JP2607847Y2 - 周波数偏差評価器を含む受信器 - Google Patents

周波数偏差評価器を含む受信器

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JP2607847Y2
JP2607847Y2 JP2002001904U JP2002001904U JP2607847Y2 JP 2607847 Y2 JP2607847 Y2 JP 2607847Y2 JP 2002001904 U JP2002001904 U JP 2002001904U JP 2002001904 U JP2002001904 U JP 2002001904U JP 2607847 Y2 JP2607847 Y2 JP 2607847Y2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • HELECTRICITY
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    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
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  • Noise Elimination (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、帯域変換及び周波数偏
差を評価する装置を含み、搬送波周波数で送信された信
号を受信する受信器に係る。
【0002】搬送波周波数で送信された信号の帯域変換
により、受信器で受信された信号が、例えば、直交ミキ
サにより1つ又はそれ以上の中間周波数に適切に変換さ
れ、次に、帯域周波数に変換される。送信器周波数及び
受信器の混合周波数の許容量及びドリフトは、帯域信号
の周波数偏差を生じさせ、それにより伝送性能は悪影響
を受ける。更に、移動送信装置及び/又は移動受信装置
を含む無線伝送システムのドップラー効果は、かなり速
く変化する周波数偏差を生じさせる可能性があり、この
周波数偏差は、非常に緩やかに変化する上述の大域信号
の周波数偏差に重畳される。
【0003】受信器の周波数偏差により生ずる伝送性能
の悪影響を回避、又は、制限するため、周波数偏差を連
続的に評価し、自動混合周波数制御を用いてこの偏差を
出来るだけ最小にするか、又は、種々のアナログ又はデ
ィジタル信号処理手段、例えば、ディジタル化帯域信号
の周波数補正により、この偏差を等化することが必要で
ある。
【0004】文献:F.D.Natali,"AFC Tracking Algo
rithms", IEEE Transactions on Communications, Vol.
COM-32, August 1984, pp.935-947には、帯域変換を有
する受信器用の周波数偏差を評価する種々の回路装置が
記載されている。これらの周波数偏差評価器は、多くの
ディジタル変調方法に適しているが、送信チャンネルが
歪みを伴わないか、又は、小さな信号しか生じない場合
に限り、満足に動作する。無線伝送システムとライン拘
束形伝送システムの両方で生じるように、伝送チャンネ
ルの分散性が強い場合、周波数偏差評価器で得られた結
果は、満足できるのではない。
【0005】本考案の目的は、前記タイプの受信器のた
め、非常に分散性の強い伝送チャンネルの場合でも満足
に動作する周波数偏差評価装置を提供することである。
【0006】本目的は、ベースバンド周波数に変換され
た信号が、複素ベースバンドで表現された瞬時チャンネ
ルインパルス応答の評価(推定値)として、チャンネル
評価ベクトルを形成するチャンネル評価器に供給され、
周波数偏差評価器が、これらのチャンネル評価器ベクト
ルの時間的な変化を評価することで達成される。
【0007】本願考案は、受信信号の周波数偏差が、時
間的に変化するチャンネルインパルス応答に位相歪みを
生じさせる、という点に基づいている。推定チャンネル
インパルス応答の時間的変化を解析することにより、周
波数偏差は、非常に分散性のある伝送チャンネルを用い
る場合でも十分な程度で推定することができる。
【0008】離散時間信号表現、又は、離散時間信号処
理を用いる場合、チャンネル特性用のチャンネル評価器
によって定められるチャンネル評価ベクトルHは、K+
1個の複素要素h、...、hKにより構成される。
チャンネルインパルス応答の時間依存性変化は、チャン
ネルインパルス応答の推定値を用いて、非常に簡単な方
法で、決定され評価され得る。
【0009】周波数偏差評価器の実際の実施例では、こ
の評価器は、異なる時点t(i),t(j)で実行され
たチャンネルインパルス応答H(i)及びH(j)の2
つの評価から、以下の式(1)にしたがって、複素係数
C(i)を計算する。ここで上付きアスタリスクは関連
したチャンネル評価ベクトルH(j)の要素が係数の前
の共役複素値で置き換えられることを示す。
【0010】
【数1】 このようにして、C(i)が形成される。
【0011】受信器の混合周波数における周波数偏差
が、チャンネル評価ベクトルHの全ての要素hKに対し
同一であるチャンネルインパルス応答の周波数偏差を用
いて表現されるとき、チャンネル評価ベクトルHの要素
Kは、ドップラー効果に偏差が生じる分散性の伝送チ
ャンネルで無線伝送が行われると、種々の瞬時周波数偏
差を生じるようになる。考慮している二つのチャンネル
評価ベクトルの全ての要素hKに対する複素積の値を合
計することにより、個々の周波数偏差が全体的に平均化
される。
【0012】受信信号の周波数偏差は、係数C(i)の
偏角arg[C(i)]に比例する。周波数偏差df
と、係数C(i)の偏角arg[C(i)]との間の比
例係数は、係数C(i)を計算するために必要なチャン
ネルインパルス応答の推定値H(i)が評価される測定
時点t(i)と、H(j)が評価される測定時点t
(j)の時間差に依存する。周波数偏差を決定するため
使用される二つのチャンネル推定値の間の時間差が一致
するように選択される場合、比例係数は一定である。
【0013】周波数偏移dfを計算する正確な式は、次
の式(2)で表わされる。
【0014】
【数2】 arg〔C(i)〕の絶対値がπ/2より小さい場合、
偏角は、次の式(3)を用いて近似計算することができ
る。
【0015】
【数3】 この近似計算は、簡単かつ高速であり、殆どの場合に、
周波数偏差の適切な評価が行なえる。特に、三角関数の
計算は、常に計算回路及びコストとリンクされているの
に対し、この近似計算による評価は、割算だけが必要で
ある。
【0016】周波数偏差の統計的にかなり信頼のある評
価を得るために、周波数偏差の複数回の計算結果の平均
値を形成することが有利である。これは、特に、単一の
評価では信頼できる評価結果が得られないフェージング
による影響を受ける無線チャンネルの場合にあてはま
る。特に、特定の個数の順次の複素係数C(i)から、
毎回、複素平均値Cを形成することが有利である。この
ため、複素係数の実数部は、虚数部とは別に、単に加算
される。
【0017】周波数偏差dfは、式(2)又は式(3)
から平均複素係数Cを用いて得られる。この平均化の手
法が可能である理由は、周波数偏差の値が複素係数の偏
角、すなわち、複素係数の実数部と虚数部の比から得ら
れ、複素係数の絶対値には依存しないからである。した
がって、このタイプの平均化を用いて得られた合計は、
平均化されるべき係数の個数で除算しなくてもよい。こ
れは、計算回路及びコストに関して多少有利である。
【0018】或いは、係数Cの値は、周波数偏差の推定
の信頼性の尺度である。その理由は、チャンネル評価ベ
クトルH(i)及びH(j)の推定値の絶対値がチャン
ネルインパルス応答のエネルギーに関する尺度になるか
らである。このように、係数C(i)の複素加算によっ
て、周波数偏差の推定の信頼性を評価できる。適切な近
似によって、干渉パワーは、短期間の間は一定であると
みなすことができるので(ここで、短期間の長さは、た
とえば、周波数及び送信器と受信器の間の相対速度に依
存し、タイムスロット移動無線システムの場合に、短期
間のオーダーは、2〜3個のタイムスロットに過ぎな
い)、かなり低いチャンネルインパルス応答エネルギー
レベルをもつ入力信号は、同時に、かなり低いSN比と
関連付けられる。これに対し、かなり高いチャンネルイ
ンパルス応答エネルギーレベルをもつ受信信号は、かな
り高いSN比をもつ。低い有効SN信号比をもつ受信信
号から得られた周波数偏差の推定値は、非常に高い有効
SN信号比をもつ信号から得られた推定値よりも統計的
な確実性が低い。上記のタイプの平均化方式によれば、
取り扱っている周波数偏差の推定値は、その統計的な確
実性に応じて、計算コストの低い方式で重み付けされ
る。これにより、特に、フェージングを受け易い多重路
無線チャンネルの場合に周波数偏移の非常に信頼性の高
い推定値が得られる。なぜならば、大きいフェードアウ
トによる悪影響を受ける単一の係数は、この平均化方式
を用いることによって著しく抑制されるからである。
【0019】本考案の更なる実施例では、干渉パワー評
価器はチャンネルベクトルの各期間に対して受信信号の
瞬時干渉パワー用評価を行い、平均化動作に先立って連
続的に計算された係数は評価された干渉パワー値の特性
値で重み付けされる。下記の平均化の方法と比較して、
干渉パワー値に応じて重み付けされた係数が用いられる
平均化のこの方法は平均化動作がより長い期間に亘って
影響され、干渉パワーがこの時間間隔中もはや一定と考
えられない時に特に有利である。
【0020】具体的な一実施例では、係数平均化の2つ
の方法を組合せることが有利である。かかる組合せは情
報信号が個別ブロック間でかなり離間して送信されるタ
イムスロット送信方法で特に有利である。かかる場合に
は、情報ブロック間で形成された係数を、単一係数と組
合せることは有利である。この結果、個々の情報ブロッ
クの結合した係数は、各情報ブロックで決定された干渉
パワー値で重み付けされ、平均値は、複数の順次のブロ
ックに亘ってこれらの重み付け係数から形成される。こ
れは、全体情報ブロックに対して、単一の干渉パワー値
だけが重み付け動作に対し決定され、ブロック内の信頼
できる重み付けが可能である点で有利である。
【0021】上記方法の周波数偏差で生じた評価は、ベ
ースバンド変換のため使用される発振器を制御するため
に極めて適当であり、その評価に応じて発振器を変化さ
せることによって周波数偏差を調整することができる。
【0022】本考案の他の望ましい実施例は、周波数偏
差補正用装置でのこの評価の用法である。周波数補正用
装置は、アナログディジタル変換器とチャンネル評価器
との間、又は、帯域幅信号プロセッサの前に挿入され、
サンプリング及びアナログディジタル変換による帯域変
換の後に得られた複素信号I+jQに、周波数偏差df
から復元された補正信号g=exp(j2π・df
(i)・t)の適切にサンプルされディジタル化された
コピーを乗算する。周波数位置を補正する装置が用いら
れる時、発振器を調整する必要はない。これは、特に、
受信器が異なる受信周波数の信号を交互に受信する時に
有利である。
【0023】かかる場合には、周波数偏差は、各受信周
波数に対し別々に決定され、別々に蓄積される。このよ
うな解決法の場合、それ以外の方法では避けることがで
きない発振器の再調整に要する一時的な時間が完全に省
かれる。
【0024】本考案を以下図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。
【0025】典型的実施例では、受信器は可動無線装置
に対し説明され、公知のデータ内容を有するトレーニン
グシーケンスTはブロックごとに送信されたデータの第
1のデータにシーケンスD1及び第2のデータシーケン
スD2により囲まれる(図2参照)。
【0026】この受信器のHF部10では、受信信号は
周波数選択され、中間周波数に変換される。このため
に、HF受信段11により受信された信号は可変IF混
合周波数fZFがIF発振器13により印加されるIFミ
キサ12により中間周波数IFに周波数逓降変換され
る。この第1の中間周波数に逓降された入力信号は帯域
濾波され、IF増幅器14で増幅される。
【0027】帯域変換器15では、中間周波数信号ZF
は中間周波数信号の信号内容がベースバンドに変換され
るようベースバンド発振器16の出力信号と混合され
る。実施例では、ベースバンド発振器は、同じ周波数を
有するが、互いに直交である2つの出力信号を発生し、
それ自体のミキサ15i,15qに夫々印加される。こ
の方法で、いわゆる受信信号の直交成分I,Qが形成さ
れる。これらの2つの直交成分をサンプルし、アナログ
ディジタル変換器17i,17qによりサンプル時点で
得られたサンプル値をディジタル値に変換することによ
り、基準成分Iと直交成分Qの一対の値はサンプル値Z
として毎日得られ、その対は各メモリ18i,18qで
バッファされる。
【0028】直交成分I,Qは共に適合チャンネル評価
器30、干渉パワー評価器40及びエコライザ/検波器
50に印加される。データシーケンスに含まれたトレー
ニングシーケンスTを基に、チャンネル評価器30は各
送信されたデータブロックに対して送信の時間に求めら
れた送信チャンネルのチャンネルインパルス応答を評価
する。チャンネル評価器30により評価されたチャンネ
ルインパルス応答により、エコライザ/検波器50は直
交成分の等化及び初めに送信されたデータシーケンス6
の検出を実行する。
【0029】かかるチャンネル評価器30及びかかるエ
コライザ/復調器50の構成は当業者に公知であり、例
えば、文献:A. Baier, "Correlative and iterative c
hannel estimation in adaptive Viterbi equalizer fo
r TDMA mobile ratio systems", ITG Technical Report
107 for the professional meeting of "Stochastisch
e Modelle und Methoden in der Informationstechni
k", April 1989に記載されている。この文献から、更な
る参考文献を見つけることができる。
【0030】トレーニングデータシーケンスTが位置す
るデータブロックの中央に対してチャンネルインパルス
応答用の初めの評価H(i,2)を形成し、チャンネル
インパルス応答の評価を調整し、一方、データブロック
内の検出されたデータ要素が考慮されるような方法で上
記のチャンネル評価器が構成される。この調整されたチ
ャンネルインパルス応答から、データブロックD1の始
めにチャンネルインパルス応答H(i,1)およびデー
タブロックD2の終りにチャンネルインパルス応答H
(i,3)を得る。データブロックのこれら3つのチャ
ンネルインパルス応答は周波数偏差評価器20に印加さ
れる。
【0031】周波数偏差評価器20はチャンネルインパ
ルス応答の各対のチャンネル評価ベクトルから係数Cを
計算する。第1の係数C(i,12)の構成に対して、
第2のチャンネル評価ベクトルH(i,2)の全ての要
素はその関連した共役複素計算値H(i,2)に変換
され、対応する要素の積の和は第1の調整されたチャン
ネル評価ベクトルH(i,1)を用いて形成される。同
じ方法で、第2の係数C(i,23)は第3の調整され
たチャンネルインパルス応答H(i,3)と第2のチャ
ンネルインパルス応答H(i,2)の共役値から形成さ
れる。これらの2つの係数C(i,12)及びC(i,
23)から、期間iで受信されたデータブロック用平均
係数C(i)は加算により決定される。
【0032】干渉パワー計40では、各データブロック
で生じる干渉パワーが関連したデータブロックに対し決
定される。この干渉パワーは例えば雑音パワーの測定か
ら決定される。
【0033】重み付けモジュール22では各データブロ
ックに対して平均化された係数C(i)はこのデータブ
ロックに対して評価された干渉パワーC(i)で重み付
けされ、係数C(i)は干渉パワーS(i)で分割され
る。加算モジュール23では、特定の数であるn個前の
データブロックの重み付けされた係数C(i)/S
(i)が蓄積され、互いに加算され、この和から、蓄積
された係数C(i),…,C(i−n)の平均値C’
(m)が決定される。実施例では、蓄積されるべき係数
C(i),…,C(i−n)の数nは、一秒以内に送信
されたデータブロックの数に略対応するように選択され
る。
【0034】最後に、位相弁別器24では、周波数偏移
dfは平均係数C’を基に決定される。このために、平
均係数C’の虚数部は平均係数C’の実数部により割算
される。比例係数による乗算の後、位相弁別器24の出
力信号はIF発振器13の制御入力に印加される。この
制御信号に応じて、IF発振器13は入力信号の周波数
偏移に調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数偏差及び発振器周波数調整を評価する装
置からなる無線受信器の系統的回路図である。
【図2】トレーニングシーケンスを含むタイムスロット
の概略図である。
【符号の説明】
10 HF部 11 HF受信段 12 IFミキサ 13 IF発振器 14 IF増幅器 15i,15g ミキサ 16 ベースバンド発振器 17i,17g アナログディジタル変換器 18i,18g メモリ 20 周波数偏差評価器 22 重み付けモジュール 23 合算モジュール 24 位相弁別器 30 チャンネル評価器 40 干渉パワー評価器 50 イコライザ/検波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 アルフレッド ベイアー ドイツ連邦共和国 8501 エッケンター ル リンデンシュトラーセ 14番地 (56)参考文献 特開 昭59−13453(JP,A) 特開 昭59−224950(JP,A) 特開 平3−262235(JP,A) 欧州特許出願公開336247(EP,A 1) 欧州特許出願公開91167(EP,A1) 欧州特許出願公開318684(EP,A 1) 米国特許4058713(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (13)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波周波数信号を受信し、受信された
    上記搬送波周波数信号をベースバンド周波数信号に変換
    するベースバンド変換回路と、 受信された上記搬送波周波数信号の搬送波周波数の変化
    を推定する周波数偏差評価器と、 を有し、搬送波周波数で送信された信号を受信する受信
    器であって、 上記ベースバンド周波数信号を受け、チャンネルインパ
    ルス応答に関するチャンネル評価ベクトルを連続的に形
    成するチャンネル評価器を更に有し、 上記チャンネル評価器が形成する各チャンネル評価ベク
    トルは、複素ベースバンドで表現された時間的に変化す
    るチャンネルインパルス応答の瞬時的な推定値を表わす
    複数の複素要素を含み、 上記周波数偏差評価器は上記チャンネル評価ベクトルの
    時間的変化を推定することを特徴とする受信器。
  2. 【請求項2】 上記周波数偏差評価器は、 係数を形成するため、一方の時点で作成された一方のチ
    ャンネル評価ベクトルの要素と、別の時点で作成された
    別のチャンネル評価ベクトルの対応した要素の共役複素
    数との積を加算する手段と、 上記係数から周波数偏差を獲得する手段と、を更に有す
    ることを特徴とする請求項1記載の受信器。
  3. 【請求項3】 所定数の連続した係数から平均係数を決
    定する手段を更に有することを特徴とする請求項2記載
    の受信器。
  4. 【請求項4】 上記周波数偏差を獲得する手段は、上記
    係数の偏角を抽出し、上記一方のチャンネル評価ベクト
    ルと上記別のチャンネル評価ベクトルの差に定数を乗算
    して得られる数で上記偏角を除算することにより周波数
    偏差の数値を決定することを特徴とする請求項2記載の
    受信器。
  5. 【請求項5】 上記偏角の推定値として上記係数の実数
    部に対する上記係数の虚数部の比率を選択する手段を更
    に有する請求項4記載の受信器。
  6. 【請求項6】 上記ベースバンド変換回路は発信器を含
    み、 上記周波数偏差評価器によって形成される推定値は上記
    発信器の周波数制御のため使用されることを特徴とする
    請求項1又は2記載の受信器。
  7. 【請求項7】 上記搬送波周波数信号の周波数偏差を補
    償するため上記ベースバンド変換回路の同調周波数を訂
    正する手段を更に有し、 上記周波数偏差評価器によって形成される周波数偏差の
    推定値は、上記同調周波数を訂正する手段のための制御
    量として使用されることを特徴とする請求項1又は2記
    載の受信器。
  8. 【請求項8】 搬送波周波数信号を受信し、受信された
    上記搬送波周波数信号をベースバンド周波数信号に変換
    するベースバンド変換回路と、 周波数偏差評価器と、を有し、搬送波周波数で送信され
    た信号を受信する受信器であって、 推定値を与える干渉パワー評価器と、 上記ベースバンド周波数信号を受け、複素ベースバンド
    で表現された時間的に変化するチャンネルインパルス応
    答の瞬時的な推定値として、チャンネル評価ベクトルを
    連続的に形成するチャンネル評価器とを更に有し、 上記周波数偏差評価器は、 係数を形成するため、一方の時点で作成された一方のチ
    ャンネル評価ベクトルの要素と、別の時点で作成された
    別のチャンネル評価ベクトルの対応した要素の共役複素
    数との積を加算する手段と、 上記係数から周波数偏差を獲得する手段と、を更に有
    し、 上記周波数偏差を獲得する手段は、上記干渉パワー評価
    器からの上記推定値によって上記係数を加重平均する手
    段を有することを特徴とする受信器。
  9. 【請求項9】 所定数の連続した係数から平均係数を決
    定する手段を更に有することを特徴とする請求項8記載
    の受信器。
  10. 【請求項10】 上記係数の偏角を抽出し、上記一方の
    チャンネル評価ベクトルと上記別のチャンネル評価ベク
    トルの差に定数を乗算して得られる数で上記偏角を除算
    することにより周波数偏差の数値を決定する手段を更に
    有することを特徴とする請求項8記載の受信器。
  11. 【請求項11】 上記偏角の推定値として上記係数の実
    数部に対する上記係数の虚数部の比率を選択する手段を
    更に有する請求項10記載の受信器。
  12. 【請求項12】 上記ベースバンド変換回路は発信器を
    含み、 上記周波数偏差評価器によって形成される推定値は上記
    発信器の周波数制御のため使用されることを特徴とする
    請求項11記載の受信器。
  13. 【請求項13】 上記搬送波周波数信号の周波数偏差を
    補償するため上記ベースバンド変換回路の同調周波数を
    訂正する手段を更に有し、 上記周波数偏差評価器によって形成される周波数偏差の
    推定値は上記同調周波数を訂正する手段のための制御量
    として使用されることを特徴とする請求項8、10又は
    12のうちいずれか一項記載の受信器。
JP2002001904U 1990-04-26 2002-04-05 周波数偏差評価器を含む受信器 Expired - Lifetime JP2607847Y2 (ja)

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