JP4643991B2 - 放射性物質の輸送/貯蔵用容器 - Google Patents

放射性物質の輸送/貯蔵用容器 Download PDF

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Description

[技術分野]
本発明は、放射性物質の輸送/貯蔵を目的とする容器に関する。
[背景技術]
従来技術に従った従来型容器1を表す図1から良く分かるように、この容器1は、放射性物質を内部に入れることができる空洞部を画定する内壁(図示せず)を有する容器本体2を備える。
さらに、容器1は、「ハンドリング・トラニオン」とも呼ばれる複数のハンドリング器具8を有する。
図1に見ることができるように、各ハンドリング器具8は、容器本体2から外向きに突出する主部分10を備える。主部分10は、この主部分が把持機構(図示せず)と協働することができ、それにより、容器の様々なハンドリング作業を実施することができるように構成されている。さらに、各ハンドリング器具8は、主部分10に固定されたベース12も備え、このベースは、容器1の容器本体2に形成されたベースハウジング壁32によって画定されたベースハウジング30内に配置される。
放射性物質の輸送/貯蔵を目的とする容器は、それらのライフサイクル中に原子力施設内のプールの水面下で搬入/搬出されるものである。
従って、浸漬期間中、容器は、プール内の汚染水と接触しており、その結果、容器の外面が汚染される可能性がある。これが、水と接触する容器表面に如何なる滞留領域をも存在させず、高圧水ジェットを使用する等して容器用面の汚染を容易に除去できるようにすべきであることを規制要件が課す理由である。
ハンドリング器具8は、好ましくは、容器本体2の上端部2aおよび下端部2bに配置される。従って、容器を搬入/搬出ピット内に浸漬すると、ハンドリング器具8も汚染される可能性がある。
このように、各ハンドリング器具8のための汚染除去作業を実施する必要以外に、ハンドリング器具8のベース12と容器1の容器本体2に設けられたベースハウジング壁32との間に水が浸透することを防止するシール手段(図1には示されていない)を設けることも不可欠である。
従来技術の第1解法は、ハンドリング器具を、その対応するベースハウジング内に溶接し、それにより、得られる組み付け部を完全にシールすることから始まっていた。しかし、反復的なハンドリング作業によってこれらのハンドリング器具が劣化し、それにより、容器のライフサイクル中に1回または数回、それらを交換することが往々にして必要であることがわかったため、不可逆的に組み付けを行うこの第1解法は、すぐにあきらめられた。
従って、ハンドリング器具の容易な組み付け/取り外しを行うための1つの組み付け解法が次に提案された。この解法は、主部分の周りに分散配置されて、ハンドリング器具のベースを容器本体上に固定する複数の取付ねじを使用するものである。参考までに、この解法は、ベースをその対応するベースハウジングに直接的にねじ付けるという別の解法より好まれたことに注意されたい。特に、ハンドリング作業中に直面する高い屈曲/剪断応力などの高い機械的応力に耐える可能性により、このベースの外面上に単一のねじ部を設けるよりも、ベース上に配置された複数のねじを採用する選択の理由が明らかである。
しかしながら、そのような組み付け部では、シール手段がハンドリング器具のベースと容器本体に設けられたベースハウジング壁との間への水の浸透、おそらくは汚染水の浸透を防止するだけでなく、水が取付ねじと接触することも防止しなければならない。取付ねじの外面の幾何学的形状、さらに具体的には、ねじ面の幾何学的形状は、汚染除去作業を実施するために必要な時間が全く法外なものであるため、汚染除去が困難になるようなものであることに注意されたい。
従来技術において、組み付け部の様々な隙間に、シリコーンか、または任意の他の同様な材料を追加するシール手段の第1実施形態が既に知られている。これに関して、最初にハンドリング器具のベースとベースハウジング壁との間に、次に取付ねじとベースとの間に、シリコーンを嵌め込むことに注意されたい。
長期的には、この解法は、なされたシールの点であまり有効ではないことが判り、また、多くの欠点が現れた。
まず、シリコーンシールに関する塗布または補修作業は、相当に複雑な作業方法のために、有資格作業員が行う必要があることに注意されたい。さらに、これらの作業の実施には、相当に長い時間が掛かり、そのため、作業員が浴びる放射線の積算線量の増加の一因となる。
さらに、得られたシールの点で、観測されるシリコーンシールの効率が低いことは、それらを定期的に交換しなければならないことを意味し、従って、大量の化学/核廃棄物の生成をもたらす。さらに、シリコーン材料が汚染物を定着させる傾向があるために、これらのシリコーンシールを交換する必要もあることに注意されたい。
さらに、やはりシリコーンシールによって達成される効率が低いために、シールテストを頻繁に実施しなければならず、これの直接的な結果として、作業中に重大な損失が生じる。これに関して、テストは、シール上に「ピッティング」を形成することによって実施され、結果的に、シリコーンの劣化を引き起こし、従って、テストしたシールの補修または交換が必要になる可能性があることに注意されたい。
隙間に塗布すべきシリコーンの量を抑えるために、最初に取付ねじに設けられたシリコーンシールを、これらの取付ねじの各々を個別に覆うキャップに置き換えることが提案されてきた。しかし、そのようなキャップの取り外し作業は時間が掛かり、面倒であり、このことは当然ながら、作業員の放射線の積算線量に関する問題に対する助けにならない。さらに、使用されるキャップは、ハンドリング器具のベースおよびベースハウジング壁間のシールに関する問題を解決せず、そのため、抑制すべきであるほどの大量のシリコーンを使用するシリコーン閉栓技法を用いることが依然として必要であり、これも上記したような多くの欠点を招く。
最後になるが、従来技術は、シリコーンを使用しない別の形式のシール手段も含む。これは、ステンレス鋼製のリングまたは2つの半割リングであって、溶接によってハンドリング器具のベースおよび容器の容器本体上に組み付けられたリングまたは2つの半割リングからなる。
従って、結果として生じるシールは、非常に満足できるもであり、それゆえ、シールテストを行う必要が全くなくなる。しかし、たとえば、ハンドリング作業の繰り返しによる劣化のためにハンドリング器具を交換する必要がある場合、取付ねじにアクセスすることができるように、2つの半割リングを取り除くために溶接を削る必要がある。メンテナンス作業中に取付ねじの締め付けトルクを点検することが必要であるときにも、この必要に直面することに注意されたい。
従って、それは、得られるシールが低レベルであるようなシリコーン閉栓技法に関する幾つかの欠点を解消するが、この解法は比較的限定的である。ハンドリング器具の取付ねじにアクセスできるようになる前に、2つの半割リングを合体して保持している溶接バックストリップを削る必要があるため、ハンドリング器具を取り外す作業は、時間が掛かると共に困難である。
[発明の目的]
従って、本発明の目的は、放射性物質の輸送/貯蔵用容器であって、容器本体と、複数の取付ねじを使用して容器本体上に組み付けられた少なくとも1つのハンドリング器具とを備え、従来技術に従った実施形態に関連して上述した欠点を少なくとも部分的に解消する容器を提案することである。
さらに正確には、本発明の目的は、各ハンドリング器具用のシール手段であって、容器をプール内で搬入/搬出するとき、汚染水がハンドリング器具および容器本体間の接合面にも、このハンドリング器具用の取付ねじにも達しないよう十分に良好なシールを得られるように構成されると共に、従来技術に従った実施形態の場合より迅速かつ容易な組み付け/取り外しを行うことができるように構成されたシール手段を備えた容器を提供することである。
これを達成するために、本発明は、放射性物質の輸送/貯蔵用容器であって、容器本体と、容器本体上に組み付けられる少なくとも1つのハンドリング器具とを備え、各ハンドリング器具は、容器本体から突出してグリップ機構と協働することができる主部分と、主部分に固定されて、容器本体に形成されたベースハウジング壁によって画定されたベースハウジング内に位置するベースとを有する容器を提供することである。また、容器は、第1に、各ハンドリング器具用の複数の取付ねじであって、主部分の周りに分散配置されて、ベースを容器本体上に取り付ける複数の取付ねじを、第2に、ハンドリング器具のベースおよび容器本体間に挿入されたシール手段をさらに備える。本発明によると、各ハンドリング器具用のシール手段は、ハンドリング器具のベースに設けられたプレートハウジング壁とベースハウジング壁の一部分とによって画定されたプレートハウジング内に位置するシールプレートを有し、このシールプレートは、プレートハウジング内に取り外し可能に設置され、それにより、ハンドリング器具の主部分を取り囲むと共に、各取付ねじを覆うことができ、また、シール手段は、シールプレートの外周壁およびベースハウジング壁の、プレートハウジングを部分的に画定する部分間に挿入された外側シール、および同一のシールプレートの内周壁およびプレートハウジング壁間に挿入された内側シールをさらに有する。
好都合なことに、本発明に従った容器内に使用されるシール手段は、ハンドリング器具と容器の容器本体との間の組み付け部内に存在する総ての影響を受け易い領域(敏感領域/傷つき易い領域)を十分に保護する。
比較的単純な構造であるこれらのシール手段は、外側シールを有しており、この外側シールは、ハンドリング器具のベースと容器本体に設けられたベースハウジング壁との間への水の浸透を防止し、それにより、ハンドリング器具および容器本体間の接合面の汚染を防止する。さらに、シール手段は、内側シールを備えており、この内側シールは、シールプレートおよび外側シールと協働し、シールプレートによって部分的に画定される空間であって、ハンドリング器具の取付ねじが内部に配置される空間に水が流入するのを防止する。従って、取付ねじも、考え得る汚染から保護される。
さらに、シールプレートは、好都合には、取り外し可能に、例えば、対応するプレートハウジング内に螺着または挟み留めで設置され、このシールプレートの組み付け/取り外しの迅速性および容易さが得られる。
このように、プレートの組み付けおよび取り外し作業は、現在の技術状態に従った幾つかの実施形態に従来から使用されているシール手段とは異なり、作業員の特殊訓練を全く必要としない。
さらに、シール手段の組み付け/取り外し時間の短縮の直接的な結果として、ハンドリング作業中の作業員の積算線量の低下、および作業の大幅な削減が得られる。また、本発明に従った容器のシール手段によって得られる良好なシールは、第1に汚染に対する効果的なバリヤを提供する一因であるが、さらに、特にシリコーンシールを使用した低い信頼性の解法と比較して、実施すべき補修の数が大幅に減少するため、作業のさらなる削減が達成される一因にもなることに注意されたい。これに関して、シリコーンまたは同様の材料がないことにより、作業員がそのような製品の毒性によって生じる有害な影響を心配する必要がなくなると共に、生成される化学/核廃棄物の量が減少することに注意されたい。
好ましくは、シールプレートの外周壁は、外側シールと接触する外縁部を有し、シールプレートの内周壁は、内側シールと接触する内縁部を有する。その場合、外縁部に沿って延在する外溝であって、その内部に外側シールが配置される外溝を外縁部に設け、内縁部に沿って延在する内溝であって、その内部に内側シールが配置される内溝を内縁部に設けることが可能である。従って、容器上にまだ組み付けられていないシール手段は、単一でコンパクトなブロックを好都合に形成する。本発明の範囲から逸脱することなく、外側および内側シールをそれぞれベースハウジング壁およびプレートハウジング壁に形成された溝に嵌め込むことも可能であることは明らかであろう。
好ましくは、各ハンドリング器具は、シール手段のシールテストを行うためのチャネル網を備えており、チャネル網は、少なくともハンドリング器具の主部分内に設けられたアクセスオリフィスに連通し、それにより、この主部分の外に上向きに開くようになっており、各アクセスオリフィスは、取り外し式プラグを使用して閉栓される。従って、アクセスオリフィス上の取り外し式プラグを取り外し、次に従来型シールテスト手段をこのアクセスオリフィスに接続することにより、シールテスト作業を容易かつ迅速に行うことができる。従って、ハンドリング器具に設けられたチャネル網により、テストしたシール手段に損傷を与えることなく、信頼できるテストを実施することができる。
この文脈で、各ハンドリング器具のシールプレートは、ハンドリング器具の主部分を取り囲む空間であって、取付ねじの頭によって一部が満たされている空間を部分的に画定する内面を有することに注意されたい。このように、上記チャネル網は、この空間と少なくとも1つのアクセスオリフィスとの間を連通させることができ、それにより、シールテストを実施することができるように構成することができる。
さらに、各ハンドリング器具のベースに複数の取付ねじ通過穴が設けられている。従って、やはりシールテストを行うために、チャネル網は、各通路穴と少なくとも1つのアクセスオリフィスとの間を連通させることができるように構成することができる。
当然ながら、ハンドリング器具内に形成されたチャネル網は、上記機能の一方または他方を、あるいはその両方を同時に達成することができるように形成することができる。
本発明の好適な第1実施形態によると、各ハンドリング器具用のシールプレートは、リングの形をしており、また、外側および内側シールは、それぞれ環状シールの形をしている。
従って、シールプレートの具体的なリング形状は、それをプレートハウジング内にねじ込んで取り付けることができるようなものである。
これを達成するために、シールプレートの内縁部上、およびハンドリング器具のベースに設けられたプレートハウジング壁上のねじ部を互いに協働させることが可能であろう。その場合、シールプレートは、シールプレートのねじ付けおよびねじ戻しによる迅速な組み付け/取り外しを行うために、適当な工具と協働し得るグリップオリフィスを設けた外面を有することが好都合である。
この好適な第1実施形態は、排他的ではないが、特に、取付ねじが円を描くように配置されるとき、およびハンドリング器具のベースが円形断面を有する円筒形であるときに適用されることにも注意されたい。
本発明の好適な第2実施形態によると、各ハンドリング器具用のシールプレートは、プレートハウジング内に挟み留め式に設置される。
これを達成するために、ハンドリング器具のベースに設けられたプレートハウジング壁は、肩部を有することが好ましく、シールプレートの内縁部の溝内に収容された内側シールは、肩部の内面に接触し、それにより、シールプレートをプレートハウジング内に維持するようになっている。この構成において、内側シールは、内縁部の溝と肩部の最大直径部分との間で圧縮され、シールプレートの組み付け/取り外しを可能にする。
さらに、シールプレートの挟み留めによって組み付け/取り外しを容易にするために、ハンドリング器具の主部分に設けられた少なくとも1つのアクセスオリフィスが、シールプレートの内面によって部分的に画定された且つハンドリング器具の主部分を取り囲む空間の内部にチャネル網を介して圧力/真空を発生することができる加圧/真空発生手段を保持することができるようにすることもできる。好都合にも、そのような組み付け/取り外し方法を使用することにより、シールプレートの外面上にグリップオリフィスを設ける必要が全くなくなる。そのようなオリフィスの汚染除去が面倒であり得ることから、このように存在しないことが利点であることは明らかである。さらに、シールプレートの外面上にグリップオリフィスがないことは、好都合にも、容器に非常に良好な視覚的外観を与える一因になる。
さらに、シールプレートの挟み留めによる組み付けにより、本発明の好適な第1実施形態に示された螺着解法とは異なり、シールプレートをリングまたはフレームの形に無関係にすることができる。従って、シールプレートがハンドリング器具の主部分を取り囲む任意のフレームの形であるとき、外側および内側シールもフレームの形である。
シールプレートによって覆われる取付ねじが、円ではなくフレームを画定するように配置されるとき、このフレーム形状が、やはり排他的ではないが特に適切であることに注意すべきであり、この特殊な配置は、ハンドリング装置のベースが直方体の形をなすときに特に使用される。
以下の詳細な非制限的記載を読めば、本発明の他の利点および特徴が明らかになるであろう。
添付の図面を参照しながら、以下に記載する。
[好適な実施形態の詳細な説明]
本発明に従った容器は、図1に提示され、既に部分的に上述した容器1に似ている。
そのため、本発明に従った容器1は、容器本体2に組み付けられた複数のハンドリング器具8を有する。
容器本体2は、好ましくは長手方向軸線22を備える円筒形をした外壁7を有することに注意されたい。本説明の残り部分では、この長手方向軸線22が容器本体2の長手方向軸線であると見なされる。
ハンドリング器具8は、例えば、容器本体2の上端部2aおよび下端部2bの位置で、容器本体2の周りに円周方向に分散配置されている。
図2および図3を合わせて参照すると、これらの図面は、本発明の好適な第1実施形態に従った容器1の容器本体2とハンドリング器具8の1つとの間の組付け部を示す。この好適な実施形態において、ハンドリング器具8および容器本体2間の総ての組み付け部が好ましくは、後述する実施形態と同一であることは明らかである。
ハンドリング器具8は、主部分10およびベース12を有し、これらの2つの主部分10およびベース12は、固定され、好ましくはステンレス鋼の単一部材片として形成される。
主部分10は、容器本体2から外向きに突出しており、その幾何学的形状は、ハンドリング作業を実施できるようにするために、グリップ機構(図示せず)と容易に協働することができるようにするものである。実例として、ハンドリング器具8の主部分10は、断面が円形である円筒形の外面24を有し、長手方向軸線26が容器本体2の長手方向軸線22にほぼ垂直である。さらに、ハンドリング作業中にグリップ機構が逃げるのを防止するために、主部分10は、肩の形をした端部28を有してもよい。
さらに、ハンドリング器具8のベース12は、ベースハウジング壁32によって画定されたベースハウジング30内に配置され、このベースハウジング壁は、容器1の容器本体2に設けられている。さらに、ベース12は、上部12aおよび下部12bを有し、下部12bは、好ましくは、断面が円形である円筒形の側面33を有し、その長手方向軸線が主部分10の外面24の長手方向軸線26と合致する。
ベースハウジング壁32は、ベース12の下部12b用のストッパとして機能する平坦な底部34と、断面が円形である円筒形の側部36であって、下部12bの側面33全体と一致する側部36とを備える。しかし、図2にから判るように、ベース12の下部12bは、ベースハウジング30を部分的に占めるだけであり、そのため、下部12bの側面33は、側部36の一部分と一致するだけであることに注意されたい。
当然ながら、ベースハウジング壁32の側部36およびベース12の下部12bの側面33は、本発明の範囲から逸脱することなく、ほぼ相補的であるならば、任意の他の形状であることができるであろう。
主部分10の周りに分散配置され、容器1の容器本体2にねじ込まれる複数の取付ねじ38を使用して、ハンドリング器具8のベース12がベースハウジング30内に組み付けられる。これを達成するために、ベース12の下部12bは、好ましくは長手方向軸線26を中心として同心状に分散配置されたねじ頭ハウジング40を備えており、これらのねじ頭ハウジング40の各々は、取付ねじ38のねじ頭42用のストッパを形成することができる。さらに、各ねじ頭ハウジング40は、通路穴44によって延長され、この通路穴を取付ねじ38のねじ部46が通る。
ハンドリング器具8および容器本体2間の組み付け部には、十分に満足できるシールが生じるように配置されたシール手段48も必要であり、それにより、プールでの容器1の搬入/搬出時に、汚染水がハンドリング器具8および容器本体2間の接合面だけでなく、ハンドリング器具8の取付ねじ38にまでも達しないようにする。
そのため、シール手段48は、好ましくは、ステンレス鋼製のリングの形をしたシールプレート50を有し、このシールプレートは、取付ねじ38の各々を覆うようにプレートハウジング52内に配置される。
図2から判るように、プレートハウジング52は、ベース12の下部12bによって形成される平坦な底部54と、ベース12の上部12aに設けられたプレートハウジング壁56と、ベースハウジング壁32の側部36の一部分58とによって画定される。これに関して、側部36の一部分58は、ベース12の下部12bの側面33と接触していない上部に対応することに注意されたい。
さらに、プレートハウジング壁56は、略円筒形であって、その長手方向軸線が長手方向軸線26と合致することに注意されたい。
シールプレート50は、外周壁60を有し、特にその外縁部62は、ベースハウジング壁32の側部36の一部分58と一致するプレートの外縁部に対応する。外縁部62は、また、内部に外側環状シール66を収容する外溝64を有し、この外側環状シール66も側部36の一部分58と接触しており、それにより、汚染物がハンドリング器具8および容器本体2間に入ることが防止される。
同様に、シールプレート50は、内周壁68を有し、特にその内縁部70が、ベース12の上部12aに設けられたプレートハウジング壁56と一致するプレートの内縁部に対応する。さらに、内縁部70は、内部に内側環状シール74を収容する内溝72を有し、この内側環状シール74もプレートハウジング壁56と接触している。外側環状シール66および内側環状シール74の組み合わせにより、汚染物が取付ねじ38に達することが防止される。外側環状シール66および内側環状シール74は、好ましくは、エラストマー材から形成されることに注意されたい。
シールプレート50を完全に取り外し可能にするために、シールプレートの内縁部70には、長手方向軸線26と合致する長手方向軸線を有するねじ部76が設けられ、このねじ部は、プレートハウジング壁56に設けられたねじ部78と協働することができる。このようにして、シールプレート50をベース12上にねじ付けることができる。内縁部70のねじ部76は、内縁部の、内溝72を形成した部分の延長線に沿った位置にあり、内溝72は、容器本体2上においてねじ部76よりさらに外側にあることに注意されたい。
図2から判るように、適当な工具(図示せず)と協働するグリップオリフィス80をシールプレート50の外面82に設けて、それにより、このシールプレートのねじ付けおよびねじ戻し作業を容易にすることができることに注意されたい。また、シールプレート50をねじ付けによってハンドリング器具8のベース12上に組み付けるとき、このシールプレート50の内面83がベース12の下部12bに接触して、さらに正確には、プレートハウジング52を画定する平坦な底部54に当接して停止することにも注意されたい。これに関して、シールプレート50の内面83は、取付ねじ38ではなく、平坦な底部54に接触するようにして、これらの取付ねじ38のねじ頭42がねじ頭ハウジング40の外に突出することができるようにしなければならないことにも注意されたい。従って、内面83は、好ましくは、取付ねじ38に面する環状リセス85を有し、この環状リセス85は、シールプレート50をねじ付けによってベース12に組み付けるとき、ねじ頭42がこの環状リセス85に部分的に挿入されることができるように構成されて、ストッパを形成しない。
また、シールプレート50を完全に組み付けたとき、このプレート50の外面82が容器本体2の外壁7とほぼ連続することにも注意されたい。
また図2および図3を参照すると、ハンドリング器具8は、シール手段48のシールテストを行うためのチャネル網84を備える。チャネル網84は、ハンドリング器具8の主部分10の端部に設けられたアクセスオリフィス86に連通するように形成されており、このアクセスオリフィス86は、主部分10の外に開いて、好ましくはアクセスオリフィス86上にねじ付けて取り付けられる取り外し式プラグ88を使用して閉栓されている。
チャネル網84には、最初に、アクセスオリフィス86内で上に開き、主部分10の外面24の長手方向軸線26と合致する軸を有する長手方向チャネル90が設けられ、長手方向チャネル90は、ハンドリング器具8を完全に貫通するように形成されている。ベース12の下部12bに半径方向溝92も設けられており、この半径方向溝92は、ベースハウジング壁32の平坦な底部34と協働して、長手方向チャネル90に連通すると共に長手方向軸線26に垂直である半径方向チャネル94を形成する。
別の長手方向チャネル96がこの半径方向チャネル94から始まって、長手方向チャネル90に略平行に、シールプレート50の内面83のリセス85によって部分的に画定されてハンドリング装置8の主部分10を取り囲む空間98の方向に延出している。この空間98は、プレートハウジング52の平坦な底部54によっても部分的に画定されて、取付ねじ38のねじ頭42によって部分的に満たされていることに注意されたい。
やはりこの半径方向チャネル94から、長手方向軸線26と合致する軸線を有する円周方向チャネル100が始まって、総ての通路穴44を通過するように延在している。これに関して、円周方向チャネル100は、ベース12の下部12bに設けられた円周方向溝102とベースハウジング壁32の平坦な底部34との協働によって形成されることに注意されたい。
本発明の範囲から逸脱することなく、チャネル網84は、常に、空間98およびアクセスオリフィス86間を連通させることができるように、かつ/または通路穴44の各々およびアクセスオリフィス86間を連通させることができるように適応させることができることは明らかである。
図4を参照すると、取り外し式プラグ88が取り外され、それにより、従来型シールテスト手段104をチャネル網84に連通させて、シール手段48のシールテストを行うことができるようになっている。このように、制御手段104の一部である穿孔エンドピース106を主部分10のアクセスオリフィス86にねじ込むことによって、この連通を迅速に生じることができる。
図5〜図7を合わせて参照すると、これらの図面は、本発明の好適な第2実施形態に従った容器1の容器本体2およびハンドリング器具8の1つの間の組み付け部を示す。この好適な実施形態では、ハンドリング器具8および容器本体2間の総ての組み付け部が、好ましくは後述するものと同一であることは明らかである。
これらの図5〜図7において、図1〜図4に示された部材に付けられているものと同一の参照番号を付けた部材は、同一または同様の部材に対応する。
これに関して、この組み付け部は、本発明の好適な第1実施形態に示されているものに非常に似ているが、シール手段48のシールプレート50が、ねじ付けによってプレートハウジング52内に取り付けられるのではなく、それに挟み留められていることに注意されたい。
これを達成するために、シールプレート50は、特に内縁部270を備えた内周壁268を有し、この内縁部は、ベース12の上部12aに設けられたプレートハウジング壁256と一致するプレートの内縁部に対応する。プレートハウジング壁256の形状は、好適な第1実施形態のプレートハウジング壁56の形状と同一ではないが、それでも長手方向軸線26と合致する長手方向軸線を有する略円筒形であることに注意されたい。これに関して、好適な第1および第2実施形態のシールプレート間の唯一の違いは、内縁部70および270にある。
同様に、プレートハウジング52を画定するプレートハウジング壁256以外の部材、言い換えると、ベース12の下部12bによって形成された平坦な底部54およびベースハウジング壁32の側部36の部分58は、本発明の好適な第1実施形態に設けられているものと同一であることに注意されたい。
従って、内縁部270は、内部に内側環状シール274を収容する内溝272を有し、この内側環状シール274もプレートハウジング壁256と接触状態にあり、それにより、汚染物が取付ねじ38に達することを防止する。内側環状シール274は、好ましくはエラストマー材から形成されることに注意されたい。
図6から判るように、プレートハウジング壁256は、プレートハウジング52の内側に向かって延出する肩部287を有する。シールプレート50をハンドリング器具8のベース12上に設置するとき、内溝272内に収容されてその外に突出している内側環状シール274は、肩部287の、ほぼベース12の下部12bの方に向いた内面289と接触する。従って、この特別な構成により、シールプレート50がプレートハウジング52内の所定位置に確実に保持される。実例として、肩部287の内面289を長手方向軸線26に略垂直にすることができ、あるいは、下部12bからの距離の増加に伴ってこの軸26から離れるように傾斜させてもよい。
さらに、内側環状シール274は、この内側環状シールが内縁部270の溝272と肩部287の最大直径部分291との間に圧縮され、それにより、シールプレート50を挟み留めによって組み付けることができるように構成されている。従って、最大直径部分291を一旦通過すれば、内側シール274は、特に肩部287の内面289と一致するように、部分的に拡張することができる。
特に図5および図7を参照すると、ハンドリング器具8は、シール手段48のシールテストを行うためのチャネル網284を備えるが、このチャネル網284は、好適な第1実施形態に記載されているチャネル網84と異なっている。しかし、チャネル網284もやはり、空間98およびアクセスオリフィス86間を連通させることができ、かつ/または通路穴44の各々およびアクセスオリフィス86間を連通させることができるように、本発明の範囲から逸脱することなく、適応させることができる。
チャネル網284には最初に、アクセスオリフィス86内に開いた長手方向チャネル90が設けられ、半径方向チャネル94が、溝92およびベースハウジング壁32の平坦な底部34の協働によって形成され、長手方向チャネル96が、長手方向チャネル90に略平行に、主部分10を取り囲む空間98の方に向かって延出しており、円周方向チャネル100が、円周方向溝102およびベースハウジング壁32の平坦な底部34の協働によって形成されている。
さらにチャネル網284は、長手方向チャネル90に連通する複数の半径方向チャネル293も有し、半径方向チャネル293は、部分的にベース12の下部12bに形成された半径方向溝295を使用して、さらに副次的にベースハウジング壁32の平坦な底部34を使用して形成されている。
半径方向チャネル293の各々は、通路穴44を貫通して、ベース12の下部12bの側面33まで延出している。さらに、半径方向チャネル293の各々に連通する別の円周方向チャネル297も存在し、円周方向チャネル297は、ベース12の下部12bに形成された円周方向機械加工部299、ベースハウジング壁32の平坦な底部34、およびベースハウジング壁32の側部36の協働によって形成されている。
以上に記載したチャネル網284により、シールテスト手段104をアクセスオリフィス86に接続することによってシールテストを行うだけでなく、シールプレート50の組み付け/取り外し作業を容易にする/実施することも可能である。
アクセスオリフィス86は、チャネル網284を通して空間98内に圧力/真空を発生することができる加圧/真空発生手段(図示せず)を受け取ることもできる。これらの加圧/真空発生手段は特に、簡単な手作業で行うことが困難である、内側環状シール274を肩部287および内溝272間に圧縮する作業中に非常に役立つ。さらに、次にこのシールプレート50を空間98の1回の加圧によって外すことができ、いずれの付加的な特殊工具も、またはシールプレート50の外面82上のグリップオリフィスも必要としない。
最後になるが、シールプレート50の組み付けのための挟み留め式の解法により、このシールプレートの形状をリングに制限する必要がまったくないことに注意されたい。円筒形断面を必要とする螺着による組み付けと異なり、挟み留めによる組み付けはいずれの特殊な形状も必要としない。このように、その場合はシールプレート50を任意フレームの形状にすることができ、外側および内側シールもフレームの形にするが、この可能性の直接的な結果として、ベース12上の取付ねじ38の位置を広範に選択し、また、このベースの幾何学的形状を広範に選択することができる。
当業者であれば、単に非制限的な例として以上に記載されている容器1に多くの修正を加えることができることは明らかであろう。
すでに述べられ、従来技術による従来型実施形態に従った、放射性物質の輸送/貯蔵を目的とする容器を示す図である。 本発明の好適な第1実施形態に従った容器の容器本体およびハンドリング器具間の組み付け部の、図3のII−II線に沿った断面図である。 図2の組み付け部上に示されたハンドリング器具の底面図である。 ハンドリング器具の主部分がシールテスト手段と協働するときの、図2に示された図と同様な図である。 本発明の好適な第2実施形態に従った容器の容器本体およびハンドリング器具間の組み付け部の、図7のV−V線に沿った断面図である。 シールプレートをその関連のプレートハウジング内に維持するために使用される手段をさらにはっきり概略的に示す、図5に示された組み付け部の一部分の拡大図である。 図5の組み付け部上に示されたハンドリング器具の底面図である。

Claims (14)

  1. 容器本体(2)と、
    該容器本体(2)に組み付けられる少なくとも1つのハンドリング器具(8)とを備え、
    該ハンドリング器具(8)の各々は、前記容器本体から突出してグリップ機構と係合可能な主部分(10)と、
    該主部分(10)に固定され、前記容器本体(2)に形成されたベースハウジング壁(32)によって画定されたベースハウジング(30)内に位置するベース(12)とを有し、
    さらに、第1に、前記主部分(10)の周りに分散配置され、前記ベース(12)を前記容器本体(2)上に取り付ける、前記ハンドリング器具(8)の各々用の複数の取付ねじ(38)と、
    第2に、前記ハンドリング器具の前記ベース(12)および前記容器本体(2)間をシールするように配置されたシール手段(48)とを備える放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)において、
    前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シール手段(48)は、前記ハンドリング器具(8)の前記ベース(12)に設けられたプレートハウジング壁(56、256)前記ベースハウジング壁(32)の一部分(58)との間に画定されたプレートハウジング(52)内に位置するシールプレート(50)を有し、
    該シールプレート(50)は、前記プレートハウジング(52)内に取り外し可能に設置され、それにより、前記ハンドリング器具の前記主部分(10)を取り囲むと共に、各取付ねじ(38)を覆うことができ、
    前記シール手段(48)は、前記シールプレートの外周壁(60)および前記ベースハウジング壁(32)の、前記プレートハウジング(52)を部分的に画定する前記部分(58)間に挿入された外側シール(66)、および前記シールプレートの内周壁(68、268)および前記プレートハウジング壁(56、256)間に挿入された内側シール(74、274)をさらに有することを特徴とする、放射性物質の輸送/貯蔵用容器。
  2. 前記シールプレートの前記外周壁(60)は、前記外側シール(66)と接触している外縁部(62)を有し、また、前記シールプレートの前記内周壁(68、268)は、前記内側シール(74、274)と接触している内縁部(70、270)を有することを特徴とする、請求項1に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  3. 前記外縁部(62)は、該外縁部(62)の全体に沿って延在すると共に内部に前記外側シール(66)が配置される外溝(64)を有し、
    また、前記内縁部(70、270)は、該内縁部(70、270)の全体に沿って延在すると共に内部に前記内側シール(74、274)が配置される内溝(72、272)を有することを特徴とする、請求項2に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  4. 前記ハンドリング器具(8)の各々は、前記シール手段(48)のシールテストを行うためのチャネル網(84、284)を備えており、
    該チャネル網(84、284)は、少なくとも前記ハンドリング器具(8)の前記主部分(10)内に設けられたアクセスオリフィス(86)に連通し、それにより、前記主部分(10)の外に上向きに開くようになっており、
    各アクセスオリフィス(86)は、取り外し式プラグ(88)を使用して閉栓されることを特徴とする、請求項1〜3の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  5. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記ハンドリング器具(8)の前記主部分(10)を取り囲む空間(98)であって、前記取付ねじ(38)の頭(42)によって一部が満たされている空間(98)を部分的に画定する内面(83)を有し、
    前記チャネル網(84、284)は、前記空間(98)と少なくとも1つのアクセスオリフィス(86)との間を連通させることができるように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  6. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、リングの形をしており、
    また、前記外側および内側シール(66、74、274)は、それぞれ、環状シールの形をしていることを特徴とする、請求項1〜5の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  7. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、フレームの形をしており、
    また、前記外側および内側シールも、それぞれ、フレームの形をしていることを特徴とする、請求項1〜5の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  8. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記プレートハウジング(52)内にねじ付け式に設置されることを特徴とする、請求項6に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  9. 前記シールプレートの前記外周壁(60)は、前記外側シール(66)と接触している外縁部(62)を有し、また、前記シールプレートの前記内周壁(68、268)は、前記内側シール(74、274)と接触している内縁部(70、270)を有し、
    前記シールプレート(50)の前記内縁部(70)および前記ハンドリング器具(8)の前記ベース(12)に設けられた前記プレートハウジング壁(56)の各々は、各々の働きによりねじ作用を発揮するねじ部(76、78)を有し、
    前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記プレートハウジング(52)内にねじ付け式に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  10. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記プレートハウジング(52)内に挟み留め式に設置されることを特徴とする、請求項1〜7の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  11. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記プレートハウジング(52)内に挟み留め式に設置され、
    前記シールプレートの前記外周壁(60)は、前記外側シール(66)と接触している外縁部(62)を有し、また、前記シールプレートの前記内周壁(68、268)は、前記内側シール(74、274)と接触している内縁部(70、270)を有し、
    前記外縁部(62)は、該外縁部(62)の全体に沿って延在すると共に内部に前記外側シール(66)が配置される外溝(64)を有し、
    また、前記内縁部(70、270)は、該内縁部(70、270)の全体に沿って延在すると共に内部に前記内側シール(74、274)が配置される内溝(72、272)を有し、
    前記ハンドリング器具(8)の各々において、該ハンドリング器具(8)の前記ベース(12)に設けられた前記プレートハウジング壁(256)は、肩部(287)を有し、
    前記シールプレートの前記内縁部(270)の前記内溝(272)内に収容された前記内側シール(274)は、前記肩部の内面(289)に接触し、それにより、前記シールプレート(50)を前記プレートハウジング(52)内に維持するようになっており、
    前記内側シール(274)は、前記内縁部(270)の前記溝(272)と前記肩部(287)の最大直径部分(291)との間で圧縮され、それにより、前記シールプレート(50)の組み付け/取り外しを可能にすることを特徴とする、請求項1に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  12. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、前記ハンドリング器具(8)の前記主部分(10)を取り囲む空間(98)であって、前記取付ねじ(38)の頭(42)によって一部が満たされている空間(98)を部分的に画定する内面(83)を有し、
    前記チャネル網(84、284)は、前記空間(98)と少なくとも1つのアクセスオリフィス(86)との間を連通させることができるように構成され、
    前記ハンドリング器具(8)の各々の前記主部分(10)内に設けられた前記アクセスオリフィス(86)が、前記シールプレート(50)の内面(83)によって部分的に画定されて前記ハンドリング器具(8)の前記主部分(10)を取り囲む空間(98)の内部に前記チャネル網(284)を介して圧力/真空を発生することができる加圧/真空発生手段を保持し、それにより、シールプレート(50)の組み付け/取り外しを行うことができることを特徴とする、請求項11に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  13. 前記ハンドリング器具(8)の各々用の前記シールプレート(50)は、ステンレス鋼製であることを特徴とする、請求項1〜12の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
  14. 各ハンドリング器具(8)用の前記外側および内側シール(66、74、274)の各々は、エラストマー材製であることを特徴とする、請求項1〜13の内のいずれか1項に記載の放射性物質の輸送/貯蔵用容器(1)。
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