JP2001268670A - 作業機械の操作装置 - Google Patents

作業機械の操作装置

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JP2001268670A
JP2001268670A JP2000077295A JP2000077295A JP2001268670A JP 2001268670 A JP2001268670 A JP 2001268670A JP 2000077295 A JP2000077295 A JP 2000077295A JP 2000077295 A JP2000077295 A JP 2000077295A JP 2001268670 A JP2001268670 A JP 2001268670A
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signal
transmitter
operating device
wireless
operation signal
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JP2000077295A
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English (en)
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Noritaka Nagata
紀孝 永田
Teruaki Arakawa
輝昭 荒川
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/205Remotely operated machines, e.g. unmanned vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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  • Manipulator (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作機が屋外あるいは屋内の何れで使用されて
も確実に作業機械を遠隔操作できるようにする。 【解決手段】操作機10の内部に、操作内容を示す操作
信号S0を入力し、入力した操作信号S0を無線信号Se
にして作業機械13に向けて無線送信する送信機11が
設けられる。送信機11から無線送信された無線信号S
eに応じて作業機械13が作動する。一方操作機10の
外部に、内部の送信機11と同様の送信機12が設けら
れる。そこで外部の送信機12が操作機10に接続され
ると、操作機10内部の判定手段14によって、外部の
送信機12が操作機10に接続されたと判定される。判
定手段14によって外部の送信機12が操作機10に接
続されたと判定されると、操作機10内部の切換手段1
5、16によって、操作信号S0を操作機10の内部の
送信機11に入力させる側15a、16aから、操作機
10の外部に設けた送信機12に入力させる側15b、
16bに切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の操作装
置に関する。特に操作機が屋外あるいは屋内の何れに配
置されていても無線信号が減衰することなく、確実に作
業機械を遠隔操作することができる作業機械の操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】大雨
や地震による土砂崩れ、岩盤崩落等による道路や河川の
封鎖は早急に復旧する必要がある。しかもその復旧作業
はオペレータや作業員を二次災害から護りながら最短の
工期で行わなければならない。
【0003】こうした危険な場所で最短の工期で行わな
ければならないという課題に対して、従来より作業機械
をラジコン(登録商標)によって遠隔操作する技術が採
用されている。ラジコンによる遠隔操作によって、オペ
レータや作業員を二次災害が予想される危険な場所から
遠ざけて作業を行うことができる。
【0004】図6(a)、(b)は従来の作業機械の遠
隔操作装置を示す図である。
【0005】図6(a)は屋外で作業機械を遠隔操作す
る場合を示す図であり、図6(b)は屋内から作業機械
を遠隔操作する場合を示す図である。
【0006】まず図6(a)に示す作業機械の遠隔操作
装置について説明する。
【0007】操作機70の外側の操作盤にはオペレータ
が操作するレバーやスイッチなどが設けられている。
【0008】また操作機70の内部には内部送信機11
が設けられている。
【0009】内部送信機11は、オペレータがレバーや
スイッチなどを操作した内容を示す操作信号を入力し、
入力した操作信号を無線信号Seにして作業機械13に
向けて無線送信する。
【0010】また作業機械13の内部には無線信号Se
を受信する受信機30が設けられている。
【0011】このため内部送信機11から送信された無
線信号Seが受信機30によって受信され、受信された
無線信号Seから操作信号が取り出され、この操作信号
に応じて作業機械13が作動される。
【0012】図6(a)の遠隔操作装置は操作機70を
携帯して機動性よく作業機械13を遠隔操作する状況下
で使用される。すなわちオペレータは操作機70を携帯
して目視によって作業機械13を遠隔操作できる場所に
順次移動しつつ操作機70によって作業機械13を遠隔
操作する。
【0013】次に図6(b)に示す遠隔操作装置につい
て説明する。
【0014】図6(b)では建物72の内部に操作機7
1が配置される。操作機71の外部には外部送信機12
が設けられる。外部送信機12は図6(a)の内部送信
機11と同等の機能を有している。ただし外部送信機1
2は建物72の外部に配置される。この理由は建物72
の内部から無線信号Seを電波として送信すると、電波
が建物72の壁や屋根などによって減衰または遮蔽され
て作業機械13までの送信が困難になるからである。
【0015】すなわち建物72の内部の操作機71と建
物72の外部の外部送信機12とは有線によって接続さ
れている。操作機71から出力された操作信号は有線を
介して外部送信機12に入力される。そして外部送信機
12から無線信号Seが送信される。無線信号Seを作業
機械13に設けられた受信機30が受信することによっ
て作業機械13が作動する。
【0016】図6(b)の遠隔操作装置は、オペレータ
を危険な外界から退避させて、安全な建物72内で遠隔
操作する状況下で使用される。ここでオペレータとして
は、環境の変化に応じて、操作機を屋外で携帯して操作
する場合と、建物内部で操作機を操作する場合とを使い
分けたいとの要望がある。
【0017】しかし図6(a)に示す操作機70を建物
72の内部に持っていくと、操作機70の内部に設けら
れた内部送信機11から送信された電波が建物72の壁
や屋根などによって減衰または遮蔽されて作業機械13
までの送信が困難になる。
【0018】逆に図6(b)に示す操作機71を建物7
2の外部に持っていくとすると、別体の外部送信機12
も携帯しなければ送信できないため、機動性が著しく低
下する。
【0019】なお図6(a)に示す操作機70に、図6
(b)に示す外部送信機12を有線で接続して使用する
ことも考えられる。
【0020】しかし内部送信機11と外部送信機12と
が「特定小電力無線」の規格に適合した送信機である場
合、同じ無線回線において内部送信機11と外部送信機
12とから同時に送信させることはできない。
【0021】つまり、外部送信機12よりも先に内部送
信機11が駆動されて送信を開始した場合には、外部送
信機12は送信できない。逆に、内部送信機11よりも
先に外部送信機12が駆動されて送信を開始した場合に
は、内部送信機11は送信できない。
【0022】例えば、図6(a)に示す操作機70に、
図6(b)に示す外部送信機12を有線で接続して、操
作機70を建物72の内部に配置し、外部送信機12が
建物72の外部に配置したものとする。
【0023】ここで外部送信機12よりも先に内部送信
機11が駆動されて送信を開始した場合には、内部送信
機11から送信された電波が建物72の壁や屋根などに
よって減衰または遮蔽されて作業機械13までの送信が
困難になる。
【0024】そこで本発明は操作機が屋外あるいは屋内
の何れで使用されても確実に作業機械を遠隔操作できる
ようにすることを第1の解決課題とする。
【0025】ところで図6(a)において操作機70か
ら作業機械13までの距離が1000mから3000m
程度の長距離の場合で使用したいとの要望がある。
【0026】この場合操作機70から無線信号Seを作
業機械13に送信して作業機械13を作動させるには、
操作機13の内部に、長距離まで無線送信できる長距離
用の送信機11を設け、作業機械13にも長距離の無線
信号を受信できる長距離用の受信機30を設ける必要が
ある。
【0027】しかし長距離用送信機11を操作機70に
配置するには操作機70の取付スペース等に適合するよ
うに送信機11に対して専用の設計を行う必要がある。
【0028】このため汎用の長距離用送信機と比較して
送信機11の製作コストが著しく上昇するという問題が
発生する。
【0029】同様に長距離用受信機30を作業機械13
に配置するにあたっても作業機械13の取付スペース等
に適合するように専用の設計を行う必要があるため、汎
用の長距離用受信機と比較して受信機30の製作コスト
が著しく上昇する。このことは図6(a)の装置のみな
らず図6(b)の装置においても同様に発生する。
【0030】そこで本発明は汎用の送信機と受信機を利
用して、低い製作コストで長距離の遠隔操作を実現する
ことを第2の解決課題とする。
【0031】ところで作業機械の作業対象物や作業状態
をモニタの画面で監視しながら作業機械の遠隔操作を行
う場合がある。
【0032】図7は作業機械の作業対象物や作業状態を
モニタの画面で監視しながら作業機械を遠隔操作する従
来の遠隔操作装置を示している。図7は2台の作業機械
80a、80bを遠隔操作する場合を示している。
【0033】すなわち作業機械80aと操作機50aと
の間は2本の信号線kによって接続されている。
【0034】操作機50aはオペレータが操作するレバ
ーやスイッチの操作内容を示す操作信号Se1を信号線k
を介して作業機械80aに出力する。
【0035】作業機械80aには車載カメラ81が設け
られている。車載カメラ81では作業機械80aの作業
対象物(たとえば油圧ショベルであれば掘削対象の地山
など)を示す像が撮像される。
【0036】車載カメラ81とモニタ52aとの間は信
号線kによって接続されている。モニタ52aでは車載
カメラ81で撮像された作業対象物が表示される。
【0037】すなわち車載カメラ81で作業機械80a
の作業対象物が撮像されると、車載カメラ81から撮像
信号Sv1が出力され、信号線kを介してモニタ52aに
入力される。モニタ52aでは信号線kを介して撮像信
号Sv1を入力し、入力した撮像信号Sv1に対応する作業
対象物の像が表示される。
【0038】また作業機械80bと操作機50bとの間
は2本の信号線kによって接続されている。
【0039】操作機50bはオペレータが操作するレバ
ーやスイッチの操作内容を示す操作信号Se2を信号線k
を介して作業機械80bに出力する。
【0040】作業機械80bの付近には設置カメラ57
bが設置されている。設置カメラ57bでは作業機械8
0bの作業現場の作業状態(たとえばブルドーザであれ
ば周囲の土砂の状態、傾斜状態など)を示す像が撮像さ
れる。
【0041】設置カメラ57bとモニタ52bとの間は
信号線kによって接続されている。モニタ52bでは設
置カメラ57bで撮像された作業状態の像が表示され
る。
【0042】すなわち設置カメラ57bで作業機械80
bの作業状態が撮像されると、設置カメラ57bから撮
像信号Sv2が出力され、信号線kを介してモニタ52b
に入力される。モニタ52bでは信号線kを介して撮像
信号Sv2を入力し、入力した撮像信号Sv2に対応する作
業状態の像が表示される。
【0043】このためオペレータは作業機械80aの作
業対象物をモニタ52aの画面で監視しながら作業機械
80aの遠隔操作を行うことができる。また作業機械8
0bの作業状態をモニタ52bの画面で監視しながら作
業機械80bの遠隔操作を行うことができる。
【0044】図7の装置では、複数(4本)の信号線k
を作業現場に敷設しなければならない。
【0045】しかし信号線kを作業現場に敷設する作業
は非常に煩雑であり信号線kの本数や長さに比例した作
業工数を要する。また信号線kの本数や長さに比例した
設備コストを要する。
【0046】すなわち作業機械の台数に比例して信号線
の本数が多くなる。また操作機と作業機械との距離が長
距離になるほど信号線kが長くなる。このため多数の作
業機械を長距離(1000〜3000m)で遠隔操作す
る作業現場では、信号線kの敷設作業に要する作業工
数、設備コストが膨大なものとなるという問題が発生す
る。
【0047】そこで本発明は操作機と作業機の間に複数
の信号線を長距離にわたって敷設しなければならない作
業現場において、遠隔操作装置をより低い作業工数で、
より低い設備コストで構築することを第3の解決課題と
するものである。
【0048】
【課題を解決するための手段及び作用、効果】請求項1
に係る第1発明は、第1の解決課題を達成するために、
操作機の内部に、操作内容を示す操作信号を入力し、入
力した操作信号を無線信号にして作業機械に向けて無線
送信する送信機を設け、前記無線信号に応じて作業機械
を作動させる作業機械の操作装置において、前記操作機
の外部に前記送信機を設け、前記操作機の外部の送信機
が前記操作機に接続されたことを判定する判定手段と、
前記操作機の外部の送信機が前記操作機に接続されたと
前記判定手段によって判定された場合に、前記操作信号
を前記操作機の内部の送信機に入力させる側から、前記
操作機の外部に設けた送信機に入力させる側に切り換え
る切換手段とを前記操作機の内部に設けたことを特徴と
する。
【0049】第1発明を図1を参照して説明する。
【0050】第1発明によれば、操作機10の内部に、
操作内容を示す操作信号S0を入力し、入力した操作信
号S0を無線信号Seにして作業機械13に向けて無線送
信する送信機11が設けられる。送信機11から無線送
信された無線信号Seに応じて作業機械13が作動す
る。
【0051】一方操作機10の外部に、内部の送信機1
1と同様の送信機12が設けられる。
【0052】そこで外部の送信機12が操作機10に接
続されると、操作機10の内部の判定手段14によっ
て、外部の送信機12が操作機10に接続されたと判定
される。
【0053】判定手段14によって外部の送信機12が
操作機10に接続されたと判定されると、操作機10の
内部の切換手段15、16によって、操作信号S0を操
作機10の内部の送信機11に入力させる側15a、1
6aから、操作機10の外部に設けた送信機12に入力
させる側15b、16bに切り換えられる。
【0054】このため第1発明によれば、操作機10を
屋外で携帯するときには操作機10から外部送信機12
を外せば、内部送信機11から無線信号Seが送信され
る。また操作機10を屋内に配置するときには操作機1
0に外部送信機12を有線によって接続すれば、外部送
信機12から無線信号Seが送信される。
【0055】これにより操作機10を屋外で携帯して
も、あるいは屋内に配置しても、機動性を損なうことな
くまた減衰等が生じることなく作業機械13を遠隔操作
することができる。
【0056】しかも操作機10に外部送信機12を接続
した場合には外部送信機12のみから無線信号Seが送
信され、内部送信機11から無線信号Seが送信される
ことはない。
【0057】このため、内部送信機11と外部送信機1
2とが「特定小電力無線」の規格に適合した送信機であ
る場合であっても、確実に外部送信機12のみから無線
信号Seを送信することができる。
【0058】さらに、外部送信機12のみから無線信号
Seを送信することができるので、同じ無線回線で無線
信号Seが混信することもない。
【0059】よって第1発明によれば操作機10が屋外
あるいは屋内の何れで使用されても電力の浪費なく効率
よく作業機械13を遠隔操作することができる。
【0060】また請求項4に係る第4発明は、第2の解
決課題を達成するために、操作内容を示す操作信号を信
号線を介して出力する操作機と、前記操作信号を信号線
を介して入力し、この入力された操作信号を無線信号に
して所定の距離まで作業機械に向けて無線送信する送信
機とを設け、前記無線信号に応じて作業機械を作動させ
る作業機械の操作装置において、前記操作信号を信号線
を介して入力し、入力した操作信号を無線信号にして前
記所定の距離よりも長い距離まで無線送信する長距離送
信機と、該長距離送信機から無線送信された無線信号を
受信し、この受信した無線信号を操作信号にして信号線
を介して出力する長距離受信機とを用意し、前記操作機
と前記長距離送信機とを信号線によって接続するととも
に、前記長距離受信機と前記送信機とを信号線によって
接続したことを特徴とする。
【0061】第4発明を図2を参照して説明する。
【0062】第4発明によれば、操作機71から操作内
容を示す操作信号S0が信号線90を介して出力され
る。
【0063】また送信機12に操作信号S0が信号線9
1を介して入力され、この入力された操作信号S0が無
線信号Seにされて所定の距離(100〜300m程
度)まで作業機械13に向けて無線送信される。作業機
械13は無線信号Seに応じて作動する。
【0064】そこで、操作信号S0を信号線90を介し
て入力し、入力した操作信号S0を無線信号Seにして上
記所定の距離(100〜300m)よりも長い距離(た
とえば3000m)まで無線送信する長距離送信機21
が用意される。
【0065】また長距離送信機21から無線送信された
無線信号Seを受信し、この受信した無線信号Seを操作
信号S0にして信号線91を介して出力する長距離受信
機23が用意される。
【0066】そして操作機71と長距離送信機21とが
信号線90によって接続され、長距離受信機23と送信
機12とが信号線91によって接続される。
【0067】このため第4発明によれば、長距離送信機
21と長距離受信機23との間で長距離(3000m)
の無線送信がなされるので、長距離の遠隔操作が実現さ
れる。しかも長距離送信機21と長距離受信機23は、
操作機71の内部や作業機械13の内部に取り付けるも
のではなく、これら操作機71、作業機械13とは別体
に用意することができる。このため専用設計が不要で汎
用のものを使用することができる。よって第4発明によ
れば汎用の送信機と受信機を利用して、低い製作コスト
で長距離の遠隔操作を実現することができる。
【0068】また請求項6に係る第6発明は、第3の解
決課題を達成するために、操作内容を示す操作信号を信
号線を介して出力する操作機と、前記操作信号を信号線
を介して入力し、この入力された操作信号を無線操作信
号にして所定の距離まで作業機械に向けて無線送信する
操作信号用送信機と、前記作業機械から無線送信される
当該作業機械の作業対象物を示す無線撮像信号を受信
し、この受信された無線撮像信号を撮像信号にして信号
線を介して出力する撮像信号用受信機と、前記撮像信号
を信号線を介して入力し、この入力された撮像信号に対
応する前記作業対象物の像を表示する表示器とを設け、
前記表示器の表示内容に基づいて前記操作機を操作する
とともに、前記無線操作信号に応じて作業機械を作動さ
せる作業機械の操作装置において、前記操作信号を信号
線を介して入力し、この入力された操作信号を無線操作
信号にして前記所定の距離よりも長い距離まで無線送信
するとともに、無線送信された無線撮像信号を受信し、
この受信された無線撮像信号を撮像信号にして信号線を
介して出力する第1の長距離送受信機と、前記撮像信号
を信号線を介して入力し、この入力された撮像信号を無
線撮像信号にして前記所定の距離よりも長い距離まで無
線送信するとともに、無線送信された無線操作信号を受
信し、この受信された無線操作信号を操作信号にして信
号線を介して出力する第2の長距離送受信機とを用意
し、前記操作機および前記表示器と前記第1の送受信機
とを各信号線によって接続するとともに、前記第2の送
受信機と前記操作信号用送信機および前記撮像信号用受
信機とを各信号線によって接続したことを特徴とする。
【0069】第6発明を図5を参照して説明する。図5
は2台の作業機械53a、53bを遠隔操作する場合を
示している。
【0070】第6発明によれば、操作機50aから操作
内容を示す操作信号S′e1が信号線92を介して出力さ
れる。
【0071】また操作信号用送信機54aに操作信号
S′e1が信号線99を介して入力され、この入力された
操作信号S′e1が無線操作信号Se1にされて所定の距離
(100〜300m程度)まで作業機械53aに向けて
無線送信される。
【0072】また撮像信号用受信機54bで作業機械5
3aから無線送信される当該作業機械53aの作業対象
物を示す無線撮像信号Sv1が受信され、この受信された
無線撮像信号Sv1が撮像信号S′v1にされて信号線97
を介して出力される。
【0073】一方表示器52aでは撮像信号S′v1が信
号線94を介して入力され、この入力された撮像信号
S′v1に対応する作業対象物の像が表示される。
【0074】そして表示器52aの表示内容に基づいて
操作機50aが操作され、操作機50aの操作の結果無
線送信された無線操作信号Se1に応じて作業機械53a
が作動する。
【0075】そこで操作信号S′e1を信号線92を介し
て入力し、この入力された操作信号S′e1を無線操作信
号Se1にして上記所定の距離(100〜300m)より
も長い距離(たとえば3000m)まで無線送信すると
ともに、無線送信された無線撮像信号Sv1を受信し、こ
の受信された無線撮像信号Sv1を撮像信号S′v1にして
信号線94を介して出力する第1の長距離送受信機51
が用意される。
【0076】また撮像信号S′v1を信号線97を介して
入力し、この入力された撮像信号S′v1を無線撮像信号
Sv1にして上記所定の距離(100〜300m)よりも
長い距離(3000m)まで無線送信するとともに、無
線送信された無線操作信号Se1を受信し、この受信され
た無線操作信号Se1を操作信号S′e1にして信号線99
を介して出力する第2の長距離送受信機54が用意され
る。
【0077】そして操作機50aおよび表示器52aと
第1の送受信機51とが各信号線92、94によって接
続される。また第2の送受信機54と操作信号用送信機
54aおよび撮像信号用受信機54bとが各信号線9
9、97によって接続される。
【0078】このため第6発明によれば、第1の長距離
送受信機51と第2の長距離送受信機54との間で長距
離(3000m)の無線通信がなされるので、長距離に
わたって有線の信号線を敷設する必要がない。また第1
の長距離送受信機51と第2の長距離送受信機54との
間の送受信は無線で行われるため、無線回線数分だけ異
なる種類の信号Se1、Sv1を送受信することができる。
つまり従来のように信号の種類に応じた本数の信号線を
敷設する必要はない。しかも第1の長距離送受信機51
と第2の長距離受信機54は、操作機50aの内部や作
業機械53aの内部に取り付けるものではないので、専
用設計が不要で汎用のものを使用することができる。
【0079】よって第6発明によれば、従来、操作機と
作業機の間に複数の信号線を長距離にわたって敷設しな
ければならなかった作業現場において、遠隔操作装置を
より低い作業工数で、より低い設備コストで構築するこ
とができる。
【0080】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る作業機械の遠隔
操作装置の実施の形態について説明する。
【0081】なお本実施形態では、遠隔操作装置とし
て、油圧ショベルやブルドーザなどの作業機械を無線で
遠隔操作する無線遠隔操作装置を想定している。
【0082】本発明の第1の実施形態について図1を参
照して説明する。
【0083】図1は本発明の第1の実施形態のブロック
図である。なお第1の実施形態では図6(a)、(b)
と同様にして無線信号Seを作業機械13に搭載された
受信機30で受信して作業機械13を作動させることを
想定している。
【0084】図1に示すように第1の実施形態は、大き
くは操作機10と、操作機10の外部に設けられた外部
送信機12とから構成されている。図1は操作機10と
外部送信機12とが電気的に接続された状態を示してい
る。操作機10と外部送信機12とは、操作データライ
ンLa、電源ラインLb、Lcを介して電気的に接続され
ている。
【0085】操作データラインLaは操作機10で生成
された操作データS0を外部送信機12に入力する信号
線あるいは端子である。電源ラインLbは外部送信機1
2側から電力を操作機10側へ給電する信号線あるいは
端子である。電源ラインLcは操作機10側から電力を
外部送信機12側へ給電する信号線あるいは端子であ
る。操作データラインLa、電源ラインLb、Lcは有線
ケーブル、光ファイバーケーブルで構成することができ
る。
【0086】まず操作機10の構成について説明する。
【0087】操作機10の内部には、入力データ変換器
10aと、内部送信機11と、切換判定器14と、スイ
ッチ15、16と、電源回路10dと、バッテリ10e
とが設けられている。
【0088】入力データ変換器10aは、操作機10の
外側の操作盤に設けられたレバー、スイッチ等の操作内
容を示す操作信号S0を入力し、これを操作データS0に
ディジタル変換して操作データラインLdに出力する。
【0089】操作データラインLdにはスイッチ15が
接続されている。
【0090】スイッチ15は、切換判定器14から出力
される切換信号Skに応じて、操作データラインLdを、
端子15aに接続するか、端子15bに接続するかを切
り換える。端子15aは内部送信機11に接続してい
る。端子15bは操作データラインLaに接続してい
る。
【0091】電源ラインLeにはスイッチ16が接続さ
れている。
【0092】スイッチ16は、切換判定器14から出力
される切換信号Skに応じて、電源ラインLeを、端子1
6aに接続するか、端子16bに接続するかを切り換え
る。端子16aは電源ラインLfを介して内部送信機1
1に接続している。端子16bは内部送信機11に電気
的に接続しない端子である。
【0093】内部送信機11は端子16a、電源ライン
Lfを介して印加される電圧によって駆動される。そし
て内部送信機11は端子15aを介して入力される操作
データS0を無線電波に重畳して無線信号Seとしてアン
テナを介して作業機械13の受信機30に向けて無線送
信する。
【0094】電源回路10dは操作機10を駆動する電
圧を生成する。電源回路10dは電源ラインLb、Lcに
接続している。
【0095】バッテリ10eは電源回路10dの電源で
ある。
【0096】なお、電源回路10dの電源としては、バ
ッテリ10eの代わりにアダプタを設けて操作機10の
外部の電源に接続し、操作機10の外部の電源を用いる
ようにしてもよい。
【0097】切換判定器14はリレーで構成されてい
る。切換判定器14は電源ラインLbに接続されており
電源ラインLb上の電圧レベルに応じて、電源ラインLb
によって外部送信機12と操作機10とが電気的に接続
されているか遮断されているかを判定する。切換判定器
14は電源ラインLbが接続されていると判定すると、
スイッチ15、16に対して端子15b、16b側に切
り換える切換信号Skを出力し、電源ラインLbが遮断さ
れていると判定すると、スイッチ15、16に対して端
子15a、16a側に切り換える切換信号Skを出力す
る。
【0098】次に外部送信機12の構成について説明す
る。
【0099】外部送信機12は、無線送信ユニット12
aと、切換判定器12c、電源回路12bと、外側に設
けたアダプタ12dとから構成される。
【0100】無線送信ユニット12aは操作データライ
ンLaに接続している。
【0101】無線送信ユニット12aには電源ラインL
gが接続されている。
【0102】アダプタ12dは外部送信機12の外部の
交流電源に接続される。アダプタ12dが交流電源に接
続されると電源回路12bに交流の電力が給電される。
【0103】なお、電源回路12bの電源としては、ア
ダプタ12dを外部送信機12の外部の交流電源に接続
して外部送信機12の外部の交流電源を用いる代わり
に、バッテリを外部送信機12の内部に設けてバッテリ
を用いるようにしてもよい。
【0104】電源回路12bには電源ラインLhが接続
されている。
【0105】電源ラインLhにはスイッチ12eが接続
されている。
【0106】スイッチ12eは、切換判定器12cから
出力される切換信号Sk′に応じて、電源ラインLhを端
子12fに接続するか、否かを切り換える。端子12f
は電源ラインLgに接続している。
【0107】電源回路12bは、アダプタ12dを介し
て入力される交流電圧を無線送信ユニット12aを駆動
する直流電圧に変換し電源ラインLh、スイッチ12
e、端子12f、電源ラインLgを介して無線送信ユニ
ット12aに印加する。電源回路12bは電源ラインL
b、Lcに接続している。
【0108】切換判定器12cは電源ラインLcに接続
されており電源ラインLc上の電圧レベルに応じて、電
源ラインLcによって外部送信機12と操作機10とが
電気的に接続されているか遮断されているかを判定す
る。切換判定器12cは電源ラインLcが接続されてい
ると判定すると、スイッチ12eに対して電源ラインL
hを端子12fに接続する切換信号Sk′を出力し、電源
ラインLcが遮断されていると判定すると、スイッチ1
2eに対して電源ラインLhを端子12fから切り離す
切換信号Skを出力する。
【0109】無線送信ユニット12aは電源ラインLg
を介して印加される電圧によって駆動し、操作データラ
インLaを介して入力される操作データS0を無線信号S
eに重畳してアンテナを介して作業機械13の受信機3
0に向けて無線送信する。
【0110】ここで屋外で操作機10を携帯する場合、
操作機10と外部送信機12との間の電源ラインLcが
電気的に遮断される。
【0111】このとき外部送信機12では、電源回路1
2bによって無線送信ユニット12aに電圧が常に印加
された場合、無線送信ユニット12aから操作データS
0を含まない無線電波のみが送信されるという問題が生
じる。
【0112】そこで図1では外部送信機12に切換判定
器12cとスイッチ12eとを設けることによって、操
作機10と外部送信機12との間の電源ラインLcが電
気的に遮断された場合には、電源ラインLgと電源ライ
ンLhとの間を遮断して無線送信ユニット12aに電圧
を印加しないようにしている。
【0113】次に第1の実施形態の動作について説明す
る。
【0114】まず屋内に操作機10を配置した場合につ
いて説明する。
【0115】この場合図6(b)と同様にして操作機1
0が建物72の内部に配置され、外部送信機12が建物
72の外部に配置される。そして操作機10と外部送信
機12とが操作データラインLa、電源ラインLb、Lc
を介して電気的に接続される。
【0116】電源ラインLbが電気的に接続されると電
源ラインLbを介して操作機10が給電される。
【0117】すなわち電源ラインLbによって外部送信
機12内の電源回路12bが操作機10内の電源回路1
0dに接続される。このため操作機10はバッテリ10
eを電源として駆動されるのみならず、アダプタ12
d、電源回路12b、電源ラインLb、電源回路10d
を介して印加される電圧によっても駆動される状態にな
る。
【0118】切換判定器14では電源ラインLb上の電
圧レベルから電源ラインLbによって外部送信機12と
操作機10とが電気的に接続されていると判定される。
この結果切換判定器14はスイッチ15、16に対して
端子15b、16b側に切り換える切換信号Skを出力
する。
【0119】このため操作データS0は操作データライ
ンLd、端子15b、操作データラインLaを介して外部
送信機12の無線送信ユニット12aに入力される。一
方操作機10内の内部送信機11には操作データS0が
入力されない状態になる。また内部送信機11には内部
送信機電源回路10bで生成される駆動電圧が印加され
ない状態になる。
【0120】一方、外部送信機12内の切換判定器12
cでは電源ラインLc上の電圧レベルから電源ラインLc
によって外部送信機12と操作機10とが電気的に接続
されていると判定される。この結果切換判定器12cは
スイッチ12eに対して電源ラインLhを端子12fに
接続する切換信号Sk′を出力する。
【0121】これにより外部送信機12内の無線送信ユ
ニット12aはアダプタ12d、電源回路12b、電源
ラインLh、スイッチ12e、端子12f、電源ライン
Lgを介して印加される電圧によって駆動される。
【0122】さらに電源ラインLcによって操作機10
内の電源回路10dが外部送信機12内の電源回路12
bに接続されている。このため外部送信機12内の無線
送信ユニット12aは、操作機10内のバッテリ10
e、電源回路10d、電源ラインLc、電源回路12
b、電源ラインLh、スイッチ12e、端子12f、電
源ラインLgを介して印加される電圧によっても駆動さ
れる状態になる。
【0123】これにより外部送信機12内の無線送信ユ
ニット12aは駆動される。そして無線送信ユニット1
2aは操作データラインLaを介して入力される操作デ
ータS0を無線電波に重畳して無線信号Seとしてアンテ
ナを介して作業機械13の受信機30に向けて無線送信
する。作業機13の受信機30は無線信号Seを受信
し、無線信号Seに重畳された操作データS0に応じて作
業機械13が作動する。
【0124】一方内部送信機11には電圧は印加されず
操作データS0が入力されないので、内部送信機11か
ら無線信号Seが送信されることはない。
【0125】このように操作機10を屋内に配置すると
きには操作機10に外部送信機12を有線によって接続
すれば、外部送信機12から無線信号Seが送信され
る。しかも操作機10に外部送信機12を接続した場合
には外部送信機12のみから無線信号Seが送信され、
内部送信機11から無線信号Seが送信されることはな
い。このため、内部送信機11と外部送信機12とが
「特定小電力無線」の規格に適合した送信機である場合
であっても、確実に外部送信機12のみから無線信号S
eを送信することができる。
【0126】つぎに屋外で操作機10を携帯する場合に
ついて説明する。
【0127】この場合図6(a)と同様に操作機10と
外部送信機12との間の操作データラインLa、電源ラ
インLb、Lcが電気的に遮断される。
【0128】電源ラインLbが電気的に遮断されると電
源ラインLbを介して操作機10が給電されなくなる。
【0129】このため切換判定器14では電源ラインL
b上の電圧レベルから電源ラインLbが電気的に遮断され
たと判定される。この結果切換判定器14はスイッチ1
5、16に対して端子15a、16a側に切り換える切
換信号Skを出力する。
【0130】このため操作データS0は操作データライ
ンLd、端子15aを介して内部送信機11に入力され
る。なお外部送信機12内の無線送信ユニット12aに
は操作データS0が入力されない状態になる。
【0131】また内部送信機電源回路10bで生成され
る駆動電圧は電源ラインLe、端子16a、電源ライン
Lfを介して内部送信機11に印加される。
【0132】これにより操作機10内の内部送信機11
は駆動される。そして内部送信機11は端子15aを介
して入力される操作データS0を無線電波に重畳して無
線信号Seとしてアンテナを介して作業機械13の受信
機30に向けて無線送信する。作業機13の受信機30
は無線信号Seを受信し、無線信号Seに重畳された操作
データS0に応じて作業機械13が作動する。
【0133】一方、外部送信機12内の切換判定器12
cでは電源ラインLc上の電圧レベルから電源ラインLc
によって外部送信機12と操作機10とが電気的に接続
されていないと判定される。この結果切換判定器12c
はスイッチ12eに対して電源ラインLhを端子12f
から切り離す切換信号Sk′を出力する。
【0134】これにより外部送信機12内の無線送信ユ
ニット12aには電圧が印加されなくなる。
【0135】これにより無線送信ユニット12aから操
作データS0を含まない無線電波のみが送信されること
がなくなる。
【0136】このようにして操作機10を屋外で携帯す
るときには操作機10から外部送信機12を外して機動
性よく作業機械13を遠隔操作することができる。
【0137】以上のように第1の実施形態によれば、操
作機10を屋外で携帯しても、あるいは屋内に配置して
も、機動性を損なうことなくまた減衰等が生じることな
く作業機械13を遠隔操作することができる。しかも操
作機10に外部送信機12を接続した場合には外部送信
機12のみから無線信号Seが送信され、内部送信機1
1から無線信号Seが送信されることはない。このた
め、内部送信機11と外部送信機12とが「特定小電力
無線」の規格に適合した送信機である場合であっても、
確実に外部送信機12のみから無線信号Seを送信する
ことができる。
【0138】次に本発明の第2の実施形態について図2
を参照して説明する。
【0139】この第2の実施形態の操作機71と送信機
12は図6(b)に示す操作機71と送信機12と同じ
機能のものである。
【0140】すなわち操作機71は操作信号S0を信号
線90を介して出力する。また送信機12は信号線91
を介して操作信号S0を入力し操作信号S0を無線電波に
重畳して無線信号Seとして作業機械13の受信機30
に向けて無線送信する。ここで送信機12は「特定小電
力無線」の規格に適合した短距離用の送信機である。送
信機12は100〜300m程度の短距離しか無線信号
Seを送信することができない。
【0141】これに対して長距離(到達距離3000m
程度)を無線通信できる一対の長距離送信機21と長距
離受信機23が用意される。この一対の長距離送信機2
1と長距離受信機23は、たとえばミリメートル波(周
波数50GHz程度)をキャリア電波とする汎用のミリ
波無線機を使用することができる。
【0142】すなわち長距離送信機21は、操作信号S
0を信号線90を介して入力し、入力した操作信号S0を
無線電波に重畳して無線信号Seとして長距離(300
0m)まで無線送信する。
【0143】一方長距離受信機23は長距離送信機21
から無線送信された無線信号Seを受信し、この受信し
た無線信号Seに重畳された操作信号S0を取り出して信
号線91を介して出力する。
【0144】そして操作機71と長距離送信機21とが
信号線90によって接続され、長距離受信機23と送信
機12とが信号線91によって接続される。
【0145】このため図2の遠隔操作装置は以下のよう
に動作する。
【0146】すなわち操作機71の外側の操作盤のレバ
ー、スイッチ等が操作されると、その操作内容を示す操
作信号S0が操作機71から信号線90を介して長距離
送信機21に入力される。このため長距離送信機21か
ら操作信号S0が重畳された無線信号Seが長距離(30
00m程度)まで無線送信される。長距離受信機23で
は長距離送信機21から無線送信された無線信号Seが
受信され、無線信号Seに重畳された操作信号S0が取り
出されて信号線91を介して送信機12に出力される。
送信機12では信号線91を介して操作信号S0が入力
され、操作信号S0を無線電波に重畳して無線信号Seと
して作業機械13の受信機30に向けて短距離(100
〜300m程度)まで無線送信される。作業機械13の
受信機30では無線信号Seが受信され、無線信号Seに
重畳された操作信号S0が取り出され、この操作信号S0
に応じて作業機械13が作動する。このように第2の実
施形態によれば、長距離送信機21と長距離受信機23
との間で長距離(3000m)の無線送信がなされるの
で、短距離用の送信機12を単独で使用する場合と比較
して長距離の遠隔操作が実現される。
【0147】しかも長距離送信機21と長距離受信機2
3は、操作機71の内部や作業機械13の内部に取り付
けるものではなく、操作機71、作業機械13とは別体
のものとして用意することができる。このため専用設計
が不要で汎用のミリ波無線機を使用することができる。
よって本実施形態によれば汎用の送信機と受信機を利用
して、低い製作コストで長距離の遠隔操作を実現するこ
とができる。
【0148】なお上述した第2の実施形態ではキャリア
電波としてミリ波を使用しているが、マイクロ波を使用
してもよい。
【0149】図4はマイクロ波無線機を使用した図2の
変形例を示す。
【0150】図4に示すように図2の一対の長距離送信
機21と長距離受信機23の代わりに一対のSS(スペ
クトラム拡散方式)無線送信機40とSS無線受信機4
2が用意される。この一対のSS無線送信機40とSS
無線受信機42は、マイクロ波をキャリア電波とする汎
用の無線機である。
【0151】この一対のSS無線送信機40とSS無線
受信機42によれば、長距離(到達距離1000m程
度)を無線通信することができる。
【0152】よって図2の遠隔操作装置と同様に、汎用
の送信機と受信機を利用して、低い製作コストで長距離
の遠隔操作を実現することができる。
【0153】しかもSS無線によれば、高速の通信が可
能であるため(256Kbps)、きわめて大きい情報
量を高速に通信することができる。
【0154】図3は図2の遠隔操作装置の構成例を示す
ブロック図である。
【0155】図3に示すように操作機71と長距離送信
機21とはモデム21bを介して信号線90によって接
続される。また長距離受信機23と送信機12とはモデ
ム23dを介して信号線91によって接続される。
【0156】長距離送信機21は接続部21dと送信部
21eとから構成されたシリアルインターフェースであ
る。たとえばRS232Cインターフェースが使用され
る。
【0157】モデム21bでは操作信号S0が変調され
接続部21dに入力される。接続部21dを介して操作
信号S0が送信部21eに入力される。送信部21eで
は操作信号S0がシリアルのデータとしてキャリア電波
に重畳されて無線信号Seとして送信される。
【0158】長距離受信機23は受信部23bと接続部
23cから構成されたシリアルインターフェースであ
る。
【0159】受信部23bでは無線信号Seに重畳され
たシリアルのデータが操作信号S0として取り出され接
続部23cに入力される。接続部23cを介して操作信
号S0がモデム23dに入力される。
【0160】モデム23dでは操作信号S0が復調され
送信機12に入力される。
【0161】送信機12はモデム23dを介して入力さ
れた操作信号S0を無線信号Seに重畳して作業機械13
の受信機30に向けて送信する。
【0162】受信機30は受信ユニット30aとコント
ローラ30bとから構成される。
【0163】受信ユニット30aでは送信機12から無
線送信された無線信号Seから操作信号S0を取り出して
コントローラ30bに入力する。
【0164】コントローラ30bは操作信号S0に基づ
いて作業機械13を駆動制御する。以上のようにして作
業機械31が作動する。
【0165】図3においてモデム21b、23dは汎用
のものを使用することができる。
【0166】次に第3の実施形態について図5を参照し
て説明する。
【0167】図5では2台の作業機械53a、53bを
モニタ52a、52bの表示画面で作業対象、作業状況
を監視しながら遠隔操作する場合を想定する。
【0168】作業機械53aに対応して操作機50a、
モニタ52a、操作信号送信機54a、撮像信号受信機
54bが設けられる。また作業機械53bに対応して操
作機50b、モニタ52b、操作信号送信機54c、設
置カメラ57bが設けられる。
【0169】作業機械53aには車載カメラ57aおよ
び撮像信号送信機56が搭載されている。車載カメラ5
7aでは作業機械53aの作業対象物の像が撮像され
る。たとえば作業機械53aが油圧ショベルであれば掘
削対象である地山が車載カメラ57aによって撮像され
る。車載カメラ57aの撮像信号S′v1は撮像信号送信
機56に出力される。撮像信号送信機56は撮像信号
S′v1を無線電波に重畳して無線撮像信号Sv1として撮
像信号受信機54bに向けて無線送信する。
【0170】作業機械53aには操作信号受信機55a
が搭載されている。操作信号受信機55aは操作信号送
信機54aから無線送信された無線操作信号Se1を受信
する。
【0171】作業機械53bには操作信号受信機55b
が搭載されている。操作信号受信機55bは操作信号送
信機54cから無線送信された無線操作信号Se2を受信
する。
【0172】作業機械53bの付近には設置カメラ57
bが設置されている。設置カメラ57bでは作業機械5
3bの作業状態を示す像が撮像される。たとえば作業機
械53bがブルドーザであれば周囲の土砂の状態、地面
の傾斜状態が設置カメラ57bによって撮像される。設
置カメラ57bの撮像信号S′v2は信号線98に出力さ
れる。
【0173】ここで操作機50a、50bは図2の操作
機71と同等の機能を備えている。また操作信号送信機
54a、54c、撮像信号送信機56は図2の送信機1
2と同等の機能を備えている。すなわち操作信号送信機
54a、54c、撮像信号送信機56は「特定小電力無
線」の規格に適合した短距離用の送信機である。これら
送信機は100〜300m程度の短距離しか無線信号を
送信することができない。
【0174】操作機50aは操作信号S′e1を信号線9
2を介して出力する。操作機50aに対応する操作信号
送信機54aは信号線99を介して操作信号S′e1を入
力し操作信号S′e1を無線電波に重畳して無線操作信号
Se1として作業機械53aの受信機55aに向けて無線
送信する。
【0175】同様に操作機50bは操作信号S′e2を信
号線93を介して出力する。操作機50bに対応する操
作信号送信機54cは信号線96を介して操作信号S′
e2を入力し操作信号S′e2を無線電波に重畳して無線操
作信号Se2として作業機械53bの受信機55bに向け
て無線送信する。
【0176】撮像信号受信機54bは無線撮像信号Sv1
を受信し無線撮像信号Sv1から撮像信号S′v1を取り出
して信号線97を介して出力する。撮像信号受信機54
bに対応するモニタ52aは信号線94を介して撮像信
号S′v1を入力し撮像信号S′v1に対応する作業機械5
3aの作業対象物の像を表示画面に表示する。
【0177】同様に設置カメラ57bは撮像信号S′v2
を信号線98を介して出力する。設置カメラ57bに対
応するモニタ52bは信号線95を介して撮像信号S′
v2を入力し撮像信号S′v2に対応する作業機械53bの
作業状態の像を表示画面に表示する。
【0178】そこで図2の遠隔操作装置と同様にして、
長距離(到達距離3000m程度)を無線通信できる一
対の無線送受信機51と無線送受信機54が用意され
る。この一対の無線送受信機51と無線送受信機54
は、たとえばミリメートル波(周波数50GHz程度)
をキャリア電波とする汎用のミリ波無線機を使用するこ
とができる。
【0179】無線送受信機51、54は4以上の無線回
線数を有している。このため上述した無線操作信号Se
1、無線操作信号Se2、無線撮像信号Sv1、無線撮像信
号Sv2が各周波数帯に割り当てられる。
【0180】すなわち無線送受信機51は、操作信号
S′e1を信号線92を介して入力し、この入力された操
作信号S′e1を無線電波に重畳して無線操作信号Se1と
して長距離(3000m)まで無線送信するとともに、
操作信号S′e2を信号線93を介して入力し、この入力
された操作信号S′e2を無線電波に重畳して無線操作信
号Se2として長距離(3000m)まで無線送信する。
また無線送受信機51は無線送信された無線撮像信号S
v1を受信し、この受信された無線撮像信号Sv1から撮像
信号S′v1を取り出して信号線94を介して出力すると
ともに、無線送信された無線撮像信号Sv2を受信し、こ
の受信された無線撮像信号Sv2から撮像信号S′v2を取
り出して信号線95を介して出力する。
【0181】また無線送受信機54は撮像信号S′v1を
信号線97を介して入力し、この入力された撮像信号
S′v1を無線電波に重畳して無線撮像信号Sv1として長
距離(3000m)まで無線送信するとともに、撮像信
号S′v2を信号線98を介して入力し、この入力された
撮像信号S′v2を無線電波に重畳して無線撮像信号Sv2
として長距離(3000m)まで無線送信する。また無
線送受信機54は無線送信された無線操作信号Se1を受
信し、この受信された無線操作信号Se1から操作信号
S′e1を取り出して信号線99を介して出力するととも
に、無線送信された無線操作信号Se2を受信し、この受
信された無線操作信号Se2から操作信号S′e2を取り出
して信号線96を介して出力する。
【0182】そして操作機50a、操作機50b、表示
器52a、表示器52bのそれぞれが信号線92、信号
線93、信号線94、信号線95によって無線送受信機
51と接続される。また撮像信号受信機54b、設置カ
メラ57b、操作信号送信機54a、操作信号送信機5
4cのそれぞれが信号線97、信号線98、信号線9
9、信号線96によって無線送受信機54と接続され
る。
【0183】このため図5の遠隔操作装置は以下のよう
に動作する。
【0184】すなわち作業機械53aの車載カメラ57
aでは作業機械53aの作業対象物の像が撮像される。
この撮像信号S′v1は作業機械53aの撮像信号送信機
56から無線電波に重畳されて無線撮像信号Sv1として
短距離(100〜300m)まで無線送信され、撮像信
号受信機54bで受信される。撮像信号受信機54bで
は受信された無線撮像信号Sv1から撮像信号S′v1が取
り出され信号線97を介して無線送受信機54に入力さ
れる。このため無線送受信機54から撮像信号S′v1を
重畳した無線撮像信号Sv1が長距離(3000m程度)
まで無線送信される。無線送受信機51では無線送受信
機54から無線送信された無線撮像信号Sv1が受信さ
れ、無線撮像信号Sv1に重畳された撮像信号S′v1が信
号線94を介してモニタ52aに出力される。このため
モニタ52aには作業機械53aの作業対象物の像が表
示される。
【0185】オペレータはモニタ52aの表示画面から
作業機械53aの現在の作業対象物を確認することがで
きる。そこで操作機50aの外側の操作盤のレバー、ス
イッチ等が操作される。その操作内容を示す操作信号
S′e1は操作機50aから信号線92を介して無線送受
信機51に入力される。このため無線送受信機51から
操作信号S′e1を重畳した無線操作信号Se1が長距離
(3000m程度)まで無線送信される。無線送受信機
54では無線送受信機51から無線送信された無線操作
信号Se1が受信され、無線操作信号Se1に重畳された操
作信号S′e1が信号線99を介して操作信号送信機54
aに出力される。操作信号送信機54aでは信号線99
を介して操作信号S′e1が入力され、操作信号S′e1を
無線電波に重畳して無線操作信号Se1として作業機械5
3aの操作信号受信機55aに向けて短距離(100〜
300m程度)まで無線送信される。作業機械53aの
受信機55aでは無線操作信号Se1が受信され、無線操
作信号Se1に重畳された操作信号S′e1に応じて作業機
械53aが作動する。
【0186】以上のようにして表示器52aの表示内容
に基づいて操作機50aが操作され、操作機50aの操
作の結果無線送信された無線操作信号Se1に応じて作業
機械53aが作動する。
【0187】同様に設置カメラ57bでは作業機械53
bの作業状態を示す像が撮像される。この撮像信号S′
v2は信号線98を介して無線送受信機54に入力され
る。このため無線送受信機54から撮像信号S′v2を重
畳した無線撮像信号Sv2が長距離(3000m程度)ま
で無線送信される。無線送受信機51では無線送受信機
54から無線送信された無線撮像信号Sv2が受信され、
無線撮像信号Sv2に重畳された撮像信号S′v2が信号線
95を介してモニタ52bに出力される。このためモニ
タ52bには作業機械53bの作業状態の像が表示され
る。
【0188】オペレータはモニタ52bの表示画面から
作業機械53bの現在の作業状態を確認することができ
る。そこで操作機50bの外側の操作盤のレバー、スイ
ッチ等が操作される。その操作内容を示す操作信号S′
e2は操作機50bから信号線93を介して無線送受信機
51に入力される。このため無線送受信機51から操作
信号S′e2を重畳した無線操作信号Se2が長距離(30
00m程度)まで無線送信される。無線送受信機54で
は無線送受信機51から無線送信された無線操作信号S
e2が受信され、無線操作信号Se2に重畳された操作信号
S′e2が信号線96を介して操作信号送信機54cに出
力される。操作信号送信機54cでは信号線96を介し
て操作信号S′e2が入力され、操作信号S′e2を無線電
波に重畳して無線操作信号Se2として作業機械53bの
操作信号受信機55bに向けて短距離(100〜300
m程度)まで無線送信される。作業機械53bの操作信
号受信機55bでは無線操作信号Se2が受信され、無線
操作信号Se2に重畳された操作信号S′e2に応じて作業
機械53bが作動する。
【0189】以上のようにして表示器52bの表示内容
に基づいて操作機50bが操作され、操作機50bの操
作の結果無線送信された無線操作信号Se2に応じて作業
機械53bが作動する。
【0190】このように第3の実施形態によれば、無線
送受信機51と無線送受信機54との間で長距離(30
00m)の無線通信がなされるので、長距離にわたって
有線の信号線を敷設する必要がない。また無線送受信機
51と無線送受信機54との間の送受信は無線で行われ
るため、無線回線数分だけ、つまり各種信号Se1、Se
2、Sv1、Sv2を各周波数帯に割り当てることができる
限度において、異なる種類の信号を送受信することがで
きる。つまり従来のように信号の種類が増えるに従っ
て、より多くの本数の信号線を敷設する必要はない。し
かも無線送受信機51と無線送受信機54は、操作機5
0a、50bの内部や作業機械53a、53bの内部に
取り付けるものではなく、これら操作機50a、50b
や作業機械53a、53bとは別体のものとして用意す
ることができる。このため専用設計が不要で汎用のミリ
波無線機を使用することができる。
【0191】よって第3の実施形態によれば、従来、操
作機と作業機の間に複数の信号線を長距離にわたって敷
設しなければならなかった作業現場において、遠隔操作
装置をより低い作業工数で、より低い設備コストで構築
することができる。
【0192】なお上述した第3の実施形態ではキャリア
電波としてミリ波を使用しているが、マイクロ波を使用
してもよい。すなわち図5の無線送受信機51、54に
代えて、図4のSS無線機40、42と同等のマイクロ
波無線機を使用することができる。
【0193】図5の遠隔操作装置に対しては、構成要素
の追加、変更、削除が可能である。
【0194】以下図5の遠隔操作装置の変形例について
説明する。
【0195】すなわち図5では、2台の作業機械53
a、53bを遠隔操作する場合を想定しているが、1台
の作業機械53aのみを遠隔操作する実施も可能であ
る。
【0196】この場合、図5において作業機械53bに
対応して設けられている操作機50b、モニタ52b、
これらに対応する信号線93、95、操作信号送信機5
4c、設置カメラ57b、これらに対応する信号線9
6、98、作業機械53bに搭載される操作信号受信機
55bの配設が省略される。
【0197】また他の1台の作業機械53bのみを遠隔
操作する実施も可能である。
【0198】この場合には図5において作業機械53a
に対応して設けられている操作機50a、モニタ52
a、これらに対応する信号線92、94、操作信号送信
機54a、撮像信号受信機54b、これらに対応する信
号線99、97、作業機械53aに搭載される車載カメ
ラ57a、撮像信号送信機56、操作信号受信機55a
の配設が省略される。
【0199】また図5では、2台の作業機械53a、5
3bをモニタ52a、52bの表示画面を監視しつつ遠
隔操作している。しかしモニタ52a、52bの表示画
面を監視することが不要な場合には、モニタ52a、5
2bとこれらに関係する構成要素つまり信号線94、9
5、97、98、撮像信号受信機54b、設置カメラ5
7b、車載カメラ57a、撮像信号送信機56を省略す
ることができる。
【0200】また図5に対しては以下のような変形構成
例も可能である。
【0201】すなわち図5では設置カメラ57bで作業
機械53bの作業状態を撮像しているが、この代わり
に、作業機械53bに、作業機械53aと同様の車載カ
メラを搭載してもよい。この場合、作業機械53bには
車載カメラ57a、撮像信号送信機56と同等の車載カ
メラ、撮像信号送信機が搭載される。同様に無線送受信
機54には、撮像信号受信機54bと同等の撮像信号受
信機が信号線を介して接続される。
【0202】なお車載カメラは、作業機械の車体に設け
てもよく作業機に設けてもよい。たとえばブルドーザの
ドーザ装置に設けたり、油圧ショベルのバケットに設け
たりすることができる。
【0203】また図5において操作機50a、50bに
よって作業機械53a、53bの走行体、旋回体、作業
機の駆動を遠隔操作するのみならず、作業機械53aに
搭載した車載カメラ57aを遠隔操作してもよい。この
場合、作業機械53aには、車載カメラ57aの撮像方
向を変化させる駆動機構が設けられる。この駆動機構が
操作機50aによって遠隔操作され、車載カメラ57a
の撮像方向が変化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態を示す図であ
る。
【図2】図2は本発明の第2の実施形態を示す図であ
る。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態のブロック図で
ある。
【図4】図4は図2の変形例を示す図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施形態を示す図であ
る。
【図6】図6(a)、(b)は従来技術を示す図であ
る。
【図7】図7は従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10…操作機 11…内部送信機 12…外部送信機 13…作業機械 14…切換判定器 15、16…スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AA02 BA04 BA06 DA04 5K048 AA05 AA06 BA10 BA48 DB01 DC01 DC03 DC08 EB02 EB15 HA04 HA06 5K060 CC04 CC11 CC13 DD08 GG00 GG06 HH39 LL04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作機の内部に、操作内容を示す操作
    信号を入力し、入力した操作信号を無線信号にして作業
    機械に向けて無線送信する送信機を設け、前記無線信号
    に応じて作業機械を作動させる作業機械の操作装置にお
    いて、 前記操作機の外部に前記送信機を設け、 前記操作機の外部の送信機が前記操作機に接続されたこ
    とを判定する判定手段と、 前記操作機の外部の送信機が前記操作機に接続されたと
    前記判定手段によって判定された場合に、前記操作信号
    を前記操作機の内部の送信機に入力させる側から、前記
    操作機の外部に設けた送信機に入力させる側に切り換え
    る切換手段とを前記操作機の内部に設けたことを特徴と
    する作業機械の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作機の外部に設けた送信機に対
    応して設けられ、前記操作機の外部に設けた送信機を駆
    動する送信機用電源と、 前記操作機に対応して設けられ、前記操作機を駆動する
    操作機用電源とを備え、 前記送信機用電源から前記操作機に給電する給電端子ま
    たは給電信号線を前記送信機の外側に設け、前記判定手
    段によって前記給電端子または給電信号線が前記操作機
    に電気的に接続されたことを判定し、 前記判定手段によって前記給電端子または給電信号線が
    前記操作機に電気的に接続されたと判定された場合に、
    前記送信機用電源または前記操作機用電源によって前記
    操作機および前記操作機の外部に設けた送信機を駆動す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の作業機械
    の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作機を、建物の内部に配置し、
    前記操作機の外部の送信機を、建物の外部に配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の作業機械の操作装置。
  4. 【請求項4】 操作内容を示す操作信号を信号線を介
    して出力する操作機と、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線信号にして所定の距離まで作業機械に向
    けて無線送信する送信機とを設け、前記無線信号に応じ
    て作業機械を作動させる作業機械の操作装置において、 前記操作信号を信号線を介して入力し、入力した操作信
    号を無線信号にして前記所定の距離よりも長い距離まで
    無線送信する長距離送信機と、 該長距離送信機から無線送信された無線信号を受信し、
    この受信した無線信号を操作信号にして信号線を介して
    出力する長距離受信機とを用意し、 前記操作機と前記長距離送信機とを信号線によって接続
    するとともに、前記長距離受信機と前記送信機とを信号
    線によって接続したことを特徴とする作業機械の操作装
    置。
  5. 【請求項5】 操作内容を示す操作信号を信号線を介
    して出力する操作機と、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線信号にして所定の距離まで作業機械に向
    けて無線送信する送信機とを、複数の組設け、前記無線
    信号に応じて複数の作業機械を作動させる作業機械の操
    作装置において、 複数の操作信号をそれぞれ複数の信号線を介して入力
    し、入力した複数の操作信号をそれぞれ複数の無線信号
    にして前記所定の距離よりも長い距離まで無線送信する
    長距離送信機と、 該長距離送信機から無線送信された複数の無線信号を受
    信し、これら受信した複数の無線信号をそれぞれ複数の
    操作信号にして複数の信号線を介して出力する長距離受
    信機とを用意し、 前記複数の操作機と前記長距離送信機とを複数の信号線
    によって接続するとともに、前記長距離受信機と前記複
    数の送信機とを複数の信号線によって接続したことを特
    徴とする作業機械の操作装置。
  6. 【請求項6】 操作内容を示す操作信号を信号線を介
    して出力する操作機と、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線操作信号にして所定の距離まで作業機械
    に向けて無線送信する操作信号用送信機と、 前記作業機械から無線送信される当該作業機械の作業対
    象物を示す無線撮像信号を受信し、この受信された無線
    撮像信号を撮像信号にして信号線を介して出力する撮像
    信号用受信機と、 前記撮像信号を信号線を介して入力し、この入力された
    撮像信号に対応する前記作業対象物の像を表示する表示
    器とを設け、 前記表示器の表示内容に基づいて前記操作機を操作する
    とともに、前記無線操作信号に応じて作業機械を作動さ
    せる作業機械の操作装置において、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線操作信号にして前記所定の距離よりも長
    い距離まで無線送信するとともに、無線送信された無線
    撮像信号を受信し、この受信された無線撮像信号を撮像
    信号にして信号線を介して出力する第1の長距離送受信
    機と、 前記撮像信号を信号線を介して入力し、この入力された
    撮像信号を無線撮像信号にして前記所定の距離よりも長
    い距離まで無線送信するとともに、無線送信された無線
    操作信号を受信し、この受信された無線操作信号を操作
    信号にして信号線を介して出力する第2の長距離送受信
    機とを用意し、 前記操作機および前記表示器と前記第1の送受信機とを
    各信号線によって接続するとともに、前記第2の送受信
    機と前記操作信号用送信機および前記撮像信号用受信機
    とを各信号線によって接続したことを特徴とする作業機
    械の操作装置。
  7. 【請求項7】 操作内容を示す操作信号を信号線を介
    して出力する操作機と、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線操作信号にして所定の距離まで作業機械
    に向けて無線送信する操作信号用送信機と、 前記作業機械の作業状態を撮像し、撮像信号を信号線を
    介して出力する撮像手段と、 前記撮像信号を信号線を介して入力し、この入力された
    撮像信号に対応する前記作業状態の像を表示する表示器
    とを設け、 前記表示器の表示内容に基づいて前記操作機を操作する
    とともに、前記無線操作信号に応じて作業機械を作動さ
    せる作業機械の操作装置において、 前記操作信号を信号線を介して入力し、この入力された
    操作信号を無線操作信号にして前記所定の距離よりも長
    い距離まで無線送信するとともに、無線送信された無線
    撮像信号を受信し、この受信された無線撮像信号を撮像
    信号にして信号線を介して出力する第1の長距離送受信
    機と、 前記撮像信号を信号線を介して入力し、この入力された
    撮像信号を無線撮像信号にして前記所定の距離よりも長
    い距離まで無線送信するとともに、無線送信された無線
    操作信号を受信し、この受信された無線操作信号を操作
    信号にして信号線を介して出力する第2の長距離送受信
    機とを用意し、 前記操作機および前記表示器と前記第1の送受信機とを
    各信号線によって接続するとともに、前記第2の送受信
    機と前記操作信号用送信機および前記撮像手段とを各信
    号線によって接続したことを特徴とする作業機械の操作
    装置。
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