JP6850643B2 - 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム - Google Patents

自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6850643B2
JP6850643B2 JP2017052497A JP2017052497A JP6850643B2 JP 6850643 B2 JP6850643 B2 JP 6850643B2 JP 2017052497 A JP2017052497 A JP 2017052497A JP 2017052497 A JP2017052497 A JP 2017052497A JP 6850643 B2 JP6850643 B2 JP 6850643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
positioning accuracy
receiver
information
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017052497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018155589A (ja
Inventor
藤井 孝文
孝文 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2017052497A priority Critical patent/JP6850643B2/ja
Publication of JP2018155589A publication Critical patent/JP2018155589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6850643B2 publication Critical patent/JP6850643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、衛星航法システムを利用して自律移動体の移動を制御する自律移動制御技術に関する。
従来、GPS(Global positioning System)衛星を代表とする衛星航法システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用した車載用ナビゲーション装置が提案されている。衛星航法システムでは、単独測位方式の他、測位精度の向上を目的としてD−GPS(相対(Differential)測位方式)方式、RTK(Real Time Kinematic)―GPS方式(干渉測位方式)、VRS(Virtual Reference Station)−RTK―GPS方式(仮想基準点方式)が知られている。
一方、衛星航法システムは、車両が市街地やトンネル等の障害物に入ると、衛星から測位用信号である放送電波が一時的に途絶えたり、受信しにくくなったりするといった問題がある。特許文献1には、GPS衛星から送信される電波の受信状況に応じて、VRS−RTK―GPS方式と、単独測位方式やD−GPS測位方式との間の測位手段を好ましい方に切換えて測位を継続する車載ナビゲーション装置が記載されている。これによって、電波の受信状態にかかわらず、全体として、従来に比して精度良く継続して自車位置を検出することを可能にしている。
特開2005−16955号公報
しかしながら、特許文献1に記載のナビゲーション装置は、GPS電波の受信状態が良好か不良かに応じて、VRS−RTK−GPS測位法と、単独GPS測位等との間での測位手段を切換える方式であるため、測位精度は大きく相違するといった問題がある。特に、受信状態が不良の場合には、蛇行走行したり、コースを外れたりするという虞がある。従って、自車位置検出に用いる慣性センサを併用すると共に、蓄積される慣性誤差をVRS−RTK−GPS測位を実行したときに合せて修正する等のための構造及び処理が別途要求される。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、測位精度の良不良に応じて移動体の走行条件を変更して移動の安定性を確保する自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る自律移動制御装置は、衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、前記受信機の測位精度の良不良を判断する測位精度判断手段と、前記測位精度判断手段の判断結果に応じて前記移動体の走行条件を変更する駆動制御手段とを備えたものである。
また、本発明に係る自律移動制御方法は、衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御方法において、衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信ステップと、前記受信機の測位精度の良不良を判断する測位精度判断ステップと、前記測位精度の良不良に応じて前記移動体の走行条件を変更する駆動制御ステップとを備えたものである。
また、本発明に係るプログラムは、衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて自律移動制御装置により移動体の移動を制御するプログラムにおいて、衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機の測位精度の良不良を判断する測位精度判断手段、及び、前記測位精度判断手段の判断結果に応じて前記移動体の走行条件を変更する駆動制御手段、として前記自律移動制御装置を機能させるものである。
これらの発明によれば、衛星から周期的に放送される測位用信号が受信機で受信されると、測位精度判断手段によって測位精度の良不良(高低)が判断される。そして、測位精度が良好と判断された場合と、不良と判断された場合とで、駆動制御手段により、移動体の走行条件を適宜に変更することで、測位精度の良不良に関わらず移動の安定性が確保される。
また、基準局での補正情報を受信してRTK測位方式によって測位情報を算出する測位情報算出手段を備え、前記測位精度判断手段は、前記RTK測位方式において、測位情報として確定解が得られている場合、前記測位精度が良好と判断し、測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記測位精度が不良と判断するものである。この構成によれば、RTK測位方式を採用した態様では、確定解が得られている場合に測位精度が良好と判断し、推測解が得られている場合に測位精度が不良と判断するので、良不良の判断が容易に行われる。
また、前記駆動制御手段は、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定するものである。この構成によれば、測位精度が不良の場合に、最高速度を下げるようにしたので、予定された移動コースからの逸脱や障害物との接触や衝突等が抑制されて移動の安定性が確保される。
また、本発明は、前記基準局から周期的に送信される、測位精度を確保するための補正情報を逐次受信する通信部を備え、前記測位精度判断手段は、前記測位精度が良好と判断されている間、前記通信部で周期的に受信される前記補正情報の受信が途切れた期間のカウントを行い、前記駆動制御手段は、カウント値が大きくなる程、前記最大速度を前記第1の速度よりも低下させるものである。この構成によれば、測位精度を確保するための補正情報の受信の途切れる期間に応じて移動速度をさらに下げるようにしたので、移動の安定性が確保される。
また、本発明は、前記基準局から周期的に送信される、測位精度を確保するための補正情報を逐次受信する通信部を備え、前記駆動制御手段は、前記基準局との通信が途切れた場合、前記最大速度を前記第2の速度よりも低下させるものである。この構成によれば、測位の信頼性が一層低下し、例えば単独測位方式になったような場合に、低速である第2の速度よりも低速、例えば微速等にすることで安定移動が確保される。
また、本発明は、進行方向を含む角度周囲における障害物の有無を検知する障害物検知部と、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が良好と判断されたとき、前記進行方向を含む第1の検知角度範囲を設定し、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の検知角度範囲よりも広角の第2の検知角度範囲を設定する検知範囲設定手段とを備えたものである。この構成によれば、測位精度の良不良に応じて進行方向を含む検知角度範囲を第1、第2の検知角度範囲の間で切換えて障害物検知を行うので移動の安定性が確保される。
また、前記駆動制御手段は、前記測位情報と予め設定された移動経路情報とを比較して一致させるように前記移動指示を行うことで、自律移動が確保される。
また、本発明は、前記移動体の周囲を照明する、輝度が変更可能な照明灯と、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が良好と判断されたとき、前記照明灯の輝度を第1の輝度に設定し、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の輝度よりも低い第2の輝度に設定する照明灯輝度設定手段とを備えたものである。この構成によれば、測位精度が良好と判断されたときに高速移動を可能にする態様では、周囲をより一層照らすべく高輝度に設定され、測位精度が不良と判断されたときに低速走行でよい態様では、相対的に低輝度にすることで省電等が図れる。
また、本発明は、前記移動体に搭載された、表示態様が変更可能な警光灯と、前記測位精度判断手段の判断結果に応じて、前記表示態様を異ならせる警光灯表示制御手段とを備えたものである。この構成によれば、測位精度の良不良に応じて表示形態を変えることで、周囲に走行の安定性の状況を報知することができる。
また、本発明は、前記移動体上に搭載された被昇降部を昇降させる昇降装置と、前記測位精度判断手段の判断結果に応じて、前記昇降装置の高さを可変させる昇降制御手段とを備えたものである。この構成によれば、測位精度の良不良に応じて被昇降部の高さが調整可能となる。
また、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が良好と判断された場合、直近の第1のサンプル数の測位情報を用いて位置を算出し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断された場合、第1のサンプル数より多い直近の第2のサンプル数の測位情報を用いて位置を算出する測位情報算出手段とを備えたものである。この構成によれば、測位精度が良好と判断された場合には少ないサンプル数で、より素早く位置が算出され、一方、測位精度が不良と判断された場合には、より多くのサンプル数の測位情報を用いて例えば平均化して算出することで位置精度が確保される。従って、衛星航法システムにおける測位精度の良不良状態に応じてサンプル数を変更することで全体として測位精度が確保される。
また、前記の自律移動制御装置を備えることで、測位精度が維持され、さらに安定、安全な移動を行う移動体が提供される。
本発明によれば、測位精度の良不良に応じて移動体の走行条件を変更して移動の安定性を確保する。
本発明に係る自律移動制御装置が適用される衛星航法システムの全体図である。 自律移動制御装置を説明するための、ロボット側の機能構成図及びサーバ・基準局部側の機能構成図である。 サーバ・基準局部側の表示部への表示例を示す図である。 自律移動制御処理の一実施形態を示すフローチャートである。 自律移動制御処理の一実施形態を示すフローチャートである。
図1において、衛星航法システム1は、例えばGPS衛星を代表例とするGNSS衛星3と、サーバ・基準局部10と、監視ロボット等の走行移動する少なくとも1台のロボット20とを備えている。複数のGNSS衛星3は、それぞれ公知の軌道上で地球を周回しており、周期的に電波(GNSS信号)を送信(放送)している。放送電波は、各GNSS衛星3のC/Aコードデータ及びキャリア位相データからなる測位用データを含む。GNSS衛星3を用いた測位処理は、後述するように、一般的には4機のGNSS衛星からの測位用データを用いて行われる。
サーバ・基準局部10は、GNSS衛星3からの測位用データを含むGNSS信号を受信するGNSS受信部11、コンピュータを内蔵するサーバ部12を備え、RTK測位処理のための基準局として機能すると共に、ロボット20の自律的な走行管理部として機能する。ここに、自律的な走行管理とは、運転者の操縦によらない走行の態様をいう。GNSS受信部11とサーバ部12とは、有線又は無線の通信ライン13を介して通信可能にされている。通信部14は、サーバ・基準局部10とロボット20との間で通信を行うものである。なお、サーバ・基準局部10は、GNSS受信部11が基準局(基準点)に設置されておれば足り、サーバ部12は別途の管理センタに設置されている態様でもよい。
ロボット20は、本実施形態では監視用乃至は警備用の走行体であり、監視(警備)対象領域内において予め設定された走行経路を走行(巡回)する。ロボット20は、基台21に前輪22F及び後輪22Rを一対ずつ備え、走行可能に構成されている。前輪22F及び後輪22Rの一方、例えば前輪22Fが、図略の左右モータ等によって回転駆動されることで、速度及び方向が制御される。基台21上には、監視用の撮像部23、GNSS受信部11と同一構成のGNSS受信部24、通信部25及びレーザビームの反射を利用した障害物検知部26が搭載されている。撮像部23は、基台21上に配置された、モータ等を含む昇降機構部(図略)に搭載され、高さが変更可能にされている。なお、GNSS受信部24は、1台でもよいが、ロボット20の向きを識別するために左右1対搭載する態様でもよい。
また、基台21の前部には、前方照明用(ヘッドライト)の照明灯27が、例えば1個又は左右に複数個配置され、基台21の上部には、警備状況報知用のランプ等の警光灯28が搭載されている。照明灯27は、輝度変更が可能なものであり、警光灯28は、色(青色、黄色等)、または表示態様(点灯、点滅等)が変更可能なものである。
サーバ・基準局部10及びロボット20の各部は、図2の機能構成によって動作制御される。サーバ・基準局部10側において、制御部100は、コンピュータ等で構成され、記憶部100aに記憶された制御プログラムが実行されることで、接続されている各部の動作を制御する。測位情報算出部11aは、GNSS受信部11の一部を構成するもので、各GNSS衛星3から、所定の周期、例えば毎秒で受信されるGNSS信号から得られる測位用データを用いて、基準局の位置の測位情報を算出する。補正情報算出部110は、記憶部100aに予め記憶された基準局の既知の位置座標情報(例えば、緯度、経度、高度)や補足衛星の搬送波情報を補正情報として算出する。走行経路管理部120は、記憶部100aに予め記憶されたロボット20の走行経路(ルート)の座標(緯度、経度、必要に応じて高度)を参照しながら、後述する駆動制御部220によって走行制御されるロボット20の走行位置、走行状態の管理情報をロボット20側から取得し、管理すると共に後述する表示部15に、好ましくはリアルタイムで表示する。通信部14は、補正情報算出部110で算出した補正情報、走行経路管理部120で必要な各種の情報の授受をロボット20側の通信部25との間で行う。表示部15は、サーバ部12に、管理者が視認可能なモニタを備え、ロボット20側からの情報を通信部14を介して受信して表示する表示制御部を含む。なお、表示部15には、管理者からの、走行及び警備に関わる各種の指示を受け付ける入力部を含めてもよい。
ロボット20側において、制御部200は、コンピュータ等で構成され、記憶部200aに記憶された制御プログラムが実行されることで、接続されている各部の動作を制御する。測位情報算出部24aは、GNSS受信部24の一部を構成するもので、各GNSS衛星3から、所定の周期、例えば毎秒で受信されるGNSS信号から得られる測位用データ及び基準点に対する補正情報を用いて、ロボット20の位置の測位情報をRTK測位方式で算出する。
GNSS状態管理部210は、GNSS受信部24での電波受信状態がフィックス(Fixed)状態にあるか、フロート(Float)状態にあるかを判断する。
ここで、RTK測位方式について簡単に説明する。公知のように、RTK測位方式は、GNSS受信部11,24を用いて、GNSS受信部24からGNSS衛星3までの距離を、C/Aコードデータ及びキャリア位相データからなる測位用データである搬送波の波数と位相差とから求める。まず、それぞれのGNSS受信部11,24において観測される各搬送波位相を測定する。搬送波位相は、GNSS受信部11、24内で搬送波のレプリカを発生させ、比較をすることで得られる。次いで、その間に存在する波数(整数値バイアス)を決定する。整数値バイアスの決定は、推測値を収束させる処理手順で行う。最初の推測値は、例えば単独測位のGNSS受信部11,24を使用してのディファレンシャル(D−GPS)測位方式より求める。この方式では、GNSS受信部11の測位情報をGNSS受信部24側に通信する。その解から候補範囲を推測し、収束させる。一般的には数十秒程度の収束処理を経て、収束解が得られる(整数値バイアスが決定される)。整数値バイアスが決定すると、例えば2cm程度の測位精度が得られる。そして、整数値バイアスが決定した後は常に位相差を積算することで、精度維持が可能となる。整数値バイアスが決まるまでの解をフロート解(推測解)と呼び、収束した状態での解をフィックス解(収束解)と呼ぶ。例えば電波受信が一時的に途切れると、フィックス(Fixed)状態からフロート(Float)状態へ移行する。フィックス解(収束解)の測位精度は、フロート解(推測解)の測位精度に比して、公知のように1桁程度乃至はそれ以上高い。
GNSS状態管理部210は、測位演算毎に、フロート(Float)状態か、フィックス(Fixed)状態かのGNSS状態(GNSSモード)情報を測位情報算出部24aに出力して、測位情報を算出する。
また、測位情報算出部24aは、算出された測位情報に対して、平均化処理を実行することで精度確保を図っている。具体的には、測位情報算出部24aは、GNSS状態管理部210によって判断されたGNSSモードがフィックス状態にあるときは、第1のサンプル数、例えば直近(今回含む)の3回分を用いて平均化し、フロート状態にあるときは、第1のサンプル数より多い、第2のサンプリング数、例えば直近(今回含む)の10回分を用いて平均化している。このように、測位情報が低精度の状態にあっても、平均化のサンプル数を増すことで、精度の維持が図れる。
次いで、走行経路管理部240は、記憶部200aに予め記憶されたロボット20自身の走行ルートを参照しながらロボット20の走行位置、走行状態の管理を行う。
駆動制御部220は、ロボット20の測位中の現測位情報が走行経路情報に沿うように、左右の前輪22Fに左右のモータを介して回転駆動力伝達する。駆動制御部220は、前輪22Fの回転速度を調整して速度変更させ、また前輪22Fの左右の回転速度を変更して方向変化を可能にしている。速度変更は、例えば直線、曲がり(コーナー)の他、坂や走行幅の広狭によって調整される。駆動制御部220は、測位精度に応じて、例えばGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで走行条件、例えば速度を調整するなどして、走行の安全性を確保している。本実施形態では、フィックス状態では、最高速度が第1の速度、例えば5.5m/hに設定され、フロート状態では最高速度が第1の速度より低速の第2の速度、例えば2m/hに制限されている。このように、測位情報が低精度の状況下で最高速度を制限することで、コース外れを抑制でき、障害物との接触、衝突が防止され、またサンプル数を増加させたことで位置精度が高まる。
LRF制御部260は、障害物検知部26の動作を制御するものである。本実施形態において、障害物検知部26は、周囲の障害物までの距離を計測するセンサ、例えばレーザレンジセンサ(Laser Range Finder)が採用されている。障害物検知部26は、図1に示すように、レーザビームLBを水平面内で放射状にスキャンしながら出力すると共に、周囲の壁などの障害物で反射し、帰来した反射光を受光して、各出力方向について障害物までの距離を、TOF(Time of Flight)の原理に従って計測する。障害物検知部26は、光学式のレーザ光送受部を回転軸周りに回転させながらレーザビームLBの送受信を高速で繰り返す。障害物検知部26のスキャン範囲は、例えば進行方向前方を基準に左右に所定角度θ/2ずつの範囲である。LRF制御部260は、GNSSモードに応じて、検知範囲を変更するようにしている。例えば、LRF制御部260は、GNSSモードがフロート状態のときは、検知範囲θを広角度に、例えば前方180°程度に広げて、低精度の測位情報を補うようにし、一方、フィックス状態のときは、検知範囲を例えば進行方向を中心に半分程度の角度に狭めてデータ処理負担を低減させ、また、より高速に設定された最高速度に対応するべく測距レンジを大きくする。障害物検知部26で検出された障害物情報は、ロボット20の走行経路設定処理に使用されて、特に測位情報の精度が低い状態において、経路上や近傍に存在する障害物との接触、衝突を可及的に防止するようにしている。
撮像制御部230は、撮像部23による撮像状況を制御するものである。撮像部23は、監視用乃至は警備用の映像情報として用いられるもので、種々のカメラが採用可能であり、複数方向を撮像するための複数のカメラやビデオカメラを搭載してもよいし、周囲半球を同時に撮像可能なカメラやビデオカメラでもよい。撮像制御部230による制御内容としては、カメラレンズを左右に動かすパン(pan)、カメラレンズを上下に動かすティルト(tilt)、及び望遠や広角にするズーム(zoom)の少なくとも1つを含む。また、昇降制御部231は、モータ等の昇降機構部23aを駆動させて、撮像部23の高さ位置を調整するものである。昇降制御部231は、測位精度に応じて、例えばGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで高さ位置を調整する。本実施形態では、フィックス状態では、高い位置に設定され、フロート状態では、相対的に低い位置に設定される。このように、測位精度の良好のときには、より遠方の状態まで見渡せるようにし、逆に測位精度の不良のときには、むしろ近傍の細かい状況まで視認可能なようにして、走行の安定性を確保している。
照明灯輝度制御部270は、照明灯27の輝度を調整するものである。照明灯輝度制御部270は、測位精度に応じて、例えばGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで高さ位置を調整する。本実施形態では、フィックス状態では、高速走行を確保するべく高輝度に設定され、フロート状態では、低速走行でよいため、相対的に低輝度に設定される。
警光灯表示制御部280は、測位精度に応じて、例えばGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで表示態様を変更するものである。本実施形態では、フィックス状態では、青色のランプを点灯させ、フロート状態では、黄色のランプを点灯させる。このように、測位精度の良不良に応じて表示色を変えることで、周囲に走行の安定性の状況を報知することができる。なお、警光色としては、青色と黄色の組み合わせに代えて、黄色と赤色、また他の組み合わせでもよい。また、色の変更に代えて、フィックス状態では点灯状態とし、フロート状態では点滅状態としてもよい。
なお、昇降機構部23aは、撮像部23の昇降の他、前記した各部乃至その他の必要な部材を被昇降部として昇降可能である。これにより、被昇降部を測位精度に応じた好適な高さ位置で動作させることが可能となる。
図3は、サーバ・基準局部10側の表示部15のモニタ画面150の一例で、図3(a)はGNSSモードがフィックス状態にある場合の画面図、図3(b)はGNSSモードがフロート状態にある場合の画面図である。モニタ画面150には、主画面151として、警備対象領域内の走行経路Roと、現在のロボット20の位置を示すロボット画像20Gとが表示されている。なお、主画面151には、走行経路Roに加えて、周辺の情報、例えば周囲の障害物の画像が表示されてもよい。モニタ画面150の適所、例えば右側には上下方向に、高ビットレートのカメラ映像1画面152と、低ビットレートのカメラ映像2画面153とが設けられている。撮像制御部230は、撮像した映像を通信部25,14を経由してサーバ・基準局部10側の表示部15に送信し、表示させる。撮像制御部230は、画像の撮像動作状態や通信部25,14による画像の通信状態を受けて、表示場所を分けている。また、モニタ画面150の適所、例えば下部側には、GNSSモードの内容、ロボット20の最高設定速度、及び使用サンプル数が確認的に表示される。
続いて、図4、図5のフローチャートを用いて、ロボット20及びサーバ部12の各処理を説明する。ロボット20及びサーバ部12の制御部100,200が起動した後、警備開始が指示されると、本フローがスタートする。まず、サーバ部12が動作して、管理者によって選出された走行経路情報が走行経路管理部120から読み出され(ステップQ1)、通信部14,25を経てロボット20側に送信される(ステップQ3)。
ロボット20側では、サーバ部12から送信された走行経路情報を受信する(ステップS1)。次いで、測位情報算出部24aによってGNSS信号の受信処理が行われる(ステップS3)。
併せて、サーバ部12においても、測位情報算出部11aによってGNSS信号の受信処理が開始され、GNSS信号の受信の度に、基準局で受信する各衛星の搬送波情報が補正情報として算出される(ステップQ5)。そして、算出された補正情報は、通信部14,25を経てロボット20側に送信される(ステップQ7)。
ロボット20側では、サーバ部12から送信された補正情報を受信する(ステップS5)。次いで、測位情報算出部11aによってGNSS信号と補正情報とからGNSSモードの判断のための算出が行われ、GNSSモードの内容がGNSS状態管理部210に格納される(ステップS7)。
次いで、現在のGNSSモードの判定が行われる(ステップS9)。現在のGNSSモードがフィックス状態であれば、フィックス状態に対応した、最大速度、必要サンプル数の条件が設定される(ステップS11)。現在のGNSSモードがフロート状態であれば、フロート状態に対応した、最大速度、必要サンプル数の条件が設定される(ステップS13)。それ以外の場合には、異常発生と見なして走行を停止させて(ステップS15)、ステップS3に戻る。なお、この場合、単独測位方式に移行させて、ロボット20の最高速度を微速に設定して微速前進させる態様としてもよい。
続いて、ステップS17以降では、サンプルデータの追加ストック処理などを行う。すなわち、ステップS11又はステップS13の場合、現在の測位情報と設定された条件内容で得られたサンプル平均値とから、両者の位置が所定距離、例えば1m以上離れているかが判断される(ステップS17)。1m以上離れている場合には、追加するべきサンプルデータとして精度的に不適合として、追加する(取り込む)ことなく、ステップS3にリターンする。一方、1m以内であればサンプルデータとして適合するとして、記憶部200aに追加される(ステップS19)。
次いで、取得したサンプル数が、ステップS11,S13で設定された必要サンプル数に達したか否かが判断される(ステップS21)。取得したサンプル数が必要サンプル数より少なければ、ステップS3にリターンする。そして、取得したサンプル数が必要サンプル数と一致すると、設定条件に従って、必要サンプル数でのサンプル平均値の算出、最大速度での走行制御が行われる(ステップS23、ステップS25)。そして、記憶部100aから一番古いサンプルデータの削除処理が実行される(ステップS27)。これにより、直近の必要サンプル数のデータが常に格納された状態となる。
第1実施形態では、ロボット20の走行速度をGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで切換えたが、第2実施形態として補正情報の通信状態を利用してもよい。この場合、GNSS状態管理部210は、フィックス状態においてサーバ・基準局部10側からの補正情報の通信が途絶えたか否かを判定し、途絶えた場合に、その間の時間や途絶えた回数をカウントするカウンタを備え、駆動制御部220は、カウンタ値に応じてロボット20の最高速度を例えば段階的に徐々に落とす処理を行う。これによって走行の安全が確保される。
前記実施形態では、ロボット20の走行速度をGNSSモードがフィックス状態かフロート状態かで切換えたが、ロボット20とサーバ部12との間の通信が途絶えるなどしてRTK測位が維持できないような場合、最高速度をフロート状態の際の設定最高速度よりも低速としてもよい。
本実施形態では、GNSS―RTK測位方式で測位精度の良不良を判断したが、これに限らず、第3実施形態として、衛星航法システムを利用した他の測位方式によるものでもよい。この場合、測位精度の良不良の判断として、他の基準、例えば直近の複数個のサンプル値と現測位情報との差分の大小を利用するなどしてもよい。
本実施形態では、サーバ部12をサーバ・基準局部10に配置したが、第4実施形態として、ロボット20の台数が少数、例えば1台の場合には、サーバ部12の構成部をロボット20内に搭載する態様でもよい。
本実施形態では、平均化処理のためのサンプル数は、フィックス状態で3個としたが、これに限らず、第5実施形態として、それ以上でもよく、逆にそれ以下の、例えば1個を含めてもよい。また、平均化は、単純平均でもよいし、加重平均によるものでもよい。
本実施形態では、監視乃至は警備ロボットで説明したが、これに限らず、各種の作業を行う作業ロボット全般に適用可能である。また、移動体は走行体に限らず、さらに飛行移動体、航行移動体にも適用でき、これらの走行制御を可能とする。
また、上述の衛星航法システムにおける各実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 衛星航法システム
10 サーバ・基準局部
11,24 GNSS受信部(受信機)
12 サーバ部
14,25 通信部
11a 測位情報算出部
110 補正情報算出部
20 ロボット(移動体)
24a 測位情報算出部(測位情報算出手段)
210 GNSS状態管理部(測位精度判断手段)
220 駆動制御部
100a,200a 記憶部
26 障害物検知部
260 LRF制御部(検知範囲設定手段)
23a 昇降機構部(昇降装置)
231 昇降制御部(昇降制御手段)
27 照明灯
270 照明灯輝度制御部(照明灯輝度設定手段)
28 警光灯
280 警光灯表示制御部(警光灯表示制御手段)

Claims (15)

  1. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、
    衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、
    基準局での補正情報であって受信した前記補正情報と前記測位用信号とを用いて、RTK測位方式によって測位情報を算出する測位情報算出手段と、
    前記RTK測位方式において、前記測位情報として確定解が得られている場合、前記受信機の測位精度が良好と判断し、前記測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記受信機の測位精度が不良と判断する測位精度判断手段と、
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定する駆動制御手段と
    進行方向を含む角度範囲における障害物の有無を検知する障害物検知部と、
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、前記進行方向を含む第1の検知角度範囲を設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の検知角度範囲よりも広角の第2の検知角度範囲を設定する検知範囲設定手段とを備えた自律移動制御装置。
  2. 前記基準局から周期的に送信される前記補正情報を逐次受信する通信部を備え、
    前記測位精度判断手段は、前記受信機の測位精度が良好と判断されている間、前記通信部で周期的に受信される前記補正情報の受信が途切れた期間のカウントを行い、
    前記駆動制御手段は、カウント値が大きくなる程、前記最大速度を前記第1の速度よりも低下させる請求項1に記載の自律移動制御装置。
  3. 前記基準局から周期的に送信される前記補正情報を逐次受信する通信部を備え、
    前記駆動制御手段は、前記基準局との通信が途切れた場合、前記最大速度を前記第2の速度よりも低下させる請求項1に記載の自律移動制御装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記測位情報と予め設定された移動経路情報とを比較して一致させるように前記移動体の移動を制御する請求項1〜3のいずれか記載の自律移動制御装置。
  5. 前記移動体の周囲を照明する、輝度が変更可能な照明灯と、
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、前記照明灯の輝度を第1の輝度に設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の輝度よりも低い第2の輝度に設定する照明灯輝度設定手段とを備えた請求項1〜4のいずれかに記載の自律移動制御装置。
  6. 前記移動体に搭載された、表示態様が変更可能な警光灯と、
    前記測位精度判断手段の判断結果に応じて、前記表示態様を異ならせる警光灯表示制御手段とを備えた請求項1〜5のいずれかに記載の自律移動制御装置。
  7. 前記移動体上に搭載された撮像部を昇降させる昇降装置と、
    前記測位精度判断手段の判断結果に応じて、前記昇降装置を駆動させて前記撮像部の高さ位置を調整する昇降制御手段とを備えた請求項1〜6のいずれかに記載の自律移動制御装置。
  8. 測位情報算出手段は、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断された場合、直近の第1のサンプル数の測位情報を用いて位置を算出し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断された場合、第1のサンプル数より多い直近の第2のサンプル数の測位情報を用いて位置を算出する請求項1〜7のいずれかに記載の自律移動制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の自律移動制御装置を備えた移動体。
  10. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御方法において、
    測位情報算出手段が、基準局での補正情報であって受信した前記補正情報と、受信機で受信した、衛星から周期的に放送される測位用信号とを用いてRTK測位方式によって測位情報を算出し、
    測位精度判断手段が、前記RTK測位方式において、前記測位情報として確定解が得られている場合、前記受信機の測位精度が良好と判断し、前記測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記受信機の測位精度が不良と判断し
    駆動制御手段が、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定し、
    検知範囲設定手段が、進行方向を含む角度範囲における障害物の有無を検知する障害物検知部に対し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、前記障害物検知部に対して前記進行方向を含む第1の検知角度範囲を設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記障害物検知部に対して前記第1の検知角度範囲よりも広角の第2の検知角度範囲を設定する自律移動制御方法。
  11. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて自律移動制御装置により移動体の移動を制御するプログラムにおいて、
    基準局での補正情報であって受信した前記補正情報と、受信機で受信した、衛星から周期的に放送される測位用信号とを用いてRTK測位方式によって測位情報を算出する測位情報算出手段、
    前記RTK測位方式において、前記測位情報として確定解が得られている場合、前記受信機の測位精度が良好と判断し、前記測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記受信機の測位精度が不良と判断する測位精度判断手段
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定する駆動制御手段、
    及び、進行方向を含む角度範囲における障害物の有無を検知する障害物検知部に対し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、前記進行方向を含む第1の検知角度範囲を設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の検知角度範囲よりも広角の第2の検知角度範囲を設定する検知範囲設定手段、として前記自律移動制御装置を機能させるプログラム。
  12. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、
    衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、
    前記測位用信号、及び基準局での補正情報を受信してRTK測位方式によって測位情報を算出する測位情報算出手段と、
    前記RTK測位方式において、前記測位情報として確定解が得られている場合、前記受信機の測位精度が良好と判断し、前記測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記受信機の測位精度が不良と判断する測位精度判断手段と、
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定する駆動制御手段と
    前記基準局から周期的に送信される、測位精度を確保するための補正情報を逐次受信する通信部を備え、
    前記測位精度判断手段は、前記測位精度が良好と判断されている間、前記通信部で周期的に受信される前記補正情報の受信が途切れた期間のカウントを行い、
    前記駆動制御手段は、カウント値が大きくなる程、前記最大速度を前記第1の速度よりも低下させる自律移動制御装置。
  13. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、
    衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、
    前記測位用信号、及び基準局での補正情報を受信してRTK測位方式によって測位情報を算出する測位情報算出手段と、
    前記RTK測位方式において、前記測位情報として確定解が得られている場合、前記受信機の測位精度が良好と判断し、前記測位情報として計算中の推測解が得られている場合、前記受信機の測位精度が不良と判断する測位精度判断手段と、
    前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が良好と判断されたとき、第1の速度を最大速度として設定し、前記測位精度判断手段によって前記受信機の測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の速度より低い第2の速度を最大速度として設定する駆動制御手段と
    前記基準局から周期的に送信される、測位精度を確保するための補正情報を逐次受信する通信部を備え、
    前記駆動制御手段は、前記基準局との通信が途切れた場合、前記最大速度を前記第2の速度よりも低下させる自律移動制御装置。
  14. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、
    衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、
    前記受信機の測位精度の良不良を判断する測位精度判断手段と、
    前記測位精度判断手段の判断結果に応じて前記移動体の走行条件を変更する駆動制御手段と
    前記移動体の周囲を照明する、輝度が変更可能な照明灯と、
    前記測位精度判断手段によって前記測位精度が良好と判断されたとき、前記照明灯の輝度を第1の輝度に設定し、前記測位精度判断手段によって前記測位精度が不良と判断されたとき、前記第1の輝度よりも低い第2の輝度に設定する照明灯輝度設定手段とを備えた自律移動制御装置。
  15. 衛星航法システムから得られる測位情報に基づいて移動体の移動を制御する自律移動制御装置において、
    衛星から周期的に放送される測位用信号を受信する受信機と、
    前記受信機の測位精度の良不良を判断する測位精度判断手段と、
    前記測位精度判断手段の判断結果に応じて前記移動体の走行条件を変更する駆動制御手段と
    前記移動体上に搭載された撮像部を昇降させる昇降装置と、
    前記測位精度判断手段の判断結果に応じて、前記昇降装置を駆動させて前記撮像部の高さ位置を調整する昇降制御手段とを備えた自律移動制御装置。
JP2017052497A 2017-03-17 2017-03-17 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム Active JP6850643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052497A JP6850643B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052497A JP6850643B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018155589A JP2018155589A (ja) 2018-10-04
JP6850643B2 true JP6850643B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=63717313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052497A Active JP6850643B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6850643B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102209422B1 (ko) * 2019-07-24 2021-02-01 (주)네오정보시스템 Rtk gnss 기반 운전면허시험 차량의 포지션 결정 장치
JP7486172B2 (ja) * 2020-07-15 2024-05-17 富士防災警備株式会社 位置情報管理サーバ及び位置情報管理方法
CN112894816B (zh) * 2021-01-26 2024-04-19 合肥赛为智能有限公司 一种基于gnss和rfid的变电站巡检机器人导航定位方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07104847A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Fuji Heavy Ind Ltd 自律走行車の走行制御装置
JP4073564B2 (ja) * 1998-12-08 2008-04-09 日本無線株式会社 Rtkシステム
JP3210296B2 (ja) * 1999-03-30 2001-09-17 三菱電機株式会社 航跡予測処理装置、航跡予測処理方法及び航空機監視システム
CN105849587B (zh) * 2015-10-30 2018-12-21 株式会社小松制作所 作业机械的控制系统、作业机械、其管理系统和控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018155589A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11696525B2 (en) Automatic travel work machine, automatic travel grass mower, grass mower, and grass mower automatic travel system
US8666571B2 (en) Flight control system for flying object
EP2972462B1 (en) Digital tethering for tracking with autonomous aerial robot
EP3627269A1 (en) Target tracking method and apparatus, mobile device and storage medium
BR112019027751A2 (pt) sistema de controle, método para dirigir um veículo e dispositivo de computação
JP2009156772A (ja) 測量システム
EP3519906B1 (en) Systems and methods for height control of a movable object
JP2018014554A (ja) 作業車
JP6850643B2 (ja) 自律移動制御装置、移動体、自律移動制御方法及びプログラム
KR20160140832A (ko) 병주 작업 시스템
KR101762536B1 (ko) 장애물 회피 및 경사면 착륙을 위한 드론 및 그 제어방법
WO2004031878A1 (ja) ロボット
JP2012235712A (ja) 芝刈り状況監視機能を有する自動芝刈り機
JP2017224123A (ja) 無人飛行装置制御システム、無人飛行装置制御方法および無人飛行装置
JPWO2019044316A1 (ja) 作業機械の計測システム、作業機械、及び作業機械の計測方法
JP2020175890A (ja) 作業車
JP5506339B2 (ja) 方向制御装置および方向制御方法
JP6858695B2 (ja) 自動走行作業機
JP2018018419A (ja) 自律走行装置
JP2019161444A (ja) 撮像装置およびそれを備えた自律走行装置、撮像方法
JP2017021517A (ja) 遠隔操縦システムと方法
CN111247789A (zh) 一种信息处理方法及相关设备
CN110282105B (zh) 一种基于视觉的auv双级导引系统和方法
JP7176068B1 (ja) 飛行制御システム、飛行制御方法、及び無人飛行体
JP7079451B2 (ja) マップデータ作成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6850643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150