JPH07221693A - 遠隔操作用画像の伝送方法及びその装置 - Google Patents

遠隔操作用画像の伝送方法及びその装置

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JPH07221693A
JPH07221693A JP2627894A JP2627894A JPH07221693A JP H07221693 A JPH07221693 A JP H07221693A JP 2627894 A JP2627894 A JP 2627894A JP 2627894 A JP2627894 A JP 2627894A JP H07221693 A JPH07221693 A JP H07221693A
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JP
Japan
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image
work machine
relay point
remote control
signal
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JP2627894A
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Inventor
Shingo Kita
信悟 喜多
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業機械やその作業領域を撮影した遠隔操作
用の画像を遠隔操作箇所に伝送するに当たり、遠隔操作
箇所から現場が直接見通せなくても確実に画像を伝送で
き、特に動画像の伝送に適した伝送方法及びその装置を
提供する。 【構成】 現場1に移動可能に配設されたパワーショベ
ル7やクローラダンプ9を、それらパワーショベル7や
クローラダンプ9の近傍に移動可能に配設したカメラ車
11の監視カメラ1119で撮影し、この監視カメラ1
119で撮影したパワーショベル7やクローラダンプ9
の画像を遠隔操作箇所5に伝送するに当たり、現場1と
遠隔操作箇所5の双方から見通しの利く箇所に中継点3
を設置し、パワーショベル7やクローラダンプ9の画像
の信号を、ミリ波通信ユニットを用いて、カメラ車11
から中継点3を介して遠隔操作箇所5にミリ波による無
線信号で伝送するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現場に移動可能に配設
された作業機械を、前記現場から離れた場所に設置され
た遠隔操作箇所で遠隔操作するに当たり、前記作業機械
の遠隔操作用の画像を前記遠隔操作箇所に伝送する方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クローラダンプやブルドーザ、パ
ワーショベル等の作業機械を現場に配設し、その現場か
ら離れた現場事務所や市街地のオフィス等の遠隔操作箇
所から前記作業機械を遠隔操作することが試みられてい
る。
【0003】前記作業機械の遠隔操作に当たっては、該
作業機械の移動位置や、作業機械の動作の妨げとなる岩
石等の障害物が周辺にあるか否かを確認するため、該作
業機械及びその周辺の現場の様子を視認する必要が生じ
る。そこで、前記作業機械の近傍の現場箇所に移動体を
移動可能に配設し、その移動体に搭載したテレビカメラ
で前記作業機械を撮影し、撮影した画像を、無線で遠隔
操作箇所に伝送して該遠隔操作箇所に設置したモニタテ
レビに表示させ、その表示画像を見ながら遠隔操作箇所
の操縦者が前記作業機械の操縦を行うことが望ましい。
【0004】また、前記作業機械が例えばブルドーザや
パワーショベル等のアームやブーム、バケット等の駆動
部分を備えるものの場合には、それらの動作状況を運転
者の感覚で視認する必要が生じる。そこで、前記作業機
械の運転台や屋根上に搭載したテレビカメラで、作業機
械から見た作業機械前方の現場の様子を撮影し、撮影し
た画像を、前記と同様に遠隔操作箇所のモニタテレビに
表示させ、その表示画像を見ながら遠隔操作箇所の操縦
者が前記作業機械の操縦を行うことが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の画像
を前記移動体や作業機械から前記遠隔操作箇所に伝送す
るに当たって、遠隔地間の信号伝送に比較的よく使われ
る微弱無線又は特定小電力無線による通信手段を用いる
と、前記遠隔操作箇所から前記移動体や作業機械の見通
しが直接利かなくても支障なく信号を伝送できる。しか
し、近年では前記のように、市街地のオフィス等、時に
は現場から数Kmも離れた地点で作業機械を遠隔操作す
ることが試みられており、そのため、上述した微弱無線
又は特定小電力無線による通信手段では、せいぜい20
0m程度の距離しか信号を伝送できず、信号伝送距離が
あまりにも不足し過ぎる。また、前記の通信手段では、
信号の伝送量に限りがあるため、前記作業機械のような
移動する被写体を撮影した動画像の信号伝送には不向き
である。
【0006】そこで、長距離の信号伝送に適し、しか
も、ある程度の信号伝送量を確保できるミリ波による通
信手段を用いることが考えられるる。ところが、ミリ波
は一般に、信号の伝送経路上に障害物があると信号が遮
られてしまうので、岩石や通信対象以外の作業機械、現
場周辺の山間地等の障害物が多い現場では、通信不能に
陥ることが想定される。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、現場の作業機械を該現場から遠
く離れた遠隔操作箇所から遠隔操作する際に、前記作業
機械やその作業領域を撮影した遠隔操作用の画像を前記
遠隔操作箇所に伝送するに当たり、前記現場の周囲に障
害物等があり前記遠隔操作箇所から現場が直接見通せな
い場合にも、確実に前記遠隔操作用の画像を伝送でき
る、特に動画像の伝送に適した遠隔操作用画像の伝送方
法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、現場に移動可能に配設された作業機械を、
該作業機械の近傍に移動可能に配設された移動体のテレ
ビカメラで撮影し、前記テレビカメラで撮影した前記作
業機械の画像を該作業機械の遠隔操作を行う遠隔操作箇
所に伝送するに当たり、前記現場及び前記遠隔操作箇所
の双方から見通しの利く箇所に中継点を設置し、前記作
業機械の画像を、前記移動体から前記中継点を介して前
記遠隔操作箇所にミリ波による無線信号で伝送するよう
にしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記作業機械の作業領域
を該作業機械のテレビカメラで撮影し、このテレビカメ
ラで撮影した前記作業領域の画像を、前記作業機械から
前記中継点を介して前記遠隔操作箇所にミリ波による無
線信号で伝送するようにした。さらに、本発明は、前記
移動体の移動用或は該移動体のテレビカメラの指向方向
変更用の駆動用制御信号を、前記遠隔操作箇所から前記
中継点にミリ波による無線信号で伝送し、該中継点から
前記移動体に微弱無線又は特定小電力無線で伝送するよ
うにした。また、本発明は、前記作業機械の移動用、作
業用、或は該作業機械のテレビカメラの指向方向変更用
の駆動用制御信号を、前記遠隔操作箇所から前記中継点
にミリ波による無線信号で伝送し、該中継点から前記作
業機械に微弱無線又は特定小電力無線で伝送するように
した。
【0010】さらに、前記目的を達成するために本発明
は、現場に配設された移動体に搭載され作業機械を撮影
するテレビカメラと、前記現場から離れた遠隔操作箇所
に配設され前記テレビカメラで撮影した前記作業機械の
画像を表示する表示手段とを有する作業機械の遠隔操作
システムにおいて、前記現場及び前記遠隔操作箇所の双
方から見通しの利く中継点と前記移動体にそれぞれ設け
られ、該移動体から前記中継点に前記作業機械の画像の
信号をミリ波による無線で伝送する第1通信手段と、前
記中継点と前記遠隔操作箇所にそれぞれ設けられ、該中
継点から前記遠隔操作箇所に前記作業機械の画像の信号
をミリ波による無線で伝送する第2通信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記作業機械に搭載され
該作業機械の作業領域を撮影する第2テレビカメラと、
前記作業機械と前記中継点にそれぞれ設けられ該作業機
械から前記中継点に前記作業領域の画像の信号をミリ波
による無線で伝送する第3通信手段とをさらに備え、前
記作業領域の画像の信号は、前記第2通信手段により前
記中継点から前記遠隔操作箇所に伝送され、前記表示手
段に前記作業領域の画像が表示されるものとした。さら
に、本発明は、前記中継点の前記第2通信手段に有線接
続され前記現場を撮影する監視カメラをさらに備え、該
監視カメラで撮影した前記現場の画像の信号は、前記第
2通信手段により前記中継点から前記遠隔操作箇所に伝
送され、前記表示手段に前記現場の画像が表示されるも
のとした。
【0012】また、本発明は、前記移動体と前記中継点
にそれぞれ設けられ該移動体と前記中継点の間で微弱無
線又は特定小電力無線による信号伝送を行う第4通信手
段をさらに備え、前記移動体の駆動用制御信号は、前記
第2通信手段及び前記第4通信手段により、前記遠隔操
作箇所から前記中継点を経て前記作業機械に伝送される
ものとした。さらに、本発明は、前記作業機械と前記中
継点にそれぞれ設けられ該作業機械と前記中継点の間で
微弱無線又は特定小電力無線による信号伝送を行う第5
通信手段をさらに備え、前記作業機械の駆動用制御信号
は、前記第2通信手段及び前記第5通信手段により、前
記遠隔操作箇所から前記中継点を経て前記作業機械に伝
送されるものとした。
【0013】
【実施例】以下、本発明の遠隔操作用画像の伝送方法を
装置と共に図面に基づいて説明する。図1は本発明の一
実施例に係る作業機械の遠隔操作システムの概略構成を
示す説明図であり、図1において1は現場、3は中継
点、5は遠隔操作箇所である。
【0014】現場1には、パワーショベル7、クローラ
ダンプ9(共に作業機械に相当)、及びカメラ車11
(移動体に相当)がそれぞれ移動可能に配設され、これ
らが前記遠隔操作箇所5からの遠隔操作によって無人で
駆動される。そして、前記現場1では、前記パワーショ
ベル7で掘削した土砂が前記クローラダンプ9で不図示
のトラック待機所に搬送される。また、前記現場1で
は、前記カメラ車11から前記パワーショベル7や前記
クローラダンプ9の作業状況が撮影され、さらに、前記
パワーショベル7の運転台701から該パワーショベル
7の作業領域が撮影され、それらの撮影画像が前記遠隔
操作箇所5に遠隔操作用の画像として伝送される。
【0015】前記パワーショベル7は、前記運転台70
1に加えて、車台703、クローラ705、旋回台70
7、ブーム709、及びバケット711を備えている。
前記運転台701内には、図2にブロック図で示すよう
に、前記作業領域を撮影する左右一対の立体視用テレビ
カメラ713と、該作業領域の音声を立体的に集音する
バイノーラルマイク715が、雲台717により3次元
方向に指向方向変位可能に支持されて配設されている。
また、前記運転台701の上部には、図1に示すよう
に、雲台719により3次元方向に指向方向変位可能に
支持されてミリ波通信用のアンテナ721が配設され、
さらに、微弱無線又は特定小電力無線による通信用のア
ンテナ723が配設されている。尚、前記各雲台71
7,719には、図2に示すように、それら各雲台71
7,719を水平及び垂直面内で揺動させる駆動源72
5,727がそれぞれ内蔵されている。
【0016】前記車台703には、前記クローラ705
の駆動源であるエンジン729と、該エンジン729の
駆動を制御する駆動制御回路731と、前記旋回台70
7、ブーム709、及びバケット711の駆動源である
油圧源733と、該油圧源733から前記旋回台70
7、ブーム709、及びバケット711への圧油の経路
及び流量を制御する油圧回路735がそれぞれ設けられ
ている。
【0017】前記旋回台707には、前記駆動源72
5,727の駆動を制御する雲台駆動回路737,73
9と、前記左右一対の立体視用テレビカメラ713によ
り撮影した前記作業領域の2つの撮影画像を交互に取り
込み合成して立体視用の画像を生成する立体視画像生成
装置741が設けられ、さらに、ミリ波通信ユニット7
43、受信器745、及びラジコンボックス747がそ
れぞれ設けられている。
【0018】前記ミリ波通信ユニット743は前記中継
点3への画像信号伝送用に設けられ、該ミリ波通信ユニ
ット743には前記アンテナ721が接続されている。
前記ミリ波通信ユニット743は、1つのビデオ信号系
統VIDEOと、2つのステレオ音声信号系統SOUN
D1,SOUND2とを備えている。前記ビデオ信号系
統VIDEOの入力端子INには前記立体視画像生成装
置729が接続され、前記作業領域の立体視用の画像の
信号が入力される。また、前記1系統目のステレオ音声
信号系統SOUND1の入力端子IN1(L,R)には
前記バイノーラルマイク715が接続され、前記作業領
域の立体音声の信号が入力される。尚、前記ミリ波通信
ユニット743のその他の端子には何も接続されていな
い。
【0019】前記受信器745は前記アンテナ723に
接続され、該受信器745には前記ラジコンボックス7
47が接続され、該ラジコンボックス747は、前記ア
ンテナ723及び受信器745で受信された前記クロー
ラ705、旋回台707、ブーム709、バケット71
1、及び雲台717,719の駆動制御用の信号を、対
応する前記駆動制御回路727、油圧回路731、並び
に雲台駆動回路737,739のうちいずれか1つに出
力する。
【0020】前記クローラダンプ9は、図1に示すよう
に、車台901、クローラ903、運転台905、及び
荷台907を備え、前記運転台905の上部には微弱無
線又は特定小電力無線による通信用のアンテナ909が
配設されている。前記車台901には、図3にブロック
図で示すように、前記クローラ903の駆動源であるエ
ンジン911と、該エンジン911の駆動を制御する駆
動制御回路913と、前記荷台907の昇降駆動源であ
る油圧シリンダ915と、該油圧シリンダ915に圧油
を供給する油圧源917と、該油圧源917から前記油
圧シリンダ915への圧油の供給を制御する油圧回路9
21がそれぞれ設けられている。また、前記車台901
には、前記アンテナ909に接続された受信器923
と、該受信器923に接続されたラジコンボックス92
5が設けられ、該ラジコンボックス925は、前記アン
テナ909及び受信器923で受信された前記クローラ
903及び荷台907の駆動制御用の信号を、対応する
前記駆動制御回路913と油圧回路921のどちらかに
出力する。
【0021】前記カメラ車11は、図1に示すように、
車台1101、クローラ1103、及び荷台1105を
備え、前記荷台1105には、微弱無線又は特定小電力
無線による通信用のアンテナ1107が配設され、さら
に支柱1109が立設されている。前記支柱1109の
上端には、雲台1111により3次元方向に指向方向変
位可能に支持されてミリ波通信用のアンテナ1113が
配設され、前記支柱1109の中間部の支持台1115
には、雲台1117により3次元方向に指向方向変位可
能に支持されて、前記パワーショベル7や前記クローラ
ダンプ9の作業状況を撮影する監視カメラ1119が配
設されている。尚、前記各雲台1111,1117に
は、図4にブロック図で示すように、それら各雲台11
11,1117を水平及び垂直面内で揺動させる駆動源
1121,1123がそれぞれ内蔵されている。
【0022】前記車台1101には、前記駆動源112
1,1123の駆動を制御する雲台駆動回路1125,
1127と、前記クローラ1103の駆動源であるエン
ジン1129と、該エンジン1129の駆動を制御する
駆動制御回路1131が設けられ、さらに、ミリ波通信
ユニット1133、受信器1135、及びラジコンボッ
クス1137がそれぞれ設けられている。
【0023】前記ミリ波通信ユニット1133は前記中
継点3への画像信号伝送用に設けられ、該ミリ波通信ユ
ニット1133には前記アンテナ1113が接続されて
いる。前記ミリ波通信ユニット1133は、前記パワー
ショベル7のミリ波通信ユニット743と同様に構成さ
れている。前記ミリ波通信ユニット1133のビデオ信
号系統VIDEOの入力端子INには、前記監視カメラ
1119で撮影した前記パワーショベル7や前記クロー
ラダンプ9の画像の信号が入力され、その他の端子には
何も接続されていない。
【0024】前記受信器1135は前記アンテナ110
7に接続され、該受信器1135には前記ラジコンボッ
クス1137が接続され、該ラジコンボックス1137
は、前記アンテナ1107及び受信器1135で受信さ
れた前記クローラ1103及び雲台1111,1117
の駆動制御用の信号を、対応する前記雲台駆動回路11
25,1127及び駆動制御回路1131のうちいずれ
か1つに出力する。
【0025】中継点3は、図1に示すように、前記現場
1から離れた場所で該現場1との間に障害物がなく現場
1を一望できる比較的小高い箇所に設定され、中継車3
01が移動可能に配設されている。前記中継車301の
上部には、前記パワーショベル7のアンテナ721や前
記カメラ車11のアンテナ1113に対応するアンテナ
303,305が、雲台307,309によりそれぞれ
3次元方向に指向方向変位可能に支持されて配設され、
さらに、前記パワーショベル7のアンテナ723、前記
クローラダンプ9のアンテナ909、及び前記カメラ車
11のアンテナ1107に対応するアンテナ311,3
13,315がそれぞれ配設されている。
【0026】また、前記中継車301の側部には、アン
テナ317,319と、前記現場1の様子を撮影する監
視カメラ321が、雲台323,325,327により
それぞれ3次元方向に指向方向変位可能に支持されて配
設されている。さらに、前記中継車301の近傍の中継
点3箇所には支柱329が立設され、該支柱329の上
端には、雲台331により3次元方向に指向方向変位可
能に支持されて、前記現場1の様子を撮影する監視カメ
ラ333が配設されている。尚、前記各雲台307,3
09,323,325,327,331には、図5にブ
ロック図で示すように、それら各雲台307,309,
323,325,327,331を水平及び垂直面内で
揺動させる駆動源335,337,339,341,3
43,345がそれぞれ内蔵されている。
【0027】さらに、前記中継車301には、前記駆動
源335,337,339,341,343,345の
駆動を制御する雲台駆動回路347,349,351,
353,355,357、ミリ波通信ユニット359,
361,363,365、リンクターミナル367,3
69、リレーボックス371,373、ラジコンボック
ス375、及び送信器377,379,381がそれぞ
れ設けられている。
【0028】前記ミリ波通信ユニット359は、前記パ
ワーショベル7のミリ波通信ユニット743に対応して
設けられ、前記アンテナ303が接続されている。前記
ミリ波通信ユニット361は、前記前記カメラ車11の
ミリ波通信ユニット1133に対応して設けられ、前記
アンテナ305が接続されている。
【0029】前記ミリ波通信ユニット363は、前記ミ
リ波通信ユニット359に対応し、該ミリ波通信ユニッ
ト359で受信した前記パワーショベル7からの画像信
号を前記遠隔操作箇所5に伝送するために設けられ、該
ミリ波通信ユニット363には前記アンテナ317が接
続されている。この前記ミリ波通信ユニット363で
は、前記遠隔操作箇所5からの、前記パワーショベル7
の移動、作業、並びに前記雲台307,309,32
3,325,327,331,717,719の駆動を
制御する信号や、前記3つの監視カメラ1119,32
1,333からの画像信号のうち前記中継点3から前記
遠隔操作箇所5に伝送する画像信号を選択する制御信号
が受信される。
【0030】前記ミリ波通信ユニット365は、前記ミ
リ波通信ユニット361に対応し、該ミリ波通信ユニッ
ト361で受信した前記監視カメラ1119からの画像
信号と、前記監視カメラ321,333からの画像信号
のうち1つを前記遠隔操作箇所5に伝送するために設け
られ、該ミリ波通信ユニット365には前記アンテナ3
19が接続されている。このミリ波通信ユニット365
では、前記遠隔操作箇所5からの、前記クローラダンプ
9やカメラ車11の移動、並びに前記荷台907や前記
雲台1111,1117の駆動を制御する信号が受信さ
れる。
【0031】前記各ミリ波通信ユニット359,36
1,363,365は、前記パワーショベル7のミリ波
通信ユニット743や前記カメラ車11のミリ波通信ユ
ニット1133と同様に構成されている。前記ミリ波通
信ユニット359のビデオ信号出力系統VIDEO−O
UTと、1系統目のステレオ音声信号系統SOUND1
の出力端子OUT1(L,R)は、前記ミリ波通信ユニ
ット363のビデオ信号系統VIDEOの入力端子IN
と、1系統目のステレオ音声信号系統SOUND1の入
力端子IN1(L,R)にそれぞれ接続されている。前
記ミリ波通信ユニット361のビデオ信号出力系統VI
DEO−OUTは、前記リレーボックス373を介し
て、前記ミリ波通信ユニット365のビデオ信号系統V
IDEOの入力端子INに接続されている。
【0032】前記ミリ波通信ユニット363の1系統目
のステレオ音声信号系統SOUND1の出力端子OUT
1(L,R)には、前記リンクターミナル367を介し
てリレーボックス371が接続されている。また、前記
ミリ波通信ユニット363の2系統目のステレオ音声信
号系統SOUND2の出力端子OUT2(L,R)に
は、前記リンクターミナル369が接続され、該リンク
ターミナル369に前記リレーボックス373が接続さ
れている。
【0033】前記ミリ波通信ユニット365の1系統目
及び2系統目のステレオ音声信号系統SOUND1,2
の出力端子OUT1,2(L,R)には、前記送信器3
79,381がそれぞれ接続されている。尚、前記各ミ
リ波通信ユニット359,361,363,365のそ
の他の端子には何も接続されていない。
【0034】前記リンクターミナル367,369は、
前記遠隔操作箇所5側の操作に連動して前記リレーボッ
クス371,373を切換動作させる。前記リレーボッ
クス371には、前記ラジコンボックス375及び送信
器377が接続されている。前記ラジコンボックス37
5には、前記雲台駆動回路347,349,351,3
53,355,357が接続され、該ラジコンボックス
375は、前記ミリ波通信ユニット363で受信された
前記雲台307,309,323,325,327,3
31の駆動制御用の信号を、対応する前記雲台駆動回路
347,349,351,353,355,357のう
ちいずれか1つに出力する。
【0035】前記送信器377,379,381は前記
アンテナ311,313,315にそれぞれ接続されて
いる。前記送信器377は、前記ミリ波通信ユニット3
63で受信された前記クローラ705、旋回台707、
ブーム709、バケット711、並びに雲台717,7
19の駆動制御用の信号を、前記パワーショベル7の受
信器745に、微弱無線又は特定小電力無線により送信
する。同様に、前記送信器379は、前記ミリ波通信ユ
ニット365で受信された前記クローラ903及び荷台
907の駆動制御用の信号を、前記クローラダンプ9の
受信器923に、微弱無線又は特定小電力無線により送
信し、前記送信器381は、前記ミリ波通信ユニット3
65で受信された前記クローラ1103及び雲台111
1,1117の駆動制御用の信号を、前記カメラ車11
の受信器1135に、微弱無線又は特定小電力無線によ
り送信する。
【0036】前記リレーボックス373には、前記ミリ
波通信ユニット361のビデオ信号出力系統VIDEO
−OUTと共に、前記監視カメラ321,333が接続
されており、該リレーボックス353は、前記カメラ車
11の監視カメラ1119で撮影した前記パワーショベ
ル7や前記クローラダンプ9の画像の信号と、前記監視
カメラ321,333前記現場1の画像の信号のうち1
つを、前記ミリ波通信ユニット365のビデオ信号系統
VIDEOの入力端子INに出力する。
【0037】遠隔操作箇所5は、図1に示すように、前
記現場1及び中継点3のいずれからも離れていて、前記
中継点3が直接見通せる例えば現場事務所501に設定
されている。前記現場事務所501の側壁には、前記中
継車301の側部の前記アンテナ317,319に対応
するアンテナ503,505が、雲台507,509に
よりそれぞれ3次元方向に指向方向変位可能に支持され
て配設されている。
【0038】また、前記現場事務所501の近傍の遠隔
操作箇所5には支柱511が立設され、該支柱511の
上端には、雲台513により3次元方向に指向方向変位
可能に支持されて、前記中継点3の様子を撮影する監視
カメラ515が配設されている。尚、前記各雲台50
7,509,513には、図6にブロック図で示すよう
に、それら各雲台507,509,513を水平及び垂
直面内で揺動させる駆動源517,519,521がそ
れぞれ内蔵されている。
【0039】さらに、前記現場事務所501には、ミリ
波通信ユニット523,525、操縦用モニタテレビ5
27、スピーカ529、監視用モニタテレビ531,5
32、ホストコンピュータ533、リレーボード53
5,537、リンクターミナル539,541、ラジコ
ンボックス543,545,547,549,551、
及び前記駆動源517,519,521の駆動を制御す
る雲台駆動回路553,555,557がそれぞれ設け
られている。
【0040】前記ミリ波通信ユニット523は、前記ミ
リ波通信ユニット363に対応し、該ミリ波通信ユニッ
ト363から伝送される前記パワーショベル7からの画
像信号を受信するために設けられ、該ミリ波通信ユニッ
ト523には前記アンテナ503が接続されている。こ
のミリ波通信ユニット523からは、前記中継車301
の雲台307,309,323,325,327,33
1の駆動を制御する信号と、前記パワーショベル7のク
ローラ705、旋回台707、ブーム709、バケット
711、並びに雲台717,719の駆動を制御する信
号と、前記監視カメラ1119,321,333の画像
信号のうち前記中継点3から伝送させる画像信号を選択
指示する信号が、前記ミリ波通信ユニット363に向け
て伝送される。
【0041】前記ミリ波通信ユニット525は、前記ミ
リ波通信ユニット365に対応し、該ミリ波通信ユニッ
ト365から伝送される前記監視カメラ1119,32
1,333のうち1つからの画像信号を受信するために
設けられ、該ミリ波通信ユニット525には前記アンテ
ナ505が接続されている。このミリ波通信ユニット5
25からは、前記クローラダンプ9のクローラ903及
び荷台907の駆動を制御する信号や、前記カメラ車1
1のクローラ1103及び雲台1111,1117の駆
動を制御する信号が、前記ミリ波通信ユニット365に
向けて伝送される。
【0042】前記各ミリ波通信ユニット523,525
は、前記パワーショベル7のミリ波通信ユニット743
や前記カメラ車11のミリ波通信ユニット1133、前
記中継点3の各ミリ波通信ユニット359,361,3
63,365と同様に構成されている。
【0043】前記ミリ波通信ユニット523のビデオ信
号系統VIDEOの出力端子OUTと、1系統目のステ
レオ音声信号系統SOUND1の出力端子OUT1
(L,R)には、前記操縦用モニタテレビ527と前記
スピーカ529がそれぞれ接続されている。また、前記
ミリ波通信ユニット523の1系統目のステレオ音声信
号系統SOUND1の入力端子IN1(L,R)には、
前記リンクターミナル539及びリレーボード535を
介して、前記ラジコンボックス543,545が接続さ
れ、前記ミリ波通信ユニット523の2系統目のステレ
オ音声信号系統SOUND2の入力端子IN2(L,
R)には、前記リンクターミナル541を介して前記リ
レーボード537が接続されている。
【0044】前記ミリ波通信ユニット525のビデオ信
号系統VIDEOの出力端子OUTには、前記監視用モ
ニタテレビ531が接続され、該ミリ波通信ユニット5
25の1系統目及び2系統目のステレオ音声信号系統S
OUND1,2の入力端子IN1,2(L,R)には、
前記ラジコンボックス547,549がそれぞれ接続さ
れている。尚、前記各ミリ波通信ユニット523,52
5の他の端子には何も接続されていない。
【0045】前記監視用モニタテレビ532は前記監視
カメラ515に接続されており、該監視カメラ515で
撮影した前記中継点3の画像が前記監視用モニタテレビ
532に表示される。前記ホストコンピュータ533
は、前記リレーボード535,537の切換動作を制御
し、前記リンクターミナル539,541は、前記リン
クターミナル367,369と協働して、前記中継車3
01のリレーボックス371,373を前記リレーボー
ド535,537に連動して切換動作させる。
【0046】前記ラジコンボックス543は、前記中継
車301の雲台307,309,323,325,32
7,331の遠隔操作用に設けられ、それらの駆動制御
用の信号を出力する。前記ラジコンボックス545は、
前記パワーショベル7のクローラ705、旋回台70
7、ブーム709、バケット711、並びに雲台71
7,719の遠隔操作用に設けられ、それらの駆動制御
用の信号を出力する。前記ラジコンボックス547は、
前記クローラダンプ9のクローラ903及び荷台907
の遠隔操作用に設けられ、それらの駆動制御用の信号を
出力する。前記ラジコンボックス549は、前記カメラ
車11のクローラ1103及び雲台1111,1117
の遠隔操作用に設けられ、それらの駆動制御用の信号を
出力する。前記ラジコンボックス551には、前記雲台
駆動回路553,555,557が接続され、該ラジコ
ンボックス551は、前記雲台507,509,513
の駆動制御用の信号を、対応する前記雲台駆動回路55
3,555,557のいずれか1つに出力する。
【0047】尚、本実施例では、前記アンテナ305,
1113とミリ波通信ユニット361,1133で第1
通信手段が構成され、前記アンテナ317,319,5
03,505とミリ波通信ユニット363,365,5
23,525で第2通信手段が構成され、前記アンテナ
303,721とミリ波通信ユニット359,743で
第3通信手段が構成されている。また、本実施例では、
前記送信器381、アンテナ1107、及び受信器11
35で第4通信手段が構成され、前記送信器377、ア
ンテナ723、及び受信器745で第5通信手段が構成
されている。さらに、本実施例では、前記監視カメラ1
119がテレビカメラに相当し、前記立体視用テレビカ
メラ713が第2テレビカメラに相当している。
【0048】以上の構成による本実施例の作業機械の遠
隔操作システムで、前記パワーショベル7やクローラダ
ンプ9の遠隔操作を行う際には、まず、前記ホストコン
ピュータ533の操作により、前記リレーボード535
に連動させて前記リレーボックス371を前記ラジコン
ボックス375側に切り換えておき、その状態で、前記
ラジコンボックス543を操作する。これにより、前記
中継車301の雲台307,309,323,325,
327,331を駆動させ、前記現場事務所501から
の遠隔操作で、前記アンテナ303,305を前記パワ
ーショベル7のアンテナ721や前記カメラ車11のア
ンテナ1113に指向させると共に、前記アンテナ31
7,319を前記現場事務所501に指向させ、前記監
視カメラ321,333を前記現場1に指向させる。
【0049】次に、前記ホストコンピュータ533の操
作により前記リレーボックス371を前記送信器377
側に切り換えて、前記ラジコンボックス545を操作す
る。これにより、前記ラジコンボックス545と前記ラ
ジコンボックス747を協働させて、前記パワーショベ
ル7の雲台719を駆動させ、前記現場事務所501か
らの遠隔操作で前記アンテナ721を前記アンテナ30
3に指向させる。続いて、前記ラジコンボックス549
の操作により、前記カメラ車11のクローラ1103及
び雲台1111,1117を駆動させ、前記現場事務所
501からの遠隔操作で、前記カメラ車11を前記パワ
ーショベル7やクローラダンプ9の近傍箇所に移動さ
せ、前記アンテナ1113を前記アンテナ305に指向
させると共に、前記監視カメラ1119をパワーショベ
ル7やクローラダンプ9に指向させる。さらに、前記ラ
ジコンボックス551の操作により、前記雲台507,
509,513を駆動させ、前記アンテナ503,50
5を前記アンテナ317,319に指向させると共に、
前記監視カメラ515を前記中継点3に指向させる。
【0050】以上の操作が済んだならば、前記パワーシ
ョベル7やクローラダンプ9の遠隔操作を行う。例え
ば、前記パワーショベル7を遠隔操作する場合には、前
記ラジコンボックス549の操作により前記監視カメラ
1119をパワーショベル7に指向させ、前記リレーボ
ックス371を前記送信器377側に切り換えた状態で
前記ラジコンボックス545を操作し、前記クローラ7
05、旋回台707、ブーム709、バケット711を
駆動させる。
【0051】このとき、前記左右一対の立体視用テレビ
カメラ713により撮影し前記立体視画像生成装置74
1で立体視用画像に生成したパワーショベル7の作業領
域の画像の信号や、前記バイノーラルマイク715で集
音した前記作業領域の音声が、前記ミリ波通信ユニット
743,359,363,523を経て、前記操縦用モ
ニタテレビ527やスピーカ529に伝送され、前記画
像が操縦用モニタテレビ527に表示され、前記音声が
スピーカ529から出力される。また、前記3つの監視
カメラ1119,321,333で撮影したパワーショ
ベル7の画像や現場1の画像のうち1つの信号が、前記
ミリ波通信ユニット365,525を経て、或は、前記
ミリ波通信ユニット1133,361をさらに経て、前
記監視用モニタテレビ531に伝送され、その画像が監
視用モニタテレビ531に表示される。そこで、前記現
場事務所501の遠隔操作要員は、前記操縦用モニタテ
レビ527や監視用モニタテレビ531の表示画面を見
ると共に、前記スピーカ529からの出力音声を聞きな
がら、前記ラジコンボックス545の操作を行う。
【0052】また、前記クローラダンプ9を遠隔操作す
る場合も同様で、前記ラジコンボックス549の操作に
より前記監視カメラ1119をクローラダンプ9に指向
させ、前記ラジコンボックス547の操作により、前記
クローラ903及び荷台907を駆動させる。そして、
前記現場事務所501の遠隔操作要員は、前記ミリ波通
信ユニット365,525を経て、或は、前記ミリ波通
信ユニット1133,361をさらに経て伝送され前記
監視用モニタテレビ531に表示された前記3つの監視
カメラ1119,321,333のうち1つの撮影画像
を見ながら、前記ラジコンボックス547の操作を行
う。
【0053】このように、本実施例によれば、現場1に
移動可能に配設されたパワーショベル7やクローラダン
プ9を、それらパワーショベル7やクローラダンプ9の
近傍に移動可能に配設したカメラ車11の監視カメラ1
119で撮影し、この監視カメラ1119で撮影したパ
ワーショベル7やクローラダンプ9の画像を遠隔操作箇
所5に伝送するに当たり、現場1と遠隔操作箇所5の双
方から見通しの利く箇所に中継点3を設置し、パワーシ
ョベル7やクローラダンプ9の画像の信号を、ミリ波通
信ユニット1133,361,365,525を用い
て、カメラ車11から中継点3を介して遠隔操作箇所5
にミリ波による無線信号で伝送するようにした。
【0054】このため、現場1のパワーショベル7やク
ローラダンプ9の周囲に岩石等の障害物があり、遠隔操
作箇所5から現場1が直接見通せない場合にも、カメラ
車11の監視カメラ1119で撮影したパワーショベル
7やクローラダンプ9の画像の信号を、カメラ車11か
ら遠隔操作箇所5に確実に伝送できる。また、監視カメ
ラ1119で撮影するパワーショベル7やクローラダン
プ9の画像は動画像であり、静止画像に比べて信号伝送
量が多くなるが、ミリ波を用いて伝送するため、微弱無
線又は特定小電力無線で伝送する場合のように信号伝送
量が不足して伝送不能となることがない。
【0055】尚、本実施例では、前記中継車301から
前記パワーショベル7、クローラダンプ9、及びカメラ
車11に対して、それらの移動用、作業用、及び搭載さ
れたカメラの指向方向変更用の各駆動制御用信号を、微
弱無線又は特定小電力無線で伝送するものとしたが、前
記各画像信号や音声信号と同様に、ミリ波による無線信
号で伝送してもよい。また、本実施例では、前記パワー
ショベル7に立体視用テレビカメラ713を搭載し、そ
の撮影画像を前記現場事務所501の操縦用モニタテレ
ビ527に表示させるものとしたが、そのための構成は
省略してもよく、同様に、前記中継点3の監視カメラ3
21,333と該監視カメラ321,333で撮影した
画像を前記監視用モニタテレビ531に表示させるため
の構成や、前記遠隔操作箇所5の監視カメラ515と該
監視カメラ321,333で撮影した画像を表示させる
ための構成は省略してもよい。
【0056】さらに、本実施例では、前記3つの監視カ
メラ1119,321,333のうち1つの撮影画像を
選択して前記監視用モニタテレビ531に表示させる構
成としたが、例えば、単一のモニタテレビの表示画面を
複数に分割し、各分割画面領域に前記各監視カメラ11
19,321,333の撮影画像を表示させるように構
成してもよく、その分割画面領域の1つに前記立体視用
テレビカメラ713の撮影画像を同時に表示させて、前
記操縦用モニタテレビ527と監視用モニタテレビ53
1のいずれか一方を省略する構成としてもよい。当然、
前記単一のモニタテレビに前記監視カメラ515の撮影
画像を同時に表示させる構成としてもよい。また、本実
施例では、パワーショベル7及びクローラダンプ9の2
台の作業機械を遠隔操作する場合の構成について説明し
たが、作業機械の台数は1台でも3台以上でもよく、同
様に、移動体に相当するカメラ車11の台数は2台以上
であってもよく、本発明方法を実施するための構成は、
本実施例で示した作業機械の遠隔操作システムの構成に
限定されず、任意である。そして、本発明方法及び装置
は、本実施例で示したようなパワーショベル7やクロー
ラダンプ9に限らず、ブルドーザ等、現場に移動可能に
配設される各種作業機械を遠隔操作するシステムに広く
適用可能であることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
場に移動可能に配設された作業機械を、該作業機械の近
傍に移動可能に配設された移動体のテレビカメラで撮影
し、前記テレビカメラで撮影した前記作業機械の画像を
該作業機械の遠隔操作を行う遠隔操作箇所に伝送するに
当たり、前記現場及び前記遠隔操作箇所の双方から見通
しの利く箇所に中継点を設置し、前記作業機械の画像
を、前記移動体から前記中継点を介して前記遠隔操作箇
所にミリ波による無線信号で伝送するようにした。
【0058】また、本発明によれば、現場に配設された
移動体に搭載され作業機械を撮影するテレビカメラと、
前記現場から離れた遠隔操作箇所に配設され前記テレビ
カメラで撮影した前記作業機械の画像を表示する表示手
段とを有する作業機械の遠隔操作システムにおいて、前
記現場及び前記遠隔操作箇所の双方から見通しの利く中
継点と前記移動体にそれぞれ設けられ、該移動体から前
記中継点に前記作業機械の画像の信号をミリ波による無
線で伝送する第1通信手段と、前記中継点と前記遠隔操
作箇所にそれぞれ設けられ、該中継点から前記遠隔操作
箇所に前記作業機械の画像の信号をミリ波による無線で
伝送する第2通信手段とを備える構成とした。
【0059】このため、現場の作業機械を該現場から遠
く離れた遠隔操作箇所から遠隔操作する際に、前記作業
機械やその作業領域を撮影した遠隔操作用の画像を前記
遠隔操作箇所に伝送するに当たり、前記現場の周囲に障
害物等があり前記遠隔操作箇所から現場が直接見通せな
い場合にも、確実に前記遠隔操作用の画像を伝送でき、
特に動画像の伝送に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明方法を適用した作業機械の遠隔操
作システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示すパワーショベルの制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】図1に示すクローラダンプの制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】図1に示すカメラ車の制御系の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】図1に示す中継車の制御系の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図1に示す遠隔操作箇所の現場事務所に設けら
れる制御系の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 現場 3 中継点 303 アンテナ(第3通信手段) 305 アンテナ(第1通信手段) 317,319 アンテナ(第2通信手段) 321,333 監視カメラ 359,743 ミリ波通信ユニット(第3通信手段) 361,1133 ミリ波通信ユニット(第1通信手
段) 363,365,523,525 ミリ波通信ユニット
(第2通信手段) 377 送信器(第5通信手段) 381 送信器(第4通信手段) 5 遠隔操作箇所 503,505 アンテナ(第2通信手段) 7 パワーショベル(作業機械) 713 立体視用テレビカメラ(第2テレビカメラ) 721 アンテナ(第3通信手段) 723 アンテナ(第5通信手段) 745 受信器(第5通信手段) 9 クローラダンプ(作業機械) 11 カメラ車(移動体) 1107 アンテナ(第4通信手段) 1113 アンテナ(第1通信手段) 1119 監視カメラ(テレビカメラ) 1135 受信器(第4通信手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場に移動可能に配設された作業機械
    を、該作業機械の近傍に移動可能に配設された移動体の
    テレビカメラで撮影し、 前記テレビカメラで撮影した前記作業機械の画像を、該
    作業機械の遠隔操作を行う遠隔操作箇所に伝送するに当
    たり、 前記現場及び前記遠隔操作箇所の双方から見通しの利く
    箇所に中継点を設置し、 前記作業機械の画像を前記移動体から前記中継点を介し
    て前記遠隔操作箇所にミリ波による無線信号で伝送する
    ようにした、 ことを特徴とする遠隔操作用画像の伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記作業機械の作業領域を該作業機械の
    テレビカメラで撮影し、このテレビカメラで撮影した前
    記作業領域の画像を、前記作業機械から前記中継点を介
    して前記遠隔操作箇所にミリ波による無線信号で伝送す
    るようにした請求項1記載の遠隔操作用画像の伝送方
    法。
  3. 【請求項3】 前記移動体の移動用或は該移動体のテレ
    ビカメラの指向方向変更用の駆動用制御信号を、前記遠
    隔操作箇所から前記中継点にミリ波による無線信号で伝
    送し、該中継点から前記移動体に微弱無線又は特定小電
    力無線で伝送するようにした請求項1又は2記載の遠隔
    操作用画像の伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記作業機械の移動用、作業用、或は該
    作業機械のテレビカメラの指向方向変更用の駆動用制御
    信号を、前記遠隔操作箇所から前記中継点にミリ波によ
    る無線信号で伝送し、該中継点から前記作業機械に微弱
    無線又は特定小電力無線で伝送するようにした請求項
    1、2又は3記載の遠隔操作用画像の伝送方法。
  5. 【請求項5】 現場に配設された移動体に搭載され作業
    機械を撮影するテレビカメラと、 前記現場から離れた遠隔操作箇所に配設され前記テレビ
    カメラで撮影した前記作業機械の画像を表示する表示手
    段と、 を有する作業機械の遠隔操作システムにおいて、 前記現場及び前記遠隔操作箇所の双方から見通しの利く
    中継点と前記移動体にそれぞれ設けられ、該移動体から
    前記中継点に前記作業機械の画像の信号をミリ波による
    無線で伝送する第1通信手段と、 前記中継点と前記遠隔操作箇所にそれぞれ設けられ、該
    中継点から前記遠隔操作箇所に前記作業機械の画像の信
    号をミリ波による無線で伝送する第2通信手段と、 を備えることを特徴とする遠隔操作用画像の伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記作業機械に搭載され該作業機械の作
    業領域を撮影する第2テレビカメラと、前記作業機械と
    前記中継点にそれぞれ設けられ該作業機械から前記中継
    点に前記作業領域の画像の信号をミリ波による無線で伝
    送する第3通信手段とをさらに備え、前記作業領域の画
    像の信号は、前記第2通信手段により前記中継点から前
    記遠隔操作箇所に伝送され、前記表示手段に前記作業領
    域の画像が表示される請求項5記載の遠隔操作用画像の
    伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記中継点の前記第2通信手段に有線接
    続され前記現場を撮影する監視カメラをさらに備え、該
    監視カメラで撮影した前記現場の画像の信号は、前記第
    2通信手段により前記中継点から前記遠隔操作箇所に伝
    送され、前記表示手段に前記現場の画像が表示される請
    求項5又は6記載の遠隔操作用画像の伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記移動体と前記中継点にそれぞれ設け
    られ該移動体と前記中継点の間で微弱無線又は特定小電
    力無線による信号伝送を行う第4通信手段をさらに備
    え、前記移動体の駆動用制御信号は、前記第2通信手段
    及び前記第4通信手段により、前記遠隔操作箇所から前
    記中継点を経て前記作業機械に伝送される請求項5、6
    又は7記載の遠隔操作用画像の伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記作業機械と前記中継点にそれぞれ設
    けられ該作業機械と前記中継点の間で微弱無線又は特定
    小電力無線による信号伝送を行う第5通信手段をさらに
    備え、前記作業機械の駆動用制御信号は、前記第2通信
    手段及び前記第5通信手段により、前記遠隔操作箇所か
    ら前記中継点を経て前記作業機械に伝送される請求項
    5、6、7又は8記載の遠隔操作用画像の伝送装置。
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