JP4667984B2 - 車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置 - Google Patents

車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置 Download PDF

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本発明は、車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置に関するものである。
従来、両手を完全に自由な状態で、自動車のトランクを解錠したり、開放したりする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されている技術では、トランクの解錠及び開放の誤作動を防止するため、オペレータは、2本のアンテナに対して特定のシーケンスで連続的にトランスポンダを提示させることで解錠及び開放を行う。例えば、オペレータは、先ず、トランクの中心に対して右又は左へトランスポンダを移動させ、次に、所定時間以内にトランスポンダが第2のアンテナの前方に位置するようにトランスポンダをトランクの反対側へ動かし、さらに、同じ時間をかけて、トランスポンダを第1のアンテナと再び通信するように移動させる。
特開2004−3331号公報
上記従来の技術では、トランクを解錠したり開放したりする際、前述した複雑なシーケンスでトランスポンダを提示させる必要がある。そのため、簡単な手続きをとることによって、ドアやトランクの開放が可能なものが望まれていた。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、誤作動を防止しつつ、利便性を高めることができる車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置は、一方の面が車外に面する外板部を構成部材として含む開閉自在な部材と、この開閉自在な部材を開放するための制御手段と、この制御手段からの駆動指令を受けて駆動することで、開閉自在な部材を開放する駆動手段と、を備えるものであって、
車外から視認することのできない外板部の他方の面に設けられ、外板部の振動を検出する振動検出手段と、
振動検出手段の検出した検出信号が予め登録された登録信号と同様なパターンを示すかどうかを判定する信号パターン判定手段と、を備え、
登録信号は、外板部に複数回の衝撃が加えられたときに生じる振動のパターンを示すものであって、信号パターン判定手段は、検出信号における衝撃の検出回数、衝撃の検出間隔、及び衝撃検出時の信号レベルに基づき、検出信号が登録信号と同様なパターンを示すか判定し、
制御手段は、信号パターン判定手段によって、登録信号と同様なパターンを示すと判定された場合、検出信号を検出した振動検出手段の設けられた外板部を構成部材として含む開閉自在な部材を開放する対象とし、当該開閉自在な部材を開放する駆動手段に対して駆動指令を出すことを特徴とする。
このような構成とすることで、ユーザは、例えば、車両のドアやトランクを開放しようとする場合、そのドアやトランクの外板部を予め登録された登録信号と同様なパターンで振動させることで、ドアを自動的に開放することが可能となる。これにより、予め登録された登録信号と同様なパターンで外板部を振動させない限り、そのドアは開放されることがないため、本装置の誤作動を防止することができる。
また、例えば、ユーザ自身によって、ドアやトランクの外板部を複数回ノックした場合に振動検出手段が検出した検出信号を登録信号として予め登録しておけば、ユーザは、その登録以降、簡単な手続きでドアやトランクを自動開放することが可能となる。その結果、本装置の利便性が高められる。
請求項2に記載の制御装置によれば、信号パターン判定手段によって、登録信号と同様なパターンを示さないと判定された場合、振動検出手段の検出した検出信号に基づいて、車両の車内への不正な侵入を検出する不正侵入検出手段を備えることを特徴とする。これにより、振動検出手段の検出信号を車両のセキュリティのために用いることができる。
請求項3に記載の制御装置によれば、振動検出手段の検出した検出信号の信号レベルが規定値を超える場合、側面衝突用エアバックを展開する制御を行うエアバック制御手段を備えることを特徴とする。これにより、例えば、図9に示すように、振動検出手段の検出信号を用いて、その検出信号の出力レベルが規定値を超えるような場合には、衝突側に設けられた側面衝突用エアバックを展開させることができる。
請求項4に記載の車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置は、一方の面が車外に面する外板部を構成部材として含む開閉自在な部材と、この開閉自在な部材を開放するための制御手段と、この制御手段からの駆動指令を受けて駆動することで、開閉自在な部材を開放する駆動手段と、を備えるものであって、
車外から視認することのできない外板部の他方の面に設けられ、外板部を介して車外に向かって送信波を送信し、その反射波を受信して受信信号を出力する送受信手段と、
送受信手段の出力した受信信号が予め登録された登録信号と同様なパターンを示すかどうかを判定する信号パターン判定手段と、を備え、
送受信手段は、送信波の送信から規定時間内に反射波を受信すると、再度、送信波を送信するものであり、
登録信号は、反射波が複数回受信されたときに送受信手段から出力される受信信号のパターンを示すものであって、信号パターン判定手段は、受信信号における反射波の受信回数、送信波を送信させる送信信号と受信信号との時間間隔、及び反射波受信時の受信信号の受信レベルに基づき、受信信号が登録信号と同様なパターンを示すか判定し、
制御手段は、信号パターン判定手段によって、登録信号と同様なパターンを示すと判定された場合、受信信号を受信した送受信手段の設けられた外板部を構成部材として含む開閉自在な部材を開放する対象とし、当該開閉自在な部材を開放する駆動手段に対して駆動指令を出すことを特徴とする。
このような構成とすることで、ユーザは、例えば、車両のドアやトランクを開放しようとする場合、そのドアやトランクの外板部へ接近した後、予め登録された登録信号と同様なパターンで外板部に手を接触させたり、手をかざしたりすることで、ドアを自動的に開放することが可能となる。これにより、予め登録された登録信号と同様なパターンで外板部に手を接触させたり、手をかざしたりしない限り、そのドアは開放されることがないため、本装置の誤作動を防止することができる。
また、例えば、ユーザ自身によって、ドアやトランクの外板部に複数回手を接触させたり、手をかざしたりした場合に送受信手段が受信した受信信号を登録信号として予め登録しておけば、ユーザは、その登録以降、簡単な手続きでドアやトランクを自動開放することが可能となる。その結果、本装置の利便性が高められる。
請求項5に記載の制御装置によれば、送受信手段は、送信波の送信信号と受信信号との時間間隔から、車外に存在する物体までの距離を検出する距離検出手段を備えることを特徴とする。これにより、車両が走行中の場合には、例えば、図7(a)に示すように、縦列駐車時の車両側面の駐車スペースを計測することに用いたり、図7(b)に示すように、並走車両や駐車車両との距離を計測することに用いたりすることができる。
請求項6に記載の制御装置は、
登録信号を記憶する登録信号記憶手段と、
振動検出手段の検出した検出信号、又は送受信手段の受信した受信信号を登録信号として、登録信号記憶手段に登録する登録手段と、を備え、
信号パターン判定手段は、登録信号記憶手段の記憶する登録信号を判定に用いることを特徴とする。
これにより、例えば、ユーザがドアやトランクの外板部を複数回ノックした場合に振動検出手段が検出した検出信号を登録信号として記憶したり、ドアやトランクの外板部に複数回手を接触させたり、手をかざしたりした場合に送受信手段が受信した受信信号を登録信号として記憶したりすることができる。そして、このユーザのみが把握している登録信号を信号パターンの判定に用いることができるため、本装置のセキュリティ性が向上する。
請求項7に記載の制御装置は、
ユーザの携帯する携帯機と、
開閉自在な部材の周囲に検知エリアを設定し、当該検知エリア内に位置する携帯機との間で通信を行う車外通信機と、
検知エリア内に携帯機が位置する場合、車外通信機によって携帯機と通信することでコード照合を行い、そのコード照合が一致したときに検知エリアの設定された開閉自在な部材の錠を解錠するスマートキー手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、ユーザは、携帯機を所持して開放すべきドアやトランクに接近することで、そのドアやトランクを解錠することができる。
請求項8に記載の制御装置によれば、信号パターン検出手段、及び制御手段は、送受信手段、又は振動検出手段と一体で構成されることを特徴とする。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術によって、信号パターン検出手段と制御手段を送受信手段、又は振動検出手段と一体で構成することで、本装置の小型化が図れるようになる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本実施形態では、車両における開閉自在な部材として、車両の各ドアやトランク等を対象とした車両用ドア制御装置について説明するものである。
(第1の実施形態)
図1に示すように、車両用ドア制御装置は、超音波センサ10、車外通信機30a、携帯機30b、ECU40、ドア開放制御アクチュエータ(以下、ドア開放制御ACT)50、ドアロック制御アクチュエータ(以下、ドアロック制御ACT)60によって構成される。
超音波センサ10は、車両の各ドアやトランク等の車外に面する外板部(パネル)の裏面に設けられる。図2(a)は、車両の斜視図であり、図2(b)は、車両右側のスライドドアにおける超音波センサ10の設置位置を示した断面図である。同図に示すように、超音波センサ10は、スライドドアのパネルの表面を車外側としたとき、その裏面(車内側)に設けられ、このパネルを介して車外に向かって超音波を送信し、その反射波を受信する。
図3に、超音波センサ10の断面図を示す。同図に示すように、超音波センサ10は、圧電材料で構成される圧電振動子10a、ハウジング10b、振動吸収体10c、吸音材10d、リード線10eによって構成される。圧電振動子10aは、リード線10eを介してECU40から送信される送信信号によって励振することで超音波を発生し、その超音波がパネルを介して車外に向かって送信される。
また、圧電振動子10aは、この送信された超音波の反射波を受けることで起電力を発生し、これを受信信号として、リード線10eを介してECU40へ出力する。吸音材10dは、圧電振動子10aの発生する車内に向かう超音波を吸収するためのものであり、振動吸収体10cは、センサ自体の振動を吸収するためのものである。
車外通信機30aは、車両の各ドア毎の周囲に、及び、トランクの周囲に検知エリアを設定し、この検知エリア内に位置する携帯機30bとの間で通信を行う。ECU40は、この検知エリア内に携帯機30bが位置する場合、車外通信機30aによって携帯機と通信することでコード照合を行い、そのコード照合が一致したときに検知エリアの設定されたドアやトランクの錠を解錠する、スマートキー機能を実行する。これにより、ユーザは、図4に示すように、携帯機30bを所持して開放すべきドアやトランクに接近することで、そのドアやトランクを解錠することができる。
ドア開放制御ACT50は、車両の各ドア、及びトランクを開放するためのもので、ECU50からの駆動指令を受けて駆動する。ドアロック制御ACT60は、車両の各ドア、及びトランクの錠を施錠したり解錠したりするもので、ECU50からの施錠/解錠指令を受けて、その指令に応じて駆動する。
ECU40は、マイクロコンピュータとして構成されており、何れも周知のCPU、ROM、RAMのほか、データの書き換え可能な不揮発性メモリを備える。ECU40は、上述したスマートキー機能を実行するほか、超音波センサ10を用いて、ドアやトランクを自動開放する自動開放機能を実行する。
この自動開放機能は、スマートキー機能によって車両のドア、あるいはトランクが解錠されると、その解錠されたドア、あるいはトランクに設けられた超音波センサ10から超音波を送信し、その反射波の受信信号が、予め登録された登録信号と同様な信号パターンを示す場合に、そのドア、あるいはトランクを自動的に開放するものである。
この登録信号は、ECU40の不揮発性メモリに記憶されるもので、ユーザ自身が予め登録しておくものである。すなわち、図示しないECU40のモード切替スイッチを登録信号の登録モードに切り替えた後、ユーザが自動的にドアやトランクを開放させようとする場合の手続きとして、例えば、ドアやトランクのパネルに複数回手を接触したり、手をかざしたりする。このときに超音波センサ10が受信した受信信号を登録信号として不揮発性メモリに記憶する。これにより、不揮発性メモリに記憶されたユーザのみが把握している登録信号を信号パターンの判定に用いることができるようになり、本装置のセキュリティ性が向上する。
図5(a)は、ユーザがドアやトランクのパネルに3回手をかざしたときの送信信号と受信信号を示したものである。同図(a)に示すように、超音波センサ10は、スマートキー機能によって解錠された後に超音波を1度送信し、規定時間内にその反射波を受信した場合に、再び超音波を送信する。従って、ユーザが3回手をかざすことで、送信信号は3回送信され、受信信号は3回受信される。
このように、受信信号を受信した場合、受信信号が登録信号と同様な信号パターンを示すかどうかを判定する。この場合、図5(b)に示すように、手をかざす回数によって決まる受信信号の受信回数、手をかざしたときのパネルまでの距離で決まる受信信号の信号レベル(V1)、及び、手をかざす時間間隔によって決まる送信信号と受信信号との時間間隔(t1、t2)等の信号パターンについて判定する。
次に、車両用ドア制御装置の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、ステップS10では、車両の各ドア毎の周囲に、又は、トランクの周囲に設定された検知エリア内に携帯機30bを検出したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS20へ処理を進め、否定判定される場合には待機状態を保持する。
ステップS20では、検出した携帯機30bと通信することでコード照合を行い、そのコード照合が一致したときに、その検知エリアの設定されたドア、あるいはトランクの錠(ロック)を解錠する。
その後、超音波センサ10から超音波を送信し、ユーザがドアやトランクのパネルに手を接触させたり、手をかざしたりしたときの受信信号を受信する。そして、ステップS30では、超音波センサ10の受信信号が登録信号と同様なパターンを示すかどうか、すなわち、信号パターンが一致するかどうかを判定する。ここで、否定判定される場合にはS10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返し行う。一方、肯定判定される場合には、ステップS40において、解錠されたドア、あるいはトランクを自動的に開放する。
このように、本実施形態の車両用ドア制御装置は、スマートキー機能によって車両のドア、あるいはトランクが解錠されると、その解錠されたドア、あるいはトランクに設けられた超音波センサ10から超音波を送信し、その反射波の受信信号が、予め登録された登録信号と同様な信号パターンを示す場合に、そのドア、あるいはトランクを自動的に開放する。
これにより、ユーザは、例えば、車両のドアやトランクを開放しようとする場合、そのドアやトランクのパネルへ接近した後、予め登録された登録信号と同様なパターンでパネルに手を接触させたり、手をかざしたりすることで、ドアを自動的に開放することが可能となる。これにより、予め登録された登録信号と同様なパターンでパネルに手を接触させたり、手をかざしたりしない限り、そのドアは開放されることがないため、本装置の誤作動を防止することができる。
また、ユーザ自身によって、ドアやトランクのパネルに手を接触させたり、手をかざしたりした場合の受信信号を登録信号として予め登録しておくことで、ユーザは、その登録以降、簡単な手続きでドアやトランクを自動開放することが可能となる。その結果、本装置の利便性が高められる。
(変形例1)
例えば、車両が走行中の場合には、超音波センサ10の送信信号と受信信号との時間間隔から、車外に存在する物体までの距離を検出するようにしてもよい。これにより、例えば、図7(a)に示すように、縦列駐車時の車両側面の駐車スペースを計測することに用いたり、図7(b)に示すように、並走車両や駐車車両との距離を計測することに用いたりすることができる。
(変形例2)
また、例えば、超音波センサ10とECU40は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術によって一体で構成するようにしてもよい。これにより、本装置の小型化が図れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第1の実施形態の車両用ドア制御装置は、超音波センサ10を用いたものであるが、本実施形態の車両用ドア制御装置は、超音波センサ10にかわってGセンサ20を用いる点が異なる。
図8に、本実施形態の車両用ドア制御装置の全体構成を示す。同図において、車外通信機30a、携帯機30b、ECU40、ドア開放制御ACT50、ドアロック制御ACT60は、第1の実施形態と同じものであるため、その説明は省略する。
Gセンサ10は、車両の各ドアやトランク等の車外に面するパネルの裏面に設けられ、このパネルの振動を検出する。このGセンサ20の検出した検出信号は、ECU40に出力される。
ECU40は、上述したスマートキー機能を実行するほか、Gセンサ20を用いて、ドアやトランクを自動開放する自動開放機能を実行する。この自動開放機能は、スマートキー機能によって車両のドア、あるいはトランクが解錠されると、その解錠されたドア、あるいはトランクに設けられたGセンサ20の検出した検出信号が、予め登録された登録信号と同様な信号パターンを示す場合に、そのドア、あるいはトランクを自動的に開放する。
この登録信号は、ECU40の不揮発性メモリに記憶されるもので、ユーザ自身が予め登録しておくものである。すなわち、図示しないECU40のモード切替スイッチを登録信号の登録モードに切り替えた後、ユーザが自動的にドアやトランクを開放させようとする場合の手続きとして、例えば、ドアやトランクのパネルを複数回ノックする。このときにGセンサ20の検出した検出信号を登録信号として不揮発性メモリに記憶する。これにより、不揮発性メモリに記憶されたユーザのみが把握している登録信号を信号パターンの判定に用いることができる。
そして、Gセンサ20の検出信号が登録信号と同様な信号パターンを示すかどうかを判定する場合には、検出信号の検出回数、検出信号の検出間隔、及び検出信号の信号レベル等の信号パターンについて判定する。
次に、車両用ドア制御装置の動作について、図6に示したフローチャートを用いて説明する。なお、ステップS30を除くステップS10、S20、及びS40の処理は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS20において、ドア、あるいはトランクの錠(ロック)が解錠されると、Gセンサ20は、ユーザが規定時間内にドアやトランクのパネルをノックしたときのパネルの振動を検出する。
ステップS30では、Gセンサ20の検出信号が登録信号と同様なパターンを示すかどうか、すなわち、信号パターンが一致するかどうかを判定する。ここで、否定判定される場合にはS10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返し行う。一方、肯定判定される場合には、ステップS40において、解錠されたドア、あるいはトランクが自動的に開放される。
このように、本実施形態の車両用ドア制御装置は、スマートキー機能によって車両のドア、あるいはトランクが解錠されると、その解錠されたドア、あるいはトランクに設けられたGセンサ20の検出した検出信号が、予め登録された登録信号と同様な信号パターンを示す場合に、そのドア、あるいはトランクを自動的に開放する。
これにより、ユーザは、例えば、車両のドアやトランクを開放しようとする場合、そのドアやトランクのパネルへ接近した後、予め登録された登録信号と同様なパターンでパネルをノックして振動させることで、ドアを自動的に開放することが可能となる。これにより、予め登録された登録信号と同様なパターンでパネルをノックして振動させない限り、そのドアは開放されることがないため、本装置の誤作動を防止することができる。
また、ユーザ自身によって、ドアやトランクのパネルをノックした場合の検出信号を登録信号として予め登録しておくことで、ユーザは、その登録以降、簡単な手続きでドアやトランクを自動開放することが可能となる。その結果、本装置の利便性が高められる。
(変形例3)
例えば、Gセンサ20の検出信号が登録信号と同様なパターンを示さないと判定された場合や、スマートキー機能によって車両のドア、あるいはトランクが解錠されていないにもかかわらず、Gセンサ20によってドアやトランクのパネルやドアの窓の振動が検出される場合には、車両の車内への不正な侵入を検出するようにしてもよい。これにより、Gセンサ20の検出信号を車両のセキュリティのために用いることができる。
(変形例4)
また、例えば、Gセンサ20の検出した検出信号に基づいて、側面衝突用エアバックを展開する制御を行うようにしてもよい。これにより、例えば、図9に示すように、Gセンサ20の検出信号を用いて、その検出信号の出力レベルが規定値を超えるような場合には、衝突側に設けられた側面衝突用エアバックを展開させることができる。
(変形例5)
また、例えば、Gセンサ20とECU40は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術によって一体で構成するようにしてもよい。これにより、本装置の小型化が図れる
第1の実施形態に係わる、車両用ドア制御装置の全体構成を示すブロック図である。 (a)は、車両の斜視図であり、図2(b)は、車両右側のスライドドアにおける超音波センサ10の設置位置を示した断面図である。 超音波センサ10の断面図である。 スマートキー機能を説明するための図である。 (a)は、ユーザがドアやトランクのパネルに3回手をかざしたときの送信信号と受信信号を示した図であり、(b)は、受信信号の信号レベル(V1)、送信信号と受信信号との時間間隔(t1、t2)を示した図である。 車両用ドア制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。 (a)は、超音波センサ10を用いて、縦列駐車時の車両側面の駐車スペースを計測する状況を示した図であり、(b)は、超音波センサ10を用いて、並走車両や駐車車両との距離を計測する状況を示した図である。 第2の実施形態に係わる、車両用ドア制御装置の全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の変形例4を説明するための図である。
符号の説明
10 超音波センサ
20 Gセンサ
30a 車外通信機
30b 携帯機
40 ECU
50 ドア開放制御アクチュエータ
60 ドアロック制御アクチュエータ

Claims (8)

  1. 一方の面が車外に面する外板部を構成部材として含む開閉自在な部材と、該開閉自在な部材を開放するための制御手段と、該制御手段からの駆動指令を受けて駆動することで、前記開閉自在な部材を開放する駆動手段と、を備える、車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置であって、
    前記車外から視認することのできない前記外板部の他方の面に設けられ、前記外板部の振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の検出した検出信号が予め登録された登録信号と同様なパターンを示すかどうかを判定する信号パターン判定手段と、を備え、
    前記登録信号は、前記外板部に複数回の衝撃が加えられたときに生じる振動のパターンを示すものであって、前記信号パターン判定手段は、前記検出信号における衝撃の検出回数、衝撃の検出間隔、及び衝撃検出時の信号レベルに基づき、前記検出信号が前記登録信号と同様なパターンを示すか判定し、
    前記制御手段は、前記信号パターン判定手段によって、前記登録信号と同様なパターンを示すと判定された場合、前記検出信号を検出した振動検出手段の設けられた外板部を構成部材として含む開閉自在な部材を開放する対象とし、当該開閉自在な部材を開放する駆動手段に対して駆動指令を出すことを特徴とする制御装置。
  2. 前記信号パターン判定手段によって、前記登録信号と同様なパターンを示さないと判定された場合、前記振動検出手段の検出した検出信号に基づいて、前記車両の車内への不正な侵入を検出する不正侵入検出手段を備えることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記振動検出手段の検出した検出信号の信号レベルが規定値を超える場合、側面衝突用エアバックを展開する制御を行うエアバック制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
  4. 一方の面が車外に面する外板部を構成部材として含む開閉自在な部材と、該開閉自在な部材を開放するための制御手段と、該制御手段からの駆動指令を受けて駆動することで、前記開閉自在な部材を開放する駆動手段と、を備える、車両の開閉自在な部材を開放するための制御装置であって、
    前記車外から視認することのできない前記外板部の他方の面に設けられ、前記外板部を介して前記車外に向かって送信波を送信し、その反射波を受信して受信信号を出力する送受信手段と、
    前記送受信手段の出力した受信信号が予め登録された登録信号と同様なパターンを示すかどうかを判定する信号パターン判定手段と、を備え、
    前記送受信手段は、前記送信波の送信から規定時間内に反射波を受信すると、再度、送信波を送信するものであり、
    前記登録信号は、反射波が複数回受信されたときに前記送受信手段から出力される受信信号のパターンを示すものであって、前記信号パターン判定手段は、前記受信信号における反射波の受信回数、前記送信波を送信させる送信信号と前記受信信号との時間間隔、及び反射波受信時の前記受信信号の受信レベルに基づき、前記受信信号が前記登録信号と同様なパターンを示すか判定し、
    前記制御手段は、前記信号パターン判定手段によって、前記登録信号と同様なパターンを示すと判定された場合、前記受信信号を受信した送受信手段の設けられた外板部を構成部材として含む開閉自在な部材を開放する対象とし、当該開閉自在な部材を開放する駆動手段に対して駆動指令を出すことを特徴とする制御装置。
  5. 前記送受信手段は、前記送信波の送信信号と前記受信信号との時間間隔から、前記車外に存在する物体までの距離を検出する距離検出手段を備えることを特徴とする請求項4記載の制御装置。
  6. 前記登録信号を記憶する登録信号記憶手段と、
    前記振動検出手段の検出した検出信号、又は前記送受信手段の受信した受信信号を登録信号として、前記登録信号記憶手段に登録する登録手段と、を備え、
    前記信号パターン判定手段は、前記登録信号記憶手段の記憶する登録信号を判定に用いることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の制御装置。
  7. ユーザの携帯する携帯機と、
    前記開閉自在な部材の周囲に検知エリアを設定し、当該検知エリア内に位置する前記携帯機との間で通信を行う車外通信機と、
    前記検知エリア内に前記携帯機が位置する場合、前記車外通信機によって前記携帯機と通信することでコード照合を行い、そのコード照合が一致したときに前記検知エリアの設定された開閉自在な部材の錠を解錠するスマートキー手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の制御装置。
  8. 前記信号パターン検出手段、及び前記制御手段は、前記送受信手段、又は前記振動検出手段と一体で構成されることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の制御装置。
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