JP4675402B2 - 定期ケータリングシステム - Google Patents

定期ケータリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4675402B2
JP4675402B2 JP2008221531A JP2008221531A JP4675402B2 JP 4675402 B2 JP4675402 B2 JP 4675402B2 JP 2008221531 A JP2008221531 A JP 2008221531A JP 2008221531 A JP2008221531 A JP 2008221531A JP 4675402 B2 JP4675402 B2 JP 4675402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
cooking
customer
menu
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008221531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010055489A (ja
Inventor
隆 田中
太史 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008221531A priority Critical patent/JP4675402B2/ja
Priority to US12/549,625 priority patent/US8229804B2/en
Publication of JP2010055489A publication Critical patent/JP2010055489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4675402B2 publication Critical patent/JP4675402B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders
    • G06Q10/0875Itemisation or classification of parts, supplies or services, e.g. bill of materials
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/20Point-of-sale [POS] network systems
    • G06Q20/203Inventory monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • G06Q50/12Hotels or restaurants

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、ケータリングシステムに関し、特に、宅配業者が複数の顧客に対し、一定期間食材を配送するための定期ケータリングシステムに関する。
伝統的な加熱調理の方法として、「焼く」、「煮る」、「炒める」、「蒸す」などの基本的な手法が知られている。これら伝統的な加熱調理では、加熱調理手段が広く普及していることから、調理手順と加熱時間が使用者の体感事項として身についているとともに、食品の外観の変化や食材の硬さの変化などを仕上がり確認することにより、加熱調理の補正がある程度可能であり、加熱調理の失敗を防止することができる。
これら伝統的な加熱調理方法と異なる加熱調理方法として、電子レンジを使用したマイクロ波による高周波加熱調理が登場した。高周波加熱調理は、伝統的な加熱調理方法の体感事項が利用できず、特に、仕上がり確認が困難であることから、加熱調理の失敗を防止することが困難であった。このため、電子レンジ料理教室の開催や電子レンジに対応したクックブックの発行などによる啓蒙活動により、新たな体感事項を広める必要があった。
また、マイクロプロセッサーを利用して、加熱調理器内に、多種の調理レシピに適した加熱調理手順(調理シーケンス)を記憶し、使用者が、希望する調理レシピに適した調理メニューを選択することによって、お仕着せの範囲内とはいえ、調理レシピに適した加熱シーケンスによって加熱調理することができるようになった。
これに加えて、食品重量にあわせて加熱調理時間を制御する方法や加熱調理中の食品から発散される水蒸気やにおい成分をセンサーで検知することにより仕上がり検知して制御する方法が採用され、特定の食品と調理レシピでは、自動調理的に加熱調理することができるようになった。
このように、ほぼ40年以上の長年に亘る啓蒙活動による体感事項の普及と各機器メーカーの技術革新による機器の進歩とにより、高周波加熱調理器は、依然として仕上がり確認が困難である特徴は残るものの、一般消費者から、伝統的な加熱調理の方法に準ずる周知の加熱調理機器としての認知を得ている。
ここに新たに加わったのが過熱水蒸気調理器である。過熱水蒸気調理器は、密閉性の高い加熱室内に載置した食品に対して、100℃を超える過熱蒸気をシャワーのごとく吹き付けることによって食品を「焼く」調理方法である。
過熱水蒸気調理器の加熱方法は、水蒸気を利用する点で「蒸す」加熱調理と共通しているが、「蒸す」加熱調理が、基本的に、最高100℃の蒸気によって食品に水分を与えつつ加熱調理するのに対して、過熱水蒸気調理器は、100℃を超えて食品温度を上昇させ、「焼く」点が大きく異なる。
過熱水蒸気調理器は、加熱調理中の仕上がり確認が困難である。また、動作原理上、センサーによる仕上がり制御も困難である。
したがって、過熱水蒸気調理器は、現時点では、体感事項の乏しい加熱調理器である。
また、お仕着せメニューを離れた応用が困難であるため、同様の上記加熱機能を有する電子レンジと比較して高価であることと相俟って、「敷居の高い」加熱調理器と見られていると思われる。
一方、過熱水蒸気調理器は、高周波加熱調理器を含めた伝統的な加熱調理器にない特質を持っている。過熱水蒸気調理器は、例えば特許第4065010号に記載されたように、加熱調理の過程において、食品表面に蒸気を凝縮させ、食品内部から浮上する塩分や油脂分が凝縮水に取り込んで取去る機能を有する。このため、伝統的な加熱調理を行った食品と比較して塩分や油脂分が減少することから、塩分や摂取カロリーの低減により、ダイエット効果や生活習慣病の抑制効果があるものと予想されている。
一方、従来から、宅配業者が複数の顧客に対して食材を配送するシステムにおいて、様々な提案がなされている。
たとえば、特許文献1には、消費者からの希望のカロリー、希望価格などの検索条件情報からメニューの検索を行い、検索されたメニューを消費者に提示するシステムが提案されている。また、特許文献2には、消費者に提示したメニューのうち消費者によって選択されたメニューの材料、レシピを消費者の嗜好に合うように変更することが提案されている。
特開平11−31175号公報 特開2002−279255号公報
しかしながら、特許文献2におけるレシピは、食材の材料(種類や量)のことを表わしており、食材の調理自体は消費者が実行する場合には、従来のように、消費者の嗜好に合うように食材の材料が変更されたとしても、消費者は、届けられた食材を上手く調理できるとは限らない。
また、上述のように、家庭用加熱調理器として新たに登場した過熱水蒸気調理器の普及拡大に当たっては、電子レンジの普及拡大に要したのと同等の啓蒙活動が必要であることが予想されるが、過熱水蒸気調理器の認知度と顧客満足度を迅速に高めるため、最新の情報システムを高度に利用することにより、一般消費者を過熱水蒸気調理器に引き合わせ、初心の段階での失敗体験を避け、かつ、速やかに過熱水蒸気調理器の特質を伝達することを可能とするビジネスシステムの登場が期待されている。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、食材の調理自体は消費者(顧客)においてされる場合にでも、失敗なく届けられた食材を調理することのできる定期ケータリングシステムを提供することである。
この発明のある局面に従う定期ケータリングシステムは、宅配業者が複数の顧客に対し、一定期間食材を配送するためのケータリングシステムであって、宅配業者に保有される第1の端末と、各顧客に対し、一定期間貸し出される複数の調理器と、第1の端末とインターネットを介して接続され、調理器のメーカーに保有されるサーバとを備え、サーバは、調理器での調理シーケンスデータと、調理メニューに対応するレシピ情報とを記憶する第1のレシピ管理データベースを含み、レシピ情報は、各調理メニューに対応する食材データ、および、各調理メニューを特定する情報を有し、第1の端末は、顧客に関する情報を管理するための第1の顧客管理データベースと、サーバより送信された複数の調理メニューに関するレシピ情報を記憶するための第2のレシピ管理データベースと、顧客ごとに、顧客からの注文に基づいた調理メニューを特定する情報を記憶する予約注文管理データベースと、予約注文管理データベースから顧客に関連付けられた調理メニューを特定する情報を選択し、当該選択した調理メニューを特定する情報に基づいて調理シーケンスデータを特定する情報であるシーケンス識別データを生成し、当該シーケンス識別データを含む予約シーケンス情報を出力するための出力処理手段と、顧客からのフィードバック情報を取得し、取得したフィードバック情報をサーバに送信するための処理を行なう第1の情報処理手段とをさらに含み、各調理器は、ネットワークを介することなく登録される複数の前記調理シーケンスデータを記憶するための第1の記憶手段と、前記複数の調理シーケンスデータのうち、前記第1の端末より出力された前記予約シーケンス情報により特定される調理シーケンスデータに従い、前記宅配業者により配送された食材の調理を制御するための調理制御手段とを含み、サーバは、第1の端末からのフィードバック情報を記憶するための第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶されたフィードバック情報に基づいて、第1のレシピ管理データベースに記憶された食材データを変更する第2の情報処理手段とを含む。
1の顧客管理データベースは、顧客ごとに、複数のカロリー制限レベルのうちの1つを記憶し、レシピ情報は、調理メニューごとに、カロリー制限レベルに応じた複数のシーケンス識別データを有し、出力処理手段は、顧客ごとに、対応するカロリー制限レベルに応じてシーケンス識別データを選択し、選択されたシーケンス識別データを含む予約シーケンス情報を生成する。
ーバは、第1の端末により送信された顧客に関する情報を記憶する第2の顧客管理データベースを含み、レシピ情報は、各調理メニューとカロリー制限レベルとの組み合わせに対応付けられた、食材データおよび調理シーケンスデータを有する。
数の調理器は、過熱水蒸気によって加熱調理する調理器であり、レシピ情報は、顧客に関する情報とフィードバック情報に基づき調整される。
好ましくは、サーバは、フィードバック情報に基づいて、カロリー制限レベルごとに人気メニューのランキング情報を生成し、生成したランキング情報を第1の端末に送信するための第2の情報処理手段をさらに含み、第1の端末は、サーバより送信されたランキング情報を反映させて、調理メニューに関する情報を提供するためのメニュー提供手段をさらに含む。
好ましくは、メニュー提供手段は、ランキング情報に基づいて、ランキングの順になるように調理メニューを並び替えて調理メニューに関する情報を提供する。
好ましくは、第1の顧客管理データベースは、顧客ごとに、調味料レベルをさらに記憶し、第1の情報処理手段は、さらに、フィードバック情報に基づいて、調味料レベルを調整する。
好ましくは、第1の端末とインターネットを介して接続され、各顧客により保有される第2の端末をさらに備え、出力処理手段は、第2の端末に、予約シーケンス情報を送信する。
好ましくは、第2の端末は、第1の端末より送信された予約シーケンス情報を調理器に転送するための処理を行なう転送処理手段を含み、第1の記憶手段は、第2の端末より転送された予約シーケンス情報をさらに記憶する。
好ましくは、第1の顧客管理データベースは、顧客ごとに、調理器のリース開始日時および契約期間を含む契約状況データをさらに記憶し、第1の端末は、契約状況データに基づいて、所定期間ごとに解約金を算出し、算出した解約金を顧客に報知するための処理を行なう報知処理手段をさらに含む。
好ましくは、報知処理手段は、解約金とともに、解約金の低減率をさらに報知する。
好ましくは、第1の端末は、食材を届ける顧客を識別するための顧客識別情報と、当該食材に対応する調理メニューを識別するためメニュー識別情報とに基づいて、認証情報を生成し、認証情報を、食材の配送に用いられる専用容器に添付するための書類データに付加するための配送処理手段をさらに含む。
好ましくは、認証情報は、顧客識別情報およびメニュー識別情報に所定のアルゴリズムを適用することにより計算される数値である。
本発明によると、調理器において、予約された調理メニューに対応する調理シーケンスデータに従い食材の調理が制御されるため、食材の調理を失敗することがなくなる。
また、調理器のメーカーは、顧客からのフィードバック情報を容易に取得することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
本発明の定期ケータリングシステムは、食材の宅配業者の顧客(会員)に特定の調理器を貸し出して(たとえばリースし)、調理器のメーカーは、食材に最適な調理シーケンスを顧客に提供する。以下に、本発明の定期ケータリングシステムの実施の形態について説明する。
<システムの概要について>
はじめに、本実施の形態における定期ケータリングシステムの概要について説明する。
現在はグルメ志向の時代であるが、一般消費者が特定の料理を食べたいと思ったとき、まず考えるのは、特定の料理をメニューに載せているレストラン等を訪れることである。この場合、プロの手配した食材を、プロの厨房機器を使用して、プロが調理したものが提供されるので、仕上がりは保証されているものである。
さて、家庭で特定の料理を調理して食べたいと思ったとき、あるいは、新しいタイプの調理器を購入したとき、初心者の犯しがちな失敗を避けて、確実においしい料理を味わうことは簡単ではない。
以前より、ケータリングサービスというサービスがある。これは、パーティーなどの開催に際して提供されるサービスであり、ケータリング業者が、食材や調理器具,食器類などを会場に持ち込んで、プロが料理して、来客に食事を提供するサービスである。
これらすべてをフルに提供するのが、一般に知られているケータリングであるが、これ
をここでは、「フルケータリング」という。
こうしたフルケータリングサービスの一部を消費者側が行う形態もある。つまり、食材や調理器具,食器類などを会場に持ち込むまでのケータリングは業者が行うが、料理などは消費者が行うものである。ここでは、これを、「ハーフケータリング」という。
ただし、食材や調理器具だけ受け取っても、詳細のレシピが不明では、料理の失敗が懸念される。したがって、ハーフケータリングにはレシピ提供が必須となる。
さて、いずれにしろ一般に知られているケータリングサービスは、コストの面からも,
料理の量から言っても、緊急対応のものであり、常時受け入れるものではない。
これに対して、本発明の定期ケータリングシステムは、このようなハーフケークリングの枠組みを一家族程度の量に置き換える代わりに、一定期間、継続して利用可能とする。その意味で、定期・常駐型ケータリングサービスといえる。
以上のように、調理器の貸し出しの期間は限定するが、その間のレシピ付き食材のおいしさを保証することと、定期使用権料の回収を確実にすることを両立させることが、本システムの要である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態における定期ケータリングシステム1の全体構成を示すブロック図である。
図1を参照して、定期ケータリングシステム1は、宅配業者20がユーザー(顧客)30に対し、一定期間食材を配送(ケータリング)するためのシステムであり、主に、調理器400を販売するメーカー10と、食材の配送を行なう宅配業者20と、顧客であるユーザー30と、調理器400をリースするリース会社40と、調理器400のメンテナンス等を行なうメーカー関連会社50とで運営される。リース会社40は、メーカー10に関連のリース会社であってもよいし、そうでなくてもよい。なお、図1では、一人のユーザー30のみ示しているが、実際には、複数のユーザーが存在するものとする。
メーカー10は、サーバ100を保有する。宅配業者20は、宅配業者端末200を保有する。ユーザー30は、ユーザー端末300を保有していてもよい。サーバ100と宅配業者端末200とユーザー端末300とは、インターネット6を介して接続される。
メーカー10と宅配業者20とは、本システム1に関するビジネス契約を結んでいる。宅配業者20とユーザー30とは、本システム1を機能させるための定期ケータリング契約を結んでいる。定期ケータリング契約が結ばれると、調理器400をリースするリース会社40と宅配業者20との間でリース契約が結ばれる。
本実施の形態において、定期ケータリング契約は、年単位で所定期間(たとえば3年)を限度に行なわれる。3年越えて契約が希望される場合には、調理器400を新製品に交換して新たな契約が結ばれる。
リース契約が結ばれると、リース会社40は、メーカー10に対し、調理器400の代金を支払う。メーカー10は、メーカー関連会社50に、ユーザー30の自宅に調理器400を設置することを依頼する。メーカー関連会社50は、設置依頼を受けると、ユーザー30の自宅に、調理器400を設置する。定期ケータリングサービスが始動されると、契約期間中、宅配業者20がリース会社40に対して月々のリース料を支払う。
このように、本実施の形態によると、ユーザー30は、宅配業者20と定期ケータリング契約を結ぶことで、調理器400の定期使用権を得る。宅配業者20が、ユーザー30の代わりにリース会社40とリース契約を結ぶため、ユーザー30は調理器400を借りるための煩わしい手続きをする必要がない。なお、このような形態に限定されず、宅配業者20が、ユーザー30とリース契約を結び、宅配業者20がリース料のみを代払いしてもよい。
上記のようにして定期ケータリングサービスが始動されると、契約期間中、サーバ100、宅配業者端末200、ユーザー端末300および調理器400により定期ケータリングシステム1の機能が実現される。宅配業者端末200は、読取装置240,241およびプリンタ242と接続されるが、これらの詳細な説明は後述する。
なお、定期ケータリングシステム1は、食材の発注および納入管理のシステム部分と、食材の個別配布のシステム部分とで構成されている。食材の発注および納入管理のシステム部分は、基本的に、工場の生産管理システムと同様の管理システムであり、公知技術の応用によって構成可能である。したがって、以下では、食材の個別配布のシステム部分についての特徴についてのみ説明する。
(物・情報の流れの概要)
図2は、本発明の実施の形態における定期ケータリングシステム1における物および情報の流れの概要を示す図である。
図2を参照して、メーカー10は、宅配業者20に対し、調理メニューごとのレシピを提供する。ここでの「レシピ」は、調理器400のシーケンスデータを表わす。宅配業者20は、ユーザー30に対し、レシピ付きの食材を配送する。具体的には、料理に合わせてカッティングされた食材(調合された調味料を含む)と、調理器400での食材の調理に必要なレシピ情報すなわち、シーケンスデータを特定するためのシーケンス識別データとの両方がユーザー30に提供される。食材とレシピ情報との提供タイミングは、同時でなくてよい。
本実施の形態において、調理器400は、宅配業者20により頒布される食材の調理に使用する前提で、一定期間(ユーザーによる契約期間)の使用権がユーザー30に付与される。したがって、ユーザー30に提供される食材のレシピは、本システム1を構成する調理器400に特化される。そのため、調理器400で調理すると食材の仕上がりは保証されるが、他種の調理器では仕上がりは保証されない。
ユーザー30は、レシピ付き食材のフィードバック情報を宅配業者20の宅配業者端末200に与える。宅配業者端末200は、ユーザー30から得たフィードバック情報を、メーカー10のサーバ100に転送する。メーカー10は、フィードバック情報を得ることにより、所定の処理を実行する。具体的には、たとえば、新たなレシピの開発に役立てたり、現在ある調理メニューのランキング情報を作成したりすることもできる。なお、宅配業者端末200においても、ユーザー30から得たフィードバック情報に基づいて所定の処理をしてもよい。
なお、宅配業者20は、ユーザー30に代わってリース料を支払うため、対価の回収を可能とするために、頒布されるレシピ付き食材の価格に特定金額(たとえばメニューに応じて100円〜300円)上乗せしてもよい。
図3は、宅配業者20とユーザー30との間で行なわれる食材配送方法の一形態を示す図である。図3を参照して、本実施の形態では、各ユーザー30に対し、2つの専用容器(通い箱)BX10が用意される。宅配業者20の配送担当者20Aは、食材入りの専用容器BX10.1をユーザー30に届ける。届けられた専用容器BX10.1は、次回の配送までユーザー30により保管される。ユーザー30は、食材が届けられると、前回の配送に用いられた空の専用容器BX10.2を、配送担当者20Aに返却する。
(専用容器について)
図4は、本発明の実施の形態における専用容器BX10の外観例を示す図である。
図4を参照して、専用容器BX10は、蓋部BX10Aと容器部BX10Bとで構成される。蓋部BX10Aは、物流上の目的およびユーザー30に対する情報伝達の目的等から、カードおよび/またはラベルを添付可能とされる。具体的には、蓋部BX10Aは、その上面601に、3つのカードホルダ701,702,703が設けられる。カードホルダ703には、後述のアンケート入力の容易化のために窓部703Aが設けられてもよい。蓋部BX10Aの側面602には、カードホルダ704と、日付ラベルを貼付けるためのラベル貼付部705とが配置される。
容器部BX10Bは、一般的な箱状容器であって、食品の収容に適した材質であること、繰返し使用に耐える強度を有することなど、自明の特性を有すればよい。容器として、断熱性を持たせるのがよいか、熱伝導性を持つ方がよいかは、輸送上の都合から適宜選定すればよい。すなわち、冷蔵室等の内部に格納して配送するのであれば、容器が熱伝導性を持つ方がよいが、冷蔵保管された容器を内部に添付した保冷剤で低温に保ちつつ輸送するのであれば、容器に断熱性を持たせるのがよい。
図5は、食材入りの専用容器BX10.1の蓋部BX10Aの上面601に配置される3つのカードの内容例を示す図である。
図5を参照して、3つのカードホルダ701、702および703に、それぞれ3つのカード801、802および803が配置される。カード801には、顧客番号すなわち、食材を配送するユーザー30の顧客番号が記載される。カード802には、専用容器BX10.1内蔵の食材に対応する調理メニューを特定するためのメニュー番号が記載される。
カード803は、表面8031および裏面8032(図6)を有している。配送担当者20Aがユーザー30に届ける専用容器BX10.1に添付する場合には、表面8031が表になるようにカードホルダ703に配置されている。表面8031には、専用容器BX10.1内蔵の食材に関する料理ガイドが記載される。具体的には、ユーザー30特有の認証情報としての3桁の照合番号810、および、調理器400で食材を調理するための操作手順811が記載されている。
図6は、空の専用容器BX10.2の蓋部BX10Aの上面601に配置される3つのカードの内容例を示す図である。
図6を参照して、ユーザー30は、専用容器BX10返却の際に、裏面8032が表になるようにカード803を裏返す。裏面8032は、フィードバック情報として用いるためのアンケートとなっている。アンケートには、たとえば、顧客番号を二次元化したQRコード820、および、食材に関する評価の記入欄821とが記載されている。
このように、カード803は、配送の際にはお料理ガイドカードとして、返却の際にはお客様要望カードとして機能する。
図7は、専用容器BX10の蓋部BX10Aの側面602に配置されるカード804およびラベル805の内容例を示す図である。
図7を参照して、カード804は、カードホルダ704内に配置され、図5に示したカード801と同様に、顧客番号が記載されている。ラベル805は、ラベル貼付部705に貼り付けられ、配送日が記載される。
専用容器BX10の蓋部BX10Aの側面602に、このようなカード804およびラベル805が配置されることで、配送担当者20Aによる専用容器BX10の配送をスムーズにすることができる。
図8は、本発明の実施の形態における食材配送車の保管棚80の構成例を示す図である。
図8を参照して、保管棚80は、複数の間仕切りを有し、専用容器BX10が各棚に個別に収納可能である。これにより、専用容器BX10をランダムにアクセスすることができる。したがって、新規食材の入った専用容器BX10.1と回収した専用容器BX10.2とが混在しても、カード804が表わす顧客番号ごとに、専用容器BX10を支障なく管理することができる。また、日付ラベル805により、配送担当者20Aは、新旧の区別を目視で確認することができる。
配送担当者20Aは、図9に示すような配送確認表82に基づいて、食材の配送を行なう。図8では、保管棚80の上面81上に配置されている。
図9は、配送確認表82の具体例を示す図である。
図9を参照して、配送確認表82は、保管棚80における顧客ごとの専用容器BX10の配置構成と同じ構成とされる。そうすることで、配送済みか回収済みかを容易に確認することができる。
<ハードウェア構成について>
次に、本実施の形態における定期ケータリングシステム1を構成する装置のハードウェア構成の一例について説明する。
(サーバのハードウェア構成)
図10は、本発明の実施の形態におけるサーバ100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図10を参照して、サーバ100は、一般的なパーソナルコンピュータと同様の構成であってよく、各種演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)110と、各種データおよびプログラムを格納するROM(Read Only Memory)111と、作業データ等を格納するRAM(Random Access Memory)112と、操作者からの指示を受け付けるための操作部113と、各種情報を表示するための表示部114と、インターネット6との通信を行なうための通信I/F(インターフェイス)116と、ハードディスク117と、記録媒体118bからのデータやプログラムを読み出し/書き込み可能なドライブ装置118aとを備える。記録媒体118bは、たとえば、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどであってよい。
(宅配業者端末のハードウェア構成)
図11は、本発明の実施の形態における宅配業者端末200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11を参照して、宅配業者端末200も、サーバ100と同様の構成を有しており、CPU210と、ROM211と、RAM212と、操作部13と、表示部14と、通信I/F216と、ハードディスク217と、記録媒体218bからのデータを読み出し/書き込み可能なドライブ装置218aとを備える。
宅配業者端末200は、読取装置240,24,プリンタ242との間で情報を入出力するための入出力I/F215もさらに備える。読取装置240は、メニューの申し込み用紙から、ユーザーが指定したメニューを読取り、入出力I/F215を介してCPU210に出力する。読取装置241は、上述のお客様要望カードとして機能するカード803に記述されたQRコードを読取り、入出力I/F215を介してCPU210に出力する。プリンタ242は、CPU210からの制御信号に応じて、メニュー一覧表、カード801〜804、ラベル805などの印刷を行なう。
(ユーザー端末のハードウェア構成)
図12は、本発明の実施の形態におけるユーザー端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。
図12を参照して、ユーザー端末300は、たとえば、一般的な携帯端末(携帯電話など)であり、CPU310と、ROM311と、RAM312と、操作部313と、表示部314と、通信I/F316と、フラッシュメモリ317と、記録媒体318bからのデータやプログラムを読み出し/書き込み可能なドライブ装置318aとを備える。記録媒体318bは、たとえば、メモリカードである。なお、ユーザー端末300は、調理器400との間でデータの送受信を可能にするための機構(図示せず)をさらに備えていてもよい。
(調理器の外観およびハードウェア構成)
図13は、本発明の実施の形態における調理器400の外観例を示す図である。
図13を参照して、調理器400は、加熱調理器(オーブン電子レンジ)であり、より特定的には、過熱水蒸気を用いて食品の加熱調理を行なうことのできる加熱調理器である。なお、本実施の形態では、調理器が加熱調理器であることとするが、食材を調理することのできる家庭用調理器であれば、限定的ではない。調理器400の正面には、ドア410および操作パネル404が設けられている。
図14は、本発明の実施の形態における調理器400のハードウェア構成の一例を示す図である。
図14を参照して、調理器400は、制御部402と、操作パネル404と、水タンク(図示せず)内の水を蒸気発生装置(図示せず)内に給水するためのポンプ406と、排気通路(図示せず)を開閉するためのダンパ408と、送風ファン410と、蒸気過熱ヒータ412と、蒸気発生ヒータ414と、被加熱物を加熱するためにマイクロ波を発生するためのマグネトロン416と、記憶部418と、外部からの情報を入出力するためのドライブ装置420とを備える。
制御部402は、たとえば、マイクロコンピュータおよび入出力回路等で構成される。
操作パネル404は、たとえば液晶パネル等で構成され、操作者の指示を受け付け、かつ、各種情報を表示する。記憶部418は、不揮発性のメモリ(たとえばフラッシュメモリ)である。ドライブ装置420は、たとえば、上述の記録媒体318bに記録されたデータを読出すことができる。
なお、調理器400は、ユーザー端末300との間でデータの送受信を可能にするための機構(図示せず)をさらに備えていてもよい。具体的には、たとえば、特許第3778728号公報に記載の方法を用いて、中継装置を介して両者の間でデータが送受信されてもよい。その場合、中継装置である中継ボックスのUARTインターフェイスを接続するための中継端子を調理器400が備えていればよい。または、調理器400が、シリアルデータ転送手段であるUSB接続端子とこれを使用してデータ転送する通信手順を具備していれば、ユーザー端末300のUSB端子と調理器400のUSB端子とを接続することで、両者の間でデータを送受信することが可能である。
<機能構成について>
次に、本実施の形態における定期ケータリングシステム1を構成する各装置の機能構成の一例について説明する。
(サーバの機能構成)
図15は、本発明の実施の形態におけるサーバ100の機能構成を示す機能ブロック図である。
図15を参照して、サーバ100は、その機能として、レシピ登録処理部102とフィードバック情報処理部104とを含む。サーバ100のハードディスク117には、レシピ管理DB(データベース)152と、顧客管理DB154と、人気メニュー管理DB156とが含まれる。
まず、サーバ100が備える各DBについて説明する。
レシピ管理DB152は、調理器400での複数の調理メニューに関するレシピ情報を管理し、メニューデータテーブル1521とシーケンスデータテーブル1522とを有する。図16および図17にそれぞれのデータ構造例を示す。
図16は、レシピ管理DB152におけるメニューデータテーブル1521のデータ構造の一例を示す図である。
図16を参照して、メニューデータテーブル1521は、各調理メニューに対応する食材データを記憶し、たとえば、メニュー(料理)を識別するためのメニュー番号2000ごとに、メニュー(料理)名を示すデータ2001と、食材を示すデータ2002と、食材ごとの量を示すデータ2003と、カロリー制限レベルを示すデータ2004と、調理シーケンスNoを示すデータ2005と、使用する食材や調味料に関するデータ2006とが記録される。本実施の形態において、カロリー制限レベルは、たとえば0〜5の6段階存在する。1つのメニューに対し、カロリー制限レベルごとに、調理シーケンスNoが設けられている。
図17は、レシピ管理DB152におけるシーケンスデータテーブル1522のデータ構造の一例を示す図である。
図17を参照して、シーケンスデータテーブル1522は、調理シーケンスNo2010ごとに、たとえば、予熱時間を示すデータ2011、予熱温度を示すデータ2012、加熱時間を示すデータ2013、加熱温度を示すデータ2014など、調理器400での調理制御のためのシーケンスデータが格納される。
顧客管理DB154は、宅配業者20と定期ケータリング契約を結んでいる複数のユーザー30に関する情報を管理する。顧客に関する情報は、宅配業者端末200より得られる。
図18は、顧客管理DB154のデータ構造の一例を示す図である。
図18を参照して、顧客管理DB154には、定期ケータリング契約を結んでいる顧客である各ユーザー30を識別するための顧客番号2020ごとに、住所を示すデータ2021と、氏名を示すデータ2022と、メールアドレスを示すデータ2023と、契約状況を示すデータ2030と、カロリー制限レベルを示すデータ2024と、調味料レベルを示すデータ2025と、除外すべき食材に関する除外情報2026とが格納される。
なお、サーバ100に保有されるDB154では、調味料レベルを示すデータ2025および除外情報2026は含まれなくてもよい。また、サーバ100に記憶される顧客管理DB154には、プライバシー保護等の観点より、住所を示すデータ2021と、氏名を示すデータ2022と、メールアドレスを示すデータ2023は含まれなくてもよい。
契約状況データ2030は、契約開始日および契約期間(最長3年)を含む。
調味料レベルは、たとえば1〜15の15段階ある。ユーザー30からのフィードバック情報に基づいて、そのレベルが調整される。除外情報2026は、たとえば、アレルギー性、嗜好、宗教禁忌などの項目を有しており、それぞれの項目に、除外すべき食材(調味料も含む)についての情報が格納される。
人気メニュー管理DB156は、フィードバック情報処理部104による処理結果の情報を管理する。人気メニュー管理DB156の内容例については後述する。
次に、各処理部の機能の概要を説明する。
レシピ登録処理部102は、メーカー10が開発したレシピ情報をレシピ管理DB152に格納する処理を行なう。このような処理は、公知の手法により行なうことができる。
フィードバック情報処理部104は、宅配業者端末200より通信I/F116を介して得られたフィードバック情報に基づいて、所定の処理を実行する。詳細は後述する。また、ランキング情報などの人気メニューに関する情報を、通信I/F116を介して、宅配業者端末200に送信する。
なお、上述の各処理部の機能は、代表的に、ROM111中に格納されたソフトウェアを実行することで実現される。
(宅配業者端末の機能構成)
図19は、本発明の実施の形態における宅配業者端末200の機能構成を示す機能ブロック図である。
図19を参照して、宅配業者端末200は、その機能として、メニュー提供処理部202と、登録・出力処理部204と、報知処理部206と、配送処理部208と、フィードバック情報処理部210とを含む。宅配業者端末200のハードディスク217には、顧客管理DB254と、レシピ管理DB252と、各月メニューDB256と、予約注文管理DB258と、人気メニューDB260とが含まれる。
まず、各DBについて説明する。
レシピ管理DB252は、サーバより予め送信された複数の調理メニューに関するレシピ情報を管理し、たとえばメニューデータテーブル2521を含む。メニューデータテーブル2521は、各メニューに対応する、食材データおよび調理器400での調理シーケンスデータを識別するためのシーケンス識別データ(調理シーケンスNo)を有している。そのデータ構造は、図16に示したメニューデータテーブル1521と同様であってよい。なお、宅配業者端末200のレシピ管理DB252にも、図17に示したシーケンスデータテーブル1522が格納されていてもよい。
顧客管理DB254は、定期ケータリング契約を結んでいる顧客である各ユーザー30に関する情報を管理する。そのデータ構造は、図18に示した顧客管理DB154と同様であってよい。したがって、ここでの説明は繰返さない。なお、顧客管理DB254への各種情報の登録は、公知の手法により実行可能である。
各月メニューDB256には、毎月ユーザー30に提供するためのメニューに関する情報が格納される。
図20は、予約注文管理DB258のデータ構造の一例を示す図である。
図20を参照して、予約注文管理DB258は、顧客番号2040に対応付けて、日にちごとのメニュー番号を示すデータ2041が格納される。つまり、予約注文管理DB258には、ユーザー30ごとに、月単位で予約注文されたメニュー番号が格納される。
次に、各処理部の機能の概要を説明する。
メニュー提供処理部202は、毎月、ユーザー30に調理メニューに関する情報を提供する処理を行なう。メニュー提供処理部202が実行する処理は、公知の手法で行なうことができる。たとえば、各月メニューDB256に格納された情報に基づいて、メニュー一覧表をプリンタ242で印刷する。この場合、配送担当者20Aが食材と併せてメニュー一覧表を配送する。あるいは、ユーザー端末300から宅配業者20のホームページにアクセスすると、メニュー一覧を見ることができるようにしてもよい。
登録・出力処理部204は、読取装置240と接続され、申し込み票610から読取られた予約注文情報を取得し、予約注文管理DB258に格納する。また、登録・出力処理部204は、レシピ管理DB252内の情報に基づいて、ユーザー30ごとに、予約された調理メニューに関する予約シーケンス情報を出力する。「予約シーケンス情報」には、少なくとも、予約された各メニューのシーケンスNo、すなわち、調理制御に用いられるシーケンスデータを特定するための識別情報が含まれる。
ユーザー30がユーザー端末300を保有している場合、通信I/F216を介して予約シーケンス情報が出力される。ユーザー30がユーザー端末300を保有していない場合には、たとえば、記録媒体218bに予約シーケンス情報を記録することで、予約シーケンス情報が出力されてもよい。後者の場合、配送担当者20Aが食材を配送する際に記録媒体218bも持参し、配送担当者20Aまたはユーザー30が、調理器400に記録媒体218bを差し込むことで、予約シーケンス情報を調理器400にセットしてもよい。
報知処理部206は、顧客管理DB254の契約状況データに基づいて、所定期間(たとえば月)ごとに、ユーザー30の契約状況情報を報知する。「契約状況情報」は、少なくとも使用状況と、定期契約の解約手数料の情報とを含み、さらに、契約継続による料金低減状況をも含むことが好ましい。本実施の形態では、たとえば、毎月、ユーザー30に発行する請求書に、このような契約状況約情報が印刷される。なお、これに代えて、ユーザー端末300にて宅配業者20のホームページにアクセスした場合に、契約状況情報が表示されるようにしてもよい。
ここで、報知処理部206により、契約状況情報を表示することとした背景は以下のとおりである。すなわち、ユーザー30は一定期間の契約を前提に、宅配業者20から食材提供を受けるが、転勤、病気等により契約を解除する必要が発生することがある。あるいは、一旦期間を決めて契約すると、解約の際に多額の解約手数料を取られるのではないか、あるいは、解約の時期によっては、解約手数料が割高になるのではないかとの不安に駆られて、本定期ケータリングシステム1に基づく定期ケータリング契約に対して、潜在的な不満が募る恐れがある。
定期ケータリング契約の解約手数料の設定方法とユーザー30に対する開示は、ユーザー30の満足感の充足が目的であるので、解約手数料を合理的な基準で設定し、これを随時ユーザー30に開示する。これによって、随時解約可能という安心感を与えることができる。解約条件を明示することによりユーザー30の不安を取り除けば、いつでも、一定の基準で解約手数料を支払うだけであることが明確になるので、結果として、定期ケータリング契約を継続する動機付けになることが期待できる。本実施の形態のような解約手数料の合理的な設定により解約手数料を明示する方法は、高額の解約手数料を設定することによってユーザー30の拘束を図る方法に比べて、ユーザー30に安心感を与えるので好ましい。なお、具体的な解約手数料の設定方法は後述する。
設定した解約手数料は、宅配開始前に締結する契約書等に明示するとともに、毎月の請求書に当月における解約料を印刷して、ユーザー30に明確に伝えるようにする。これにより、ユーザー30の安心感と、いつまで続けた方が得かといった推定(計算)がユーザー自身で行える効果がある。
配送処理部208は、予約注文管理DB258に基づいて、毎日、その日に予約していたユーザー30に食材を配送するための処理を実行する。具体的には、専用容器BX10.1に添付する書類データすなわち、4つのカード801,802,803,804および日付けラベル805と、配送確認表82とを印刷する。
フィードバック情報処理部210は、ユーザー30より、配送したレシピ付き食材に関するフィードバック情報を処理する。たとえば、お客様要望カード803(8032)のQRコードを読取装置241が読取ることでユーザーを特定し、上述のお客様要望カード803(8032)に記入されたアンケートの内容を入力する。そして、入力された内容をサーバ100に転送する。また、フィードバック情報処理部210においても、ユーザー30ごとに、入力された内容を反映する処理を行なう。また、フィードバック情報処理部210は、サーバ100より送信された人気メニューに関する情報を、人気メニューDB260に格納する。
なお、上述の各処理部の機能は、代表的に、ROM11中に格納されたソフトウェアを実行することで実現される。
(ユーザー端末および調理器の機能構成)
図21は、ユーザー端末300および調理器400それぞれの機能構成を示す機能ブロック図である。
図21を参照して、ユーザー端末300は、その機能として、転送処理部302を含む。転送処理部302は、宅配業者端末200より送信された、対象のユーザー30についての予約シーケンス情報を調理器400に転送する処理を行なう。具体的には、たとえば、通信I/F316を介して、宅配業者端末200が提供するホームページより、予約シーケンス情報をダウンロードする。そして、ドライブ装置318aを介し、着脱可能な記録媒体318bにダウンロードした予約シーケンス情報を格納する。
調理器400は、その機能として、取得処理部432と、メニュー特定処理部434と、調理制御部436とを含む。また、調理器400の記憶部418には、ユーザー情報4181と、予約シーケンス情報4182と、シーケンスデータテーブル4183とが記憶される。記憶部418内のデータについては後述する。
取得処理部432は、ユーザー端末300により転送されてきた予約シーケンス情報の取得処理を行なう。たとえば、取得処理部432は、ドライブ装置420を駆動し、メニュー情報が記録された記録媒体318bより予約シーケンス情報を取得する。そして、取得した予約シーケンス情報を、記憶部418に格納する。
メニュー特定処理部434は、操作パネル404からの操作信号に基づき、調理を開始するメニューを特定する処理を行なう。調理制御部436は、特定されたメニューの調理シーケンスデータに応じた調理制御を行なう。
上述の各処理部の機能は、代表的に、ROM11,記憶部418中に格納されたソフトウェアを実行することで実現される。
図22は、調理器400の記憶部418に記憶されるユーザー情報4181のデータ構造の一例を示す図である。
図22を参照して、ユーザー情報4181は、対象のユーザー30についての顧客番号を示すデータ2050と、ユーザー名を示すデータ2051とを含む。
図23は、予約シーケンス情報4182のデータ構造の一例を示す図である。
図23を参照して、予約シーケンス情報4182は、日付を示すデータ2060ごとに、メニュー番号を示すデータ2061と、メニュー名を示すデータ2062と、調理シーケンスNoを示すデータ2063とが記憶される。
シーケンスデータテーブル4183のデータ構造は、図17に示したシーケンスデータテーブル1522と同様である。したがって、説明は繰返さない。
本実施の形態において、調理器400は、過熱水蒸気調理器であるため、同じ料理であっても、油分を落とす量なども調整することができる。したがって、サーバ100において、レシピが開発(または変更)され、シーケンスデータテーブル1522にシーケンスデータを登録する際に、カロリー制限レベルが高い程、油分を落とす量を多くするようなシーケンスが設定されているものとする。
なお、ユーザー情報4181およびシーケンスデータテーブル4183の内容は、調理器400がユーザー30の自宅に設置される際に、予め、メーカー10またはメーカー関連会社50のサービスマンにより、予め、登録されているものとする。また、サーバ100にて新規のレシピが開発された場合には、メーカー関連会社50のサービスマンが新たなシーケンスデータを調理器400にセットできるものとする。このように、メーカー関連会社50のサービスマンが調理器400のデータを更新できるのは、調理器400の所有権がユーザー30ではなくリース会社40にあるためである。
<動作について>
次に、本実施の形態における定期ケータリングシステム1の動作について説明する。
(予約シーケンス情報格納処理)
図24は、本発明の実施の形態の定期ケータリングシステム1において実行される予約シーケンス情報格納処理を示すフローチャートである。本実施の形態において、当該処理は、月単位で実行される。
図24を参照して、宅配業者端末200の読取装置240は、メニュー申込表610から注文情報を読取る(ステップS100)。そして、登録出力処理部204は、ユーザー30ごとに、注文情報が示す予約されたメニュー番号のデータを予約注文管理DB258に登録する(ステップS102)。
注文情報が登録されると、登録・出力処理部204は、対象のユーザー端末300に対し、注文情報が登録されたことを通知する(ステップS106)。具体的には、たとえば、顧客管理DB254に格納されたメールアドレスを送信先とする電子メールを送信する。
ユーザー端末300は、登録通知を受信すると(ステップS108)、転送処理部302は、ユーザー30の指示に基づいて、宅配業者20のホームページにアクセスする(ステップS110)。そうすると、宅配業者端末200により、ホームページ画面が提供される(ステップS112)。ここで、ユーザー端末300の表示部314に表示されるホームページの画面の一例を図25に示す。
図25を参照して、表示部314には、顧客番号を入力するための領域3001と、調理メニューのダウンロードを指示するためのチェックボックス3002と、実行を指示するためのボタン3004とが表示される。なお、図25に示されるように、契約状況の確認を指示するためのチェックボックス3003がさらに設けられてもよい。
図25に示した画面の領域3001に、ユーザーより、顧客番号が入力され(ステップS114)、実行指示ボタン3004が選択されると、転送処理部302は、予約シーケンス情報のダウンロードを要求する(ステップS116)。
宅配業者端末200の登録・出力処理部204は、ダウンロードが要求されると、予約注文管理DB258より、入力された顧客番号に対応する1ヵ月分(代表的に翌月分)の注文情報(メニュー番号)を読出す(ステップS118)。そして、登録・出力処理部204は、読出された注文に基づいて、調理器400に格納すべき予約シーケンス情報を生成する(ステップS119)。ステップS119において、登録・出力処理部204は、ユーザー30ごとに適した調理シーケンスを選択する。具体的には、たとえば、予約されたメニュー番号が「LC2580」で、ユーザーのカロリー制限レベルが「1」であるとすると、ユーザーに適した調理シーケンスNoとして、それらを組み合わせた「LC25801」が選択される。ここで生成された予約シーケンス情報は、図23に示すように、メニュー番号とメニュー名も含む。
宅配業者端末200の登録・出力処理部204は、生成した予約シーケンス情報を通信I/F216を介してユーザー端末300に送信する(ステップS120)。これにより、ユーザー端末300の転送処理部302によって、1ヵ月分の予約シーケンス情報がダウンロードされる(ステップS122)。ダウンロードされた予約シーケンス情報は、記録媒体(たとえばメモリカード)318bに書込まれる(ステップS124)。
ユーザー30によって、予約シーケンス情報が書込まれたメモリカード318bが調理器400のスロット(図示せず)に差し込まれると、調理器400のドライブ装置420は、1ヵ月分の予約シーケンス情報をメモリカード318bから読出す(ステップS126)。取得処理部432は、読出された予約シーケンス情報を記憶部418に格納する(ステップS128)。ここで記憶された予約シーケンス情報が、図23に示した予約シーケンス情報4182である。なお、本実施の形態では、少なくとも、今月分と翌月分との2ヵ月分の予約シーケンス情報が記憶されるものとする。
このようにして、毎月、ユーザーにより予約されたメニューの調理シーケンスデータを特定するための情報が調理器400に格納される。なお、本実施の形態では、月単位で、注文を受付けることを前提としているが、限定的ではなく、たとえば、週単位で受付けてもよい。
(配送前の印刷処理)
図26は、本発明の実施の形態の定期ケータリングシステム1における宅配業者端末200によって実行される配送前の印刷処理を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば、配送対象の食材がある日の当日の午前中に実行される。
図26を参照して、宅配業者端末200の配送処理部208は、対象の顧客(ユーザー30)ごとに、認証情報として機能させるためのたとえば3桁の照合番号を算出する(ステップS200)。
照合番号は、セキュリティと誤配防止の目的で採用しているものであるが、実際上、最低限の効果を奏するには、ユーザー30の操作の際に、配布された食材の顧客番号とメニュー番号とが誤っていないことが確認できるだけでよい。ここでは、安易に推察されず、近隣での重複を避けられる程度のセキュリティを確保できると思われるような、照合番号の計算方法の一例を示す。すなわち、顧客番号とメニュー番号の各英文字で、英文字のアルファベット中の位置から導き出される4桁数字と、引き続く4桁数字とを、所定の計算式により演算することで、3桁の整数を導き出す。
顧客番号の2つの英文字から導き出される4桁数字を「第1特定番号」、メニュー番号の2つの英文字から導き出される4桁数字を「第2特定番号」とすると、照合番号は、“「第1特定番号」×8+「顧客番号の数字」×4+「第2特定番号」×2+「メニュー番号の数字」×1+定数(たとえば781)”により求められた数字(以下「基礎番号」という)の下3桁とする。定数は、無作為に選択した整数であってよい。
たとえば、顧客番号が「AH1002」、メニュー番号が「LC2580」の場合について説明する。
「A」は、01番目、「H」は、08番目であるので、「AH」は、これらを組み合わせた「0108」とする。「L」は、12番目,「C」は、03番目であるので、「LC」は、これらを組合わせた「1203」とする。そうすると、
基礎番号=0108×8+1002×4+1203×2+2580×1+781
=10639
と算出される。したがって、「10639」の下3桁「639」を照合番号として使用する。
なお、以上の手法は、実用上支障のない範囲で一意性のある3桁数字を発生させる初級的なアルゴリズムの一例である。実際のシステム運用に当たっては、より高度な計算方法を採用してもよい。
配送処理部208は、オペレータによる操作に基づいて、対象の顧客ごとに、各カード801,803,803,804およびラベル805のデータを生成する(ステップS202)。また、配送処理部208は、図9に示したような配送確認表82のデータを生成する(ステップS204)。
各データが生成されると、プリンタ242にて、各書類(カード,配送確認表など)が印刷される(ステップS206)。印刷された各カードおよびラベルは、専用容器BX10.1に添付される。
このようにして必要な情報が添付された専用容器BX10.1に、宅配業者20の作業員は、ユーザー30に配送するための食材を入れる。そして、図3に示したように、配送担当者20Aによって、食材が入った専用容器BX10.1が当日中(好ましくは指定時間)に届けられる。
(調理処理)
図27は、本発明の実施の形態の定期ケータリングシステム1において、調理器400により実行される調理処理を示すフローチャートである。当該処理は、ユーザー30より、定期ケータリング契約に基づく調理の開始の指示が入力された場合に、開始される。ユーザー30は、専用容器BX10.1に添付された料理ガイドカード803(8031)に記載された操作手順811(図5)に従い、操作パネル404を操作することができる。以下の処理は、ユーザー30により、調理器400の庫内に、届けられた食材が入れられていると仮定する。
なお、当該調理処理は、食材が届けられた日に実行されることが想定されるが、食材の種類によっては、翌日以降に調理しても良いものもあるため、必ずしも当日でなくてよい。
図27を参照して、はじめに、調理器400のメニュー特定処理部434は、操作パネル404に、照合番号の入力を促す表示を行なう(ステップS302)。たとえば、操作パネル404に、「お料理ガイドに記載された3桁の番号を入力して下さい」というメッセージが表示される。
ユーザー30より照合番号の入力を受付けると(ステップS304)、受付けた照合番号より、所定のアルゴリズムで顧客番号とメニュー番号とを特定する(ステップS306)。具体的には、上述の照合番号算出アルゴリズムにより算出された3桁の番号を解析して、元の顧客番号とメニュー番号とを導出する処理を実行する。
次に、メニュー特定処理部434は、特定した顧客番号およびメニュー番号に基づいて、お客様名と料理名とを操作パネル404に表示する(ステップS308)。本実施の形態では、記憶部418のユーザー情報4181として、調理器400の使用権を与えられた1人のユーザーについての情報のみが記憶されているため、特定された顧客番号が、記憶された顧客番号2050と異なる場合には、たとえば、エラーとして表示される。メニュー特定処理部434は、記憶部418の予約シーケンス情報4182内のメニュー番号2061より特定されたメニュー番号を検索し、合致したメニュー番号に対応するメニュー名を操作パネル404に表示する。なお、もしも、特定されたメニュー番号が、予約シーケンス情報4182内のメニュー番号2061に存在しない場合には、上記と同様に、たとえばエラー表示してよい。
次に、ユーザー30より、開始指示が入力されると(ステップS310)、調理制御部436は、特定されたメニュー番号とユーザーのカロリー制限レベルにより定まる調理シーケンスNoを抽出し、抽出された調理シーケンスNoに応じた調理を開始する(ステップS312)。具体的には、予約シーケンス情報4182において、特定されたメニュー番号と対応付けられた調理シーケンスNoのデータ2063を抽出する。そして、シーケンスデータテーブル4183において、抽出された調理シーケンスNoに対応付けられたシーケンスデータを読出し、読出したシーケンスデータが示す内容(レシピ)に従い、調理制御を開始する。
このように、本実施の形態によると、ユーザー30のカロリー制限レベルに応じた調理が自動的に実行される。そして、調理制御が終わると、レシピ通りの料理が出来上がる。これにより、ユーザー30は、自身のカロリー制限レベルに応じた、レシピ通りの健康的で美味しい料理を味わうことができる。その結果、ユーザー30は、定期ケータリングサービスを利用することにより、自身の好むレシピを味わいながら、肥満、高血圧、糖尿病などの病状を改善したり、摂取カロリーを低減したりすることが可能となる。
また、このような効果により、口コミ等によっても、定期ケータリングサービスを利用するユーザーが増えることも予想される。これにより、宅配業者20は、顧客を増やすことができる。また、メーカー10にとっては、ユーザーの成功体験を引用することにより、メーカー自身として主張が困難な表現によって調理器400を宣伝することもできる。あるいは、調理器400の効果、効用を統計的に意味のあるデータとして消費者一般に伝えることもできる。具体的には、ユーザー30からのフィードバック情報を処理することによって、数多くのユーザーの評価を伝えることもできるし、地域ごとの人気メニューを本システムの会員(ユーザー30)以外の消費者に宣伝することもできる。
なお、定期ケータリング契約を結んだユーザーの数に応じて、メーカー10が宅配業者20に所定金額支払うように定めていてもよい。または、宅配業者20は、会員を増やすために調理器400を一般消費者に宣伝するため、メーカー10は、宅配業者20との契約の際に、宣伝代行代金として所定金額支払うようにしてもよい。デフォルトの契約条件では、宅配業者20は、ユーザー30の代わりに、リース料を支払うが、このように、メーカー10側から宅配業者20にインセンティブを与えることで、本サービスのユーザーを増やす効果を生み出すことが期待できる。
また、宅配業者20がこのようなインセンティブを本サービスの会員に対してその一部を還元することとしてもよく、そのような場合には、メーカー10、宅配業者20、ユーザー30の三者にとって、より魅力的な契約条件を設定することが可能となる。これにより、さらに、本サービスのユーザーを増やす効果を生み出すことが期待できる。
このような、ポジディブフィードバック現象を生み出すことにより、メーカー10、宅配業者20、ユーザー30の三者のそれぞれに対して、有意義な便益を提供することが、定期ケータリングシステム提供の主たる目的の一つであるので、高度な情報処理に基づいて、的確なインセンティブを提供するのが望ましい。
具体的には、宅配業者端末200から、新規の顧客に関する情報が送られてきた場合に、サーバ100は、インターネット6に接続された銀行サーバより、自動的に、所定金額、宅配業者端末200の口座に送金することとしてもよい。
(フィードバック処理)
図28は、本発明の実施の形態における定期ケータリングシステム1において実行されるフィードバック処理を示すフローチャートである。
図28を参照して、宅配業者端末200の読取装置241が、お客様要望カード803(8032)上のQRコード820を読取る(ステップS402)。宅配業者端末200のフィードバック情報処理部210は、読取ったQRコードから顧客番号を特定する(ステップS404)。
次に、フィードバック情報処理部210は、オペレータによる、フィードバック情報すなわち、お客様要望カード803の評価の記入欄821(図6)に記入された内容の入力を受付ける(ステップS406)。なお、オペレータによる入力に限定されず、たとえば、申し込み用紙610を読取るための読取装置240により評価情報が読取られてもよい。
フィードバック情報処理部210は、受付けた内容に応じて、必要であれば、顧客管理DB254の調味料レベル2025を変更する(ステップS408)。具体的には、図6に示した記入欄821の評価項目2(味付け)の欄において、真中以外のボックスが塗り潰されていた場合に、ユーザー好みの味付けとなるように、調味料レベル2025を変更する。なお、フィードバック情報処理部210は、フィードバック情報に基づいて、調味量レベルの調整以外の処理を行なってもよい。
また、フィードバック情報処理部210は、入力されたフィードバック情報を顧客番号と対応付けてサーバ100に送信する(ステップS410)。
サーバ100のフィードバック情報処理部104は、フィードバック情報を受信する(ステップS412)。受信したフィードバック情報は、たとえばハードディスク117の所定の領域に記憶される。このように、本実施の形態によると、調理器400で用いられるレシピに関するフィードバック情報を、宅配業者端末200を介して容易にかつ頻繁に取得することができる。その結果、メーカー10は、レシピの改良・開発を適宜行なうことができ、かつ、そのレシピを宅配業者20に与えることができる。これにより、宅配業者20は、自身でレシピの開発を行なわなくても、新規レシピや改良レシピを入手することができる。その結果、宅配業者20は、レシピの開発等に投入する諸経費を削減することができる。宅配業者20がこのような恩恵を受けることができることも、調理器400のリース料をユーザー30に代わって支払うことができる一因である。
なお、メーカー10は、フィードバック情報を取得すると、たとえばその数に応じて所定金額支払うようにしてもよい。このように、フィードバック情報についても宅配業者20にインセンティブを与えることで、多くのフィードバック情報を吸収することが可能となる。したがって、ここでも、上記と同様に、たとえば、宅配業者端末200から、フィードバック情報が送られてきた場合に、サーバ100は、インターネット6に接続された銀行サーバより、自動的に、所定金額、宅配業者端末200の口座に送金することとしてもよい。
次に、図6に示した記入欄821の評価項目1〜4(料理の量、味付け、野菜、ご飯)それぞれについて、たとえば、月単位で集計する(ステップS414)。集計結果に基づき、料理ごとに、食材および調味料の量や種別を変更してもよい(ステップS416)。
本実施の形態では、フィードバック情報処理部104は、図6に示した記入欄821の評価項目6(全体として満足か否か)について、所定期間(たとえば月)単位で、カロリー制限別の人気メニューランキングを作成する(ステップS418)。具体的には、図29を用いて説明する。
図29は、人気メニュー管理DB156内に格納される、評価管理テーブル1561のデータ構造例を示す図である。
図29を参照して、評価管理テーブル1561には、メニュー番号を示すデータ2080と、カロリー制限レベルを示すデータ2081と、5段階の満足レベル(2,1,0,−1,−2)のデータ欄2082が設けられる。
たとえば、5段階の満足レベルのうち、「2(満足)」と評価されていたとすると、フィードバック情報処理部104は、対応するメニュー番号の欄であって、対象ユーザーのカロリー制限レベルの行の、満足レベル「2」のデータ欄の値を1インクリメントする。このような処理は、フィードバック情報を受信したタイミングで行なわれてよい。そして、たとえば月初めなどに、カロリー制限レベルごとに、満足レベル「2」の値の大きい順に、図30に示すような、人気メニューランキングテーブルを生成する。なお、満足レベル「2」の数値の絶対値によりランキングするものに限定されず、たとえば、相対値によりランキングしてもよい。
図30は、人気メニュー管理DB156内に格納される、人気メニューランキングテーブル1562のデータ構造例を示す図である。
図30を参照して、人気メニューランキングテーブル1562には、カロリー制限レベル2090と対応付けて、月ごとの人気メニュー2091が格納される。具体的には、満足レベル「2」の値の大きい順に、所定の順位(たとえば10位)までのメニュー番号が格納される。
再び図28を参照して、先月分の人気メニューランキングが生成されると、サーバ100のフィードバック情報処理部104は、先月分の人気メニューランキングの情報、すなわち、ランキングされた順位と対応付けてメニュー番号の情報を、宅配業者端末200に送信する(ステップS420)。
宅配業者端末200のフィードバック情報処理部210は、先月分の人気メニューランキングの情報を受信すると(ステップS422)、ハードディスク217内の人気メニューDB260に格納する。これにより、宅配業者端末200の人気メニューDB260にも、図30の人気メニューランキングテーブル1562と同様のデータが格納される。
宅配業者端末200は、人気メニューDB260に格納された情報を、次月分のメニューに反映させる処理を行なう。たとえば、メニュー提供処理部202は、カロリー制限別の人気メニューランキングの情報を、次月分のメニュー表に追加する(ステップS424)。そうすることで、ユーザー30にとっては自分の制限レベルでどれが美味しいかが分かるし、宅配業者20の配送担当者20Aは、ユーザー30がどのカロリー制限レベルか知らないので、プライバシーも守ることができる。
なお、ステップS424の処理において、各月メニューDB256に格納された次月分のメニュー情報を、カロリー制限別ランキングに従い並び替えることで、次月分のメニュー表を作成してもよい。
(契約状況情報報知処理)
図31は、本発明の実施の形態における定期ケータリングシステム1において実行される契約状況情報報知処理を示すフローチャートである。本実施の形態において、契約状況は、毎月発行される請求書に印刷されることで、ユーザー30に報知される。
図31を参照して、報知処理部206は、顧客ごとに、解約金を計算する(ステップS502)。具体的には、宅配業者端末200が備える計時部(図示せず)が出力する現在の日付け(月日)と、顧客管理DB254の契約状況データ2030とに基づいて、解約金を計算する。
ここで、具体的な解約金の設定方法について説明する。たとえば、価格条件を、調理器400の本体価格:100,000円/台、リース総額(1年):111,600円/年・台とする。その場合、月額リース料は、月々9,300円である。一日分の食材費をたとえば1,000円と仮定すると、月額の食材費は30,000円(1,000円*30日)と推定する。そうすると、月額総費用は、39,300円(9,300円+30,000円)である。
解約手数料を式で表わすと、以下のようになる。
途中解約料=リース総額−(月額リース料×経過月数)+宅配解約料
たとえば、4ヵ月使用後、5ヵ月目の冒頭に解約する場合の途中解約料は以下のように計算される。
途中解約料=111,600円−(9,300円×4カ月)+39,300円
=113,700円
定期ケータリングシステム1では、契約終了時に、調理器400の本体を引き取る必要がある。これには、例えば、引き取り費用として、技術料+出張工事料として、10,000円程度の費用が発生する。契約期間満了による契約終了の場合は、引き取り費用は、定期ケータリング契約に含まれる費用として宅配業者20が負担する。しかし、途中解約による契約終了の場合は、定期ケータリング契約外の費用となり、ユーザー30が負担することが適当であると考えられる。
1年契約の場合の、経過月ごとの解約金の逓減具合の一例を図32に示す。
上記のような取り扱いをする背景として、途中解約の場合は、本体価格の償却が完了していないため、宅配業者20は、引き取った本体を整備、安全点検の上で中古販売するなどの施策によって本体価格の未償却分の一部を回収する必要がある。そのため、宅配業者20にとって発生費用の吸収が困難である点が挙げられる。
再び図31を参照して、報知処理部206は、予約注文管理DB258に記憶された先月分の注文データと、予め料理ごとに定められた代金とに基づいて、請求データを生成する(ステップS504)。そして、契約状況情報を載せた請求書を印刷する(ステップS506)。
以上のように、本実施の形態では、契約継続に伴う料金逓減状況を予告することにより、引き続き使用し、定期ケータリングシステム1の便益を享受し続けると、使用料金が逓減していく展望を与えることができるので、途中解約を抑制する効果が期待できる。
また、解約手数料と使用料逓減のデータを随時ユーザー30に開示することよって、ユーザー30が定期ケータリングサービスに満足である限り、契約継続する事の動機付けを与え、上記した途中解約による損失を逓減することができる。また、ユーザー30の顧客満足度を高めることもでき、ユーザー30は、定期ケータリングシステム1による宅配を満足して続けることができる。定期ケータリングシステム提供の主たる目的の一つは、消費者が過熱水蒸気調理器に対して潜在的に抱いている、初期コストに対する懸念と使いこなしに対する懸念を解消する心理的な効果を消費者に与えることであるので、ユーザーに対して束縛感を与えない課金システムが望ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における定期ケータリングシステムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における定期ケータリングシステムにおける物および情報の流れの概要を示す図である。 宅配業者とユーザーとの間で行なわれる食材配送方法の一形態を示す図である。 本発明の実施の形態における専用容器の外観例を示す図である。 食材入りの専用容器の蓋部の上面に配置される3つのカードの内容例を示す図である。 空の専用容器の蓋部の上面に配置される3つのカードの内容例を示す図である。 専用容器の蓋部の側面に配置されるカードおよびラベルの内容例を示す図である。 本発明の実施の形態における食材配送車の保管棚の構成例を示す図である。 配送確認表の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における宅配業者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるユーザー端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における調理器の外観例を示す図である。 本発明の実施の形態における調理器のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 レシピ管理DBにおけるメニューデータテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 レシピ管理DBにおけるシーケンスデータテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 顧客管理DBのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における宅配業者端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 予約注文管理DBのデータ構造の一例を示す図である。 ユーザー端末および調理器それぞれの機能構成を示す機能ブロック図である。 調理器の記憶部に記憶されるユーザー情報のデータ構造の一例を示す図である。 予約シーケンス情報のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の定期ケータリングシステムにおいて実行される予約シーケンス情報格納処理を示すフローチャートである。 ユーザー端末の表示部に表示される宅配業者のホームページの画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の定期ケータリングシステムにおける宅配業者端末によって実行される配送前の印刷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の定期ケータリングシステムにおいて、調理器により実行される調理処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における定期ケータリングシステムにおいて実行されるフィードバック処理を示すフローチャートである。 人気メニュー管理DB内に格納される、評価管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 人気メニュー管理DB内に格納される、人気メニューランキングテーブルのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施の形態における定期ケータリングシステムにおいて実行される契約状況情報報知処理を示すフローチャートである。 1年契約の場合の、経過月ごとの解約金の逓減具合の一例を示す図である。
符号の説明
1 定期ケータリングシステム、6 インターネット、10 メーカー
20 宅配業者、20A 配送担当者、30 ユーザー、40 リース会社
50 メーカー関連会社、80 保管棚、82 配送確認表、100 サーバ
102 レシピ登録処理部、104 フィードバック情報処理部
110,210,310 CPU
111,211,311 ROM
112,212,312 RAM
113,213,313 操作部
114,214,314 表示部
117,217 ハードディスク、118a,218a,318a ドライブ装置
118b,218b,318b 記録媒体
200 宅配業者端末、202 メニュー提供処理部、204 登録・出力処理部
206 報知処理部、208 配送処理部、210 フィードバック情報処理部
240,241 読取装置、242 プリンタ、300 ユーザー端末
302 転送処理部、317 フラッシュメモリ、400 調理器
402 制御部、404 操作パネル、406 ポンプ、408 ダンパ
410 送風ファン、412 蒸気加熱ヒータ、414 蒸気発生ヒータ
416 マグネトロン、418 記憶部、420 ドライブ装置
432 取得処理部、434 メニュー特定処理部、436 調理制御部
482 記憶部、701,702,703 カードホルダ、705 ラベル貼付部
801,802,803,804 カード、805 ラベル
1521 メニューデータテーブル、1522 シーケンスデータテーブル
1561 評価管理テーブル、1562 人気メニューランキングテーブル
2521 メニューデータテーブル、4181 ユーザー情報
4182 予約シーケンス情報、4183 シーケンスデータテーブル
BX10 専用容器、152 レシピ管理DB、154 顧客管理DB
156 人気メニュー管理DB、252 レシピ管理DB
254 顧客管理DB、256 各月メニューDB、258 予約注文管理DB
260 人気メニューDB、116,216,316 通信I/F
215 入出力I/F

Claims (10)

  1. 宅配業者が複数の顧客に対し、一定期間食材を配送するためのケータリングシステムであって、
    前記宅配業者に保有される第1の端末と、
    各前記顧客に対し、一定期間貸し出される複数の調理器と、
    前記第1の端末とインターネットを介して接続され、前記調理器のメーカーに保有されるサーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記調理器での調理シーケンスデータと、調理メニューに対応するレシピ情報とを記憶する第1のレシピ管理データベースを含み、
    前記レシピ情報は、
    各調理メニューに対応する食材データ、および、各調理メニューを特定する情報を有し、
    前記第1の端末は、
    前記顧客に関する情報を管理するための第1の顧客管理データベースと、
    前記サーバより送信された複数の調理メニューに関する前記レシピ情報を記憶するための第2のレシピ管理データベースと、
    前記顧客ごとに、前記顧客からの注文に基づいた調理メニューを特定する情報を記憶する予約注文管理データベースと、
    前記予約注文管理データベースから前記顧客に関連付けられた調理メニューを特定する情報を選択し、当該選択した調理メニューを特定する情報に基づいて前記調理シーケンスデータを特定する情報であるシーケンス識別データを生成し、当該シーケンス識別データを含む予約シーケンス情報を出力するための出力処理手段と、
    前記顧客からのフィードバック情報を取得し、取得した前記フィードバック情報を前記サーバに送信するための処理を行なう第1の情報処理手段とをさらに含み、
    各前記調理器は、
    ネットワークを介することなく登録される複数の前記調理シーケンスデータを記憶するための第1の記憶手段と、
    前記複数の調理シーケンスデータのうち、前記第1の端末より出力された前記予約シーケンス情報により特定される調理シーケンスデータに従い、前記宅配業者により配送された食材の調理を制御するための調理制御手段とを含み、
    前記サーバは、
    前記第1の端末からの前記フィードバック情報を記憶するための第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されたフィードバック情報に基づいて、前記第1のレシピ管理データベースに記憶された前記食材データを変更する第2の情報処理手段とを含み、
    前記第1の顧客管理データベースは、前記顧客ごとに、複数のカロリー制限レベルのうちの1つを記憶し、
    前記レシピ情報は、前記調理メニューごとに、前記カロリー制限レベルに応じた複数の前記シーケンス識別データを有し、
    前記出力処理手段は、前記顧客ごとに、対応する前記カロリー制限レベルに応じて前記シーケンス識別データを選択し、選択された前記シーケンス識別データを含む前記予約シーケンス情報を生成し、
    前記サーバは、前記第1の端末により送信された前記顧客に関する情報を記憶する第2の顧客管理データベースを含み、
    前記レシピ情報は、各前記調理メニューと前記カロリー制限レベルとの組み合わせに対応付けられた、前記食材データおよび前記調理シーケンスデータを有し、
    前記複数の調理器は、過熱水蒸気によって加熱調理する調理器であり、
    前記レシピ情報は、前記顧客に関する情報と前記フィードバック情報に基づき調整される、定期ケータリングシステム。
  2. 前記サーバは、前記フィードバック情報に基づいて、前記カロリー制限レベルごとに人気メニューのランキング情報を生成し、生成した前記ランキング情報を前記第1の端末に送信するための第2の情報処理手段をさらに含み、
    前記第1の端末は、前記サーバより送信された前記ランキング情報を反映させて、前記調理メニューに関する情報を提供するためのメニュー提供手段をさらに含む、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
  3. 前記メニュー提供手段は、前記ランキング情報に基づいて、ランキングの順になるように前記調理メニューを並び替えて前記調理メニューに関する情報を提供する、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
  4. 前記第1の顧客管理データベースは、前記顧客ごとに、調味料レベルをさらに記憶し、
    前記第1の情報処理手段は、さらに、前記フィードバック情報に基づいて、前記調味料レベルを調整する、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
  5. 前記第1の端末とインターネットを介して接続され、各前記顧客により保有される第2の端末をさらに備え、
    前記出力処理手段は、前記第2の端末に、前記予約シーケンス情報を送信する、請求項1〜請求項のいずれかに記載の定期ケータリングシステム。
  6. 前記第2の端末は、前記第1の端末より送信された前記予約シーケンス情報を前記調理器に転送するための処理を行なう転送処理手段を含み、
    前記第1の記憶手段は、前記第2の端末より転送された前記予約シーケンス情報をさらに記憶する、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
  7. 前記第1の顧客管理データベースは、前記顧客ごとに、前記調理器のリース開始日時および契約期間を含む契約状況データをさらに記憶し、
    前記第1の端末は、前記契約状況データに基づいて、所定期間ごとに解約金を算出し、算出した前記解約金を前記顧客に報知するための処理を行なう報知処理手段をさらに含む、請求項1〜請求項のいずれかに記載の定期ケータリングシステム。
  8. 前記報知処理手段は、前記解約金とともに、前記解約金の低減率をさらに報知する、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
  9. 前記第1の端末は、食材を届ける前記顧客を識別するための顧客識別情報と、当該食材に対応する調理メニューを識別するためメニュー識別情報とに基づいて、認証情報を生成し、前記認証情報を、食材の配送に用いられる専用容器に添付するための書類データに付加するための配送処理手段をさらに含む、請求項1〜請求項のいずれかに記載の定期ケータリングシステム。
  10. 前記認証情報は、前記顧客識別情報および前記メニュー識別情報に所定のアルゴリズムを適用することにより計算される数値である、請求項に記載の定期ケータリングシステム。
JP2008221531A 2008-08-29 2008-08-29 定期ケータリングシステム Expired - Fee Related JP4675402B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008221531A JP4675402B2 (ja) 2008-08-29 2008-08-29 定期ケータリングシステム
US12/549,625 US8229804B2 (en) 2008-08-29 2009-08-28 Term catering system and term catering method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008221531A JP4675402B2 (ja) 2008-08-29 2008-08-29 定期ケータリングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010055489A JP2010055489A (ja) 2010-03-11
JP4675402B2 true JP4675402B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=41726710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008221531A Expired - Fee Related JP4675402B2 (ja) 2008-08-29 2008-08-29 定期ケータリングシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8229804B2 (ja)
JP (1) JP4675402B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2982756B1 (fr) 2011-11-18 2013-11-08 Seb Sa Dispositif de cuisson
JP6011918B2 (ja) * 2012-08-07 2016-10-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機システム
JP6168933B2 (ja) 2013-09-09 2017-07-26 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報端末装置の制御方法
IN2013MU03173A (ja) * 2013-10-07 2015-01-16
WO2015085878A1 (zh) 2013-12-09 2015-06-18 珠海优特电力科技股份有限公司 一种方便菜与数字菜谱的权限控制方法、其系统及智能设备
KR20180032234A (ko) * 2016-09-21 2018-03-30 엔에이치엔엔터테인먼트 주식회사 요리 지원 서비스 제공 방법 및 시스템
CN107358495B (zh) * 2017-06-23 2019-12-13 深圳饭来科技有限公司 一种o2o餐饮的实现方法、服务器及智能烹饪装置
KR101952362B1 (ko) * 2017-07-26 2019-02-26 이강용 정기 케이터링(출장음식서비스) 식단 제공 장치 및 방법
CN108552934B (zh) * 2017-09-01 2020-11-10 深圳市饭立得科技有限公司 食物加热熟化装置、方法及系统
CN110599283A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪设备的控制方法、控制系统、烹饪设备及终端
CN110597092A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 控制厨房系统的方法、装置和厨房系统
JP7057729B2 (ja) * 2018-07-19 2022-04-20 シャープ株式会社 情報処理装置、端末装置、情報処理システム、プログラム、および、制御方法
JP2021068045A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 調理家電システム、調理管理方法、および、管理サーバ
CN111476453B (zh) * 2020-03-02 2023-05-12 珠海格力电器股份有限公司 一种确定做菜顺序的方法、装置、终端及计算机可读介质
WO2021201020A1 (ja) 2020-03-31 2021-10-07 株式会社 貝印刃物開発センター 管理サーバ
CN112527902B (zh) * 2020-12-08 2023-01-10 苏州鱼得水电气科技有限公司 一种基于区块链的餐饮人员身体数据共享系统

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131175A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Hitachi Ltd 食材・加工調理品宅配業界における、食材宅配サプライチェーンシステム
JP2002031455A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材の保管用箱及びその箱を有する冷蔵庫及び食材配達システム
JP2002063254A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材受発注供給システム、媒体及び情報集合体
JP2002092134A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材または食品と調理機器を供給するシステム
JP2002269474A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Hitachi Ltd 電化製品賃貸システム
JP2003053315A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Ttt Kk 書類の処分方法、及び、書類の処分用容器
JP2003076907A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Seiko Epson Corp 飲食店情報システム及びその情報収集方法
JP2003108799A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材宅配システム、食材宅配プログラム、食材宅配方法
JP2004021402A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Hitachi Software Eng Co Ltd 料理提供システム
JP2006040270A (ja) * 2004-06-25 2006-02-09 Shoei Insatsu Kk 食事管理のための情報提供システム
JP2006309420A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd 個体レベル商品関連情報管理システム、サーバ、及びプログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5363749A (en) * 1990-03-16 1994-11-15 Tecogen, Inc. Microwave enhanced deep fat fryer
US7092988B1 (en) * 1997-05-27 2006-08-15 Jeffrey Bogatin Rapid cooking oven with broadband communication capability to increase ease of use
JP3778728B2 (ja) 1999-06-15 2006-05-24 シャープ株式会社 電子レンジシステム
US6549818B1 (en) * 1999-07-26 2003-04-15 General Electric Company Cooking appliance and cooking system
US6301564B1 (en) * 1999-08-20 2001-10-09 Helena B. Halverson Dimensional dining restaurant management system
US6789067B1 (en) * 2000-12-19 2004-09-07 Gateway, Inc. Multiple recipe merge with feedback
US6562319B2 (en) * 2001-03-12 2003-05-13 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Radiolabeled irreversible inhibitors of epidermal growth factor receptor tyrosine kinase and their use in radioimaging and radiotherapy
JP2002279255A (ja) 2001-03-22 2002-09-27 Sanyo Electric Co Ltd 食材宅配システム
US6976004B2 (en) * 2001-05-21 2005-12-13 Douglas Wittrup Interactive kitchen control system and method
US6957111B2 (en) * 2001-08-24 2005-10-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Automated system for cooking and method of use
JP2003307313A (ja) 2002-04-15 2003-10-31 Hitachi Ltd 加熱調理システムおよび加熱調理器
KR100519264B1 (ko) * 2002-08-29 2005-10-07 삼성전자주식회사 전자렌지 및 그 제어방법
JP4073455B2 (ja) * 2004-01-19 2008-04-09 松下電器産業株式会社 顧客管理方法及びそのプログラム
US7183518B2 (en) * 2004-09-24 2007-02-27 Michael Near System of food storage preparation and delivery in finished cooked state
JP4065010B2 (ja) 2007-04-13 2008-03-19 シャープ株式会社 調理方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131175A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Hitachi Ltd 食材・加工調理品宅配業界における、食材宅配サプライチェーンシステム
JP2002031455A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材の保管用箱及びその箱を有する冷蔵庫及び食材配達システム
JP2002063254A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材受発注供給システム、媒体及び情報集合体
JP2002092134A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材または食品と調理機器を供給するシステム
JP2002269474A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Hitachi Ltd 電化製品賃貸システム
JP2003053315A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Ttt Kk 書類の処分方法、及び、書類の処分用容器
JP2003076907A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Seiko Epson Corp 飲食店情報システム及びその情報収集方法
JP2003108799A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食材宅配システム、食材宅配プログラム、食材宅配方法
JP2004021402A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Hitachi Software Eng Co Ltd 料理提供システム
JP2006040270A (ja) * 2004-06-25 2006-02-09 Shoei Insatsu Kk 食事管理のための情報提供システム
JP2006309420A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd 個体レベル商品関連情報管理システム、サーバ、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010055489A (ja) 2010-03-11
US8229804B2 (en) 2012-07-24
US20100057540A1 (en) 2010-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4675402B2 (ja) 定期ケータリングシステム
US11133098B2 (en) Food preparation system and method
JP2009205256A (ja) 栄養情報提供システム、サーバ、プログラム
JP2005222191A (ja) メニューオーダ選択支援システム、データセンタおよび店舗システム
JP2002251518A (ja) 料理支援システムおよび食材管理装置
EP2005380A1 (en) System and method for recommending recipes
JP2007193669A (ja) 店内サーバ、店外サーバ、及び注文処理方法
KR20130048055A (ko) 레시피 음식점 운영시스템 및 그 방법
JP6120237B1 (ja) サービスシステム、アプリケーションプログラム及び決済方法
JP2002342437A (ja) 料理提供支援システム、料理提供支援アプリケーションサービス提供システム、プログラム、及び記録媒体
JP5317215B2 (ja) オーダエントリシステムおよび食材販売方法
KR20200064321A (ko) 음식 주문 판매 시스템 및 이를 이용한 음식 주문 판매 방법
KR20010090388A (ko) 인터넷을 이용한 식단 지원 장치 및 방법
JP2002041901A (ja) 食材管理方法
WO2017175354A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
WO2021201020A1 (ja) 管理サーバ
JP4926829B2 (ja) 商品情報管理サーバ、及び商品情報管理方法
JP7095909B2 (ja) 食材注文装置、食材注文方法、及びプログラム
JPWO2020138459A1 (ja) 調理管理方法、調理管理システム、調理管理サーバ、及び、調理機器
JP7499432B2 (ja) サービス提供システム、サービス提供方法、及びサービス提供プログラム
JP7503531B2 (ja) 仲介装置、プログラム、および情報処理方法
JP2023016096A (ja) 提案装置、情報処理システム、提案方法、及び、プログラム
JP2024030804A (ja) 情報提供サーバ、情報提供システム、情報提供方法及びプログラム
Haque DAWLANCE (Private) Limited: The Air Fryer Microwave Oven Launch
KR20220072268A (ko) 인터넷을 이용한 식사 배달 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101111

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4675402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees