JP7095045B2 - アンテナ装置、測定装置及び測定システム - Google Patents

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Description

本発明は、電波を送受信可能なアンテナ装置、測定装置及び測定システムに関するものである。
従来、移動通信網の基地局等から送信された電波を、指向性を有する指向性受信アンテナで受信して測定する測定装置が知られている。
例えば、特許文献1には、所定の最大感度方向を有する指向性受信アンテナと、指向性受信アンテナを保持するアンテナ保持部材と、指向性受信アンテナの最大感度方向が回転するようにアンテナ保持部材を回転させる回転機構部とを備える測定装置が開示されている。この測定装置によれば、電波測定の労力及び時間を掛けることなく、より正確な電波測定が可能になるとされている。
特開2018-148371号公報
一般に、移動通信網の基地局等から送信された電波の伝搬特性を正しく把握するには、対象エリアの複数の測定点で測定する必要がある。そのため、測定装置を車両(「電波測定車」又は「電測車」ともいう。)に搭載して複数の測定点に順次移動し、各測定点に停車した状態で複数方向から到来する電波が指向性受信アンテナで受信されて測定される。このように複数の測定点に順次移動して測定を行うため、各測定点での電波測定の労力及び時間を低減してより効率的に電波測定を行うことが要請される。
上記各測定点で効率的な電波測定を行うために、複数の周波数に対応する複数の指向性アンテナが配置されたアンテナ部材を回転させて測定することが考えられる。しかしながら、複数の指向性アンテナが配置されたアンテナ部材では、指向性アンテナ間の距離を十分に確保することができず、指向性アンテナ間の干渉が生じることにより、主ビームの所定のビーム幅を確保するとともにバックローブを所定値以下に低減した良好な放射特性が得られないという課題がある。なお、このような課題は、上記電波測定に用いるアンテナ部材の場合だけでなく、複数の周波数に対応した複数の指向性アンテナを限られた空間に集約して配置する場合であれば生じ得る。
本発明の一態様に係るアンテナ装置は、互いに異なる複数の周波数の電波を送受信可能なアンテナ装置である。個のアンテナ装置は、前記複数の周波数に対応し同一仮想面上に放射面を有する複数の指向性アンテナと、前記複数の指向性アンテナに対応し前記指向性アンテナとの距離が個別に設定された複数の反射部材と、を備える。
前記アンテナ装置において、前記複数の反射部材はそれぞれ、前記対応する指向性アンテナから送受信の電波の波長の1/2倍の距離だけ離れた位置に配置されていてもよい。
前記アンテナ装置において、前記複数の反射部材のうち、前記電波の周波数が最小の指向性アンテナに対応する反射部材は、導電性層を有する共通基板として兼用される反射板であり、他の反射部材は、前記共通基板として兼用される反射板上にスペーサを介して支持された反射板であってよい。
前記アンテナ装置において、前記複数の指向性アンテナと前記複数の反射板とを有するアンテナ部材と、前記複数の指向性アンテナそれぞれの主ビームの垂直方向及び水平方向それぞれにおける向きを一体的に変化させるように前記アンテナ部材を回転させる回転機構部と、を備えてもよい。
ここで、前記アンテナ部材の共通のアンテナ配置面に沿った一方向に前記複数の指向性アンテナを並べて配置してもよい。
また、前記複数の指向性アンテナの数が3の場合、前記電波の周波数が最小である第1の指向性アンテナと、前記最小の周波数の2倍の周波数と受信電波の周波数との差が相対的に小さい第2の指向性アンテナとの間に、前記最小の周波数の2倍の周波数と受信電波の周波数との差が相対的に大きい第3の指向性アンテナを配置してもよい。
また、前記第1の指向性アンテナと前記第3の指向性アンテナとの間のアンテナ間距離は、前記第2の指向性アンテナと前記第3の指向性アンテナとの間のアンテナ間距離よりも短くもよい。
前記アンテナ装置において、前記指向性アンテナのアンテナ素子は、パッチアンテナ又はクロスダイポールであってもよい。
前記アンテナ装置において、前記複数の指向性アンテナはそれぞれ、一次元的、二次元的又は三次元的に配列した複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナであってもよい。
本発明の他の態様に係る測定装置は、前記複数の指向性アンテナで受信された受信信号の電力を測定する電力測定部と、前記アンテナ部材の回転角度に関する情報を取得する回転角度情報取得部と、を備える。
本発明の更に他の態様に係る測定システムは、前記測定装置と、前記測定装置を搭載して移動可能な移動体と、を備える。
本発明によれば、複数の周波数に対応した複数の指向性アンテナそれぞれの主ビームの所定のビーム幅を確保しつつバックローブを所定値以下に低減した良好な放射特性が得られる。
実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する複数のアンテナ素子の一例を示す斜視図。 実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する複数のアンテナ素子の他の例を示す斜視図。 指向性アンテナを構成するアンテナ素子のビーム幅の定義の説明図。 実施形態に係るアンテナ素子の垂直面における受信感度(放射強度、利得)の角度分布を示す指向性特性の一例を示す説明図。 (a)~(c)は、反射部材を備えていない参考例1及び2に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数のアンテナ素子のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフ。 (a)~(c)は、反射部材を備えていない参考例1、2及び3に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数のアンテナ素子のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフ。 実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する反射部材(反射板)を有する複数のアンテナ素子の一例を示す斜視図。 (a)~(c)は、反射部材を備えた実施例に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数のアンテナ素子のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフ。 (a)~(c)は、反射部材を備えた実施例に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数のアンテナ素子のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の他の例を示すグラフ。 実施形態に係るアンテナ装置におけるアンテナ素子及び反射板の支持手段の構成の一例を示す斜視図。 実施形態に係るアンテナ装置におけるアンテナ素子及び反射板の支持手段の構成の一例を示す側面図。 実施形態に係るアンテナ装置の概略構成の一例を示す斜視図。 実施形態に係るアンテナ装置を構成するアンテナ部材の一例を示す斜視図。 実施形態に係るアンテナ装置を備える測定装置の主要部の一例を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本書に開示した実施形態に係るアンテナ装置は、複数の指向性アンテナにより複数の周波数の電波を受信して各周波数の伝搬特性を同時測定する測定装置に適したアンテナ装置であり、複数の指向性アンテナそれぞれの主ビームの所定のビーム幅を確保しつつバックローブを所定値以下に低減した良好な放射特性が得られるアンテナ装置である。
図1は、実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する複数のアンテナ素子111、121、131の一例を示す斜視図である。図1の例において、アンテナ素子111、121、131は互いに異なる複数の周波数に対応し、各アンテナ素子111、121、131は同一仮想面上にアンテナ放射面を有する。図1の例では、図中の左から右方向に対応周波数が低い順番に所定の間隔でアンテナ素子111、121、131が配置されている。アンテナ素子111とアンテナ素子121との間のアンテナ素子間距離d1は、アンテナ素子111とアンテナ素子121との間のアンテナ素子間距離d2よりも小さい。
複数のアンテナ素子111、121、131は、移動通信網の基地局等から送信された互いに異なる3つの周波数f1,f2,f3の電波を同時に受信し、複数の周波数の電波の伝搬特性の測定に用いることできる。複数のアンテナ素子111、121、131が受信する複数の電波の周波数f1,f2,f3はf1<f2<f3の大小関係を有する。例えば、アンテナ素子111が受信する電波の周波数f1は3GHz帯の周波数であり、アンテナ素子121が受信する電波の周波数f2は5GHz帯の周波数であり、アンテナ素子131が受信する電波の周波数f3は8GHz帯の周波数である。
複数のアンテナ素子111、121、131はそれぞれ、所定の厚さ及び外形寸法を有する正方形又はほぼ正方形の平板状の誘電体部材112、122、132と、所定の厚さ及び外形寸法を有する正方形又はほぼ正方形の導電性材料からなるパッチ電極(アンテナ放射面)113、123、133とを有するパッチアンテナで構成されている。各誘電体部材112、122、132及び各パッチ電極113、123、133のそれぞれの外形寸法(後述の各辺の長さLs,Lp及び幅Ws,Wp)は、受信する電波の周波数に応じて設定され、周波数が高いほど短く設定される。また、受信機等の無線装置が接続されるパッチ電極113、123、133における接続点により、受信対象の電波の偏波(直線偏波、円偏波)を設定することができる。
なお、複数のアンテナ素子111、121、131はそれぞれクロスダイポールで構成してもよい。
図1に示すように、各指向性アンテナ110、120、130のアンテナ素子111、121、131の面に垂直な方向(+z方向)が天頂方向であり、その天頂方向から下方向への角度が天頂角θ(0[度]~180[度])である。また、図中のx-y平面におけるx軸に対する左回転方向における角度が方位角φ(0[度]~360[度])である。
図2は、実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する複数のアンテナ素子111、121、131の他の例を示す斜視図である。図2の例では、アンテナ素子間の干渉が高くなることによるビーム幅BWの劣化を軽減するために複数のアンテナ素子111、121、131を次のように配置している。受信電波の周波数が最小(f1:3.35GHz)である第1のアンテナ素子111と、前記最小の周波数の2倍の周波数(6.70GHz)と受信電波の周波数(f2:5.20GHz)との差(1.50GHz)が相対的に小さい第2のアンテナ素子121との間に、前記最小の周波数の2倍の周波数(6.70GHz)と受信電波の周波数(f3:8.45GHz)との差(1.75GHz)が相対的に大きい第3のアンテナ素子131を配置している。アンテナ素子111とアンテナ素子121との間のアンテナ素子間距離d1は、アンテナ素子111とアンテナ素子121との間のアンテナ素子間距離d2よりも大きい。
図3は、指向性アンテナを構成するアンテナ素子111、121、131のビーム幅の定義の説明図である。図4は、実施形態に係るアンテナ素子111、121、131の垂直面における受信感度(放射強度、利得)の角度分布を示す指向性特性の一例を示す説明図である。アンテナ素子111、121、131はそれぞれ、アンテナ素子の表面であるアンテナ放射面に垂直な方向に受信感度(放射強度)が最大になる主ビームBmが位置する指向性特性を有する。各アンテナ素子111、121、131の主ビームBmのビーム幅BWは、例えば図3に示すようにアンテナ素子で受信する受信感度(又は、アンテナ素子から放射される電波の放射強度、又は、利得)が最大となる方向から3dB低くなる2つの点の間の角度(3dBビーム幅)で定義される。
本実施形態のアンテナ装置を用いた電波の伝搬特性の測定において、その測定及び解析をする上でアンテナ水平面(アンテナ放射面に垂直な天頂方向を含む水平面)内の主ビームBmのビーム幅BWとして90[度]以上(アンテナ放射面に垂直な天頂方向を基準にして+/-45[度]以上)が要求される。また、指向性特性におけるバックローブは-15[dB]以下(絶対値で15[dB]以上)が要求される。このような要求の下で、本実施形態の複数の周波数f1、f2、f3に対応した複数のアンテナ素子111、121、131について、以下に示すように本発明者らが計算機シミュレーションを行ったところ、アンテナ素子111、121、131の並び順だけでなく各アンテナ素子の背面における反射部材(反射板)の有無によって、アンテナ水平面内の主ビームBmのビーム幅BW及びバックローブの大きさが変化することがわかった。
図5及び図6はそれぞれ、反射部材(反射板)を備えていない参考例に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131が隣り合っている場合のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。縦軸の正規化利得[dB]は、主ビームBmの利得の最大値(天頂方向の利得)で規格化した利得の値である。コンピュータシミュレーションは、電磁界シミュレータ(ダッソー・システムズ社製の「CST MWSTUDIO」)を用い、表1のパラメータの値を設定して行った。
Figure 0007095045000001
図5(a)~(c)は、反射部材(反射板)を備えていない参考例1及び2に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。参考例1(図中の曲線C11)は、アンテナ素子111、121、131が単体の場合の結果であり、参考例2(図中の曲線C12)は、前述の図1の順番でアンテナ素子111、121、131を配置した場合の結果である。
図5(a)~(c)から、参考例1、2の周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のいずれにおいても、バックローブが-15[dB]よりも大きくなる場合があることがわかる。また、図5(b)及び(c)から、参考例2の周波数f2,f3のアンテナ素子121、131において、参考例1のアンテナ素子単体の場合とは異なり、主ビーム中央部のビームパターンが崩れて+/-45[度]よりも大きな所定のビーム幅が得られないことがわかる。
図6(a)~(c)は、反射部材(反射板)を備えていない参考例1、2及び参考例3に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。参考例3(図中の曲線C13)は、前述の図2の順番でアンテナ素子111、121、131を配置した場合の結果である。
図6(a)~(c)から、参考例3の周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131においても、バックローブが-15[dB]よりも大きくなる場合があることがわかる。また、図6(b)から、前述の図2の順番でアンテナ素子111、121、131を配置した参考例3の周波数f2のアンテナ素子121において、周波数f1のアンテナ素子111から離れることで主ビーム中央部のビームパターンの崩れが緩和され、+/-45[度]よりも大きな所定のビーム幅が得られることがわかる。但し、図6(c)に示すように、参考例3の周波数f3のアンテナ素子131においては、主ビーム中央部のビームパターンの崩れは緩和されず、+/-45[度]よりも大きな所定のビーム幅が得られないことがわかる。
以上のコンピュータシミュレーションに基づき、本実施形態のアンテナ装置では、以下に示すように複数のアンテナ素子(指向性アンテナ)111、121、131に対応しアンテナ素子のとの距離(高さ)が個別に設定された複数の反射部材をアンテナ素子(指向性アンテナ)111、121、131の背面側に備えることにより、主ビームBmの所定のビーム幅BWを確保しつつバックローブを所定値以下に低減した良好な放射特性を得ている。
図7は、実施形態に係るアンテナ装置における複数の指向性アンテナを構成する反射部材(反射板)114、124、134を有する複数のアンテナ素子111、121、131の一例を示す斜視図である。本実施形態の複数の反射部材は、所定の厚さを有する導電性材料(例えば、金属)からなる板形状の反射板114、124、134であり、対応するパッチ電極(アンテナ放射面)113、123、133から所定の距離(高さ)h1,h2,h3だけ離れている。
周波数f1のアンテナ素子111の反射板114は、複数のアンテナ素子111、121、131の全体の背面にまたがる程度の十分に大きな面積(長さLr1×幅Wr1)を有する導電性層を有する共通基板として兼用されている。アンテナ素子111のパッチ電極(アンテナ放射面)113は、反射板114から所定の高さh1(例えば、周波数f1の波長の1/2)に位置する。
周波数f2のアンテナ素子121の反射板124は、アンテナ素子121の背面側に位置する所定面積(長さLr2×幅Wr2)を有する長方形又は正方形の反射板である。アンテナ素子121のパッチ電極(アンテナ放射面)123は、反射板124から所定の高さh2(例えば、周波数f2の波長の1/2)に位置する。
周波数f3のアンテナ素子131の反射板134は、アンテナ素子131の背面側に位置する所定面積(長さLr3×幅Wr3)を有する長方形又は正方形の反射板である。アンテナ素子131のパッチ電極(アンテナ放射面)133は、反射板134から所定の高さh3(例えば、周波数f3の波長の1/2)に位置する。
なお、図示の例における反射部材は、板形状の反射板114、124、134であるが、他の形状を有する部材であってもよい。
また、図示の例において、アンテナ素子111のパッチ電極113の中央とアンテナ素子131のパッチ電極133の中央との間のアンテナ間距離dx1は、アンテナ素子121のパッチ電極123の中央とアンテナ素子131のパッチ電極133の中央との間のアンテナ間距離dx2と等しくしてもよいし、アンテナ間距離dx2よりも短くしてもよい。
図8及び図9はそれぞれ、反射部材を備えた実施例に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数のアンテナ素子のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。図8及び図9では、前述の参考例3の結果についても図示している。本例のコンピュータシミュレーションは、前述の表1のパラメータの値と次の表2のパラメータの値を設定して行った。なお、アンテナ間距離dx2は45mm以上確保する必要がある。
Figure 0007095045000002
図8(a)~(c)は、アンテナ間距離dx1を表2の範囲内で調整し、アンテナ間距離dx2を表2のように45mmに設定した場合の実施例1及び参考例3に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。
図8(a)~(c)から、参考例3とは異なり、本実施例1(図中の曲線C1)では、周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のいずれにおいても、バックローブが-15[dB]以下に改善できることがわかる。また、図8(b)から、参考例3とは異なり、本実施例1では、周波数f2のアンテナ素子121において、主ビーム中央部のビームパターンの崩れが緩和され、+/-45[度]よりも大きな所定のビーム幅が得られることがわかる。
図9(a)~(c)は、アンテナ間距離dx1を表2の範囲内で調整し、アンテナ間距離dx2を表2のように45mmに設定した場合の実施例2に係るアンテナ装置における互いに異なる周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のアンテナ水平面内の天頂角θ[度]と正規化利得[dB]との関係を示すコンピュータシミュレーションの結果の一例を示すグラフである。なお、図9(a)~(c)では、比較のため、前述の図8の実施例1(図中の曲線C1)の結果も示している。
図9(a)~(c)から、本実施例2では周波数f1,f2,f3のアンテナ素子111、121、131のいずれにおいても、実施例1に比してバックローブが若干改善できることがわかる。また、図9(c)から、本実施例2では、周波数f3のアンテナ素子131において、実施例1に比して主ビーム中央部のビームパターンの崩れが緩和され、+/-45[度]よりも大きな所定のビーム幅が得られることがわかる。
図10及び図11はそれぞれ、実施形態に係るアンテナ装置におけるアンテナ素子111、121、131及び反射板114、124、134の支持手段の構成の一例を示す斜視図及び側面図である。
図10及び図11において、周波数f1のアンテナ素子111の誘電体部材112は、導電性層からなる反射板144を表面に有する共通基板117に取り付けられている支持部材としての円筒形状のスペーサ115により支持されている。これにより、アンテナ素子111のパッチ電極(アンテナ放射面)113が同一仮想面Sの位置に位置決めされる。なお、導電性層からなる反射板144は、共通基板117の上面の全体ではなく、アンテナ素子111の背面側の表面部分のみに設けてもよい。
周波数f2のアンテナ素子121の反射板124は、共通基板117に取り付けられている支持部材としての円筒形状のスペーサ125により支持されている。更に、アンテナ素子121の誘電体部材122は、反射板124に取り付けられている支持部材としての円筒形状のスペーサ126によりに支持されている。これにより、アンテナ素子121のパッチ電極(アンテナ放射面)123が同一仮想面Sの位置に位置決めされる。
周波数f3のアンテナ素子131の反射板134は、共通基板117に取り付けられている支持部材としての円筒形状のスペーサ135により支持されている。更に、アンテナ素子131の誘電体部材132は、反射板134に取り付けられている支持部材としての円筒形状のスペーサ136によりに支持されている。これにより、アンテナ素子131のパッチ電極(アンテナ放射面)133が同一仮想面Sの位置に位置決めされる。
複数の導電性の反射板114、124、134はグランドに接続されている。誘電体部材112、122、132を支持するスペーサ115、126、136は、絶縁性の材料(例えば、絶縁性樹脂、スポンジ、プラスチックネジなど)で形成されている。反射板124、134を支持するスペーサ125、135は、導電性の材料(例えば、金属、導電性樹脂など)で形成してもよいし、絶縁性の材料(例えば、絶縁性樹脂、スポンジ、プラスチックネジなど)で形成してもよい。各スペーサは、円筒形状以外の形状を有してもよい。
図12は、実施形態に係るアンテナ装置10の概略構成の一例を示す斜視図である。アンテナ装置10は、アンテナ部材100と、アンテナ部材100を回転させる回転機構部200とを備える。アンテナ部材100には、所定方向に電波に対する受信感度(放射強度)が最大になる主ビームを有する上記構成のアンテナ素子111、121、131を有する指向性アンテナを備える。アンテナ部材100は、指向性アンテナが表面に配置された長尺の平板状部材101を有する。
回転機構部200は、鉛直方向の回転中心軸Vを中心に回転可能なベース部材204と、アンテナ部材100の短手方向に延在する軸部材201と、ベース部材204上に設けられ軸部材201の端部201a,201bを回転可能に支持する複数の支持部材202,203とを有する。更に、回転機構部200は、後述の電装部から制御されるモータなど回転駆動源と、回転駆動源の回転駆動力を軸部材201及びベース部材204に伝達するギヤやベルトなどからなる回転駆動伝達部とを備える。回転駆動源は、軸部材201の回転駆動及びベース部材204の回転駆動の両方に兼用するものであってもよいし、また、軸部材201の回転駆動用の回転駆動源とベース部材204の回転駆動用の回転駆動源を別々に設けてもよい。
軸部材201は、例えば、アンテナ部材100の指向性アンテナが配置された表面とは反対側の背面に固定されている。軸部材201は、アンテナ部材100の長手方向に延在するように設けてもよい。
また、回転機構部200は、後述のように第1の回転駆動部と第2の回転駆動部とを有する。第1の回転駆動部は、鉛直方向に沿った回転中心軸Vを中心とした回転方向Rhにベース部材204を回転させる回転駆動部である。この回転方向Rhの回転により、アンテナ部材100の水平方向における主ビームの指向性方向(水平面における方位を示す方向)を変化させることができる。第2の回転駆動部は、水平方向に沿った回転中心軸Hを中心とした回転方向Rvに、アンテナ部材100に固定された軸部材201を回転させる回転駆動部である。この回転方向Rvの回転により、アンテナ部材100の垂直方向における主ビームの指向性方向(ある方位に平行な垂直面における上下方向)を変化させることができる。
アンテナ装置10は、自動車などの移動体である電波測定車(「電測車」ともいう。)の屋根に取り付けられ、電波測定車と一緒に対象エリアの複数の測定点に順次移動し、各測定点に停車した状態でアンテナ部材100を回転させて複数方向から到来する電波を受信する。
本実施形態では、各測定点でアンテナ部材100を回転させて測定するときに複数の周波数の電波を同時測定できるように、複数の周波数に対応する複数の指向性アンテナが配置されたアンテナ部材100を用い、複数の指向性アンテナそれぞれの主ビームの垂直方向及び水平方向それぞれにおける向きを一体的に変化させるようにアンテナ部材100を回転させている。
図13は、実施形態に係るアンテナ装置10を構成するアンテナ部材100の一例を示す斜視図である。本実施形態のアンテナ部材100は、移動通信網の基地局等から送信された互いに異なる3つの周波数f1,f2,f3の電波を同時に受信し、複数の周波数の電波の伝搬特性の測定に用いることできる。
図13において、アンテナ部材100の平板状部材101の共通のアンテナ配置面101sに沿った一方向(図中の平板状部材101の短手方向である左右方向)に、互いに異なる3つの周波数f1,f3,f2に対応する3つの指向性アンテナ110、130、120が所定の間隔で並ぶように配置されている。ここで、複数の指向性アンテナ110、130、120が受信する複数の電波の周波数f1,f2,f3はf1<f2<f3の大小関係を有する。例えば、指向性アンテナ110が受信する電波の周波数f1は3GHz帯の周波数であり、指向性アンテナ120が受信する電波の周波数f2は5GHz帯の周波数であり、指向性アンテナ130が受信する電波の周波数f3は8GHz帯の周波数である。
指向性アンテナ110、120、130はそれぞれ、平板状部材101の表面の長手方向に、複数のパッチ状のアンテナ素子であるパッチアンテナ(平面アンテナ素子)111、121、131が1列に配列したパッチアレイアンテナ(リニアアレイアンテナ)である。なお、パッチアンテナ(平面アンテナ素子)は二次元的又は三次元的に配列してもよい。
図14は、実施形態に係るアンテナ装置10を備える測定装置40の主要部の構成の一例を示すブロック図である。測定装置40は、上記構成のアンテナ装置10と、電装部30とを備える。測定システムは、測定装置40と、測定装置40を搭載した状態で移動可能な自動車などの移動体である電波測定車とにより構成される。
図14において、測定装置40の電装部30は、駆動制御部301と受信部302と電力測定部(データ処理部)303と記憶部304と外部通信部305と制御部306とを備える。なお、電装部30を構成する駆動制御部301、受信部302、電力測定部(データ処理部)303、記憶部304、外部通信部305及び制御部306の一部分を測定器として構成し、残りの部分をPC(コンピュータ装置)で構成してもよい。例えば、駆動制御部301、受信部302及び電力測定部(データ処理部)303を測定器として構成し、記憶部304、外部通信部305及び制御部306をPC(コンピュータ装置)で構成してもよい。
駆動制御部301は、アンテナ装置10の回転機構部200に設けられたモータ等の回転駆動源210に制御信号を送って回転駆動源210を制御する。駆動制御部301は、アンテナ部材100などの回転角度(例えば、軸部材201の回転角度及びベース部材204の回転角度)に関する情報を取得する回転角度情報取得部としても機能する。回転駆動源210に送る制御信号から取得してもよいし、回転駆動対象の軸部材201及びベース部材204に設けられたエンコーダの出力から取得してもよい。
受信部302は、アンテナ部材の複数の周波数f1,f2,f3に対応する複数の指向性アンテナに接続され、例えば複数の周波数f1,f2,f3の電波を同時に測定できるように周波数毎に設けられた無線受信機で構成される。
電力測定部303は、受信部302で受信した複数の周波数f1,f2,f3の受信信号の電力を測定する。電力測定部303は、複数の周波数f1,f2,f3それぞれについて、受信信号の電力の測定結果と、アンテナ部材の回転角度に関する情報とに基づいて、基地局等から送信された電波の伝搬特性を算出するデータ処理部としても機能する。また、電力測定部(データ処理部)303は、アンテナ部材の回転角度に関する情報に基づいて、前述のアンテナ部材の主ビームBmが向いている天頂角θ及び方位角φを算出することもできる。受信電波の伝搬特性の算出には、送信元の基地局等から取得した送信信号の情報を用いてもよい。
記憶部304は、複数の周波数f1,f2,f3の受信信号の電力の測定結果、アンテナ部材の回転角度に関する情報、受信電波の伝搬特性の算出結果、受信信号の電力の測定や伝搬特性の算出に用いる各種情報及びデータ等を記憶する。
外部通信部305は、有線又は無線の通信により外部装置や電波測定車内の他の装置との間で通信する。外部通信部305は、例えば、複数の周波数f1,f2,f3の受信信号の電力の測定結果、受信電波の伝搬特性の算出結果などを、外部装置や電波測定車内の他の装置に送信する。
制御部306は、所定の制御プログラムを実行することにより、電装部30内の各部を制御する。
以上、本実施形態によれば、複数の周波数f1、f2、f3に対応した複数のアンテナ素子(指向性アンテナ)111、121、131の背面に反射板(反射部材)114、124、134を設けることにより、アンテナ素子(指向性アンテナ)111、121、131それぞれの主ビームの所定のビーム幅を確保しつつバックローブを所定値以下に低減した良好な放射特性が得られる。
特に、反射板(反射部材)114、124、134は、アンテナ素子(指向性アンテナ)111、121、131との距離を周波数f1,f2,f3に応じて個別に設定できるため、設計自由度を下げることなく、バックローブを確実に低減することができる。
また、本実施形態によれば、複数の周波数f1,f2,f3に対応した複数の指向性アンテナ110,120,130が配置されたアンテナ装置10を回転させて測定することにより、複数の周波数f1,f2,f3の電波の同時測定できるようになる。従って、複数の周波数f1,f2,f3の電波を測定する場合の測定に要する時間を短縮することができる。更に、複数の周波数f1,f2,f3の複数のアンテナ部材やアンテナ装置を用意する必要がなく、複数のアンテナ部材やアンテナ装置の持ち運び、取り替えなどの煩雑な作業が不要になるので、電波測定の実施者に係る労力を軽減することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びにアンテナ装置、測定装置及び測定システムの構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、回転駆動装置、測定装置、各種無線通信装置、Node B、端末、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であればよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 :アンテナ装置
30 :電装部
40 :測定装置
100 :アンテナ部材
101 :平板状部材
101s :アンテナ配置面
110 :指向性アンテナ
111 :第1のアンテナ素子
111 :アンテナ素子
112 :誘電体部材
113 :パッチ電極
114 :反射板
115 :スペーサ
117 :共通基板
120 :指向性アンテナ
121 :アンテナ素子
122 :誘電体部材
123 :パッチ電極
124 :反射板
125 :スペーサ
126 :スペーサ
130 :指向性アンテナ
131 :アンテナ素子
132 :誘電体部材
133 :パッチ電極
134 :反射板
135 :スペーサ
136 :スペーサ
144 :反射板

Claims (9)

  1. 互いに異なる3つの周波数f1、f2、f3(f1<f2<f3)の電波を送受信可能なアンテナ装置であって、
    前記3つの周波数f1、f2、f3のそれぞれに対応し同一仮想面上に放射面を有する3つの指向性アンテナと、
    前記3つの指向性アンテナに対応し前記指向性アンテナとの距離が個別に設定された3つの反射部材と、を備え
    前記3つの周波数f1、f2、f3のうち最小の周波数f1に対応する第1の指向性アンテナと、前記最小の周波数f1の2倍の周波数と受信電波の周波数f2との差が相対的に小さい第2の指向性アンテナとの間に、前記最小の周波数f1の2倍の周波数と受信電波の周波数f3との差が相対的に大きい第3の指向性アンテナを配置し、
    前記第1の指向性アンテナと前記第3の指向性アンテナとの間のアンテナ間距離は、前記第2の指向性アンテナと前記第3の指向性アンテナとの間のアンテナ間距離よりも短い、ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1のアンテナ装置において、
    前記3つの反射部材はそれぞれ、前記対応する指向性アンテナから送受信の電波の波長の1/2倍の距離だけ離れた位置に配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2のアンテナ装置において、
    前記3つの反射部材のうち、前記第1の指向性アンテナに対応する反射部材は、導電性層を有する共通基板として兼用される反射板であり、
    他の反射部材は、前記共通基板として兼用される反射板上にスペーサを介して支持された反射板である、ことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかのアンテナ装置において、
    前記3つの指向性アンテナと前記3つの反射部材とを有するアンテナ部材と、
    記3つの指向性アンテナそれぞれの主ビームの垂直方向及び水平方向それぞれにおける向きを一体的に変化させるように前記アンテナ部材を回転させる回転機構部と、
    を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項4のアンテナ装置において、
    前記アンテナ部材の共通のアンテナ配置面に沿った一方向に前記第1の指向性アンテナ、前記第2の指向性アンテナ及び前記第3の指向性アンテナのそれぞれを列状に並べて配置したことを特徴とするアンテナ装置
  6. 求項1乃至のいずれかのアンテナ装置において、
    前記指向性アンテナのアンテナ素子は、パッチアンテナ又はクロスダイポールであることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかのアンテナ装置において、
    前記3つの指向性アンテナはそれぞれ、複数のアンテナ素子を配列したアレイアンテナであることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項4又は5のアンテナ装置と、
    前記3つの指向性アンテナで受信された受信信号の電力を測定する電力測定部と、
    前記アンテナ部材の回転角度に関する情報を取得する回転角度情報取得部と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  9. 請求項の測定装置と、
    前記測定装置を搭載して移動可能な移動体と、
    を備える測定システム。
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