JP7390806B2 - クレーンフック部の給電システムおよびクレーンフック部の給電方法 - Google Patents
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Description
(1)クレーン本体のバッテリーから有線で給電する。
(2)カメラや照明にバッテリーを内蔵して給電する。
(3)カメラや照明にバッテリーを内蔵して無線給電する。
(1)の手法を用いる場合、クレーン本体のバッテリーから電源配線をフック部分に取り回す必要があるが、フック用ワイヤ部分の電源配線がフックの巻き上げ時に絡まるという課題がある。
(2)の手法を用いる場合、定期的にバッテリーを交換する必要があり、作業人工の増大や交換忘れによるバッテリー切れなどの課題がある。
図1は、本発明によるクレーンフック部の給電システム10の一実施形態の構成例を概略的に示している。図1に示すクレーンフック部の給電システム10は、磁界共振方式の無線電力伝送システムであり、送電装置1と、受電装置2と、制御装置5とを含んで構成される。
ここで、クレーンフック部7は、図1に示すように、一対のシーブ73aおよび73bと、吊索74aおよび74bと、フックブロック71とを含んで構成される。また、送電装置1は、交流電圧源301と、整合回路35と、送電コイル3とを含んで構成される。また、受電装置2は、受電コイル4と、整合回路45と、フックブロック71に設置されるバッテリーやカメラなどの負荷回路とを含んで構成される。
つまり、クレーンフック部の給電システム10は、クレーンフック部7を、巻上げロープ7aおおよび7b(2本の対をなす巻上げロープ)を巻き上げた時、あるいは巻き下げた時に、カメラや照明などを含んで構成される受電装置2に送電装置1から電力供給(バッテリーに充電)する無線給電システムである。クレーンフック部の給電システム10においては、制御装置5が送電装置1からの給電距離を制御することにより、送電コイル3および受電コイル4の距離が変化する場合でも高い伝送効率を実現する無線給電システムを提供する。
図1に示すように、クレーンフック部7は、フックブロック71の上方に巻上げロープ7aおよび7bによって巻き掛けられた一対のシーブ73aおよび73bと、このシーブ73aおよび73bが吊索74aおよび74bによって吊り下げられているフックブロック71とからなる。
送電装置1における整合回路35(後述する可変リアクタンス回路304)は、入力側は電源線50によりジブ6の下側にある交流電圧源301に接続され、出力側は送電コイル3(後述するコイル305)に接続されている。
また、送電コイル3は、ジブ6の先端部からワイヤ等で取り付けられている。ここで、巻上げロープ7aおよび7bの一端側は、ジブ6に固定して設置されている。また、巻上げロープ7aおよび7bの他端側は、一端側がシーブ73aおよび73bを通過した後の、ジブ6の下側にある、図1においては不図示のドラムに接続されるように設置されている。当該ドラムは、巻上げロープ7aおよび7bを巻き上げる、あるいは巻き下げることにより、クレーンフック部7を巻き上げる、或いは巻き下げる動作(クレーンフック部7を上下に移動させる動作)を、例えば制御装置5からの指令信号に基づいて行う。
また、受電装置2における整合回路45(後述する可変リアクタンス回路401)は、入力側は電源線により受電コイル4を構成するコイルに接続され、出力側はフックブロック71にあるバッテリーおよびカメラといった負荷回路(後述する抵抗406)に接続されている。
図2(a)に示すように、送受電コイル(送電コイル3および受電コイル4)は、それぞれ1つのコイル(ジョイント部によって左側の基材に巻かれたコイルと右側の基材に巻かれたコイルとが接続されたコイル)で構成される。 このように、1つのコイルは、中空の円筒にコイルを巻いた形状となっており、中空部にクレーンのワイヤを通すことにより送受電コイルのオフセット(よこずれ)がほぼ発生しない構成となっている。
また、2分割が可能な構造となっているため、ワイヤへの取り付けが容易である。具体的には、図2(b)に示すように、ツバをつけた半ドーナツ形状の円筒の基材にコイルを巻き、コイルが巻かれた2つの基材を、ワイヤを挟んでビス止めすることにより容易に設置できる。
なお、ジョイント部の構成(図2(a)に示す左側の基材に巻かれたコイルと右側の基材に巻かれたコイルとを接続する構成例)としては、図3(a)および図3(b)に示す電極方式と、図3(c)および図3(d)に示すソケット方式が挙げられる。
ここで、図3(a)および図3(c)は、図2(a)下段に示すコイルの縦方向の並びに対して、コイルを縦方向に縦断した場合の図(縦断図)を表している。また、図3(b)および図3(d)は、それぞれ、図3(a)および図3(c)におけるA-A’断面(上記縦断図に対して90度回転した方向における断面図)を表している。
図3(a)および図3(b)に示すように、左側の基材に巻かれたコイルと右側の基材に巻かれたコイルは、それぞれが有する電極を接続する電極方式によって、一つのコイルが生成される。
また、図3(c)および図3(d)に示すように、左側の基材に巻かれたコイルと右側の基材に巻かれたコイルは、左側の基材に巻かれたコイルの配線ソケット(オス)と右側の基材に巻かれたコイルの配線ソケット(メス)を接続するソケット方式によって、一つのコイルが生成される。
すなわち、送受電コイル(送電コイル3および受電コイル4)は、それぞれ、ジョイント部を有している。また、当該ジョイント部は一方の半円筒形(半ドーナツ形状の円筒)の基材に巻かれたコイルと、他方の半円筒形(半ドーナツ形状の円筒)の基材に巻かれたコイルと、を電気的に接続する。
また、図2および図3を参照して説明した通り、本実施形態のシステムにおいては、コイル形状をクレーンワイヤへの取り付けに適した形状としている。しかしながら、以上説明したシステムでは、巻上げロープ7aおよび7bの巻き上げ長さによって送受電のコイル間距離が変わり、給電効率が低下する可能性がある。
そこで、送受電間距離が自由に決定できる無線給電システム(磁界共振方式)の回路構成の一例を図4に示している。以下、図4を参照しつつ、クレーンフック部の給電システム10が備える送電装置1と、受電装置2と、制御装置5とについて説明する。
ここで、交流電圧源301は内部抵抗が零の理想的な電圧源であり、抵抗302は現実の電圧源の内部抵抗に、図1における電源線50に対応する抵抗を含んだ抵抗に相当する。なお、本願においてリアクタンス回路とは、容量性リアクタンスを有するコンデンサや誘導性リアクタンスを有するコイルから構成される回路である。また、可変リアクタンス回路とは、リアクタンスを可変制御することができるリアクタンス回路である。例えば、各可変リアクタンス回路は各1個の可変コンデンサで構成することができる。また、コイルと可変リアクタンス回路からなる共振回路の共振周波数は、可変リアクタンス回路のリアクタンスを予め定めた所定の値に制御した場合に共振回路の誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが等しくなる周波数である。
共振回路31は、直列接続された可変リアクタンス回路304とコイル305を有する。
なお、コイル305は、軸方向が一定方向となるように配列されている。また、交流電圧源301の出力周波数と、共振回路31の共振周波数とは同一である。
共振回路41は、直列接続された可変リアクタンス回路401とコイル402を有する。
なお、コイル402は、軸方向が一定方向となるように配列されている。
受電装置2において、コイル402の一端は可変リアクタンス回路401の一端に接続されていて、他端は接地されている。可変リアクタンス回路401の他端は、抵抗406の一端に接続されている。抵抗406の他端は接地されている。
ここで、抵抗406は、例えば図1に示す照明やカメラといった機器(負荷回路)であり、図1に示すようにクレーンフック部7のフックブロック71に搭載されている。抵抗406は、図1に示すように、1個の電球であってもよいし、整流回路、電圧変換回路、蓄電池、その他の電気・電子回路等を含むものであってもよい。また、受電装置2は、図示してない入出力装置、位置取得装置や通信装置を備えていてもよい。受電装置2は、例えば、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末、電気自動車等に搭載あるいは内蔵されているものであってもよい。また、制御部23は、モバイル端末、電気自動車等が備えるコントローラ(コンピュータ)が提供する一機能として構成されていてもよい。
すなわち、本実施形態において、受電装置2は、位置情報(受電装置2の座標を表わす情報と、受電装置2のコイルの軸方向を表わす情報)を検知するセンサを有し、検知された位置情報を制御装置5(位置情報取得部52)に出力する。
インダクタンス情報フィールド532は、受電装置2が位置情報フィールド531に格納された位置情報で示される位置に配置された場合、すなわち、送電装置1と受電装置2を位置情報フィールド531に格納された位置情報に基づく位置関係に配置した場合に得られるコイル305および402の自己インダクタンスと各コイル間の相互インダクタンスを表す情報が格納される。自己インダクタンスと相互インダクタンスは、位置情報に基づく送電装置1と受電装置2の位置関係において、コイル305および402の各自己インダクタンスと各コイル間の各相互インダクタンスを、実際に計測したり、あるいは計算処理によって求めたり、あるいは計測と計算処理を組み合わせて求めたりすることで取得することができる。制御部51は、データベース53を参照し、インダクタンス情報フィールド532に格納されている受電装置2の位置情報に基づく位置関係におけるコイル305および402の各自己インダクタンスと各コイル間の各相互インダクタンスを用いて、電力の伝送効率が高効率となるように、可変リアクタンス回路304と可変リアクタンス回路401の各リアクタンスの最適値を求め、各リアクタンスを制御する。各リアクタンスの求め方については後述する。
図4に示すように、交流電圧源301の出力電圧は電圧Vinである。コイル305および402の自己インダクタンスはそれぞれインダクタンスL11およびL33である。コイル305とコイル402の間の相互インダクタンスはインダクタンスL13またはL31である。抵抗302(現実の交流電圧源の内部抵抗)の抵抗値(レジスタンス)は抵抗値R0である。抵抗406の抵抗値は抵抗値RLである。
図6に示す送電装置1aは、図4に示す送電装置1と相違し、可変リアクタンス回路304(送電側位相調整回路という)が、それぞれn個の送電側位相調整回路-1(可変リアクタンス回路304-1)、送電側位相調整回路-2(可変リアクタンス回路304-2)、…、送電側位相調整回路-n(可変リアクタンス回路304-n)を有している。
一方、受電装置2aは、図4に示す受電装置2と相違し、可変リアクタンス回路401(受電側位相調整回路という)が、それぞれn個の受電側位相調整回路-1(可変リアクタンス回路401-1)、送電側位相調整回路-2(可変リアクタンス回路401-2)、…、送電側位相調整回路-n(可変リアクタンス回路401-n)を有している。
すなわち、本実施形態では、クレーンフック部の給電システム10aは、n個の位相調整回路を有しており、送受電のコイル間距離に応じて送電装置1a、受電装置2aの位相調整回路を切り替えることにより、給電距離を制御する。
簡単のため、3種類の送受電コイル間距離で送電する場合(n=3)について説明する。3種類のコイル間距離を、コイル間距離L1、コイル間距離L2、コイル間距離L3とする。
ここで、コイル間距離L1~L3とは、送受電コイル(送電コイル3および受電コイル4)のコイル間距離である。
送電側位相調整回路-1および受電側位相調整回路-1のリアクタンスX1-1およびX3-1は、送電コイル3および受電コイル4のコイル間距離がコイル間距離L1である場合に最大効率が得られるように、クレーンフック部の給電システム10で用いた制御方法により最適化する。
また、送電側位相調整回路-2および受電側位相調整回路-2のリアクタンスX1-2およびX3-2は、送電コイル3および受電コイル4のコイル間距離がコイル間距離L2である場合に最大効率が得られるように、クレーンフック部の給電システム10で用いた制御方法により最適化する。
また、送電側位相調整回路-3および受電側位相調整回路-3のリアクタンスX1-3およびX3-3は、送電コイル3および受電コイル4のコイル間距離がコイル間距離L3である場合に最大効率が得られるように、クレーンフック部の給電システム10で用いた制御方法により最適化する。
このように、送電コイル3および受電コイル4のコイル間距離により回路(送電装置1aおよび受電装置2a)内の合計4つのスイッチを切り替えることにより、コイル間距離の変化による効率低下を抑制することが可能となる。また、位相調整回路の個数nを増加することにより、どのようなコイル間距離でも高効率な給電が可能となる。
すなわち、クレーンフック部の給電システム10aにおいて、受電装置2aは、位置情報のうち受電装置2aの座標を表わす情報を検知するセンサを有し、検知された座標を表わす情報を位置情報取得部52に出力する。また、制御部51は、交流電圧源301から抵抗406(負荷回路)へ電力を無線伝送する前に、位置情報のうち受電装置2aのコイルの軸方向を表わす情報に対応してn個(複数個)、可変リアクタンス回路304および可変リアクタンス回路401(各可変リアクタンス回路)において設けられた各リアクタンスを切り替えて電力の伝送効率を計測し、電力の伝送効率が最大となる各リアクタンスを選択し、選択結果に対応する受電装置2aのコイルの軸方向を表わす情報を位置情報取得部52に出力する。また、制御部51は、データベース53を参照して、位置情報取得部52が取得した位置情報に基づき選択された各リアクタンスを制御する。
以上のように、本実施形態によれば、クレーンフック部の給電システム10と同様に、送電装置と受電装置の距離が変化する場合でも高効率なワイヤレス給電が実現できる。
2、2a 受電装置
3 送電コイル
4 受電コイル
5 制御装置
6 ジブ
7 クレーンフック部
8 過巻防止装置
10、10a クレーンフック部の給電システム
31、41 共振回路
304、401 可変リアクタンス回路
51 制御部
52 位置情報取得部
53 データベース
305、402 コイル
301 交流電圧源
302、406 抵抗
Claims (5)
- コイルと可変リアクタンス回路からなる送電側共振回路を有するとともに前記送電側共振回路に交流電源からの電力を供給する、2本の巻き上げロープのうち一方の巻き上げロープの一端側であるクレーンのジブに固定される側に設けられた送電装置と、
コイルと可変リアクタンス回路からなる受電側共振回路を有するとともに前記受電側共振回路に接続された負荷回路へ電力を供給する、前記送電装置よりもクレーンのクレーンフック部側の前記巻き上げロープに設けられた受電装置と、
を備え、
前記送電側共振回路と前記受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するクレーンフック部の給電システムであって、
前記送電装置の前記コイルと前記受電装置の前記コイルとは、中空部を有する円筒形状に構成され、
前記一方の巻き上げロープは、前記送電装置の前記コイルの前記中空部と前記受電装置の前記コイルの前記中空部とを通り、
前記送電側共振回路の前記コイルおよび前記受電側共振回路の前記コイルは、それぞれジョイント部を有しており、前記ジョイント部は一方の半円筒形の基材に巻かれた第1のコイルと、他方の半円筒形の基材に巻かれた第2のコイルと、を接続し、
さらに、
前記受電装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスが、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づく位置関係に配置した場合に得られる前記各コイルの各自己インダクタンスおよび前記各コイル間の各相互インダクタンスを定数とし、前記各リアクタンスを変数とする前記送電装置および前記受電装置を表す回路方程式を用いて算出された前記電力の伝送効率に基づき決定された各値を有するように、前記各リアクタンスを制御する制御部と、
を備え、
クレーンフック部の給電システム。 - 前記位置情報と前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスとの対応関係を表す情報を含むデータベースと、
をさらに備え、
前記受電装置は、前記位置情報を検知するセンサを有し、検知された前記位置情報を前記位置情報取得部に出力し、
前記制御部は、前記データベースを参照して、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づき前記各リアクタンスを制御する
請求項1に記載のクレーンフック部の給電システム。 - 前記位置情報と前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスとの対応関係を表す情報を含むデータベースと、
をさらに備え、
前記受電装置は、前記位置情報のうち前記受電装置の座標を表わす情報を検知するセンサを有し、検知された前記座標を表わす情報を前記位置情報取得部に出力し、
前記制御部は、前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送する前に、前記位置情報のうち前記受電装置のコイルの軸方向を表わす情報に対応して複数個、前記各可変リアクタンス回路において設けられた各リアクタンスを切り替えて前記電力の伝送効率を計測し、前記電力の伝送効率が最大となる各リアクタンスを選択し、選択結果に対応する前記受電装置のコイルの軸方向を表わす情報を前記位置情報取得部に出力し、
前記制御部は、前記データベースを参照して、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づき選択された前記各リアクタンスを制御する
請求項1に記載のクレーンフック部の給電システム。 - 前記2本の巻き上げロープのうち他方の巻き上げロープの一端側であるクレーンのジブに固定される側であって、前記送電装置より低く、前記受電装置より高い位置に設けられた過巻防止装置
を有する請求項1から請求項3いずれか一項に記載のクレーンフック部の給電システム。 - コイルと可変リアクタンス回路からなる送電側共振回路を有するとともに前記送電側共振回路に交流電源からの電力を供給する、2本の巻き上げロープのうち一方の巻き上げロープの一端側であるクレーンのジブに固定される側に設けられた送電装置と、
コイルと可変リアクタンス回路からなる受電側共振回路を有するとともに前記受電側共振回路に接続された負荷回路へ電力を供給する、前記送電装置よりもクレーンのクレーンフック部側の前記巻き上げロープに設けられた受電装置と、
位置情報取得部と、
制御部と
を用いて、前記送電側共振回路と前記受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するクレーンフック部の給電方法であって、
前記送電装置の前記コイルと前記受電装置の前記コイルとは、中空部を有する円筒形状に構成され、
前記一方の巻き上げロープは、前記送電装置の前記コイルの前記中空部と前記受電装置の前記コイルの前記中空部とを通り、
前記送電側共振回路の前記コイルおよび前記受電側共振回路の前記コイルは、それぞれジョイント部を有しており、前記ジョイント部は一方の半円筒形の基材に巻かれた第1のコイルと、他方の半円筒形の基材に巻かれた第2のコイルと、を接続し、
前記位置情報取得部によって、前記受電装置の位置情報を取得し、
前記制御部によって、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスが、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づく位置関係に配置した場合に得られる前記各コイルの各自己インダクタンスおよび前記各コイル間の各相互インダクタンスを定数とし、前記各リアクタンスを変数とする前記送電装置および前記受電装置を表す回路方程式を用いて算出された前記電力の伝送効率に基づき決定された各値を有するように、前記各リアクタンスを制御する
クレーンフック部の給電方法。
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