JP4667600B2 - リクライニング可能なシートバック用シートベルトリトラクタ - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明はシートベルトリトラクタ、より詳しくは、リクライニング可能なシートバックに用いられ、ユニバーサル加速度センサを有するシートベルトリトラクタに関する。
【0002】
(発明の背景)
現在、米国において、確実なリトラクタのロック要件を命ずる規制が存し、該要件は、加速度センサは二つの条件のいずれかで、リトラクタをロックすべく作動しなければならないということを明記している。第1の条件は、0.7gの閾加速度において、センサが三つの互いに直交する面の何れにおいても、リトラクタのロックを生じさせることを要求している。これらの面では、リトラクタはまた、面内において45°から180°の範囲にチルトされているとき、特定の加速度でロックしなければならない。
【0003】
自動車は、公称の設計および設置位置にあるシートバックを備えて製造され、この位置から、シートバックは、それぞれの最大の前方および後方の傾きにまで、前方および後方に移動且つチルトされ得る。従って、セクション209は、もしも第1の条件がシートベルトリトラクタによって満たされないなら、充足されねばならない他の代替条件は、シートバックの設計位置から45°前方または後方にチルトされたとき、リトラクタがロックすることを明示している。リトラクタが前述の形式の慣性部材を有し、この慣性部材が垂直方向に整列された加速度を適切に検出する際に、セクション209の第1の条件を満足しない場合には、ロッキングがシートバックの設計位置から45°で存しなければならないという第2の条件が確立されねばならない。
【0004】
シートの傾きの変化と共に移動され、商業的に成功し得、傾き可能なリトラクタを提供する際の困難性の一つは、リトラクタのロック機構の感度を維持することであり、このことは、典型的には、爪とラチエット歯との間の間隙を一定距離に保つことを意味する。これは困難である。というのも、慣性重量はしばしば旋回的支持体内に支持され、静止支持体に取り付けられている爪に対して移動するからである。リトラクタのロック機構の感度は、慣性部材が公称シートバック位置にあるとき、または、後方傾斜位置に近接したときのようにほぼ45°振られたときも、ほぼ同じであるべきである。
【0005】
リクライニング可能なシートバックに用いられるように設計された、加速度ユニバーサルセンサの先行技術は多数存在するが、これらの多くは、垂直面に整列された加速度を感知するのに適切に移動しない慣性部材を用いている。さらに、これら先行技術のユニバーサル慣性センサのいずれも、設置位置、すなわち、その設計位置の特定された45°の角度範囲でのリトラクタのロッキングを要求している規定を成功裏に満たしていない。
【0006】
(発明の要約)
本発明によれば、リトラクタはリクライニング可能なシートバックに取付けられ得、該リトラクタは特定の前方または後方への傾きでロックする。より詳しくは、リトラクタは、シートバックの傾きの異同を補償するユニバーサル加速度センサを包含する。結果として、それは、車両の閾加速度条件が検出されるまでロックせず、且つ、シートバックおよびリトラクタが、シートバックの傾斜された設計位置から前方および後方の特定の傾きまで移動されているか、されたときには、感知された加速度にかかわらず、ロックする。このようにして、車両の感知リトラクタは、シートバックの設計位置のいずれの側でも、特定された角度の傾きでリトラクタがロックするのを要求している自動車の規定を満たすべく個別に仕立てられる。
【0007】
典型的には、ユニバーサルセンサを有している従来のシートベルトリトラクタは、垂直面の一方の側から他方の側への等しい傾きを典型的に見込んでおり、本リトラクタとは異なり、シートバックの設計および設置位置から前方および後方の特定の角度でのロックを保証するようには細かく仕立てられていない。シートバックの設計および設置傾き位置は、製造者から配車される傾き位置、例えば、垂直から18.5°である。異なる製造者または車両のために、リトラクタは、ピラー等に取付けられるときは通常垂直で、シートに取付けられるときは垂直に対し傾けられている所定のおよび既知の特定の設置位置において作動されるべく設計される。手許の個別規定は、リトラクタが傾けられた設計位置から前方および後方の45°でロックされること、結果として、設計位置が18.5°の場合、リトラクタは垂直から後方に傾けられた63.5°でロックされねばならないことを要求している。
【0008】
本発明の一形態では、車両の感知リトラクタは、シートバックが設計位置の前方および後方の何れかの側にチルトされたとき、ほぼ垂直に止まるべく偏倚され、旋回的に取り付けられたユニバーサル支持体を有する慣性センサを含んでいる。ストッパが、支持体に係合されたとき、支持体の旋回を停止すべく係合する。アクチュエータ機構は、慣性部材の作動、または、リトラクタが所定の後方傾斜位置へリクライニングされたときのいずれかで、リトラクタリールをロックする。後方傾斜位置は、前述されたリトラクタのロック規定において述べられたのにほぼ対応する、シートバックの設計および設置位置からの角度空間となるように設計される。シートバックおよびそれのリトラクタが傾斜設計位置から下向きに旋回されたとき、アクチュエータ機構の末端突起がリトラクタのロックを生じさせる。
【0009】
支持体は、リトラクタおよびシートバックが設計位置の前方の所定の前方傾斜位置に移動されたとき、他のストッパに係合する。この位置では、アクチュエータ機構は、慣性部材が少なくとも0.7gの加速度を感知するまでリトラクタをロックしない。前に述べたように、関連するリトラクタのロック規定は、設計位置の前方の所定の角度空間でのロックをも命じている。一旦、支持体が他のストッパに当ると、この点を過ぎて垂直に向かいそれから垂直の他の側に傾け戻されるリトラクタの継続する旋回の際、リトラクタは通常のリトラクタのように作動する。その結果、継続する旋回は、支持体と慣性部材とがリトラクタと共に旋回するにつれ、慣性部材が不安定で、より動作しがちな傾向になるようにする。起立駒型の慣性部材が利用されている場合、所定の旋回量で倒れることにより、特有な慣性部材が作動可能となる。
【0010】
前方のストッパの位置は予め定められ、慣性部材はそれが作動可能になる前の旋回の量がリトラクタのロック規定により設定されている前方限界内であるように選ばれている。そして、この限界は、一般に、これを越えてはシートバックは旋回されない垂直の側に存しているので、慣性部材および支持体の旋回により起こされる感度の変動が重要ではなく、リトラクタをロックするアクチュエータ機構を作動させるのに慣性部材に依存することが容認できる。
【0011】
一方、感度は、シートバックが用いられ、且つ異なる位置間で旋回される垂直の側では重要な問題である。この作動側では、リトラクタと共に用いられる慣性センサがシートバックの傾きのほぼ全範囲にわたって加速度に対しほぼ同じ感度を維持することが重要である。これに関して、ストッパがシートバックの傾きの前方および後方の限界に対応するように配置され、結果として、シートバックの傾きの作動範囲にわたり、ユニバーサル支持体がリトラクタに対し旋回し、ほぼ垂直に留まり、そして慣性部材を、支持体に支持されたその所定の位置、起立駒において直立の非旋回位置に保つ。後方への傾き位置は垂直のこの作動側にあるので、設計位置から命令された角度位置でリトラクタをロックするのに、慣性部材に依存する代わりに、センサの加速度に対する感度をシートバックの傾きの全範囲にわたって同じに保つべく、慣性部材が作動しなくてもリトラクタをロックするようにアクチュエータ機構は構成されている。
【0012】
本発明の好ましい形態では、車両においてリクライニング可能なシートバックに取付けられる、慣性センサを有するシートベルトリトラクタが提供される。リトラクタは、回転可能なリールと共に回転する歯付きホイールを支持する回転可能なリールを含んでいる。慣性センサが設けられ、慣性センサは、シートバックが所定の角度範囲にわたり傾けられたとき、ほぼ垂直方向に留まるために振り子アセンブリを含んでいる。角度範囲は、限界として、シートバックの所定の前方および後方への傾きを有している。慣性部材は、シートバックが所定の角度範囲にわたり傾けられたとき、振り子アセンブリにより所定の位置に支持され、所定の車両加速度に応じて、リトラクタリールをロックすべく所定の位置から移動する。ハウジング支持体は、振り子アセンブリを旋回的に備え、リトラクタに固定されている。結果として、リトラクタがシートバックとの調整で傾きを変えたとき、振り子アセンブリは、その垂直向きを維持すべくハウジング支持体に対し旋回する。主アクチュエータが所定の車両加速度で慣性センサによって移動されるように設けられ、従アクチュエータが主アクチュエータによって移動されるように設けられている。従アクチュエータは、慣性部材がその所定位置から移動したとき、および、シートバックがその後方限界に主アクチュエータまたは慣性部材の移動なく傾けられたときに、リールの回転を停止させるべく歯付きホイールをロックする。
【0013】
本発明の重要な特徴は、上記主および従アクチュエータを設けたことに在る。主および従アクチュエータは、シートバックの傾きの後方限界において、従アクチュエータが移動され、主アクチュエータまたは慣性部材の移動がなくてもリトラクタリールとロック係合するように構成されている。かくて、シートバックが後方に傾けられてその限界に近づくと、慣性部材が移動したか否かにかかわらずロックされる。このようにして、慣性部材の感度は、シートバックの傾きの後方限界においてリトラクタのロックを生じさせるのに慣性部材の移動に頼ることがないので、変わることがない。
【0014】
ここで、好ましいリトラクタは、後方への傾きが前述の自動車の規定に従うシートバックの設計傾斜位置から45°になるように設計される。一方、リトラクタの、傾きの後方限界におけるロックは、垂直から前方であるシートバックのチルトに相当する設計位置から45°前方への慣性部材の移動、例えば、起立駒の倒れ込みに依存しない。米国のセダンの多くは、垂直から前方にチルトするシートバックを有しておらず、且つ、実際には、前方限界として少量の傾き、例えば、5.5°を有しているので、シートバックのチルトによって生じせしめられるような慣性部材の移動は、リトラクタのロック感度に関する問題につき懸念なく、依存され得る。
【0015】
かくて、先行技術のユニバーサルリトラクタとは異なり、車両の感知リトラクタは、好ましくは、シートバックの傾きの前方限界において作動可能となるべく特別に設けられたストッパを有している。一旦、ストッパが作動すると、リトラクタは、シートバックが傾けられたとき調整しない通常のリトラクタと同じように働く。従って、ストッパが作動可能となった後のシートバックの継続する傾きは、最終的に慣性部材を作動可能とし、これはアクチュエータ機構がリトラクタリールをロックするのを生じさせる。ストッパに係合されたときにユニバーサル支持体の機能の欠如によりもたらされ、ストッパが作動する、この前方限界を超えての感度の変動は、前述したように、重要ではない。慣性部材が、関係の自動車リトラクタの規定により要求されている、公称位置から45°の前方角度空間より前におけるリトラクタの継続するチルトによっても作動可能である限り、これらの要求を満たし且つ充足するに際し問題はない。例えば、起立駒が垂直から22°旋回されたとき、そして、最前方位置が垂直から5.5°傾けられ、そして、そこではストッパがユニバーサル支持体に係合している場合に、倒れる起立駒によれば、該起立駒は、18.5°の設計位置から45°前方である垂直の他の側の26.5°の限界より充分前にロックを生じさせる。より詳しくは、垂直の他の側において、約16.5°でリトラクタのロックを生じさせる。
【0016】
かくて、本リトラクタは、慣性部材の感度を設計傾斜からのシートバックの傾斜の作動範囲を通してほぼ同じに保ち、同時に、製造者から配車されて来るシートバックの設計位置から前方および後方の所定の角度範囲におけるロックに関する自動車の規定を満たしつつ、リクライニング可能なシートバックに利用されるべく、特に良好に適合されている。
【0017】
他のストッパがまた、シートバックの傾きの後方限界において、ハウジングと振り子アセンブリとの間の相対的旋回を停止すべく設けられてもよい。
【0018】
好ましい形態では、主アクチュエータは末端突起を有し、それに従アクチュエータが乗る。結果として、従アクチュエータが、主アクチュエータまたは慣性部材の移動なく歯付きホイールをロックする所定の後方傾斜位置は約63.5°である。
【0019】
慣性部材および主アクチュエータは、慣性部材がその所定位置にあるとき、主アクチュエータの移動なく両者間の相対運動を可能とするために、協働する弧状面を含んでもよい。このようにして、シートバックおよびリトラクタのチルトの際、慣性部材と主アクチュエータとの間の相対運動は、設計位置から45°の位置に近づくまでリトラクタのロックを生じさせない。
【0020】
リトラクタは約18.5°傾けられたシートバック内に設置され得、そして、設計の設置傾斜から前方および後方に傾けられた45°で、従アクチュエータが歯付きホイールにロック係合する。このようにして、車両の感知リトラクタは、公称位置のいずれかの側の45°でリトラクタがロックされることを要求しているリトラクタのロック規定を満たす。
【0021】
主アクチュエータはプログラムされた表面部分を含んでもよく、その結果、その所定位置における慣性部材と共に、シートバックが傾けられたとき、従アクチュエータはプログラムされた表面部分に沿って滑り、従アクチュエータと歯付きホイールとの間にほぼ一定の間隙を保つ。末端突起は、シートバックが所定の後方に傾けられたロック位置に傾けられているとき、従アクチュエータを歯付きホイールとロック係合するよう移動させるために、プログラムされた表面部分に隣接して設けられてもよい。従って、主および従アクチュエータは、従アクチュエータが主アクチュエータの末端突起に到達し従アクチュエータをリトラクタホイールの歯に向けて移動開始させ、シートバックの動きの後方限界に相当し得る公称位置から後方の特定角度距離において歯と係合させるまで、センサの感度を一定に保つべく協働する。
【0022】
本発明の好ましい形態では、車両における調整可能なシートバックに取付けられるシートベルトリトラクタ用の慣性センサが提供され、所定の車両加速度を感知するための慣性部材を含んでいる。慣性部材のための振り子支持体が、シートバックの異なる傾きでもほぼ垂直向きに留まるように設けられている。慣性部材は支持体によって所定の位置に支持され、所定の加速度が感知されたとき、その位置から移動する。第1のアクチュエータは支持体に旋回的に取付けられ、第1のアクチュエータは所定の車両加速度の際、慣性部材の移動に応じて旋回する。振り子支持体のためのハウジングが設けられ、リトラクタに固着されている。第2のアクチュエータは、リトラクタとのロック係合へと旋回するよう、ハウジングに旋回的に取り付けられている。ハウジングの第1のストッパは、第2のアクチュエータがリトラクタとロック係合していない状態で、シートバックの第1の傾きで支持体に係合する。ハウジングの第2のストッパは、第1のシートバックの傾きより大きな、シートバックの第2の傾きで支持体に係合し、その結果、支持体に係合している第2のストッパによって、第1のアクチュエータは、第2のシートバックの傾きにおいてリトラクタとロック係合状態にするよう第2のアクチュエータを旋回させる。
【0023】
好ましい形態では、シートバックの第1および第2の傾きは、シートバックがリクライニングされ得る角度調整の限界であり、慣性部材は起立駒であり、且つ、振り子支持体は、シートバックが第1および第2の傾き間で調整されるとき垂直方向に向けられて留まり、前記調整の間、起立駒を直立の所定位置に支持する錘付きバスケットを含んでいる。その結果、所定の加速度に応じて移動する、起立駒の感度は、シートバックの傾きのほぼ全範囲を通じてほぼ同じに留まる。
【0024】
(好ましい実施例の詳細な説明)
図1および図2には、本発明による車両感応リトラクタ10が示されている。このリトラクタ10は、ここからのベルトの繰り出しに対してリトラクタ10をロックするため、所定の車両加速度を検出する慣性センサ12を組み込んでいる。この慣性センサ12は、大体において14で示されるユニバーサル支持体を有し、これはセンサ12による所定の車両加速度状態の検出がない時にリトラクタ10がロックされることを引き起こすことなく、図5に例示されるように、リトラクタ10が垂直線に対し所定の傾斜範囲にわたって変更されるその方位を有することを可能にする。この慣性センサ12は、リトラクタ10が矢印16の周りに垂直線から所定の傾斜角範囲にわたって傾斜可能となるように設計されており、この傾斜範囲全体でほぼ垂直向きに留まるユニバーサル支持体14を有する。この方法において、ユニバーサル支持体14は、リトラクタ10およびこれが取り付けられるシートバック(図示せず)が所定のリトラクタ10およびシートバックの傾斜角範囲にわたって調整されるように変位することなく、慣性部材18(図5)を所定の位置に保持する。従って、ユニバーサル支持体14は、リトラクタ10がリクライニング可能なシートバックに取り付けられることを可能にし、シートバックのチルト操作が車両加速度の検出中のセンサ12の感度をほとんど変えず、ここから繰り出されるベルトに対するリトラクタ10のロックを引き起こさないようになっている。
【0025】
また、ここにおけるリトラクタ10は、これが組み込まれて自動車製造業者から出荷されるようなシートバックの設計傾斜位置から前後に指定の角度間隔においてリトラクタのロッキングを命じたリトラクタロッキング仕様書に合致するように明確に設計されている。この目的のため、リトラクタ10は大体において20で示されるアクチュエータ機構を有し、これは慣性部材18が所定の加速度および変位をこれらに応じて検出した場合、この慣性部材18によって操作可能である。慣性部材18が所定の車両加速度の検出に応じて変位した場合、このアクチュエータ機構20は、リトラクタ10が回転に対してロックされるようになることをもたらす。さらに、このアクチュエータ機構20は、リトラクタ10が関連するリトラクタ規則により指定されるような設計位置から予め設定された角距離まで後方に変位した場合、慣性部材18を支持体14の所定の位置から変位させる必要なく、アクチュエータ機構20がリトラクタ10のロッキングをもたらすように構成されている。この方法において、本リトラクタ10は、慣性部材18に依存することなく、センサ12の感度をほとんどそのままの状態で、シートバックが調整およびチルトされるのと同じ角度範囲にわたってリトラクタ10が移動するように、名目上の位置から指定された角距離にてリトラクタのロッキングを達成する。
【0026】
また、前記規則は、リトラクタがシートバックの名目上の位置から前方のある角距離、すなわちこれが名目上の傾斜位置から後方でロックされるのと等しい距離でロックされることを要求している。前述したように、車両のほとんどは、垂直線を越えて前方にチルトするシートバックを持っていない。本リトラクタ10は、リトラクタ10およびこれが取り付けられるシートバックの所定の前方傾斜において支持体14に係止するストッパ22を有する。この所定の前方傾斜位置を通過するリトラクタ10の連続的な旋回は、アクチュエータ機構がリトラクタをロックすることを引き起こすように、支持体14および慣性部材18が旋回することをもたらそう。支持体14および慣性部材18がリトラクタのさらなる傾斜と共に旋回を続ける場合、慣性部材18はその所定の位置から結局は変位し、それによってリトラクタ10をロックするようにアクチュエータ機構20を操作する。この好ましい形態において、慣性部材18は、垂直線から所定のチルティング、すなわち傾斜、例えば22°で完全に倒れる起立駒型の慣性部材である。ここで例示された慣性部材よりも、むしろ球体,振り子または他の慣性部材が使用されよう。設計位置から前方に45°変位した場合、シートのこのような傾斜が許容されるならば、リトラクタを作動させてロックするため、この設計位置に依存したストッパを設けて使用することができる。
【0027】
図14を参照すると、リトラクタ10をシートバックに取り付けた一つの代表的な適用がグラフの形態で描かれており、これはシートバック設計位置24を垂直軸線26からその後ろ側26Aに傾斜した18.5°として示している。垂直線のこの後ろ側26Aにおいて、シートバックは、垂直線26から後方に傾斜した5.5°として示されるその最前方位置28から、その最後方傾斜位置30まで、所定の傾斜角度範囲にわたって調整可能である。この最後方傾斜位置は、リトラクタが設計位置24から後方にリトラクタロッキング仕様書により命じられるような45°でロックされる位置30に対応させることができる。この仕様書の現在の条件は、リトラクタが設計位置24から共に前後に45°でロックされることを命じている。リトラクタ10の長手方向軸線10aがシートバックの軸線と同一直線上に並ぶ−リトラクタがここに取り付けられた場合−と仮定すると、アクチュエータ機構20は、シートバックを垂直線26からシートバックの後方移動限界に対応可能である位置30の63.5°まで傾けた場合、リトラクタ10をロックするために効力を生じよう。アクチュエータ機構20は、シートバックの後方傾斜限界において、慣性部材18をその所定の位置から支持体に対して変位させる必要なく、リトラクタ10を固定するために操作可能である。
【0028】
垂直線26から後方に5.5°傾けられたシートバックの最前方位置28は、設計位置24から前方にわずか13°にある。シートバックがその最前方位置28にある場合、支持体14はリトラクタ10のストッパ22に係止する。リトラクタ10に対してその旋回を阻止するように支持体14と係止するストッパ22に対し、最前方位置28を通過してリトラクタ10の傾斜が続けられるべきであり、リトラクタ10は通常のリトラクタとして作用しよう。従って、リトラクタ10およびそれと共に最前方位置28を通過するユニバーサル支持体14の連続した旋回は、最前方位置28から間隔をあけた所定の角度間隔の所定の位置から慣性部材18が変位することを生じさせよう。そして、図5の起立駒18が慣性部材として利用され、これをほぼ22°チルトさせるとこの起立駒18が転倒しよう。このように、起立駒18は、リトラクタのロッキングが関連するリトラクタ仕様書によって命じられる設計位置から前方に45°の角度をなして間隔をあけられた前方ロック位置32になる前に完全に転倒しよう。従って、例示したリトラクタ10の試験において、支持体14がストッパ22に係止するように、リトラクタ10がその最前方位置28に達すると、慣性部材18はその位置から22°、つまり換言すれば垂直線26に関して他方側26Bに向けて傾けられる−16.5°でリトラクタ10のロッキングを引き起す。明らかに、この45°前方位置32およびその前にロッキングが達成される限り、リトラクタのロッキングをこの−16.5°の位置から他の位置に変更可能である。明らかなように、−16.5°におけるリトラクタのロッキングは、仕様書で現在要求される位置32の−26.5°以内に存在する。
【0029】
このように、設計位置24から後方に45°のリトラクタ10のロック状態を達成するのに慣性部材18に依存しないけれども、この慣性部材18の動作は、垂直線26の他方側26Bの前方ロック位置32になる前にリトラクタ10をロックするために用いられる。最前方位置28を越えた慣性部材18の操作に対するこのような依存は、垂直線から後ろ側である操作側26Aの位置28および30の間のシートバックの傾斜の操作範囲にわたり、車両加速度に対する慣性部材18の感度に関して一貫性を維持するように、ユニバーサル支持体14が完全に機能するので、リトラクタ10の動作に対して思わしくない影響を与えない。前方ロック位置32がシートバックの最前方位置28を完全に超えており、つまりシートバックが作用しない垂直線の他方側26Bにあるので、これが前方ロック位置32に達する時までにリトラクタ10をロックするため、慣性部材18の作用に依存することによりもたらされるような感度の何らかの変動は、ここでの車両感知リトラクタ10の作用に意に沿わない悪影響を及ぼさない。さらに、後方ロック位置30でのリトラクタ10のロッキングが慣性部材18の操作に依存しないので、慣性センサ12の感度を最前方位置28から最後方ロック位置30までの間のシートバック傾斜の操作範囲にわたってほとんど同じに維持することができる。
【0030】
リトラクタ10は、このリトラクタ10が端壁36によって相互に連結される側壁32および34を持った例示形態を含む種々の異なった形態をとることができる。リール(図示せず)は、側壁32および34との間での回転のために軸支されていると共に、このリールは、搭乗者を自動車のシートに拘束して使用するため、ここに巻き付けてここから引き出されたり引き込まれたりすることができる長さのシートベルトのウェビングを有する。リールのフレームは、リールと共に回転し、かつその外縁の周りに形成された複数の歯40を有する爪車38の形態のロッキング機構を支持する。リールに巻かれたシートベルトのウェビングの繰り出しに対するリトラクタ10のロッキングは、爪車38およびリール−これに巻かれたシートベルトを収容する−の連続回転を阻止するように、爪車の歯40に対する係合状態へのアクチュエータ機構の変位により達成される。
【0031】
この特定のロッキング機構は、商業的に用いられ、アクチュエータ機構20の如き操作機構によって操作可能である多くの形態のロッキング機構があるので、ここに記述されて例示されたものから変更可能である。
【0032】
ユニバーサル支持体14は、図5〜図8に示され、重錘部材44(図6)を持ったバスケットの形態にあることが好ましく、この重錘部材は正しい垂直位置26にバスケットを旋回するためにこれに装着される。旋回軸すなわちトラニオン46は、重錘付きバスケットのユニバーサル支持体14を旋回的にリトラクタ10、具体的に言うとより完全に以下に述べられるようなセンサハウジング48に取り付けるため、バスケット42の両側から外に向けて横方向に延在している。このバスケット42は、ここに記述されるようなそれぞれ異なる直径を持った内面50を有し、その底部において、慣性部材としての起立駒18の底部を支持するほぼ平坦な環状の座52がある。起立駒18は、先細りの下方部分54と、拡大された上方ヘッド部分56とを有する。バスケットの環状の座52は、支持体14がその垂直方位にある場合、起立駒18が所定のほぼ垂直な位置に維持されるように、起立駒の下方部54の底を支持する。
【0033】
支持体14の旋回軸46は、ハウジング48に旋回的に取り付けられる場合、重錘付きバスケットのユニバーサル支持体14に対する旋回軸線58を規定する。この旋回軸線58は、支持体14のバスケット部42の底、具体的に言うと慣性部材としての起立駒18が車両加速度を検出するために旋回するその座52とほぼ一直線状にある。バスケット42およびこれに装着される重錘部材44は、小さく軽量な起立駒18よりも重い振り子アセンブリを形成し、より少ない質量および慣性の軽量な起立駒18は、ユニバーサル支持体としてのより重い振り子支持体アセンブリ14に対し、車両加速度に対してさらに大きな感度を有することをこれにもたらそう。このように、慣性部材としての起立駒18は、より小さな閾値であるけれども、車両の加速度に応じて起立駒よりも著しく低速で最初に変位するそのより大きな重量および慣性を持ったより重い振り子支持体アセンブリ14と比較すると、その予め設定された垂直な位置から、所定の閾値に達した車両加速度に応じてより高速に変位しよう。
【0034】
間隔をあけた垂直突出部60は、バスケット42の上面から、このバスケット42の一方側に沿ってその前端および後端において上方に延在している。これら突出部60のそれぞれは、そこに主アクチュエータ64を旋回的に取り付けるための開口62を有する。この主アクチュエータ64は図9〜図12に示され、旋回軸68を持った横本体部66を有し、旋回軸はこの本体部66の一方側に沿って形成されている。この旋回軸68は、突出部の開口62に旋回的に取り付けるための小径化した前後端部70および72を有する。これら軸端部70および72は、そこに緊密に嵌合するために開口62と同じテーパまたは斜面を設けることができる。
【0035】
主アクチュエータの本体部66は、この本体66の上面から凸状に突出するドーム状の部分74を有する。同様に、起立駒18のヘッド56は、その平坦な上面から上向きに凸状に突出する丸みを付けた、すなわちドーム状の部分76を有する。本体66は、ドーム状の部分74の下に形成したチャンバ78を有し、これはその下側にドーム状の部分74の曲率と合致するように凸状に形成された表面(図示せず)を持っている。
【0036】
このように、主アクチュエータ64は慣性部材の支持体、すなわちユニバーサル支持体としての振り子アセンブリ14に旋回軸68と突出部60とを使うように旋回的に取り付けられるため、そして起立駒18が環状の座52によってバスケット42内にその垂直位置で支持されるとともに、起立駒18の丸みを付けた上面76は、チャンバ78内で主アクチュエータ64のドーム状の部分74の下側と係合状態で突出しよう。主アクチュエータ64および慣性部材としての起立駒18のそれぞれドーム状の部分74および76は、所定の閾加速度に応じた慣性部材18の転倒前に、支持体14と慣性部材18との間の相対移動が、ドーム状の部分74および76の間での相対的な移動または運動中の大部分において、アクチュエータ機構20の感度を変える可能性があるようなアクチュエータ64の変位、すなわち旋回をもたらさないように、同じ曲率半径を基本的に有することが好ましい。この方法において、感度の実質的な変化のみならず、閾加速度が検出される前にアクチュエータ機構20によるリトラクタ10の早すぎるロッキングもない。
【0037】
主アクチュエータ64は、旋回軸68とほぼ平行に延在する細長い延長部80(図9〜図12)を有し、これは横本体部66を横切ってドーム状の部分74と交差している。この延長部80は、リトラクタ10およびシートバックがチルトされるとそこに乗り上げる従アクチュエータ84(図13)を支持するための頂部輪郭係合表面部82が設けられた部分81を有する。主アクチュエータ64と同様の従アクチュエータ84は、センサハウジング48に対してアクチュエータ84を旋回的に取り付けるため、以下により完全に述べられるような横向きに延在する旋回軸86をその前端に有する。この旋回軸86に対して後方に横切って延在するのは、ピック、すなわち爪部88である。この爪部88は、車両が閾加速度か、あるいは設計位置24から特定の傾斜位置30または32に達した場合、爪車38の歯40に係合する平坦な当接面90aをもたらすように四角に区切られた末端、つまり歯90まで後方に延在している。爪部88は、主アクチュエータの延長部80の上面に載せるための垂れ下がり脚突起92を有する。
【0038】
従アクチュエータ84は、主アクチュエータ64に載せられており、これらアクチュエータのそれぞれの旋回軸線は、一方に対して90°である。主アクチュエータ64の係合表面部82は、従アクチュエータの脚突起92がシートバックおよびリトラクタ10のチルティングによりこれに沿って滑るとき、従アクチュエータの爪部88の末端90が爪車の歯40から安定して隙間をあけたままとなっているように、この表面82の輪郭に対して輪郭を合わせて作られる。これにより、ロッキング機構の感度がバスケットの旋回として保持される。すなわち、表面部82の輪郭は、シートバックのチルティング中にこのシートバックの傾斜の大部分にわたり、ほぼ一定の隙間94が従アクチュエータのつめ部88の末端90と爪車38の歯40との間に保持されるように、調整されている。この隙間94を一定に保つことにより、車両加速度に対するセンサ12の感度は、垂直線26に対して異なる傾斜角にシートバックを置くにもかかわらず変わらない。より詳細には、輪郭に合わせて作られた係合表面82は、ユニバーサル支持体としての振り子支持体アセンブリ14の旋回軸線58とほぼ合致する中心を有する円弧を好ましくは規定する。従って、リトラクタ10がシートバックの傾斜角範囲にわたって移動するとき、従アクチュエータ84は、爪車の歯40から安定した隙間94に保たれるその末端90と共に、調整された表面部82の円形経路を移動しよう。
【0039】
前述したように、アクチュエータ機構20は、シートバックおよびこれに取り付けられるリトラクタ10がその後方傾斜位置30に傾けられた場合、このアクチュエータ機構20、具体的に言うと主アクチュエータ64および従アクチュエータ84は、図2に示されるように、リトラクタ10がそこからのベルトの繰り出しに対してロックされる如く働き合うように構成されている。この点において、主アクチュエータ64の延長部80は、爪車の歯40のための輪郭に合わせて作った係合表面82を持ったその一部分81から後方に延在する末端部、つまり突起96を有する。これにより、従アクチュエータ84の脚突起92は、リトラクタ10が後方にチルトされるに連れ、輪郭を合わせて作った係合表面82から突起96のより平坦な面98に結局は移動しよう。従アクチュエータの脚突起92が延長部80の末端突起部96に達すると、後方傾斜位置30に向けたリトラクタ10の連続した旋回は、従アクチュエータの末端90がつめ歯40に向けて動くように、脚突起92が平坦面98に支えられることをもたらす。リトラクタ10が後方傾斜位置30にチルトされる場合、従アクチュエータの脚突起92は、図2に示されるように、爪車の歯40とロッキング係合状態に動くその四角に区切られた端部90aと共に突起96の後方端96aによって支持されよう。
【0040】
この方法において、主アクチュエータ64の延長部80の突起96は、従アクチュエータ84の端部90を歯40と係合状態に持ち上げるため、主アクチュエータ64が変位することをもたらすように起立駒18を変位または倒す必要なく、従アクチュエータ84が設計位置24から命じられた角距離、すなわち45°の後方傾斜位置30でリトラクタ10をロックすることを引き起こすように操作可能である。前述したように、45°の後方位置30およびそれ以上の起立駒18の作動に対する依存を回避することにより、従アクチュエータの端部90がつめ歯40に向けて持ち上げられ始めるように、脚突起92が主アクチュエータの延長部80の末端突起96に支えられ始める後方傾斜位置30に近接する位置にこれらシートバックおよびリトラクタが達するまで、シートバックおよびリトラクタ10の旋回中はセンサ12の感度をほぼ不変のままにすることができる。従って、シートバックの傾斜の短い角距離でのみ、脚突起92が主アクチュエータの突起96に乗せられる。この時間中、従アクチュエータの末端90がつめ歯40に対してより近づくように動き始め、これらの間の隙間94を減少させるため、より迅速につめ歯と係合状態に変位するようになっているので、センサ12は車両加速度に対してより大きな感度になろう。このセンサ12の増大した感度は、おそらくシートバックが特に車両の運転者側の場合はたまにしか用いられないその最後方傾斜位置30に、シートバックがほぼ完全に傾けられる場合、これが生ずるだけなので、いささか効果的な結果になろう。
【0041】
図3および図4を参照すると、フレームの側壁34に固定されたセンサハウジングとしての静止ハウジング48がより詳細に次に記述されよう。このハウジング48は、爪車としての歯付きホイール38の下方のその底部でリトラクタの側壁34に取り付けられる側壁100を有する。前述したように、ユニバーサル支持体としての振り子ユニバーサル支持体14、特にそのバスケット42および従アクチュエータ84の両方は、ハウジング48に旋回的に取り付けられる。この目的のため、ハウジング48は、側壁100と平行な側面アーム102を有し、前述した横ストッパ22で終わる壁104の後方に曲げられた部分105と一体である前端壁104を介して、側壁100と相互に連結されている。この側壁100は、上部円筒状ボス106と下部円筒状ボス108とを有し、これらは側面アーム102に形成した開口110および112に対向して一直線状に並べられる。開口110は、アーム102のほぼ垂直な部分114の上端に形成され、開口112は、アーム102の後方延在部116のその上向き端部118の上端部に形成されている。ユニバーサル支持体としての、振り子、すなわち重錘付きバスケットの支持体14は、円筒状ボス108およびこれと対向して一直線状に並べられる開口112に挿入される旋回軸46を用い、突出部60がハウジング48の側壁100に隣接するように、ハウジング48に旋回的に取り付けられる。
【0042】
突出部の開口62に旋回的に取り付けられる旋回軸端部70および72に関し、主アクチュエータの本体部66は、リトラクタの壁34およびこれに付設されるハウジングの壁100から離れて横に延在する。この配置に関し、主アクチュエータの延長部80は、図1および図2に示すことができるように、その一部分96がバスケット42を越えて突出するように、ハウジングの壁100から横に間隔をあけられ、後方に延在しよう。さらに、ハウジングの上部ボス106と、これと一直線状に並んで従アクチュエータの旋回軸86の小径化した傾斜端部86aおよび86bを旋回的に取り付けるための開口110とは、通常、突出部の開口62の上方に隙間をあけられている。従って、ボス106およびその開口110を介してハウジング48に旋回的に取り付けられるような従アクチュエータ84は、バスケット42に旋回的に取り付けられる主アクチュエータ64の上方に配置され、従アクチュエータ84の後方に延在する爪部88が、主アクチュエータ64の延長部80の頂面部82または98に支持される脚突起92とともに主アクチュエータ64の後方に延在する延長部80の上に一直線状に並べられる。このように、慣性部材としての起立駒18の転倒は、その延長部80を有する主アクチュエータ64を変位させ、旋回軸68周りに旋回させ、以下順に、その旋回軸86周りに主アクチュエータの部分80によって支持される従アクチュエータ84を持ち上げ旋回させ、そこからベルトの繰り出しに対するリトラクタのロッキングのための爪車の歯40と係合状態にさせる。
【0043】
図5〜図8を参照すると、バスケット42は、そこから水平棚壁124まで下向きに延在する中間テーパ部122を持った上部環状部120を好ましくは有し、この棚壁はテーパ部122の底から半径方向内側に張り出している。下部テーパ部126は、棚壁124の半径方向内縁から環状の座52まで下方に延在している。このように、バスケット42の内面50は、大径環状部120から、座52が形成される下部テーパ部126の底の小径部分まで下方に概ね先細りとなっている。
【0044】
ハウジングの側面アーム102(図3および図4)は、ハウジング48の寸法を最小にするために側壁100から横に間隔をあけられている。この点において、バスケット42は、ハウジングの壁100から間隔をあけたバスケットの環状部120およびテーパ部122の側方に形成されたブラケット部127を有し、このブラケット部は、図3に最も良好に見られるようなハウジングのアーム部116の内縁116aに形成したストッパ129と係止する前方横当接部127aを有する。リトラクタ10と共にハウジング48を後方傾斜位置30の方に沿って旋回させるような間隙を支持体14,慣性部材18および主アクチュエータ64に与えるため、ハウジングのアームの垂直部114の内縁114aに切欠部115を設けている。この方法において、リトラクタ10およびハウジング48が後方に旋回されるので、アームの垂直部114からの干渉がない。側壁100には、そのハウジングカバー(図示せず)を摩擦によりその上に嵌合させるように緊密に受け入れるために、その下部外縁周りに延在する一体フランジ100aが設けられている。その結果、ハウジング48は、そこにあるセンサ12を取り囲むと同時に、リトラクタ10の底部および側部にわずかな空間を塞ぐ。
【0045】
ハウジング48に旋回的に付け加えられた重錘付きバスケット又は振り子支持体14と一緒に、ブラケット部分127は、ハウジングアーム102を越えて横に延在している。さらに、2つのストッパ22と129は、旋回軸58の1つの側に前方に配置されている。したがって、シートが、旋回し、リトラクタ10に後方傾斜位置へ後方に旋回されることを引き起こさせると、リトラクタ10に取り付けられたハウジング48は、軸58の周りに旋回し、アーム部分116を振り子支持体14のほうへ導くであろう。、そして、より詳しくは、リトラクタ10が後方傾斜位置30に達するやいなや、ストッパ129を、バスケット型ブラケット部分127の当接部分127aとの係合状態に導くであろう。このときに、従アクチュエータ84の脚突起92は、主アクチュエータ延長部80の端部96aにある。それで、従アクチュエータの端部90は、前述したように、爪車の歯40と係合状態にある。したがって、後方傾斜位置30において、支持体14特にブラケット横部分127aとストッパ129との係合は、アクチュエータ機構20特に主アクチュエータ64と従アクチュエータとの協働により、リトラクタの爪車38のロックと同時に起こる。シートバックがむしろ最後方傾斜位置30を過ぎてリクライニングしないので、ストッパ129とバスケット部127との係合は、何ら実践的意義をもたない。その結果、支持体14は、位置30を通過したリトラクタ10の傾斜位置において調整しない。
【0046】
後方傾斜位置30から前方へそして最前方位置28へ向かってのリトラクタ10の旋回は、壁部105が重錘付きバスケット支持体14の重錘部材44の方へ旋回されることを引き起こす。シートバックの傾斜の最前方位置28が、図1に示されるように、この場合においては、5.5゜になると、支持体14特にその重錘部材44は、ハウジングの壁部105上のストッパ22と係合状態にある。この点において、アクチュエータ機構20は、車が慣性部材18の移動に必要な閾加速度に達しないときには、リトラクタ10とロック係合状態にない。もし、5.5゜の最前方位置を過ぎて、−26.5゜の位置へリトラクタ10の旋回が続けられるならば、支持体14がリトラクタをロックするロック機構20を作動させるために起立駒が転倒している状態ではもはや調整しないので、リトラクタ10は、通常のリトラクタとして作動する。すなわち、起立駒慣性部材は、22゜の傾斜で転倒するように設計されており、それでシートバックの最前方位置28から22゜前方へリトラクタ10を傾けることは、起立駒が転倒することを引き起こし、今度は、アクチュエータ機構20がリトラクタ10をロックすることを引き起こすであろう。上述したように、最前方位置28を越えてリトラクタ10を旋回することが、むしろシートバックの傾斜の操作範囲内にないので、支持体14がストッパ22と係合状態にあり、リトラクタ10が最前方位置28を過ぎて前方へ旋回される場合に引き起こされるように、変化する慣性センサ12の感度を有することにより、何ら問題は起きない。この点において、設計ロック位置32の前の位置においてリトラクタ10のロックを引き起こすために起立駒を転倒させることへの信頼は、満足できるものである。
【0047】
シートバックやシートの転回に関連してバスケット42を旋回するために作動する、図示されている重錘部材44の構造の詳細は、今から述べられる。好ましくは、重錘部材とバスケットの間にあり溝結合が使用される。この端部に台形の形状をした据え付け台128が、そこに重錘部材44を据え付けるためにバスケット42の底部に設けられる。重錘部材44は、向かい合っている表面130aと132aをそれぞれ含む上方アーム130と132を有する。この表面130aと132aは、それらがそれぞれのアーム130と132の頂部から底部に延びるにつれて、傾けられ、お互いから離れていく。この表面130aと132aは、それらの間で台形の空間を定めており、ほぼ据え付け台128の形状に合っている。アーム130と132は、重錘部材44の主本体部分134から上に、そしてその垂直側部136、138から間隔を有して延びている。それで、本体部分134の肩部頂部表面140が、アーム130、132の側部と本体部分側部136、138との間に形成されている。傾斜表面130aと132aの下に、立ち上げられた接合部分141が、本体部分頂部表面140より上に突出しているアーム130と132との間に延びている。一対の小さな半円形のこぶ状突起142が、台形状台部分128の底部表面から立ち上がっており、その反対方向に傾斜した表面146と148との間に間隔をおいて、その中央位置に配置されている。こぶ状突起142は、アーム130と132の長さよりもわずかに大きい距離を持って、横方向に互いに間隔をおいて配置されている。
【0048】
バスケット42に重錘部材44を取り付けるために、そして特にアーム130と132を据え付け台128に取り付けるために、据え付け台128は、重錘部材44とバスケット42との間の前後方向又は縦方向の相対的移動を妨げるために、その傾斜表面146と148が、アームの傾斜表面130a、132aと対面して緊密にはめ込まれている関係となるように、方向付けられる。台形状据え付け台128が、アーム130と132との間で、そして特にその反対方向に傾斜した表面130aと132aとの間で定められている台形状空間に受け入れられると、立ち上がりこぶ142は、重錘部材44をバスケット42に対して横方向に移動させないために、接合部分141のどちらか一方の側と緊密にはめ込まれている係合状態となる。
【0049】
図に示されるように、重錘部材44は、この重錘部材44が、ほぼシートと同じく垂直状態にあり、リトラクタ10が旋回し、それで慣性部材としての起立駒18が、上述したように、感知された車の加速度に対して正確に反応することを保証するべく、重錘部材44の重量及び慣性力を増加させるために本体部分134の下の下方部分148を設けられ得る。さらに、バスケット42の内側表面50は、重錘部材44を垂直に貫通して延びている同様の貫通路150とともに一列に並べられている、バスケットの台部分128に形成された貫通路に向けて先細にされている。それで、ハウジング48や加重された支持バスケット18に近づくどのような水分又は微粒子であってもこの貫通路を通して逃がし得る。
【0050】
バスケット42と重錘部材44が組み立てられると、慣性部材としての起立駒18が、バスケット42内に設置される。それで、起立駒の下方部分54は、上述したように、環状の座52によって、その底部54aで支持されている。バスケット42の下部テーパ部126を横切る直径は、バスケット42にある起立駒18が横方向に移動し又は転倒するための部屋を設けるために、起立駒の下方部分54の対応する直径よりも全ての点で十分に大きい。起立駒の下方部分54は、バスケットの下部テーパ部126の高さより大きい高さを有している。それで、起立駒18の拡大されたヘッド部分56は、上方環状部120とバスケット42の中間テーパ部122とにより定められている領域に配置されている。さらに、バスケットの上方環状部分120と中間テーパ部122の直径は、車の閾加速度が達成されたときに起立駒18が横方向に移動し及び転倒するのに十分な部屋を設けるために、起立駒のヘッド部分56の対応する直径よりも大きくなるように作られている。
【0051】
慣性部材としての起立駒18は、下方部分54とその拡大上方ヘッド部分56との間に起立駒18がその直立位置から転倒したときにバスケットの棚壁124に係合する肩152を含む。このように、慣性部材としての起立駒18は、車の加速度が閾加速度以下に戻ると、起立駒の肩152をバスケットの棚壁124に係合させることが、起立駒18にその直立位置へ起き直ることを許すように、あまり遠くに転倒していかないようにされている。その結果、感知器12は、起立駒18の転倒に必要な閾加速度を越える車の加速度を感知するために再度操作可能となる。同様に、リトラクタ10が、設計上の後方及び前方のロック傾斜位置30、32を越えてチルトされたとき、起立駒の肩152とバスケットの棚壁124との間の係合は、リトラクタ10が位置30と32との間にある傾斜位置に戻されると起立駒18をその直立位置に戻すようになっている同じ転倒位置を保つ。
【0052】
本発明の特定の実施例が例示され、記載されてきたけれども、多くの変更や修正が当業者にとって思い浮かぶであろうことが理解されるであろう。そして、本発明の本当の精神や範囲内に含まれるあらゆるこれらの変更や修正を、特許請求の範囲に包含しているつもりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両感知リトラクタの斜視図であり、リトラクタの前方への傾斜位置においてストッパに係合されたユニバーサル支持体を示している。
【図2】 図1の位置から後方に傾けられた図1の車両感知リトラクタの斜視図であり、支持体がハウジングの他のストッパに係合し、従アクチュエータがリトラクタをロックするよう歯付きホイールと係合状態に移動されている。
【図3】 慣性センサ用ハウジングの斜視図である。
【図4】 図3の慣性センサハウジングの平面図である。
【図5】 起立駒慣性部材およびそれの支持バスケットの斜視図である。
【図6】 図5の慣性部材支持体に取付けられる振り子式錘の斜視図である。
【図7】 図5の慣性部材支持体の端面図である。
【図8】 図5の慣性部材支持体の側面図である。
【図9】 慣性部材上に休止し、それにより移動される主アクチュエータの斜視図である。
【図10】 図9の主アクチュエータの側面図であり、リトラクタが傾けられたとき従アクチュエータが乗り上がる、プログラムされた表面部分と隣接する突起とを示している。
【図11】 図9の主アクチュエータの端面図である。
【図12】 図9の主アクチュエータの平面図である。
【図13】 リトラクタが傾けられたとき主アクチュエータの上に乗り上がる下側足部を含む従アクチュエータの斜視図である。
【図14】 リトラクタおよびそれが取付けられるべきシートバックの種々の傾斜位置を指示するグラフであり、シートバックの設計位置から前方および後方45°でのリトラクタロック位置を示している。
Claims (20)
- 垂直方向に対し傾斜する設計取付位置を有し旋回する車両のシートバックとともに使用され、このリトラクタは、設計取付位置から特定の傾斜へシートが前方又は後方にチルトされるまで、または所定の加速度を超えるまで、ベルトの繰り出しを許す車両の感知リトラクタであって、
リトラクタフレームと、
引き出し及び引き込みのためにリールに巻かれているシートベルトを有し、フレームに取り付けられた回転可能なリールと、
ベルトの引き出し方向に回転することに対して、回転可能なリールをロックするリールのロック機構と、
車両の加速度を感知し、非作動位置と作動位置との間を変位可能である慣性部材と、
リトラクタのフレームに旋回的に取り付けられ、慣性部材を支え、リトラクタがその非作動位置に慣性部材を保ちつつチルトされるとき、ほぼ垂直に保たれるように偏倚されているユニバーサル支持体と、
アクチュエータ機構がロック機構にリールをロックさせるように、前方の特定位置へ前方にチルトするリトラクタとともにその作動位置に変位する慣性部材により作動可能であり、ロック機構をリールにロックさせるために、その非作動位置にある慣性部材及び後方傾斜位置へ後方にチルトするリトラクタとともに作動可能なアクチュエータ機構と、
を備えていることを特徴とする車両の感知リトラクタ。 - リトラクタは、リトラクタに固定されるセンサハウジングを含み、且つストッパを含み、そして、ユニバーサル支持体は、ストッパが旋回軸の一側に配列され、シートバックの設計取付位置が旋回軸の他側に配列されている状態でストッパと係合するまでリトラクタがチルトされるとき、軸の周りに旋回し、垂直向きに留まるようにセンサハウジングに旋回的に取り付けられる旋回軸を含むことを特徴とする請求項1の車両の感知リトラクタ。
- 後方傾斜位置は、垂直から約63.5゜であることを特徴とする請求項1の車両の感知リトラクタ。
- アクチュエータ機構は、慣性部材がその作動位置から非作動位置へ変位するとき慣性部材を介して変位する、該慣性部材と係合する主アクチュエータと、回転可能なリールとロック係合するのに主アクチュエータを介して変位する、該主アクチュエータに係合する従アクチュエータと、を含むことを特徴とする請求項1の車両の感知リトラクタ。
- 主アクチュエータは、従アクチュエータが輪郭係合表面の上に支持され、且つ、シートバックの傾斜角の所定作動範囲の大部分にわたってリトラクタがチルトしている間、従アクチュエータが該輪郭係合表面に乗り上げると、該従アクチュエータを回転可能なリールへロックすることから安定して間隔を開けておく輪郭係合表面を有することを特徴とする請求項4の車両の感知リトラクタ。
- リトラクタは、リトラクタに固定されるセンサハウジングを含み、そして、ユニバーサル支持体は、軸の周りに旋回するようにセンサハウジングに旋回的に取り付けられた重錘付きバスケットを含み、輪郭係合表面は、ほぼ傾斜角の所定範囲の大部分にわたってリトラクタがチルトしている間、従アクチュエータを回転可能なリールから安定した間隔を開けて置くために旋回軸を中心とする円弧を規定する形状を有することを特徴とする請求項5の車両の感知リトラクタ。
- 主アクチュエータは、リトラクタとシートバックの傾斜が後方傾斜位置に接近した場合に、従アクチュエータが慣性部材の変位なしに回転可能なリールとのロック機構の作動を引き起こすような後方傾斜位置に近づくと、従アクチュエータが乗り上げる末端部分を含むことを特徴とする請求項4の車両の感知リトラクタ。
- 慣性センサが作動可能である前方位置と後方位置との間の所定の傾斜範囲を有する、車両のリクライニング可能なシートバックに取り付けられる慣性センサを有するシートベルトリトラクタであって、
それとともに回転するための歯付きホイールを支えるリトラクタの回転可能なリールと、
所定の傾斜範囲にわたってシートバックが傾けられるとき、旋回軸の周りに旋回することによりほぼ垂直向きに留まるようにするための慣性センサの振り子アセンブリと、
シートバックが所定の傾斜範囲にわたって傾斜され、回転可能なリールをロックするために所定の車両の加速度に応じて、所定の非作動位置から作動位置まで変位するように、振り子アセンブリにより所定の非作動位置に支持されている慣性部材と、
リトラクタがシートバックの調整により傾斜を変えると、振り子アセンブリがその垂直方向を維持するためにハウジングに対し旋回するように、振り子アセンブリに旋回的に取り付けられ、リトラクタに固定されるためのハウジングと、
所定の車両の加速度において慣性部材により変位する主アクチュエータと、
末端部を含み、主アクチュエータ又は慣性部材が変位することなくシートバックがその後方傾斜位置へ傾いた状態で、末端部が歯付きホイールと係合し、歯付きホイールをロックし、リールの回転を停止させるように、主アクチュエータにより変位可能である従アクチュエータと、
従アクチュエータがその上に乗っている主アクチュエータの輪郭係合表面であって、振り子アセンブリの旋回軸周りの円弧を画定し、シートバック及びリトラクタの傾斜にもかかわらず所定の車両の加速度でロックするようにリトラクタの感度を一定に維持するためにその所定の作動傾斜範囲の全範囲にわたってシートバックとともにリトラクタが傾けられる間、従アクチュエータの末端部が歯付きホイールから安定した間隔を開けて置くことを維持するように作られている輪郭係合表面と、
振り子アセンブリに対して所定の位置にあり、シートバックの傾斜の所定の範囲の前方位置において振り子アセンブリと係合し、センサハウジングと振り子アセンブリとの間の相対的な旋回を停止させ、前方位置を越えてリトラクタの所定量の連続する傾斜に応じて慣性部材がその所定の非作動位置から変位し、歯付きホイールをロックするために従アクチュエータの変位を引き起こすセンサハウジングのストッパと、
を備えていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。 - 主アクチュエータは、従アクチュエータの末端部が所定の後方傾斜位置においてその作動位置への主アクチュエータまたは慣性部材の変位なしに歯付きホイールをロックするように、シートバックとリトラクタが後方傾斜位置に接近すると従アクチュエータがその上に乗り上げる、円弧状の係合表面に対して平坦な輪郭を有する表面を含む末端突起を有することを特徴とする請求項8のシートベルトリトラクタ。
- 慣性部材及び主アクチュエータは、慣性部材がその非作動位置に有るとき、主アクチュエータの変位なしにその間で相対的動きを許すために協働する円弧状の表面を含むことを特徴とする請求項8のシートベルトリトラクタ。
- リトラクタは、約18.5゜に傾斜されたシートバックの設計位置に取り付けられるように構成され、その設計取付位置の前方及び後方に45゜傾斜された位置において、従アクチュエータは、歯付きホイールとロック係合状態となることを特徴とする請求項8のシートベルトリトラクタ。
- 主アクチュエータは、シートバックが所定の後方傾斜位置へ傾斜されると、従アクチュエータを歯付きホイールとのロック係合位置に移動させるための輪郭係合表面の近くに突起を含むことを特徴とする請求項8のシートベルトリトラクタ。
- センサハウジングは、該センサハウジングと振り子アセンブリとの間の相対的旋回を停止させるためにシートバックの傾斜の所定範囲の後方位置においてそれと係合する振り子アセンブリに対して所定の位置にある別のストッパを含むことを特徴とする請求項8のシートベルトリトラクタ。
- 車両の調整可能なシートバックに取り付けられるべきであるシートベルトリトラクタのための慣性センサであって、
所定の車両の加速度を感知するための慣性部材であって、非作動位置と作動位置との間で移動可能な慣性部材と、
異なるシートバックの傾斜においてほぼ垂直向きに留まり、慣性部材が所定の非作動位置に支持体により支持され、所定の加速度が感知されると非作動位置から作動位置へ変位する慣性部材のための振り子支持体と、
所定の車両の加速度の間、その作動位置への慣性部材の変位に応じて第1アクチュエータが旋回する状態で支持体に旋回的に取り付けられた第1アクチュエータと、
振り子支持体用であって、リトラクタに取り付けられているセンサハウジングと、
リトラクタとロック係合に旋回するために、ハウジングに旋回的に取り付けられる第2アクチュエータと、
第1の傾斜位置を越えて前方へのリトラクタの連続する旋回のみがその作動位置への慣性部材の移動を介してリトラクタをロックさせるように、シートバックの第1の傾斜位置において支持体をリトラクタとのロック係合からはずれている第2アクチュエータと係合させるために所定の位置にあるハウジングの第1ストッパと、
第2のシートバック傾斜において、慣性部材が非作動位置にある状態で、第2ストッパの支持体との係合が、第1アクチュエータがリトラクタとのロック係合状態に第2アクチュエータを旋回させることと同時に起こるように、第1のシートバック傾斜より大きいシートバックの第2傾斜において支持体を係合させるために所定の位置にあるハウジングの第2ストッパと、
を備えていることを特徴とする慣性センサ。 - シートバックの第1の傾斜と第2の傾斜は、シートバックがリクライニングされ得る角度調整の限界であり、慣性部材は、起立駒であり、シートバックが第1傾斜位置と第2傾斜位置との間を調整されるとき、振り子支持体は、垂直向きに留まっている重錘付きバスケットを含み、振り子支持体は、所定の加速度に応じて移動するための起立駒の感度が、ほぼシートバックの傾斜の範囲全体にわたってほぼ同じままであるように、前記調整の間直立した所定の位置に起立駒を支持していることを特徴とする請求項14の慣性センサ。
- 中間の通常の位置から最前方位置と最後方位置との間で旋回可能な、傾斜可能な車両シートバックに取り付けられ、リトラクタが通常の位置から前方または後方のどちらかの方向において所定の角度の傾斜に達するとロックされるように構成されるシートベルトリトラクタであって、
リトラクタフレームと、
フレームに取り付けられ、引き出し及び引き込みのためにその上に取り付けられるシートベルトを有する回転可能なリールと、
ベルトを引き出すのに対してリールをロックするためのロック機構と、
所定の車両の加速度を感知することにより非作動位置と作動位置との間を変位する起立駒としての慣性部材と、
起立駒が非作動位置にあり、且つ、最前方位置と最後方位置との間の傾斜範囲全体にわたってそこに維持され、シートバックの傾斜範囲全体にわたって同じである所定の車両の加速度に対する起立駒の感度を保っている状態で通常位置から最後方傾斜位置への所定の傾斜により後方に向ってシートが傾斜するとリールをロックするのに作動可能であるアクチュエータ機構であって、前方傾斜位置を所定量過ぎたリトラクタフレームの前方傾斜によりその作動位置へ変位し、通常位置から前方への所定の傾斜によりロック機構を回転可能なリールにロックさせる起立駒により作動するアクチュエータ機構と、
を備えていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。 - 慣性部材のための揺動可能な支持体は、リトラクタフレームに旋回的に取り付けられ、シートバックが最前方傾斜位置と最後方傾斜位置との間を傾斜するとき慣性部材を正しい垂直位置に保ち、
前記アクチュエータ機構は、リトラクタがシートバックの最前方傾斜位置から所定量だけ前方に傾斜するとき、起立駒を揺動可能な支持体に対してその作動位置へ変位させる揺動可能な支持体の旋回を制限する前方ストッパを備えている
ことを特徴とする請求項16のシートベルトリトラクタ。 - リトラクタの所定の角度傾斜は、傾斜可能なシートの通常位置から45゜であることを特徴とする請求項16のシートベルトリトラクタ。
- 最前方位置から最後方位置までのシートバック傾斜の所定の作動範囲を有する旋回シートバックであって、前方位置と後方位置の中間に設計取付位置を有するシートバックと、
シートベルトがそこから引き出され及び引き込められリトラクタであって、それとともに旋回するシートバックに取り付けられるリトラクタと、
所定の非作動位置と所定に作動位置を有する慣性部材であって、所定の車両加速度にある間、非作動位置から作動位置へ変位する慣性部材と、
シートベルトの引き出しに対しリトラクタをロックするロック機構であって、爪部と歯付きホイールを含むロック機構と、
所定の車両加速度が発生するかどうかにかかわらず、設計位置から前方または後方のいずれかに所定量傾斜すると、ロック機構をリトラクタにロックさせるアクチュエータ機構であって、シートバックとリトラクタが最前方位置から傾斜し最後方傾斜位置に接近するまでの間歯付きホイールから安定した間隔を開けておくように爪部を保つために構成されている第1の表面部分とシートバックとリトラクタが設計位置から後方に所定量のリトラクタの傾斜と一致する最後方傾斜位置まで傾斜した状態で爪部を歯付きホイールに係合させる第2の表面部分を含む、爪部がその上に乗る表面を有するアクチュエータ機構と、
シートバックの傾斜の作動範囲全体にわたって所定の非作動位置に慣性部材を保ち、所定の車両加速度に対する慣性部材の感度をシートバックとともにリトラクタの傾斜動作において同じに保つように旋回可能に取り付けられている慣性部材用の支持体と、
を備えていることを特徴とする車両用リトラクタシステムを取付けられたシートバック。 - 設計位置から最前方傾斜位置へのシートバックの前方への傾斜は、シートバックの傾斜の前方範囲を画定し、最前方傾斜位置から前方へのリトラクタの傾斜の非重複範囲が存在するように、リトラクタの設計位置から前方への所定量の傾斜量は、シートバックの前方への傾斜範囲より大きく、
慣性部材の感度がリトラクタの非重複範囲にあるリトラクタにより変動するように、アクチュエータ機構のストッパは、旋回可能な支持体に係合することを特徴とする請求項19の車両用リトラクタシステムを取付けられたシートバック。
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