JP2000049677A - 工事現場用通信装置 - Google Patents

工事現場用通信装置

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JP2000049677A
JP2000049677A JP10214121A JP21412198A JP2000049677A JP 2000049677 A JP2000049677 A JP 2000049677A JP 10214121 A JP10214121 A JP 10214121A JP 21412198 A JP21412198 A JP 21412198A JP 2000049677 A JP2000049677 A JP 2000049677A
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JP
Japan
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radio
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construction
communication device
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JP10214121A
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English (en)
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Yukinobu Yamamoto
幸信 山本
Takeshi Fujii
剛 藤井
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高額な通信機材を用いることなく通信を可能
にすること。 【解決手段】 通信装置は、工事現場から離れた工事事
務所10に設置された固定局用無線機12と、工事現場
に配置される移動局用無線機14とを備えている。無線
機14は、無線信号により遠隔操作される建設機械16
に搭載されている。工事現場には、建設機械16の近傍
に、気球18が空中に設置されていて、気球18には、
アンテナ20aを備えた無線中継機20が搭載されてい
る。気球18は、固定ロープ22により、工事事務所1
0と建設機械16との間に存在している小山や立木など
の電波障害物24よりも高い位置に係留されている。無
線中継機20は、固定局用無線機12と移動局用無線機
14との間で、双方向に授受される無線信号を中継し
て、一方から受けた信号を他方に送出する機能を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工事現場用通信
装置に関し、特に、電波障害がある場合に好適な通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路工事現場,ダム工事現場,土地造成
工事現場などでは、工事範囲が広大で、しかも、工事個
所が山間地などにある場合には、工事現場内の複数の作
業区域間や、工事事務所と工事現場との間の情報伝達手
段として、微弱電波を利用する無線通信装置が用いられ
ており、音声伝達や情報データの送受信に利用されてい
る。
【0003】ところが、このような工事現場用通信装置
には、以下に説明する技術的な課題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前述したよ
うな工事現場では、例えば、通信機器の伝播経路内に、
未工事の個所などがあって、通信装置間で授受する電波
信号の障害物が介在するなど、通信不能に陥ることが多
い。
【0005】そこで、このような対策として、例えば、
高出力の通信機を用いたり、あるいは、アンテナなどの
中継機器を高所に設置するなどの手段を講じているが、
通信機材が高価となり、中継機器の設置に手間がかか
る。
【0006】また、中継機器の設置場所を選定する際に
も、最適な場所が得られないことが多く、あまり有効な
手段とは言えない。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、通
信機材の高額化を避けつつ、最適な場所に簡単に中継機
器を設置することができる工事現場用通信装置を提供す
ることにある。
【0008】また、別の目的として、地上での測量が困
難ないしは不可能な場合に、空中からの測量が可能にな
る工事現場用通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、工事現場から離れた工事事務所などに設
置される固定局用無線機と、工事現場に設置される移動
局用無線機とを有する工事現場用通信装置において、前
記無線機間で双方向に伝達される無線信号を中継する無
線中継機を気球に搭載し、前記気球を空中に設置した。
このように構成した工事現場用通信装置によれば、無線
信号を中継する無線中継機を気球に搭載し、この気球を
空中に設置するので、高出力の通信機材を用いることな
く、無線障害物を避けて、固定局用と移動局用の無線機
間での双方向通信を可能にする。この場合、無線中継機
は、気球に搭載し、無線中継機を搭載した気球をロープ
などにより地上に係留すると設置が終了するので、簡単
に設置することができる。また、本発明は、工事現場か
ら離れた工事事務所などに設置される固定局用無線機
と、工事現場に設置される移動局用無線機とを有する工
事現場用通信装置において、前記移動局用無線機と電気
的に接続した遠隔操作可能な監視装置を気球に搭載し、
前記気球を空中に設置した。このように構成した工事現
場用通信装置によれば、気球に搭載した移動局用無線機
に固定局用無線機から無線信号を送出することにより、
空中から監視装置を遠隔制御して、監視を行うことがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明にかかる工事現場用通信装置の第1実施例を
示している。同図に示した通信装置は、工事現場から離
れた工事事務所10に設置された固定局用無線機12
と、工事現場に配置される移動局用無線機14とを備え
ている。
【0011】固定局用無線機12は、本体と電気的に接
続されたアンテナ12aを有している。移動局用無線機
14は、固定局用無線機12と同様に、本体に電気的に
接続されたアンテナ14aを有している。
【0012】移動局用無線機14は、本実施例の場合に
は、無線信号により遠隔操作される建設機械16に搭載
されている。工事現場には、建設機械16の近傍に、気
球18が空中に設置されていて、気球18には、アンテ
ナ20aを備えた無線中継機20が搭載されている。
【0013】気球18は、固定ロープ22により、工事
事務所10と建設機械16との間に存在している小山や
立木などの電波障害物24よりも高い空中に係留設置さ
れている。
【0014】無線中継機20は、固定局用無線機12と
移動局用無線機14との間で、双方向に授受される無線
信号を中継して、一方から受けた信号を他方に送出する
機能を備えている。
【0015】なお、気球18は、建設機械16の近傍の
空中に設置することだけでなく、例えば、工事の進捗状
況に応じて、無線信号の中継の最適な個所に、任意に移
動して設置することができる。
【0016】このように構成した工事現場用通信装置で
は、工事事務所10に設置されている固定局用無線機1
2から、建設機械16の操作用無線信号を送出して、建
設機械16に各種の作業を行わせる。
【0017】この場合、本実施例では、無線信号を中継
する無線中継機20を気球18に搭載し、この気球18
を電波障害物24よりも高い空中に設置するので、高出
力の通信機材を用いることなく、無線障害物24を避け
て、固定局用と移動局用の無線機12,14間での双方
向通信を可能にする。
【0018】また、本実施例では、無線中継機20は、
気球18に搭載し、無線中継機20を搭載した気球18
を固定ロープ22により地上に係留すると設置が終了す
るので、簡単に設置することができるとともに、不要に
なった場合や、風が強い場合などには、固定ロープ22
により地上側に気球18を降ろして、簡単に撤去するこ
ともできる。
【0019】図2は、本発明にかかる工事現場用通信装
置の第2実施例を示しており、上記第1実施例と同一も
しくは相当する部分には、同一符号を付してその説明を
省略するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明
する。
【0020】同図に示した実施例では、工事事務所10
側にも気球18を空中に設置し、この気球18に固定局
用無線機12の本体に電気的に接続されたアンテナ12
aを搭載している。
【0021】移動局用無線機14は、気球18に搭載
し、気球18の固定ロープ22は、建設機械16に係留
固定されている。無線機14の出力側は、建設機械16
の遠隔制御部に電気的に接続されている。無線機14の
電源は、建設機械16側から送られる。
【0022】このように構成した工事現場用通信装置に
おいても上記実施例と同等の作用効果が得られるととも
に、本実施例の場合には、特に、工事事務所10の近傍
に電波障害物24が存在する際に有効になる。
【0023】図3は、本発明にかかる工事現場用通信装
置の第3実施例を示しており、上記実施例と同一もしく
は相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略
するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明す
る。
【0024】同図に示した実施例は、大規模な工事現場
に本発明を適用した場合を例示している。この実施例の
場合には、移動局用無線機14は、作業者が携帯可能な
ハンディータイプのものであり、工事事務所10から無
線信号により工事現場にいる作業者に、作業指令などの
情報が伝達される。
【0025】無線中継機20を搭載して気球18は、固
定ロープ22により地上に係留固定され、無線中継機2
0には、地上側に設置された交流ないしは直流電源26
から電力が供給される。
【0026】このように構成した通信装置においても、
上記実施例と同等の作用効果が得られる。
【0027】図4は、本発明にかかる工事現場用通信装
置の第4実施例を示しており、上記実施例と同一もしく
は相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略
するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明す
る。
【0028】同図に示した実施例は、空洞建設現場に本
発明を適用した場合を例示している。この実施例の場合
にも移動局用無線機14は、作業者が携帯可能なハンデ
ィータイプのものであり、工事事務所10から無線信号
により工事現場にいる作業者に、作業指令などの情報が
伝達される。
【0029】無線中継機20が搭載された気球18は、
固定ロープ22により空洞部28の天井に固定されて、
空中に設置されている。無線中継機20には、有線によ
り工事事務所10に設置されている固定局用無線機12
から信号が伝達される。
【0030】空洞部28の工事が進行し、空洞部28が
拡張されると、気球18は、拡張された空洞部28の上
面に、順次自動的に移動する。
【0031】このように構成した通信装置においても、
上記実施例と同等の作用効果が得られる。
【0032】図5は、本発明にかかる工事現場用通信装
置の第5実施例を示しており、上記実施例と同一もしく
は相当する部分には、同一符号を付してその説明を省略
するとともに、以下にその特徴点についてのみ説明す
る。
【0033】同図に示した実施例は、地上での監視が困
難ないしは不可能な場合に、本発明の通信装置を利用す
ることにより、監視を可能にする場合であって、気球1
8には、移動局用無線機14と遠隔操作が可能な監視装
置30とが搭載されている。
【0034】監視装置30は、遠隔操作により、撮像方
向の制御が可能なテレビカメラなどを備えており、この
監視装置30には、移動局用無線機14が電気的に接続
されている。
【0035】工事現場において危険個所などを監視する
際には、気球18に搭載された監視装置30を固定局用
無線機12から送出する無線信号により遠隔制御して、
必要な個所の映像を撮影する。
【0036】このように構成した工事現場用通信装置に
よれば、気球18に搭載した移動局用無線機14に固定
局用無線機12から無線信号を送出することにより、空
中から監視装置30を遠隔制御して、監視を行うことが
できる。
【0037】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる工事現場用通信装置にによれば、通信機
材の高額化を避けつつ、最適な場所に簡単に中継機器を
設置することができる。
【0038】また、請求項2の構成によれば、地上での
監視が困難ないしは不可能な場合に、空中からの監視が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる工事現場用通信装置の第1実施
例を示す説明図である。
【図2】本発明にかかる工事現場用通信装置の第2実施
例を示す説明図である。
【図3】本発明にかかる工事現場用通信装置の第3実施
例を示す説明図である。
【図4】本発明にかかる工事現場用通信装置の第4実施
例を示す説明図である。
【図5】本発明にかかる工事現場用通信装置の第5実施
例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 工事事務所 12 固定局用無線機 14 移動局用無線機 16 建設機械 18 気球 20 無線中継機 22 固定ロープ 28 空洞部 30 監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA01 AA22 AA41 EE06 EE32 KK17 5K072 AA01 AA18 AA29 CC33 DD15 DD16 DD17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事事務所などの工事現場から離れた個
    所に設置される固定局用無線機と、工事現場に設置され
    る移動局用無線機とを有する工事現場用通信装置におい
    て、 前記無線機間で双方向に伝達される無線信号を中継する
    無線中継機を気球に搭載し、前記気球を空中に設置した
    ことを特徴とする工事現場用通信装置。
  2. 【請求項2】 工事事務所などの工事現場から離れた個
    所に設置される固定局用無線機と、工事現場に設置され
    る移動局用無線機とを有する工事現場用通信装置におい
    て、 前記移動局用無線機と電気的に接続した遠隔操作可能な
    監視装置を気球に搭載し、前記気球を空中に設置したこ
    とを特徴とする工事現場用通信装置。
JP10214121A 1998-07-29 1998-07-29 工事現場用通信装置 Pending JP2000049677A (ja)

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