JP4675908B2 - 膜除去法および膜除去法を実施するための単チャンバ装置 - Google Patents

膜除去法および膜除去法を実施するための単チャンバ装置 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の膜系を剥離するための方法、特に、クロムおよびアルミニウム含有膜を剥離するための方法に関する。
従来の技術
金属材料に、たとえば電気化学法、PVD法またはCVD法によって被着された膜系を剥離するための膜除去法は従来の技術から公知である。たとえば、TiN膜は過酸化水素水溶液を用いて容易に溶解剥離することができる。しかしながら、工作機械または機械製作工業において、それらの機械的または化学的特性によって、多様な使用に特に適した、3成分または4成分などの複雑な膜系を剥離しようとする場合に、一般的に極めて多様で一部高価および/または環境負荷または毒性の点から、問題のある化学薬品を使用すると共に電解処理等のための基材の電気的接触を一部として含み、それにもかかわらず、多くの場合、工業的製造工程にとって受け入れ難い長時間処理を必要とするコスト高な方法に依存せざるを得ない。
日本特許第3320965号明細書の実施例には、TiAlN、ZrAlN、HfAlNおよびSi3N4硬質膜を剥離するための方法が開示されている。この場合、種々異なった濃度で過マンガン酸イオンおよび重クロム酸イオンを含むアルカリ溶液が使用される。ただし、前記の膜は、相対的に高い重クロム酸濃度、高いpH値および40℃以上の温度にて、あるいはさらに電解法の適用下で初めて十全な剥離を達成することが可能であった。この場合、最速の膜除去時間は1時間から5時間の範囲内にあった。ただし、重クロム酸塩は公知のように6価クロムであることから高い毒性が見込まれ、したがって、特別な予防措置を講じてしか使用もしくは処分することができない。さらにこの方法では基材に微細孔を発生させ、これによって膜の密着性の向上を実現しようとするものである。ただし、これはたとえば研磨済みの基材にとっては望ましくない。
日本出願公開第02−285081号明細書は、クロムまたは酸化クロム膜を剥離するための方法を開示している。この工程はエッチング剤および芳香族またはフッ素含有界面活性剤を添加した水溶液中で実施される。
ドイツ特許出願第4339502号明細書は、特にTiAlN膜がコーティングされた超硬合金基材からの非破壊式の膜除去を記載している。該文献に記載されている、従来の方法と比較した長所は、繁用の錯生成剤と安定剤の他に、腐食防止を目的とした抑制剤およびその他の助剤が使用されると共に溶液が一定のpH値に調整されて、その他の反応剤との協働作用によって基材からのCoの溶離が妨げられることである。ただし、この方法の短所は、TiAlN等の膜除去に比較的長い時間がかかること、化学薬品の使用量が相対的に高く、それに起因するコストがかかること、(厳守されなければならないゆえに)相対的に複雑な配合法および反応条件が求められることならびに、フッ素含有反応剤が使用されることである。
国際出願第9964646号明細書には、先ず基材に薄いTiN膜が被着され、その後に初めて、剥離しにくいTiAlN機能膜が被着される場合の膜除去法が記載されている。この場合、膜除去は、被覆膜の微細孔を通じてTiN中間膜を溶解する過酸化水素溶液を用いて行われる。ただし、TiN膜は、たとえばTiAlN膜またはAlCrN膜に比べて耐熱性が比較的低いという短所を有している。たとえば、TiN膜の場合、空気中ですでに600℃前後の温度で有害な酸化現象が生じ、この作用が比較的長引く場合には膜
系は完全に損なわれてしまうことになる。したがって、製造工程に欠陥が生じた場合または高価な工具を再コーティングする前に、敏感な基材を損傷することなくこの種の耐熱膜を剥離するために多数の複雑な、とりわけすでに日本特許第3320965号明細書または国際出願第1999−54528号明細書に開示されているような電解処理による膜除去法も開発されている。
発明の説明
本発明の目的は、従来の技術の短所が回避される硬質膜除去法を提供することである。特に本方法は問題のない化学薬品を使用して容易かつ速やかに実施可能とされるものである。本発明のもう一つの目的は、極端に高温の使用温度または加工温度での用途にも適した膜系の剥離法を提供することである。たとえばTiAlN膜の場合には、酸化による損傷は約800℃の温度で初めて発生する。ただし、本方法は、1000℃以上の温度で初めて膜または膜/基材結合に障害発生が認められるAlCrN膜、Al2O3膜、(AlCr)2O3膜または(AlCr)xOyNz膜に特に適している。
前記課題は請求項1の特徴記載部分に記載した本発明による特徴によって解決される。
そこで、剥離挙動を改善するために少なくともアルミニウムおよびクロム含有膜が基材に直接被着される。というのも、広範な予備実験によりその他の通例の剥離法に対して極めて抵抗力のあるこの種の膜は驚くべきことに、強力な酸化剤を含むアルカリ溶液中ですでに約5℃にて溶解し始め、周囲温度にて速やかにかつ完全に溶解剥離し得ることが判明したためである。これに比較して、TiN膜は化学的に極めて抵抗力のあるCrN膜とは異なりたとえば稀釈した過酸化水素溶液に容易に溶解されるにもかかわらず、3成分膜の窒化アルミニウムチタン膜はたとえば特別な錯生成剤の使用または電解法(上記参照)によっても膜除去がかなり困難である点からして、前記はいっそう驚くべきことである。
酸化剤としては、たとえば過マンガン酸カリウム、硝酸アンモニウムセリウム、ペルオキシ二硫酸カリウムまたはペルオキシ二硫酸ナトリウムが適している。
この種の膜はたとえば以下の材料、金属AlCr、TiAlCrならびにその他のAlCr合金および/またはアルミニウムクロムまたはその他のAlCr合金の硬質窒化、炭化、炭窒化、ホウ化または窒ホウ化化合物のうち少なくとも1つを含んでいてよい。
この場合、膜は基本的に均一な単独膜として構成されているかまたはそれぞれアルミニウムおよびクロム含有膜が重畳した多層膜として構成されていてよい。この場合、各々の膜におけるAl含有量として有利には少なくとも原子百分率30%が選択されるが、それは、さもなければ、高い抵抗力を有するCrNの影響が優勢となって剥離現象を困難にするからである。Al含有量は高くとも原子百分率80%の上限に制限されるのが有利である。というのも、コーティング工程時、遅くともこの原子百分率にて、たとえば窒化AlCr膜の析出時に、機械負荷容量が相対的に低いために摩耗防止の目的では相対的に不適な比較的軟質の六方晶相が生ずるからである。ただし、通例すでに約70%の原子百分率以上である。
こうした膜はたとえば過マンガン酸溶液中で広いパラメータ範囲で剥離することができる。たとえば過度のアルカリ性環境に対して敏感な超硬合金から膜を剥離しようとする場合には、高い過マンガン酸濃度たとえば約20〜50g/lに際しすでに約7のpH値で、膜を剥離するのに十分である。この場合、加えてさらに、当業者に公知であるように、溶解プロセスを促進するために錯生成剤たとえば酒石酸ナトリウムカリウム四水和物、グ
ルコン酸ナトリウム、EDTH、脂肪族または芳香族炭化水素のスルホン酸誘導体、カルボキシ化芳香族炭化水素(たとえばフェノール)の誘導体等を溶液に加え、ならびに抑制剤たとえば単核または多核の窒素含有へテロ環(たとえば、モルホリン、ベンゾトリアゾール、・・・)、ホウ酸アミン、カルボン酸アミン、アルキル−アリール−スルホンアミド、脂肪酸アミド、アミンおよびナトリウム中和リン酸エステルを敏感な基材表面を保護するために溶液に加えることができる。この場合、剥離工程は有利には5〜70℃の温度で実施することができる。
ただし、アルカリ溶液に対して耐性のある基材たとえばスチール基材およびその他の数多くの鉄含有合金からの膜除去には、もっと高いpH範囲、好ましくは9〜14のpH範囲が望ましい。この場合、一般にもっと低い過マンガン酸濃度、たとえば10〜30g/lで、室温、たとえば約15〜30℃で、厚さ2〜10μmのAlCrN膜を15〜60分以内に完全に剥離するのは十分である。ただし、この場合にも過マンガン酸濃度を30g/l以上に高めれば膜除去速度をさらに加速することができる。この場合、AlCrN膜が金属AlCr中間膜と共に基材に被着されているかまたは金属中間膜なしで被着されているかは大した問題ではない。
剥離時に過マンガン酸溶液から二酸化マンガンが沈殿するため、場合により、剥離工程の後にMnO2残滓を基材表面から取り除くことが必要になることがある。これは、特に、剥離プロセスが1または複数の超音波発生器を援用することなく実施される場合がそうである。このため有利には、弱酸または、酸性から弱アルカリ性までの範囲の緩衝液が加えられた水溶液で浄化が実施される。この場合、pHは2〜9、好ましくは3〜7に調整される必要があろう。これは、当業者に公知のように、たとえばリン酸、カルボン酸またはヒドロキシカルボン酸の添加、特に蟻酸、酢酸、蓚酸または乳酸、リンゴ酸、酒石酸およびクエン酸および/またはそれらの塩の添加によって実現することができる。
本発明によって達成される利点はまた、基材上に直接析出させられたAlCr含有膜上に少なくとも1硬質化合物から成る1または複数の被覆膜が被着される場合に、ごく一般に、現在たとえば高性能切削用材料に必要とされるかまたは高温での工具および部品の使用に必要とされるような複雑な膜系を本発明により容易かつ速やかに剥離することができる点にもみとめられる。こうした膜系の例は、元素周期表の第4、5、および6族(つまりTi,Zr,Hf;V,Nb,Ta;Cr,Mo,W)またはアルミニウムおよび/またはケイ素ならびに1または複数の非金属たとえばC,N,B,Oから成る硬質化合物である。この場合、AlCr含有膜は被覆膜の微細孔を通して侵食され、それと共にその上にある被覆膜も剥離されることになる。
こうした膜系の作製には、PVD法もCVD法もあるいは双方のコーティング技法をコンビネーションしたハイブリッド法も適している。PVD法は常に一定数の微細孔をつくり出すため、この方法はごく一般に適用することが可能であり、この点からして好ましい。CVD法の場合には、それぞれの被覆膜は微孔質基準に応じもしくは膜除去溶液がAlCr膜に到達し得るように選択されなければならない。これはたとえばAl2O3膜の場合に所与であるが、それはこの膜が通例冷却プロセスに起因する微細な亀裂パターンを有しているからである。
基材としてのセラミックまたは金属基材、また超硬合金、ただし、好ましくはスチールおよび鉄含有材料からの膜除去を行うことができる。
以下、本発明を個々の実施例または比較例に基づいて詳細に説明する。
材料のコーティング、膜系
AlCrN膜を作製するために、異なった基材とくにテスト用ドリルに、Balzer社、RCS型の工業用コーティング装置で、たとえば欧州特許第1186681号明細書、図面3〜6、本文p12、26行からp14、9行までに記載されているようにして、アルミニウム含有量の異なるCr膜が析出された。そのために、浄化済みの基材が直径に応じてその2倍もしくは、50mm以下の直径についてはその3倍の回転式基材キャリア上に固定され、粉末冶金製造された異なったAlCr合金から成る4ターゲットがコーティング装置の壁面に設けられた陰極アークソースに組み付けられた。
続いて、先ず基材は同じく装置内に設けられている放射加熱手段によって約450℃の温度にし、表面は−100〜−200Vのバイアス電圧の印加によってAr雰囲気下で圧力0.2PaにてArイオンによるエッチング浄化に付された。
その後、1〜3Paの窒素圧力、−50Vの基材電圧にて、出力3kWの4AlCrソースの運転により、120分間にわたってAlCrN膜が析出された。基本的にこれらの工程のいずれにあってもプロセス圧力は0.5から約8Paの範囲に調整することができ、窒化膜には純窒素雰囲気または窒素と希ガスたとえばアルゴンとの混合雰囲気を使用し、炭窒化膜には窒素と炭素含有ガスとの混合雰囲気(これには必要に応じ希ガスが混入される)を使用することができる。したがって、酸素含有またはホウ素含有膜の析出には、公知のように、酸素またはホウ素含有ガスを混入することが可能である。
ターゲット組成、膜の結晶構造、膜の組成、膜の厚さ、膜の硬度、耐摩耗性および密着性ならびに基材バイアスおよびプロセス圧力は表1に挙げた通りである。
Al含有量60%〜75%(原子百分率)の移行域の膜については、優先配向のみならず結晶格子の基本構造もプロセスパラメータを介して調整することができる。したがって、たとえば実験Bのように、1Paの僅かな圧力、−50Vの基材電圧にて、六方晶構造が生成される一方で、圧力範囲3Pa、基材電圧−50Vの実験Aでは面心立方晶構造が生成される。
Figure 0004675908
さらに、比較のために、以下に挙げる、商業的に入手可能なBalzer社の膜を用いて剥離実験が実施された:Balinit A(TiN)、Balinit C(WC/C、Cr/CrC密着膜付き)、Balinit Futura Nano(TiAlN、TiAl密着膜付き)、Balinit D(CrN)、Balinit DLC(DLC、Cr/CrC密着膜付き)。
膜剥離実験
実験例1
NaOH100g/l(pH14.4)、KMnO420g/l、NaCl10g/l
の水溶液は室温にて約15〜30分で、上述したように実験名称A〜Dの異なったAlCrNコーティングされたスチールドリルおよび工具の膜を除去する。
実験例2
NaOH200g/l(pH14.7)、KMnO45g/lの溶液は2.5時間で、AlCrNコーティングされたスチールドリルの膜(膜の厚さ3μm、実験Dによる析出パラメータ)を除去する。
実験例3
NaOH200g/l、KMnO45g/lの溶液中で、AlCrNコーティングされたスチールドリルの膜(膜の厚さ3.5μm、実験A,B,Cによる析出パラメータ)は60℃にて、35〜50分で除去された。
実験例4
NaOH20g/l(pH13.7)、KMnO415g/l、炭酸水素ナトリウム20g/l、炭酸ナトリウム20g/lの溶液中で、AlCrNコーティングされたスチールドリルの膜(膜の厚さ3μm、実験A,B,Cによる析出パラメータ)は40〜55分で除去された。
実験例5
NaOH20g/l、KMnO420g/l(pH13.47)の水溶液を用い、20℃にて、AlCr/AlCrNコーティングされたHSSドリル(直径6mm)の膜(膜の厚さAlCr0.25μm、AlCrN3.71μm)は30分で完全に除去された。
実験例6
実験例6のために、上述したようなコーティング装置に2AlCr(70/30または50/50)ターゲットおよび4TiAl(70/30または50/50)ターゲットが組み付けられた。続いて、2AlCrターゲットを用い、AまたはCに挙げたパラメータにて、窒素に代えてアルゴンを使用し、約0.3μmの厚さのAlCr膜が異なった基材上に析出された。最後に被覆膜として公知のBalinit Futura Nano膜(TiAlN)が4〜5μmの厚さで被着された。この膜系も実験例1に挙げた溶液を用い、室温にて、30〜60分で剥離することができた。
実験例7
実験例6のようにターゲットが装備された装置により、先ず、約1μmの厚さのAlCrN膜が金属中間膜なしに、AまたはCに挙げたパラメータにて、被着され、最後に被覆膜として再びBalinit Futura Nano膜(TiAlN)が5μmの厚さで被着された。実験例1に挙げた溶液による剥離時間は室温にて50〜65分であった。
実験例8
この場合には、2%のKMnO4と2%のNaOH(pH13.46)とを含む膜除去溶液による膜除去の温度相関性が検査された。そのため、HSSドリルが室温および5℃にて膜除去された。その際、低温時の膜除去は予測通り相対的に緩慢ではあるが、公知のほとんどの膜除去法よりも著しく速やかに進行する旨確認することができた。これに関する詳細については下記の表2を参照のこと。
Figure 0004675908
比較例
実験例9
厚さ0.3μmのCr中間膜が被着された厚さ2μmのDLC膜(Balinit DLC)は、実験例1に挙げたのと同じ過マンガン酸溶液中で、約3時間でスチールドリルから剥離された。
実験例10
硝酸アンモニウムセリウム200g/lおよび酢酸32.5g/lの溶液中で、厚さ3μmのAlCrN膜が被着された、異なったスチール製のドリルは2時間で膜除去された。ただし、この場合、スチールの種類に応じて、一部に表面への侵食作用がみとめられた。
実験例11
実験例5に挙げた溶液中で、直径6mmのHSSドリルから20℃にて以下の膜を剥離する実験が行われた:Balinit A(TiN)、膜の厚さ5.1μm;Balinit C(Cr/CrC/WC/C)、膜の厚さ1.4μmWC/C、0.5μmCr/CrC密着膜;Balinit Futura Nano(TiAlN、薄いTiAl密着膜付き)、総厚さ4.4μm;Balinit D(Cr/CrN)、膜の厚さCr 0.5、CrN 3.2μm。
実験例5のAlCrN膜とは異なり、工業的製造の必要性に合致した十分速やかな剥離が行なわれた膜はまったく存在しなかった。したがって、たとえば8時間後にもなおいずれのドリルについても基材の露出を確認することはできなかった。Balinit Aコーティングされたドリルの場合には10.5時間後にも膜の剥離はなんらみとめられず、Balinit Futura Nanoの場合には10.5時間後に十分の一μm程度の膜剥離が測定されたにすぎず、Balinit Cコーティングされたドリルの場合には10.5時間後に逃げ面とフェーズは完全に膜除去されていたが、他方、切屑排出溝ではようやく膜の約50 %が剥離されていたにすぎなかった。比較的薄いBalinit
C膜だけが約9時間後に完全に剥離することができた。
実験例12
約6μmの総厚さ(TiAl約0.3μm)のTiN/TiAlNコーティングされたホブならびに異なった膜厚さを有する被検品が30%H2O2アルカリ溶液―pH14.2―中で、30℃にて、酒石酸ナトリウムカリウム、フッ素含有界面活性剤ならびにその
他の反応剤を添加して、ドイツ特許第4339502号明細書記載の実施例2と同様に処理された。膜の厚さ2,2μmの被検品は24時間後にようやく基材表面が露出した。ただし、もっと厚い膜の場合にも膜の厚さの顕著な減少が測定観察された。ホブの完全な膜除去は48時間後にようやく達成された。こうした溶液の公知の高い反応性からして、補助的な安全対策たとえば高速洗浄、高速冷却等が講じられなければならない。
二酸化マンガン残滓を除去するための浄化浴
場合により付着した二酸化マンガン残滓を除去するために、二酸化マンガン残滓の付着した、膜除去された基材はそれぞれ10分間にわたって20℃の温度にて水溶液に浸漬された。
以下の表3から判明するように、pH値3.5〜7の範囲の弱酸性溶液が特に好適であるが、それはpHがこの範囲内にあれば、スチール基材の表面を攻撃することなく残滓の良好な溶解が行われるからである。特に敏感な超硬合金の場合には、常に、浄化液による腐食損傷を防止するために抑制剤の添加が望ましい。
この場合、実験Mは超音波支援によって行われた。Deconex 29 ACは乳酸系の工業用洗剤で、金属表面を保護するための抑制剤(特にベンゾトリアゾール)を追加的に含んでおり、これによってやや強酸性環境による表面の損傷が回避される。このようにして浄化された材料は通例の洗浄・乾燥工程の後、再コーティングのためにPVDまたはCVDコーティング装置にそのまま装入することができる。たとえば初回または先に行なわれたコーティング後の工具の使用により場合によって生ずるような表面性状の相違を補償するために、必要に応じ、補助的なマイクロブラスチング工程を設けることができる。
浄化液の温度を50℃に引き上げ、処理時間を2分間に短縮する場合にも、同様な挙動が結果する。ただし、この場合には、実験KとLの場合にもスチール基材への軽度な侵食がすでにみとめられる。
Figure 0004675908
たとえば上記の表の実験H、KおよびMに挙げたような浄化液は、それらが実験例12に述べたような補助的な安全対策を必要としないことから、従来通例の過酸化水素系の二酸化マンガン除去溶液よりも好ましいとすることができる。ただし、念のため、ここでなお過酸化水素系の配合法に触れておくこととする:H2O235%、pH値3〜8、室温にての浄化時間、約5分。
特に有利には、こうした方法は、そのほかにたとえば浄化目的にも使用される単チャンバ装置でも実施することができる。というのも、この場合には、高い腐食性のあるまたは調整制御しにくい化学薬品はいっさい使用する必要がなく、したがって、チャンバおよび付属品の仕様に高価な特殊材料が必要とされることも、特別な処置たとえば高速洗浄、高速冷却、圧力緩衝タンク等が必要とされることもないからである。この種の単チャンバ装置は従来の膜除去装置よりも大幅に安価なコストで運転することができる。この場合には、各種の前処理工程および/または後処理工程とくに浄化工程ならびに本来の膜除去工程のいずれも同一チャンバ内で実施することができ、したがって、場合により別途に必要とされる浄化装置でのいっさいの前処理または後処理工程を不要とすることができる。また、一般にマルチタンクシステムと自動入れ換え装置によって運転される従来の装置に比較して、所要スペースが少ないという利点が得られる。
以下に、図1と処理工程をまとめた表4とに基づいて、単チャンバ装置を用いた本発明による代表的な方法の流れを例示的に説明する。
図1は、各種の溶媒タンク12,13,14が接続された洗浄機22を示している。保持手段たとえば装入用格子3にコーティングされた基材29を載置して、スプレーチャンバ1を密閉した後、各種の処理工程を実施することができる。
Figure 0004675908
Figure 0004675908
本実施例において、表4に示したように、先ず予備浄化が行われ、続いて高度浄化が実施される。その際、先ず第一のタンク12から、第一の送出ポンプ15と第一の送出管1
8とを経て、3%の第一の工業用洗剤ならびに2%の第二の工業用洗剤を含む第一の浄化水溶液が供給される。同時に、循環管4とスプレーロータ2とを経て浄化液を基材29上に均等にスプレーする循環ポンプ5がスイッチオンされる。続いて、3分間にわたって浄化液の温度は55℃に加温され、スプレープロセスが続行される。予備浄化の最後に、第一の浄化液は多路弁30と第一の還流管9とを経てタンク12に還流させられる。続いての高度浄化に際しても同様な手順が選択されるが、この場合には、脱イオン水が送出管21を経て、また、第三の工業用洗剤が第一の配量ランス23を経てそれぞれ加えられて、スプレー循環系2,4,5を経て循環させられ、温度調節され、続いてドレンポンプ7、多路弁30および、図中詳細不図示の溜めタンクに至るドレン管8を経て排出される。
この場合、予備浄化には、第一の洗剤としてアミン系の工業用洗剤が使用され、他方、第二の洗剤はリン酸塩、ケイ酸塩および酢酸塩の混合物から成っている。高度浄化に使用された第三の工業用洗剤は酢酸塩の添加物を有した水酸化カリウムから成っている。
本来の膜除去工程を実施するため、過マンガン酸カリウムと水酸化ナトリウムのそれぞれ2 %の溶液が第二のタンク13から、第二のポンプ16と第二の送出管19とを経て加えられる。この溶液を用いて部品は膜の厚さに応じ、スプレー循環系2,4,5のスイッチオンにより10〜40分間にわたって処理され、続いて該溶液は返送ポンプ6と第二の還流管10とを経てタンク13に返送される。
脱イオン水による中間洗浄の後、場合により付着している二酸化マンガン残滓を取り除くための処理工程が続き、その際、第三のタンク14から、第三の送出ポンプ17と第三の送出管20とを経て、有利にはたとえばアミン系の腐食防止剤たとえばモルホリンも含む5%のクエン酸水溶液が供給される。循環スプレーとクエン酸溶液の作用が行われた後、この溶液はドレンポンプ7、多路弁30および第三の還流管11を経てタンク14に返送される。脱イオン水による洗浄後、アルカリ浄化を実施するため、脱イオン水が送出管21を経て、水酸化ナトリウムが第二の配量ランス24を経てそれぞれ加えられ、循環させられて排出される。この種の中間洗浄は、先行する処理工程から生じた、場合により、支障を生ずる不純物を除去するために、その他の処理工程の間に設けられてもよい。さらに、この理由から、スプレーチャンバからポンプ5,6,7へのドレンをできるだけ短く保つことも有利である。
最後の乾燥工程と場合により中間貯蔵が行われる間、基材29を確実に腐食防止するため、2回にわたって脱イオン水が送出管21を経て、アミン系の腐食防止剤が第三の配量ランス25を経てそれぞれ加えられ、混合液は25〜55℃の温度に加温され、基材29は循環スプレーによって処理され、続いて腐食防止液はドレンポンプ7、多路弁30およびドレン管8を経て排出される。
最後に基材29は図中概略的にのみ示した温風乾燥または温風循環系26,27によって乾燥させられる。好ましくは個々の方法工程は公知の方法でプロセス制御によって調整される。
このようにして処理された部品は完全に膜除去されており、一般に直接にかつその他の前処理なしに、再コーティングのために真空処理装置に装入することができる。必要に応じ、コーティングの前または後に、さらに別な表面処理工程たとえばコランダムまたは炭化ケイ素のマイクロブラスチング、ガラス球ブラスチング等を実施することができる。
こうした方法は、基本的に円筒形の材料たとえばホブ、底フライス、ボールエンドミルまたはその他のエンドミルに特に適している。小部品の処理には、たとえば複数の互いに重畳した装入用格子または1または複数の回転ドラムを設けることができる。
個々の化学薬品の作用・効果/不純物の監視を行うために、適切なセンサ、たとえば一定の金属イオン濃度が超過された場合または浄化剤/膜除去剤の活性が低すぎる場合にアラームを発するかまたは1または複数の処理液の自動的な交換を実施するセンサを、たとえばタンク12〜14、当該送出管(18〜20)および還流管(9〜10)またはスプレーチャンバ1に取り付けることが可能である。
当該の単チャンバ装置は、AlCr含有膜の膜除去法と同様にもっぱら十分に制御可能な化学処理が実施されるかまたは個々の装置要素または単チャンバ装置全体にたとえば上述したような適切な保護装置および/または高耐食材料が使用されるかぎりで、原理的にその他の膜除去法にも使用することが可能である。
本発明の単チャンバ装置の一例である。
符号の説明
1 スプレーチャンバ、2 スプレーロータ、3 装入用格子、4 循環管、5 循環ポンプ、6 返送ポンプ、7 ドレンポンプ、8 ドレン管、9 第一の還流管、10 第二の還流管、11 第三の還流管、12 第一のタンク、13 第二のタンク、14 第三のタンク、15 第一の送出ポンプ、16 第二の送出ポンプ、17 第三の送出ポンプ、18 第一の送出管、19 第二の送出管、20 第三の送出管、21 送出管、22 洗浄機、23 第一の配量ランス、24 第二の配量ランス、25 第三の配量ランス、26 温風給気口、27 温風排気口、28 加温コイル、29 材料、30 多路弁

Claims (21)

  1. 基材から膜系を剥離するための方法であって、
    なくともクロムおよびアルミニウム含有する膜が直接被着された基材から前記膜を、過マンガン酸カリウム、硝酸アンモニウムセリウム、ペルオキシ二硫酸カリウム、ペルオキシ二硫酸ナトリウムまたはそれらの混合物を含み、重クロム酸イオン不含有のアルカリ溶液を用いて剥離することを特徴とする方法。
  2. 膜系はPVD法またはCVD法によって被着されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 少なくとも1つの膜は以下の材料、金属AlCr、TiAlCrならびにその他のAlCr合金および/またはアルミニウムクロムまたはその他のAlCr合金の硬質窒化、炭化、炭窒化、ホウ化または窒ホウ化化合物のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. 少なくとも1つの膜は、前記材料のそれぞれ少なくとも1つを含む膜が重畳した多層膜から成ることを特徴とする、請求項3記載の方法。
  5. 膜の金属含有量のうちクロムが占める割合が20〜70%であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  6. 膜の金属含有量のうちアルミニウムの占める割合が30〜80%であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  7. 膜系において、膜上に少なくとも1つの硬質化合物から成る1または複数の被覆膜が被着され、該硬質化合物が少なくとも1つの金属および非金属を含み、該金属はTi,Zr,HfV,Nb,TaCr,Moおよびからなる群から選択される元素の少なくとも1つ、アルミニウムまたはケイ素であり、非金属がC,N,BまたはOであることを特徴とする、請求項1、3および4のいずれか1項記載の方法。
  8. アルカリ溶液のpH値が7〜15、過マンガン酸濃度が1〜50g/lに調整されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  9. 過マンガン酸溶液の膜剥離温度が0〜30℃に保たれることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  10. 膜系の剥離後、水溶液で浄化されて、場合により付着している二酸化マンガン残滓が基材表面から除去されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  11. 水溶液のpH値が2〜9に調整されることを特徴とする、請求項10記載の方法。
  12. 溶液が、リン酸、カルボン酸またはヒドロキシカルボン酸を含むことを特徴とする、請求項11記載の方法。
  13. アルカリ溶液および/または水溶液がさらに、基材表面を腐食から保護するための抑制剤を含むことを特徴とする、請求項10記載の方法。
  14. 基材が単チャンバ装置内で膜剥離されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項記載の方法。
  15. 前記単チャンバ装置内で、前記膜剥離前に洗剤を用いて基材を浄化する少なくとも1つの浄化工程または前記膜剥離後に洗浄液を用いて基材を洗浄する少なくとも1つの洗浄工程または少なくとも1つの浄化工程と少なくともつの洗浄工程とを組み合わせた工程が実施されることを特徴とする、請求項14記載の方法。
  16. 浄化工程は、酢酸塩および水酸化カリウムを含む洗剤を用いて基材を浄化する高度浄化を含むことを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. 洗浄工程は少なくとも1つのアルカリ洗浄または少なくとも1つの腐食防止洗浄を含むことを特徴とする、請求項15または16記載の方法。
  18. 前記単チャンバ装置内で、基材の最終的な乾燥が実施されることを特徴とする、請求項14〜17のいずれか1項記載の方法。
  19. 請求項14〜18のいずれか1項に記載の方法を実施するための単チャンバ装置。
  20. プレー循環系を有するスプレーチャンバ
    少なくとも1つの材を保持するための少なくとも1つの支持手段
    前記スプレーチャンバと連結され、アルカリ溶液、洗剤または洗浄液を収容する少なくとも2つのタンクをみ、前記タンクは前記スプレーチャンバに、前記タンクに収容される液を循環させるための循環系を介して接続されることを特徴とする、請求項19記載の単チャンバ装置。
  21. スプレー循環系、循環系ならびに、場合により設けられるその他の装置はプロセス制御されることを特徴とする、請求項20記載の単チャンバ装置。
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