JP2000175010A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000175010A
JP2000175010A JP11059061A JP5906199A JP2000175010A JP 2000175010 A JP2000175010 A JP 2000175010A JP 11059061 A JP11059061 A JP 11059061A JP 5906199 A JP5906199 A JP 5906199A JP 2000175010 A JP2000175010 A JP 2000175010A
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JP11059061A
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Junji Ukegawa
順治 受川
Yasuhiro Hattori
康広 服部
Osamu Kizaki
修 木崎
Michio Doke
教夫 道家
Hajime Yamazaki
一 山▲崎▼
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のメモリ共有資源を複数のアプリケーシ
ョンで同時に使用する場合に、効率的にメモリ管理を行
い、記憶装置の運用効率を向上させる。 【解決手段】 1以上の画像入力手段と、この画像入力
手段から入力された1以上の画像信号を記憶する1次記
憶部、及びこの1次記憶部に入力された画像信号を保存
する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以上有する記憶
手段と、前記画像入力手段から入力された画像信号、も
しくは前記記憶手段に保存された画像信号に基づいて前
記作像手段を介して記録面上に顕像を出力させる制御手
段とを備え、2次記憶部の未使用記憶領域の容量を算出
し、画像入力要求発生時、算出された未使用記憶領域に
応じて記憶部を割り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される複数の
画像信号を記憶し、記憶した画像信号から所望の画像信
号を選択して出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コピー機能、プリンタ機能、スキ
ャン画像データの蓄積および印刷機能、ファクシミリ機
能などを複合的に備えた所謂デジタル複写器とも称され
る画像形成装置が普及してきている。この種の装置で
は、入力された画像情報を一旦メモリに格納し、読み出
し要求に応じて読み出して所定もしくは所望の画像形成
を行うようになっている。
【0003】このようにメモリに画像情報を一旦格納
し、読み出して使用することから、共有資源たるメモリ
を複数のアプリケーションで同時に使用することもあ
る。このような場合のメモリ管理方法として例えば特開
平10−74163号公報、特開平7−175916号
公報、あるいは特開平7−273957号公報などに開
示された技術が公知である。
【0004】このうち、特開平10−74163号公報
には、コピーアプリケーションに加え、プリンタアプリ
ケーションやFAXアプリケーションなどの複数のアプ
リケーションと、複写機を構成する各部を機能単位で共
有資源として管理し、1つの共有資源を複数のアプリケ
ーションで同時に使用する際の調停を行うシステムコン
トローラ部とを有するデジタル複写機において、共有資
源の1つとして配置されたメモリユニットとメモリユニ
ットに対する入出力制御を行うメモリコントローラを備
え、システムコントローラが複数のアプリケーションで
メモリコントローラ及びメモリユニットを同時に使用す
るときに調停を行うように構成されている。これによ
り、メモリユニットを共有資源として扱えるようにし
て、装置のコスト低減及びメモリの有効利用を図ること
ができるという効果を得ている。
【0005】また、特開平7−175916号公報に
は、該当する機能が必要とするメモリ容量と現在のメモ
リの空き容量とを比較し、前者の方が大きい場合、未使
用機能のファイルを一時的に外部記憶装置に退避させる
ことによって機能実行のためにメモリ容量を大幅に増や
すことなく各機能を並行して処理できるようにした技術
が開示されている。
【0006】さらに、特開平7−273957号公報に
は、FAX送受信機能、LAN送受信機能、電子ソート
複写機能、画像登録及び画像検索機能毎にページメモリ
部の記憶容量を配分した記憶エリアを設定し、各機能毎
の記憶エリアの使用情況を記憶して、使用情況に応じて
各機能毎の記憶容量の配分内容を変更するようにした技
術が開示されている。この技術によれば、種々の機能に
対してページメモリ部を共有して使用する場合、各機能
の利用情況に応じてページメモリの利用領域を変更する
ことが可能となりページメモリの有効利用が図られると
いう効果を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術はいずれ
もコピー機能、プリンタ機能、スキャン画像データの蓄
積および印刷機能、ファクシミリ機能などを複合的に備
えた画像形成装置において、共有資源としてのメモリを
複数のアプリケーションで同時に使用する場合の管理方
法に関するものであるが、これらの公知技術では、メモ
リは単数であり、共有するメモリが複数個存在する場合
のメモリ管理方法もしくはメモリ管理方式については全
く言及されていない。また、これらの管理方法について
言及されたものがない以上、当然のこととして記憶装置
が複数個存在する場合の記憶装置への割り付けや割り付
けについて配慮されたものもない。
【0008】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、複数のメモリ共有資源を複数の
アプリケーションで同時に使用する場合に、効率的にメ
モリ管理を行い、記憶装置の運用効率を向上させること
ができる画像形成装置を提供することにある。
【0009】他の目的は、共有する記憶装置に複数の機
能を並行させて実行する場合、使用する記憶装置の競合
を予測し、競合することなく効率よく使用することが可
能で、記憶装置の運用効率を向上させることができる画
像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段に係る画像形成装置は、1以上の画像入
力手段と、この画像入力手段から入力された1以上の画
像信号を記憶する1次記憶部、及びこの1次記憶部に入
力された画像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶
部を2組以上有する記憶手段と、前記画像入力手段から
入力された画像信号、もしくは前記記憶手段に保存され
た画像信号に基づいて画像を形成する作像手段と、前記
2次記憶部の未使用記憶領域の容量を算出する未使用記
憶領域算出手段と、画像入力要求発生時、前記未使用記
憶領域算出手段により算出された未使用記憶領域に応じ
て前記記憶部を割り付ける割り付け手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0011】第2の手段は、第1の手段において、前記
割り付け手段は、前記記憶手段の全てが未使用状態でア
プリケーションから画像入力要求が発生したとき、画像
入力要求のあったアプリケーションの画像データを前記
記憶手段のうち前記未使用記憶領域算出手段によって算
出された未使用記憶領域の容量が最大の画像記憶部に割
り付けることを特徴とする。
【0012】第3の手段は、第2の手段において、前記
2次記憶部が複数の記憶領域に分割され、分割された記
憶領域に対して選択的に画像信号の入出力が行われる場
合には、前記未使用記憶領域算出手段によって算出され
る未使用記憶領域の容量は、2次記憶部の分割された容
量であることを特徴とする。
【0013】第4の手段に係る画像形成装置は、1以上
の画像入力手段と、この画像入力手段から入力された1
以上の画像信号を記憶する1次記憶部、及びこの1次記
憶部に入力された画像信号を保存する2次記憶部を含む
画像記憶部を2組以上有する記憶手段と、前記画像入力
手段から入力された画像信号、もしくは前記記憶手段に
保存された画像信号に基づいて画像を形成する作像手段
と、前記各記憶手段の2次記憶部における記憶されてい
るファイル数を算出する蓄積ファイル数算出手段と、画
像入力要求発生時、前記算出手段によって算出された蓄
積ファイル数に応じて使用する記憶手段を割り付ける割
り付け手段とを備えていることを特徴とする。
【0014】第5の手段は、第4の手段において、前記
割り付け手段は、前記記憶手段の全てが未使用状態でア
プリケーションから画像入力要求が発生したとき、画像
入力要求のあったアプリケーションの画像データを前記
記憶手段のうち前記蓄積ファイル数算出手段によって算
出された蓄積ファイル数が最小の画像記憶部に割り付け
ることを特徴とする。
【0015】第6の手段は、第5の手段において、前記
2次記憶部が複数の記憶領域に分割され、分割された記
憶領域に対して選択的に画像信号の入出力が行われる場
合には、前記蓄積ファイル数算出手段によって算出され
る蓄積ファイル数は、2次記憶部の分割された記憶領域
であることを特徴とする。
【0016】第7の手段に係る画像形成装置は、1以上
の画像入力手段と、この画像入力手段から入力された1
以上の画像信号を記憶する1次記憶部、及びこの1次記
憶部に入力された画像信号を保存する2次記憶部を含む
画像記憶部を2組以上有する記憶手段と、前記画像入力
手段から入力された画像信号、もしくは前記記憶手段に
保存された画像信号に基づいて画像を形成する作像手段
と、前記2次記憶部の使用状態を検知する使用状態検知
手段と、画像入力要求発生時、前記使用状態検知手段に
よって検知された未使用記憶手段に使用する記憶部を割
り付ける割り付け手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0017】第8の手段は、第7の手段において、前記
記憶手段のメモリ残量を検知する残量検知手段をさらに
有し、前記未使用記憶手段に使用する記憶部が割り付け
られたとき、前記残量検知手段によって割り付けられた
記憶手段のメモリ残量が所定の残量以下の場合には、前
記割り付け手段は前記割り付けられた記憶手段には記憶
部を割り付けないことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】1.第1の実施形態 1.1 画像形成装置の概略構成 1.1.2 機械的構成 図1はこの実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成
図である。同図に示すように自動原稿送り装置(以下、
「ADF」と称する。)1の原稿台2に原稿の画像面を
下にして置かれた原稿束は、操作部30(図2)上のス
タートキー34が押下されると、最下位の原稿から給送
ローラ3および給送ベルト4によってコンタクトガラス
6上の所定の読み取り位置に給送される。読み取りユニ
ット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像デ
ータを読み取った後、読み取りが終了した原稿は給送ベ
ルト4および排送ローラ5によって排出される。さら
に、原稿セット検知センサ7によって原稿台2に次の原
稿があることを検知した場合、次原稿は前原稿と同様に
コンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給
送ベルト4および排送ローラ5は図4に示すように搬送
モータ26によって駆動される。
【0020】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第
2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、
縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置
まで搬送される。読み取りユニット50によって読み取
られた画像データは、書き込みユニット57からのレー
ザ光によって感光体に書き込まれ、現像ユニット27を
通過することによってトナー像が形成される。転写紙は
感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送
されながら感光体15上のトナーが転写される。その
後、定着ユニット17によって転写紙に画像を定着さ
せ、排紙ユニット18によって後処理装置の排紙トレイ
19に排出される。
【0021】転写紙の両面に画像を形成する場合には、
各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙
を排紙トレイ19側に導かないで、経路切り換えのため
の分岐爪112を上側にセットすることによって一旦両
面給紙ユニット111に送り、当該ユニット111にス
トックする。その後、両面給紙ユニット111にストッ
クされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画
像を転写するために両面給紙ユニット111から縦搬送
ユニット14に送られて再給紙され、転写紙の裏面に画
像を形成した後、反転爪112を下側にセットし、排紙
トレイ19に導く。このように転写紙の両面に画像を形
成する場合に、両面給紙ユニット111は使用される。
【0022】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18および現像ユニット27はメ
インモータ25(図4)によって駆動され、各給紙ユニ
ット11〜13はメインモータ25の駆動力を各々給紙
クラッチ22,23,24によって伝達制御される。縦
搬送ユニット14はメインモータ25の駆動力を中間ク
ラッチ21によって伝達制御される。
【0023】1.1.2 操作部 図2は操作部30を示す図である。同図において、操作
部30には、液晶タッチパネル(ディスプレイ)31、
テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキ
ー34、モードクリアキー35および初期設定キー38
が設けられており、液晶タッチパネル31にはモード設
定用機能キー37、部数および画像形成装置の状態を示
すメッセージなどが表示される。
【0024】図3は操作部30の液晶タッチパネル31
の表示の一例を示す図である。同図からわかるようにオ
ペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタ
ッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転
する。また、例えば変倍を行うときの変倍値などのよう
に機能の詳細を指定しなければならない場合は、キーに
タッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。こ
のように液晶タッチパネルは、ドット表示装置を使用し
ているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行
うことが可能になっている。
【0025】1.1.3 制御構成 図4はメインコントローラを中心に制御装置を示したも
のである。同図においてメインコントローラ20は画像
形成装置全体を制御するもので、メインコントローラ2
0には、オペレータに対する表示、オペレータからの機
能設定入力制御を行うための操作部30、スキャナの制
御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、および画像
メモリからの作像を行う制御などを行う画像処理ユニッ
ト(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1など
の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメ
インコントローラ20とは、必要に応じて機械の状態、
動作指令のやり取りを行っている。また、紙搬送等に必
要なメインモータ25および搬送モータ26、並びに各
種クラッチ21〜24も接続されている。
【0026】1.2 動作 以下、大略前述のように構成された画像形成装置におけ
る画像を読み取って感光体の記録面上に潜像を形成する
までの動作について説明する。なお、ここでいう潜像と
は、感光体面上に画像を光情報に変換して照射すること
によって生じる電位分布のことである。
【0027】読み取りユニット50は、原稿を載置する
コンタクトガラス6と光学走査系で構成され、光学走査
系は露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、C
CDイメージセンサ54、第2ミラー55および第3ミ
ラー56などからなっている。露光ランプ51および第
1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定さ
れ、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない
第2キャリッジ上に固定されている。原稿を読み取る際
には、光路長が変化しないように第1キャリッジと第2
キャリッジとは2対1の相対速度で機械的に走査され
る。この光学走査系は図示しないスキャナ駆動モータに
よって駆動される。
【0028】原稿画像はCCDイメージセンサ54によ
って読み取られ、光信号から電気信号に変換されて処理
される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を
図2において左右方向に移動させると画像倍率を変化さ
せることができる。すなわち、指定された倍率に対応し
てレンズ53およびCCDイメージセンサ54の図にお
いて左右方向の位置が設定される。
【0029】書き込みユニット57はレーザ出力ユニッ
ト58、結像レンズ59およびミラー60で構成され、
レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源である
レーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転
するポリゴンミラーが設けられている。
【0030】レーザ出力ユニット58から照射されるレ
ーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏
向され、結像レンズ59を通ってミラー60で折り返さ
れ、感光体面上に集光されて結像する。偏向されたレー
ザ光は感光体15が回転する方向と直交する所謂主走査
方向に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ6
4によって出力された画像信号のライン単位の記録を行
う。そして、感光体の回転速度と記録密度に対応した所
定の周期で主走査を繰り返すことによって感光体面上に
画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0031】このように書き込みユニット57から出力
されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射され
るが、図示しない感光体15の一端近傍のレーザ光の照
射位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配さ
れている。このビームセンサから出力される主走査同期
信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制
御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生
成が行われる。
【0032】1.3 画像処理ユニット 画像処理ユニット(IPU)49の構成について図5を
参照して説明する。
【0033】露光ランプ51から照射された照明光は原
稿面に照射されて原稿面で反射する。その反射光は図示
しない結像レンズによって結像され、CCDイメージセ
ンサ54の受光面に入射して光電変換され、A/Dコン
バータ61によってディジタル信号に変換される。ディ
ジタル信号に変換された画像信号はシェーディング補正
部62でシェーディング補正がなされた後、画像処理部
63においてMTF補正、γ補正などが行われる。変倍
部72を経由した画像信号は、変倍率に合わせて拡大縮
小され、セレクタ64に送られる。セレクタ64では、
書き込みγ補正部71または画像メモリコントローラ6
5のいずれかに画像信号の送り先が選択される。書き込
みγ補正部71を経由した画像信号は、作像条件に合わ
せて書き込みγが補正され、書き込みユニット57に送
られる。
【0034】画像メモリコントローラ65とセレクタ6
4間は双方向に画像信号を入出力可能な構成となってい
る。図5には明示していないが、画像処理ユニット49
には、読み取り部50から入力される画像データ以外に
も外部から供給される画像データも処理できるように複
数のデータの入出力の選択を行う機能も設けられてい
る。なお、前記外部から供給される画像データとは、例
えばパーソナルコンピュータなどのデータ処理装置出力
されるデータである。したがって、入力信号としてはス
キャナで読み取ったものの他に、外部機器からの入力信
号も含まれる。また、画像処理ユニット49は画像メモ
リコントローラ65などへの設定や、読み取り部50お
よび書き込み部57の制御を行うCPU68や、CPU
68のプログラムやデータを格納するROM69および
RAM70を備えている。なお、CPU68は画像メモ
リコントローラ65を介して画像メモリ66のデータの
書き込みおよび読み出しを行うことができる。また、こ
れらの各部はI/Oポート67を介して外部との通信を
行うようになっており、画像データ73の入出力はI/
Oポート67を介して行われる。
【0035】1.4 記憶装置 1.4.1 構成 図6は図5におけるメモリコントローラ65と画像メモ
リ66の内部構成を詳細に示すブロック図であり、本発
明における記憶手段の個々の記憶部(記憶装置)の詳細
を示している。同図において、メモリコントローラ65
のデータ入出力制御部650は、入力データセレクタ6
51、画像合成部652、1次圧縮/伸張部653、出
力データセクタ654、及び2次圧縮/伸張部655を
備えている。これらの各部への制御データの設定はCP
U68によって行われる。図5におけるアドレス及びデ
ータは画像データに対するものを示しており、CPU6
8に接続されるデータ及びアドレスは図示していない。
【0036】画像メモリ66は1次及び2次記憶装置6
61,662からなる。1次記憶装置661はメモリの
指定した領域へのデータ書き込みまたは画像出力時のメ
モリの指定した領域からのデータ読み出しが画像データ
の入力/出力次に要求されるデータ転送速度に略同期し
て行えるようにDRAM等の高速アクセスが可能なメモ
リを使用する。また、1次記憶装置661は処理を行う
画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像
データの入出力を同時に実行可能なメモリコントローラ
とのインターフェイス部を備えている。
【0037】2次記憶装置662は大容量の不揮発メモ
リであり、入力された画像の合成やソーティング、及び
データ蓄積に用いられる。1次記憶装置661が画像デ
ータの処理を行うために十分な容量を有し、かつ、不揮
発性のものであれば2次記憶装置662へのデータの入
出力は行う必要がない。また、2次記憶装置662が画
像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデ
ータの書き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶装
置662への直接のデータの書き込み/読み出しは可能
である。このような場合には、1次、2次の区別なくデ
ータの処理を行うことが可能となる。
【0038】2次記憶装置662が画像入出力時に要求
されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/
読み出しが可能でない場合、例えば2次記憶装置662
にハードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体を使用
した場合でも、2次記憶装置662へのデータの入出力
については1次記憶装置661を介在させることによっ
て2次記憶装置662のデータ転送能力に応じて処理す
ることが可能になる。
【0039】1.4.2 アプリケーションに対応した
記憶装置の使用例 各アプリケーションにおける1次記憶装置661と2次
記憶装置662の具体的な使用例としては、例えば次の
ようになる。
【0040】(1)コピーアプリケーションにおける1
部コピー 1部コピーの場合は、まず、読取ユニット(スキャナ)
50から画像データは1次記憶装置661に入力され
る。そして、ほぼ同タイミングで書き込みユニット57
(作像装置)に出力するが、同時に2次記憶装置662
に読み取った画像データは保存される。正常に作像が終
了すれば、2次記憶装置662に保存されたデータは使
用されずに消去されるが、ジャム発生などの場合は、2
次記憶装置662から画像データを読み取ることによ
り、ジャム発生後の読取ユニット50からの画像読取は
不要となる。
【0041】(2)コピーアプリケーションにおけるソ
ーティング(複数部コピー) 2部以上のコピーの場合は、まず、読取ユニット(スキ
ャナ)50から画像データは1次記憶装置661に入力
される。1部目のコピーは前記(1)の場合と同様に1
次記憶装置661から書き込みユニット(作像装置)5
7に出力されるが、同時に2次記憶装置662にも読み
取ったデータは保存される。2部目以降の画像データは
2次記憶装置662から1次記憶装置661に転送さ
れ、1次記憶装置661から作像装置側に出力する。こ
れによって2部目以降のコピーについてはスキャナによ
る読み取りが不要となる。必要部数のコピーが終了する
と、その時点で2次記憶装置662に保存されていた画
像データは消去される。
【0042】(3)スキャナ(読み取りユニット)から
の画像蓄積 スキャナ(読み取りユニット)50からの画像データは
1次記憶装置661を介して2次記憶装置662に保存
される。この場合は、意図的な消去を行わない限り、画
像データは保存されたままとなる。
【0043】(4)外部入力装置からの印刷 外部入力装置、例えばパーソナルコンピュータから画像
(印刷)データが入力され、入力された画像データを印
刷する場合は、前記(1)及び(2)におけるスキャナ
からの読み取りデータが外部入力装置からの転送データ
になるだけで同様の処理となる。
【0044】(5)外部入力装置からの画像蓄積 この場合は、入力元がスキャナかパーソナルコンピュー
タなどの外部入力装置であり画像データが読み取りデー
タか外部入力装置からの転送データかの違いだけで、前
記(3)と同様である。
【0045】(6)蓄積画像の印刷 前記(3)及び(5)で蓄積された画像を印刷する場合
には、2次記憶装置662から1次記憶装置661に画
像データを転送し、1次記憶装置661から作像装置側
に画像データを出力することによって画像形成が実行さ
れる。
【0046】1.4.3 メモリコントローラの動作 メモリコントローラ65の動作としては、例えば以下の
ようになる。なお、ここでは、2次記憶装置662が画
像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデ
ータの書き込み/読み出しができない場合の例である。
【0047】(1)画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ651は複数のデータのうちから、
画像メモリ66(1次記憶装置661)への書き込みを
行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ65
1によって選択された画像データは画像合成部652に
供給され、必要に応じて画像合成が行われる。画像合成
部652で処理された画像データは、1次圧縮/伸張部
653でデータ圧縮され、圧縮後のデータが1次記憶装
置661に書き込まれる。1次記憶装置661に書き込
まれたデータは必要に応じて2次圧縮/伸張部655で
さらに圧縮された後、2次記憶装置662に保存され
る。
【0048】(2)画像出力(画像メモリからの読み出
し) 画像出力時は、1次記憶装置661に記憶されている画
像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次
記憶装置661に格納されている場合には、1次圧縮/
伸張部653で1次記憶装置661からの画像データの
伸張を行い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータ
と入力データとの画像合成を画像合成部652で行い、
画像合成後のデータを出力データセレクタ654で選択
して出力する。出力対象となる画像が2次記憶装置66
2に格納されている場合には、2次記憶装置662に格
納されている出力対象となる画像データを2次圧縮/伸
張部655で伸張し、伸張後のデータを1次記憶装置6
61に書き込んでから、書き込んだ画像データを1次記
憶装置661から画像データを読み出し、前述の動作を
行って出力データセレクタ654から画像データを出力
する。
【0049】1.5 複数の記憶装置を使用する場合の
記憶装置の割り付け 図7は複数の記憶装置を使用して画像データを取り扱う
ときの一例を示すブロック図である。図では記憶装置
1、記憶装置2で示す第1及び第2の記憶装置700
a,700bの各々の内部構成は図6で示した記憶装置
600である。なお、図6の記憶装置では、入力データ
セレクタ651は複数の画像データのうちから選択され
る画像データを1つの記憶装置66に接続すればよいの
でデータ入出力制御部に包括されているが、図7に示し
た例では、2個の記憶装置700a,700bが設けら
れているので、どちらかの記憶装置に接続するための割
り付け機能が付加され、データ入出力制御部から独立し
た構成として示している。
【0050】すなわち、この例では、記憶装置700は
第1及び第2の記憶装置700a,700bと、入力デ
ータセレクタ701と、出力データセレクタ702と、
第1及び第2の未使用記憶容量算出部703a,703
bとから基本的に構成されている。第1の記憶装置70
0aは図ではデータ入出力制御部1、1次記憶部:1、
2次記憶部:1でそれぞれ示すで第1のデータ入出力制
御部704a、第1の1次記憶部705a、第2の1次
記憶部706aからなり、同様に第2の記憶装置700
bは、図ではデータ入出力制御部2、1次記憶部:2、
2次記憶部:2でそれぞれ示す第2のデータ入出力制御
部704b、第1の2次記憶部705b、第2の2次記
憶部706bからなる。
【0051】第1のデータ入出力制御部704aと第1
の1次及び2次記憶部705a,706aはそれぞれデ
ータバスとアドレスバスによって接続され、第2のデー
タ入力制御部704bと第2の1次及び2次記憶部70
5b,706bもそれぞれデータバスとアドレスバスに
よって接続されている。前記第1の未使用記憶容量算出
部703aは第1のデータ入出力制御部704aに接続
され、第1の1次及び2次記憶部705a,706aの
使用されていない記憶領域を検出し、前記第2の未使用
記憶容量算出部703bは第2のデータ入出力制御部7
04bに接続され、第2の1次及び2次記憶部705
b,706bの使用されていない記憶容量を算出する。
入力データセレクタ701は入力された複数のデータの
うちの1つを選択して第1及び第2のデータ入出力制御
部704a,704bにそれぞれ独立に出力する。出力
データセレクタ702は第1または第2のデータ入出力
制御部704a,704bから独立にデータを受け取
り、それぞれ出力する。
【0052】図7の構成において、前述の1.4.2に
おけるアプリケーション例のうち、例えばコピーアプリ
ケーションにおけるソーティング(2)と、外部入力装
置からの画像蓄積(5)が同時に実施された場合には、
図8に示すように第1及び第2の記憶装置700a,7
00bを割り付けることによって同時並行動作が可能に
なる。
【0053】図9は、上記のように領域を分割するとき
のメモリコントローラ65の制御手順を示すフローチャ
ートである。この制御手順では、分割処理が開始される
と、まず、画像メモリ66へのデータ入力要求があるか
否かをチェックする(ステップ901)。データ入力が
なければ、そのまま終了し、データ入力があれば、要求
されたパラメータを分析し、画像メモリ66の制御方法
を決定する(ステップ902)。制御方法はパラメータ
の中のデータサイズ、モード、保存の必要性などから画
像メモリ66内のリソースをどのように使用すればよい
かを決定する。
【0054】ステップ902で画像メモリ66の制御方
法が決定されたら、ステップ903で決定された結果に
基づいて画像メモリ66の第1及び第2の記憶装置70
0a,700bの使用状況を調べる。第1及び第2の記
憶装置700a,700bのうち少なくとも1つの記憶
装置が使用状態であれば、そのまま終了する(ステップ
904)。第1及び第2の記憶装置700a,700b
の両者共に使用されていなければ、第1及び第2の2次
記憶部706a,706bの未使用記憶容量を調べ、両
記憶部706a,706bの割り付け先を決定する(ス
テップ905)。
【0055】図10はステップ905のサブルーチンの
内容、すなわち、第1及び第2の2次記憶部706a,
706bの割り付け先を決定する制御手順を示すフロー
チャートである。割り付けでは、まず、2次記憶部70
6a,706bの未使用記憶容量M1,M2を求める
(ステップ1001,1002)。次いで、両者を比較
し(ステップ1003)、M1の方が大きければ第1の
2次記憶部706aに割り付け(ステップ1004)、
M2の方が大きければあるいはM2とM1とが等しけれ
ば第2の2次記憶部706bに割り付ける(ステップ1
005)。なお、この制御手順を示すフローチャートで
は、M1=M2の場合については特に記載されていない
が、2次判定基準を設けてもよい。なお、2次判定基準
とは、例えば、第1及び第2の記憶部706a,706
bにデータのアクセス速度に優越がある場合には、アク
セス速度の速い方を優先するようにする設定することで
ある。
【0056】ステップ905で割り付ける記憶部が判明
したら、割り付けられた記憶部を取得する(ステップ9
06)。取得することによって割り付けられた記憶部の
状態は使用中となる。ステップ906で割り付けられた
記憶部を取得したら、記憶部にデータを格納するための
前処理として、取得した記憶部にパラメータを設定する
(ステップ907)。そして、全ての準備が完了したら
データ入力実行準備完了通知処理を実行する(ステップ
908)。データ入力実行準備完了通知を行った後は、
要求元からのデータ入力実行要求を待つ(ステップ90
9)。そして、データ入力実行要求があった時点でデー
タ入力を行う(ステップ910)。
【0057】データ入力が実行されると、データ入力実
行状態を監視し(ステップ911)、データ入力実行が
終了したら、後処理として取得した記憶部を解放する
(ステップ912)。最後にデータ入力完了通知処理を
行って(ステップ913)、この処理を終了する。な
お、図11は2次記憶部706a,706bの未使用記
憶容量と蓄積データ容量の関係を示す。
【0058】このとき、前述のアプリケーション例のう
ちスキャナからの画像蓄積(3)の実行要求がきた場合
は、図10に示したフローチャートにしたがって第1あ
るいは第2の2次記憶部700a,700bに割り付け
られてデータ入力実行が行われる。この実行中に、前述
のアプリケーション例のうち蓄積画像の印刷要求(6)
があった場合、要求される蓄積データは、第1あるいは
第2の2次記憶部700a,700bのいずれかに蓄積
されていることになる。もし、第1の2次記憶部700
aに蓄積データがあった場合には、2つの実行要求は共
に第1の2次記憶部700aに割り付けられるため、完
全並行動作が不可能になり生産効率が低下する。このと
きのデータの流れを図12のブロック図に、また、この
ときのタイミングを図13のタイミングチャートにそれ
ぞれ示す。
【0059】第2の2次記憶部700bに蓄積データが
あった場合は、2つの実行要求は各々別々の記憶装置に
割り付けられるため、完全並行動作が可能になる。この
ときのデータの流れを図14のブロック図に、このとき
のタイミングを図15のタイミングチャートにそれぞれ
示す。なお、印刷要求される蓄積画像は、蓄積画像デー
タの多い記憶装置に蓄積されている確率が高いので、こ
の実施形態のようにすれば、完全並行動作を行うことが
できる確率を高くすることが可能になる。
【0060】1.6 2次記憶部の分割 また、前記第1及び第2の2次記憶部706a,706
bはメモリコントローラ65が実行する分割領域管理に
よって各アプリケーション毎の領域に分けられている。
この分割の一例を図16に示す。この例では、それぞれ
の2次記憶部706a,706bの記憶領域を第1ない
し第3の3つの記憶領域711a,711b、712
a,712b、713a,713bに分割し、第1の記
憶領域711a,711bは第1のアプリケーションの
記憶領域に、第2の記憶領域712a 712bは第2
のアプリケーション(例えばコピー機能)を実施するた
めの記憶領域に、第3の記憶領域713a,713bは
第3のアプリケーション(例えばローカルストレージ)
の記憶領域にそれぞれ割り付けている。
【0061】このようにして記憶領域を割り付ける手順
は、図9のフローチャートにおけるステップ905のサ
ブルーチンの処理内容を除いて図9の処理と同様なの
で、ここでの説明は省略し、ステップ905に代わるサ
ブルーチンの処理内容を図17のフローチャートに示
し、このフローチャートに沿って説明する。この処理で
は、まず、データ入力要求を行ったアプリケーションを
調べる(ステップ1701)。次いで、第1の2次記憶
部706aのうちステップ1701で調べた要求アプリ
ケーションの使用する記憶領域の中での未使用量記憶容
量(M1)を求める(ステップ1702)。同様に第2
の2次記憶部706bのうちステップ1701で調べた
要求アプリケーションの使用する記憶領域の中での未使
用記憶容量(M2)を求める(ステップ1703)。そ
して、ステップ1704でM1とM2とを比較し、M1
の方が大きい場合には、第1の2次記憶部706aに割
り付け先を決定し(ステップ1705)、M1=M2あ
るいは、M1の方が小さい場合には、第2の2次記憶部
706bに割り付け先を決定する(ステップ170
6)。
【0062】2.第2の実施形態 2.1 概説 この実施形態は、第1の実施形態における未使用領域検
出部703a,703bに代えて蓄積ファイル数検出部
703c,703dとし、第1及び第2の記憶装置70
0a,700bに蓄積されたファイル数を検出するよう
にしたものである。その他の各構成は第1の実施形態に
おける1.1から1.4.3までの項において説明した
ものと同等なので、ここでの説明は省略する。以下、同
等とみなせる各部には同一の参照符号を付し、重複する
説明をできるだけ排除しながら、本実施形態について説
明する。
【0063】2.2 システム構成 本実施形態のシステム構成を図18に示す。この図18
のシステム構成は、第1の実施形態における図7のシス
テム構成において、未使用領域検出部703a,703
bに代えて蓄積ファイル数検出部703c,703dと
したもので、他の各部は図7と同一である。この例で
は、蓄積ファイル数検出部703c,703dで第1、
第2の各々の記憶装置700a,700bの蓄積ファイ
ル数を算出するようにしている。ここでいうファイルと
は、1つのアプリケーションからデータ入力(出力)実
行要求があってからデータ入力(出力)実行完了通知を
受けるまでの画像データの集合を表す。なお、前述の
1.4.2で説明したアプリケーションにおけるソーテ
ィング(2)と外部入力装置からの画像蓄積が同時に実
行された場合においても、前述の図8と同様に割り付け
ることによって同時並行動作が可能になる。
【0064】2.3 複数の記憶装置を使用する場合の
記憶装置の割り付け 図19は、この実施形態における記憶装置の割り付けの
処理手順を示すフローチャートである。このフローチャ
ートは、前述の図9のフローチャートにおけるステップ
905のサブルーチンをステップ1905のサブルーチ
ンとしたもので、その処理内容は図20のフローチャー
トの通りである。その他のステップは図9のフローチャ
ートと同様なので、その他のステップに関する説明は省
略する。
【0065】図20のフローチャートにおける処理で
は、第1及び第2の2次記憶部706a、706bの各
々の蓄積ファイル数M1,M2を求める(ステップ20
01,2002)。次いで、ステップ2003で蓄積フ
ァイル数M1,M2を比較し、M1の方が小さければ第
1の2次記憶部706aに割り付け先を決定し(ステッ
プ2004)、M1がM2以上であれば第2の2次記憶
部706bに割り付け先を決定する(ステップ200
5)。なお、このフローチャートでもM1=M2の場合
のときについては特に記載していないが、2次判定基準
を設けても良い。この判定基準とは、例えば第1及び第
2の2次記憶部706a,706bにデータのアクセス
速度に優越性がある場合には、アクセス速度の速い方を
優先するというような基準である。
【0066】2.4 2個のアプリケーションから実行
要求がきたときの並行動作 例えば2個のアプリケーションから実行要求がきたとき
の並行動作は以下のようになる。すなわち、第1の記憶
装置700a及び第2の記憶装置700bが共に未使用
状態のときの第1の2次記憶部706aの蓄積ファイル
数がn1、第2の2次記憶部706bの蓄積ファイル数
がn2(n1<n2)になっていた場合、前述のアプリ
ケーション例のうち、スキャナからの画像蓄積(3)の
実行要求がきた場合には、第20図のフローチャートに
したがって第1の2次記憶部706aに割り付けられ、
データ入力実行が行われる。この実行中に、前述のアプ
リケーション例のうち、蓄積画像の印刷要求(6)があ
った場合、要求される蓄積データは、第1の2次記憶部
706aか第2の2次記憶部706bのどちらかに蓄積
されていることになる。もし、第1の2次記憶部706
aに蓄積データがあった場合は、2つの実行要求は共に
第1の記憶装置700aに割り付けられるため、完全並
行動作が不可能になり、生産効率が低下する。このとき
のデータの流れは前述の図12と同様であり、タイミン
グも図13と同様である。
【0067】また、第2の2次記憶部706bに蓄積デ
ータがあった場合は、2つの実行要求は各々別の記憶装
置に割り付けられるため、完全並行動作が可能になる。
このときのデータの流れは前述の図14と同様であり、
タイミングも前述の図15と同様になる。なお、印刷要
求される蓄積画像は、蓄積ファイル数の多い記憶装置に
蓄積されている確率が高いため、蓄積ファイル数の少な
い記憶装置にデータを格納するようにすれば、完全並行
動作が可能となる確率を高くすることができる。
【0068】2.5 2次記憶部の分割 また、前記第1及び第2の2次記憶部706a,706
bはメモリコントローラ65が実行する分割領域管理に
よって各アプリケーション毎の領域に分けられている。
これは前述の1.6の項で説明したとおりである。
【0069】このようにして記憶領域を割り付ける手順
は、図9のフローチャートにおけるステップ905のサ
ブルーチンの処理内容を除いて図9の処理を同様なの
で、ここでの説明は省略し、ステップ905に代わるサ
ブルーチンの処理内容を図21のフローチャートに示
し、このフローチャートに沿って説明する。この処理で
は、まず、データ入力要求を行ったアプリケーションを
調べる(ステップ2101)。次いで、第1の2次記憶
部706aのうちステップ2301で調べた要求アプリ
ケーションの使用する記憶領域の中での蓄積ファイル数
(M1)を求める(ステップ2102)。同様に第2の
2次記憶部706bのうちステップ2101で調べた要
求アプリケーションの使用する記憶領域の中での蓄積フ
ァイル数(M2)を求める(ステップ2103)。そし
て、ステップ2104でM1とM2とを比較し、M1の
方が小さい場合には、第1の2次記憶部706aに割り
付け先を決定し(ステップ2105)、M2がM1以上
の場合には、第2の2次記憶部706bに割り付け先を
決定する(ステップ2106)。
【0070】3.第3の実施形態 3.1 概説 この実施形態は、第1の実施形態における未使用領域検
出部703a,703bを省略し、未使用の記憶手段を
検出して検出された未使用の記憶手段に画像データを記
憶させてメモリ制御および画像の出力制御を行おうとす
るものである。なお、この実施形態は請求項7の構成に
対応し、請求項7における「記憶手段」は複数個(この
実施形態では2個の記憶装置)に対応している。その他
の各構成は第1の実施形態における1.1から1.4.
3までの項において説明したものと同等なので、ここで
の説明は省略する。以下、同等とみなせる各部には同一
の参照符号を付し、重複する説明をできるだけ排除しな
がら、本実施形態について説明する。
【0071】3.2 システム構成 本実施形態のシステム構成を図22に示す。この図22
のシステム構成は、第1の実施形態における図7のシス
テム構成において、未使用領域検出部703a,703
bを省略したもので、他の各部は図7と同一である。な
お、第1の実施形態では、図6における入力データセレ
クタ651は複数のデータのうちから選択されるデータ
が1つの記憶装置に接続されるため、データ入出力部に
包含されていたが、この実施形態における入力データセ
レクタ701は2個の記憶装置700a,700bがあ
るために、どちらかの記憶装置700a,700bに接
続するための割り付け(割り当て)機能を備えた割り付
け(割り当て)装置でもある。同様に、出力データセレ
クタ702についても出力データは2個の記憶装置70
0a,700bと接続されることになる。
【0072】3.3 複数の記憶装置を使用する場合の
記憶装置の割り付け 図23は、この実施形態における記憶装置の割り付けの
処理手順を示すフローチャートである。このフローチャ
ートは、前述の図9のフローチャートにおけるステップ
904の判定ステップとステップ905のサブルーチン
をステップ2304の判定ステップと2305のサブル
ーチンとしたものである。ステップ2304はステップ
2303で第1の2次記憶部706aと第2の2次記憶
部706bの使用状態を調べ、いずれか一方の2次記憶
部706a,706bが使用中であれば、ステップ23
05で両記憶部706a,706bの使用状態を調べて
記憶装置の割り付け先を決定する。その処理内容は図2
4のフローチャートの通りである。もし、ステップ23
04でいずれも記憶部706a,706bも使用中もし
くは使用中でなければこの処理を終了する。その他のス
テップは図9のフローチャートと同様なので、その他の
ステップに関する説明は省略する。
【0073】図24のフローチャートにおける処理で
は、第1の2次記憶部706aが使用中で第2の2次記
憶部706bが未使用中かどうかをチェックし、第1の
2次記憶部706aが使用中で第2の2次記憶部706
bが未使用中であれば、第2の記憶装置700bの第2
の2次記憶部706bに割り付けて画像データを格納し
てリターンする。一方、ステップ2401でNoと判定
されたときには、さらに、ステップ2402で、第2の
2次記憶部706bが使用中で第1の2次記憶部706
aが未使用かどうかをチェックし、Noと判定されれば
そのままリターンしてこのサブルーチンを抜け、Yes
と判定されれば第1の記憶装置700aの第1の2次記
憶部706aに割り付けて画像データを格納してリター
ンする。
【0074】3.4 2個のアプリケーションから実行
要求がきたときの並行動作 例えば2個のアプリケーションから実行要求がきたとき
の並行動作は以下のようになる。前述のアプリケーショ
ン例のうち、蓄積画像の印刷要求(6)実行中に、スキ
ャナからの画像蓄積(3)の実行要求がきた場合には、
蓄積画像の印刷(6)は第2の記憶装置700bを使用
中であるとすると、スキャナからの画像蓄積(3)は図
24のフローチャートにしたがって第1の2次記憶部7
06aに割り付けられ、データ入力実行が行われる。こ
のときのデータの流れを図25の説明図に、タイミング
を図26のタイミングチャートにそれぞれ示す。この場
合は、メモリリソースのバッティングがなく完全並行動
作が可能になる。
【0075】また、前述のアプリケーション例のうち、
蓄積画像の印刷要求(6)の実行中にコピーアプリケー
ションにおける1部コピー(1)の実行要求がきた場合
には次のようになる。すなわち、このときも蓄積画像の
印刷(6)も第2の2次記憶部706bを使用中とする
と、コピーアプリケーションにおける1部コピーは図2
4のフローチャートにしたがって、同様に第1の2次記
憶部706aに割り付けられ、データ入力実行が行われ
る。このときのデータの流れを図27の説明図、タイミ
ングを図28のタイミングチャートに示す。この場合は
メモリリソースのバッティングはなく、最適な割り付け
となっているが、作像装置が1つしかないので、交互印
刷動作となる。しかし、前述の通り、2次記憶部706
a,706bにハードディスクなどの記憶媒体を使用し
ている場合には、印刷を行っている間に、2次記憶部7
06a,706bから1次記憶部705a,705bへ
の画像データの読み出しが可能であり、メモリリソース
が有効に活用される。
【0076】このように制御すると、使用中の記憶装置
700aあるいは700bの2次記憶部706a,70
6bを複数のジョブが使用するためにメモリの最適使用
ができず、作像における生産性の低下を招くという問題
が発生することはない。
【0077】4.第4の実施形態 4.1 概説 この実施形態は、第1の実施形態における未使用領域検
出部703a,703bに代えてメモリ残量検出部70
3e,703fとしたもので、未使用の記憶装置におけ
るメモリ残量をメモリ残量検出部703e,703fに
よって検出し、検出されたメモリ残量に応じて画像デー
タを格納する記憶装置700a,700bの割り付け先
を決定しようとするものである。なお、この実施形態は
請求項8の構成に対応している。その他の各構成は第1
の実施形態における1.1から1.4.3までの項にお
いて説明したものと同等なので、ここでの説明は省略す
る。以下、同等とみなせる各部には同一の参照符号を付
し、重複する説明をできるだけ排除しながら、本実施形
態について説明する。
【0078】4.2 システム構成 本実施形態のシステム構成を図29に示す。この図29
のシステム構成は、第1の実施形態における図7のシス
テム構成において、未使用領域検出部703a,703
bに代えて前述のように第1の記憶装置700a(第1
の2次記憶部706a)のメモリ残量を検出する第1の
メモリ残量検出部703eと、第2の記憶装置700b
(第2の2次記憶部706b)のメモリ残量を検出する
第2のメモリ残量検出部703fとしたもので、他の各
部は図7と同一である。なお、第1および第2のメモリ
残量検出部703e,703fは2次圧縮/伸張部65
5によって圧縮された蓄積データ容量を加算していき、
2次記憶部706a,706bの各々の蓄積可能データ
量とからまだ使用可能なメモリ残量を算出する機能を備
えている。
【0079】なお、第3の実施形態と同様に第1の実施
形態では、図6における入力データセレクタ651は複
数のデータのうちから選択されるデータが1つの記憶装
置に接続されるため、データ入出力部に包含されていた
が、この実施形態における入力データセレクタ701は
2個の記憶装置700a,700bがあるために、どち
らかの記憶装置700a,700bに接続するための割
り付け機能を備えた割り付け装置でもある。同様に、出
力データセレクタ702についても出力データは2個の
記憶装置700a,700bと接続されることになる。
【0080】4.3 複数の記憶装置を使用する場合の
記憶装置の割り付け この実施形態における記憶装置の割り付けの処理手順を
示すフローチャートは第3の実施形態における図23の
フローチャートとステップ2305のサブルーチンにお
ける処理が異なるだけなので、このサブルーチンを図3
0に示し、この処理手順についてのみ説明する。この処
理では、ステップ2304でYesと判定されると、ス
テップ3001で第1の2次記憶部706aを使用中
で、かつ第2の2次記憶部706bが未使用かどうかを
チェックする。そして、この判定でNoならば、さら
に、ステップ3002で第2の2次記憶部706bを使
用中で、かつ第1の2次記憶部706aが未使用である
かどうかをチェックする。このチェックのNoならばそ
のままリターンし、Yesならばステップ3003で第
1の2次記憶部706aはメモリMAX近傍状態かどう
かをチェックする。そして、メモリMAX近傍状態であ
ると判定されたときには、第2の2次記憶部706bに
割り付け(ステップ3004)、メモリMAX近傍状態
でないと判定された時には、第1の2次記憶部706a
に割り付ける(ステップ3005)。
【0081】一方、ステップ3001でYesと判定さ
れたときには、ステップ3006で第2の2次記憶部7
06bはメモリMAX近傍状態かどうかをチェックし、
メモリMAX近傍状態であると判定されたときには、第
2の2次記憶部706bに割り付け(ステップ300
7)、メモリMAX近傍状態でないと判定されたときに
は、第1の2次記憶部706aに割り付ける(ステップ
3008)。なお、ステップ3003,3006でいう
メモリMAX近傍状態とは、第1および第2の2次記憶
部706a,706bのメモリ残量からまだ記憶可能な
画像記憶枚数を算出し、たとえば5枚分以下であればメ
モリMAX近傍状態と判定する。また、データ入力要求
があった時点で入力画像枚数が分かっていれば、記憶可
能枚数と比較が可能であり、どの記憶装置に割り付けら
れかの判定が可能となる。したがって、所定のメモリ残
量とはメモリMAX近傍状態になるメモリ残量であり、
枚数や画像の大きさに応じてあらかじめ設定される。
【0082】このようにメモリ制御を行うと、画像ファ
イルが2つの記憶装置700a,700bの2次記憶部
706a,706bに分割された状態で蓄積されるとい
う事態の発生を防止することができる。すなわち、一
旦、画像ファイルが2つのハードディスクに分割されて
記憶されると、そのファイルが削除されるまでメモリリ
ソースの利用効率の低下を避けることができないが、こ
のように制御することにより、メモリリソースの利用効
率の低下とメモリリソースの利用効率の低下によって生
じる作像の生産性の低下も防止することが可能となる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、2次記憶部の未使用記憶領域の容量を算出する未
使用記憶領域算出手段と、画像入力要求発生時、前記未
使用記憶領域算出手段により算出された未使用記憶領域
に応じて前記記憶部を割り付ける割り付け手段とを備え
ているので、複数のメモリ共有資源を複数のアプリケー
ションで同時に使用する場合に、効率的にメモリ管理を
行い、記憶装置の運用効率を向上させることができる。
また、共有する記憶装置に複数の機能を並行させて実行
する場合、使用する記憶装置の競合を予測し、競合する
ことなく効率よく使用することが可能となる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、割り付け手
段は、前記記憶手段の全てが未使用状態でアプリケーシ
ョンから画像入力要求が発生したとき、画像入力要求の
あったアプリケーションの画像データを前記記憶手段の
うち前記未使用記憶領域算出手段によって算出された未
使用記憶領域の容量が最大の画像記憶部に割り付けるの
で、未使用記憶容量が大きな領域から記憶させることが
可能となり、これによって複数のメモリ共有資源を複数
のアプリケーションで同時に使用する場合、記憶容量不
足となる状態を未然に防止することができる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、画像記憶部
の2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、分割された記
憶領域に対して選択的に画像信号の入出力が行われる場
合には、未使用記憶領域算出手段によって算出される未
使用記憶領域の容量を2次記憶部の分割された容量とし
ているので、2次記憶部が各アプリケーション毎に分割
されている場合、記憶容量不足となる状態を未然に防止
することができる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、記憶手段の
2次記憶部における記憶されているファイル数を算出す
る蓄積ファイル数算出手段と、画像入力要求発生時、前
記算出手段によって算出された蓄積ファイル数に応じて
使用する記憶手段を割り付ける割り付け手段とを備えて
いるので、複数のメモリ共有資源を複数のアプリケーシ
ョンで同時に使用する場合に、効率的にメモリ管理を行
い、記憶装置の運用効率を向上させることができる。ま
た、共有する記憶装置に複数の機能を並行させて実行す
る場合、使用する記憶装置の競合を予測し、競合するこ
となく効率よく使用することが可能となる。
【0087】請求項5記載の発明によれば、割り付け手
段は記憶手段の全てが未使用状態でアプリケーションか
ら画像入力要求が発生したとき、画像入力要求のあった
アプリケーションの画像データを前記記憶手段のうち蓄
積ファイル数算出手段によって算出された蓄積ファイル
数が最小の画像記憶部に割り付けるので、蓄積ファイル
数が少ない記憶領域、言い換えれば未使用記憶容量が大
きな領域から記憶させることが可能となり、これによっ
て複数のメモリ共有資源を複数のアプリケーションで同
時に使用する場合、記憶容量不足となる状態を未然に防
止することができる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、画像記憶部
の2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、分割された記
憶領域に対して選択的に画像信号の入出力が行われる場
合には、蓄積ファイル数算出手段によって算出される蓄
積ファイル数が2次記憶部の分割された記憶領域である
ので、他のアプリケーションに割り付けられた分割領域
のファイル数を計算することがなくなり、複数のメモリ
共有資源を複数のアプリケーションで同時に使用する場
合、記憶容量不足となる状態を未然に防止することがで
きる。
【0089】請求項7記載の発明によれば、2次記憶部
の使用状態を検知する使用状態検知手段と、画像入力要
求発生時、前記使用状態検知手段によって検知された未
使用記憶手段に使用する記憶部を割り付ける割り付け手
段とを備えているので、記憶手段を複数のジョブが使用
するときに、未使用の記憶手段側に新たなジョブの画像
データを割り付けて格納するので、最適なメモリリソー
スの使用が可能となり、記憶装置の運用効率を向上させ
ることができる。
【0090】請求項8記載の発明によれば、記憶手段の
メモリ残量を検知する残量検知手段をさらに有し、未使
用記憶手段に使用する記憶部が割り付けられたとき、残
量検知手段によって割り付けられた記憶手段のメモリ残
量が所定の残量以下の場合には、その割り付けられた記
憶手段には記憶部を割り付けないので、画像ファイルが
2つの記憶手段に分割して蓄積されることがなくなり、
メモリリソースの利用効率の低下と作像における生産性
の低下を防止し、記憶装置の運用効率を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を
示す概略構成図である。
【図2】図1の画像処理装置の操作部を示す図である。
【図3】図2の操作部の液晶タッチパネルの表示状態を
示す図である。
【図4】図1の画像処理装置の制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】図4の画像処理ユニットの詳細を示すブロック
図である。
【図6】図5におけるメモリコントローラと画像メモリ
のシステム構成を詳細に示すブロック図である。
【図7】複数の記憶装置を使用する場合の画像メモリの
システム構成を示すブロック図である。
【図8】図7におけるデータの流れを示す説明図であ
る。
【図9】図8に示すように領域を分割してデータを流す
ときのメモリコントローラの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】図9におけるステップ905の2次記憶部の
割り付け先を決定する制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】2次記憶部における未使用記憶容量と蓄積デ
ータ容量の関係を示す図である。
【図12】2次記憶部に蓄積データがあった場合に2つ
の実行要求がなされ、完全並行動作が不可能になったと
きのデータの流れを示す説明図である。
【図13】図12のようなデータの流れの場合のタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図14】2次記憶部に蓄積データがあった場合に、2
つの実行要求が別の記憶装置に割り付けられ、完全並行
動作が可能なときのデータの流れを示すタイミングチャ
ートである。
【図15】図14のようなデータの流れの場合のタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図16】メモリコントローラによって2次記憶部を各
アプリケーションに分割した記憶領域の一例を示す図で
ある。
【図17】未使用記憶容量に求めて2次記憶部に記憶領
域を割り付ける手順を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】第2の実施形態における記憶装置の割り付け
の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】記憶装置の蓄積ファイル数を求めて記憶領域
を割り付ける場合の図19のフローチャートのステップ
1905のサブルーチンの処理内容を示すフローチャー
トである。
【図21】第2の実施形態における要求アプリケーショ
ン領域の蓄積ファイル数を求めて記憶領域を割り付ける
場合の図19のフローチャートのステップ1905のサ
ブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
【図22】第3の実施形態に係る複数の記憶装置を使用
する場合の画像メモリのシステム構成を示すブロック図
である。
【図23】第3の実施形態に係るメモリコントローラの
制御手順を示すフローチャートである。
【図24】図23のフローチャートにおけるステップ2
305のサブルーチンの処理内容を示すフローチャート
である。
【図25】蓄積画像の印刷要求実行中に、スキャナから
の画像蓄積の実行要求がきた場合のスキャナからの画像
蓄積のデータ入力時のデータの流れを示す説明図であ
る。
【図26】図24のフローチャートおよび図25のデー
タの流れに対応するタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図27】蓄積画像の印刷要求実行中にコピーアプリケ
ーションにおける1部コピーの実行要求がきた場合のデ
ータ入力時のデータの流れを示す説明図である。
【図28】図27のデータの流れに対応するタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図29】第4の実施形態に係る複数の記憶装置を使用
する場合の画像メモリのシステム構成を示すブロック図
である。
【図30】第4の実施形態に係る図23のフローチャー
トにおけるステップ2305のサブルーチンの処理内容
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 メインコントローラ 30 操作部 49 画像処理ユニット(IPU) 63 画像処理部 65 メモリコントローラ 66 画像メモリ 68 CPU 69 ROM 70 RAM 600 記憶装置 650 データ入出力制御部 651,701 入力データセレクタ 652 画像合成部 653 1次圧縮/伸張部 654,702 出力データセレクタ 655 2次圧縮/伸張部 661 1次記憶装置 662 2次記憶装置 700a 第1の記憶装置 700b 第2の記憶装置 703a 第1の未使用領域検出部 703b 第2の未使用領域検出部 703c 第1の蓄積ファイル数算出部 703d 第2の蓄積ファイル数算出部 703e 第1のメモリ残量検出部 703f 第2のメモリ残量検出部 704a 第1のデータ入出力制御部 704b 第2のデータ入出力制御部 705a 第1の1次記憶部 705b 第2の1次記憶部 706a 第1の2次記憶部 706b 第2の2次記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 木崎 修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山▲崎▼ 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の画像入力手段と、 この画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記
    憶する1次記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画
    像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以
    上有する記憶手段と、 前記画像入力手段から入力された画像信号、もしくは前
    記記憶手段に保存された画像信号に基づいて画像を形成
    する作像手段と、 前記2次記憶部の未使用記憶領域の容量を算出する未使
    用記憶領域算出手段と、 画像入力要求発生時、前記未使用記憶領域算出手段によ
    り算出された未使用記憶領域に応じて前記記憶部を割り
    付ける割り付け手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記割り付け手段は、前記記憶手段の全
    てが未使用状態でアプリケーションから画像入力要求が
    発生したとき、画像入力要求のあったアプリケーション
    の画像データを前記記憶手段のうち前記未使用記憶領域
    算出手段によって算出された未使用記憶領域の容量が最
    大の画像記憶部に割り付けることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記2次記憶部が複数の記憶領域に分割
    され、分割された記憶領域に対して選択的に画像信号の
    入出力が行われる場合には、前記未使用記憶領域算出手
    段によって算出される未使用記憶領域の容量は、2次記
    憶部の分割された容量であることを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 1以上の画像入力手段と、 この画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記
    憶する1次記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画
    像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以
    上有する記憶手段と、 前記画像入力手段から入力された画像信号、もしくは前
    記記憶手段に保存された画像信号に基づいて画像を形成
    する作像手段と、 前記各記憶手段の2次記憶部に記憶されているファイル
    数を算出する蓄積ファイル数算出手段と、 画像入力要求発生時、前記算出手段によって算出された
    蓄積ファイル数に応じて使用する記憶手段を割り付ける
    割り付け手段と、を備えた画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記割り付け手段は、前記記憶手段の全
    てが未使用状態でアプリケーションから画像入力要求が
    発生したとき、画像入力要求のあったアプリケーション
    の画像データを前記記憶手段のうち前記蓄積ファイル数
    算出手段によって算出された蓄積ファイル数が最小の画
    像記憶部に割り付けることを特徴とする請求項4記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記2次記憶部が複数の記憶領域に分割
    され、分割された記憶領域に対して選択的に画像信号の
    入出力が行われる場合には、前記蓄積ファイル数算出手
    段によって算出される蓄積ファイル数は、2次記憶部の
    分割された記憶領域であることを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 1以上の画像入力手段と、 この画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記
    憶する1次記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画
    像信号を保存する2次記憶部を含む画像記憶部を2組以
    上有する記憶手段と、 前記画像入力手段から入力された画像信号、もしくは前
    記記憶手段に保存された画像信号に基づいて画像を形成
    する作像手段と、 前記2次記憶部の使用状態を検知する使用状態検知手段
    と、 画像入力要求発生時、前記使用状態検知手段によって検
    知された未使用記憶手段に使用する記憶部を割り付ける
    割り付け手段と、を備えた画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段のメモリ残量を検知する残
    量検知手段をさらに有し、前記未使用記憶手段に使用す
    る記憶部が割り付けられたとき、前記残量検知手段によ
    って割り付けられた記憶手段のメモリ残量が所定の残量
    以下の場合には、前記割り付け手段は前記割り付けられ
    た記憶手段には記憶部を割り付けないことを特徴とする
    請求項7記載の画像形成装置。
JP11059061A 1998-09-30 1999-03-05 画像形成装置 Pending JP2000175010A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013094648A1 (ja) * 2011-12-21 2013-06-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013094648A1 (ja) * 2011-12-21 2013-06-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JPWO2013094648A1 (ja) * 2011-12-21 2015-04-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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