JP4659650B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は建物開口部に設けられるサッシに関し、特に枠体内にパネル体を納める嵌め殺し窓においてパネル開口面積を広く取ることのできるサッシに関する。
従来から建物開口部に設けられるサッシとして、建物開口部に固定される枠体に対しガラス等のパネル体を納めた嵌め殺し窓が知られている。また、嵌め殺し窓において室内側から室外側を見た際にすっきりした印象を与えるため、枠体の室内側内周縁と押縁部材の内周面とを室内側の額縁部材と同一平面内に配置するものがある。このような嵌め殺し窓としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2003−184444号公報
しかし、従来の嵌め殺し窓においては、押縁部材を室外側に設け、パネル体を枠体に対して室外側から取付けるために、窓の取付位置によっては作業性が悪いという問題点があった。一方で室内側には枠体に対して額縁材が設けられ、額縁材の内周面はパネル体の端部よりも見付方向内側に配置されるため、パネル体を室内側から取付けることは困難であった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、枠体の内周面を室内側から室外側まで略同一平面内に配置した場合にも室内側からパネル体を取付けることのできるサッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るサッシは、上下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体内にパネル体を納めてなり、前記枠体はパネル体の室内側に押縁嵌合溝を四周に渡って備え、該押縁嵌合溝には前記パネル体を室内側から押圧する押縁部材を嵌合したサッシにおいて、
前記上下枠または左右の縦枠のうちいずれか一方は室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成され、該室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成される枠は、押縁嵌合溝が前記パネル体を室内側からけんどん式またはやり返しで挿入できる開口幅と奥行きを有すると共に、前記室内側開口内周縁の少なくとも前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分が室内側に向かって開放可能に形成されてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るサッシは、前記室内側開口内周縁の前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は回動中心部を有し、該回動中心部を中心に室内側に回動自在とされてなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るサッシは、前記枠の室内面は樹脂材により構成され、該樹脂材に形成される回動中心部は軟質樹脂からなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るサッシは、前記枠の室内面に形成される回動中心部はヒンジ機構により構成されることを特徴として構成されている。
そして、本発明に係るサッシは、前記室内側開口内周縁の前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は分離可能な着脱部を有してなることを特徴として構成されている。
本発明に係るサッシによれば、上下枠または左右の縦枠のうちいずれか一方は室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成され、室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成される枠の押縁嵌合溝はパネル体を室内側からけんどん式またはやり返しで挿入できる開口幅と奥行きを有してなることにより、パネル体を室内側から容易に挿入することができると共に、上下方向または左右方向のいずれかについてパネル開口面積を大きくすることができ、視界が広くすっきりとした意匠性の高いサッシとすることができる。また、室内側開口内周縁の少なくとも押縁を介してパネル体を押圧する部分が室内側に向かって開放可能に形成されてなることにより、枠体を工場で組み立てる場合には、パネル体をけんどんまたはやり返しを行うことなく容易に枠体に挿入し固定することができる。さらには、建物開口部に枠体を取付けた後には、けんどんまたはやり返しによってパネル体の交換を行うこともできる。
また、本発明に係るサッシによれば、室内側開口内周縁の押縁を介してパネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は回動中心部を有し、回動中心部を中心に室内側に回動自在とされてなることにより、枠体のうちパネル体と重なる部分について室内側に向かって回動させ退避させることができるので、工場でのパネル体の組み込み時に容易に作業を行うことができる。
さらに、本発明に係るサッシによれば、枠の室内面は樹脂材により構成され、樹脂材に形成される回動中心部は軟質樹脂からなることにより、枠体の樹脂材による構成部分を共押出によって一体成形することができるので、材料の管理を容易にすることができ、コストを低減させることができる。
さらにまた、本発明に係るサッシによれば、枠の室内面に形成される回動中心部はヒンジ機構により構成されることにより、枠の室内面が金属材で形成される場合にも、回動中心部を設けることができる。
そして、本発明に係るサッシによれば、室内側開口内周縁の押縁を介してパネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は分離可能な着脱部を有してなることにより、枠体のうちパネル体と重なる部分について取り外して退避させることができるので、工場でのパネル体の組み込み時に容易に作業を行うことができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は第1の実施形態におけるサッシの縦断面図、図2はサッシの横断面図である。これら各図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物開口部に取付けられた枠体1内にガラス等のパネル体2を納めて固定した嵌め殺し窓として構成されている。
枠体1は、上枠10と下枠20及び左右の縦枠30、30を方形状に枠組みして構成される。枠体1を構成する各枠はアルミの押出部材からなる金属部材の室内側露出面に樹脂部材を取付けてなる複合部材により構成される。すなわち上枠10は室外側の金属上枠11と室内側の樹脂上枠12により、下枠20は室外側の金属下枠21と室内側の樹脂下枠22により、縦枠30は室外側の金属縦枠31と室内側の樹脂縦枠32により、それぞれ構成される。各樹脂部材は金属部材に対して係合及びネジ止めにより固定される。
枠体1の外周面の中間位置には四周に渡ってフィン部1aが形成されている。フィン部1aは建物躯体に当接し、ビス止めされる。これにより枠体1は建物躯体に対して固定される。また、枠体1の室内側には額縁部材40が四周に渡って設けられており、枠体1の室内側端部が額縁部材40に固定されている。枠体1の室内側端部は、各樹脂部材により構成されている。樹脂上枠12と樹脂下枠22及び樹脂縦枠32には、それぞれ室内側内周縁が延出された取付片41が形成されており、この取付片41が四周に渡って額縁部材40と略面一状となるように当接されネジ止めされている。
パネル体2は、室外面を枠体1の金属部材に形成される室外保持部42により保持され、室内面を樹脂部材に取付けられる押縁部材44により保持される。室外保持部42は、金属上枠11と金属下枠21及び金属縦枠31の内周面の室外側において、見付方向内側に向かって延出してなり、その先端部が枠体1における室外側内周縁となるように形成されている。室外保持部42先端部の室内側は、水密材42aを介してパネル体2の室外面に当接し、パネル体2を室外側から保持する。
枠体1を構成する樹脂上枠12と樹脂下枠22及び樹脂縦枠32には、パネル体2の室内側となる部分に押縁嵌合溝43がそれぞれ形成されている。押縁嵌合溝43には、その開口付近に被嵌合部43aが形成されており、押縁部材44の外周面に形成された嵌合部44aを嵌合固定する。押縁部材44は、枠体1を構成する樹脂部材と同じ樹脂からなり断面中空状に形成されると共に、室外面には水密部44bが形成されていて、パネル体2の室内面に当接し、パネル体2を室内側から保持する。
図1に示すように、上枠10と下枠20については、枠体1の室外側内周縁である室外保持部42の先端部と押縁部材44の内周面44cが略同一平面内に配置され、かつこれらが枠体1の室内側内周縁である取付片41よりも見付方向内側に配置されている。すなわち、上下の取付片41、41の間よりも上下の押縁部材44、44の間及び上下の室外保持部42、42の間の方が狭くなっている。これはパネル体2の上下方向寸法が上下の取付片41、41間の寸法よりも小さいことによる。このためパネル体2は、上下方向に関しては枠体1が建物開口部に取付けられた状態で室内側から所定の位置に配置することができ、その状態で室内側から上下の押縁部材44、44を取付けてパネル体2を保持することができる。
図2に示すように、左右の縦枠30、30については、枠体1の室内側内周縁である取付片41と室外側内周縁である室外保持部42の先端部が、略同一平面内に配置される。また、押縁部材44の内周面44cも取付片41と略面一状とされて枠体1の室内側内周縁と略連続状となっている。これによって、額縁部材40から枠体1の室外側内周縁に至るまでが略同一平面内に配置され、室内側から室外側を見た際のパネル開口面積を広くして視界を広くすることができる。
しかし、このように構成することで室外保持部42と押縁部材44によりパネル体2を挟持する位置が、枠体1の取付片41や額縁部材40の内周面よりも見付方向外側となるため、パネル体2の左右方向寸法は左右の取付片41や額縁部材40間の寸法よりも大きくなる。したがって、そのままでは左右方向に関しては、パネル体2をまっすぐに取付けることはできない。
このため、本実施形態では、枠体1を建物開口部に取付けた状態でパネル体2を取付ける場合には、パネル体2を斜めにして枠体内に挿入し、押縁嵌合溝43を用いた左右方向のやり返しによってパネル体2をまっすぐな状態とするようにしている。そのため、樹脂縦枠32の押縁嵌合溝43は、樹脂上枠12や樹脂下枠22の押縁嵌合溝43よりも深く、パネル体2を左右方向のやり返しにより枠体1に対して挿入することができる開口幅及び深さを有するように形成されている。
一方、工場で枠体の組立及びパネル体2の組み込みを行う場合には、縦枠30の室内面の一部を室内側に開放してパネル体2を取付け、その後室内面を元に戻して固定するようにしている。
まず、枠体1を建物開口部に取付けた状態でパネル体2を取付ける場合について説明する。図3は、パネル体2を枠体1に納める際の状態を連続的に示した横断面図である。この図においては、パネル体2に対し枠体1に納める手順に沿ってa、b…とアルファベット順に符号を付している。aに示すように枠体1に対し平行方向に配置されたパネル体2は、額縁部材40及び取付片41部を通過させるために斜めにされて、bに示すように片方の端部が押縁嵌合溝43に対して挿入される。押縁嵌合溝43はやり返しに必要な開口幅及び深さを有しているので、斜めにしたパネル体2を水平に近づけながら片方の端部を充分に納めることができる。
cに示すようにパネル体2の片方の端部を押縁嵌合溝43に納めたら、パネル体2を枠体1の中央位置に移動させ、さらにdに示すように室外側に向かって平行移動させて室外保持部42の水密材42aに対し当接させる。これによってパネル体2の位置が定まるので、押縁部材44を室内側から取付けることにより、パネル体2が室内外両面から挟持され保持される。
このように、左右の縦枠30、30については枠体1の室内側内周縁と室外側内周縁及び押縁部材44の内周面を略同一平面内に配置しつつ、縦枠30のパネル体2より室内側にパネル体2をやり返しで挿入できる開口幅及び深さを有する押縁嵌合溝43を設け、上枠10と下枠20については枠体1の室外側内周縁と押縁部材44の内周面44cを枠体1の室内側内周縁より見付方向内側に配置したことにより、パネル体2の左右方向については開口幅を大きくすることができ、かつパネル体2の枠体1に対する挿入も室内側から容易に行うことのできるサッシとすることができる。
一方で左右の縦枠30、30と上枠10及び下枠20の構成を逆にすることもできる。すなわち、上枠10及び下枠20については枠体1の室内側内周縁と室外側内周縁及び押縁部材44の内周面を略同一平面内に配置しつつ、上枠10と下枠20のパネル体2より室内側にパネル体2をけんどん式で挿入できる開口幅及び深さを有する押縁嵌合溝43を設け、縦枠30については枠体1の室外側内周縁と押縁部材44の内周面を枠体1の室内側内周縁より見付方向内側に配置することにより、パネル体2の上下方向については開口幅を大きくすることができ、かつパネル体2の枠体1に対する挿入も室内側から容易に行うことのできるサッシとすることができる。
以上のように、本発明によればパネル体2の左右方向または上下方向のいずれか一方について開口幅を大きくすることができるが、他方については従来と同様の開口幅となる。パネル体2の左右方向と上下方向のいずれについて開口幅を大きくするかは窓の形状などによって適宜選択する。例えば、上下方向に長い窓であれば、辺の長い縦枠30側について枠体1の室内側から室外側まで略同一面状となるように配置して左右方向の開口幅を大きくすることで、全体としてのパネル開口面積を大きくすることができる。逆に左右方向に長い窓であれば、辺の長い上枠10及び下枠20側について枠体1の室内側から室外側まで略同一面状となるように配置して上下方向の開口幅を大きくすることで、全体としてのパネル開口面積を大きくすることができる。
次に、工場で枠体1の組立及びパネル体2の組み込みを行う場合について説明する。図4には、パネル体2を建物開口部に取付けられていない枠体1に納める際の分解横断面図を示している。縦枠30を構成する樹脂縦枠32には、その室内面に軟質樹脂からなる回動中心部33が形成されている。回動中心部33は、樹脂縦枠32の室内面において見付方向外側端部近傍に形成されており、回動中心部33を中心に樹脂縦枠32の室内面のうち押縁部材44を介してパネル体2を押圧する部分を含む大部分を室内側に向かって開放するように回動自在としている。軟質樹脂からなる回動中心部33は、硬質樹脂からなる樹脂縦枠32のその他の部分と共押出によって一体的に形成される。
枠体1を工場で組み立てる場合には、枠体1を方形状に枠組みした後、図4に示すように樹脂縦枠32の室内面の回動中心部33を中心に室内側に向かって開放させることで、パネル体2を枠体1内に挿入する左右方向のスペースを確保することができる。パネル体2を枠体1の所定位置に納めたら、樹脂縦枠32の室内面の回動中心部33を中心に回動させ、元の位置に戻す。
樹脂縦枠32には室内面と平行で室外寄りに突出した押縁固定片34を有しており、一方で室内面には押縁固定片34の先端部と係合する係合部35が形成されている。樹脂縦枠32の室内面は、係合部35を押縁固定片34の先端部に係合させることによって、パネル体2の固定状態において回動中心部33を中心に回動しないように固定しておくことができる。さらに、押縁固定片34に対して押縁部材44を取付け、押縁部材44によってパネル体2の室内面を押圧させて、パネル体2を枠体1内に固定する。
このように、回動中心部33を中心に樹脂縦枠32の室内面を室内側に開放できる構造を設けたことにより、工場で枠体1を組立てる場合には、けんどんややり返しを行うことなく、より簡単にパネル体2を枠体1内に納めることができる。なお、左右の縦枠30、30と上枠10及び下枠20の構成を逆にした場合でも、上枠10と下枠20に回動中心部33を設けることで、同様に室内側に向かって開放状とすることができ、容易にパネル体2を枠体1に納めることができる。なお、枠体1を建物開口部に完全に納めた状態では、額縁部材40等があることにより、樹脂縦枠32の室内面を室内側に向かって回動させることはできない。したがって、樹脂縦枠32の室内面を室内側に向かって回動させることで、パネル体2を挿入するためのスペースを確保するのは、枠体1を建物開口部に取付けていない状態の場合か、または額縁部材40等の内装仕上材が取付けられていない状態の場合となる。
また、枠体1を金属材と樹脂材の複合材によって構成するのではなく、金属材のみによって構成する場合は、以下のような構造とする。図5には、この場合におけるサッシの縦枠30付近の横断面図を示している。この図に示すように、縦枠30が金属材のみからなる場合には、軟質樹脂からなる回動中心部33は形成することができないので、代わりにヒンジ機構部36を有している。
ヒンジ機構部36は、雌雄の嵌合構造によって構成されており、このヒンジ機構部36を中心に縦枠30の室内面が室内側に向かって開放状となるように回動自在とされる。枠体1を建物開口部に取付けていない状態でパネル体2を枠体1に挿入する際には、縦枠30の室内面をヒンジ機構部36を中心に回動させることで、室内側に向かって開放しておく。パネル体2を所定位置に挿入したら、縦枠30の室内面を元の位置に戻し、押縁固定片34に係合部35を係合させて室内面を固定する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6には、本実施形態におけるサッシでパネル体2を建物開口部に取付けられていない枠体1に納める際の分解横断面図を示している。本実施形態のサッシは、全体の構成は第1の実施形態と略同様であって、室外側の金属材と室内側の樹脂材とからなる枠体1内に押縁部材44を介してパネル体2を納めてなるものである。また、縦枠30については枠体1の室内側内周縁と室外側内周縁及び押縁部材44の内周面を略同一平面内に配置しており、縦枠30の押縁嵌合溝43は、パネル体2を左右のやり返しによって挿入できる開口幅及び深さを有するように形成されている。
図6に示すように、本実施形態では、樹脂縦枠32の室内面を分離可能な着脱部37として構成している。着脱部37は、樹脂縦枠32の室内面のうち押縁部材44を介してパネル体2を押圧する部分を含んでいる。また、着脱部37は室外面に係合突起37aを有しており、この係合突起37aを樹脂縦枠32の押縁固定片34に対して室内側から係合し、着脱部37を固定する。すなわち、本実施形態における着脱部37は、室内側から室外側に向かうように取付けられる。
枠体1を工場で組立てる場合には、枠体1を方形状に枠組みした後、図6に示すように一旦、樹脂縦枠32から着脱部37を取り外す。これによってパネル体2を枠体1内に挿入する左右方向のスペースを確保することができる。パネル体2を枠体1内に挿入し、室外面を室外保持部42の水密材42aに当接させたら、着脱部37を再び樹脂縦枠32に対して室内側から取付固定し、さらに押縁部材44を取付けてパネル体2を室内側から押圧する。このように、縦枠30の室内面を着脱自在とすることによっても第1の実施形態のように回動自在とした場合と同様、パネル体2を納めるためのスペースを確保することができる。
なお、枠体1を建物開口部に取付けた状態でパネル体2を枠体1に挿入する場合には、第1の実施形態と同様に押縁嵌合溝43を用いた左右のやり返しによって挿入する。また、第1の実施形態と同様、左右の縦枠30、30と上枠10及び下枠20の構成を逆にすることもできる。さらに、樹脂枠の部分を金属材で形成して金属サッシとすることもできる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7には、本実施形態におけるサッシでパネル体2を建物開口部に取付けられていない枠体1に納める際の分解横断面図を示している。本実施形態のサッシも、全体の構成は第1の実施形態と略同様であって、室外側の金属材と室内側の樹脂材とからなる枠体1内に押縁部材44を介してパネル体2を納めてなるものである。また、縦枠30については枠体1の室内側内周縁と室外側内周縁及び押縁部材44の内周面を略同一平面内に配置しており、縦枠30の押縁嵌合溝43は、パネル体2を左右のやり返しによって挿入できる開口幅及び深さを有するように形成されている。
図7に示すように、本実施形態でも第2の実施形態と同様に樹脂縦枠32の室内面を分離可能な着脱部37として構成している。着脱部37は、樹脂縦枠32の室内面のうち押縁部材44を介してパネル体2を押圧する部分を含んでいる。また、着脱部37は見付方向外側端部に係合突起37aを有しており、この係合突起37aを樹脂縦枠32の内周面に形成された取付部38に対して見付方向内側から外側に向かって係合し、着脱部37を固定する。
枠体1を工場で組立てる場合には、枠体1を方形状に枠組みした後、図7に示すように一旦、樹脂縦枠32から着脱部37を取り外す。これによってパネル体2を枠体1内に挿入する左右方向のスペースを確保することができる。パネル体2を枠体1内に挿入し、室外面を室外保持部42の水密材42aに当接させたら、着脱部37を再び樹脂縦枠32に対して見付方向内側から取付固定し、さらに押縁部材44を取付けてパネル体2を室内側から押圧する。本実施形態では、着脱部37に押縁固定片34が形成されており、押縁部材44は着脱部37に対して係合固定される。
なお、枠体1を建物開口部に取付けた状態でパネル体2を枠体1に挿入する場合には、第1の実施形態と同様に押縁嵌合溝43を用いた左右のやり返しによって挿入する。また、第1の実施形態と同様、左右の縦枠30、30と上枠10及び下枠20の構成を逆にすることもできる。さらに、樹脂枠の部分を金属材で形成して金属サッシとすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。第1〜第3の実施形態では、縦枠30の室内面の大部分を室内側に向かって開放できるように構成しているが、室内側に向かって開放可能な部分は、室内面のうち押縁部材44を介してパネル体2を押圧する部分を少なくとも含むようにすればよい。これにより、パネル体2が通過できる空間を確保でき、けんどんややり返しを行うことなくパネル体2を枠体1に納めることができる。
第1の実施形態におけるサッシの縦断面図である。 第1の実施形態におけるサッシの横断面図である。 パネル体を建物開口部に取付けられた枠体に納める際のパネル体の状態を連続的に示した横断面図である。 パネル体を建物開口部に取付けられてない枠体に納める際の分解横断面図である。 枠体が金属材のみからなる場合の縦枠付近の横断面図である。 第2の実施形態におけるサッシでパネル体を建物開口部に取付けられてない枠体に納める際の分解横断面図である。 第3の実施形態におけるサッシでパネル体を建物開口部に取付けられてない枠体に納める際の分解横断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 パネル体
10 上枠
20 下枠
30 縦枠
40 額縁部材
41 取付片
42 室外保持部
43 押縁嵌合溝
44 押縁部材
44c 内周面

Claims (5)

  1. 上下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体内にパネル体を納めてなり、前記枠体はパネル体の室内側に押縁嵌合溝を四周に渡って備え、該押縁嵌合溝には前記パネル体を室内側から押圧する押縁部材を嵌合したサッシにおいて、
    前記上下枠または左右の縦枠のうちいずれか一方は室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成され、該室内側開口内周縁と室外側開口内周縁が略同一平面内に形成される枠は、押縁嵌合溝が前記パネル体を室内側からけんどん式またはやり返しで挿入できる開口幅と奥行きを有すると共に、前記室内側開口内周縁の少なくとも前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分が室内側に向かって開放可能に形成されてなることを特徴とするサッシ。
  2. 前記室内側開口内周縁の前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は回動中心部を有し、該回動中心部を中心に室内側に回動自在とされてなることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 前記枠の室内面は樹脂材により構成され、該樹脂材に形成される回動中心部は軟質樹脂からなることを特徴とする請求項2記載のサッシ。
  4. 前記枠の室内面に形成される回動中心部はヒンジ機構により構成されることを特徴とする請求項2記載のサッシ。
  5. 前記室内側開口内周縁の前記押縁を介して前記パネル体を押圧する部分を含む枠の室内面は分離可能な着脱部を有してなることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
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