JP4661231B2 - 電話機インターフェース装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電話機制御技術に関し、特に無線区間を介して接続する複数の無線電話機で通話回線の状態などの表示を行う電話機制御技術に関する。
従来、通話回線を介して通話を行う複数の電話機と、これら通話回線と電話網とを交換接続する制御装置とからなる電話システムでは、制御装置と電話機との間で各種制御コマンドをデータ伝送でやり取りを行い電話機の動作を制御することにより、任意の電話機で電話網を用いた通話を実現するほか、通話回線の使用可否など通話回線や電話機に関する各種状態を、電話機に設けたLEDやLCDなどの表示部での可視表示、あるいはスピーカやブザーなどの音声出力部での可聴表示を行うものとなっている。
このような表示は、すべての利用者に各種状態を通知する必要があることから、実際に通話や通信を行っている電話機だけでなく、使用されておらず待ち受け状態(アイドル状態)にある電話機でも表示する必要があり、各種状態の変更に応じて制御装置から各電話機へ可視・可聴表示に関する表示制御コマンドが送信される。
この種の表示制御コマンドは、制御対象となるLEDごとやLCDでの表示内容ごとに、点灯、点滅、消灯、表示色などの表示内容の変化を個別に指示し、あるいはスピーカやブザーごとに、その音声出力のオン・オフや出力する音声種別などの表示内容の変化を指示するものとなっている。
一方、このような電話システムにおいて、電話機のポータビリティを高めるため、無線区間を介して電話機を制御装置に接続する構成が考えられる。例えば、電話機として無線通信を行うコードレス電話機などの無線電話機を用いるとともに、制御装置と無線電話機との間に1つ以上の基地局装置(アクセスポイント)を設け、この基地局装置で、有線伝送路を介して接続された制御装置からの制御コマンドを蓄積し無線伝送路を介して接続された無線電話機からのアクセスに応じて蓄積しておいた制御コマンドを当該無線電話機へ送信すればよい。また、基地局装置と無線電話機との間は、例えば無線LANなどの無線通信方式を採用すればよい(例えば、引用文献1,2など参照)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2001−285298号公報 特開平11−55745号公報
しかしながら、このような従来技術では、各種状態の変更に応じて制御装置から各電話機へ送信される可視・可聴表示に関する表示制御コマンドが、制御対象ごとに直前表示内容から新たな表示内容への変化を個別に指示するものとなっているため、またこれら表示制御コマンドが制御対象ごとに個別に送信されるため、電話システムで用いる電話機が、コードレス電話機など、無線区間を介して制御装置とデータ伝送を行う無線電話機の場合、無線電話機の構成や動作にうまく適合しないという問題点があった。
例えば、表示制御コマンドが制御対象ごとに表示内容の変化を個別に指示するものとなっているため、無線区間でいずれかの表示制御コマンドに通信エラーが発生した場合、その前後の表示内容や表示内容と当該電話機の動作状態との間、さらには制御装置と無線電話機との間で矛盾が生じ、またこの矛盾を修正するが難しいという問題点があった。
また、電池で動作電源とする無線電話機が省電力のため、所定周期で無線通信部にだけ電源供給して基地局装置へアクセスし、制御装置からの制御コマンドを受信した場合にのみ無線電話機全体へ電源供給して当該制御コマンドを実行する正規動作を行う場合、上記従来技術によれば表示制御コマンドが制御対象ごとに個別に送信されるため、無線電話機において正規動作の頻度が高くなり、電力消費を効果的に削減できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、電話システムの電話機として無線電話機を用いる場合でも、各無線電話機に対して適切な表示制御を行うことができる電話機インターフェース装置およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話機インターフェース装置は、通話回線を介して通話を行う複数の無線電話機と、これら無線電話機と各種制御コマンドをデータ伝送でやり取りすることにより無線電話機の動作を制御するとともに通話回線と無線電話機とを交換接続する制御装置と、制御装置からの制御コマンドを蓄積し無線伝送路を介して接続された無線電話機からのアクセスに応じて蓄積しておいた制御コマンドを当該無線電話機へ送信する基地局装置とを有する電話システムに設けられ、制御装置と基地局装置との間でやり取りされる各種制御コマンドを中継転送する電話機インターフェース装置であって、無線電話機ごとに当該無線電話機での可視表示または可聴表示の表示状態を示す表示状態情報を記憶する記憶部と、制御装置からの制御コマンドのうち無線電話機での可視表示または可聴表示に関する表示制御コマンドを選択するコマンド選択部と、このコマンド選択部で選択された表示制御コマンドの制御内容を無線電話機ごとに記憶部へ表示状態情報として展開するエミュレーション部と、表示状態情報に基づき当該無線電話機における各表示状態の更新を指示する表示更新コマンドをそれぞれ対応する無線電話機へ配信する表示状態情報配信部と、コマンド選択部で選択されなかった他の制御コマンドを当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するとともに、無線電話機からの制御コマンドを制御装置へ転送するコマンド転送部とを備え、コマンド選択部で、制御装置から表示制御コマンド以外の制御コマンドを受信した場合、その制御コマンド以降のすべての制御コマンドをリアルタイムでコマンド転送部から当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するリアルタイム動作を開始し、当該無線電話機からのリアルタイム動作解除要求に応じて当該リアルタイム動作を解除するようにしたものである
この際、表示状態情報配信部で、基地局装置に対して無線電話機が間欠的にアクセスする周期以上の周期で当該無線電話機へ表示更新コマンドを配信するようにしてもよい。
また、記憶部で、無線電話機ごとに当該表示状態情報の更新有無を示すフラグ情報を記憶し、エミュレーション部で、表示状態情報の更新に応じて対応するフラグ情報を更新ありに設定し、表示状態情報配信部で、所定周期で記憶部のフラグ情報を検索し、更新ありを示すフラグ情報に対応する表示状態情報を表示更新コマンドで当該無線電話機へ配信するとともに、当該フラグ情報を更新なしに設定するようにしてもよい。
この際、表示状態情報配信部で、フラグ情報を検索する際、所定周期ごとに無線電話機が属するいずれかのグループを順に選択し、そのグループに属する無線電話機のフラグ情報のみを検索するようにしてもよい。
本発明によれば、制御装置と基地局装置との間に設けられた電話機インターフェース装置により、制御装置からの制御コマンドのうち無線電話機での可視表示または可聴表示に関する表示制御コマンドを、無線電話機ごとに記憶部へ表示状態情報として展開し、その表示状態情報に基づく各表示状態の更新を指示する表示更新コマンドをそれぞれ対応する無線電話機へ配信するようにしたので、無線区間でいずれかの表示制御コマンドに通信エラーが発生した場合でも、その表示制御コマンドに応じた表示状態が、次の表示制御コマンドが発生した時点で表示状態情報として通知され、無線電話機の表示状態として反映される。
これにより、表示制御コマンドに通信エラーが発生した場合でも、その前後の表示内容や表示内容と当該電話機の動作状態との間、さらには制御装置と無線電話機との間で矛盾が生じても、その矛盾は一時的なものとなり、自動的にその矛盾が修正され、電話システム全体の信頼性が向上する。
これに加え、選択されなかった他の制御コマンドを当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するとともに、無線電話機からの制御コマンドを制御装置へ転送し、制御装置から表示制御コマンド以外の制御コマンドを受信した場合、その制御コマンド以降のすべての制御コマンドをリアルタイムで当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するリアルタイム動作を開始し、当該無線電話機からのリアルタイム動作解除要求に応じて当該リアルタイム動作を解除するようにしたので、リアルタイムで制御コマンドの中継転送が求められる場合には、表示制御コマンドの選択処理が省かれるため、着信動作や発呼動作に表示制御コマンドが含まれている場合でも、その表示制御コマンドがリアルタイムで中継転送される。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システムは、制御装置7、電話機インターフェース装置1、1つ以上の基地局装置2(2A,2B…)、および複数の無線電話機5(5A,5B,5C…)から構成されている。
電話システムにおいて、制御装置7は、VoIPなどの複数の通話回線9を介して電話網8と接続されており、電話機インターフェース装置1は、専用の内線伝送路、シリアル通信回線(RS−232C)、LAN、あるいはUSB(Universal Serial Bus)などの伝送路3Aを介して制御装置7と接続されている。また、基地局装置2は、LANあるいはUSBなどの伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1と接続されており、無線電話機5は、無線区間である無線伝送路4(4A,4B…)を介して基地局装置2と接続されている。
図1において、無線電話機5A,5Bは、基地局装置2Aの無線エリア6A内に在圏しており、それぞれ無線伝送路4A,4Bを介して基地局装置2Aと接続されている。また、無線電話機5Cは、基地局装置2Bの無線エリア6Bに在圏しており、無線伝送路4Cを介して基地局装置2Bと接続されている。
制御装置7は、一般的な構内交換機(PBX)やボタン電話装置における主装置に相当し、通話回線9を終端制御するとともに、無線電話機5と各種制御コマンドをデータ伝送でやり取りすることにより無線電話機5の動作状態を制御し、通話回線9と無線電話機5との間を交換接続して音声パケットを中継転送する。
基地局装置2は、無線LANのアクセスポイント(AP)などの無線装置からなり、制御装置7と各無線電話機5との間でやり取りされる各種制御コマンドを中継転送する。特に、電話機インターフェース装置1を介して受け取った制御装置7からの制御コマンドを蓄積し、これら制御コマンドを無線電話機5からのアクセスに応じて当該無線電話機へ送信する。
無線電話機5は、コードレス電話機など通話機能を有する無線端末からなり、無線伝送路4、基地局装置2、伝送路3B、電話機インターフェース装置1、および伝送路3Aを介して制御装置7との間で各種制御コマンドをデータ伝送でやり取りすることにより自端末の動作状態や表示状態を制御するとともに、利用者による操作を制御装置7へ通知し、制御装置7の通話回線9を介して電話網8に接続された任意の相手電話機(図示せず)と通話を行う。
特に、無線電話機5は、一般的な無線LANなどの間欠受信機能を有する無線方式を用いた無線端末と同様に、基地局装置2の送信タイミングに応じた受信タイミングで無線通信部にのみ給電して起動する。そして、基地局装置2に蓄積されている制御コマンドを受信した場合は、無線電話機5全体に給電してその制御コマンドを実行する正規動作を行った後、無線通信部および無線電話機5全体への給電を停止して省電力動作へ移行する。
電話機インターフェース装置1は、制御装置7と各無線電話機5との間でやり取りされる各種制御コマンドを中継転送する装置である。
本実施の形態では、電話機インターフェース装置1において、制御装置7から送信された制御コマンドのうち無線電話機5での可視表示または可聴表示を制御する表示制御コマンドを、無線電話機5ごとに表示状態情報(以下、MAP情報という)として記憶部に展開し、これらMAP情報に基づく各表示状態の更新を指示する表示更新コマンドをそれぞれ対応する無線電話機へ配信するようにしたものである。
[電話機インターフェース装置]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置の構成を示すブロック図である。
この電話機インターフェース装置1は、全体として通信機能を備えた情報処理端末からなり、制御装置インターフェース部(以下、制御装置I/F部という)11、電話機インターフェース部(以下、電話機I/F部という)12、記憶部13、および制御部14が設けられている。
制御装置I/F部11は、所定の信号処理回路からなり、伝送路3Aを介して制御装置7と接続し、制御装置7との間でデータ伝送を行う機能を有している。
電話機I/F部12は、所定の信号処理回路からなり、伝送路3Bを介して各基地局装置2と接続し、これら基地局装置2との間でデータ伝送を行う機能を有している。
記憶部13は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部14での制御コマンドの中継処理に用いる各種処理情報やプログラム13Pを記憶する機能を有している。
プログラム13Pは、制御装置I/F部11や電話機I/F部12などの入出力部を介して他の装置や記録媒体から記憶部13へ予め格納される。
記憶部13で記憶する主な処理情報としては、MAP情報13Aとフラグ情報13Bとがある。
MAP情報(表示状態情報)13Aは、各無線電話機5での可視表示または可聴表示の表示状態を示す情報である。図3に、MAP情報の構成例を示す。このMAP情報13Aは、各無線電話機5に固有の端末IDと、無線電話機5に設けられたLEDやLCDなどの表示部で行う可視表示の各制御対象に関する表示状態や、スピーカやブザーなどの音声出力部で行う可聴表示の各制御対象に関する表示状態を示す情報との組から構成されている。
例えば、無線電話機5には、通話回線9ごとにその使用状態を示すLEDなどのランプが設けられており、そのランプの点灯や点滅などの表示方法に関する情報やそのランプの表示色に関する情報がMAP情報13Aで管理される。
フラグ情報13Bは、各無線電話機5のMAP情報に対する更新の有無を示す情報である。図4に、フラグ情報の構成例を示す。このフラグ情報13Bは、各無線電話機5に固有の端末IDと、当該無線電話機のMAP情報に対する更新の有無を示す更新フラグとの組から構成されている。この更新フラグは、制御装置7から受け取った新たな表示制御コマンドに基づき当該無線電話機のMAP情報13Aが更新された場合、対応する端末IDの更新フラグが「更新あり」に設定され、MAP情報13Aが配信された場合、対応する端末IDの更新フラグが「更新なし」に設定される。
したがって、更新フラグのうち「更新あり」に設定されている端末IDの無線電話機5では表示状態に変化があり、「更新なし」に設定されている端末IDの無線電話機5では表示状態に変化がないと判断でき、更新フラグが「更新あり」に設定されている端末IDのMAP情報13Aのみを対応する無線電話機に配信すればよいことになる。
制御部14は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部13のプログラム13Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能部を実現する。
制御部14で実現される主な機能部としては、コマンド分配部14A、コマンド選択部14B、エミュレーション部14C、表示状態情報配信部14D、およびコマンド転送部14Eがある。コマンド選択部14Bおよびエミュレーション部14Cは、各無線電話機5に対応して並列的に設けられている。
コマンド分配部14Aは、制御装置I/F部11で受信した制御装置7から制御コマンドをその宛先となる無線電話機5のコマンド選択部14Bへ分配する機能を有している。
コマンド選択部14Bは、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドのうち無線電話機での可視表示または可聴表示の表示制御に関する表示制御コマンドを選択して対応するエミュレーション部14Cへ出力する機能と、表示制御コマンド以外のコマンドについてはその制御コマンドをコマンド転送部14Eへ出力する機能とを有している。
エミュレーション部14Cは、コマンド選択部14Bからの表示制御コマンドに基づき仮想的に無線電話機の表示制御を行い、その表示状態に基づき記憶部13のMAP情報13Aとして展開する機能と、MAP情報13Aの更新に応じて記憶部13のフラグ情報13Bのうち当該無線電話機5に対応する更新フラグを「更新あり」に設定する機能とを有している。
表示状態情報配信部14Dは、所定の周期で記憶部13のフラグ情報13Bから「更新あり」を示す更新フラグを検索する機能と、検索された更新フラグの無線電話機5に対応するMAP情報13Aを取得する機能と、取得したMAP情報13Aから当該無線電話機5宛の表示更新コマンドを生成して電話機I/F部12へ出力することによりMAP情報を配信する機能とを有している。
コマンド転送部14Eは、コマンド選択部14Bから出力された制御コマンドを電話機I/F部12を介して宛先となる無線電話機5へ転送する機能と、電話機I/F部12を介して無線電話機5から受信した制御コマンドを制御装置I/F部11を介して制御装置7へ転送する機能とを有している。
[コマンド受信処理]
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの電話機インターフェース装置におけるコマンド受信処理について説明する。図5は、電話機インターフェース装置におけるコマンド受信処理を示すフローチャートである。
電話機インターフェース装置1の制御部14は、制御装置I/F部11による制御装置7から制御コマンドの受信に応じて、図5のコマンド受信処理を開始する。
まず、コマンド分配部14Aにより、制御装置I/F部11で受信した制御装置7からの制御コマンドを、その制御コマンドに含まれる宛先情報に基づき対応する無線電話機5のコマンド選択部14Bへ分配する(ステップ100)。
次に、コマンド選択部14Bにより、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドが無線電話機5での可視表示または可聴表示の表示制御に関する表示制御コマンドかどうか判断する(ステップ101)。
ここで、分配された制御コマンドが表示制御コマンドの場合(ステップ101:YES)、コマンド選択部14Bは、当該表示制御コマンドを対応するエミュレーション部14Cへ出力する(ステップ102)。
続いて、制御部14は、エミュレーション部14Cにより、コマンド選択部14Bからの表示制御コマンドを記憶部13のMAP情報13Aとして展開し(ステップ103)、記憶部13のフラグ情報13Bのうち当該無線電話機5に対応する更新フラグを「更新あり」に設定し(ステップ104)、一連のコマンド受信処理を終了する。
一方、ステップ101において、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドが表示制御コマンドではない場合(ステップ101:NO)、コマンド選択部14Bは、その制御コマンドをコマンド転送部14Eへ出力する(ステップ105)。
これに応じてコマンド転送部14Eにより、当該制御コマンドが電話機I/F部12を介してその宛先となる無線電話機5へ転送され(ステップ106)、一連のコマンド受信処理を終了する。
[MAP配信処理]
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの電話機インターフェース装置におけるMAP配信処理について説明する。図6は、電話機インターフェース装置におけるMAP配信処理を示すフローチャートである。
電話機インターフェース装置1の制御部14は、制御装置I/F部11による制御装置7からの制御コマンドの受信に応じて、図6のMAP配信処理を開始する。
まず、表示状態情報配信部14Dにより、所定周期に基づく送信タイミングの到来が確認された場合(ステップ110:YES)、記憶部13のフラグ情報13Bから「更新あり」を示す更新フラグを検索する(ステップ111)。
ここで、「更新あり」を示す更新フラグが検索された場合(ステップ112:YES)、表示状態情報配信部14Dにより、記憶部13から当該更新フラグに対応する無線電話機5のMAP情報13Aを取得する(ステップ113)。
そして、そのMAP情報13Aから当該無線電話機5宛の表示更新コマンドを生成して電話機I/F部12へ出力することによりMAP情報を配信し(ステップ114)、記憶部13のフラグ情報13Bのうち対応する更新フラグを「更新なし」に設定し(ステップ115)、上記ステップ111へ戻って次の更新フラグの検索を再開する。これにより、「更新あり」を示す更新フラグに対応する各無線電話機5に対してMAP情報が配信される。
その後、ステップ112において、「更新あり」を示す更新フラグが検索されなかった場合(ステップ112:NO)、ステップ110へ戻って次の送信タイミングの到来まで待機する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
ここでは、無線電話機5Aに対する表示制御コマンドが制御装置7から送信された場合であって、無線電話機5Aに対してリアルタイム動作を行っていない場合を例として説明する。
制御装置7から送信された無線電話機5Aに対する表示制御コマンドに応じて(ステップ200)、電話機インターフェース装置1は前述したコマンド受信処理を開始し、その表示制御コマンドを無線電話機5Aに対応するMAP情報13Aへ展開し(ステップ201)、フラグ情報13Bの無線電話機5Aに対応する更新フラグを「更新あり」に設定する(ステップ202)。
その後、送信タイミングの到来に応じて(ステップ210)、電話機インターフェース装置1は前述したMAP配信処理を開始し、記憶部13のフラグ情報13Bから「更新あり」を示す更新フラグを検索する(ステップ211)。
この際、ステップ202で無線電話機5Aに対応する更新フラグが「更新あり」に設定されていることから、無線電話機5Aに対応するMAP情報13Aを取得し(ステップ212)、そのMAP情報13Aを含む表示更新コマンドが無線電話機5A宛に配信される(ステップ213)。
基地局装置2Aは、伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1から無線電話機5A宛の表示更新コマンドを受信して自装置内部の記憶部へ蓄積する(ステップ214)。
続いて、送信タイミングの到来に応じて(ステップ220)、基地局装置2Aは当該無線エリア6Aに在圏する無線電話機5Aに対して送信動作の開始を示すビーコン信号を送信し(ステップ221)、このビーコン信号に対する無線電話機5Aからの起動通知に応じて(ステップ222)、自装置内部の記憶部に蓄積されている無線電話機5A宛の蓄積情報、ここでは表示更新コマンドを送信し(ステップ223)、次の送信タイミングの到来まで待機する。
無線電話機5Aは、このようにして電話機インターフェース装置1からの表示更新コマンドを受信し、そのコマンドに含まれているMAP情報に基づき、自装置の可視表示および可聴表示の制御対象についてその表示状態の更新制御を行う(ステップ224)。
この後、無線電話機5Aに対する表示制御コマンドが制御装置7から送信されなかった場合、無線電話機5Aの更新フラグは「更新なし」のままとなる。したがって、次の送信タイミングの到来で(ステップ230)、更新フラグを検索した際に(ステップ231)、無線電話機5Aの更新フラグが「更新なし」の場合(ステップ232)、MAP情報の送信は不要と判断される(ステップ233)。
[第1の実施の形態の動作例]
次に、図8を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作例について説明する。図8は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、基地局装置2Aと無線電話機5Aとの間の無線伝送路4Aで通信エラーが発生した場合を例として説明する。
まず、制御装置7から無線電話機5Aに対してランプ1に対する赤色点灯を指示する表示制御コマンドが送信された場合(ステップ310)、電話機インターフェース装置1は、伝送路3Aを介してその表示制御コマンドを受信して、前述したコマンド受信処理によりその表示状態を無線電話機5AのMAP情報に展開し、送信タイミングの到来に応じて(ステップ311)、無線電話機5A宛のMAP情報を伝送路3Bから基地局装置2Aへ配信する(ステップ312)。
基地局装置2Aは、そのMAP情報を受信して蓄積し、送信タイミングの到来に応じて(ステップ313)、無線電話機5Aに対する蓄積情報の送信処理を行う。この際、何らかの理由で無線電話機5Aとの間で通信エラーが発生した場合(ステップ314)、当該MAP情報が無線電話機5Aに届かないことから、ランプ1を赤色点灯に制御する表示制御が行われず、無線電話機5Aでの表示状態に変化はない(ステップ315)。
その後、制御装置1から無線電話機5Aに対して、ランプ2に対する赤色点滅を指示する表示制御コマンドが送信された場合(ステップ320)、電話機インターフェース装置1で、前述したコマンド受信処理によりその表示状態が無線電話機5AのMAP情報に展開される。
同様にして、制御装置1から無線電話機5Aに対して、ランプ3に対する赤色点灯を指示する表示制御コマンドが送信された場合(ステップ321)、電話機インターフェース装置1で、前述したコマンド受信処理によりその表示状態が無線電話機5AのMAP情報に展開される。
その後、電話機インターフェース装置1は、送信タイミングの到来に応じて(ステップ322)、無線電話機5A宛のMAP情報を表示更新コマンドにより伝送路3Bから基地局装置2Aへ配信する(ステップ323)。
基地局装置2Aは、その表示更新コマンドを受信して蓄積し、送信タイミングの到来に応じて(ステップ324)、無線電話機5Aに対する蓄積情報の送信処理を行う。この際、蓄積情報が正常に無線電話機5Aへ届いた場合(ステップ325)、無線電話機5Aはその表示更新コマンドのMAP情報に基づき表示更新制御を行う(ステップ326)。これにより、ランプ2,3に対する表示制御だけでなくその前に通信エラーとなったランプ1に対する表示更新制御も行われ、無線電話機5Aでの各表示状態が更新されて、その前後の表示内容や表示内容と当該電話機の動作状態との間、さらには制御装置7との間で表示状態が一致することになる。
このように、本実施の形態によれば、制御装置7と基地局装置2との間でやり取りされる各種制御コマンドを中継転送する電話機インターフェース装置1を設け、そのエミュレーション部14Cにより、制御装置7からの制御コマンドのうち無線電話機5での可視表示または可聴表示に関する表示制御コマンドを無線電話機5ごとに記憶部13のMAP情報13Aとして展開し、表示状態情報配信部14Dにより、MAP情報13に基づく各表示状態の更新を指示する表示更新コマンドをそれぞれの無線電話機へ配信するようにしたので、無線区間でいずれかの表示制御コマンドに通信エラーが発生した場合でも、その表示制御コマンドに応じた表示状態が、次の表示制御コマンドが発生した時点でMAP情報として通知され、無線電話機の表示状態として反映される。
これにより、例えば表示制御コマンドに通信エラーが発生して、その前後の表示内容や表示内容と当該電話機の動作状態との間、さらには制御装置と無線電話機との間で矛盾が生じても、その矛盾は一時的なものとなり、自動的にその矛盾が修正される。特に、基地局装置2と無線電話機5との間の無線通信方式として無線LANを用いた場合、通常、基地局装置2での送信タイミング間隔は100ms程度であり、表示制御コマンドが連続して送信された場合、無線電話機5の表示状態における上記一時的な矛盾は、利用者が気づかないうちに修正できる。
なお、以上では、電話機インターフェース装置1での送信タイミングの到来に応じて、すべての無線電話機5を対象として更新フラグを検索する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各無線電話機5を複数のグループに分割してフラグ情報で管理し、送信タイミングごとにいずれかのグループを順に選択して、そのグループに属する無線電話機5のみを検索対象としてもよい。
これにより、MAP配信処理の処理対象を削減でき、すべての無線電話機5を処理対象としてMAP配信処理を行う場合と比較して、表示更新コマンドの配信が集中せず、スムーズに配信できる。
[第2の実施の形態]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
前述の第1の実施の形態では、無線電話機5での受信タイミングと電話機インターフェース装置1での送信タイミングとの関係については特定せずに説明した。本実施の形態では、無線電話機5での受信タイミングに比べて長い周期で、電話機インターフェース装置1がMAP情報を配信する場合を例として説明する。
図9において、無線電話機5Aの受信タイミングは、基地局装置2の送信タイミングと同期した周期5Tであり、電話機インターフェース装置1での送信タイミングの周期T1は、無線電話機5Aの受信タイミングの周期T5の2倍の周期となっている。なお、本実施の形態にかかる電話システムおよび電話機インターフェース装置1の構成については、前述した第1の実施の形態(図1,2参照)と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
制御装置7から無線電話機5Aに対してランプ1に対する赤色点灯を指示する表示制御コマンドが送信された場合(ステップ400)、電話機インターフェース装置1は、伝送路3Aを介してその表示制御コマンドを受信して、前述したコマンド受信処理によりその表示状態を無線電話機5AのMAP情報に展開する。
その後、周期T1に基づく送信タイミングの到来に応じて(ステップ401)、無線電話機5A宛のMAP情報を表示更新コマンドにより伝送路3Bから基地局装置2Aへ配信する(ステップ402)。
基地局装置2Aは、その表示更新コマンドを受信して蓄積し、送信タイミングの到来に応じて(ステップ405)、ビーコン信号を送信し(ステップ406)、無線電話機5Aに対する蓄積情報の送信処理を行う。この際、無線電話機5Aで周期T5に基づく受信タイミングが到来していることから(ステップ407)、このビーコン信号に対して起動通知が返送されて基地局装置2Aの蓄積情報が無線電話機5Aに転送される。これにより、無線電話機5Aで、受信したMAP情報に基づきランプ1を赤色点灯に制御する表示制御が行われる(ステップ408)。
なお、基地局装置2Aと無線電話機5Aとの間の無線伝送路4Aで通信エラーが発生した場合でも、MAP情報が基地局装置2Aに蓄積されているため、次の送信タイミング、例えば後述のステップ415で基地局装置2Aから無線電話機5AへMAP情報が送信される。
その後、制御装置7から無線電話機5Aに対してランプ2に対する赤色点滅を指示する表示制御コマンドが送信された場合(ステップ410)、電話機インターフェース装置1は、伝送路3Aを介してその表示制御コマンドを受信して、前述したコマンド受信処理によりその表示状態を無線電話機5AのMAP情報に展開する。
ここで、電話機インターフェース装置1での送信タイミングが到来する前に、基地局装置2Aで送信タイミングが到来した場合(ステップ415)、基地局装置2Aからビーコン信号が送信される(ステップ416)。
この際、無線電話機5Aで周期T5に基づく受信タイミングが到来していることから(ステップ417)、このビーコン信号に対して起動通知が返送されるが基地局装置2Aに無線電話機5A宛の蓄積情報がないことから、無線電話機5Aは表示制御を行わず(ステップ418)、次の受信タイミングの待機状態となる。
その後、電話機インターフェース装置1は、送信タイミングの到来に応じて(ステップ421)、無線電話機5A宛のMAP情報を伝送路3Bから基地局装置2Aへ配信する(ステップ422)。
基地局装置2Aは、そのMAP情報を受信して蓄積し、送信タイミングの到来に応じて(ステップ425)、ビーコン信号を送信し(ステップ426)、無線電話機5Aに対する蓄積情報の送信処理を行う。この際、無線電話機5Aで周期T5に基づく受信タイミングが到来していることから(ステップ427)、このビーコン信号に対して起動通知が返送されて基地局装置2Aの蓄積情報が無線電話機5Aに転送される。これにより、無線電話機5Aで、受信他MAP情報に基づきランプ1を赤色点灯に制御する表示制御とランプ2を赤色点滅に制御する表示制御が行われる(ステップ428)。
このように、本実施の形態によれば、電話機インターフェース装置1の表示状態情報配信部14Dで、基地局装置2に対して無線電話機5がアクセスする周期T5より長い周期で当該無線電話機のMAP情報を表示更新コマンドにより送信するようにしたので、無線電話機5での受信タイミングの周期長に比較して、表示制御が行われる間隔を長くすることができる。
本実施の形態にかかる無線電話機5は、一般的な無線LANなどの間欠受信機能を有する無線方式を用いた無線端末と同様に、基地局装置2の送信タイミングに応じた受信タイミングで無線通信部にのみ給電して起動する。そして、基地局装置2に蓄積されている制御コマンドを受信した場合は、無線電話機5全体に給電してその制御コマンドを実行した後、無線通信部および無線電話機5全体への給電を停止して省電力動作へ移行する。また、制御コマンドを受信しなかった場合は、無線電話機5全体に給電せず、無線通信部への給電を停止して省電力動作へ移行する。
したがって、無線電話機5での受信タイミングの周期長に比較して、表示制御が行われる間隔を長くすることにより、受信タイミングの周期ごとに無線電話機5でMAP情報に基づく表示制御を行う場合と比較して、無線電話機5Aでの表示制御に要する電力消費を低減できる。また、無線電話機5の間欠受信動作を変更することなく、電話機インターフェース装置1での送信タイミングを調整するだけで各無線電話機5での表示制御に要する電力消費を低減できる。
なお、図9では、基地局装置2の送信タイミングと無線電話機5の受信タイミングの周期が等しい場合を例として説明したが、無線電話機5によっては、基地局装置2の送信タイミングの周期より無線電話機5の受信タイミングの周期が長く、基地局装置2の送信タイミングの複数回に1回の割合で無線電話機5の受信タイミングが到来するスタンバイ動作を行う場合もある。しかし、このようなスタンバイ動作においても、前述と同様に本実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
[第3の実施の形態]
次に、図10を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図10は、本発明の第3の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置でのコマンド受信処理を示すフローチャートであり、前述の図5と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
前述の第1の実施の形態では、電話機インターフェース装置1のコマンド選択部14Bにおいて、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドが表示制御コマンドではない場合、その制御コマンドをコマンド転送部14Eを介して無線電話機5へ転送する場合について説明した。
本実施の形態では、電話機インターフェース装置1において、制御装置7からのすべての制御コマンドをリアルタイムで無線電話機2へ転送するリアルタイム動作を設け、表示制御コマンド以外の制御コマンドを制御装置7から受信した場合は、リアルタイム動作を開始する場合について説明する。
本実施の形態にかかる電話機インターフェース装置1は、前述した第1の実施の形態にかかる機能部のうち、コマンド選択部14Bとコマンド転送部14Eとにリアルタイム動作に関する新たな機能が追加されている。なお、本実施の形態にかかる電話システムおよび電話機インターフェース装置1のその他の構成については、前述した第1の実施の形態(図1,2参照)と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
コマンド選択部14Bは、新たな機能として、表示制御コマンド以外の制御コマンドを受信した以降はコマンド分配部14Aから分配された制御コマンドをすべてリアルタイムでコマンド転送部14Eへ出力するリアルタイム動作を開始する機能と、コマンド転送部14Eからのリアルタイム動作開始要求やリアルタイム動作解除要求に応じて上記リアルタイム動作の開始や解除を行う機能とを有している。
コマンド転送部14Eは、新たな機能として、電話機I/F部12を介して無線電話機5から受信したリアルタイム動作開始要求やリアルタイム動作解除要求を当該無線電話機5に対応するコマンド選択部14Bへ通知する機能とを有している。
電話機インターフェース装置1の制御部14は、制御装置I/F部11による制御装置7から制御コマンドの受信に応じて、図10のコマンド受信処理を開始する。
まず、コマンド分配部14Aにより、制御装置I/F部11で受信した制御装置7から制御コマンドをその宛先となる無線電話機5のコマンド選択部14Bへ分配する(ステップ100)。
次に、コマンド選択部14Bにより、現在、リアルタイム動作中か判断し(ステップ150)、リアルタイム動作中でない場合(ステップ150:NO)、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドが無線電話機5での可視表示または可聴表示に関する表示制御を含む表示制御コマンドかどうか判断する(ステップ101)。
ここで、分配された制御コマンドが表示制御コマンドの場合(ステップ101:YES)、前述したステップ102〜104と同様の処理を行って、その表示制御コマンドを記憶部13のMAP情報13Aとして展開し、更新フラグを「更新あり」に設定し、一連のコマンド受信処理を終了する。
一方、ステップ101において、コマンド分配部14Aから分配された制御コマンドが表示制御コマンドではない場合(ステップ101:NO)、リアルタイム動作を開始し(ステップ151)、コマンド選択部14Bは、その制御コマンドをコマンド転送部14Eへ出力する(ステップ105)、これに応じてコマンド転送部14Eにより、当該制御コマンドが電話機I/F部12を介して宛先となる無線電話機5へ転送され(ステップ106)、一連のコマンド受信処理を終了する。
また、ステップ150において、現在、リアルタイム動作中の場合(ステップ150)、ステップ105へ移行して、コマンド選択部14Bにより、その制御コマンドをコマンド転送部14Eへ出力する(ステップ105)、これに応じてコマンド転送部14Eにより、当該制御コマンドが電話機I/F部12を介して宛先となる無線電話機5へ転送され(ステップ106)、一連のコマンド受信処理を終了する。
この後、無線電話機5からのリアルタイム動作解除要求を電話機I/F部12から受信した場合、コマンド転送部14Eにより、当該無線電話機に対応するコマンド選択部14Bへ通知し、このリアルタイム動作解除要求の通知に応じて、コマンド選択部14Bにより、リアルタイム動作を解除する。
なお、無線電話機5からのリアルタイム動作開始要求を電話機I/F部12から受信した場合、コマンド転送部14Eにより、当該無線電話機に対応するコマンド選択部14Bへ通知し、このリアルタイム動作開始要求の通知に応じて、コマンド選択部14Bにより、リアルタイム動作を開始してもよい。
[第3の実施の形態の動作例]
次に、図11および図12を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。図12は、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの発呼動作を示すシーケンス図である。
まず、図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの着信動作について説明する。
制御装置7から送信された無線電話機5Aに対する着信コマンドに応じて(ステップ240)、電話機インターフェース装置1は前述したコマンド受信処理を開始し、その着信コマンドが表示制御コマンドでないことからリアルタイム動作を開始して(ステップ241)、その着信コマンドを含む以降の制御コマンドをリアルタイムで無線電話機5A宛に転送する(ステップ242)。
基地局装置2Aは、伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1から無線電話機5A宛の表示更新コマンドを受信して自装置内部の記憶部へ蓄積する(ステップ243)。
続いて、送信タイミングの到来に応じて(ステップ250)、基地局装置2Aは当該無線エリア6Aに在圏する無線電話機5Aに対して送信動作の開始を示すビーコン信号を送信し(ステップ251)、このビーコン信号に対する無線電話機5Aからの起動通知に応じて(ステップ252)、自装置内部の記憶部に蓄積されている無線電話機5A宛の蓄積情報を送信し(ステップ253)、次の送信タイミングの到来まで待機する。
無線電話機5Aは、このようにして電話機インターフェース装置1からの着信コマンドを受信し、その着信コマンドに基づき自装置で着信表示を行い(ステップ254)、その後の利用者による応答操作に応じて(ステップ255)、制御装置7宛の応答コマンドを基地局装置2Aへ送信する(ステップ256)。
基地局装置2Aは、無線電話機5Aからの応答コマンドを伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1へリアルタイムで転送し(ステップ257)、電話機インターフェース装置1は、その応答コマンドを伝送路3Aを介して制御装置7へリアルタイムで転送する(ステップ258)。
この応答コマンドに応じて制御装置7から無線電話機5A宛の表示制御コマンドが伝送路3Aを介して電話機インターフェース装置1へ送信され(ステップ259)、電話機インターフェース装置1は、リアルタイム動作中であることから前述したコマンド受信処理に基づきその表示制御コマンドを伝送路3Aを介して基地局装置2Aへリアルタイムで転送し(ステップ260)、基地局装置2Aは、送信タイミングの到来を待つことなくリアルタイムで表示制御コマンドを無線電話機5Aへ転送する(ステップ261)。
これにより、制御装置7からの表示制御コマンドがリアルタイムで転送されて無線電話機5Aに配信され、無線電話機5Aは、その表示制御コマンドに基づき自装置で表示制御を行い(ステップ262)、当該着信の発呼相手電話機と制御装置7の通話回線9を介した通話を開始する(ステップ263)。
その後、発呼相手電話機の終話操作に応じた制御装置7からの切断コマンドが、前述した表示制御コマンドと同様にして、電話機インターフェース装置1、基地局装置2Aを介してリアルタイムで無線電話機5Aまで転送される(ステップ270〜272)。
無線電話機5Aは、電話機インターフェース装置1に対して、この切断コマンドに応じてリアルタイム動作を解除するリアルタイム動作解除要求コマンドを基地局装置2Aへ送信する(ステップ273)。
これに応じて、基地局装置2Aは、無線電話機5Aからのリアルタイム動作解除要求コマンドを伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1へリアルタイムで転送し(ステップ274)、電話機インターフェース装置1は、そのリアルタイム動作解除要求コマンドに応じて無線電話機5Aに対するリアルタイム動作を終了する(ステップ275)。
次に、図12を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの発呼動作について説明する。
利用者による発呼要求操作に応じて(ステップ280)、無線電話機5Aは、基地局装置2Aからのビーコン信号の受信を待って(ステップ281)、起動通知を基地局装置2Aへ送信し(ステップ282)、これに続けて、電話機インターフェース装置1に対して、リアルタイム動作の開始を要求するリアルタイム動作開始要求コマンドを基地局装置2Aへ送信する(ステップ283)。
これに応じて、基地局装置2Aは、無線電話機5Aからのリアルタイム動作開始要求コマンドを伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1へリアルタイムで転送し(ステップ284)、電話機インターフェース装置1は、そのリアルタイム動作開始要求コマンドに応じて無線電話機5Aに対するリアルタイム動作を開始する(ステップ285)。
その後、無線電話機5Aは、ステップ280の発呼要求に応じた制御装置7宛の発呼コマンドを基地局装置2Aへ送信し(ステップ286)、基地局装置2Aは、無線電話機5Aからの発呼コマンドを伝送路3Bを介して電話機インターフェース装置1へリアルタイムで転送し(ステップ287)、電話機インターフェース装置1は、その発呼コマンドを伝送路3Aを介して制御装置7へリアルタイムで転送する(ステップ288)。
これにより、制御装置7は、通話回線9を介して通話網8に接続された相手先電話機へ発呼し、相手先電話機での応答に応じて、無線電話機5A宛の応答コマンドが伝送路3Aを介して電話機インターフェース装置1へ送信される(ステップ290)。
電話機インターフェース装置1は、リアルタイム動作中であることから前述したコマンド受信処理に基づきその応答コマンドを伝送路3Aを介して基地局装置2Aへリアルタイムで転送し(ステップ291)、基地局装置2Aは、送信タイミングの到来を待つことなくリアルタイムで応答コマンドを無線電話機5Aへ転送する(ステップ292)。
無線電話機5Aは、この応答コマンドに応じて相手先電話機と制御装置7の通話回線9を介した通話を開始する(ステップ293)。
このように、本実施の形態では、電話機インターフェース装置1のコマンド選択部14Bにより、制御装置7から無線電話機5に対する表示制御コマンド以外の制御コマンドを受信した場合、その制御コマンド以降の制御コマンドをリアルタイムでコマンド転送部14Eから当該制御コマンドの宛先である無線電話機5へ転送するリアルタイム動作を開始し、当該無線電話機5からのリアルタイム動作解除要求に応じて当該リアルタイム動作を解除するようにしたので、リアルタイムで制御コマンドの中継転送が求められる場合には、コマンド選択部14Bにおける表示制御コマンドの選択処理が省かれるため、着信動作や発呼動作に表示制御コマンドが含まれている場合でも、その表示制御コマンドがリアルタイムで中継転送される。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、前述の図2に示したように、電話機インターフェース装置1に制御装置I/F部11と電話機I/F部12とを設けて、制御装置7と基地局装置2とをそれぞれ伝送路3A,3Bを介して個別に接続する場合を例として説明したが、制御装置7および基地局装置2がそれぞれ共通したインターフェースを有する場合、制御装置I/F部11と電話機I/F部12を1つのインターフェース部で実現できる。例えば、制御装置7および基地局装置2が共にLANインターフェースを有する場合、伝送路3Bに制御装置7、基地局装置2および電話機インターフェース装置1を共通して接続し、電話機インターフェース装置1がサーバとなって、制御装置7および基地局装置2が電話機インターフェース装置1へアクセスする構成をとってもよい。
また、以上の各実施の形態では、前述の図1に示したように、電話機インターフェース装置1を、制御装置7や基地局装置2とは独立した別個の装置で構成した場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電話機インターフェース装置1を1つの機能部として制御装置7やいずれかの基地局装置2に組み込んでもよい。
また、以上では、制御装置7がVoIPの通話回線9に接続される場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、アナログ回線やISDN回線であっても前述と同様にして各実施の形態を適用できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの電話機インターフェース装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置で用いるMAP情報の構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置で用いるフラグ情報の構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置でのコマンド受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置でのMAP配信処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる電話機インターフェース装置でのコマンド受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの発呼動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…電話機インターフェース装置、11…制御装置I/F部、12…電話機I/F部、13…記憶部、13A…MAP情報、13B…フラグ情報、13P…プログラム、14…制御部、14A…コマンド分配部、14B…コマンド選択部、14C…エミュレーション部、14D…表示状態情報配信部、14E…コマンド転送部、2,2A,2B…基地局装置、3,3A,3B…伝送路、4,4A,4B,4C…無線伝送路、5,5A,5B,5C…無線電話機、6,6A,6B…無線エリア、7…制御装置、8…電話網、9…通話回線。

Claims (4)

  1. 通話回線を介して通話を行う複数の無線電話機と、これら無線電話機と各種制御コマンドをデータ伝送でやり取りすることにより前記無線電話機の動作を制御するとともに前記通話回線と前記無線電話機とを交換接続する制御装置と、前記制御装置からの制御コマンドを蓄積し無線伝送路を介して接続された前記無線電話機からのアクセスに応じて蓄積しておいた制御コマンドを当該無線電話機へ送信する基地局装置とを有する電話システムに設けられ、前記制御装置と前記基地局装置との間でやり取りされる各種制御コマンドを中継転送する電話機インターフェース装置であって、
    前記無線電話機ごとに当該無線電話機での可視表示または可聴表示の表示状態を示す表示状態情報を記憶する記憶部と、
    前記制御装置からの制御コマンドのうち前記無線電話機での可視表示または可聴表示に関する表示制御コマンドを選択するコマンド選択部と、
    このコマンド選択部で選択された表示制御コマンドの制御内容を前記無線電話機ごとに前記記憶部へ表示状態情報として展開するエミュレーション部と、
    前記表示状態情報に基づき当該無線電話機における各表示状態の更新を指示する表示更新コマンドをそれぞれ対応する無線電話機へ配信する表示状態情報配信部と
    前記コマンド選択部で選択されなかった他の制御コマンドを当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するとともに、前記無線電話機からの制御コマンドを前記制御装置へ転送するコマンド転送部と
    備え、
    前記コマンド選択部は、前記制御装置から前記表示制御コマンド以外の制御コマンドを受信した場合、その制御コマンド以降のすべての制御コマンドをリアルタイムで前記コマンド転送部から当該制御コマンドの宛先である無線電話機へ転送するリアルタイム動作を開始し、当該無線電話機からのリアルタイム動作解除要求に応じて当該リアルタイム動作を解除する
    ことを特徴とする電話機インターフェース装置。
  2. 請求項1に記載の電話機インターフェース装置において、
    前記表示状態情報配信部は、前記基地局装置に対して前記無線電話機が間欠的にアクセスする周期以上の周期で当該無線電話機へ前記表示更新コマンドを配信することを特徴とする電話機インターフェース装置。
  3. 請求項1に記載の電話機インターフェース装置において、
    前記記憶部は、前記無線電話機ごとに当該表示状態情報の更新有無を示すフラグ情報を記憶し、
    前記エミュレーション部は、前記表示状態情報の更新に応じて対応するフラグ情報を更新ありに設定し、
    前記表示状態情報配信部は、所定周期で前記記憶部のフラグ情報を検索し、更新ありを示すフラグ情報に対応する表示状態情報を前記表示更新コマンドで当該無線電話機へ配信するとともに、当該フラグ情報を更新なしに設定する
    ことを特徴とする電話機インターフェース装置。
  4. 請求項3に記載の電話機インターフェース装置において、
    前記表示状態情報配信部は、前記フラグ情報を検索する際、所定周期ごとに前記無線電話機が属するいずれかのグループを順に選択し、そのグループに属する無線電話機のフラグ情報のみを検索することを特徴とする電話機インターフェース装置。
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