JPH11303145A - 遠隔無線操縦システム並びに無線移動式作業機械及び遠隔操縦装置 - Google Patents

遠隔無線操縦システム並びに無線移動式作業機械及び遠隔操縦装置

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JPH11303145A
JPH11303145A JP11217798A JP11217798A JPH11303145A JP H11303145 A JPH11303145 A JP H11303145A JP 11217798 A JP11217798 A JP 11217798A JP 11217798 A JP11217798 A JP 11217798A JP H11303145 A JPH11303145 A JP H11303145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔無線操縦システム,無線移動式作業機械
及び遠隔操縦装置に関し、方位誤差検出を確実に行なっ
て自動追尾制御の信頼性を向上させる。 【解決手段】 作業機械に姿勢調整可能な第1調整台7
付き第1姿勢調整機構8が設けられ、第1調整台7に第
1無線装置4と共にレーザ投光器及びレーザ受光器9の
うちの一方が搭載されるとともに、遠隔操縦装置2に姿
勢調整可能な第2調整台35付き第2姿勢調整機構36
が設けられ、第2調整台35に第2無線装置31と共に
レーザ投光器及びレーザ受光器37のうちの他方が搭載
されて、自動追尾制御手段10,34が、無線装置4,
31のアンテナ方位とレーザ受光器9B,37Bで受光
されたレーザ光の方位との方位誤差に基づいて、第1無
線装置4及び第2無線装置31が対向するように第1姿
勢調整機構8,第2姿勢調整機構36を制御して自動追
尾制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルやブ
ルドーザ,ダンプトラック等の移動式作業機械を無線に
より遠隔操縦する遠隔無線操縦システムに関するととも
に、この遠隔無線操縦システムに用いて好適な遠隔操縦
装置及び無線移動式作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、油圧ショベルやブルドーザ,ダン
プトラック等の建設機械を無線により遠隔操縦する技術
に関する研究・開発が盛んに行なわれるようになってき
ている。特に、災害復旧現場やダム工事現場,採石場,
製鉄所の作業現場においては、無人の建設機械を無線を
用いて遠隔地から操作して各種作業を安全且つ効率良く
行なえるようにすることが望まれている。
【0003】このため、建設機械を無線により遠隔操縦
する技術、即ち遠隔無線操縦システムが考えられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
遠隔無線操縦システムでは、建設機械と遠隔操縦装置と
の双方に無線装置を設けることが必要になるが、この無
線装置としては、50GHz帯という強い電波指向性を
有する電波により超遠距離(1km以上)の双方向通信
を行なえる50GHz簡易無線機を採用することが考え
られている。
【0005】そして、この50GHz簡易無線機によっ
て、遠隔操縦装置から送られてくる建設機械に対する操
縦信号を受信する一方、建設機械のテレビカメラで撮影
した映像(画像情報)やマイクで集音した建設機械の運
転音,作業音などの音声情報,自己の運転状態をあらわ
す車両モニタ情報(例えば、エンジン回転数,油圧ポン
プの吐出量,作動油温,冷却水温)等を遠隔操縦装置へ
送信するのである。
【0006】また、これらの50GHz簡易無線機は、
安定した通信を行なえるように、アンテナを方位系にお
いて360度回転自在に、且つ仰角系において基準水平
面を0度として約−20度〜約+70度の幅で回動自在
に取り付け、さらに自動追尾装置も取り付けて、常に、
建設機械に搭載された50GHz簡易無線機のアンテナ
の電波放射面と、遠隔操縦装置に搭載された50GHz
簡易無線機のアンテナの電波放射面とが対向するよう自
動調整することが考えられている。
【0007】しかしながら、単に、自動追尾装置によっ
て建設機械に搭載された50GHz簡易無線機のアンテ
ナの電波放射面と、遠隔操縦装置に搭載された50GH
z簡易無線機のアンテナの電波放射面とを対向させるの
みで、50GHz簡易無線機で受信される受信信号を用
いてアンテナの方位誤差検出を行なうため、アンテナの
方位誤差検出を正確に行なうことが難しく、自動追尾制
御の信頼性を高めることができないという課題がある。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、アンテナの方位誤差検出を確実に行なえるよ
うにして自動追尾制御の信頼性を向上させるようにし
た、遠隔無線操縦システム並びに無線移動式作業機械及
び遠隔操縦装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の遠隔無線操縦システムは、アンテナ付き第1
無線装置を用いて、無線操縦により作業現場にて移動可
能に作業しうる無線移動式作業機械と、アンテナ付き第
2無線装置を用いて、該無線移動式作業機械を無線操縦
により操作する遠隔操縦装置とをそなえ、該無線移動式
作業機械に、該第1無線装置を搭載して該第1無線装置
の姿勢調整が可能な第1調整台付き第1姿勢調整機構が
設けられるとともに、該遠隔操縦装置に、該第2無線装
置を搭載して該第2無線装置の姿勢調整が可能な第2調
整台付き第2姿勢調整機構が設けられ、且つ、該第1姿
勢調整機構の該第1調整台に、該第1無線装置と共にレ
ーザ投光器及びレーザ受光器のうちの一方が搭載される
ととともに、該第2姿勢調整機構の該第2調整台に、該
第2無線装置と共にレーザ投光器及びレーザ受光器のう
ちの他方が搭載されて、無線装置のアンテナ方位と該レ
ーザ受光器で受光された該レーザ投光器からのレーザ光
の方位との方位誤差に基づいて、上記の第1無線装置及
び第2無線装置が対向するように、上記の第1姿勢調整
機構,第2姿勢調整機構を制御して、該無線移動式作業
機械の自動追尾制御を実行する自動追尾制御手段が設け
られていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明の無線移動式作業機
械は、アンテナ付き無線装置を用いて、遠隔操縦装置か
らの無線操縦により作業現場にて移動可能に作業しうる
無線移動式作業機械において、該無線装置を搭載して該
無線装置の姿勢調整が可能な調整台付き姿勢調整機構を
そなえ、該姿勢調整機構の該調整台に、該無線装置と共
に、自動追尾制御としてレーザ投光器及びレーザ受光器
のうちのいずれかが搭載されていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項3記載の本発明の遠隔操縦装置は、
アンテナ付き無線装置を用いて、無線移動式作業機械を
無線操縦により操作する遠隔操縦装置において、該無線
装置を搭載して該無線装置の姿勢調整が可能な調整台付
き姿勢調整機構をそなえ、該姿勢調整機構の該調整台
に、該無線装置と共に、自動追尾制御としてレーザ投光
器及びレーザ受光器のうちのいずれかが搭載されている
ことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の本発明の姿勢調整機構付き
の無線装置は、遠隔無線操縦システムに使用される無線
装置において、該無線装置と共に、自動追尾制御として
レーザ投光器及びレーザ受光器のうちのいずれかを搭載
した、姿勢調整が可能な調整台を有する、姿勢調整機構
が設けられていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の実施の
形態について説明する。本発明の一実施形態にかかる遠
隔無線操縦システム(以下、単に「システム」というこ
とがある)は、図1に示すように、無線操縦により作業
現場にて移動可能に作業しうる油圧ショベルやブルドー
ザ,ホイールローダなどの各種の無人建設機械(移動
局)1と、現場事務所等に固定設置されてこれらの建設
機械を無線により遠隔操縦するための遠隔操縦装置(固
定局)2とをそなえて構成されている。
【0014】移動局としての建設機械(無線移動式作業
機械)1には、図1に示すように、自動追尾装置3,ア
ンテナ4A付き50GHz簡易無線機(無線装置,アン
テナ付き無線装置,アンテナ付き第1無線装置ともい
う)4,バックアップ用無線機5,GPS(Global Posi
tioning System) アンテナ6が搭載されている。なお、
図1中、二点鎖線はビームスキャンの様子を示してい
る。
【0015】なお、ここでは図示しないが、建設機械1
には、雲台付きテレビカメラ,固定式テレビカメラ,マ
イク及び雲台付きライト等も取り付けられており、テレ
ビカメラによって撮影された建設機械1の作業状態の映
像(画像情報)が50GHz簡易無線機4から遠隔操縦
装置2へ送信されるようになっている。また、マイクで
集音された音声情報も50GHz簡易無線機4から遠隔
操縦装置2へ送信されるようになっている。
【0016】このうち、50GHz簡易無線機4は、遠
隔操縦装置2との間で50GHz帯という強い電波指向
性を有する電波により超遠距離(1km以上)の双方向
通信を行なうためのもので、ここでは、遠隔操縦装置2
から送られてくる建設機械1に対する操縦信号(建設機
械制御信号)を受信する一方、テレビカメラで撮影した
映像(画像情報)やマイクで集音した建設機械1の運転
音,作業音などの音声情報,自己(建設機械1)の運転
状態を表す車両モニタ情報(例えば、エンジン回転数,
油圧ポンプの吐出量,作動油温,冷却水温)等を遠隔操
縦装置2へ送信するようになっている。
【0017】なお、このように50GHz帯の電波を使
用するのは、現在、1km程度の遠隔無線操縦に使用で
きる電波の周波数が電波法により50GHz帯と後述す
る2.4GHz帯に限定されており、2.4GHz帯の
電波では映像(画像情報)の伝送が不可能であるためで
ある。このように、本実施形態では50GHz簡易無線
機4を使用し、50GHz帯という非常に指向性の強い
電波を使用するようにしているが、この場合であって
も、常に安定した通信を行なえるように、この50GH
z簡易無線機4には自動追尾装置3が取り付けられてお
り、この自動追尾装置3によって、常に、その電波放射
面が遠隔操縦装置2に搭載された50GHz簡易無線機
4の電波放射面と対向するよう自動調整できるようにし
ている。
【0018】なお、50GHz簡易無線機4は、図示し
ない制御レバー/スイッチ群の固定局用50GHz簡易
無線機制御レバーを操作することにより、その電波放射
面の向きを手動により調整することも可能である。自動
追尾装置3は、調整台(第1調整台)7に50GHz簡
易無線機4を搭載して、50GHz簡易無線機4の姿勢
調整を行なう調整台7付き姿勢調整機構(第1調整台付
き第1姿勢調整機構)8と、姿勢調整機構8の調整台7
に50GHz簡易無線機4と共に搭載されるレーザ投光
器/受光器9と、自動追尾制御手段(方位誤差検出追尾
制御手段)としての計算機10を備えて構成される。
【0019】調整台7付き姿勢調整機構8は、50GH
z簡易無線機4及びレーザ投光器/受光器9を水平方
向,垂直方向に回動させ、50GHz簡易無線機4及び
レーザ投光器/受光器9の方位系/仰角系の角度調整を
行なうものである。この調整台7付き姿勢調整機構8
は、調整台7と、調整台7の両端部に形成された壁部7
A,7B間に回転自在に介装され、50GHz簡易無線
機4及びレーザ投光器/受光器9を取り付けられた棒状
部材7Cと、調整台7を垂直方向に回動させるべく棒状
部材7Cの端部に取り付けられたモータ19Aと、調整
台7の下部に取り付けられた軸20と、調整台7が水平
方向に回動するように軸20を回転させるモータ21A
とを備えて構成される。なお、モータ19A,21Aに
は、それぞれエンコーダ19B,21Bが取り付けられ
ている。
【0020】レーザ投光器/受光器9は、自動追尾制御
に用いるもので、ここでは、レーザ投光器9A及びレー
ザ受光器9Bを備えて構成される。そして、レーザ投光
器9Aからレーザ光を投光し、レーザ受光器9Bで後述
する遠隔操縦装置2のレーザ投光器9Aからのレーザ光
を受光するようになっている。自動追尾制御手段として
の計算機10は、第1姿勢調整機構8を制御して自動追
尾制御を実行するように構成されている。つまり、計算
機10では、50GHz簡易無線機4のアンテナ4Aと
後述する遠隔操縦装置2の50GHz簡易無線機31の
アンテナ31Aとが対向するように自動追尾制御を行な
うようになっている。なお、計算器10の詳しい機能に
ついては後述する。
【0021】この自動追尾制御は、本実施形態では、レ
ーザ投光器/受光器9を用いて検出した方位誤差に基づ
いて行なうようになっている。つまり、本実施形態で
は、50GHz簡易無線機4のアンテナ方位とレーザ受
光器9Bで受光された後述する遠隔操縦装置2のレーザ
投光器37Aからのレーザ光の方位との方位誤差に基づ
いて自動追尾制御を行なうようになっている。
【0022】このように、本実施形態では、方位誤差検
出をレーザ投光器及びレーザ受光器を用いて行なうよう
にしているが、この方位誤差検出の原理について、図3
(B)を参照しながら説明する。本実施形態では、図3
(B)に示すように、レーザ受光器9Bが4分割された
受光素子を備えるものとして構成され、これらの受光素
子からの各出力の差分(誤差信号)から受光軸に対する
横/縦方向のずれを求め、これにより方位誤差検出を行
なうようになっている。
【0023】なお、図1中、符号24は慣性センサ(レ
ート・ジャイロ)であり、この慣性センサ24から計算
機10へ建設機械1の姿勢角データが送られるようにな
っている。この慣性センサ24は、建設機械1の向き
(方位角)や建設機械1の傾斜角を検出するためのもの
である。バックアップ用無線機5は、図1に示すよう
に、429MHz受信アンテナ5Aを備えて構成され、
通常時には、遠隔操縦装置2からのアンテナ制御信号を
受信する一方、50GHz簡易無線機4による通信が途
絶えた時などの非常時には、429MHz帯の特定小電
力無線電波(通信可能距離が半径約100mの無線電
波)により遠隔操縦装置2から送られてくる建設機械制
御信号の受信を可能にするためのものである。
【0024】つまり、この429MHz受信アンテナ5
Aは、遠隔操縦装置2との間の50GHz帯のメインの
通信が不可能になった場合の非常時用受信アンテナとし
て機能するもので、上記50GHz帯の通信が途絶えて
も、遠隔操縦装置2との距離が100m程度以内であれ
ば、建設機械1が上記の建設機械制御信号を受信するこ
とを可能にして、遠隔操縦装置2側から建設機械1を安
全な場所へ退避させたりするといった最低限必要な運転
制御を行なうことが可能になっている。
【0025】なお、上記の429MHz受信アンテナ5
Aは、ダイバーシティ構成となっており、受信感度(レ
ベル)の良い方のアンテナの受信信号が採用され、採用
された受信信号に基づいて50GHz簡易無線機4の制
御や非常時の建設機械1の運転制御などがそれぞれ正確
に行なわれるようになっている。GPSアンテナ6は、
人工衛星(図示略)からの信号(以下、衛星信号という
ことがある)を受信し、自己(建設機械1)の現在位置
を遠隔操縦装置2へ送信するためのもので、遠隔操縦装
置2側ではこの建設機械1から送信される現在位置情報
を基に建設機械1の動き(現在位置)をリアルタイムに
管理することができるようになっている。なお、このG
PSアンテナ6で受信された信号は、GPS送受信機6
Aを介して、GPSデータとして計算機10に送られる
ようになっている。
【0026】一方、固定局としての遠隔操縦装置2は、
建設機械1を無線操縦により操作するもので、図1に示
すように、自動追尾装置30,50GHz簡易無線機3
1,アンテナ32A付きバックアップ用無線機32,G
PSアンテナ33及び自動追尾制御手段(方位誤差検出
追尾制御手段)としての計算機34を備えて構成され
る。なお、この遠隔操縦装置2は固定式のものでも良い
し、ゆっくりと移動する移動式のものであっても良い。
なお、図1中、二点鎖線はビームスキャンの様子を示し
ている。
【0027】ここで、アンテナ31A付き50GHz簡
易無線機(無線装置,アンテナ付き無線装置,アンテナ
付き第2無線装置)31は、建設機械1との間で50G
Hz帯の強指向性の電波により双方向通信を行なうため
のもので、運転操作レバー群,制御レバー/スイッチ群
が操作されたときの操作情報を建設機械制御信号,アン
テナ制御信号,カメラ/ライト制御信号等として建設機
械1へ向けて送信する一方、建設機械1から送信されて
くる映像や音声,車両モニタ情報等を受信するようにな
っている。なお、50GHz簡易無線機31は、建設機
械1の50GHz簡易無線機4の構成と同様である(図
2参照)。
【0028】この50GHz簡易無線機31も、自動追
尾装置30により、方位系/仰角系回動自在に遠隔操縦
装置2に取り付けられており、常に、その受信レベルが
最大となるように(通信相手である建設機械1の50G
Hz簡易無線機31と対向するように)電波放射面の向
きが自動的に調整されるようになっている。自動追尾装
置30は、調整台(第2調整台)35に50GHz簡易
無線機31を搭載して、50GHz簡易無線機31の姿
勢調整を行なう調整台35付き姿勢調整機構(第2調整
台付き第2姿勢調整機構)36と、姿勢調整機構36の
調整台35に搭載されるレーザ投光器/受光器37と、
自動追尾制御手段(方位誤差検出追尾制御手段)として
の計算機34を備えて構成される。
【0029】調整台35付き姿勢調整機構36は、50
GHz簡易無線機31及びレーザ投光器/受光器37を
水平方向,垂直方向に回動させ、50GHz簡易無線機
31及びレーザ投光器/受光器37の方位系/仰角系の
角度調整を行なうものである。この調整台35付き姿勢
調整機構36は、調整台35と、調整台35の両端部に
形成された壁部35A,35B間に回転自在に介装さ
れ、50GHz簡易無線機31及びレーザ投光器/受光
器37を取り付けられた棒状部材35Cと、調整台35
を垂直方向に回動させるべく棒状部材35Cの端部に取
り付けられたモータ38Aと、調整台35の下部に取り
付けられた軸39と、調整台35が水平方向に回動する
ように軸39を回転させるモータ40Aとを備えて構成
される。なお、モータ38A,40Aには、それぞれエ
ンコーダ38B,40Bが取り付けられている。
【0030】レーザ投光器/受光器37は、自動追尾制
御に用いるもので、ここでは、レーザ投光器37A及び
レーザ受光器37Bを備えて構成される。そして、レー
ザ投光器37Aからレーザ光を投光し、レーザ受光器3
7Bで建設機械1のレーザ投光器9Aからのレーザ光を
受光するようになっている。自動追尾制御手段としての
計算機34は、第2姿勢調整機構36を制御して自動追
尾制御を実行するように構成されている。つまり、計算
機34では、50GHz簡易無線機31のアンテナ31
Aと後述する建設機械1の50GHz簡易無線機4のア
ンテナ4Aとが対向するように自動追尾制御を行なうよ
うになっている。なお、計算器34の機能については後
述する。
【0031】この自動追尾制御は、本実施形態では、レ
ーザ投光器/受光器37を用いて検出した方位誤差に基
づいて行なうようになっている。つまり、本実施形態で
は、図3(A)に示すように、50GHz簡易無線機3
1のアンテナ方位とレーザ受光器37Bで受光された建
設機械1のレーザ投光器9Aからのレーザ光の方位との
方位誤差に基づいて自動追尾制御を行なうようになって
いる。
【0032】このように、本実施形態では、方位誤差検
出をレーザ投光器及びレーザ受光器を用いて行なうよう
にしているが、この方位誤差検出の原理について、図3
(B)を参照しながら説明する。本実施形態では、図3
(B)に示すように、レーザ受光器9B(37B)が4
分割された受光素子A1,A2,A3,A4 を備えるものとし
て構成され、これらの受光素子A1,A2,A3,A4 からの
各出力の差分(誤差信号)から受光軸に対する横/縦方
向のずれを求め、これにより方位誤差検出を行なうよう
になっている。
【0033】バックアップ用無線機32は、50GHz
簡易無線機31による建設機械1との双方向通信が途絶
えた時等の非常時に、代わりに建設機械1との間の双方
向通信(建機制御信号の送信および車両モニタ情報の受
信)を行なうためのものである。このバックアップ用無
線機32は、建設機械1に搭載された50GHz簡易無
線機5の向きを制御するためのアンテナ制御信号を送信
するためにも使用される。なお、このバックアップ用無
線機32は、上述した建設機械1のバックアップ用無線
機5と同様に構成される。
【0034】GPSアンテナ33は、人工衛星(図示
略)からの信号(以下、衛星信号ということがある)を
受信し、本遠隔操縦装置2の現在位置を検出するために
使用するものである。なお、このGPSアンテナ33で
受信された信号は、GPS送受信機33Aを介して、G
PSデータとして計算機34へ送られるようになってい
る。
【0035】次に、本実施形態にかかるアンテナ自動追
尾制御について説明すると、図4は本アンテナ自動追尾
制御にかかる機能ブロック図である。まず、本実施形態
にかかる建設機械1側でのアンテナ自動追尾制御につい
て説明する。建設機械1では、自動追尾装置9の調整台
7を水平方向,垂直方向へ回動させて遠隔操縦装置2か
ら送られてくるアンテナビームを回転させて50GHz
簡易無線機4のアンテナ4Aに取り込むとともに、レー
ザ投光器/受光器9を用いて方位誤差検出を行ない、こ
れに基づいて基準方位を設定し、これに基づいて自動追
尾装置9によるアンテナ自動追尾制御を行なうようにな
っている。なお、50GHz簡易無線機4による通信が
途絶えた場合、50GHz簡易無線機4に代わってバッ
クアップ用無線機5で受信され計算機10に送られる信
号を利用して自動追尾制御が行なわれる。
【0036】つまり、建設機械1側では、起動時のアン
テナビームのサーチは、まず自動追尾装置9の調整台7
を水平方向,垂直方向へ回動させてアンテナビームを回
転させ、アンテナビームを50GHz簡易無線機4のア
ンテナ4Aに取り込むとともに、レーザ投光器/受光器
9を用いて方位誤差検出を行ない、これに基づいて基準
方位を設定するようになっている(初期捕捉機能)。
【0037】このような初期捕捉後(ロックオン後)、
建設機械1の移動や建設機械1の姿勢変化に対して慣性
センサ24からの角速度データ及び後述する遠隔操縦装
置2から送信される移動角度データを用いてアンテナ自
動追尾を行なうようになっている。つまり、初期捕捉後
は、慣性センサ24を用いたジンバル姿勢制御によって
アンテナ自動追尾が行なわれる。なお、このアンテナ自
動追尾制御は、軸を動かすことでアンテナを揺らせるよ
うにして制御するため動揺制御という。
【0038】また、例えば建設機械1と遠隔操縦装置2
との間に遮蔽物が入って電波が遮断され、追尾から外れ
た場合には、自動追尾装置9の調整台7を水平方向,垂
直方向へ回動させてアンテナビームを回転させ、アンテ
ナビームを50GHz簡易無線機4のアンテナ4Aに取
り込むとともに、レーザ投光器/受光器9を用いて方位
誤差検出を行ない、この方位誤差に基づいて自動追尾制
御に復帰するようになっている(初期捕捉機能)。
【0039】また、例えば慣性センサ24からの姿勢角
データがドリフトしてAGC信号の信号レベルが低下し
た場合には、自動追尾装置9の調整台7を水平方向,垂
直方向へ回動させてアンテナビームを回転させ、アンテ
ナビームを50GHz簡易無線機4のアンテナ4Aに取
り込むとともに、レーザ投光器/受光器9を用いて方位
誤差検出を行なった後、基準方位を設定し直すのであ
る。
【0040】これにより、建設機械1は、遠隔操縦装置
2との相対位置が変化しても、50GHz簡易無線機4
の電波放射面と遠隔操縦装置2に搭載された50GHz
簡易無線機31の電波放射面とが自動追尾装置9の調整
台7を回動させて常に対向するようにしており、遠隔操
縦装置2との間で常に安定した通信を行なうことが可能
になっている。
【0041】また、本実施形態にかかる自動追尾制御で
は、さらにトランスロケーション方式DGPS位置測定
装置を組み込み、通信相手局方位情報(ここでは建設機
械の方位情報、即ちDGPS測定位置データ)をアンテ
ナビームのサーチに併用するようにしても良い。このよ
うに、アンテナビームのサーチに50GHz簡易無線機
4からのAGC信号とDGPS位置測定装置からのDG
PS測定位置データとを併用することによって、サーチ
動作を迅速に行なえるようになる。
【0042】また、アンテナ自動追尾中でも、建設機械
1と遠隔操縦装置2とが遠距離となり、50GHz簡易
無線機4のAGC信号の信号レベルが低くなったとき
は、自動追尾制御の補助として、同様に、DGPS測定
位置データを併用するようにしても良い。この場合、建
設機械1と遠隔操縦装置2とが近距離で、かつ建設機械
1の移動速度が高い状態では50GHz簡易無線機4で
受信される電波によって自動追尾を行ない、建設機械1
と遠隔操縦装置2とが遠距離で受信電力が小さく、建設
機械1の移動速度も低い状態ではDGPS測定位置デー
タによって自動追尾を行なうことが考えられる。
【0043】このような自動追尾制御を行なうために、
建設機械1の計算機10には、図2に示すように、50
GHz簡易無線機4から、中継コネクタ40,コネクシ
ョンボックス41を介してAGC信号が入力されるよう
になっている。なお、50GHz簡易無線機4からは、
中継コネクタ40,コネクションボックス41を介して
音声(制御)信号も送信されるようになっている。ま
た、50GHz簡易無線機4では非接触伝送ユニット4
7を介して映像入出力も行なわれるようになっている。
なお、非接触伝送ユニット47と後述するスリップリン
グ48とは、信号伝送カップラ60として構成される。
【0044】また、計算機10には、スリップリング4
2を介して複数の慣性センサ24(レート・ジャイロ)
からの信号も入力されるようになっている。そして、計
算機10は、これらの慣性センサ24で検出された方位
角,傾斜角と50GHz簡易無線機4での信号(電波)
受信レベルとに基づいて50GHz簡易無線機4での信
号受信レベルが最大となるアンテナ4Aの向き(方位
角,仰角)を演算により求めるようになっている。
【0045】なお、この計算機10での演算結果は、適
宜、車両モニタ情報(モニタ信号)として遠隔操縦装置
2へ送信され、遠隔操縦装置2のディスプレイに、50
GHz簡易無線機4の現在の向き(方位角/仰角)をリ
アルタイムに表示させるようにしている。また、計算機
10には、調整台7を水平方向に回動させるべく、姿勢
調整機構8の軸20を回転させるモータ21Aに取り付
けられたエンコーダ21BからAZ角度信号が入力され
るようになっている。また、計算機10には、調整台7
を垂直方向に回動させるべく、姿勢調整機構8の棒状部
材7Cの端部に取り付けられたモータ19Aに取り付け
られたエンコーダ19BからEL角度信号が入力される
ようになっている。
【0046】一方、計算機10は、AZ角指令をモータ
ドライバ43を介してモータ21Aに送り、モータ21
Aを駆動させて姿勢調整機構8の軸20を回動させるよ
うにしている。また、計算機10は、EL角指令をスリ
ップリング48,モータドライバ44を介してモータ1
9Aに送り、モータ19Aを駆動させて姿勢調整機構8
の棒状部材7Cを回動させるようにしている。
【0047】なお、中継コネクタ40,モータドライバ
44は、パワー・スリップリング45を介してAC10
0Vの電源に接続されている。また、モータ19A及び
エンコーダ19Bは、安定化電源46,パワー・スリッ
プリング45を介してAC100Vの電源に接続されて
いる。ここで、モータドライバ43は、この計算機10
で得られた方位角に応じて方位系のモータ21Aを駆動
させることによって、50GHz簡易無線機4を上記の
方位角分だけ回動させるものであり、モータドライバ4
4は、同様に計算機10で得られた仰角に応じて仰角系
のモータ19Aを駆動させることによって、50GHz
簡易無線機4を上記の仰角分だけ回動させるものであ
る。
【0048】つまり、この自動追尾装置8は、50GH
z簡易無線機4での信号受信レベルが常に最大となるよ
うに遠隔操縦装置2側の50GHz簡易無線機31から
送信される50GHz帯の無線電波をサーチして(自動
追尾信号に応答して)、遠隔操縦装置2に搭載された5
0GHz簡易無線機31の電波放射面を自動的に追尾す
る応答部として機能するもので、これにより、遠隔操縦
装置2との相対位置が変化しても遠隔操縦装置2との通
信を常に安定して行なえるようになっているのである。
【0049】また、計算機10は、方位角/仰角誤差
(AZ/EL方位誤差)検出を行なうためにレーザ投光
器/受光器9との間でスリップリング48を介して信号
のやりとりが行なわれるようになっている。なお、バッ
クアップ無線機5にて遠隔操縦装置2からのアンテナ制
御信号が受信された場合、自動追尾装置8は、計算機1
0により、そのアンテナ制御信号に応じて各ドライバ4
3,44が駆動される。つまり、遠隔操縦装置2側から
手動により50GHz簡易無線機4の向きを調整するこ
とも可能である。このため、計算機10には、手動設定
信号も入力されるようになっている。
【0050】また、上述のようにDGPS測定位置デー
タを併用する場合、計算機10には、GPSレシーバデ
ータが入力され、またDGPS測定位置データ等の情報
が出力される。なお、AC100Vの電源及びDC/A
C変換器49を介してDC24Vの電源に接続された安
定化電源46から各ユニットへ電力が供給されるように
なっている。
【0051】次に、本実施形態にかかる遠隔操縦装置2
側のアンテナ自動追尾制御について説明する。まず、遠
隔操縦装置2では、自動追尾装置37の調整台35を水
平方向,垂直方向へ回動させて建設機械1から送られて
くるアンテナビームを回転させて50GHz簡易無線機
31のアンテナ31Aに取り込むとともに、レーザ投光
器/受光器37を用いて方位誤差検出を行ない、これに
基づいて基準方位を設定し、これに基づいて自動追尾装
置37によるアンテナ自動追尾制御を行なうようになっ
ている。なお、50GHz簡易無線機31による通信が
途絶えた場合、50GHz簡易無線機31に代わってバ
ックアップ用無線機32で受信され計算機34に送られ
る信号を利用して自動追尾制御が行なわれる。
【0052】なお、このようなアンテナ自動追尾制御を
行なうための計算機34の構成は、上述の建設機械1の
計算機10の構成と同様である。次に、本実施形態にか
かる遠隔操縦システムによるアンテナ追尾制御につい
て、図4のフローチャートを参照しながら説明する。ま
ず、ステップS10で、手動モードか自動モードかを判
定し、この判定の結果、自動モードであると判定された
場合は、ステップS20に進み、本システムが起動時で
あるか否かを判定する。
【0053】この判定の結果、システム起動時であると
判定された場合は、ステップS30に進み、初期捕捉機
能によって初期捕捉制御を行なう。一方、システム起動
時でないと判定された場合は、ステップS40に進み、
アンテナ自動追尾機能によってジンバル姿勢制御による
アンテナ自動追尾制御を行なう。
【0054】その後、ステップS50に進み、追尾から
外れたか否かを判定し、この判定の結果、追尾から外れ
ていたら、ステップS60に進み、初期捕捉機能によっ
て初期捕捉制御を行なう。一方、追尾から外れていない
場合は、ステップS40に戻り、アンテナ自動追尾機能
によるアンテナ自動追尾制御を続行する。以下、同様の
処理が繰り返される。
【0055】ところで、ステップS10で、手動モード
であると判定された場合は、ステップS70に進み、手
動操作での追尾が行なわれる。このように、本発明の一
実施形態にかかる遠隔無線操縦システムによれば、建設
機械1に設けられる調整台7付き姿勢調整機構8に50
GHz簡易無線機4及びレーザ投光器/受光器9が搭載
され、50GHz簡易無線機4及びレーザ投光器/受光
器9の姿勢調整が可能になっている一方、遠隔操縦装置
2に設けられる調整台35付き姿勢調整機構36に50
GHz簡易無線機31及びレーザ投光器/受光器37が
搭載され、50GHz簡易無線機31及びレーザ投光器
/受光器37の姿勢調整が可能になっており、自動追尾
制御手段としての計算機10,34が、50GHz簡易
無線機4,31のアンテナ方位とレーザ受光器9B,3
7Bで受光されたレーザ投光器37A,9Aからのレー
ザ光の方位との方位誤差に基づいて、建設機械1の50
GHz簡易無線機4及び遠隔操縦装置2の50GHz簡
易無線機31が対向するように、姿勢調整機構8,姿勢
調整機構36を制御して自動追尾制御を実行するように
なっているため、自動追尾制御における方位誤差検出を
確実に行なえるようになり、これにより、自動追尾制御
の信頼性を向上させることができるという利点がある。
【0056】なお、建設機械1や遠隔操縦装置2に設け
られる調整台付き姿勢調整機構は、これに限られるもの
ではなく、例えば図5の変形例に示すように構成しても
良い。つまり、図5に示すように、調整台付き姿勢調整
機構50を、50GHz簡易無線機51及びレーザ投光
器/受光器52を搭載した調整台53と、モータ,ドラ
イバ,電源,駆動回路,カバー等を備えて構成され、調
整台53を垂直方向に回動させる垂直方向姿勢調整機構
54と、アジマス軸用駆動回路,カップラ,軸受アッシ
ー等を備えて構成され、調整台53を水平方向に回動さ
せる水平方向姿勢調整機構55とを備えるものとして構
成し、計算機,電源等56に接続するようにしても良
い。
【0057】また、上述の本実施形態では、作業機械及
び遠隔操縦装置のいずれの姿勢調整機構付きの無線装置
にもレーザ投光器及びレーザ受光器の双方を搭載してい
るが、これに限られるものではなく、作業機械及び遠隔
操縦装置の姿勢調整機構付きの無線装置のいずれか一方
にレーザ投光器及びレーザ受光器のうちの一方を搭載
し、他方にレーザ投光器及びレーザ受光器のうちの他方
を搭載するようにしても良い。
【0058】さらに、上述の本実施形態にかかる遠隔無
線操縦システムによるアンテナ自動追尾制御は、一例に
すぎず、上述のような制御に限られるものではない。ま
た、本実施形態にかかる電波反射機構付きの無線装置
は、無線移動式作業機械の自動追尾制御を実行する遠隔
無線操縦システムの作業機械及び遠隔操縦装置に設けて
いるが、これに限られるものではなく、広く遠隔無線操
縦を行ないうる遠隔無線操縦システムに適用しうるもの
である。また、本実施形態にかかる各無線機の周波数
は、上述のものに限定されるものではない。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4記載
の本発明の遠隔無線操縦システム,無線移動式作業機
械,遠隔操縦装置,姿勢調整機構付きの無線装置によれ
ば、自動追尾制御における方位誤差検出を確実に行なえ
るようになり、これにより、自動追尾制御の信頼性を向
上させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遠隔無線操縦シス
テムの全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる自動追尾装置の全
体構成を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる姿勢調整機構付き
の無線装置を説明するための模式図であり、(A)はそ
の方位誤差検出方法、(B)はその方位誤差検出の原理
を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる自動追尾制御のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態の変形例にかかる姿勢調整
機構付きの無線装置を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 建設機械(移動局,無線移動式作業機械) 2 遠隔操縦装置(固定局) 3 自動追尾装置 4 50GHz簡易無線機(無線装置,アンテナ付き無
線装置,アンテナ付き第1無線装置) 4A アンテナ 5 バックアップ用無線機 5A 429MHz受信アンテナ 6 GPS(Global Positioning System) アンテナ 6A GPS送受信機 7 調整台(第1調整台) 7A,7B 壁部 8 調整台付き姿勢調整機構(第1調整台付き第1姿勢
調整機構) 9 レーザ投光器/受光器 9A レーザ投光器 9B レーザ受光器 10 計算機(自動追尾制御手段,方位誤差検出追尾制
御手段) 19A,21A モータ 19B,21B エンコーダ 20 軸 24 慣性センサ(レート・ジャイロ) 30 自動追尾装置 31 50GHz簡易無線機(無線装置,アンテナ付き
無線装置,アンテナ付き第2無線装置) 31A アンテナ 32 バックアップ用無線機 33 GPSアンテナ 33A GPS送受信機 34 計算機(自動追尾制御手段,方位誤差検出追尾制
御手段) 35 調整台(第2調整台) 35A,35B 壁部 36 調整台付き姿勢調整機構(第2調整台付き第2姿
勢調整機構) 37 レーザ投光器/受光器 37A レーザ投光器 37B レーザ受光器 38A,40A モータ 38B,40B エンコーダ 39 軸 40 中継コネクタ 41 コネクションボックス 42,48 スリップリング 43,44 モータドライバ 45 パワー・スリップリング 46 安定化電源 47 非接触伝送ユニット 50 調整台付き姿勢調整機構(第1調整台付き第1姿
勢調整機構,第2調整台付き第2姿勢調整機構) 51 50GHz簡易無線機 52 レーザ投光器/受光器 53 調整台 54 垂直方向姿勢調整機構 55 水平方向姿勢調整機構 56 計算機,電源等 60 信号伝送カップラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ付き第1無線装置を用いて、無
    線操縦により作業現場にて移動可能に作業しうる無線移
    動式作業機械と、 アンテナ付き第2無線装置を用いて、該無線移動式作業
    機械を無線操縦により操作する遠隔操縦装置とをそな
    え、 該無線移動式作業機械に、該第1無線装置を搭載して該
    第1無線装置の姿勢調整が可能な第1調整台付き第1姿
    勢調整機構が設けられるとともに、 該遠隔操縦装置に、該第2無線装置を搭載して該第2無
    線装置の姿勢調整が可能な第2調整台付き第2姿勢調整
    機構が設けられ、 且つ、該第1姿勢調整機構の該第1調整台に、該第1無
    線装置と共にレーザ投光器及びレーザ受光器のうちの一
    方が搭載されるととともに、 該第2姿勢調整機構の該第2調整台に、該第2無線装置
    と共にレーザ投光器及びレーザ受光器のうちの他方が搭
    載されて、 無線装置のアンテナ方位と該レーザ受光器で受光された
    該レーザ投光器からのレーザ光の方位との方位誤差に基
    づいて、上記の第1無線装置及び第2無線装置が対向す
    るように、上記の第1姿勢調整機構,第2姿勢調整機構
    を制御して、該無線移動式作業機械の自動追尾制御を実
    行する自動追尾制御手段が設けられていることを特徴と
    する、遠隔無線操縦システム。
  2. 【請求項2】 アンテナ付き無線装置を用いて、遠隔操
    縦装置からの無線操縦により作業現場にて移動可能に作
    業しうる無線移動式作業機械において、 該無線装置を搭載して該無線装置の姿勢調整が可能な調
    整台付き姿勢調整機構をそなえ、 該姿勢調整機構の該調整台に、該無線装置と共に、自動
    追尾制御用としてレーザ投光器及びレーザ受光器のうち
    のいずれかが搭載されていることを特徴とする、無線移
    動式作業機械。
  3. 【請求項3】 アンテナ付き無線装置を用いて、無線移
    動式作業機械を無線操縦により操作する遠隔操縦装置に
    おいて、 該無線装置を搭載して該無線装置の姿勢調整が可能な調
    整台付き姿勢調整機構をそなえ、 該姿勢調整機構の該調整台に、該無線装置と共に、自動
    追尾制御用としてレーザ投光器及びレーザ受光器のうち
    のいずれかが搭載されていることを特徴とする、遠隔操
    縦装置。
  4. 【請求項4】 遠隔無線操縦システムに使用される無線
    装置において、 該無線装置と共に、自動追尾制御用としてレーザ投光器
    及びレーザ受光器のうちのいずれかを搭載した、姿勢調
    整が可能な調整台を有する、姿勢調整機構が設けられて
    いることを特徴とする、姿勢調整機構付きの無線装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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