JPH0787004A - 遠隔箇所の作業機械への通信方法 - Google Patents

遠隔箇所の作業機械への通信方法

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JPH0787004A
JPH0787004A JP5187396A JP18739693A JPH0787004A JP H0787004 A JPH0787004 A JP H0787004A JP 5187396 A JP5187396 A JP 5187396A JP 18739693 A JP18739693 A JP 18739693A JP H0787004 A JPH0787004 A JP H0787004A
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲に障害物や他の作業機械がある現場内で
方々に移動しつつ作業を行う作業機械と、該作業機械の
監視等を行うために現場から離れた場所に設定された遠
隔箇所との間で通信を行うに際し、前記障害物や他の作
業機械に妨げられることなく確実に通信することができ
る通信方法を提供する。 【構成】 遠隔操作点9から見通しの利く作業現場1の
一角に固定中継点7を設定して車輌71を配設し、前記
作業現場1内の掘削現場3に移動可能に配設したパワー
ショベル31と前記車輌71との双方から見通しの利く
掘削現場3箇所に移動中継点5を設定して車輌51を移
動可能に配設し、該車輌51を前記パワーショベル31
に追従させつつ適宜移動させ、これら車輌51,71を
経由してパワーショベル31と遠隔操作点9側との通信
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現場に移動可能に配設
された作業機械と、前記現場から離れた場所に設置され
前記作業機械の動作状況を監視する遠隔箇所との間で通
信を行うための方法に関し、特に、作業機械の移動領域
が広範囲に亘る場合や、遠隔操作地点と作業機械との間
に相互の通信の障害となる物体がある場合に好適な遠隔
箇所の作業機械への通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クローラダンプやブルドーザ、パ
ワーショベル等の作業機械を現場に配設し、その現場か
ら離れた現場事務所や市街地のオフィス等の遠隔操作箇
所から前記作業機械を遠隔操作したり、或は、該作業機
械を前記現場で自律動作させることが試みられている。
【0003】前記作業機械を遠隔操作で動作させるに当
たっては、該作業機械の運転台や屋根上にテレビカメラ
を設置して、そのテレビカメラで作業機械から見た作業
機械前方の現場の様子を撮影し、撮影した映像を、無線
で遠隔操作箇所に伝送して該遠隔操作箇所に設置したモ
ニタテレビに表示させ、その表示映像を見ながら遠隔操
作箇所の操縦者が、前記作業機械の操縦を行っている。
また、前記作業機械を現場で自律動作させる場合には、
例えば作業機械に近い現場の場所に測量地点を設定し、
前記遠隔操作箇所からの指示で前記測量地点から作業機
械の位置を自動で随時測量し、その測量結果を、あらか
じめ定められた作業機械の動作パターンと照らし合わせ
つつ、作業機械の動作パターンを生成し、その動作パタ
ーンに沿って作業機械を自律動作させることが考えられ
る。
【0004】従って、作業機械を遠隔操作するにせよ、
自律動作させるにせよ、前記遠隔操作箇所と作業機械と
の間で何らかの通信を行うことが必要となり、該遠隔操
作箇所と作業機械との距離がある程度離れることを考慮
して、ミリ波等の比較的長距離通信に適した通信回線を
用いた通信を行うことが想定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
現場には、前記作業機械の動作の妨げとなる岩石等の障
害物や、他の作業機械が周辺にある場合が多く、例えば
作業機械の移動に伴って該作業機械が樹木や他の作業機
械の蔭に隠れ、前記遠隔操作箇所から作業機械の見通し
が利かなくなると、上述したようなミリ波等の通信で
は、前記障害物や他の作業機械により電波が遮られて、
作業機械と遠隔操作箇所との通信が不能となる不具合が
発生するおそれがある。本発明は前記事情に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、周囲に障害物や他の
作業機械がある現場内で方々に移動しつつ作業を行う作
業機械と、前記作業機械の監視等を行うために現場から
離れた場所に設定された遠隔箇所との間で通信を行うに
際し、前記障害物や他の作業機械に妨げられることなく
確実に通信することができる遠隔箇所の作業機械への通
信方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、現場に移動可能に配設された作業機械と、
前記現場から離れた場所に設置され前記作業機械の動作
状況を監視する遠隔箇所との間で通信を行うための方法
であって、前記遠隔箇所から見通しの利く前記現場箇所
に固定中継点を設置し、前記固定中継点と前記掘削機械
との間に少なくとも1つの移動中継点を設置し、前記移
動中継点を、前記固定中継点及び前記作業機械の双方か
ら見通しの利く前記現場箇所内で該作業機械に追従して
移動させ、前記作業機械と前記遠隔箇所との通信を前記
固定中継点及び移動中継点を経由して行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記作業機械は、前記固
定中継点及び前記移動中継点にそれぞれ設けられた測量
手段により、前記遠隔箇所に対する位置が自動的に測量
され、該測量手段による測量結果に応じて前記作業機械
が前記現場内で自律動作されるものとした。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明方法を適用したパワーショベルの遠
隔操作システムの概略構成を示す説明図であり、図1に
おいて1は作業現場、3は掘削現場(現場に相当)、5
は移動中継点、7は固定中継点、9は遠隔操作点(遠隔
箇所に相当)である。
【0009】掘削現場3は作業現場1の一角にあり、こ
こではパワーショベル31(作業機械に相当)を用いた
地面33の掘削が、パワーショベル31の自動運転か或
は遠隔操作点9側からの遠隔操作によって無人で行われ
る。掘削現場3のパワーショベル31は図2(a)乃至
(c)に示すように、クローラ3101、旋回台310
3、ブーム3105、バケット3107、及び操縦席3
109を備えている。操縦席3109内には図2(b)
に示すように、バケット3107の作業領域を撮影する
左右一対の立体視用テレビカメラ3111と、同作業領
域の音声を立体的に集音するバイノーラルマイク311
3とが配設されており、操縦席3109の上部には図2
(b)に示すように、立体視用テレビカメラ3111で
撮影された画像やバイノーラルマイク3113で集音さ
れた音声の信号をUHF帯の電波で送出する送信器31
15が配設されている。
【0010】旋回台3103には図2(c)に示すよう
に、自動運転時にパワーショベル31の動作を制御する
ショベル制御コンピュータ3117や、遠隔操作による
手動運転時にパワーショベル31の動作を制御するラジ
コンボックス3119、パワーショベル31の傾きを検
出する傾斜計3121、旋回台3103の旋回角を検出
する旋回角センサ3123等が設けられており、ブーム
3105及びバケット3107には図2(c)に示すよ
うに、それぞれの揺動角を検出するブーム角センサ31
25及びバケット角センサ3127が設けられている。
また、バケット3107には図2(c)に示すように、
地面33までの距離を測定する超音波センサ3129が
設けられている。
【0011】さらに、旋回台3103の上部には図2
(c)に示すように、2台のワイヤレスモデム313
1,3133と、受信器3135とが配設されており、
さらに図2(b)に示すように、前記移動中継点5側か
らの自動追尾の際に用いられる位置測量用のプリズム3
137,3139(測量用ターゲットに相当)が、旋回
台3103の幅方向に間隔を置いて配設されている。前
記送信器3115、受信器3135、及びワイヤレスモ
デム3131,3133は、いずれも特定微弱電力型の
ものを用いている。尚、図2(b)に示すように、プリ
ズム3137の両脇には赤色に着色された追尾用ターゲ
ット3141が配設されており、プリズム3139の両
脇には緑色に着色された追尾用ターゲット3143が配
設されている。また、図1に示すように、掘削現場3に
は、固定中継点7から移動中継点5の車輌51の位置を
測量する際の前記固定中継点7の位置出しを行うため
に、2つの位置出し用ターゲット3159,3161が
設置されている。
【0012】図3はパワーショベル31の制御系の概略
構成を示すブロック図である。図3に示すようにショベ
ル制御コンピュータ3117は、主制御装置3145、
メモリ3147、及び運転制御装置3149を備えてい
る。主制御装置3145は、傾斜計3121、旋回角セ
ンサ3123、ブーム角センサ3125、バケット角セ
ンサ3127、及び超音波センサ3129の出力でパワ
ーショベル31の各部の状態をチェックしつつ、ワイヤ
レスモデム3131を介して入力されるパワーショベル
31の測量データと、メモリ3147に記憶された掘削
現場3の地面33に形成する溝35(図1)や法面の設
計座標、或は定型的な掘削パターンのデータとに基づい
て、パワーショベル31の自動運転時におけるクローラ
3101、旋回台3103、ブーム3105、及びバケ
ット3107の駆動パターンを割り出す。
【0013】尚、主制御装置3145は、傾斜計312
1、旋回角センサ3123、ブーム角センサ3125、
バケット角センサ3127、及び超音波センサ3129
の出力でパワーショベル31の各部の状態をチェックし
つつ、上述した駆動パターンの割り出しを行う。
【0014】運転制御装置3149は、主制御装置31
43で割り出された駆動パターンでパワーショベル31
の各部が自動で駆動されるように、エンジン3151と
クローラ3101との間に介設された駆動制御回路31
53や、油圧源3155と旋回台3103、ブーム31
05、及びバケット3107との間に介設された油圧回
路3157を制御する。ラジコンボックス3119には
図3に示すように受信器3135が接続されており、パ
ワーショベル31の手動運転時に、受信器3135で受
信されるパワーショベル31の遠隔操作用のラジコン制
御信号に基づいてパワーショベル31の各部が駆動され
るように、駆動制御回路3153や油圧回路3157を
制御する。
【0015】移動中継点5は図1に示すように、掘削現
場3内で前記パワーショベル31の近傍箇所に設定され
ており、任意の箇所に移動可能な車輌51が配設されて
いる。車輌51は図1に示すように、クローラ53と車
台55とを備え、クローラ53は、図4に示す駆動制御
回路5301で制御されるエンジン5303により駆動
され、該運転制御回路5301にはラジコンボックス5
305が接続されている。
【0016】前記車台55には、パワーショベル31の
位置を自動で測量する自動測量ユニット5501(測量
手段に相当)と中継ユニット5551とが搭載されてい
る。自動測量ユニット5501は図4に示すように、光
波測距計5505及び視準用望遠鏡5507を備えるト
ランシット等の測量機5503と、測量機5503を3
次元方向に指向方向変位可能に支持する雲台5509
と、雲台5509に内蔵され雲台5509上の測量機5
503の指向方向を変位させるモータ5511と、モー
タ5511を駆動するモータドライバ5513とを備え
ている。
【0017】また、図4に示すように自動測量ユニット
5501は、測量機5503に内蔵され視準用望遠鏡5
507の結像箇所に配設されたCCD等の撮像素子55
15と、撮像素子5515で撮像した画像から追尾用タ
ーゲット3137,3139の像を抽出する画像処理用
コンピュータ5517と、測量用制御コンピュータ55
19とを備えている。測量用制御コンピュータ5519
は、撮像素子5515で撮像した各追尾用ターゲット3
137,3125がその画像の中心近くに位置する測量
機5503の向きを検出し、その向きに測量機5503
が向くように雲台5509のモータ5511の駆動を制
御すると共に、自動測量ユニット5501によるパワー
ショベル31の位置測量動作の全体を制御する。
【0018】尚、自動測量ユニット5501によるパワ
ーショベル31の位置測量動作の開始、終了等の指示
は、測量用制御コンピュータ5519で生成される操作
用画面(図示せず)上のスイッチ類の操作で行われ、こ
の操作用画面には、自動測量ユニット5501による測
量経過や、測量結果を表すパワーショベル31の位置座
標等の文字情報が一緒に表示される。そして、撮像素子
5515で撮像した画像と、画像処理用コンピュータ5
517で処理された画像と、測量用制御コンピュータ5
519で生成された操作用画面の画像とのうち1つは、
切換スイッチ5521を介して中継ユニット5551側
に出力される。また、自動測量ユニット5501による
測量結果を表すパワーショベル31の位置座標は、ワイ
ヤレスモデム5523及びパワーショベル31のワイヤ
レスモデム3131を介して、ショベル制御コンピュー
タ3117の主制御装置3145に出力される。
【0019】一方、中継ユニット5551は図4に示す
ように、監視カメラ5553、雲台5555、受信器5
557、送信器5559、ワイヤレスモデム5561、
立体視画像生成装置5563、画面4分割装置556
5、ミリ波通信ユニット5567、構内モデム556
9、リレーボックス5571,5573、リンクターミ
ナル5575,5577、及びラジコンボックス557
9で構成されている。監視カメラ5553は、パワーシ
ョベル31の動作状況を監視するためのもので、雲台5
555により3次元方向に指向方向変位可能に支持され
ており、自動測量ユニット5501の測量機5503や
雲台5509、受信器5557、送信器5559、及び
ワイヤレスモデム5561と共に、車台55の屋根55
25上に設置されている。
【0020】受信器5557は、パワーショベル31の
送信器3115から送出された、立体視用テレビカメラ
3111で撮影された画像やバイノーラルマイク311
3で集音された音声の信号の電波を受信するものであ
り、送信器5559は、パワーショベル31の手動運転
時に前記固定中継点7を介して遠隔操作点9側から送ら
れてくる駆動制御用のラジコン制御信号を、前記リレー
ボックス5573及びリンクターミナル5577を介し
てパワーショベル31の受信器3135に送出するもの
である。また、ワイヤレスモデム5561は、パワーシ
ョベル31の自動運転時に前記固定中継点7を介して遠
隔操作点9側から送られてくる各種指示信号を、パワー
ショベル31のワイヤレスモデム3133に送出するも
のである。前記送信器5557、受信器5559、及び
ワイヤレスモデム5523,5561は、いずれも特定
微弱電力型のものを用いている。
【0021】立体視画像生成装置5563は、受信器5
557で受信された左右一対の立体視用テレビカメラ3
111による2つの撮影画像を交互に取り込み合成して
立体視用の画像を生成するものである。画面4分割装置
5565は、立体視画像生成装置5563で生成された
立体視用の画像と、監視カメラ5553で撮影された画
像と、自動測量ユニット5501の切換スイッチ552
1から出力される画像とを、1画面を4つに分割したそ
れぞれの分割領域に同時に表示させたり、或は、それら
4つの画像のうち1つの画像のみを1画面に表示させた
りするための、画像合成、選択処理を行うと共に、その
合成、選択された画像の信号から音声信号成分を分離す
るものである。
【0022】ミリ波通信ユニット5567は、図1に示
すように車輌51の屋根5525上に設置されたアンテ
ナ5581を通じて、固定中継点7との間でミリ波通信
回線を介しての通信を行うもので、図4に示すように、
1つのビデオ信号系統VIDEOと、2つのステレオ音
声信号系統SOUND1,SOUND2とを備える。ビ
デオ信号系統VIDEOの入力端子INには、画面4分
割装置5565で合成、選択された画像の信号が入力さ
れ、図4に示すように、1系統目のステレオ音声信号系
統SOUND1の入力端子IN1(L,R)及び出力端
子OUT1(L,R)にはそれぞれ、ワイヤレスモデム
5561をミリ波通信ユニット5567に接続する前記
構内モデム5569が接続されている。
【0023】また、2系統目のステレオ音声信号系統S
OUND2の入力端子IN2(L,R)には、画面4分
割装置5565で分離された音声信号が入力され、出力
端子OUT2(L,R)には図4に示すように、前記リ
レーボックス5573及びリンクターミナル5577を
介して、前記送信器5559とラジコンボックス557
9とが選択的に接続される。尚、ビデオ信号出力系統V
IDEO−OUTには何も接続されていない。
【0024】リレーボックス5571は、監視カメラ5
553、雲台5555、及び画面4分割装置5565と
構内モデム5569とを選択的に接続するもので、その
切り換え状態はリンクターミナル5575の制御により
切り換えられる。これらリレーボックス5571及びリ
ンクターミナル5575は、遠隔操作点9側からの、監
視カメラ5553のズーミング動作、雲台5555の指
向方向変位動作、及び画面4分割装置5565の選択画
像の切り換え動作を遠隔操作する制御信号を、その遠隔
操作対象に選択的に伝送するために設けられている。
【0025】リレーボックス5573は、前記ミリ波通
信ユニット5567の2系統目のステレオ音声信号系統
SOUND2の出力端子OUT2(L,R)と、前記送
信器5559及びラジコンボックス5579とを選択的
に接続するもので、その切り換え状態はリンクターミナ
ル5577の制御により切り換えられる。これらリレー
ボックス5573及びリンクターミナル5577は、遠
隔操作点9側からの、ラジコンボックス9313,93
14の操作によるラジコン制御信号を、操作されたラジ
コンボックス9313,9314に応じて、前記送信器
5559又はラジコンボックス5579のどちらかに選
択的に伝送するために設けられている。
【0026】また、車台55の上部には図5に示すよう
に、前記固定中継点7側からの自動追尾の際に用いられ
る位置測量用のプリズム5583,5585が、車台5
5の幅方向に間隔を置いて配設されている。図5に示す
ように、プリズム5583の両脇には赤色に着色された
追尾用ターゲット5587が配設されており、プリズム
5585の両脇には緑色に着色された追尾用ターゲット
5589が配設されている。
【0027】固定中継点7は図1に示すように、掘削現
場3から離れた作業現場1の一角で、前記遠隔操作点9
との間に障害物がなく直接見通しが利くと共に、前記掘
削現場3を一望できる作業現場1内の比較的小高い箇所
に設定されており、車輌71が配設されている。車輌7
1には図1に示すように、移動中継点5の車輌51の位
置を自動で測量する自動測量ユニット7101(測量手
段に相当)と中継ユニット7151とが搭載されてい
る。
【0028】自動測量ユニット7101は図6に示すよ
うに、前記車輌51の自動測量ユニット5501と同様
に、光波測距計7105及び視準用望遠鏡7107を備
えるトランシット等の測量機7103と、モータ711
1を内蔵した雲台7109と、モータドライバ7113
とを備えている。
【0029】また、図6に示すように前記自動測量ユニ
ット7101は、前記自動測量ユニット5501と同様
に、測量機7103に内蔵され視準用望遠鏡7107の
結像箇所に配設されたCCD等の撮像素子7115と、
撮像素子7115で撮像した画像から追尾用ターゲット
5587,5589の像を抽出する画像処理用コンピュ
ータ7117と、測量用制御コンピュータ7119とを
備えている。測量用制御コンピュータ7119は、撮像
素子7115で撮像した各追尾用ターゲット5587,
5589がその画像の中心近くに位置する測量機710
3の向きを検出し、その向きに測量機7103が向くよ
うに雲台7109のモータ7111の駆動を制御すると
共に、自動測量ユニット7101による移動中継点5の
車輌51の位置測量動作の全体を制御する。
【0030】尚、自動測量ユニット7101による車輌
51の位置測量動作の開始、終了等の指示は、測量用制
御コンピュータ7119で生成される操作用画面(図示
せず)上のスイッチ類の操作で行われ、この操作用画面
には、自動測量ユニット7101による測量経過や、測
量結果を表す車輌51の位置座標等の文字情報が一緒に
表示される。そして、撮像素子7115で撮像した画像
と、画像処理用コンピュータ7117で処理された画像
と、測量用制御コンピュータ7119で生成された操作
用画面の画像とのうち1つは、切換スイッチ7121を
介して中継ユニット7151側に出力される。
【0031】また、自動測量ユニット7101による測
量結果を表す車輌51の位置座標は、ワイヤレスモデム
7123及び移動中継点5の車輌51のワイヤレスモデ
ム5523を介して、自動測量ユニット5501の測量
用制御コンピュータ5519に出力される。
【0032】一方、中継ユニット7151は図6に示す
ように、画像切換合成装置7153、前記遠隔操作点9
側との通信用のミリ波通信ユニット7155、前記車輌
51との通信用のミリ波通信ユニット7157、リレー
ボックス7159、及びリンクターミナル7161で構
成されている。
【0033】画像切換合成装置7153は、前記移動中
継点5の車輌51の中継ユニット5551に設けられた
前記画面4分割装置5565から出力される画像と、前
記自動測量ユニット7101の切換スイッチ7121か
ら出力される画像との切り換え選択や、或は、前記画面
4分割装置5565から出力される、画面を4分割して
4つの画像を合成した画像のうち任意の画像を、前記切
換スイッチ7121から出力される画像に差し換える画
像合成処理を行うものである。
【0034】ミリ波通信ユニット7157は、図1に示
すように車輌71の屋根7125上に設置されたアンテ
ナ7165を通じて、移動中継点5との間でミリ波通信
回線を介しての通信を行うもので、図6に示すように、
1つのビデオ信号系統VIDEOと、2つのステレオ音
声信号系統SOUND1,SOUND2とを備える。
【0035】図6に示すように、ミリ波通信ユニット7
157のビデオ信号系統VIDEOの出力端子OUTに
は、前記画像切換合成装置7153が接続され、該ビデ
オ信号系統VIDEOの出力端子OUTからは、前記画
面4分割装置5565から出力され前記車輌51のミリ
波通信ユニット5567のビデオ信号系統VIDEOの
入力端子INに入力される画像の信号が出力される。ま
た、1系統目のステレオ音声信号系統SOUND1の入
力端子IN1(L,R)及び出力端子OUT1(L,
R)にはそれぞれ、構内モデム7159を介して、前記
ミリ波通信ユニット7157の1系統目のステレオ音声
信号系統SOUND1の入力端子IN1(L,R)及び
出力端子OUT1(L,R)が接続されている。
【0036】さらに、2系統目のステレオ音声信号系統
SOUND2の入力端子IN2(L,R)及び出力端子
OUT2(L,R)には、前記ミリ波通信ユニット71
57の2系統目のステレオ音声信号系統SOUND2の
出力端子OUT2(L,R)及び入力端子IN2(L,
R)がそれぞれ接続されている。尚、ビデオ信号入力系
統VIDEO−INには何も接続されていない。
【0037】一方、前記ミリ波通信ユニット7155
は、図1に示すように車輌71の屋根7125上に設置
されたアンテナ7163を通じて、遠隔操作点9との間
でミリ波通信回線を介しての通信を行うもので、図6に
示すように前記ミリ波通信ユニット7157と同様に構
成され、そのビデオ信号出力系統VIDEO−OUTに
は何も接続されていない。
【0038】前記リレーボックス7159は、前記ミリ
波通信ユニット7155のビデオ信号入力系統VIDE
O−INを、前記ミリ波通信ユニット7157のビデオ
信号出力系統VIDEO−OUTと、前記画像切換合成
装置7153とに選択的に接続するもので、その切り換
え状態はリンクターミナル7161の制御により切り換
えられる。これらリレーボックス7159及びリンクタ
ーミナル7161は、遠隔操作点9側からの、前記移動
中継点5の前記画像4分割装置5565に対する遠隔制
御信号と、前記画像切換合成装置7153に対する遠隔
制御信号とを、その宛先に応じて前記画像4分割装置5
565や画像切換合成装置7153に選択的に伝送する
ために設けられている。
【0039】遠隔操作点9は図1に示すように、掘削現
場3及び中継点5のいずれからも離れていて直接掘削現
場3への見通しが利かない、例えば作業現場1の現場事
務所91に設定されており、遠隔操作要員95により操
作される遠隔操作ユニット93が設置されている。遠隔
操作ユニット93は図7に示すように、ミリ波通信ユニ
ット9301、立体視モニタ9303、ホストコンピュ
ータ9305、構内モデム9307、リレーボード93
09,9310、リンクターミナル9311,931
2、ラジコンボックス9313,9314、及びスピー
カ9315で構成されている。
【0040】ミリ波通信ユニット9301は、現場事務
所91の屋根9101上に設置されたアンテナ9317
を通じて、固定中継点7との間でミリ波通信回線を介し
ての通信を行うもので、図7に示すように、1つのビデ
オ信号系統VIDEOと、2つのステレオ音声信号系統
SOUND1,SOUND2とを備える。尚、ミリ波通
信ユニット9301のビデオ信号系統VIDEO、ステ
レオ音声信号系統SOUND1,SOUND2は、固定
中継点7のミリ波通信ユニット7155のビデオ信号系
統VIDEO、ステレオ音声信号系統SOUND1,S
OUND2にそれぞれ対応している。
【0041】ミリ波通信ユニット9301のビデオ信号
系統VIDEOの出力端子OUTからは、固定中継点7
の中継ユニット7151の画像切換合成装置7153で
合成、選択され、ミリ波通信ユニット7155のビデオ
信号入力系統VIDEO−INに入力された画像の信号
が出力される。ミリ波通信ユニット9301のビデオ信
号系統VIDEOの出力端子OUTには、図7に示すよ
うに、立体視モニタ9303とホストコンピュータ93
05とが、切換スイッチ9319を介して接続されてい
る。
【0042】この切換スイッチ9319は、ホストコン
ピュータ9305に入力される、前記移動中継点5の中
継ユニット5551の画面4分割装置5565で選択す
る画像を指示する信号や、前記固定中継点7の中継ユニ
ット7151の画像切換合成装置7153から出力させ
る画像を指示する信号に応じて切り換わる。例えば、前
記移動中継点5の中継ユニット5551の立体視画像生
成装置5167で生成された立体視用の画像を前記画面
4分割装置5565から出力させる指示がなされ、且
つ、該画面4分割装置5565から出力された画像を、
前記固定中継点7の中継ユニット7151の画像切換合
成装置7153から出力させる指示がなされた場合に
は、前記画面4分割装置5565が立体視用の画像のみ
を選択出力し、その画像を前記画像切換合成装置715
3が出力すると共に、前記切換スイッチ9319が立体
視モニタ9303側に切り換わり、その立体視用の画像
が立体視モニタ9303に表示される。
【0043】一方、その他の指示が前記移動中継点5の
画面4分割装置5565や前記固定中継点7の画像切換
合成装置7153に対してなされた場合には、該画面4
分割装置5565や画像切換合成装置7153がその指
示に応じた画像を選択出力すると共に切換スイッチ93
19がホストコンピュータ9305側に切り換わり、そ
れらの画像がホストコンピュータ9305の後述するC
RT9323に表示される。
【0044】また、ミリ波通信ユニット9301の1系
統目のステレオ音声信号系統SOUND1の入力端子I
N1(L,R)及び出力端子OUT1(L,R)には、
それぞれ構内モデム9307が接続されている。この構
内モデム9307は、ホストコンピュータ9305をミ
リ波通信ユニット9301に接続するもので、従って、
ホストコンピュータ9305とパワーショベル31のシ
ョベル用制御コンピュータ3117との間では、構内モ
デム9307、ミリ波通信ユニット9301、固定中継
点7のミリ波通信ユニット7155,7157、移動中
継点5のミリ波通信ユニット5567、構内モデム55
69、ワイヤレスモデム5561、及びパワーショベル
31のワイヤレスモデム3133を介して信号送受を行
うことができる。
【0045】図7に示すように、ホストコンピュータ9
305と構内モデム9307との間には、リレーボード
9309及びリンクターミナル9311が介設されてい
る。これらは、移動中継点5の中継ユニット5551の
監視カメラ5553や雲台5555、画面4分割装置5
565、及び固定中継点7の画像切換合成装置7153
の遠隔操作に関する入力がホストコンピュータ9305
になされたときに、これに連動して、移動中継点5の中
継ユニット5551や固定中継点7の中継ユニット71
51のリレーボックス5571,7161の接続状態が
切り換わるようにするためのものである。
【0046】そして、上述の遠隔操作に関する入力がホ
ストコンピュータ9305にあると、その入力に応じた
内容の切換制御信号がリレーボード9309からリンク
ターミナル9311、構内モデム9307、及びミリ波
通信ユニット9301を介して、固定中継点7のミリ波
通信ユニット7155に送出される。さらに、前記切換
制御信号は、ミリ波通信ユニット7155から構内モデ
ム7159を経由してリンクターミナル7161に入力
されるか、或は、前記構内モデム7159からミリ波通
信ユニット7157を経て、前記移動中継点5のミリ波
通信ユニット5567に送出され、該移動中継点5の構
内モデム5569を介してリンクターミナル5575に
入力される。これに応じてリンクターミナル7161,
5575の制御によりリレーボックス7159,557
1の接続状態が切り換わる。
【0047】一方、図7に示すように、ミリ波通信ユニ
ット9301の2系統目のステレオ音声信号系統SOU
ND2の入力端子IN2(L,R)には、リレーボード
9310及びリンクターミナル9312を介してラジコ
ンボックス9313,9314が接続されている。
【0048】ラジコンボックス9313は、パワーショ
ベル31の手動運転時に、クローラ3101、旋回台3
103、ブーム3105、及びバケット3107を遠隔
操作で駆動させるためのもので、これらの動作方向に応
じた方向に、それらの動作量に応じた時間傾動される操
作レバー(図示せず)等を備えている。また、ラジコン
ボックス9314は、移動中継点5の車輌51のクロー
ラ53を遠隔操作で駆動させるためのもので、ラジコン
ボックス9313と同様に、クローラ53の動作方向に
応じた方向にその動作量に応じた時間傾動される操作レ
バー(図示せず)等を備えている。
【0049】前記リレーボード9310及びリンクター
ミナル9312は、前記掘削現場3のパワーショベル3
1の遠隔操作と、前記移動中継点5の車輌51の遠隔操
作との切換に関する入力がホストコンピュータ9305
になされたときに、これに連動して、移動中継点5の中
継ユニット5551のリレーボックス5577の接続状
態が切り換わるようにするためのものである。
【0050】そして、上述の遠隔操作対象の切換に関す
る入力がホストコンピュータ9305にあると、その入
力に応じた内容の切換制御信号がリレーボード9310
からリンクターミナル9312、ミリ波通信ユニット9
301、固定中継点7のミリ波通信ユニット7155,
7157を経て、前記移動中継点5のミリ波通信ユニッ
ト5567に送出され、該移動中継点5のリンクターミ
ナル5577に入力される。これに応じてリンクターミ
ナル5577の制御によりリレーボックス5573の接
続状態が切り換わる。
【0051】従って、遠隔操作対象を前記パワーショベ
ル31とする入力がホストコンピュータ9305になさ
れると、前記遠隔操作ユニット93のリレーボード93
09が前記ラジコンボックス9313側に切り換えられ
ると共に、前記移動中継点5のリレーボックス5573
がリンクターミナル5577の制御により送信器555
9側に切り換わる。また、遠隔操作対象を前記車輌51
とする入力がホストコンピュータ9305になされる
と、前記遠隔操作ユニット93のリレーボード9309
が前記ラジコンボックス9314側に切り換えられると
共に、前記移動中継点5のリレーボックス5573がリ
ンクターミナル5577の制御によりラジコンボックス
5579側に切り換わる。
【0052】前記リレーボード9309が前記ラジコン
ボックス9313側に切り換えられた状態で、該ラジコ
ンボックス9313の操作レバー等の操作により発生し
たパワーショベル31の駆動制御用のラジコン制御信号
は、リレーボード9310、リンクターミナル931
2、ミリ波通信ユニット9301、固定中継点7のミリ
波通信ユニット7155,7157、移動中継点5のミ
リ波通信ユニット5567、リンクターミナル557
7、送信器5163、及びパワーショベル31の受信器
3135を介してラジコンボックス3119に入力され
る。
【0053】一方、前記リレーボード9309が前記ラ
ジコンボックス9314側に切り換えられた状態で、該
ラジコンボックス9314の操作レバー等の操作により
発生した車輌51の駆動制御用のラジコン制御信号は、
前記リレーボード9310から前記と同様の経路を経
て、移動中継点5のリンクターミナル5577に達し、
さらにラジコンボックス5579に入力される。
【0054】また、2系統目のステレオ音声信号系統S
OUND2の出力端子OUT2(L,R)からは、中継
点5の中継ユニット5151の画面4分割装置5565
で分離された音声信号が出力される。この2系統目のス
テレオ音声信号系統SOUND2の出力端子OUT2
(L,R)には、図5に示すようにスピーカ9315が
接続されており、パワーショベル31の操縦席3109
に設けられたバイノーラルマイク3113の集音音声
は、スピーカ9315で立体的聴取可能に再生される。
【0055】ホストコンピュータ9305は図7に示す
ように、コンピュータ本体9321、CRT9323、
キーボード9325、マウス9327を備えている。コ
ンピュータ本体9321は、掘削現場3の地面33に形
成する溝35や法面の設計座標を保持しており、この設
計座標と、移動中継点5の車輌51の自動測量ユニット
5501で測量されたパワーショベル31の位置座標
や、固定中継点7の車輌71の自動測量ユニット710
1で測量された車輌51の位置座標に基づいて、パワー
ショベル31のクローラ3101、旋回台3103、ブ
ーム3105、及びバケット3107の駆動量を割り出
す。
【0056】CRT9323には、前記画面4分割装置
5565及び画像切換合成装置7153で合成、選択処
理された画像や、コンピュータ本体9321で割り出さ
れたパワーショベル31のクローラ3101、旋回台3
103、ブーム3105、及びバケット3107の駆動
量を示す画像が表示される。キーボード9325及びマ
ウス9327は、測量用制御コンピュータ5519,7
119で生成されCRT9323に表示される操作用画
面(図示せず)上のスイッチ類の操作や、遠隔操作ユニ
ット93の切換スイッチ9319、自動測量ユニット5
501,7101の切換スイッチ5521,7121の
切り換え、雲台5555に支持された監視カメラ555
3の指向方向の変位及びズーミング動、画面4分割装置
5565及び画像切換合成装置7153における画像の
選択、パワーショベル31の自動運転と手動運転との切
り換えの指示、パワーショベル31と車輌51の遠隔操
作対象の切り換えの指示等を行うためのものである。
【0057】尚、キーボード9325及びマウス932
7によりCRT9323に表示される操作用画面上のス
イッチ類が操作された場合には、その旨を示す信号がコ
ンピュータ本体9321から任意の無線通信手段を介し
て、自動測量ユニット5501,7101の測量用制御
コンピュータ5519,7119に出力される。
【0058】次に、上記構成による本実施例の遠隔操作
システムを用いて掘削作業を行う場合について説明す
る。通常、建設現場で作業ロボットを遠隔操作により動
作させる場合には、現場の地形をあらかじめ測量してお
き、その結果に基づいて作業ロボットの動作パターン
(動作方向、動作量)を決定してから作業を開始するの
が一般であるが、本実施例の遠隔操作システムでは、パ
ワーショベル31の動作中に随時パワーショベル31の
位置を測量し、その結果等を随時パワーショベル31と
前記遠隔操作点9との間で伝送しつつ、該測量結果に基
づいて割り出した各部の駆動量に応じてパワーショベル
31を自動的に動作させる。
【0059】そこで、動作中のパワーショベル31の位
置を自動的に測量する手順について説明する。まず、パ
ワーショベル31の測量を開始するに当たり、例えば、
固定中継点7の車輌71に設けられた自動測量ユニット
7101の測量機7103の視準用望遠鏡7107を、
掘削現場3の2つの位置出し用ターゲット3159,3
161にそれぞれ指向させ、その際の視準用望遠鏡71
03の向きを、雲台7109に付設したエンコーダ(図
示せず)を用いて測量用制御コンピュータ7119で検
出すると共に、各ターゲット3159,3161までの
距離を光波測距計7105で検出し、車輌71の位置座
標を割り出しておく。割り出した車輌71の位置座標
は、測量用制御コンピュータ7119からワイヤレスモ
デム7123,5523,3131、主制御装置314
5を介して、ショベル制御コンピュータ3117のメモ
リ3147に格納される。
【0060】続いて、遠隔操作点9にいるパワーショベ
ル31の遠隔操作要員95は、遠隔操作ユニット93の
ホストコンピュータ9305のキーボード9325及び
マウス9327を操作して、CRT9323上に、固定
中継点7の車輌71に設けられた自動測量ユニット71
01の測量用制御コンピュータ7119で生成された、
該自動測量ユニット7101の操作用画面を表示させ、
キーボード9325及びマウス9327の操作により、
操作用画面中の「追尾スタート」のスイッチを投入す
る。
【0061】「追尾スタート」のスイッチが投入される
と、その旨を示す信号がコンピュータ本体9321から
自動測量ユニット7101の測量用制御コンピュータ7
119に出力され、これを受けた測量用制御コンピュー
タ7119は、測量機7103の視準用望遠鏡7107
による移動中継点5の車輌51の追尾用ターゲット55
87の自動追尾を開始させる。
【0062】追尾用ターゲット5587の自動追尾に際
しては、測量用制御コンピュータ7119の制御によ
り、測量機7103の視準用望遠鏡7107で捉えられ
撮像素子7115で撮像された画像を画像処理用コンピ
ュータ7117で画像処理し、その画像中の赤色の部分
を抽出する。そして、抽出された画像中の赤色部分が2
つの追尾用ターゲット5587であるものとして、測量
用制御コンピュータ7119が、その2つの追尾用ター
ゲット5587の中間点が画像の中心に位置するように
モータドライバ7113を制御して、雲台7109のモ
ータ7111の駆動により測量機7103の視準用望遠
鏡7107の指向方向を変位させる。
【0063】視準用望遠鏡7107の指向方向が上述の
ように変位されると、視準用望遠鏡7107で捉えられ
る画像の中心に車輌51の一方のプリズム5583が位
置する状態となり、CRT9323上の自動測量ユニッ
ト7101の操作用画面中に「追尾完了」の文字が表示
される。
【0064】そこで、パワーショベル31の遠隔操作要
員95は、遠隔操作ユニット93のホストコンピュータ
9305のキーボード9325及びマウス9327を操
作して、CRT9323上の操作用画面中の「測量スタ
ート」のスイッチを投入する。「測量スタート」のスイ
ッチが投入されると、その旨を示す信号がコンピュータ
本体9321から固定中継点7の自動測量ユニット71
01の測量用制御コンピュータ7119に出力され、こ
れを受けた測量用制御コンピュータ7119は、測量機
7103の視準用望遠鏡7107を用いての、移動中継
点5の車輌51上で一方のプリズム5583が配設され
た箇所の自動測量を開始させる。
【0065】車輌51の一方のプリズム5583が配設
された箇所の自動測量に際しては、測量用制御コンピュ
ータ7119の制御により、光波測距計7105が測距
用の光波(図示せず)を視準用望遠鏡7107の光軸と
平行に出力する。このとき、視準用望遠鏡7107は車
輌71の一方のプリズム5583を指向しているため、
測距用の光波は確実に一方のプリズム5583に照射さ
れ、その反射波により光波測距計7105で車輌51の
一方のプリズム5583までの距離が計測される。
【0066】このときの視準用望遠鏡7107の指向方
向は、先に述べた不図示のエンコーダを用いて検出する
ことで、測量用制御コンピュータ7119にて認識する
ことができ、これにより、車輌51のプリズム5583
が配設された箇所を自動的に測量することができる。
尚、上述の測量動作が完了すると、CRT9323上の
自動測量ユニット7101の操作用画面中に「測量完
了」の文字が表示される。
【0067】このようにして、車輌51の一方のプリズ
ム5583が配設された箇所の自動測量を終えたなら
ば、遠隔操作要員95は、上述と同様の操作を繰り返し
て、今度は車輌51のの他方のプリズム5585が配設
された箇所の自動測量を自動測量ユニット5101に行
わせる。この測量は、画像処理用コンピュータ7117
が、測量機7103の撮像素子7115で撮像された画
像中の緑色の部分を抽出し、その抽出1れた画像中の緑
色部分を2つの追尾用ターゲット5585とみなした測
量用制御コンピュータ7119が、その2つの追尾用タ
ーゲット5585の中間点を撮像素子7115の撮像画
像の中心に位置させるべく、測量機7103の視準用望
遠鏡7107の指向方向を変位させることで行われる。
【0068】上述の動作によって、車輌51の2つのプ
リズム5583,5585が配設された箇所が自動的に
測量されると、その結果によって、車輌71からの車輌
51の位置座標と向きとが自動測量ユニット7101の
測量用制御コンピュータ7119で検出され、その検出
結果が、ワイヤレスモデム7123,5523を介し
て、車輌51の測量用制御コンピュータ5519に転送
される。
【0069】次に、前記遠隔操作要員95は、キーボー
ド9325及びマウス9327の操作により、CRT9
323上に、移動中継点5の車輌51に設けられた自動
測量ユニット5501の測量用制御コンピュータ551
9で生成された、該自動測量ユニット5501の操作用
画面を表示させ、該操作用画面中の「追尾スタート」の
スイッチを投入して、上述と同様の手順により、パワー
ショベル31の追尾用ターゲット3141,3143を
自動追尾させる。そして、追尾完了後に、前記操作用画
面中の「測量スタート」のスイッチを投入して、やはり
上述と同様の手順で、パワーショベル31の両プリズム
3137,3139が配設された箇所を自動測量させ
る。
【0070】パワーショベル31の両プリズム313
7,3139が配設された箇所が自動的に測量される
と、その結果によって、車輌51からのパワーショベル
31の位置座標と向きとが前記測量用制御コンピュータ
5519で検出され、さらに、前記固定中継点7の車輌
71に設けられた自動測量ユニット7101の測量用制
御コンピュータ7119から転送された、車輌71から
の車輌51の位置座標と向きに基づいて、前記車輌71
からの前記パワーショベル31の位置座標と向きとが前
記測量用制御コンピュータ5519で検出され、その検
出結果がワイヤレスモデム5523,3131を介し
て、パワーショベル31のショベル制御コンピュータ3
117の主制御装置3145に転送される。
【0071】ショベル制御コンピュータ3117の主制
御装置3145は、転送された測量結果と、メモリ31
47に記憶された車輌51の位置座標、掘削現場3の地
面33に形成する溝35や法面の設計座標、或は定型的
な掘削パターンのデータに基づいて、パワーショベル3
1のクローラ3101、旋回台3103、ブーム310
5、及びバケット3107の駆動パターンを割り出し、
その結果を運転制御装置3149に転送する。運転制御
装置3149は、主制御装置3145で割り出された駆
動パターンに従って駆動制御回路3153及び油圧回路
3157を制御し、パワーショベル31のクローラ31
01、旋回台3103、ブーム3105、及びバケット
3107を自動で駆動させる。従って、パワーショベル
31は自動的に地面33を掘削し、これにより、設計値
通りの溝35や法面が無人で地面33に形成される。
【0072】ところで、パワーショベル31のバケット
3107が地中の岩石等の障害物に接触し、ブーム31
05等の駆動が一定時間以上停止すると、その旨がブー
ム角センサ3125やバケット角センサ3127、或は
エンジン3151や油圧源3155の負荷の上昇等によ
り主制御装置3145で検出され、不図示の非常停止機
構によりパワーショベル31の動作が停止される。そし
て、パワーショベル31が非常停止した旨が、ワイヤレ
スモデム3133,5561、構内モデム5569、ミ
リ波通信ユニット5567,7157,7155,93
01、構内モデム9307を介し、掘削現場3から移動
中継点5及び固定中継点7を経由して遠隔操作点9のホ
ストコンピュータ9305に入力され、CRT9323
の画面上にスーパーインポーズする等して表示される。
【0073】その場合には、CRT9323の表示を監
視する遠隔操作要員95は、キーボード9325を操作
する等して、移動中継点5の画面4分割装置5565に
対する選択画面の切り換え指示を入力し、立体視モニタ
9303の画面上に、パワーショベル31の立体視カメ
ラ3111で撮影したバケット3107の作業領域の画
像を表示させる。さらに、遠隔操作要員95は、キーボ
ード9325を操作する等して、パワーショベル31を
手動運転に切り換える指示を入力し、これにより、遠隔
操作ユニット93のリレーボード9310をラジコンボ
ックス9313側に切り換えさせると共に、移動中継点
5の中継ユニット5551のリレーボックス5573
を、前記リレーボード9310に連動して、送信器55
59側に切り換えさせる。
【0074】そして、前記入力を固定中継点7、移動中
継点5のワイヤレスモデム5561、パワーショベル3
1のワイヤレスモデム3133を介して、パワーショベ
ル31のショベル制御コンピュータ3117に伝送し、
その主制御装置3145の制御で、パワーショベル31
の駆動制御回路3153及び油圧回路3157の制御経
路をラジコンボックス3119側に切り換えさせる。
【0075】その後、遠隔操作要員95は、立体視モニ
タ9303の画面を見ながら、ラジコンボックス931
3の操作レバー等を操作する。ラジコンボックス931
3の操作レバー等が操作されると、その操作内容に応じ
たパワーショベル31の駆動制御用の信号が、ミリ波通
信ユニット9301,7155,7157,5567、
リンクターミナル5577、リレーボックス5573、
送信器5559、受信器3135を介し、遠隔操作点9
から固定中継点7及び移動中継点5を経由してパワーシ
ョベル31のラジコンボックス3119に送出される。
【0076】これを受けたラジコンボックス3119
は、遠隔操作点9の遠隔操作要員95によるラジコンボ
ックス9313の操作レバー等の操作内容に応じて、パ
ワーショベル31の駆動制御回路3153及び油圧回路
3157を制御し、クローラ3101、旋回台310
3、ブーム3105、及びバケット3107を駆動させ
る。従って、この場合には、パワーショベル31は、遠
隔操作点9の遠隔操作要員95による遠隔操作によって
駆動される。尚、上述の手動運転により地中の岩石等の
障害物を回避した後には、再び自動運転に切り換えて、
溝35や法面の自動的な掘削動作を再開する。
【0077】さらに、パワーショベル31の移動に伴
い、該パワーショベル31と移動中継点5の車輌51と
の距離が離れて両者の通信に支障が生じそうな場合や、
パワーショベル31が車輌51から見て他の作業機械や
障害物等の蔭に隠れてしまいそうな場合には、遠隔操作
要員95は、キーボード9325を操作する等して、移
動中継点5の画面4分割装置5565に対する選択画面
の切り換え指示を入力し、立体視モニタ9303の画面
上に、移動中継点5の車輌51の監視カメラ5553で
撮影したパワーショベル31及びその周辺領域の画像を
表示させる。さらに、遠隔操作要員95は、キーボード
9325を操作する等して、移動中継点5の車輌51を
移動させる指示を入力し、これにより、遠隔操作ユニッ
ト93のリレーボード9310をラジコンボックス93
14側に切り換えさせると共に、移動中継点5の中継ユ
ニット5551のリレーボックス5573を、前記リレ
ーボード9310に連動して、ラジコンボックス557
9側に切り換えさせる。
【0078】その後、遠隔操作要員95は、立体視モニ
タ9303の画面を見ながら、ラジコンボックス931
4の操作レバー等を操作する。ラジコンボックス931
4の操作レバー等が操作されると、その操作内容に応じ
た車輌51の駆動制御用の信号が、ミリ波通信ユニット
9301,7155,7157,5567、リンクター
ミナル5577、及びリレーボックス5573を介し、
遠隔操作点9から固定中継点7を経由して移動中継点5
の車輌51のラジコンボックス5579に送出される。
これを受けたラジコンボックス5579は、遠隔操作点
9の遠隔操作要員95によるラジコンボックス9314
の操作レバー等の操作内容に応じて、車輌51の駆動制
御回路5301を制御し、クローラ53を駆動させる。
【0079】このように、本実施例によれば、遠隔操作
点9から見通しの利く作業現場1の一角に固定中継点7
を設定して車輌71を配設し、前記作業現場1内の掘削
現場3に移動可能に配設したパワーショベル31と前記
車輌71との双方から見通しの利く掘削現場3箇所に移
動中継点5を設定して車輌51を移動可能に配設し、該
車輌51を前記パワーショベル31に追従させつつ適宜
移動させ、これら車輌51,71を経由してパワーショ
ベル31と遠隔操作点9側との通信を行うようにした。
【0080】このため、パワーショベル31が掘削現場
3内を方々に移動して、該掘削現場3内の他の作業機械
や樹木等の障害物の蔭に隠れ、前記遠隔操作点9や固定
中継点7から直接見通せなくなっても、パワーショベル
31に追従して掘削現場3内を移動可能な移動中継点5
の車輌51を経由して、遠隔操作点9側とパワーショベ
ル31側との間の通信を確実に行わせることができる。
【0081】そして、本実施例では、固定中継点7側か
らパワーショベル31を自動的に測量してその位置を検
出し、その結果とあらかじめ定められた設計データ等と
を照らし合わせてパワーショベル31を自律動作させて
いるため、固定中継点7とパワーショベル31との間に
移動中継点5を介在させることで、固定中継点7からパ
ワーショベル31が直接見通せなくても、該パワーショ
ベル31の測量を確実に行わせることができる。
【0082】尚、本実施例では、移動中継点5を1箇所
設定する場合について説明したが、作業現場1の地形や
そこに設置されている種々の資機材や作業機械等の状況
に合わせて、移動中継点5を複数設定してもよい。ま
た、遠隔操作点9との間で通信を行う作業機械が複数あ
る場合に、移動中継点5を複数設定し、各移動中継点5
で2以上の作業機械に関わる通信の中継を行うようにし
て、1箇所の移動中継点5が故障等によりダウンしたと
きに他の移動中継点5で通信の中継をバックアップでき
るようにしてもよい。
【0083】さらに、本実施例では、移動中継点5と固
定中継点7との各車輌51,71間の通信をミリ波通信
により行うようにしたが、それらの距離、つまり、作業
現場1の広さによっては、特定微弱電力型の通信に代え
てもよい。また、本実施例中で用いたミリ波通信は、そ
の他の長距離通信に適した通信手段に代えてもよく、同
様に、特定微弱電力型の通信は、その他の短距離通信に
適しコスト的に安価な通信手段に代えてもよい。さら
に、本実施例では、移動中継点5の車輌51を遠隔操作
点9側からの遠隔操作によりパワーショベル31に追従
させる場合について説明したが、該移動中継点5の車輌
51や固定中継点7の車輌71に設けた自動測量ユニッ
ト5501,7101を自動追尾手段として利用して、
前記移動中継点5の車輌51を、前記固定中継点7の車
輌71から見通しの利く位置に保ちつつ、前記パワーシ
ョベル31に自動的に追従して移動させるようにしても
よい。
【0084】そして、本実施例では、パワーショベル3
1の位置を自動的に測量して該パワーショベル31を自
律動作させる場合について説明したが、本発明方法は、
例えば前記遠隔操作点9側からパワーショベル31を遠
隔操作する場合にも適用でき、また、実施例で示したよ
うなパワーショベル31以外の、クローラダンプやブル
ドーザ等、現場に移動可能に配設される各種作業機械
と、該現場から離れて作業機械の動作を監視する地点と
の間で通信を行う場合に広く適用可能であることは言う
までもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
場に移動可能に配設された作業機械と、前記現場から離
れた場所に設置され前記作業機械の動作状況を監視する
遠隔箇所との間で通信を行うための方法であって、前記
遠隔箇所から見通しの利く前記現場箇所に固定中継点を
設置し、前記固定中継点と前記掘削機械との間に少なく
とも1つの移動中継点を設置し、前記移動中継点を、前
記固定中継点及び前記作業機械の双方から見通しの利く
前記現場箇所内で該作業機械に追従して移動させ、前記
作業機械と前記遠隔箇所との通信を前記固定中継点及び
移動中継点を経由して行うようにした。このため、周囲
に障害物や他の作業機械がある現場内で方々に移動しつ
つ作業を行う作業機械と、前記作業機械の監視等を行う
ために現場から離れた場所に設定された遠隔箇所との間
で通信を行うに際し、前記障害物や他の作業機械に妨げ
られることなく確実に通信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明方法を適用したパワーショベルの
遠隔操作システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す掘削現場のパワーショベルの構成を
示すもので図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、
図2(c)は側面図である。
【図3】図1に示すパワーショベルの制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】図1に示す移動中継点の車輌に搭載された自動
測量ユニット及び中継ユニットの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1に示す移動中継点の車輌の平面図である。
【図6】図1に示す固定中継点の車輌に搭載された自動
測量ユニット及び中継ユニットの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1に示す遠隔操作点の現場事務所に設けられ
た遠隔操作ユニットの概略構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
3 掘削現場(現場) 31 パワーショベル(掘削機械) 5 移動中継点 5501,7101 自動測量ユニット(測量手段) 7 固定中継点 9 遠隔操作点(遠隔箇所)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場に移動可能に配設された作業機械
    と、前記現場から離れた場所に設置され前記作業機械の
    動作状況を監視する遠隔箇所との間で通信を行うための
    方法であって、 前記遠隔箇所から見通しの利く前記現場箇所に固定中継
    点を設置し、 前記固定中継点と前記掘削機械との間に少なくとも1つ
    の移動中継点を設置し、 前記移動中継点を、前記固定中継点及び前記作業機械の
    双方から見通しの利く前記現場箇所内で該作業機械に追
    従して移動させ、 前記作業機械と前記遠隔箇所との通信を前記固定中継点
    及び移動中継点を経由して行うようにした、 ことを特徴とする遠隔箇所の作業機械への通信方法。
  2. 【請求項2】 前記作業機械は、前記固定中継点及び前
    記移動中継点にそれぞれ設けられた測量手段により、前
    記遠隔箇所に対する位置が自動的に測量され、該測量手
    段による測量結果に応じて前記作業機械が前記現場内で
    自律動作される請求項1記載の遠隔箇所の作業機械への
    通信方法。
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