JP2003053315A - 書類の処分方法、及び、書類の処分用容器 - Google Patents
書類の処分方法、及び、書類の処分用容器Info
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Abstract
く、封緘したまま処分するための処分方法を提供するこ
と。 【解決手段】 容器16は、外容器16aと内容器16
bよりなる。内容器16bは、白色系の紙からなる。内
容器への書類の投入が不能になると、排出者は、外容器
16aから内容器16bを取り出す。その後、蓋17を
閉め、テープ等を利用して内容器16bを封緘する。排
出者は、外容器16aの電子媒体18又は二次元バーコ
ードから固定情報を読取り、新規情報を入力して管理情
報を作成する。その後、排出者は、出力装置を利用し
て、白黒の二次元バーコードをシール形態で印刷し、そ
の二次元バーコードを内容器16bに接着等により添付
する。内容器16bはそのまま、溶解処分に付される。
Description
管し、その後、廃棄処分をするための書類の処分方法に
関する。また、本発明は、重要書類を一時的に保管し、
その後、廃棄処分に付すための処分用容器に関する。
載されている。また、請求書等の書類には法人の経理情
況を把握できる情報が記載されている。病院内や法人内
において、これらの書類は厳しい管理下におかれてい
る。
は、運搬者や処分者の手に委ねられることになる。その
ため、病院等で厳しい管理下におかれていても、病院等
の外に出た場合、これらの書類は、管理の徹底ができな
い状況下におかれることになる。従来、処分を確実に行
うため、最終処分場に担当者を派遣し、実際に書類等が
処分されたかどうかを確認する作業を行っていた。
り、又は再利用のための溶解されたりする。このうち、
容器ごと焼却したり、容器ごと溶解したりすることが好
ましい。さもなければ、処分時において、秘密書類を容
器から取り出した際に、その秘密書類が第三者の目に触
れることになる。
触れさせることなく処分するための処分方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、重要書類を排出者か
ら処分者まで、追跡することができる処分方法を提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、重要書類を
処分するに際し、封緘したまま、処分することができる
処分用容器を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、重要書類を処分するに際し、を有効利用するこ
とができる、処分用容器を提供することにある。
を投入するための容器を準備し、前記容器内に投入した
書類について管理情報を作成し、前記管理情報を電子媒
体に記録し、前記容器に前記電子媒体を添付し、前記容
器を封緘したまま処分することを特徴する、書類の処分
方法により前記課題を解決した。
別体で前記内容器と対になる外容器より構成され、前記
外容器に固定情報を記録した媒体を添付し、前記管理情
報を、外容器から読み取った固定情報と、新規に入力す
る変動情報より作成し、当該管理情報を電子媒体に記録
することが好ましい。
容器を準備する。この容器は、内容器と外容器より構成
されていることが好ましい。内容器は外容器と対になっ
ている。内容器は、例えば、引き出し付きケースのトレ
ーのように上方のみ開口した直方体の容器である。外容
器は、例えば、引き出し付きケースのケースのように、
前方のみ開口した直方体の容器である。内容器は、例え
ば、外容器に対して引き出し可能に構成され、内容器の
み交換可能である。また、内容器は、上方の開口を覆う
蓋を一体に備えている。蓋を利用して開口を覆うこと
で、内容器は、それ単独で封緘することができるように
なっている。
に容器内で書類を保管する。一定量投入して内容器に書
類の投入が不能になったり、一定期間経過して書類の定
期的な処分時期になったりすると、排出者は、外容器か
ら内容器を取り出す。この際、投入した書類の管理情報
を作成する。管理情報の作成は、排出者のシステムを使
用して行う。排出者は、市販で入手可能なパーソナルコ
ンピュータを利用して、電子データの管理情報を作成す
る。管理情報には、排出者を特定する情報に加えて、書
類の内容を含める。
器には、予め、固定情報を記録した媒体を添付しておく
ことが好ましい。記録媒体は、例えば、電子的に読取可
能なRFタグや磁気カードである。記録媒体には、排出
者を情報や、外容器が設置されている部署名を記録して
おく。管理情報の作成時、固定情報を外容器に添付した
記録媒体から入手することにより、管理情報を容易且つ
迅速に作成することができる。
可能なバーコードである。外容器に添付する記録媒体
は、固定情報を記録する役割があるので、読取ができれ
ば十分である。このようなバーコードは、排出者独自が
作成してもよい。その後、引渡日、運搬者、書類の詳細
な情報を管理情報に追加する。情報量が多くなる場合
は、二次元バーコードを利用することが好ましい。
た内容器に添付する。本形態では、電子媒体に管理情報
を入力して、その電子媒体を内容器に添付する。他の形
態として、管理情報をバーコードとして印刷して、内容
器に添付してもよい。その後、電子媒体又はバーコード
を添付した内容器を搬出する。外容器には、別の新しい
内容器が組み合わされる。
部入力してもよいが、好ましくは、一部のみ入力する。
管理情報の中には、封緘した容器内の書類に関する情報
も含まれる。したがって、書類に関する情報を削除した
残余の情報のみ、電子媒体又はバーコードに入力するこ
とが好ましい。こうすることにより、万が一、電子媒体
又はバーコードが読み取られたとしても、書類に関する
情報は秘密に付され、容器を開封しない限り、書類に関
する情報を入手することができなくなる。
る。また、管理情報は、排出者から他の者、例えば、情
報管理者を介して一括して処分者に送信される。また、
管理情報は、電子媒体又はバーコードと同様に、一部の
み処分者に送信される場合もある。こうすることによ
り、書類に関する情報を処分者にも秘密に付すためであ
る。一方、内容器は、運搬者の手によって排出者から処
分者に配送される。処分者は、排出者から管理情報を受
信する。処分者は、運搬者が搬入した内容器の電子媒体
又はバーコードから情報を読み取る。その後、排出者か
ら得た情報とマッチングを行い、適正に運搬されたこと
を確認する。
う場合、容器ごと溶解処分にする。この際、重要情報に
ついては、封緘を解くことなく溶解することが好まし
い。本発明では、この要求に応えるべく、第1に、内容
器を白色系の紙製としている。こうすることにより、封
緘を解くことなく、内容器ごと溶解することができる。
紙製書類を再利用するには、段ボールのような白色系以
外の容器を利用すると、再生紙の品質の低下を招く。そ
のため、内容器を白色系の紙製とすることが好ましい。
第2に、バーコードにより管理情報を内容器に添付して
いる。電子媒体によって、管理情報を内容器に添付する
と、処分時に電子媒体を除去することが必要である場合
がある。そのため、本発明では、白黒の二次元バーコー
ドを利用することにより、そのまま内容器ごと溶解でき
るように配慮している。
る書類の処分方法及び処分用容器の実施形態を説明す
る。図1は、本発明による書類の処分方法を示す概略図
である。本発明は、官公庁や企業の秘密情報を記録した
書類、病院のカルテ、これらの文書情報を処分したり、
書類を所定期間保管した後に書類を秘密裏に廃棄処分す
るための方法に関する。例えば、病院のカルテには個人
情報が記録されており、プライバシー保護のため保管及
び処分を確実に行う必要がある。まず、本発明では、容
器に収納した書類の内容を、外見上不明にした状態にし
て運搬者、保管者及び処分者に引渡し、外見上不明であ
っても処分者が容器に収納した書類を特定できるように
なっている。
ステム、処分者である廃棄物処分場12のシステムとイ
ンターネット等のネットワークを介して接続されてい
る。病院10では、カルテを所定の容器に逐次投入す
る。一定量投入して容器に書類の投入が不能になった
り、一定期間経過して書類の定期的な処分時期になった
りすると、排出者は、書類の処分を行う。
搬する。病院10から容器が搬出される際、運搬者11
及び廃棄物処分場12では、容器に収納した書類が秘密
に付される。管理者14は、病院10と廃棄物処分場1
2において、容器に添付した情報を確認する。管理者1
4は、病院10と廃棄物処分場12から情報を受信し、
容器が確実に運搬されたことを確認する。
容器16は、外容器16aと内容器16bよりなる。本
実施形態の容器16は、引き出しタイプの容器である。
外容器16aは、前方を開放した直方体の容器である。
内容器16bは、上方を開放した直方体の容器である。
容器16は、外容器16aから内容器16bを引き出す
ことにより、内容器16bに書類を投入できるようにな
っている。
チック製でなる。外容器16aは、半永久的に使用され
る。内容器16bは、紙製である。内容器16bは、交
換可能に構成されている。書類を内容器16bごと、廃
棄処分にするためである。
る。蓋17は、内容器16bを封緘するために設けられ
ている。この内容器16bは、白色系の紙からなる。書
類を処分する際、特に、溶解して紙を再利用する際、書
類と同様の色調であることが好ましい。そうでなけれ
ば、書類を内容器16bから取り出して、書類と内容1
6bを選別しなければならない。本発明では、重要書類
を処分することを目的としているため、内容器16bを
封緘した状態で溶解に付す必要がある。そのため、内容
器16bは、書類と同等な白色系の紙からなる。なお、
外容器16aは、溶解されることなく、排出者において
継続利用されるので、材質及び色調について限定されな
い。
果、内容器への書類の投入が不能になったり、一定期間
経過して書類の定期的な処分時期になったりすると、排
出者は、外容器16aから内容器16bを取り出す。そ
の後、蓋17を閉め、テープ等を利用して内容器16b
を封緘する。
添付されている。電子媒体18には、病院等の所轄に関
する情報を予め記録しておく。この情報は、外容器16
aに固有の固定情報である。また、電子媒体18の代わ
りに、二次元バーコードを利用して、外容器16aに固
定情報を記録しておくてもよい。
ディターミナル22、端末装置24が備えられている。
端末装置24は記憶装置を内蔵している。ハンディター
ミナル22は、電子媒体18への書込及び読取ができ、
二次元バーコードの読取ができる装置である。もっと
も、ハンディターミナル22は読取りのみできるような
装置でもよい。ハンディターミナル22は、有線又は無
線で端末装置24に接続されている。端末装置24は、
市場で入手可能なパーソナルコンピュータであり、所定
のソフトウェアがインストールされている。端末装置2
4は、インターネット等のネットワークNに接続されて
いる。
る。管理情報は、排出者である病院が作成する。排出者
10は、外容器16aの電子媒体18又は二次元バーコ
ードから、管理情報に固定情報を入力する。その後、日
時等の時間に関する情報や、運搬者の情報や、書類の詳
細な情報等の変動情報を入力する。運搬者による内容器
16bの引取時には、運搬者に関する情報が、ハンディ
ターミナル22により読み取られ、管理情報に加えられ
る。この引取時間も、管理情報に加えられる。
わち、プリンタ26が備えられている。排出者10は、
管理情報を作成した後、二次元バーコードをシールの形
態で印刷する。情報量が少ない場合は、一次元バーコー
ドでもよいが、処分を確実にするには情報量の多い二次
元バーコードを利用することが好ましい。排出者10
は、二次元バーコードシール28を内容器16bに接着
等により添付し、これにより、そのまま溶解処分可能な
内容器16bが完成する。内容器16bは、外見上、内
容物が秘密裏に保たれており、運搬者には内容物を見る
ことができない。また、外見上、意味不明は二次元バー
コード28でしか内容器16bを特定することができな
くなっている。もっとも、特定の者は、マニフェスト及
び二次元バーコード28から、内容器16bの中味を知
ることができる。
に関連付けるために二次元バーコードのシール28を利
用しているが、内容器16bにも外容器16aに添付し
た電子媒体と同じ電子媒体を添付してもよい。この場
合、ハンディターミナル22を利用して、完成した管理
情報を電子媒体に入力する。また、タグ形態の電子媒体
であれば、ワイヤーや針金によって電子媒体を内容器1
6bに添付してもよい。電子媒体を利用する場合、内容
器16bに接着するより、ワイヤー等によって電子媒体
が内容器16bと分離可能なように添付しておくことが
好ましい。
ない。ただし、運搬者11は、車両カード28及び運転
者カード30を携帯する。車両カード28及び運転者カ
ード30は、管理者14が予め運搬業者11に交付して
いる。車両カード28は、磁気カード等の電子媒体であ
る。電子媒体は、運搬者11が輸送に利用する車両毎に
準備されている。車両カード28には、運搬者11及び
車両を特定する情報、例えば、運搬業者名称、車種名、
車両番号等が記録されている。運転者カード30も、磁
気カード等の電子媒体である。電子媒体は、運搬者11
の運転者毎に準備されている。運転者カード30には、
運転者を特定する情報、例えば、運転者の氏名、免許証
番号等が記録されている。
ィターミナル32、記憶装置内蔵の端末装置34が備え
られている。ハンディターミナル32は、排出者のハン
ディターミナルと同じである。記憶装置は、ハンディタ
ーミナル32が読み取った情報、管理者との間で送受信
した情報を保存する機能を備えいている。ハンディター
ミナル32は、有線又は無線で端末装置34に接続され
ている。端末装置34は、ルータを介してインターネッ
ト等のネットワークNに接続されている。
ャートに基づき説明する。図6は、排出者が、容器16
の外容器16aに固定情報を入力する際のフローチャー
トである。排出者は、端末装置24を利用し、排出者名
称、住所等、ずに示す固定情報を電子データとして作成
する(ステップa1)。その後、外容器16aの電子媒
体18に、ハンディターミナルを利用して固定情報を入
力する(ステップa2)。
aに固定情報を入力する際の他のフローチャートであ
る。排出者は、端末装置24を利用し、排出者名称、住
所等、ずに示す固定情報を電子データとして作成する
(ステップb1)。その後、出力装置26を利用して、
固定情報を記録した二次元バーコードをシール形態で印
刷する(ステップb2)。そして、容器16aのの外容
器16aに、その二次元バーコードのシールを接着する
(ステップb3)。
となる容器を移送する際のフローチャートである。管理
者は、排出者に対して容器を提供し(ステップS1)、
排出者はその容器を受領する(ステップS11)。初回
のみ、外容器16a及び内容器16bが提供される。ま
た、内容器16bのみ複数個提供されてもよい。
体を提供し(ステップS2)、排出者はその容器を受領
する(ステップS12)。この電子媒体は、外容器16
aに固定情報を入力するためのものであり、排出者は、
図6のフローチャートにしたがって、排出者名称等の固
定情報を電子媒体18に入力する。もっとも、電子媒体
の代わりに、排出者は、二次元バーコードをシール形態
で印刷して、外容器16aに接着してもよい。
ることに加えて、所有権を管理者にした状態で、排出
者、処分者、運搬者に貸与する形態をとってもよい。容
器や電子媒体を貸与する形態であると、容器や電子媒体
を取り扱う者が不法投棄という行為に対して、その行為
を制限する意識を与えられる。
る書類が内容器16bに投入される。一定量投入して内
容器16bに書類の投入が不能になったり、一定期間経
過して書類の定期的な処分時期になったりすると、排出
者は、外容器16aから内容器16bを取り出す(ステ
ップS13)。
は二次元バーコードから固定情報を読取り、端末装置に
その固定情報を入力する(ステップS14)。その後、
引取日や書類の重要情報を端末装置に変動情報として入
力する(ステップS15)。そして、内容器16bを密
閉封緘する(ステップS16)。
を受け、車両カード及び運転者カードを持参して排出者
に向う。運搬者は、排出者に対して車両カード及び運転
者カードを提示する(ステップS21・ステップS2
2)。
カード及び運転者カードを読取って管理情報に入力する
(ステップS17・ステップS18)。さらに、端末装
置において、車両カード及び運転者カードの情報を入力
した際、搬出時管理情報に時期的情報として搬出日や搬
出時間を追加入力する(ステップS19)。もっとも、
車両カード及び運転者カードを読み取った際に、自動的
に搬出日時を管理情報に入力するようにしておいてもよ
い。
プS18までの手順で管理情報を作成する。その後、排
出者は、出力装置を利用して、白黒の二次元バーコード
をシール形態で印刷し、その二次元バーコードを内容器
16bに接着等により添付する(ステップS19)。こ
の状態において、内容器16bは、在中書類やバーコー
ドとともに溶解処分できる形態になる。また、外観上、
内容器16b内の書類がどのようなものかが不明であ
る。
20)、運搬者はこれを車両に積載する(ステップS2
3)。運搬者側では、容器に収納した書類の内容が不明
である。容器の引取に車両カード及び運転者カードの提
示が必要であり、搬出日時も登録されているので、不正
を行いにくい。
者に送信し(ステップS20−2)、管理者はこれを受
信する(ステップS3)。管理情報には、排出者に関す
る所定の情報に加えて、容器に収納した書類の内容、電
子媒体の識別子の情報、運搬者に関する情報、搬出日時
が記録されている。管理者は、受信した情報を一時的に
保存する(ステップS4)。
する(ステップS5)。処分者は、管理者から搬入情報
を予定として受信する(ステップS31)。なお、管理
者は、処分者に対して、管理情報のうち、排出者や運搬
者の所定の情報のみ送信し、内容器16bに内在する書
類の情報は秘密にしておく。こうすることにより、第三
者が書類に関する情報を知る機会がなくなる。内容器1
6b自体及びバーコードのシールについては、そのまま
溶解処分できる形態となっているので、処分者が、内容
器16bを開封して内容器16bに内在する書類の情報
を知る機会もない。もっとも、処分者における秘密漏洩
がないことが確認できれば、管理者から処分者に総ての
情報を送信し、処分者において引取判定を行ってよい。
搬し(ステップS24)、処分者において容器を脱荷す
る(ステップS25)。運搬者は、排出者のときと同様
に、処分者に対して車両カード及び運転者カードを提示
する(ステップS26・ステップS27)。
カード及び運転者カードを読取る(ステップS32・ス
テップS33)。さらに、端末装置において、車両カー
ド及び運転者カードの情報を入力した際、搬入時情報と
して搬入日や搬入時間を追加入力する(ステップS3
4)。もっとも、車両カード及び運転者カードを読み取
った際に、自動的に搬入日時を入力するようにしておい
てもよい。
容器に添付した二次元バーコードから所定の情報を読み
取る(ステップS35)。その後、管理者に対して、読
み取った情報を送信し(ステップS36)、管理者はこ
の情報を受信する(ステップS6)。
と、処分から受信した情報をマッチングする(ステップ
S7)。マッチングは、(1)運搬者に関する情報が一
致するか否か、(2)排出者の所在地と処分者との所在
地との距離から、搬出日時と搬入日時とを参照した運搬
時間が適切がどうか、(3)電子媒体の識別子の情報が
搬出時と搬入時に一致するか否かについて行う。情報一
致や時間が適正である場合には、処分者に対して引取可
の信号を送信し、処分者は運搬者から容器を引き取る
(ステップS37)。処分者は、管理者に対して容器を
引き取ったことを送信する(ステップS38)。その
後、処分者は、容器ごと、溶解処分する。こうすること
で、排出者及び管理者しか書類に関する情報に接するこ
とがなく、第三者の目に触れることなく、書類を安全に
処分することができる。管理者は、処分者が容器を引き
取ったことを受信し(ステップS8)、そのことを排出
者に送信し(ステップS9)、排出者はこれを受信する
(ステップS20−3)。
能性がある場合には、処分者に対して不正があった情報
を送信する(ステップS9)。処分者は、これを受信
し、処分者をそのまま拘束する(ステップS40)。
とが好ましい。発信機はGPSによって追跡される。発
信機を添付した容器16の経路は、時間軸に沿って管理
者が記録する。
要はない。ただし、外見上、発信機が内在していること
は不明にしておく。こうすることにより、運搬者は、運
搬中の容器16に発信機が混在しているかどうかが不明
である。発信機で追跡されていることがあるという意識
付けを運搬者に行うことで、運搬者は運搬に慎重とな
る。管理者は、排出者から管理情報を受信した際、容器
をGPSで追跡する。
器の実施形態を例示するものであり、本発明の範囲は上
記実施形態に限定されるべきでない。
分者を含めて、重要書類を第三者の目に触れさせること
なく、すなわち、病院のカルテ等の個人情報を外部に漏
洩させることなく、排出者と、必要に応じて管理者が、
書類の内容を把握し、処分時までその書類を追跡して処
分することができる。また、処分に利用する容器自体を
溶解可能に構成しており、処分時に容器及び書類の搬入
を白黒のバーコードにより確認するので、処分時に容器
を開封することなく紙の溶解工程に容器ごと投入するこ
とができる。
斜視図。
すテーブル。
ローチャート。
を示すフローチャート。
ーチャート。
Claims (14)
- 【請求項1】 書類を投入するための容器を準備し、前
記容器内に投入した書類について管理情報を作成し、前
記管理情報を電子媒体に記録し、前記容器に前記電子媒
体を添付し、前記容器を封緘したまま処分することを特
徴する、書類の処分方法。 - 【請求項2】 前記容器が、内容器と、該内容器と別体
で前記内容器と対になる外容器より構成され、前記外容
器に固定情報を記録した媒体を添付し、前記管理情報
を、外容器から読み取った固定情報と、新規に入力する
変動情報より作成し、当該管理情報を電子媒体に記録す
ることを特徴とする、請求項1記載の書類の処分方法。 - 【請求項3】 前記管理情報の一部を電子媒体に記録す
る、請求項1又は2記載の書類の処分方法。 - 【請求項4】 前記電子媒体に記録した管理情報を処分
者に送信し、前記内容器に添付した電子媒体から読み取
った情報を前記管理情報とマッチングすることを特徴と
する、請求項1乃至3のいずれかに記載の書類の処分方
法。 - 【請求項5】 書類を投入するための容器を準備し、前
記容器内に投入した書類について管理情報を作成し、前
記管理情報をバーコードとして印刷し、前記容器に前記
バーコードを添付し、前記容器を封緘したまま処分する
ことを特徴する、書類の処分方法。 - 【請求項6】 前記容器が、内容器と、該内容器と別体
で前記内容器と対になる外容器より構成され、前記外容
器に固定情報を記録した媒体を添付し、前記管理情報
を、外容器から読み取った固定情報と、新規に入力する
変動情報より作成し、当該管理情報をバーコードとして
印刷することを特徴とする、請求項5記載の書類の処分
方法。 - 【請求項7】 前記管理情報の一部をバーコードとして
印刷する、請求項5又は6記載の書類の処分方法。 - 【請求項8】 前記管理情報を処分者に送信し、前記内
容器に添付したバーコードから読み取った情報を管理情
報とマッチングすることを特徴とする、請求項5乃至7
のいずれかに記載の書類の処分方法。 - 【請求項9】 前記バーコードを白黒の二次元バーコー
ドとして印刷し、当該二次元バーコードを内容器に接着
したことを特徴とする、請求項5乃至8のいずれかに記
載の書類の処分方法。 - 【請求項10】 書類を投入するための内容器と、前記
内容器と別体で前記内容器と対になる外容器とを備え、 前記内容器が;前記外容器に対して交換可能であり、 白色系の紙材料からなり、 封緘可能な蓋を備えている、ことを特徴とする、書類の
処分用容器。 - 【請求項11】 前記外容器に、データを記録可能な電
子媒体を添付した、請求項10記載の書類の処分用容
器。 - 【請求項12】 前記内容器に、データを記録可能な電
子媒体を添付した、請求項11記載の書類の処分用容
器。 - 【請求項13】 前記外容器に、データを記録した光学
的に読取可能なバーコードを添付した、請求項10記載
の書類の処分用容器。 - 【請求項14】 前記内容器に、データを記録可能な電
子媒体を添付した、請求項13記載の書類の処分用容
器。
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