JP2014228078A - 圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】上蓋を水没させるような場合にも、スタッドボルトの腐食を確実に防止できるようにした、圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造を提供する。【解決手段】胴体フランジ2aを有し、胴体フランジ2aに螺子穴2bを形成した胴体部2と、上蓋フランジ3aを有し、上蓋フランジ3aに貫通孔3bを形成した上蓋3と、上蓋フランジ3aの貫通孔3bを通って胴体フランジ2aの螺子穴2bに螺合され、胴体フランジ2aに上蓋フランジ3aを取り付けるスタッドボルト4と、を有して構成される圧力容器1に対して、スタットボルト4における上蓋フランジ3aの貫通孔3bから突出する部位にボルトキャップ7を被着し、胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に、これら胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙を覆って間隙を封止するシール部8を設けた、圧力容器1におけるスタッドボルト4の腐食防止構造。【選択図】図1
Description
本発明は、圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造に関する。
一般に沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器は、上蓋と胴体部とをそれぞれのフランジ部にスタッドボルトを取り付けることで接続し、圧力容器全体を密閉する構造となっている。
スタッドボルトは、その先端部と後端側とにそれぞれ雄ねじ部を形成したもので、胴体部に上蓋が被着された状態で上蓋フランジに形成された貫通孔に挿通され、先端部の雄ねじ部が胴体フランジの螺子穴に螺合されるようになっている。また、その状態で後端側が上蓋フランジの貫通孔から突出するので、突出した後端側の前記雄ねじ部にナットが取り付けられることにより、その締め付け力によって上蓋が胴体部に結合されるようになっている。
スタッドボルトは、その先端部と後端側とにそれぞれ雄ねじ部を形成したもので、胴体部に上蓋が被着された状態で上蓋フランジに形成された貫通孔に挿通され、先端部の雄ねじ部が胴体フランジの螺子穴に螺合されるようになっている。また、その状態で後端側が上蓋フランジの貫通孔から突出するので、突出した後端側の前記雄ねじ部にナットが取り付けられることにより、その締め付け力によって上蓋が胴体部に結合されるようになっている。
発電用原子炉は、年に1回の定期検査が法令で義務付けられている。また、定期検査以外にも、必要に応じて各種の検査や保守等が行われる。このような検査や保守等に際しては、特に炉内の点検や保守等を行う場合に、圧力容器では上蓋を取り外す開放作業を行う。また、炉内の点検等が終了した後には、上蓋を取り付ける閉鎖作業を行う。
ところで、このような圧力容器の上側、すなわち上蓋側には、使用済みの燃料集合体を保管するための使用済み燃料プールや、炉内から取り出した炉内構造物を保管するための機器プールが配置されている。そして、特殊な検査や保守等を行う場合には、例えばこれらプールの水などを圧力容器側に流し込み、上蓋を水没させることが考えられる。
その際、スタットボルトは特に上蓋フランジの貫通孔から突出した頭部が濡れるため、腐食するおそれがある。このようなスタットボルトの腐食を防止する方法としては、例えば特許文献1、特許文献2に示されるようなスタッドボルトねじ保護具を腐食防止用の保護キャップとして応用することが考えられる。
しかし、検査や保守等によっては、上蓋全体を水没させることも考えられる。また、上蓋を閉めた通常の状態で上蓋全体を水没させ、各機器の検査や保守等を行うことも考えられる。その場合には、前記したような上蓋フランジの頭部に被着される保護キャップだけでは、スタッドボルトの腐食を防止することができない。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上蓋全体を水没させるような場合にも、スタッドボルトの腐食を確実に防止できるようにした、圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造を提供することにある。
本発明の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造は、胴体フランジを有し、該胴体フランジに螺子穴を形成した胴体部と、上蓋フランジを有し、該上蓋フランジに貫通孔を形成した上蓋と、前記胴体部に前記上蓋が被着された状態で前記上蓋フランジの貫通孔を通って前記胴体フランジの螺子穴に螺合され、前記胴体フランジに前記上蓋フランジを取り付けるスタッドボルトと、を有して構成される圧力容器に対して、前記スタットボルトにおける前記上蓋フランジの貫通孔から突出する部位にボルトキャップを被着し、前記胴体フランジと前記上蓋フランジとの外周面に、これら胴体フランジと上蓋フランジとの間の間隙を覆って該間隙を封止するシール部を設けたことを特徴とする。
また、前記圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造において、前記シール部は、前記間隙を覆う防水テープと、該防水テープを覆って前記胴体フランジと前記上蓋フランジとの外周面に取り付けられた防水ラバーとを有していることが好ましい。
また、前記圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造において、前記ボルトキャップにはその天板部にボルト用孔が形成され、前記スタットボルトにはその頭部にボルト用螺子穴が形成され、前記ボルトキャップは、固定ボルトが前記ボルト用孔を通って前記スタットボルトのボルト用螺子穴に螺合させられることにより、前記スタットボルトに固定され、前記固定ボルトと前記ボルトキャップの天板部との間、および前記ボルトキャップ下端と前記上蓋フランジとの間に、それぞれパッキンが設けられていることが好ましい。
本発明の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造によれば、上蓋フランジの貫通孔から突出する部位にボルトキャップを被着しているので、スタッドボルトの頭部側が水に濡れたり、さらにこの頭部側から水が浸透してスタッドボルトの下端側が濡れるのを防止することができる。また、胴体フランジと上蓋フランジとの外周面に、これら胴体フランジと上蓋フランジとの間の間隙を覆って該間隙を封止するシール部を設けたので、前記間隙に水が浸入し、該間隙を貫通して該間隙内に露出するスタッドボルトが濡れるのを防止することができる。したがって、この腐食防止構造によれば、上蓋全体を水没させた場合にもスタッドボルトの腐食を確実に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造の一実施形態を示す側断面図であり、図1中符号1は原子炉圧力容器(以下、圧力容器と記す。)である。
図1は、本発明の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造の一実施形態を示す側断面図であり、図1中符号1は原子炉圧力容器(以下、圧力容器と記す。)である。
この圧力容器1は、有底円筒状の胴体部2と、この胴体部2に被着されてその上部開口を覆うドーム状の上蓋3とを有している。胴体部2には、その上部開口側の外周に胴体フランジ2aが形成され、上蓋3には、その下端部の外周に上蓋フランジ3aが形成されている。このような胴体部2と上蓋3とは、胴体部2に上蓋3が被着され、胴体フランジ2aに上蓋フランジ3aが載せられてこれらが当接させられた状態で、複数のスタットボルト4によって胴体部2に上蓋3が取り付けられている。
なお、圧力容器1の周辺部には、通常はその上側(上蓋3側)に、使用済みの燃料集合体を保管するための使用済み燃料プール5や、炉内から取り出した炉内構造物を保管するための機器プール6が配置されている。通常、上蓋3がついた状態で水没されることは無い。(燃料交換時等には、上蓋3が外れた状態で水没する。)しかし、特殊な検査や保守等を行う場合には、上蓋3がついた状態で水没されることがある。
このように上蓋3を水没させた場合、特にスタッドボルト4が水に濡れて腐食し易くなる。スタッドボルト4が腐食すると、胴体部2に対する上蓋3の取り付け強度が低下し、これらの間のシール性が低下して圧力容器1の気密が保たれなくなるおそれがある。また、極端な場合にはスタッドボルト4が外れなくなり、上蓋3を取り外す際にスタッドボルト4を切断せざるを得なくなることも考えられる。
そこで、本実施形態では、スタットボルト4の頭部4aにボルトキャップ7を被着し、さらに胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に、これら胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙を覆ってシール部8を設けている。
スタッドボルト4は、その取り付け構造を示す側断面図である図2(a)に示すように、先端部に第1雄ねじ部4bを形成し、前記頭部4a側に第2雄ねじ部4cを形成するとともに、該第2雄ねじ部4cより後端側(上端側)に平行溝を形成した平行溝部4dを形成し、さらに第1雄ねじ部4bと第2雄ねじ部4cとの間にこれら雄ねじ部4b、4cより一回り径が小さいシャンク部4eを形成したものである。
また、このスタッドボルト4には、その頭部4a側の軸心位置に、ボルト用螺子穴9がスタッドボルト4の上端面から下方に向けて形成されている。このボルト用螺子穴9には、ボルトキャップ7をスタッドボルト4に固定するための固定ボルト10が螺着している。なお、このボルト用螺子穴9は、固定ボルト10を外すことで、スタッドボルト4の伸び測定用の穴としても機能するようになっている。
そして、スタッドボルト4は、胴体部2に上蓋3が被着された状態でその先端側が上蓋フランジ3aに形成された貫通孔3bに挿通され、先端部の第1雄ねじ部4bが胴体フランジ2aの螺子穴2bに螺合されている。また、その状態で後端側(上端側)、すなわち頭部4aが上蓋フランジ3aの貫通孔3bより上側に突出し、この突出した頭部4aの第2雄ねじ部4cにナット11が取り付けられている。これにより、その締め付け力によって上蓋3が胴体部2に結合され、一体化されている。
このようなスタットボルト4には、その頭部4aにボルトキャップ7が被着されている。ボルトキャップ7は、図2(a)の要部拡大図である図2(b)に示すように有蓋略円筒状のもので、筒部12とこれの上部開口を覆う天板部13とを有して形成されている。筒部12は、下端側の大径部12aと、この大径部12aより上端側に形成された大径部12aより小径の小径部12bとによって形成されている。大径部12aはスタットボルト4を固定するための前記ナット11より一回り大きく形成され、これによってナット11に外挿してこれを収容する部位となっている。
小径部12bは、ナット11より上端側、すなわち第2雄ねじ部4cより上側に外挿して、これを収容する部位となっている。また、この小径部12bの外周面には、ボルトキャップ7を着脱する際などにこれを取り扱うための取っ手14aが設けられている。
ボルトキャップ7の天板部13にも、取っ手14bが設けられている。また、この天板部13には、その中心部に、前記固定ボルト10を挿通するためのボルト用孔13aが形成されている。
ボルトキャップ7の天板部13にも、取っ手14bが設けられている。また、この天板部13には、その中心部に、前記固定ボルト10を挿通するためのボルト用孔13aが形成されている。
ここで、ボルトキャップ7には、その下端縁、すなわち筒部12の下端に、Oリング等のパッキン15が設けられている。また、天板部13の外面(上面)の、ボルト用孔13aの周囲にも、Oリング等のパッキン16が設けられている。
そして、このボルトキャップ7は、前述したように固定ボルト10が天板部13のボルト用孔13aを通ってスタットボルト4のボルト用螺子穴9に螺合させられたことにより、スタットボルト4を被着した状態でこれに固定されている。
そして、このボルトキャップ7は、前述したように固定ボルト10が天板部13のボルト用孔13aを通ってスタットボルト4のボルト用螺子穴9に螺合させられたことにより、スタットボルト4を被着した状態でこれに固定されている。
その際、ボルトキャップ7の下端縁にはパッキン15が設けられているため、固定ボルト10の締め付けによってボルトキャップ7が上蓋フランジ3aの上面に押圧されることにより、この押圧力によってパッキン15が圧縮され、ボルトキャップ7の下端と上蓋フランジ3aとの間が確実にシールされる。また、天板部13のボルト用孔13aの周囲にもパッキン16が設けられているため、固定ボルト10の締め付けによってこの固定ボルト10の鍔部10aが天板部13の外面に押圧されることにより、この押圧力によってパッキン16が圧縮され、固定ボルト10とボルトキャップ7の天板部13との間が確実にシールされる。
なお、固定ボルト10は、ワイヤ17によってボルトキャップ7に取り付けられており、これによって固定ボルト10をスタッドボルト4から外し、ボルトキャップ7をスタッドボルト4から取り外した際、脱落したり紛失しないようになっている。
また、前記シール部8は、圧力容器の要部斜視図である図3(a)に示すように、胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面において、胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間を覆って設けられている。
すなわち、このシール部8は、シール部8の要部拡大断面図である図3(b)に示すように胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙18を覆って貼設された防水テープ19と、この防水テープ19を覆って胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に取り付けられた防水ラバー20とを有して構成されている。
すなわち、このシール部8は、シール部8の要部拡大断面図である図3(b)に示すように胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙18を覆って貼設された防水テープ19と、この防水テープ19を覆って胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に取り付けられた防水ラバー20とを有して構成されている。
防水テープ19は、例えばアクリル系の粘着テープや、アスファルト系、ブチルゴム系のテープなどからなるもので、図3(b)に示すように間隙18を覆った状態で胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとに貼設され、かつ図3(a)に示すように各フランジ2a、3aの周方向全周に貼設されている。このように間隙18を覆って防水テープ19を貼設することで、各フランジ2a、3aが水没しても、水が胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙18内に浸入することが防止される。
防水ラバー20は、塩化ビニル樹脂やウレタン樹脂、さらにはアスファルトに合成ゴムを混合した改質アスファルトなどのゴム状(ラバー状)のシートからなるもので、防水テープ19の幅全体を覆い、かつその全周を覆って各フランジ2a、3aの周方向全周に貼設されている。ただし、本実施形態においては、複数の防水ラバー20によって防水テープ19の全周を覆っている。すなわち、本実施形態の防水ラバー20は、各フランジ2a、3aの外周面全周の長さに対して1/4〜1/8程度の長さに形成されており、その両端部には水密・気密性の防水ファスナー21が取り付けられている。
このような構成により、4つ〜8つ程度の防水ラバー20を防水ファスナー21によってその長さ方向に繋げて一本の帯状にし、さらに各フランジ2a、3aの外周面の周方向に配してその両端を防水ファスナー21で連結する。これにより、防水テープ19の全周を覆って防水ラバー20を各フランジ2a、3aの外周面の周方向に配置することができる。防水ファスナー21としては、ダイビングスーツ等に用いられる水密・気密性のものが好適に用いられる。このような防水ファスナー21は、予め個々の防水ラバー20の両端にそれぞれ水密に取り付けておく。
また、防水ラバー20の裏面には、図3(b)に示すようにその幅方向の両側に防水性の粘着剤または接着剤22が設けられている。これにより、防水ラバー20は防水テープ19全体を覆って間隙18を二重にシールすることにより、間隙18に水が浸入するのを確実に防止することができる。
このような圧力容器1にあっては、前述したように特殊な検査や保守等を行う場合、上蓋3を水没させることが考えられる。
しかし、本実施形態のスタッドボルト4の腐食防止構造によれば、上蓋フランジ3aの貫通孔3bから突出する頭部4aにボルトキャップ7を被着しているので、スタッドボルト4の頭部4a側が水に濡れたり、さらにこの頭部4a側から水が浸透してスタッドボルト4の下端側が濡れるのを防止することができる。
しかし、本実施形態のスタッドボルト4の腐食防止構造によれば、上蓋フランジ3aの貫通孔3bから突出する頭部4aにボルトキャップ7を被着しているので、スタッドボルト4の頭部4a側が水に濡れたり、さらにこの頭部4a側から水が浸透してスタッドボルト4の下端側が濡れるのを防止することができる。
また、胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に、これら胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの間の間隙18を覆って該間隙18を封止するシール部8を設けたので、前記間隙18に水が浸入し、該間隙を貫通して該間隙内に露出するスタッドボルトが濡れるのを防止することができる。したがって、この腐食防止構造によれば、上蓋3を水没させた場合にもスタッドボルト4の腐食を確実に防止することができる。
また、シール部8を、間隙18を覆う防水テープ19と、該防水テープ19を覆って胴体フランジ2aと上蓋フランジ3aとの外周面に取り付けられる防水ラバー20とによって形成しているので、間隙18を二重にシールすることにより、間隙18に水が浸入するのを確実に防止することができる。
また、防水ラバー20については、複数(例えば4つ〜8つ)を防水ファスナー21によってその長さ方向に接続しているので、単に防水ファスナー21を閉めるだけで各防水ラバー20間を接続することができ、したがって防水ラバー20の取り付けを容易に行うことができ。
また、防水ラバー20については、複数(例えば4つ〜8つ)を防水ファスナー21によってその長さ方向に接続しているので、単に防水ファスナー21を閉めるだけで各防水ラバー20間を接続することができ、したがって防水ラバー20の取り付けを容易に行うことができ。
また、ボルトキャップ7については、固定ボルト10とボルトキャップ7の天板部13との間、およびボルトキャップ7の下端と上蓋フランジ3aとの間に、それぞれパッキン15(16)を設けているので、固定ボルト10を締め付けることによって直接的にあるいは間接的にパッキン15、16を圧縮することができるので、固定ボルト10と前記天板部13との間、およびボルトキャップ7の下端と上蓋フランジ3aとの間をそれぞれ確実にシールすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では本発明に係るスタットボルトの腐食防止構造を原子炉圧力容器に設けられるスタットボルトの取付構造に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、スタットボルトが取り付けられる圧力容器一般の構造に適用することができる。
例えば、前記実施形態では本発明に係るスタットボルトの腐食防止構造を原子炉圧力容器に設けられるスタットボルトの取付構造に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、スタットボルトが取り付けられる圧力容器一般の構造に適用することができる。
1…原子炉圧力容器(圧力容器)、2…胴体部、2a…胴体フランジ、2b…螺子穴、3…上蓋、3a…上蓋フランジ、3b…貫通孔、4…スタッドボルト、4a…頭部、7…ボルトキャップ、8…シール部、9…ボルト用螺子穴、10…固定ボルト、13…天板部、13a…ボルト用孔、15…パッキン、16…パッキン、18…間隙、19…防水テープ、20…防水ラバー
Claims (3)
- 胴体フランジを有し、該胴体フランジに螺子穴を形成した胴体部と、上蓋フランジを有し、該上蓋フランジに貫通孔を形成した上蓋と、前記胴体部に前記上蓋が被着された状態で前記上蓋フランジの貫通孔を通って前記胴体フランジの螺子穴に螺合され、前記胴体フランジに前記上蓋フランジを取り付けるスタッドボルトと、を有して構成される圧力容器に対して、
前記スタットボルトにおける前記上蓋フランジの貫通孔から突出する部位にボルトキャップを被着し、
前記胴体フランジと前記上蓋フランジとの外周面に、これら胴体フランジと上蓋フランジとの間の間隙を覆って該間隙を封止するシール部を設けたことを特徴とする圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造。 - 前記シール部は、前記間隙を覆う防水テープと、該防水テープを覆って前記胴体フランジと前記上蓋フランジとの外周面に取り付けられた防水ラバーとを有していることを特徴とする請求項1記載の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造。
- 前記ボルトキャップにはその天板部にボルト用孔が形成され、
前記スタットボルトにはその頭部にボルト用螺子穴が形成され、
前記ボルトキャップは、固定ボルトが前記ボルト用孔を通って前記スタットボルトのボルト用螺子穴に螺合させられることにより、前記スタットボルトに固定され、
前記固定ボルトと前記ボルトキャップの天板部との間、および前記ボルトキャップ下端と前記上蓋フランジとの間に、それぞれパッキンが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力容器におけるスタッドボルトの腐食防止構造。
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2013
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