JPH0763557A - 追尾装置の視準方法及び装置 - Google Patents

追尾装置の視準方法及び装置

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JPH0763557A
JPH0763557A JP23888893A JP23888893A JPH0763557A JP H0763557 A JPH0763557 A JP H0763557A JP 23888893 A JP23888893 A JP 23888893A JP 23888893 A JP23888893 A JP 23888893A JP H0763557 A JPH0763557 A JP H0763557A
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JP
Japan
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target
collimation
tracking device
telescope
collimating
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JP23888893A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sako
信一 酒向
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Fujita Corp
Opt KK
Original Assignee
Fujita Corp
Opt KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追尾装置の被追尾対象に対する視準を容易に
し、視準作業の高効率化及び省人力化を図ることを目的
とする。 【構成】 コントロールセンタ10側から作業車輌11
をマニュアルで視準する際、視準用望遠鏡124を通し
てCCDカメラ21で撮影された作業車輌11側のター
ゲット18の画像を、表示装置143の、視準用望遠鏡
124の視野中におけるターゲット18の位置に応じた
箇所に表示し、この表示画面を見ながら視準用操作部1
52を操作し、駆動モータ12c、12gを駆動制御す
ることで、表示装置143の中心箇所に表示される視準
用望遠鏡124の視準用十字線マークの中心に、該表示
装置143中のターゲット画像の中心を一致させ、視準
用望遠鏡124を覗くことなく表示装置143の画面上
でコントロールセンタ10側の自動追尾装置12を作業
車輌11側のターゲット18に視準させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指向性の強い電波や光
を用いて自動的に相手の動きを追跡する追尾装置の視準
方法及び装置に係り、さらに詳しくは、追尾装置から被
追尾対象を最初に視準するときに、その視準操作を簡便
に行い得るようにした追尾装置の視準方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、広大な造成用建設現場において
は、所定の作業を自動的に行うパワーショベル等の作業
機械を、建設現場の一角に設けた現場事務所等の基地局
から遠隔操作することが試みられている。例えば、建設
現場の作業機械を基地局から遠隔操作する場合、作業機
械の位置が作業の進行と共に随時変化するため、基地局
から作業機械を、または作業機械から基地局を自動追尾
して作業機械と基地局との相対位置を的確に把握し、こ
れにより、基地局から作業機械に対し遠隔操作用の制御
情報が的確に伝送されるようにすることが望ましい。
【0003】特に、基地局と作業機械間の測距を行いそ
のデータを双方で通信しつつ、測距結果に応じて基地局
から作業機械を遠隔操作する場合には、指向性の強い短
波長の電波や光を利用して測距やデータ通信を行うが、
この種の電波または光では、その送受信間での視準軸線
が僅かでもずれると、通信或は測距に支障を来し、最悪
の場合には通信または測距が不能になってしまう。この
ため、基地局と作業機械間を測距しながら基地局から作
業機械に対し制御信号を伝送して作業機械を遠隔制御す
る場合には、前記遠隔操作用の制御情報だけでなく、測
距やデータ通信用の前記電波や光が基地局及び作業機械
の送受信部間で相手に的確に伝送されるようにすること
が望ましい。
【0004】このような背景から、本出願人らは、前記
遠隔操作用の制御情報や、測距、データ通信用の前記電
波や光が、基地局及び作業機械間で的確に相手に伝送さ
れるようにため、基地局及び作業機械のそれぞれに自動
追尾装置を設置し、この各自動追尾装置から相手側の追
尾用ターゲットに向け光を放射するとともに相手側のタ
ーゲットから反射されてくる反射光を常に受信できるよ
うに、即ち相手側を視準できるように各自動追尾装置の
向きを上下及び左右方向に調整し、追尾装置双方を常に
正対する姿勢に制御する自動追尾方式を先に提案した。
【0005】しかし、現在提案されている自動追尾装置
は、急激な変化に対し追尾させることができない。従っ
て、例えば、建設現場内を自動走行するクローラダンプ
等の作業機械に自動追尾装置を搭載して、基地局との間
で連続した通信や作業機械の位置を測定する場合、自動
追尾装置が相手の動きに追尾できないケースがある。こ
のような場合、追尾不能により通信などの機能が停止し
た時点で、追尾装置を視準動作させることで復帰させ得
るが、作業機械の急激な走行変化により、その自動追尾
装置の視準位置が大きくずれた場合には、自動追尾装置
による自動的な視準は不可能である。そこで、自動追尾
装置の視準位置が大きくずれた場合に、従来は、自動追
尾装置に取り付けた視準用の望遠鏡を覗きながら追尾装
置を手動により操作して相手側のターゲットを探し視準
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基地局
から遠隔制御される作業機械は基地局から遠く離れてい
る場合が多く、しかも、追尾装置は作業機械の最も高い
位置に設置されていることが多いため、追尾装置を相手
側のターゲットに対し視準させるのに多くの時間がかか
り、その復帰操作も面倒で多くの人的労力を要するとい
う問題があった。本発明は、上記のような従来の問題を
解決するものであり、その目的とするところは、追尾装
置の追尾相手に対する視準を容易にし、視準作業の高効
率化及び省人力化を図ることができる自動追尾装置の視
準方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、自動的に相手の動きを追跡する追
尾装置を被追尾対象に最初に視準させる視準方法であっ
て、前記被追尾対象に視準用のターゲットを設置し、前
記追尾装置に、被追尾対象視準用の望遠鏡と、該望遠鏡
を通して前記被追尾対象を撮影する撮像カメラとを設置
し、前記撮像カメラで撮影した画像中の前記ターゲット
を画像処理により抽出して表示部中の前記画像中におけ
る前記ターゲットの位置に応じた箇所に表示するととも
に、前記望遠鏡の視準マークを前記表示部中の中心箇所
に表示し、前記表示部に表示される前記ターゲットの中
心が該表示部に表示される前記視準マークに一致するよ
うに前記追尾装置の向きを操作指令により制御して前記
被追尾対象を視準するようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、自動的に相手の動きを
追跡する追尾装置を被追尾対象に最初に視準させる視準
装置であって、前記被追尾対象に設置した視準用のター
ゲットと、前記追尾装置に指向方向可変に設置した被追
尾対象視準用の望遠鏡及び該望遠鏡を通して前記被追尾
対象を撮影する撮像カメラと、前記追尾装置を前記被追
尾対象と正対する向きに動作させる駆動手段と、前記追
尾装置に対し視準用の指令を入力する視準操作手段と、
前記撮像カメラにより撮影した画像中の前記ターゲット
を抽出する画像処理手段と、前記抽出したターゲットの
画像を前記画像中における前記ターゲットの位置に応じ
た箇所に表示するとともに前記望遠鏡の視準マークを中
心箇所に表示する表示手段と、前記視準操作手段からの
操作指令に基づいて前記駆動手段を制御することによ
り、前記表示部に表示される前記ターゲットの中心が該
表示部に表示される前記視準マークに一致するように前
記追尾装置の向きを調節させる制御手段とを備える構成
にした。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明をクローラダンプ(以下、作業車
輌という)の遠隔制御に適用した場合の概略構成を示す
説明図である。図1において、10は造成地等の建設現
場のほぼ全域を見渡せる位置に設置した現場事務所等に
相当するコントロールセンタ、11は建設現場内を自動
走行する作業車輌、12はコントールセンタ10の屋上
に設置した自動追尾装置、13は作業車輌11の運転席
等の最も高い部位に設置した自動追尾装置であり、この
自動追尾装置12と13は、互いの正面が常に向き合う
ように双方で自動制御される構成になっている。コント
ロールセンタ10には、中央制御装置14及び遠隔/視
準用操作部15が設置されている。また、作業車輌11
の自動追尾装置13は、これをコントロールセンタ10
の自動追尾装置12に対し視準させるための視準操作装
置16を備える。図1において、17はコントールセン
タ10の屋上に旋回可能に、かつ上下動可能に設けた視
準用の発光ターゲット、18は作業車輌11上に旋回可
能に、かつ上下動可能に設けた視準用の発光ターゲット
である。
【0010】次に、図2〜図5の構成について説明す
る。図2はコントロールセンタ10側の自動追尾装置1
2の概略正面図である。この図2において、自動追尾装
置12は、コントロールセンタ10の屋上に固定される
設置基板12aと、この基板12a上に設置された水平
旋回台12b及び該旋回台12bを360度旋回させる
駆動モータ12cと、旋回台12b上に固定した逆門型
の支持枠12dと、この支持枠12dの上部に横架した
軸12eに上向き及び下向きに傾動可能に取り付けた第
1の支持部材12f及び該支持部材12fを上向き及び
下向きに傾動させる駆動モータ12gと、第1の支持部
材12f上に固定した第2の支持部材12hを備える。
第1の支持部材12fには、追尾と通信を兼ねた発光用
レンズ系121、及び作業車輌11側の自動追尾装置1
3の発光用レンズ系(後述する)から送出される追尾光
及び光信号を受信する受光用レンズ系122が正面に向
けて設置されている。また、第2の支持部材12hに
は、コントロールセンタ10の基準点から作業車輌11
までの距離を測定する光波測距計123及びズーム付き
の視準用望遠鏡124が正面に向けて設置されている。
【0011】図3は作業車輌11側の自動追尾装置13
及び追尾操作装置16の概略正面図である。図3におい
て、自動追尾装置13は、作業車輌11の屋根上に固定
した設置基板13aと、この基板13a上に設置された
水平旋回台13b及び該旋回台13bを360度旋回さ
せる駆動モータ13cと、旋回台13b上に固定した逆
門型の支持枠13dと、この支持枠13dの上部に横架
した軸13eに上向き及び下向きに傾動可能に取り付け
た第1の支持部材13f及び該支持部材13fを上向き
及び下向きに傾動させる駆動モータ13gと、第1の支
持部材13f上に固定した第2の支持部材13hを備え
る。第1の支持部材13fには、追尾と通信を兼ねた発
光用レンズ系131、及びコントロールセンタ10側の
自動追尾装置12の発光用レンズ系121から送出され
る追尾光及び光信号を受信する受光用レンズ系132が
正面に向けて設置されている。また、第2の支持部材1
3hには、コントロールセンタ10の光波測距計123
からの光波を反射して該光波測距計123へ戻す測距用
の反射ミラー133及びズーム付きの視準用望遠鏡13
4が正面に向けて設置されている。
【0012】また、視準操作装置16は、視準用望遠鏡
134で目標を視準するときに得られる視準画像を表示
するLCD表示部16aと、駆動モータ13c、13g
を制御することにより自動追尾装置13をコントロール
センタ10の自動追尾装置12と正対する向きに操作す
る操作部16bを備え、さらに、この視準操作装置16
には、自動追尾装置13との間で視準画像情報及び視準
操作情報の通信を行う送受信機19がケーブル20を介
して接続されている。このように構成された視準操作装
置16は携帯可能で、作業車輌11のいずれの位置にも
自由に設置できる構成になっており、また、送受信機1
9は作業車輌11の運転席の屋根上に設置されている。
なお、送受信機19と視準操作装置16間を接続するケ
ーブル20は視準操作装置16に対し分離可能になって
いる。
【0013】図4は、コントロールセンタ10側の視準
制御部及び遠隔制御部の構成を示す概略ブロック図であ
る。図4において、中央制御装置14は、自動追尾装置
12を含む視準装置全体を制御し管理する中央処理装置
(以下CPUと略称する)141、視準用望遠鏡124
を通してCCDカメラ21で撮影された画像から視準側
のターゲット画像(ターゲット18に相当)を抽出する
画像処理装置142、及びCPU141と画像処理装置
142に接続されたCRT等からなる表示装置143を
備える。CPU141には、作業車輌11を遠隔操作す
るスティック等からなる遠隔操作部151、及び自動追
尾装置12を作業車輌11に対し視準させるためのキー
ボード、マウス等からなる視準操作部152がそれぞれ
接続されている。
【0014】前記中央制御装置14の画像処理装置14
2と自動追尾装置12の視準用CCDカメラ21間は、
ホトカプラ等からなる信号伝送部22を介して接続さ
れ、この信号伝送部22によりCCDカメラ21の画像
信号を画像処理装置142に伝送する。なお、CCDカ
メラ21は視準用望遠鏡124の接眼レンズに互いの光
学的中心軸を一致させて取り付けられている。
【0015】自動追尾装置12の旋回用駆動モータ12
c及び上下傾動用駆動モータ12gはモータ駆動制御回
路23に接続され、このモータ駆動制御回路23と中央
制御装置14のCPU141間は、ホトカプラ等からな
る信号伝送部24を介して接続されている。従って、視
準操作部152を操作することにより出力される指令信
号はCPU141から信号伝送部24を通してモータ駆
動回路23に伝送される。また、自動追尾装置12の発
光用レンズ系121は、CPU141から信号伝送部2
5を介して伝送されてくる通信データ及び追尾用電気信
号を光に変換してレンズ系へ送出する電/光変換部12
1aを備え、さらに、受光用レンズ系122は、該レン
ズ系を通して入力される自動追尾装置13からの通信用
光信号及び追尾光を電気信号に変換する光/電変換部1
22aを備えており、この電/光変換部121a、光/
電変換部122a及び光波測距計123は、ホトカプラ
等からなる信号伝送部25を介してCPU141に接続
されている。
【0016】図5は、作業車輌11の制御部及び自動追
尾装置13の視準制御部の構成を示す概略ブロック図で
ある。図5において、31は作業車輌11及び自動追尾
装置13全体を制御し管理する中央処理装置(以下CP
Uと略称する)、32は自動追尾装置13の視準用望遠
鏡134を通してCCDカメラ33で撮影された画像か
ら視準側のターゲット画像(ターゲット17に相当)を
抽出する画像処理装置であり、この画像処理装置32は
CPU31に接続されている。また、画像処理装置32
と視準用CCDカメラ33間は、ホトカプラ等からなる
信号伝送部34を介して接続され、この信号伝送部34
によりCCDカメラ33の画像信号を画像処理装置32
に伝送する。なお、CCDカメラ33は視準用望遠鏡1
34の接眼レンズに互いの光学的中心軸を一致させて取
り付けられている。
【0017】自動追尾装置13の旋回用駆動モータ13
c及び上下傾動用駆動モータ13gはモータ駆動制御回
路35に接続され、このモータ駆動制御回路35とCP
U31間は、ホトカプラ等からなる信号伝送部36を介
して接続されている。また、自動追尾装置13の発光用
レンズ系131は、CPU31から信号伝送部37を介
して伝送されてくる通信データ及び追尾用電気信号を光
に変換してレンズ系へ送出する電/光変換部131aを
備え、さらに、受光用レンズ系132は、該レンズ系を
通して入力される自動追尾装置12からの通信用光信号
及び追尾光を電気信号に変換する光/電変換部132a
を備えており、この電/光変換部131a及び光/電変
換部132aは、ホトカプラ等からなる信号伝送部37
を介してCPU31に接続されている。
【0018】図5中、38は作業車輌11をプログラム
された走行経路に沿って自動走行させるとともにダンプ
アップなどの所定の作業を行わせる運転制御回路であ
り、この運転制御回路38は、ホトカプラ等からなる信
号伝送部39を介してCPU31に接続され、また、運
転制御回路38には、クローラ駆動部、荷台のアップ/
ダウン駆動部等の駆動装置111が接続されている。さ
らに、CPU31には、視準操作装置16との信号の授
受を行う送受信機40が接続されている。図5におい
て、視準操作装置16は、LCD表示部16a及び視準
操作部16bの他に装置全体を制御し管理する中央処理
装置(以下CPUと略称する)16cを備え、このCP
U16cには、送受信機40と信号の授受を行う前記送
受信機19が接続されている。
【0019】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。コントロールセンタ10から作
業車輌11を遠隔操作するに際しての視準初期設定、ま
たは自動追尾装置12と13の視準方向が大きくずれた
ときの視準について述べる。コントロールセンタ10か
ら作業車輌11側を視準する場合は、まず、表示装置1
43の表示画面を見ながら視準操作部152をマニュア
ル操作する。この操作により視準操作部152から出力
される指令信号はCPU141に取り込まれ、所定の処
理がなされた後、信号伝送部24により駆動制御回路2
3に伝送される。駆動制御回路23では、これから出力
される駆動信号を駆動モータ12c及び12gに加える
ことにより、それぞれの駆動モータ12c、12gを回
転させ、自動追尾装置12を上向き、下向き及び水平方
向に旋回して、視準用望遠鏡124の視野内に作業車輌
11のターゲット18が入るように自動追尾装置12を
操作する。
【0020】ターゲット18が視準用望遠鏡124の視
野内に入ることによりCCDカメラ21で撮影され、か
つ該CCDカメラ21から出力される画像信号は、信号
伝送部22により画像処理装置142に伝送される。画
像処理装置142では、取り込まれた画像データを処理
することによってターゲット18の発光光源に相当する
輝度レベルの高い画素パターンからターゲットを抽出
し、このターゲット画像と望遠鏡124の視準用十字線
マークを表示装置143に表示する。このときの視準用
十字線マークは、表示装置143の画面の中心部に表示
される。従って、コントロールセンタ10に居るオペレ
ータは、表示装置143の表示画面を見ながら視準用操
作部152を微操作することにより、駆動モータ12
c、12gを駆動制御して表示画像中のターゲット画像
の中心を望遠鏡124の視準用十字線マークの中心に一
致させる。これにより、視準用望遠鏡124を覗くこと
なく表示装置143の表示画面上でコントロールセンタ
10側の自動追尾装置12を作業車輌11側のターゲッ
ト18に視準させることができる。
【0021】次に、作業車輌11側からコントロールセ
ンタ10を視準する場合について説明する。この場合
は、まず、LCD表示部16aの表示画面を見ながら視
準操作部16bをマニュアル操作する。この操作により
視準操作部16bから出力される指令信号はCPU16
cに取り込まれ、所定の処理がなされた後、送受信機1
9によりコントロールセンタ10ヘ送信される。この視
準操作指令信号を受信した送受信機40では、受信信号
を復調してCPU31に出力する。CPU31では、取
り込まれた視準操作信号を処理した後、信号伝送部36
により駆動制御回路35に伝送する。駆動制御回路35
では、これから出力される駆動信号を駆動モータ13c
及び13gに加えることにより、それぞれの駆動モータ
13c、13gを回転させ、自動追尾装置13を上向
き、下向き及び水平方向に旋回して、視準用望遠鏡13
4の視野内に作業車輌11のターゲット17が入るよう
に自動追尾装置13を操作する。
【0022】ターゲット17が視準用望遠鏡134の視
野内に入ることによりCCDカメラ33で撮影され、該
CCDカメラ33から出力される画像信号は、信号伝送
部34により画像処理装置32に伝送される。画像処理
装置32では、取り込まれた画像データを処理すること
によってターゲット17の発光光源に相当する輝度レベ
ルの高い画素パターンからターゲットを抽出する。この
ターゲット画像データと望遠鏡134の視準用十字線画
像データはCPU31を通して送受信機40に送りこま
れ、この送受信機40により作業車輌11側へ送信され
る。送信されてくる画像データを受信した送受信機19
では、受信データを復調してCPU16cに出力する。
CPU16cでは、取り込まれた復調信号を画像信号に
変換してLCD表示部16aに出力することにより、上
記ターゲット画像と望遠鏡134の視準用十字線マーク
をLCD表示部16aに表示する。このときの視準用十
字線マークは、LCD表示部16aの画面の中心部に表
示される。従って、視準操作装置16を操作するオペレ
ータは、LCD表示部16aの表示画面を見ながら視準
用操作部16bを微操作することにより、駆動モータ1
3c、13gを駆動制御して表示画像中のターゲット画
像の中心を望遠鏡134の視準用十字線マークの中心に
一致させる。これにより、視準用望遠鏡134を覗くこ
となくLCD表示画面上で作業車輌11側の自動追尾装
置13をコントロールセンタ10側のターゲット17に
視準させることができる。
【0023】上記のようにして視準された両自動追尾装
置12、13は、その正面が互いに向き合った状態にあ
るから、両自動追尾装置12、13を自動追尾モードに
セットすれば、各自動追尾装置12と13は双方向で追
尾動作することになる。即ち、コントロールセンタ10
側の自動追尾装置12では、作業車輌11側の自動追尾
装置13の発光用レンズ系131を通して定期的に発光
される追尾光を受光用レンズ系122を通して光/電変
換部122aで受信できるように、CPU141からの
制御信号により駆動モータ12c、12gを駆動制御し
て、自動追尾装置12の発光用及び受光用のレンズ系が
自動追尾装置13の発光用及び受光用のレンズ系と正対
するように自動追尾装置12の向きを正確に合わせる。
また、作業車輌11側の自動追尾装置13においても上
記と同様に、コントロールセンタ10側の自動追尾装置
12の発光用レンズ系121を通して定期的に発光され
る追尾光を受光用レンズ系132を通して光/電変換部
132aで受信できるように、CPU31からの制御信
号により駆動モータ13c、13gを駆動制御して、自
動追尾装置13の発光用及び受光用のレンズ系が自動追
尾装置12の発光用及び受光用のレンズ系と正対するよ
うに自動追尾装置13の向きを正確に合わせる。以下同
様にして、自動追尾装置12と13を追尾光により双方
向で追尾動作させることにより、両方の発光用及び受光
用レンズ系を互いに正対し合う姿勢に保持し、この状態
の発光用及び受光用レンズ系を利用して両者間の光通信
を可能にする。
【0024】一方、自動追尾装置12と13とが双方向
追尾動作している状態において、コントロールセンタ1
0から作業車輌11を遠隔操作するに際し、オペレータ
が遠隔操作部151上のスタートスイッチ(不図示)を
投入すると、これを解読したCPU141は光波距離計
123に対し動作指令を送り、光波距離計123を作動
状態に保持する。これに伴い光波距離計123では、作
業車輌11側の自動追尾装置13の測距用反射ミラー1
33に向けて光波を送出し、反射ミラー133で反射さ
れる光波を光波距離計123で受けることにより、コン
トロールセンタ10から作業車輌11までの距離をCP
U141で算出する。そして、この距離データを基に作
業エリア内での作業車輌11の位置座標を求め、この位
置座標と予め設定されている移動経路データとを比較し
ながら作業車輌11を移動経路に沿って自動的に移動さ
せるとともに、遠隔操作部151を操作することによる
操作指令を光通信手段により作業車輌11に伝送し、該
作業車輌11を操作指令通りに遠隔制御する。
【0025】このように、本実施例においては、コント
ロールセンタ10側から作業車輌11をマニュアルで視
準するときは、視準用望遠鏡124を通してCCDカメ
ラ21で撮影された作業車輌11側のターゲット画像を
表示装置143に表示し、この表示画面を見ながら視準
用操作部152を操作することにより、駆動モータ12
c、12gを駆動制御して表示画像中のターゲット画像
の中心を望遠鏡124の視準用十字線マークの中心に一
致させる構成にしたから、従来のように、いちいち視準
用望遠鏡124を覗くことなく表示装置143の表示画
面上でコントロールセンタ10側の自動追尾装置12を
作業車輌11側のターゲット18に簡便に視準させるこ
とができる。従って、自動追尾装置12を作業車輌側の
ターゲット18に最初に視準させる初期設定時、または
自動追尾装置12の向きが大きくずれた時の視準時間を
大幅に短縮することができるほか、作業者の容易に入れ
ない場所の視準も容易に行うことができる。また、コン
トロールセンタ10内でリモートコントロールにより視
準できるから、一人のオペレータが複数のセットを操作
することができ、大幅な省力化が可能になる。
【0026】また、作業車輌11側からコントロールセ
ンタ10をマニュアルで視準するときは、視準用望遠鏡
134を通してCCDカメラ33で撮影されたコントロ
ールセンタ10側のターゲット画像をLCD表示部16
aに表示し、この表示画面を見ながら視準用操作部16
bを操作することにより、駆動モータ13c、13gを
駆動制御してLCD表示部16aの表示画像中のターゲ
ット画像の中心を望遠鏡134の視準用十字線マークの
中心に一致させる構成にしたから、従来のように、いち
いち視準用望遠鏡134を覗くことなくLCD表示部1
6aの表示画面上でコントロールセンタ10側の自動追
尾装置13を作業車輌11側のターゲット17に簡便に
視準させることができる。従って、作業車輌11側にお
いても自動追尾装置13をコントロールセンタ10側の
ターゲット17に最初に視準させる初期設定時、または
自動追尾装置13の向きが大きくずれた時の視準時間を
大幅に短縮することができるほか、視準操作装置16
は、作業車輌11に対しいずれの位置にも自由に設置で
きる構成になっているから、一人のオペレータが複数の
自動追尾装置13を1台の視準操作装置16で視準させ
ることができ、大幅な省力化が可能になる。
【0027】なお、上記実施例では、遠隔操作される作
業車輌とコントロールセンタの自動追尾装置同士を双方
で視準させる場合について説明したが、本発明はこれに
限定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、
種々の変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動的に相手の動きを追跡する追尾装置を被追尾対象に最
初に視準させるとき、前記追尾装置に設置した撮像カメ
ラにより、被追尾相手視準用の望遠鏡を通して、視準用
のターゲットを有する前記被追尾対象を撮影し、この撮
像カメラで撮影した画像中のターゲットを画像処理によ
り抽出して、表示部中の前記画像中における前記ターゲ
ットの位置に応じた箇所に表示し、該表示部中のターゲ
ットの中心を同一画面中の中心箇所に表示される前記視
準用望遠鏡の視準マークに一致するように前記追尾装置
の向きを視準操作部からの指令より制御して前記ターゲ
ットを視準する構成にしたので、視準用望遠鏡を覗くこ
となく表示画面上で追尾装置を被追尾対象に簡便に視準
させることができ、その視準時間を大幅に短縮できるほ
か、視準作業の高効率化及び省人力化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による視準方式を作業車輌の遠隔制御に
適用した場合の概略構成を示す説明図である。
【図2】本実施例におけるコントロールセンタ側の自動
追尾装置の概略正面図である。
【図3】本実施例における作業車輌側の自動追尾装置及
び視準操作装置の概略正面図である。
【図4】本実施例におけるコントロールセンタ側の視準
制御部及び遠隔制御部の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図5】本実施例における作業車輌制御部及び自動追尾
装置視準制御部の構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 コントロールセンタ 11 作業車輌 12 自動追尾装置 12c 旋回用駆動モータ 12g 傾動用駆動モータ 13 自動追尾装置 13c 旋回用駆動モータ 13g 傾動用駆動モータ 14 中央制御装置 15 遠隔/視準操作部 16 視準操作装置 16a LCD表示部 16b 視準操作部 17、18 ターゲット 21 CCDカメラ 31 CPU 32 画像処理装置 33 CCDカメラ 124 視準用望遠鏡 134 視準用望遠鏡 141 CPU 142 画像処理装置 143 CRT表示装置 151 遠隔操作部 152 視準操作部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01B 11/00 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動的に相手の動きを追跡する追尾装置
    を被追尾対象に最初に視準させる視準方法であって、 前記被追尾対象に視準用のターゲットを設置し、 前記追尾装置に、被追尾対象視準用の望遠鏡と、該望遠
    鏡を通して前記被追尾対象を撮影する撮像カメラとを設
    置し、 前記撮像カメラで撮影した画像中の前記ターゲットを画
    像処理により抽出して表示部中の前記画像中における前
    記ターゲットの位置に応じた箇所に表示するとともに、
    前記望遠鏡の視準マークを前記表示部中の中心箇所に表
    示し、 前記表示部に表示される前記ターゲットの中心が該表示
    部に表示される前記視準マークに一致するように前記追
    尾装置の向きを操作指令により制御して前記被追尾対象
    を視準するようにした、 ことを特徴とする追尾装置の視準方法。
  2. 【請求項2】 自動的に相手の動きを追跡する追尾装置
    を被追尾対象に最初に視準させる視準装置であって、 前記被追尾対象に設置した視準用のターゲットと、 前記追尾装置に指向方向可変に設置した被追尾対象視準
    用の望遠鏡及び該望遠鏡を通して前記被追尾対象を撮影
    する撮像カメラと、 前記追尾装置を前記被追尾対象と正対する向きに動作さ
    せる駆動手段と、 前記追尾装置に対し視準用の指令を入力する視準操作手
    段と、 前記撮像カメラにより撮影した画像中の前記ターゲット
    を抽出する画像処理手段と、 前記抽出したターゲットの画像を前記画像中における前
    記ターゲットの位置に応じた箇所に表示するとともに前
    記望遠鏡の視準マークを中心箇所に表示する表示手段
    と、 前記視準操作手段からの操作指令に基づいて前記駆動手
    段を制御することにより、前記表示部に表示される前記
    ターゲットの中心が該表示部に表示される前記視準マー
    クに一致するように前記追尾装置の向きを調節させる制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする追尾装置の視準装置。
JP23888893A 1993-08-30 1993-08-30 追尾装置の視準方法及び装置 Pending JPH0763557A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005926A1 (fr) * 1996-08-07 1998-02-12 Komatsu Ltd. Technique de collimation automatique et appareil correspondant
JP2002162466A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視方法
US7669340B2 (en) * 2006-07-03 2010-03-02 Pentax Industrial Instruments Co., Ltd. Surveying apparatus

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JP2002162466A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視方法
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