WO2021201020A1 - 管理サーバ - Google Patents

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Abstract

企業200によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザ10によって選択された選択日時及び選択空間においてユーザ10が料理を作ることを可能とする管理サーバ100は、ユーザ10の確定情報及びプロフィール情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理部101と、空間に関する情報を含む企業情報を管理する企業情報管理部102と、ユーザ情報及び企業情報に基づいて料理のレシピを決定するレシピ決定部103と、レシピに基づいて料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を注文する注文部105と、ユーザに対して提供するレシピに係るコンテンツを管理するコンテンツ管理部104とを具備する。ユーザ情報の確定情報は、空間及び日時を示す情報を含み、空間に関する情報は、空間の使用に関する制約情報を含む。

Description

管理サーバ
 本発明は、管理サーバに関する。
 従来、ユーザに対して料理のレシピを提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1又は2参照)。
 従来、ユーザの自宅等に対して料理を作るための食材や調味料を配送するシステムが知られている(例えば、特許文献3又は4参照)。
 従来、通信ネットワークを介してユーザに対して料理のレシピを提供するシステムが知られている(例えば、特許文献5~8参照)。
特開2019-200623号公報 特許第6591115号 特開平9-274629号公報 特開2010-055489号公報 特開2002-288351号公報 特開2017-199296号公報 特開2004-086684号公報 特開2003-022305号公報
 一般的に、共働きの世帯では、料理をゆっくり作る時間を取ることが難しいという悩みを有しているため、上述のシステムによって、料理のレシピを提供し、料理を作るための食材や調味料を自宅に配送したところで、かかる悩みを根本的に解決することができない。
 かかる悩みを解決するために、宅食や中食等を活用することが考えられるが、これらを活用することは、高コストに繋がるために持続することが困難であるし、頻繁に活用することは罪悪感に繋がるし、味もマンネリになってしまう等の問題点があった。
 そこで、本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、上述の共働きの世帯の悩みを根本的に解決することができる管理サーバを提供することを目的とする。
 本開示の第1の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間においてユーザが料理を作ることを可能とする管理サーバであって、前記ユーザの確定情報及びプロフィール情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、前記空間に関する情報を含む企業情報を管理する企業情報管理部と、前記ユーザ情報及び前記企業情報に基づいて、前記料理のレシピを決定するレシピ決定部と、前記レシピに基づいて、前記料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を注文する注文部と、前記ユーザに対して提供する前記レシピに係るコンテンツを管理するコンテンツ管理部とを具備し、前記ユーザ情報の確定情報は、前記空間及び前記日時を示す情報を含み、前記空間に関する情報は、前記空間の使用に関する制約情報を含むことを要旨とする。
 本開示の第2の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択されて選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、前記ユーザごとに、味付けの好みを示す味の志向情報を含むユーザ情報を管理するように構成されているユーザ情報管理部と、前記ユーザごとに、前記選択日時を示す日時情報と、前記選択空間を示す空間情報と、前記ユーザによって選択された料理を示す選択料理情報と、前記料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、前記料理の分量を示す分量情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、前記料理の食材と共に、第1調味料及び第2調味料を発注するように構成されている発注部と、前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部とを具備しており、前記発注部は、ユーザごとに、前記味の志向情報と前記選択料理情報と前記分量情報とに基づいて、前記ユーザごとの前記第2調味料の発注量を決定するように構成されており、前記第1調味料は、前記指定空間において在庫管理され、複数の前記ユーザによって共用される調味料であり、前記第2調味料は、前記指定空間において在庫管理されず、前記ユーザごとに前記料理を作る際に個別に用いられる調味料であることを要旨とする。
 本開示の第3の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、前記ユーザごとに、味付けの好みを示す味の志向情報を含むユーザ情報を管理するように構成されているユーザ情報管理部と、前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報と、料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、前記料理の分量を示す分量情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記選択日時に関連付けられている前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部と、を具備しており、前記コンテンツ配信部は、前記味の志向情報と前記コンテンツ情報と前記分量情報とに基づいて、前記ユーザごとに、前記レシピ内における食材及び調味料の少なくとも一方についての分量の記載を変更した前記コンテンツを生成して配信するように構成されていることを要旨とする。
 本開示の第4の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、前記料理を作るために用いられる調理器具と、前記調理器具を用いる調理時間とを関連付ける調理器具情報を管理するように構成されている調理器具情報管理部と、前記調理器具情報に基づいて、前記ユーザごとの推奨料理を決定するように構成されている料理提案部と、前記ユーザに対して前記推奨料理を通知し、前記ユーザによって前記推奨料理の中から選択された前記料理の組み合わせを受信するように構成されているユーザインターフェイスと、前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記料理の組み合わせを示す選択料理情報と、前記選択料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記選択日時に関連付けられている前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部と、を具備していることを要旨とする。
 本開示の第5の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、前記指定日時を示す指定日時情報と、前記指定空間を示す指定空間情報と、前記指定空間の使用に関する制約情報とを関連付ける企業情報を管理するように構成されている企業情報管理部と、前記予約情報及び前記企業情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において前記料理を作ることが可能な残りのユーザ数を示す利用可能ユーザ数或いは前記指定日時の前記指定空間において作ることが可能な残りの料理の分量を示す利用可能分量を決定するように構成されている決定部と、前記ユーザに対して、前記利用可能ユーザ数或いは前記利用可能分量を通知するように構成されているユーザインターフェイスとを具備することを要旨とする。
 本開示の第6の特徴は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、前記ユーザごとに、前記ユーザによる前記サービスの予約に応じて、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報とを関連付ける予約情報を生成して管理するように構成されている予約情報管理部と、前記指定日時を示す指定日時情報と、前記指定空間を示す指定空間情報と、前記指定空間の使用に関する制約情報とを関連付ける企業情報を管理するように構成されている企業情報管理部と、前記企業情報管理部を参照して、前記制約情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において作ることができる前記料理の種類を決定するように構成されている決定部と、前記決定部によって決定された前記料理の種類に基づいて、ユーザ予約画面上で、前記指定日時の前記指定空間において前記ユーザが選択可能な前記料理の種類を限定するように構成されているユーザインターフェイスと、を具備することを要旨とする。
 本開示によれば、上述の共働きの世帯の悩みを根本的に解決することができる管理サーバを提供することができる。
図1は、第1~第6実施形態に係るサービス提供システム1の全体概略構成の一例を説明するための図である。 図2は、第1実施形態に係る管理サーバ100の機能ブロックの一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る管理サーバ100のユーザ情報管理部101によって管理されるユーザ情報の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る管理サーバ100の企業情報管理部102によって管理される企業情報の一例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るサービス提供システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。 図6は、第2、第3実施形態に係る管理サーバ100の機能ブロックの一例を示す図である。 図7は、第2、第3実施形態に係る管理サーバ100のユーザ情報管理部201によって管理されるユーザ情報の一例を示す図である。 図8は、第2~第4実施形態に係る管理サーバ100の企業情報管理部202/302によって管理される企業情報の一例を示す図である。 図9は、第2、第3実施形態に係る管理サーバ100のユーザインターフェイス204によって提供されてユーザ10の端末20に表示されるユーザ予約画面の一例を示す図である。 図10は、第2、第3、第5、第6実施形態に係る管理サーバ100の予約情報管理部205/405によって管理されるユーザ情報の一例を示す図である。 図11は、第2実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、第3実施形態に係る管理サーバ100のコンテンツ配信部207によって端末20上に表示されるレシピに対応するコンテンツの一例を示す図である。 図13は、第3実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、第4実施形態に係る管理サーバ100の機能ブロックの一例を示す図である。 図15は、第4~第6実施形態に係る管理サーバ100のユーザ情報管理部301/402によって管理されるユーザ情報の一例を示す図である。 図16は、第4実施形態に係る管理サーバ100の調理器具情報管理部309によって管理される調理器具情報の一例を示す図である。 図17は、第4実施形態に係る管理サーバ100のユーザインターフェイス304によって提供されてユーザ10の端末20に表示されるユーザ予約画面の一例を示す図である。 図18は、第4実施形態に係る管理サーバ100の予約情報管理部305によって管理されるユーザ情報の一例を示す図である。 図19は、第4実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例を示すフローチャートである。 図20は、第5、第6実施形態に係る管理サーバ100の機能ブロックの一例を示す図である。 図21は、第5実施形態に係る管理サーバ100の企業情報管理部402によって管理される企業情報の一例を示す図である。 図22は、第5実施形態に係る管理サーバ100のユーザインターフェイス404によって提供されてユーザ10の端末20に表示されるユーザ予約画面の一例を示す図である。 図23は、第5実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例を示す 図24は、第6実施形態に係る管理サーバ100の企業情報管理部402によって管理される企業情報の一例を示す図である。 図25は、第6実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例を示す。
 以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら、説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1実施形態)
 以下、図1~図5を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
 図1~図5を参照して、本実施形態に係るサービス提供システム1の構成の一例について説明する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1は、管理サーバ100を用いることによって、企業200によって指定された日時(以下、指定日時)及び空間(以下、指定空間)のうちユーザ10によって選択された日時(以下、選択日時)及び空間(以下、選択空間)においてユーザ10が料理を作ることを可能とするサービス(以下、本サービス)を提供するように構成されている。
 以下、本実施形態では、ユーザ10は、本サービスに加入している会員を示す。また、本サービスは、例えば、毎月の利用代金が定額で利用可能なサブスクリプション型のサービスであってもよい。
 また、企業200は、本サービスを提供することに同意しており、上述の指定空間を提供することができる企業を示す。なお、企業200は、上述の指定空間を提供することができる企業であれば、例えば、ユーザ10が勤務する企業であってもよいし、一時的に利用若しくは貸与を許可する種類のレンタルスペース等を提供する企業であってもよい。
 なお、ユーザ10が勤務する企業200は、福利厚生の一環として、ユーザ10の利用代金の一部を負担してもよい。
 また、指定空間は、ユーザ10が料理を作ることができる場所を示すものとし、例えば、企業200のオフィス内の会議室或いは執務室であってもよいし、企業200によって提供されるレンタルスペース等であってもよい。例えば、かかるレンタルスペースとしては、イベントスペースやコワーキングスペースやフィットネスジムの空きスペース等が挙げられる。
 また、指定日時は、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中における隙間時間であることが好ましい。例えば、かかる隙間時間には、早朝やアフターファイブや休日が含まれ得る。
 すなわち、ユーザ10は、自身の勤務先の企業のオフィス内の会議室や執務室に限らず、休日を含む勤務時間外に、レンタルスペース等で料理を作ることができる。
 なお、例えば、本サービスは、企業200に勤務するユーザ10であって、共働きの世帯であって自宅で料理を作る時間が取りにくいようなユーザ10を対象にしてもよい。特に、本サービスは、共働きの子育て世帯の母親或いは父親を対象にしてもよい。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 端末20は、本実施形態に係るサービス提供システム1によって提供される本サービスの会員であるユーザ10によって使用される端末であって、例えば、かかる端末20としては、ユーザ10のPC(Personal Computer)であってもよいし、ユーザ10の携帯通信端末であってもよい。
 企業200は、例えば、サーバ等によって、かかる企業200の会議室等の予約情報等を管理することができる。また、企業200は、管理サーバ100からの依頼(図5参照)に応じて、かかる会議室等の予約情報を参照して、ユーザ10に対して提供可能な指定空間及び指定日時を決定して、かかる空間及び日時を管理サーバ100に通知することができる。
 流通業者300は、上述の料理を作るために必要な食材の注文を受け付けて、かかる食材を提供することができる。例えば、流通業者300は、食品の卸業者であってもよいし、かかる生産者自身であってもよい。また、流通業者300は、サーバ等によって、かかる注文を受け付けてもよい。
 ここで、流通業者300は、管理サーバ100からの要望により、所定タイミングで定期的に食材を提供してもよい。
 食品メーカ400は、料理を作るために必要な調味料等の注文を受け付けて、かかる調味料等を提供することができる。なお、食品メーカ400は、サーバ等によってかかる注文を受け付けてもよい。ここで、食品メーカ400は、管理サーバ100からの要望により、所定タイミングで定期的に調味料等を提供してもよい。
 配送業者500は、管理サーバ100から配送依頼を受け付けた場合に、上述の料理をユーザ10によって指定された住所(例えば、ユーザ10の自宅等)に配送することができる。
 管理サーバ100は、企業200によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザ10によって選択された選択日時及び選択空間においてユーザ10が料理を作ることを可能とするサーバである。
 管理サーバ100は、図2に示すように、ユーザ情報管理部101と、企業情報管理部102と、レシピ決定部103と、コンテンツ管理部104と、注文部105と、配送手配部106とを有している。
 ユーザ情報管理部101は、本サービスの会員として登録されているユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部101は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、かかるユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されている。
 例えば、ユーザ情報には、図3に示すように、「ユーザID」や「利用履歴」や「予約情報」や「確定情報」や「プロフィール情報」等が含まれる。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザを識別するための情報である。
 「利用履歴」は、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である。例えば、「利用履歴」には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の内容やレシピ等の情報が含まれる。
 「予約情報」は、かかるユーザ10による本サービスの予約に係る情報である。かかる「予約情報」は、端末20を用いてユーザ10により行われる予約に基づいて生成される(図5参照)。
 例えば、「予約情報」には、かかるユーザ10が本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)を示す情報や、かかるユーザ10が本サービスの利用を希望する企業200の空間(会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報や、その際に作った料理について配送を希望するか否かについて示す情報(配送の要否に係る情報)等の情報が含まれる。
 なお、かかる「予約情報」は、後述する「確定情報」が生成された後に削除されてもよい。
 「確定情報」は、かかるユーザ10による本サービスの確定した予約に係る情報である。かかる「確定情報」は、企業200によって通知された指定空間及び指定日時に基づいて生成される。
 例えば、「確定情報」には、企業200によって提供された指定空間(本サービスの利用時にユーザ10が料理を作る空間)を示す情報や、企業200によって指定された指定日時(本サービスの利用時にユーザ10が料理を作る日時)を示す情報や、その際に作った料理について配送するか否かについて示す情報(配送の要否に係る情報)等の情報が含まれる。
 なお、ユーザ情報管理部101は、「予約情報」を管理せずに、「予約情報」の役割についても「確定情報」に持たせてもよい。
 かかる場合、ユーザ情報管理部101は、端末20を用いてユーザ10により行われる予約に基づいて、ユーザ10が本サービスの利用を希望する日時(選択日時)やユーザ10が本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)や配送の要否に係る情報等を含む「確定情報」を生成する。
 その後、ユーザ情報管理部101は、企業200によって通知された空間及び日時に基づいて、ユーザ10が本サービスの利用を希望する日時(選択日時)を示す情報やユーザ10が本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)を示す情報を、それぞれ企業200によって提供された指定空間を示す情報や企業200によって指定された指定日時を示す情報に更新する。
 「プロフィール情報」は、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報である。例えば、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用プラン情報等が含まれる。
 ここで、利用プラン情報は、予算、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)、メニュー志向を指定する情報等である。なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が含まれる。
 企業情報管理部102は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、かかる企業情報には、図4に示すように、「企業ID」や「提供場所情報」が含まれる。ここで、「企業ID」は、かかる企業200を識別するための情報である。
 「提供場所情報」は、本サービスを提供する企業200の指定空間(会議室や執務室やレンタルスペース等)に関する情報である。例えば、「提供場所情報」には、かかる企業200の指定空間の広さを示す情報や保管情報や制約情報等が含まれる。
 ここで、保管情報は、かかる企業200の指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 また、制約情報は、かかる企業200の指定空間の使用に関する制約情報であって、企業200の指定空間の設備に関する制約情報、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報及び企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報等を含む。
 例えば、企業200の指定空間の設備に関する制約情報は、かかる企業200の指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 また、例えば、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限(例えば、食材や料理に起因する香りが残存することが好ましくない指定空間の環境に関する制限等)を含む。
 さらに、例えば、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 なお、「提供場所情報」は、企業200の指定空間について使用可能な日時を示す情報を含んでいてもよい。例えば、かかる情報は、所定タイミングで企業200によって通知される情報に基づいて生成される。かかる情報が、「提供場所情報」に含まれている場合、ユーザ情報管理部101は、企業200に対して依頼することなく、かかる情報に基づいて、上述の「確定情報」を生成してもよい。
 また、かかる企業情報には、図4に示すように、「請求金額」や「サービス情報」が含まれていてもよい。
 「請求金額」は、かかる企業200に勤務するユーザ10が本サービスを利用した利用代金のうちの企業200の負担金額を示す情報である。ここで、企業200が、レンタルスペース等を提供する企業である場合や、かかる企業200に勤務するユーザ10の利用代金の一部を負担しない場合には、企業情報管理部102は、かかる企業情報に「請求金額」を含めなくてもよいし、「請求金額」に値を設定しなくてもよいし、「請求金額」に0円と設定してもよい。
 「サービス情報」は、かかる企業200に勤務するユーザ10が利用してもよい利用プランについて示す情報である。ここで、企業200が、レンタルスペース等を提供する企業である場合や、かかる企業200に勤務するユーザ10の利用代金の一部を負担しない場合には、企業情報管理部102は、かかる企業情報に「サービス情報」を含めなくてもよいし、「サービス情報」に値を設定しなくてもよい。
 レシピ決定部103は、ユーザ情報管理部101によって管理されているユーザ情報及び企業情報管理部102によって管理されている企業情報に基づいて、各ユーザ10用の料理のレシピを決定するように構成されている。
 例えば、レシピ決定部103は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等、ユーザ10の過去の利用実績及びユーザ10が勤務する企業200の空間の制約情報や利用可能な利用プラン等に基づいて、かかるユーザ10用のレシピを決定するように構成されてもよい。
 ここで、レシピ決定部103は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のレシピを作成するように構成されていてもよい。
 また、かかるレシピとしては、早朝やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理のレシピであることが好ましい。例えば、かかるレシピとしては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理のレシピであることが好ましい。
 また、レシピ決定部103は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一のレシピを生成するように構成されていてもよい。かかる場合、レシピ決定部103は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかるレシピを決定するように構成されていてもよい。
 コンテンツ管理部104は、各レシピに係るコンテンツを管理するように構成されている。ここで、コンテンツは、各レシピに対応する料理の作り方の動画や音声であってもよいし、かかる料理の作り方を説明したテキストや写真や画像や絵等を含むものであってもよい。
 なお、コンテンツ管理部104は、外部から取得したコンテンツを管理するように構成されていてもよいし、管理者によって入力されたコンテンツを管理するように構成されていてもよい。
 注文部105は、レシピ決定部103によって決定された各ユーザ10のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を注文するように構成されている。
 例えば、注文部105は、各ユーザ10が本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)における保管情報や制約情報を考慮して、かかる食材や調味料等の注文を行うように構成されていてもよい。
 ここで、注文部105は、流通業者300に対して、レシピ決定部103によって決定されたレシピに対応する料理を作るために必要な食材のうち、対象の企業200の指定空間における在庫として足りない分について注文するように構成されていてもよい。
 同様に、注文部105は、食品メーカ400に対して、レシピ決定部103によって決定されたレシピに対応する料理を作るために必要な調味料等のうち、対象の企業200の指定空間における在庫として足りない分について注文するように構成されていてもよい。
 かかる注文は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 なお、本実施形態に係るサービス提供システム1では、ある企業200の指定空間において、同一の指定日時(時間帯)に、複数のユーザ10からなるグループが、同一のレシピにより料理を作るケースも想定される。かかるケースでは、かかるグループ内のユーザ数により、注文すべき食材や調味料等の分量が決まる。したがって、かかるケースでは、注文部105は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、上述の注文を行うように構成されていてもよい。
 配送手配部106は、ユーザ情報管理部101によって管理されているユーザ情報に含まれる配送に要否に係る情報に基づいて、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送依頼は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図5を参照して、本実施形態に係るサービス提供システム1の動作の一例について説明する。具体的には、本実施形態に係るサービス提供システム1において継続的に本サービスを利用しているユーザ10を想定した動作について説明する。
 図5に示すように、ステップS1001において、各ユーザ10は、端末20を用いて、管理サーバ100に対して本サービスの予約を行う。具体的には、ユーザ10は、端末20を用いて、管理サーバ100における本サービス用のサイトに所定情報を入力することによって本サービスの予約を行ってもよいし、管理サーバ100に対して電子メールを送信することによって行ってもよい。また、かかる予約は、FAXや音声通話によって行われてもよい。
 また、各ユーザ10は、端末20を用いて、本サービスの利用を希望する日時(選択日時)を示す情報や、本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)を示す情報や、配送の要否に係る情報等の情報を送信することによって、かかる予約を行う。
 例えば、各ユーザ10は、所定期間ごと(例えば、月ごとや週ごと)の予約を纏めて行ってもよい。
 ステップS1002において、管理サーバ100は、企業200に対して、かかる予約に応じて、各ユーザ10が本サービスの利用を希望する日時(選択日時)に本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)を使用することを依頼する。
 ステップS1003において、企業200は、かかる依頼に応じて、各ユーザ10が本サービスの利用を希望する日時選択日時)に本サービスの利用を希望する企業200の空間(選択空間)を使用することができるか否かについて確認する。
 企業200は、使用することができると判断した場合、その旨を管理サーバ100に対して通知する。一方、企業200は、使用することができないと判断した場合、管理サーバ100に対して、代わりに使用可能な企業200の指定空間及び指定日時を示す情報を通知する。
 ステップS1004において、管理サーバ100は、管理サーバ100自身が管理しているユーザ情報及び企業情報等に基づいて、各ユーザ10が作るべき料理のレシピを決定する。
 管理サーバ100は、ステップS1005において、流通業者300に対して、ステップS1004で決定したレシピに対応する料理を作るために必要な食材について注文し、ステップS1006において、食品メーカ400に対して、ステップS1004で決定したレシピに対応する料理を作るために必要な調味料等について注文する。
 ステップS1007において、管理サーバ100は、各ユーザ10の端末20に対して、本サービスを利用する日時(ランチタイム等)や空間(会議室の番号等)を示す情報や、本サービスによって作る料理のレシピに係るコンテンツ等を通知し、ステップS1008において、ユーザ10は、通知された選択日時に、通知された選択空間にて、通知されたコンテンツを見ながら、料理を作る。ここで、各ユーザ10は、自身が所持する端末20で、かかるコンテンツを見てもよいし、企業200によって準備されたモニタや端末等で、かかるコンテンツを見てもよい。
 ステップS1009において、管理サーバ100は、配送業者500に対して、ステップS1008において作った料理の配送を希望するユーザ10によって指定された住所への配送を手配する。一方、配送を希望しないユーザ10は、かかる料理を自身で自宅等へ持って帰ることができる。なお、ユーザ10は、かかる料理を自宅等へ持ち帰ることなく、その場や自席等で食べてもよい。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間にて料理を作った後の後片付けについては、外部の業者に委託したり、ユーザ10間で当番制としたり、本サービスの利用料金の減額を希望するユーザ10が行ったりすることで、各ユーザ10の負担を軽減することができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
(第2実施形態)
 以下、図1、図6~図11を参照して、本発明の第2実施形態について、上述の第1実施形態との相違点に着目して説明する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1は、管理サーバ100を用いることによって、企業200によって指定された日時(以下、指定日時)及び空間(以下、指定空間)のうちユーザ10によって選択された日時(以下、選択日時)及び空間(以下、選択空間)においてユーザ10が料理を作ることを可能とするサービス(以下、本サービス)を提供するように構成されている。
 以下、本実施形態では、ユーザ10は、本サービスに加入している会員を示す。また、本サービスは、例えば、毎月の利用代金が定額で利用可能なサブスクリプション型のサービスであってもよいし、ユーザ10が本サービスを利用する度に利用代金を支払うタイプのサービスであってもよい。
 ユーザ10は、本サービスに加入する際に、所定期間中に(例えば、週ごとや月ごとに)本サービスを利用して料理を作ることができる回数が決められているプランの中から、自身に適したプランを決定する。なお、ユーザ10は、本サービスに加入した後に、自身のプランを変更することも可能である。
 また、企業200は、本サービスを提供することに同意しており、上述の空間を提供することができる企業を示す。なお、企業200は、上述の空間を提供することができる企業であれば、例えば、ユーザ10が勤務する企業であってもよいし、一時的に利用若しくは貸与を許可する種類のレンタルスペース等を提供する企業であってもよい。
 なお、ユーザ10が勤務する企業200は、福利厚生の一環として、ユーザ10の本サービスの利用代金の一部又は全部を負担してもよい。
 また、指定空間(及び、選択空間)は、ユーザ10が料理を作ることができる場所を示すものとし、例えば、企業200のオフィス内の会議室或いは執務室であってもよいし、企業200によって提供されるレンタルスペース等であってもよい。例えば、かかるレンタルスペースとしては、イベントスペースやコワーキングスペースやフィットネスジムの空きスペース等が挙げられる。
 また、指定日時(及び、選択日時)は、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中における隙間時間であることが好ましい。例えば、かかる隙間時間には、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブや休日が含まれ得る。
 すなわち、ユーザ10は、自身の勤務先の企業200のオフィス内の会議室や執務室に限らず、休日を含む勤務時間外に、レンタルスペース等で料理を作ることができる。
 例えば、本サービスは、企業200に勤務するユーザ10であって、共働きの世帯であって自宅で料理を作る時間が取りにくいようなユーザ10を対象にしてもよい。特に、本サービスは、共働きの子育て世帯の母親或いは父親を対象にしてもよい。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 端末20は、本実施形態に係るサービス提供システム1によって提供される本サービスの会員であるユーザ10によって使用される端末であって、例えば、かかる端末20としては、ユーザ10のPC(Personal Computer)であってもよいし、ユーザ10の携帯通信端末であってもよい。
 企業200は、例えば、サーバ等によって、かかる企業200の会議室等の予約状況等を管理することができる。また、企業200は、管理サーバ100からの依頼に応じて、かかる会議室等の予約状況を参照して、ユーザ10に対して提供可能な空間及び日時を決定して、かかる空間及び日時を、上述の指定空間及び指定日時として管理サーバ100に通知することができる。
 流通業者300は、上述の料理を作るために必要な食材の注文を受け付けて、かかる食材を提供することができる。例えば、流通業者300は、食品の卸業者であってもよいし、かかる生産者自身であってもよい。また、流通業者300は、サーバ等によって、かかる注文を受け付けてもよい。
 ここで、流通業者300は、管理サーバ100からの要望により、所定タイミングで定期的に食材を提供してもよい。
 食品メーカ400は、料理を作るために必要な調味料等の注文を受け付けて、かかる調味料等を提供することができる。なお、食品メーカ400は、サーバ等によってかかる注文を受け付けてもよい。ここで、食品メーカ400は、管理サーバ100からの要望により、所定タイミングで定期的に調味料等を提供してもよい。
 なお、流通業者300及び食品メーカ400は、同一の事業体であってもよい。
 配送業者500は、管理サーバ100から配送依頼を受け付けた場合に、上述の料理をユーザ10によって指定された住所(例えば、ユーザ10の自宅等)に配送することができる。
 管理サーバ100は、企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間においてユーザが料理を作ることを可能とするサーバである。
 管理サーバ100は、図6に示すように、ユーザ情報管理部201と、料理提案部202と、企業情報管理部203と、ユーザインターフェイス(IF)204と、予約情報管理部205と、発注部206と、コンテンツ配信部207と、配送手配部208とを有している。ここで、管理サーバ100は、配送手配部208を具備していなくてもよい。
 ユーザ情報管理部201は、本サービスの会員として登録されている各ユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部201は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、各ユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ情報管理部201は、ユーザ10ごとに、かかるユーザ情報として、図7に示すように、少なくとも「ユーザID」と「アドレス情報」と「味の志向情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザ10を識別するための情報である。
 「アドレス情報」は、かかるユーザ10によって指定されたコンテンツの送信先のアドレス情報である。例えば、図7に示すように、「アドレス情報」には、ユーザ10の端末20のメールアドレス等が設定されてもよい。
 「味の志向情報」は、かかるユーザ10の味付けの好みを示す情報である。例えば、「味の志向情報」には、図7に示すように、濃い味付けを好みとすることを示す「濃い」や、薄い味付けを好みとすることを示す「薄い」や、普通の味付けを好みとすることを示す「普通」等が設定されてもよい。また、図示しないが、「味の志向情報」には、辛い味付けを好みとする「辛味」や、酸っぱい味付けを好みとする「酸味」や、甘い味付けを好みとする「甘味」や、苦い味付けを好みとする「苦味」等が設定されてもよい。
 なお、図示しないが、ユーザ情報管理部201は、さらに、かかるユーザ情報として、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報であるプロフィール情報や、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である利用履歴等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、プロフィール情報には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用希望形態等が設定されてもよい。
 なお、上述の「味の志向情報」は、かかるプロフィール情報に含まれていてもよい。
 ここで、利用希望形態等は、かかるユーザ10が利用を望む利用形態に係る情報である。利用希望形態としては、予算や、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)や、メニュー志向等を指定する情報が設定されてもよい。
 なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が設定されてもよい。
 また、例えば、「利用履歴」には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の種類やレシピ等の情報が設定されてもよい。
 料理提案部202は、ユーザ情報管理部201によって管理されているユーザ情報に基づいて、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されている。
 例えば、料理提案部202は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等や、ユーザ10の過去の利用実績や、ユーザ10の利用希望形態等に基づいて、かかるユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されてもよい。
 ここで、料理提案部202は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のユーザ10用の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。
 また、かかる推奨料理としては、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理であることが好ましい。例えば、かかる推奨料理としては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理であることが好ましい。
 また、料理提案部202は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。かかる場合、料理提案部202は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかる推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 また、料理提案部202は、さらに、企業情報管理部203によって管理されている企業情報(後述)を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、料理提案部202は、さらに、ユーザ10が勤務する企業200によって指定され得る空間の制約情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 さらに、料理提案部202は、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理の中から、所定方法によって、かかるユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 例えば、料理提案部202は、ユーザ10の「プロフィール情報」と推奨料理との相関関係を機械学習した学習モデルを用いて、各ユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 なお、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理のレシピは、本サービスに協力関係のある料理人等によって提供されてもよい。
 ここで、料理提案部202は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の推奨料理を選択するように構成されていてもよい。
 企業情報管理部203は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、企業情報管理部203は、企業200ごとに、かかる企業情報として、図8に示すように、少なくとも「指定日時情報」と「指定空間情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「指定日時情報」は、かかる企業200によって提供可能な日時として指定された指定日時を示す情報である。なお、「指定日時情報」には、かかる指定日時を示す情報に加えて、かかる企業200によって提供可能な時間として指定された時間を含めて設定されてもよい(例えば、12:00~13:00等)。
 また、「指定空間情報」は、「指定日時情報」に設定されている指定日時において企業200によって提供可能な空間として指定されている指定空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報である。
 なお、図示しないが、企業情報管理部203は、さらに、かかる企業情報として、「指定空間情報」に設定されている指定空間に関連する情報である提供場所情報等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、提供場所情報には、かかる企業200の指定空間の広さを示す広さ情報や保管情報や制約情報等が設定されていてもよい。
 ここで、保管情報は、かかる企業200の指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 また、制約情報は、かかる企業200の指定空間の使用に関する制約情報であって、企業200の指定空間の設備に関する制約情報や、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報や、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報等を含む。
 例えば、企業200の指定空間の設備に関する制約情報は、かかる企業200の指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 また、例えば、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限(例えば、食材や料理に起因する香りが残存することが好ましくない指定空間の環境に関する制限等)を含む。
 さらに、例えば、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 ユーザインターフェイス204は、ユーザ10の端末20との間で通信を行うように構成されているインターフェイスとしての役割を果たす。
 例えば、ユーザインターフェイス204は、ユーザ10の端末20からの要求に応じて、ユーザ10の端末20に、図9に示すようなユーザ予約画面を表示させるように構成されていてもよい。
 ユーザ10は、本サービスを利用して料理を作ることを希望する場合、端末10を用いて、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100によって提供されるユーザ予約画面(例えば、図9参照)において、本サービスの予約を行うことができる。
 例えば、ユーザ10は、かかるユーザ予約画面において、C1の欄に希望する日時を入力し、C2の欄に希望する空間を入力し、C3の欄に希望する料理を入力し、C4の欄に希望する料理の分量を入力することで、本サービスの予約を行うことができる。
 ここで、ユーザインターフェイス204は、ユーザ予約画面におけるC1~C4の欄に複数の入力候補を表示するように構成されており、ユーザ10は、かかる複数の入力候補の中から希望するものを選択する形態になっていてもよい。
 例えば、ユーザインターフェイス204は、C1及びC2の欄に、企業情報管理部203によって管理されている「指定日時情報」と「指定空間情報」との組み合わせを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス204は、C3の欄に、料理提案部202によって決定された複数の推奨料理を表示するように構成されていてもよい。
 予約情報管理部205は、上述の端末20を用いてユーザ10により行われる本サービスの予約に係る情報である予約情報を管理するように構成されている。
 具体的には、予約情報管理部205は、ユーザ10ごとに、かかる予約情報として、図10に示すように、少なくとも「選択日時情報」と「選択空間情報」と「選択料理情報」と「分量情報」と「コンテンツ情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「選択日時情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)として、企業200によって指定された指定日時の中から選択した選択日時を示す情報である。
 「選択空間情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する企業200の空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)として、企業200によって指定された指定空間の中から選択した選択空間を示す情報である。
 「選択料理情報」は、上述の「選択日時情報」によって示される選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する料理(ユーザ予約画面のC3の欄においてユーザ10によって選択された選択料理)を示す情報である。
 「分量情報」は、「選択料理情報」によって示される料理についてユーザ10が何人分の分量を作りたいかを示す情報である。
 「コンテンツ情報」は、「選択料理情報」によって示される料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報である。
 予約情報管理部205は、かかる予約情報として、さらに他の情報を管理するように構成されていてもよい。
 発注部206は、上述の料理の食材と共に、第1調味料及び第2調味料を発注するように構成されている。
 ここで、第1調味料は、上述の指定空間において在庫管理され、複数のユーザ10によって共用される調味料である。ここで、第1調味料は、複数のユーザ10によって共用されるボトルやガラス瓶等の容器に収納されている調味料である。例えば、第1調味料としては、塩、香辛料(例えば、胡椒等)、油、砂糖、酢、醤油、みりん、味噌、ケチャップ、マヨネーズ等が挙げられる。
 例えば、発注部206は、上述の指定空間における保管情報や制約情報等を考慮して、かかる第1調味料の発注を行うように構成されていてもよい。
 すなわち、発注部206は、食品メーカ400に対して、かかる第1調味料については、毎日発注するのではなく、上述の指定空間において在庫として足りなくなる前の所定タイミングで発注するように構成されていてもよい。
 また、第2調味料は、上述の指定空間において在庫管理されず、ユーザ10ごとに料理を作る際に用いられる調味料である。ここで、第2調味料は、ユーザ10ごとに個別に計量されてパッキングされている調味料である。
 具体的には、第2調味料は、上述の料理で用いられる液状の調味料、粘性状の調味料及び粉末状の調味料の少なくとも1つを含んでもよい。例えば、第2調味料としては、上述の料理で用いられるソース、たれ、ドレッシング、合わせ調味料、計量パック済みの調味料(砂糖、酢、醤油、みりん、味噌、ケチャップ、マヨネーズ等)が挙げられる。
 さらに、第2調味料は、食材と共にパッキングされ、選択日時までに選択空間に配送される。ここで、かかる第2調味料は、発注部206によって発注された発注量に対応する量だけ配送される。
 具体的には、発注部206は、料理提案部202によって提案されて各ユーザ10によって選択された料理のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び第2調味料の少なくとも一方を発注するように構成されている。なお、発注部206は、複数の第2調味料を発注するように構成されていてもよい。
 ここで、発注部206は、ユーザ10ごとに、上述のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」や、上述の予約情報に含まれる「選択料理情報」及び「分量情報」等に基づいて、ユーザ10ごとの第2調味料の発注量を決定するように構成されている。
 例えば、第1に、発注部206は、対象日の各指定空間において予約を行っているユーザ10を特定するように構成されている。
 ここで、対象日は、「指定日時情報」によって示される指定日時における日付よりも所定期間(例えば、1週間等)だけ前の日である。
 すなわち、対象日は、かかる指定日時に間に合うように食材や第2調味料を「指定空間情報」によって示される指定空間に配送するために発注を行う必要がある日である。
 第2に、発注部206は、ユーザ10ごとに、特定したユーザ10の予約情報に含まれる「選択料理情報」及び「分量情報」等に基づいて、かかるユーザ10の食材の発注量を決定するように構成されている。
 第3に、発注部206は、ユーザ10ごとに、特定したユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」と予約情報に含まれる「選択料理情報」及び「分量情報」とに基づいて、かかるユーザ10の第2調味料の発注量を決定するように構成されている。
 ここで、例えば、発注部206は、特定したユーザ10の予約情報に含まれる「選択料理情報」及び「分量情報」とに基づいて、かかるユーザ10の第2調味料の発注量の基準量を決定するように構成されてもよい。
 その後、発注部206は、かかるユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」によって「普通」が示されている場合、かかる基準量を、かかるユーザ10の第2調味料の発注量とするように構成されていてもよい。
 また、発注部206は、かかるユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」によって「薄い」が示されている場合、かかる基準量から第1所定量だけ減らした量を、かかるユーザ10の第2調味料の発注量とするように構成されていてもよい。
 さらに、発注部206は、かかるユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」によって「濃い」が示されている場合、かかる基準量に第2所定量だけを追加した量を、かかるユーザ10の第2調味料の発注量とするように構成されていてもよい。
 なお、発注部206は、かかるユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」によって、発注する第2調味料の種類を変更するように構成されていてもよい。
 例えば、発注部206は、かかるユーザ10のユーザ情報に含まれる「味の志向情報」によって「普通」或いは「薄い」が示されている場合、第2調味料として味噌だれ(たれの一種)を発注し、かかる「味の志向情報」によって「濃い」が示されている場合、第2調味料として、味噌だれに加えて豆板醤を発注するように構成されていてもよい。
 上述の発注は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 コンテンツ配信部207は、ユーザ情報管理部201によって管理されているユーザ情報及び予約情報管理部205によって管理されている予約情報を参照し、各ユーザ10の「ユーザID」に関連付けられている「アドレス情報」に示されているメールアドレス等に対して、「選択日時情報」に設定されている選択日時以前に、かかる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」によって識別されるコンテンツを配信するように構成されている。
 ここで、コンテンツは、各レシピに対応する料理の作り方の動画や音声であってもよいし、かかる料理の作り方を説明したテキストや写真や画像(静止画)や絵等を含むものであってもよい。
 なお、コンテンツ配送部207は、外部から取得したコンテンツを配送するように構成されていてもよいし、管理サーバ100の管理者によって入力されたコンテンツを配送するように構成されていてもよい。
 配送手配部208は、ユーザ10からの配送依頼に基づいて、配送業者500に対して、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送の手配は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図11を参照して、本実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例について説明する。
 図11に示すように、ステップS101において、各ユーザ10が、図9に示すようなユーザ予約画面において、本サービスの予約を行うと、管理サーバ100の予約情報管理部205が、かかる予約に基づいて、各ユーザ10の予約情報を生成する。
 ステップS102において、管理サーバ100の発注部206は、対象日の各指定空間において予約を行っているユーザ10を特定する。
 ステップS103において、発注部206は、ステップS102において特定したユーザ10のユーザ情報及び予約情報を抽出する。
 ステップS104において、発注部206は、ステップS103において抽出したユーザ情報に含まれる「味の志向情報」と予約情報に含まれる「選択料理情報」及び「分量情報」とに基づいて、ユーザ10ごとの第2調味料の発注量を決定する。
 ステップS105において、発注部206は、ステップS104において決定した発注量に基づいて、第2調味料を発注する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、各ユーザ10の「味の志向情報」に応じて、第2調味料の発注量(或いは、第2調味料の種類)を変えることができるので、各ユーザ10は、自分たちの味の好みに合った料理を手軽に作ることができる。
 さらに、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、複数のユーザ10の間で共有する第1調味料及びユーザごとに個別に利用する第2調味料とのそれぞれの調味料の特性に合わせた最適な発注方法を採ることができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、第2調味料について食材と共に計量した上でパッキングして配送することで、配送コストを低減することができる。
(第3実施形態)
 以下、図1、図6~図10、図12及び図13を参照して、本発明の第3実施形態について、上述の第1、第2実施形態との相違点に着目して説明する。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 管理サーバ100は、図6に示すように、ユーザ情報管理部201と、料理提案部202と、企業情報管理部203と、ユーザインターフェイス(IF)204と、予約情報管理部205と、発注部206と、コンテンツ配信部207と、配送手配部208とを有している。ここで、管理サーバ100は、配送手配部208を具備していなくてもよい。
 ユーザ情報管理部201は、本サービスの会員として登録されている各ユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部201は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、各ユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ情報管理部201は、ユーザ10ごとに、かかるユーザ情報として、図7に示すように、少なくとも「ユーザID」と「アドレス情報」と「味の志向情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザ10を識別するための情報である。
 「アドレス情報」は、かかるユーザ10によって指定されたコンテンツの送信先のアドレス情報である。例えば、図7に示すように、「アドレス情報」には、ユーザ10の端末20のメールアドレス等が設定されてもよい。
 「味の志向情報」は、かかるユーザ10の味付けの好みを示す情報である。例えば、「味の志向情報」には、図7に示すように、濃い味付けを好みとすることを示す「濃い」や、薄い味付けを好みとすることを示す「薄い」や、普通の味付けを好みとすることを示す「普通」や、辛い味付けを好みとする「辛い」等が設定されてもよい。
 なお、図示しないが、ユーザ情報管理部201は、さらに、かかるユーザ情報として、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報であるプロフィール情報や、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である利用履歴等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、プロフィール情報には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用希望形態等が設定されてもよい。
 なお、上述の「味の志向情報」は、かかるプロフィール情報に含まれていてもよい。
 ここで、利用希望形態等は、かかるユーザ10が利用を望む利用形態に係る情報である。利用希望形態としては、予算や、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)や、メニュー志向等を指定する情報が設定されてもよい。
 なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が設定されてもよい。
 また、例えば、「利用履歴」には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の種類やレシピ等の情報が設定されてもよい。
 料理提案部202は、ユーザ情報管理部201によって管理されているユーザ情報に基づいて、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されている。
 例えば、料理提案部202は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等や、ユーザ10の過去の利用実績や、ユーザ10の利用希望形態等に基づいて、かかるユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されてもよい。
 ここで、料理提案部202は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のユーザ10用の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。
 また、かかる推奨料理としては、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理であることが好ましい。例えば、かかる推奨料理としては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理であることが好ましい。
 また、料理提案部202は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。かかる場合、料理提案部202は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかる推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 また、料理提案部202は、さらに、企業情報管理部203によって管理されている企業情報(後述)を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、料理提案部202は、さらに、ユーザ10が勤務する企業200によって指定され得る空間の制約情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 さらに、料理提案部202は、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理の中から、所定方法によって、かかるユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 例えば、料理提案部202は、ユーザ10の「プロフィール情報」と推奨料理との相関関係を機械学習した学習モデルを用いて、各ユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 なお、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理のレシピは、本サービスに協力関係のある料理人等によって提供されてもよい。
 ここで、料理提案部202は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の推奨料理を選択するように構成されていてもよい。
 企業情報管理部203は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、企業情報管理部203は、企業200ごとに、かかる企業情報として、図8に示すように、少なくとも「指定日時情報」と「指定空間情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「指定日時情報」は、かかる企業200によって提供可能な日時として指定された指定日時を示す情報である。なお、「指定日時情報」には、かかる指定日時を示す情報に加えて、かかる企業200によって提供可能な時間として指定された時間を含めて設定されてもよい(例えば、12:00~13:00等)。
 また、「指定空間情報」は、「指定日時情報」に設定されている指定日時において企業200によって提供可能な空間として指定されている指定空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報である。
 なお、図示しないが、企業情報管理部203は、さらに、かかる企業情報として、「指定空間情報」に設定されている指定空間に関連する情報である提供場所情報等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、提供場所情報には、かかる企業200の指定空間の広さを示す広さ情報や保管情報や制約情報等が設定されていてもよい。
 ここで、保管情報は、かかる企業200の指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 また、制約情報は、かかる企業200の指定空間の使用に関する制約情報であって、企業200の指定空間の設備に関する制約情報や、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報や、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報等を含む。
 例えば、企業200の指定空間の設備に関する制約情報は、かかる企業200の指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 また、例えば、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限(例えば、食材や料理に起因する香りが残存することが好ましくない指定空間の環境に関する制限等)を含む。
 さらに、例えば、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 ユーザインターフェイス204は、ユーザ10の端末20との間で通信を行うように構成されているインターフェイスとしての役割を果たす。
 例えば、ユーザインターフェイス204は、ユーザ10の端末20からの要求に応じて、ユーザ10の端末20に、図9に示すようなユーザ予約画面を表示させるように構成されていてもよい。
 ユーザ10は、本サービスを利用して料理を作ることを希望する場合、端末10を用いて、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100によって提供されるユーザ予約画面(例えば、図9参照)において、本サービスの予約を行うことができる。
 例えば、ユーザ10は、かかるユーザ予約画面において、C1の欄に希望する日時を入力し、C2の欄に希望する空間を入力し、C3の欄に希望する料理を入力し、C4の欄に希望する料理の分量を入力することで、本サービスの予約を行うことができる。
 ここで、ユーザインターフェイス204は、ユーザ予約画面におけるC1~C4の欄に複数の入力候補を表示するように構成されており、ユーザ10は、かかる複数の入力候補の中から希望するものを選択する形態になっていてもよい。
 例えば、ユーザインターフェイス204は、C1及びC2の欄に、企業情報管理部103によって管理されている「指定日時情報」と「指定空間情報」との組み合わせを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス204は、C3の欄に、料理提案部202によって決定された複数の推奨料理を表示するように構成されていてもよい。
 予約情報管理部205は、上述の端末20を用いてユーザ10により行われる本サービスの予約に係る情報である予約情報を管理するように構成されている。
 具体的には、予約情報管理部205は、ユーザ10ごとに、かかる予約情報として、図10に示すように、少なくとも「選択日時情報」と「選択空間情報」と「選択料理情報」と「分量情報」と「コンテンツ情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「選択日時情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)として、企業200によって指定された指定日時の中から選択した選択日時を示す情報である。
 「選択空間情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する企業200の空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)として、企業200によって指定された指定空間の中から選択した選択空間を示す情報である。
 「選択料理情報」は、上述の「選択日時情報」によって示されている選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する料理(ユーザ予約画面のC3の欄においてユーザ10によって選択された選択料理)を示す情報である。
 「分量情報」は、「選択料理情報」によって示される料理についてユーザ10が何人分の分量を作りたいかを示す情報である。
 「コンテンツ情報」は、「選択料理情報」によって示される料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報である。
 予約情報管理部105は、かかる予約情報として、さらに他の情報を管理するように構成されていてもよい。
 発注部206は、上述の料理の食材と共に、調味料を発注するように構成されている。
 例えば、発注部206は、上述の指定空間における保管情報や制約情報等を考慮して、かかる調味料の発注を行うように構成されていてもよい。
 すなわち、発注部206は、食品メーカ400に対して、かかる調味料については、毎日発注するのではなく、上述の指定空間において在庫として足りなくなる前の所定タイミングで発注するように構成されていてもよい。
 具体的には、発注部206は、料理提案部202によって提案されて各ユーザ10によって選択された料理のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を発注するように構成されている。
 なお、発注部206は、選択日時よりも所定期間前に、かかる選択日時に料理を作る予定のユーザ10用の食材を発注するように構成されていてもよい。
 上述の発注は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 コンテンツ配信部207は、ユーザ情報管理部201によって管理されているユーザ情報及び予約情報管理部205によって管理されている予約情報を参照し、各ユーザ10の「ユーザID」に関連付けられている「アドレス情報」に示されているメールアドレス等に対して、「選択日時情報」に設定されている選択日時以前に、かかる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」によって識別されるコンテンツを配信するように構成されている。
 例えば、コンテンツ配信部207は、かかるコンテンツとして、図12に示すような「料理のレシピ」を生成して配信するように構成されている。
 ここで、図12に示す「料理のレシピ」は、「ベースレシピ」と「味付けオプション」とによって構成されている。
 例えば、図12に示すように、「ベースレシピ」は、「名称」と「材料」と「作り方」とによって構成されており、かかる「料理のレシピ」のベースとなるレシピである。
 また、「味付けオプション」は、ユーザ10の味付けの好みに基づいて個別に推奨(レコメンド)されるレシピである。
 具体的には、コンテンツ配信部207は、ユーザ情報管理部201によって管理されている「味の志向情報」と、予約情報管理部205によって管理されている「コンテンツ情報」と「分量情報」とに基づいて、ユーザ10ごとに、「選択料理情報」に設定されている料理のレシピ内における食材及び調味料の少なくとも一方についての分量の記載を変更したコンテンツを生成して配信するように構成されている。
 ここで、図12に示すように、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、かかる「分量情報」に基づいて、かかる「コンテンツ情報」に設定されているコンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツ(「料理のレシピ」)における「材料」における分量の記載を変更するように構成されていてもよい。
 例えば、図12に示すように、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、上述の「分量情報」に基づいて、かかる「材料」における食材(例えば、豚ロース薄切りやカット野菜)の分量(200gや220g等)についての記載及び調味料(例えば、味噌だれ(共通調味料))の分量(大さじ1や小さじ1等)についての記載を変更するように構成されていてもよい。
 また、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、上述の「味の志向情報」に基づいて、かかる「コンテンツ情報」に設定されているコンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツ(「料理のレシピ」)における「味付けオプション」における分量の記載を変更するように構成されていてもよい。
 例えば、図12に示すように、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、上述の「味の志向情報」に基づいて、「味付けオプション」における「オススメ順位1位」~「オススメ順位3位」における調味料についての分量の記載を変更するように構成されていてもよい。
 すなわち、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、上述の「味の志向情報」に基づいて、「味付けオプション」における「オススメ順位1位」~「オススメ順位3位」の内容を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ100は、図12に示す料理(豚とキャベツの味噌炒め)を作る際に、「味付けオプション」における「オススメ順位1位(薄味)」を採用したい場合、「ベースレシピ」の「作り方」の4番目の「残りの1/2の味噌だれを入れ全体をよく混ぜる」という工程を「残りの1/4の味噌だれを入れ全体をよく混ぜる」という工程に変更する。
 同様に、ユーザ100は、図12に示す料理(豚とキャベツの味噌炒め)を作る際に、「味付けオプション」における「オススメ順位2位(濃い味)」を採用したい場合、「ベースレシピ」の「作り方」の4番目の「残りの1/2の味噌だれを入れ全体をよく混ぜる」という工程に加えて「オプション調味料として配送されている味噌だれを追加する」という工程に変更する。
 さらに、ユーザ100は、図12に示す料理(豚とキャベツの味噌炒め)を作る際に、「味付けオプション」における「オススメ順位3位(辛い味)」を採用したい場合、「ベースレシピ」の「作り方」の4番目の「残りの1/2の味噌だれを入れ全体をよく混ぜる」という工程に加えて「オプション調味料として配送されている豆板醤を追加する」という工程に変更する。
 なお、コンテンツ配信部207は、上述の「コンテンツ情報」に設定されているコンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツとして、基本となる料理のレシピの内容を含むコンテンツを抽出し、かかる基本となる料理のレシピの内容を、上述のように変更することで、各ユーザ10に配信すべき料理のレシピを含むコンテンツを生成するように構成されていてもよい。
 ここで、基本となる料理のレシピの内容は、例えば、分量が1人分で、味付けは「普通」であるケースを想定して作成されていてもよい。
 また、かかるコンテンツは、各料理のレシピに内容等を含む1つ又は複数の静止画によって構成されていてもよい。
 上述の実施形態では、かかるコンテンツが静止画によって構成されるケースを例に挙げて説明したが、本発明は、かかるケースに限定されるものではなく、かかるコンテンツが動画や音声や写真やテキスト等によって構成されるケースにも適用可能である。
 なお、コンテンツ配送部207は、外部から取得したコンテンツを配送するように構成されていてもよいし、管理サーバ100の管理者によって入力されたコンテンツを配送するように構成されていてもよい。
 配送手配部208は、ユーザ10からの配送依頼に基づいて、配送業者500に対して、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送の手配は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図13を参照して、本実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例について説明する。
 図13に示すように、ステップS201において、本実施形態に係る管理サーバ100のコンテンツ配信部207は、所定タイミングで、予約情報管理部205によって管理されている予約情報を参照して、所定条件に当てはまる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」に設定されているコンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツを抽出する。
 ここで、所定タイミングは、例えば、毎日の特定時刻(例えば、9:00AM等)であってもよいし、特定曜日(例えば、毎週日曜日等)の特定時刻であってもよい。
 また、所定条件に当てはまる「選択日時情報」は、設定されている選択日時が所定タイミングよりも所定期間だけ前の日付である「選択日時情報」であってもよい。
 ステップS202において、コンテンツ配信部207は、ユーザ情報管理部201によって管理されている「味の志向情報」と、予約情報管理部105によって管理されている「分量情報」とに基づいて、ユーザ10ごとに、抽出したコンテンツにおける所定部分の記載(すなわち、かかるコンテンツに含まれる料理のレシピ内における食材及び調味料の少なくとも一方についての分量の記載)を変更する。
 かかる所定部分は、例えば、図12に示す「ベースレシピ」における「材料」の部分や「味付けオプション」における「オススメ順位1位」~「オススメ順位3位」の部分である。
 ステップS203において、コンテンツ配信部207は、ユーザ10ごとに、ユーザ情報管理部201によって管理されている「アドレス情報」に設定されているメールアドレス宛てに、変更されたコンテンツを配信する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10ごとに、味の好みや必要な分量が反映された個別の料理のレシピを含むコンテンツを配信することができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、基本となるコンテンツから必要な部分のみを変更することで、容易に各ユーザ10の味の好みや必要な分量に応じた個別の料理のレシピを生成することができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の味の好みや必要な分量別の複数の料理のレシピを含む複数のコンテンツを個別に準備する必要がなくなる。
(第4実施形態)
 以下、図1、図8、図14~図19を参照して、本発明の第4実施形態について、上述の第1~第3実施形態との相違点に着目して説明する。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 また、本実施形態では、料理は、主菜及び副菜を含むケースについて説明するが、本発明は、かかるケースに限定されるものではない。例えば、本発明は、主菜及び副菜に加えて、汁物を含むケースにも適用可能である。以下、本実施形態では、主菜を第1料理とし、副菜及び汁物を第2料理とする。なお、本実施形態では、複数の第2料理が作られるケースにも適用可能である。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 管理サーバ100は、図14に示すように、ユーザ情報管理部301と、料理提案部302と、企業情報管理部303と、ユーザインターフェイス(IF)304と、予約情報管理部305と、発注部306と、コンテンツ配信部307と、配送手配部308と、調理器具情報管理部309とを有している。ここで、管理サーバ100は、配送手配部308を具備していなくてもよい。
 ユーザ情報管理部301は、本サービスの会員として登録されている各ユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部301は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、各ユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ情報管理部301は、ユーザ10ごとに、かかるユーザ情報として、図15に示すように、少なくとも「ユーザID」と「アドレス情報」と「プロフィール情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザ10を識別するための情報である。
 「アドレス情報」は、かかるユーザ10によって指定されたコンテンツの送信先のアドレス情報である。例えば、図15に示すように、「アドレス情報」には、ユーザ10の端末20のメールアドレス等が設定されてもよい。
 「プロフィール情報」は、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報である。例えば、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用希望形態等が設定されてもよい。
 ここで、利用希望形態等は、かかるユーザ10が利用を望む利用形態に係る情報である。利用希望形態としては、予算や、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)や、メニュー志向等を指定する情報が設定されてもよい。
 なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が設定されてもよい。
 また、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の味付けの好みを示す情報である味の志向情報が設定されていてもよい。
 なお、図示しないが、ユーザ情報管理部301は、さらに、かかるユーザ情報として、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である利用履歴等を管理するように構成されていてもよい。例えば、利用履歴には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の種類やレシピ等の情報が設定されてもよい。
 調理器具情報管理部309は。上述の料理を作るために用いられる調理器具と、かかる調理器具を用いる調理時間とを関連付ける調理器具情報を管理するように構成されている。
 ここで、調理器具情報管理部309は、かかる料理を作るために用いられる調理器具として、主菜(第1料理)を作るために用いられる第1調理器具、及び、副菜(第2料理)を作るために用いられる第2調理器具を管理するように構成されていてもよい。
 同様に、調理器具情報管理部309は、かかる調理器具を用いる調理時間として、かかる第1調理器具を用いる第1調理時間、及び、かかる第2調理器具を用いる第2調理時間を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、図16(a)に示すように、調理器具情報管理部309は、調理器具情報として、「主菜」と「調理器具(第1調理器具)」と「調理時間(第1調理時間)」とを関連付けて管理するように構成されていてもよい。
 ここで、「主菜」は、主菜の種類を示す情報であり、「調理器具(第1調理器具)」は、「主菜」に設定されている主菜を作るために用いられる調理器具(第1調理器具)の種類を示す情報であり、「調理時間(第1調理時間)」は、かかる第1調理器具を用いる調理時間(第1調理時間)を示す情報である。
 同様に、例えば、図16(b)に示すように、調理器具情報管理部309は、調理器具情報として、「副菜」と「調理器具(第2調理器具)」と「調理時間(第2調理時間)」とを関連付けて管理するように構成されていてもよい。
 ここで、「副菜」は、副菜の種類を示す情報であり、「調理器具(第2調理器具)」は、「副菜」に設定されている副菜を作るために用いられる調理器具(第2調理器具)の種類を示す情報であり、「調理時間(第2調理時間)」は、かかる第2調理器具を用いる調理時間(第2調理時間)を示す情報である。
 なお、本実施形態では、調理器具(第1調理器具及び第2調理器具)は、電磁調理器(IH)及び電子レンジの少なくとも1つを含むケースについて説明するが、本発明は、かかるケースに限定されるものではない。
 料理提案部302は、ユーザ情報管理部301によって管理されているユーザ情報及び調理器具情報管理部309によって管理されている調理器具情報の少なくとも1つに基づいて、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されている。
 本実施形態では、かかる推奨料理として、主菜及び副菜の組み合わせが用いられるケースについて説明するが、本発明は、かかるケースに限定されるものではない。例えば、本発明は、かかる推奨料理として、主菜と副菜と汁物との組み合わせが用いられるケースや、主菜と汁物との組み合わせが用いられるケースや、主菜と複数の副菜(或いは、複数の汁物)との組み合わせが用いられるケースにも適用可能である。
 例えば、料理提案部302は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等や、ユーザ10の過去の利用実績や、ユーザ10の利用希望形態等に基づいて、かかるユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されてもよい。
 ここで、料理提案部302は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のユーザ10用の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。
 また、かかる推奨料理としては、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理であることが好ましい。例えば、かかる推奨料理としては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理であることが好ましい。
 また、料理提案部302は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。かかる場合、料理提案部302は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかる推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 また、料理提案部302は、さらに、企業情報管理部303によって管理されている企業情報(後述)を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、料理提案部302は、さらに、ユーザ10が勤務する企業200によって指定され得る空間の制約情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 さらに、料理提案部302は、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理の中から、所定方法によって、かかるユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 例えば、料理提案部302は、ユーザ10の「プロフィール情報」と推奨料理との相関関係を機械学習した学習モデルを用いて、各ユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 なお、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理のレシピは、本サービスに協力関係のある料理人等によって提供されてもよい。
 ここで、料理提案部302は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の推奨料理を選択するように構成されていてもよい。
 料理提案部302は、調理器具情報管理部309を参照して、主菜を作るために第1調理器具を用いる第1調理時間及び副菜を作るために第1調理器具と同じ種類の第2調理器具を用いる第2調理時間の合計時間が所定時間を上回らない主菜及び副菜の組み合わせを、上述の推奨料理として決定するように構成されていてもよい。
 なお、料理提案部302は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の主菜と、かかる複数の主菜の各々に合う複数の副菜を選択するように構成されていてもよい。
 企業情報管理部303は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、企業情報管理部303は、企業200ごとに、かかる企業情報として、図8に示すように、少なくとも「指定日時情報」と「指定空間情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「指定日時情報」は、かかる企業200によって提供可能な日時として指定された指定日時を示す情報である。なお、「指定日時情報」には、かかる指定日時を示す情報に加えて、かかる企業200によって提供可能な時間として指定された時間を含めて設定されてもよい(例えば、12:00~13:00等)。
 また、「指定空間情報」は、「指定日時情報」に設定されている指定日時において企業200によって提供可能な空間として指定されている指定空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報である。
 なお、図示しないが、企業情報管理部303は、さらに、かかる企業情報として、「指定空間情報」に設定されている指定空間に関連する情報である提供場所情報等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、提供場所情報には、かかる企業200の指定空間の広さを示す広さ情報や保管情報や制約情報等が設定されていてもよい。
 ここで、保管情報は、かかる企業200の指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 また、制約情報は、かかる企業200の指定空間の使用に関する制約情報であって、企業200の指定空間の設備に関する制約情報や、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報や、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報や、企業200の指定空間に配置されていて使用可能な調理器具の数に関する制約情報等を含む。
 例えば、企業200の指定空間の設備に関する制約情報は、かかる企業200の指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 また、例えば、企業200の指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限(例えば、食材や料理に起因する香りが残存することが好ましくない指定空間の環境に関する制限等)を含む。
 さらに、例えば、企業200の指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 なお、本サービスでは、特定の選択日時の選択空間において複数のユーザが料理を作る場合、各選択空間に配置されていて使用可能な調理器具の数は、かかるユーザの人数よりも少なくなることを想定している。例えば、各選択空間に配置されていて使用可能な調理器具数は、かかる選択空間で同時に4人のユーザが料理を作ることを前提に、電磁調理器を4台、電子レンジを2台としてもよい。
 ユーザインターフェイス304は、ユーザ10の端末20との間で通信を行うように構成されているインターフェイスとしての役割を果たす。
 例えば、ユーザインターフェイス304は、ユーザ10の端末20からの要求に応じて、ユーザ10の端末20に、図17に示すようなユーザ予約画面を表示させるように構成されていてもよい。
 ユーザ10は、本サービスを利用して料理を作ることを希望する場合、端末10を用いて、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100によって提供されるユーザ予約画面(例えば、図17参照)において、本サービスの予約を行うことができる。
 例えば、ユーザ10は、かかるユーザ予約画面において、C1の欄に希望する日時を入力し、C2の欄に希望する空間を入力し、C3の欄に希望する主菜の種類を入力し、C4の欄に希望する副菜の種類を入力することで、本サービスの予約を行うことができる。
 ここで、ユーザインターフェイス304は、ユーザ予約画面におけるC1~C4の欄に複数の入力候補を表示するように構成されており、ユーザ10は、かかる複数の入力候補の中から希望するものを選択する形態になっていてもよい。
 例えば、ユーザインターフェイス304は、C1及びC2の欄に、企業情報管理部303によって管理されている「指定日時情報」と「指定空間情報」との組み合わせを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス304は、C3の欄に、料理提案部302によって決定された推奨料理のうちの主菜を表示し、C4の欄に、料理提案部302によって決定された推奨料理のうちの副菜を表示するように構成されていてもよい。また、図示しないが、ユーザインターフェイス304は、料理提案部302によって決定された推奨料理のうちの汁物を表示するように構成されていてもよい。
 ここで、ユーザインターフェイス304は、C4の欄には、C3の欄においてユーザ10によって選択された主菜に合う副菜のみを表示するように構成されていてもよい。また、図示しないが、ユーザインターフェイス304は、C3の欄においてユーザ10によって選択された主菜に合う汁物のみを表示するように構成されていてもよい。
 予約情報管理部305は、上述の端末20を用いてユーザ10により行われる本サービスの予約に係る情報である予約情報を管理するように構成されている。
 具体的には、予約情報管理部305は、ユーザ10ごとに、かかる予約情報として、図18に示すように、少なくとも「選択日時情報」と「選択空間情報」と「選択料理情報(主菜)」と「選択料理情報(副菜)」と「コンテンツ情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「選択日時情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)として、企業200によって指定された指定日時の中から選択した選択日時を示す情報である。
 「選択空間情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する企業200の空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)として、企業200によって指定された指定空間の中から選択した選択空間を示す情報である。
 「選択料理情報(主菜)」は、上述の「選択日時情報」によって示される選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する主菜(ユーザ予約画面のC3の欄においてユーザ10によって選択された主菜)を示す情報である。
 「選択料理情報(副菜)」は、上述の「選択日時情報」によって示される選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する主菜(ユーザ予約画面のC4の欄においてユーザ10によって選択された副菜)を示す情報である。
 「コンテンツ情報」は、「選択料理情報(主菜)」及び「選択料理情報(副菜)」によって示される料理(主菜及び副菜)のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報である。
 予約情報管理部305は、かかる予約情報として、さらに他の情報を管理するように構成されていてもよい。
 発注部306は、上述の料理の食材と共に、調味料を発注するように構成されている。
 例えば、発注部306は、上述の指定空間における保管情報や制約情報等を考慮して、かかる調味料の発注を行うように構成されていてもよい。
 ここで、発注部306は、食品メーカ400に対して、かかる調味料については、毎日発注するのではなく、上述の指定空間において在庫として足りなくなる前の所定タイミングで発注するように構成されていてもよい。
 具体的には、発注部306は、料理提案部302によって提案されて各ユーザ10によって選択された料理のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を発注するように構成されている。
 ここで、発注部306は、ユーザ10ごとに、上述の予約情報に含まれる「選択料理情報(主菜)」及び「選択料理情報(副菜)」等に基づいて、ユーザ10ごとの縮剤及び調味料の発注量を決定するように構成されていてもよい。
 なお、発注部306は、選択日時よりも所定期間前に、かかる選択日時に料理を作る予定のユーザ10用の食材を発注するように構成されていてもよい。
 上述の発注は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 コンテンツ配信部307は、ユーザ情報管理部301によって管理されているユーザ情報及び予約情報管理部305によって管理されている予約情報を参照し、各ユーザ10の「ユーザID」に関連付けられている「アドレス情報」に示されているメールアドレス等に対して、「選択日時情報」に設定されている選択日時以前に、かかる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」によって識別されるコンテンツを配信するように構成されている。
 ここで、コンテンツは、各レシピに対応する料理の作り方の動画や音声であってもよいし、かかる料理の作り方を説明したテキストや写真や画像(静止画)や絵等を含むものであってもよい。
 なお、コンテンツ配送部307は、外部から取得したコンテンツを配送するように構成されていてもよいし、管理サーバ100の管理者によって入力されたコンテンツを配送するように構成されていてもよい。
 また、コンテンツ配信部307は、調理器具情報管理部309及び予約情報管理部305を参照して、ユーザ10によって選択された料理の組み合わせにおいて、かかる料理の各々を作る順序を決定し、かかるユーザ10に配信すべきコンテンツ内で、かかる順序を推奨するように構成されていてもよい。
 ここで、料理の各々を作る順序は、主菜及び副菜を作る順序であってもよい。
 また、コンテンツ配信部307は、特定の選択日時の選択空間において複数のユーザが料理を作る場合、かかる複数のユーザの間で、かかる順序を変えるように構成されていてもよい。
 かかる構成によれば、かかる複数のユーザの間で、限られた数の調理器具について、重複することなく使用することができ、選択時間内に料理を完了することができる。
 配送手配部308は、ユーザ10からの配送依頼に基づいて、配送業者500に対して、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送の手配は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図19を参照して、本実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例について説明する。
 図19に示すように、ステップS301において、本実施形態に係る管理サーバ100の料理提案部302は、上述の調理器具情報等に基づいて、ユーザ10ごとの推奨料理(主菜及び主菜に合う副菜の組み合わせ)を決定し、かかる管理サーバ100のユーザインターフェイス304は、ユーザ予約画面のC3の欄に、決定された複数の主菜を表示する。
 ステップS302において、ユーザ10が、ユーザ予約画面のC3の欄において複数の主菜の中から1つの主菜を選択すると、ステップS303において、ユーザインターフェイス304は、ユーザ予約画面のC4の欄に、ユーザ10によって選択された主菜に合う副菜を表示する。
 ステップS304において、ユーザ10が、ユーザ予約画面のC3の欄において複数の副菜の中から1つ又は複数の副菜を選択する。
 ステップS305において、ユーザ10によるユーザ予約画面を介した予約が完了すると、予約情報管理部305は、ユーザ10によるユーザ予約画面への入力結果に基づいて、予約情報を生成して管理する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、複数のユーザの間で、料理を作る空間に配置されている使用可能な限られた数の調理器具を有効に活用することができる。
 すなわち、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、同時に料理を作るユーザの数が各調理器具の数より多い場合であっても、複数のユーザの間で料理を作る順序の棲み分け(主菜→副菜の順序で作るユーザと副菜→主菜の順序で作るユーザとの棲み分け)を行うことによって、調理器具を使用するための待ち時間を低減し、選択時間内に調理を完成させることができる。
(第5実施形態)
 以下、図1、図10,図15、図20~図23を参照して、本発明の第5実施形態について、上述の第1~第4実施形態との相違点に着目して説明する。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 管理サーバ100は、図20に示すように、ユーザ情報管理部401と、料理提案部402と、企業情報管理部403と、ユーザインターフェイス(IF)404と、予約情報管理部405と、発注部406と、コンテンツ配信部407と、配送手配部408と、決定部409とを有している。ここで、管理サーバ100は、配送手配部408を具備していなくてもよい。
 ユーザ情報管理部401は、本サービスの会員として登録されている各ユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部401は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、各ユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ情報管理部401は、ユーザ10ごとに、かかるユーザ情報として、図15に示すように、少なくとも「ユーザID」と「アドレス情報」と「プロフィール情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザ10を識別するための情報である。
 「アドレス情報」は、かかるユーザ10によって指定されたコンテンツの送信先のアドレス情報である。例えば、図15に示すように、「アドレス情報」には、ユーザ10の端末20のメールアドレス等が設定されてもよい。
 「プロフィール情報」は、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報である。例えば、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用希望形態等が設定されてもよい。
 ここで、利用希望形態等は、かかるユーザ10が利用を望む利用形態に係る情報である。利用希望形態としては、予算や、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)や、メニュー志向等を指定する情報が設定されてもよい。
 なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が設定されてもよい。
 また、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の味付けの好みを示す情報である味の志向情報が設定されていてもよい。
 なお、図示しないが、ユーザ情報管理部401は、さらに、かかるユーザ情報として、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である利用履歴等を管理するように構成されていてもよい。例えば、利用履歴には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の種類やレシピ等の情報が設定されてもよい。
 企業情報管理部403は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、企業情報管理部403は、企業200ごとに、かかる企業情報として、図21に示すように、少なくとも「指定日時情報」と「指定空間情報」と「提供場所情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「指定日時情報」は、かかる企業200によって提供可能な日時として指定された指定日時を示す情報である。なお、「指定日時情報」には、かかる指定日時を示す情報に加えて、かかる企業200によって提供可能な時間として指定された時間を含めて設定されてもよい(例えば、12:00~13:00等)。
 また、「指定空間情報」は、「指定日時情報」に設定されている指定日時において企業200によって提供可能な空間として指定されている指定空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報である。
 「提供場所情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間に関連する情報である提供場所情報等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、図21に示すように、「提供場所情報」は、「制約情報」や「保管情報」や「広さ情報」等を有している。
 ここで、「制約情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間の使用に関する制約情報であって、かかる指定空間の設備に関する制約情報や、かかる指定空間の環境維持に関する制約情報や、かかる指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報等を含む。
 例えば、かかる指定空間の設備に関する制約情報は、かかる指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 図21の例では、「制約情報」は、かかる指定空間の設備に関する制約情報として、「冷却スペース情報」を含む。ここで、「冷却スペース情報」は、かかる指定空間に対応する所定場所に設けられている冷却機器の空きスペースに係る情報である。
 ここで、例えば、指定空間に対応する所定場所は、かかる指定空間が大きな会議室である場合等は、かかる指定空間自身であってもよいし、かかる指定空間が通常の会議室である場合等は、かかる指定空間の近くの執務室や休憩スペース等であってもよい。また、冷却機器は、冷蔵庫や、冷凍庫や、冷凍庫及び冷蔵庫の両方の機能を具備する機器であってもよい。
 また、例えば、かかる指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限(例えば、食材や料理に起因する香りが残存することが好ましくない指定空間の環境に関する制限等)を含む。
 さらに、例えば、かかる指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 「保管情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 「広さ情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間の広さを示す情報である。
 料理提案部402は、ユーザ情報管理部401によって管理されているユーザ情報に基づいて、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されている。
 例えば、料理提案部402は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等や、ユーザ10の過去の利用実績や、ユーザ10の利用希望形態等に基づいて、かかるユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されてもよい。
 ここで、料理提案部402は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のユーザ10用の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。
 また、かかる推奨料理としては、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理であることが好ましい。例えば、かかる推奨料理としては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理であることが好ましい。
 また、料理提案部402は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。かかる場合、料理提案部402は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかる推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 また、料理提案部402は、さらに、企業情報管理部403によって管理されている企業情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、料理提案部402は、さらに、ユーザ10が勤務する企業200によって指定され得る空間の制約情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 さらに、料理提案部402は、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理の中から、所定方法によって、かかるユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 例えば、料理提案部402は、ユーザ10の「プロフィール情報」と推奨料理との相関関係を機械学習した学習モデルを用いて、各ユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 なお、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理のレシピは、本サービスに協力関係のある料理人等によって提供されてもよい。
 ここで、料理提案部402は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の推奨料理を選択するように構成されていてもよい
 決定部409は、予約情報(後述)及び企業情報に基づいて、指定日時の指定空間において料理を作ることが可能な残りのユーザ数を示す利用可能ユーザ数或いは指定日時の指定空間において作ることが可能な残りの料理の分量を示す利用可能分量を決定するように構成されている。
 例えば、決定部409は、後述の予約情報管理部405を参照して、各指定日時における各指定空間において既に何人のユーザの予約が入っているかについて示す予約ユーザ数を算出し、かかる予約ユーザ数と指定空間ごとに規定している最大利用可能ユーザ数とを比較して、各指定日時における各指定空間における利用可能ユーザ数を算出するように構成されていてもよい。
 或いは、決定部409は、後述の予約情報管理部405を参照して、各指定日時における各指定空間において既に何人分の料理を作る予約が入っているかについて示す予約分量を算出し、かかる予約分量と指定空間ごとに規定している最大利用可能分量とを比較して、各指定日時における各指定空間における利用可能分量を算出するように構成されていてもよい。
 ここで、決定部409は、上述の冷却スペース情報に基づいて、上述の利用可能ユーザ数或いは利用可能分量を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、決定部409は、上述の冷却スペース情報に基づいて、上述の最大利用可能ユーザ数及び最大利用可能分量を規定するように構成されていてもよい。
 なお、本サービスでは、指定時間に作った料理を終業時間後に自宅に持ち帰るケースが想定され、かかるケースでは、かかる料理を急速冷凍した後、終業時間までの間、冷凍庫で保管する必要がある。
 また、本サービスでは、流通業者300によって配達された食材は、上述の選択時間までの間、冷蔵庫(或いは、冷凍庫)で保管される必要がある。
 そのため、例えば、決定部409は、冷却スペース情報として、冷凍庫の空きスペースに係る情報及び冷蔵庫の空きスペースに係る情報の少なくとも1つに基づいて、上述の最大利用可能ユーザ数及び最大利用可能分量を規定するように構成されていてもよい。
 また、ユーザ10が、本サービスの予約の段階で、かかる料理を持ち帰るか否かについて指定している場合、決定部409は、かかる料理を持ち帰るユーザ数(或いは、料理の分量)を考慮して、上述の利用可能ユーザ数或いは利用可能分量を決定するように構成されていてもよい。
 ユーザインターフェイス404は、ユーザ10の端末20との間で通信を行うように構成されているインターフェイスとしての役割を果たす。
 例えば、ユーザインターフェイス404は、ユーザ10の端末20からの要求に応じて、ユーザ10の端末20に、図22に示すようなユーザ予約画面を表示させるように構成されていてもよい。
 ユーザ10は、本サービスを利用して料理を作ることを希望する場合、端末10を用いて、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100によって提供されるユーザ予約画面(例えば、図22参照)において、本サービスの予約を行うことができる。
 例えば、ユーザ10は、かかるユーザ予約画面において、C1の欄に希望する日時を入力し、C2の欄に希望する空間を入力し、C3の欄に希望する料理を入力し、C4の欄に希望する料理の分量を入力することで、本サービスの予約を行うことができる。
 ここで、ユーザインターフェイス404は、ユーザ予約画面におけるC1~C4の欄に複数の入力候補を表示するように構成されており、ユーザ10は、かかる複数の入力候補の中から希望するものを選択する形態になっていてもよい。
 例えば、ユーザインターフェイス404は、C1及びC2の欄に、企業情報管理部403によって管理されている「指定日時情報」と「指定空間情報」との組み合わせを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス404は、C3の欄に、料理提案部402によって決定された複数の推奨料理を表示するように構成されていてもよい。
 ここで、ユーザインターフェイス404は、ユーザ10に対して、決定部409によって決定された利用可能ユーザ数或いは利用可能分量を通知するように構成されている。
 例えば、ユーザインターフェイス404は、図22に示すように、ユーザ予約画面上に、推奨料理(C3の欄)と共に、利用可能ユーザ数或いは利用可能分量(R1の領域)を表示するように構成されていてもよい。
 ここで、ユーザインターフェイス404は、特定の指定日時における指定空間において、上述の予約ユーザ数が最大利用可能ユーザ数に達している場合、或いは、上述の予約分量が最大利用可能分量に達している場合、上述のユーザ予約画面において、かかる指定日時における指定空間については予約することができないことを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス404は、ユーザ予約画面におけるC4の欄には、かかる利用可能分量以下の分量のみ入力可能となるようにしてもよい。
 予約情報管理部405は、上述の端末20を用いてユーザ10により行われる本サービスの予約に係る情報である予約情報を管理するように構成されている。
 具体的には、予約情報管理部405は、ユーザ10ごとに、かかる予約情報として、図10に示すように、少なくとも「選択日時情報」と「選択空間情報」と「選択料理情報」と「分量情報」と「コンテンツ情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「選択日時情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)として、企業200によって指定された指定日時の中から選択した選択日時を示す情報である。
 「選択空間情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する企業200の空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)として、企業200によって指定された指定空間の中から選択した選択空間を示す情報である。
 「選択料理情報」は、上述の「選択日時情報」によって示される選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する料理(ユーザ予約画面のC3の欄においてユーザ10によって選択された選択料理)を示す情報である。
 「分量情報」は、「選択料理情報」によって示される料理についてユーザ10が何人分の分量を作りたいかを示す情報である。
 「コンテンツ情報」は、「選択料理情報」によって示される料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報である。
 予約情報管理部405は、かかる予約情報として、さらに他の情報を管理するように構成されていてもよい。
 発注部406は、上述の料理の食材と共に、調味料を発注するように構成されている。
 例えば、発注部406は、上述の指定空間における保管情報や制約情報等を考慮して、かかる調味料の発注を行うように構成されていてもよい。
 すなわち、発注部406は、食品メーカ400に対して、かかる調味料については、毎日発注するのではなく、上述の指定空間において在庫として足りなくなる前の所定タイミングで発注するように構成されていてもよい。
 具体的には、発注部406は、料理提案部402によって提案されて各ユーザ10によって選択された料理のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を発注するように構成されている。
 なお、発注部406は、選択日時よりも所定期間前に、かかる選択日時に料理を作る予定のユーザ10用の食材を発注するように構成されていてもよい。
 上述の発注は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 コンテンツ配信部407は、ユーザ情報管理部401によって管理されているユーザ情報及び予約情報管理部405によって管理されている予約情報を参照し、各ユーザ10の「ユーザID」に関連付けられている「アドレス情報」に示されているメールアドレス等に対して、「選択日時情報」に設定されている選択日時以前に、かかる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」によって識別されるコンテンツを配信するように構成されている。
 ここで、コンテンツは、各レシピに対応する料理の作り方の動画や音声であってもよいし、かかる料理の作り方を説明したテキストや写真や画像(静止画)や絵等を含むものであってもよい。
 なお、コンテンツ配送部407は、外部から取得したコンテンツを配送するように構成されていてもよいし、管理サーバ100の管理者によって入力されたコンテンツを配送するように構成されていてもよい。
 配送手配部408は、ユーザ10からの配送依頼に基づいて、配送業者500に対して、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送の手配は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図23を参照して、本実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例について説明する。
 図7に示すように、ステップS401において、ユーザ10が、本実施形態に係る管理サーバ100にアクセスして、特定の指定日時の指定空間において本サービスの予約を試みると、ステップS402において、かかる管理サーバ100の決定部409が、上述の予約情報及び企業情報に基づいて、かかる指定日時の指定空間における利用可能ユーザ数或いは利用可能分量を決定するよし、ステップS403において、かかる管理サーバ100のユーザインターフェイス404が、ユーザ予約画面において、かかる利用可能ユーザ数或いは利用可能分量を表示する。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、各指定空間における制約に基づいて、本サービスの利用を許可するユーザ数或いは料理の分量を制限することができる。
 例えば、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、指定時間に作った料理を終業時間後に自宅に持ち帰るユーザ数(或いは、料理の分量)及び各指定空間に対応する所定場所に設置されている冷凍庫や冷蔵庫の空きスペースに基づいて、本サービスの利用を許可するユーザ数或いは料理の分量を制限することができる。
(第6実施形態)
 以下、図1、図9、図10、図15、図20、図24及び図25を参照して、本発明の第6実施形態について、上述の第1~第5実施形態との相違点に着目して説明する。
 図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム1は、端末20と、管理サーバ100と、企業200と、流通業者300と、食品メーカ400と、配送業者500とを有している。
 管理サーバ100は、図20に示すように、ユーザ情報管理部401と、料理提案部402と、企業情報管理部403と、ユーザインターフェイス(IF)404と、予約情報管理部405と、発注部406と、コンテンツ配信部407と、配送手配部408と、決定部409とを有している。ここで、管理サーバ100は、配送手配部408を具備していなくてもよい。
 ユーザ情報管理部401は、本サービスの会員として登録されている各ユーザ10に係る情報であるユーザ情報を管理するように構成されている。ここで、ユーザ情報管理部401は、ユーザ10の端末20によって入力された情報に基づいて、各ユーザ10のユーザ情報を生成するように構成されていてもよい。
 例えば、ユーザ情報管理部401は、ユーザ10ごとに、かかるユーザ情報として、図15に示すように、少なくとも「ユーザID」と「アドレス情報」と「プロフィール情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「ユーザID」は、かかるユーザ10を識別するための情報である。
 「アドレス情報」は、かかるユーザ10によって指定されたコンテンツの送信先のアドレス情報である。例えば、図15に示すように、「アドレス情報」には、ユーザ10の端末20のメールアドレス等が設定されてもよい。
 「プロフィール情報」は、かかるユーザ10のプロフィールに係る情報である。例えば、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の生年月日や性別や家族構成や食の趣向やアレルギー情報や病歴の有無やユーザ10が勤務する企業や利用希望形態等が設定されてもよい。
 ここで、利用希望形態等は、かかるユーザ10が利用を望む利用形態に係る情報である。利用希望形態としては、予算や、料理を食べるシーンの選択(料理をオフィスで食べる場合、テイクアウトで料理を自宅等へ持ち帰って食べる場合、又は、その両方の場合)や、メニュー志向等を指定する情報が設定されてもよい。
 なお、メニュー志向は、ユーザ10の目的別に準備されたプランを示す情報である。例えば、メニュー志向には、冷凍等を想定した作り置きプランや、子供向けプラン(例えば、離乳食や幼児食等を料理したい方を対象とする) や、定番料理プラン(献立全体のバランスを重視される方等を対象とする)や、ヘルシープラン(ダイエット志向の方等を対象とする)等が設定されてもよい。
 また、「プロフィール情報」には、かかるユーザ10の味付けの好みを示す情報である味の志向情報が設定されていてもよい。
 なお、図示しないが、ユーザ情報管理部401は、さらに、かかるユーザ情報として、かかるユーザ10による本サービスの利用履歴に係る情報である利用履歴等を管理するように構成されていてもよい。例えば、利用履歴には、かかるユーザ10が本サービスを利用した日時や、その際に作った料理の種類やレシピ等の情報が設定されてもよい。
 企業情報管理部403は、本サービスを提供することに同意している企業200に係る情報である企業情報を管理するように構成されている。
 例えば、企業情報管理部403は、企業200ごとに、かかる企業情報として、図24に示すように、少なくとも「指定日時情報」と「指定空間情報」と「提供場所情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「指定日時情報」は、かかる企業200によって提供可能な日時として指定された指定日時を示す情報である。なお、「指定日時情報」には、かかる指定日時を示す情報に加えて、かかる企業200によって提供可能な時間として指定された時間を含めて設定されてもよい(例えば、12:00~13:00等)。
 また、「指定空間情報」は、「指定日時情報」に設定されている指定日時において企業200によって提供可能な空間として指定されている指定空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)を示す情報である。
 「提供場所情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間に関連する情報である提供場所情報等を管理するように構成されていてもよい。
 例えば、図24に示すように、「提供場所情報」は、「制約情報」や「保管情報」や「広さ情報」等を有している。
 ここで、「制約情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間の使用に関する制約情報であって、かかる指定空間の設備に関する制約情報や、かかる指定空間の環境維持に関する制約情報や、かかる指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報等を含む。
 例えば、かかる指定空間の設備に関する制約情報は、かかる指定空間において、電気・水道・ガス・換気等の各設備の使用可否や各設備の使用量に関する制限等を含む。
 また、例えば、かかる指定空間の環境維持に関する制約情報は、料理後の指定空間の環境の維持に関する制限を含む。
 図24の例では、「制約情報」は、かかる指定空間の環境維持に関する制約情報として、「臭い情報」を含む。ここで、「臭い情報」は、かかる指定空間において食材や料理に起因する臭いが残存することが好ましくないか否かについて示す情報である。例えば、「臭い情報」に「〇」が設定されている場合は、かかる指定空間において食材や料理に起因する臭いが残存しても構わないことを示し、「臭い情報」に「×」が設定されている場合は、かかる指定空間において食材や料理に起因する臭いが残存することが好ましくないことを示す。
 さらに、例えば、かかる指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報は、調理器具の洗浄等のメンテナンスに関する制限(例えば、洗浄し難い食材や料理に対する制限等)を含む。
 「保管情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間用として保管されている食材や調味料等や調理器具等に関する情報である。
 「広さ情報」は、「指定空間情報」に設定されている指定空間の広さを示す情報である。
 料理提案部402は、ユーザ情報管理部401によって管理されているユーザ情報に基づいて、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されている。
 例えば、料理提案部402は、ユーザ10の家族構成やアレルギー情報等や、ユーザ10の過去の利用実績や、ユーザ10の利用希望形態等に基づいて、かかるユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されてもよい。
 ここで、料理提案部402は、各ユーザ10に対して、所定期間(例えば、1か月や1週間)分のユーザ10用の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。
 また、かかる推奨料理としては、早朝や昼休み等の休憩時間やアフターファイブやランチタイム等の隙間時間で作ることができるような料理であることが好ましい。例えば、かかる推奨料理としては、所定時間(例えば、10分~20分)で作ることができる料理であることが好ましい。
 また、料理提案部402は、同一の空間において同一の日時(時間帯)に複数のユーザ10からなるグループ用に同一の推奨料理を提案するように構成されていてもよい。かかる場合、料理提案部402は、かかるグループ内のユーザ数に基づいて、かかる推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 また、料理提案部402は、さらに、企業情報管理部403によって管理されている企業情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、料理提案部402は、さらに、ユーザ10が勤務する企業200によって指定され得る空間の制約情報を参照して、各ユーザ10用の推奨料理を決定するように構成されていてもよい。
 さらに、料理提案部402は、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理の中から、所定方法によって、かかるユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 例えば、料理提案部402は、ユーザ10の「プロフィール情報」と推奨料理との相関関係を機械学習した学習モデルを用いて、各ユーザ10用の推奨料理を選択するように構成されてもよい。
 なお、管理サーバ100によって記憶されている複数の推奨料理のレシピは、本サービスに協力関係のある料理人等によって提供されてもよい。
 ここで、料理提案部402は、各ユーザ10用の推奨料理として、複数の推奨料理を選択するように構成されていてもよい
 決定部409は、企業情報管理部403を参照して、上述の制約情報に基づいて、各指定日時の各指定空間において作ることができる料理の種類を決定するように構成されている。
 ここで、例えば、かかる料理は、「最後まで調理するパターンの料理」及び「下味冷凍のみを行うパターンの料理」に分類されていてもよい。
 また、かかる料理は、「臭いが出る料理」及び「臭いが出ない料理」に分類されていてもよい。
 或いは、かかる料理は、「調理器具を使う料理」及び「調理器具を使わない料理」に分類されていてもよい。
 具体的には、決定部109は、各指定空間の環境維持に関する制約情報(例えば、図4に示す「臭い情報」)に基づいて、各指定日時の各指定空間において作ることができる料理の種類を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、決定部409は、「臭い情報」に「×」が設定されている「指定空間情報」に設定されている指定空間において作ることができる料理の種類としては、「臭いが出ない料理」に分類されている料理のみとするように決定してもよい。
 または、決定部409は、「臭い情報」に「×」が設定されている「指定空間情報」に設定されている指定空間において作ることができる料理の種類としては、「下味冷凍のみを行うパターンの料理」に分類されている料理のみとするように決定してもよい。
 或いは、決定部409は、各指定空間の広さを示す情報(図24に示す「広さ情報」)に基づいて、前各定日時の各指定空間において作ることができる料理の種類を決定するように構成されていてもよい。
 例えば、決定部409は、「広さ情報」に設定されている広さが所定面積以下である「指定空間情報」に設定されている指定空間において作ることができる料理の種類としては、「調理器具を使わない料理」に分類されている料理のみとするように決定してもよい。
 または、決定部409は、「広さ情報」に設定されている広さが所定面積以下である「指定空間情報」に設定されている指定空間において作ることができる料理の種類としては、「下味冷凍のみを行うパターンの料理」に分類されている料理のみとするように決定してもよい。
 ユーザインターフェイス404は、ユーザ10の端末20との間で通信を行うように構成されているインターフェイスとしての役割を果たす。
 例えば、ユーザインターフェイス404は、ユーザ10の端末20からの要求に応じて、ユーザ10の端末20に、図9に示すようなユーザ予約画面を表示させるように構成されていてもよい。
 ユーザ10は、本サービスを利用して料理を作ることを希望する場合、端末10を用いて、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100によって提供されるユーザ予約画面(例えば、図9参照)において、本サービスの予約を行うことができる。
 例えば、ユーザ10は、かかるユーザ予約画面において、C1の欄に希望する日時を入力し、C2の欄に希望する空間を入力し、C3の欄に希望する料理を入力し、C4の欄に希望する料理の分量を入力することで、本サービスの予約を行うことができる。
 ここで、ユーザインターフェイス404は、ユーザ予約画面におけるC1~C4の欄に複数の入力候補を表示するように構成されており、ユーザ10は、かかる複数の入力候補の中から希望するものを選択する形態になっていてもよい。
 例えば、ユーザインターフェイス404は、C1及びC2の欄に、企業情報管理部403によって管理されている「指定日時情報」と「指定空間情報」との組み合わせを表示するように構成されていてもよい。
 また、ユーザインターフェイス404は、C3の欄に、料理提案部402によって決定された複数の推奨料理を表示するように構成されていてもよい。
 ここで、ユーザインターフェイス404は、決定部409によって決定された料理の種類に基づいて、ユーザ予約画面上で、各指定日時の各指定空間においてユーザ10が選択可能な料理の種類を限定するように構成されている。
 ユーザインターフェイス404は、図9に示すユーザ予約画面におけるC3の欄(「料理」)に、決定部109によって決定された種類の料理のみを表示するように構成されていてもよい。
 例えば、決定部409が、対象の指定空間において作ることができる料理の種類として、「下味冷凍のみを行うパターンの料理」に分類されている料理のみとするように決定した場合、ユーザインターフェイス404は、図9に示すユーザ予約画面におけるC3の欄(「料理」)に、「下味冷凍のみを行うパターンの料理」に属する料理のみを表示するように構成されていてもよい。
 また、決定部409が、対象の指定空間において作ることができる料理の種類として、「臭いが出ない料理」に分類されている料理のみとするように決定した場合、ユーザインターフェイス404は、図9に示すユーザ予約画面におけるC3の欄(「料理」)に、「臭いが出ない料理」に属する料理のみを表示するように構成されていてもよい。
 さらに、決定部409が、対象の指定空間において作ることができる料理の種類として、「調理器具を使わない料理」に分類されている料理のみとするように決定した場合、ユーザインターフェイス404は、図9に示すユーザ予約画面におけるC3の欄(「料理」)に、「調理器具を使わない料理」に属する料理のみを表示するように構成されていてもよい。
 なお、ユーザインターフェイス404は、図9に示すユーザ予約画面におけるC3の欄(「料理」)において、「最後まで調理するパターンの料理」及び「下味冷凍のみを行うパターンの料理」のどちらに属する料理であるかについて分かるように表示し、ユーザ10が、「最後まで調理するパターンの料理」及び「下味冷凍のみを行うパターンの料理」のいずれかを選択することができるように構成されていてもよい。
 予約情報管理部405は、上述の端末20を用いてユーザ10により行われる本サービスの予約に係る情報である予約情報を管理するように構成されている。
 具体的には、予約情報管理部405は、ユーザ10ごとに、かかる予約情報として、図10に示すように、少なくとも「選択日時情報」と「選択空間情報」と「選択料理情報」と「分量情報」と「コンテンツ情報」とを関連付けて管理するように構成されている。
 ここで、「選択日時情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する日時(例えば、利用可能な時間帯等)として、企業200によって指定された指定日時の中から選択した選択日時を示す情報である。
 「選択空間情報」は、かかるユーザ10が、本サービスの利用を希望する企業200の空間(例えば、会議室や執務室やレンタルスペース等)として、企業200によって指定された指定空間の中から選択した選択空間を示す情報である。
 「選択料理情報」は、上述の「選択日時情報」によって示される選択日時に「選択空間情報」によって示される選択空間においてユーザ10が作ることを希望する料理(ユーザ予約画面のC3の欄においてユーザ10によって選択された選択料理)を示す情報である。
 「分量情報」は、「選択料理情報」によって示される料理についてユーザ10が何人分の分量を作りたいかを示す情報である。
 「コンテンツ情報」は、「選択料理情報」によって示される料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報である。
 予約情報管理部405は、かかる予約情報として、さらに他の情報を管理するように構成されていてもよい。
 発注部406は、上述の料理の食材と共に、調味料を発注するように構成されている。
 例えば、発注部406は、上述の指定空間における保管情報や制約情報等を考慮して、かかる調味料の発注を行うように構成されていてもよい。
 すなわち、発注部406は、食品メーカ400に対して、かかる調味料については、毎日発注するのではなく、上述の指定空間において在庫として足りなくなる前の所定タイミングで発注するように構成されていてもよい。
 具体的には、発注部406は、料理提案部402によって提案されて各ユーザ10によって選択された料理のレシピに基づいて、かかるレシピに対応する料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を発注するように構成されている。
 なお、発注部406は、選択日時よりも所定期間前に、かかる選択日時に料理を作る予定のユーザ10用の食材を発注するように構成されていてもよい。
 上述の発注は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、流通業者300或いは食品メーカ400によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 コンテンツ配信部407は、ユーザ情報管理部401によって管理されているユーザ情報及び予約情報管理部405によって管理されている予約情報を参照し、各ユーザ10の「ユーザID」に関連付けられている「アドレス情報」に示されているメールアドレス等に対して、「選択日時情報」に設定されている選択日時以前に、かかる「選択日時情報」に関連付けられている「コンテンツ情報」によって識別されるコンテンツを配信するように構成されている。
 ここで、コンテンツは、各レシピに対応する料理の作り方の動画や音声であってもよいし、かかる料理の作り方を説明したテキストや写真や画像(静止画)や絵等を含むものであってもよい。
 なお、コンテンツ配送部407は、外部から取得したコンテンツを配送するように構成されていてもよいし、管理サーバ100の管理者によって入力されたコンテンツを配送するように構成されていてもよい。
 配送手配部408は、ユーザ10からの配送依頼に基づいて、配送業者500に対して、ユーザ10によって作られた料理の配送を手配するように構成されている。
 かかる配送の手配は、ネットワークを介して、電子メールやFAXによって行われてもよいし、配送業者500によって管理されているサーバ等における規定のフォーマットに入力する形式で行われてもよいし、音声通話によって行われてもよい。
 以下、図25を参照して、本実施形態に係る管理サーバ100の動作の一例について説明する。
 図25に示すように、ステップS501において、管理サーバ100の決定部409は、企業情報管理部403によって管理されている企業情報(例えば、「臭い情報」や「広さ情報」)に基づいて、各指定日時の各指定空間において作ることができる料理の種類を決定する。
 ステップS502において、管理サーバ100のユーザインターフェイス404は、決定部409によって決定された料理の種類に基づいて、ユーザ予約画面上で、各指定日時の各指定空間においてユーザ10が選択可能な料理の種類を限定する。
 ステップS503において、ユーザ10は、ユーザ予約画面において、本サービスの予約を行う。
 本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、企業200の空間を間借りすることで、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にて料理を作ることができ、しかも煩わしいレシピの考案を管理サーバ100によって代行してもらえるため、忙しい共働きの世帯(特に、共働きの子育て世帯)において、家族間のコミュニケーション(特に、子供とのコミュニケーション)の時間を増やすことができ、自分の時間を確保することもできるようになる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10の移動時間中や勤務時間中の隙間時間にてユーザ10自身が料理を行うことができるため、中食や宅食を活用する場合と比べて、コストを削減しつつ、自身で料理しないことの罪悪感をなくすことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザ10は、食材や調味料等の購入や調理器具等のメンテナンス、自宅で料理した後のキッチンの片付けや清掃を意識することなく料理を行うことができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、給湯室が極めて狭い会社や臭いを出すことに極めてセンシティブな会社等であっても本サービスを利用することができるため、ビジネススケールを拡大させることができる。
 また、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、「下味冷凍のみを行うパターンの料理」や「調理機器を使わない料理」に属する料理については、調理機器をほぼ使わず、指定空間での洗い物がほぼないため、ユーザ10は、極めて短時間で料理を作ることができ、且つ、自宅に帰ってから熱々で出来立ての料理を食べることができる。
 本発明によれば、企業200において空いている空間やユーザ10の空いている時間を有効活用することができる。
 また、本発明によれば、料理教室のように、単発(週1回や月1回等)ではなく、日常的に継続可能なシステムとして本サービスを提供し、ユーザ10の生活習慣を変化させることができる。
 また、本発明によれば、料理を作る時間に割かれすぎていて、子供や家族とのコミュニケーションや自分の時間を確保できないという共働きの世帯の悩みを解消することができる。なお、本発明は、共働きの世帯に対してだけでなく、健康志向の独身女性や食にこだわる独身男性にも、適用可能である。
1…サービス提供システム
10…ユーザ
20…端末
100…管理サーバ
101、201、301、401…ユーザ情報管理部
102、203、303、403…企業情報管理部
103…レシピ決定部
104、207、307、407…コンテンツ管理部
105…注文部
106、208、308、408…配送手配部
200…企業
300…流通業者
400…食品メーカ
500…配送業者
202、302、402…料理提案部
204、304、404…ユーザインターフェイス
205、305、405…予約情報管理部
206、306、406…発注部
309…調理器具情報管理部
409…決定部

Claims (28)

  1.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記ユーザの確定情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、
     前記指定空間に関する情報を含む企業情報を管理する企業情報管理部と、
     前記ユーザ情報及び前記企業情報に基づいて、前記料理のレシピを決定するレシピ決定部と、
     前記レシピに基づいて、前記料理を作るために必要な食材及び調味料の少なくとも一方を注文する注文部と、
     前記ユーザに対して提供する前記レシピに係るコンテンツを管理するコンテンツ管理部とを具備し、
     前記ユーザの確定情報は、前記選択空間及び前記選択日時を示す情報を含み、
     前記指定空間に関する情報は、前記空間の使用に関する制約情報を含む、管理サーバ。
  2.  前記制約情報は、前記指定空間の設備に関する制約情報、前記指定空間の環境維持に関する制約情報及び前記指定空間で料理する際の調理器具のメンテナンスに関する制約情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の管理サーバ。
  3.  前記注文部は、同一のレシピによる料理を作るユーザ数に基づいて、前記食材及び調味料の少なくとも一方を注文する、請求項1又は2に記載の管理サーバ。
  4.  前記ユーザ情報は、前記料理についての配送の要否に係る情報を含み、
     前記配送に要否に係る情報に基づいて、前記料理の配送を手配する配送手配部を具備する、請求項1~3のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  5.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記ユーザごとに、味付けの好みを示す味の志向情報を含むユーザ情報を管理するように構成されているユーザ情報管理部と、
     前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報と、前記料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、前記料理の分量を示す分量情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、
     前記料理の食材と共に、第1調味料及び第2調味料を発注するように構成されている発注部と、
     前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記選択日時に関連付けられている前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部と、を具備しており、
     前記発注部は、ユーザごとに、前記味の志向情報と前記選択料理情報と前記分量情報とに基づいて、前記ユーザごとの前記第2調味料の発注量を決定するように構成されており、
     前記第1調味料は、前記指定空間において在庫管理され、複数の前記ユーザによって共用される調味料であり、
     前記第2調味料は、前記指定空間において在庫管理されず、前記ユーザごとに前記料理を作る際に個別に用いられる調味料である、管理サーバ。
  6.  前記第2調味料は、前記食材と共にパッキングされ、前記選択日時までに前記選択空間に配送される、請求項5に記載の管理サーバ。
  7.  前記第1調味料は、複数の前記ユーザによって共用される容器に収納されている調味料であり、
     前記第2調味料は、前記ユーザごとに個別に計量されてパッキングされている調味料である、請求項5又は6に記載の管理サーバ。
  8.  前記発注部は、ユーザごとに、前記味の志向情報に基づいて、発注する前記第2調味料の種類を変更するように構成されている、請求項5~7のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  9.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記ユーザごとに、味付けの好みを示す味の志向情報を含むユーザ情報を管理するように構成されているユーザ情報管理部と、
     前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報と、前記料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、前記料理の分量を示す分量情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、
     前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記選択日時に関連付けられている前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部と、を具備しており、
     前記コンテンツ配信部は、前記味の志向情報と前記コンテンツ情報と前記分量情報とに基づいて、前記ユーザごとに、前記レシピ内における食材及び調味料の少なくとも一方についての分量の記載を変更した前記コンテンツを生成して配信するように構成されている、管理サーバ。
  10.  前記コンテンツは、1つ又は複数の静止画によって構成されている、請求項9に記載の管理サーバ。
  11.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記料理を作るために用いられる調理器具と、前記調理器具を用いる調理時間とを関連付ける調理器具情報を管理するように構成されている調理器具情報管理部と、
     前記調理器具情報に基づいて、前記ユーザごとの推奨料理を決定するように構成されている料理提案部と、
     前記ユーザに対して前記推奨料理を通知し、前記ユーザによって前記推奨料理の中から選択された前記料理の組み合わせを受信するように構成されているユーザインターフェイスと、
     前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記料理の組み合わせを示す選択料理情報と、前記選択料理のレシピに対応するコンテンツを識別するコンテンツ識別情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、
     前記ユーザに対して、前記選択日時以前に、前記選択日時に関連付けられている前記コンテンツを配信するように構成されているコンテンツ配信部と、を具備している、管理サーバ。
  12.  前記料理提案部は、前記調理器具情報に基づいて、前記推奨料理として、少なくとも第1料理及び前記第1料理に合う第2料理の組み合わせを決定し、
     前記ユーザインターフェイスは、前記ユーザに対して、前記推奨料理として、前記組み合わせを通知するように構成されている、請求項11に記載の管理サーバ。
  13.  前記調理器具情報管理部は、
      前記料理を作るために用いられる調理器具として、前記第1料理を作るために用いられる第1調理器具、及び、前記第2料理を作るために用いられる第2調理器具を管理するように構成されており、
      前記調理器具を用いる調理時間として、前記第1調理器具を用いる第1調理時間、及び、前記第2調理器具を用いる第2調理時間を管理するように構成されており、
     前記料理提案部は、前記調理器具情報管理部を参照して、前記第1料理を作るために前記第1調理器具を用いる前記第1調理時間及び前記第2料理を作るために前記第1調理器具と同じ種類の前記第2調理器具を用いる前記第2調理時間の合計時間が所定時間を上回らない前記第1料理及び前記第2料理の組み合わせを、前記推奨料理として決定するように構成されている、請求項12に記載の管理サーバ。
  14.  前記コンテンツ配信部は、
      前記調理器具情報管理部及び前記予約情報管理部を参照して、前記料理の組み合わせにおいて、前記料理の各々を作る順序を決定するように構成されており、
      前記コンテンツ内で前記順序を推奨するように構成されている、請求項11に記載の管理サーバ。
  15.  前記料理の各々を作る順序は、第1料理及び前記第1料理に合う第2料理を作る順序である、請求項14に記載の管理サーバ。
  16.  前記コンテンツ配信部は、前記選択日時の前記選択空間において複数のユーザが前記料理を作る場合、前記複数のユーザの間で前記順序を変えるように構成されている、請求項14に記載の管理サーバ。
  17.  前記選択空間に配置されており使用可能な前記調理器具の数は、前記複数のユーザの人数よりも少ない、請求項16に記載の管理サーバ。
  18.  前記ユーザインターフェイスは、前記ユーザの端末からの要求に応じて前記端末にユーザ予約画面を表示させ、前記ユーザ予約画面を介して前記料理の組み合わせを受信するように構成されている、請求項11~17のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  19.  前記ユーザごとに、前記ユーザのプロフィール情報を含むユーザ情報を管理するように構成されているユーザ情報管理部を、更に具備しており、
     前記料理提案部は、前記調理器具情報に加えて、前記ユーザのプロフィール情報に基づいて、前記ユーザごとの前記推奨料理を決定するように構成されている、請求項11~18のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  20.  前記調理器具は、電磁調理器及び電子レンジの少なくとも1つを含む、請求項11~19のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  21.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記ユーザごとに、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報とを関連付ける予約情報を管理するように構成されている予約情報管理部と、
     前記指定日時を示す指定日時情報と、前記指定空間を示す指定空間情報と、前記指定空間の使用に関する制約情報とを関連付ける企業情報を管理するように構成されている企業情報管理部と、
     前記予約情報及び前記企業情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において前記料理を作ることが可能な残りのユーザ数を示す利用可能ユーザ数或いは前記指定日時の前記指定空間において作ることが可能な残りの料理の分量を示す利用可能分量を決定するように構成されている決定部と、
     前記ユーザに対して、前記利用可能ユーザ数或いは前記利用可能分量を通知するように構成されているユーザインターフェイスと、を具備する、管理サーバ。
  22.  前記制約情報は、前記指定空間に対応する所定場所に設けられている冷却機器の空きスペースに係る冷却スペース情報を含み、
     前記決定部は、前記冷却スペース情報に基づいて、前記利用可能ユーザ数或いは前記利用可能分量を決定するように構成されている、請求項21に記載の管理サーバ。
  23.  前記ユーザ情報に基づいて、前記ユーザごとの推奨料理を決定するように構成されている料理提案部を、更に具備し、
     前記ユーザインターフェイスは、ユーザ予約画面上で、前記推奨料理と共に、前記利用可能ユーザ数或いは前記利用可能分量を表示するように構成されている、請求項21又は22に記載の管理サーバ。
  24.  企業によって指定された指定日時及び指定空間のうちユーザによって選択された選択日時及び選択空間において前記ユーザが料理を作ることを可能とするサービスを提供するサービス提供システムで使用される管理サーバであって、
     前記ユーザごとに、前記ユーザによる前記サービスの予約に応じて、前記選択日時を示す選択日時情報と、前記選択空間を示す選択空間情報と、前記ユーザによって選択された前記料理を示す選択料理情報とを関連付ける予約情報を生成して管理するように構成されている予約情報管理部と、
     前記指定日時を示す指定日時情報と、前記指定空間を示す指定空間情報と、前記指定空間の使用に関する制約情報とを関連付ける企業情報を管理するように構成されている企業情報管理部と、
     前記企業情報管理部を参照して、前記制約情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において作ることができる前記料理の種類を決定するように構成されている決定部と、
     前記決定部によって決定された前記料理の種類に基づいて、ユーザ予約画面上で、前記指定日時の前記指定空間において前記ユーザが選択可能な前記料理の種類を限定するように構成されているユーザインターフェイスと、を具備する、管理サーバ。
  25.  前記制約情報は、前記指定空間の環境維持に関する制約情報を含み、
     前記決定部は、前記指定空間の環境維持に関する制約情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において作ることができる前記料理の種類を決定するように構成されている、請求項24に記載の管理サーバ。
  26.  前記企業情報は、前記指定空間の広さを示す情報を含み、
     前記決定部は、前記指定空間の広さを示す情報に基づいて、前記指定日時の前記指定空間において作ることができる前記料理の種類を決定するように構成されている、請求項24又は25に記載の管理サーバ。
  27.  前記指定空間は、前記ユーザのオフィス内の会議室、執務室及び一時的に利用若しくは貸与を許可する種類のレンタルスペースの少なくとも1つを含む、請求項1~26のいずれか一項に記載の管理サーバ。
  28.  前記指定日時は、前記ユーザの移動時間中及び勤務時間中の少なくとも一方における隙間時間である、請求項1~27のいずれか一項に記載の管理サーバ。
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