JP2532639Y2 - アームレスト装置 - Google Patents

アームレスト装置

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JP2532639Y2
JP2532639Y2 JP4419292U JP4419292U JP2532639Y2 JP 2532639 Y2 JP2532639 Y2 JP 2532639Y2 JP 4419292 U JP4419292 U JP 4419292U JP 4419292 U JP4419292 U JP 4419292U JP 2532639 Y2 JP2532639 Y2 JP 2532639Y2
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armrest
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Inventor
浩貴 城村
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池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートバックに、アー
ムレスト本体をシートバックに沿わせた収納位置と略水
平な前倒位置とに枢軸を中心にして揺動可能に枢支して
成るアームレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアームレスト装置としては、例え
ば、図8に示すようなものがある。
【0003】すなわち、リヤシートバック1に一対の支
持ブラケット3,3が取付けられ、各支持ブラケット3
に枢支用の孔が穿設されている。リヤシートバック1に
形成された収納部2に沿うようにアームレスト本体4が
配され、アームレスト本体4の基端部に支持ブラケット
3の枢支用の孔に回動可能に嵌合する枢軸5が植設され
ている。なお、アームレスト本体4は物入れとなってお
り、小物等を収納させるとができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアームレスト装置では、アームレスト本体4
の枢軸5は支持ブラケット3に対して自由に回動するか
ら、通常リヤシートバック1の収納部2内にアームレス
ト本体4を拘束するのは、アームレスト本体4と収納部
2の内側との弱い摩擦力だけである。従って、急ブレー
キ時等にアームレスト本体4に強い慣性力がかかると、
アームレスト本体4が着座者の意思に拘らず前倒してし
まう虞れがあり、安全性の配慮に欠けるという問題点が
あった。
【0005】また、アームレスト本体4は物入れとなっ
ているため、その内部に収納した小物等をも合わせてか
なりの重量があり、アームレスト本体4を使用すべく前
倒させると、勢い良くシートクッションに衝突して大き
なぶつかり音が生じて高級感が損なわれるという問題点
があった。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、アームレスト本体を使用しない際
にシートバックに沿わせて容易に前倒しないように保持
でき、安全性について充分に配慮がなされ、また、使用
すべく前倒させる際の衝撃を押さえて高級感を高めるこ
とができるアームレスト装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、シートバック(1
1)に、アームレスト本体(21)をシートバック(1
1)に沿わせた収納位置と略水平な前倒位置とに枢軸
(23)を略中心にして揺動可能に枢支して成るアーム
レスト装置(20)において、前記アームレスト本体
(21)の基端部(22)側及び前記シートバック(1
1)側の一方に、前記枢軸(23)を略中心とする略円
弧形状の外周縁部(32)を有す被係合部材(30)を
固結する一方、前記アームレスト本体(21)の基端部
(22)側及び前記シートバック(11)側の他方に、
前記被係合部材(30)の外周縁部(32)に弾撥的に
係合し、その摩擦力により、前記アームレスト本体(2
1)が収納位置から前倒位置に急激に揺動するのを防止
するブレーキ部材(50)を配設したことを特徴とする
アームレスト装置(20)に存する。
【0008】
【作用】通常の着座状態では、アームレスト本体(2
1)はシートバック(11)に沿った収納位置にある。
このときアームレスト本体(21)側及びシートバック
(11)側の一方に固結した被係合部材(30)の外周
縁部(32)に、アームレスト本体(21)側及びシー
トバック(11)側の他方に配設したブレーキ部材(5
0)が弾撥的に係合している。
【0009】従って、被係合部材(30)とブレーキ部
材(50)との摩擦力により、前記アームレスト本体
(21)は急ブレーキ時の慣性力等によっては、収納位
置から前倒位置に容易に前倒しない。このようにアーム
レスト本体(21)は、被係合部材(30)とブレーキ
部材(50)との係合関係により、アームレスト本体
(21)を使用しない際にはシートバック(11)に沿
わせて容易に前倒しないように保持することができる。
【0010】被係合部材(30)とブレーキ部材(5
0)との摩擦力に抗する力によって、収納位置にあるア
ームレスト本体(21)が前倒位置へ揺動する際、ブレ
ーキ部材(50)は、相対的に被係合部材(30)の略
円弧形状の被係合部材(30)の一端側から他端側に弾
撥的に係合しつつ摺動することになる。それにより、ア
ームレスト本体(21)使用すべく前倒させる際の衝撃
を押さえることもできる。
【0011】一方、被係合部材(30)とブレーキ部材
(50)との摩擦力に抗する力でもって前倒位置にある
アームレスト本体(21)を上方に引き起すように揺動
させると、アームレスト本体(21)を通常の着座状態
である収納位置に戻すことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。図1から図7は本考案の一実施例を示している。
図1及び図7に示すように、アームレスト装置20を備
えたリヤシート10は、3人掛けの長尺のシートクッシ
ョン13と、シートクッション13の後端に支持された
シートバック11とから成る。シートバック11の略中
央には上下方向に延びる収納部12が設けられている。
収納部12の奥のフレームには、アームレスト装置20
を構成する一対の支持ブラケット40,40aが取付け
られており、各支持ブラケット40,40aの先端側が
収納部12内で前方へ延ばされている。
【0013】図1及び図2に示すように、アームレスト
装置20を構成するアームレスト本体21の基端部22
には、枢軸23が植設されている。枢軸23は、支持ブ
ラケット40の側板部42に穿設された枢支孔42aに
回転可能に嵌合しており、アームレスト本体21は、シ
ートバック11の収納部12に収まる収納位置と略水平
な前倒位置とに枢軸23を中心にして揺動可能に枢支さ
れている。なお、アームレスト本体21は、リッド体2
1aを備えた物入れとなっており、小物等を収納するこ
とができる。
【0014】枢軸23の先端側には、アームレスト本体
21と一体的に回動可能であって、枢軸23を中心とす
る略円弧形状の外周縁部32を有す扇形状の被係合部材
30が固結されている。また、枢軸23の先端には、枢
軸23が支持ブラケット40の枢支孔42aから抜ける
のを防ぐためのビス部材36が取付けられている。
【0015】図1から図3に示すように、支持ブラケッ
ト40は、シートバック11側に取付けるための固着部
41と、固着部41と略直角に折曲し前方に延びる側板
部側板部42と、側板部42の前端側を略コ字形に折曲
して形成した保持部43とから成る。保持部43には、
ブレーキ部材50が配設されている。ブレーキ部材50
は、被係合部材30の外周縁部32に弾撥的に係合し、
その摩擦力により、アームレスト本体21が収納位置か
ら前倒位置に急激に揺動するのを防止するものである。
【0016】さらに詳しく言えば、ブレーキ部材50
は、図4に示すように、合成樹脂により成とされてお
り、被係合部材30の外周縁部32に摺動可能に係合す
る係合部51と、係合部51に一体的に設けられた嵌合
突起部52,52…とから成る。ブレーキ部材50の嵌
合突起部52,52…は、支持ブラケット40の保持部
43に穿設されたガイド溝44,44…に前後移動可能
に嵌合しており、ブレーキ部材50は、そのバネ取付部
53に一端が固着されバネ部材45によって、被係合部
材30の外周縁部32に常に係合する方向に付勢されて
いる。
【0017】図1に示すように、ブレーキ部材50の係
合部51が弾撥的に係合する被係合部材30の外周縁部
32の一端側には、アームレスト本体21が前倒位置に
揺動した際にブレーキ部材50にぶつかり、アームレス
ト本体21の下方向への揺動を規制するストッパ部35
が突設されている。
【0018】一方、外周縁部32の他端側には、アーム
レスト本体21を収納位置に揺動させた際に、ブレーキ
部材50が嵌入してアームレスト本体21の前倒をある
程度の力で拘束するための切欠部33が設けられてい
る。なお、切欠部33の一端にはアームレスト本体21
を前倒させる際にブレーキ部材50が切欠部33から外
れやすくするためのテーパー34が形成されている。
【0019】次に作用を説明する。通常の着座状態で
は、リヤシート10のシートクッション13に3人の着
座者がかけられるように、アームレスト装置20のアー
ムレスト本体21は、シートバック11の収納部12に
収められている。図5に示すように、アームレスト本体
21がシートバック11に沿った収納位置にあるとき、
アームレスト本体21と一体的に回動する被係合部材3
0の外周縁部32に、ブレーキ部材50が弾撥的に係合
しているから、その摩擦力によりアームレスト本体21
は急ブレーキ時の慣性力等により収納位置から前倒位置
に容易に揺動することがない。
【0020】また、アームレスト本体21が収納位置に
あるときには、被係合部材30の切欠部33に、ブレー
キ部材50の係合部51が嵌入しているから、アームレ
スト本体21は、被係合部材30と係合部51との摩擦
力より更に強い力がかからなければ前倒しないように、
しっかりと保持されている。
【0021】図6に示すように、被係合部材30とブレ
ーキ部材50との摩擦力等に抗する強い力でもって、収
納位置にあるアームレスト本体21を前方に引き倒すよ
うにすると、先ず、バネ部材45の付勢力に抗してブレ
ーキ部材50が被係合部材30の切欠部33のテーパー
34に乗り上げ、外周縁部32に摺動可能に係合する。
アームレスト本体21を収納位置から前倒位置に揺動さ
せる最中にも、ブレーキ部材50は弾撥的に外周縁部3
2に弾撥的に係合しているから、その摩擦力により、ア
ームレスト本体21はゆっくりと前倒位置に揺動する。
【0022】アームレスト本体21が前倒位置に揺動し
た際、ブレーキ部材50は、被係合部材30の外周縁部
32の一端側に突設されたストッパ部35にぶつかるた
め、アームレスト本体21の下方向への揺動が、図7に
示す前倒位置にて規制される。一方、被係合部材30と
ブレーキ部材50との摩擦力に抗する力でもって前倒位
置にあるアームレスト本体21を上方に引き起こせば、
アームレスト本体21を通常の着座状態である収納位置
に戻すことができる。
【0023】なお、前記実施例においては、アームレス
ト本体の基端部側に被係合部材を固結する一方、シート
バック側に前記被係合部材に弾撥的に係合するブレーキ
部材を配設したが、逆の態様として、アームレスト本体
の基端部側にブレーキ部材を配設する一方、シートバッ
ク側に被係合部材を固結した構成であってもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案に係るアームレスト装置によれ
ば、アームレスト本体側及びシートバック側の一方に固
結した被係合部材の外周縁部に、アームレスト本体側及
びシートバック側の他方に配設したブレーキ部材が弾撥
的に係合しているから、その摩擦力により前記アームレ
スト本体が収納位置から前倒位置に急激に揺動するのを
防止することができるため、アームレスト本体を使用し
ない際にシートバックに沿わせて容易に前倒しないよう
に保持でき、安全性について充分に配慮がなされ、ま
た、使用すべく前倒させる際の衝撃を押さえて高級感を
高めることができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るアームレスト装置を示
した分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に係るアームレスト装置を示
した要部断面図である。
【図3】本考案の一実施例に係るアームレスト装置の支
持ブラケットとブレーキ部材とを示した分解斜視図であ
る。
【図4】図3のIV− IV 線断面図である。
【図5】本考案の一実施例に係るアームレスト装置のア
ームレスト本体が収納位置にある状態を示した作用説明
図である。
【図6】本考案の一実施例に係るアームレスト装置のア
ームレスト本体を前倒位置に揺動させる状態を示した作
用説明図である。
【図7】本考案の一実施例に係るアームレスト装置を備
えたリヤシートを示した斜視図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…リヤシート 11…シートバック 20…アームレスト装置 21…アームレスト本体 22…基端部 23…枢軸 30…被係合部材 32…外周縁部 33…切欠部 40…支持ブラケット 50…ブレーキ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックに、アームレスト本体をシー
    トバックに沿わせた収納位置と略水平な前倒位置とに枢
    軸を略中心にして揺動可能に枢支して成るアームレスト
    装置において、 前記アームレスト本体の基端部側及び前記シートバック
    側の一方に、前記枢軸を略中心とする略円弧形状の外周
    縁部を有す被係合部材を固結する一方、前記アームレス
    ト本体の基端部側及び前記シートバック側の他方に、前
    記被係合部材の外周縁部に弾撥的に係合し、その摩擦力
    により、前記アームレスト本体が収納位置から前倒位置
    に急激に揺動するのを防止するブレーキ部材を配設した
    ことを特徴とするアームレスト装置。
JP4419292U 1992-06-25 1992-06-25 アームレスト装置 Expired - Lifetime JP2532639Y2 (ja)

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JP4419292U JP2532639Y2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 アームレスト装置

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Publication Number Publication Date
JPH063145U JPH063145U (ja) 1994-01-18
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