JPH0669820A - 受信装置における信号エラー減少方法及びその装置 - Google Patents
受信装置における信号エラー減少方法及びその装置Info
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- JPH0669820A JPH0669820A JP5133284A JP13328493A JPH0669820A JP H0669820 A JPH0669820 A JP H0669820A JP 5133284 A JP5133284 A JP 5133284A JP 13328493 A JP13328493 A JP 13328493A JP H0669820 A JPH0669820 A JP H0669820A
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Abstract
その装置に関し、GSM等の受信機の信号エラーを減少
させる方法等を提供すること。 【構成】 1組のディジタルベースバンド信号値対を生
成すべく受信信号を復調すること;I及びQ方向平均値
を生成すべく同相信号値を平均化すること;信号対の各
々の同相信号値及び直交信号値からそれぞれI又はQ方
向平均値を減算すること;第1、第2、第3そして第4
のI−Q図の領域を規定すること;各領域に対してI又
はQ軸と関係する領域内に位置する新たな組の点との間
の平均距離を決定し円の中心をI又はQ軸へ近づけるI
又はQ方向シフト値を生成すること;そして新たな組の
点の同相信号値の各々からI又はQ方向シフト値を減算
し、その結果の同相及び直交値を出力信号として渡すこ
と。
Description
エラーの減少方法及びその装置に関し、例えばGSM(G
lobal System for Mobile Communications) ディジタル
無線通信システムの一部として動作可能な受信機におけ
る信号エラーの減少方法及びその装置に関するものであ
る。ディジタル通信システムにおいては、送信すべきデ
ィジタルデータでキャリア信号を変調することによって
送信信号が作られる。ディジタルデータは普通バースト
として送信され、各バーストは所定数のデータビットか
ら成る。種々の異なるタイプの変調が用いられるが、振
幅、周波数そして位相変調が最も一般的なものである。
信装置において、受信信号はそれから情報内容(送信デ
ィジタルデータ)を引き出すために復調されなければな
らない。直接周波数逓降変換(direct down conversion)
といわれる1つの復調技術では、同相(I)及び直交
(Q)ベースバンド信号、それはまたゼロIF信号とも
いわれる、を生成するため、受信信号を混合逓降(mix d
own)するの受信装置においてキャリア周波数で動作する
複合(直交対)局部発信器が使われる。他の方法として
は、前記I及びQベースバンド信号は中間周波数(I
F)段で処理した後に生成されてもよい。
は、例えばバースト毎のバイアスやそれから受信信号の
情報内容を引き出す等の後処理がなされる。ディジタル
範疇での処理は、そのような処理を可能な限り都合良く
実行するのに適しており、そのため1バーストの全ビッ
ト期間におけて同相及び直交ベースバンド信号を一対の
I及びQ信号値に変換してもよく、各対はQ値及びそれ
と対応するI値から成りそれぞれの特定ビット期間の同
相及び直交ベースバンド信号を表す。
値は、それから情報内容を抽出する目的で受信信号の解
析がなされる。特に、位相又は周波数変調一定振幅受信
信号に対し、前記信号値対が複合信号空間図(I/Q
図)上にプロットされるならば、信号値対は実質的に一
般の円上に存在し、円の中心に関してプロットされた信
号値対の角度位置はその信号値対から生のデータを導出
するためにディジタル等化器によって使用される。
うなディジタル等化器の性能は信号値対のI及びQ値に
おけるDCエラーによって相当劣化することが知られて
いる。そのようなDCエラーは、アナログベースバンド
同相及び直交信号を生成するため使用する逓降変換混合
器間のミスマッチによって生じ、そしてデジタル信号値
対に変換する前にベースバンド信号を処理するアナログ
信号処理回路のDCオフセットによっても生じる。
化する場合があり、また信号が微弱の場合にはそれが所
望の信号振幅値より大きい場合もある。バースト中の全
ての信号値対のI値を平均化して各対のI値からその平
均I値を差し引くことによって、そしてバースト中の全
ての信号値対のQ値を平均化して各対のQ値からその平
均Q値を差し引くことによって、信号振幅より大きなD
Cエラーを除去することは可能である。これらのDCキ
ャンセル動作はI及びQに対し独立して行う必要があ
る。なぜなら、I及びQ値におけるDCエラーは相違
し、相互に関連性が無いからである。
(平均減算)は、DCエラーの問題を単独で処理するに
は不十分である。平均信号レベルを減算することは、そ
れが受信信号から全てのDCを除去することになるが、
実際には受信信号自体がほとんどの場合除去すべきでな
いDC成分(contents)を有しているため、現実にはそれ
自体によって新たなDCエラーが作りだされる。DC成
分は一定ではなく、そのバーストに含まれるディジタル
データによってあるバーストから次のバーストへと変化
する。従って、初期DCキャンセル動作に続く受信信号
に対し、この可変DC成分を修復(restoring) する方法
が必要となり、そのようなDC修復動作は通信システム
のバースト繰り返し速度と整合する短期間内に実行され
なければならない。
面によれば、ディジタルデータで変調されたキャリア波
から成る受信信号処理の方法が提供され、その方法は: (1)受信信号を復調し1組のディジタルベースバンド
信号値対を生成すること、2つの直交するI−Q軸から
なるI−Q図上にプロットした場合に各対はQ軸からの
プロット点までの距離が示す各対の同相信号値とI軸か
らプロット点までの距離が示すその対の直交信号値とに
よって前記プロット点は原則として第1の円上にあって
その中心は図のI及びQ軸の交点である原点から遷移す
る;
な同相信号値を平均化し、そしてQ方向の平均値を生成
すべくそのような直交信号値を平均化すること; (3)前記信号対の各々の同相信号値及び直交信号値か
らそれぞれ前記I方向平均値及び前記Q方向平均値を減
算すること、この減算結果を前記I−Q図上にプロット
した場合、減算結果のプロットは原則として第2の円上
にあり、前記原点はその内部にある;
して互いに対称であり、そして第2及び第4の領域は前
記I軸に関して互いに対称である第1、第2、第3そし
て第4のI−Q図の領域を規定すること; (5)前記第1及び第3の領域の各々に対して各領域内
に位置する新たな組の点と前記Q軸との間の平均距離を
決定し、それよりその新たな組の点の同相信号値から減
算し、第2の円の中心を前記Q軸へ近づけるI方向シフ
ト値を生成すること;
して各領域内に位置する新たな組の点と前記I軸との間
の平均距離を決定し、これよりその新たな組の点の直交
信号値から減算し、第2の円の中心を前記I軸へ近づけ
るQ方向シフト値を生成すること;そして (7)前記新たな組の点の前記同相信号値の各々から前
記I方向シフト値を減算し、それらの点の前記直交信号
値の各々から前記Q方向シフト値を減算し、そしてその
結果の同相及び直交値を出力信号として渡すことから構
成する。
信号パス内のDCオフセットを、受信信号のDC成分を
正確に修復しながらこれらのオフセットが信号振幅より
大きな場合にもキャンセル可能であって、受信信号バー
ストの実時間処理を提供するのにも十分な速さで動作す
る。例えば、I及びQ軸からの新たな組の点の距離は調
整された信号値対の各同相及び直交値で示されるため、
平均距離の計算はこれらの値を使って直ちに実行でき
る。
る第1及び第2の直角ラインによって範囲が定められる
象限であり、前記第1ラインとI軸との間の角度は45
°である。そのような領域の定義により、各対の同相及
び直交信号値に基づき簡単な比較を行うことで、DC修
復動作における使用に対して調整された信号値対を素早
く異なる領域に分類(sort)することが可能となる。
向シフト値は好ましくは1.8で割り算された第1と第
3の領域に対するそれぞれの平均距離の間の前記差分に
実質的に等しく、そして好ましくは前記Q方向シフト値
は1.8で割られた第2と第4の領域に対するそれぞれ
の平均距離の間の前記差分に実質的に等しい。そのよう
なシフト値は、象限に対する各平均距離の計算エラーを
訂正するのに適した訂正因子を含んでいる。
領域に位置する新たな組の全ての点がその領域に対する
前記平均距離を決定するために使われる。本発明の第2
の面によれば、ディジタルデータ信号によって変調され
たキャリア波から成る受信信号を処理するための装置
は; (1)受信信号を復調し1組のディジタルベースバンド
信号値対を生成する復調手段、2つの直交するI−Q軸
からなるI−Q図上にプロットした場合に各対は同相信
号値及び対応する直交信号値から成り、Q軸からプロッ
ト点までの距離が示す各対の同相信号値と前記Q軸に対
して直角なI軸からプロット点までの距離が示すその対
の直交信号値とによって前記プロット点は原則として第
1の円上にあってその中心はその図のI及びQ軸との交
点である前記原点から遷移する;
うな同相信号値を平均化し、そしてQ方向平均値を生成
するためそのような直交信号値を平均化する平均化手
段; (3)前記信号値対の各々の同相信号値及び直交信号値
から前記I方向平均値及び前記Q方向平均値をそれぞれ
減算する第1の調整手段であって、この減算結果を前記
I−Q図上にプロットした場合、減算結果は原則として
第2の円上にあり、前記原点はその内部にある; (4)第1及び第3の領域は前記Q軸に関して互いに対
称であり、そして第2及び第4の領域は前記I軸に関し
て互いに対称であるI−Q図の第1,第2,第3そして
第4の領域を定義する領域定義手段;
して各領域内に位置する新たな組の点と前記Q軸との間
の平均距離を決定し、これよりその新たな組の点の同相
信号値から減算し、第2の円の中心を前記Q軸に近づか
せるI方向シフト値を生成するIシフト計算手段; (6)前記第2及び第4の領域の各々に対して各領域内
に位置する新たな組の点と前記I軸との間の平均距離を
決定し、これよりその新たな組の点の直交信号値から減
算し、第2の円の中心を前記I軸に近づかせるQ方向シ
フト値を生成するQシフト計算手段;そして
の各々から前記I方向シフト値を減算し、それらの点の
前記直交信号値の各々から前記Q方向シフト値を減算
し、そしてその結果の同相値及び直交値を出力信号とし
て導出する第2の調整手段から構成する。 そのような装置は、簡易なディジタル回路素子やマイク
ロプロセッサを利用して要求された処理を実行できる。
れた全信号値対の同相及び直交信号値を記憶するための
メモリ、そして前記メモリに接続され、そこから前記調
整された各信号値対の記憶された同相及び直交信号を順
次受信する分類(sorting) 手段を含む。I−Q図の領域
が象限として定義された時、分類手段は、前記メモリか
ら受信した各々の調整された信号値対に対してその対の
同相信号値をゼロと比較し、その対の直交信号値をゼロ
と比較し、そしてその対の各同相信号絶対値と直交信号
絶対値とを比較する比較手段を含んでもよく、又前記比
較手段に接続されそれによって実行される比較結果に従
って、その調整信号値対が存在する領域(象限)を示す
選択信号を生成するための選択手段を含んでもよい。そ
のような分類手段は素早く動作する簡易なディジタル回
路素子だけで実施可能である。
算手段は、前記第1及び第3の領域に対する2つの平均
距離計算回路をそれぞれ含み、そして前記Q方向シフト
計算手段は、さらに前記第2及び第4の領域に対する2
つの平均距離計算回路をそれぞれ含む。前記平均距離計
算回路の各々は、関係する領域内部に位置する新たな組
の点のそれぞれの距離合計を計算するために接続される
累積手段、そしてまた前記合計を計算するのに用いられ
る前記点の数をカウントするための計数手段を含む。除
算手段は前記累積手段及び前記計数手段に接続され、そ
して関係する領域に対する前記平均距離を生成するべく
前記合計を前記数で割り算する。
って生成される前記選択信号に従って能動化する前記分
類手段に接続されてもよい。各平均距離計算回路内には
除算手段があってもよく、一方、除算手段は4つの回路
全てに共用化可能である。好適な実施例において、除算
手段は、前記合計に関して実行されるシフト動作及びシ
フト及び加算動作の手段によって前記平均距離を生成す
るように動作し、その動作は前記数によって選択され
る。これにより、ディジタル回路が複雑化する除算器を
使用せずとも前記平均距離を計算することが可能とな
る。領域が象限として定義された時、前記シフト動作又
はシフト及び加算動作は、1.125が象限に適した訂
正因子(factor)に近いため、1.125で割られた前記
数に等しい因子によって前記合計を割り算する。
例は、GSMシステム又はパーソナル通信ネットワーク
(PCN)システムのようなディジタル無線通信システ
ムで動作する無線受信機にとって有益である。例えばそ
のような受信機には、復調されるべき無線信号を受信す
る無線周波受信部、そして受信無線信号を処理する前記
無線周波受信部に接続され出力信号からのデータ導出に
使われる別の無線受信機回路にその出力信号を転送する
前記本発明の第2の面を実施するための装置が含まれて
もよい。
び直交(I及びQ)信号の適用に関して簡単に説明す
る。そのような信号はデカルト座標システムにおいて複
合信号を表示する方法を提供する。I及びQ信号は変調
方式の試験に使用できる。大抵の変調方式は振幅及び/
又は位相の変化を含み、そしてこれらは極(振幅と位
相)座標を直角(IとQ)座標に変換することによって
I/Q図上にプロットすることができる。いかにしてI
及びQ信号が作られるかを理解するために、RF(又は
IF)キャリアを考えると都合よい。図17を参照する
と、サイン波キャリアは一定長の回転ベクトルとしてデ
カルト座標に表現される。変調は、前記ベクトルに対し
て振幅の変化、位相における前後方向へのジャンプや回
転周波数の変化を生じさせる。
後方へ回転するならば、例えば非変調キャリアと同相の
信号を減算することによって、その非変調キャリア自体
は図18(A)に示されるようにx軸で与えられる振幅
を有するx軸上の点として表される。複合信号空間(I
/Q)図の図18(A)〜(D)において、同相信号値
はx軸(I軸)に沿って測定され、そして直交信号値は
y軸(Q軸)に沿って測定される。このことは、x軸か
ら反時計方向に測定された位相の標準デカルト定義と一
致する。
は、振幅変調(振幅シフトキーイング)、周波数変調
(周波数シフトキーイング)そして位相変調(位相シフ
トキーイング)である。図18(B)に示されるような
振幅シフトキーイングは、x軸上の2点として表され、
これらの2点は変調キャリアの2つの異なる振幅値を示
し、その信号は常に同相である。図18(C)に示す周
波数シフトキーイングは、一定速度の円周上の回転とし
て表されるが、ディジタル変調シンボルが変化する各時
間で回転方向は逆転する。図18(D)に示す位相シフ
トキーイングは円上で180°離れた2つの点として表
される。
な変調方式も、また例えば前述した複合信号空間(I/
Q)図上で一群の点として表すことができる。図18で
示した図は、RFベクトルをそのキャリア周波数で反対
方向に回転させることで作られたものである。これは、
受信キャリア周波数をキャリアと同じ周波数で動作する
複合(直交対)局部発振器で混合逓降する(直接周波数
逓降変換)のに類似している。そのような混合逓降は、
同相(I)及び直交(Q)ベースバンド信号を生成し、
それらはしばしばゼロIF信号と呼ばれる。
数Δfのサイン波から成る場合、ベースバンドにおいて
この変調は周波数Δfの変調として現れる。I/Q図上
で、そのようなサイン波は円周上の特定方向の回転とし
て現れ、前記サイン波に対するI及びQ信号は以下のよ
うに定義される。 I=AcosΔf 及び Q=AsinΔf もし、キャリアを越える高い周波数の代わりに、変調サ
イン波がキャリアより低周波の場合には、それはベース
バンドにおいて円周上を反対方向に回転するが、しかし
I信号は変化しない。また、もしI及びQを逆にした場
合、信号は反対方向に回転するように見える。
バンドで示されるI及びQ信号の両者を有していること
が必要であり、これらの信号は正しい周回方向と結合し
ていなければならないということが分かる。上述したよ
うに、あるタイプの無線受信機によって実行される直接
周波数逓降変換は、変調目的に対して同相(I)及び直
交(Q)ベースバンド信号を生成する。GSM通信シス
テムで使用するそのような1つの無線受信機を図1及び
図2を参照して説明する。
ications) は、デジタルセルラー無線通信システムであ
る。GSMシステムは時分割多重アクセス及び周波数分
割二重(TDMA/FDD)システムであり、例えば、以下の例で
詳細に述べられる周波数ホッピング(hopping) を採用し
ている。W.フレチンガーとK.トンプソンの“ディジ
タル通信システムの基礎”(Flerchinger, W. and Tomps
on, K.“Digital Communications Systems Basics ”)
;ヒューレット・パッカードのディジタルRF通信に
関するテストシンポジュウム,1992年3月26日,
ロンドン(Hewlett- Packard Test Symposium on Digita
l RF Communications, London, 26 March1992);H.オ
シュナー“無線サブシステムの概要”(Oschner, H.“Ov
erview of the Radio Subsystem ”;ディジタルセルラ
ー無線コンファレンス,1988年10月,ドイツ,ハ
ーゲン(Digital Cellular Radio Conference, Hagen, G
ermany, October 1988) ;そしてM.R.L.ホッジス
“GSM無線インタフェース”英国通信技術ジャーナ
ル,Vol.8 No.1,1990年1月(Hodges,M.
R.L. “The GSM Radio Interface ”British Telecom T
echnology Journal Vol. 8 No. 1 January 1990) 。
重アクセスを使用するためガウス最小シフトキーイング
(GSMK) が用いられる。データは単一バースト内で転送
される。GSM勧告5.02及び5.2の完全な記述に
よれば、4タイプのシングルバースト:正規バースト(n
ormal bursts) 、同期バースト(synchronisation burst
s)、監視バースト(monitor bursts)そして周波数訂正バ
ースト(frequency correction)が用いられる。ほとんど
のデータは正規バーストの形であらわれ、論理チャネル
はそれと無関係に受信される。各正規バーストは名目的
に148シンボル期間(ビット期間)長であり、中間に
トレーニングシーケンスを有している。
ャネル(BCCH) キャリア上でのみ得られ、同期目的のた
めに中間において非常に長いトレーニングシーケンスを
有する。しかしながら同期バーストも148シンボル期
間長である。監視バーストは、データを転送せず、その
ためそのようなバースト期間中に受信信号を復調するこ
とは受信装置には要求されない。それは単に所定時間期
間を通して平均受信信号電力を測定するために要求され
る。周波数訂正バーストは、本発明の適用にはあまり関
連性を有しないことから、以降において説明しない。
F信号を受信すべくアンテナ1に接続されるRF/IF
部2、そしてRF/IF部2に接続されアナログ部3と
ディジタル部4から成る受信信号処理回路を含む。RF
/IF部2は、受信信号周波数キャリアで動作する複合
(I及びQ)局部発振器を使ってアンテナ1からの受信
無線信号を混合逓降し、I及びQのアナログベースバン
ド信号RXI及びRXQを生成する。
述した受信信号処理回路のアナログ部3における各アナ
ログフィルタ31及び32に与えられる。これらのフィ
ルタは次段のディジタル部4におけるエーリアシング(a
liasing)を十分回避できるようにRXI及びRXQ信号
をろ波する。前記ろ波されたアナログベースバンド信号
は、量子化雑音を克服するべく、利得制御回路35に従
ってその信号を増幅するスイッチ利得段33及び34に
それぞれ与えられる。その利得は、例えば6dBステッ
プで変えられ、1つのバースト期間中は一定に保たれ
る。
各々の16ビットアナログ−ディジタル変換器41及び
42に与えられ、そこで前記信号はサンプルされ一連の
16ビットディジタルI及びQ値に変換される。なお、
各ディジタルI又はQ値においてビット数は16ビット
である必要はなく、変換器41及び42はシンボル速度
より高速なサンプリング速度を有していてもよい。変換
器41及び42からの16ビットI及びQのディジタル
値は、各々のディジタルフィルタ43及び44に与えら
れ、そのフィルタは近接するチャネル間のフィルタリン
グを行う。フィルタ43及び44は、必要に応じて受信
信号バーストの各シンボル期間中フィルタ43からの1
6ビット同相信号値(I値)及びフィルタ44からの対
応する16ビット直交信号値(Q値)のディジタルベー
スバンド信号値対を導出すべくサンプリング速度をシン
ボル当たり1サンプルに減じる。
路45へ与えられ、DCキャンセル回路45はディジタ
ル等化器46へ信号値対を与える前に前記対のI及びQ
値内部及びその間のDCオフセットをキャンセルする。
この等化器46は、受信装置のチャネル検出器(示され
ていない)へ与える生データRXDにI及びQ値を復調
し、前記受信装置は生のデータを復号する。等化器46
は、最大類似シーケンス推定量に従う適応型マッチドフ
ィルタ(adaptive matched filter) と考えられてもよ
い。等化器は正規バーストを処理するために154信号
値対を必要とし、同期バーストを処理する場合174
対、監視バーストを処理する場合には付加的な対数が必
要であり、そして周波数訂正バーストを処理する場合、
1シンボル当たり1対の速度で連続的な入力が必要とさ
れる。正規バースト及び同期バーストは148サンプル
長だけであるが、残りの必要な信号値対はバーストが予
定される前後の受信信号をサンプリングすることによっ
て得られる。
ルI及びQ値の及びその間のかなりのDCオフセット
は、RF/IF部2における逓降変換混合器間のミスマ
ッチ及びアナログ部3におけるDCオフセットによって
生じる。これらのオフセットは、さらに時間と温度によ
って変化することが考えられる。アナログ部3の入力端
でのオフセットは数ミリボルトのオーダであり、それは
信号が微弱の場合に要求される信号振幅よりかなり大き
い。もし、それが除去されないなら、この量のオフセッ
トは等化器46の正常動作を妨げる。
避けるためにI及びQ値のDCオフセットを信号振幅の
数パーセント以下に保つべきことを示している。図1及
び2の受信装置がディジタル部4にディジタルフィルタ
43及び44と等化器45との間にDCキャンセル回路
45を配置するのはこのためであり、DCキャンセル回
路45は信号振幅よりかなり大きなDCオフセットも望
みの精度でキャンセルすることが可能である。
スト(この場合、バーストは説明のため100ビット期
間から成る場合を示している)中の各ビット期間中にデ
ィジタルフィルタ43及び44によって生成された上述
のI及びQの信号値対が図表的に示されている。図3
(A)は、バーストを通した受信信号の位相軌道(traje
ctory)を示したものである。図3(B)及び(C)に示
したI及びQ値は、正規化されてDCオフセットが無
く、そのため振幅は−1と+1との間で変化している。
各ビット期間においてI−Q信号値対のI及びQ値間の
正常(nominal) (雑音及び干渉フリー)な関係は、 I2 + Q2 = 1 で表される。その結果、I−Qガウス座標上にプロット
した場合、プロット点Pは図4(A)に示されるように
原点を中心に共通円(common circle) PLを描くことに
なる。
てマルチパス歪み等がプッロト点を共通円からいくらか
遷移させ、また図4(B)の例に示すようにDCオフセ
ットは円の中心を原点から離れる方へシフトする。I及
びQ値におけるDCオフセットは、あるバーストから次
のバーストへと変化し、例えば信号状態や温度によって
ドリフトする。そのため、一定のDCキャンセル動作が
要望される。理論的には規則的に“設定(set-up)”期間
を設け、全受信回路をRFの1つを除いてスイッチオン
し、それにより無入力信号時のDCオフセットを記憶し
てそれを通常受信中の受信信号から減算することが可能
である。しかし実際に受信機が全時間稼働している時に
“設定”期間を予約することは困難である。従って、到
達した際に各バースト上のDCオフセットをキャンセル
することが好ましく、それには各バースト毎にキャンセ
ル動作を行うことによって連続したバースト間の関連性
を全く考慮する必要がないという利点が有る。
らバーストを通した(又はもし必要なら代表的なバース
ト部分の)平均I値を減算することによって、そして各
Q値からバーストを通した又は前記部分の平均Q値を減
算することによって、除去することができる。すなわ
ち、 Ii <− Ii − IDC ・・・(1) Qi <− Qi − QDC ・・・(2) ここで、IDC=ΣIi /n ・・・(3) そして、QDC=ΣQi /n ・・・(4) で、nはバースト又はその一部の信号値対の数である。
る。ここで、例えばp=7とすると、簡易なディジタル
回路を使ってnI又はQ値を累積して合計をとり、その
後にp位置シフトしてnによる割り算を実行すること
で、式(3)又は(4)の必要な平均IDC又はQDCが容
易に計算できる。この場合の前記2p 信号値対は、例え
ばGSM正規及び同期バーストにおいてトレーニングシ
ーケンスを含む受信バーストの中央部分(central) の1
28対のように中央部分の2p 対であってもよい。I値
及びQ値におけるDCオフセットは相違しそして互いに
関係を有しないことから、平均減算はI及びQパスで独
立に実行される。
間で計算されるため、DCキャンセル回路45はフィル
タ43及び44から受信された際の特定バーストに対す
る全てのディジタルI値及びQ値を記憶する必要があ
る。このため、DCキャンセル回路45は174信号値
対(同期バーストの長さに対応し、それは処理に必要な
最長バーストである)まで記憶できるメモリ部を含む。
のような通信システムにおいては、I値及びQ値は特定
バースト内で受信されるデータ本来の可変DC成分を有
する。I/Q図にプロットすると、DC成分を有する受
信信号もまた共通円を描くが、その際全ての部分が等し
い点の数となるよりも円の特定部分のプロット点が多く
なる傾向がある。これは、そのバースト内で転送される
データで決まる変調によってその信号に対する円の特定
の部分が他とは異なる時間量を費すからである。この影
響を図5は例示しており、そこではI値及びQ値対p1
が第1の円PL 1 を描き、その中心は好ましくないDC
オフセットによってI/Q図の原点から変位している。
側半分より下側半分においてより多くの点を有してお
り、又その左側半分より右側半分の方がより多くの点を
有している。これは平均I値、すなわち前記式(3)で
定義したIDC、が円PL1 の下側半分に存在することを
意味する。同様に、平均Q値、すなわち前記式(4)で
定義したQDC、が円PL1 の右側半分にあることを意味
する。IDC及びQDCによって定まる点C’1 は、従って
円PL1 の真の中心に対して粗い近似となる。このた
め、式(1)及び(2)により各信号値対のI値及びQ
値からそれぞれIDC及びQDCを単に減算することは、所
望の原点を中心とした円上にプロット点をシフトする役
目は果たさないことになる。代わってシフトされた点p
2 は第2の円PL2 上に存在し、その円は原点は含む
が、しかしながらこの円の中心C2は原点と一致しな
い。
は、好ましくないDCオフセットに沿った信号のDC成
分を除去することによってもエラーを有することが分か
る。このエラーは、図6にQ軸から第2の円の真の中心
C2 までの距離を示すIエラー値IERによって示されて
おり、Qエラー値QERはI軸から第2の円の真の中心C
2 までの距離を示している。なお、図6に示すように、
I−Q図の原点は平均I及びQ値を減算することによっ
て作られる第2の円PL2 内部に存在することに留意さ
れたい。
合のトレーニングシーケンスにおいて、このシーケンス
による変調が常に受信信号を少なくとも1回第1の円P
L1の周囲を回転させるため、上記エラー値IER及びQ
ERは常に信号振幅(円の半径として示される)より小さ
いくなり、平均I及びQ値、すなわち各IDC及びQDC、
は常に第1の円PL1 内部に存在するためである。実
際、シュミレーションは、エラー値が通常信号振幅の+
−13%以内に減じされることを示している。しかし上
述したように性能劣化を避けるためには、I及びQ値の
DCオフセットは信号振幅の数パーセント以下に維持さ
れるべきであり、従って、平均I及びQ値を単純に減算
することは図1及び2で示したGSMのようなある種の
用途には不十分である。
均減算)は、信号のDC成分を修復すべく、すなわち第
2の円PL2 を第3の円PL3 で示されるような中心が
原点となるようシフトするDC修復動作へと続く必要が
ある。なお、図5では明確化のため、第3の円PL3 上
にいかなる点も示していない。DCキャセル回路45
は、受信バーストの変調を見て受信信号のDC修復を行
うことはできない。なぜなら、この変調は転送されたデ
ータに依存し、そのデータは受信装置のこの部分では分
からないからである。従って、DCキャンセルはI−Q
信号値対それ自体に基づいて行う必要がある。
ジタル部4で実行されるディジタル処理によって受信信
号に加えられる遅延を可能な限り少なくすることは図1
及び2で示された受信装置におけるディジタル部4の一
般的必要事項である。それと関連する要求事項は、処理
の複雑化を低下させることであり、それによってディジ
タル部4の消費電力は低減され、また小さなチップ面積
で済むようになる。従って、乗算器の使用を回避するこ
と、参照(look-up) 要求事項を少なくすること、そして
何処でも様々な形式のバーストを処理できる普通の回路
素子を使用することが望まれる。
好ましい実施例を、図6,図7そして図8(A)を参照
して説明する。図6は、平均減算した後のI−Q信号値
対の位置を示したI/Q図である。従って、図6の点
(信号値対)によって描かれた円は図5の第2の円PL
2 に対応する。図6において、I−Q図はこの例におい
て象限となる4つの領域1から4に分けられる。各象限
は図6に点線で示す直交ラインによって境界が定めら
れ、それらは原点で交差している。これらのラインはI
及びQ軸によって定義される4つの象限を二等分する。
従って、領域1は−45°から+45°の角度範囲内に
広がり、領域2は+45°から+135°、領域3は+
135°から+225°、そして領域4は+225°か
ら+315°(−45°)に広がる。このように領域を
定義した理由は、図8(A)を参照して以降で述べる。
の中心がI−Q図の原点から遷移するI軸及びQ軸方向
の各量IER及びQERを推定するため、DCキャンセル回
路45は円の各“側部(side)”が原点からどれだけ離れ
ているかを与える近似測定を行い、これらの測定を円の
中心位置の推定に用いる。領域1内部の円の部分がI軸
方向に原点からどれだけ離れているかの測定は、その領
域に存在する全ての点(信号値対)のI値を平均化する
ことによって行われる。これは、その領域にあるそれぞ
れの点のQ軸からの距離Ii1を平均化することに等し
い。
に原点からどれだけ離れているかの測定QAV2 は、その
領域に存在する全ての点のQ値を平均化することによっ
て行われる。これは、領域2にあるそれぞれの点のI軸
からの距離Qi2を平均化することに等しい。同様な測定
は領域3に対しても行うことが可能であり、前記領域内
の点のI値はI軸方向の別の測定値IAV3 を得るために
平均化され、そして領域4に対してはその中のQ値がQ
軸方向の別の測定値QAV4 を得るために平均化される。
領域3及び4では、I及びQの絶対値が平均化され、そ
のため結果として平均値(平均距離)は常に正であるこ
とに留意すべきである。
値ISH及びQSHを決定するために使用される。前記I及
びQシフト値ISH及びQSHを各信号値対のそれぞれのI
及びQ値から減算すると図6の円の中心は原点に近づく
ように移動する。I方向シフト値は以下のように決定さ
れ、 ISH=(IAV1 −IAV3 )/2 ・・・(5) そして、Q方向シフト値は以下のように決定される。 QSH=(QAV2 −QAV4 )/2 ・・・(6) ここで、第1、2、3そして4領域に対する平均距離I
AV1 、QAV2 、IAV3 、QAV4 は以下のように定義され
る。 IAV1 =ΣIi1/n1 ・・・(7) QAV2 =ΣQi2/n2 ・・・(8) IAV3 =Σ|Ii3|/n3 ・・・(9) QAV4 =Σ|Qi4|/n4 ・・・(10) ここで、n1 ,n2 ,n3 ,そしてn4 は各領域におけ
る点の数である。
が各信号値対のI値から減算され、そしてQ方向シフト
値QSHは各信号値対のQ値から減算される。 Ii <− Ii −ISH ・・・(11) Qi <− Qi −QSH ・・・(12) 上述した計算は、図7のフローチャートに示されてい
る。図8の(A)を参照してI及びQ軸によって2等分
される象限形式の領域を定義する利点を説明する。I−
Q図上で見たように、信号バーストの進行によって受信
信号の復調は円周上の移動を生じさせるが、結果的に一
連のI及びQ信号値対は円周上で相互に隣接してはいな
い。このことは、上述した平均距離の計算が可能となる
前に、前記DCキャンセル回路45のメモリ部に記憶さ
れたバーストの信号値対がI−Q図上でそれらが位置す
る異なる領域に従って記憶される必要があることを意味
する。従って、多くの処理を要せずにそのような記憶が
実行されるよう前記領域を規定することが望ましい。
信号値対を異なる象限に分類するのに簡単な比較と絶対
値計算だけが要求される。例えば、象限1内部にある信
号値対は次の2つの不等号を満足する。 I>0; |I|>|Q| ・・・(13) 象限2の内部にある信号値対は次の2つの不等号を満足
する。 Q>0; |Q|>|I| ・・・(14) 象限3内部にある信号値対は次の2つの不等号を満足す
る。 I<0; |I|<|Q| ・・・(15) 象限4の内部にある信号値対は次の2つの不等号を満足
する。 Q<0; |Q|<|I| ・・・(16) 従って、図8の(A)の各象限に分類するには各信号値
対に対して3つの基本的な動作だけが要求される。すな
わち、1対に対して絶対値|I|及び|Q|の計算;I
及びQ値と0との比較;そして|I|と|Q|との比較
である。当然、そのような動作がディジタル回路やマイ
クロプロセッサを使用して迅速且つ簡単に実行されるこ
とは好ましいことである。
Cキャンセル回路45のDC修復部を示したものであ
り、その部分は上述したDC修復動作を実行するための
ディジタル回路を使用している。このDC修復部は、前
述した領域を図8(A)で示した象限で定義した場合の
I及びQ方向シフト値ISH及びQSHを導出するために必
要な処理を実行する。先に述べたように、DCキャンセ
ル回路45は受信信号バーストの全信号値対を記憶する
メモリ部101を含む。メモリ部101は、記憶された
信号値対(I i ,Qi )をシーケンシャルに転送するた
めに前記DC修復部へ接続される。記憶された各対のI
及びQ値は、それからDCレベルIDC及びQDCを除去す
るため、上述した式(1)〜(4)を実行した際、既に
処理を完了している。
回路102及び103、象限分類回路104、4象限に
対するそれぞれの平均距離計算回路105〜108、加
算器109及び110そして2分の1除算回路111及
び112から構成される。絶対値決定回路102は、メ
モリ部101から送られてきた現在の信号値対のI値I
i を受信し、それらから等価I値|Ii |を生成する。
同様に、絶対値決定回路103は、現在の信号値対のQ
値Qi を受信すると同時にそれらから等価Q値|Qi |
を生成する。前記値Ii ,Qi ,|Ii |及び|Qi |
を受信する象限分類回路104は、3個の比較器:受信
I値Ii をゼロと比較する第1の比較器121、受信絶
対I値|Ii |を対応する受信絶対Q値|Qi |と比較
する第2の比較器122、そして受信Q値Qi をゼロと
比較する第3の比較器123を含む。3個の比較器12
1〜123の各出力は、それから各平均距離計算回路1
05〜108へ与えられる4つの選択信号SEL1 ,S
EL2 ,SEL3 ,及びSEL4 を導出する象限選択論
理回路124に接続される。第1の選択信号SEL
1 は、比較器121〜123の出力が上記式(13)に
設けられた2つの不等式を満足する時にアクティブとな
る。第2、第3及び第4の選択信号SEL2 ,SE
L3 ,及びSEL 4 は、式(14)〜(16)をそれぞ
れ満足する時にアクティブとなる。
7又は108は、アキュームレータ131,カウンタ1
32そして除算器133を含む。第1象限に対する平均
距離計算回路105のアキュームレータ131は、入力
として現在の信号値対のI値Ii そして第1の選択信号
SEL1 を受信する。同様に、第3象限に対する平均距
離計算回路106は、その入力として現在の信号値対の
絶対I値|Ii |そして第3の選択信号SEL3 を受信
する。第2象限に対する平均距離計算回路107は、そ
の入力として現在の信号値対のQ値Qi そして第2の選
択信号SEL2を受信する。第4象限に対する平均距離
計算回路108は、その入力として現在の信号値対の絶
対Q値|Qi |そして第2の選択信号SEL4 を受信す
る。平均距離計算回路105及び106の各出力IAV1
及びIAV3 は、加算器109に与えられ、そして平均距
離計算回路107及び108の各出力QAV2 及びQ AV4
は、加算器110に与えられる。加算器109及び11
0の出力は、2分の1除算器111及び112へそれぞ
れ接続される。
いて、メモリ部101はDC修復回路によって処理され
る信号値対を順次出力する。各対に対して、象限選択回
路104はどの象限に前記対が位置するかを決定し、そ
の結果として平均距離選択回路105〜108のうちの
1つを選択する選択信号SEL1 〜SEL4 の1つを出
力する。その選択信号に応答して選択された各平均距離
選択回路105,106,107又は108は、その象
限における対数のカウントを継続するためそのカウンタ
132を+1インクリメントし、そして適合するI又は
Q値(象限1に対するIi ;象限2に対するQi ;象限
3に対する|Ii |;そして象限4に対する|Qi |)
をその象限の全ての対の距離を合計するためにそのアキ
ュームレータ131に加算する。
離計算回路の除算器133はその象限の適切な平均距離
値IAV1 、QAV2 、IAV3 又はQAV4 を生成すべくアキ
ュームレータ131の内容をカウンタ132の内容で割
る。そして象限3の平均距離値は、加算器109で象限
1のそれから減算され、I方向シフト値ISHを生成すべ
く前記結果としての差は2分の1除算回路111によっ
て2分の1になる。同様に、象限4の平均距離値QAV4
は、加算器110で象限2の平均距離値QAV2から減算
され、Q方向シフト値QSHを生成すべく前記結果として
の差は2分の1除算回路112によって2分の1にな
る。
図8の(B)及び(C)に示されるように異なって定義
される。図8の(B)においては、図8の(A)に対し
て各々がより小さな角度範囲を持つセクタに分割され
る。例えば、第1のセクタの角度範囲は−30°〜+3
0°であり、第2のセクタのそれは+60°〜+120
°、第3のセクタのそれは+150°〜+210°、そ
して第4のセクタのそれは+240°〜+300°であ
る。しかしながら図8の(B)に示すセクタは、図8の
(A)で示した象限にくらべて利点が少ない。なぜな
ら、第1に前述したような分類がより複雑な比較処理を
含むことになり、そして第2にセクタ間にギャップが存
在することによって平均距離を計算するために使用可能
な信号値対の数が減少するからである。
うなより広い角度範囲(>90°)を有するセクタを使
用することによってある範囲に対しては緩和できる。し
かしながら、そのような場合にはセクタの重複部分にお
ける点で2回の平均計算が行われ、その結果処理速度が
犠牲になる不都合がある。図8の(C)では、領域はそ
れぞれが単純にI>0,Q>0,I<0そしてQ<0で
定義される。これらの領域定義は、分類目的に対しては
簡単な比較実行を可能とするが、前記重複した領域の特
徴により各信号値対が2回の平均距離計算で使用され、
その結果処理速度が犠牲になる。
可能な限り簡易にすべきことは上記ですでに指摘した。
また、所望の精度結果を与える限りにおいて平均距離計
算も可能な限り簡易にすべきである。上述した平均距離
計算においては、簡単のためI及びQ値だけが各領域
(象限)において平均化される。これは、計算が比較的
早くなり得ること、そして簡易なディジタル回路が平均
距離計算回路で使用可能なことを意味する。そのような
簡易な計算によって得られるI及びQ値の精度を改善す
るには、以下で述べるような、各領域に対する平均結果
I及びQ値に対して訂正因子( correction factor)を与
えることが好ましい。
合、各象限のエッジ付近の円上の点(信号値対)にとっ
て、略1/√2の因子からその点の適当なI又はQ軸か
らの距離はその点の原点からの距離(例えば円半径)よ
り小さくなる。反対に、軸上(すなわち象限の中心)に
存在する信号値対に対しては半径及びその点の適当な軸
からの距離の間の差は無い。象限上の累算を実行するこ
とによって、軸距離の平均は円半径の略90%となる。
従って、象限に対して単にI及びQ値を平均化して得ら
れた平均値は真の値の略0.9倍であり、その結果上記
式(7)〜(10)によって得られる平均値の訂正は望
ましいものである。そのような訂正は、最終I及びQシ
フト値SSH及びQSHに適当な因子(象限に対して略1/
0.9)をただ乗算すること、それは加算出力を2の代
わりに1.8で割ることに等しい、によって与えること
ができる。しかしながら、図9及び10のDC修復部の
実施例において前記訂正は、以降で図11及び12を参
照して説明するように、個々の平均距離IAV1 ,
QAV2 ,IAV3 及びQAV4 の計算中に与えられる。
0)により、4領域に対する平均距離はその領域におけ
るI及びQ値を合算しそして関連する領域内部に位置す
る信号値対の数で除算することによって決定される。好
ましい実施例において除算器の使用を避けるため(ディ
ジタル回路に搭載すると複雑となる)、各領域に対する
必要な除算動作は、少ない数の合算(以降では和分(sum
ming) と称す)及び/又はその領域に対するI及びQ値
の和分上実行されるシフト動作によって実施されるであ
ろう。このことを表1を参照して説明する。
はQ値の合計を示す。領域に対して1つの信号値対だけ
が存在する時、表の1行目に示すように平均I又はQ値
はSUMに等しい。領域に対して2つの信号値対がある
時、要求される平均値はSUMの2分の1(SUM/
2)であり、それは単にSUMを1つだけ右へシフトす
ることで達成される。
フトの結合動作が実行され: SUM/4+SUM/8、 それは、因子8/3で除算されることに等しい。これは
真の除算因子、すなわち3、から因子1.125だけ逸
脱しており、その結果その和分とシフトの結合動作によ
って得られる平均値は因子1.125だけ高いことにな
る。しかしながら、この因子は上述したように信号値対
のI及びQ軸からの平均距離を計算することが半径の9
0%付近の結果を与えるという事実を補償するのに必要
とされる正しい因子に近い(=1/0.9)。従って、
その和分とシフト動作は平均距離を決定するだけでな
く、また正確な因子1.125で平均距離を訂正する。
述したような場合において、和分及びシフト動作の一部
としては訂正因子を適用できなかったことに留意すべき
である。従って、これらの場合、それらは幸いにも実際
にはめったに生じないのではあるが(少なくとも常識的
なビット長のバーストに対して)、平均の所望の訂正は
適用されない。同様に、象限において4つの信号値対が
ある時、最良の和分及びシフト動作はシフト動作SUM
/4であり、それは2ポジション右へシフトすることに
よって実行される。この場合もまた、訂正因子1.12
5は適用されない。
おシフト動作SUM/4であるが、この場合には、値S
UMを生成すべく合算するのに要求される前記対が4つ
だけでいかなる訂正因子も適用できない場合、又は代わ
りに全5対が使用可能でその場合シフト動作SUM/4
が実行された時の訂正因子が1.125である場合のい
ずれかを選択できる。この訂正因子は要求されるよりも
むしろ大きくなる。象限内に6〜8つの間の信号値対が
ある時は、最善のアプローチは6つの対(2対若しくは
含まれる対の25%は未使用)を使用することであり、
そして関連する和分及びシフト動作: SUM/8+SUM/16、 を実行することである。その動作は16/3の除算と等
価である。この除算因子16/3と真の除算因子6との
比は1.125であり、この動作は結果として与えられ
る所望の訂正因子1.125となる。表1に示したよう
に、類似のシフト又は和分及びシフトの結合動作は、平
均結果に訂正因子1.125を与えるよう動作する各場
合において、象限内の信号値対の大きな数に対して有効
である。
びシフト動作は所定の象限内の信号値対の数に従って用
いられなければならない。しかしながら、各象限にいく
つの信号値対が入り得るかを先立って知ることはできな
い。このことは、上述した値SUMの計算における問題
を提起する。例えば、もし象限内に15個の信号値対が
存在するなら、我々はSUMの計算目的のために12個
だけを考慮しようとするであろう。なぜなら、12対
は、表1の7行目に示されるように和分及びシフト動作
がSUM/16+SUM/32の時、訂正因子1.12
5を得ることを必要とするからである。
距離計算回路150は図9及び10で示した各平均距離
計算回路105〜108の代わりに使用できる。上述し
たように回路150は、入力としてメモリ部101から
現在の信号値対のI値Ii 又はQ値Qi (又は|Ii |
若しくは|Qi |)と、それに伴う比較回路104から
の選択信号SELとを受信する。また、回路105は、
その出力として平均距離値IAV又はQAVを導出する。し
かしながら、回路150の内部構成は図10の回路10
5〜108のそれとは相違するものである。
(A1 )151、第2のアキュームレータ(A2 )15
2、第1のカウンタ(C1 )153、第2のカウンタ
(C2 )154、和分及びシフト回路155、平均化制
御回路156、そしてルックアップテーブル157を含
む。第1のアキュームレータA1 は第2のアキュームレ
ータA2 の入力に接続される出力を有しており、そして
第1のカウンタC1 は第2のカウンタC2 の入力に接続
される出力を有している。
50の動作を図12を参照して説明する。そのような動
作は平均化制御回路156によって制御される。例によ
れば、図11の回路150は第1象限に対して用いられ
(そのため第1象限に対するI値Ii を累算する必要が
ある)、そして処理されるバースト内に第1象限に対し
て15信号対存在すると仮定されている。最初、カウン
タC1 及びC2 そしてアキュームレータA1 及びA2 は
ゼロにリセットされており、第1の閾値NTH(図12参
照)はルックアップテーブル157から取り出されてN
THは1に設定される。
(象限1に対する選択信号SEL1はアクティブとな
り)、第1のカウンタC1 が1インクリメントされ、そ
して受信I値Ii は第1のアキュームレータA1 に加算
される。そして、第1のカウンタC1 のカウント値は第
1の閾値NTHと等しくなるため、第1のカウンタC1 の
内容は第2のカウンタC2 にロードされ、そして第1の
アキュームレータA1 の内容は第2のアキュームレータ
A2 にロードされる。その後、次の閾値NTH、すなわち
2、がルックアップテーブル157から取り出される。
1 及び第1のカウンタC1 はその象限に対する信号値対
が受信される毎に更新され(図10の回路105〜10
8におけるカウンタ132及びアキュームレータ131
と全く同様に)、それによって全体の連続性とカウント
値をそれぞれ維持するのに対して、第2のカウンタC 2
及び第2のアキュームレータA2 は第1のカウンタC1
のカウント値が所定の閾値NTHの1つに達した時だけ更
新される。図12に示すように、これらの閾値は表1の
“使用”欄に示された値と一致する。従って、本発明の
例においては、象限1内で15信号対が処理された時、
第1のアキュームレータA1 は全ての15信号対のI値
全体を含むのに対して、第2のアキュームレータA2 は
その象限内の最初の12対のI値全体だけを含むことに
なる。このことは、第2のアキュームレータA2 の内容
は、和分及びシフト回路155によって使われる必要な
全体の値SUMを提供するため使用され得ることを意味
し、第1のアキュームレータA1 の内容は単に無視され
るだけである。和分及びシフト回路155は、適当なシ
フト動作又は全信号値対の処理が完了した時に第2のカ
ウンタC2 に保持されたカウント値nに基づいてその象
限で使用される対数に従い和分及びシフトの結合動作を
実行する。
動作する実施例(除算器無し)の平均距離計算回路を使
い、異なる信号品質状態下における図9及び10のDC
修復部動作のシュミレーションを示したものである。図
13において、信号対雑音比は40dB(非常に良好)
であり、その結果、図13の(A)に示すようにバース
トの信号値対は正確に共通円上に存在している。この共
通円は中心が正確に原点上に示されており、従ってDC
オフセットの無い源信号を示している。源信号は明確化
だけを目的として通常このように示される。上述したよ
うに源信号は、重大なDCオフセットを有しており、そ
の結果源信号に対する共通円の中心は原点から重大に変
位する(図5の第1の円PL1によって示されているよ
うに)。
びQDCの減算後、すなわち全信号値対に上記式(1)及
び(2)を適用した後のI−Q図における信号値対の位
置を示している。図13の(A)の共通円の上側半分よ
りも下側半分により多くの信号値対が存在し、そしてそ
の円の右側半分より左側半分の対のほうがより余裕があ
るため、図13の(B)においてシフトされた共通円の
中心は原点の上側でかなりそして左側に対しては余裕が
ある。
に、たとえ源信号が通常のDCオフセットを含んでいる
場合にも、前記円は原点からの上方オフセットで停止す
る。上述したDC修復動作によれば図13の(C)に示
すように、DC修復後に共通円の中心は要求された結果
として再び原点に非常に近くなる。信号対雑音比がそれ
ぞれ20dB及び10dBの場合を示している図14及
び15から、図9及び10のDC修復部によって実行さ
れるDC修復動作は信号対雑音比の劣化の際にも高精度
を維持するのが分かる。
ストに対する図9及び10のDC修復部の動作を示した
DCエラー図であり、各バーストはガウス最小シフトキ
ーイング(GSMK) 下で128ビットから成る。図16に
おいて、修復前(すなわち、図13Bに示すような平均
減算前)プロットされた円の中心のオフセット量は、水
平軸に沿って測られ、それに対してDC修復後(図13
Cに示すように)の円の中心のオフセット量は、垂直軸
に沿って測られる。各々が1バーストを示す図16にお
ける点は、DC修復動作の結果として略4の因子によっ
て、平均としてDCエラーが減じられることを提示して
いる。
ルによりディジタルベースバンドI及びQ値に関して所
望の正確なDC修復が実行可能であり、満足のいく等化
器動作やこれらの値からデータ内容を導出する同様な使
用が可能となる。なぜなら、乗算器や除算器を使わず、
GSMのような通信システムに課される時間制限を満足
する所望の低い遅延をもって、DCキャンセル及び修復
動作は比較的簡単に実施されるからである。異なる実施
例において、本発明は、いかにして受信装置で受信信号
が処理されるかとは関わり無く、受信信号が同相及び直
交べースバンド信号を生成すべく処理される他のバース
トベースの位相又は周波数変調一定サンプル振幅通信シ
ステムに適用可能である。
GSM受信装置のブロック図(1)である。
GSM受信装置のブロック図(2)である。
ン波形を示した図(A)〜(C)である。
響を説明するためのI/Q図(A),(B)である。
回路の動作を説明するためのI/Q図である。
復動作を描いたI/Q図である。
Q図(A)〜(C)である。
修復部のブロック図(1)である。
C修復部のブロック図(2)である。
たブロック図である。
ある。
条件の下でのシュミレーション(1)に基づいたI/Q
図(A)〜(C)である。
条件の下でのシュミレーション(2)に基づいたI/Q
図(A)〜(C)である。
条件の下でのシュミレーション(3)に基づいたI/Q
図(A)〜(C)である。
トGMSK)に対するDCレラーを示した図である。
るためのサイン波キャリア信号を示した図である。
図(A)〜(D)である。
Claims (13)
- 【請求項1】 ディジタルデータ信号で変調されたキャ
リア波からなる受信信号を処理するための方法は: (1) 受信信号を復調し1組のディジタルベースバン
ド信号値対を生成すること、2つの直交するI−Q軸か
らなるI−Q図上にプロットした場合に各対はQ軸から
のプロット点までの距離が示す各対の同相信号値とI軸
からプロット点までの距離が示すその対の直交信号値と
によって前記プロット点は原則として第1の円上にあっ
てその中心は図のI及びQ軸の交点である原点から遷移
する; (2) I方向平均値を生成すべくそのような同相信号
値を平均化し、そしてQ方向の平均値を生成すべくその
ような直交信号値を平均化すること; (3) 前記信号対の各々の同相信号値及び直交信号値
からそれぞれ前記I方向平均値及び前記Q方向平均値を
減算すること、この減算結果を前記I−Q図上にプロッ
トした場合、減算結果のプロットは原則として第2の円
上にあり、前記原点はその内部にある; (4) 第1及び第3の領域は前記Q軸に関して互いに
対称であり、そして第2及び第4の領域は前記I軸に関
して互いに対称である第1、第2、第3そして第4のI
−Q図の領域を規定すること; (5) 前記第1及び第3の領域の各々に対して各領域
内に位置する新たな組の点と前記Q軸との間の平均距離
を決定し、それよりその新たな組の点の同相信号値から
減算し、第2の円の中心を前記Q軸へ近づけるI方向シ
フト値を生成すること; (6) 前記第2及び第4の領域の各々に対して各領域
内に位置する新たな組の点と前記I軸との間の平均距離
を決定し、これよりその新たな組の点の直交信号値から
減算し、第2の円の中心を前記I軸へ近づけるQ方向シ
フト値を生成すること;そして (7) 前記新たな組の点の前記同相信号値の各々から
前記I方向シフト値を減算し、それらの点の前記直交信
号値の各々から前記Q方向シフト値を減算し、そしてそ
の結果の同相及び直交値を出力信号として渡すことから
構成することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記領域は、第1及び第2の直交ライン
によって区切られた象限であって、そのラインは前記原
点で交差し、前記第1ライン及びI軸との間の角度は4
5°である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記I方向シフト値は1.8で割られた
第1及び第3の領域に対するそれぞれの平均距離の間の
前記差に実質的に等しく、そして前記前記Q方向シフト
値は1.8で割られた第2及び第4の領域に対するそれ
ぞれの平均距離の間の前記差に実質的に等しい請求項2
記載の方法。 - 【請求項4】 各領域に位置する新たな組の全ての点が
その領域に対して前記平均距離を決定するために使用さ
れる請求項1,2又は3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 ディジタルデータ信号によって変調され
たキャリア波から成る受信信号を処理するための装置
は; (1) 受信信号を復調し1組のディジタルベースバン
ド信号値対を生成する復調手段、2つの直交するI−Q
軸からなるI−Q図上にプロットした場合に各対は同相
信号値及び対応する直交信号値から成り、Q軸からプロ
ット点までの距離が示す各対の同相信号値と前記Q軸に
対して直角なI軸からプロット点までの距離が示すその
対の直交信号値とによって前記プロット点は原則として
第1の円上にあってその中心はその図のI及びQ軸との
交点である前記原点から遷移する; (2) I方向平均値を生成するためそのような同相信
号値を平均化し、そしてQ方向平均値を生成するためそ
のような直交信号値を平均化する平均化手段; (3) 前記信号値対の各々の同相信号値及び直交信号
値から前記I方向平均値及び前記Q方向平均値をそれぞ
れ減算する第1の調整手段であって、この減算結果を前
記I−Q図上にプロットした場合、減算結果は原則とし
て第2の円上にあり、前記原点はその内部にある; (4) 第1及び第3の領域は前記Q軸に関して互いに
対称であり、そして第2及び第4の領域は前記I軸に関
して互いに対称であるI−Q図の第1,第2,第3そし
て第4の領域を定義する領域定義手段; (5) 前記第1及び第3の領域の各々に対して各領域
内に位置する新たな組の点と前記Q軸との間の平均距離
を決定し、これよりその新たな組の点の同相信号値から
減算し、第2の円の中心を前記Q軸に近づかせるI方向
シフト値を生成するIシフト計算手段; (6) 前記第2及び第4の領域の各々に対して各領域
内に位置する新たな組の点と前記I軸との間の平均距離
を決定し、これよりその新たな組の点の直交信号値から
減算し、第2の円の中心を前記I軸に近づかせるQ方向
シフト値を生成するQシフト計算手段;そして (7) 前記新たな組の点の前記同相信号値の各々から
前記I方向シフト値を減算し、それらの点の前記直交信
号値の各々から前記Q方向シフト値を減算し、そしてそ
の結果の同相値及び直交値を出力信号として導出する第
2の調整手段から構成することを特徴とする装置。 - 【請求項6】 さらに、前記調整された信号値対全ての
同相及び直交信号値を記憶するメモリ手段;そして前記
メモリ手段からそのような調整された信号値対の記憶さ
れた同相及び直交値を順次受信するために前記メモリに
接続される分類手段であって、その分類手段は前記メモ
リから受信した各調整された信号値対に対してその対の
同相信号値をゼロと比較し、その対の直交信号値をゼロ
と比較し、そしてその対に対してそれぞれの同相信号絶
対値と直交信号絶対値とを比較する比較手段を含み、そ
して前記比較手段に接続されそれによって実行される3
つの比較結果に従ってその調整信号値対が置かれた領域
を指示する選択信号を生成する選択手段を含む請求項5
記載の装置。 - 【請求項7】 前記I方向シフト計算手段は2つの平均
距離計算回路を前記第1及び第3の領域それぞれに対し
て含み;前記Q方向シフト計算手段は2つの平均距離計
算回路を前記第2及び第4の領域それぞれに対して含
み;前記各平均距離計算回路は、関係する領域内部に位
置する新たな組の点のそれぞれの距離の合計を計算する
ために接続される累積手段、そして前記合計を計算する
のに使用されるそのような点の数をカウントするために
接続される計数手段を含み;そして前記累積手段及び前
記計数手段に接続され、そして関係する領域に対して前
記平均距離を生成するため前記合計を前記数によって割
り算する除算手段が存在する請求項5又は6記載の装
置。 - 【請求項8】 前記除算手段は、前記合計に関して実行
されるシフト動作及びシフト及び加算動作の手段によっ
て前記平均距離を生成し、その動作は前記数に従って選
択される請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 前記シフト動作又はシフト及び加算動作
は、前記合計が1.125で割られた前記数に等しい因
子によって除算される請求項8記載の装置。 - 【請求項10】 前記シフト及び加算動作は、第1及び
第2のシフト合計値をそれぞれ生成するための前記合計
に関して実行される第1及び第2のシフト動作と、それ
に続く前記平均距離を生成するための前記第1及び第2
のシフト合計値を加算し合う加算動作から成る請求項8
又は9記載の装置。 - 【請求項11】 前記平均距離計算回路の各々の前記計
数手段は、関係する領域内に位置する前記新たな組の点
をカウントする第1のカウンタ、前記第1のカウンタの
出力に接続される入力を有する第2のカウンタ、その領
域内の全ての点の前記それぞれの距離を合計する第1の
累積手段、そして前記第1の累積手段の出力に接続され
る入力を有する第2の累積手段を含み、前記第1のカウ
ンタ及び第1の累積器は関係する領域内の前記新たな組
の点が受信された各時間に更新され、そして各平均距離
計算回路は、さらに第1のカウンタの内容と所定の閾値
とを比較し、その内容が閾値に達したなら第1のカウン
タの内容を第2のカウンタに転送し且つ第1の累積器の
内容を第2の累積器に転送し、前記第2のカウンタ及び
前記第2の累積器の内容が前記除算手段によって使われ
る前記数及び前記合計をそれぞれ与える請求項7〜10
のいずれかに記載の装置。 - 【請求項12】 ディジタル無線通信システムで動作す
る無線受信機は、復調される無線信号を受信するための
無線周波受信部、受信無線信号を処理するための前記無
線周波受信部に接続され、そして又前記出力信号からデ
ータを導出するために使われる無線受信機の別の回路に
前記出力信号を与えるため接続される請求項5〜11の
いずれかひとつに記載の装置を含むことを特徴とする無
線受信機。 - 【請求項13】 前記ディジタル無線通信システムは、
GSMシステム又はRF変調に類似した使用をするシス
テムである請求項12記載の無線受信機。
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