JPS62144861A

JPS62144861A - 水冷式成形金型

Info

Publication number: JPS62144861A
Application number: JP28638385A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Shibata; 清柴田; Yuji Ohara; 裕二大原; Shuji Kobayashi; 修二小林; Masaaki Kurosawa; 正明黒澤; Shigeki Matsumoto; 茂樹松本
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-12-19
Filing date: 1985-12-19
Publication date: 1987-06-29
Also published as: JPH0561026B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ１発明の目的（１）産業上の利用分野本発明はダイキャスト等の鋳造装置に用いられる水冷式
成形金型に関するものである。

（２）従来の技術従来鋳造品を成形すべき成形金型に冷却水孔を設け、こ
の冷却水孔に冷却水をＶ＆環させることにより成形金型
を水冷して成形金型の初期温度を高温域に設定して溶湯
の流れ性、充填性を向上させるとともに溶湯の冷却、ａ
同速度をはやめるようにしたものは既に公知である。

（３）発明が解決しようとする問題点ところがたとえば内燃機関のシリンダブロックの如き複
雑な形状をしている物品を鋳造成形する場合には、その
鋳造品には厚肉部分と薄肉部分とが共存しているので、
かかる鋳造品を成形する成形金型の冷却条件は、厚肉部
分と薄肉部分の何れか一方に合わせるように設定してい
るが、その冷却条件を薄肉部分を成形する側に設定する
と、厚肉部分を成形する成形金型はオーバヒート傾向と
なり、また逆に冷却条件を厚肉部分を成形する側に設定
すると、薄肉部分に対応する成形金型の型温か必要以上
に下降して溶湯の充填性が低下するという問題がある。

そこで従来では冷却水の流量、冷却時間等をそれぞれ鋳
造品の形状に合わせて制御して前記問題に対処するよう
にしているが、前記制御が難しいばかりでなく高価な制
御装置が必要となるという別の問題がある。

本発明は上記に実情にかんがみてなされたもので、前記
問題をすべて解消した水冷式成形金型を提供することを
目的とするものである。

Ｂ０発明の構成（１１問題点を解決するための手段本発明によれば、前記目的達成のため、複数の成形金型
の組合せにより、薄肉部分と厚肉部分とを有する鋳造品
を得るためのキャビティを画成するようにした組合成形
金型において、前記成形金型の少なくとも一つは、キャ
ビティの一部を形成する成形面を有する成形ブロックと
、この成形ブロックの背面に一体に結合される給排水ブ
ロックとを備え、前記成形プロ、りには、その背面に開
口する複数の冷却水孔を設け、それらの冷却水孔のうち
鋳造品の薄肉部分に対応するものの内部には中空の断熱
管を装着し、一方曲記給排水プロ、・りには給水通路、
排水１ｆｆｌ路および該給水通路に連通ずる複数の冷却
水パイプを設＆Ｊ、これらの冷却水パイプを前記複数の
冷却水孔にそれぞれ遊挿し、前記冷却水パイプの先端を
前記冷却水孔内に開口するとともにその基端を前記排水
通路に連通ずる。

１２１作　用前記構成によれば、成形金型内で、鋳造品の厚肉部分に
対応する成形金型部分を強冷却し、またその薄肉部分に
対応する成形金型部分を弱冷却することができ、冷却水
の流量、冷却時間等の制御をせずとも成形金型全体を略
均−に冷却することができ、鋳造品質の一層の向上が図
れる。

（３）実施例以下１図面により本発明の一実施例について説明する。

第１図において、組立成形金型Ｍは、下金型Ｍｂ、左、
右側金型Ｍｓ、Ｍｓおよび上金型Ｍｕより構成されてお
り、それらによって鋳造品を成形するためのキャビティ
１がおよび該キャビティｌに通じる湯道２が画成される
。そしてこのキャビティｌ内には、通常のようにアルミ
合金用等の溶湯が加圧注湯され、これが冷却、凝固され
て鋳造品が得られる。

前記力、右側金型Ｍｓ、Ｍｓは、下金型Ｍｂおよび上金
型Ｍｕに対して左右に開閉自在な支持ブロック３の前面
に固設されており、前面にキャビティｌの形成面ををす
る成形ブロック４と、この成形ブロック４の背面に一体
に固設される給排水ブロック５とより構成されている。

前記力、右側金型Ｍｓ、Ｍｓには、これを水冷却するた
めの水冷装置Ｃがそれぞれ設けられるが、それらはいず
れも同一の構造を有するので、以下に左側金型ＭＳの水
冷装置Ｃについて説明する。

前記成形ブロック４には、複数の冷却水孔６゜〜６４が
上下に間隔を存して略水平に並設される。

冷却水孔６１〜６６は左側金型Ｍｓ、のキャビティｌの
形成面４ａ近くまで達してその先端が閉成され、またそ
の基端が成形ブロック３の背面に開口している。

成形ブロック３の背面に接合される給排水ブロック５に
は前記複数の冷却水孔６１〜６６と略直交して略鉛直な
給水通路７と排水通路８とが並設される。給、排水通路
７．８の先端は給排水ブロック５の下端近くで行止まり
になっており、またその基端は、給排水ブロック５の上
面に開口していてそれぞれ給、排水導管９．１０に接続
される。

給水導管９は図示しない給水ポンプに接続され、また排
水導管１０は図示しない水溜に連通される。

給排水ブロック５には、前記給、排水通路７．８に略直
交して、すなわち前記冷却水孔６６〜６６に略平行に、
該冷却水孔６６〜６６と同数の冷却水パイプ１１６〜１
１６が螺着され、それらの冷却水パイプ１１６〜１１６
はそれぞれ前記冷却水孔６Ｉ〜６６内に遊挿され、それ
らの先端は冷却水孔６１〜６６に連通され、またそれら
の基端は前記給水通路７に連通される。

前記複数の冷却水孔６６〜６ｈのうら鋳造品の薄肉部分
に対応する冷却水孔６６〜６６の内周壁には、第２図に
明瞭に示すように断熱管１２・・が密に装着される。こ
の断熱管１２・・の両端部外周と、冷却水孔６６〜６６
の内周壁間はＯリング１３．１３によってシールされる
。断熱管１２・・の先端は前記冷却水パイプ１１１〜１
１６の近くまで達しており、またその基端は成形ブロッ
ク４の背面と路面−である。

複数の冷却水孔６１〜６６の開口基端は、前記排水通路
８に連通されている。そして冷却水孔６、〜６にと排水
通路８の連通部の外周は、成形ブロック４と給排水ブロ
ック５との接合面間に介在されるＯリング１４によって
シールされている。

なお、図中１５は、キャビティｌ内に収容された側合型
Ｍｓ、Ｍｓによって支持される砂中子である。

次に本発明の実施例の作用について説明する。

いま下金型Ｍｂ、左、右側金型Ｍｓ、Ｍｓおよび上金型
Ｍｕをセットすれば、その内部にキャビティ１が画成さ
れ、該キャビティｌ内に通常のようにアルミ合金溶湯等
の溶湯を加圧注湯してシリンダブロック等の鋳造品を鋳
造成形することができる。

また図示しない給水ポンプより加圧冷却水を給水導管９
を通して給水通路７に圧送すれば、該冷却水は給水通路
７より複数の冷却水パイプＩＩ。

〜１１６に分配されて第２図矢印に示すように冷却水パ
イプ１１６〜１１７．の先端より冷８１水孔６１〜６ｂ
に流入し、Ｕターンしてそれらの内周壁に沿って流れ、
排水通路８を通って排出される。

ところで冷却水が冷却水孔６１〜６６を流れる間に測成
形金型Ｍ　ｓ　、は水冷却されるが、この場合鋳造品の
厚肉部分に対応する測成形金型ＭＳの一部分は冷却水孔
６１〜６３を流れる冷たい冷却水によって直接的に強冷
されて鋳造品の厚肉部分に対応するキャビティｌへ流れ
る’／Ｍ’Ｍの多い溶湯を能率良く冷却することができ
、一方鋳造品の薄肉部分に対応する測成形金型Ｍｓの他
部分は冷却水孔６４〜６６を流れる冷却水により断熱管
１２・・を介して間接的に弱冷されて鋳造品の薄肉部分
に対応するキャビティ１へ流れる流量の少ない溶湯を徐
冷することができ溶湯の流れ通路が狭くてもその流れ性
、充填性が高められる。

なお、断熱管１２の厚さ、長さ等は鋳造品の厚さ、形状
等を考慮して適宜に設定される。

以上の実施例では本発明装置を左、右側金型ＭＳ１１Ｍ
Ｓ２に実施した場合を説明したが、下金型Ｍｂ、上金型
Ｍｕにも実施できることは勿論である。

Ｃ１発明の効果以上の実施例により明らかなように、本発明によれば、
組合成形金型を構成する成形金型の少なくとも一つは、
キャビティの一部を形成する成形面を有する成形ブロッ
クと、この成形ブロックの背面に一体に結合される給排
水ブロックとを備え、前記成形ブロックには、その背面
に開口する複数の冷却水孔を設け、それらの冷却水孔の
うら鋳造品の薄肉部分に対応するものの内部には中空の
断熱管を装着し、一方前記給排水ブロックには給水通路
、排水通路および該給水通路に連通ずる複数の冷却水パ
イプを設け、これらの冷却水パイプを前記複数の冷却水
孔にそれぞれ遊挿し、前記冷却水パイプの先端を前記冷
却水孔内に開口するとともにその基端を前記排水通路に
連通したので、成形金型の初期温度を高温域に設定して
溶湯の流れ性、充填性を向上させると共に該溶湯の冷却
、凝固温度を短時間で行うことができ、鋳造品質の向上
と鋳造の能率化を図ることができ、特に厚さ変化の大き
い鋳造品では面倒な冷却水用や冷却時間の制御を行うこ
となく均一に冷却することができ、厚さ変化の大きい鋳
造品の品質の大幅な向上を図ることができ、しかも廉価
に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
水冷式成形金型を備えた＆、［１立成形金型の一部の縦
断面図、第２図は第１図の一部の拡大図で、ｂる。１・・・；トヤビテイ、４・・・成形ブロック、５・・
・給排水ブロック、６１〜６６・・・冷却水孔、７・・
・給水通路、８・・・排水通路、１１６、ＩＩ６・・・
冷却水パ・イブ、１２・・・１祈う九管

Claims

【特許請求の範囲】

複数の成形金型の組合せにより、薄肉部分と厚肉部分と
を有する鋳造品を得るためのキャビティ（１）を画成す
るようにした組合成形金型において、前記成形金型の少
なくとも一つは、キャビティの一部を形成する成形面（
４ａ）を有する成形ブロック（４）と、この成形ブロッ
ク（４）の背面に一体に結合される給排水ブロック（５
）とを備え、前記成形ブロック（４）には、その背面に
開口する複数の冷却水孔（６＿１〜６＿６）を設け、そ
れらの冷却水孔（６＿１〜６＿６）のうち鋳造品の薄肉
部分に対応するもの（６＿４〜６＿６）の内部には中空
の断熱管（１２・・）を装着し、一方前記給排水ブロッ
ク（５）には給水通路（７）、排水通路（８）および該
給水通路（７）に連通する複数の冷却水パイプ（１１＿
１〜１１＿６）を設け、これらの冷却水パイプ（１１＿
１〜１１＿６）を前記複数の冷却水孔（６＿１〜６＿６
）にそれぞれ遊挿し、前記冷却水パイプ（１１＿１〜１
１＿６）の先端を前記冷却水孔（６＿１〜６＿６）内に
開口するとともにその基端を前記排水通路（８）に連通
したことを特徴とする水冷式成形金型。