JPH0738320Y2 - 作業車の操作装置 - Google Patents

作業車の操作装置

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JPH0738320Y2
JPH0738320Y2 JP2586890U JP2586890U JPH0738320Y2 JP H0738320 Y2 JPH0738320 Y2 JP H0738320Y2 JP 2586890 U JP2586890 U JP 2586890U JP 2586890 U JP2586890 U JP 2586890U JP H0738320 Y2 JPH0738320 Y2 JP H0738320Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、作業車の操作装置に関するものである。
(従来の技術) 従来からのこの種の作業車の操作装置について第5図お
よび第6図に図示する高所作業車を例に以下に説明す
る。第5図において、高所作業車に用いられた従来から
のこの種の作業車の操作装置は、車両1上に旋回自在に
旋回台2を配置するとともに、この旋回台2にその基端
部を枢支され起伏シリンダ3により起伏自在なブーム4
(以下伸縮ブームとして説明する)を配置し、この伸縮
ブーム4の先端に作業者搭乗用のバケット5を備えてい
る。そして伸縮ブーム4は、基ブーム6に中間ブーム7
を、中間ブーム7に先ブーム8を順次伸縮自在に嵌挿
し、各ブーム間に適宜の伸縮駆動手段を配置している。
このように構成された従来の作業車の操作装置は、バケ
ット5上から操作するにあたって、次の様に構成してい
る。すなわちバケット5上に作業者が操作してこの高所
作業車を操作する操作レバー9を備えた操作部10を配置
し、この操作部10からの信号を電波にて旋回台2上に伝
達する送信機11と送信アンテナ12をバケット5の適所位
置に配置している。前記操作レバー9は、この高所作業
車を駆動(すなわち伸縮ブーム4の伸縮、起伏、旋回
等)させるに足りる複数の操作レバーからなり、これら
複数の操作レバーからの信号を操作部10を介して送信機
11により1つの周波数の電波に重畳させて送信アンテナ
12より送信できるようになっている。一方旋回台2上に
は、送信アンテナ12からの電波を受ける受信アンテナ13
と、受信アンテナ13で受けた電波を受信する送信機14お
よび、この受信機14からの信号を受けて高所作業車を駆
動制御する制御部(油圧制御装置等からなる)15を備え
ている。制御部15は、高所作業車を駆動(すなわち伸縮
ブーム4の伸縮、起伏、旋回等)させるに足りる複数の
制御部からなり、1つの周波数の電波に重畳させて送ら
れてきた信号を、受信機14により各制御部15に振り分け
て高所作業車の各駆動手段を制御するようになつてい
る。このように高所作業車に用いられた従来からの作業
車の操作装置は、操作部10からの信号を電波を介して制
御部15に伝達して高所作業車を操作するようにしてい
る。また第6図に図示する如く高所作業車を駆動制御す
る制御部(油圧制御装置等からなる)15を車両1上に配
置した高所作業車にあつては、受信アンテナ13、受信機
14、を車両1上に配置して、同様に操作部10からの信号
を電波を介して制御部15に伝達して高所作業車を操作す
るようにしている。
このように高所作業車に用いられた従来からの作業車の
操作装置は、操作部10からの信号を電波を介して制御部
15に伝達するようにして、有線により直接伝達させるも
のに比べ伸縮ブーム4の伸縮(第6図による高所作業車
は伸縮ブーム4の伸縮および旋回台2の旋回)による可
動部の配慮をする必要がない利点を有している。すなわ
ち、操作部10と制御部15との間の操作信号の伝達を直接
伝達させるには、操作部10側と制御部15側間をケーブル
リールに巻かれた信号伝達用のケーブル、ケーブルリー
ルの回転継手、および旋回台2と車両1間の回転継手を
介して直接接続して行わなければならず、このようにす
ると前記回転継手部分の接触不良により信号伝達が不確
実となる問題があった。この問題は、操作信号の伝達が
多重伝送でなされるものでは、特に大きな問題となって
いた。
また高所作業車によっては、活線作業をする時にバケッ
ト5に搭乗した作業者が感電しないように伸縮ブーム4
の適所に絶縁区間を設けている。例えば伸縮ブーム4の
先ブーム8は、FRP等の絶縁材質で構成し、この絶縁材
質で構成した先ブーム8の先端に作業者搭乗用のバケッ
ト5を備えるようにしている。
従って従来の高所作業車の操作装置は、伸縮ブーム4の
伸縮(第6図による高所作業車は伸縮ブーム4の伸縮お
よび旋回台2の旋回)による可動部を含む全区間を跨い
で操作信号を無線電波で伝達し、信号伝達系への回転継
手の介在を排除、および伸縮ブーム4の適所に絶縁区間
を設けているものにあつては絶縁を損なわないようにし
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、以上の如く構成した従来の作業車の操作装置
は、回転継手の介在を排除して接触不良による操作信号
伝達の不確実さ、および伸縮ブーム4の適所に絶縁区間
を設けているものにあつては絶縁を損なうことを解消で
きるものの、送信機11より出力される電波は電波法によ
り制限されて微弱な電波であるからして、送信機11から
の信号が受信機14で確実に送信できないという問題を有
していた。特に、伸縮ブーム4を最伸長させるか、伸縮
ブーム4の中間ブーム7を複数段で構成し伸縮ブーム4
を長尺とし、送信アンテナ12と受信アンテナ13を相当離
間させるようにした場合、また作業現場によってはバケ
ット5と旋回台2(または車両1)間(すなわち送信ア
ンテナ12と受信アンテナ13間)に遮蔽物が存在する場合
に上記問題が生じるものとなっていた。
本考案は、上記問題を解決する新規な作業車の操作装置
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の作業車の操作装置
は、 車両上に旋回自在に搭載した旋回台に少なくとも一つの
伸縮区間を有するブームを起伏自在に取付け、前記ブー
ムの先端側またはブーム先端側下方付近に当該作業車を
操作する操作部を配置し、この操作部から旋回台上また
は車両上に設けられ作業車の駆動を制御する油圧制御装
置を遠隔的に操作するよう構成してなる作業車の操作装
置であって、 前記操作部の操作信号を操作部側に接続した送信アンテ
ナを経て電波信号として送信し、この電波信号を前記油
圧制御装置側に接続した受信アンテナで受信するよう構
成したものにおいて、 前記受信アンテナは、前記ブームの基端側ブームに対し
少なくとも一つの伸縮区間が介在する如きブーム上の位
置に回転自在に取りつけられたケーブルリールに、当該
ケーブルリールに巻き取られたケーブルの巻取り側端部
に回転継手を介在することなく接続されて取りつけられ
ており、前記ケーブルを介して前記油圧制御装置に接続
されていることを特徴とするものである。
(作用) 上記構成によれば、油圧制御装置に接続した受信アンテ
ナを、ブームの基端側ブーム対し少なくとも一つの伸縮
区間が介在する如きブーム上の位置即ちブームの先端側
寄り位置に取付け、送信アンテナと受信アンテナ間の距
離を可能な限り近づけることができるので、電波法によ
り出力制限されて微弱な電波でしか送信アンテナより送
信されないものであっても、確実に操作信号を伝達する
ことができる。また、作業中に送信アンテナと受信アン
テナ間に、無線電波を遮蔽する遮蔽物が立ち入る可能性
を小さくすることができる。しかも、油圧制御装置と受
信アンテナ間は、回転継手を介することなく接続されて
いるので、回転継手の接触不良に伴う問題もない。また
伸縮ブームの適所に絶縁区間を設けているものにあつて
も、絶縁区間の操作信号の伝達を電波を利用するように
すれば絶縁を損なわないようにすることも可能である。
(実施例) 以下本考案の作業車の操作装置の実施例について、第1
図〜第4図に図示し以下に説明する。また従来技術で説
明した高所作業車に実施した場合について説明する。な
お第1図および第2図に図示した符号1〜符号12および
符号14〜符号15は、第5図および第6図に図示し従来の
技術で説明したものと同じであるので、以下の説明でも
同じ符号を用い説明を略する。第1図および第2図にお
いて、16は、伸縮ブーム4の先端側(中間ブーム7の先
端側)に取付けたケーブルリールであつて、軸17と、軸
17とともに回転するドラム18、およびドラム18に巻回さ
れた同軸ケーブル20を常時巻回方向に付勢するスプリン
グ19を備えている。21は、受信アンテナであつて、前記
ケーブルリール16の軸17に取付けられドラム18に巻回さ
れた同軸ケーブル20の一端と直接接続させている。した
がつて、ケーブルリール16にスリップリングやブラシ等
を配置し、これを介して同軸ケーブル20と受信アンテナ
21を接続していないので、アンテナのインピーダンス整
合の配慮をする必要がなく簡単に接続できる。なお第2
図に図示した受信アンテナ21は、軸17に直交して取付け
たのでドラム18の回転にともなつて回転し受信アンテナ
21の方向が変化する。この方向の変化にともなつてアン
テナの指向特性による影響が出る時には、軸17と同一方
向に受信アンテナ21を取付ければよい。そうすれば送信
アンテナ21は回転するがその方向はかわらないので、指
向特性による影響をなくすることができる。ドラム18に
巻回された同軸ケーブル20は、ケーブルリール16より引
き出され基ブーム6の先端部に係止された後、旋回台2
上の受信機14に接続させている。
このように構成された本考案に係る作業車の操作装置
は、次の様に作用するものである。バケット5に搭乗し
た作業者が操作レバー9を操作することにより、操作部
10からの信号は、送信機11を介して送信アンテナ12より
送信される。受信アンテナ21は、伸縮ブーム4の先端側
(中間ブーム7の先端側)に配置してあり、伸縮ブーム
4を伸縮、起伏および旋回させても、送信アンテナ12に
近い位置にある。すなわち伸縮ブーム4を最伸長しても
送信アンテナ12と受信アンテナ21の離間距離は、先ブー
ム8の長さより大とならない。したがって送信アンテナ
21より送信された電波は強電界の中で受信アンテナ13に
伝達することができ、確実に受信機14で受信し、操作部
10からの信号を制御部15に伝達せしめる。また、バケッ
ト5と旋回台2間に遮蔽物が存在しても、送信アンテナ
12と受信アンテナ21の距離は、近い位置にあり、送信ア
ンテナ12と受信アンテナ21間に遮蔽物が介在することは
ほとんどない。例え遮蔽物が介在する場合でも送信アン
テナ12と受信アンテナ21の距離は近い位置にあり、送信
アンテナ21より送信された電波は強電界の中で受信アン
テナ13に伝達することから、遮蔽物が介在する場合でも
比較的確実に受信機14で受信させ、操作部10からの信号
を制御部15に伝達せしめる。このようにして本考案の高
所作業車の操作装置は、操作部10からの信号を制御部15
に確実に伝達せしめて高所作業車の操作ができるもので
ある。
なお上記実施例の先ブーム8を絶縁材質で構成しておけ
ば、先ブーム8間を電波で信号を伝達させるようにして
いるから、絶縁を損なうことなく操作部10からの信号を
制御部15に確実に伝達せしめる活線作業用の高所作業車
の操作装置として利用することができる。
また上記実施例ではケーブルリール16を3段ブームで構
成した伸縮ブーム4の中間ブーム7の先端側に取付けた
が、伸縮ブーム4の先ブーム8の先端側に取付けてもよ
い。この場合、先ブーム8を絶縁材質で構成した高所作
業車には絶縁を損なうので適用できないが、送信アンテ
ナ12と受信アンテナ21は密間していることから、送信ア
ンテナ12と受信アンテナ21間に、無線電波を遮蔽する遮
蔽物が立ち入ることはない。しかも、制御部15(油圧制
御装置等からなる)と受信アンテナ21間は、回転継手を
介することなく接続されているので、回転継手の接触不
良に伴う問題もない。また一つの伸縮区間しか有しない
2段伸縮ブームについても、前記ケーブルリール16を2
段伸縮ブームの先ブーム側に取付けて同様に実施でき
る。更に複数段の中間ブームを有する伸縮ブームに取付
ける場合には、送信機11から送信される電波が確実に受
信機14で受信できるかぎり、基ブーム6に対し二つ以上
の伸縮区間が介在する如き中間ブーム上に取付けてもよ
い。
また第6図に図示し従来の技術で説明した如くの高所作
業車を駆動制御する制御部(油圧制御装置等からなる)
15を車両1上に配置した高所作業車にあつても、受信機
14を車両1上に配置して、同様に実施できること勿論で
ある。
更に上記実施例では、バケット5に操作部10、旋回台2
に制御部15を配置してバケット5側より旋回台2側に信
号を伝達させるようにしたものであるが、逆にバケット
5に制御部15、旋回台2上に操作部10を配置して旋回台
2側よりバケット5側に信号を伝達させるようにするこ
とも可能である。またバケット5側と旋回台2側の双方
に夫々操作部と制御部を設け、双方の側より信号を伝達
することも可能である。
次に本考案に係る作業車の操作装置の発展例について、
第3図に図示する高所作業車に実施した場合について以
下に説明する。第3図に図示する高所作業車は、第1図
に図示して説明した高所作業車とは伸縮ブーム4と旋回
台2間に他の伸縮ブーム23を配置したことが異なる折り
曲げ式高所作業車である。すなわちこの折り曲げ式高所
作業車は、旋回台2にその基端部を枢支され、起伏シリ
ンダ3により起伏自在な伸縮ブーム23を配置し、この伸
縮ブーム23の先端に前記伸縮ブーム4をリンク27と起伏
シリンダ28により起伏自在に配置している。そして伸縮
ブーム23は、基ブーム24に中間ブーム25を、中間ブーム
25に先ブーム26を順次伸縮自在に嵌挿し、各ブーム間に
適宜の伸縮駆動手段を配置している。なおケーブルリー
ル16は第1図のそれより、長い同軸ケーブル20を巻回で
きるようになつている。このように構成された折り曲げ
式高所作業車においても、第3図に図示する如く受信ア
ンテナ21とゲーブルリール16を伸縮ブーム4の中間ブー
ム7に取付け、ケーブルリール16より引き出された同軸
ケーブル20を、伸縮ブーム4の基端部と伸縮ブーム23の
先端部にそれぞれ配置した滑車29,30を経過させて旋回
台2の受信機14に接続させることで、同様に操作部10か
らの信号を制御部15に確実に伝達させることができる。
特にこのような折り曲げ式高所作業車は、操作部10と制
御部15間が相当離間したり、作業時にバケット5と旋回
台2間(制御部15が車両1上にある時はバケット5と車
両1間)に遮蔽物が往々にして存在するものであるが、
そのような場合であつても、操作部10からの信号を制御
部15に確実に伝達させることができる。なお、上記発展
例の場合において、ケーブルリール16と送信アンテナ21
を伸縮ブーム4の中間ブーム7に取付けたが、送信機11
から送信される電波が確実に受信機14で受信できる場合
は、前記受信アンテナ21とケーブルリール16を伸縮ブー
ム23の先ブーム26先端部に取付けてもよい。この場合に
は滑車29,30を配置しなくても済み、同軸ケーブル20の
長さを短くすることができるとともに、ケーブルリール
16も同軸ケーブル20の長さが短くなった分だけ小型にで
きる。
以上の説明では高所作業車に実施した場合について説明
してきたが、本考案は高所作業車だけに実施されるもの
でない。以下第4図に図示する如くのクレーン車に実施
した場合の実施例について説明する。なお第4図に図示
した符号1〜符号4、符号6〜符号8、符号14〜符号1
5、符号16、および符号20〜符号21は、第1図に図示し
説明した高所作業車のものと同じであるので、以下の説
明でも同じ符号を用い説明を略する。但し旋回台2と先
ブーム8はつぎの点で第1図に図示したものと異なつて
いる。すなわち旋回台2上にはワイヤロープ31を巻回し
たウインチ32を設けている。また先ブーム8には、バケ
ット5を備えておらず、先ブーム8の先端に滑車33、34
を設けている。そして前記ウインチ32より繰り出したワ
イヤロープ31を滑車33、34に経過および巻回させて、先
ブーム8の先端よりフック35を吊下させている。このよ
うに構成されたクレーン車は、フック35に荷を吊り下
げ、伸縮ブーム4の伸縮、起伏ならびに旋回、ウインチ
32の巻上げ巻下げを行い、荷を適宜目的の位置に移動さ
せて作業するものである。そしてこのクレーン車は、次
の様に遠隔操作できるようになつている。クレーン車に
は前記実施例で説明した同軸ケーブル20を巻回し受信ア
ンテナ21を備えたケーブルリール16、受信機14、および
制御部15を設けている。ケーブルリール16は、先ブーム
8の先端部に取付けられており、制御部15では、クレー
ン車を駆動するために伸縮ブーム4の伸縮、起伏ならび
に旋回、ウインチ32の巻上げ巻下げ動など、それぞれの
油圧制御装置を駆動させるようになつている。36は、ポ
ータブル送信機であつて、前記実施例で説明した操作レ
バー(ここでは操作釦)38を有する操作部39、送信機40
を備えており、作業者が伸縮ブーム4の先端側下方付近
でこのポータブル送信機36を携帯して操作することで前
記クレーン車を遠隔駆動できるようになっている、すな
わちポータブル送信機36の操作部39からの操作信号は、
送信アンテナ37より電波信号として送信され、受信アン
テナ21にて受信して制御部15に伝達され、クレーン車を
駆動できるようになつている。この場合ケーブルリール
16を先ブーム8の先端に取付けたものであるから受信ア
ンテナ21と送信アンテナ37間の距離を近づけることがで
き、送信アンテナ37より送信された電波信号は強電界の
中で受信アンテナ21に伝達することができ、送信アンテ
ナ37より送信された電波信号が微弱な電波であつても、
確実に受信アンテナ21で受信できるものである。なお第
4図に図示したクレーン車での作業は、建物の屋上での
吊り荷作業を図示したものであるが、送信アンテナ37か
ら送信される電波が確実に受信機14で受信できる場合
は、地上での作業でも遠隔操作可能である。この場合
に、車両1と伸縮ブーム4の先端部間に遮蔽物が存在し
ていても、その影響をなくすることができる。この様に
本考案は、高所作業車のみならずクレーン車等の一つ以
上の伸縮区間を有するブームを備えた作業車に実施でき
るものである。
なお上記いずれの実施例の場合にも送信機14は、旋回台
2または車両1上に配置した場合について説明してきた
が、受信機14をケーブルリール16上に配置し、同軸ケー
ブル20を受信機14からの信号を制御部15に伝達する手段
に利用するようにしてもよい。この時に受信機14の電源
を同軸ケーブル20を介して供給するとともに、受信機14
からの信号を多重伝送で前記電源に重畳させて制御部15
に伝達させるようにすればよい。また受信機14からの信
号を制御部15に伝達する際、有線によらず光ファイバー
ケーブルを利用して伝達するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の如く構成し作用するものであるから、電波法で規
制されて微弱な電波でしか送信アンテナより送信するこ
とができないものでありながら、ブームを伸長させて、
ブームの先端側またはブームの先端側下方付近と車両
(旋回台)間を離間させたり、この間に遮蔽物を存在さ
せても、確実に操作部からの信号を制御部に伝達させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る作業車の操作装置を高所作業車
に実施した場合の説明図、第2図は、本考案に係る作業
車の操作装置に用いられるケーブルリールの説明図、第
3図は、本考案に係る作業車の操作装置を他の高所作業
車に実施した場合の説明図、第4図は、本考案に係る作
業車の操作装置をクレーン車に実施した場合の説明図、
第5図および第6図は、従来の作業車の操作装置の説明
図である。 1;車両、2;旋回台、4,23;ブーム、10;操作部、12、37;
送信アンテナ、15;油圧制御装置(制御部)、16;ケーブ
ルリール、21;受信アンテナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両上に旋回自在に搭載した旋回台に少な
    くとも一つの伸縮区間を有するブームを起伏自在に取付
    け、前記ブームの先端側またはブーム先端側下方付近に
    当該作業車を操作する操作部を配置し、この操作部から
    旋回台上または車両上に設けられ作業車の駆動を制御す
    る油圧制御装置を遠隔的に操作するよう構成してなる作
    業車の操作装置であって、 前記操作部の操作信号を操作部側に接続した送信アンテ
    ナを経て電波信号として送信し、この電波信号を前記油
    圧制御装置側に接続した受信アンテナで受信するよう構
    成したものにおいて、 前記受信アンテナは、前記ブームの基端側ブームに対し
    少なくとも一つの伸縮区間が介在する如きブーム上の位
    置に回転自在に取りつけられたケーブルリールに、当該
    ケーブルリールに巻き取られたケーブルの巻取り側端部
    に回転継手を介在することなく接続されて取りつけられ
    ており、前記ケーブルを介して前記油圧制御装置に接続
    されていることを特徴とする作業車の操作装置。
JP2586890U 1989-12-06 1990-03-13 作業車の操作装置 Expired - Lifetime JPH0738320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2586890U JPH0738320Y2 (ja) 1989-12-06 1990-03-13 作業車の操作装置

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JP1-141726 1989-12-06
JP14172689 1989-12-06
JP2586890U JPH0738320Y2 (ja) 1989-12-06 1990-03-13 作業車の操作装置

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Publication Number Publication Date
JPH03105200U JPH03105200U (ja) 1991-10-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101508679B1 (ko) * 2013-12-13 2015-04-08 대한민국 항행무선표지용 안테나의 설치방법과 그 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101508679B1 (ko) * 2013-12-13 2015-04-08 대한민국 항행무선표지용 안테나의 설치방법과 그 구조

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