JP3380000B2 - 遠隔操作による移動体の移動方法 - Google Patents

遠隔操作による移動体の移動方法

Info

Publication number
JP3380000B2
JP3380000B2 JP19290993A JP19290993A JP3380000B2 JP 3380000 B2 JP3380000 B2 JP 3380000B2 JP 19290993 A JP19290993 A JP 19290993A JP 19290993 A JP19290993 A JP 19290993A JP 3380000 B2 JP3380000 B2 JP 3380000B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
camera
moving
remote
communication means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19290993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0730969A (ja
Inventor
克実 小幡
秀芳 桝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP19290993A priority Critical patent/JP3380000B2/ja
Publication of JPH0730969A publication Critical patent/JPH0730969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3380000B2 publication Critical patent/JP3380000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、比較的長距離離れた移
動体を遠隔操作で移動させる場合に好適な遠隔操作によ
る移動体の移動方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、建設現場では、クローラダンプや
ブルドーザ、パワーショベル等の機械を現場事務所や市
街地のオフィス等から遠隔操作することが試みられてお
り、また、原子力発電所では、放射線領域内に配設した
作業ロボットを放射線領域外から遠隔操作して該放射線
領域内での作業を前記作業ロボットに行わせることが試
みられている。前記建設現場や原子力発電所等で行われ
る作業の多くは、場所を順次変えながら行われるため、
前記機械や作業ロボットは、遠隔操作により移動可能な
移動体を含んで構成されるのが通常である。 【0003】従って、上述したような遠隔操作を行う場
合には、各種動作指令はもとより、前記移動体を移動さ
せるための指令を伝送する等、遠隔操作点と移動体との
間で種々の信号を伝送する必要があり、従来は、移動体
が方々に移動することを考慮して、通信方向の指向性が
ないか或は弱い通信手段を用いて、前記遠隔操作点と移
動体との間の通信を行っていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信方
向の指向性がないか或は弱い通信手段は、伝送する信号
の到達可能距離が一般に短いため、前記遠隔操作点と移
動体との距離が遠くなると、相互間での通信ができなく
なる不具合があった。また、前記遠隔操作点と移動体と
の間の信号伝送に、信号の到達可能距離が比較的長い通
信手段を用いると、通信方向の指向性が強くなるため、
移動体が少しでも移動して指向性の範囲内から外れる
と、やはり相互間での通信ができなくなる不具合があっ
た。 【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、固定の遠隔操作点からの遠隔操
作で移動体を比較的長距離離れた場所でも確実に移動さ
せることができる遠隔操作による移動体の移動方法を提
供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、遠隔操作により移動可能に構成された少な
くとも2つ以上の移動体を、該各移動体から離れた固定
の遠隔操作点より遠隔操作することで移動させる方法で
あって、前記各移動体及び前記遠隔操作点に、指向性を
有し第1距離の範囲内で通信可能な第1通信手段をそれ
ぞれ設け、さらに、前記各移動体に、前記第1通信手段
に接続された撮影手段を設けるとともに、無指向性で前
記第1距離より短い第2距離の範囲内で通信可能な第2
通信手段を設け、前記遠隔操作点に、視準用ターゲット
を設けるとともに、前記第1通信手段に接続され前記撮
影手段で撮影された映像を表示する表示手段を設け、前
記各移動体のうち少なくとも1つを、前記第1通信手段
を介して前記遠隔操作点と通信可能な状態で静止させ、
前記遠隔操作点から前記静止させた移動体に、該静止さ
せた移動体からの距離が前記第2距離以下である他の移
動体に対する遠隔操作用信号を前記第1通信手段を介し
て伝送すると共に、前記静止させた移動体から前記他の
移動体に前記遠隔操作用信号を前記第2通信手段を介し
て転送することで、該遠隔操作用信号に基づく前記遠隔
操作点からの遠隔操作により、前記他の移動体を前記静
止させた移動体から前記第2距離以下の範囲内で移動さ
せ、前記移動させた後に前記他の移動体を、前記遠隔操
作用信号に基づく前記遠隔操作点からの遠隔操作によ
り、前記第1通信手段を介して前記遠隔操作点と通信可
能な状態にさせて静止させるようにし、前記遠隔操作点
からの前記他の移動体に対する遠隔操作は、前記他の移
動体の前記撮影手段で撮影された映像の信号を前記他の
移動体の第2通信手段、前記静止させた移動体の第2通
信手段および前記静止させた移動体の第1通信手段の順
に経由して前記遠隔操作点に伝送することにより、前記
映像の信号に基づき前記表示手段に表示される映像中の
前記視準用ターゲットの有無を確認しながら行なうこと
を特徴とする。 【0007】 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明方法を適用したカメラロボットの遠
隔操作システムの概略構成を示す説明図である。図1に
おいて1は遠隔操作点、3はカメラロボット(移動体に
相当)であり、本実施例では前記カメラロボット3が2
台設けられている。 【0009】前記遠隔操作点1は、例えば市街地等の固
定した建物11に設定され、該遠隔操作点1には、ミリ
波通信ユニット13と、監視ユニット15と、遠隔操作
ユニット17とが設置されている。 【0010】図2は前記ミリ波通信ユニット13、監視
ユニット15、及び遠隔操作ユニット17の概略構成図
である。図2に示すように、前記ミリ波通信ユニット1
3は、前記カメラロボット3との通信用に、該カメラロ
ボット3の台数に合わせて2組設けられ、各ミリ波通信
ユニット13は、前記建物11の屋上1101に立設さ
れた雲台1301と、該雲台1301により水平及び垂
直方向に指向方向変位可能に支持されたミリ波通信機1
303と、該ミリ波通信機1303の前部に支持された
アンテナ1305と、前記ミリ波通信機1303の上部
に支持された視準用テレビカメラ1307とを備えてい
る。 【0011】前記ミリ波通信機1303は、途中に障害
物がない限り、所定の指向性の範囲内で、最長で約10
km離れた相手と音声2系統及び映像1系統の全二重同
時通信ができるように構成され、指向性が強いものの比
較的長距離の通信に適している。このミリ波通信機13
03には、2系統の音声端子1311と、1系統の映像
端子1313とが設けられている。尚、本実施例では、
前記ミリ波通信機1303とアンテナ1305とで、遠
隔操作点1側の第1通信手段が構成されている。 【0012】前記監視ユニット15は、前記各カメラロ
ボット3の状態監視用に設けられ、該監視ユニット15
は、前記雲台1301と共に前記屋上1101に立設さ
れた雲台1501と、該雲台1501により水平及び垂
直方向に指向方向変位可能に支持された監視用テレビカ
メラ1503と、前記雲台1501の前部に固設され消
費電力500W/h程度の水銀灯等で構成された視準用
ランプ1505(視準用ターゲットに相当)とを備えて
いる。 【0013】前記遠隔操作ユニット17は、前記各ミリ
波通信ユニット13、監視ユニット15、及び前記各カ
メラロボット3の遠隔操作用に設けられ、該遠隔操作ユ
ニット17は、パーソナルコンピュータ1701(以
下、パソコンと略記する)と、モニタテレビ1703,
1705と、リモコンボックス1707と、スイッチボ
ックス1709,1711,1713とを備えている。 【0014】前記パソコン1701は、複数のI/Oイ
ンタフェース1715及びシリアルインタフェース17
17とを備え、各I/Oインタフェース1715には、
前記各雲台1301,1501、前記各スイッチボック
ス1709,1711,1713の制御端子1719,
1721,1723、及び前記リモコンボックス171
3が接続されている。また、前記シリアルインタフェー
ス1717のうち2つには、構内モデム1725を介し
て前記各ミリ波通信機1303の一方の音声端子131
1の入力側が接続され、他の1つには、前記ミリ波通信
ユニット13のバックアップ用で例えばISDNによる
移動無線電話回線網に接続可能な移動電話装置1727
が、モデム1729を介して接続されている。 【0015】前記モニタテレビ1703(表示手段に相
当)は、前記各カメラロボット3で撮影された映像とそ
の音声とを表示、出力するために設けられ、第1及び第
2外部入力端子1731,1733を備えている。前記
モニタテレビ1705は、前記視準用テレビカメラ13
07や監視用テレビカメラ1503で撮影された映像を
選択的に表示するために設けられ、第1及び第2外部入
力端子1735,1737を備えている。 【0016】前記リモコンボックス1707は、前記各
カメラロボット3の種々の動作や、前記各ミリ波通信ユ
ニット13及び監視ユニット15の雲台1301,15
01の駆動、そして、前記各スイッチボックス170
9,1711,1713の切り換え動作を遠隔操作する
ために設けられ、遠隔操作対象を指定するための複数の
対象指定スイッチ1739と、遠隔操作の内容を入力す
る例えばジョイスティック等で構成された操作レバー1
741とを備えている。 【0017】前記操作レバー1741により入力された
遠隔操作の内容に応じた信号は、前記パソコン1701
のI/Oインタフェース1715又はシリアルインタフ
ェース1717を介して、前記各雲台1301,150
1、前記各スイッチボックス1709,1711,17
13、前記各ミリ波通信機1303、及び前記移動電話
装置1727のうち、前記対象指定スイッチ1739で
指定された遠隔操作対象に応じたいずれか1つに選択的
に出力される。 【0018】前記スイッチボックス1709は、前記モ
ニタテレビ1703に出力する映像及び音声の信号の入
力系統を選択するために設けられ、2つの入力端子17
43と1つの出力端子1745とを備え、前記2つの入
力端子1743には、前記各ミリ波通信機1303の他
方の音声端子1311の出力側が接続され、前記出力端
子1745は前記モニタテレビ1709の第1外部入力
端子1731に接続されている。 【0019】前記スイッチボックス1711は、前記モ
ニタテレビ1705に出力する映像の信号の入力系統を
選択するために設けられ、3つの入力端子1747と1
つの出力端子1749とを備え、前記各入力端子174
7には、前記各ミリ波通信ユニット13の視準用テレビ
カメラ1307及び前記監視ユニット15の監視用テレ
ビカメラ1503の映像出力端子が接続され、前記出力
端子1749は前記モニタテレビ1705の第1外部入
力端子1735に接続されている。 【0020】前記スイッチボックス1713は、バック
アップ動作時に前記移動無線電話回線網及び前記移動電
話装置1727を経由して前記カメラロボット3側から
伝送される映像を、前記モニタテレビ1703,170
5の一方に選択的に出力するために設けられ、1つの入
力端子1751と2つの出力端子1753とを備え、前
記入力端子1751には前記コーデック1729が接続
され、前記各出力端子1753は前記各モニタテレビ1
703,1705の第2外部入力端子1733,173
7に接続されている。尚、前記バックアップ動作時にカ
メラロボット3側から伝送される映像の音声の信号は、
前記モデム1729から前記モニタテレビ1703に直
接入力される。 【0021】前記カメラロボット3は、前記遠隔操作点
1から肉眼或はテレビカメラで直接様子を監視すること
ができない該遠隔操作点1から離れた場所で、遠隔操作
点1との間に通信の妨げとなるような障害物がない箇所
に配設され、図1に示すように、該各カメラロボット3
には、前記遠隔操作点1からの遠隔操作により移動可能
な走行台車31と、ミリ波通信ユニット33と、監視ユ
ニット35と、中継通信ユニット37とが設けられてい
る。 【0022】図3は前記走行台車31、ミリ波通信ユニ
ット33、監視ユニット35、及び中継通信ユニット3
7の概略構成図である。図3に示すように、前記走行台
車31は、車台3101と、該車台31を走行可能に支
持する駆動輪3103及び操舵輪3105と、前記車台
3101上に設置され走行及び操舵用の電動モータ(図
示せず)等が収容された基台3107と、前記車台31
01に設けられ動力伝達機構や制御系(いずれも図示せ
ず)等で構成される台車駆動部3109と、前記電動モ
ータの電源であるガソリン発電機3111とを備える。 【0023】前記ミリ波通信ユニット33は、前記遠隔
操作点1との通信用に設けられ、該遠隔操作点1のミリ
波通信ユニット13と略々同様に構成され、雲台330
1、ミリ波通信機3303、アンテナ3305、及び視
準用テレビカメラ3307(撮影手段に相当)を備え、
前記雲台3301は前記基台3107に立設され、前記
ミリ波通信機3303には、2系統の音声端子3311
と、1系統の映像端子3313とが設けられ、前記視準
用テレビカメラ3307にはマイクロホン3315が付
設されている。尚、本実施例では、前記ミリ波通信機3
303とアンテナ3305とで、カメラロボット3側の
第1通信手段が構成されている。 【0024】前記監視ユニット35は、前記各カメラロ
ボット3の周辺の状態監視用に設けられ、前記遠隔操作
点1の監視ユニット15と略々同様に構成され、雲台3
501、監視用テレビカメラ3503、視準用ランプ3
505を備え、前記雲台3501は前記雲台3301と
共に前記基台3107に立設され、前記監視用テレビカ
メラ3503にはマイクロホン3507が付設されてい
る。 【0025】前記中継通信ユニット37は、他のカメラ
ロボット3との通信用と、該他のカメラロボット3と前
記遠隔操作点1との通信の中継用とに設けられ、該中継
通信ユニット37は、パソコン3701と、UHFトラ
ンスミッタ3703と、チューナ内蔵のテレビ受像機3
705と、無線モデム3707(第2通信手段に相当)
と、スイッチボックス3711とを備えている。 【0026】前記パソコン3701は、複数のI/Oイ
ンタフェース3713及びシリアルインタフェース37
15を備え、前記I/Oインタフェース3713のうち
1つには、前記スイッチボックス3711の制御端子3
717が接続されている。また、前記シリアルインタフ
ェース3715のうち1つには、構内モデム3719を
介して前記ミリ波通信機3303の一方の音声端子33
11の出力側が接続され、次の1つには前記無線モデム
3707が接続され、他の1つには、前記ミリ波通信機
3303のバックアップ用で前記遠隔操作点1の移動電
話装置1727と同様に構成された移動電話装置372
1が、モデム3723を介して接続されている。 【0027】前記UHFトランスミッタ3703は、前
記視準用テレビカメラ3307や監視用テレビカメラ3
503で撮影された映像及びその音声を選択的にUHF
帯の無線信号で送出するために設けられている。前記テ
レビ受像機3705は、他のカメラロボット3のUHF
トランスミッタ3703から送出された無線信号を受信
処理するために設けられ、該テレビ受像機3705には
UHFアンテナ3725が接続されている。前記無線モ
デム3707は、前記ミリ波通信機1303,3303
を介して前記遠隔操作点1から伝送された信号を他のカ
メラロボット3に送出するために設けられ、例えば特定
微弱電力型の簡易無線装置等で構成されている。 【0028】尚、本実施例において、前記UHFトラン
スミッタ3703、無線モデム3707、及びUHFア
ンテナ3725は、最大送受信可能範囲が約100m程
度で通信方向の指向性はない。よって、これらによれ
ば、短距離の通信しかできない代わりに任意の方向の相
手と通信することができる。 【0029】前記スイッチボックス3711は、前記視
準用テレビカメラ3307で撮影した映像とその音声、
監視用テレビカメラ3503で撮影した映像とその音
声、及び前記テレビ受像機3705で受信処理された信
号の映像とその音声のうち1つを、前記遠隔操作点1や
他のカメラロボット3に選択的に送出するために設けら
れ、3つの入力端子3727と1つの出力端子3729
とを備えている。前記各入力端子3727のうち2つに
は、前記視準用テレビカメラ3307及び前記監視用テ
レビカメラ3503の映像/音声出力端子が接続され、
残りの1つには前記テレビ受像機3705が接続され、
前記出力端子3729は分配器3731に接続されてい
る。 【0030】前記分配器3731には、音声信号分離器
3733と前記UHFトランスミッタ3703とが接続
され、前記スイッチボックス3711で選択された映像
及びその音声の信号が、前記分配器3731を介して前
記音声信号分離器3733とUHFトランスミッタ37
03とに出力される。前記音声信号分離器3733は、
前記スイッチボックス3711で選択、出力された映像
及びその音声の信号から音声信号成分を分離し、該音声
信号成分を前記ミリ波通信機3303の他方の音声端子
3311の入力側に出力すると共に、残りの映像信号成
分を、前記ミリ波通信機3303の映像端子3313の
入力側に出力する。 【0031】次に、前記遠隔操作点1からの遠隔操作で
前記カメラロボット3を移動させる場合について説明す
る。本実施例のカメラロボットの遠隔操作システムで
は、前記カメラロボット3を2台1組で遠隔操作により
移動させる。まず、一方のカメラロボット3のミリ波通
信ユニット33のアンテナ3305と、前記遠隔操作点
1の対応するミリ波通信ユニット13のアンテナとを互
いに対向させ、該一方のカメラロボット3の監視カメラ
3501を前方に指向させた状態で、前記一方のカメラ
ロボット3を設置する。これと共に、他方のカメラロボ
ット3を、前記一方のカメラロボット3との間で前記U
HFトランスミッタ3703、無線モデム3707、及
びUHFアンテナ3725による無線信号の送受信が可
能な範囲内の箇所に設置し、該他方のカメラロボット3
の監視カメラ3501を前方に指向させる。 【0032】続いて、前記遠隔操作点1から前記他方の
カメラロボット3を遠隔操作により移動させる。この場
合には、前記リモコンボックス1707の対象指定スイ
ッチ1739により、前記他方のカメラロボット3の走
行台車31を遠隔操作対象として設定し、該他方のカメ
ラロボット3の移動方向及び量に応じて前記操作レバー
1741を操作する。 【0033】前記操作レバー1741により入力された
遠隔操作の内容に応じた信号は、前記パソコン170
1、前記構内モデム1725、前記一方のカメラロボッ
ト3に対応するミリ波通信機1303、該一方のカメラ
ロボット3のミリ波通信機3303、構内モデム371
9、パソコン3701、及び無線モデム3707を介し
て、前記他方のカメラロボット3の無線モデム3707
に送出され、さらに、該他方のカメラロボット3のパソ
コン3701に入力される。これにより、前記他方のカ
メラロボット3の駆動輪3103及び操舵輪3105が
駆動され、前記操作レバー1741の操作に応じて前記
他方のカメラロボット3が移動される。 【0034】尚、前記遠隔操作点1からの遠隔操作によ
る前記他方のカメラロボット3の移動中には、該他方の
カメラロボット3の監視カメラ3503で撮影された映
像及びマイクロホン3507で集音された音声の信号
を、スイッチボックス3711、分配器3731、及び
UHFトランスミッタ3703を介して送出させ、該信
号を、前記一方のカメラロボット3のUHFアンテナ3
725及びテレビ受像機3705で受信させる。さら
に、前記映像及び音声の信号を、前記一方のカメラロボ
ット3のスイッチボックス3711、分配器3731、
音声信号分離器3733、及びミリ波通信機3303を
介して前記遠隔操作点1に送出させ、該遠隔操作点1の
ミリ波通信機1303で受信させ、さらにスイッチボッ
クス1709に入力させる。 【0035】そして、前記遠隔操作点1では、前記リモ
コンボックス1707の操作によりスイッチボックス1
709を適宜切り換えつつ前記モニタテレビ1703
に、前記他方のカメラロボット3の監視カメラ3503
で撮影された映像と、前記屋上1101の監視カメラ1
503で撮影された映像との一方を選択して表示させ、
その表示を見ながら前記他方のカメラロボット3の遠隔
操作を行う。 【0036】以上のようにして、前記遠隔操作点1から
の遠隔操作により前記他方のカメラロボット3を移動さ
せている際に、例えば前記モニタテレビ1703に表示
される監視カメラ3503の撮影映像に乱れが生じるこ
と等により、該他方のカメラロボット3が、前記一方の
カメラロボット3との間で前記UHFトランスミッタ3
703、無線モデム3707、及びUHFアンテナ37
25による無線信号の送受信を行うことができる範囲か
ら外れつつあることが判別されたならば、他方のカメラ
ロボット3の移動を停止させる。 【0037】さらに、前記リモコンボックス1707の
操作により、前記遠隔操作点1の監視ユニット15の視
準用ランプ1505を点灯させると共に、該遠隔操作点
1のスイッチボックス1709や前記他方のカメラロボ
ット3のスイッチボックス3711の接続状態を切り換
えて、該他方のカメラロボット3の視準用テレビカメラ
3503で撮影された映像を前記モニタテレビ1703
に表示させる。そして、前記リモコンボックス1707
の操作により、前記他方のカメラロボット3の走行台車
31やミリ波通信ユニット33の雲台3301を遠隔操
作し、例えば前記モニタテレビ1703の表示画面の中
央に前記視準用ランプ1505の光が映るように、前記
走行台車31や視準用テレビカメラ3503の向きを遠
隔操作により変更させる。 【0038】続いて、前記リモコンボックス1707の
操作により、前記他方のカメラロボット3の監視ユニッ
ト35の視準用ランプ3505を点灯させると共に、前
記遠隔操作点1のスイッチボックス1711の接続状態
を切り換えて、該遠隔操作点1の視準用テレビカメラ1
503で撮影された映像を前記モニタテレビ1705に
表示させる。そして、前記リモコンボックス1707の
操作により、前記監視ユニット15の雲台1501を遠
隔操作し、例えば前記モニタテレビ1705の表示画面
の中央に前記視準用ランプ3505の光が映るように、
前記視準用テレビカメラ1503の向きを遠隔操作によ
り変更させる。 【0039】これにより、前記他方のカメラロボット3
のミリ波通信ユニット33のアンテナ3305と、前記
遠隔操作点1の対応するミリ波通信ユニット13のアン
テナとが互いに対向して、これら遠隔操作点1と他方の
カメラロボット3とが、前記ミリ波通信機1303,3
303を介して直接通信可能な状態となる。前記遠隔操
作点1と他方のカメラロボット3とが、前記ミリ波通信
機1303,3303を介して直接通信可能な状態とな
ったならば、以後、上述と同様にして、前記一方のカメ
ラロボット3の前記遠隔操作点1からの遠隔操作を、他
方のカメラロボット3を経由して行い、さらにその後
は、該他方のカメラロボット3と前記一方のカメラロボ
ット3とを交互に遠隔操作点1からの遠隔操作で移動さ
せる。 【0040】尚、何らかの要因により前記ミリ波通信機
1303,3303や、前記UHFトランスミッタ37
03、無線モデム3707、及びUHFアンテナ372
5による無線信号の送受信が不能となった場合には、遠
隔操作点1と遠隔操作対象のカメラロボット3とのパソ
コン1701,3701の間で、前記移動電話装置17
27,3721及びモデム1729,3723を通じて
通信を行い、該遠隔操作対象のカメラロボット3の遠隔
操作を遠隔操作点1から行う。このとき、遠隔操作対象
のカメラロボット3における前記視準用テレビカメラ3
307や監視用テレビカメラ3507で撮影された映像
は、前記移動電話装置3721,1727やモデム37
23,1729、スイッチボックス1713を通じて、
静止画として遠隔操作点1に伝送することができ、その
静止画は、遠隔操作点1のモニタテレビ1703,17
05の一方に表示させることができる。 【0041】このように、本実施例によれば、遠隔操作
点1から遠隔操作される2台のカメラロボット3に、指
向性が強いものの長距離通信を行えるミリ波通信機33
03と、短距離の通信しかできない代わりに任意の方向
の相手と通信できる無線モデム3707とを設け、前記
遠隔操作点1に、前記各カメラロボット3のミリ波通信
機3303に対応する2台のミリ波通信機1303を設
け、1台のカメラロボット3を、前記ミリ波通信機13
03,3303を通じて前記遠隔操作点1との通信が可
能な状態で静止させ、そのカメラロボット3を経由し
て、もう1台のカメラロボット3を遠隔操作するための
信号を、前記遠隔操作点1からミリ波通信機1303,
3303及び無線モデム3707を通じて前記もう1台
のカメラロボット3に伝送するようにした。 【0042】このため、静止させるカメラロボット3と
遠隔操作で移動させるカメラロボット3とを交互に入れ
替えつつ、前記2台のカメラロボット3のうち1台を、
前記遠隔操作点1からの遠隔操作で移動させることによ
り、前記ミリ波通信機1303,3303による通信可
能な範囲内で、前記2台のカメラロボット3を、前記遠
隔操作点1からの通信が可能な状態を保ったまま、該遠
隔操作点1から離間する向きで任意の方角に遠隔操作で
移動させることができる。 【0043】尚、本実施例では、カメラロボット3が2
台である場合について説明したが、カメラロボット3が
3台以上ある場合にも本発明方法を適用できる。また、
本実施例では、移動体としてカメラロボット3を例に挙
げて説明したが、その他、クローラダンプやブルドー
ザ、パワーショベル等の建設機械や、放射線領域で作業
を行う作業ロボット、或は複数種のロボットが混在する
場合等、本発明方法は種々の移動体を遠隔操作により移
動させる場合に適用可能である。そして、例えば本実施
例のカメラロボット3のような、移動体側から遠隔操作
点側に信号を伝送する必要がある場合には、遠隔操作の
ための信号と逆の経路でその信号を確実に遠隔操作点に
伝送することができる。 【0044】さらに、本発明方法を実施するための構成
は、本実施例で示した構成と同一の構成に限定されな
い。例えば、遠隔操作点1のパソコン1701及びテレ
ビカメラ1703,1705をカメラロボット3と同じ
台数設け、その代わりにスイッチボックス1709,1
711,1713を省略したり、遠隔操作点1及びカメ
ラロボット3の移動電話装置1727,3721を省略
したり、遠隔操作点1のモニタテレビ1705を省略
し、本実施例中該モニタテレビ1705で表示していた
映像をモニタテレビ1703に切り換えて表示できるよ
うにする等してもよい。 【0045】以上説明したように本発明によれば、遠隔
操作により移動可能に構成された少なくとも2つ以上の
移動体を、該各移動体から離れた固定の遠隔操作点より
遠隔操作することで移動させる方法であって、前記各移
動体及び前記遠隔操作点に、指向性を有し第1距離の範
囲内で通信可能な第1通信手段をそれぞれ設け、さら
に、前記各移動体に、前記第1通信手段に接続された撮
影手段を設けるとともに、無指向性で前記第1距離より
短い第2距離の範囲内で通信可能な第2通信手段を設
け、前記遠隔操作点に、視準用ターゲットを設けるとと
もに、前記第1通信手段に接続され前記撮影手段で撮影
された映像を表示する表示手段を設け、前記各移動体の
うち少なくとも1つを、前記第1通信手段を介して前記
遠隔操作点と通信可能な状態で静止させ、前記遠隔操作
点から前記静止させた移動体に、該静止させた移動体か
らの距離が前記第2距離以下である他の移動体に対する
遠隔操作用信号を前記第1通信手段を介して伝送すると
共に、前記静止させた移動体から前記他の移動体に前記
遠隔操作用信号を前記第2通信手段を介して転送するこ
とで、該遠隔操作用信号に基づく前記遠隔操作点からの
遠隔操作により、前記他の移動体を前記静止させた移動
体から前記第2距離以下の範囲内で移動させ、前記移動
させた後に前記他の移動体を、前記遠隔操作用信号に基
づく前記遠隔操作点からの遠隔操作により、前記第1通
信手段を介して前記遠隔操作点と通信可能な状態にさせ
て静止させるようにし、前記遠隔操作点からの前記他の
移動体に対する遠隔操作は、前記他の移動体の前記撮影
手段で撮影された映像の信号を前記他の移動体の第2通
信手段、前記静止させた移動体の第2通信手段および前
記静止させた移動体の第1通信手段の順に経由して前記
遠隔操作点に伝送することにより、前記映像の信号に基
づき前記表示手段に表示される映像中の前記視準用ター
ゲットの有無を確認しながら行なうようにした。このた
め、比較的長距離通信に適している反面指向性が強い通
信手段を用いて、固定の遠隔操作点から移動体に遠隔操
作のための信号を伝送しつつ、該遠隔操作点から比較的
長距離離れた場所で移動体を任意の方向に遠隔操作で確
実に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明方法を適用したカメラロボットの遠隔操
作システムの概略構成を示す説明図である。 【図2】図1に示す遠隔操作点のミリ波通信ユニット、
監視ユニット、及び遠隔操作ユニットの概略構成図であ
る。 【図3】図1に示すカメラロボットの走行台車、ミリ波
通信ユニット、監視ユニット、及び中継通信ユニットの
概略構成図である。 【符号の説明】 1 遠隔操作点 1303 ミリ波通信機(第1通信手段) 1305 アンテナ(第1通信手段) 1505 視準用ランプ(視準用ターゲット) 1703 モニタテレビ(表示手段) 3 カメラロボット(移動体) 3303 ミリ波通信機(第1通信手段) 3305 アンテナ(第1通信手段) 3307 視準用テレビカメラ(撮影手段) 3707 無線モデム(第2通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 遠隔操作により移動可能に構成された少
    なくとも2つ以上の移動体を、該各移動体から離れた固
    定の遠隔操作点より遠隔操作することで移動させる方法
    であって、 前記各移動体及び前記遠隔操作点に、指向性を有し第1
    距離の範囲内で通信可能な第1通信手段をそれぞれ設
    け、 さらに、前記各移動体に、前記第1通信手段に接続され
    た撮影手段を設けるとともに、無指向性で前記第1距離
    より短い第2距離の範囲内で通信可能な第2通信手段を
    設け、前記遠隔操作点に、視準用ターゲットを設けるととも
    に、前記第1通信手段に接続され前記撮影手段で撮影さ
    れた映像を表示する表示手段を設け、 前記各移動体のうち少なくとも1つを、前記第1通信手
    段を介して前記遠隔操作点と通信可能な状態で静止さ
    せ、 前記遠隔操作点から前記静止させた移動体に、該静止さ
    せた移動体からの距離が前記第2距離以下である他の移
    動体に対する遠隔操作用信号を前記第1通信手段を介し
    て伝送すると共に、前記静止させた移動体から前記他の
    移動体に前記遠隔操作用信号を前記第2通信手段を介し
    て転送することで、該遠隔操作用信号に基づく前記遠隔
    操作点からの遠隔操作により、前記他の移動体を前記静
    止させた移動体から前記第2距離以下の範囲内で移動さ
    せ、 前記移動させた後に前記他の移動体を、前記遠隔操作用
    信号に基づく前記遠隔操作点からの遠隔操作により、前
    記第1通信手段を介して前記遠隔操作点と通信可能な状
    態にさせ静止させるようにし、前記遠隔操作点からの前記他の移動体に対する遠隔操作
    は、前記他の移動体の前記撮影手段で撮影された映像の
    信号を前記他の移動体の第2通信手段、前記静止させた
    移動体の第2通信手段および前記静止させた移動体の第
    1通信手段の順に経由して前記遠隔操作点に伝送するこ
    とにより、前記映像の信号に基づき前記表示手段に表示
    される映像中の前記視準用ターゲットの有無を確認しな
    がら行なう、 ことを特徴とする遠隔操作による移動体の移動方法。
JP19290993A 1993-07-07 1993-07-07 遠隔操作による移動体の移動方法 Expired - Fee Related JP3380000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19290993A JP3380000B2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 遠隔操作による移動体の移動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19290993A JP3380000B2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 遠隔操作による移動体の移動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0730969A JPH0730969A (ja) 1995-01-31
JP3380000B2 true JP3380000B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=16299001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19290993A Expired - Fee Related JP3380000B2 (ja) 1993-07-07 1993-07-07 遠隔操作による移動体の移動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3380000B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3547332B2 (ja) * 1999-02-10 2004-07-28 日立建機株式会社 建設機械
JP2012522872A (ja) * 2009-03-31 2012-09-27 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 温度調整装置
JP5438057B2 (ja) * 2011-03-28 2014-03-12 小林 行紘 カメラ付スキーロボット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0730969A (ja) 1995-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2352067C1 (ru) Система связи с ретрансляторами, изменяющими свое местоположение в пространстве
WO1997036272A1 (en) Video service system and method
RU2468522C1 (ru) Комплекс средств видеонаблюдения и связи мобильного пункта управления
US20060023081A1 (en) Video camera apparatus
CN110602714B (zh) 适应排爆机器人隧道环境作业的无线自组网信号传输方法
JP3380000B2 (ja) 遠隔操作による移動体の移動方法
JP3809914B2 (ja) 無人作業車の遠隔制御方法
JP2002345058A (ja) 作業機械の遠隔操作装置
JPH08316721A (ja) 通信用アンテナの向き調整装置
JP2003333041A (ja) 無人施工システム
JPH07221693A (ja) 遠隔操作用画像の伝送方法及びその装置
CN107295240A (zh) 一种无线遥控清障车的远距离无线图像传输系统
CN201044376Y (zh) 电力抢修移动指挥平台
JPH0816235A (ja) 重機運転遠隔制御システム
JP3508878B2 (ja) 作業車の遠隔操作方法
JP2001268670A (ja) 作業機械の操作装置
JPH0718705A (ja) 作業機械の動作状態視認方法
JP3461391B2 (ja) 作業車の移動方法
CN101197495A (zh) 电力抢修移动指挥中心
JP2006132265A (ja) 建設機械の遠隔無線操縦システム
CN212572537U (zh) 一种通信指挥车的超短波集群通信调度系统
JP3508950B2 (ja) 作業車の監視システム
JPH09275451A (ja) リモコンカメラ装置の遠隔制御方法
JP2002152399A (ja) 遠隔操作システム
RU46895U1 (ru) Система контроля безопасности и связи пассажирского поезда

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees