JP4660809B2 - バズベイトルアー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣りにおいて使用されるバズベイトルアーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、釣りに使用される疑似餌の一種であるバズベイトルアーは、水面付近を泳動させた際に、該バズベイトルアーに備えられたブレイドが水流抵抗を受けて回転し、該ブレイドの回転によって発生する音と該ブレイド表面における光の反射により、魚の注意を引き付けて集魚効果を高めるものである。
【0003】
図8に示す従来のバズベイトルアー101は、先端部に形成された釣糸結着部102と、該釣糸結着部102から後方へ二股状に伸びる一方の上側アーム103と他方の下側アーム104と、該上側アーム103に回動可能に軸着されたブレイド105と、該下側アーム104の後端部に固着される錘106と、該錘106に連結されるフック107とからなり、前記ブレイド105には、図9の(a)及び図9の(b)に示すように、該ブレイド105の羽根部108に対して垂直に立設された前方軸受片109と後方軸受片110との元端部側に前記上側アーム103が通る真円形状の貫通孔111,112がそれぞれ穿設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記図8に示す従来のバズベイトルアーにおいては、ブレイドの前方軸受片と後方軸受片とに穿設された貫通孔が真円形状に形成されているため、該従来のバズベイトルアーを水面付近で泳動させると、該ブレイドの回転が単調になり、これに伴って該ブレイドの回転により発生する音も単調なものとなって必ずしも高い集魚効果が得られるものではなかった。
【0005】
また、ブレイドを上側アームに対してスムーズに回転させるためには、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが上側アームの軸線に対して偏心しないようにする必要があるため、該ブレイドの前方軸受片と後方軸受片とに設けられる貫通孔は、必然的に該前方軸受片と該後方軸受片の元端部側に設けられており、これによって該ブレイドを該上側アームに対してスムーズに回転させることができるが、該ブレイドが該上側アームの軸線に対し偏心することがないため、該ブレイドの回転により振動が生じることはなかった。
【0006】
そこで、本発明者は、ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては該ブレイドの回転によって振動や激しい音が発生して高い集魚効果を発揮し、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドがアームに対してスムーズに回転するバズベイトルアーを得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく研究・実験を重ねた結果、ブレイドの後方軸受片のアームが通る貫通孔を略楕円形状に形成すると共に該後方軸受片をブレイドの羽根部に対して後方へ傾斜した状態で立設させれば、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対して偏心を繰り返して振れながら回転して振動や激しい音が発生し、一方、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対して偏心せずにスムーズに回転するという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
【0008】
即ち、本発明に係るバズベイトルアーは、先端部に形成された釣糸結着部と該釣糸結着部から後方へ伸びるアームと該アームに回動可能に軸着されたブレイドと該ブレイドの後方に位置付けて該アームに軸着されたビーズと該アームの後端部に固着される錘と該錘に連結されるフックとからなるバズベイトルアーであって、前記ブレイドは該ブレイドの羽根部に立設された前方軸受片と後方軸受片とに前記アームを通して該アームの軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、該後方軸受片は該アームが通る貫通孔が略楕円形状に形成されていると共に該ブレイドの羽根部に対して後方へ傾斜した状態で立設されており、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心を繰り返して振れながら回転し、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心せずに回転するものである。
【0009】
また、本発明に係るバズベイトルアーは、先端部に形成された釣糸結着部と該釣糸結着部から後方へ二股状に伸びるアームと該二股状アームの一方のアームに回動可能に軸着されたブレイドと該ブレイドの後方に位置付けて該一方のアームに軸着されたビーズと該二股状アームの他方のアームの後端部に固着される錘と該錘に連結されるフックとからなるバズベイトルアーであって、前記ブレイドは該ブレイドの羽根部に立設された前方軸受片と後方軸受片とに前記一方のアームを通して該一方のアームの軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、該後方軸受片は該一方のアームが通る貫通孔が略楕円形状に形成されていると共に該ブレイドの羽根部に対して後方へ傾斜した状態で立設されており、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心を繰り返して振れながら回転し、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心せずに回転するものである。
【0010】
さらに、本発明は前記いずれかのバズベイトルアーにおいて、ブレイドにおける後方軸受片が羽根部に対して垂直に立設した状態から傾斜角5°≦θ≦30°で後方へ傾斜しているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
実施の形態1.
【0013】
図1は本実施の形態に係るバズベイトルアーを示した側面図である。図2は図1に示すバズベイトルアーのブレイドを示した図であり、図2の(a)はブレイドを示した背面図であり、図2の(b)はブレイドを示した側面図であり、図2の(c)はブレイドを示した縦断面図である。図3は図1に示すバズベイトルアーの各泳動状態を示した説明図である。図4は図3に示すバズベイトルアーの各泳動状態におけるブレイドとアームとの位置関係を示した部分拡大断面図であり、図4の(a)は図3の(a)に示す泳動状態における部分拡大A−A断面図であると同時に、図3の(c)に示す泳動状態における部分拡大B−B断面図であり、図4の(b)は図3の(b)に示す泳動状態における部分拡大縦断面図であり、図4の(c)は図3の(d)に示す泳動状態における部分拡大縦断面図である。これらの図において、1は、先端部に形成された釣糸を結び付ける釣糸結着部2と、該釣糸結着部2から後方へ二股状に伸びる一方の上側アーム(一方のアーム)3と他方の下側アーム(他方のアーム)4と、該上側アーム3に回動可能に軸着されたブレイド5と、該ブレイド5の前方に位置付けて該上側アーム3の軸線方向に対して滑動可能に軸着された小径球状ビーズ6と、該ブレイド5の後方に位置付けて該上側アーム3の軸線方向に対して滑動可能に軸着された大径球状ビーズ7と、該下側アーム4の後端部に固着された小魚状錘8と、該錘8の後端部に連結されるフック9と、該錘8の後部に装着されるスカート10とからなるバズベイトルアーである。
【0014】
前記上側アーム3は、釣糸結着部2から斜め上後方へ伸びる傾斜部11と、該傾斜部11の上端部から前記下側アーム4と略平行に後方へ伸びる軸部12と、該軸部12の後端部を屈曲してリング状に形成された後止部13とからなり、該軸部12の前側に軸着された小径球状ビーズ6は、傾斜部11と軸部12との接合部分によって前方への滑動が規制されており、該軸部12の後側に軸着された大径球状ビーズ7は、後止部13によって後方への滑動が規制されている。
【0015】
前記ブレイド5は、図2の(a)及び図2の(b)に示すように、略ハート形板状部材(図1参照)の一方の半円形状部分を表面側(図2の(a)において上側)に屈曲して一方の水受部14aを形成すると共に、他方の半円形状部分を裏面側(図2の(a)において下側)に屈曲して他方の水受部14bを形成した羽根部15と、該羽根部15の先端部表面側に立設された前方軸受片16と、該羽根部15の両水受部14a,14bに挟まれる後端部裏面側に立設された後方軸受片17とからなり、前記前方軸受片16は、羽根部15に対して垂直に立設されていると共に、前記上側アーム3が通る貫通孔18が真円形状に形成されており、前記後方軸受片17は、羽根部15に対して垂直に立設した状態から傾斜角θ(図2の(b)参照)で後方へ傾斜した状態で立設されていると共に、前記上側アーム3が通る貫通孔19が後方軸受片17の元端部17aから先端部17bへ伸びる略楕円形状に形成されており、前記羽根部15には、図2の(c)に示すように、前方軸受片16と後方軸受片17とが軸着される上側アーム3の軸線上に略楕円形状の貫通孔20(図1参照)が穿設されており、羽根部15表面(図2の(c)において上面)に貫通孔20先端から前方軸受片16に走るアームガイド溝21が形成されていると共に、羽根部15裏面(図2の(c)において下面)に貫通孔20後端から後方軸受片16に走るアームガイド溝22が形成されている。
【0016】
そして、前記ブレイド5は、羽根部15表面側に立設された前方軸受片16の貫通孔18に上側アーム3の軸部12を通した後、該軸部12を羽根部15に穿設された貫通孔20の表面側から裏面側に通し、さらに、該軸部12を羽根部15裏面側に立設された後方軸受片17の貫通孔19に通して該上側アーム3の軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、該ブレイド5は、軸部12に軸着された小径球状ビーズ6により前方への滑動が規制されていると共に、大径球状ビーズ7により後方への滑動が規制されている。
【0017】
前記フック9は、図1に示すように、一方端が針状に形成されたステンレス等からなる棒状部材をし字状に屈曲して形成したものであり、他方端が錘8の後端部に連結されており、一方端が該錘8の後方上部に位置付けられている。
【0018】
前記スカート10は、ゴムや合成樹脂などからなる線状の軟質部材を束ねて形成したものであり、フック9を覆うように錘8の後部に装着されている。
【0019】
次に、使用方法を説明する。
【0020】
リールから伸びる釣糸の先端部を釣糸結着部2に結び付けてバズベイトルアー1をブラックバス等が生息している湖や池などにキャスティングする。キャスティングされたバズベイトルアー1は着水後、自重によって水面下に水没するが、リールで釣糸を巻き取ることにより、水面下でブレイド5の両水受部14a,14bに水流抵抗を受けてブレイド5を回転させながら水面付近へ浮上する。
【0021】
水面付近まで浮上したバズベイトルアー1は、図3の(a)に示すように、錘8が固着された下側アーム4を水面下に位置付け、ブレイド5が軸着された上側アーム3を水面から突出させた泳動姿勢をとり、ブレイド5の一方の水受部14aを水面下に沈めた状態となる。この時、図4の(a)に示すように、ブレイド5の水受部14bに水流抵抗(図中、矢印Xにて示す。)を受けている状態にあっては、ブレイド5が上側アーム3の後方に押されてブレイド5の後方軸受片17後面が大径球状ビーズ7表面に当接し、さらに、後方軸受片17がブレイド5の羽根部15に対して後方へ傾斜して立設されているため、後方軸受片17の元端部17a側内壁が上側アーム3に接触するまで後方軸受片17が大径球状ビーズ7表面を摺動すると共に、後方軸受片17の傾斜幅Vだけブレイド5全体が上側アーム3の軸線方向に対して後方へ滑動し、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の元端部17a側に位置付けられる。また、ブレイド5が滑動する際には、ブレイド5の前方軸受片16及び後方軸受片17と上側アーム3が擦れ合うため、接触音が生じる。
【0022】
次に、水受部14bが水流抵抗を受け流すことによりブレイド5が回転するため、バズベイトルアー1は、図3の(b)に示すように、前記泳動姿勢を保持しつつ、ブレイド5の両水受部14a,14bを水面上に位置付けた状態となる。この時、図4の(b)に示すように、ブレイド5の両水受部14a,14bに水流抵抗を受けていない状態になるので、ブレイド5の回転により発生する上側アーム3の外方(上方)へ働く遠心力(図中、矢印Yにて示す。)によって後方軸受片17の先端部17b内壁が上側アーム3に接触するまで後方軸受片17が大径球状ビーズ7表面を摺動すると共に、後方軸受片17が羽根部15に対して後方へ傾斜して立設されているため、後方軸受片17の傾斜幅Vだけブレイド5全体が上側アーム3の軸線方向に対して前方へ滑動し、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の先端部17b側に位置付けられてブレイド5が上側アーム3の軸線に対して偏心する。また、ブレイド5が滑動する際には、ブレイド5の前方軸受片16及び後方軸受片17と上側アーム3が擦れ合うため、接触音が生じる。
【0023】
さらに、ブレイド5が回転すると、バズベイトルアー1は、図3の(c)に示すように、前記泳動姿勢を保持しつつ、ブレイド5の他方の水受部14aを水面下に沈めた状態となる。この時、図4の(a)に示すように、ブレイド5の水受部14aに水流抵抗(図中、矢印Xにて示す。)を受けるため、前記図3の(a)に示す状態と同様に、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の元端部17a側に位置付けられる。
【0024】
次に、水受部14aが水流抵抗を受け流すことによりブレイド5が回転するため、バズベイトルアー1は、図3の(d)に示すように、前記泳動姿勢を保持しつつ、ブレイド5の両水受部14a,14bを水面上に位置付けた状態となる。この時、図4の(c)に示すように、ブレイド5の両水受部14a,14bに水流抵抗を受けていない状態になるので、ブレイド5の回転によって発生する上側アーム3の外方(下方)へ働く遠心力(図中、矢印Zにて示す。)により、後方軸受片17の先端部17b内壁が上側アームに接触するまで後方軸受片17が大径球状ビーズ7表面を摺動すると共に、後方軸受片17が羽根部15に対して後方へ傾斜して立設されているため、後方軸受片の傾斜幅Vだけブレイド5全体が上側アーム3の軸線方向に対して前方へ滑動し、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の先端部17b側に位置付けられてブレイド5が上側アーム3の軸線に対して偏心する。また、ブレイド5が滑動する際には、ブレイド5の前方軸受片16及び後方軸受片17と上側アーム3が擦れ合うため、接触音が生じる。
【0025】
さらに、ブレイド5が回転すると、バズベイトルアー1は、再び図3の(a)に示す泳動状態となり、以後、前記各泳動状態を順次繰り返しながら水面付近を泳動する。
【0026】
本実施の形態によれば、後方軸受片17を羽根部15に対して後方へ傾斜して立設させると共に、後方軸受片17の貫通孔17を略楕円形状に形成したので、ブレイド5のいずれか一方の水受部14a,14bに水流抵抗が働く毎に、ブレイド5が上側アーム3の軸線方向に対して後方へ滑動し、ブレイド5の両水受部14a,14bに水流抵抗が働かなくなる毎に、ブレイド5が上側アーム3の軸線方向に対して前方へ滑動してブレイド5の前方軸受片16及び後方軸受片17と上側アーム3との間で激しい接触音が発生し、魚の注意を引き付けることができる。
【0027】
また、ブレイド5のいずれか一方の水受部14a,14bが水面下に沈み、該水受部14a,14bに水流抵抗を受けている状態にあっては、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の元端部17a側に位置付けられ、ブレイド5は上側アーム3の軸部12に対して偏心することなくスムーズに回転する。
【0028】
さらに、ブレイド5の両水受部14a,14bが水面上に位置づけられ、ブレイド5の両水受部14a,14bに水流抵抗を受けていない状態にあっては、上側アーム3の軸部12が後方軸受片17の先端部17b側に位置付けられてブレイド5が上側アーム3の軸線に対し偏心を繰り返して振れるため、該ブレイド5の振動が上側アーム3と下側アーム4とを介して下側アーム4に固着された小魚状錘8に伝わり、小魚状錘8をよりリアルに動かすことができる。
【0029】
また、本実施の形態においては、ブレイド5の後方に位置付けて上側アーム3に軸着されるビーズ7を球状にしたので、ブレイド5の後方軸受片17がビーズ7表面を容易に摺動することができ、ブレイド5の回転及び滑動がよりスムーズに行われる。
【0030】
なお、前記後方軸受片17の傾斜角θは、5°〜30°の間で選択するればよく、好ましくは10°前後がよい。
【0031】
また、後方軸受片17の傾斜角θを大きくすると、これに伴って後方軸受片17の傾斜幅Vも大きくなるため、ブレイド5全体が上側アーム3の軸線方向に対して前後により大きく滑動し、ブレイド5と上側アーム3との間でより激しい接触音を発生させることができる。
【0032】
実施の形態2.
【0033】
図5は本実施の形態に係るバズベイトルアーを示した側面図であり、図6は図5に示すバズベイトルアーのブレイドを示した図であり、図6の(a)はブレイドを示した背面図であり、図6の(b)はブレイドを示した側面図であり、図7は図5に示すバズベイトルアーの水面付近での泳動姿勢を示した側面図であり、これらの図において、図1〜図4と同一符号は同一又は相当部分を示しており、23は、先端部に形成された釣糸を結び付けるリング状釣糸結着部24と、該釣糸結着部24から後方へ伸びるアーム25と、該アーム25に回動可能に軸着されたブレイド26と、該ブレイド26の後方に位置付けて該アーム25の軸線方向に対して滑動可能に軸着された2つの球状ビーズ7,7と、該アーム25の後端部に固着された小魚状錘8と、該錘8の後端部に連結されるフック9と、該錘8の後部に装着されるスカート10とからなるバズベイトルアーである。
【0034】
前記ブレイド26は、図6の(a)及び図6の(b)に示すように、水受部14a,14bを有する羽根部15と、該羽根部15の先端部表面側(図6の(a)において上側)に立設された前方軸受片27と、該羽根部15の水受部14a,14bに挟まれる後端部表面側に立設された後方軸受片28とからなり、前記前方軸受片27は、羽根部15に対して垂直に立設されていると共に、前記アーム25が通る貫通孔18が真円形状に形成されており、前記後方軸受片28は、羽根部15に対して垂直に立設した状態から傾斜角θ(図6の(b)参照)で後方へ傾斜した状態で立設されていると共に、前記アーム25が通る貫通孔19が後方軸受片28の元端部28aから先端部28bへ伸びる略楕円形状に形成されている。そして、ブレイド26は、羽根部15に立設された前方軸受片27と後方軸受片28とに該アーム25を通して該アーム25の軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、前記釣糸結着部24によって前方への滑動が規制されていると共に、前記錘8により後方への滑動が規制された前記球状ビーズ7,7によって後方への滑動が規制されている。
【0035】
本実施の形態に係るバズベイトルアー23を水面付近で泳動させると、図7に示すように、バズベイトルアー23は、アーム25の後端部に固着された錘8を水面下に位置付け、アーム25に軸着されたブレイド26を水面上に突出させた泳動姿勢をとり、ブレイド26の水受部14a,14bを交互に水面下に沈めながらブレイド26を回転させる。
【0036】
従って、本実施の形態に係るバズベイトルアーにおいても、前記実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、バズベイトルアーを水面付近で泳動させてブレイドが回転すると、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドがアームの軸線に対し偏心を繰り返して振れながら回転するから、振動や激しい音が発生し、高い集魚効果を発揮することができるにもかかわらず、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドがアームの軸線に対し偏心せずにスムーズに回転する。
【0038】
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るバズベイトルアーを示した側面図である。
【図2】図1に示すバズベイトルアーのブレイドを示した図である。
【図3】図1に示すバズベイトルアーの各泳動状態を示した説明図である。
【図4】図3に示すバズベイトルアーの各泳動状態におけるブレイドとアームとの位置関係を示した部分拡大断面図である。
【図5】実施の形態2に係るバズベイトルアーを示した側面図である。
【図6】図5に示すバズベイトルアーのブレイドを示した図である。
【図7】図5に示すバズベイトルアーの泳動姿勢を示した側面図である。
【図8】従来のバズベイトルアーを示した側面図である。
【図9】図8に示すバズベイトルアーのブレイドを示した図である。
【符号の説明】
1 バズベイトルアー
2 釣糸結着部
3 上側アーム
4 下側アーム
5 ブレイド
6 小径球状ビーズ
7 大径球状ビーズ
8 錘
9 フック
10 スカート
11 傾斜部
12 軸部
13 後止部
14a,14b 水受部
15 羽根部
16 前方軸受片
17 後方軸受片
17a 元端部
17b 先端部
18,19,20 貫通孔
21,22 アームガイド溝
101 バズベイトルアー
102 釣糸結着部
103 上側アーム
104 下側アーム
105 ブレイド
106 錘
107 フック
108 羽根部
109 前方軸受片
110 後方軸受片
111,112 貫通孔

Claims (3)

  1. 先端部に形成された釣糸結着部と該釣糸結着部から後方へ伸びるアームと該アームに回動可能に軸着されたブレイドと該ブレイドの後方に位置付けて該アームに軸着されたビーズと該アームの後端部に固着される錘と該錘に連結されるフックとからなるバズベイトルアーであって、前記ブレイドは該ブレイドの羽根部に立設された前方軸受片と後方軸受片とに前記アームを通して該アームの軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、該後方軸受片は該アームが通る貫通孔が略楕円形状に形成されていると共に該ブレイドの羽根部に対して後方へ傾斜した状態で立設されており、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心を繰り返して振れながら回転し、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心せずに回転することを特徴とするバズベイトルアー。
  2. 先端部に形成された釣糸結着部と該釣糸結着部から後方へ二股状に伸びるアームと該二股状アームの一方のアームに回動可能に軸着されたブレイドと該ブレイドの後方に位置付けて該一方のアームに軸着されたビーズと該二股状アームの他方のアームの後端部に固着される錘と該錘に連結されるフックとからなるバズベイトルアーであって、前記ブレイドは該ブレイドの羽根部に立設された前方軸受片と後方軸受片とに前記一方のアームを通して該一方のアームの軸線方向に対して滑動可能に軸着されており、該後方軸受片は該一方のアームが通る貫通孔が略楕円形状に形成されていると共に該ブレイドの羽根部に対して後方へ傾斜した状態で立設されており、該ブレイドに水流抵抗を受けていない状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心を繰り返して振れながら回転し、該ブレイドに水流抵抗を受けている状態にあっては当該ブレイドが該アームの軸線に対し偏心せずに回転することを特徴とするバズベイトルアー。
  3. 前記ブレイドにおける後方軸受片が羽根部に対して垂直に立設した状態から傾斜角5°≦θ≦30°で後方へ傾斜している請求項1又は2記載のバズベイトルアー。
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