JP4676069B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4676069B2
JP4676069B2 JP2001030625A JP2001030625A JP4676069B2 JP 4676069 B2 JP4676069 B2 JP 4676069B2 JP 2001030625 A JP2001030625 A JP 2001030625A JP 2001030625 A JP2001030625 A JP 2001030625A JP 4676069 B2 JP4676069 B2 JP 4676069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
gate electrode
passage portion
misfet
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001030625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002231962A (ja
Inventor
直樹 粉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001030625A priority Critical patent/JP4676069B2/ja
Priority to US10/011,705 priority patent/US6638799B2/en
Priority to KR1020020004724A priority patent/KR100734704B1/ko
Publication of JP2002231962A publication Critical patent/JP2002231962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4676069B2 publication Critical patent/JP4676069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1203Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body the substrate comprising an insulating body on a semiconductor body, e.g. SOI

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術】
本発明は、SOI基板を利用した半導体装置の製造方法に係り、特に、基板電位固定機能の向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器内に配置されるトランジスタ等の半導体装置の高速動作化、低消費電力化が強く要望されており、この要望に応えるためには、半導体装置の微細化や半導体装置の寄生容量の低減が効果的である。
【0003】
ここで、半導体装置の微細化とは、主としてMOSトランジスタのゲート長の短縮を意味する。ただし、ゲート長が短くなればなるほど、MOSトランジスタのショートチャンネル効果が顕著になる。その対策として、従来より、基板の垂直方向に対して45°傾いた方向から、ソース・ドレイン領域の内側に位置する領域に、ソース・ドレイン領域中の不純物とは逆導電型の不純物を注入することにより、いわゆるポケット領域を設ける技術がある。
【0004】
また、寄生容量の低減対策の1つとして、絶縁性基板の上に半導体層を設け、半導体層にトランジスタ等の半導体装置を形成したSOIデバイスがある。ただし、SOIデバイスには、今までバルクの半導体基板を利用して培われてきた技術では、解決できない不具合も多く発生してきている。
【0005】
以下、ポケット領域を有する従来のCMOS型SOIデバイスについて説明する。図7は、従来のSOIデバイスのチャネル方向(ゲート長方向)における断面図である。
【0006】
図7に示すように、従来のCMOS型SOIデバイスは、シリコン基板103と、シリコン基板103の主面からある深さだけ奥方に入り込んだ領域に設けられたBOX(Buried Oxide)層104と、シリコン基板103のうちBOX層104よりも上方に位置する半導体層105をnMISFET形成領域RntとpMISFET形成領域Rptとに区画するためのSTI(Shallow Trench Isolation)型の素子分離用酸化膜106と、半導体層105の上に設けられたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜107と、ゲート絶縁膜107の上に設けられたゲート電極108と、ゲート電極108の上部に形成されたシリサイド層108aと、ゲート電極108の側面上に設けられたシリコン酸化膜からなるサイドウォール110とを備えている。
【0007】
さらに、nMISFETは、半導体層105内においてゲート電極108の両側方に設けられたn型ソース・ドレイン領域111と、n型ソース・ドレイン領域111の上部に設けられたシリサイド層111aと、n型ソース・ドレイン領域111の内側に設けられたn型LDD領域113と、n型LDD領域113の下方かつn型ソース・ドレイン領域111の内側に設けられたp型ポケット領域112と、半導体層105内においてゲート絶縁膜107の直下方に設けられ、n型LDD領域113同士によって挟まれるp型不純物を含むチャネル制御領域114と、チャネル制御領域114の下方に広がるp型ウェル領域115とを備えている。
【0008】
また、pMISFETは、半導体層105内においてゲート電極108の両側方に設けられたp型ソース・ドレイン領域119と、p型ソース・ドレイン領域119の上部に設けられたシリサイド層119aと、p型ソース・ドレイン領域119の内側に設けられたp型LDD領域121と、p型LDD領域121の下方かつp型ソース・ドレイン領域119の内側に設けられたn型ポケット領域120と、半導体層105内においてゲート絶縁膜107の直下方に設けられ、p型LDD領域121同士によって挟まれるn型不純物を含むチャネル制御領域122と、チャネル制御領域122の下方に広がるn型ウェル領域123とを備えている。
【0009】
ここで、nMISFET形成領域Rntには、p型ウェル領域115内において低濃度の不純物を含むn型LDD領域113の空乏層が広がるのを抑制するためのp型ポケット領域112が形成されているので、nMISFETのショートチャネル効果が改善される。
【0010】
同様に、pMISFET形成領域Rptには、n型ウェル領域123内において低濃度の不純物を含むp型LDD領域121の空乏層が広がるのを抑制するためのn型ポケット領域120が形成されているので、pMISFETのショートチャネル効果が改善される。
【0011】
ただし、SOIデバイスにおいては、BOX層104及びSTI型の素子分離用酸化膜106により、半導体層105内の各MISFET形成領域が互いに分離されているために、nMISFETのチャネル制御領域114直下方におけるボディ電位と、pMISFETのチャネル制御領域122直下方におけるボディ電位とがバルクシリコン基板を用いたときのように、各ウェル領域115,123を介して固定できない。そのため、一般的には、以下に示すようなボディコンタクト領域を設けてボディ電位を固定するようになされている。
【0012】
図8(a),(b)は、図7に示すnMISFETとpMISFETとによってインバータを構成したときのCMISFETの平面図及びチャネル方向に直交する断面における断面図である。ただし、図8(a)においては、サイドウォール110の図示は省略されている。
【0013】
図8(a),(b)に示すように、nMISFET形成領域Rntには、高濃度のp型不純物を含むp型ボディコンタクト領域131及びシリサイド膜131aが設けられている。このp型ボディコンタクト領域131は、nMISFETのチャネル制御領域114直下方のp型ウェル領域115の電位を固定し、かつ抵抗を小さくするためのものである。また、pMISFET形成領域Rptには、高濃度のn型不純物を含むn型ボディコンタクト領域141及びシリサイド膜141aが設けられている。このn型ボディコンタクト領域141は、pMISFETのチャネル制御領域122直下方のn型ウェル領域123の電位を固定し、かつ抵抗を小さくするためのものである。
【0014】
また、層間絶縁膜128を貫通してゲート電極108,ソース・ドレイン領域111,119及び各ボディコンタクト領域131,141に到達するプラグ129が設けられており、プラグ129から各部に電圧を供給するように構成されている。特に、各ボディコンタクト領域131,141に到達するプラグ129に電圧を与えることにより、各ボディコンタクト領域131,141とウェル領域115,123とを接続する通路部を介して各MISFETのチャネル制御領域114,122直下方のウェル領域115,123の電位を固定するように構成されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のSOIデバイスにおいて、nMISFET及びpMISFETにおいて、プラグ129から各々のボディコンタクト領域131,141に電圧を印加しても、各MISFETのチャネル制御領域114,122直下方の各ウェル領域115,123の電位が安定して固定されていないという不具合があった。
【0016】
そこで、本発明者がその原因について調べたところ、以下のような現象が生じていることがわかった。
【0017】
まず、各MISFETのウェル領域115,123には、予め低濃度の不純物の導入が行なわれており、このときには、半導体層105のうちnMISFET形成領域Rntは低濃度のp型領域に、半導体層105のうちpMISFET形成領域Rptは低濃度のn型領域になっている。さらに、しきい値制御用不純物の導入(チャネルドープ)が行なわれて各MISFETのチャネル制御領域114,122が形成される。
【0018】
その後、nMISFET形成領域Rntにおいて、p型ボディコンタクト領域131への不純物イオンの注入は、pMISFETのソース・ドレイン領域119を形成するためのイオン注入と同時に行なわれる。すなわち、図8(a)の一点鎖線に示す注入マスクの第1開口部150a(NW開口部)からnMISFETのp型ボディコンタクト領域131への不純物が注入され、第2開口部150b(ND開口部)からpMISFETのソース・ドレイン領域119への不純物が注入される。
【0019】
同様に、pMISFET形成領域Rptにおいて、n型ボディコンタクト領域141への不純物イオンの注入は、nMISFETのソース・ドレイン領域111を形成するためのイオン注入と同時に行なわれる。すなわち、図8(a)の二点鎖線に示す注入マスクの第1開口部160a(PW開口部)からpMISFETのn型ボディコンタクト領域141への不純物が注入され、第2開口部160b(PD開口部)からnMISFETのソース・ドレイン領域111への不純物が注入される。
【0020】
この状態では、nMISFET形成領域Rntにおいて、p型ボディコンタクト領域131とp型ウェル領域115とは共通の導電型であるので、電気的に導通状態にあるはずである。同様に、pMISFET形成領域Rptにおいて、n型ボディコンタクト領域141とn型ウェル領域123とは共通の導電型であるので、電気的に導通状態にあるはずである。したがって、プラグ129から各ボディコンタクト領域131,141に電圧を印加することにより、各MISFETのボディ電位を固定することができると考えられていた。
【0021】
ところが、従来のCMISFETの形成方法においては、ポケット領域形成のための不純物イオンの注入(ポケット注入)に際しても、ソース・ドレイン形成用の注入マスクを用いている。これは、フォトリソグラフィー工程をできるだけ少なくして製造コストを低減するためである。このとき、pMISFETのn型ポケット領域(図7に示す領域120)形成のために、基板面に垂直な方向に対して45°傾いた方向から4ステップのn型不純物のイオン注入が行なわれる。
【0022】
その際、図8(b)に示すように、nMISFET形成領域Rntにおいて、pMISFETのポケット注入の際に、第1開口部150aから注入されるn型不純物がp型ウェル領域115とp型ボディコンタクト領域131とを接続する通路部に導入されて、通路部にn型領域132が形成されることがわかった。このとき注入されるn型不純物の濃度は、p型ボディコンタクト領域131のp型不純物濃度に比べると低いが、p型ウェル領域115の不純物濃度よりは高いからである。なお、図8(a)に示すpMISFETのポケット注入によっては、図8(b)に示すnMISFET形成領域Rntにn型領域132が形成されるわけではないが、図8(a)に示すゲート電極108に直交するゲート電極を有するpMISFETのポケット注入の際に、図8(b)に示すn型領域132が形成される。
【0023】
同様に、nMISFETのポケット注入の際に、pMISFET形成領域Rptにおいて、第1開口部160aから注入されるp型不純物がn型ウェル領域123とn型ボディコンタクト領域141とを接続する通路部に導入されて、通路部にp型領域142が形成されることがわかった。
【0024】
その結果、各ボディコンタクト領域131,141と、各ウェル領域115,123とを接続する通路部に、ボディコンタクト領域131,141とはそれぞれ逆導電型の領域が介在することになるので、ボディ電位の固定が確実に行なわれていないものと考えられる。
【0025】
また、nMISFETのn型LDD領域形成のための不純物注入の際に、n型ボディコンタクト領域141とn型ウェル領域123とを接続する通路部の上部に、低濃度p型領域143が形成され、pMISFETのp型LDD領域形成のための不純物注入の際に、p型ボディコンタクト領域131とp型ウェル領域115とを接続する通路部の上部に、低濃度n型領域133が形成される。これにより、通路部の幅が狭くなって通路部の抵抗が増大するので、ボディ電位固定機能が低下するおそれがある。
【0026】
本発明の目的は、MISFET形成領域のウェル領域とボディコンタクト領域とを接続する通路部への逆導電型不純物の注入を回避する手段を講ずることにより、微細化に対応しつつボディ電位の固定機能の高いSOIデバイスの製造方法を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置の製造方法は、SOI基板の半導体層の上に設けられたゲート電極と、上記半導体層のうち上記ゲート電極の両側方に設けられた第1導電型のソース・ドレイン領域と、上記半導体層のうち上記ゲート電極の下方に設けられた第2導電型のウェル領域と、上記半導体層のうち上記ウェル領域と上記ソース・ドレイン領域との間に設けられ、上記ウェル領域よりも高濃度の第2導電型不純物を含むポケット領域と、上記ウェル領域につながる高濃度の第2導電型不純物を含むボディコンタクト領域と、上記ウェル領域と上記ボディコンタクト領域とを接続する第2導電型不純物を含む通路部とを有する第1MISFETと、SOI基板の半導体層の上に設けられたゲート電極と、上記半導体層のうち上記ゲート電極の両側方に設けられた第2導電型のソース・ドレイン領域と、上記半導体層のうち上記ゲート電極の下方に設けられた第1導電型のウェル領域と、上記半導体層のうち上記ウェル領域と上記ソース・ドレイン領域との間に設けられ、上記ウェル領域よりも高濃度の第1導電型不純物を含むポケット領域と、上記ウェル領域につながる高濃度の第1導電型不純物を含むボディコンタクト領域と、上記ウェル領域と上記ボディコンタクト領域とを接続する第1導電型不純物を含む通路部とを有する第2MISFETとを備えた半導体装置の製造方法であって、上記第1MISFETのポケット領域に第2導電型不純物イオンを注入する際には、上記第2MISFETのボディコンタクト領域を覆う第1注入マスクを用い、上記第2MISFETのポケット領域に第1導電型不純物イオンを注入する際には、上記第1MISFETのボディコンタクト領域を覆う第2注入マスクを用いる方法である。
【0028】
この方法により、第1MISFETのボディコンタクト領域とウェル領域とを接続する通路部に、第2MISFETのポケット領域を形成するための第1導電型不純物が導入されることはなく、第2MISFETのボディコンタクト領域とウェル領域とを接続する通路部に、第1MISFETのポケット領域を形成するための第2導電型不純物が導入されることない。したがって、第1MISFET及び第2MISFETにおいて、ボディコンタクト領域からウェル領域まで同じ導電型の不純物が注入されているので、ボディ電位を確実に固定することが可能になる。
【0029】
上記ゲート電極は、上記ウェル領域の通路部の途中までを覆っており、上記第1及び第2MISFETは、上記半導体層のうち上記ソース・ドレイン領域に上記ゲート電極に近い側で隣接する上記ソース・ドレイン領域よりも低濃度の同導電型不純物を含む第2のソース・ドレイン領域をさらに有しており、上記第1及び第2注入マスクは、上記第2のソース・ドレイン領域を形成するための不純物イオンの注入に兼用されるものである場合は、上記第1及び第2注入マスクが上記ウェル領域の通路部のうち上記ゲート電極によって覆われていない部分を覆っていることにより、各MISFETの通路部に自己の第2のソース・ドレイン領域を形成するための逆導電型不純物が導入されるのを回避して、ボディ電位固定機能の低下を防止することができる。
【0030】
上記第1MISFETのボディコンタクト領域に第2導電型不純物イオンを注入する際には、上記ボディコンタクト領域のうち上記通路部に隣接する部分を覆う第3の注入マスクを用い、上記第2MISFETのボディコンタクト領域に第1導電型不純物イオンを注入する際には、上記ボディコンタクト領域のうち上記通路部に隣接する部分を覆う第4の注入マスクを用いることにより、通路部の長さをできるだけ小さくすることができ、半導体装置の微細化を図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るSOIデバイスのチャネル方向(ゲート長方向)における断面図である。
【0032】
図1に示すように、本実施形態のCMOS型SOIデバイスは、シリコン基板3と、シリコン基板3の主面からある深さだけ奥方に入り込んだ領域に設けられたBOX(Buried Oxide)層4と、シリコン基板3のうちBOX層4よりも上方に位置する半導体層5をnMISFET形成領域RntとpMISFET形成領域Rptとに区画するためのSTI(Shallow Trench Isolation)型の素子分離用酸化膜6と、半導体層5の上に設けられたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7の上に設けられたゲート電極8と、ゲート電極8の上部に形成されたシリサイド層8aと、ゲート電極8の側面上に設けられたシリコン酸化膜からなるサイドウォール10とを備えている。
【0033】
さらに、nMISFETは、半導体層5内においてゲート電極8の両側方に設けられたn型ソース・ドレイン領域11と、n型ソース・ドレイン領域11の上部に設けられたシリサイド層11aと、n型ソース・ドレイン領域11の内側に設けられたn型LDD領域13と、n型LDD領域13の下方かつn型ソース・ドレイン領域11の内側に設けられたp型ポケット領域12と、半導体層5内においてゲート絶縁膜7の直下方に設けられ、n型LDD領域13同士によって挟まれるp型不純物を含むチャネル制御領域14と、チャネル制御領域14の下方に広がるp型ウェル領域15とを備えている。
【0034】
また、pMISFETは、半導体層5内においてゲート電極8の両側方に設けられたp型ソース・ドレイン領域19と、p型ソース・ドレイン領域19の上部に設けられたシリサイド層19aと、p型ソース・ドレイン領域19の内側に設けられたp型LDD領域21と、p型LDD領域21の下方かつp型ソース・ドレイン領域19の内側に設けられたn型ポケット領域20と、半導体層5内においてゲート絶縁膜7の直下方に設けられ、p型LDD領域21同士によって挟まれるn型不純物を含むチャネル制御領域22と、チャネル制御領域22の下方に広がるn型ウェル領域23とを備えている。
【0035】
ここで、nMISFET形成領域Rntには、p型ウェル領域15内において低濃度の不純物を含むn型LDD領域13の空乏層が広がるのを抑制するためのp型ポケット領域12が形成されているので、nMISFETのショートチャネル効果が改善される。
【0036】
同様に、pMISFET形成領域Rptには、n型ウェル領域23内において低濃度の不純物を含むp型LDD領域21の空乏層が広がるのを抑制するためのn型ポケット領域20が形成されているので、pMISFETのショートチャネル効果が改善される。
【0037】
そして、本実施形態のSOIデバイスにおいては、BOX層4により、半導体層5が下地のシリコン基板3と電気的に絶縁されているので、電流の流れを遅くする寄生容量が極めて小さくなり、MISFETの高速動作が実現する。
【0038】
そして、本実施形態においては、従来のSOIデバイスのようなボディコンタクト領域に逆導電型の領域が形成されるという不具合を防止するために、以下のような製造工程を行なう。
【0039】
図2(a),(b)〜図6(a),(b)は、それぞれ、本実施形態のSOIデバイスの製造工程の一部を示す平面図及び断面図である。ただし、図2(a),(b)〜図6(a),(b)は、図1に示すnMISFETとpMISFETとによってインバータを構成したときのCMISFETの平面図及びチャネル方向に直交する断面における断面図である。ただし、図5(a),図6(a)においては、サイドウォール10の図示は省略されている。
【0040】
まず、図2(a),(b)に示す工程で、いわゆるSIMOX法により、シリコン基板3の表面からある深さの領域に酸素イオン(O+ )を注入した後熱処理を行なって、BOX層4を形成する。このBOX層4により、基板の表面部の半導体層5がシリコン基板3の本体部と電気的に切り離される。次に、半導体層5の表面部に保護酸化膜を形成した後、STI構造の素子分離用酸化膜6を形成する。この素子分離用酸化膜6により、半導体層5はnMISFET形成領域RntとpMISFET形成領域Rptとに区画される。そして、nMISFET形成領域Rntは、ソース・ドレイン領域やチャネル領域が形成される広幅の活性部5aと、活性部5aから引き出される狭幅の通路部5bと、通路部5bの先端に位置してボディコンタクトが形成されるやや広幅のコンタクト部5cとからなっている。また、pMISFET形成領域Rptは、ソース・ドレイン領域やチャネル領域が形成される広幅の活性部5dと、活性部5dから引き出される狭幅の通路部5eと、通路部5eの先端に位置してボディコンタクトが形成されるやや広幅のコンタクト部5fとからなっている。
【0041】
その後、nMISFET形成領域Rnt及びpMISFET形成領域Rptへのウェル注入を行なう。すなわち、図2(a)に示すようなnMISFET形成領域Rnt全体を包含する開口部50を有する注入マスクを用いて、nMISFET形成領域Rnt内にp型不純物イオン(例えばフッ化ボロンイオン)を、加速電圧60keV,ドーズ量6.5×1012cm-2の条件で注入し、p型ウェル領域15を形成するとともに、p型不純物イオン(例えばフッ化ボロンイオン)を、加速電圧30keV,ドーズ量1.1×1013cm-2の低エネルギー条件で注入し、p型ウェル領域15の上に浅いチャネル制御領域14を形成する。
【0042】
また、図2(a)に示すようなpMISFET形成領域Rpt全体を包含する開口部60を有する注入マスクを用いて、pMISFET形成領域Rpt内にn型不純物イオン(例えばリンイオン)を、加速電圧80keV,ドーズ量1.2×1012cm-2の条件で注入し、n型ウェル領域23を形成するとともに、n型不純物イオン(例えばリンイオン)を、加速電圧50keV,ドーズ量6.0×1012cm-2の低エネルギー条件で注入し、n型ウェル領域23の上に浅いチャネル制御領域22を形成する。
【0043】
次に、図3(a),(b)に示す工程で、半導体層5上の保護酸化膜を除去した後、熱酸化法により、チャネル制御領域14,22の上にシリコン酸化膜を形成した後、基板上にポリシリコン膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、ポリシリコン膜及びシリコン酸化膜をパターニングして、ゲート電極8及びゲート絶縁膜7を形成する。このとき、図3(a)に示すように、ゲート電極8は、素子分離用絶縁膜6のうちnMISFET形成領域RntとpMISFET形成領域Rptとの中間に位置する領域の上にコンタクト部を有し、かつ、半導体層5の活性部5a,5dではほぼ直線状に延びた後、通路部5b,5eを覆うように拡大し、通路部5b,5eの中間部分の上まで延びている。
【0044】
次に、図4(a),(b)に示す工程で、nMISFET形成領域Rntにおいて、nMISFET形成領域Rntの活性部5aと通路部5bの一部(ゲート電極8によって覆われている部分のみ)とを開口した開口部51を有する注入マスク(NYマスク)を用い、nMISFETのn型LDD領域13(図1参照)及びポケット領域12(図1参照)を形成するためのイオン注入を行なう。この工程で用いられる注入マスク(NYマスク)は、pMISFET形成領域Rptのコンタクト部5fを覆っている。また、注入マスク(NYマスク)は、ゲート電極8のうちnMISFET形成領域Rntの通路部5bの上にある部分の端部をも覆っている。また、LDD注入の際の条件は、イオン種:砒素イオン,加速電圧10keV,ドーズ量4×1014cm-2,傾き角ほぼ0°で、1ステップ注入を行なっている。ポケット注入の際の条件は、イオン種:フッ化ボロンイオン,加速電圧50keV,ドーズ量2.7×1013cm-2,傾き角25°で、4ステップ注入を行なっている。
【0045】
ここで、注入マスク(NYマスク)がpMISFET形成領域Rptのコンタクト部5fを覆っているので、図8(b)に示すようなp型領域142が通路部5eに形成されることはない。また、注入マスク(NYマスク)がゲート電極8のうちnMISFET形成領域Rntの通路部5bの上にある部分の端部をも覆っていることにより、図8(b)に示すような低濃度n型領域133が通路部5bに形成されることはない。
【0046】
また、注入マスク(NYマスク)を除去した後、pMISFET形成領域Rptにおいて、pMISFET形成領域Rptの活性部5dと通路部5eの一部(ゲート電極8によって覆われている部分のみ)とを開口した開口部51を有する注入マスク(PYマスク)を用い、pMISFETのp型LDD領域21(図1参照)及びポケット領域20(図1参照)を形成するためのイオン注入を行なう。この工程で用いられる注入マスク(PYマスク)は、nMISFET形成領域Rntのコンタクト部5cを覆っている。また、注入マスク(PYマスク)は、ゲート電極8のうちpMISFET形成領域Rptの通路部5eの上にある部分の端部をも覆っている。また、LDD注入の際の条件は、イオン種:フッ化ボロンイオン,加速電圧8keV,ドーズ量8×1013cm-2,傾き角ほぼ0°で、1ステップ注入を行なっている。ポケット注入の際の条件は、イオン種:砒素イオン,加速電圧140keV,ドーズ量2.4×1013cm-2,傾き角25°で、4ステップ注入を行なっている。
【0047】
そして、注入マスク(PYマスク)がnMISFET形成領域Rntのコンタクト部5cを覆っていることにより、図8(b)に示すようなn型領域132が通路部5bに形成されることはない。また、注入マスク(PYマスク)がゲート電極8のうちpMISFET形成領域Rptの通路部5eの上にある部分の端部をも覆っていることにより、図8(b)に示すような低濃度p型領域143が通路部5e形成されることはない。
【0048】
次に、図5(a),(b)に示す工程で、注入マスク(PYマスク)を除去してから、基板上にシリコン酸化膜を堆積した後、シリコン酸化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極8の側面上にサイドウォール10を形成する。
【0049】
そして、nMISFET形成領域Rntにおいて、pMISFET形成領域Rptのコンタクト部5fのうち通路部5eに隣接する部分を除く領域を開口した第1開口部52aと、nMISFET形成領域Rntの活性部5aと通路部5bの一部とを開口した第2開口部52bとを有する注入マスク(NDマスク)を用い、nMISFETのソース・ドレイン領域11(図1参照)及びpMISFET形成領域Rptのn型ボディコンタクト41(図5(b)参照)を形成するためのイオン注入を行なう。この工程で用いられる注入マスク(NDマスク)の第1開口部52aは、pMISFET形成領域Rptのコンタクト部5fの大部分を開口しているが、通路部5e及びこれにつながるコンタクト部5fの一部は注入マスク(NDマスク)によって覆われている。そして、このときの注入条件は、イオン種:砒素イオン,加速電圧50keV,ドーズ量3×1015cm-2,傾き角7°で、1ステップ注入を行なっている。
【0050】
ここで、注入マスク(NDマスク)がpMISFET形成領域Rptの通路部5e及びこれにつながるコンタクト部5fの一部を覆っていることにより、通路部eをできるだけ短くして半導体装置に微細化を図りうる利点がある。
【0051】
また、注入マスク(NDマスク)を除去した後、pMISFET形成領域Rptにおいて、nMISFET形成領域Rntのコンタクト部5cのうち通路部5bに隣接する部分を除く領域を開口した第1開口部62aと、pMISFET形成領域Rptの活性部5dと通路部5eの一部とを開口した第2開口部62bとを有する注入マスク(PDマスク)を用い、pMISFETのソース・ドレイン領域19(図1参照)及びnMISFET形成領域Rntのp型ボディコンタクト31(図5(b)参照)を形成するためのイオン注入を行なう。この工程で用いられる注入マスク(PDマスク)の第1開口部62aは、nMISFET形成領域Rntのコンタクト部5cの大部分を開口しているが、通路部5b及びこれにつながるコンタクト部5cの一部は注入マスク(PDマスク)によって覆われている。そして、このときの注入条件は、イオン種:ボロンイオン,加速電圧5keV,ドーズ量2×1015cm-2,傾き角7°で、1ステップ注入を行なっている。
【0052】
ここで、注入マスク(PDマスク)がnMISFET形成領域Rntの通路部5b及びこれにつながるコンタクト部5cの一部を覆っていることにより、通路部をできるだけ短くして半導体装置の微細化を図りうる利点がある。
【0053】
次に、図6(a),(b)に示す工程で、注入マスク(PDマスク)を除去した後、基板上に露出しているシリコン層の上部にシリサイド膜8a,11a,19a,31a,41aを形成する。さらに、基板上に、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜28を形成する。さらに、層間絶縁膜28を貫通してゲート電極8,ソース・ドレイン領域11,19及び各ボディコンタクト領域31,41に到達するプラグ29を形成する。
【0054】
そして、各ボディコンタクト領域31,41に到達するプラグ29に電圧を与えることにより、各MISFETのチャネル制御領域14,22直下方の各ウェル領域15,23の電位を固定するように構成されている。
【0055】
本実施形態の製造方法によると、図4(a),(b)に示す工程(ポケット注入及びLDD注入工程)において、nMISFETのポケット注入の際には、pMISFETのコンタクト部5fを覆う注入マスク(NYマスク)を用い、pMISFETのポケット注入の際には、nMISFETのコンタクト部5cを覆う注入マスク(PYマスク)を用いているので、各MISFETの通路部5e,5bにボディコンタクト領域の不純物とは逆導電型の不純物が導入されるのを確実に防止することができる。
【0056】
また、各注入マスク(NYマスク及びPYマスク)が通路部5b,5eのうちゲート電極8によって覆われていない部分を覆っているので、LDD注入の際に通路部5b,5eにボディコンタクト領域とは逆導電型の不純物が導入されるのを回避して、ボディ電位固定機能の低下を防止することができる。
【0057】
さらに、図5(a),(b)に示す工程で、注入マスク(NDマスク及びPDマスク)が通路部5e,5b及びこれにつながるコンタクト部5f,5cの一部をそれぞれ覆っていることにより、通路部の長さをできるだけ短くすることができ、半導体装置の微細化を図りうる利点がある。
【0058】
上記実施形態においては、ソース・ドレイン領域よりも低濃度の不純物を含む第2のソース・ドレイン領域として、いわゆるLDD領域が形成される場合を例に採ったが、本発明の第2のソース・ドレイン領域として比較的高濃度のエクステンション領域を形成してもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、CMOS型のSOIデバイスの製造方法において、nMISFET,pMISFETのポケット注入を行なう際には、pMISFET,nMISFETのボディコンタクト領域をそれぞれ覆う注入マスクを用いるようにしたので、ウェル領域とボディコンタクト領域とを接続する通路部にボディコンタクト領域とは逆導電型不純物が導入されるのを回避することができ、ボディ電位を確実に固定させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るSOIデバイスのチャネル方向(ゲート長方向)における断面図である。
【図2】(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態のSOIデバイスの製造工程のうちウェル注入工程を示す平面図及び断面図である。
【図3】(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態のSOIデバイスの製造工程のうちゲート電極の形成工程を示す平面図及び断面図である。
【図4】(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態のSOIデバイスの製造工程のうちポケット注入工程及びLDD注入工程を示す平面図及び断面図である。
【図5】(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態のSOIデバイスの製造工程のうちソース・ドレイン及びボディコンタクト注入工程を示す平面図及び断面図である。
【図6】(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態のSOIデバイスの製造工程のうち配線形成工程を示す平面図及び断面図である。
【図7】従来のSOIデバイスのチャネル方向(ゲート長方向)における断面図である。
【図8】(a),(b)は、従来のCMOS型SOIデバイスの平面図及びチャネル方向に直交する断面における断面図である。
【符号の説明】
3 シリコン基板
4 BOX層
5 半導体層
5a,5d 活性部
5b,5e 通路部
5c,5f コンタクト部
6 素子分離用酸化膜
7 ゲート酸化膜
8 ゲート電極
8a シリサイド膜
10 サイドウォール
11 n型ソース・ドレイン領域
12 p型ポケット領域
13 n型LDD領域
14 チャネル制御領域
15 p型ウェル領域
19 p型ソース・ドレイン領域
20 n型ポケット領域
21 p型LDD領域
22 チャネル制御領域
23 n型ウェル領域
28 層間絶縁膜
29 プラグ
31 p型ボディコンタクト領域
41 n型ボディコンタクト領域
50,60 開口部
51,61 開口部
52a,62a 第1開口部
52b,62b 第2開口部
Rnt nMISFET形成領域
Rpt pMISFET形成領域

Claims (3)

  1. SOI基板の半導体層からなる第1活性部と第1通路部と第1コンタクト部からなる第1MISFET形成領域と、上記第1活性部の上及び上記第1通路部の一部上に設けられた第1ゲート電極と、上記第1活性部のうち上記第1ゲート電極の両側方に設けられた第1導電型の第1ソース・ドレイン領域と、上記第1活性部のうち上記第1ゲート電極の下方に位置する部分、上記第1通路部及び上記第1コンタクト部のうち上記第1通路部に隣接する部分に設けられた第2導電型の第1ウェル領域と、上記第1活性部のうち上記第1ウェル領域と上記第1ソース・ドレイン領域との間に設けられ、上記第1ウェル領域よりも高濃度の第2導電型不純物を含む第1ポケット領域と、上記第1コンタクト部のうち上記第1通路部に隣接する部分を除く領域に設けられ上記第1ウェル領域につながる上記第1ウェル領域よりも高濃度の第2導電型不純物を含む第1ボディコンタクト領域とを有する第1MISFETと、
    上記SOI基板の上記半導体層からなる第2活性部と第2通路部と第2コンタクト部からなる第2MISFET形成領域と、上記第2活性部の上及び上記第2通路部の一部上に設けられた第2ゲート電極と、上記第2活性部のうち上記第2ゲート電極の両側方に設けられた第2導電型の第2ソース・ドレイン領域と、上記第2活性部のうち上記第2ゲート電極の下方に位置する部分、上記第2通路部及び上記第2コンタクト部のうち上記第2通路部に隣接する部分に設けられた第1導電型の第2ウェル領域と、上記第2活性部のうち上記第2ウェル領域と上記第2ソース・ドレイン領域との間に設けられ、上記第2ウェル領域よりも高濃度の第1導電型不純物を含む第2ポケット領域と、上記第2コンタクト部のうち上記第2通路部に隣接する部分を除く領域に設けられ上記第2ウェル領域につながる上記第2ウェル領域よりも高濃度の第1導電型不純物を含む第2ボディコンタクト領域とを有する第2MISFETとを備えた半導体装置の製造方法であって、
    第2導電型不純物イオンを注入して上記第1MISFETの上記第1ポケット領域を形成する際には、上記第1MISFET形成領域の上記第1活性部と上記第1通路部のうち上記第1ゲート電極に覆われている部分のみに第1開口部を有し、上記第2MISFET形成領域の上記第2コンタクト部を覆う第1注入マスクを用い、
    第1導電型不純物イオンを注入して上記第2MISFETの上記第2ポケット領域を形成する際には、上記第2MISFET形成領域の上記第2活性部と上記第2通路部のうち上記第2ゲート電極に覆われている部分のみに第2開口部を有し、上記第1MISFET形成領域の上記第1コンタクト部を覆う第2注入マスクを用い
    第1MISFET形成領域は、広幅の上記第1活性部から狭幅の上記第1通路部が引き出され、上記第1通路部の先端に広幅の上記第1コンタクト部が形成されており、
    第2MISFET形成領域は、広幅の上記第2活性部から狭幅の上記第2通路部が引き出され、上記第2通路部の先端に広幅の上記第2コンタクト部が形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1ゲート電極は、上記第1通路部の途中までを覆っており、
    上記第2ゲート電極は、上記第2通路部の途中までを覆っており
    上記第1MISFETは、上記第1活性部のうち上記第1ソース・ドレイン領域に上記第1ゲート電極に近い側で隣接する上記第1ソース・ドレイン領域よりも低濃度の同導電型不純物を含む第1LDD領域をさらに有しており、
    上記第2MISFETは、上記第2活性部のうち上記第2ソース・ドレイン領域に上記第2ゲート電極に近い側で隣接する上記第2ソース・ドレイン領域よりも低濃度の同導電型不純物を含む第2LDD領域をさらに有しており、
    上記第1注入マスクは、上記第1LDD領域を形成するための不純物イオンの注入に兼用されるものであり、
    上記第2注入マスクは、上記第2LDD領域を形成するための不純物イオンの注入に兼用されるものであり、
    上記第1注入マスクは、上記第1通路部のうち上記第1ゲート電極によって覆われていない部分を覆っており、
    上記第2注入マスクは、上記第2通路部のうち上記第2ゲート電極によって覆われていない部分を覆っていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    第2導電型不純物イオンを注入して上記第1MISFETの上記第1ボディコンタクト領域を形成する際には、上記第1コンタクト部のうち上記第1通路部に隣接する部分を覆う第3の注入マスクを用い、
    第1導電型不純物イオンを注入して上記第2MISFETの上記第2ボディコンタクト領域を形成する際には、上記第2コンタクト部のうち上記第2通路部に隣接する部分を覆う第4の注入マスクを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2001030625A 2001-02-07 2001-02-07 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4676069B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001030625A JP4676069B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 半導体装置の製造方法
US10/011,705 US6638799B2 (en) 2001-02-07 2001-12-11 Method for manufacturing a semiconductor device having a silicon on insulator substrate
KR1020020004724A KR100734704B1 (ko) 2001-02-07 2002-01-28 반도체장치의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001030625A JP4676069B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002231962A JP2002231962A (ja) 2002-08-16
JP4676069B2 true JP4676069B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=18894816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001030625A Expired - Fee Related JP4676069B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 半導体装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6638799B2 (ja)
JP (1) JP4676069B2 (ja)
KR (1) KR100734704B1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4676069B2 (ja) * 2001-02-07 2011-04-27 パナソニック株式会社 半導体装置の製造方法
JP4850387B2 (ja) * 2002-12-09 2012-01-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
US6939752B1 (en) * 2003-08-22 2005-09-06 Altera Corporation Apparatus and methods for integrated circuit with devices with body contact and devices with electrostatic discharge protection
US6861716B1 (en) 2003-10-31 2005-03-01 International Business Machines Corporation Ladder-type gate structure for four-terminal SOI semiconductor device
JP2006173538A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
US20060261436A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Freescale Semiconductor, Inc. Electronic device including a trench field isolation region and a process for forming the same
US7670895B2 (en) 2006-04-24 2010-03-02 Freescale Semiconductor, Inc Process of forming an electronic device including a semiconductor layer and another layer adjacent to an opening within the semiconductor layer
US7732287B2 (en) * 2006-05-02 2010-06-08 Honeywell International Inc. Method of forming a body-tie
JP2008047592A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US20080217619A1 (en) * 2007-03-09 2008-09-11 Seiko Epson Corporation Thin film transistor and display device
US7964897B2 (en) 2008-07-22 2011-06-21 Honeywell International Inc. Direct contact to area efficient body tie process flow
US20100127331A1 (en) * 2008-11-26 2010-05-27 Albert Ratnakumar Asymmetric metal-oxide-semiconductor transistors
US8735983B2 (en) 2008-11-26 2014-05-27 Altera Corporation Integrated circuit transistors with multipart gate conductors
JP2011096862A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
US8975952B2 (en) 2012-11-13 2015-03-10 Honeywell International Inc. CMOS logic circuit using passive internal body tie bias
US9768109B2 (en) * 2015-09-22 2017-09-19 Qualcomm Incorporated Integrated circuits (ICS) on a glass substrate
JP6955566B2 (ja) * 2017-08-07 2021-10-27 タワー パートナーズ セミコンダクター株式会社 半導体装置
KR102054059B1 (ko) * 2018-01-16 2019-12-09 주식회사 디비하이텍 Soi 기판 상에 형성된 반도체 소자

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567787A (ja) * 1991-01-29 1993-03-19 Texas Instr Inc <Ti> Soi電界効果トランジスタ
JP2000101093A (ja) * 1998-09-23 2000-04-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電界効果トランジスタおよびその作成方法
JP2003536251A (ja) * 2000-06-08 2003-12-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 半導体チップおよびその製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994861A (ja) * 1982-11-24 1984-05-31 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
KR910006249B1 (ko) * 1983-04-01 1991-08-17 가부시기가이샤 히다찌세이사꾸쇼 반도체 장치
JPS60241256A (ja) * 1984-05-16 1985-11-30 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法
EP0417457A3 (en) * 1989-08-11 1991-07-03 Seiko Instruments Inc. Method of producing field effect transistor
JPH08153880A (ja) * 1994-09-29 1996-06-11 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP3545470B2 (ja) * 1994-12-01 2004-07-21 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置の製造方法
JP3354345B2 (ja) * 1995-05-29 2002-12-09 株式会社ボッシュオートモーティブシステム 負圧倍力装置
KR100233286B1 (ko) * 1996-06-29 1999-12-01 김영환 반도체 장치 및 그 제조방법
KR19990010661A (ko) * 1997-07-18 1999-02-18 윤종용 반도체 메모리 장치
JPH1168103A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
KR19990028190A (ko) * 1997-12-16 1999-04-15 이상윤 황토자리 제조방법
EP0926739A1 (en) * 1997-12-24 1999-06-30 Texas Instruments Incorporated A structure of and method for forming a mis field effect transistor
DE19835772B4 (de) * 1998-08-07 2008-11-13 Continental Teves Ag & Co. Ohg Bremskraftverstärker mit Panikbremsfunktion
JP4676069B2 (ja) * 2001-02-07 2011-04-27 パナソニック株式会社 半導体装置の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567787A (ja) * 1991-01-29 1993-03-19 Texas Instr Inc <Ti> Soi電界効果トランジスタ
JP2000101093A (ja) * 1998-09-23 2000-04-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電界効果トランジスタおよびその作成方法
JP2003536251A (ja) * 2000-06-08 2003-12-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 半導体チップおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100734704B1 (ko) 2007-07-02
US20020106844A1 (en) 2002-08-08
KR20020065839A (ko) 2002-08-14
JP2002231962A (ja) 2002-08-16
US6638799B2 (en) 2003-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4676069B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6518623B1 (en) Semiconductor device having a buried-channel MOS structure
US7790554B2 (en) Method of manufacturing semiconductor integrated circuit device with high and low breakdown-voltage MISFETs
JP5627165B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US7067382B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2001156290A (ja) 半導体装置
JP4501183B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7053451B2 (en) Semiconductor device having impurity region under isolation region
JP5190189B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2005260264A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3744438B2 (ja) 半導体装置
KR100424414B1 (ko) 고전압 트랜지스터 형성방법
JP3970689B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100431324B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
KR100271801B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
KR101175231B1 (ko) 반도체 소자 및 그 제조방법
JPH11176949A (ja) 半導体装置
JP2004079813A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001168204A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0846147A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR19980067562A (ko) 모오스 트랜지스터 및 그의 제조 방법
JPH07106561A (ja) 半導体装置
KR20020001229A (ko) P 모스전계효과 트랜지스터의 제조방법
KR19980068984A (ko) 씨모스 소자의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees