JPH08316721A - 通信用アンテナの向き調整装置 - Google Patents

通信用アンテナの向き調整装置

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JPH08316721A
JPH08316721A JP14820995A JP14820995A JPH08316721A JP H08316721 A JPH08316721 A JP H08316721A JP 14820995 A JP14820995 A JP 14820995A JP 14820995 A JP14820995 A JP 14820995A JP H08316721 A JPH08316721 A JP H08316721A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの向き合わせ調整操作を容易にする
とともに、調整時間を大幅に短縮することを目的とす
る。 【構成】 コントロールセンタ1側でモニタ13を見な
がら操作盤15を操作して雲台9を俯仰方向及び水平方
向に作動させ、カメラ11を移動中継車3のミリ波通信
ユニット41のアンテナ41aに向け、移動中継車3側
でモニタ47を見ながら操作盤49を操作して雲台43
を俯仰方向及び水平方向に作動させ、カメラ45をコン
トロールセンタ1のミリ波通信ユニット7アンテナ7a
に向け、しかる後、電界指示計19の指示レベル値を見
ながら、操作盤15を操作してアンテナ41aの向きを
俯仰方向及び水平方向に微調整し、アンテナ7aの向き
をアンテナ41aに合わせる。また、コントロールセン
タ1側の遠隔操作盤17を操作して移動中継車3側のミ
リ波通信ユニット41を遠隔操作で微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設現場から離れた場
所に設置した基地局の通信用アンテナと建設現場内を適
宜移動する中継移動局の通信用アンテナとの指向方向を
互いに一致させるのに好適な通信用アンテナの向き調整
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、造成地等の建設現場では、クロー
ラダンプやブルドーザ、パワーショベル等の作業機械
を、現場現場から離れた場所にあるコントロールセンタ
から遠隔操作して無人で移動及び作業させることが試み
られている。上述したような遠隔操作を行う場合には、
コントロールセンタから作業機械に各種動作指令信号を
伝送したり、作業機械からコントロールセンタに遠隔操
作用のモニタ画像の信号を伝送する必要がある。一般
に、コントロールセンタと作業機械の距離は、肉眼や望
遠鏡等による視認が不可能な長距離となることが多く、
また、コントロールセンタと作業機械の相互間で伝送す
る信号のデータ量は、モニタ画像を動画像とする場合に
特に大きくなる。
【0003】そこで、コントロールセンタと作業機械の
相互間で信号を伝送するに当たっては、大量データ伝送
に適したミリ波を用いることが考えられる。そして、ミ
リ波は指向性が強いため、コントロールセンタと作業機
械の相互間で信号伝送を良好に行うためには、双方のミ
リ波通信用アンテナを互いに正対させておく必要があ
る。一方、ミリ波を利用してコントロールセンタと作業
機械間でデータ通信を行う場合、ミリ波の送信出力を大
きくすると遠距離通信が可能になるが、その反面、周辺
の通信機器等に電波障害を与える問題がある。従って、
周辺の通信機器等に電波障害を与えることない状態でコ
ントロールセンタと作業機械間でデータ通信を行うに
は、コントロールセンタと作業機械間に中継移動局を設
置し、この中継移動局を利用してコントロールセンタと
作業機械間でデータ通信を行うことが望ましい。
【0004】従来、コントロールセンタのミリ波通信用
アンテナと中継移動局のミリ波通信用アンテナとを互い
に正対させる手法としては、コントロールセンタ及び中
継移動局において、自身のミリ波通信用アンテナを互い
に相手側のミリ波通信用アンテナに目視により向け、相
手のミリ波通信用アンテナから放射されてくる電波を受
信して、その電界強度をそれぞれのレベル表示計に表示
し、この各レベル表示計を見ながら、そのレベル表示が
最大になる向きにミリ波通信用アンテナを調整するよう
にいていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の通信用アンテナの向き調整方式では、互い
のミリ波通信用アンテナを目視により向き合わせる手法
を採っていたため、その向き合わせ調整に多くの時間が
かかり、その調整操作も面倒であった。また、コントロ
ールセンタのミリ波通信用アンテナは屋根等の高所に設
置されているため、向き合わせ作業が高所作業となり、
作業性が悪く、時間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、アンテナの向き合わせ調整操作を
容易にするとともに、調整時間を大幅に短縮できる通信
用アンテナの向き調整装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、コントロールセンタに設置した第1ミリ波
通信ユニットのアンテナと移動中継車に設置した第2ミ
リ波通信ユニットのアンテナとを互いに正対する向きに
調整する装置であって、前記第1ミリ波通信ユニットを
支持する雲台を俯仰方向及び水平方向に動作させる第1
駆動手段と、前記第1ミリ波通信ユニットに設置されそ
のアンテナの電波放射を向く第1向き合わせ用カメラ
と、前記コントロールセンタに設けられ前記第1向き合
わせ用カメラで撮像した前記第2ミリ波通信ユニットの
アンテナ画像を表示する第1モニタと、前記第1モニタ
に前記第2ミリ波通信ユニットのアンテナ画像が表示さ
れるように前記第1駆動手段を制御して前記第1ミリ波
通信ユニットのアンテナを前記第2ミリ波通信ユニット
のアンテナに向ける第1操作盤と、前記コントロールセ
ンタに設けられ前記第2ミリ波通信ユニットからの電波
を受信して前記アンテナ同士の正対度合を電界強度で表
示する電界指示計と、前記第2ミリ波通信ユニットを支
持する雲台を俯仰方向及び水平方向に動作させる第2駆
動手段と、前記第2ミリ波通信ユニットに設置されその
アンテナの電波放射を向く第2向き合わせ用カメラと、
前記移動中継車に設けられ前記第2向き合わせ用カメラ
で撮像した前記第1ミリ波通信ユニットのアンテナ画像
を表示する第2モニタと、前記第2モニタに前記第1ミ
リ波通信ユニットのアンテナ画像が表示されるように前
記第2駆動手段を制御して前記第2ミリ波通信ユニット
のアンテナを前記第1ミリ波通信ユニットのアンテナに
向ける第2操作盤とを備えてなるものである。
【0008】また、本発明は、前記コントロールセンタ
に、前記第2駆動手段にアンテナ向き合わせ指令を出力
する遠隔操作盤と、前記遠隔操作盤から出力される指令
信号を変調して前記第1ミリ波通信ユニットから送出す
る信号変換手段を設け、前記移動中継車に、前記第2ミ
リ波通信ユニットで受信した前記指令信号を復調する信
号変換手段と、前記信号変換手段で復調した指令信号に
基づいて前記第2駆動手段を制御して前記第2ミリ波通
信ユニットのアンテナを微調整する制御手段を設けたこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記コントロールセ
ンタ及び前記移動中継車に携帯無線機を配設し、前記電
界指示計が指示するレベル値を見ながら、前記コントロ
ールセンタ側の携帯無線機から前記移動中継車側の携帯
無線機に前記第2ミリ波通信ユニットのアンテナの向き
調整指令を指示することを特徴とする。また、本発明
は、前記第1及び第2向き合わせ用カメラはズーム機構
を備え、前記各ズーム機構は前記第1または第2操作盤
によりズーミィング制御されることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、コントロールセンタ側では
第1モニタを見ながら第1操作盤を操作して第1駆動手
段を俯仰方向及び水平方向に作動させることにより、第
1向き合わせ用カメラを第2ミリ波通信ユニットのアン
テナに向け、同様にして、移動中継車側では第2モニタ
を見ながら第2操作盤を操作して第2駆動手段を俯仰方
向及び水平方向に作動させることにより、第2向き合わ
せ用カメラを第1ミリ波通信ユニットのアンテナに向
け、しかる後、電界指示計が指示するレベル値を見なが
ら、第1操作盤を再操作してアンテナの向きを俯仰方向
及び水平方向に微調整し、該アンテナの向きを第2ミリ
波通信ユニットのアンテナに合わせる。よって、アンテ
ナの向き調整に高所作業がなくなり、その調整作業が容
易になるとともに、調整時間も大幅に短縮し得る。
【0010】また、本発明においては、コントロールセ
ンタ側の遠隔操作盤を操作して移動中継車側の第2ミリ
波通信ユニットを遠隔操作で微調整することにより、第
1及び第2ミリ波通信ユニットのアンテナ同士の向き合
わせ調整をコントロールセンタ側から行うことができ、
その向き合わせ調整の人的コストを低減できる。また、
本発明においては、携帯無線機を利用して第1及び第2
ミリ波通信ユニットのアンテナ同士の向き合わせ調整を
両側のオペレータによって行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る通信用アンテナの向き調整
装置を備えた基地局及び移動中継局の概略構成図であ
る。図1において、1は基地局を構成するコントロール
センタ、3は中継局を構成する移動中継車である。コン
トロールセンタ1は、現場事務所等の建物5に設けられ
るもので、この建物5は作業現場のエリヤから離れた安
全な場所で、かつ、移動中継車3を見通せる場所に設置
される。また、移動中継車3はコントロールセンタ1間
とのミリ波通信によるパソリンク回線が確立でき、かつ
危険な作業現場内で動作するバックフォーやブルドーザ
やパワーショベル等の無人作業機械、クローラダンプや
ホイールダンプ等の無人運搬機械、その他の作業車との
無線通信が可能な作業現場外または危険エリヤの境界線
外に配設される。
【0012】前記コントロールセンタ1を構成する建物
5の屋上には、送受信可能な50Gz帯域のミリ波通信
ユニット(別称、簡易無線機)7が雲台9を介して設置
されている。雲台9は俯仰方向に傾動可能になっている
とともに水平方向に回転可能に構成され、さらに俯仰方
向の駆動手段9a及び水平方向の駆動手段9bを備え
る。また、ミリ波通信ユニット7は、その前部にパラボ
ラアンテナ7aを備え、上部には向き合わせ用カメラ1
1が一体に設置され、この向き合わせ用カメラ11の向
きはパラボラアンテナ7aの電波放射方向と一致してい
る。
【0013】また、前記コントロールセンタ1は、アン
テナ向き合わせ用モニタ13、向き合わせ用カメラ11
のズーミング操作を兼ねたアンテナ向き合わせ用の操作
盤15、後述する移動中継車3のミリ波通信ユニット4
1の向きを遠隔操作する遠隔操作盤17、移動中継車3
のミリ波通信ユニット41から到来する電波の電界強度
を表示する電界指示計19を備える。前記向き合わせ用
カメラ11は、通信ケーブル21を介して向き合わせ用
モニタ13に接続され、向き合わせ用カメラ11により
撮像された画像がモニタ13に映し出される。また、前
記操作盤15には信号ケーブル23を介して雲台9及び
向き合わせ用カメラ11を制御する制御部25が接続さ
れ、この制御部25には雲台9の俯仰用駆動手段9a及
び水平用駆動手段9bが接続され、更に向き合わせ用カ
メラ11のズーム駆動部(不図示)が接続されている。
また、前記遠隔操作盤17には、その操作により発生す
るアンテナ向き合わせ指令信号を送信信号に変調する信
号変換部27が接続され、この信号変換部27は同軸ケ
ーブル29を介してミリ波通信ユニット7に接続されて
いる。電界指示計19は、ミリ波通信ユニット41から
到来する電波を受信して検波する電界測定用受信機31
に接続され、この受信機31は同軸ケーブル33を介し
てミリ波通信ユニット7に接続されている。
【0014】前記移動中継車3は、運転者による走行が
可能に構成されているとともに、車体301上には、屈
曲及び伸縮可能な多関節ブーム303が旋回可能に設置
され、この多関節ブーム303の先端には支持台305
が水平に設置されている。前記支持台305上には、送
受信可能な50Gz帯域のミリ波通信ユニット(別称、
簡易無線機)41が雲台43を介して設置されている。
雲台43は俯仰方向に傾動可能になっているとともに水
平方向に回転可能に構成され、さらに俯仰方向の駆動手
段43a及び水平方向の駆動手段43bを備える。ま
た、ミリ波通信ユニット41は、その前部にパラボラア
ンテナ41aを備え、上部には向き合わせ用カメラ45
が一体に設置され、この向き合わせ用カメラ45の向き
はパラボラアンテナ41aの電波放射方向と一致してい
る。
【0015】また、前記移動中継車3は、アンテナ向き
合わせ用モニタ47、向き合わせ用カメラ45のズーミ
ング操作を兼ねたアンテナ向き合わせ用の操作盤49を
備える。前記向き合わせ用カメラ45は、通信ケーブル
51を介して向き合わせ用モニタ47に接続され、向き
合わせ用カメラ45により撮像された画像がモニタ47
に映し出される。また、前記操作盤49には信号ケーブ
ル53を介して雲台43及び向き合わせ用カメラ45を
制御する制御部55が接続され、この制御部55には雲
台43の俯仰用駆動手段43a及び水平用駆動手段43
bが接続され、更に向き合わせ用カメラ45のズーム駆
動部(不図示)が接続されている。更に、移動中継車3
は、ミリ波通信ユニット41で受信したコントロールセ
ンタ1からのアンテナ向き合わせ指令信号を操作信号に
復調する信号変換部57と、復調された信号に基づいて
雲台43の俯仰用駆動手段43a及び水平用駆手段43
bを制御する制御部59を備える。なお、61は移動中
継車3上の各機器に電源を供給するジェネレータであ
り、このジェネレータ61は車体301上に設置されて
いる。
【0016】また、図1において、コントロールセンタ
1及び移動中継車3には、それぞれのオペレータが使用
する携帯無線機71、73が設置され、この各携帯無線
機71、73はコントロールセンタ1からの指示に従っ
て移動中継車3側のミリ波通信ユニット41のアンテナ
41aをコントロールセンタ1側のミリ波通信ユニット
7のアンテナ7aに操作盤49の操作で向き合わせる時
に使用される。
【0017】次に上記のように構成された本実施例の動
作について説明する。移動中継車3を所定の場所に移動
した後、多関節ブーム303を伸長して支持台305を
所定の高さに設定し、移動中継車3上の各種機器を作動
状態にし、かつコントロールセンタ1の各種機器も作動
状態にする。かかる状態において、向き合わせ用カメラ
45で撮像された映像を向き合わせ用モニタ47の画面
上で見ながら、操作盤49を操作して向き合わせ用カメ
ラおよびミリ波通信用の雲台43を俯仰方向及び水平方
向に作動させ、向き合わせ用カメラ45によりコントロ
ールセンタ1側のミリ波通信ユニット7のアンテナ7a
が写し込まれるようにする。これにより、そのアンテナ
47aをコントロールセンタ1のミリ波通信ユニット7
のアンテナ7aに向い合せ、必要に応じて、操作盤49
を操作することにより向き合わせ用カメラ45をズーミ
ィングする。
【0018】一方、コントロールセンタ1においても、
向き合わせ用モニタ13を見ながら、操作盤15を操作
して向き合わせ用カメラ11およびミリ波通信ユニット
7の雲台9を俯仰方向及び水平方向に動かし、向き合わ
せ用カメラ11により移動中継車3側のミリ波通信ユニ
ット41のアンテナ41aが写し込まれるようにする。
これにより、そのアンテナ41aを移動中継車3のミリ
波通信ユニット41のアンテナ41aに向い合せ、必要
に応じて、操作盤15を操作することにより向き合わせ
用カメラ11をズーミィングする。この操作で両アンテ
ナ7aと41aとが大まかに向き合わされる。
【0019】次に、移動中継車3のミリ波通信ユニット
41から測定用の電波を発射し、この電波をコントロー
ルセンタ1のミリ波通信ユニット7で受信することによ
り、その受信信号を電界測定用受信機31に取り込んで
検波し、電界指示計19に出力して、電界強度をレベル
表示する。ここで、コントロールセンタ1側のオペレー
タは、電界指示計19が予め定めたレベル値を指示して
いるかを視認し、予め定めたレベル値を指示していない
ときは、両アンテナ7aと41aが正確に向き合わされ
ていないと判断して、電界指示計19が指示するレベル
値を見ながら、操作盤15を再操作し、雲台9の駆動手
段43a,43bを制御してアンテナ41aの向きを俯
仰方向及び水平方向に微調整し、アンテナ7aの向きを
アンテナ41aに合わせる。
【0020】また、コントロールセンタ1側のアンテナ
7aの向きを微調整しても予め決められた電界強度のレ
ベル値が得られない場合は、遠隔操作盤17を操作して
移動中継車3側のミリ波通信ユニット41を遠隔操作に
より微調整する。即ち遠隔操作盤17が操作されると、
その向き合わせ指令信号は信号変換部27により送信信
号に変調され、ミリ波通信ユニット7から移動中継車3
に向け送信される。移動中継車3では、そのミリ波通信
ユニット41により受信し、その受信信号を信号変換部
57で復調して制御部59に出力し、この制御部59に
より雲台43の駆動手段43a,43bを制御してアン
テナ41aの向きを、電界指示計19が指示するレベル
値を見ながら、コントロールセンタ1から遠隔操作によ
り微調整して、アンテナ41aの向きをアンテナ7aに
合わせる。
【0021】このようにして、互いのアンテナの放射軸
線を一致させることにより、互いに向き合った双方のミ
リ波通信ユニット7、41によりパソリンク回線を形成
し、このパソリンク回線を通じて、コントロールセンタ
1と移動中継車3間の種々の通信が可能になる。
【0022】従って、上述のような本実施例において
は、互いのミリ波通信用アンテナ7aと41aとを向き
合わせる場合、コントロールセンタ1側ではモニタ13
を見ながら操作盤15を操作して雲台9を俯仰方向及び
水平方向に作動させることにより、向き合わせ用カメラ
11を移動中継車3のミリ波通信用アンテナ41aに向
け、同様にして、移動中継車3側ではモニタ47を見な
がら操作盤49を操作して雲台43を俯仰方向及び水平
方向に作動させることにより、向き合わせ用カメラ45
をコントロールセンタ1のミリ波通信用アンテナ7aに
向け、しかる後、電界指示計19が指示するレベル値を
見ながら、操作盤15を再操作してアンテナ41aの向
きを俯仰方向及び水平方向に微調整し、アンテナ7aの
向きをアンテナ41aに合わせる構成にしたから、アン
テナの向き調整に高所作業がなくなり、その調整作業が
容易になるとともに、調整時間も大幅に短縮することが
できる。また、本実施例においては、コントロールセン
タ1側のアンテナ7aの向きを微調整しても予め決めら
れた電界強度のレベル値が得られない場合は、遠隔操作
盤17を操作して移動中継車3側のミリ波通信ユニット
41を遠隔操作で微調整することにより、パソリンク回
線を形成するミリ波通信用アンテナ7aと41aのと向
き合わせ調整をコントロールセンタ側から行うことがで
き、その向き合わせ調整の人的コストを低減できる。
【0023】次に、携帯無線機71、73を利用してア
ンテナの向きを微調整する場合について述べる。この場
合は、コントロールセンタ1及び移動中継車3側におい
て、それぞれの操作盤13、49を操作してそれぞれの
カメラ11、45を相手側のアンテナに向けた後、コン
トロールセンタ1側では、電界指示計19が指示するレ
ベル値を見ながら、操作盤15を操作してアンテナ7a
の向きを微調整するとともに、携帯無線機71からコン
トロールセンタ1側の音声により移動中継車3側に微調
整指示を送る。、移動中継車3側では、この指示を携帯
無線機73で受信することにより、移動中継車3側のオ
ペレータは音声による指示に従って操作盤49を操作
し、アンテナ41aの向きを微調整する。この微調整の
結果は、電界指示計19に表示される。
【0024】このような本実施例においては、携帯無線
機を利用してパソリンク回線を形成するミリ波通信用ア
ンテナ7aと41aのと向き合わせ調整を両側のオペレ
ータによって行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ントロールセンタ側では第1モニタを見ながら第1操作
盤を操作して第1駆動手段を俯仰方向及び水平方向に作
動させることにより、第1向き合わせ用カメラを移動中
継車の第2ミリ波通信ユニットのアンテナに向け、同様
にして、移動中継車側では第2モニタを見ながら第2操
作盤を操作して第2駆動手段を俯仰方向及び水平方向に
作動させることにより、第2向き合わせ用カメラをコン
トロールセンタの第1ミリ波通信ユニットのアンテナに
向け、しかる後、電界指示計が指示するレベル値を見な
がら、第1操作盤を再操作してアンテナの向きを俯仰方
向及び水平方向に微調整し、該アンテナの向きを第2ミ
リ波通信ユニットのアンテナに合わせる。従って、アン
テナの向き調整に高所作業がなくなり、その調整作業が
容易になるとともに、調整時間も大幅に短縮し得る。
【0026】また、本発明によれば、コントロールセン
タ側の遠隔操作盤を操作して移動中継車側の第2ミリ波
通信ユニットを遠隔操作で微調整することにより、第1
及び第2ミリ波通信ユニットのアンテナ同士の向き合わ
せ調整をコントロールセンタ側から行うことができ、そ
の向き合わせ調整の人的コストを低減できる。また、本
発明によれば、携帯無線機を利用して第1及び第2ミリ
波通信ユニットのアンテナ同士の向き合わせ調整を両側
のオペレータによって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信用アンテナの向き調整装置を
備えた基地局及び移動中継局の概略構成図である。
【符号の説明】
1 コントロールセンタ 3 移動中継車 7 ミリ波通信ユニット 7a アンテナ 9 雲台 9a,9b 駆動手段 11 向き合わせ用カメラ 13 向き合わせ用モニタ 15 操作盤 17 遠隔操作盤 19 電界指示計 25 制御部 27 信号変換部 31 受信機 41 ミリ波通信ユニット 41a アンテナ 43 雲台 43a,43b 駆動手段 45 向き合わせ用カメラ 47 向き合わせ用モニタ 49 操作盤 55 制御部 57 信号変換部 59 制御部 71,73 携帯無線機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールセンタに設置した第1ミリ
    波通信ユニットのアンテナと移動中継車に設置した第2
    ミリ波通信ユニットのアンテナとを互いに正対する向き
    に調整する装置であって、 前記第1ミリ波通信ユニットを支持する雲台を俯仰方向
    及び水平方向に動作させる第1駆動手段と、 前記第1ミリ波通信ユニットに設置されそのアンテナの
    電波放射を向く第1向き合わせ用カメラと、 前記コントロールセンタに設けられ前記第1向き合わせ
    用カメラで撮像した前記第2ミリ波通信ユニットのアン
    テナ画像を表示する第1モニタと、 前記第1モニタに前記第2ミリ波通信ユニットのアンテ
    ナ画像が表示されるように前記第1駆動手段を制御して
    前記第1ミリ波通信ユニットのアンテナを前記第2ミリ
    波通信ユニットのアンテナに向ける第1操作盤と、 前記コントロールセンタに設けられ前記第2ミリ波通信
    ユニットからの電波を受信して前記アンテナ同士の正対
    度合を電界強度で表示する電界指示計と、 前記第2ミリ波通信ユニットを支持する雲台を俯仰方向
    及び水平方向に動作させる第2駆動手段と、 前記第2ミリ波通信ユニットに設置されそのアンテナの
    電波放射を向く第2向き合わせ用カメラと、 前記移動中継車に設けられ前記第2向き合わせ用カメラ
    で撮像した前記第1ミリ波通信ユニットのアンテナ画像
    を表示する第2モニタと、 前記第2モニタに前記第1ミリ波通信ユニットのアンテ
    ナ画像が表示されるように前記第2駆動手段を制御して
    前記第2ミリ波通信ユニットのアンテナを前記第1ミリ
    波通信ユニットのアンテナに向ける第2操作盤と、 を備えてなる通信用アンテナの向き調整装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールセンタに、前記第2駆
    動手段にアンテナ向き合わせ指令を出力する遠隔操作盤
    と、前記遠隔操作盤から出力される指令信号を変調して
    前記第1ミリ波通信ユニットから送出する信号変換手段
    を設け、前記移動中継車に、前記第2ミリ波通信ユニッ
    トで受信した前記指令信号を復調する信号変換手段と、
    前記信号変換手段で復調した指令信号に基づいて前記第
    2駆動手段を制御して前記第2ミリ波通信ユニットのア
    ンテナを微調整する制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の通信用アンテナの向き調整装置。
  3. 【請求項3】 前記コントロールセンタ及び前記移動中
    継車に携帯無線機を配設し、前記電界指示計が指示する
    レベル値を見ながら、前記コントロールセンタ側の携帯
    無線機から前記移動中継車側の携帯無線機に前記第2ミ
    リ波通信ユニットのアンテナの向き調整指令を指示する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の通信用アンテ
    ナの向き調整装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2向き合わせ用カメラは
    ズーム機構を備え、前記各ズーム機構は前記第1または
    第2操作盤によりズーミィング制御されることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の通信用アンテナの向き
    調整装置。
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