JP4648989B2 - 水圧式鱗取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水圧式鱗取り装置に関し、特に、高圧水の吹き付けによって魚表面の鱗を取り除く鱗取り装置に関するものである。
人手を要することなく大量処理できる魚の鱗取り装置として、噴射ノズルより噴射される高圧水の噴流を魚の表面に吹き付けることにより魚表面の鱗を取り除く水圧式の鱗取り装置が知られている。
従来の水圧式鱗取り装置は、上下あるいは左右に、各々、鱗取り対象の魚の最大幅に合わせて複数個の噴射ノズルを並べて配置し、各噴射ノズルより高圧水を一斉に噴射することにより、水流の壁(カーテン)を作り、魚を水流の壁を通過させることにより、魚の両面の鱗取りをワンパスで行うことができる。
鱗取りのためには高圧噴射が必要であるから、水圧式鱗取り装置では、噴霧広がり角が小さい噴射ノズルが用いられ、魚体に当たる噴霧束の直径は、3〜6cm程度である。鯛などの幅広の魚は、最大幅が20cm以上あるため、ワンパスで鱗取り処理するためには、片面で5〜6個の噴射ノズルを並べる必要がある。
従来の水圧式鱗取り装置では、鱗取り対象の魚の最大幅に合わせた数多くの噴射ノズルが必要であるため、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプの大容量化、個数増加が必要になり、それに伴い消費電力が大きくなる。このような従来装置では、18KW〜22KWの電気容量が必要である。また、数多くの噴射ノズルを用いるため、大量の水が必要となり、水の消費量も大きい。これらのことにより、従来の水圧式鱗取り装置はランニングコストが高いものになる。
また、従来の水圧式鱗取り装置では、大電力と大量の水が必要なために、特に、小規模、中規模の加工業者では、装置導入に際して、新たな受電設備、受水、水処理設備が必要になることがある。このため、導入コストが高く、導入のハードルが高いものなる。
本発明が解決しようとする課題は、高圧ポンプの大容量化、個数増加を必要とせず、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することである。
本発明による水圧式鱗取り装置は、噴射ノズルより噴射される高圧水の噴流を魚の表面に吹き付けることにより魚表面の鱗を取り除く水圧式鱗取り装置であって、揺動運動する揺動アームを有し、前記揺動アームの揺動部位に前記噴射ノズルが取り付けられている、あるいは、平行移動運動する平行リンク機構を有し、前記平行リンク機構の平行移動部位に前記噴射ノズルが取り付けられている、あるいは、回転運動を直線往復運動に変換する滑りクランク機構を有し、前記滑りクランク機構の直線往復運動部位に前記噴射ノズルが取り付けられている、あるいは、旋回運動する旋回アームを有し、前記旋回アームに前記噴射ノズルが取り付けられている。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、更に、前記噴射ノズルが、チルト機構によって上下方向に傾動可能である。
本発明による水圧式鱗取り装置は、更に好ましくは、前記噴射ノズルは、噴射孔が旋回移動する旋回ノズルにより構成されている。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、鱗取り対象の魚を保持する魚保持具と、前記魚保持具を、前記噴射ノズルが移動する一つの仮想平面と平行な平面において前記噴射ノズルの移動方向に交差する方向に移動可能に支持する魚保持具支持手段とを有する。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、前記魚保持具は、各々グリル部を有していて当該グリル部間に鱗取り対象の魚を挟み保持する下部グリル部材および上部グリル部材を有する。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、前記魚保持具は、各々グリル部を有していて当該グリル部間に鱗取り対象の魚を挟み保持する下部グリル部材および上部グリル部と、前記下部グリル部材と前記上部グリル部との連結体を反転可能に支持する支持枠部材とを有する。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、鱗取り対象の魚を保持し、前記噴射ノズルが移動する一つの仮想平面と平行な平面において前記噴射ノズルの移動方向に交差する方向に前記魚を搬送する無端式のコンベア装置を有する。
本発明による水圧式鱗取り装置は、好ましくは、鱗取り対象の魚を保持し、前記噴射ノズルが移動する一つの仮想平面と平行な平面において前記噴射ノズルの移動方向に交差する方向に前記魚を搬送する旋回テーブル装置を有する。
また、本発明による水圧式鱗取り装置は、鱗取り対象の魚を搬送するコンベア装置と、前記コンベア装置による前記魚の搬送方向を横切る方向に移動可能に設けられ、高圧水の噴流を魚の表面に吹き付ける噴射ノズルとを有する。
また、本発明による水圧式鱗取り装置は、噴射ノズルより噴射される高圧水の噴流を魚の表面に吹き付けることにより魚表面の鱗を取り除く水圧式鱗取り装置であって、前記噴射ノズルは、噴射孔が旋回移動する旋回ノズルにより構成されている。
本発明による水圧式鱗取り装置によれば、噴射ノズルが円弧移動あるいは直線移動するから、噴射ノズルが定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射する。これにより、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになる。
これにより、噴射ノズルの必要個数を削減でき、このことに応じて噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプの容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例1を示す側面図。 図1の線II−IIに沿った断面図。 実施例1による水圧式鱗取り装置のノズル揺動機構の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の魚保持具および魚保持具支持機構の一つの実施例の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の魚保持具の一つの実施例の概要を示す分解斜視図。 (a)は本発明による水圧式鱗取り装置に用いられる旋回型噴射ノズルの一つの実施例を示す断面図、(b)は図6(a)のA矢視図。 本発明による水圧式鱗取り装置に用いられる旋回型噴射ノズルの他の実施例を示す断面図。 本発明による水圧式鱗取り装置における高圧水供給系の一つの実施例を示す回路図。 本発明による水圧式鱗取り装置の魚保持具および魚保持具支持機構の他の実施例の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の実施例2の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の実施例3の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の実施例4の概要を示す側面図。 本発明による水圧式鱗取り装置の実施例5の概要を示す斜視図。 本発明による水圧式鱗取り装置の実施例6の概要を示す斜視図。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例1(基本構成)を、図1〜図5を参照して説明する。
本実施例による水圧式鱗取り装置は、左右の側板13と、左右の側板13間に掛け渡されてこれらに固定された上板15、下板16、ポンプ載置板17とを含み、これらによって機枠11を構成されている。
上板15と下板16は、所定の間隔をおいて上下に相対向して水平に配置されている。上板15には鉛直軸線による枢軸19によって上部揺動アーム21が、下板16には鉛直軸線による枢軸23によって下部揺動アーム25が各々が鉛直軸線周りに揺動(回動)可能に取り付けられている。
上部揺動アーム21、下部揺動アーム25は、各々、アーム長手方向の中間部を枢軸19、23によって上板15、下板17より回動可能に支持されている。上部揺動アーム21、下部揺動アーム25の先端部、つまり揺動部位には、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が各々取り付けられている。これにより、上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33は、各々仮想水平面において揺動移動する。
上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33は、可撓性ホース35によって高圧ポンプ37に接続され、高圧ポンプ37より供給される高圧水を、各々、一つの噴霧主軸31A、33Aを中心とした所定広がり角による円錐状の噴霧束をもって前方へ噴射する。
噴霧主軸31A、33Aは、鱗取り対象の魚の水平搬送面Fに対して傾斜角θa、θbをもって傾斜している。傾斜角θa、θbは、90度〜30度程度で、魚の種類、噴射圧等に応じて最適値(例えば、60度程度)に設定されればよい。水平搬送面Fについては後述する。
高圧ポンプ37は、電動式のものであって、ポンプ載置板17上に固定配置され、水道管または受水設備に接続されてこれらよりの水を高圧加圧する。
上部揺動アーム21、下部揺動アーム25の後端部には、各々、ピン41、43によって上部連結リング45、下部連結リング47が連結されている。上部連結リング45、下部連結リング47は、上部揺動アーム21、下部揺動アーム25は、アーム長手方向に直交する方向に水平に延在しており、先端部を同期連結ロッド49によって互いに連結されている。
これにより、上部揺動アーム21と下部揺動アーム25は、互いに駆動連結され、枢軸19、23を中心として一体的に揺動する。つまり、上部揺動アーム21と下部揺動アーム25とは、同じ方向に同じ回動角だけ同時に往復回動する。
なお、上部揺動アーム21と下部揺動アーム25は、上下独立駆動等によって互いに逆方向に揺動してもよい。また、下部揺動アーム25は、リフト機構によって上下の配置位置を変更できるようになっていてよい。
上板15にはアーム駆動用の電動モータ51が取り付けられている。電動モータ51の出力軸53には回転円盤55が取り付けられている。回転円盤55には当該回転円盤55の回転中心より偏倚した位置に偏心ピン57が取り付けられている。
上部揺動アーム21の後端近傍部にはアーム長手方向に長い長孔59が形成されている。長孔59には偏心ピン57が係合している。
この機構では、電動モータ51が回転すると、偏心ピン57が偏心量を半径として出力軸53を中心とした円弧軌跡を描きながら長孔51内を往復移動する。これにより、上部揺動アーム21が枢軸19を中心として所定角度(揺動角)θcをもって水平搬送面Fと平行な一つの仮想平面上に往復回動、つまり揺動する。上部揺動アーム21と下部揺動アーム25とは、前述の如く、互いに駆動連結されているから、下部揺動アーム25は上部揺動アーム21の揺動に同期して揺動する。
機枠11には、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が揺動移動する仮想水平面と平行な水平面において、これら噴射ノズルの揺動移動方向に交差する方向(図1で見て左右方向)に、魚保持具101を移動可能に支持する魚保持具支持機構61が組み込まれている。
ここで、魚保持具支持機構61の説明に先立って、魚保持具101の構成を、図4、図5を用いて説明する。魚保持具101は、下部グリル部材103と、下部グリル部材103上に配置される上部グリル部材115とを有する。
下部グリル部材103は、長方形状の枠体105と、枠体105の内側に設けられて鱗取り対象の魚を載置されるグリル部107と、枠体105の左右両側に各々固定されたガイドレール部材109と、枠体105の一方の端部に取り付けられた送り操作用ハンドル部111とを有する。
グリル部107は、噴流水が良好に通過し、水が溜まらない構造であればよく、枠体105の長手方向、つまり、魚保持具101の送り方向Xに等間隔をおいて配置されたグリル棒113により構成されている。グリル棒113は、金属製のもの以外に、ゴムロープ、伸縮性を有する樹脂ロープなど、載置される魚の膨らみに応じて弾性変形するものであることが好ましい。本実施例では、グリル棒113として、交換容易性を考慮してゴムバンドが用いられている。
上部グリル部材115は、長方形状の枠体117と、枠体117の内側に設けられたグリル部119とを有し、枠体117の送り込み方向進みの端部を枠体105の他方の端部(送り込み方向進みの端部)に跳ね上げ可能に連結されている。
枠体105と枠体117との連結は、枠体105の送り込み方向進みの端部(前端)に形成されたブラケット121の丸孔123と、枠体117の送り込み方向進みの端部(前端)に形成されたブラケット125の上下方向に長い長孔127とに軸部材(ボルト)129とを通すことにより、枠体117が枠体105に対して浮き上がり可能で、且つ跳ね上げ方向に回動可能に行われている。
鱗取り対象の魚の水平搬送面Fは、魚保持具101に保持された魚が魚保持具101の送り方向Xの移動によって水平移動する水平面であり、この水平面は枠体105と枠体117との接合面と同一の水平面であると云える。
つぎに、魚保持具支持機構61について、図4を用いて説明する。魚保持具支持機構61は、魚保持具101を水平な送り方向Xの移動を案内するものであり、魚保持具101の左右両側のガイドレール109と係合するガイドローラ63を有する。ガイドローラ63は、左右のもので個別の支持板65に回転可能に取り付けられ、ガイドレール109を上下に挟むべく上下に対をなすものが、左右のもので各々、送り方向Xに所定間隔をおいて複数組、本実施例では2組、設けられている。
これにより、ガイドローラ63は、魚保持具101を水平に保持し、当該魚保持具101の水平な送り方向Xの移動を案内する。そして、上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33は、送り方向Xを横切る方向に揺動する。
左右の支持板65は、各々、連結部材67によって左右の上下軸体69に固定連結されている。上下軸体69は、各々、上下の軸受部材71、73によって機枠11より上下動可能に支持されている。左右の上下軸体69は、下端部において横連結部材75によって互いに連結されている。横連結部材75にはナット部材77が固定装着されている。横連結部材75の下方には上下動用電動モータ79が固定配置されている。上下動用電動モータ79の出力軸81にはねじ軸83が同軸連結されており、ねじ軸83はナット部材77にねじ係合している。
これにより、上下動用電動モータ79が駆動されると、横連結部材75、上下軸体69と共に左右の支持板65が、同量、上下移動し、ガイドローラ63による魚保持具101の水平保持高さが変更(調節)される。
魚保持具101の上側の枠体117の左右上縁には、各々、開放用カムレバー133が一体的に形成されている。図4では図示を省略しているが、左右の支持板65には、ピンあるいはローラによるカム作用部材85(図1参照)が取り付けられている。
魚保持具101が機枠11より手前(図1で右側)に引き出されると、図1に仮想線によって示されているように、開放用カムレバー133がカム作用ピン85に係合することにより、上部グリル部材115が軸体29を中心として回動して跳ね上がり、下部グリル部材103のグリル部107上に鱗取り対象の魚を載置できる状態になる。
高圧ポンプ37、電動モータ51の駆動、停止は、魚保持具10の前後位置(図1で見て左右方向の位置)に応じて自動的に行われてよく、この制御は、魚保持具10の前後位置に応じてオン・オフするようなリミットスイッチ(図示省略)により行うことができる。
図1に仮想線により示されているように、魚保持具101が機枠11より手前に引き出された魚投入位置にある場合には、高圧ポンプ37、電動モータ51の駆動が停止される。
魚投入位置にあって、上部グリル部材115が跳ね上がった状態にある魚保持具101の下部グリル部材103のグリル部107上に鱗取り対象の魚を載せ、その後、送り操作用ハンドル部111を手で握って魚保持具101を前方へ押し込むと、魚保持具101はガイドレール109とガイドローラ63との係合によって案内されて水平な送り方向Xに前進する。
魚保持具101が送り方向Xに前進すると、開放用カムレバー133がカム作用ピン85との係合より離脱し、図1に実線によって示されているように、上部グリル部材115が下部グリル部材103上に重なる閉じ状態になる。これにより、グリル部107上の魚は、下側のグリル部107のグリル棒113と上側のグリル部119のグリル棒31とに挟まれて保持される。
グリル棒113、131がゴムバンド等、弾力性がある部材によって構成されていれば、グリル棒113、131が魚体の膨らみに倣って弾性変形し、グリル棒113、131による魚の挟み込み保持が、魚体をしなやかに包み込むように行われる。
魚保持具101の前進移動によって魚保持具101に保持されている魚は、水平搬送面Fに沿って移動する。この前進移動によって魚保持具101が魚投入位置より離れると、高圧ポンプ37が駆動されて上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33の各々より高圧水が噴射される。また、電動モータ51が駆動され、上部揺動アーム21、下部揺動アーム25が、各々、枢軸19、23を中心として揺動角θcをもって水平搬送面Fと平行な仮想平面上を、魚保持具101の送り方向Xを横切る方向に揺動する。
これにより、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33は、各々、水平搬送面Fと平行な仮想平面上を、魚保持具101の送り方向Xを横切る方向に揺動しながら高圧水を魚保持具101の上下両面に吹き付ける。高圧水は、隣接するグリル棒113、131の間に位置する魚体表面に当たり、水圧、振動によって魚体表面の鱗が除去される。
グリル棒113、131がゴムバンド等、弾力性がある部材によって構成されていれば、グリル棒113、131に高圧水が当たることによってグリル棒113、131が弾性変形して揺れ動き、グリル棒113、131が当たっていた部位の鱗も除去される。
この高圧水が魚表面に当たる部位は、揺動角θcによる上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33の揺動移動によって拡大され、揺動角θcの設定によって上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33の揺動移動幅を、鱗取り対象の魚の最大幅に合わせることにより、上下一つずつの上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33であっても、水平搬送面Fに沿って移動する鰺や鯛等の魚の鱗取りをワンパスで行えるようになる。
このように、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が、魚保持具101の送り方向Xを横切る方向に揺動移動、つまり円弧移動することにより、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。
上下動用電動モータ79によって左右の支持板65の上下方向の配置位置を変更することにより、魚保持具101の水平搬送面Fの高さ位置、つまり、魚保持具101のパス高さを上部噴射ノズル31に対して変更できる。これにより、上部噴射ノズル31より魚保持具101に保持されている魚表面に至る噴射距離を調節することができる。
この噴射距離の調節によって、魚表面に当たる噴流の強さ、噴霧束の大きいを調整することができる。
リフト機構によって下部揺動アーム25の上下配置位置を変更できる場合には、下部揺動アーム25の上下配置位置の変更によって下部噴射ノズル33より魚保持具101に保持されている魚表面に至る噴射距離も調節することができる。
上述の鱗取り処理では、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が魚保持具101の送り方向Xを横切る方向に揺動するから、鱗の取り残しが生じないよう、上部揺動アーム21、下部揺動アーム25の揺動速度に対して、魚保持具101の送り方向Xの送り速度を調整する必要があり、魚保持具101の送り方向Xの送り速度は遅い方がよい。
上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33として、図6に示されているような旋回型の噴射ノズル141を用いることができる。旋回型噴射ノズル141は、旋回中心軸体143を有するノズル本体145と、旋回中心軸体143に当該軸体の中心軸線周りに回転可能に取り付けられた旋回ノズルヘッド147とを有する。
旋回ノズルヘッド147には管状のノズル部材149が旋回ノズルヘッド147の旋回方向に傾斜して取り付けられている。これにより、ノズル部材149によって構成される噴射孔151は、旋回ノズルヘッド147の旋回中心より偏心した位置において、旋回ノズルヘッド147の旋回方向に傾斜した方向に開口している。
ノズル本体145には高圧ポンプ37よりの可撓性ホース35を接続されるニップル153が連結されている。ノズル本体145、旋回ノズルヘッド147には、ニップル153の水通路155より噴射孔151へ高圧水を連続供給するための水通路157、158、159、160が形成されている。
旋回型噴射ノズル141は、ニップル153の水通路155より噴射孔151へ高圧水が供給され、噴射孔151より高圧水が噴射されることにより、水圧、噴射反力によって旋回ノズルヘッド147が旋回中心軸体143の中心軸線周りに回転する。
これにより、旋回型噴射ノズル141によって構成された上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33は、揺動しながら旋回して高圧水を噴射することにより、旋回半径に従った大きい丸い噴霧束を作るようになる。
これにより、魚保持具101の送り方向Xの送り速度を速めても、鱗の取り残しが生じなくなる。
なお、旋回型噴射ノズル141は、図7に示されているように、電動式、水圧式、空気圧式等のロータリアクチュエータ142によって旋回ノズルヘッド147が旋回駆動されるものであってもよい。
図8に示されているように、高圧ポンプ35からの高圧水の供給路の途中に切換弁38を設け、切換弁38によって、上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33の双方に高圧水を供給するモードと、上部噴射ノズル31にのみ高圧水を供給するモードと、下部噴射ノズル33にのみ高圧水を供給するモードとを切り替えてもよい。
この場合、上部噴射ノズル31にのみ高圧水を供給するモードと、下部噴射ノズル33にのみ高圧水を供給するモードとを使用することにより、一匹の魚の鱗取りを片面ずつ行うことで、ツーパスになるが、高圧ポンプ37の必要容量を低減することができ、100V電源の簡易型の水圧式鱗取り装置を構築することができる。本実施例では、電気容量は1.5KW程度で、水使用量は6リットル程度でよい。
図8は、魚保持具101の他の実施例を示している。なお、図8において、図4、図5に対応する部分は、図4、図5に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施例では、長方形状の外枠102が設けられており、外枠102の左右両側部分がガイドレール部材109になっている。
外枠102は、枠内に、水平面で見て送り方向Xと同方向に軸線を有する回転軸104によって下部グリル部材103と上部グリル部材115との組立体を上下反転可能に支持されている。回転軸104には反転操作のためのハンドル106が連結されている。
本実施例による魚保持具101の使用では、上部噴射ノズル31だけを設け、下部グリル部材103と上部グリル部材115との組立体を上下反転することにより、一匹の魚の鱗取りを片面ずつ行う。
これにより、簡易型の水圧式鱗取り装置において、噴射ノズルの個数削減を図ることができる。
本実施例では、近接スイッチ98が反応するドグ板108が外枠102に設けられている。近接スイッチ98は、ドグ板108に反応することにより、魚保持具101が魚投入位置にあることを検出する。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例2を、図10を参照して説明する。なお、図10において、図1〜図3に対応する部分は、図1〜図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施例では、各々一端を枢軸171、173によって上板15に枢動可能に連結された二つのリンク要素175、177と、リンク要素175、177の他端に各々枢軸179、181によって連結された上部ノズル支持板183によって上部平行リンク機構170が構成されている。
上部ノズル支持板183にはブラケット185によって上部噴射ノズル31が水平軸線周りに回動可能に取り付けられている。つまり、上部噴射ノズル31は、チルト機構によって上下方向に傾動可能になっている。このチルト機構にはチルト駆動用電動モータ187が取り付けられており、チルト駆動用電動モータ187によって上部噴射ノズル31のチルト調節を電動式に行えるようになっている。
また、各々一端を枢軸191、193によって下板16に枢動可能に連結された二つのリンク要素195、197と、リンク要素195、197の他端に各々枢軸199、201によって連結された下部ノズル支持板203によって下部平行リンク機構190が構成されている。
下部ノズル支持板203にはブラケット205によって下部噴射ノズル33が水平軸線周りに回動可能に取り付けられている。つまり、下部噴射ノズル33も、チルト機構によって上下方向に傾動可能になっている。このチルト機構にはチルト駆動用電動モータ207が取り付けられており、チルト駆動用電動モータ207によって下部噴射ノズル33のチルト調節を電動式に行えるようになっている。
このようにして、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が、各々、上部平行リンク機構170、下部平行リンク機構190の平行移動部位に取り付けられている。
上部平行リンク機構170と下部平行リンク機構190とは、リンク要素209、211、上部軸受212と下部軸受214とにより回転可能に支持された同期連結ロッド213、リンク要素215、217によって互いに駆動連結されている。
リンク要素215、217は、リンク要素225によって偏心アーム223に枢動可能に連結されている。偏心アーム223は、電動モータ219の出力軸221に連結され、電動モータ219によって回転駆動される。
上部平行リンク機構170、下部平行リンク機構190は、電動モータ219によって同期駆動され、上部平行リンク機構170、下部平行リンク機構190の同期駆動によって、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が、水平面で見て魚保持具101の送り方向Xに直交する横方向Yに互いに同期して、向きを変えることなく直線的に往復移動する。
なお、上部平行リンク機構170、下部平行リンク機構190による上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33の同期平行移動は、同相(同方向移動)で行われても、逆相(逆方向移動)で行われてもよい。
これにより、本実施例においても、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。
また、本実施例では、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33のチルトによって、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33の水平搬送面Fに対する傾斜角θa、θbを変更することができる。
なお、本実施例では、下部噴射ノズル33を含む下部平行リンク機構190の全体が適当なリフト機構によって上下の配置位置を変更できるようになっていてよい。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例3を、図11を参照して説明する。なお、図11において、図1〜図3に対応する部分は、図1〜図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施例は、回転運動を直線往復運動に変換する上部滑りクランク機構230と下部滑りクランク機構240を有している。
上部滑りクランク機構230は上部スライダ231を有する。上部スライダ231は、固定配置の上部ローラ支持板233に回転可能に取り付けられたローラ235に案内されて水平面で見て魚保持具101の送り方向Xに直交する横方向Yに直線往復移動可能になっている。
上部スライダ231は上部滑りクランク機構230の直線往復運動部材であり、上部スライダ231の先端部(一端部)に、ブラケット185によって上部噴射ノズル31が水平軸線周りに回動可能に取り付けられている。本実施例でも、上部噴射ノズル31は、チルト機構によって上下方向に傾動可能になっており、チルト駆動用電動モータ187によって上部噴射ノズル31のチルト調節を電動式に行えるようになっている。
下部滑りクランク機構240は下部スライダ241を有する。下部スライダ241は、固定配置の上部ローラ支持板243に回転可能に取り付けられたローラ245に案内されて水平面で見て魚保持具101の送り方向Xに直交する横方向Yに直線往復移動可能になっている。
下部スライダ241は下部滑りクランク機構240の直線往復運動部材であり、下部スライダ241の先端部(一端部)に、ブラケット205によって下部噴射ノズル33が水平軸線周りに回動可能に取り付けられている。本実施例でも、下部噴射ノズル33は、チルト機構によって上下方向に傾動可能になっており、チルト駆動用電動モータ207によって下部噴射ノズル33のチルト調節を電動式に行えるようになっている。
上部軸受251と下部軸受253とにより回転可能に支持された鉛直な同期連結軸255が設けられている。同期連結軸255の上下の端部には各々上部クランクアーム237と下部クランクアーム247が取り付けられている。上部クランクアーム237はリンク要素239によって上部スライダ231の他端部に枢動連結されている。下部クランクアーム247はリンク要素249によって下部スライダ241の他端部に枢動連結されている。
同期連結軸255は、プーリ257、無端ベルト259、プーリ261によって電動モータ263の出力軸265と駆動連結され、電動モータ263によって回転駆動される。
これにより、電動モータ263によって同期連結軸255が回転駆動されると、上部スライダ231と下部スライダ241は互いに同期して横方向Yに直線往復移動し、上部スライダ231、下部スライダ241に取り付けられている上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33も互いに同期して横方向Yに直線往復移動する。
なお、上部滑りクランク機構230、下部滑りクランク機構240による上部噴射ノズル31と下部噴射ノズル33の同期平行移動は、同相(同方向移動)で行われても、逆相(逆方向移動)で行われてもよい。
本実施例においても、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。本実施例では、電気容量は3KW程度で、水使用量は10〜12リットル程度でよい。
なお、本実施例では、下部噴射ノズル33を含む下部滑りクランク機構240の全体が適当なリフト機構によって上下の配置位置を変更できるようになっていてよい。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例4を、図12を参照して説明する。
本実施例では、鱗取り対象の魚を搬送するための無端式の下部コンベア装置270と上部コンベア装置290とが設けられている。
下部コンベア装置270は、ローラ271、273、275、277間に掛け渡された無端搬送ベルト279を有する。無端搬送ベルト279は、魚保持具101のグリル部107、119と同様のグリル構造のものであってよい。下部コンベア装置270は、ベルト掛け281による下部搬送用電動モータ283によって駆動される。
上部コンベア装置290は、ローラ291、293、295、297間に掛け渡された無端搬送ベルト299を有する。無端搬送ベルト299も、魚保持具101のグリル部107、119と同様のグリル構造のものであってよい。上部コンベア装置270は、ベルト掛け301による上部搬送用電動モータ303によって駆動される。
無端搬送ベルト279、299は、各々、ローラ271、277間、ローラ295、297間に、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が移動する仮想平面と平行な平面においてこれら噴射ノズルの移動方向に交差する方向、つまり、送り方向Xと同方向に水平に延在する下部水平パス部280、上部水平パス部300を構成している。
下部水平パス部280と上部水平パス部300は、上下に小さい間隔(鱗取り対象り魚の最大厚み部分の寸法より少し小さい寸法)をおいて互いに対向し、鱗取り対象り魚を挟んで、図12で見て右方より左方へ搬送するようになっている。
本実施例では、下部コンベア装置270と上部コンベア装置290とで鱗取り対象り魚を自動搬送しつつ、水平面で見てその搬送方向に実質的に直交する方向、つまり、搬送方向を横切る方向に揺動する上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33より高圧水噴射によって、表裏の鱗取りが行われる。
したがって、本実施例においても、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。本実施例でも、電気容量は3KW程度で、水使用量は10〜12リットル程度でよい。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例5を、図13を参照して説明する。
本実施例では、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が移動する一つの仮想平面と平行な平面において、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33の揺動方向(移動方向)に交差する方向に、鱗取り対象の魚を搬送する電動式の旋回テーブル装置310が設けられている。
旋回テーブル装置310の魚搬送載置部分は、魚保持具101のグリル部107、119と同様のグリル構造のものであってよい。
本実施例では、旋回テーブル装置310によって鱗取り対象の魚を自動搬送しつつ、水平面で見てその搬送方向(旋回方向)に実質的に直交する方向、つまり、搬送方向を横切る方向に揺動する上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33より高圧水噴射によって、表裏の鱗取りが行われる。
したがって、本実施例においても、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。本実施例では、電気容量は3KW程度で、水使用量は10〜12リットル程度でよい。
本発明による水圧式鱗取り装置の実施例6を、図14を参照して説明する。
本実施例では、電動モータ320、322によって回転駆動される上部回転軸324、下部回転軸326に、上部旋回アーム328、下部旋回アーム340が取り付けられている。
上部旋回アーム328、下部旋回アーム340は、各々、上部回転軸324、下部回転軸326の回転により、これら回転軸324、326の中心軸線周りに旋回運動(円運動)する。上部旋回アーム328、下部旋回アーム340の先端部には、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が取り付けられている。
鱗取り対象の魚はコンベア342により搬送され、この搬送状態で、上部回転軸324、下部回転軸326の回転駆動されることにより、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が、鱗取り対象の魚の搬送方向を横切る方向を成分を含んで旋回移動する。
したがって、本実施例においても、上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33が定位置配置で動かない場合に比して、一つの噴射ノズルが広域に亘って高圧水の噴射するようになり、一つの噴射ノズルによって魚表面の鱗の除去が広域に亘って行われるようになり、噴射ノズルの必要個数を削減できる。このことにより、噴射ノズルに高圧水を供給する高圧ポンプ37の容量を低減でき、少ない消費電力、少ない水消費のもとに、効率よく魚の鱗を除去することができる。
上部噴射ノズル31、下部噴射ノズル33の旋回は、図6、図7に示されている旋回型の噴射ノズルの使用によっても実現できるが、旋回アームが用いられることにより、旋回半径を大きくとることができる。
なお、上述の実施例では、鱗取り対象の魚が送り移動するが、鱗取り対象の魚は移動せず、噴射ノズルが鱗取り対象の魚の送り移動と同方向に移動する構成であってもよい。
11 機枠
21 上部揺動アーム
25 下部揺動アーム
31 上部噴射ノズル
33 下部噴射ノズル
37 高圧ポンプ
45 上部連結リング
47 下部連結リング
49 連結ロッド
51 電動モータ
55 回転円盤
57 偏心ピン
61 魚保持具支持機構
63 ガイドローラ
101 魚保持具
103 下部グリル部材
109 ガイドレール
115 上部グリル部材
141 旋回型噴射ノズル
170 上部平行リンク機構
187 チルト駆動用電動モータ
190 上部平行リンク機構
207 チルト駆動用電動モータ
219 電動モータ
230 上部滑りクランク機構
240 下部滑りクランク機構
263 電動モータ
270 下部コンベア装置
290 上部コンベア装置
310 旋回テーブル装置
328 上部旋回アーム
340 下部旋回アーム

Claims (1)

  1. 高圧水の噴流を魚の表面に吹き付けることにより魚表面の鱗を取り除く水圧式鱗取り装置であって、
    鱗取り対象の魚を保持する魚保持具と、
    前記魚保持具を移動可能に支持する魚保持具支持手段と、
    前記魚保持具の移動による前記魚の搬送方向と交差し且つ搬送面を横切る方向に揺動運動する揺動アームと、
    前記揺動アームの揺動部位に、チルト機構によって上下方向に傾動可能に取り付けられ、高圧水の噴流を魚の表面に吹き付ける噴射ノズルとを有し、
    前記噴射ノズルは、噴射孔が旋回移動する旋回ノズルにより構成され、
    前記魚保持具は、各々グリル部を有していて当該グリル部間に鱗取り対象の魚を挟み保持する下部グリル部材および上部グリル部と、前記下部グリル部材と前記上部グリル部との連結体を反転可能に支持する支持枠部材とを有する水圧式鱗取り装置。
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