JP3707958B2 - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3707958B2
JP3707958B2 JP16446399A JP16446399A JP3707958B2 JP 3707958 B2 JP3707958 B2 JP 3707958B2 JP 16446399 A JP16446399 A JP 16446399A JP 16446399 A JP16446399 A JP 16446399A JP 3707958 B2 JP3707958 B2 JP 3707958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
image
storage device
unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16446399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000354122A (ja
Inventor
修 木崎
順治 受川
一 山▲崎▼
教夫 道家
康広 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP16446399A priority Critical patent/JP3707958B2/ja
Publication of JP2000354122A publication Critical patent/JP2000354122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3707958B2 publication Critical patent/JP3707958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された1以上の画像信号を記憶し、入力された画像信号もしくは記憶した画像信号から画像形成に必要な信号を処理を行なう画像処理装置およびその画像処理装置を使用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、コピー機能、プリンタ機能、スキャン画像データの蓄積および印刷機能、ファクシミリ機能などを複合的に備えた所謂デジタル複写機とも称される画像形成装置が普及してきている。この種の装置では、入力された画像情報を一旦メモリに格納し、読み出し要求に応じてメモリから読み出して所定もしくは所望の画像形成を行うようになっている。
【0003】
このようにメモリに画像情報を一旦格納し、読み出して使用することから、共有資源たるメモリを複数のアプリケーションで同時に使用することもある。このような場合のメモリ管理方法として例えば特開平10−74163号公報、特開平7−175916号公報、あるいは特開平7−273957号公報などに開示された技術が公知である。
【0004】
このうち、特開平10−74163号公報には、コピーアプリケーションに加え、プリンタアプリケーションやFAXアプリケーションなどの複数のアプリケーションと、複写機を構成する各部を機能単位で共有資源として管理し、1つの共有資源を複数のアプリケーションで同時に使用する際の調停を行うシステムコントローラ部とを有するデジタル複写機において、共有資源の1つとして配置されたメモリユニットとメモリユニットに対する入出力制御を行うメモリコントローラを備え、システムコントローラが複数のアプリケーションでメモリコントローラ及びメモリユニットを同時に使用するときに調停を行うように構成されている。これにより、メモリユニットを共有資源として扱えるようにして、装置のコスト低減及びメモリの有効利用を図ることができるという効果を得ている。
【0005】
また、特開平7−175916号公報には、該当する機能が必要とするメモリ容量と現在のメモリの空き容量とを比較し、前者の方が大きい場合、未使用機能のファイルを一時的に外部記憶装置に退避させることによって機能実行のためにメモリ容量を大幅に増やすことなく各機能を並行して処理できるようにした技術が開示されている。
【0006】
さらに、特開平7−273957号公報には、FAX送受信機能、LAN送受信機能、電子ソート複写機能、画像登録及び画像検索機能毎にページメモリ部の記憶容量を配分した記憶エリアを設定し、各機能毎の記憶エリアの使用情況を記憶して、使用情況に応じて各機能毎の記憶容量の配分内容を変更するようにした技術が開示されている。この技術によれば、種々の機能に対してページメモリ部を共有して使用する場合、各機能の利用情況に応じてページメモリの利用領域を変更することが可能となりページメモリの有効利用が図られるという効果を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術はいずれもコピー機能、プリンタ機能、スキャン画像データの蓄積および印刷機能、ファクシミリ機能などを複合的に備えた画像形成装置において、共有資源としてメモリを複数のアプリケーションで同時に使用する場合の管理方法に関するものである。しかし、これらの公知技術では、メモリ(記憶手段)は単数であり、共有するメモリが複数個存在する場合のメモリ管理方法もしくはメモリ管理方式についてはまったく言及されていない。また、これらの管理方向について言及されたものがない以上、当然のこととして記憶手段が複数存在する場合に複数のジョブの保存先の記憶装置の割り付けについての開示もまったくされていない。
【0008】
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の記憶手段を共有資源として複数のアプリケーションで同時に使用する場合に記憶装置の運用を考慮して効率的に画像処理を行なえる画像処理装置を提供することにある。
【0009】
また、他の目的は、このような画像処理装置を備え、効率的な画像形成が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、入力された1以上の画像信号を記憶する1次記憶部およびこの1次記憶部に入力された画像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以上有する記憶手段と、ジョブの使用する記憶手段を割り付ける割り付け手段と、前記記憶手段の割り付けを必要とするジョブが画像形成を行なうジョブであるかどうかを検知する検知手段と、画像形成を行なう2以上のジョブ間で当該ジョブを同時に実行させる制御手段とを設け、新たに実行されるジョブが画像形成を行なうジョブであることが前記検知手段によって検知され、実行中のジョブに前記画像形成を行なうジョブが含まれている場合、前記割り付け手段は前記実行中のジョブを記憶した記憶手段に前記新たに実行されるジョブを割り付け、入力された画像信号に基づいて画像を形成するための画像処理を行なう画像処理装置としたものである。
【0011】
この場合、前記割り付け手段による前記記憶手段の各ジョブに対する割り付け状態を監視する監視手段をさらに設けるとよい。また、前記画像形成を行なうジョブとしては、画像の読み取りと同時に印刷するジョブ、外部から入力される画像データを印刷するジョブ、および蓄積されたファイルを印刷するジョブのいずれかを含むジョブが挙げられる。
【0012】
また、前記割り付け手段は、前記新たに実行されるジョブが前記2次記憶部に保存された画像信号を作像するジョブである場合には、割り付けを行なわないようにする。
【0013】
なお、前記画像処理装置に画像形成を行なうための作像手段を設け、前記画像処理装置の画像処理機能を備えた画像形成装置を構成することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
1.第1の実施形態
1.1 画像形成装置の概略構成
1.1.2 機械的構成
図1はこの実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。同図に示すように自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する。)1の原稿台2に原稿の画像面を下にして置かれた原稿束は、操作部30(図2)上のスタートキー34が押下されると、最下位の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の読み取り位置に給送される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取った後、読み取りが終了した原稿は給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ7によって原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、次原稿は前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は図4に示すように搬送モータ26によって駆動される。
【0016】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50によって読み取られた画像データは、書き込みユニット57からのレーザ光によって感光体に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら感光体15上のトナーが転写される。その後、定着ユニット17によって転写紙に画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置の排紙トレイ19に排出される。
【0017】
転写紙の両面に画像を形成する場合には、各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙を排紙トレイ19側に導かないで、経路切り換えのための分岐爪112を上側にセットすることによって一旦両面給紙ユニット111に送り、当該ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために両面給紙ユニット111から縦搬送ユニット14に送られて再給紙され、転写紙の裏面に画像を形成した後、反転爪112を下側にセットし、排紙トレイ19に導く。このように転写紙の両面に画像を形成する場合に、両面給紙ユニット111は使用される。
【0018】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18および現像ユニット27はメインモータ25(図4)によって駆動され、各給紙ユニット11〜13はメインモータ25の駆動力を各々給紙クラッチ22,23,24によって伝達制御される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動力を中間クラッチ21によって伝達制御される。
【0019】
1.1.2 操作部
図2は操作部30を示す図である。同図において、操作部30には、液晶タッチパネル(ディスプレイ)31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35および初期設定キー38が設けられており、液晶タッチパネル31にはモード設定用機能キー37、部数および画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0020】
図3は操作部30の液晶タッチパネル31の表示の一例を示す図である。同図からわかるようにオペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、例えば変倍を行うときの変倍値などのように機能の詳細を指定しなければならない場合は、キーにタッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。このように液晶タッチパネルは、ドット表示装置を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことが可能になっている。
【0021】
1.1.3 制御構成
図4はメインコントローラを中心に制御装置を示したものである。同図においてメインコントローラ20は画像形成装置全体を制御するもので、メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行うための操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、および画像メモリからの作像を行う制御などを行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1などの分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応じて機械の状態、動作指令のやり取りを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25および搬送モータ26、並びに各種クラッチ21〜24も接続されている。
【0022】
1.2 動作
以下、大略前述のように構成された画像形成装置における画像を読み取って感光体の記録面上に潜像を形成するまでの動作について説明する。なお、ここでいう潜像とは、感光体面上に画像を光情報に変換して照射することによって生じる電位分布のことである。
【0023】
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成され、光学走査系は露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラー55および第3ミラー56などからなっている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿を読み取る際には、光路長が変化しないように第1キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は図示しないスキャナ駆動モータによって駆動される。
【0024】
原稿画像はCCDイメージセンサ54によって読み取られ、光信号から電気信号に変換されて処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図2において左右方向に移動させると画像倍率を変化させることができる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の図において左右方向の位置が設定される。
【0025】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59およびミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられている。
【0026】
レーザ出力ユニット58から照射されるレーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏向され、結像レンズ59を通ってミラー60で折り返され、感光体面上に集光されて結像する。偏向されたレーザ光は感光体15が回転する方向と直交する所謂主走査方向に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64によって出力された画像信号のライン単位の記録を行う。そして、感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感光体面上に画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0027】
このように書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射されるが、図示しない感光体15の一端近傍のレーザ光の照射位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配されている。このビームセンサから出力される主走査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生成が行われる。
【0028】
1.3 画像処理ユニット
画像処理ユニット(IPU)49の構成について図5を参照して説明する。
【0029】
露光ランプ51から照射された照明光は原稿面に照射されて原稿面で反射する。その反射光は図示しない結像レンズによって結像され、CCDイメージセンサ54の受光面に入射して光電変換され、A/Dコンバータ61によってディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変換された画像信号はシェーディング補正部62でシェーディング補正がなされた後、画像処理部63においてMTF補正、γ補正などが行われる。変倍部72を経由した画像信号は、変倍率に合わせて拡大縮小され、セレクタ64に送られる。セレクタ64では、書き込みγ補正部71または画像メモリコントローラ65のいずれかに画像信号の送り先が選択される。書き込みγ補正部71を経由した画像信号は、作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット57に送られる。
【0030】
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図5には明示していないが、画像処理ユニット49には、読み取り部50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データも処理できるように複数のデータの入出力の選択を行う機能も設けられている。なお、前記外部から供給される画像データとは、例えばパーソナルコンピュータなどのデータ処理装置出力されるデータである。したがって、入力信号としてはスキャナで読み取ったものの他に、外部機器からの入力信号も含まれる。また、画像処理ユニット49は画像メモリコントローラ65などへの設定や、読み取り部50および書き込み部57の制御を行うCPU68や、CPU68のプログラムやデータを格納するROM69およびRAM70を備えている。なお、CPU68は画像メモリコントローラ65を介して画像メモリ66のデータの書き込みおよび読み出しを行うことができる。また、これらの各部はI/Oポート67を介して外部との通信を行うようになっており、画像データ73の入出力はI/Oポート67を介して行われる。
【0031】
1.4 記憶装置
1.4.1 構成
図6は図5におけるメモリコントローラ65と画像メモリ66の内部構成を詳細に示すブロック図であり、本発明における記憶手段の個々の記憶部(記憶装置)の詳細を示している。同図において、メモリコントローラ65のデータ入出力制御部650は、入力データセレクタ651、画像合成部652、1次圧縮/伸張部653、出力データセクタ654、及び2次圧縮/伸張部655を備えている。これらの各部への制御データの設定はCPU68によって行われる。図5におけるアドレス及びデータは画像データに対するものを示しており、CPU68に接続されるデータ及びアドレスは図示していない。
【0032】
画像メモリ66は1次及び2次記憶装置661,662からなる。1次記憶装置661はメモリの指定した領域へのデータ書き込みまたは画像出力時のメモリの指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入力/出力次に要求されるデータ転送速度に略同期して行えるようにDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置661は処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能なメモリコントローラとのインターフェイス部を備えている。
【0033】
2次記憶装置662は大容量の不揮発メモリであり、入力された画像の合成やソーティング、及びデータ蓄積に用いられる。1次記憶装置661が画像データの処理を行うために十分な容量を有し、かつ、不揮発性のものであれば2次記憶装置662へのデータの入出力は行う必要がない。また、2次記憶装置662が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶装置662への直接のデータの書き込み/読み出しは可能である。このような場合には、1次、2次の区別なくデータの処理を行うことが可能となる。
【0034】
2次記憶装置662が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読み出しが可能でない場合、例えば2次記憶装置662にハードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体を使用した場合でも、2次記憶装置662へのデータの入出力については1次記憶装置661を介在させることによって2次記憶装置662のデータ転送能力に応じて処理することが可能になる。
1.4.2 アプリケーションに対応した記憶装置の使用例
各アプリケーションにおける1次記憶装置661と2次記憶装置662の具体的な使用例としては、例えば次のようになる。
【0035】
(1)コピーアプリケーションにおける1部コピー
1部コピーの場合は、まず、読取ユニット(スキャナ)50から画像データは1次記憶装置661に入力される。そして、ほぼ同タイミングで書き込みユニット57(作像装置)に出力するが、同時に2次記憶装置662に読み取った画像データは保存される。正常に作像が終了すれば、2次記憶装置662に保存されたデータは使用されずに消去されるが、ジャム発生などの場合は、2次記憶装置662から画像データを読み取ることにより、ジャム発生後の読取ユニット50からの画像読取は不要となる。
【0036】
(2)コピーアプリケーションにおけるソーティング(複数部コピー)
2部以上のコピーの場合は、まず、読取ユニット(スキャナ)50から画像データは1次記憶装置661に入力される。1部目のコピーは前記(1)の場合と同様に1次記憶装置661から書き込みユニット(作像装置)57に出力されるが、同時に2次記憶装置662にも読み取ったデータは保存される。2部目以降の画像データは2次記憶装置662から1次記憶装置661に転送され、1次記憶装置661から作像装置側に出力する。これによって2部目以降のコピーについてはスキャナによる読み取りが不要となる。必要部数のコピーが終了すると、その時点で2次記憶装置662に保存されていた画像データは消去される。
【0037】
(3)スキャナ(読み取りユニット)からの画像蓄積
スキャナ(読み取りユニット)50からの画像データは1次記憶装置661を介して2次記憶装置662に保存される。この場合は、意図的な消去を行わない限り、画像データは保存されたままとなる。
【0038】
(4)外部入力装置からの印刷
外部入力装置、例えばパーソナルコンピュータから画像(印刷)データが入力され、入力された画像データを印刷する場合は、前記(1)及び(2)におけるスキャナからの読み取りデータが外部入力装置からの転送データになるだけで同様の処理となる。
【0039】
(5)外部入力装置からの画像蓄積
この場合は、入力元がスキャナかパーソナルコンピュータなどの外部入力装置であり画像データが読み取りデータか外部入力装置からの転送データかの違いだけで、前記(3)と同様である。
【0040】
(6)蓄積画像の印刷
前記(3)及び(5)で蓄積された画像を印刷する場合には、2次記憶装置662から1次記憶装置661に画像データを転送し、1次記憶装置661から作像装置側に画像データを出力することによって画像形成が実行される。
【0041】
1.4.3 メモリコントローラの動作
メモリコントローラ65の動作としては、例えば以下のようになる。なお、ここでは、2次記憶装置662が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読み出しができない場合の例である。
【0042】
(1)画像入力(画像メモリへの保存)
入力データセレクタ651は複数のデータのうちから、画像メモリ66(1次記憶装置661)への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ651によって選択された画像データは画像合成部652に供給され、必要に応じて画像合成が行われる。画像合成部652で処理された画像データは、1次圧縮/伸張部653でデータ圧縮され、圧縮後のデータが1次記憶装置661に書き込まれる。1次記憶装置661に書き込まれたデータは必要に応じて2次圧縮/伸張部655でさらに圧縮された後、2次記憶装置662に保存される。
【0043】
(2)画像出力(画像メモリからの読み出し)
画像出力時は、1次記憶装置661に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置661に格納されている場合には、1次圧縮/伸張部653で1次記憶装置661からの画像データの伸張を行い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータと入力データとの画像合成を画像合成部652で行い、画像合成後のデータを出力データセレクタ654で選択して出力する。出力対象となる画像が2次記憶装置662に格納されている場合には、2次記憶装置662に格納されている出力対象となる画像データを2次圧縮/伸張部655で伸張し、伸張後のデータを1次記憶装置661に書き込んでから、書き込んだ画像データを1次記憶装置661から画像データを読み出し、前述の動作を行って出力データセレクタ654から画像データを出力する。
【0044】
1.5 複数の記憶装置を使用する場合の記憶装置の割り付け
図7は複数の記憶装置を使用して画像データを取り扱うときの一例を示すブロック図である。図では記憶装置1、記憶装置2で示す第1及び第2の記憶装置700a,700bの各々の内部構成は図6で示した記憶装置600である。なお、図6の記憶装置では、入力データセレクタ651は複数の画像データのうちから選択される画像データを1つの記憶装置66に接続すればよいのでデータ入出力制御部に包括されているが、図7に示した例では、2個の記憶装置700a,700bが設けられているので、どちらかの記憶装置に接続する(割り付ける)ために割り付け制御部707が設けられ、さらに、割り付け制御部707による割り付け状態を監視するための割り付け状態監視部708および後述の作像部使用ジョブ検出部709が設けられている。
【0045】
すなわち、この例では、記憶装置600は第1及び第2の記憶装置700a,700bと、入力データセレクタ701と、出力データセレクタ702と、第1及び第2の異常検出部707a,707bとから基本的に構成されている。第1の記憶装置700aは図ではデータ入出力制御部1、1次記憶部:1、2次記憶部:1でそれぞれ示す第1のデータ入出力制御部704a、第1の1次記憶部705a、第2の1次記憶部706aからなり、同様に第2の記憶装置700bは、図ではデータ入出力制御部2、1次記憶部:2、2次記憶部:2でそれぞれ示す第2のデータ入出力制御部704b、第1の2次記憶部705b、第2の2次記憶部706bからなる。
【0046】
第1のデータ入出力制御部704aと第1の1次及び2次記憶部705a,706aはそれぞれデータバスとアドレスバスによって接続され、第2のデータ入力制御部704bと第2の1次及び2次記憶部705b,706bもそれぞれデータバスとアドレスバスによって接続されている。メモリ割り付け制御部707は入力デーセレクタ701と出力データセレクタ702に接続され、メモリ割り付け状態監視部708はメモリ割り付け制御部707と作像部使用ジョブ検出部709とに接続されている。また、この作像部使用ジョブ検出部709はメモリ割り付け制御部707にも接続されている。
【0047】
メモリ割り付け制御部707は、現状の記憶装置600の割り付け状態(ジョブに割り付けられた割り付け記憶装置情報)を監視するメモリ割り付け状態監視部708からの記憶装置割り付け状態情報と、ジョブが作像部(プロッタ)部を使用するジョブであるかを判定する作像部使用ジョブ検出手段709からのジョブ情報とを勘案して記憶装置600の割り付けを決定する。
【0048】
1.6 作像手段を使用する少なくとも2つ以上のジョブ間で作像手段を共有してジョブを同時実行可能なモード実行
図8はコピー動作実行中に、プリンタからの印刷ジョブが発生した場合に2つのジョブが同時に実行されている例を示す説明図である。
【0049】
その詳細動作を以下に示す。
【0050】
1:コピーにて原稿5枚で1部出力のコピージョブが発生
2:コピージョブに対し記憶装置1(700a)の割り当てが行われ、記憶装置1(700a)を使用してジョブが実行される。このとき原稿を読みながら同時にプロッタ(書き込みユニット57)を使用し、印刷が行われる。
【0051】
3:コピーの3枚目まではコピージョブしか存在しないので、記憶装置1(700a)及びプロッタ(57)は常時コピージョブにて占有されている状態にある。
【0052】
4:ここでコピージョブ実行中にプリンタから印刷ジョブが発生する場合を考える。このときプリンタ印刷には記憶装置2(700b)を割り当てる印刷ジョブを実行させることになる。
【0053】
5:コピージョブと印刷ジョブを同時に実行させるが、プロッタ(57)が1装置のためコピージョブとプリンタ印刷ジョブにてプロッタ(57)を共有して使用することになる。
【0054】
6:具体的にはプロッタ使用状態図に示すように、本来コピーの4枚目で使用する期間に、コピージョブはプロッタ(57)の使用を抑制され、替わりにプリンタ印刷ジョブに使用させる。
【0055】
以後2つのジョブで交互にプロッタ(57)を使用することで、2ジョブを同時実行(断続的に並行に実行)可能としている。プロッタ(57)の2ジョブへの与え方は他にもタイムシェアリングする場合等が存在する。
【0056】
この動作を行なわせる実際の動作手順を図9および図のフローチャートに示す。
【0057】
図9のフローチャートは、記憶装置1(700a)、記憶装置2(700b)のジョブに対する割り付けを行うタイミングと割り付け解除を行うためのタイミングについての処理手順を示す。この処理では、まず新規ジョブの実行要求があれば(S101)、その新規ジョブが記憶装置600を使用するジョブかどうかを判断する(S102)。そして、その新規ジョブが記憶装置600の割り付けが必要な場合、S103でジョブが使用する記憶装置600の割り付け処理を行なう。この割り付けは前述のメモリ割り付け制御部707によって行なわれる。処理の詳細は図10のフローチャートに示す。割り付けが完了すると(S104)ジョブの実行が行われ(S105)、ジョブが終了するとジョブに対する記憶装置600の割り当て解除を行う(S106)。
【0058】
図10は前述のS103のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。このサブルーチンでは、S201からS204は、現在実行中ジョブと次の新規ジョブの内容を吟味しその結果を記憶装置に割り付けに反映し最適な記憶装置割り付けを行うための条件処理である。まず、記憶装置600の最適割り付けのための条件として、前述の2以上のジョブ間で、プロッタ(57)を共有してジョブを同時実行可能かどうかを判断し(S201)。S202とS203で現在実行中のジョブ内容と、次に実行される新規ジョブ内容の属性の組み合わせをチェックする。具体的には双方ともプロッタを使用するジョブであることを条件としている。したがって、プロッタを使用しないジョブであれば、S201、S202、S203から通常の記憶装置600の割り付け処理を行なう(S205)。また、ジョブ間でプロッタ共有使用により同時実行可能であって、実行中ジョブがプロッタを使用するジョブであり、かつ、新規ジョブもプロッタを使用するジョブであれば、S204で新規ジョブが記憶装置600にすでに格納されているデータを印刷するジョブであるかどうかをチェックする。このチェックで、プロッタ使用ジョブでも記憶装置600に蓄積されたデータを印刷するジョブである場合は、既に使用する記憶装置700a,700bが固定的に決定されているので、本記憶装置割り付けの最適化の対象からは除外し、該当ファイルの存在する記憶装置(700aまたは700b)に割り付けを行なう(S207)。これに対し、新規ジョブが記憶装置データの印刷ジョブでなければ、S206で現在実行中ジョブと同じ記憶装置(700aまたは700b)を割り付ける。
【0059】
最適化が図られる例を図8と図11の説明図を比較しながら説明する。図11は図8のジョブと同じジョブ条件で行われ、プリンタ印刷ジョブ時の記憶装置の割り付けに際し、前記S103のサブルーチンによる処理を行なったときの状態を示す。
【0060】
記憶装置の割り付け状態及びプロッタに使用状態をみてみるとプロッタの使用状態は同じ(印刷のためのパフォーマンスは同じ)であるが、記憶装置600の割り付けに関しては違いが見られ、記憶装置2(700b)は空き状態となり、次ジョブが発生しても(3番目のジョブが重なっても)記憶装置割り付けに関しては何ら問題なく行なえる。このことは、新たな3番目のジョブ発生に対してリソースの有効活用が行なえることを意味している。
【0061】
すなわち、プロッタ(作像手段)を使用するジョブが同時に起動される場合、プロッタが1つしかないシステムでは、プロッタを使用する際に何れか一方のジョブしか相手に出来ないので、「プロッタを1つしか備えていないシステム」で、かつ、「少なくとも2組以上の記憶装置600」を備えたシステムにおいては、プロッタを使用する2つ以上のジョブ間で「記憶装置600」を共有使用しても問題がなように記憶装置を割り付ければよい。
【0062】
以下、今回想定したジョブパターンと、そのジョブの組み合わせ、すなわち、現在実行中ジョブと次に実行される新規ジョブの組み合わせによる記憶装置割り付けの最適化の例を示す。
【0063】
1)想定する基本ジョブパターン
ここでは以下の▲1▼ないし▲5▼のジョブを想定し、これらのジョブ▲1▼ないし▲5▼が同時に起動される場合について例示する。
【0064】
各ジョブの動作は以下の通りである。
【0065】
ジョブ▲1▼:S→M :スキャナから入力データを取り込み、メモリに記憶
ジョブ▲2▼:S→M→P:スキャナから入力データを取り込み、メモリに記憶し、同時にプロッタで出力する。ソート1部目でスキャナから入力データを取り込み、メモリに記憶し、同時にプロッタで出力し、2部目以降は記憶済みデータをメモリからプロッタ出力する。
【0066】
ジョブ▲3▼:外→M :外部I/F(PC等)から入力データを取り込み、メモリに記憶
ジョブ▲4▼:外→M→P:外部I/F(PC等)からの入力データを取り込み、メモリに記憶し、同時にプロッタで出力する、いわゆるプリンタ出力
ジョブ▲5▼: M→P:メモリに記憶済みデータをプロッタで出力
なお、ジョブ▲1▼は前述の(1)の例に、ジョブ▲2▼は前述の(2)および(3)の例に、ジョブ▲3▼は前述の(4)の例に、ジョブ▲4▼は前述の(5)の例に、ジョブ▲5▼は前述の(6)の例にそれぞれ相当する。
【0067】
以上の動作を前提として先程示した想定する基本ジョブパターンで、「はじめに動作しているジョブ」に「次のジョブ」が起動された場合の組み合わせパターンとその時の記憶装置600への割り付けパターンについて説明する。
【0068】
<ジョブが1つ実行中に2つ目のジョブの起動が重なった場合の割り付け>
・タイプ1
ジョブ▲1▼実行中(記憶装置1(700a)を使用)に以下のジョブが起動された場合の記憶装置割り付けパターン
1)ジョブ▲1▼:実行不可(スキャナ50が1つの場合)
2)ジョブ▲2▼:実行不可(スキャナ50が1つの場合)
3)ジョブ▲3▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
4)ジョブ▲4▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
5)ジョブ▲5▼:データの記憶されている記憶装置に固定
・タイプ2
ジョブ▲2▼実行中(記憶装置1(700a)を使用)に以下のジョブが起動された場合の記憶装置割り付けパターン
6)ジョブ▲1▼:ジョブ▲1▼がスキャナ(読み取りユニット50)使用中なら、実行不可(スキャナ50が1つの場合)
ジョブ▲1▼がスキャナ50使用済でプロッタ57使用中なら、記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生し、生産性の低下を招く)
7)ジョブ▲2▼:ジョブ▲1▼がスキャナ50使用中なら、実行不可(スキャナ50が1つの場合)
ジョブ▲1▼がスキャナ50使用済でプロッタ57使用中なら、記憶装置1(700a)を使用
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
8)ジョブ▲3▼:記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生し、生産性の低下を招く)
9)ジョブ▲4▼:プロッタ57で交互出力するので記憶装置1を使用可能
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
10)ジョブ▲5▼:データの記憶されている記憶装置を固定
・タイプ3
ジョブ▲3▼実行中(記憶装置1(700a)を使用)に以下のジョブが起動された場合の記憶装置割り付けパターン
11)ジョブ▲1▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
12)ジョブ▲2▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
13)ジョブ▲3▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
14)ジョブ▲4▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
15)ジョブ▲5▼:データの記憶されている記憶装置を固定
・タイプ4
ジョブ▲4▼実行中(記憶装置1(700a)を使用)に以下のジョブが起動された場合の記憶装置割り付けパターン
16)ジョブ▲1▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
17)ジョブ▲2▼:プロッタ57で交互出力するので記憶装置1(700a)を使用可能
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
18)ジョブ▲3▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b )を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
19)ジョブ▲4▼:プロッタ57で交互出力するので記憶装置1(700a)を使用可能
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
20)ジョブ▲5▼:データの記憶されている記憶装置を固定
・タイプ5
ジョブ▲5▼実行中(記憶装置1(700a)を使用)に以下のジョブが起動された場合の記憶装置割り付けパターン
21)ジョブ▲1▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
22)ジョブ▲2▼:プロッタ57で交互出力するので記憶装置1(700a)を使用可能
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
23)ジョブ▲3▼:ジョブ▲1▼が記憶装置1(700a)を使用中なので記憶装置2(700b)を使用
(記憶装置1(700a)を使用すると記憶装置600の競合が発生して生産性の低下を招く)
24)ジョブ▲4▼:プロッタ57で交互出力するので記憶装置1(700a)を使用可能
(記憶装置2(700b)を有効活用可)
25)ジョブ▲5▼:データの記憶されている記憶装置を固定
このように本実施形態によれば、プロッタ(作像手段)を使用するジョブが同時に起動される場合、プロッタが1つしかないシステムではプロッタを使用する際に何れか一方の ジョブしか相手に出来ないが、2つ以上の記憶装置がある場合には、記憶装置を共有使することはできる。そこで、一方の記憶装置を使用して1つのジョブを実行しているとき、他方の記憶装置は未使用状態となっているので、他のジョブをこの未使用の記憶装置に割り付けることが可能となる。そのためジョブの動作に動作や記憶装置の使用状態に応じて2つ以上の記憶装置をうまく割り付ければ複数のジョブを並行して実行することが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、発明によれば複数の記憶手段を共有資源として複数のアプリケーションで同時に使用する場合に記憶装置の運用を考慮して効率的に画像処理を行うことができる。その際、新たに実行されるジョブが画像形成を行なうジョブであることが検知手段によって検知され、実行中のジョブに画像形成を行なうジョブが含まれている場合、割り付け手段は実行中のジョブを記憶した記憶手段に新たに実行されるジョブを割り付けるので、未使用の記憶手段を他のジョブに対して割り付けることが可能となり、リソースである記憶装置の有効活用を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の画像処理装置の操作部を示す図である。
【図3】図2の操作部の液晶タッチパネルの表示状態を示す図である。
【図4】図1の画像処理装置の制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4の画像処理ユニットの詳細を示すブロック図である。
【図6】図5におけるメモリコントローラと画像メモリのシステム構成を詳細に示すブロック図である。
【図7】複数の記憶装置を使用する場合の画像メモリのシステム構成を示すブロック図である。
【図8】コピー動作実行中にプリンタからの印刷ジョブが発生した場合に2つのジョブが同時に実行されている例を示す説明図である。
【図9】記憶装置のジョブに対する割り付けと割り付け解除の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップS103のサブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
【図11】図10のサブルーチンによる処理内容を示す説明図である。
【符号の説明】
20 メインコントローラ
30 操作部
49 画像処理ユニット(IPU)
63 画像処理部
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
68 CPU
69 ROM
70 RAM
600 記憶装置
650 データ入出力制御部
661 1次記憶装置
662 2次記憶装置
700a 第1の記憶装置
700b 第2の記憶装置
705a 第1の1次記憶部
705b 第2の1次記憶部
706a 第1の2次記憶部
706b 第2の2次記憶部
707 メモリ割り付け制御部
708 メモリ割り付け監視部
709 作像部使用ジョブ検出部

Claims (5)

  1. 入力された画像信号に基づいて画像を形成するための画像処理を行なう画像処理装置において、
    入力された1以上の画像信号を記憶する1次記憶部、およびこの1次記憶部に入力された画像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以上有する記憶手段と、
    ジョブの使用する記憶手段を割り付ける割り付け手段と、
    前記記憶手段の割り付けを必要とするジョブが画像形成を行なうジョブであるかどうかを検知する検知手段と、
    画像形成を行なう2以上のジョブ間で当該ジョブを同時に実行させる制御手段と、
    を備え
    新たに実行されるジョブが画像形成を行なうジョブであることが前記検知手段によって検知され、実行中のジョブに前記画像形成を行なうジョブが含まれている場合、前記割り付け手段は前記実行中のジョブを記憶した記憶手段に前記新たに実行されるジョブを割り付けることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記割り付け手段による前記記憶手段の各ジョブに対する割り付け状態を監視する監視手段をさらに備えていることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記画像形成を行なうジョブが、画像の読み取りと同時に印刷するジョブ、外部から入力される画像データを印刷するジョブ、および蓄積されたファイルを印刷するジョブのいずれかを含んでなることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記割り付け手段は、前記新たに実行されるジョブが前記2次記憶部に保存された画像信号を作像するジョブである場合には、割り付けを行なわないことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4記載の画像処理装置と、
    前記画像形成を行なうための作像手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置
JP16446399A 1999-06-10 1999-06-10 画像処理装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP3707958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16446399A JP3707958B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 画像処理装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16446399A JP3707958B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 画像処理装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000354122A JP2000354122A (ja) 2000-12-19
JP3707958B2 true JP3707958B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=15793664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16446399A Expired - Fee Related JP3707958B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 画像処理装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3707958B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4120874B2 (ja) 2003-11-28 2008-07-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
JP6033244B2 (ja) * 2014-01-24 2016-11-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000354122A (ja) 2000-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0727903B1 (en) Image forming apparatus for printing out one by one sheets of a document as they are input in electronic sort mode
US7369256B2 (en) Interruption of job in information processing apparatus by means of acquisition and release of resources
JP3707958B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP4056402B2 (ja) 画像形成装置ネットワークシステム、画像形成装置、連結動作方法及びプログラム
JP2002041337A (ja) 画像情報記憶装置、該画像情報記憶装置を備えた画像処理装置、転送可否チェック方法及び該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体
JP2000261595A (ja) 画像形成システム
JP2001061050A (ja) 画像形成装置及び該画像形成装置を備えた画像処理装置
JP3538325B2 (ja) 画像形成装置のネットワークシステム
JP4279859B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH11289436A (ja) 画像形成装置
JP2000069256A (ja) 画像形成装置
JP2000324317A (ja) 画像形成装置
JP3842939B2 (ja) 画像処理装置
JP2001013827A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2004347630A (ja) デジタル複合機
JP2001136328A (ja) 画像処理装置
JP2001053941A (ja) 画像形成装置連結システム
JP3614657B2 (ja) 画像形成装置
JP2001100956A (ja) 画像形成装置連結システム
JP2007055265A (ja) 画像形成装置
JPH09261387A (ja) デジタル複写機
JPH10153928A (ja) 複写機ネットワークシステム
JP2001008008A (ja) 画像形成システム
JP2000175010A (ja) 画像形成装置
JP3981167B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees