JP4658349B2 - 金型冷却構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は鋳造金型を冷却するための金型冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図であり、鋳造金型100を型組みすることにより、固定金型101と可動金型102(想像線で示す)とでキャビティ103を形成し、このキャビティ103に溶湯を充填することにより、バランサシャフトなどの鋳物品を鋳造する。
この際に、冷却水通路105,105に冷却水を流すことにより、鋳造金型の温度を適温に保つようにする。
【0003】
しかし、バランサシャフトのような鋳物品を製造する鋳造金型の場合、キャビティ103の一部が内側に凹むことにより金型に突部106,106ができ、この突部106,106は冷却水通路105,105から離れてしまう。よって、突部106,106を十分に冷却するまで、次の鋳造工程を遅らせる必要があり、そのことが生産性を高める上で妨げになる。
このような突部106,106を効率よく冷却する手段として、特開平9−308955号公報(金型の冷却構造)が知られている。この技術を次図で詳しく説明する。
【0004】
図13は従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図であり、鋳造金型110に第1冷却水通路111を形成し、この第1冷却水通路111に直交させて第2冷却水通路112を形成し、この第2冷却水通路112に仕切り部材113を差込んだ状態を示す。
この仕切り部材113は、縁片113a・・・を3方向に放射状に形成することにより、第2冷却水通路112を往路112aと復路112bとに仕切るというものである。
【0005】
よって、給水路114に矢印Aの如く流れた冷却水は、第1冷却水通路111を介して第2冷却水通路112の往路112aに流れ、往路112aを通って第2冷却水通路112の先端112cまで流れた冷却水は、先端112cで往路112aから復路112bに折返して復路112bから第1冷却水通路111に戻る。
【0006】
そして、第1冷却水通路111に戻った冷却水は、下流側の第2冷却水通路112の往路112aを通って第2冷却水通路112の先端112cまで流れ、先端112cで往路112aから復路112b(図示しない)に折返して復路112bから第1冷却水通路111に流れ、第1冷却水通路111を介して排水路115から矢印Bの如く排水する。
【0007】
この第2の冷却水通路112によれば、第1冷却水通路111から離れた突部の近傍まで第2冷却水通路112を延ばすことばできる。従って、第2冷却水通路112を使用すれば、図12の突部106を効率よく冷却することが可能である。この例を次図で詳しく説明する。
【0008】
図14は従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図であり、図12の鋳造金型100に図13の第1、第2の冷却水通路111,112を適用した例を示す。
第1冷却水通路111に矢印Cの如く流れた冷却水は、第2冷却水通路112の往路112aに流れ、往路112aを通って第2冷却水通路112の先端112cまで流れ、先端112cで往路112aから復路112bに折返して復路112bから第1冷却水通路111に戻る。
よって、冷却水を突部106まで流すことができるので、突部106を効率よく冷却することができる。このため、冷却時間を短くすることで鋳造サイクルを短くして生産性を高めることができる。
【0009】
しかし、第2冷却水通路112の仕切り部材113は、縁片113a・・・を3方向に放射状に形成する必要があり、構造が複雑になる。この為、設備費のコストが嵩み、簡単な仕切り部材の実用化が望まれていた。
加えて、第1冷却水通路111は、冷却水を給水する位置が鋳造金型100の左端部100aになり、冷却水を排水する位置が鋳造金型100の右端部100bになる。
【0010】
ところで、鋳造金型100のなかには、構造上、冷却水の給水位置と排水位置とを鋳造金型100の同じ側に設けなければならないものもあり、このタイプの鋳造金型100には、上記公報の冷却水通路を適用することはできない。
冷却水の給水位置と排水位置とを鋳造金型100の同じ側に設けることができる冷却水通路として、特公平5−61026号公報(水冷式成形金型)が知られている。この技術を次図で詳しく説明する。
【0011】
図15は従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図である。
鋳造金型120に備えた給水路121に冷却水を給水し、給水した冷却水を矢印Eの如く冷却水パイプ122に導き、冷却水パイプ122の先端122aから矢印の如く冷却水孔123に折返し、冷却水孔123から矢印Fの如く排水路124を介して排水する。
よって、給水路121及び排水路124を鋳造金型120の同じ側に設けることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この冷却水通路は、給水路121と排水路124との2本の通路を鋳造金型120に形成する必要がある。加えて、冷却水孔123に冷却水パイプ122を配置するために、冷却水孔123の孔径d1を比較的大きく設定する必要がある。
このように、給水路121と排水路124との2本の通路や、比較的大きな孔径d1の冷却水孔123を鋳造金型120に形成する必要があるので、鋳造金型120が大型になり、設備費が嵩むことが考えられる。
【0013】
そこで、本発明の目的は、金型の必要箇所を効率よく冷却することができ、設備費を抑えることができ、かつ給水位置及び排水位置を金型の同じ側に設けることができる金型冷却構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1は、金型の必要箇所を冷却するために、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成した金型冷却水構造において、前記第1冷却水通路を往路と復路とに仕切る第1仕切り部材の基端を第1ブロックに溶接し、前記第1ブロックを前記金型に第1ボルトで止めることにより、前記第1仕切り部材を前記第1冷却水通路に介在させ、前記第2冷却水通路を往路と復路とに仕切る第2仕切り部材の基端を第2ブロックに溶接し、前記第2ブロックを前記金型に第2ボルトで止めることにより、前記第2仕切り部材を前記第2冷却水通路に介在させ、前記第2仕切り部材の嵌合孔に前記第1仕切り部材の先端に形成した突起を嵌合させることにより、前記第1仕切り部材および前記第2仕切り部材の回転を阻止する構造にしたことを特徴とする。
【0015】
第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成することで、冷却水通路の先端を必要箇所まで延ばすことができる。さらに、一方の仕切り部材に他方の仕切り部材の先端を嵌合させて、それぞれ仕切り部材の回転を阻止することで、第1・第2冷却水通路をそれぞれ第1・第2仕切り部材で往路と復路とに仕切ることができる。
よって、第1、第2の冷却水通路の往路と復路とに冷却水を循環させることができるので必要箇所まで冷却水を流すことができる。
【0016】
加えて、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ金型に給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、金型を比較的コンパクトに形成することができる。
また、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の給水位置と排水位置とを金型の同じ側に設けることができる。
【0017】
請求項2は、金型のキャビティ部の全て若しくは一部を金型本体から分割可能なサブ金型とし、このサブ金型の必要箇所を冷却するために、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成し、前記第2冷却水通路を前記金型本体に形成した縦通路と、前記サブ金型に形成したサブ金型通路とで構成し、前記金型本体にサブ金型を嵌込むことにより、前記縦通路に前記サブ金型通路を同軸上に連通させて前記第2冷却水通路を形成可能な金型冷却水構造において、前記第1冷却水通路を往路と復路とに仕切る第1仕切り部材を、第1冷却水通路に介在させ、前記第2冷却水通路を往路と復路とに仕切る第2仕切り部材の基端に形成した突起を第1仕切り部材の嵌合孔に嵌合するとともに、第2仕切り部材の両側縁を第2冷却水通路の周壁で支えることにより、前記第2仕切り部材を第2冷却水通路に介在させ、前記第2仕切り部材の前記突起を第1仕切り部材の前記嵌合孔に嵌合させることにより、第1仕切り部材および第2仕切り部材の回転を阻止する構造にしたことを特徴とする。
【0018】
第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成することで、冷却水通路の先端をサブ金型の必要箇所まで延ばすことができる。さらに、一方の仕切り部材に他方の仕切り部材の先端を嵌合させて、それぞれ仕切り部材の回転を阻止することで、第1・第2冷却水通路をそれぞれ第1・第2仕切り部材で往路と復路とに仕切ることができる。
よって、第1、第2の冷却水通路の往路と復路とに冷却水を循環させることができるのでサブ金型の必要箇所まで冷却水を流すことができる。
【0019】
加えて、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ金型に給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、金型を比較的コンパクトに形成することができる。
また、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の給水位置と排水位置とを金型の同じ側に設けることができる。
【0020】
さらに、サブ金型を金型本体から外すことにより、冷却水通路を開けることができる。よって、冷却水通路に仕切り部材を差込むための差込口を設けなくても、サブ金型を金型本体から外して仕切り部材を冷却水通路に設けることができる。このため、金型に備えたヒータ等が邪魔になって差込口を金型に形成することができない場合でも、冷却水通路に仕切り部材を設けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の断面図である。
金型冷却構造10は、鋳造金型11内に第1冷却水通路15を横向きに形成し、この第1冷却水通路15の先端15bに、第1冷却水通路15に略直交(交差)させた第2冷却水通路25を縦向きに形成し、第1冷却水通路15に第1往路(往路)21と第1復路(復路)22とに仕切る第1仕切り部材30を設け、第2冷却水通路25に第2往路(往路)26と第2復路(復路)27とに仕切る第2仕切り部材35を設け、第1仕切り部材30の先端に備えた突起32を、第2仕切り部材35の嵌合孔37に嵌合させたものである。
【0022】
鋳造金型11は、一例として固定金型を示し、可動金型(図示しない)とともに型締めした際に、型合わせ面11aに、キャビティを形成するためのキャビティ部11bを有する。
この鋳造金型11は、一例としてバランサシャフトなどの鋳物品を鋳造するための金型である。
【0023】
第1冷却水通路15は、鋳造金型11の右側壁12に第1ブロック16をボルト17,17で取付けることにより、第1ブロック16に形成したブロック通路18を、鋳造金型11に形成した金型通路19に同軸上に連通させた冷却水通路である。
この第1冷却水通路15の右端(基端)15aを開口し、且つ第1冷却水通路15の左端(先端)15bを閉塞するように形成した。
【0024】
第2冷却水通路25は、第1冷却水通路15の先端15bで、第1冷却水通路15に略直交させた状態で下端(基端)25aを開口し且つ上端(先端)25bを閉塞するように形成し、閉塞した先端25bを、鋳造金型11の冷却を必要とする箇所14(以下、「必要箇所」という)まで延ばした冷却水通路である。
【0025】
第1仕切り部材30は、先端31aに突起32を備えた矩形状の第1プレート31と、この第1プレート31の基端31bに溶接した頭部33とからなる。
頭部33の外周を円形に形成し(図2も参照)、この頭部33をブロック通路18の拡径部18aに嵌合し、頭部33の裏面33aを拡径部18aの座部18bに当接させた状態で頭部33を第1ブロック16に溶接する。
【0026】
よって、鋳造金型11の右側壁12に第1ブロック16をボルト17,17で止めることにより、第1仕切り部材30の第1プレート31を第1冷却水通路15に差込んだ状態に配置することができる。
これにより、第1冷却水通路15を上側の通路と、下側の通路とに仕切ることができる。
なお、Oリング23は、ブロック通路18と金型通路19との連結部を密閉するシール材である。
【0027】
ここで、第1ブロック16に、上側の通路に連通する給水路16bを備えるとともに、下側の通路に連通する排水路16cを備える。よって、給水路16bに連通する上側の通路は第1往路21となり、排水路16cに連通する下側の通路は第1復路22となる。
【0028】
第2仕切り部材35は、略中央に嵌合孔37を備えるとともに、この嵌合孔37の下方に通路孔38を備えた矩形状の第2プレート36と、この第2プレート36の基端36bに溶接した第2ブロック41とからなる。
第2冷却水通路25に連通する受入凹部28に第2ブロック41を嵌め込み、受入凹部28の段部28aにOリング42を当接し、鋳造金型11にボルト43,43(手前側のボルト43は図2に示す)で止めることにより、第2仕切り部材35の第2プレート36を第2冷却水通路25に差込んだ状態に配置することができる。
これにより、第2冷却水通路25を右側の第2往路26と、左側の第2復路27とに仕切ることができる。
【0029】
ここで、第2プレート36の嵌合孔37及び第1プレート31の突起32で嵌合構造40を構成する。この嵌合構造40は、嵌合孔37に第1プレート31の突起32を嵌合することにより、第1プレート31と第2プレート36とが互に回転することを阻止することができる。
よって、第1プレート31及び第2プレート36の向きを図示の位置に確実に配置することができる。
【0030】
以上述べたように、第1・第2冷却水通路15,25をそれぞれ第1・第2仕切り部材30,35で第1・第2往路21,26と第1・第2復路22,27とに仕切ることで、第1・第2冷却水通路15,25の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ鋳造金型11に、図15に示す給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、鋳造金型10を比較的コンパクトに形成することができる。
【0031】
また、第1・第2冷却水通路15,25をそれぞれ第1・第2仕切り部材30,35で第1・第2往路21,26と第1・第2復路22,27とに仕切ることで、冷却水の給水位置と排水位置とを鋳造金型10の同じ側に設けることができる。
【0032】
図2は本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の斜視図であり、鋳造金型11の受入凹部28に第2ブロック41を嵌め込み、鋳造金型11にボルト43,43で止めることにより、第2仕切り部材35の第2プレート36を第2冷却水通路25に差込み、鋳造金型11の右側壁12に第1ブロック16をボルト17,17で止めることにより、第1仕切り部材30の第1プレート31を第1冷却水通路15に差込んだ状態を示す。
【0033】
この際に、鋳造金型11の受入凹部28に第2ブロック41を嵌め込み、鋳造金型11にボルト43,43で止めることにより、第2プレート36の向きを図示のように配置することができる。
また、鋳造金型11の右側壁12に第1ブロック16をボルト17,17で止めることにより、第1プレート31の向きを図示のように配置することができる。
【0034】
加えて、嵌合孔37に第1プレート31の突起32を嵌合することにより、第1プレート31と第2プレート36とが互に回転することを阻止することができる。
よって、第1プレート31及び第2プレート36の向きを図示の位置に確実に配置することができる。
【0035】
図3は図2の3−3線断面図であり、第1冷却水通路15を第1プレート31で第1往路21と第1復路22とに仕切り、第1ブロック16に第1往路21に連通する給水路16bを備えるとともに、第1復路22に連通する排水路16cを備え、給水路16bに給水管45を連結し、排水路16cに排水管46を連結した状態を示す。
よって、給水管45を矢印aの如く流れた冷却水を、給水路16bを経て第1往路21に流すことができ、第1復路22まで流れた冷却水を排水路16cを経て排水管46に矢印bの如く流すことができる。
【0036】
次に、第1実施形態の金型冷却構造10を組付ける手順を図4及び図2に基づいて説明する。
図4(a),(b)は本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の組付け手順説明図である。
(a)において、鋳造金型11の第2冷却水通路25に第2仕切り部材35の第2プレート36を矢印▲1▼の如く差込むとともに、受入凹部28に第2ブロック41を嵌め込む。
次に、第2ブロック41の取付孔41a,41aにボルト43,43を矢印▲2▼の如く挿入して、第2ブロック41を鋳造金型11にボルト43,43で止めることにより、第2プレート36を第2冷却水通路25に差込んだ状態に配置する。
【0037】
(b)において、鋳造金型11の第1冷却水通路15に第1仕切り部材30の第1プレート31を矢印▲3▼の如く差込むことにより、第1プレート31の突起32を第2プレート36の嵌合孔37に嵌合させるとともに、鋳造金型11の右側壁12に第1ブロック16を当接する。
次に、第1ブロック16の取付孔16a,16aにボルト17,17を矢印▲4▼の如く挿入して、第1ブロック16を鋳造金型11にボルト17,17で止めることにより、第1プレート31を第1冷却水通路15に差込んだ状態に配置する。
これにより、金型冷却構造10を図2に示す状態に組付けることができる。
【0038】
次に、第1実施形態の金型冷却構造10の作用を図5に基づいて説明する。
図5は本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の作用説明図である。
冷却水を給水管45に矢印aの如く流すことにより、この冷却水を給水管45から給水路16bを経て矢印bの如く第1往路21に流す。第1往路21を流れた冷却水は矢印cの如く第2往路26に流れ、第2往路26の頂部まで流れた冷却水は矢印dの如く第2復路27に折返す。
【0039】
そして、第2復路27を流れた冷却水は通路孔38を経て矢印eの如く第1復路22に流れ、第1復路22(図1に示す)を流れた冷却水は矢印fの如く排水路16cを経て排水管46に流れる。
これにより、鋳造金型11の必要箇所14まで冷却水を流すことができるので、必要箇所14を効率よく冷却することができる。
【0040】
金型冷却構造の第2実施形態について説明する。
図6は本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の断面図である。
金型冷却構造50は、鋳造金型51内に第1冷却水通路60を横向きに形成し、この第1冷却水通路60に、第1冷却水通路60に略直交させて交差した第2冷却水通路70・・・(・・・は複数個を示す)を縦向き形成し、第1冷却水通路60に第1往路(往路)64と第1復路(復路)65とに仕切る第1仕切り部材80を設け、第2冷却水通路70・・・に第2往路(往路)73・・・と第2復路(復路)74・・・とに仕切る第2仕切り部材85・・・を設け、第1仕切り部材80に備えた嵌合孔82・・・に、第2仕切り部材85・・・の下端(基端)85a・・・に備えた突起86・・・を嵌合させたものである。
【0041】
この鋳造金型51は、金型本体52に分割可能なサブ金型57を備え、このサブ金型57にそれぞれのキャビティ部57a・・・の全て若しくは一部を備える。
鋳造金型51は、一例として固定金型を示し、可動金型(図示しない)とともに型締めした際に、それぞれのキャビティ部57a・・・で、例えばバランサシャフトなどの鋳物品を鋳造するための金型である。
【0042】
サブ金型57は、金型本体52の嵌合凹部53に嵌め込んだ後、ボルト59a、ボルト59b,59b(図9に示す)で金型本体52に固定することができる。なお、金型本体52には第1冷却水通路60の下方にヒータ54を備える。
【0043】
図7は本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の斜視図である。
第1冷却水通路60は、ブロック61に形成したブロック通路62と、金型本体52に形成した金型通路63とからなる。
第1冷却水通路60は、金型本体52の右側壁55に形成した凹部56にブロック61を嵌め込み、このブロック61をボルト(図示しない)で取付けることにより、ブロック通路62を金型通路63に同軸上に連通させた冷却水通路である。
【0044】
ブロック61にOリング66を設けることにより、ブロック通路62と金型通路63との連結部を密閉することができる。
この第1冷却水通路60の右端(基端)60aを開口し、且つ第1冷却水通路60の左端(先端)60bを閉塞するように形成した。
【0045】
第2冷却水通路70は、第1冷却水通路60に略直交させた状態で金型本体52に形成した縦通路71と、サブ金型57に形成したサブ金型通路72とからなる。よって、金型本体52の嵌合凹部53にサブ金型57を嵌込むことにより、縦通路71にサブ金型通路72を同軸上に連通させて第2冷却水通路70を形成することができる。
【0046】
図6に戻って、金型本体52の嵌合凹部53の底部53aにOリング76を設けることにより、縦通路71とサブ金型通路72との連結部を密閉することができる。
この第2冷却水通路70の下端(基端)70aを第1冷却水通路60に開口し、且つ第2冷却水通路70の上端(先端)70bを閉塞するように形成し、閉塞した先端70bを、サブ金型57の冷却を必要とする箇所58(以下、「必要箇所」という)まで延ばした冷却水通路である。
【0047】
図7に示すように、第1仕切り部材80は、先端81aを第1冷却水通路60の先端60bまで延ばし、かつ所定間隔Lをおいて嵌合孔82・・・を備えた矩形状の第1プレート81と、この第1プレート81の基端81bに溶接した頭部83とからなる。
頭部83の外周を円形に形成し、この頭部83をブロック通路62の拡径部62aに嵌合した状態で頭部83をブロック61に溶接する。
【0048】
よって、右側壁55の凹部56にブロック61を嵌め込み、このブロック61をボルト(図示しない)で止めることにより、第1仕切り部材80の第1プレート81を第1冷却水通路60に差込んだ状態に配置することができる。
これにより、第1冷却水通路60を上側の通路と、下側の通路とに仕切ることができる。
【0049】
ここで、第1ブロック61に、上側の通路に連通する給水路61aを備えるとともに、下側の通路に連通する排水路61bを備える。よって、給水路61aに連通する上側の通路は第1往路64となり、排水路61bに連通する下側の通路は第1復路65となる。
なお、給水路61aには給水管91が接続され、排水路61bには排水管92が接続されている。
【0050】
図8は図7の8−8線断面図である。
第2仕切り部材85は、下端(基端)85aに突起86を備えるとともに、上端(先端)85bに通路溝87を備え、幅wを第2冷却水通路70の孔径dより僅かに小さくした略矩形状の第2プレートである。
【0051】
この第2プレート85は、基端85aの突起86を第1プレート81の嵌合孔82に嵌合するとともに、先端85bを第2冷却水通路70の先端70bに当接し、加えて、両側の側縁85c,85cを第2冷却水通路70の周壁70cで支えることにより、第2冷却水通路70に差込んだ状態に配置することができる。
これにより、第2冷却水通路70を右側の第2往路73と、左側の第2復路74(図1に示す)とに仕切ることができる。
【0052】
ここで、第1プレート81の嵌合孔82・・・及び第2プレート85の突起86で嵌合構造88を構成する。この嵌合構造88は、嵌合孔82・・・に突起86を嵌合することにより、第1プレート81と第2プレート85とが互に回転することを阻止することができる。
よって、第1プレート及び第2プレート85の向きを図示の位置に確実に配置することができる。
【0053】
以上述べたように、第1・第2冷却水通路60,70をそれぞれ第1・第2仕切り部材80,85で第1・第2往路64,73と第1・第2復路65,74とに仕切ることで、第1・第2冷却水通路60,70の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ鋳造金型51に、図15に示す給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、鋳造金型50を比較的コンパクトに形成することができる。
【0054】
また、第1・第2冷却水通路60,70をそれぞれ第1・第2仕切り部材80,85で第1・第2往路64,73と第1・第2復路65,74とに仕切ることで、冷却水の給水位置と排水位置とを鋳造金型51の同じ側に設けることができる。
【0055】
図9は本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の分解斜視図であり、ボルト59a及びボルト59b,59bを緩めてサブ金型57を金型本体52の嵌合凹部53から取り外し、第2冷却水通路70・・・(図6、図7参照)の縦通路71・・・を開口し、開口した縦通路71・・・から第2プレート85・・・を差込んで、第2プレート85・・・の突起86・・・(図6〜図8参照)を第1プレート81の嵌合孔82・・・に嵌合することにより、第2プレート85・・・をセットした状態を示す。
【0056】
次に、第2実施形態の金型冷却構造50を組付ける手順を図10に基づいて説明する。
図10(a)〜(c)は本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の組付け手順説明図である。
(a)において、第1仕切り部材80の第1プレート81を矢印▲5▼の如く第1冷却水通路60に差込むとともに、右側壁55の凹部56にブロック61を嵌め込み、このブロック61をボルト(図示しない)で止める。
【0057】
(b)において、第2冷却水通路70・・・(図6、図7に示す)の縦通路71・・・から第2プレート85・・・を矢印▲6▼の如く差込んで、第2プレート85・・・の突起86・・・を第1プレート81の嵌合孔82・・・に嵌合する。これにより、第2プレート85・・・を縦通路71・・・に立てた状態にセットする。
【0058】
(c)において、金型本体52の嵌合凹部53にサブ金型57を矢印▲7▼の如く嵌め込む。これにより、サブ金型57のサブ金型通路72・・・を第2プレート85・・・に嵌合させて、第2プレート85・・・を第2冷却水通路70・・・に配置することができる。
【0059】
よって、図1に示す金型冷却構造10のように、金型冷却構造10の下部に第2冷却水通路25に連通する受入凹部28、すなわち第2仕切り部材35を差込むための差込口を設けなくても、サブ金型57を金型本体52から外して第2仕切り部材(第2プレート)85・・・を第2冷却水通路70・・・に設けることができる。
このため、図1に示すように、第1冷却水通路60の下方にヒータ54・・・などを備えた場合でも、第2冷却水通路70・・・に第2プレート85・・・を設けることができる。
【0060】
次に、第2実施形態の金型冷却構造50の作用を図11に基づいて説明する。
図11は本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の作用説明図である。
冷却水を給水管91に矢印jの如く流すことにより、この冷却水を給水管91から給水路61aを経て矢印kの如く第1往路64に流す。第1往路64を流れた冷却水は矢印mの如く第2往路73に流れ、第2往路73の頂部まで流れた冷却水は矢印nの如く第2復路74に折返す。
【0061】
そして、第2復路74を流れた冷却水は第1往路64を経て矢印pの如く第2往路73に流れ、第2往路73の頂部まで流れた冷却水は矢印qの如く第2復路74に折返す。この冷却水は第1往路64を経て矢印rの如く第2往路73に流れ、第2往路73の頂部まで流れた冷却水は矢印sの如く第2復路74に折返した後、第1往路64に流れる。
【0062】
そして、第1往路64の先端で矢印tの如く第1復路65に折返し、第1復路65を流れた冷却水は矢印uの如く排水路61bを経て排水管92に流れる。
これにより、サブ金型57の必要箇所58・・・まで冷却水を流すことができるので、必要箇所58を効率よく冷却することができる。
【0063】
なお、前記実施形態では、本発明の構成を固定金型に採用した例について説明したが、これに限らないで可動金型に採用することも可能である。
また、前記実施形態では、キャビティ部の必要箇所を冷却する例について説明したが、湯道などのその他の部位を冷却することも可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成することで、冷却水通路の先端を必要箇所まで延ばすことができる。さらに、一方の仕切り部材に他方の仕切り部材の先端を嵌合させて、それぞれ仕切り部材の回転を阻止することで、第1・第2冷却水通路をそれぞれ第1・第2仕切り部材で往路と復路とに仕切ることができる。
よって、第1、第2の冷却水通路の往路と復路とに冷却水を循環させることができるので必要箇所まで冷却水を流すことができる。このため、金型の必要箇所を効率よく冷却することができる。
【0065】
加えて、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ金型に給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、金型を比較的コンパクトに形成することができるので設備費が嵩むことを防ぐことができる。
また、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の給水位置と排水位置とを金型の同じ側に設けることができる。
【0066】
請求項2は、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成することで、冷却水通路の先端をサブ金型の必要箇所まで延ばすことができる。さらに、一方の仕切り部材に他方の仕切り部材の先端を嵌合させて、それぞれ仕切り部材の回転を阻止することで、第1・第2冷却水通路をそれぞれ第1・第2仕切り部材で往路と復路とに仕切ることができる。
よって、第1、第2の冷却水通路の往路と復路とに冷却水を循環させることができるのでサブ金型の必要箇所まで冷却水を流すことができる。このため、サブ金型の必要箇所を効率よく冷却することができる。
【0067】
加えて、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の孔径を比較的小さく抑えることができ、かつ金型に給水路と排水路との2本の通路を備える必要はない。よって、金型を比較的コンパクトに形成することができるので設備費が嵩むことを防ぐことができる。
また、第1・第2冷却水通路をそれぞれ仕切り部材で往路と復路とに仕切ることで、冷却水通路の給水位置と排水位置とを金型の同じ側に設けることができる。
【0068】
さらに、サブ金型を金型本体から外すことにより、冷却水通路を開けることができる。よって、冷却水通路に仕切り部材を差込むための差込口を設けなくても、サブ金型を金型本体から外して仕切り部材を冷却水通路に設けることができる。このため、金型に備えたヒータ等が邪魔になって、仕切り部材を差込むための差込口を金型に形成することができない場合でも、冷却水通路に仕切り部材を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の断面図
【図2】本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の斜視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の組付け手順説明図
【図5】本発明に係る金型冷却構造(第1実施形態)の作用説明図
【図6】本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の断面図
【図7】本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の斜視図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の分解斜視図
【図10】本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の組付け手順説明図
【図11】本発明に係る金型冷却構造(第2実施形態)の作用説明図
【図12】従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図
【図13】従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図
【図14】従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図
【図15】従来の鋳造金型の冷却水通路を示す断面図
【符号の説明】
10,50…金型冷却水構造、11,51…鋳造金型、11b,57a…キャビティ部、14,58…必要箇所、15,60…第1冷却水通路、16…第1ブロック、17…ボルト(第1ボルト)、21,64…第1往路(往路)、22,65…第2復路(復路)、25,70…第2冷却水通路、26,73…第2往路(往路)、27,74…第2復路(復路)、30,80…第1仕切り部材、31a…第1プレートの先端、32…第1仕切り部材の突起、35,85…第2仕切り部材、37…第2仕切り部材の嵌合孔、40,88…嵌合構造、41…第2ブロック、43…ボルト(第2ボルト)、52…金型本体、57…サブ金型、70c…第2冷却水通路の周壁、82…第1仕切り部材の嵌合孔、85a…第2プレートの基端、85c…第2仕切り部材の両側部(両側の側部)、86…第2仕切り部材の突起。
Claims (2)
- 金型の必要箇所を冷却するために、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成した金型冷却水構造において、
前記第1冷却水通路を往路と復路とに仕切る第1仕切り部材の基端を第1ブロックに溶接し、
前記第1ブロックを前記金型に第1ボルトで止めることにより、前記第1仕切り部材を前記第1冷却水通路に介在させ、
前記第2冷却水通路を往路と復路とに仕切る第2仕切り部材の基端を第2ブロックに溶接し、
前記第2ブロックを前記金型に第2ボルトで止めることにより、前記第2仕切り部材を前記第2冷却水通路に介在させ、
前記第2仕切り部材の嵌合孔に前記第1仕切り部材の先端に形成した突起を嵌合させることにより、前記第1仕切り部材および前記第2仕切り部材の回転を阻止する構造にしたことを特徴とする金型冷却構造。 - 金型のキャビティ部の全て若しくは一部を金型本体から分割可能なサブ金型とし、このサブ金型の必要箇所を冷却するために、第1冷却水通路及び第2冷却水通路を互に直交するように構成し、前記第2冷却水通路を前記金型本体に形成した縦通路と、前記サブ金型に形成したサブ金型通路とで構成し、前記金型本体にサブ金型を嵌込むことにより、前記縦通路に前記サブ金型通路を同軸上に連通させて前記第2冷却水通路を形成可能な金型冷却水構造において、
前記第1冷却水通路を往路と復路とに仕切る第1仕切り部材を、第1冷却水通路に介在させ、
前記第2冷却水通路を往路と復路とに仕切る第2仕切り部材の基端に形成した突起を第1仕切り部材の嵌合孔に嵌合するとともに、第2仕切り部材の両側縁を第2冷却水通路の周壁で支えることにより、前記第2仕切り部材を第2冷却水通路に介在させ、
前記第2仕切り部材の前記突起を第1仕切り部材の前記嵌合孔に嵌合させることにより、第1仕切り部材および第2仕切り部材の回転を阻止する構造にしたことを特徴とする金型冷却構造。
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