JP2018184249A - クレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】ブーム先端への給電と通信を無線で行うことで、コードリールを不要とし、コードリールの使用に付随する課題を解決する。
【解決手段】多段に伸縮可能な伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端に設けられる通信機器と、を備え、前記通信機器に対して前記伸縮ブームを介して給電及び通信を行うクレーンであって、前記伸縮ブームの段ごとに、前記給電及び通信を無線で行う送受信機を設け、前記伸縮ブームの各段の送受信機によって、前記伸縮ブームの基部側から先端側に順次無線給電及び無線通信を行う。
【選択図】図4
【解決手段】多段に伸縮可能な伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端に設けられる通信機器と、を備え、前記通信機器に対して前記伸縮ブームを介して給電及び通信を行うクレーンであって、前記伸縮ブームの段ごとに、前記給電及び通信を無線で行う送受信機を設け、前記伸縮ブームの各段の送受信機によって、前記伸縮ブームの基部側から先端側に順次無線給電及び無線通信を行う。
【選択図】図4
Description
本発明は、クレーンのブーム先端への給電と通信を無線で行う技術に関する。
従来、伸縮自在に構成されるブームの先端に、ワイヤロープの過巻を検出するスイッチや回路等を含んだ過巻検出装置を設けたクレーンが公知である(特許文献1等)。過巻検出装置には、ブーム基端から電源線を介して電力が供給される。ブームは伸縮自在に構成されることから、ブーム先端と電力供給源との長さが可変となるため、ブーム中途部にコードリールを配置して、ブームの伸縮に応じて電源線を繰り出し/巻き取りすることで、電源線の長さをブームの伸縮に追従させている。
コードリールを用いて電源線の長さを調整する従来の構成では、次のような課題が残されている。例えば、大型のクレーンでは、ブーム長さも長くなることからコードリールを大型化する必要がある。また、コードリールによる巻き取り/繰り出しを繰り返すことで電源線の屈曲を繰り返すこととなり、断線の可能性が高くなる。さらに、ブーム先端に通信機器を増設する際は、配線類もまとめて追加する必要があり、容易ではない。
多段に伸縮可能な伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端に設けられる通信機器と、を備え、前記通信機器に対して前記伸縮ブームを介して給電及び通信を行うクレーンであって、前記伸縮ブームの段ごとに、前記給電及び通信を無線で行う送受信機を設け、前記伸縮ブームの各段の送受信機によって、前記伸縮ブームの基部側から先端側に順次無線給電及び無線通信を行う。
本発明の第一実施形態では、前記送受信機は、環状に形成される給電線と接続され、前記送受信機から前記給電線に高周波電力を伝送することで、前記給電線は一次コイルとして構成され、伸縮ブームの次の段の送受信機に内装される二次コイルと前記一次コイルとの間で電磁誘導を通じて、前記高周波電力を伝送するとともに、前記高周波電力にデータ信号を重畳することで、前記無線給電及び無線通信を行う。
本発明の第二実施形態では、前記送受信機は、電力を高周波の交流信号(例えばマイクロ波)に変換し、かつ、前記高周波の交流信号を電力に変換する電源変換器と、前記電源変換器によって高周波の交流信号に変換された電力を送受信する給電用アンテナと、データ信号を送受信する通信用アンテナとを備え、前記給電用アンテナを介して無線給電を行い、前記通信用アンテナを介して無線通信を行う。
本発明の第二実施形態において、前記伸縮ブームの先端にバッテリを設け、前記伸縮ブームにおける無線給電によって前記バッテリに蓄電し、バッテリから前記通信機器に電力を供給することが好ましい。
本発明によれば、ブーム先端への給電と通信を無線で行うことで、コードリールを不要にでき、コードリールの使用に付随する課題を解決することができる。
図1から図3を参照して、クレーン1の全体構成について説明する。クレーン1は、移動式クレーンであり、車両2とクレーン装置3を備える。なお、本実施形態では、クレーン1として移動式のクレーンを例に挙げて説明するが、ブーム先端に電力を使用する通信機器を備え、その通信機器に対してブームを介した給電及び通信を行うクレーンであれば良い。
車両2は、車体四隅に配置されるアウトリガ4を備える。アウトリガ4は、車両2の幅方向両側に油圧によって延伸可能な張り出しビームと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダとから構成されている。車両2は、アウトリガ4を車両の幅方向に延伸させるとともにジャッキシリンダを接地させることにより、クレーン1を安定的に支持し、作業可能範囲を広げることができる。
クレーン装置3は、旋回台5、伸縮ブーム6、起伏シリンダ7、ジブ8、メインフック9、サブフック10、キャビン11等を備える。
旋回台5は、クレーン装置3を旋回可能に構成するものであり、円環状の軸受けを介して車両2のフレーム上に設けられる。旋回台5上に伸縮ブーム6及び運転席を内装するキャビン11が配置される。伸縮ブーム6は、入れ子状に配置される複数のブーム部材から構成され、油圧式の伸縮シリンダによって各ブーム部材を移動させることで、伸縮可能に構成される。起伏シリンダ7は、油圧式のシリンダであり、伸縮することによって、伸縮ブーム6を起伏させるとともにその姿勢を保持する。
ジブ8は、伸縮ブーム6の先端に連結されることで、クレーン装置3の作業領域を拡大するものである。クレーン装置3は、メインフック9又はサブフック10に吊り荷を係止可能であり、係止した状態でワイヤロープを巻き上げ/巻き下げることで、吊り荷を上下動させることができる。
伸縮ブーム6は、吊り荷を吊り上げ可能な状態にワイヤロープを支持する。伸縮ブーム6は、複数のブーム部材を備え、基端から先端に向けてベースブーム21、セカンドブーム22、サードブーム23、フォースブーム24、フィフスブーム25、トップブーム26を順に備える。各ブーム部材は、断面積の大きさの順にその内部に挿入可能な大きさに形成され、基端側から順に入れ子式に挿入されている。
トップブーム26の先端には、メインブラケット31とサブブラケット32が回動自在に取り付けられる。メインブラケット31の下方には、過巻防止スイッチ33がぶら下げられている。同様に、サブブラケット32の下方には、過巻防止スイッチ34がぶら下げられている。
過巻防止スイッチ33は、ワイヤロープの過巻を検出するための過巻防止装置の一部を構成する検出スイッチであり、メインフック9との当接を検出する。過巻防止装置は、過巻防止スイッチ33を含む過巻回路、過巻防止スイッチ33による検出結果を送信する送信機等を備える。なお、サブフック10用の過巻防止スイッチ34を含む過巻防止装置の構成は、メインフック9用の過巻防止装置と同様であり、詳細な説明は省略する。
伸縮ブーム6の先端には、過巻防止装置の他に、伸縮ブーム6に掛かる荷重を検出する荷重検出装置や、伸縮ブーム6から下方の映像を取得する撮影装置等の通信を伴う各種機器40が設けられている。また、これら各種機器40に電力を供給するためのバッテリ41が設けられている。
車両2には、エンジンを制御するエンジンコントローラ51や、クレーン1の各部に電力を供給する電源装置52等が設けられる。クレーン装置3は、旋回台5により車両2に対して旋回自在に設けられる。そのため、車両2とクレーン装置3との間、つまり旋回台5には、エンジンコントローラ51と通信可能、かつ、電源装置52からの電力の供給が可能なスリップリング53が設けられる。
クレーン装置3には、クレーン作業を制御するクレーンコントローラ55が設けられる。また、キャビン11内には、クレーン1を操作するためのレバーやボタン等の操作手段56が設けられており、操作手段56による操作信号がクレーンコントローラ55に送信される。クレーンコントローラ55は、受信した操作信号に基づいて各装置や油圧アクチュエータに制御信号を送信し、クレーン1が稼働される。
クレーン1では、車両2の電源装置52からスリップリング53を介してクレーン装置3に電力が供給され、さらに、伸縮ブーム6を介して、伸縮ブーム6の先端のバッテリ41に電力が供給されて蓄電される。そして、各種機器40は、バッテリ41からの給電を受けて作動される。なお、本実施形態では、伸縮ブーム6の先端にバッテリ41を配して、電力を供給する構成としているが、各種機器40のそれぞれに直接給電する構成としても良い。
各種機器40は、伸縮ブーム6を介して、クレーンコントローラ55と接続される。各種機器40からの検出値及び測定値は、クレーンコントローラ55に送信され、クレーンコントローラ55による制御に用いられる。また、クレーンコントローラ55は、スリップリング53を介してエンジンコントローラ51と接続され、これらの間で相互通信が行われる。
以上のように、クレーン1では、伸縮ブーム6の先端に設けられる各種機器40に対して、伸縮ブーム6を介した給電及び通信が行われている。
[第一実施形態]
次に、図4及び図5を参照して、伸縮ブーム6の給電及び通信を無線で行うシステム構成について説明する。なお、図4及び図5では、簡単のため、伸縮ブーム6を構成するブーム部材をベースブーム21、トップブーム26、及び、ベースブーム21とトップブーム26とを繋ぐセカンドブーム22からフィフスブーム25までを同様の構成を備えて同様の機能を発揮する中継ブーム27として示し、三つのブーム部材として説明する。
次に、図4及び図5を参照して、伸縮ブーム6の給電及び通信を無線で行うシステム構成について説明する。なお、図4及び図5では、簡単のため、伸縮ブーム6を構成するブーム部材をベースブーム21、トップブーム26、及び、ベースブーム21とトップブーム26とを繋ぐセカンドブーム22からフィフスブーム25までを同様の構成を備えて同様の機能を発揮する中継ブーム27として示し、三つのブーム部材として説明する。
ベースブーム21は、第一送受信機61と第一送受信機61に接続される給電線62とを備える。第一送受信機61は、ブーム基端に設けられる。給電線62は、ブーム基端から先端にかけて環状に設けられる。
第一送受信機61は、クレーンコントローラ55及び電源装置52と接続されている。第一送受信機61は、クレーンコントローラ55とデータ信号の通信を行うとともに、電源装置52から高周波電力を受信する。第一送受信機61は、データ信号を変調して高周波電力に重畳することで、給電線62に高周波電力とデータ信号を伝送する。給電線62は、第一送受信機61に接続される一次コイルとして構成され、第一送受信機61から高周波電力が伝送されることで、磁界を形成する。
中継ブーム27は、第二送受信機63と第二送受信機63に接続される給電線64とを備える。第二送受信機63は、ブーム基端に設けられる。給電線64は、ブーム基端から先端にかけて環状に設けられる。
第二送受信機63は、内部に二次コイルを有する。一次コイルであるベースブーム21の給電線62と第二送受信機63の二次コイルとの間の電磁誘導を通じて、給電線62に伝送される高周波電力が第二送受信機63に伝送される。その際、高周波電力に重畳されたデータ信号も同時に第二送受信機63に伝送される。このように、電磁誘導方式のワイヤレス給電システムを用いてベースブーム21から中継ブーム27にデータ信号を含む高周波電力を伝送することで、ベースブーム21と中継ブーム27との間で配線を繋ぐことのない無線給電及び無線通信を可能としている。
第二送受信機63は、ベースブーム21から伝送された高周波電力を給電線64に伝送する。給電線64は、第二送受信機63に接続される一次コイルとして構成され、第二送受信機63から高周波電力が伝送されることで、磁界を形成する。
なお、セカンドブーム22からフィフスブーム25までを含む中継ブーム27内では、ベースブーム21からセカンドブーム22、セカンドブーム22からサードブーム23、サードブーム23からフォースブーム24、フォースブーム24からフィフスブーム25、フィフスブーム25からトップブーム26へと、ブーム段ごとにそれぞれ同様のシステム構成に基づいてデータ信号を含む高周波電力が無線で伝送される。
トップブーム26は、第三送受信機65と第三送受信機65に接続される給電線66とを備える。第三送受信機65は、ブーム基端に設けられる。給電線66は、各種機器40に接続される。
第三送受信機65は、内部に二次コイルを有する。一次コイルである中継ブーム27の給電線64と第三送受信機65の二次コイルとの間で電磁誘導を通じて、給電線64に伝送される高周波電力が第三送受信機65に伝送される。その際、高周波電力に重畳されたデータ信号も同時に第三送受信機65に伝送される。
そして、第三送受信機65は、伝送された高周波電力を給電線66に伝送する。給電線66に伝送された高周波電力は、各種機器40に伝送され、電力として利用される。また、このように伝送される高周波電力にデータ信号を重畳することで、各種機器40との通信が可能である。
以上のように、第一実施形態では、多段の伸縮ブーム6の段ごとに電磁誘導方式のワイヤレス給電を利用した無線給電が行われる。その際、伝送される高周波電力にデータ信号を重畳して給電を行うことで、伸縮ブーム6の先端に設けられる各種機器40への無線給電と無線通信を実現している。このように、伸縮ブーム6の段ごとに段階的に無線給電及び無線通信を行うことで、配線の物理的損傷を避けることが可能であるとともに、多段のブーム間の配線が不要となり、センサや計測器等の各種機器40の増設を容易に行うことが可能である。また、伸縮ブーム6の長さが長くなっても、従来のコードリールを用いた配線方式のように、設備自体が大型化することがない。
[第二実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、伸縮ブーム6の給電及び通信を無線で行うシステム構成について説明する。第一実施形態では、電磁誘導方式によるワイヤレス給電を利用した無線給電及び無線通信を採用したが、ここでは、高周波の交流信号の一つであるマイクロ波を用いた給電方式によるワイヤレス給電と、無線通信機器を用いたワイヤレス通信を併用する実施形態について説明する。なお、図6及び図7では、図4及び図5と同様に、ベースブーム21、中継ブーム27、トップブーム26の三つのブーム部材として説明する。なお、本実施形態では、高周波の交流信号の一例としてマイクロ波を用いたマイクロ波給電方式について説明しているが、マイクロ波に限定されるものではない。
次に、図6及び図7を参照して、伸縮ブーム6の給電及び通信を無線で行うシステム構成について説明する。第一実施形態では、電磁誘導方式によるワイヤレス給電を利用した無線給電及び無線通信を採用したが、ここでは、高周波の交流信号の一つであるマイクロ波を用いた給電方式によるワイヤレス給電と、無線通信機器を用いたワイヤレス通信を併用する実施形態について説明する。なお、図6及び図7では、図4及び図5と同様に、ベースブーム21、中継ブーム27、トップブーム26の三つのブーム部材として説明する。なお、本実施形態では、高周波の交流信号の一例としてマイクロ波を用いたマイクロ波給電方式について説明しているが、マイクロ波に限定されるものではない。
ベースブーム21は、第一送受信機71を備える。第一送受信機71は、電源装置52及びクレーンコントローラ55と接続されている。第一送受信機71は、電源装置52から伝送される電力をマイクロ波に変換する電源変換器81と、電源変換器81によって変換されたマイクロ波を送信する給電用アンテナ82と、クレーンコントローラ55と電気的に接続されるコントローラ83と、コントローラ83と接続され、コントローラ83からのデータ信号を送受信する通信用アンテナ84を備える。
中継ブーム27は、第二送受信機72を備える。第二送受信機72は、電源変換器85と、給電用アンテナ86と、コントローラ87と、通信用アンテナ88を備える。
第一送受信機71の給電用アンテナ82から伝送されるマイクロ波を給電用アンテナ86で受信し、受信したマイクロ波を電源変換器85に伝送する。電源変換器85内でマイクロ波を電力に変換することで電力として受信する。受信した電力は、ブーム内のコントローラ87等に伝送される。さらに、次のブームに送信するために、電源変換器85は、受信した電力をマイクロ波に変換して、給電用アンテナ86から次のブームにマイクロ波を伝送する。
第一送受信機71の通信用アンテナ84から伝送されるデータ信号は、第二送受信機72の通信用アンテナ88で受信され、コントローラ87に入力される。さらに、コントローラ87から通信用アンテナ88を介して、次のブームにデータ信号を伝送する。
なお、中継ブーム27の第二送受信機72において、電源変換器85を配して受信したマイクロ波を電力に変換し、さらに、電力をマイクロ波に変換することとしているが、中継ブーム27に電力を使用する通信機器を配置しない場合は、電源変換器85を省略し、給電用アンテナ86で受信したマイクロ波をそのまま送信することも可能である。同様に、コントローラ87を省略し、通信用アンテナ88で受信したデータ信号をそのまま送信することも可能である。
トップブーム26は、第三送受信機73を備える。第三送受信機73は、電源変換器89と、給電用アンテナ90と、コントローラ91と、通信用アンテナ92を備える。給電用アンテナ90は、バッテリ41と接続される。コントローラ91は、各種機器40と接続される。
第二送受信機72の給電用アンテナ86から伝送されるマイクロ波を給電用アンテナ90で受信し、受信したマイクロ波を電源変換器89に伝送する。電源変換器89内でマイクロ波を電力に変換することで電力として受信する。そして、電源変換器89は、整流回路を通じて直流電流に変換し、バッテリ41に電力を伝送する。バッテリ41は、このようにして供給される電力を各種機器40に伝送するとともに、内部に蓄電する。つまり、トップブーム26にバッテリ41を設けることで、伸縮ブーム6を介した給電が行われない状況下でも各種機器40を使用することが可能となっている。
第二送受信機72の通信用アンテナ88から伝送されるデータ信号は、第三送受信機73の通信用アンテナ92で受信され、コントローラ91に入力される。コントローラ91は、各種機器40と電気的に接続されており、相互に通信可能である。
以上のように、第二実施形態では、多段の伸縮ブーム6の段ごとにマイクロ波給電方式のワイヤレス給電を利用した無線給電と、無線通信機器を利用した無線通信を行うことで、伸縮ブーム6の先端に設けられる各種機器40への無線給電と無線通信を実現している。このように、伸縮ブーム6の段ごとに段階的に無線給電及び無線通信を行うことで、配線の物理的損傷を避けることが可能であるとともに、多段のブーム間の配線が不要となり、センサや計測器等の各種機器40の増設を容易に行うことが可能である。また、伸縮ブーム6の長さが長くなっても、従来のコードリールを用いた配線方式のように、設備自体が大型化することがない。
1:クレーン、2:車両、3:クレーン装置、6:伸縮ブーム、21:ベースブーム、26:トップブーム、27:中継ブーム、40:各種機器、41:バッテリ、52:電源装置、55:クレーンコントローラ、61:第一送受信機、62:給電線、63:第二送受信機、64:給電線、65:第三送受信機、66:給電線、71:第一送受信機、72:第二送受信機、73:第三送受信機、82:給電用アンテナ、84:通信用アンテナ、86:給電用アンテナ、88:通信用アンテナ、90:給電用アンテナ、92:通信用アンテナ
Claims (4)
- 多段に伸縮可能な伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端に設けられる通信機器と、を備え、前記通信機器に対して前記伸縮ブームを介して給電及び通信を行うクレーンであって、
前記伸縮ブームの段ごとに、前記給電及び通信を無線で行う送受信機を設け、
前記伸縮ブームの各段の送受信機によって、前記伸縮ブームの基部側から先端側に順次無線給電及び無線通信を行うことを特徴とするクレーン。 - 前記送受信機は、環状に形成される給電線と接続され、
前記送受信機から前記給電線に高周波電力を伝送することで、前記給電線は一次コイルとして構成され、伸縮ブームの次の段の送受信機に内装される二次コイルと前記一次コイルとの間で電磁誘導を通じて、前記高周波電力を伝送するとともに、
前記高周波電力にデータ信号を重畳することで、前記無線給電及び無線通信を行う請求項1に記載のクレーン。 - 前記送受信機は、電力を高周波の交流信号に変換し、かつ、前記高周波の交流信号を電力に変換する電源変換器と、前記電源変換器によって高周波の交流信号に変換された電力を送受信する給電用アンテナと、データ信号を送受信する通信用アンテナとを備え、
前記給電用アンテナを介して無線給電を行い、前記通信用アンテナを介して無線通信を行う請求項1に記載のクレーン。 - 前記伸縮ブームの先端にバッテリを設け、
前記伸縮ブームにおける無線給電によって前記バッテリに蓄電し、バッテリから前記通信機器に電力を供給する請求項3に記載のクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017086236A JP2018184249A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017086236A JP2018184249A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | クレーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018184249A true JP2018184249A (ja) | 2018-11-22 |
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ID=64355428
Family Applications (1)
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JP2017086236A Pending JP2018184249A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | クレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020132396A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 株式会社加藤製作所 | 建設機械 |
-
2017
- 2017-04-25 JP JP2017086236A patent/JP2018184249A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020132396A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 株式会社加藤製作所 | 建設機械 |
JP7271218B2 (ja) | 2019-02-22 | 2023-05-11 | 株式会社加藤製作所 | 建設機械 |
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