測定時間を示す測定時間データ又は回転軸部4の回転角度を示す回転角データである。次に、測定処理装置6は、記憶した電波の受信電力及び最大感度方向21の回転角に関する回転角関連情報を、処理装置8等に出力する。
基部7は、上面に、回転機構部5及び測定処理装置6等を配置するとともに、下面に、移動機構71を固定する。移動機構71は、例えば、車輪等であるが、地面等の移動面に対して、所定の一方向に移動可能な機構であればどのようなものでもよい。
上述のとおり、測定装置1は、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21を回転させながら、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を測定することができる。したがって、測定装置1によって、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定を行うことが可能となる。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
(アンテナ保持部材3)
図2(a)は、アンテナ保持部材3の斜視図の一例である。アンテナ保持部材3は、指向性受信アンテナ2を保持する保持部31、回転軸部4を固定する回転軸固定部32、保持部31及び回転軸固定部32を接続する第1腕部33等を有する。なお、保持部31は、後述する第1締結部312が取り付けられる第1取付孔311を有する。また、第1腕部33は、保持部31を介して一端に指向性受信アンテナ2を配置し、他端に回転軸固定部32を配置する。
以下、図2(b)を参照して、アンテナ保持部材3の取り付け方法の一例について説明する。
指向性受信アンテナ2は、アンテナ保持部材3の保持部31に複数設けられた第1取付孔311を介して第1締結部312に締結されることにより、アンテナ保持部材3に保持される。回転軸部4は、アンテナ保持部材3の回転軸固定部32に固定されることにより、回転軸部4に生じたトルクをアンテナ保持部材3に伝導する。これにより、アンテナ保持部材3は、回転軸部4を中心に回転する。
回転軸部4は、両端に取付部41を有する。取付部41は、複数の第2取付孔42を有し、第2締結部43が取り付けられる。第2締結部43は、第2取付孔42を介して、後述する被取付部511(511a及び511b)に固定される。これにより、被取付部511aの回転力は、被取付部511aを介して回転軸部4に伝導する。また、第2締結部43を取り外すことによって、回転軸部4に固定されたアンテナ保持部材3を容易に交換することが可能となる。
以下、図3を参照して、指向性受信アンテナ2を保持するアンテナ保持部材3の取り付け方法の一例について説明する。
アンテナ保持部材3を回転させるための回転機構部5は、回転伝導歯車部51、支持部52a,52b、回転駆動部53、伝導ベルト部54等を有する。回転伝導歯車部51は、被取付部511aに固定された軸に固定され、回転伝導歯車部51の回転に連動して被取付部511aが回転する。また、回転伝導歯車部51の歯は、伝導ベルト部54の歯とかみ合い、回転駆動部53による回転駆動力が、伝導ベルト部54によって回転伝導歯車部51に伝導される。これにより、回転駆動部53による回転駆動力は、伝導ベルト部54、回転伝導歯車部51、被取付部511aを介して、回転軸部4にトルクを生じさせる。なお、被取付部511bは、後述する支持部52bに回転可能に支持される。なお、回転駆動部53は、動力供給部の一例である。
支持部52a,52bは、回転伝導歯車部51を所定高さの位置に支持する。また、支持部52a,52bを伸縮リンク構造とし、高さ調整部(図示せず)によって支持部52a,52bの高さが調節されるようにしてもよい。
基部7は、支持部52a,52bの下端が接する上面と、上面の反対側に位置する下面とを有する。基部7の下面には、移動機構71が備えられ、移動機構71は、基部7を所望の方向に移動可能に支持する車輪等である。
図4は、指向性受信アンテナ2及びアンテナ保持部材3の鉛直断面図の一例である。
指向性受信アンテナ2は、所定の指向特性を有する指向性のアンテナである。図4に示す例では、指向性受信アンテナ2は、長手方向の板状のアンテナであり、複数のアンテナ素子を有する。指向性受信アンテナ2は、回転軸部4と直交する鉛直断面において所定角のメインビーム22を有し、メインビーム22の所定角の略中央に最大感度方向21を有する。
以下、図5を参照して、指向性受信アンテナの最大感度方向21の回転方向を説明する。図5は、指向性受信アンテナの最大感度方向21の回転方向を説明するための鉛直断面図の一例である。
図5に示されるように、指向性受信アンテナの最大感度方向21は、回転軸部4と直交する鉛直断面に平行な面に沿って回転する。すなわち、回転軸部4を中心とした回転における動径方向と指向性受信アンテナの最大感度方向21とは略一致する。このように、指向性受信アンテナの最大感度方向21を回転させることにより、全ての垂直入射角(仰俯角)のパスを辿ってきた電波を計測することが可能になる。
図6(a)は、測定処理装置6の概略構成の一例を示す図である。
測定処理装置6は、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を所定時間毎に測定するとともに、所定時間毎に測定した電波の受信電力及び測定時間を示す受信電力履歴データを、処理装置8等に出力する。そのために、測定処理装置6は、受信部61と、電力測定部62、通信制御部63、通信記憶部64、第1通信部65とを備える。
受信部61は、公知の接続ケーブル及び回転接続用コネクタ等を介して、指向性受信アンテナ2と接続する。受信部61は、指向性受信アンテナ2によって受信された電波を信号に変換し、変換した信号を電力測定部62に出力する。
電力測定部62は、受信部61によって出力された信号を入力し、入力した信号に基づいて、受信電力を所定時間毎に測定する。電力測定部62は、所定時間毎に測定した電波の受信電力を、測定した測定時間とともに通信制御部63に送出する。なお、電力測定部62は、測定部の一例である。
通信制御部63は、電力測定部62から取得した電波の受信電力及び測定時間を、互いに関連付けて受信電力履歴データとして、通信記憶部64に記憶する。また、通信制御部63は、ユーザによる測定処理装置6の操作部(図示せず)の操作に応じて、通信記憶部64に記憶された受信電力履歴データを読み出し、読み出した受信電力履歴データを、第1通信部65を介して送信する。なお、通信制御部63は、出力部の一例である。
通信記憶部64は、例えば、半導体メモリを有する。通信記憶部64は、通信制御部63からの指示に応じて、データとして受信電力履歴データ等を記憶する。なお、通信記憶部64は、記憶部の一例である。
第1通信部65は、Wi−Fi(登録商標)、Wi-Fi Aware(登録商標)等の通信方式に従った無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、処理装置8との間で無線通信を確立させて、直接データの送受信を行う。なお、第1通信部65が有するインターフェース回路は、Bluetooth(登録商標)や920MHz帯特定小電力無線を使った通信等の通信方式に従った近距離無線通信であってもよい。第1通信部65は、通信制御部63から供給されたデータを処理装置8に送信する。
図6(b)は、回転駆動部53の概略構成の一例を示す図である。
回転駆動部53は、伝導ベルト部54を介して回転伝導歯車部51を回転させる機能を有する。回転駆動部53は、駆動制御部531、モータ532、回転センサ533、第2通信部534等を備える。
駆動制御部531は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。駆動制御部531は、モータ532の動作を制御するものであり、例えば、MCU(Micro Controller Unit)である。
モータ532は、駆動制御部531による制御に応じて発生させたトルクを、伝導ベルト部54を介して、回転伝導歯車部51に伝導することで、回転伝導歯車部51を回転させる。
回転センサ533は、モータ532の回転角度を検出するための磁気センサ等である。回転センサ533は、計数したモータ532の回転角度を示す回転角データとモータ532の回転が開始されてからの駆動時間を示す駆動時間データとを対応付けて、第2通信部534に送出する。なお、回転センサ533は、回転角関連情報取得部の一例である。なお、回転角関連情報取得部として、回転センサ533に替えて、回転伝導歯車部51又は回転軸部4の回転角度を検出するための回転センサを回転伝導歯車部51又は回転軸部4に設けてもよい。
第2通信部534は、Wi−Fi、Wi-Fi Aware等の通信方式に従った無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、処理装置8との間で無線通信を確立させて、直接データの送受信を行う。なお、第2通信部534が有するインターフェース回路は、Bluetoothや920MHz帯特定小電力無線を使った通信等の通信方式に従った近距離無線通信であってもよい。第2通信部534は、回転センサ533から供給されたデータを処理装置8に送信する。
(処理装置8)
図7は、処理装置8の概略構成の一例を示す図である。
処理装置8は、測定処理装置6によって送信された受信電力履歴データを受信し、受信した受信電力履歴データに基づいて、受信電力履歴データの表示出力及び/又は電波伝搬損失の算出を実行する機能を有する。そのために、処理装置8は、第3通信部81と、操作部82と、表示部83と、記憶部84と、処理部85とを備える。
なお、本実施形態では、処理装置8として、コンピュータ、サーバ等を想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。処理装置8は、本発明が適用可能であればよく、例えば、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)や携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレット端末、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC等でもよい。
第3通信部81は、Wi−Fi、Wi-Fi Aware等の通信方式に従った無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、測定処理装置6及び/又は回転駆動部53との間で無線通信を確立させて、直接データの送受信を行う。なお、第3通信部81が有するインターフェース回路は、Bluetoothや920MHz帯特定小電力無線を使った通信等の通信方式に従った近距離無線通信であってもよい。第3通信部81は、処理装置8から受信したデータを処理部85に供給する。
操作部82は、処理装置8の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、キーボード、マウス、又はタッチパネル等である。
表示部83は、動画像、静止画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、又は、タッチパネル式の表示装置等である。
記憶部84は、例えば、半導体メモリ装置を備える。記憶部84は、処理部85での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。また、記憶部84は、データとして、測定処理装置6から受信した受信電力履歴データ及び/又は回転駆動部53から受信した回転角データ等を記憶する。また、記憶部84は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
処理部85は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部85は、処理装置8の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。処理部85は、受付部851と、算出部852と、表示処理部853とを有する。処理部85が有するこれらの各部は、処理部85が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、処理部85が有するこれらの各部は、ファームウェアとして処理装置8に実装されてもよい。
受付部851は、測定処理装置6によって送信された受信電力履歴データを、第3通信部81を介して受信する。また、受付部851は、回転駆動部53の第2通信部534によって送信された回転角データ及び駆動時間データを、第3通信部81を介して受信する。
次に、算出部852は、受信電力履歴データ及び回転角データと、送信機が電波を送信した際の送信電力と、指向性受信アンテナ2のアンテナ利得等に基づいて、回転角毎の電波の損失を示す電波伝搬損失を算出する。そして、算出部852は、算出した回転毎の電波伝搬損失を、表示処理部853に送出する。
表示処理部853は、算出部852から取得した回転毎の電波伝搬損失を、表示部83に表示出力する。なお、表示処理部853は、受信された受信電力履歴データ並びに回転各データ及び駆動時間データを表示部83に表示出力してもよい。
(測定方法)
図8は、測定装置1を用いた測定方法のフローの一例を示す図である。
まず、指向性受信アンテナ2をアンテナ保持部材3に保持させ、回転機構部5の回転駆動部53の駆動を開始し、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21が回転するように、アンテナ保持部材3を回転させる(ステップS101)。
次に、測定処理装置6に、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を所定時間毎に測定及び記憶させる(ステップS102)。なお、測定処理装置6は、アンテナ保持部材3が一定角速度で回転している場合、指向性受信アンテナ2によって受信された電波の受信電力を所定時間毎に測定する。そして、測定処理装置6は、所定時間毎に測定された電波の受信電力と、電波の受信電力の測定時間とを関連付けて記憶する。
そして、測定処理装置6は、指向性受信アンテナ2の最大感度方向21が、予め定められた回転数(例えば、1回転)だけ回転すると、測定を終了する(ステップS103)。
そして、回転機構部5の回転駆動部53の駆動を終了し(ステップS104)、所定時間毎に測定された電波の受信電力及び測定時間を示す受信電力履歴データを出力し、一連の工程を終了する。
上述のとおり、測定装置1は、指向性受信アンテナ2を回転させながら測定された電波の受信電力を出力することができる。したがって、測定装置1によって、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
図9は、測定装置10を用いた測定方法の概要を説明するための模式図である。図9において、図1に示す測定装置1と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9に示されるように、第2の実施形態における測定方法を実施する測定装置10は、複数の指向性受信アンテナ2a、2b、複数のアンテナ保持部材3a、3b、回転軸部4、回転機構部5、測定処理装置6、基部7、処理装置8等を有する。複数の指向性受信アンテナ2a、2bのそれぞれは、アンテナ保持部材3a、3bに保持される。第2の実施形態における測定方法は、複数の指向性受信アンテナ2a、2bが同時に回転している場合において、回転中の指向性受信アンテナ2a、2bによって受信された電波の受信電力を同時に測定する方法である。
指向性受信アンテナ2a、2bは、一又は複数の送信機から送信された異なる所定周波数の電波を受信する。また、指向性受信アンテナ2a、2bは、電波の受信感度が最も高い所定の最大感度方向21a、21bを有する。
図9に示される例では、指向性受信アンテナ2a、2bの最大感度方向21a、21bが、回転軸部4を中心として回転方向Ra、Rbに回転するとともに、測定処理装置6は、指向性受信アンテナ2a、2bによって受信された電波の受信電力を同時に測定する。
このように、測定装置10は、それぞれ異なる所定周波数の電波を受信する指向性受信アンテナ2a、2bを同時に回転させながら測定された電波の受信電力を出力することができる。したがって、測定装置10によって、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定を行うことが可能となる。
(変形例1)
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、アンテナ保持部材30は、錘部材35を備えてもよい。以下、図10に示されるアンテナ保持部材30の斜視図の一例を参照して、アンテナ保持部材30について説明する。なお、図10において、図2に示すアンテナ保持部材3と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
アンテナ保持部材30は、回転軸固定部32を一端に配置し、更に錘部材35を他端に配置する第2腕部34を有する。例えば、指向性受信アンテナ2及び錘部材35を保持したアンテナ保持部材30の重心が、水平方向に延伸するように備えられた回転軸部4を固定する回転軸固定部32の位置になるように、第2腕部34は、回転軸固定部32の位置を中心として、指向性受信アンテナ2の位置とは逆の方向に延伸する。そして、錘部材35は、指向性受信アンテナ2及び錘部材35を保持したアンテナ保持部材30の重心が水平方向に延伸するように備えられた回転軸部4を固定する回転軸固定部32となる重量に設定される。
これにより、アンテナ保持部材30の重心が常に回転軸固定部32の位置となるため、重力によるアンテナ保持部材30の回転速度の誤差が生じず、正確な測定が可能になる。
(変形例2)
また、2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bが、回転軸固定部32を中心として対称となるように設置可能なアンテナ保持部材300が用いられてもよい。以下、図11に示されるアンテナ保持部材300の斜視図の一例を参照して、アンテナ保持部材300について説明する。なお、図11において、図2に示すアンテナ保持部材3と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
アンテナ保持部材300は、2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bを保持する保持部310a及び310bを配置する第1腕部330を有する。2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bの最大感度方向21a及び21bは、回転軸固定部32を中心として、逆方向となるように配置され、且つ、2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bは、回転軸固定部32を中心として対称となる位置に配置される。これによって、2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bを保持したアンテナ保持部材300の重心位置が回転軸固定部32となるため、重力によるアンテナ保持部材30の回転速度の誤差が生じず、正確な測定が可能になる。また、2つの同一形状の指向性受信アンテナ2a及び2bが同一の周波数を受信するものである場合、1つの指向性受信アンテナ2での計測に比べて、半分の回転を行うだけでよい。
(変形例3)
また、回転角関連情報取得部として、指向性受信アンテナ2,2a,2bの回転を開始してからの時間を計時するタイマとしてもよい。例えば、タイマは、通信制御部63の計時機能を用いてもよく、又は、タイマ機能を有する特定のMCUが設けられてもよい。アンテナ保持部材3が一定の回転角速度で回転している場合、アンテナ保持部材3が1回転した場合、1回転の計測時間、電波の受信電力及び測定時間を示す受信電力履歴データに基づいて、回転角度に対応する受信電力を判定する。例えば、10秒で1回転した場合、計測開始から5秒後の受信電力は、回転開始位置から180度移動したときの受信電力であることが判定される。このように、1回転の角度(360度)と1回転に掛かった時間とを対比して、各回転角度に対応する測定時刻を判定する。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1,10 測定装置
2,2a,2b 指向性受信アンテナ
21,21a,21b 最大感度方向
3,30,300,3a,3b アンテナ保持部材
31,310a,310b 保持部
311 第1取付孔
312 第1締結部
32 回転軸固定部
33 第1腕部
34 第2腕部
35 錘部材
4 回転軸部
41 取付部
42 第2取付孔
43 第2締結部
5 回転機構部5
51 回転伝導歯車部
511a,511b 被取付部
52a,52b 支持部
53 回転駆動部
531 駆動制御部
532 モータ
533 回転センサ
534 第2通信部
54 伝導ベルト部
6 測定処理装置
61 受信部
62 電力測定部
63 通信制御部
64 通信記憶部
65 第1通信部
7 基部
71 移動機構
8 処理装置
81 第3通信部
82 操作部
83 表示部
84 記憶部
85 処理部
851 受付部
852 算出部
853 表示処理部

Claims (5)

  1. 所定の最大感度方向を有する指向性受信アンテナと、
    前記指向性受信アンテナを保持するアンテナ保持部材と、
    前記アンテナ保持部材に接続する回転軸部と、
    前記指向性受信アンテナの前記最大感度方向が回転するように、前記回転軸部を回転させる回転機構部と、
    前記指向性受信アンテナによって受信された電波の受信電力を測定する電力測定部と、
    前記最大感度方向の回転角に関する回転角関連情報を取得する回転角関連情報取得部と、
    前記回転機構部によって前記最大感度方向が回転しているときに、前記電力測定部によって測定された電波の受信電力と、前記回転角関連情報取得部によって取得された前記回転角関連情報とを出力する出力部と、を備え
    前記アンテナ保持部材は、
    前記指向性受信アンテナが一端に配置される第1腕部と、
    前記第1腕部の他端に配置され且つ前記回転軸部が固定される回転軸固定部と、
    前記回転軸固定部が一端に配置される第2腕部と、
    前記第2腕部の他端に配置された錘部材と、を有する、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 前記第2腕部は、前記第1腕部と同一の形状を有し、
    前記錘部材は、前記指向性受信アンテナと同一の指向性受信アンテナである、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記回転機構部は、前記回転軸部に対して所定の回転角速度で回転させる動力を供給する動力供給部を更に有し、
    前記回転角関連情報取得部は、前記回転機構部が前記指向性受信アンテナの回転を開始してからの時間を計時するタイマを含む、請求項1又は2に記載の測定装置。
  4. 前記アンテナ保持部材の高さを調節する高さ調整部を更に有する、請求項1又は2に記載の測定装置。
  5. 所定の最大感度方向を有する指向性受信アンテナをアンテナ保持部材に保持させるステップと、
    回転軸部を前記アンテナ保持部材に接続させるステップと、
    前記指向性受信アンテナの前記最大感度方向が回転するように、前記回転軸部を回転させるステップと、
    前記指向性受信アンテナの前記最大感度方向が回転しているときに、前記指向性受信アンテナによって受信された電波の受信電力を測定するとともに、前記最大感度方向の回転角に関する回転角関連情報を取得するステップと、
    前記測定された電波の受信電力と、前記取得された前記回転角関連情報とを出力するステップと、を有し、
    前記アンテナ保持部材は、
    前記指向性受信アンテナが一端に配置される第1腕部と、
    前記第1腕部の他端に配置され且つ前記回転軸部が固定される回転軸固定部と、
    前記回転軸固定部が一端に配置される第2腕部と、
    前記第2腕部の他端に配置された錘部材と、を有する、
    ことを特徴とする測定方法。
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