JP4648948B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体端末に用いられる無線受信装置に関し、より特定的には、イメージ周波数信号を抑圧可能な無線受信装置に関する。
近年、移動体端末は爆発的に普及している。その無線回路には小型化が求められている。無線受信装置には、大きく分けて、ホモダイン(ダイレクトコンバージョン)方式を採用するものと、ヘテロダイン方式を採用するものとの2つが存在する。ヘテロダイン方式は、ホモダイン方式において、大きな妨害となるDCオフセットや1/fノイズ、AM抑圧などの問題がないため、広く移動体端末に用いられている。その一方で、ヘテロダイン方式には、イメージ周波数信号による妨害が問題となる。
図11は、イメージ周波数信号による妨害のメカニズムを示す図である。図11に示すように、イメージ周波数信号は、局部発振信号LOを挟んで、所望信号の逆側に存在する。そのため、ミキサ900に所望信号およびイメージ周波数信号が入力され、局部発振信号LOとミキシングされると、中間周波数(IF)帯において、イメージ周波数信号と所望信号とが重なってしまう。したがって、イメージ周波数信号は、所望信号の復調の妨げとなる。このようなイメージ周波数信号を除去するために、単純には、急峻なRFフィルタを用意して、所望信号のみをミキサ900に入力するようにすればよい。しかし、そのようなRFフィルタは、大型化し、小型化が要求される無線受信装置には、不適切である。
これに対し、従来、90度位相の異なる2つの局部発振信号を用いてこのイメージ周波数信号を抑圧するためのハートレー方式を採用する無線受信装置が提案されている。図12Aは、ハートレー方式を採用するための無線受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図12Aにおいて、無線受信装置は、第1のミキサ901と、第2のミキサ902と、第1の移相器903と、第2の移相器904とを備える。
第1の移相器903は、局部発振信号LOの位相を回転させ、0度位相を回転させた局部発振信号と90度位相を回転させた局部発振信号とに分けて、それぞれ、第1および第2のミキサ901,902に入力する。第1のミキサ901は、所望信号とイメージ周波数信号とを含むRF信号を局部発振信号によってダウンコンバートして、出力する。図12Bは、図12Aにおける第1のミキサ901の出力信号の位相関係を示すブロック図である。図12Bに示すように、第1のミキサ901の出力において、所望信号とイメージ周波数信号とは、同位相となる。
第2のミキサ902は、RF信号を90度位相が回転した局部発振信号によってダウンコンバートして、出力する。図12Cは、図12Aにおける第2のミキサ902の出力信号の位相関係を示すブロック図である。図12Cに示すように、第2のミキサ90において、所望信号とイメージ周波数信号とは、逆位相となる。
第2の移相器904は、第1のミキサ901から出力される信号の位相を0度回転させ、第2のミキサ902から出力される信号の位相を−90度回転させて、合成する。図12Dは、図12Aにおける第2の移相器904の出力信号の位相関係を示す図である。図12Dに示すように、2つのイメージ周波数信号は等振幅逆位相の関係になり、2つの所望信号は等振幅同位相の関係になる。したがって、イメージ周波数信号が抑圧されることとなる。
このようなハートレー方式のイメージ除去によって、理想的には、イメージ周波数信号が除去されるのであるが、実際には、無線受信装置に使用される素子のばらつきが原因で、完全にイメージ周波数信号を除去することができない。そのため、ばらつき補償を行って、イメージ抑圧量を改善する無線受信装置が様々提案されている。
図13は、特許文献1に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図である。特許文献1に記載の受信回路では、まず、90度位相の異なる局部発振信号によってIF周波数にダウンコンバートされた2系統のIF信号が生成される。回路906は、IF信号の一部を取り出し、取り出した一方の信号で両方の信号を検波する。回路906は、検波された2つの信号の位相差を検出し、その位相差が90度となるように、可変移相器905を調整する。これにより、位相のばらつきが補償され、高イメージ抑圧の受信回路が実現される。
図14は、特許文献2に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図である。特許文献2に記載されている受信回路では、90度位相の異なる局部発振信号でIF周波数にダウンコンバートされた2系統のIF信号が生成される。当該2系統のIF信号の一方が、さらに90度位相が回転させられ、当該2系統の信号の和および差が演算される。さらに、電力検波回路907aにおいて差信号の電力が検出され、電力検回路907bにおいて和信号の電力が検出される。回路908では、和信号と差信号との電力差が比較され、大きい方の信号側の電力検波回路にスイッチをたおす。そして、回路908は、スイッチをたおした方の電力検波回路の電力が最小となるようにIF増幅器の利得を調整する。これによって、素子の利得/損失、すなわち振幅のばらつきが補償され、高イメージ抑圧の受信回路が実現される。
図15は、特許文献3、特許文献4、および特許文献5に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図である。図15に示す受信回路では、90度位相の異なる局部発振信号でIF周波数にダウンコンバートされた2系統のIF信号が生成される。そして、所望波周波数の信号よりイメージ周波数の信号の方が強いときのみ、回路911は、2つのIF信号の一部から所望波周波数の信号を抑圧した信号、すなわちイメージ周波数の信号成分を生成する。さらに、回路910は、もとの2つのIF信号をレベル調整し、回路909は、イメージ周波数の信号成分を差し引く。レベル調整は、減衰器ATTで行われる。イメージ妨害キャンセラは、差し引いた後のIF信号で復調を行ったときのビット誤り率(BER:Bit Error Rate)が最小となるように、当該減衰量を調整する。これによって、振幅、位相両方のばらつきが補償され、高イメージ抑圧の受信回路が実現される。
特開平8−125447号公報 特開平8−130416号公報 特開2002−246847号公報 特開2003−309612号公報 特開2004−72532号公報
しかしながら、図13に記載の受信回路は、素子の位相ばらつきのみを補償している。また、図14に記載の受信回路は、素子の振幅ばらつきのみを補償している。実際には、振幅、および位相の両方がばらつくので、両方を補償する必要がある。
また、図15に記載の受信回路は、ビット誤り率が改善されるように、帰還ループをまわしてイメージ妨害を抑圧している。ビット誤り率は、既知のデータに対してのみ計算できる。そのため、たとえば、携帯電話等では、フレーム毎に数ビットだけ含まれているトレーニング用のデータで計算して、ビット誤り率を求めるしかない。しかし、イメージ妨害を抑圧することができるまで帰還ループを回すには、多くのフレームを受信して、ビット誤り率を所定の値以下まで収束させなければならない。このように、図15に記載の受信回路では、イメージ妨害抑圧までに長時間必要であった。
それゆえ、本発明の目的は、振幅および位相の両方のばらつきを補償し、短い時間でイメージ妨害を抑圧することができる無線受信装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、無線周波数信号を中間周波数信号に周波数変換して復調する無線受信装置であって、無線周波数信号を、90度位相が異なる2つの局部発振信号に基づいて、第1および第2の中間周波数信号に変換する周波数変換部と、第1の中間周波数信号を第1のデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換部と、第2の中間周波数信号を第2のデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換部と、第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正すると共に、イメージ周波数信号を除去し、得られた信号をベースバンド帯域の信号に変換する復調部と、復調部において第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するために使われる振幅補正値および位相補正値を演算によって求める補正値演算部とを備える。補正値演算部は、第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を回転することによって得られる信号と、第2のデジタル信号に対して、振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に第1のデジタル信号に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施すことによって得られる信号とを合成して第1の合成信号とし、第1の合成信号の変曲点を求め、当該変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、振幅補正値および位相補正値として、復調部に入力する。
本発明によれば、第1の合成信号の変曲点を振幅補正値および位相補正値とすることができるので、振幅および位相の両方のばらつきを補償することができる無線受信装置が提供されることとなる。加えて、演算によって、振幅補正値および位相補正値を求めることができるので、従来のように帰還ループの収束を待つ必要が無く、短い時間でイメージ妨害を抑圧することができる。
好ましくは、補正値演算部は、第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を位相補正候補値分逆回転することによって得られる信号と、第2のデジタル信号に対して、振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に位相を90度回転かつ位相補正候補値分回転することによって得られる信号との合成を第1の合成信号とすることを特徴とするとよい。
これにより、イメージ信号を主に含む第1の合成信号を得ることができる。
好ましくは、補正値演算部は、2次元行列演算によって、変曲点を求めるとよい。
このように、2次元行列演算を用いることによって、第1の合成信号を所定の範囲の振幅補正候補値および位相補正候補値に渡ってまとめて求めることができ、変曲点を短時間で求めることができる。
一実施形態として、補正値演算部は、位相補正候補値を0度に固定して、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、振幅補正候補値を当該求めた振幅補正候補値に固定して、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、当該求めた振幅補正候補値および当該求めた位相補正候補値を、振幅補正値および位相補正値としてもよい。
これにより、2次元行列演算を行う程の処理能力を無線受信装置が有していなかったとしても、変曲点を求めることができる。
一実施形態として、補正値演算部は、振幅補正候補値を0dBに固定して、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、位相補正候補値を当該求めた位相補正候補値に固定して、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、当該求めた位相補正候補値および当該求めた振幅補正候補値を、位相補正値および振幅補正値としてもよい。
これにより、2次元行列演算を行う程の処理能力を無線受信装置が有していなかったとしても、変曲点を求めることができる。
一実施形態として、補正値演算部は、位相補正候補値を0度に固定して、逐次演算によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、振幅補正候補値を当該求めた振幅補正候補値に固定して、逐次演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、当該求めた振幅補正候補値および当該求めた位相補正候補値を、振幅補正値および位相補正値としてもよい。
これにより、2次元行列演算を行う程の処理能力を無線受信装置が有していなかったとしても、変曲点を求めることができる。
一実施形態として、補正値演算部は、振幅補正候補値を0dBに固定して、逐次演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、位相補正候補値を当該求めた位相補正候補値に固定して、逐次演算によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、当該求めた位相補正候補値および当該求めた振幅補正候補値を、位相補正値および振幅補正値としてもよい。
これにより、2次元行列演算を行う程の処理能力を無線受信装置が有していなかったとしても、変曲点を求めることができる。
好ましくは、復調部は、ハートレー方式によって、イメージ周波数信号を除去するとよい。
これにより、イメージ周波数信号を簡易な構成で除去することができる。
たとえば、復調部は、第1のデジタル信号に振幅補正値を乗算すると共に第1のデジタル信号の位相を位相補正値分回転することによって得られる信号と、第2のデジタル信号に振幅補正値の逆数を乗算すると共に第2のデジタル信号の位相を−90度回転かつ位相補正値分逆回転することによって得られる信号とを合成して第2の合成信号とし、第2の合成信号をベースバンド帯域の信号に変換する。
これにより、イメージ周波数信号が抑圧された信号を、第2の合成信号として、得ることができる。
好ましくは、補正値演算部における第1の合成信号のレベルと復調部における第2の合成信号のレベルとを比較し、第1の合成信号のレベルが、第2の合成信号のレベルよりも所定値以上大きい場合のみ、復調部に補正を実行させる比較部をさらに備えるとよい。
これにより、振幅および位相の補正が必要な場合のみ、補正ステージに移行することができるので、無線受信装置の処理負担が軽減し、結果、消費電力の低減も期待できる。
好ましくは、復調部は、ウィーバー方式によって、イメージ周波数信号を除去するとよい。
これにより、イメージ周波数信号を簡易な構成で除去することができる。
たとえば、復調部は、第1のデジタル信号に振幅補正値を乗算した信号とクロック信号の位相を位相補正値分回転させた信号とを乗算して第1の信号とし、第2のデジタル信号に振幅補正値の逆数を乗算した信号とクロック信号の位相を90度回転かつ位相補正値分回転させた信号とを乗算して第2の信号とし、第1のデジタル信号に振幅補正値を乗算した信号とクロック信号の位相を−90度回転かつ位相補正値分逆回転させた信号とを乗算して第3の信号とし、第2のデジタル信号に振幅補正値の逆数を乗算した信号とクロック信号の位相を位相補正値分回転させた信号とを乗算して第4の信号とし、第1の信号と第2の信号との合成信号とを同相成分とし、第3の信号と第4の信号との合成信号とを直交成分とする。
これにより、イメージ周波数信号が抑圧された同相成分および直交成分を得ることができる。
好ましくは、補正値演算部における第1の合成信号のレベルと復調部における同相成分および直交成分によるベクトルの大きさとを比較し、第1の合成信号のレベルが、ベクトルの大きさよりも所定値以上大きい場合のみ、復調部に補正を実行させる比較部をさらに備えるとよい。
これにより、振幅および位相の補正が必要な場合のみ、補正ステージに移行することができるので、無線受信装置の処理負担が軽減し、結果、消費電力の低減も期待できる。
たとえば、補正値演算部は、連続的に補正のための演算を行う。
これにより、常に、振幅および位相が補正されることとなり、受信品質が向上する。
たとえば、補正値演算部は、無線周波数信号におけるデータフレームの最初の部分でのみ、補正のための演算を行う。
これにより、連続的に補正のための演算を行う場合に比べ、消費電力が低減することとなる。
たとえば、補正値演算部は、無線周波数信号におけるデータフレーム中のトレーニング信号受信時にのみ、補正のための演算を行う。
これにより、連続的に補正のための演算を行う場合に比べ、消費電力が低減することとなる。
好ましくは、補正値演算部は、電源投入時に補正のための演算を行い、予め、振幅補正値および位相補正値を求めておき、復調部は、予め求められた振幅補正値および位相補正値に基づいて、補正を行うとよい。
これにより、無線周波数信号の受信中における補正が不要となる。結果、消費電力の低減が期待できる。
一実施形態として、補正値演算部は、電源投入時、送信回路からの無線周波数信号に基づいて、補正のための演算を行い、予め、振幅補正値および位相補正値を求めるとよい。
これにより、擬似的な無線周波数信号を用いて、振幅補正値および位相補正値を求めることができる。当該擬似的な無線周波数信号が通る受信側の伝送経路上の素子は、実際の無線周波数信号を受信する場合に近いので、概ね適切な振幅補正値および位相補正値を得ることができる。
好ましくは、補正値演算部は、送信回路からの無線周波数信号の周波数以外の周波数に対応する無線周波数信号を受信したら、受信した無線周波数信号に基づいて、新たに、補正のための演算を行うとよい。
これにより、振幅補正値および位相補正値の変更が必要になったとしても、対応することが可能となる。
一実施形態として、無線受信装置は、Low−IF方式で、中間周波数信号を得て、補正値演算部は、隣接チャネルに相当するイメージ周波数信号のシンボル同期を行って、再生されたシンボルの包絡線が安定するタイミングで変曲点を求めるとよい。
これにより、誤差が小さな振幅補正値および位相補正値を得ることができる。
好ましくは、復調部は、デジタルフーリエ変換された第1および第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、振幅および位相の補正およびイメージ周波数信号の除去を施して、補正およびイメージ周波数除去後の各周波数成分に対して、逆デジタルフーリエ変換を施し、逆デジタルフーリエ変換によって得られた信号をベースバンド帯域にダウンコンバートし、補正値演算部は、デジタルフーリエ変換された第1のデジタル信号の各周波数成分に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を回転することによって得られる信号と、デジタルフーリエ変換された第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に第1のデジタル信号の各周波数成分に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施すことによって得られる信号とを合成して第1の合成信号とし、各周波数成分における第1の合成信号の変曲点を求め、各変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、各周波数成分に対応する振幅補正値および位相補正値として、復調部に入力して第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正させるとよい。
これにより、広帯域な無線周波数信号においても、振幅および位相の補正を行いながら、イメージ周波数信号を抑圧することができる。なお、この場合、第1の合成信号は、各周波数成分に対して、イメージ周波数信号が抑圧された信号となっている。
たとえば、第1のアナログデジタル変換部は、エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、第1の中間周波数信号を通過させる第1のアンチエリアジングフィルタと、第1のアンチエリアジングフィルタの出力をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、第1のアナログデジタル変換器の出力から所望のチャネルを選択して、第1のデジタル信号として出力する第1のチャネル選択フィルタとを含み、第2のアナログデジタル変換部は、エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、第の中間周波数信号を通過させる第2のアンチエリアジングフィルタと、第2のアンチエリアジングフィルタの出力をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、第2のアナログデジタル変換器の出力から所望のチャネルを選択して、第のデジタル信号として出力する第2のチャネル選択フィルタとを含む。
これにより、エリアジングを抑圧しながら、所望のチャネルを選択することができ、マルチモードおよび/またはマルチバンドの携帯端末等への適用が可能となる。
たとえば、第1のアナログデジタル変換部は、第1の中間周波数信号から所望のチャネルを選択して通過させる第1のチャネル選択フィルタと、第1のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器とを含み、第2のアナログデジタル変換部は、第2の中間周波数信号から所望のチャネルを選択して通過させる第2のチャネル選択フィルタと、第2のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器とを含む。
これにより、所望のチャネルを選択することができ、マルチモードおよび/またはマルチバンドの携帯端末等への適用が可能となる。
また、本発明は、以下のような特徴を有してもよい。本発明は、無線周波数信号を中間周波数信号に周波数変換して復調する無線受信装置であって、無線周波数信号を、90度位相が異なる2つの局部発振信号に基づいて、第1および第2の中間周波数信号に変換する周波数変換部と、第1の中間周波数信号を第1のデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換部と、第2の中間周波数信号を第2のデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換部と、第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するために使われる振幅補正値および位相補正値を演算によって求めると共に、振幅補正値および位相補正値を用いて第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正し、イメージ周波数信号を除去する補正値演算部と、イメージ周波数信号を除去することで得られた信号をベースバンド帯域の信号に変換する復調部とを備える。補正値演算部は、第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を回転することによって得られる信号と、第2のデジタル信号に対して、振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に第1のデジタル信号に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施すことによって得られる信号とを合成して第1の合成信号とし、第1の合成信号の変曲点を求め、変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、振幅補正値および位相補正値とする。
好ましくは、補正値演算部は、第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するのに、第1のデジタル信号に振幅補正値を乗算すると共に第1のデジタル信号の位相を90度回転かつ位相補正値分回転することによって得られる信号と、第2のデジタル信号に振幅補正値の逆数を乗算すると共に位相補正値分逆回転することによって得られる信号とを合成して第2の合成信号とする。復調部は、第2の合成信号をベースバンド帯域の信号に変換する。
これにより、補正値演算部が、振幅補正値および位相補正値を算出し、第1および第2のデジタル信号を振幅補正値および位相補正値で補正するので、回路規模を小さくすることができる。
以上、本発明によれば、振幅および位相の両方のばらつきを補償することができる無線受信装置が提供されることとなる。加えて、短い時間でイメージ妨害を抑圧することができる無線受信装置が提供されることとなる。
(第1の実施形態)
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る無線受信装置100の機能的構成を示すブロック図である。図1Aにおいて、無線受信装置100は、第1のダウンコンバータ101aと、第1のアナログデジタル変換部140aと、第2のダウンコンバータ101bと、第2のアナログデジタル変換部140bと、局部発振器105と、第1の90度移相器106と、補正値演算部110と、復調部120と、比較部130とを備える。
第1のアナログデジタル変換部140aは、第1のアンチエリアジングフィルタ102aと、第1のアナログデジタル変換器103aと、第1のチャネル選択フィルタ104aとを含む。
第2のアナログデジタル変換部140bは、第2のアンチエリアジングフィルタ102bと、第2のアナログデジタル変換器103bと、第2のチャネル選択フィルタ104bとを含む。
補正値演算部110は、第1のメモリ111と、第1の乗算部112と、第1の移相部113と、第2の移相部114と、第2の乗算部115と、第2のメモリ116と、判定部117とを含む。
復調部120は、第3の乗算部121と、第3の移相部122と、第4の移相部123と、第4の乗算部124と、第3のダウンコンバータ125aと、第4のダウンコンバータ125bと、クロック生成部126と、第2の90度移相器127とを含む。
アンテナで受信された無線周波数信号(以下、RF信号という)は、2分岐され、第1および第2のダウンコンバータ101a,101bに入力される。(式1)は、RF信号の一例VRFを示す。(式1)において、 IF は、所望信号の振幅を示す。VIMは、イメージ信号の振幅を示す。ωLO−ωIFは、所望信号の位相を示す。ωLO+ωIFは、イメージ信号の位相を示す。すなわち、ωLOは、局部発振信号の角振動数を示し、ωIFは、イメージ信号をダウンコンバートしたときの角振動数を示す。(式1)に示す通り、RF信号には、所望信号とイメージ周波数信号(以下、イメージ信号という)とが含まれている。
Figure 0004648948
局部発振器105は、局部発振信号を出力する。第1の90度移相器106は、局部発振器105から出力された局部発振信号を、0度位相を回転させて第1のダウンコンバータ101aに入力する共に、90度位相を回転させて第2のダウンコンバータ101bに入力する。第1のダウンコンバータ101aは、RF信号を第1の90度移相器106からの局部発振信号によってダウンコンバートして、第1の中間周波数信号(以下、第1のIF信号という)として出力する。(式2)は、RF信号を(式1)に示すVRFとしたときの第1のIF信号VIF#Iを示す。(式2)において、(1/B)・Gは、経路上の利得を示す。ここで、Gは、平均利得を示し、Bは、振幅誤差を示す。cos(ωLO・t−θ/2)は、0度位相が回転した局部発振信号を示す。ここで、θは、位相誤差を示す。(式2)に示すように、第1のIF信号には、所望信号とイメージ信号とが含まれている。
Figure 0004648948
第2のダウンコンバータ101bは、RF信号を第1の90度移相器106からの90度位相が回転した局部発振信号によってダウンコンバートして、第2の中間周波数信号(以下、第2のIF信号という)として出力する。(式3)は、RF信号を(式1)に示すVRFとしたときの第2のIF信号VIF_Qを示す。(式)において、B・Gは、経路上の利得を示す。ここで、Gは、平均利得を示し、Bは、振幅誤差を示す。cos(ωLO・t+90+θ/2)は、90度位相が回転した局部発振信号を示す。ここで、θは、位相誤差を示す。(式3)に示すように、第2のIF信号には、所望信号とイメージ信号とが含まれる。
Figure 0004648948
このように、局部発振器105、第1の90度移相器106、ならびに第1および第2のダウンコンバータ101a,101bは、RF信号を、90度位相が異なる2つの局部発振信号に基づいて、第1および第2のIF信号に変換する周波数変換部として機能する。
第1のアンチエリアジングフィルタ102aは、エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、第1のIF信号を通過させる。第1のアナログデジタル変換器103aは、第1のアンチエリアジングフィルタ102aの出力をデジタル信号に変換する。第1のチャネル選択フィルタ104aは、第1のアナログデジタル変換器103aの出力から所望のチャネルを選択して、第1のデジタル信号として出力する。第1のデジタル信号は、補正値演算部110および復調部120に入力される。
第2のアンチエリアジングフィルタ102bは、エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、第2のIF信号を通過させる。第2のアナログデジタル変換器103bは、第2のアンチエリアジングフィルタ102bの出力をデジタル信号に変換する。第2のチャネル選択フィルタ104bは、第2のアナログデジタル変換器103bの出力から所望のチャネルを選択して、第2のデジタル信号として出力する。第2のデジタル信号は、補正値演算部110および復調部120に入力される。
補正値演算部110は、第1および第2のデジタル信号に基づいて、振幅の補正値(以下、振幅補正値という)および位相の補正値(以下、位相補正値という)を演算によって求める。補正値演算部110は、求めた振幅補正値および位相補正値を復調部120に入力する。
復調部120は、補正値演算部110からの振幅補正値および位相補正値に基づいて、第1および第2のデジタル信号を補正し、同相成分(I)および直交成分(Q)を生成することによって、RF信号を復調する。
補正値演算部110および復調部120は、集積回路によってハード的に実現しても良いし、汎用のCPUに以下に説明する動作を実行させるプログラムを読み込ませてソフト的に実現してもよい。
まず、補正値演算部110の機能について説明する。補正値演算部110は、IF信号の振幅および位相が判定できるのに十分な数周期分の第1および第2のデジタル信号を第1および第2のメモリ111,116にそれぞれ蓄積する。ここで、IF信号の振幅および位相が判定できるのに十分な数周期分として、理論的には、1周期分であれば判定可能であるが、雑音の影響を取り除くために、数周期〜数十周期が必要である。一方、従来のようにBERを判定するため、たとえば、10-6のBERを判定するには、106のシンボルが必要である。仮に、1シンボルの周期が、IF信号において、100周期分であるとすれば、109周期がBERには必要となる。このように、本発明において、振幅および位相を判定するために必要なIF信号の周期は、BERを判定する場合に比べて、圧倒的に少なくなる。補正値演算部110は、第1のメモリ111に蓄積された第1のデジタル信号に対して、振幅補正値の候補となる振幅補正候補値Acを第1の乗算部112で乗算する。補正値演算部110は、第1の乗算部112の乗算結果の位相を、位相補正値の候補となる位相補正候補値αc/2度分、第1の移相部113で逆回転させる。すなわち、第1の移相部113は、第1の乗算部112の乗算結果の位相を(0−αc/2)度分回転させる。
補正値演算部110は、第2のメモリ116に蓄積された第2のデジタル信号に対して、振幅補正候補値Acの逆数1/Acを第2の乗算部115で乗算する。補正値演算部110は、第2の乗算部115の乗算結果の位相に対して、90度回転かつ位相補正候補値αc/2度分回転の処理を施す。すなわち、第2の移相部114は、第2の乗算部115の乗算結果の位相を(90+αc/2)度分回転させる。したがって、第1の移相部113において施される位相回転の角度と第2の移相部114によって施される位相回転の角度とは、直交する位相関係(直交関係)にある。
補正値演算部110は、第1の移相部113によって得られた第1のデジタル信号と第2の移相部114によって得られた第2のデジタル信号とを合成して、第1の合成信号として、判定部117に入力する。(式4)は、第1および第2のIF信号として(式2)および(式3)を用いたときの判定部117に入力される第1の合成信号 IF _ M を示す。(式4)に示すように、当該合成信号では、ほぼ、ダウンコンバートされたイメージ信号のみとなっている。
Figure 0004648948
第1の乗算部112による演算、第1の移相部113による演算、第2の乗算部115による演算、第2の移相部114による演算、および合成演算は、補正値演算部110において、2次元行列演算によって、ある一定の範囲の振幅補正候補値Acおよびある一定の範囲の位相補正候補値αc/2に渡って一括して実行される。
判定部117は、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変数としたときの第1の合成信号の変曲点を求める。判定部117は、当該変曲点に対応する振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を、それぞれ、振幅補正値Aおよび位相補正値α/2として、復調部120に入力する。
次に、復調部120の機能について説明する。復調部120は、第1のデジタル信号に対して、振幅補正値Aを第3の乗算部121で乗算する。復調部120は、第3の乗算部121の乗算結果の位相を、位相補正値α/2度分、第3の移相部122で回転させる。すなわち、第3の移相部122は、第3の乗算部121の乗算結果の位相を(0+α/2)分回転させる。
復調部120は、第2のデジタル信号に対して、振幅補正値Aの逆数1/Aを第4の乗算部124で乗算する。復調部120は、第4の乗算部124の乗算結果の位相に対して、90度逆回転かつ位相補正値α/2度分逆回転の処理を施す。すなわち、第4の移相部123は、第4の乗算部124の乗算結果の位相を(−90−α/2)度分回転させる。
復調部120は、第3の移相部122によって得られた第1のデジタル信号と第4の移相部123によって得られた第2のデジタル信号とを合成して、第2の合成信号を得る。(式5)は、第1および第2のIF信号として(式2)および(式3)を用いたときの復調部120における第2の合成信号VIFを示す。Bは振幅誤差、θは位相誤差であるので、(式5)に示すように、A/B=B/Aかつθ=αのときに、イメージ信号が抑圧された第2の合成信号が得られることが分かる。このようなAおよびαは、(式5)に示す第2の合成信号 IF の変曲点に対応するAcおよびαcであることは、後述の説明によって、より明らかとなる。
Figure 0004648948
第2の合成信号は、第3および第4のダウンコンバータ125a,125bに入力される。第2の90度移相器127は、クロック生成部126によって生成されたクロック信号に対して、0度位相を回転させたクロック信号と、90度位相を回転させたクロック信号とを出力する。第3のダウンコンバータ125aは、第2の合成信号を0度位相の回転クロック信号に基づいて、ベースバンド帯域にまでダウンコンバートし、同相成分(I)として出力する。第4のダウンコンバータ125bは、第2の合成信号を90度位相の回転クロック信号に基づいて、ベースバンド帯域にまでダウンコンバートし、直交成分(Q)として出力する。このように、復調部120は、振幅補償および位相補償を行う共に、ハートレー方式によってイメージ信号を除去する。
次に、補正値演算部110および復調部120の動作について説明する。まず、動作の開始時、補正値演算部110は、振幅補正候補値Acを0dBとし、位相補正候補値αc/2を0度として、第2の移相部114における90度位相シフトのみを行って、第1の合成信号を得る。それに対し、復調部120は、振幅補正値Aを0dBとし、位相補正値α/2を0度として、第4の移相部123における−90度位相シフトのみを行って、第2の合成信号を得る。
次に、補正値演算部110および復調部120は、それぞれ、第1および第2の合成信号を比較部130に入力する。比較部130は、第1および第2の合成信号のレベルを比較する。イメージ妨害が問題となるのは、イメージ信号が所望信号よりも非常に大きな場合である。イメージ信号が抑圧しれていなかった場合、第2の合成信号は、所望信号とイメージ信号とを合成した信号となる。このような状況を判別するために、比較部130は、第1および第2の合成信号のレベルを比較し、第1の合成信号のレベルが、第2の合成信号のレベルよりも、所定のレベル(たとえば、10dB〜30dB)以上大きい場合、復調部120に補正を実行させるための補正ステージに移行すべきであると判断し、補正値演算部110および復調部120に指示する。一方、所定のレベルを超えない場合、比較部130は、振幅補正値A=0dB、位相補正値α/2=0度で復調するように、復調部120に指示する。なお、図1A上、指示経路を示す矢印は省略されている。なお、比較部130は、集積回路によってハード的に実現されても良いし、CPUに上記動作を実行させるプログラムによってソフト的に実現されても良い。
次に、補正ステージに移行した場合の補正値演算部110および復調部120の動作について説明する。補正ステージにおいて、補正値演算部110は、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を所定の範囲(たとえば、−0.5dB≦10log10|Ac|≦0.5dB、−5度≦c/2≦5度)で離散的に変化させたときの第1の合成信号の値を2次元行列演算によって、一括または何回かに分割して求める。そして、求めた合成信号の値について、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変数としたときの変曲点を求め、当該変曲点に対応する振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を、それぞれ、振幅補正値Aおよび位相補正値α/2として、復調部120に入力する。以後、復調部120は、入力された振幅補正値Aおよび位相補正値α/2を用いて、振幅および位相を補正して、第2の合成信号を得る。復調部120は、第2の合成信号をベースバンド帯域にダウンコンバートして、同相成分(I)および直交成分(Q)を得る。
補正値演算部110、復調部120、および比較部130は、1つの集積回路として実現されても良いし、それぞれ別々または一部を重複している集積回路として実現されてもよい。また、ソフト的に実現される場合、補正値演算部110、復調部120、および比較部130は、共通のCPUを使用しても良いし、別々のCPUを使用して実現されてもよい。
なお、無線受信装置100は、第3のダウンコンバータ125a及び第4のダウンコンバータ125bの前段に、可変利得増幅器128を備える構成であってもよい。図1Bは、可変利得増幅器128を備える無線受信装置100の機能的構成を示すブロック図である。図1Bにおいて、可変利得増幅器128は、第3のダウンコンバータ125a及び第4のダウンコンバータ125bに入力される信号(第2の合成信号)のレベルが一定となるように、第2の合成信号を増幅する利得を調整する。可変利得増幅器128は、この位置に接続されることで、イメージ周波数信号が抑圧された第2の合成信号が入力されるので、所望信号の正確なレベルを知ることができる。これにより、可変利得増幅器128は、所望信号の正確なレベルに基づいて、第2の合成信号の大きさを補償することが可能となる。また、無線受信回路100は、図1Cに示すような構成であってもよい。
次に、第1の合成信号の変曲点に対応する振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2が最適な振幅補正値Aおよび位相補正値α/2であることの理由について説明する。
図2Aは、振幅誤差および位相誤差が無いとして(すなわち、B=0dBおよびθ=0度であるとして)、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変化させたときの第1の合成信号の値を求めた3Dコンター図である。振幅誤差および位相誤差が無い場合、復調部120における振幅補正値Aおよび位相補正値α/2は、設定する必要がない。すなわち、振幅補正値A=0dBおよび位相補正値α/2=0度であればよい。図2Aに示すように、振幅補正値A=0dBおよび位相補正値α/2=0度に対応する振幅補正候補値Ac=0dBおよび位相補正候補値αc/2=0度は、合成信号の変曲点Xにおける値である。このことから、適切な振幅補正値Aおよび位相補正値α/2を求めるためには、合成信号の変曲点に対応する振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を求めればよいことが分かる。
図2Bは、振幅誤差および位相誤差が存在するとして、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変化させたときの第1の合成信号の値を求めた3Dコンター図である。図2Bでは、振幅誤差Bは0.2dBであるとし、位相誤差θは、3度であるとしている。このとき、変曲点Xに対応する振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2は、Ac=−0.2dBおよびαc=3度である。したがって、補正値演算部110は、振幅補正値Aを−0.2dBとし、位相補正値αを3度とする。これに応じて、復調部120は、振幅補償と位相補償とを行う。
このように、第1の実施形態によれば、2次元行列演算によって得られた第1の合成信号の変曲点を振幅補正値および位相補正値とするだけでよいので、従来のようにビット誤り率を用いる必要がないので、振幅および位相を補償しかつ短い時間でイメージ妨害を抑圧することができる無線受信装置が提供されることとなる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態において、無線受信装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、図1Aを援用する。第2の実施形態では、補正値演算部110における演算アルゴリズムが第1の実施形態と異なる。図3は、本発明の第2の実施形態における無線受信装置100の補正値演算部110における演算アルゴリズムを説明するための図である。
第1の実施形態における補正値演算部110では、一定の範囲内から振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αcを選び、2次元行列演算によって、第1の合成信号を求め、変曲点を求めることとした。しかし、2次元行列演算には、多くのメモリが必要となる。
第2の実施形態において、補正値演算部110の判定部117は、まず、第1および第2の移相部113,114における位相補正候補値αcを0度に固定する。次に、補正値演算部110の判定部117は、1次元行列演算(ベクトル演算)によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値Aoptを求める(図3の左図参照)。次に、補正値演算部110の判定部117は、第1および第2の乗算部112,115における振幅補正候補値Acを求めたAoptに固定する。そして、補正値演算部110の判定部117は、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値αoptを求める(図3の右図参照)。最後に、補正値演算部110は、振幅補正候補値Aoptおよび位相補正候補値αoptを、振幅補正値Aおよび位相補正値α/2として、復調部120に入力する。
上記のように、位相補正候補値を固定して、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、求めた振幅補正候補値で固定して、第1の合成信号レベルが最大となる位相補正候補値を求めることは、図2Aおよび図2Bに示すように、第1の合成信号が馬蹄形であることから、変曲点を求めていることに等しい。
このように、第2の実施形態では、1次元行列演算によって、第1の合成信号の変曲点を求めることができるので、少ないメモリで、振幅および位相を補償し、かつイメージ妨害を抑圧することができる。
なお、第2の実施形態では、1次元行列演算によって、第1の合成信号を求め、最小値および最大値を求めることとした。しかし、補正値演算部110は、位相補正候補値を固定して、振幅補正候補値Acをスイープさせながら、逐次演算によって、第1の合成信号を求め、最小値を求めても良い。さらに、補正値演算部110は、求めた最小値に対応する振幅補正候補値Aoptを固定して、位相補正候補値αcをスイープさせながら、逐次演算によって、第1の合成信号を求め、最大値を求めても良い。ここで、逐次演算とは、補正候補値を少し変化させて値を求め、さらに少し変化させて値を求める演算手法のことをいう。
逐次演算によって第1の合成信号を求める無線受信装置は、例えば、図4のように構成することができる。図4は、逐次演算によって第1の合成信号を求める無線受信装置100aの機能的構成を示すブロック図である。図4において、無線受信装置100aは、第1の移相部113、及び第2の移相部114の構成に特徴がある。第1の移相部113、及び第2の移相部114は、図4に示すように、複数の遅延回路と、複数のスイッチと、90度位相合成器とによって構成される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態において、無線受信装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、図1Aを援用する。第の実施形態では、補正値演算部110における演算アルゴリズムが第1の実施形態と異なる。図5は、本発明の第3の実施形態における無線受信装置100の補正値演算部110における演算アルゴリズムを説明するための図である。
第1の実施形態における補正値演算部110では、一定の範囲内から振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αcを選び、2次元行列演算によって、第1の合成信号を求め、変曲点を求めることとした。しかし、2次元行列演算には、多くのメモリが必要となる。
の実施形態において、補正値演算部110の判定部117は、まず、第1および第2の乗算部112,115における振幅補正候補値Acを0dBに固定する。次に、補正値演算部110の判定部117は、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値αoptを求める(図5の左図参照)。次に、補正値演算部110の判定部117は、第1および第2の移相部113,114における位相補正候補値αcを求めたαoptに固定する。そして、補正値演算部110の判定部117は、1次元行列演算によって、第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値Aoptを求める(図5の右図参照)。最後に、補正値演算部110は、振幅補正候補値Aoptおよび位相補正候補値αoptを、振幅補正値Aおよび位相補正値α/2として、復調部120に入力する。
上記のように、振幅補正候補値を固定して、第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、求めた位相補正候補値で固定して、第1の合成信号レベルが最小となる振幅補正候補値を求めることは、図2Aおよび図2Bに示すように、第1の合成信号が馬蹄形であることから、変曲点を求めていることに等しい。
このように、第3の実施形態では、1次元行列演算によって、第1の合成信号の変曲点を求めることができるので、少ないメモリで、振幅および位相を補償し、かつイメージ妨害を抑圧することができる。
なお、第3の実施形態では、1次元行列演算によって、第1の合成信号を求め、最小値および最大値を求めることとした。しかし、補正値演算部110は、振幅補正候補値を固定して、位相補正候補値αcをスイープさせながら、逐次演算によって、第1の合成信号を求め、最大値を求めても良い。さらに、補正値演算部110は、求めた最大値に対応する位相補正候補値αoptを固定して、振幅補正候補値Acをスイープさせながら、逐次演算によって、第1の合成信号を求め、最小値を求めても良い。
なお、第1〜第3の実施形態における2次元行列演算、1次元行列演算、および逐次演算の具体的手法としては、公知のあらゆる手法を用いることができ、特に限定されるものではない。
(第4の実施形態)
第2の実施形態において、無線受信装置の構成は、第1の実施形態と同様であるので、図1Aを援用する。ただし、第4の実施形態に係る無線受信装置100では、Low−IF方式を採用しており、周波数変換部は、Low−IF帯域にまで、RF信号をダウンコンバートする。Low−IF方式において、イメージ信号は、所望信号の隣接チャネルに存在することとなる。したがって、使用するアプリケーションによっては、所望信号のシンボル同期に加え、イメージ信号のシンボル同期も行うことができる。ここで、シンボル同期とは、サンプリングによって得られたシンボルデータに含まれる元シンボルのタイミングを抽出し、元シンボルを再生することをいう。
図6は、イメージ信号のシンボル同期を行ったときに再生されたシンボルの波形を模式的に示す図である。図6に示すように、イメージ信号のシンボル同期を行ったときに再生されたシンボルには、包絡線が安定するタイミングが存在する。そこで、補正値演算部110の判定部117は、イメージ信号のシンボル同期を行って、再生されたシンボルの包絡線が安定するタイミングを検出する。そして、補正値演算部110の判定部117は、当該タイミングの真ん中付近で、変曲点を求める。これにより、誤差が小さな振幅補正値および位相補正値を得ることができる。
なお、第4の実施形態は、第1の実施形態以外の実施形態においても、適用可能である。
(第5の実施形態)
近年、高速通信を行うために、1チャネルの帯域幅が非常に広くなっている。このような通信方式において、1組の補正値では、十分にイメージ妨害を抑圧することができないおそれがある。第5の実施形態では、1チャンネルの帯域幅が非常に広い通信方式においても、イメージ妨害を抑圧することができる無線受信装置を提案する。
図7は、本発明の第5の実施形態に係る無線受信装置200の機能的構成を示すブロック図である。図7において、第1の実施形態に係る無線受信装置100と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図7において、無線受信装置200は、第1のダウンコンバータ101aと、第1のアナログデジタル変換部140aと、第2のダウンコンバータ101bと、第2のアナログデジタル変換部140bと、局部発振器105と、第1の90度移相器106と、補正値演算部210と、復調部220と、比較部230とを備える。
補正値演算部210は、第1のデジタルフーリエ変換部211と、第1の乗算部212と、第1の移相部213と、第2の移相部214と、第2の乗算部215と、第2のデジタルフーリエ変換部216と、判定部217とを含む。
復調部220は、第3の乗算部221と、第3の移相部222と、第4の移相部223と、第4の乗算部224と、逆デジタルフーリエ変換部225と、第3のダウンコンバータ125aと、第4のダウンコンバータ125bと、クロック生成部126と、第2の90度移相器127とを含む。なお、第1および第2のデジタルフーリエ変換部211,216は、補正値演算部210の外にあってもよい。
第1のデジタルフーリエ変換部211は、第1のデジタル信号をデジタルフーリエ変換して、各周波数成分を出力する。第2のデジタルフーリエ変換部216は、第2のデジタル信号をデジタルフーリエ変換して、各周波数成分を出力する。
復調部220は、デジタルフーリエ変換された第1のデジタル信号の各周波数成分に対して、それぞれ、第3の乗算部221によって、振幅補正値A1,…,Ai,…,ANを乗算する。復調部220は、第3の乗算部221の乗算結果の各周波数成分に対して、第3の移相部222によって、位相補正値α1/2,…,αi/2,…,αN/2による回転処理を施す。具体的には、第3の移相部222は、第3の乗算部221の乗算結果の各周波数成分に対して、cos(αi/2)+jsin(αi/2)を乗算する。ここで、jは、虚数成分を表す。
また、復調部220は、第4の乗算部224によって、デジタルフーリエ変換された第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、それぞれ、振幅補正値A1,…,Ai,…,ANの逆数を乗算する。復調部220は、第4の移相部223によって、第4の乗算部224の乗算結果の各周波数成分に対して、位相補正値α1/2,…,αi/2,…,αN/2による回転処理を施す。具体的には、第4の移相部223は、第4の乗算部224の乗算結果の各周波数成分に対して、sin(αi/2)−jco(αi/2)を乗算する。
復調部220は、第3の移相部222から出力される各周波数成分と、第4の移相部223から出力される各周波数成分とをそれぞれ合成して、第2の合成信号として、逆デジタルフーリエ変換部225に入力する。逆デジタルフーリエ変換部225は、第2の合成信号の各周波数成分に対して、逆デジタルフーリエ変換を施して出力する。逆デジタルフーリエ変換部225から出力された信号は、第1の実施形態と同様にして、同相成分および直交成分に変換される。
このように、復調部220は、デジタルフーリエ変換された第1および第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、振幅および位相の補正およびイメージ周波数信号の除去を施して、補正およびイメージ周波数除去後の各周波数成分に対して、逆デジタルフーリエ変換を施すことによって、RF信号を復調する。
補正値演算部210は、デジタルフーリエ変換された第1のデジタル信号の各周波数成分に対して、それぞれ、第1の乗算部212によって、振幅補正候補値Acを乗算する。補正値演算部210は、第1の乗算部212の乗算結果の各周波数成分に対して、第1の移相部213によって、位相補正候補値αcによる回転処理を施す。具体的には、第1の移相部213は、第1の乗算部212の乗算結果の各周波数成分に対して、cos(αc/2)+jsin(αc/2)を乗算する。
また、補正値演算部210は、デジタルフーリエ変換された第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、それぞれ、第2の乗算部215によって、振幅補正候補値Acの逆数を乗算する。補正値演算部210は、第2の乗算部215の乗算結果の各周波数成分に対して、位相補正候補値αcに基づいて、第2の移相部214において第1のデジタル信号処理に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施す。具体的には、第2の移相部214は、第2の乗算部215の乗算結果の各周波数成分に対して、sin(αc/2)+jco(αc/2)を乗算する。{cos(αc/2)+jsin(αc/2)}×{sin(αc/2)+jco(αc/2)}=jであるので、第1の移相部213における回転角と第2の移相部214における回転角とは、直交関係にある。
補正値演算部210は、第1の移相部213から出力される各周波数成分と、第2の移相部214から出力される各周波数成分とを合成して、第1の合成信号として、判定部217に入力する。
このようにして、補正値演算部210は、所定の範囲の振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αcについて、周波数成分毎に、第1の合成信号を求める。判定部217は、各周波数成分に対して、第1の合成信号を得るので、各周波数成分における変曲点を求めることができる。判定部217によって求められた各周波数成分における変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値は、振幅補正値A1,…,Ai,…,ANおよび位相補正値α1/2,…,αi/2,…,αN/2として、復調部220に入力される。各周波数成分の変曲点は、第1の実施形態と同様、2次元行列演算によって求められても良いし、第2の実施形態と同様、1次元行列演算もしくは逐次演算によって求められても良い。その他、変曲点を求めるための演算手法は特に限定されない。
比較部230は、動作開始時、各周波数成分に対して、第1および第2の合成信号のレベルを比較する。第1の合成信号のレベルが第2の合成信号のレベルよりも、所定のレベル(たとえば、10dB〜30dB)以上大きい周波数成分が存在する場合、比較部230は、復調部220に補正を実行させるための補正ステージに移行すべきであると判断し、補正値演算部210および復調部220に指示する。一方、第1の合成信号のレベルが第2の合成信号のレベルよりも、所定のレベル(たとえば、10dB〜30dB)以上大きい周波数成分が存在しない場合、比較部230は、振幅補正値A=0dB、位相補正値α/2=0度で復調するように、復調部220に指示する。
補正ステージに移行した場合、補正値演算部210は、各周波数成分に対して、振幅補正値A1,…,Ai,…,ANおよび位相補正値α1/2,…,αi/2,…,αN/2を求め、復調部220に補正させる。
これにより、広帯域信号に対しても、振幅および位相の補正、イメージ妨害抑圧が可能となる。
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態に係る無線受信装置300の機能的構成を示すブロック図である。図8において、第1の実施形態に係る無線受信装置100と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図8において、無線受信装置300は、第1のダウンコンバータ101aと、第1のアナログデジタル変換部140aと、第2のダウンコンバータ101bと、第2のアナログデジタル変換部140bと、局部発振器105と、第1の90度移相器106と、補正値演算部110と、復調部320と、比較部330とを備える。
復調部320は、第3の乗算部321と、第3の移相部322と、第4の移相部323と、第5の移相部324と、第6の移相部325と、第4の乗算部326と、第3のダウンコンバータ327と、第4のダウンコンバータ328と、第5のダウンコンバータ329と、第6のダウンコンバータ332と、クロック生成部331とを含む。
復調部320は、第3の乗算部321によって第1のデジタル信号に振幅補正値Aを乗算した信号と、クロック生成部331から出力されるクロック信号の位相を第3の移相部322によって位相補正値α/2分回転させた信号とを、第3のダウンコンバータ327によって乗算した信号を第1の信号とする。
復調部320は、第4の乗算部326によって第2のデジタル信号に振幅補正値Aの逆数を乗算した信号と、クロック信号の位相を第4の移相部323によって90度回転かつ位相補正値α/2分回転させた信号とを、第4のダウンコンバータ328によって乗算した信号を第2の信号とする。
復調部320は、第3の乗算部321によって第1のデジタル信号に振幅補正値Aを乗算した信号と、クロック信号の位相を−90度回転かつ位相補正値α/2分逆回転させた信号とを、第5のダウンコンバータ329によって乗算した信号を第3の信号とする。
復調部320は、第4の乗算部326によって第2のデジタル信号に振幅補正値Aの逆数を乗算した信号と、クロック信号の位相を位相補正値α/2分回転させた信号とを、第6のダウンコンバータ332によって乗算した信号を第4の信号とする。
復調部320は、第1の信号と第2の信号との合成信号とを同相成分とする。復調部320は、第3の信号と第4の信号との合成信号とを直交成分とする。このように、復調部320は、ウィーバー方式によって、イメージ信号を除去する。
比較部330は、動作開始時、振幅補正値A=0dBとし、位相補正値α/2=0度として、補正値演算部110における第1の合成信号のレベルと、復調部320における同相成分および直交成分によるベクトルの大きさとを比較する。比較部330は、第1の合成信号のレベルが、ベクトルの大きさよりも所定値以上大きい場合、補正ステージに移行するように、復調部320および補正値演算部110に指示する。それに応じて、復調部320は、補正値演算部110からの補正値に基づいて、補正を実行する。
このように、復調部320は、イメージ信号を除去することができる構成であればよく、第1の実施形態のようにハートレー方式を採用していても良いし、第6の実施形態のように、ウィーバー方式を採用していてもよい。
(第7の実施形態)
図9は、本発明の第7の実施形態に係る無線受信装置400の機能的構成を示すブロック図である。図9において、図1Aに示す第1の実施形態に係る無線受信装置100と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、詳しい説明を省略することとする。
図9において、無線受信装置400は、受信側増幅器401と、第1のスイッチ回路402と、送信側増幅器403と、第2のスイッチ回路404と、送信回路405と、第1のダウンコンバータ101aと、第1のアナログデジタル変換部140aと、第2のダウンコンバータ101bと、第2のアナログデジタル変換部140bと、局部発振器105と、第1の90度移相器106と、補正値演算部110と、復調部120と、比較部130と、第3のメモリ410とを備える。なお、第7の実施形態では、無線受信装置400に送信回路405がさらに含まれているが、RF信号を受信する装置であることに違いはないので、第7の実施形態においても、無線受信装置という。
第7の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、無線受信装置400の電源投入時に、補正値演算部110は、予め振幅補正値および位相補正値を求めておいて、第3のメモリに格納しておく点である。具体的には、補正値演算部110は、送信回路からのIF信号に基づいて、振幅補正値および位相補正値を求める。
無線受信装置400は、電源投入時、以下のように動作する。電源が投入されると、無線受信装置400内の制御部(図示せず)は、第1のスイッチ回路402を送信側に切り換え、第2のスイッチ回路404を受信側に切り換える。次に、無線受信装置400は、送信回路405にイメージ周波数のRF信号を何ポイントか出力させる。イメージ信号の周波数によって、振幅補正値および位相補正値は、異なってくる。そのため、具体的には、無線受信装置400は、送信回路405に、複数のイメージ周波数(たとえば、最も高い周波数、中間の周波数、最も低い周波数)のRF信号を出力させる。これによって、当該RF信号は、第1および第2のダウンコンバータ101a,101bに入力され、IF信号に変換される。補正値演算部110は、第1の実施形態と同様にして、当該IF信号を用いて、振幅補正値および位相補正値を求め、求めた振幅補正値および位相補正値を第3のメモリ410に格納する。
次に、無線受信装置400は、第1のスイッチ回路402をアンテナ(図示せず)側に切り換え、第2のスイッチ回路404をアンテナ(図示せず)側に切り換える。その後、受信されたRF信号がIF信号に変換され、IF信号がデジタル信号に変換されて復調部120に入力されることとなる。復調部120は、当初、第3のメモリ410に格納されているイメージ周波数に応じた振幅補正値および位相補正値を用いて、補正を行う。
もし、電源投入時に送信回路405からのRF信号以外の周波数を有するRF信号を受信したら、無線受信装置400は、受信したRF信号に基づいて、補正値演算部110に、新たな振幅補正値および位相補正値を求めさせる。なお、比較部130において、補正値の演算が必要ないと判断されれば、補正値演算部110は、新たな振幅補正値および位相補正値を求めない。
このように、第7の実施形態では、電源投入時に予め振幅補正値および位相補正値を求めておき、補正が行われるので、より迅速に補正およびイメージ妨害の抑圧を行うことができる。また、RF信号の周波数が変われば、新たに振幅補正値および位相補正値を求めることができるので、周波数の変化に柔軟に対応することができる。
なお、第3のメモリ410を不揮発性メモリとすることによって、2回目以降の電源投入時には、補正値を求める演算を省略することができる。
なお、補正値演算部110は、電源投入時に求められている振幅補正値および位相補正値の近似値を、新たな振幅補正値および位相補正値の候補値として選び、まずは、それらの近似値を用いて、変曲点を求め、変曲点が見つからない場合のみ、候補値の範囲を広げて、新たな振幅補正値および位相補正値を求めても良い。これにより、より迅速に新たな振幅補正値および位相補正値を求めることができる。
なお、上記では、無線受信装置400の構成として、図1Aに示す構成を利用することとしたが、図1B、図1C、図4、図7または図8に示す構成を利用してもよい。この場合も、電源投入時に、補正のための演算が送信回路からのRF信号に基づいて、補正値演算部によって行われればよい。当然、演算手法としては、2次元行列演算、1次元行列演算、または逐次演算のいずれが用いられても良い。
(第8の実施形態)
図10Aは、本発明の第8の実施形態に係る無線受信装置500の機能的構成を示すブロック図である。図10Aにおいて、図1Aに示す第1の実施形態に係る無線受信装置100と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、詳しい説明を省略することとする。
図10Aにおいて、無線受信装置500は、第1のダウンコンバータ101aと、第1のアナログデジタル変換部140aと、第2のダウンコンバータ101bと、第2のアナログデジタル変換部140bと、局部発振器105と、第1の90度移相器106と、補正値演算部510と、復調部520と、比較部530とを備える。
補正値演算部510は、第1のメモリ111と、第2のメモリ116と、第3のメモリ511と、第1の乗算部512と、第1の移相部513と、第2の移相部514と、第2の乗算部515と、SPDT130と、判定部117とを含む。復調部520は、第3のダウンコンバータ125aと、第4のダウンコンバータ125bと、クロック生成部126と、第2の90度移相器127とを含む。
以下、第8の実施形態に係る無線受信装置500の動作について、第1および第2のステップに分けて説明する。図10Aを用いて、第1のステップにおける無線受信装置500の動作を説明する。図10Bを用いて、第2のステップにおける無線受信装置500の動作を説明する。
第1のステップにおいて、DPDT129は、第1の乗算部512と第1の移相部513とを、第2の乗算部515と第2の移相部514とを接続する。また、SPDT130は、判定部117側に接続される。補正値演算部510は、第1のメモリ111に蓄積された第1のデジタル信号に対して、振幅補正値の候補となる振幅補正候補値Acを第1の乗算部512で乗算する。補正値演算部510は、第1の乗算部512の乗算結果の位相を、位相補正値の候補となる位相補正候補値αc/2度分、第1の移相部513で逆回転させる。すなわち、第1の移相部513は、第1の乗算部512の乗算結果の位相を(0−αc/2)度分回転させる。
補正値演算部510は、第2のメモリ116に蓄積された第2のデジタル信号に対して、振幅補正候補値Acの逆数1/Acを第2の乗算部515で乗算する。補正値演算部510は、第2の乗算部515の乗算結果の位相に対して、90度回転かつ位相補正候補値αc/2度分回転の処理を施す。すなわち、第2の移相部514は、第2の乗算部515の乗算結果の位相を(90+αc/2)度分回転させる。したがって、第1の移相部513において施される位相回転の角度と第2の移相部514によって施される位相回転の角度とは、直交する位相関係(直交関係)にある。
補正値演算部510は、第1の移相部513によって得られた第1のデジタル信号と第2の移相部514によって得られた第2のデジタル信号とを合成して、第1の合成信号とする。第1の合成信号は、判定部117および第3のメモリ511に入力される。判定部117は、第1の実施形態と同様の方法を用いて、振幅補正値Aおよび位相補正値α/2を算出する。振幅補正値A、位相補正値α/2、および第1の合成信号は、第3のメモリ511に記憶される。
次に、第2のステップにおいて、DPDT129は、第1の乗算部512と第2の移相部514とを、第2の乗算部515と第1の移相部513とを接続する。また、SPDT130は、復調部520側に接続される。補正値演算部510は、第3のメモリ511を参照して、第1のメモリ111に蓄積された第1のデジタル信号に対して、振幅補正値Aを第1の乗算部512で乗算する。補正値演算部510は、第1の乗算部512の乗算結果の位相に対して、90度回転かつ位相補正値α/2度分回転の処理を施す。すなわち、第2の移相部514は、第1の乗算部512の乗算結果の位相を(90+α/2)度分回転させる。
補正値演算部510は、第3のメモリ511を参照して、第2のメモリ116に蓄積された第2のデジタル信号に対して、振幅補正値Aの逆数1/Aを第2の乗算部515で乗算する。補正値演算部510は、第2の乗算部515の乗算結果の位相を、位相補正値α/2度分、第1の移相部513で逆回転させる。すなわち、第1の移相部513は、第の乗算部51の乗算結果の位相を(0−α/2)分回転させる。
補正値演算部510は、第2の移相部514によって得られた第1のデジタル信号と、第1の移相部513によって得られた第2のデジタル信号とを合成して、第2の合成信号を得る。第2の合成信号は、第3のメモリ511および復調部520に入力される。第3のメモリ511は、第2の合成信号を記憶する。
復調部520において、第3のダウンコンバータ125a、第4のダウンコンバータ125b、クロック生成部126、及び第2の90度移相器127は、第1の実施形態と同様の方法を用いて、第2の合成信号から、同相成分(I)および直交成分(Q)を出力する。比較部530は、第1および第2の合成信号を第3のメモリ511から読み出す以外は、第1の実施形態と同様の動作を行なう。
このように、第8の実施形態に係る無線受信装置500は、補正値演算部510が、第1のステップで振幅補正値Aおよび位相補正値α/2を算出し、第2のステップで第1および第2のデジタル信号を振幅補正値Aおよび位相補正値α/2で補正するので、上述した実施形態に比べて、回路規模を小さくすることができる。
なお、上記全ての実施形態において、第1のアナログデジタル変換部140aは、第1のIF信号から所望のチャネルを選択して通過させる第1のチャネル選択フィルタと、第1のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器とを含む構成であってもよい。さらに、第2のアナログデジタル変換部140bは、第2のIF信号から所望のチャネルを選択して通過させる第2のチャネル選択フィルタと、第2のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器とを含む構成であってもよい。
なお、上記全ての実施形態において、補正値演算部は、復調部による1回の補正が終了すると、すぐに、次の補正のための演算を行って、連続的に復調部が補正を行えるように、振幅補正値および位相補正値を演算し続けるとよい。
また、上記全ての実施形態において、補正値演算部は、RF信号におけるデータフレームの最初の部分のみで、補正のための演算を行うだけであってもよい。これにより、当該データフレームにおいて、イメージ抑圧による受信感度劣化が低減され、かつ補正のための演算に使用する消費電力が低減される。
また、上記全ての実施形態において、補正値演算部は、RF信号の各フレームのトレーニング信号を受信している時のみ、補正のための演算を行っても良い。このタイミングではデータの受信を行っていないため、これにより、受信感度への影響を低減できる。
本発明の無線受信装置は、振幅および位相の両方のばらつきを補償し、短い時間でイメージ妨害を抑圧することができ、移動体端末等、特にマルチモードおよび/またはマルチバンドの移動体端末等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る無線受信装置100の機能的構成を示すブロック図 可変利得増幅器を備える無線受信装置100の機能的構成を示すブロック図 可変利得増幅器を備える無線受信装置100の他の機能的構成を示すブロック図 振幅誤差および位相誤差が無いとして(すなわち、B=0dBおよびθ=0度であるとして)、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変化させたときの第1の合成信号の値を求めた3Dコンター図 振幅誤差および位相誤差が存在するとして、振幅補正候補値Acおよび位相補正候補値αc/2を変化させたときの第1の合成信号の値を求めた3Dコンター図 本発明の第2の実施形態における無線受信装置100の補正値演算部110における演算アルゴリズムを説明するための図 逐次演算によって第1の合成信号を求める無線受信装置100aの機能的構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態における無線受信装置100の補正値演算部110における演算アルゴリズムを説明するための図 イメージ信号のシンボル同期を行ったときに再生されたシンボルの波形を模式的に示す図 本発明の第5の実施形態に係る無線受信装置200の機能的構成を示すブロック図 本発明の第6の実施形態に係る無線受信装置300の機能的構成を示すブロック図 本発明の第7の実施形態に係る無線受信装置400の機能的構成を示すブロック図 本発明の第8の実施形態に係る無線受信装置500の機能的構成を示すブロック図(第1のステップ) 本発明の第8の実施形態に係る無線受信装置500の機能的構成を示すブロック図(第2のステップ) イメージ周波数信号による妨害のメカニズムを示す図 ハートレー方式を採用するための無線受信装置の機能的構成を示すブロック図 図12Aにおける第1のミキサ901の出力信号の位相関係を示すブロック図 図12Aにおける第2のミキサ902の出力信号の位相関係を示すブロック図 図12Aにおける第2の移相器904の出力信号の位相関係を示す図 特許文献1に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図 特許文献2に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図 特許文献3、特許文献4、および特許文献5に記載されている受信回路の機能的構成を示すブロック図
符号の説明
100,200,300,400,500 無線受信装置
101a 第1のダウンコンバータ
101b 第2のダウンコンバータ
102a 第1のアンチエリアジングフィルタ
103a 第1のアナログデジタル変換器
104a 第1のチャネル選択フィルタ
102b 第2のアンチエリアジングフィルタ
103b 第2のアナログデジタル変換器
104b 第2のチャネル選択フィルタ
105 局部発振器
106 第1の90度移相器
110,210,510 補正値演算部
120,220,320,520 復調部
130,230,330,530 比較部
140a 第1のアナログデジタル変換部
140b 第2のアナログデジタル変換部
111,116,511 メモリ
112,212,512 第1の乗算部
113,213,513 第1の移相部
114,214,514 第2の移相部
115,215,515 第2の乗算部
117,217 判定部
121,221,321 第3の乗算部
122,222,322 第3の移相部
123,223,323 第4の移相部
324 第5の移相部
325 第6の移相部
124,224,326 第4の乗算部
125a,327 第3のダウンコンバータ
125b,328 第4のダウンコンバータ
329 第5のダウンコンバータ
332 第6のダウンコンバータ
126,331 クロック生成部
127 第2の90度移相器
129 DPDT
130 SPDT
211 第1のデジタルフーリエ変換部
216 第2のデジタルフーリエ変換部
225 逆デジタルフーリエ変換部
401 受信側増幅器
402 第1のスイッチ回路
403 送信側増幅器
404 第2のスイッチ回路
405 送信回路
410 第3のメモリ

Claims (25)

  1. 無線周波数信号を中間周波数信号に周波数変換して復調する無線受信装置であって、
    前記無線周波数信号を、90度位相が異なる2つの局部発振信号に基づいて、第1および第2の中間周波数信号に変換する周波数変換部と、
    前記第1の中間周波数信号を第1のデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換部と、
    前記第2の中間周波数信号を第2のデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換部と、
    前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正すると共に、イメージ周波数信号を除去し、得られた信号をベースバンド帯域の信号に変換する復調部と、
    前記復調部において前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するために使われる振幅補正値および位相補正値を演算によって求める補正値演算部とを備え、
    前記補正値演算部は、前記第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を位相補正候補値分回転することによって得られる信号と、前記第2のデジタル信号に対して、前記振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に前記第1のデジタル信号に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施すことによって得られる信号とを合成して第1の合成信号とし、前記第1の合成信号の変曲点を求め、当該変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、前記振幅補正値および前記位相補正値として、前記復調部に入力することを特徴とする、無線受信装置。
  2. 前記補正値演算部は、前記第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を位相補正候補値分逆回転することによって得られる信号と、前記第2のデジタル信号に対して、前記振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に位相を90度回転かつ前記位相補正候補値分回転することによって得られる信号との合成を前記第1の合成信号とすることを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記補正値演算部は、2次元行列演算によって、前記変曲点を求めることを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  4. 前記補正値演算部は、位相補正候補値を0度に固定して、1次元行列演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、振幅補正候補値を当該求めた振幅補正候補値に固定して、1次元行列演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、当該求めた振幅補正候補値および当該求めた位相補正候補値を、前記振幅補正値および前記位相補正値とすることを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  5. 前記補正値演算部は、振幅補正候補値を0dBに固定して、1次元行列演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、位相補正候補値を当該求めた位相補正候補値に固定して、1次元行列演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、当該求めた位相補正候補値および当該求めた振幅補正候補値を、前記位相補正値および前記振幅補正値とすることを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  6. 前記補正値演算部は、位相補正候補値を0度に固定して、逐次演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、振幅補正候補値を当該求めた振幅補正候補値に固定して、逐次演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、当該求めた振幅補正候補値および当該求めた位相補正候補値を、前記振幅補正値および前記位相補正値とすることを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  7. 前記補正値演算部は、振幅補正候補値を0dBに固定して、逐次演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最大となる位相補正候補値を求め、位相補正候補値を当該求めた位相補正候補値に固定して、逐次演算によって、前記第1の合成信号のレベルが最小となる振幅補正候補値を求め、当該求めた位相補正候補値および当該求めた振幅補正候補値を、前記位相補正値および前記振幅補正値とすることを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  8. 前記復調部は、ハートレー方式によって、イメージ周波数信号を除去することを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  9. 前記復調部は、前記第1のデジタル信号に前記振幅補正値を乗算すると共に前記第1のデジタル信号の位相を前記位相補正値分回転することによって得られる信号と、前記第2のデジタル信号に前記振幅補正値の逆数を乗算すると共に前記第2のデジタル信号の位相を−90度回転かつ前記位相補正値分逆回転することによって得られる信号とを合成して第2の合成信号とし、前記第2の合成信号をベースバンド帯域の信号に変換することを特徴とする、請求項8に記載の無線受信装置。
  10. 前記補正値演算部における前記第1の合成信号のレベルと前記復調部における前記第2の合成信号のレベルとを比較し、前記第1の合成信号のレベルが、前記第2の合成信号のレベルよりも所定値以上大きい場合のみ、前記復調部に補正を実行させる比較部をさらに備える、請求項9に記載の無線受信装置。
  11. 前記復調部は、ウィーバー方式によって、イメージ周波数信号を除去することを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
  12. 前記復調部は、
    前記第1のデジタル信号に前記振幅補正値を乗算した信号とクロック信号の位相を前記位相補正値分回転させた信号とを乗算して第1の信号とし、
    前記第2のデジタル信号に前記振幅補正値の逆数を乗算した信号と前記クロック信号の位相を90度回転かつ前記位相補正値分回転させた信号とを乗算して第2の信号とし、
    前記前記第1のデジタル信号に前記振幅補正値を乗算した信号とクロック信号の位相を−90度回転かつ前記位相補正値分逆回転させた信号とを乗算して第3の信号とし、
    前記第2のデジタル信号に前記振幅補正値の逆数を乗算した信号と前記クロック信号の位相を前記位相補正値分回転させた信号とを乗算して第4の信号とし、
    前記第1の信号と前記第2の信号との合成信号とを同相成分とし、
    前記第3の信号と前記第4の信号との合成信号とを直交成分とする、請求項11に記載の無線受信装置。
  13. 前記補正値演算部における前記第1の合成信号のレベルと前記復調部における同相成分および直交成分によるベクトルの大きさとを比較し、前記第1の合成信号のレベルが、前記ベクトルの大きさよりも所定値以上大きい場合のみ、前記復調部に補正を実行させる比較部をさらに備える、請求項12に記載の無線受信装置。
  14. 前記補正値演算部は、連続的に補正のための演算を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  15. 前記補正値演算部は、前記無線周波数信号におけるデータフレームの最初の部分でのみ、補正のための演算を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  16. 前記補正値演算部は、前記無線周波数信号におけるデータフレーム中のトレーニング信号受信時にのみ、補正のための演算を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  17. 前記補正値演算部は、電源投入時に補正のための演算を行い、予め、前記振幅補正値および前記位相補正値を求めておき、
    前記復調部は、予め求められた前記振幅補正値および前記位相補正値に基づいて、補正を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  18. 前記補正値演算部は、電源投入時、送信回路からの無線周波数信号に基づいて、補正のための演算を行い、予め、前記振幅補正値および前記位相補正値を求めることを特徴とする、請求項17に記載の無線受信装置。
  19. 前記補正値演算部は、前記送信回路からの前記無線周波数信号の周波数以外の周波数に対応する無線周波数信号を受信したら、前記受信した無線周波数信号に基づいて、新たに、補正のための演算を行うことを特徴とする、請求項18に記載の無線受信装置。
  20. 前記無線受信装置は、Low−IF方式で、前記中間周波数信号を得て、
    前記補正値演算部は、隣接チャネルに相当するイメージ周波数信号のシンボル同期を行って、再生されたシンボルの包絡線が安定するタイミングで前記変曲点を求めることを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  21. 前記復調部は、デジタルフーリエ変換された前記第1および第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、振幅および位相の補正およびイメージ周波数信号の除去を施して、補正およびイメージ周波数除去後の各周波数成分に対して、逆デジタルフーリエ変換を施し、逆デジタルフーリエ変換によって得られた信号をベースバンド帯域にダウンコンバートし、
    前記補正値演算部は、デジタルフーリエ変換された前記第1のデジタル信号の各周波数成分に対して、前記振幅補正候補値を乗算すると共に位相を回転することによって得られる信号と、デジタルフーリエ変換された前記第2のデジタル信号の各周波数成分に対して、前記振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に前記第1のデジタル信号の各周波数成分に施された回転と直交関係にある回転を施すことによって得られる信号とを合成して前記第1の合成信号とし、各周波数成分における前記第1の合成信号の変曲点を求め、各前記変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、各周波数成分に対応する前記振幅補正値および前記位相補正値として、前記復調部に入力して前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正させることを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
  22. 第1のアナログデジタル変換部は、
    エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、前記第1の中間周波数信号を通過させる第1のアンチエリアジングフィルタと、
    前記第1のアンチエリアジングフィルタの出力をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
    前記第1のアナログデジタル変換器の出力から所望のチャネルを選択して、前記第1のデジタル信号として出力する第1のチャネル選択フィルタとを含み、
    第2のアナログデジタル変換部は、
    エリアジングが発生する周波数の通過を阻止して、前記第の中間周波数信号を通過させる第2のアンチエリアジングフィルタと、
    前記第2のアンチエリアジングフィルタの出力をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、
    前記第2のアナログデジタル変換器の出力から所望のチャネルを選択して、前記第のデジタル信号として出力する第2のチャネル選択フィルタとを含む、請求項1に記載の無線受信装置。
  23. 前記第1のアナログデジタル変換部は、
    前記第1の中間周波数信号から所望のチャネルを選択して通過させる第1のチャネル選択フィルタと、
    前記第1のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器とを含み、
    前記第2のアナログデジタル変換部は、
    前記第2の中間周波数信号から所望のチャネルを選択して通過させる第2のチャネル選択フィルタと、
    前記第2のチャネル選択フィルタの出力をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器とを含む、請求項1に記載の無線受信装置。
  24. 無線周波数信号を中間周波数信号に周波数変換して復調する無線受信装置であって、
    前記無線周波数信号を、90度位相が異なる2つの局部発振信号に基づいて、第1および第2の中間周波数信号に変換する周波数変換部と、
    前記第1の中間周波数信号を第1のデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換部と、
    前記第2の中間周波数信号を第2のデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換部と、
    前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するために使われる振幅補正値および位相補正値を演算によって求めると共に、当該振幅補正値および位相補正値を用いて前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正し、イメージ周波数信号を除去する補正値演算部と、
    イメージ周波数信号を除去することで得られた信号をベースバンド帯域の信号に変換する復調部とを備え、
    前記補正値演算部は、前記第1のデジタル信号に対して、振幅補正候補値を乗算すると共に位相を位相補正候補値分回転することによって得られる信号と、前記第2のデジタル信号に対して、前記振幅補正候補値の逆数を乗算すると共に前記第1のデジタル信号に施された位相回転と直交関係にある位相回転を施すことによって得られる信号とを合成して第1の合成信号とし、前記第1の合成信号の変曲点を求め、当該変曲点に対応する振幅補正候補値および位相補正候補値を、前記振幅補正値および前記位相補正値とすることを特徴とする、無線受信装置。
  25. 前記補正値演算部は、前記第1および第2のデジタル信号の振幅および位相を補正するのに、前記第1のデジタル信号に前記振幅補正値を乗算すると共に前記第1のデジタル信号の位相を90度回転かつ前記位相補正値分回転することによって得られる信号と、前記第2のデジタル信号に前記振幅補正値の逆数を乗算すると共に前記位相補正値分逆回転することによって得られる信号とを合成して第2の合成信号とし、
    前記復調部は、前記第2の合成信号をベースバンド帯域の信号に変換することを特徴とする、請求項24に記載の無線受信装置。
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