JPH11344336A - 遠隔測量システム - Google Patents

遠隔測量システム

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JPH11344336A
JPH11344336A JP15121398A JP15121398A JPH11344336A JP H11344336 A JPH11344336 A JP H11344336A JP 15121398 A JP15121398 A JP 15121398A JP 15121398 A JP15121398 A JP 15121398A JP H11344336 A JPH11344336 A JP H11344336A
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JP
Japan
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surveying
focus
remote
surveying instrument
collimating
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Application number
JP15121398A
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English (en)
Inventor
Yasuki Asanuma
廉樹 浅沼
Toshio Mori
利夫 森
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測量時間を大幅に低減し、測量器を直接操作
する人手を極力なくすことができる遠隔測量システムを
提供する。 【解決手段】 遠隔測量システム10は、トンネル12
内の運搬車両14に搭載された測量器30、地上の管理
事務所20に設けられた走行操作装置22、表示装置2
4、遠隔操作装置26、測量制御装置28などを含む。
測量器30と、表示装置24、遠隔操作装置26及び測
量制御装置28とは、無線機32A乃至32C、36A
乃至36C、ケーブル38で接続されている。測量器3
0の接眼レンズには視準カメラが取り付けられている。
視準カメラは、視準光学系で結像された像を撮影して画
像信号を表示装置24へ入力する。測量器30は遠隔操
作装置26から入力される視準方向用制御信号と焦点調
整用制御信号に基づいて視準方向と視準光学系の焦点が
調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測量器から離れた場
所から測量器の動作を遠隔制御する遠隔測量システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】列車や自動車が走行するトンネル、ある
いは電話線や電力線を敷設したり上下水道を構築するた
めの都市トンネルの掘削等にシールド工法が広く用いら
れている。この工法で正しい方向にトンネルを掘削する
ためには、シールドマシンの方向を正確に設定すること
が重要である。
【0003】そのため、従来よりシールドマシン上の複
数箇所の位置を測量器により測定してシールドマシンの
位置及び方向を確認し、必要に応じてシールドマシンの
方向を修正するという作業を行っていた。測量器により
測量を行う場合には、シールドマシンで掘削を行ってい
るトンネルの先頭部まで測量器を運搬して測量を行う
が、この測量作業は、トンネル内部の掘削場所に近いた
め、安全と作業環境を配慮してなるべく人手がかからな
いように行うことが好ましい。したがって、測量器をト
ンネル内部に設置するとともに、この測量器を遠隔操作
する遠隔操作装置を地上に設置し、地上側の遠隔操作装
置を操作することによって、測量器による測量を行う遠
隔測量システムが提供されている。この種の遠隔測量シ
ステムでは、上記遠隔操作装置によって、測量器による
測量動作(測距、測角)と、測量器で視準すべき測量対
象物(シールドマシンに設けられたターゲット)に測量
器の視準方向を合致させる動作とを遠隔制御することが
できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した測量器の測量
動作と視準方向を遠隔制御する遠隔測量システムでは、
測量器の視準光学系で結像された像が遠隔操作装置側で
表示されるようになっていないのが現状である。このた
め、遠隔操作による測量器の視準方向の位置決めは大ま
かにしかできないので、作業者が測量器を直接操作して
視準方向の細かい位置決めを行うか、測量器が具備する
サーチ機能(測量器自身が所定の角度範囲内でターゲッ
トを探し、そのターゲットに測量器の視準方向を自動的
に位置決めする機能)を用いている。前者の場合には、
作業者がいちいち測量器の設置場所に出向かなくてはな
らず、手間と時間がかかる問題がある。また、後者の場
合には、遠隔操作による測量器の視準方向の位置決めが
大まかであるため、サーチ機能による視準方向の位置決
めに長時間を要する問題がある。また、測量器の視準光
学系の焦点合わせは手動で行うため、作業者がいちいち
測量器の設置場所に出向かなくてはならず、手間と時間
がかかる問題がある。本発明は前記事情に鑑み案出され
たものであって、本発明の目的は、測量器による測量時
間を大幅に低減するとともに、測量器を直接操作する人
手を極力なくすことができる遠隔測量システムを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、測量器と、前記測量器の測量動作を遠隔制御
する測量制御装置と、前記測量器の視準方向を遠隔操作
する遠隔操作装置とを備える遠隔測量システムにおい
て、視準カメラと、表示装置と、焦点調整機構と、焦点
操作手段とを備え、前記視準カメラは、前記測量器に設
けられ、該測量器の視準光学系で結像された像を撮影し
て画像信号を出力するように構成され、前記表示装置は
前記画像信号に基づいてモニタ画像を表示するように構
成され、前記焦点調整機構は、前記測量器に設けられ、
前記焦点操作手段から入力される制御信号に基づいて前
記視準光学系の焦点調整を行うように構成され、前記焦
点操作手段は、操作部材を有し、該操作部材の操作に基
づいて前記制御信号を生成して前記焦点調整機構に入力
するように構成されていることを特徴とする。また、本
発明は、前記遠隔操作装置が前記表示装置と前記焦点操
作手段を備えることを特徴とする。また、本発明は、前
記画像信号が無線回線及び有線回線の一方または双方を
有する信号伝達手段によって前記表示装置に伝達される
ことを特徴とする。また、本発明は、前記制御信号が無
線回線及び有線回線の一方または双方を有する信号伝達
手段によって前記焦点調整機構に伝達されることを特徴
とする。また、本発明は、前記焦点調整機構が前記視準
光学系の焦点合わせリングに設けられた第1ギアと、前
記第1ギアに噛合する第2ギアと、前記第2ギアに正逆
方向の回転駆動力を伝達可能に設けられたモータとを備
えることを特徴とする。また、本発明は、前記操作部材
が傾動操作されるスナップスイッチで構成され、前記焦
点操作手段は前記スナップスイッチの傾動方向に対応し
て前記モータの回転方向が切り換わるように前記制御信
号を生成することを特徴とする。
【0006】本発明では、測量器の視準光学系で結像さ
れた像が視準カメラによって撮影され、その撮影された
像がモニタ画像として表示装置で表示される。したがっ
て、このモニタ画像を視認しながら、遠隔操作装置によ
って、測量器の視準方向を遠隔操作することができる。
また、このモニタ画像を視認しながら、焦点操作手段の
操作部材を操作することで、焦点調整機構による視準光
学系の焦点調整を行うことができる。そして、視準方向
の位置決めと視準光学系の焦点合わせが完了した後、測
量制御装置によって測量器の測量動作を遠隔制御するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法を装置とともに
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る遠隔測量
システムの実施の形態を示す概略構成図、図2は同遠隔
測量システムの要部を示すブロック図、図3測量器の外
観斜視図、図4は測量器に設けられた焦点調整機構の概
略説明図、図5は遠隔操作装置の操作パネルの一部を示
す説明図である。
【0008】まず、図1を参照して遠隔測量システムの
概略構成について説明する。この遠隔測量システム10
は、トンネル12内に配置された運搬車両14、駆動用
車両16、後方台車18などを含み、さらに地上の管理
事務所20に設けられた走行操作装置22、表示装置
(テレビモニタ)24、遠隔操作装置26、パーソナル
コンピュータからなる測量制御装置28などを含んでい
る。
【0009】運搬車両14は、測量器30と無線機32
A、32B、32Cなどを搭載しており、レール34上
に車輪を介してレール36上に車輪を介して走行可能に
配置されている。
【0010】駆動用車両16は、その駆動手段としての
不図示のモータと無線機32Dを備え、レール34上に
車輪を介してレール36上に車輪を介して走行可能に配
置されている。
【0011】駆動用車両16は運搬車両14の後部に連
結されており、したがって、モータを無線機32Dを通
じ走行操作装置22から遠隔操作して駆動用車両16を
走行させることができるようになっている。
【0012】後方台車18は、駆動用車両16のさらに
後方に配置されている。この後方台車18には、上述し
た無線機32A、32B、32C、32Dとの間でそれ
ぞれ信号を授受する無線機36A、36B、36C、3
6Dが搭載されている。また、無線機36A、36B、
36Cと管理事務所20の表示装置24、遠隔操作装置
26及び測量制御装置28とは、ケーブル(有線回線)
38により接続されている。また、無線機36Dと管理
事務所20の走行操作装置22とはケーブル(有線回
線)40により接続されている。なお、後方台車18
は、運搬車両14の前方に配置されていてもかまわな
い。
【0013】トンネル12内の掘削点に設置されている
シールドマシン42上には、2箇所あるいは3箇所にタ
ーゲット44が取り付けられ、一方、トンネル12内に
は異なる2箇所に測量の基準点46が設けられている。
【0014】次に、図3を参照して測量器30の構成に
ついて説明する。測量器30は、その正面側に視準光学
系を構成する不図示の対物レンズが設けられており、背
面側に視準光学系を構成する接眼レンズ301と、視準
光学系の焦点を調整するための焦点調整リング302と
が設けられている。接眼レンズ301には、その光軸上
に、例えばCCDカメラなどから構成される視準カメラ
48が取り付けられている。視準カメラ48は、測量器
30の視準光学系で結像された像を撮影して画像信号を
無線機32Aに入力するように構成されている。焦点調
整リング302の上方には、無線機32Bから入力され
る焦点調整用制御信号に基づいて焦点調整リング302
を回転して視準光学系の焦点調整を行うように構成され
た焦点調整機構50が配設されている。また、測量器3
0は、無線機32Bから入力される視準方向用制御信号
に基づいて、その視準方向が移動制御されるように構成
されている。
【0015】次に、図4を参照して焦点調整機構50の
構成について説明する。焦点調整機構50は、視準光学
系の焦点合わせリング302の外周面に設けられた第1
ギア303と、前記第1ギア303に噛合する第2ギア
501と、この第2ギア501に駆動軸が連結され、第
2ギア501に正逆方向の回転駆動力を伝達するモータ
502とを備えて構成されている。
【0016】モータ502は、無線機32Bから入力さ
れる焦点調整用制御信号に基づいて正逆方向に回転され
るように構成されており、例えばDCモータなどを使用
することができる。したがって、モータ502が正逆方
向に回転することで第2ギア501から第1ギア303
に回転駆動力が伝達され、焦点合わせリング302が正
逆方向に回転され、測量器30の視準光学系の焦点調整
が行われるように構成されている。
【0017】なお、リミットスイッチ503は、焦点合
わせリング302に突設された凸部304が当接するこ
とで作動するように焦点調整機構50に配設されてい
る。このリミットスイッチ503が作動することでモー
タ502へ入力される駆動信号が停止され、モータ50
2がそれ以上回転しないように構成されている。これ
は、焦点合わせリング302の回転が許容される所定量
(例えば1回転)以上回転することを防止するためであ
る。
【0018】次に、図2を参照して各制御信号、画像信
号の入出力について説明する。管理事務所20の走行操
作装置22から出力された走行用制御信号は、ケーブル
40を介して後方台車18の無線機36Dに入力され、
この無線機36Dから送信され無線回線を介して駆動用
台車16の無線機32Dに受信される。そして、無線機
32Dで受信された走行用制御信号に基づいて不図示の
モータが駆動されることによって、駆動用台車16がそ
れに連結された運搬用台車14をレール34上で走行さ
せるようになっている。
【0019】管理事務所20の遠隔操作装置26から出
力された視準方向用制御信号と焦点調整用制御信号は、
ケーブル38を介して後方台車18の無線機36Bに入
力され、この無線機36Bから送信され無線回線を介し
て運搬用台車14の無線機32Bに受信される。そし
て、無線機32Bで受信された視準方向用制御信号と焦
点調整用制御信号のそれぞれに基づいて測量器30と焦
点調整機構50が動作することによって、測量器30の
視準方向と視準光学系の焦点が調整されるようになって
いる。
【0020】管理事務所20の測量制御装置28から出
力された測量器30を制御する測量用制御信号は、ケー
ブル38を介して後方台車18の無線機36Cに入力さ
れ、この無線機36Cから送信され無線回線を介して運
搬用台車14の無線機32Cに受信される。そして、測
量器30は、無線機32Cで受信された測量用制御信号
に基づいて測量動作を行い、測量結果を示す情報を無線
機32Cに入力する。無線機32Cに入力された情報は
上記測量用制御信号の伝達経路と逆の伝達経路で管理事
務所20の測量制御装置28に入力されるようになって
いる。
【0021】また、視準カメラ48によって撮影された
測量器30の視準光学系で結像された像の画像信号は、
無線機32Aから無線回線を介して無線機36Aに送信
され、無線機36Aからケーブル38を介して、管理事
務所20の表示装置24に入力される。この結果、表示
装置24によって測量器30の視準光学系のモニタ画像
が表示されるようになっている。なお、視準カメラ48
は、測量器30の視準光学系で結像された像を撮影する
ため、測量対象となるターゲット44や基準点46の
他、測量器30の周囲を撮影することも可能であり、駆
動車両16の走行を制御する際に表示装置24に表示す
るためのモニタ画像を撮影することができる。
【0022】次に、図5を参照して遠隔操作装置の操作
パネルの構成について説明する。遠隔操作装置26の操
作パネル26Aは、ジョイステック261とスナップス
イッチ262を備えている。ジョイステック261は、
測量器30の視準方向を操作するためものである。この
ジョイステック261は、中立位置に保持されるように
付勢されており、ジョイステック261を中立位置を中
心にして上下方向と左右方向に傾動することにより、測
量器30の視準方向を上下方向と左右方向に移動させる
ための視準方向用制御信号が遠隔操作装置26から出力
されるようになっている。
【0023】また、スナップスイッチ(特許請求の範囲
の操作部材に相当)262は、測量器30の視準光学系
の焦点調整を行うためのものである。このスナップスイ
ッチ262は、中立位置に保持されるように付勢されて
おり、スナップスイッチ262を中立位置を中心にして
前後方向に傾動することにより、焦点調整機構50のモ
ータ502を正逆方向に回転するための焦点調整用制御
信号が遠隔操作装置26から出力されるようになってい
る。このスナップスイッチ262を有する遠隔操作装置
26によって焦点操作手段が構成されている。
【0024】次に、このように構成された遠隔測量シス
テム10の動作について説明する。測量器30によって
シールドマシン42の位置を測定するためには、まず、
運搬車両14を移動させて測量器30を適切な位置に配
置する必要がある。そこで、管理事務所20の操作者
は、走行操作装置22を操作し、無線機36D、32D
を通じて駆動用車両16のモータを制御して、駆動用車
両16を移動させることにより運搬車両14を移動させ
る。その際、操作者は、視準カメラ48により撮影され
た測量器30の視準光学系のモニタ画像を表示装置24
で見ながら操作することができる。視準カメラ48で撮
影された画像は、無線機32A、36Aを通じて管理事
務所20の表示装置24に表示される。
【0025】運搬車両14がシールドマシン42に対し
て適切な距離の位置に到達すると、走行操作装置22を
操作して運搬車両14をその位置に停止させた後、遠隔
操作装置26を操作して、測量器30の視準方向をシー
ルドマシン42上のターゲット44に合致させる。
【0026】すなわち、視準カメラ48により撮影され
た測量器30の視準光学系のモニタ画像を表示装置24
で見ながら遠隔操作装置26のスナップスイッチ262
とジョイステック261とを操作することによって、測
量器30の視準光学系の焦点を調整して、視準方向をシ
ールドマシン42上のターゲット44に合致させる。前
述したように、遠隔操作装置26の操作によって、この
遠隔操作装置26から出力された視準方向用制御信号と
焦点調整用制御信号は、無線機36B、32Bを介して
測量器30と焦点調整機構50に入力されている。
【0027】そして、測量制御装置28を操作すること
によって、測量器30によるターゲット44の3次元直
交座標系における位置の測量を行う。すなわち、測量器
30からレーザ光をターゲット44及び基準点46に向
けて放射して測量を行う。測量結果は、無線機32C、
36Cを介して管理事務所20の測量制御装置28まで
送られる。
【0028】次いで、トンネル内の基準点46に関して
も、上述とまったく同様に、走行操作装置22の操作に
よる運搬車両14の移動、遠隔操作装置26の操作によ
る測量器30の視準光学系の焦点調整と視準方向の調
整、測量制御装置28の操作による測量器30による基
準点46の3次元直交座標系における位置の測量を行
う。その結果、測量結果は、無線機32C、36Cを介
して管理事務所20の測量制御装置28まで送られる。
【0029】そして、上述の操作に結果得られたターゲ
ット44及び基準点46の3次元直交座標系における位
置の測量結果に基づいて、測量制御装置28によって必
要な演算がなされ、シールドマシン42の方向が求めら
れる。
【0030】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、測量器30の視準光学系で結像された像が視準カメ
ラ48によって撮影され、その撮影された像がモニタ画
像として表示装置24で表示される。したがって、この
モニタ画像を視認しながら、遠隔操作装置26のジョイ
スティック261を操作することによって、測量器30
の視準方向を遠隔操作することができる。また、このモ
ニタ画像を視認しながら、遠隔操作装置26のスナップ
スイッチ262を操作することで、焦点調整機構50に
よる測量器30の視準光学系の焦点調整を行うことがで
きる。そして、視準方向の位置決めと視準光学系の焦点
合わせが完了した後、測量制御装置28によって測量器
30の測量動作を遠隔制御することができる。このた
め、従来に比較して、測量器30による視準方向の位置
決めと視準光学系の焦点合わせを遠隔操作のみで正確に
かつ短時間で行うことができるので、測量に要する時間
が大幅に低減するとともに、測量器30を直接操作する
人手をなくすことができる。
【0031】なお、本発明の遠隔測量システムは、シー
ルド工法によるトンネル工事に限定されるものではな
く、作業者が測量器の近傍から離れた位置にいることが
好ましい環境において広く適用することができる。ま
た、本実施の形態では、視準カメラから表示装置に伝達
される画像信号と、遠隔操作装置から焦点調整機構に伝
達される焦点調整用制御信号とを、無線機間を結ぶ無線
回線及びケーブルなどから構成される有線回線の双方に
よって構成される信号伝達手段によって伝達するように
構成したが、この信号伝達手段は、無線回線及び有線回
線の一方のみによって構成されていてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
測量器と、前記測量器の測量動作を遠隔制御する測量制
御装置と、前記測量器の視準方向を遠隔操作する遠隔操
作装置とを備える遠隔測量システムにおいて、視準カメ
ラと、表示装置と、焦点調整機構と、焦点操作手段とを
備え、前記視準カメラは、前記測量器に設けられ、該測
量器の視準光学系で結像された像を撮影して画像信号を
出力するように構成され、前記表示装置は前記画像信号
に基づいてモニタ画像を表示するように構成され、前記
焦点調整機構は、前記測量器に設けられ、前記焦点操作
手段から入力される制御信号に基づいて前記視準光学系
の焦点調整を行うように構成され、前記焦点操作手段
は、操作部材を有し、該操作部材の操作に基づいて前記
制御信号を生成して前記焦点調整機構に入力するように
構成されている。
【0033】そのため、表示装置で表示されるモニタ画
像を視認しながら、遠隔操作装置によって、測量器の視
準方向を遠隔操作することができる。また、このモニタ
画像を視認しながら、焦点操作手段の操作部材を操作す
ることで、焦点調整機構による視準光学系の焦点調整を
行うことができる。そして、視準方向の位置決めと視準
光学系の焦点合わせが完了した後、測量制御装置によっ
て測量器の測量動作を遠隔制御することができる。した
がって、従来に比較して、測量器による視準方向の位置
決めと視準光学系の焦点合わせを遠隔操作のみで正確に
かつ短時間で行うことができるので、測量に要する時間
が大幅に低減するとともに、測量器を直接操作する人手
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔測量システムの実施の形態を
示す概略構成図である。
【図2】同遠隔測量システムの要部を示すブロック図で
ある。
【図3】測量器の外観斜視図である。
【図4】測量器に設けられた焦点調整機構の概略説明図
である。
【図5】遠隔操作装置の操作パネルの一部を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 遠隔測量システム 24 表示装置 26 遠隔操作装置 28 測量制御装置 30 測量器 48 視準カメラ 50 焦点調整機構 262 スナップスイッチ(操作部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測量器と、前記測量器の測量動作を遠隔
    制御する測量制御装置と、前記測量器の視準方向を遠隔
    操作する遠隔操作装置とを備える遠隔測量システムにお
    いて、 視準カメラと、表示装置と、焦点調整機構と、焦点操作
    手段とを備え、 前記視準カメラは、前記測量器に設けられ、該測量器の
    視準光学系で結像された像を撮影して画像信号を出力す
    るように構成され、 前記表示装置は前記画像信号に基づいてモニタ画像を表
    示するように構成され、 前記焦点調整機構は、前記測量器に設けられ、前記焦点
    操作手段から入力される焦点調整用制御信号に基づいて
    前記視準光学系の焦点調整を行うように構成され、 前記焦点操作手段は、操作部材を有し、該操作部材の操
    作に基づいて前記焦点調整用制御信号を生成して前記焦
    点調整機構に入力するように構成されている、ことを特
    徴とする遠隔測量システム。
  2. 【請求項2】 前記遠隔操作装置が前記表示装置と前記
    焦点操作手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    遠隔測量システム。
  3. 【請求項3】 前記画像信号が無線回線及び有線回線の
    一方または双方を有する信号伝達手段によって前記表示
    装置に伝達されることを特徴とする請求項1または2記
    載の遠隔測量システム。
  4. 【請求項4】 前記焦点調整用制御信号が無線回線及び
    有線回線の一方または双方を有する信号伝達手段によっ
    て前記焦点調整機構に伝達されることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の遠隔測量システム。
  5. 【請求項5】 前記焦点調整機構が前記視準光学系の焦
    点合わせリングに設けられた第1ギアと、前記第1ギア
    に噛合する第2ギアと、前記第2ギアに正逆方向の回転
    駆動力を伝達可能に設けられたモータとを備えることを
    特徴とする請求項1乃至4に何れか1項記載の遠隔測量
    システム。
  6. 【請求項6】 前記操作部材が傾動操作されるスナップ
    スイッチで構成され、前記焦点操作手段は前記スナップ
    スイッチの傾動方向に対応して前記モータの回転方向が
    切り換わるように前記焦点調整用制御信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項5記載の遠隔測量システム。
JP15121398A 1998-06-01 1998-06-01 遠隔測量システム Pending JPH11344336A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003035538A (ja) * 2001-07-19 2003-02-07 Sanwa Kizai Co Ltd 画面表示薄型セオドライト
JP2009198329A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Kajima Corp 位置計測システムおよび位置計測方法
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