JP4669673B2 - メモリ排他制御装置、画像処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

メモリ排他制御装置、画像処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、2以上のプロセッサが共有する1つのメモリに対し、そのメモリアクセスの競合を防止するメモリ排他制御装置、このメモリ排他制御装置を備えた画像処理装置、及びこの画像形成装置を備えた画像形成装置に関する。
この種の技術として、例えば特許文献1ないし3に記載された発明が知られている。このうち特許文献1では、2つのプロセッサが共有する1つのメモリへのアクセス競合の防止のための調停回路へのアクセス回数を減少させ、メモリアクセス実行までの時間を短縮するために、第1,第2のプロセッサがメモリにアクセスしていないとき“1”、第1,第2のプロセッサのいずれかがアクセスしているとき“0”を出力するDフリップフロップと、第1,第2のプロセッサがメモリのアクセス権を取得するための調停回路のアクセスを、調停回路の読み出しと調停回路の書き込みの2回のアクセスでメモリアクセスの競合を防止するようにDフリップフロップの入力を生成する組み合わせ回路とを設けるようにしている。
また、関連する技術として、例えば特許文献2あるいは3に記載された技術も公知である。
特開2000−181783公報 特開2000−276457公報 特開平7−319627号公報
複数のCPUが情報を共有するシステムでは、Dual Port RAM等のメモリデバイスを使用するのが一般的である。Dual Port RAM等のメモリデバイスにあるCPUから非同期に情報が書き換えられた際に、もう一方のCPUは、今まさにその情報を読み込んでいる最中であったり、複数Byteで、意味をなすような情報の場合には、途中から先が別のCPUによって書き換えられてしまう可能性がある。このような事態を避けるために共有メモリ領域のアクセスをする際に割り込みを発生させて、もう一方のCPUにその領域の情報を書き換えることを知らせ、書き換えが終わった後に再度、割り込みにて、書き込み完了を通知する方法が考えられるが、この場合には、連絡を受けた側のCPUは必ずしも、その書き換えを行う領域の情報をその瞬間に必要としているわけでもないのに、割り込み処理を行う必要があり、システム的に複雑になるという問題がある。
そして、共有メモリが片方のCPUのLocalなBusに接続されていて、もう一方のCPUからのアクセスはPCI等のBus経由でのアクセスである場合で、共有メモリへのアクセス権の管理をレジスタあるいはメモリ上のある領域で行った場合には、一方のCPUからの共有メモリへのアクセスは早いのに対し、もう一方からのCPUのアクセスは遅いので、現在のアクセス権情報を読み出して、アクセス権を設定しにいくまでの間に、アクセスが高速な方のCPUによりアクセス権が既に設定されてしまうという状況が発生してしまう。この場合には、アクセス権の上書きが行われてしまうので、アクセス権の管理を行うことができない。
また、共有メモリ上の情報は通常、複数Byteで意味をなす情報と考えることができる。この時に、一方のCPUが読み出している意味のある情報をもう一方のCPUによって上書きされてしまうと、読み出している情報が無意味な情報に変わってしまうので、ある一方のCPUが読み出している領域へのもう一方のCPUからの書き込みは禁止しなければならない。一般には割りこみ等で通知する手段を用いているが、その場合には、通知された側のCPUは必ずしも、もう一方のCPUによって、その領域の情報が書きかえれらていることを知っている必要はなく、システムを複雑にしてしまう。
上記特許文献1ないし3に記載された発明では、このような問題点をまだ解決できていない。
そこで、本発明の目的は、それぞれのCPUへの不要な割り込み処理を排除するとともに共有メモリ領域への排他制御を行うことができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段に係るメモリ排他制御装置は、動作モード毎にアクセスする複数のアクセス手段と、前記複数のアクセス手段が共通で使用する記憶可能なデバイスと、前記各アクセス手段に対応してそれぞれ設けられ、該各アクセス手段から前記記憶可能なデバイスをアクセスするためのアクセス権を要求する複数のアクセス権要求手段と、アクセス権が要求された場合に、該アクセス権の状態遷移をVacant状態から特定の1つのアクセス手段のアクセス状態、及び各アクセス手段のアクセス状態から該Vacant状態への遷移のみを許可するとともに、2以上のアクセス権要求手段によるアクセス権の要求が行われた場合に、該アクセス権要求手段の要求を調停するアクセス権管理手段とを備えたことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記アクセス手段の1つは通常モード時に動作し、省エネルギモードでは他のアクセス手段が動作することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記アクセス手段は2個であることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記アクセス権要求手段がアクセス権要求レジスタを、前記アクセス権管理手段がアクセス権管理レジスタをそれぞれ含み、前記アクセス権管理手段に含まれるアクセス権管理レジスタのflagの状態によって前記アクセス権管理手段が前記アクセス権要求手段を調停することを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記アクセス権要求手段、及び前記アクセス権管理手段がそれぞれ回路としてASIC上に設定されることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5の手段に係るメモリ排他制御装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第7の手段は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のメモリ排他制御装置と、前記メモリ排他制御装置を介して入力された画像データに対して必要な補正を行い、印字画像データに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段によって処理された画像データに基づいて転写紙に印字する画像形成手段と、を備えた画像形成装置を特徴とする
本発明によれば、複数のアクセス手段それぞれへの不要な割り込み処理を排除するとともに共通で使用する記憶可能なデバイスへの排他制御を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るメモリ排他制御装置の基本的構成を示す図である。このメモリ排他制御装置は、第1のCPU1、第2のCPU2、第1のASIC3、第2のASIC4、及び共有メモリ5から構成されている。この例では、通常モード時は第1のCPU1が動作し、省エネモード時には、第1のCPU1は電源を遮断されるので動作せず、第2のCPU2のみで動作する。第2のCPU2については、通常モード時に動作してもよいし、しなくても良い。
第1のCPU1は、通常モードの間に、第1のASIC3を経由して、PCI等のBus5経由で第2のASIC4に接続されている共有メモリ5にアクセスすることが可能である。共有メモリ5は、この図では第2のASIC4と別デバイスとして描かれているが、第2のASIC4に接続されていれば良く、第2のASIC4上に埋め込まれていてもよい。
図2は、第2のASIC4と共有メモリ5の構成を示す図である。第2のASIC4内には共有メモリ5の任意のサイズの領域を領域1・・・nに分割し、その分割した数に等しい数の第1及び第2のアクセス権要求レジスタ41−1,42−1、アクセス権管理レジスタ43−1を用意する。第1のアクセス権要求レジスタ41−1は、第1のCPU1が任意の共有メモリ領域5−1・・・5−nのアクセスを行う前にアクセス権を取得する際に使用するレジスタである。第2のアクセス権要求レジスタ42−1は、第2のCPU2が任意の共有メモリ領域5−1・・・5−nのアクセスを行う前にアクセス権を取得する際に使用するレジスタである。共有メモリ5上の各領域のアクセス権はそれぞれのアクセス権制御レジスタ41,42によって一元管理される。
図3は本実施形態に係るシステムのアクセス権管理レジスタの動作を示す図である。
なお、この実施形態では、共有メモリ5領域を複数に分割しているが、分割しなくても良い。また、動作モードが2個でCPUが2個を前提に説明しているが、動作モードの数及びCPUの数は必ずしも2個である必要はない。さらに、情報の受け渡し媒体として、共有メモリ5を例示しているが、この共有メモリ5は必ずしもメモリデバイスを使用する必要はなく、FlipFlop等の状態を記憶できるデバイスで構成しても良い。
説明を簡略にするために、第1及び第2のCPU1,2からシステムを構成した2CPU構成の場合について説明する。
まず、第1のCPU1が共有メモリ5にアクセスしたい場合には、第1のアクセス権要求回路6へアクセス権要求コマンドを書き込む。すると、アクセス権管理回路8は第1のアクセス権要求回路6の現在のアクセス権の状態を取得し、現在のアクセス権がVacant(Writeしていない)状態であれば、アクセス権の状態を第1のCPU1に書き換える。もし、アクセス権の状態が第2のCPU2であった場合には、なにも行わない。第1のCPU1は、その後に第1のアクセス権要求回路6の状態を読み出して、アクセス権を取得できたか否かを判断する。アクセス権を取得できていた場合には、共有メモリ5へのアクセスを行う。共有メモリ領域5−1・・・nのいずれかへのアクセスが終了したら、第1のCPU1は、第1のアクセス権要求回路6へ、アクセス権開放コマンドを書き込み、アクセス権管理回路8のアクセス権をVacant状態に変更する。
次に、第2のCPU2が共有メモリ5にアクセスしたい場合には、第2のアクセス権要求回路7へアクセス権要求コマンドを書き込む。すると、アクセス権管理回路は第2のアクセス権要求回路7の現在のアクセス権の状態を取得し、現在のアクセス権がVacant状態であれば、アクセス権の状態を第2のCPU2に書き換える。もし、アクセス権の状態が第1のCPU1であった場合には、なにも行わない。第2のCPU2は、その後に第2のアクセス権要求回路7の状態を読み出して、アクセス権を取得できたか否かを判断する。アクセス権を取得できていた場合には、共有メモリ5へのアクセスを行う。共有メモリ領域5−1・・・nのアクセスが終了したら、第2のCPU2は、第2のアクセス権要求回路7へ、アクセス権開放コマンドを書き込み、アクセス権管理回路8のアクセス権をVacant状態に変更する。
ここで、第1及び第2のCPU1,2のアクセス権要求回路をそれぞれのCPUの数分設けている理由は、同じ回路へのアクセスによる誤操作を防ぐためである。
図4はアクセス権管理回路の状態遷移を示す図である。
アクセス権管理回路8は、アクセス権の状態遷移をVacant状態からCPU1状態、Vacant状態からCPU2状態、各CPU状態からVacant状態への遷移しか許さないことを特徴としている。第1のアクセス権要求回路6がアクセス権要求コマンド(GETACC_CPU1)を発行したときに、現在のアクセス権の状態がVacant flag状態であれば、アクセス権はCPU1 flag状態に移行する。一旦、CPU1 flag状態になるとアクセス権要求回路1からのアクセス権開放コマンド(RLSACC_CPU1)が来ないと、アクセス権の状態を変えることはできない。
アクセス権要求回路2がアクセス権要求コマンド(GETACC_CPU2)を発行したときに、現在のアクセス権の状態がVacant flag状態であれば、アクセス権はCPU2 flag状態に移行する。一旦、CPU2 flag状態になると第2のアクセス権要求回路7からのアクセス権開放コマンド(RLSACC_CPU2)が来ないと、アクセス権の状態を変えることはできない。
このようにアクセス権要求回路6,7からのコマンドにより、現在のアクセス権の状態を確認して、変えることが可能である場合に、アクセス権を変更するという制御を行うことによって、例えばPCI Bus等のRead−Modify−Writeを行うことができないBus経由で、CPUがアクセス権を取得する際に、現在のアクセス権の状態を確認している最中に他のCPUによるアクセス権の取得を防ぐことが可能になる。
アクセス権要求回路をCPU毎に用意することによって、あるCPUがアクセス権を握っている最中に、もう一方のCPUによってアクセス権を制御されることを防ぐことが可能であり、共有リソースに複数のCPUがアクセスする際の排他制御を行うことが可能になる。したがって、アクセス権管理回路8が調停手段として機能している。
CPUの1つがアクセス権を取得している最中に他のCPUがアクセス権要求回路によってアクセス権の取得を試みた際には、前記アクセス権要求回路はアクセス権を取得するまでRetryを行い、アクセス権取得のRetryの最中にアクセス権を要求しているCPUはアクセス権の取得の動作を行う必要がないことから他の処理の実行が可能となる。このときの処理を図5に示す。
すなわち、第1のCPU1がアクセス権要求回路(1)6へアクセス要求コマンドを書き込み、アクセス権管理回路8が第1のアクセス権要求回路6の現在のアクセス権の状態を取得し(ステップS1)、現在のアクセス権がVacant状態であれば、アクセス権の状態を第1のCPU1に書き換える。第1のCPU1はメモリ5にアクセス(Write)し、書き込みが終了したら、第1のCPU1のアクセス権を解放する。これによりCPU1はVACANT状態になり、第2のCPU2からアクセスがあれば、第2のCPU2のアクセス(書き込み)状態となる。
一方、第2のCPU2がアクセス管理回路8にアクセスし、第1のCPU1がアクセス権を得た状態では、第2のアクセス権要求回路(2)7が、第1のCPU1の占有状態が終了するまでRetryする。その間、第2のCPU2は自分でアクセス権管理装置する必要がないので、別の仕事を行うことができる。また、アクセス権管理回路から第1のCPU1に割り込みをかけ、第2のCPU2がアクセス権を要求していることを知らせることもできる。この場合には、第1のCPU1は自分の仕事を中断し、第2のCPU2にアクセス権を解放することもできる。そのため、アクセス権管理回路8はアクセス権要求回路6がアクセス権管理回路8をアクセスしている最中であることをCPU1に示すためのBUSY Bitを備えている。
前記割り込みによっても第1のCPUがアクセス権を解放しない場合は、第1のCPU1のアクセスが終了し、第1のCPU1がアクセス権を解放し、アクセス権管理回路8がVacantになった時点でRetryしていた第2のアクセス権要求回路7がアクセス権を取得し、割り込みにより第2のCPU2にアクセス権が遷移する。その後、第1のCPU1からアクセス権管理回路8にアクセス要求があると、第1のアクセス権要求回路6からアクセス権取得要求がRetryされるが、所定時間までにアクセス権が取得できない場合には、TimeOut割り込みが発生し、第1のアクセス権要求回路6からアクセス権取得要求のRetryは停止する。なお、第1のアクセス権要求回路6からアクセス権取得要求がRetryされている間は、第1のCPU1は別の仕事を実行することができ、また、TimeOut割り込みが発生した後は、前記別の仕事を継続するか、さらに別の仕事を行うこともできる。
なお、第1のCPU1から第2のCPU2に割り込みが入ったとき、第2のCPU2は第1のCPU1がアクセス権を要求していることが分かるので、自分の仕事を中断し、第1のCPU1にアクセス権を解放することも可能である。
このようにアクセス権管理回路8は、それぞれのCPU1,2に対応したアクセス権要求回路6,7の操作によってアクセス権の操作及びアクセス権の確認を行うことができる。これを可能にするため、アクセス権要求回路8は、解放・取得・BUSY・要求の4bit、あるいは、解放を取得状態の要求処理で行うことにより、取得・BUSY・要求の3bitで構成される。このようなことから、アクセス管理回路8が2以上の前記アクセス権要求回路6,7によって同時にアクセス権要求を行った場合に、前記アクセス権要求回路6,7の要求を調停していることが分かる。
また、アクセス権を取得していないCPUは、アクセスする領域への書き込みは不可能であるが、前記領域からの読み出しは可能となっており、これによりアクセス権を取得していないCPUで他の仕事(処理)を行うことができる。さらに、アクセス権を取得していたCPUの電源が遮断され、あるいはスリープ状態になる場合には、アクセス権を解放した後、前記電源が遮断され、あるいは、スリープ状態に遷移する。
図6は上記メモリ排他制御装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。
図6において、自動原稿送り装置(以後ADF)201に備えられた原稿台202に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿から給送ローラ203、給送ベルト204によってコンタクトガラス206上の所定の位置に給送される。読み取りユニット250によってコンタクトガラス206上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト204および排送ローラ205によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ207によって原稿台202に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス206上に給送される。給送ローラ203、給送ベルト204、排送ローラ205はモータによって駆動される。
第1トレイ208、第2トレイ209、第3トレイ210に積載された転写紙は、各々第1給紙装置211、第2給紙装置212、第3給紙装置213によって給紙され、縦搬送ユニット214によって感光体215に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット250にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット257からのレーザーによって感光体215に書き込まれ、現像ユニット227を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体215の回転と等速で搬送ベルト216によって搬送されながら、感光体215上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット217にて画像を定着させ、排紙ユニット218によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ローラ219によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へ導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ208〜210から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体215に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えのための分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
感光体215、搬送ベルト216、定着ユニット217、排紙ユニット218、現像ユニット227は図示しないメインモータによって駆動され、各給紙装置211〜213はメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。
図6を用いて、本実施形態における画像読み取り手段の動作、および画像を記録面上に潜像形成するまでの動作について、以下、説明する。
潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。読み取りユニット250は、原稿を載置するコンタクトガラス206と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ251、第1ミラー252、レンズ253、CCDイメージセンサ254等々で構成されている。露光ランプ251および第1ミラー252は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー255および第3ミラー256は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ254によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ253およびCCDイメージセンサ254を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ253およびCCDイメージセンサ254の左右方向に位置が設定される。
書き込みユニット257はレーザ出力ユニット258、結像レンズ259、ミラー260で構成され、レーザ出力ユニット258の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザ出力ユニット258から照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏向され、結像レンズ259を通り、ミラー260で折り返され、感光体面上に集光結像する。偏向されたレーザ光は感光体15が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成が行われる。
本実施形態における画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部)の構成について、図7を参照して説明する。
露光ランプ251から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ254にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ261にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正262がなされた後、画像処理部263にてMTF補正、γ補正等がなされる。セレクタ264では、画像信号の送り先を、変倍部271または画像メモリコントローラ265のいずれかにする切り替えが行われる。変倍部271を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット257に送られる。画像メモリコントローラ265とセレクタ264間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図7には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取り部250から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるように複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。なお、上記実施形態に係るメモリ排他制御装置は例えばメモリコンピュータ65に適用される。
画像メモリコントローラ265等への設定や、読み取り部250書き込み部257の制御を行うCPU268、およびそのプログラムやデータを格納するROM269、RAM270を備えている。さらにCPU268は、メモリコントローラ265を介して、画像メモリ266のデータの書き込み、読み出しが行える。
また、プリンタとして機能させる場合には、印字イメージデータ発生装置274から出力された印字イメージにしたがって、印字合成部(1),(2)72,73で印字合成が行われ、合成された印字イメージが画像メモリ266に格納されたり、書き込みユニット257によって印字が実行される。
以上のように、本実施形態によれば、低消費電力を実現するための通常モードと低消費電力モードを備えているプリンタ等の画像処理装置において、通常モード時のみに動作するCPU1と省エネモード時のみ又は通常モードと省エネモード時に動作する他のCPUを有し、通常モードから省エネモード、あるいは、省エネモードから通常モードへの移行時に各CPUへの情報の受け渡しを行うための共有メモリを有し、一方のCPUからの前述の共有メモリへのアクセス速度に対し、もう一方のCPUのアクセス速度が大幅に遅い装置において、アクセス権制御用の管理レジスタを1個、アクセス権獲得用のアクセス権要求レジスタを各CPUの数分用意することにより、共有メモリに対するそれぞれのCPUからのアクセスを確実に実行することが可能になる。また、一方のCPUが前述の共有メモリの複数アドレスへのWriteを行っている最中へのもう一方のCPUからの共有メモリへのアクセスを排除することによって、誤ったDataを他のCPUが読み込むことを防ぐことが可能になる。
本発明の実施形態に係るメモリ排他制御装置の基本的構成を示す図である。 第2のASIC4と共有メモリ5の構成を示す図である。 本実施形態に係るシステムのアクセス権制御レジスタ、アクセス権管理レジスタの動作を示す図である。 アクセス権管理回路の状態遷移を示す図である。 アクセス権取得とアクセス権要求回路のRetryなどの動作を示す図である。 本実施形態に係るメモリ排他制御装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態における画像処理部の構成を示す図である。
符号の説明
1 第1のCPU
2 第2のCPU
3 第1のASIC
4 第2のASIC
5 共有メモリ
6 第1のアクセス権要求回路
7 第2のアクセス権要求回路
8 アクセス権管理回路
41 第1のアクセス権要求レジスタ
42 第2のアクセス権要求レジスタ
43 アクセス権管理レジスタ
53 共有メモリ領域

Claims (7)

  1. 動作モード毎にアクセスする複数のアクセス手段と、
    前記複数のアクセス手段が共通で使用する記憶可能なデバイスと、
    前記各アクセス手段に対応してそれぞれ設けられ、該各アクセス手段から前記記憶可能なデバイスをアクセスするためのアクセス権を要求する複数のアクセス権要求手段と、
    アクセス権が要求された場合に、該アクセス権の状態遷移をVacant状態から特定の1つのアクセス手段のアクセス状態、及び各アクセス手段のアクセス状態から該Vacant状態への遷移のみを許可するとともに、2以上のアクセス権要求手段によるアクセス権の要求が行われた場合に、該アクセス権要求手段の要求を調停するアクセス権管理手段と、
    を備えたメモリ排他制御装置。
  2. 前記アクセス手段の1つは通常モード時に動作し、省エネルギモードでは他のアクセス手段が動作することを特徴とする請求項1記載のメモリ排他制御装置。
  3. 前記アクセス手段は2個であることを特徴とする請求項1の記載のメモリ排他制御装置。
  4. 前記アクセス権要求手段がアクセス権要求レジスタを、前記アクセス権管理手段がアクセス権管理レジスタをそれぞれ含み、前記アクセス権管理手段に含まれるアクセス権管理レジスタのflagの状態によって前記アクセス権管理手段が前記アクセス権要求手段を調停することを特徴とする請求項1記載のメモリ排他制御装置。
  5. 前記アクセス権要求手段、及び前記アクセス権管理手段がそれぞれ回路としてASIC上に設定されることを特徴とする請求項4記載のメモリ排他制御装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のメモリ排他制御装置を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のメモリ排他制御装置と、
    前記メモリ排他制御装置を介して入力された画像データに対して必要な補正を行い、印字画像データに変換する画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって処理された画像データに基づいて転写紙に印字する画像形成手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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