JP2016086693A - 貝洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない水量で貝を効率よく洗浄することができる貝洗浄装置を提供する。
【解決手段】複数のノズル14A,14B,14C,14D,14E,14Fは、貝を含む洗浄対象物が載置される網目状のネット13Aの異なる位置に、2以上の方向から高圧水を旋回させながら噴射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、貝洗浄装置に関する。
特許文献1には、噴射面が平面状である高圧水又はカーテン状の噴射水をネット上の食品に噴射して、食品を洗浄する食品洗浄装置が開示されている。
特開2001−314179号公報
特許文献1に記載の発明の食品洗浄装置は、高圧水の噴射面を平面状とするため、使用する水が大量となってしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、少ない水量で貝を効率よく洗浄することができる貝洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る貝洗浄装置は、例えば、貝を含む洗浄対象物が載置される網目状のネットと、前記ネットを移動させる移動部と、を有する搬送部と、前記ネット上の複数の位置に複数の方向から、高圧水を旋回させながら噴射する複数のノズルと、前記複数のノズルへ前記高圧水を供給する容積式ポンプと、前記複数のノズルへ高圧水を供給するポンプと、を有する水噴射部と、前記搬送部と、前記水噴射部とが設けられ、移動可能に構成されたフレームと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る貝洗浄装置によれば、複数のノズルは、貝を含む洗浄対象物が載置される網目状のネットの異なる位置に、2以上の方向から水を旋回させながら噴射する。水を旋回させながら噴射することにより、洗浄対象物の表層にある汚れ、汚泥、藻等を、少ない水量で効率よく除去することができる。また、2以上の方向から水を噴射することで、効率よく汚れを落とすことができる。その結果、ポンプ等の数を減らし、装置を小型化することができる。さらに、水量を減らすことでポンプを減らし、室内使用に耐えられるように、装置を小型化することができる。装置を小型化することで、フレームの移動が容易となる。なお、容積式ポンプによりノズルへ高圧水を供給してもよい。
ここで、前記複数のノズルは、前記複数のノズルのそれぞれから噴射される高圧水の中心軸が交差しない位置に設けられてもよい。これにより、広範囲に水を噴射することができる。
ここで、前記複数のノズルのうちの第1のノズルは、前記ネットの下方に、前記中心軸と水平方向との角度が略42度から略45度の範囲内となるように設けられ、前記複数のノズルのうちの前記第1のノズル以外の第2のノズルは、前記ネットの上方に、前記中心軸と水平方向との角度が略30度から略50度の範囲内となるように設けられてもよい。これにより、汚れを落としつつ、広い範囲に高圧水を噴出することができる。
ここで、前記フレームには、前記ネットの略上側に配置され、前記洗浄対象物が通過する開口部が形成された外壁と、前記外壁の内側に設けられ、前記洗浄対象物が通過する開口部が形成された内壁と、前記ネットの略下側に配置され、前記外壁及び前記内壁に設けられた水受けパンと、を有する略箱状の本体が設けられ、前記外壁及び内壁には、可撓性を有する板材で形成されたカバーが前記開口部を覆うように設けられ、前記搬送部は、前記洗浄対象物により前記カバーを変形させて、前記開口部から前記洗浄対象物を前記本体の内部に搬送し、前記複数のノズルは前記内壁の内部に設けられてもよい。これにより、本体を略密封し、本体から霧状の水が漏れないようにすることができる。その結果、貝洗浄装置を室内で使用することができる。
本発明によれば、少ない水量で貝を効率よく洗浄することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る貝洗浄装置1の概略を示す要部透視図(正面図)の一例である。 貝洗浄装置1の概略を示す要部透視図(側面図)の一例である。 装置本体11の要部透視図である。 ノズル14の配置を示す模式図であり、(A)は、正面から見た図であり、(B)は側面から見た図である。 ノズル14の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1、2は、本発明の一例である貝洗浄装置1の概略を示す要部透視図の一例である。図1は正面図であり、図2は側面図である。貝洗浄装置1は、主として、ベース10と、装置本体11と、排水口12と、コンベア13と、ノズル14(14は、14A、14B、14C、14D、14E、14Fを含む概念である。以下同じ。)と、プランジャーポンプ15と、ポンプ用モータ16と、制御装置20と、を有する。
ベース10は、貝洗浄装置1全体が設けられる土台である。ベース10には、貝洗浄装置1を構成する略全ての部材が設けられる。本実施の形態では、主として、装置本体11と、コンベア13と、プランジャーポンプ15と、ポンプ用モータ16と、制御装置20と、がベース10に設けられる。また、ベース10の底部には、キャスター10aが設けられる。これにより、ベース10、すなわち貝洗浄装置1全体を移動させることができる。なお、ベース10の幅(x方向の長さ)は略1100mmであり、ベース10の長さ(y方向の長さ)は略2000mmであるため、十分に移動可能である。
装置本体11は、略箱状の部材である。装置本体11の幅(x方向の長さ)は略500mmであり、装置本体11の長さ(y方向の長さ)は略1000mmである。装置本体11の−y側及び+y側の側面には、略矩形形状の孔である投入口11a及び排出口11b(図1では図示せず、図2参照)が形成される。投入口11a及び排出口11bは、略同一形状である。投入口11a及び排出口11bは、コンベア13のネット13Aが貫通する開口部である。
コンベア13は、主として、網目状に形成されたネット13Aと、ネット13Aが輪になるようにネット13Aが巻回される巻回部13Bと、ネット13Aが移動させる駆動部(図示せず)と、を有する。ネット13Aは、図示しないコンベア用モータにより、図1における時計回り(図1太矢印参照)に回転される。
ネット13Aの上には、洗浄対象物(本実施の形態では、牡蠣、アサリ、ムール貝等の貝類)が載置される。すなわち、コンベア13は、洗浄対象物を搬送する搬送部である。なお、洗浄対象物には、貝単体や、貝をネット状の籠等に入れた貝が含まれる。また、貝単体や、ネット状の籠等に入れた貝にネット等をかぶせたものも、洗浄対象物に含まれる。
ネット13Aは、装置本体11の内部では、+y方向に移動するが、それ以外の場合は装置本体11外部を移動する。
ネット13Aの上に載置された洗浄対象物(本実施の形態では、牡蠣、アサリ、ムール貝等の貝類)は、投入口11aから装置本体11内部に投入される。洗浄後の洗浄対象物は、排出口11bから排出される。
装置本体11の正面には、正面扉11cが設けられる。正面扉11cは、固定部11lにより装置本体11に密着して固定される。固定部11lを緩め、正面扉11cに設けられた取手11dを持ち、正面扉11cを+z方向(図1左側)に引きぬくことで、正面扉11c全体が装置本体11から取り外される。これにより、装置本体11の内部の洗浄が容易となる。特に、本実施の形態では、密封性が高い(後に詳述)ため、装置本体11の内部の洗浄は必須である。したがって、正面扉11c全体が装置本体11から外れる構成とすることが望ましい。
装置本体11の底面は、導水板11eが設けられる。導水板11eは、水平方向に対して斜めに設けられており、装置本体11の内部の水を排水口12へ導水する。
図3は、装置本体11の要部透視図である。図3に示すように、装置本体11は、主として、ネット13Aの略上側に配置された外壁11xと、内壁11yとを含む2重の壁と、ネット13Aの略下側に配置された水受けパン11zと、を有する。外壁11x、内壁11y及び水受けパン11zは、例えば、それぞれ金属の板を用いて形成される。外壁11xと水受けパン11zとは一体に設けられ、これにより装置本体11が略箱状に形成される。内壁11yは、外壁11xの内側に位置するように、水受けパン11zに設けられる。
外壁11x及び内壁11yは、下部に開口を有するように、例えば板材を折り曲げることにより形成される。外壁11xには、略矩形形状の開口部である投入口11a及び排出口11bが形成される。また、内壁11yには、略矩形形状の開口部である投入口11f及び排出口11gが形成される。
水受けパン11zは、主として、導水板11eと、側面を構成する壁11hと、取付部11iとを有する。取付部11iには、ノズル14B、14C、外壁11x、内壁11y等が設けられる。
壁11hには、排水口12が設けられる。なお、排水口12は、水受けパン11zの底面近傍であれば、壁11hに設けられてもよいし、導水板11eに設けられてもよい。
外壁11xには、投入口11aを覆うように、カバー17a、17bが設けられる。また、外壁11xには、排出口11bを覆うように、カバー17cが設けられる。内壁11yには、投入口11fを覆うように、カバー17dが設けられる。また、内壁11yには、排出口11gを覆うように、カバー17eが設けられる。
カバー17a、17c、17eは、それぞれ、ゴム等の可撓性を有する板材により形成される。カバー17a、17c、17eは、外壁11x又は内壁11yに設けられた取付部材17fに上端のみが固定されている。そのため、洗浄対象物がカバー17a、17c、17eを押すことにより、洗浄対象物がカバー17a、17c、17eを変形させ、これにより洗浄対象物が投入口11a、投入口11f、排出口11b及び排出口11gを通過する。
投入口11a、11fを覆うように、ヒンジ(図示せず)を介して、例えば樹脂製の板により形成されたカバー17b、17dが外壁11x及び内壁11yに設けられる。カバー17b、17dは、ヒンジ(図示せず)により、投入口11a、11fを覆う位置と、投入口11a、11fを開く位置との間で移動可能である。板18は、カバー17b、17dを側面から覆う。
このように、装置本体11の開口部である投入口11a、投入口11f、排出口11b及び排出口11gがカバー17a、17b、17c、17d、17eにより覆われることで、装置本体11の内部が略密封される。したがって、貝洗浄装置1を室内で使用することができる。
なお、霧状の水が装置本体11から漏れるのを防止するために、カバー17a、17b、17c、17d、17eは、投入口11a、投入口11f、排出口11b及び排出口11gを装置本体11の内側から覆うことが望ましい。本実施の形態では、投入口11aを外壁11xの内側からカバー17bで覆い、投入口11fを内壁11yの内側からカバー17dで覆い、排出口11bを内壁11yの内側からカバー17eで覆っている。
図1、2の説明に戻る。装置本体11の内部には、6個のノズル14A、14B、14C、14D、14E、14Fが設けられる。ノズル14A、14B、14Cは、ネット13Aに載置された洗浄対象物に下方から高圧水を噴きつけ、14D、14E、14Fは、ネット13Aに載置された洗浄対象物に上方から高圧水を噴きつける。ノズル14は、例えば旋回ノズル(サイクロンノズル)であり、高圧水を連続的に、螺旋状に旋回させながら噴出する。本実施の形態のノズル14は、中心軸14aを中心として、角度φ(図4(A)参照)の略円錐形の範囲内に水を噴出する。ここで、角度φは、略20度〜略25度程度である。ノズル14の配置位置及び機能等については、後に詳述する。
ノズル14、プランジャーポンプ15及びポンプ用モータ16は、水噴射部を構成する。プランジャーポンプ15は、図示しない配管及び導水口11kを介して高圧水をノズル14に供給する。ポンプ用モータ16は、プランジャーポンプ15を駆動させる。
なお、本実施の形態では、高圧水を供給する手段としてプランジャーポンプ15を用いたが、高圧水を供給する手段はプランジャーポンプに限定されない。しかしながら、ポンプ効率を高くするためには、容積型ポンプを用いることが好ましい。さらに、少量の水を高圧にするためには、容積型往復ポンプ、特にプランジャーポンプを用いることが望ましい。
ノズル14から噴射された高圧水は、ネット13A、洗浄対象物、導水板11e等に当たり、霧状となって装置本体11内部に飛び散る。しかし、すでに説明したように、装置本体11は略密封されているため、装置本体11から霧状の水が漏れにくくなる。
制御装置20は、装置本体11に隣接して設けられる。制御装置20は、貝洗浄装置1全体の動作を制御する。制御装置20は、スイッチ21と電気的に接続される。ユーザーによりスイッチ21が押下されると、制御装置20は、貝洗浄装置1を駆動させる。具体的には、制御装置20は、図示しないコンベア用モータを動作させてネット13Aを移動させる。また、制御装置20は、プランジャーポンプ15及びポンプ用モータ16を駆動させてノズル14に高圧水を供給し、ノズル14から水を噴射する。制御装置20の構成等は、すでに公知であるため、説明を省略する。
次に、ノズル14を含む水噴射部について、詳細に説明する。図4は、ノズル14の配置を示す模式図である。図4(A)は、正面から見た図であり、図4(B)は側面から見た図である。図4(A)、(B)における1点鎖線は、ノズル14から噴出される水の中心軸(ノズル14の中心軸)14aを示す。また、図4(A)、(B)における2点鎖線は、ノズル14から噴出される水が広がる範囲を示す。図4において、ネット13Aは一部のみ図示している。
図4(A)、(B)に示すように、ノズル14A、14B、14C、14D、14E、14Fは、ネット13A上の異なる位置に、異なる方向から高圧水を噴射する。図4(A)に示すように、ノズル14A、14B、14Cは、下方からネット13Aに高圧水を噴射し、ノズル14D、14E、14Fは、上方からネット13Aに高圧水を噴射する。このように、洗浄対象物に異なる方向から水を噴射することで、洗浄効果をより高めることができる。
また、図4(A)、(B)に示すように、ノズル14A、14B、14C、14D、14E、14Fは、それぞれから噴出される水の中心軸14aが同一とならない位置に設けられる。そのため、ネット13A上の異なる位置に、異なる方向から水を噴射することができる。
また、図4(A)に示すように、ノズル14A、14B、14Cのそれぞれから噴出される高圧水の中心軸14aと、水平方向との角度θ1が略42度から略45度の範囲内となるように設けることが望ましい。また、ノズル14D、14E、14Fは、それぞれから噴出される高圧水の中心軸14aと、水平方向との角度θ2が略30度から略50度の範囲内となるように設けられることが望ましい。本実施の形態では、角度θ1は略42度であり、角度θ2は略45度である。
表1は、角度θ1、θ2と洗浄対象物の洗浄結果とをまとめたものである。表1に示すように、角度θ1が略42度から略45度の範囲内であり、角度θ2は略30度から略50度の範囲内である場合には、洗浄対象物の汚れを落とすことができる。なお、表1における○は、洗浄対象物に付着した汚れが落ちたことを示す。
Figure 2016086693
図4(B)に示すように、各ノズル14から噴出される高圧水がネット13Aのx方向の略全域を覆うように、ノズル14A、14B、14Cと、ノズル14D、14E、14Fは、それぞれ、x方向に並べて配置される。ただし、各ノズル14から噴出される高圧水の範囲がネット13Aのx方向の略全域を覆うのであれば、ノズル14の数及び配置位置はこれに限定されない。例えば、角度φ(図3(A)参照)が略20度〜略25度より大きい場合には、x方向に並べて配置されるノズル14の数を少なくしてもよいし、角度φが略20度〜略25度より小さい場合には、x方向に並べて配置されるノズル14の数を多くしてもよい。また、ネット13Aのx方向の幅が本実施の形態より広い場合には、x方向に3個以上のノズル14を並べてもよい。
本実施の形態では、ノズル14が水を噴出する角度φは略20度〜略25度である。ノズル14A、14B、14Cの先端とネット13Aとのy方向の距離は略70mmであり、ノズル14C、14D、14Eの先端とネット13Aとのy方向の距離は略100mmである。ただし、ノズル14が高圧水を噴出する角度φや、ノズル14先端とネット13Aとの距離は、これに限定されない。
貝洗浄装置1では、図4(A)に示すように、まず、ノズル14A、14B、14Cから噴出された水を洗浄対象物に当て、その後ノズル14D、14E、14Fから噴出された水を洗浄対象物に当てる。このようにすることで、投入口11aから装置本体11内部に投入された洗浄対象物は、ノズル14D、14E、14Fから噴出された水により押し戻されず、排出口11bから排出される。
図5は、ノズル14D、14E、14F(ここでは、ノズル14Dを例示)の要部拡大図である。ノズル14は、高圧水を連続的に、螺旋状に旋回させながら噴出する(図5矢印参照)。本実施の形態では、ノズル14として、旋回ノズル(サイクロンノズル)を使用する。ただし、高圧水を連続的に、螺旋状に旋回させながら噴出可能なノズルであれば、ノズル14は旋回ノズル(サイクロンノズル)に限定されない。
角度θ2が略30度から略50度の範囲内であり、ノズル14D、14E、14Fから噴出された高圧水は、洗浄対象物の表面に浅い角度で当たるため、洗浄対象物Oの表層にある汚れ、汚泥、藻等を効率よく除去することができる。特に、洗浄対象物Oが牡蠣である場合には、高圧水が洗浄対象物Oの殻の積層部分の間に入り込むことで、表層の殻を剥がし、殻ごと汚れ、汚泥、藻等を除去することができる。また、高圧水を旋回させることで、様々な方向から表層の殻を砕くことができる。なお、殻の表層部分を効率よく剥がすためには、角度θ2は、できるだけ略30度に近づけることが望ましい。
ノズル14は、略4〜5MPa(メガパスカル)の高圧水を略20〜23ml(ミリリットル)/分で噴出する。例えば、ノズル14D、14E、14Fの先端とネット13Aとの直線距離Lが略140mmの場合に、角度θ2が略30度から略50度の範囲内でない場合には、水圧をさらに高く(例えば略7MPa)しても汚れ、汚泥、藻等を除去できない(特に殻が積層している牡蠣の場合には、表層の殻を砕くことができない)可能性がある。それに対し、本実施の形態では、角度θ2が略30度から略50度の範囲内であり、高圧水が殻の層と層との間に入り込むため、プランジャーポンプ15が供給する水の圧力が略4〜5MPaと低くても、汚れ、汚泥、藻等を除去することができる。
なお、洗浄力だけ考えれば角度θ2はできるだけ小さくすることが望ましい。しかしながら、角度θ2が略30度より小さくなると、ノズル14D、14E、14Fから噴出された高圧水が直接投入口11aに吹き付けられてしまうため、角度θ2が略30度以上とすることが望ましい。
ノズル14から噴出される高圧水は螺旋状に旋回しているため、ノズル14から噴出された高圧水は、全体として略円錐形となる。これにより、ネット13Aに載置された洗浄対象物O全体に高圧水を当てることができる。また、ノズル14から噴出される高圧水は螺旋状に旋回しているため、洗浄対象物Oに様々な方向から高圧水を当てることができる。
また、螺旋状に旋回する高圧水を噴出する旋回ノズルをノズル14として使用するため、使用水量を減らすことができる。具体的には、6個のノズル14を使用する場合において、使用水量は略20〜23ml/分である。このように、旋回ノズル及びプランジャーポンプを使用することにより、使用水量を減らし、貝洗浄装置1を室内で使用することが可能となる。
さらに、螺旋状に旋回する高圧水を噴出する旋回ノズルをノズル14として使用するため、ノズル14から噴出する高圧水は、噴出時に高圧水が噴出する方向に加わる力、遠心力等により、粒状になる。そのため、ノズル14から噴出する高圧水を旋回させる場合には、そうでない場合に比べ、高圧水が殻の層と層との間に入り込みやすい。
本実施の形態によれば、高圧水を旋回させてノズルから噴出させるため、洗浄対象物の表層にある汚れ、汚泥、藻等を効率よく除去することができる。その結果、使用水量を減らすことができる。また、低い水圧でも効率よく汚れ等を除去することができる。このため、ポンプ等の数を減らし、電気使用量を減らし、装置を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、略密封された装置本体の内部にノズルを配置したため、貝洗浄装置を室内で使用することができる。
なお、本実施の形態では、あらかじめ設定した圧力の高圧水をノズル14から噴出したが、ノズル14等から噴出する高圧水の圧力はこれに限定されない。例えば、制御装置20が有するタッチパネル等の入力部から入力された圧力値を制御装置20が取得し、制御装置20は、取得した圧力値で高圧水をノズル14等から噴出しても良い。また、制御装置20が有するタッチパネル等の入力部から入力された洗浄対象物に関する情報を制御装置20が取得し、制御装置20は、洗浄対象物に関する情報に基づいて高圧水の圧力を設定しても良い。例えば、洗浄対象物に関する情報として洗浄対象物が牡蠣であることを取得した場合には、制御装置20は、圧力Aの高圧水をノズル14等から噴出し、洗浄対象物に関する情報として洗浄対象物が牡蠣では無い貝(例えば、アサリ)であることを取得した場合には、制御装置20は、圧力Aより低い圧力Bの高圧水をノズル14等から噴出してもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明において、「略」、「近傍」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略30度とは、30度に限定されず、数度の誤差を含んだ角度を含むことを意味する。また、例えば、略密封とは、完全に密封されている場合のみでなく、これと同等視できる程度の密封を含む。
1 :貝洗浄装置
10 :ベース
11 :装置本体
11a、11f:投入口
11b、11g:排出口
11c :正面扉
11d :取手
11e :導水板
11f :投入口
11g :排出口
11h :壁
11i :取付部
11k :導水口
11l :固定部
11x :外壁
11y :内壁
11z :水受けパン
12 :排水口
13 :コンベア
13A :ネット
13B :巻回部
14A、14B、14C、14D、14E、14F:ノズル
14a :中心軸
15 :プランジャーポンプ
16 :ポンプ用モータ
17a、17b、17c、17d、17e:カバー
17f :取付部材
18 :板
20 :制御装置
21 :スイッチ
O :洗浄対象物

Claims (4)

  1. 貝を含む洗浄対象物が載置される網目状のネットと、前記ネットを移動させる移動部と、を有する搬送部と、
    前記ネット上の複数の位置に複数の方向から、高圧水を旋回させながら噴射する複数のノズルと、前記複数のノズルへ前記高圧水を供給する容積式ポンプと、を有する水噴射部と、
    前記搬送部と、前記水噴射部とが設けられ、移動可能に構成されたフレームと、
    を備えたことを特徴とする貝洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の貝洗浄装置であって、
    前記複数のノズルは、前記複数のノズルのそれぞれから噴射される前記高圧水の中心軸が交差しない位置に設けられる
    ことを特徴とする貝洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の貝洗浄装置であって、
    前記複数のノズルのうちの第1のノズルは、前記ネットの下方に、前記中心軸と水平方向との角度が略42度から略45度の範囲内となるように設けられ、
    前記複数のノズルのうちの前記第1のノズル以外の第2のノズルは、前記ネットの上方に、前記中心軸と水平方向との角度が略30度から略50度の範囲内となるように設けられる
    ことを特徴とする貝洗浄装置。
  4. 請求項1に記載の貝洗浄装置であって、
    前記フレームには、前記ネットの略上側に配置され、前記洗浄対象物が通過する開口部が形成された外壁と、前記外壁の内側に設けられ、前記洗浄対象物が通過する開口部が形成された内壁と、前記ネットの略下側に配置され、前記外壁及び前記内壁に設けられた水受けパンと、を有する略箱状の本体が設けられ、
    前記外壁及び前記内壁には、可撓性を有する板材で形成されたカバーが前記開口部を覆うように設けられ、
    前記搬送部は、前記洗浄対象物により前記カバーを変形させて、前記開口部から前記洗浄対象物を前記本体の内部に搬送し、
    前記複数のノズルは前記内壁の内部に設けられる
    ことを特徴とする貝洗浄装置。
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